JP7022955B2 - 飲食物及びスクリーニング方法 - Google Patents

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Description

本発明は、飲食物及びスクリーニング方法に関する。
近年、生活習慣の乱れや食生活の欧米化によって、高血圧、糖尿病及び高脂血症等の生活習慣病の患者が急速に増加している。最近では、生活習慣病を複数併せ持つ、動脈硬化のリスクが非常に高い状態のことをメタボリックシンドロームと呼び、その予防の重要性が指摘されている。メタボリックシンドロームの診断基準は、ウエストの周囲径を必須項目とするものである。メタボリックシンドロームの要因は、肥満の中でも特に内臓脂肪型肥満にその原因があるとされている。
内臓脂肪型肥満は、脂肪を多く含む食品等の過食や運動不足によって内臓脂肪が過剰に蓄積し、内臓脂肪面積が100cm以上に達した肥満のことをいい、脂肪が皮下に蓄積した皮下脂肪型肥満とは区別される。内臓脂肪が蓄積する場所は、主に腸間膜であり、腹部CTスキャン計測や電気インピーダンス計測を行えば、内臓脂肪の蓄積量を内臓脂肪面積として正確に判定することが可能である。
内臓脂肪型肥満では、内臓脂肪の蓄積とともに、内臓で増殖した脂肪細胞が高血圧の原因物質(アンジオテンシノーゲン、レプチン)、糖尿病の原因物質(TNF-α)、高脂血症の原因物質(遊離脂肪酸)、心筋梗塞の原因物質(PAI-1)等を分泌し、これらが血中に放出されるためにメタボリックシンドロームの各症状を導くことになる。
内臓脂肪型肥満及びメタボリックシンドロームは、初期であれば、各自が食生活や日常の習慣等を見直すことで、自ら発症を予防し、改善できる。このため、これらの治療は、食事療法及び運動療法が基本となる。
食事療法及び運動療法によって内臓脂肪型肥満及びメタボリックシンドロームを治療するには、医師や栄養士の指導の下、患者に合った治療計画を立てる必要があり、長期的に体質を変えていくことに主眼が置かれる。また、長期間にわたって低脂肪食、低ショ糖食、低カロリー食及び高繊維食等を心がける必要がある。さらに、このような食事を長期的に摂取した場合であっても、このような食事は、内臓脂肪を積極的に減らすものではないから、摂取量が多ければ治療及び予防の効果は期待できない。
また、近年、内臓脂肪低下効果を有する機能性食品が開発されている。例えば、特許文献1には、根を取り除いた発芽エンドウを、高脂血症を発症しているラットに長期間摂取させることで、内臓脂肪の蓄積を効果的に抑制することが報告されている。また、非特許文献1には、玄米を2ヶ月間摂取すると、体重、腹囲(内臓脂肪)、血圧、コレステロールが有意に低下したことが報告されている。また、食事を玄米から白米に戻すことでその効果は消失することも報告されている。それは、食後血糖の上昇、インスリン分泌が緩やかになることによるものと推察されている。
しかしながら、特許文献1の発芽エンドウ及び非特許文献1の玄米は、それ単独で摂取されているところ、実際の食事においては複数の品目を同時に摂取することが通常である。このように、複数の品目を同時に摂取する場合、必然的に摂取量全体におけるエネルギーのカロリー量等が多くなってしまう。特に、嗜好性や栄養バランス等を考慮すると、摂取量全体において一定量のエネルギーのカロリー量等が求められる。しかしながら、特許文献1の発芽エンドウ及び非特許文献1の玄米のように単独で内臓脂肪低減効果が期待される食品であっても、他の食品と組み合わせて摂取して摂取量全体におけるエネルギーのカロリー量等が多くなってしまうと、所望の内臓脂肪低減効果を得られないことが懸念されていた。そのため、単独で内臓脂肪低減効果が期待される食品については、低カロリー、低タンパク質量、低脂質量、低炭水化物量、及び低塩分のような食品と組み合わせて摂取されていたが、上述のとおり、嗜好性や栄養バランスの観点からは、一定量のカロリー量等が求められる場合があるため、なお改良の余地があった。
特開2008-169147号広報
第53回日本糖尿病学会年次学術集会(2010年 岡山),白米および玄米の内臓脂肪および糖脂質代謝におよぼす介入効果:BRAVO研究,(Brown Rice and Visceral Fat Obesity in Okinawa).糖尿病、53:S170(2010).
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたものであり、一定のカロリー量、タンパク質量、脂質量、炭水化物量、及び塩分量を有しながらも内臓脂肪を低減させることができる飲食物及びスクリーニング方法を提供することを目的とする。
本発明者らは、上述した課題を解決するために鋭意検討を重ねた。その結果、食物繊維3g以上(うちβ-グルカンを1g以上を含む)を含む飲食物であれば、比較的高いカロリー、脂肪分及び塩分を有するものであっても、内臓脂肪を低減させることができることを見出し、本発明を完成するに至った。具体的に、本発明は、以下のものを提供する。
(1)本発明の第1の発明は、内臓脂肪低下用飲食物であって、前記飲食物中に含まれる、エネルギーの総量が350kcal以上1000kcal以下、タンパク質の総量が10g以上40g以下、脂質の総量が5g以上30g以下、炭水化物の総量が35g以上200g以下、ナトリウムの総量が1g以上4.5g以下、かつ、食物繊維の総量が3g以上30g以下であり、前記食物繊維中のβ-グルカンの総量が1g以上である内臓脂肪低下用飲食物である。
(2)本発明の第2の発明は、第1の発明において、大麦を含む、内臓脂肪低下用飲食物である。
(3)本発明の第3の発明は、内臓脂肪を低減させる飲食物又は成分のスクリーニング方法であって、1食あたりのエネルギーの総量が350kcal以上1000kcal以下、タンパク質の総量が10g以上40g以下、脂質の総量が5g以上30g以下、炭水化物の総量が35g以上200g以下、かつ、ナトリウムの総量が1g以上4.5g以下である被験飲食物を被験者に摂取させる摂取工程と、摂取後に、前記被験者の内臓脂肪量を測定する測定工程と、測定結果に基づいて、前記被験飲食物又は前記被験飲食物中の成分を、内臓脂肪を低減させる候補飲食物又は候補成分として選択する選択工程と、を含む、スクリーニング方法である。
(4)本発明の第4の発明は、第3の発明において、前記被験飲食物は、食物繊維の総量が3g以上30g以下であり、前記食物繊維中のβ-グルカンの総量が1g以上である、請求項3に記載のスクリーニング方法である。
本発明の飲食物は、比較的高いカロリー、タンパク質量、脂質量、炭水化物量、及び塩分を有していても、内臓脂肪を低減させることができる。
実施例1、実施例2、比較例1及び比較例2における有効被験者の内臓脂肪面積の推移 実施例1、実施例2、比較例1及び比較例2における女性の有効被験者の内臓脂肪面積の推移
以下、本発明の具体的な実施形態(以下「本実施の形態」という)について詳細に説明する。なお、本発明は、以下の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的の範囲内において適宜変更を加えて実施することができる。
≪1.飲食物≫
本実施の形態に係る飲食物は、その飲食物中に含まれる、エネルギーの総量が350kcal以上1000kcal以下、タンパク質の総量が10g以上40g以下、脂質の総量が5g以上30g以下、炭水化物の総量が35g以上200g以下、ナトリウムの総量が1g以上、かつ、食物繊維の総量が3g以上30g以下であり、食物繊維中のβ-グルカンの総量が1g以上である。飲食物が、食物繊維3g以上(うちβ-グルカンを1g以上を含む)を含むことにより、比較的高いカロリー、タンパク質量、脂質量、炭水化物量、及び塩分量を有する飲食物であっても、摂取者の内臓脂肪を低減させることができる。
ここで、「飲食物」とは、ヒトが経口的に摂取し得る飲食物であって、食料、飲料又はそれらと同時に経口的に摂取するものをいう。発明における飲食物は、単一の飲食組成物で構成してもよく、2つ以上の飲食組成物で構成してもよい。また、本発明における飲食物は、品目単位で構成してもよい。飲食物を構成する構成飲食物の品目数は限定されず、例えば、1品であってもよく、2品以上であってもよい。なお、品目の数の単位は、食材(例えば、農産物の種類)の数を基準として数えることができる。
また、「食料」とは、主食、副食、甘味等、経口的にヒトが食することのできるものをいい、食材そのもの又は食材を調理したものをいう。「食材」とは、食料の材料となるものをいい、より具体的には、例えば、肉類、魚介類、野菜類、調味料類等をいう。
また、「飲食物」の主食、副食、甘味、飲料等の数としては、特に制限されず、それらのうち少なくとも1種から構成されるものであればよい。具体的には、例えば、主食1品から構成されるものであってもよく、主食1品と副食数品から構成されるセットであってもよい。
β-グルカンとしては、特に限定されない。その結合位置については、代表的にはβ1-3型の結合、β1-4型の結合、β1-6型の結合で連なった多糖が挙げられる。
飲食物の全構成飲食物のエネルギーの総量(例えば、1食あたりの総量)は、350kcal以上である。また、エネルギーの総量としては、400kcal以上であることが好ましく、450kcal以上であることがより好ましく、550kcal以上であることがさらに好ましく、600kcal以上であることが特に好ましい。エネルギーの総量が過大であると、内臓脂肪低減効果を得られにくい。これに対し、本発明は、エネルギーの総量が350kcal以上であっても、内臓脂肪低減効果を得ることができる。また、エネルギーの総量が350kcal以上であることによって、脂質や糖質も多くなるため、飲食物は、嗜好性及び内臓脂肪低減効果を有するものとなる。
飲食物の全構成飲食物のエネルギーの総量(例えば、1食あたりの総量)の上限値は、1000cal以下である。また、エネルギーの総量の上限値としては、900kcal以下であることが好ましく、850kcal以下であることがより好ましく、800kcal以下であることがさらに好ましく、720kcal以下であることが特に好ましい。エネルギーの総量が1000kcal以下であることによって、過剰なカロリー摂取量を抑制し、β-グルカンその他食物繊維を含む大麦、玄米の内臓脂肪低減効果を効果的に発現させることができる。
ここで、エネルギーの総量は、食品表示基準(平成27年内閣府令第10号)によるエネルギー換算係数:たんぱく質,4;脂質,9;炭水化物,4により、たんぱく質、脂質、炭水化物の実測値から求めた計算値である。
飲食物の全構成飲食物のタンパク質の総量(例えば、1食あたりの総量)は、10g以上である。また、タンパク質の総量としては、12g以上であることが好ましく、14g以上であることがより好ましく、17g以上であることがさらに好ましく、20g以上であることが特に好ましい。タンパク質の総量が過大であると、内臓脂肪低減効果を得られにくい。これに対し、本発明は、タンパク質の総量が10g以上であっても、内臓脂肪低減効果を得られることができる。また、タンパク質の総量が10g以上であることにより、飲食物は、嗜好性及び内臓脂肪低減効果を有するものとなる。
飲食物の全構成飲食物のタンパク質の総量(例えば、1食あたりの総量)の上限値は、40g以下である。また、タンパク質の総量の上限値としては、38g以下であることが好ましく、36g以下であることがより好ましく、34g以下であることがさらに好ましく、32g以下であることが特に好ましい。タンパク質の総量が40g以下であることにより、β-グルカンその他食物繊維を含む大麦、玄米の内臓脂肪低減効果を効果的に発現させることができる。
ここで、タンパク質の総量は、全構成飲食物を、主食、副食、飲料に分け、それぞれをケルダール法で窒素を測定して合計したものである。ここで、窒素・たんぱく質換算係数は6.25とした(ただし、米は5.95、大麦は5.83)。
飲食物の全構成飲食物の脂質の総量(例えば、1食あたりの総量)は、5g以上である。また、脂質の総量としては、7g以上であることが好ましく、9g以上であることがより好ましく、12g以上であることがさらに好ましく、15g以上であることが特に好ましい。脂質の総量が過大であると、内臓脂肪低減効果を得られにくい。これに対し、本発明は、脂質の総量が5g以上であっても、内臓脂肪低減効果を得られることができる。また、脂質の総量が5g以上であることにより、飲食物は、嗜好性及び内臓脂肪低減効果を有するものとなる。
飲食物の全構成飲食物の脂質の総量(例えば、1食あたりの総量)の上限値は、30g以下である。また、脂質の総量の上限値としては、26g以下であることが好ましく、24g以下であることがより好ましく、21g以下であることがさらに好ましく、18g以下であることが特に好ましい。脂質の総量が30g以下であることにより、過剰な脂質の摂取量を抑制し、β-グルカンその他食物繊維を含む大麦、玄米の内臓脂肪低減効果を効果的に発現させることができる。
ここで、脂質の総量は、全構成飲食物を、主食、副食、飲料に分け、それぞれを酸分解法又はソックスレー抽出法で求めて合計したものである。
飲食物の全構成飲食物の炭水化物の総量(例えば、1食あたりの総量)は、35g以上である。また、炭水化物の総量としては、40g以上であることが好ましく、45g以上であることがより好ましく、50g以上であることがさらに好ましく、55g以上であることが特に好ましい。炭水化物の総量が過大であると、内臓脂肪低減効果を得られにくい。これに対し、本発明は、炭水化物の総量が35g以上であっても、内臓脂肪低減効果を得られることができる。また、炭水化物の総量が35g以上であることにより、飲食物は、嗜好性及び内臓脂肪低減効果を有するものとなる。
飲食物の全構成飲食物の炭水化物の総量(例えば、1食あたりの総量)の上限値は、200g以下である。また、炭水化物の総量の上限値としては、180g以下であることが好ましく、160g以下であることがより好ましく、150g以下であることがさらに好ましく、140g以下であることが特に好ましい。炭水化物の総量が200g以下であることにより、過剰な炭水化物の摂取量を抑制し、β-グルカンその他食物繊維を含む大麦、玄米の内臓脂肪低減効果を効果的に発現させることができる。
ここで、炭水化物の総量は、全構成飲食物を、分析法は、それぞれを主食、副食、飲料に分けて、食品表示基準(平成27年内閣府令第10号)による計算式:100-(水分+たんぱく質+脂質+灰分)によって求め、合計したものである。
飲食物の全構成飲食物のナトリウムの総量(例えば、1食あたりの総量)は、1g以上である。また、ナトリウムの総量としては、1.1g以上であることが好ましく、1.2g以上であることがより好ましく、1.3g以上であることがさらに好ましく、1.4g以上であることが特に好ましい。ナトリウムの総量が過大であると、内臓脂肪低減効果を得られにくい。これに対し、本発明は、ナトリウムの総量が1g以上であっても、内臓脂肪低減効果を得られることができる。また、ナトリウムの総量が1g以上であることにより、塩分が高くなるため、飲食物は、嗜好性及び内臓脂肪低減効果を有するものとなる。
飲食物の全構成飲食物のナトリウムの総量(例えば、1食あたりの総量)の上限値は、4.5g以下である。また、ナトリウムの総量の上限値としては、4g以下であることが好ましく、3.5g以下であることがより好ましく、3g以下であることがさらに好ましく、2.5g以下であることが特に好ましい。ナトリウムの総量が4.5gであることにより、過剰な塩分の摂取を抑制し、高血圧等を抑制できる。
ここで、ナトリウムの総量は、全構成飲食物をそれぞれの構成食材に分け、食品成分表(5訂)を用いて使用量から算出したものである。
飲食物の全構成飲食物のβ-グルカンの総量(例えば、1食あたりの総量)は、1g以上である。また、β-グルカンの総量としては、1.2g以上であることが好ましく、1.4g以上であることがより好ましく、1.6g以上であることがさらに好ましく、2g以上であることが特に好ましい。β-グルカンの総量が1g以上であることにより、脂肪の蓄積を促すインスリンを減らし、上記のように一定のカロリー量、タンパク質量、脂質量、炭水化物量、及び塩分量を有しながらも内臓脂肪低減効果を得ることができる。
飲食物の全構成飲食物のβ-グルカンの総量(例えば、1食あたりの総量)の上限値としては特に限定されるものではないが、6g以下であることが好ましく、5g以下であることがより好ましく、4.5g以下であることがさらに好ましく、4g以下であることが特に好ましい。β-グルカンの総量が6g以下であることにより、嗜好性を保ったまま、内臓脂肪面積を低減させることができる。
ここで、β-グルカンの総量は、全構成飲食物を主食、副食に分け、メガザイム社製の酵素法によって、測定したものである。
飲食物に対するβ-グルカンの供給方法としては、特に限定されるものではないが、β-グルカンを含有する食材を用いることができる。また、有機化学的に合成したもの、微生物の発酵によるもの、天然物から抽出されたもの、及びそれらを精製したもの等を添加することもできる。
β-グルカンを含有する食材としては、特に限定されるものではないが、具体的には例えば、しいたけやまいたけ等のキノコ類、パン酵母等の酵母類、オーツ麦や大麦等の麦類等が挙げられる。また、β-グルカンを含有するように品種改良又は調整した食材を用いてもよい。その中でも、大麦を用いるのが好ましい。
飲食物の全構成飲食物の食物繊維の総量(例えば、1食あたりの総量)としては、3g以上である。また、食物繊維の総量としては、3.5g以上であることが好ましく、4g以上であることがより好ましく、4.5g以上であることがさらに好ましく、5g以上であることが特に好ましい。食物繊維の総量が3g以上であると、β-グルカンとの相乗効果により、高い内臓脂肪低減効果を得ることができる。また、コレステロールの吸収を抑制する効果や腸を活性化させる効果が得られる。なお、「食物繊維の総量」とは、上述のβ-グルカンの総量も含む量をいう。
飲食物の全構成飲食物の食物繊維の総量(例えば、1食あたりの総量)の上限値は、30g以下である。また、食物繊維の総量の上限値としては、28g以下であることが好ましく、26g以下であることがより好ましく、23g以下であることがさらに好ましく、20g以下であることが特に好ましい。食物繊維の総量が30g以下であると、脂質代謝や糖代謝を改善する効果が得られ、腸内の不快感も抑制できる。
ここで、食物繊維の総量は、全構成飲食物を主食、副食、飲料に分け酵素-重量法で測定して、合計したものである。なお、50%大麦ごはんについてはメガザイム社の酵素を用いて測定するものである。その他についてはシグマーアルドリッチ社の酵素を用いて測定した。
飲食物は、その他の成分を含有することができる。例えば、ポリフェノール、カロテノイド、ナトリウム以外のミネラル等を含有することができる。
本発明の飲食物における主食としては、特に限定されるものではなく、飯類、パン類、麺類等が挙げられる。これらは、単一の品目(食材)から構成されるであっても、複数の品目(食材)から構成されるものであってもよい。飯類としては、飯類を主とするものであれば特に限定されるものではなく、具体的には、例えば、米飯、麦飯、キビ亜科の穀物飯、その他の雑穀飯等、穀物類のみを含むものに限られず、炊き込みご飯、混ぜご飯、おこわ、炒飯、寿司、鰻丼、天丼、親子丼、カツ丼、牛丼、おにぎり、茶漬け、雑炊、カレー等の各種米料理等が挙げられる。パン類としては、パン類を主とするものであれば特に限定されるものではなく、具体的には、例えば、菓子パン、コッペパン、バターロール、食パン、米粉パン、乾パン、保存パン、堅パン、揚げパン、バゲット、クロワッサン、ブリオッシュ、ブレーツェル、ロゼッタ、ベーグル、トルティーヤ、フォッカッチャ、スコーン、イングリッシュ・マフィン、デニッシュ、ナーン、ピザ、ハンバーガー、饅頭等が挙げられる。麺類としては、麺類を主とするものであれば特に限定されるものではなく、具体的には、例えば、うどん、そば、ひやむぎ、素麺、沖縄そば、中華麺、烙麺、パスタ、葛切り、ビーフン、フォー、缶詰麺、糸こんにゃく、冷麺、春雨等が挙げられる。
本発明の飲食物における「副食」とは、「惣菜」又は「おかず」ともいい、食事に際し、上述した主食以外に摂取する食物の総称をいう。副食としては、特に限定されるものではないが、例えば、肉料理、魚料理、卵料理、野菜料理等が挙げられる。これらは、単一の品目(食材)から構成されるであっても、複数の品目(食材)から構成されるものであってもよい。それぞれの調理法も、特に限定されるものではなく、焼き物、揚げ物、炒め物、煮物等が挙げられる。また、副食としては、汁物を含むこともできる。
肉料理としては、具体的には、例えば、ステーキ、ハンバーグ、カツレツ、シュウマイ、餃子、ピカタ、唐揚げ等が挙げられる。魚料理としては、具体的には、例えば、煮魚、ムニエル、刺身等が挙げられる。卵料理としては、ゆで卵、卵焼き、オムレツ等が挙げられる。野菜料理としては、野菜を主とする料理であれば特に限定されるものではなく、具体的には、例えば、野菜炒め、野菜煮、お浸し、サラダ、漬物等が挙げられる。また、肉、魚、卵、野菜等のうち、2種以上を主とする炒め物や煮物等の料理等であってもよい。汁物としては、特に限定されないが、具体的には、例えば、味噌汁、吸い物、すまし汁、潮汁、冷汁、とん汁、けんちん汁、雑煮、スープ等が挙げられる。
本発明の飲食物における飲料としては、食事の際に摂取し得るものであれば特に限定されるものではないが、水、茶飲料、清涼飲料、炭酸飲料、酒類等が挙げられる。これらは、単一の品目(食材)から構成されるであっても、複数の品目(食材)から構成されるものであってもよい。
飲食物の提供方法としては、特に限定されるものではなく、具体的には、例えば、食器に盛り付けて提供することができ、また、容器詰の弁当として提供することもできる。
飲食物を盛り付ける食器としては、特に限定されるものではなく、例えば、陶器製、金属製、樹脂製、木製、セラミックス製、紙製等を用いることができる。
飲食物の摂取期間としては、特に限定されるものではないが、30日以上であることが好ましく、40日以上であることがより好ましく、50日以上であることがさらに好ましい。30日以上の長期間にわたって飲食物を摂取することで、内臓脂肪を効果的に低減させることができる。摂取期間の上限値としては、例えば、1年以下(6ヶ月以下、3ヶ月以下等)に設定してもよい。
飲食物の摂取頻度としては、特に限定されるものではないが、上述の摂取期間のうち、40%以上の日数摂取することが好ましく、50%以上の日数摂取することがより好ましく、60%以上の日数摂取することがさらに好ましい。40%以上の日数摂取することで、内臓脂肪を効果的に低減させることができる。摂取頻度の上限値としては、例えば、90%以下に設定してもよい。
飲食物の摂取時間としては、特に限定されるものではない。例えば、朝食、昼食又は夕食として1日1食以上摂取することができる。
≪2.スクリーニング方法≫
本実施の形態に係るスクリーニング方法は、内臓脂肪を低減させる飲食物又は成分のスクリーニング方法であって、エネルギーの総量が350kcal以上1000kcal以下、タンパク質の総量が10g以上40g以下、脂質の総量が5g以上30g以下、炭水化物の総量が35g以上200g以下、食物繊維の総量が3g以上30g以下、かつ、ナトリウムの総量が1g以上4.5g以下である被験飲食物を被験者に摂取させる摂取工程と、摂取後に、内臓脂肪量を測定する測定工程と、測定結果に基づいて、被験飲食物又は被験飲食物中の成分を、内臓脂肪を低減させる候補飲食物又は候補成分として選択する選択工程とを含む、スクリーニング方法である。これにより、一定のカロリー量、タンパク質量、脂質量、炭水化物量、及び塩分量を有しながらも内臓脂肪を低減させることができる飲食物、又はこのような飲食物中における内臓脂肪を低減させることができる成分のスクリーニングが可能である。上記の各成分の総量は、例えば、一食あたりの総量であってもよい。
<摂取工程>
摂取工程は、エネルギーの総量が350kcal以上1000kcal以下、タンパク質の総量が10g以上40g以下、脂質の総量が5g以上30g以下、炭水化物の総量が35g以上200g以下、食物繊維の総量が3g以上30g以下、かつ、ナトリウムの総量が1g以上4.5g以下である被験飲食物を被験者に摂取させる工程である。
被験飲食物とは、スクリーニングの試験対象の飲食物のことを指す。被験飲食物としては、上述した飲食物と同様のものを用いることができるが、β-グルカン及び食物繊維は含有しなくてもよい。
一方で、被験飲食物として、食物繊維の総量を3g以上30g以下、及びこの食物繊維中のβ-グルカンの総量を1g以上さらに含有したものを用いることもできる。この場合、被験飲食物又は被験飲食物中の成分と、β-グルカンとの併用効果を確認することができる。なお、これらを含有する場合、その含有量は、上述の飲食物と同様とすることができる。
被験者の人数としては、特に限定されるものではないが、一群あたりの被験者数が、15人以上であることが好ましく、20人以上であることがより好ましく、30人以上であることがさらに好ましい。大麦を用いたパイロット試験より、40人以上であると、統計学的に信頼性が高いことが分かっている。また、被験者の人数の上限値としては、一群あたりの有効被験者数が、例えば、100人以下としてもよい。なお、「被験者数」とは、所定の試験期間中、所定の頻度で飲食物を摂取した被験者のことをいう。
被験飲食物又は被験飲食物中の成分としては、特に限定されるものではなく、内臓脂肪低減効果が予測されるものを含有させることができる。
<測定工程>
測定工程は、摂取後に、被験者の内臓脂肪量を測定する工程である。
内臓脂肪の測定方法は、特に限定されるものではいが、例えば、パナソニック社製、内臓脂肪計EW-FA90(腹部生体インピーダンス法による計測機)を用いて、所定の条件で測定することができる。
試験期間は、特に限定されるものではないが、30日以上であることが好ましく、40日以上であることがより好ましく、50日以上であることがさらに好ましい。30日以上の長期間にわたって試験を行うことで、内臓脂肪を低減できる構成飲食物を正確に特定することができる。摂取期間の上限値としては、例えば、1年以下(6ヶ月以下、3ヶ月以下等)に設定してもよい。
試験における摂取頻度としては、特に限定されるものではないが、上述の試験期間のうち、40%以上の日数摂取することが好ましく、50%以上の日数摂取することがより好ましく、60%以上の日数摂取することがさらに好ましい。40%以上の日数摂取することで、内臓脂肪を低減できる構成飲食物を正確に特定することができる。摂取頻度の上限値としては、例えば、90%以下に設定してもよい。
<選択工程>
測定工程は、内臓脂肪の測定結果に基づいて、被験飲食物又は被験飲食物中の成分を、内臓脂肪を低減させる候補飲食物又は候補成分として選択する工程である。
選択方法は、特に限定されるものではないが、試験期間の経過に従い、一被験者において、被験飲食の摂取前後の内臓脂肪面積を比較し、内臓脂肪面積が減少するか否かで判断できる。また、内臓脂肪効果を奏さないネガティブコントロールと比較し、内臓脂肪面積が減少するか否かを基準にして判断してもよい。内臓脂肪効果を奏することがあらかじめわかっているポジティブコントロールと比較し、内臓脂肪面積が同程度減少又はそれ以上減少するか否かを基準にして判断してもよい。
また、例えば、それぞれ異なる被験飲食物又は被験飲食物中の成分を添加した、複数の群を設け、それらの結果を比較することもできる。群の数としては、特に限定されるものではなく、例えば、4群以上としてもよい。また、その中の1つの群として、他の全ての被験飲食物又は被験飲食物中の成分を含む群を設けることもできる。
<その他の工程>
本発明のスクリーニング方法は、上述で述べた工程の他に、任意の工程を有してもよい。例えば、上述の内臓脂肪を低減させる候補飲食物又は内臓脂肪を低減させる成分について、さらに、内臓脂肪の低減効果を奏するか否かを確認する工程を有してもよい。
以下、実施例を示して本発明をより具体的に説明するが、本発明は以下の実施例に何ら限定されるものではない。
内臓脂肪が高めの被験者計159人を、無作為に、群1(実施例1)に40人、群2(実施例2)に40人、群3(比較例1)に39人、群4(比較例2)に40人と分けた。それぞれの群ごとに異なる弁当を、昼食として、被験者に、12週間のうちの平日(土曜日、日曜日及び祝日を除く、月曜日から金曜日のことをいう)57日間、摂取させた。試験期間57日の全日数中80%の日数(土曜日、日曜日及び祝日を含む12週間のうち約54%の日数)以上、弁当を摂取できた被験者を有効被験者とした。ここで、この弁当は、主食としてのご飯、副食として主菜と副菜2品、茶飲料からなるものである。それぞれの群ごとに、主食、副食及びお茶のいずれか又は全てに機能性食品を使用した弁当を供給し、その効果を確認した。表1に、それぞれの群の被験者に摂取させた弁当の内容を示す。また、表2に、初日から20日間の副食(主菜と副菜2品)の内容を例示する。さらに、表3に、それぞれの群の被験者に摂取させた弁当に含まれる栄養価を示す。
〔実施例1〕
群1の被験者には、ご飯としてそれぞれ一日置きになるようβ-グルカンを含む大麦を50%添加した白米と玄米を交互に(週の平日5日のうち、50%大麦が3日、玄米が2日)、おかずとして普通の野菜を使用したおかずを、茶飲料としてカテキン類を含有しない麦茶を摂取させた。群1の被験者のうち、試験期間全日数中80%の日数以上、弁当を摂取できた被験者は35人であった。
〔実施例2〕
群2の被験者には、ご飯としてそれぞれ一日置きになるようβ-グルカンを含む大麦を50%添加した白米と玄米を交互に(週の平日5日のうち、50%大麦が3日、玄米が2日)、おかずとしてカロテノイドの一種であるルテインを豊富に含む機能性野菜を使用したおかずを、茶飲料としてべにふうき緑茶抽出液を凍結乾燥して得られる粉末緑茶を摂取させた。群2の被験者のうち、試験期間全日数中80%の日数以上、弁当を摂取できた被験者は34人であった。
〔比較例1〕
群3の被験者には、ご飯として白米を、おかずとして普通の野菜を使用したおかずを、茶飲料としてべにふうき緑茶抽出液を凍結乾燥して得られる粉末緑茶を摂取させた。群3の被験者のうち、試験期間全日数中80%の日数以上、弁当を摂取できた被験者は31人であった。
〔比較例2〕
群4の被験者には、ご飯として白米を、おかずとしてカロテノイドの一種であるルテインを豊富に含む機能性野菜を使用したおかずを、茶飲料としてカテキン類を含有しない麦茶を摂取させた。群4の被験者のうち、試験期間全日数中80%の日数以上、弁当を摂取できた被験者は37人であった。
Figure 0007022955000001
Figure 0007022955000002
Figure 0007022955000003
<測定結果>
摂取開始時、摂取開始から6週間後及び摂取開始から12週間後に、有効被験者の内臓脂肪面積を測定した。
実施例及び比較例被験者全体において、摂取開始前と比較して、内臓脂肪が、摂取開始から6週で-8.50cm(p=0.009)、12週で-8.98cm(p=0.017)と、臨床的にも統計的にも有意であった。そのうち、実施例1(群1)及び実施例2(群2)では、比較例1(群3)及び比較例2(群4)より、内臓脂肪減少の効果が高かった。
次いで、測定開始時に内臓脂肪の中央値が127cm未満の各群の有効被験者について、部分解析を行った。図1に、実施例1、実施例2、比較例1及び比較例2における、測定開始時にこのような被験者の内臓脂肪面積の推移を示す。β-グルカンを摂取した群1(実施例1)及び群2(実施例2)の被験者は、β-グルカンを摂取しなかった群3(比較例1)及び群4(比較例2)の被験者に比べて、-7.91cmも少なくなり、略有意に内臓脂肪が減少することがわかった(多重性調整後p=0.053)。
さらに、測定開始時に内臓脂肪の中央値が127cm未満の各群の有効被験者のうち、女性の被験者について、部分解析を行った。図2に、実施例1、実施例2、比較例1及び比較例2における、このような被験者の内臓脂肪面積の推移を示す。女性の被験者について、β-グルカンを摂取した群1(実施例1)及び群2(実施例2)の被験者は、β-グルカンを摂取しなかった群3(比較例1)及び群4(比較例2)の被験者に比べて、-14.7cmも少なくなり、特に有意に内臓脂肪が減少することがわかった(多重性調整後p=0.012)。

Claims (2)

  1. 内臓脂肪低下用飲食物であって、
    前記飲食物中に含まれる、
    エネルギーの総量が600kcal以上1000kcal以下、
    タンパク質の総量が10g以上40g以下、
    脂質の総量が15g以上30g以下、
    炭水化物の総量が35g以上200g以下、
    ナトリウムの総量が1.4g以上4.5g以下、かつ、
    食物繊維の総量が3g以上30g以下であり、
    前記食物繊維中のβ-グルカンの総量が1g以上である
    内臓脂肪低下用飲食物。
  2. 大麦を含む、請求項1に記載の内臓脂肪低下用飲食物。
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