JP7022876B2 - 構造物の表面に重量物を接合する接着方法 - Google Patents

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Description

本発明は、道路面・駐車場路面・建築物の基礎上面・コンクリート土木建造物の側壁面・廊下路面・屋外コンクリート構造体上面又は機械設置台等の構造物の表面に、重量ある車止めコンクリートブロック・彫刻物・外壁ブロック・金属彫刻物・電気装置・金属筺体・ポスト・門柱等の重量物を接着剤で固定又は固着する技術である。特に、被接合面が傾斜しているもの・その表面に凹凸又は波形の粗い面においても迅速且つ確実に接着できる技術である。又、固定用杭・ボルトの貫通孔の穿孔作業・杭打ち・接着剤又はモルタルの流し込み等の作業も不要として迅速且つ強固に接着剤で接着できる方法に関する。
従来の駐車場の路面はアスファルトによって又はコンクリートによって舗装された道路面が多く、これにコンクリート製の車止めブロックを固定する場合、コンクリート製車止めブロック及びこれを設置する地面のコンクリート路面・アスファルト路面位置の2個所に貫通した110mm程の長さの杭穴をあけて、同杭穴に接着剤を注入した後車止めブロックに穿孔した杭穴に長尺の頭付アンカーボルトを頭が下方になるように下方から挿入し、その頭付アンカーボルトの下部がブロック底面から下方に突出する位置で、その杭穴の上下でナットを螺着して本締めして固着するとともに、車止めブロックの底面から長く突出した頭付アンカーボルト部分を路面に設けた杭穴内に差し込んで、同アンカーボルト及びその頭を路面の杭穴内の接着剤に漬けて硬化させて固着する。最後に車止めブロックの杭穴の上部に蓄光性キャップを嵌合して取付ける工程によって車止めブロックを路面に固定するアンカーボルト止め工法が使用されている(図1参照)。特許文献1には、アンカーボルトをナットで連結し、路面側に固定する工法が開示されている。
又、従来、他の方法としてコンクリートブロックの底面を十分に清掃した後、その底面に厚み12mm程度で3本又は4本程の線状に接着剤を塗布する。又、路面の車止めブロックを設置する路面から水分・油分・ゴミ・土等を清掃除去した後、設置路面の外周に養生テープを付着させる。その後、底面に接着剤を複数条線状に塗布した車止めブロックの底面を下にして、上記の清掃した設置路面に擦り合せるように置く。底面に線状に塗布された接着剤は車止めブロックの自重・外部押付力及び横移動によって押し拡げられて、コンクリートブロックの底面を押し拡げられた接着剤によって路面に固着する工程の接着剤止め工法も知られている(図2参照)。
従来の前者のアンカーボルト止め工法では、車止めブロックにアンカーボルトを貫通する複数の穴を穿孔する作業又はアンカー孔を成形できるコンクリート成型による車止めブロックの製造を必要とし、又舗装面にドリル等の工具を使用して杭穴の穿孔作業を必要とし、更に車止めブロックの杭穴にアンカーボルトを底面下方から挿入し、頭付アンカーボルトの下部が底面から下方に突出する位置でアンカーボルトの上下にナットを螺合させ、それを本締めする必要があるため細かい手作業が必要で、手間時間がかかる施工であった。
次に、従来の後者の接着剤による接着方法では車止めブロックの底面に12mm程の厚みの複数条の接着剤を塗布しても、これを路面に押し拡げる作業が不充分になりがちである。押し拡げられた複数条の接着剤の厚みが不均一な状態で車止めブロックの底面と路面が接着するので、接着剤が厚い部分と接着剤が薄い部分とのムラが多くなり、接着剤による接着力が弱くなり、又一部の硬化した接着剤部分に集中荷重され、結果的に接着力が弱くなり、車止めブロックに作用する車からの強い力に耐える力が弱く、耐久性と強度の問題があった。
上記の欠点・問題点は駐車場の路面に車止めブロックを接着させる工事以外の建築基礎コンクリート上面等の他の構造物の被接合面に重量物を固定させる場合でも同様に生じるものである。
特開2001-3487号公報
本発明は、前記の従来の重量物の接合する技術の欠点・問題を解消し、構造物の被接合面が傾斜していても又はその設置面に凹凸がある場合でも、被接合面に一定厚みの接着剤の接合層でもって強力な固着力を有し、耐久性に優れた重量物を接合できる接着方法を提供することにある。
かかる課題を解決した本発明の構成は、
1) 内部が連続気泡構造で且つ単位気泡の隔壁に孔があり、しかも厚みが薄い一定厚みの直方体の外形状のスポンジ体の前記連続気泡の空間内に前記スポンジ体の直方体の外形容積に対して0.23~0.27g/cmの含有率の範囲の割合でエポキシ樹脂を主剤とする接着剤を含浸させた状態とし、舗装路面,建築基礎上面,建築物の水平壁面・鉛直壁面又は傾斜した壁面,あるいは他のコンクリートブロックの表面の構造物の被接合面上に前記接着剤を含浸したスポンジ体の底面を同底面と前記被接合面との間に空気が残らないように重ねるように配置し、その後前記被接合面に重ねたスポンジ体の上面に接合させるコンクリートブロック・金属素材物・標識プレート・彫刻物又は重量ある装置等の重量物を重ね、同重量物の自重又は外部押付力によって前記スポンジ体を圧縮して減容させてスポンジ体内部の空の連続気泡空間内に含浸した接着剤を移動充填させて、前記スポンジ体内部の連続気泡内の空気を外部に排除するとともに前記接着剤を充填して、前記被接合面の面粗さ及び前記重量物のスポンジ体加圧面の面粗さの凹凸に沿うように前記スポンジ体を圧縮変形して密着させながら加圧した状態でスポンジ体に含浸した接着剤が硬化するまで保持させることで、前記スポンジ体に含浸した接着剤と前記スポンジ体とが一体化して及びスポンジ体の含浸した接着剤の一部が加圧によってスポンジ体の上下面に滲出して被接合面又は重量物の底面と接着して硬化して、前記重量物を前記構造物の被接合面に強く且つ接着剤が前記被接合面から横方向に洩れ出ることが少なく接合できることを特徴とする、構造物の表面に重量物を接合する接着方法
2) 前記スポンジ体が連続気泡の軟質ポリウレタンフォームであり、前記スポンジ体の外形の容積に対するエポキシ樹脂を主剤とする接着剤の含有率が0.24~0.26g/cmである、請求項1記載の構造物の表面に重量物を接合する接着方法
3) 前記エポキシ樹脂を主剤とする接着剤のスポンジ体に対する含浸量を所定の含有率の範囲にする方法として、まずスポンジ体全体をエポキシ樹脂主剤とする接着剤の液槽内にドブ漬けした状態でスポンジ体を接着剤液中で加圧圧縮とその開放を繰り返すことで連続気泡内の空気を排出してスポンジ体の略全連続気泡の空間にエポキシ樹脂主剤の接着剤を充填させ、その後エポキシ樹脂の槽から取り出して絞り器でスポンジ体に含浸させたエポキシ樹脂の一部を絞り出して減量させて所定の含有率の範囲とする、請求項1又は2記載の構造物の表面に重量物を接合する接着方法
4) 上方を開放した容器内に所定形状寸法の接着剤が充填されず連続気泡内が空気となっている空のスポンジ体を1枚又は複数枚を収容し、収容した各スポンジ体に前記範囲の割合で含浸させるエポキシ樹脂の接着剤の総重量を前記容器内に注入して同スポンジ体をエポキシ樹脂の接着剤液中に沈め、その後容器に収容したスポンジ体を容器内の接着剤液中で加圧圧縮とその開放の操作ができる加圧器具でもって前記スポンジ体を加圧圧縮とその開放を繰り返し行うことでスポンジ体の連続気泡内の空気を排出して、エポキシ樹脂の総重量の接着剤の全量をスポンジ体の連続気泡内に含浸させて各スポンジ体に所定の含有率の範囲に接着剤を含浸させ、その後含浸した各スポンジ体を前記容器から取り出して構造物の被接合面上に配置してその上に前記重量物を重ねて接着させるようにした、前記1)又は2)記載の構造物の表面に重量物を接合する接着方法
5) エポキシ樹脂を主剤とする前記接着剤がエポキシ樹脂を主剤として、これにポリアミン類又はポリチオールの硬化剤を質量比で2:1の割合で混合撹拌したものである、前記1)~4)いずれか記載の構造物の表面に重量物を接合する接着方法
6) 構造物が舗装された駐車場路面であり、接着される部材がコンクリート製車止めブロックである、前記1)~5)いずれか記載の構造物の表面に重量物を接合する接着方法
にある。
本発明によれば、スポンジ体の連続気泡の空間の大部分に接着剤が含浸されて接着剤の含浸量が多すぎる場合、重量物の加圧によって構造物の被接合面に載置されたスポンジ体の連続気泡に充填された接着剤が加圧力によって隣接する連続気泡へ移動していき、連続気泡内の残された空気は押し出されてスポンジ体の外周から排出されるが、スポンジ体の大気に開放された周面から過剰な接着剤が多量に洩出して接着剤の無駄が多くなるとともに、被接合面の周辺に洩出した接着剤の硬化物が残って、美観を損なうという欠点がある。
又、含浸する接着剤が少量であれば、スポンジ体の連続気泡の空間の一部にしか接着剤が充填されず、スポンジ体内の連続気泡に空気が残留し、又は空の状態となるものが多く残って接着力が弱く、且つスポンジ体の上下面への接着剤の滲出も少なくなり、重量物底面と路面との接着力が弱くなるという欠点を生じていた。
本発明では、発明者の実験と試行錯誤によってスポンジ体の接着剤の含浸量を所定の含有率にすることで、接着剤の過剰な含浸の場合の前記欠点及び少量の接着剤含浸の場合の前記欠点を避け、スポンジ体に含浸した接着剤が圧縮して減容したスポンジ体全体の連続気泡に均一に拡散して充填し、しかもスポンジ体の上下面のスポンジ層は圧縮されて潰れて減容し、この上下面の潰れた圧縮層に余剰の接着剤が滲出してスポンジ体の上下面で広く且つ均等に接着することで高い接着力を得るとともに、スポンジ体の厚みの外周端面からの接着剤の洩出は少なくでき、又接着剤の過不足も少なく、少ない接着剤で高い接着力を得るとともに、接着剤の周端からの流出が少なく、仕上り美観もよいものにできた。
本発明によれば、連続気泡構造を有する軟質のスポンジ体の連続気泡内に0.23~0.27g/cmの含有率の範囲の割合で接着剤を含浸させることで接着剤の過不足なく面状に最適の接着状態にできるようにしたのである。即ち構造物の被接合面上に置いて、その上から重量物を重ねてスポンジ体をその重量物の自重又は外部押付力で被接合面方向に加圧させることで、初期的にはスポンジ体が圧縮されて減容されて連続気泡の空間に含浸されていた接着剤が加圧力で隣接した連続気泡へ移動して空の連続気泡中に接着剤を充填させ、空の連続気泡が少なくなり、接着剤が均一に拡がり、又連続気泡中にある空気も移動してスポンジ体の大気に開放された外周端から排出される。その後、充填された接着剤はスポンジの各気泡壁で拘束されて硬化していくことで気泡中の粘性ある接着剤は気泡内に止めて加圧による接着剤の大きな移動を少なくして、スポンジ体の連続気泡内に接着剤を均一に封止して硬化させる。又、接着剤の移動において一部の余剰の接着剤はスポンジ体の上下面の圧縮層へ滲出し、これがスポンジ体の上下面境界の圧縮層と重量物の底面又は被接合面との強い接着力となる。この現象は、接着剤が連続気泡に充填させるに充分で且つスポンジ面の上下からの滲出できるには前記の接着剤の含有率の範囲でなされることが必要であることが分った。
このように接着剤の含有率を上記特定の範囲にすることで、スポンジ体上下面に接着剤の滲出があっても、スポンジ体の厚みの外周端からの接着剤の洩出はスポンジ体の上下面からの滲出に比べ面積が小さいので接着剤の横洩れ量は少なく、又接着剤量はその範囲で制約されていて過剰にならない量に含浸されているので、スポンジ体の外周縁からの接着剤の路面への洩れは微少となり、美観もよいものとなった。
特に、スポンジ体が連続気泡の軟質ポリウレタンフォームで、接着剤がエポキシ樹脂を主剤とする接着剤で、0.23~0.27g/cmのものでは、0.23g/cmはやや接着剤が不足の限界値で、0.27g/cmは接着剤がやや過剰で外周からの洩出が多く仕上がりが悪くなり、前記範囲が実用的なものであった。又、特に上記材質のもので0.24~0.26g/cmの範囲が接着剤の外洩れが少なく接着力も適切で、最も適量と判断された。特に、0.25g/cmが最適のものと判断された。
本発明の接着剤の適切な含有率の範囲にする方法としては、接着剤の含浸のない空気の連続気泡の空のスポンジ体全体を接着剤の槽内に漬け込んで、加圧ピストン又は加圧器具又は手作業の絞り作業でスポンジ体を接着剤液内で加圧圧縮とその開放を繰り返すことで連続気泡内の空気を強制排除し、空気を排除した空の連続気泡の大部分に接着剤を充填させる状態にする。
加圧器具として図5に示すように、平板状又は円弧面状の加圧板の上部に加圧操作の為の操作軸を取付けた加圧器具を用い、接着剤に漬けられたスポンジ体の一端からその上面全面に加圧板を載せて下方に押して加圧させ、上方に持ち上げて開放させ、この加圧圧縮と開放することの繰り返しによって、スポンジ体の連続気泡全部に接着剤を充填する。
あるいは、スポンジ体上面に転動ローラで加圧しながら一端から他端に転動ローラを回転させながら前後に移動することで加圧圧縮と開放を生起し、スポンジ体内の空気を排出し、連続気泡内に接着剤を充填させる方法がある。その加圧器具の構造と移動・加圧の方向を図5に示している。
連続気泡の略全部に接着剤を充填した後に絞り器具又は絞り手段での所定量の絞り出しによって所定含浸量のスポンジ体にすることが、確実で再現性よくできるようになる。
即ち、接着剤を全量充填させたスポンジ体を絞り器具で、例えば所定間隙の固定ローラと回転ローラとの間に挿入して、回転ローラを回転させることで接着剤を全量充填させたスポンジ体から含浸した接着剤を一部の所定量排出させて、所定の含有率の接着剤の含浸状態とすることが容易で且つ再現性がよいものとなる。手作業で全含浸スポンジ体を手絞りで接着剤を絞り出すことによっても所定の重量割合の接着剤にできるが、熟練が必要であり、再現性が悪い。
本発明の接着剤の適切な含有率の範囲にする他の方法としては、容器内に含浸させる量の接着剤を先に投入し、その後空の連続気泡の軟質スポンジ体を1枚又は複数枚を容器内に投入し、投入したスポンジ体の上面からピストン又は下面が平板又は円弧面をした加圧器具を動かして加圧器具でその接着剤を吸引するように加圧圧縮と開放を繰り返し、接着剤の全量が各スポンジ体に均一に吸着して含浸したところで(投入した接着剤全量が各スポンジ体に均一に吸入されて残量がなくなった時点で)、スポンジ体を容器から取り出す方法でもよい。この場合、容器を深くし、又投入する接着剤量を多くし、複数のスポンジ体を同時に接着剤液内に押し込んで加圧圧縮と開放を繰り返すことで、複数のスポンジ体を同時に所定の含有率に接着剤を含浸させることが可能で、含浸作業が効率的にできる。
図1は従来の車止めブロックを固定するアンカーボルト止め工法の説明図である。 図2は従来の接着剤による車止めブロックの路面への固着方法を示す説明図である。 図3は本発明の実施例の駐車場の車止めブロックの配置状態を示す説明図である。 図4は実施例のスポンジ体に所定割合の接着剤を含浸させる液槽部とローラ絞り部を有する容器の斜視図である。 図5はスポンジ体に接着剤を充填する加圧器具の説明図である。 図6は実施例の接着の行程説明図である。 図7は実施例のスポンジ体による接着の状態を示す縦断面図である。 図8は本発明の他の実施例のスポンジ体の含浸行程の説明図である。
本発明で使用する軟質のスポンジ体は連続気泡で、その単位気泡の隔壁に孔がある低発泡のポリウレタンフォームの軟質スポンジが使用するのが好ましい。他のスポンジ体としては、ポリ塩化ビニール(PVC),ポリエチレン,ビニロン,ビスコース,ナイロン,ふっ素樹脂のフォームの連続気泡フォームが可能である。
又、本発明の接着剤としては主剤のエポキシ樹脂に対し硬化剤としてポリアミン類又はポリチオールを重量比で2:1割合で混合した低粘度のものが代表例である。又、本発明の接着剤は上記例に限るものではない。
又、本発明で接着剤を充分に(全連続気泡の空間に隈なく充填させる状態に)含浸させ且つ空気を排出させた接着剤含浸のスポンジ体とした後、絞り器具等の手段で含浸した接着剤の一部を絞り出すことで所定の含有率にするのが再現性が高く好ましい手順である。絞り器具としては、所定間隔の上下一対のローラの間に充分に接着剤を含浸させたスポンジ体を挿入し、一方のローラを回動してスポンジ体をローラ間の間隙寸法に加圧圧縮することでスポンジ体内に含浸した接着剤の一部を絞り出して接着剤を所定の含有率にする方法(実施例の方法)が採用できる。この方法で所定の含有率の設定は、上下ローラ間の間隙寸法を調整することで可能である。
他の絞り出し器具としては、図5に示すような円弧板又は平板状の加圧板あるいは回転ローラを転動ローラとして加圧する器具を用いて、接着剤含浸のスポンジ体の一端から他端に向けて漸次加圧させるようにして連続気泡内の空気を排除しながら、一部の接着剤を絞り出して所定の含有率にする方法もある。この場合、排除した接着剤量から所定の含有率であるか判断するのがよい。
あるいは、スポンジ体に含浸させる重量の接着剤を容器内に貯えて、この容器の接着剤液内に充填されていない空のスポンジ体を1枚又は複数枚沈めて、容器上方からピストン状の又は円弧板状の加圧板を使って各スポンジ体の上面から加圧して、内部の空気を排出させながら各スポンジ体を加圧圧縮した後開放することを繰り返すことで、容器内の接着剤を各スポンジ体内に均一に含浸させて所定の接着剤含有率にする方法もある。この方法では、複数枚のスポンジ体に所定の含有率で接着剤を含浸させることが可能で作業効率がよく、多数の重量物を接着させる工事で有効である。
いずれでも接着剤が所定範囲に含有させたかは、接着剤を含浸したスポンジ体を重量計で計測することで正確に判断できる。必要ならば、重量計で計測する行程を作業手順中に加えることで正確な含有率とすることができる。但し、計測には手間・時間がかかる作業である。
以下、本発明を図3~7に示す実施例1及び図8の実施例2でもって説明する。
実施例1は、砂利・砕石2bを混入した凹凸のある粗面のアスファルト舗装の駐車場Pの路面(路盤)2に、車1台の駐車区画毎に左右一対のコンクリート製の20~25kgの重量で横長い車止めブロック4を本発明の接着する重量物として接合する例である。車止めブロック4の底面の横巾の実寸は、600mm×140mmである。
これを固着させるスポンジ体1のスポンジとしては、連続気泡の軟質ポリウレタンフォームを用い、その横×巾×厚みの寸法は520mm×100mm×10mmで、車止めブロック4の底面の横巾より短くした一定10mm厚みで平面形状が長方形の直方体のスポンジであり、接着剤を含浸させる前の空のスポンジの重さは約9gである。又、接着剤3としてはエポキシ樹脂を主剤とし、これにポリアミン類又はポリチオールの硬化剤を2:1の重量比で混練した2液性接着剤を使用した。
(実施例の符号の説明)
実施例の図面中、1は連続気泡の軟質ポリウレタンフォームのスポンジ体で、寸法横520mm×縦100mmで厚み10mmで約9gである。2はアスファルト舗装の駐車場Pの路面、2aは同路面のアスファルト、2bは同アスファルトに混入された砕石で、アスファルト路面2に凹凸を形成して路面滑り止め兼用の舗装の粗骨材でもある。3はエポキシ樹脂に対しポリアミン類又はポリチオールの硬化剤を質量比で2:1の割合で混練した実施例の接着剤、4は駐車場Pの路面2に接着する重量物である20~25kgで底面の寸法が600mm×140mmのコンクリート製の車止めブロック、5は接着剤3を貯えてスポンジ体1を漬け込んで接着剤3を含浸させる容器、5aは同容器の接着剤3を深く貯える液槽部、5bは同容器の上部に取付けたフリーローラの下ローラ、5bは同下ローラの回動軸、5cは同容器の上部に取付けた回転ハンドル5dでもって回動する上ローラ、5cは同上の回転軸で、その一端に回転ハンドル5dを取付けている。5eは上ローラ5cの回転軸5cを軸支している揺動アーム、5eは同揺動アームの容器との軸支部で、5eは容器の上下高さを変えて上ローラ5cと下ローラ5bとの間の間隔が調整できるように容器5の壁面の上下に複数の高さに設けた軸支孔(図示せず)で、上記軸支部5eを所定の軸支孔5eに軸挿入することで、ローラ間隔を調整できるようにしている。5fは上ローラ5c,下ローラ5bとで加圧された接着剤含浸のスポンジ体1から絞られて流下する接着剤3を前記液槽部5aに戻す傾斜面である。5gは液槽部5a内のスポンジ体を加圧してスポンジ体1を圧縮・開放できるようにした加圧器具、5gは加圧器具5gの下端に取付けた加圧板、5gは同加圧板の操作軸である。
尚、10は従来のアンカーボルト止め工法の車止めブロック、10aは杭穴、10bはアンカーボルト、10cは螺合するナット、10dは路面2の杭穴に注入した接着剤である。11aは従来の接着工法の路面2の設置位置外周に配置するロ字状の養生テープ、11bは従来の同接着剤を複数条に車止めブロック10の底面に付着させた接着剤盛付部分である。
本実施例1の具体的な手順を説明する。
ステップ1.粗骨材として砂利・砕石2bを混入したアスファルト舗装の凹凸・傾きがある粗面の駐車場Pの車止めブロック設置位置の路面2を清掃して砂・ゴミ・土等を取り除く。
ステップ2.前記長さ520mm×100mm巾で厚み10mmの軟質ポリウレタンフォームの空のスポンジ体1を車止めブロックの数用意し、又図4に示す接着剤3を貯えられる接着剤の液槽部5aを有する容器5の上部に上下ローラ5b,5cの絞り器具を備えた接着剤含浸の容器5を用意する。
ステップ3.前記接着剤含浸の容器5の接着剤の液槽部5a内に実施例1の接着剤3を深く貯える。その後、接着剤3を含浸していない空の前記スポンジ体1を複数枚投入して、同スポンジ体を下端に平板状又は円弧状の加圧板5gを有する加圧器具5gを用いて、あるいは回転ローラ(転動ローラ)を転動する加圧器具5g等を用いて、又は手作業で加圧圧縮とその開放を液槽部5a内で繰り返すことでスポンジ体内の連続気泡内の空気を排出し、接着剤3を略全連続気泡内に充填させる。
ステップ4.接着剤3を充分に含浸させたスポンジ体1を接着剤の液槽部5aから引き上げて、その上部に取付けたフリーローラの下ローラ5b上に載せて上ローラ5cを下ローラ5bの上方まで回動させ、その回転ハンドル5dを用いて軸支部5eまわりに回動して、上ローラ5cを下ローラ5b上の接着剤含浸のスポンジ体1上の所定間隙に加圧圧縮して上ローラ5cの回転ハンドル5dで上ローラを回転させることで、スポンジ体1を上ローラ5cで加圧圧縮して、スポンジ体1から接着剤3の一部を絞り出す。この上ローラ5cの回転でスポンジ体1を絞り出すことでスポンジ体1の接着剤3の一部が絞り出されて、所定の接着剤の含有率にできる。
ステップ5.所定の接着剤の含有率にされた前記スポンジ体1を車止めブロックの設定位置の路面2上に空気が入らないように置き、その置かれたスポンジ体1上に車止めブロック4を置くが、車止めブロック4の底面と置かれたスポンジ体1との間に空気が入らないように一端から載せていく。
ステップ6.接着剤3を含浸したスポンジ体1は、20~25kgの車止めブロック4の重量で加圧されて圧縮して減容する。これによって、スポンジ体1内の連続気泡が圧縮された連続気泡内に充填されていた接着剤が他の空の連続気泡内に移動して、圧縮されたスポンジ体1の連続気泡の大部分に接着剤を充填していく。
このように、スポンジ体1の連続気泡に充填されていた接着剤3は、加圧力で隣接した連続気泡に移動し、接着剤3は空の連続気泡の空間に充填し、更に空の連続気泡がなくなると余剰の接着剤3はその加圧力でスポンジ体1の上下面の圧縮部へ滲み出て、滲み出た接着剤3がその上面の車止めブロック4の底面又は路面2に接触して、車止めブロックと路面と接触して接着剤で連結する。
これは、車止めブロック4の底面が凹凸の粗面になっていても、又は路面2に砕石2bの突出で凹凸があっても、その路面2の凹凸形状に沿ってスポンジ体1が変形変位すること及び接着剤3がスポンジ体1からほどよく滲み出ることで、よく接着剤3で車止めブロック4を接着できる。路面2に傾斜があっても、その傾斜によって接着剤は流動することなく、スポンジ体内に大部分均一に分散されて封止されて硬化する。
又、路面2が傾斜していても接着剤3がスポンジ体1の連続気泡で拘束されることで接着剤3が路面2の傾きで流動することがなく、スポンジ体1は路面上に一定の厚みで接着剤3を固定して硬化して、車止めブロック4を路面2に対して略平行に設置できるようになる。
上記の現象は、上記実施例でスポンジ体1の接着剤3の含有率を110g(0.21g/cm),120g(0.23g/cm),130g(0.25g/cm),140g(0.27g/cm),150g(0.29g/cm)と変えて車止めブロック4の接着状況を判断した。その結果は下記表1の結果となった。
Figure 0007022876000001
これから分るように、含有率が0.23~0.27g/cmであれば、接着剤3の量の大きな過不足もなく且つ接着剤3がスポンジ体1から路面2に流れ出る量の過多もないことが分った。
特に、0.25~0.27g/cm又は、若干の不足もなく接着剤の流れ出る洩れ量が多くない0.24~0.26g/cmが最も適量であることが分った。
以上の様に、本発明によれば適量に接着剤を含浸したスポンジ体を使用することで、傾斜した駐車場の路面への車止めブロックの設置作業が確実且つ迅速に行える。又、スポンジ体の面で接着剤を均一に分布しているので、その接着力は強く且つ耐久性も高いものにできた。
尚、本発明において構造物の被接合面が垂直又は傾斜している場合、この被接合面に接着剤を含浸したスポンジ体を配置すると、スポンジ体が自重で下方に落下又は滑って下方に移動する。又、このスポンジ体の上面に配置する重量物もスポンジ体の接着力で固着するまで下方に滑り落ち又は落下することになるので、上記スポンジ体の落下・下方滑りを防ぎ且つその上に配置される重量物を落下・下方に移動しないように支持するための仮設の支持台又は支持構造体を被接合面の下方に設け、これに支持させてスポンジ体及び重量物が固着された後にこの仮設の支持台・支持構造体を取り外すようにする。
本発明は、駐車場の路面に車止めブロックを接着する工事で実施した例であるが、道路面又は建築物の庭の彫刻像・照明器の設置又は案内看板・広告看板の設置等に迅速且つ強力に接着でき、又仕上がりもよくでき、広く使用できる。
P 駐車場
1 スポンジ体
2 駐車場の路面
2a アスファルト
2b 砕石
3 接着剤
4 車止めブロック(重量物)
5 接着剤を含浸させる容器
5a 液槽部
5b 下ローラ
5b 回動軸
5c 上ローラ
5c 回転軸
5d 回転ハンドル
5e 揺動アーム
5e 軸支部
5e 軸支孔
5f 傾斜面
5g 加圧器具
5g 加圧板
5g 操作軸
10 車止めブロック
10a 杭穴
10b アンカーボルト
10c ナット
10d 接着剤
11a 養生テープ
11b 接着剤盛付部分

Claims (6)

  1. 内部が連続気泡構造で且つ単位気泡の隔壁に孔があり、しかも厚みが薄い一定厚みの直方体の外形状のスポンジ体の前記連続気泡の空間内に前記スポンジ体の直方体の外形容積に対して0.23~0.27g/cmの含有率の範囲の割合でエポキシ樹脂を主剤とする接着剤を含浸させた状態とし、舗装路面,建築基礎上面,建築物の水平壁面・鉛直壁面又は傾斜した壁面,あるいは他のコンクリートブロックの表面の構造物の被接合面上に前記接着剤を含浸したスポンジ体の底面を同底面と前記被接合面との間に空気が残らないように重ねるように配置し、その後前記被接合面に重ねたスポンジ体の上面に接合させるコンクリートブロック・金属素材物・標識プレート・彫刻物又は重量ある装置等の重量物を重ね、同重量物の自重又は外部押付力によって前記スポンジ体を圧縮して減容させてスポンジ体内部の空の連続気泡空間内に含浸した接着剤を移動充填させて、前記スポンジ体内部の連続気泡内の空気を外部に排除するとともに前記接着剤を充填して、前記被接合面の面粗さ及び前記重量物のスポンジ体加圧面の面粗さの凹凸に沿うように前記スポンジ体を圧縮変形して密着させながら加圧した状態でスポンジ体に含浸した接着剤が硬化するまで保持させることで、前記スポンジ体に含浸した接着剤と前記スポンジ体とが一体化して及びスポンジ体の含浸した接着剤の一部が加圧によってスポンジ体の上下面に滲出して被接合面又は重量物の底面と接着して硬化して、前記重量物を前記構造物の被接合面に強く且つ接着剤が前記被接合面から横方向に洩れ出ることが少なく接合できることを特徴とする、構造物の表面に重量物を接合する接着方法。
  2. 前記スポンジ体が連続気泡の軟質ポリウレタンフォームであり、前記スポンジ体の外形の容積に対するエポキシ樹脂を主剤とする接着剤の含有率が0.24~0.26g/cmである、請求項1記載の構造物の表面に重量物を接合する接着方法。
  3. 前記エポキシ樹脂を主剤とする接着剤のスポンジ体に対する含浸量を所定の含有率の範囲にする方法として、まずスポンジ体全体をエポキシ樹脂主剤とする接着剤の液槽内にドブ漬けした状態でスポンジ体を接着剤液中で加圧圧縮とその開放を繰り返すことで連続気泡内の空気を排出してスポンジ体の略全連続気泡の空間にエポキシ樹脂主剤の接着剤を充填させ、その後エポキシ樹脂の槽から取り出して絞り器でスポンジ体に含浸させたエポキシ樹脂の一部を絞り出して減量させて所定の含有率の範囲とする、請求項1又は2記載の構造物の表面に重量物を接合する接着方法。
  4. 上方を開放した容器内に所定形状寸法の接着剤が充填されず連続気泡内が空気となっている空のスポンジ体を1枚又は複数枚を収容し、収容した各スポンジ体に前記範囲の割合で含浸させるエポキシ樹脂の接着剤の総重量を前記容器内に注入して同スポンジ体をエポキシ樹脂の接着剤液中に沈め、その後容器に収容したスポンジ体を容器内の接着剤液中で加圧圧縮とその開放の操作ができる加圧器具でもって前記スポンジ体を加圧圧縮とその開放を繰り返し行うことでスポンジ体の連続気泡内の空気を排出して、エポキシ樹脂の総重量の接着剤の全量をスポンジ体の連続気泡内に含浸させて各スポンジ体に所定の含有率の範囲に接着剤を含浸させ、その後含浸した各スポンジ体を前記容器から取り出して構造物の被接合面上に配置してその上に前記重量物を重ねて接着させるようにした、請求項1又は2記載の構造物の表面に重量物を接合する接着方法。
  5. エポキシ樹脂を主剤とする前記接着剤がエポキシ樹脂を主剤として、これにポリアミン類又はポリチオールの硬化剤を質量比で2:1の割合で混合撹拌したものである、請求項1~4いずれか記載の構造物の表面に重量物を接合する接着方法。
  6. 構造物が舗装された駐車場路面であり、接着される部材がコンクリート製車止めブロックである、請求項1~5いずれか記載の構造物の表面に重量物を接合する接着方法。


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