JP7019904B2 - 被加工物の回転対称面を機械加工する方法および旋削装置 - Google Patents

被加工物の回転対称面を機械加工する方法および旋削装置 Download PDF

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Description

本開示は、概して被加工物の回転対称面を機械加工する方法および旋削装置に関する。
被加工物の回転対称面の機械加工は通常、旋盤等の旋削装置によって行われる。金属切削作業において、旋削は、被加工物の回転対称面の機械加工に使用される最も一般的な作業のうちの1つである。
旋削作業では、一般的に、被加工物を回転軸を中心として回転するように駆動し、少なくとも1つの切削工具を接触させて被加工物の表面材料を削り取ることにより、所望の回転対称面構成を作り出す。この機械加工を、被加工物の外面または内面に適用することにより、軸対称の輪郭が形成された表面部分を作ることができる。
一般的に、旋削装置には基本的な構成要素が2つある。この構成要素は、回転している被加工物を保持するための手段、および、切削工具を保持し被加工物に対して相対的に移動させるための手段等である。たとえば、被加工物は、その両側の端部のうち片側の端部を保持してもよく両側の端部を保持してもよい。被加工物を一端で保持するには、当該被加工物をチャックまたはコレットで把持することが必要である。たとえば、チャックは、旋削装置のスピンドルの先端に設けることができ、コレットは通常、旋削装置のスピンドルの中に設置することができる。旋削装置のスピンドルは通常、旋削装置の「主軸台」に設置される。主軸台は、被加工物を回転運動させる、すなわち被加工物を回転軸を中心として回転運動するように駆動する、モータと歯車列とを含む。旋削装置の回転軸方向反対側の端部には、「心押し台」を設けても良い。心押し台は、被加工物の、スピンドルによって支持される端部と反対側の端部を保持するために用いることができる。
発明の概要
技術的課題
たとえば、旋削装置の性能に対する要求基準は、機械加工された被加工物の表面粗さによって設定される。表面粗さの上限は、機械加工された被加工物の使用目的に応じて設定される要求基準によって決まる場合がある。たとえば、嵌合ガスケットは摩耗ができる限り少なくなければならず、これは、表面粗さが高品質であることを意味する。表面粗さの下限は、ガスケットの潤滑を確保しガスケットの過熱を防止するためには油および潤滑剤が表面に付着していなければならないという条件によって決まる場合がある。
被加工物の回転対称面の作製においては、所望の切削力および表面粗さ品質を備えつつ被加工物の機械加工中の切削時間が改善された旋削装置を提供することが必要とされている。
課題の解決
以下、本発明のいくつかの局面の基本的理解を得るために、本開示の簡単な概要を示す。この概要は、本発明の網羅的な総括ではない。なお、添付の請求項に規定するもの以外、本発明の重要もしくは不可欠な要素を特定すること、または、本発明の範囲を明らかに示すことは意図していない。本開示の概要は、以下に記載のより詳細な説明の前置きとしていくつかの概念を簡単に示すことのみを目的とする。
本開示の第1の局面において、被加工物の回転対称面を機械加工する方法が提供される。本明細書におけるいくつかの例示的な実施形態に従うと、この方法は、被加工物を回転軸を中心として回転駆動するステップと、すくい面の縁部に位置する刃先を有する切削工具を被加工物に対して配置するステップと、切削工具を被加工物に接触させるステップと、回転軸に平行である送り方向に沿い、切削工具を被加工物に対して相対的に前進させるステップとを含む。ここで、すくい面に対する垂線は、送り方向、第1の軸、および第2の軸に対して傾斜しており、第1の軸および第2の軸は、送り方向に対して垂直であり、互いに垂直である。被加工物に対し、切削工具を、刃先を送り方向に対して予め傾斜させた状態で配置することにより、送り速度が比較的高い速度であっても、機械加工された面の良好な表面粗さが得られる。
第1の局面のいくつかの例示的な実施形態に従うと、すくい面の垂線の方向は、すくい面からの垂線が送り方向に向くように、第2の軸の方向と同一のスタート方向から、第1の軸の周りを角度αだけ回転させた方向に設定されてもよい。本明細書におけるいくつかの特別な例示的な例に従うと、角度αは約35°~約60°の範囲にあってもよい。この角度αの範囲は、機械加工された面の表面粗さに関して良好な結果を提供するための、送り方向に対する刃先の好都合な向きをもたらす。
第1の局面のいくつかの例示的な実施形態に従うと、垂線の方向が設定される方向は、(i)すくい面からの垂線が送り方向に向くように、第2の軸の方向と同一のスタート方向から、第1の軸の周り角度αだけ回転させ、(ii)すくい面からの垂線が送り方向に向くように、第3の軸の周り角度δだけ回転させた方向であってもよく、第3の軸は、回転軸に対応する軸を第1の軸のりに角度αだけ回転させた軸に対応していてもよい。本明細書におけるいくつかの特別な例示的な例に従うと、角度δは約0°~約15°の範囲にあってもよい。この角度δの範囲は、機械加工された面の表面粗さに関して良好な結果を提供するための、送り方向に対する刃先の好都合な向きをもたらす。
第1の局面のいくつかの例示的な実施形態に従うと、回転軸と、第1および第2の軸のうちの一方とによって定められる面に対して刃先を投影したものが、約35°~約60°の範囲の角度で送り方向に対して傾斜していてもよい。この傾斜角の範囲は、機械加工された面の表面粗さに関して良好な結果を提供するための、送り方向に対する刃先の好都合な向きをもたらす。本明細書におけるいくつかの特別な例示的な例に従うと、この角度は約40°~約50°の範囲にあってもよい。すくい面に対する垂線を、上記面に投影し、送り方向に対して、投影した刃先の角度の余角で傾斜させてもよい。
第1の局面の他の例示的な実施形態に従うと、すくい角は、切削工具のすくい面の垂線と、回転軸に対して定められる径方向との間に形成される角度であってもよく、すくい角は、約90°~約105°の範囲にある。径方向は第1の軸の方向であってもよい。したがって、選択されたすくい角によって靱性を高めチッピングを回避することができる。角度が約90°未満の場合、刃先の靱性は低いかもしれないが、すくい角が105°を超えると、切削圧力が高くなり過ぎる可能性がある。
第1の局面の他の例示的な実施形態に従うと、刃先は実質的に直線の形状を有していてもよい。これにより、単純であるが効果的な刃先を提供することができる。
代替的な実施形態に従うと、刃先は実質的に曲線の形状を有していてもよい。これにより、切削力を改善することができる。本明細書におけるいくつかの特別な例示的な例に従うと、刃先は、被加工物から遠ざかるように刃先の少なくとも一方の端部に向かって湾曲していてもよい。本明細書における他の特別な例示的な例に従うと、被加工物の直径は、被加工物の回転対称面で決められてもよく、実質的に曲線の形状は、半径を有する円の円弧に対応していてもよく、この半径は上記直径の約4分の1よりも実質的に大きい。
第1の局面の他の例示的な実施形態に従うと、被加工物の回転対称面は、被加工物の外周面であってもよく、被加工物の外面を機械加工してもよい。
代替的な実施形態に従うと、被加工物の回転対称面は、被加工物の内周面であってもよく、被加工物の内面を機械加工してもよい。
本明細書におけるいくつかの特別な例示的な実施形態に従うと、被加工物の直径は、被加工物の回転対称面で決められてもよく、実質的に曲線の形状は、半径を有する円の円弧に対応していてもよく、この半径は、上記直径の約4分の1よりも実質的に大きく、この半径は、上記直径の約2分の1よりも実質的に小さい。これにより、実質的に湾曲している刃先は内面を機械加工するのに適切な形状を有するであろう。
第1の局面の他の例示的な実施形態に従うと、切削工具は、送り方向に沿い、約0.2mm/回転~約1.2mm/回転の範囲にある送り速度で移動させてもよい。
第1の局面の他の例示的な実施形態に従うと、刃先は、被加工物に接触させたときに、刃先の有効切削部分に沿って被加工物に接触してもよく、有効切削部分の有効長は、刃先の全長よりも実質的に小さくてもよい。本明細書における特別な例示的な例に従うと、上記有効長は、全長の約30%~約90%の範囲にあってもよい。本明細書における他の特別な例に従うと、刃先は、送り方向に対し、前端と後端とを有していてもよく、切削部分は、上記前端および後端のうちの少なくとも一方から、被加工物の直径の最大1/50の距離だけ離れていてもよく、上記直径は、被加工物の回転対称面で決められる。
本開示の第2の局面において、被加工物の回転対称面を機械加工動作において機械加工するための旋削装置が提供される。本明細書におけるいくつかの例示的な実施形態に従うと、旋削装置は、回転軸を中心する回転運動を実行するように構成された駆動装置によって回転駆動されるように構成されたスピンドルと、切削工具支持部とを備えてもよく、切削工具支持部は、被加工物に対して機械加工動作を実行するためにすくい面の縁部に位置する刃先を有する切削工具を保持するように構成され、回転軸に平行である送り方向に沿って切削工具支持部をスピンドルに対して相対的に変位させるように構成された送り装置を備え、切削工具支持部は、機械加工動作の実行前に、すくい面に対する垂線が送り方向、第1の軸、および第2の軸に対して傾斜するような方向に向けることができ、第1の軸および第2の軸は、送り方向に対して垂直であり、互いに垂直である。
第3の局面において、本開示は、被加工物の回転対称面を機械加工するための旋削装置を提供する。本明細書におけるいくつかの例示的な実施形態に従うと、旋削装置は、回転軸を中心する回転運動を実行するように構成された駆動装置によって回転駆動されるように構成されたスピンドルと、すくい面の縁部に位置する刃先を有し被加工物に対して機械加工動作を実行するための切削工具と、回転軸に平行である送り方向に沿って切削工具をスピンドルに対して相対的に変位させるように構成された送り装置とを含み得る。切削工具は、機械加工動作の実行前に、すくい面に対する垂線が送り方向、第1の軸、および第2の軸に対して傾斜するような方向に向けることができ、第1の軸および第2の軸は、送り方向に対して垂直であり、互いに垂直である。
上記第2の局面および第3の局面のうちの少なくとも一方のいくつかの例示的な実施形態に従うと、回転軸と、第1および第2の軸のうちの一方とによって定められる面に対して刃先を投影したものが、約35°~約60°の範囲の角度で送り方向に対して傾斜していてもよい。本明細書におけるある例示的な例に従うと、この角度は約40°~約50°の範囲にあってもよい。すくい面に対する垂線を、上記面に投影し、送り方向に対して、投影した刃先の角度の余角で傾斜させてもよい。
第3の局面のいくつかの例示的な実施形態に従うと、切削工具はすくい面をさらに含み得る。すくい面の垂線と、回転軸に対して定められる径方向との間に形成されるすくい角は、約90°~約105°の範囲にあってもよい。径方向は第1の軸の方向であってもよい。
第3の局面の他の例示的な実施形態に従うと、刃先は実質的に直線の形状を有していてもよい。
代替的な実施形態に従うと、刃先は実質的に曲線の形状を有していてもよい。本明細書におけるいくつかの特別な例に従うと、刃先は、スピンドルから遠ざかって刃先の少なくとも一方に向かう方向に湾曲していてもよい。
第2の局面のいくつかの例示的な実施形態に従うと、送り装置は、約0.2mm/回転~約1.2mm/回転の範囲の送り速度を実現するように構成されてもよい。
第2の局面の他の例示的な実施形態に従うと、切削工具支持部は、少なくとも1つの刃先を有する切削インサートを保持するように構成されてもよい。
本開示のいくつかの例示的な実施形態に係る旋削装置の断面図を模式的に示す。 本開示のいくつかの例示的な実施形態に係る切削工具の一部の拡大概略図を模式的に示す。 図3(a)は被加工物に対する刃先の配置を回転軸に沿う平面図で模式的に示し、図3(b)は被加工物に対する刃先の配置を正面図で模式的に示す。 被加工物に対するすくい面の配置を模式的に示す。 本開示のいくつかの例示的な実施形態に係る刃先の構成を模式的に示す。 本開示のいくつかの例示的な実施形態に係る刃先の構成を模式的に示す。 本開示の例示的な実施形態およびいくつかの比較例に係る旋削装置の表面粗さと送り速度とのグラフ上の関係を模式的に示す。 比較例に係る機械加工された面の表面粗さをグラフで模式的に示す。 本開示の例示的な実施形態に係る得られた機械加工された面の表面粗さを模式的に示す。 比較例に係る表面粗さを模式的に示す。 本開示の例示的な実施形態に従い得られた表面粗さを模式的に示す。
本明細書に開示する主題には各種修正および代替形態が可能であるが、その具体的な実施形態を図面において例示し本明細書で詳細に説明する。しかしながら、本明細書における具体的な実施形態の説明は、本発明の範囲を開示されている特定の形態に限定することを意図しているのではなく、むしろ、その意図は、添付の請求項によって定められる本発明の精神および範囲に含まれるすべての修正、代替形および均等物をカバーすることにある。
実施形態の説明
以下、本開示の例示的な各種実施形態を説明する。明確にするために、実際の実装例の特徴をすべて説明するとは限らない。当然ながら、そのような実際の実施形態の開発において、実装例ごとに異なるであろうシステム関連およびビジネス関連の制約の遵守といった開発者の具体的な目標の達成のためには、実装例固有の数多くの判断を行わねばならない。加えて、そのような開発は複雑で時間がかかるであろうが本開示の恩恵を受ける当業者にとっては通常の仕事であることが、理解されるであろう。
次に、添付の図面を参照しながら本開示をより詳細に説明する。図面において、各種構造、システム、および装置は、専ら説明を目的として、当業者には周知である詳細事項によって本開示が曖昧にならないよう、模式的に描かれている。それでもなお添付の図面が含まれているのは、以下でより詳細に説明する本開示のいくつかの例示的な実施例を記述し説明するためである。本明細書で使用する用語および語句は、関連技術の当業者が使用する用語および語句の理解に一致する意味を有するものとして理解および解釈されねばならない。用語または語句の特別な定義、すなわち当業者が理解する通常のまたは従来の意味と異なる定義は、本明細書における当該用語または語句の一貫した用法が含意しているものではない。ある用語または語句が特殊な意味、すなわち当業者が理解する意味以外の意味を有することが意図されている限りにおいて、そのような特殊な定義は、明細書において、当該用語または語句の特殊な定義を直接かつ明確に提供する明確なやり方で表現される。
以下、本開示のいくつかの例示的な実施形態に係る旋削装置を図1に関連してより詳細に説明する。
図1は、本開示のいくつかの例示的な実施形態に係る旋削装置1を模式的に示す。旋削装置1はスピンドル3を含み得る。スピンドル3は、回転軸(rotational axis)RAを中心とする回転運動を実行するためのモータ等の駆動装置4によって回転駆動されてもよい。旋削装置1はさらに、切削工具7を保持するように構成された切削工具支持部5を含み得る。いくつかの例示的な実施形態に従うと、切削工具7は、非回転ツールビット、たとえば切削工具インサートであってもよい。本明細書における例示的であるが限定的ではないいくつかの特別な例において、切削工具7は、少なくとも1つの刃先9を有する実質的に板状の構成を有し得る。ある特別な例示的な例において、切削工具7は、少なくとも1つの刃先を有する切削インサート、たとえば6つの刃先を有する六角形の切削インサート、または、1つの刃先を有するカッター、または3、4、5、もしくは7つの刃先を有する切削工具、または、8つの刃先を有する8角形の切削インサートであってもよい。
いくつかの例示的な実施形態に従うと、旋削装置1はさらに送り装置6を含み得る。送り装置6は、回転軸RAに平行な送り方向(feed direction)(図1において「FD」で示す双方向矢印によって示される)に沿って、スピンドル3に対して相対的に切削工具支持部5を変位させるように構成されている。いくつかの例示的な実施形態に従うと、切削工具支持部5は、送り方向FDに沿い、スピンドル3に対して相対的に、手作業でおよび/または自動的に変位させることができる往復台(図示せず)を含み得る。加えてまたは代わりに、送り装置6はねじ切りされたロッド8を含み得る。切削工具支持部5は、ねじ切りされたロッド8に沿って変位させてもよい。
本明細書におけるいくつかの例示的な実施形態に従うと、切削工具支持部5は、切削工具支持部5が切削工具7および刃先9を送り方向FDに沿って変位させるために能動的または受動的に駆動され得るよう、駆動部(図示せず)を含んでいてもよい。たとえば、この駆動部(図示せず)はコンピュータ制御されるもの等であってもよい。すなわち、この旋削装置はCNCシステムとして実現されてもよい(「CNC」は「コンピュータ数値制御(computer numeric control)」を意味し、これは、マニュアル制御システム、たとえば手回し車またはハンドレバーまたは機械的自動化とは対照的に、正確にプログラムされ記憶媒体上で符号化されたコマンドによって操作される工作機械の自動化である)。
いくつかの例示的な実施形態において、旋削装置1は制御部(図示せず)を含み得る。制御部は、図1に模式的に示されるシステムへの追加として設けられていてもよく、または、図1に模式的に示されるシステムに組み込まれていてもよい。たとえば、制御部(図示せず)は、スピンドル3を回転駆動するために使用される駆動装置4に組み込まれていてもよい。
本開示のいくつかの例示的な実施形態に従うと、切削工具支持部5および切削工具7のうちの少なくとも一方は、図1において参照番号13および15で示される自由度に従いスピンドル3に対して配置されるように構成されてもよい。ここで、参照番号13は、切削工具7が切削工具7の軸A1(第1の軸)を中心として傾斜し得るような切削工具支持部および/または切削工具7の傾斜構成を示す。軸A1は、第2の軸(図3に示す軸A2)、および回転軸RAまたは送り方向FDに対して直交していてもよい。したがって、刃先9を、スピンドル3および回転軸RA(または送り方向FD)に対して傾斜構成13で配置することにより、スピンドル3上に設置された被加工物12に刃先9を接触させる前に、刃先9が送り方向FDに対して傾斜した向きになるようにしてもよい。
本開示のいくつかの例示的な実施形態に従うと、切削工具支持部5および/または切削工具7はさらに、スピンドル3上に設置された被加工物12に刃先9を接触させる前に、双方向矢印15で示される第3の軸(図示せず)としての軸A3を中心として、さらに傾斜していてもよい。したがって、図4に関連して以下でより詳細に説明するように、切削工具7のすくい面(図示せず)を、すくい面が送り方向に対して傾いた向きになるように、スピンドル3および回転軸RAに対して配置してもよい。
旋削装置1においてスピンドル3が旋削装置1の回転軸RAを定めることを当業者は理解するであろう。本明細書におけるいくつかの例示的な実施形態に従うと、スピンドル3は、当該技術では周知のシャフトを支持するための軸受によって駆動装置4に回転可能に結合し得るシャフトとして実現されてもよい。スピンドル3は基本的に、スピンドル3を回転可能に駆動するための駆動手段(図示せず)をさらに含み得る主軸台10に結合されていてもよい。たとえば、主軸台は、歯車機構(図示せず)、速度機構(図示せず)、変速機構(図示せず)などを含み得る。スピンドル3はさらに、チャック、面板、コレット、中空の筒状(モールス規格)テーパを挿入するためのモールステーパ、雌ねじ、雄ねじ等の、被加工物12を保持するための被加工物保持装置(図示せず)を含み得る。
本開示のいくつかの例示的な実施形態に従うと、旋削装置1はさらに、主軸台10、スピンドル3,および切削工具支持部5を載置するベース11を含み得る。ベース11は、切削工具支持部5が回転軸RAに平行に、すなわち送り方向FDに沿って移動することを可能にするように構成されてもよい。先に述べたように、切削工具支持部5は、ラック・アンド・ピニオンシステム(図示せず)等によって駆動されてもよい。さらに、ベース11は、スピンドル3および/または切削工具支持部5を水平にするためのレベリング装置(図示せず)をさらに含み得る。本明細書におけるさらに他の任意の例示的ないくつかの例に従うと、主軸台10は、被加工物12との接触に先立ってスピンドル3を被加工物12に対して整列させるおよび/または方向付けるためのXYZ変位システム(図示せず)により、ベース11上に変位可能に設置されてもよい。
本開示のいくつかの例示的な実施形態に従うと、旋削装置1は旋盤装置であってもよい。
図2に関して、図1の切削工具7の刃先9の領域の拡大斜視図を提供する。図2は、上記その他の例のうちの六角形の切削インサートまたは八角形の切削インサート等の、板状の切削工具インサート21を有する切削工具20の拡大図を示す。切削インサート21は、少なくとも1つの刃先24、たとえば図2に模式的に示されるように8つの刃先を含み得る。しかしながら、これは本開示を何ら限定するものではなく、当業者は少なくとも1つの刃先が設けられていればよいことを理解するであろう。
切削インサート21はさらに、機械加工中の切り屑の流れを案内するのに役立つすくい面25を有する。さらに、切削インサート21は、切削工具20の本体29に向けて座部(ポケット)を挿入するための接触周面27をさらに含み得る。本明細書におけるいくつかの例示的な実施形態に従うと、切削インサート21は、クランプ30により、切削工具20の本体29に交換可能に設置されてもよい。
刃先24は、すくい面25と逃げ面23(被加工物上に新たに形成された面を通過する表面)との間に形成されていてもよく、すくい面25と逃げ面23とが交わる部分に形成された刃先であるとみなすことができる。よって、刃先24はすくい面25の縁に位置する。
図3(a)および図3(b)に関して、被加工物(workpiece)WPの回転対称面SWPの機械加工についてより詳細に説明する。過剰な詳細事項によって本開示を曖昧にしないようにするために、被加工物WPの回転対称面SWPを、円筒面として、具体的には円筒体の周方向面として模式的に示す。しかしながら、本開示は円筒の周方向面に限定されないことを当業者は理解するであろう。
図3(a)は、対称面SWPの機械加工中において切削工具(図示せず)の刃先(cutting edge)CEを被加工物WPに接触させる段階における、回転軸RAに垂直な被加工物WPの対称面SWPの上面図を模式的に示す。被加工物WPの面SWPの機械加工中、刃先CEを、図3(a)に示すように回転軸RAに平行な送り方向FDに沿って移動させる。
本開示のいくつかの例示的な実施形態に従うと、被加工物WPの面SWPの機械加工は、被加工物WPを回転軸RAを中心として回転駆動することと、刃先CEが送り方向FDに対して傾斜するように刃先CEを被加工物WPに対して配置することと、刃先を被加工物WPに接触させることと、回転軸RAに平行な送り方向FDに沿って刃先CEを被加工物WPに対して相対的に前進させることとを含み得る。
本開示のいくつかの例示的な実施形態に従うと、刃先CEを送り方向FDに対して傾斜させてもよい。仮想面を、回転軸RAと、回転軸RAに垂直な軸A2とによって定めることができる。本開示のいくつかの例示的な実施形態に従うと、刃先CEをこの面に投影すると、図3(a)に示すように直線形状になり得る。投影した刃先CEは、送り方向FDに対して、約35°~約60°の範囲の角度αで傾斜していてもよい。たとえば、この角度αは、約40°~約50°の範囲であってもよい。本明細書における特別な例示的な例に従うと、この角度αは実質的に45°に等しいかまたは45°に近い角度であってもよい。
本開示のいくつかの例示的な実施形態に従うと、刃先CEは実質的に直線の形状であってもよい。本明細書におけるいくつかの例示的な例に従うと、角度αは、投影した刃先CEと、回転軸RAと軸A2とによって定められる仮想面にすくい面25の垂線を投影したものとの間に、角度γを定めることによって、求めることができる。図3(a)に模式的に示す投影した垂線n参照。なお、図3(a)の模式図において、すくい面25は刃先CEに投影されていると理解してもよく、すくい面25に対する垂線は実際、刃先CEに対して垂直である。角度αおよびγは、α=90°-γにより、相互に関連付けられる。すなわち、角度αは角度γの余角であり、角度γは角度αの余角である。したがって、αの値の範囲は、結局のところ、γが取り得る値の範囲であり、角度γは約30°~約55°の範囲、たとえば約40°~約50°の範囲にあってもよい。投影した垂線nはまた、図3(a)に示すように、軸A2に対して角度αで傾斜していてもよい。
図3(a)に示すように、垂線nの方向は、すくい面25からの垂線nが送り方向FDに向くように、軸A2の方向と同一のスタート方向から、軸A1の周りを角度αだけ回転させた方向に設定される。刃先CEを、すくい面25の垂線nが被加工物WPの接線に向けられるように位置決めされた場合、垂線nの方向は上記スタート方向に対応する。加えて、垂線nの方向は、すくい面25からの垂線nが送り方向FDに向けられるように、軸A3の周りを角度δだけ回転させた方向に設定される。この軸A3は、回転軸RAに対応する軸を軸A1(第1の軸)を中心として角度αだけ回転させた軸に対応する。
本開示のその他いくつかの例示的な実施形態に従うと、刃先CEは実質的に曲線の形状であってもよい。その場合でも図3(a)の直線としてのCEの模式図が適用される。なぜなら、図3(a)は刃先CEの投影図を示しているからである。図3(b)に関しては、刃先CEが曲線形状を有する場合、図3(b)の刃先CEはそれに応じて湾曲することになるのは明らかである。曲線形状を有する刃先の場合、刃先は(局所的)極値を有する(すなわち、刃先CEの湾曲形状を表す曲線のパラメータ表示の一次導関数は消滅する)。本明細書における特別であるが限定的ではない例示的な例において、刃先は実質的に対称形状を有していてもよく、(局所的)極値は湾曲形状を表す曲線の中心であってもよい。
刃先CEの全長Tは、刃先の端部ERとEFとの間の距離として与えられてもよい。刃先CEを被加工物WPに接触させると、刃先CEが被加工物WPに接触する有効長Lは全長Tよりも短い(L<T)。すなわち、被加工物WPの機械加工中において、刃先CEは、刃先CEのポイントAとポイントBとの間で被加工物WPに接触し、刃先CEの全長Tに沿って接触しているのではない。
本明細書におけるいくつかの例示的な例に従うと、有効長Lは全長Tの約30%から全長Tの約90%の範囲であればよい。
本開示のいくつかの例示的な実施形態に従うと、ポイントAおよびBのうちの少なくとも一方は、端部ER、EFのうち近い方から、最大で、被加工物WPの直径Dの1/50の場所にあってもよい。いくつかの例示的な実施形態に従うと、被加工物WPの直径Dは、機械加工される回転対称面SWPで決められてもよい。本開示のその他いくつかの例示的な実施形態に従うと、刃先CEの全長は、ポイントAから端部ERまで、またはポイントBから端部EFまでであってもよい。
本開示のいくつかの例示的な実施形態に従うと、送り方向FDに対する刃先CEの傾斜はさらに、回転軸RAに垂直な軸A2に沿う方向に刃先CEを投影したときの有効長L1を定める。すなわち、面SWPの材料はL1に従う幅で削り取られるのに対し、有効長L2は、送り方向FDまたは回転軸RAと軸Aとによって定められる仮想面に対する刃先CEの投影とみなすことができる。
特別であるが非限定的ないくつかの例示的な例において、角度αが約45°に等しいと仮定した場合、有効長Lは約4.0mmであってもよく、L1は約2.3mmであってもよく、L2は約2.3mmであってもよい。角度αが45°よりも大きい場合、長さLおよびL2が小さくなり、切り屑の幅が小さくなる。
被加工物WPの機械加工を特徴付けるさらに他のパラメータは、送り速度f(図示せず)によって与えることができる。送り速度fは、限界点Aなしで刃先CEのあるポイントが被加工物WPが1回転する間に送り方向FDに沿って進む距離に相当する。本開示のいくつかの例示的な実施形態に従うと、送り速度は、約0.2mm/回転~約1.2mm/回転の範囲にあってもよい。
図3(b)は、回転軸RAに沿う図3(a)の被加工物WPの断面図を模式的に示す。具体的には、図3(b)の断面図は図3(a)の図面に対して垂直である。軸A1は軸A2に対して垂直である。軸A1は、送り方向FDまたは回転軸RAに対しても垂直である。
図3(b)は被加工物WPの機械加工を示し、刃先CEは、図3(b)に示す切削深さapまで被加工物WPに貫入するように、被加工物WPに接触させられている。切削深さapは、被加工物WPの半径r1に関連がある。半径r1は、図3(a)の直径Dの2分の1(r1=1/2D)であり、半径r2は、刃先CEの端部Yにおける、機械加工された被加工物WOの半径に相当する。半径r2は、端部Yにおいて刃先CEに実質的に直交する。
端部Yとその反対側の端部Xは基本的に、図3(a)に示す端部BおよびAにそれぞれ対応している。具体的には、端部XとYとの間に延びている刃先CEが被加工物WPに接触し切削深さapに応じて被加工物WPの表面材料を削り取る。
図3(a)に関して、刃先CEは送り方向FDに対して傾斜して配置されていることを想起すると、有効長Lの端部Aに近い方の端部EFは、前端、または、送り方向FDにおいて前方(送り方向において上流)にある。言い換えると、端部EFは、反対側にある、有効長Lの端部Bに近い方の端部ERよりも前方にある端部であり、端部ERは後方(送り方向において下流)である。したがって、角度αで傾斜配置されているために、送り方向FDにおいて、端部EFは「前端」と呼ぶことができ、端部ERは「後端」と呼ぶことができる。言い換えると、ポイントBは、ポイントAとの比較において、回転軸RAを中心とする回転の方向(図示せず)の上流側に位置し得る。
刃先CEを、被加工物WPに対し、送り方向に沿って移動させると、面SWPに接触する刃先CEの接触点は、ポイントAからポイントBに移る。刃先CEのポイントAの部分は被加工物WPに最も浅く食い込んで被加工物WPの表面材料を削り取るのに対し、刃先CEのポイントBの部分は被加工物WPに最も深く食い込んで被加工物WPの表面材料を削り取る。
切削深さapが半径r1およびr2のうちのいずれか一方との比較において極めて小さい(「ap<<r1、r2」)と仮定した場合、以下の関係が満たされる。
D*ap=L r2=r1-ap;L +L =L;tanα=L/L;sinα=L/L;cosα=L/L)
本開示のいくつかの例示的な実施形態に従うと、長さLは、1.5~3.5mmの範囲にあってもよい。本明細書におけるいくつかの例示的な例に従うと、被加工物WPの直径Dは30mm以上であってもよい。切削深さapが取り得る値は、およそ0.25mmであってもよい。
本開示のいくつかの例示的な実施形態に従うと、図3(a)に示す被加工物WPは、中空円筒構成であってもよい。すなわち、直径Dは、中空円筒形の被加工物WPの内側の穴の直径に対応していてもよい。そうすると、面SWPは、被加工物WPの内周面を表していてもよい。これに代えて、被加工物WPは円筒形の被加工物であってもよく、面SWPは外周面を表していてもよい。被加工物WPが中空円筒形の構成である場合、図3(b)は、端部EFおよびERの順序を逆にして適用し得ることを、当業者は理解するであろう。すなわち、中空円筒形の構成の場合、端部EFは実際端部ERに対応し、端部ERは実際端部EFに対応する。そうでなければ、切削深さapに関する上記説明および上記関係が適用されるであろう。
図4に関して、本開示のさらに他の例示的な実施形態を説明する。
図4は、被加工物WPの面SWPに接触している刃先CEを有する切削工具Cの一部を模式的に示す。例示的な実施形態に従うと、被加工物WPの面SWPは、被加工物WPの外周面であってもよい。このことは、本開示を何ら限定するものではなく、面SWPは代わりに被加工物WPの内周面であってもよい(本明細書において、切削工具Cは回転軸RAと面SWPとの間に位置する)。
図4に関して、送り方向FDは上記他の実施形態と同様に特定され、送り方向FDは回転軸RAに実質的に平行である。被加工物WPの機械加工中、被加工物WPはこの回転軸RAを中心として回転する。回転軸RAと、何らかの機械加工を受ける被加工物WPの部分の面SWPとにより、実質的に円筒対称性が実現される。回転軸RAおよび径方向座標ベクトルRを含む円筒座標系が定められてもよく、径方向座標ベクトルRは、円筒座標系の径方向座標成分(r,z)に従い可能な径方向を示すベクトルのクラス(回転軸RAを中心とする回転について対称)から選択される。z座標成分は回転軸RAに対応付けられる。径方向座標ベクトルRは、回転軸RAに対して実質的に垂直である(かつ送り方向FDに対して垂直、なぜなら、送り方向FDおよび回転軸RAは平行であるため)。本開示のいくつかの例示的な実施形態に従うと、径方向座標ベクトルRは図3(a)および図3(b)に示す軸A1に平行であってもよい。
図4に関して、図1において双方向矢印15で示す切削工具7の配置をより詳細に説明する。図4における切削工具Cの配置では、角度βが径方向ベクトルRとすくい面(rake face)RFの垂線ベクトルNとの間に形成されるように、切削工具Cのすくい面RFが送り方向FDに対して傾斜していてもよい。径方向ベクトルRを中心とするすくい面RFの傾斜は、図1では双方向矢印15で示されていることを、当業者は理解するであろう。
刃先CEを軸A3を中心として回転させてもよい。角度δは、すくい面RFの垂線Nと軸A1または径方向座標ベクトルRに垂直な仮想軸(virtual axis)VAとの間の角度である。刃先CEを、垂線Nが軸A1に垂直になるように、または、すくい面RFが軸A1に平行になるように位置決めしたとき、角度δは0°である。角度βおよびδは、β=90°+δによって相互に関連付けられる。角度δは、約0°~約15°の範囲にあってもよい。
図3(a)、図3(b)、および図4に示すように、本開示のいくつかの例示的な実施形態に従うと、切削工具Cのすくい面に対する垂線は、送り方向FDに対して傾斜しており、第1の軸は送り方向FDに対して垂直な軸であり、第2の軸は送り方向FDおよび第1の軸双方に対して垂直な軸である。第1の軸および第2の軸は、回転軸RAに対して垂直であり、かつ互いに垂直である。言い換えると、送り方向と第1の軸とによって定められる面に対して刃先CEを投影したものは、送り方向に対して平行であり、送り方向と第2の軸とによって定められる面に対して刃先CEを投影したものは、送り方向および第2の軸に対して傾斜している。第1の軸および第2の軸はそれぞれ、軸A1および軸A2のうちの一方および他方であってもよい。
本開示のいくつかの例示的な実施形態に従うと、角度βは約90°~約105°の範囲にあってもよい。たとえば、角度βは、切削または旋削作業中において良好な耐チッピング性および低い摩擦力が得られるように、調整してもよい。
本開示のいくつかの例示的な実施形態に従うと、刃先(図1の9、図2の24、ならびに図3(a)、図3(b)、および図4のCE参照)は、実質的に直線の形状を有していてもよい(図4において破線で示す部分であり、これは、上記図3(a)および図3(b)の説明と同様、被加工物に接触している、ポイントAとBとの間の刃先CEの有効部分)。図5は、被加工物(これ以上は図示せず)の面SWPに対して配置された刃先CEを模式的に示す。面SWPは、被加工物(これ以上は図示せず)の内周面および外周面のうちの一方である。いくつかの例示的な実施形態に従うと、刃先CEは直線の形状を有していてもよい。仮想線LN1は、刃先CE上の接続ポイントP1とP2を結ぶことによって形成され、刃先CEが延びている方向と同じ方向に延びている。ポイントP1は、図3(a)および図4に示すポイントAおよびBのうちの一方に対応していてもよく、ポイントP2はポイントAおよびBのうちの他方に対応していてもよい。
本開示の代替実施形態に従うと、刃先は実質的に曲線の形状を有していてもよい。図6は、被加工物(それ以上は図示せず)の面SWPに対して配置された刃先CE’を模式的に示す。面SWPは、被加工物(それ以上は図示せず)の内周面および外周面のうちのいずれか一方である。
いくつかの例示的な実施形態に従うと、刃先CE’は、実質的に曲線の形状を有していてもよく、たとえば面SWPに対して凹形状でもよい。この場合、刃先CE’の少なくとも一方の端部すなわち端部E1およびE2のうちの一方は、面SWPから遠ざかるように湾曲している。
に模式的に示されるように、本開示のいくつかの例示的な実施形態に従うと、刃先CE’は、円(図6には示さず)の円弧に対応する実質的に曲線であってもよい。この円は半径R2および中心Mを有する。刃先CE’の曲率は、円(図示せず)の中心Mが刃先CE’よりも面SWPから遠くに位置するような曲率であってもよい。
線LN2は、刃先CE’上のポイントP3とP4とを結ぶ仮想線である。軸A2および回転軸RAによって定められる面に対して刃先CE’を投影したものは、図3(a)に示すように直線形状である。この場合、線LN2は、投影した刃先CE’の少なくとも一部に対応する。
本開示のいくつかの例示的な実施形態に従うと,被加工物(図6には示されていない)が、直径D(図6には示されていない)を、被加工物(図6には示されていない)の、機械加工を受けているまたは受ける予定の回転対称面において有する場合、半径R2は、実質的に直径Dの約4分の1よりも大きくてもよい(R2>D/4)。
本明細書におけるいくつかの例示的な実施形態に従うと、面SWPは内周面であってもよく、半径R2は、直径Dの約2分の1よりも小さい半径にさらに限定されてもよい(D/2>R2)。
図7は、表面粗さRz(図7の縦軸に沿って示され、通常の測定単位はμm)と送り速度f(図7の横軸に沿って示され、通常の測定単位はmm/回転)とのグラフ上の関係を模式的に示す。従来の旋削装置は、送り方向に平行な向きにされた刃先を有する。従来の旋削装置を用いる比較例に従うと、切削工具によって機械加工される面の表面粗さRzの関係は、図7に模式的に示すライン101および103のうちの一方に従い得る。明示されている線形の挙動は、2つの測定点の間の線形補間の結果として得ることができ本開示を限定することは意図していないことを、当業者は理解するであろう。ライン101および103が示すように、従来の旋削システムでは、送り速度fの増加に伴って表面粗さRzが実質的に増大する。たとえば、図7のライン101および103による比較例で測定されているように、送り速度fが0.2mm/回転からその2倍の0.4mm/回転になると、表面粗さRzはおよそ「3」倍に増加する。
比較例に対し、ライン105および107は、上記本開示の各種実施形態の説明に従う旋削装置における表面粗さと送り速度との関係を模式的に示す。ライン105および107のカーブが示しているように、送り速度がかなり長い範囲にわたって比較的速い送り速度である1.2mm/回転まで増大しても、表面粗さRzは2倍にすらならない(2倍未満)。したがって、本開示の各種実施形態に係る旋削装置により、表面粗さが許容できない程度まで増大することなく、より速い送り速度で表面を機械加工することができる。
図8A、図8B、図9A、および図9Bは、比較例(図8Aおよび図9A参照)および本開示に係る例示的な例(図8Bおよび図9B参照)に関して実施した各種測定を示す。
図8Aは、標準の切削工具を送り速度0.2mm/回転にして測定した表面粗さRzが1.75μmであることを示す(図7のライン103参照)。
図9Aは、従来の切削工具を送り速度0.4mm/回転にして測定した表面粗さが9.87μmであることを示す(図7のライン103参照)。
図8Bは、本開示の例示的な各種実施形態に関して先に説明した旋削装置で得られた測定値を示す。本開示の実施形態に従うと、刃先は送り方向に対して傾斜している。送り方向を0.8mm/回転に調整した。ここでは表面粗さRzとして2.78μmが得られた(図7のライン107参照)。
図9Bは、例示的な実施形態の旋削装置において送り速度をより高い1.2mm/回転としたときの測定値として、表面粗さRzが2.87μmであったことを示す(図7のライン107参照)。
このように、上記例示的な各種実施形態に従う旋削装置において、上記例示的な各種実施形態に従う被加工物の回転対称面の機械加工方法に従うと、高い送り速度で高品質の表面粗さを得ることができる。
上記被加工物は回転対称面を有し得るが、このことは本開示を何ら限定しない。たとえば、少なくとも一部が円筒形状である被加工物に加え、本開示に従い正方形および特殊形状の被加工物を機械加工することもできる。正方形および特殊形状の被加工物を機械加工する場合、適切な旋削装置がこのような被加工物を保持するために特殊なチャックまたは固定具を採用すればよい。
本開示が示す実施形態では回転軸に平行な送り方向に沿って切削工具を被加工物に対して相対的に前進させていることを当業者は理解するであろう。本明細書におけるいくつかの実施形態に従い、被加工物を固定した状態で切削工具を送り方向に沿って能動的に移動させてもよいが、本明細書におけるいくつかの代替的な実施形態に従い、切削工具を固定した状態で被加工物を送り方向に沿って能動的に移動させてもよい。同様に、被加工物に対して相対的に切削工具の向きを定めること、たとえば所望の傾斜角および/またはすくい角を調整することは、切削工具および被加工物のうちの一方を移動させる一方で、切削工具および被加工物のうちの他方を固定することを必要とし得る。「XをYに対して相対的に前進させる」ことは、「Xを能動的に移動させYを静止させる」ことおよび「Yを能動的に移動させXを静止させる」ことの両方を意味することを、当業者は理解するであろう。
開示した上記具体的な実施形態は例示にすぎない。なぜなら、本発明は、実際のところ変形し得るものであって、本明細書の教示の恩恵を受ける当業者には明らかである、異なるが同等である態様で、実施し得るからである。たとえば、上記プロセスのステップは異なる順序で実行し得る。さらに、本明細書に示す構成または設計の詳細に対する限定は、以下の請求項に記載のものを除いて、意図していない。したがって、開示した上記具体的な実施形態は変更または修正し得るものでありそのような変形はすべて本発明の範囲および精神に含まれると考えられることは、明らかである。よって、本明細書において求める保護は、以下の請求項に記載されている通りである。

Claims (11)

  1. 被加工物の回転対称面を機械加工する方法であって、前記方法は、
    前記被加工物を、回転軸を中心として回転駆動するステップと、
    すくい面の縁部に位置する刃先を有する切削工具を前記被加工物に対して配置するステップと、
    前記切削工具を前記被加工物に接触させるステップと、
    前記回転軸に平行である送り方向に沿い、前記切削工具を前記被加工物に対して相対的に前進させるステップとを含み、
    前記切削工具のすくい面に対する垂線は、前記送り方向、第1の軸、および第2の軸に対して傾斜しており、前記第1の軸および前記第2の軸は、前記送り方向に対して垂直であり、互いに垂直であり、
    前記第1の軸および前記第2の軸のうちの一方の軸の方向と、前記回転軸の方向とは、ともに水平方向であり、
    前記すくい面の前記垂線の方向が設定される方向は、
    (i)前記すくい面からの前記垂線が前記送り方向に対して鋭角をなすように、前記第2の軸の方向と同一のスタート方向から、前記第1の軸の周りに角度αだけ回転させ、
    (ii)第3の軸の周りに角度δだけ回転させた方向であり、前記第3の軸は、前記回転軸に対応する軸を前記第1の軸の周りに前記角度αだけ回転させた軸に対応し、
    前記角度αは35°~60°の範囲にあり、
    前記角度δは0°より大きく15°以下の範囲にあり、
    前記第2の軸および前記回転軸によって定まる仮想平面上に前記被加工物および前記刃先を投影した場合、前記刃先の有効部分のうち、前記送り方向における上流側の端部が、前記送り方向における下流側の端部よりも、前記被加工物の回転方向における下流側に位置し、かつ、前記送り方向における前記下流側の端部は、前記回転軸上にあり、
    前記刃先の前記有効部分のうち、前記送り方向における前記下流側の端部は、前記刃先の端部のうち近い方から、最大で、前記被加工物の直径の1/50の場所にあり、
    前記切削工具の前記送り方向に沿った送り速度は、0.2mm/回転~1.2mm/回転の範囲にある、方法。
  2. 前記刃先は直線の形状を有する、請求項1に記載の方法。
  3. 前記刃先は曲線の形状を有する、請求項1に記載の方法。
  4. 前記刃先は、前記被加工物から遠ざかるように前記刃先の少なくとも一方の端部に向かって湾曲している、請求項3に記載の方法。
  5. 前記被加工物の直径は、前記被加工物の前記回転対称面で決められ、前記曲線の形状は、半径を有する円の円弧に対応し、前記半径は前記直径の4分の1よりも大きい、請求項3および請求項4のいずれか1項に記載の方法。
  6. 前記被加工物の前記回転対称面は、前記被加工物の外周面である、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の方法。
  7. 前記被加工物の前記回転対称面は、前記被加工物の内周面である、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の方法。
  8. 前記被加工物の直径は、前記被加工物の前記回転対称面で決められ、前記曲線の形状は、半径を有する円の円弧に対応し、前記半径は、前記直径の4分の1よりも大きく、前記半径は、前記直径の2分の1よりも小さい、請求項3および請求項4のいずれか1項と組み合わせた請求項7に記載の方法。
  9. 前記刃先は、前記被加工物に係合すると、前記刃先の有効切削部分に沿って前記被加工物に接触し、前記有効切削部分の有効長は、前記刃先の全長よりも小さい、請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の方法。
  10. 被加工物の回転対称面を機械加工動作において機械加工するための旋削装置であって、
    前記旋削装置は、
    回転軸を中心とする回転運動を実行するように構成された駆動装置によって回転駆動されるように構成されたスピンドルと、
    切削工具支持部とを備え、前記切削工具支持部は、被加工物に対して機械加工動作を実行するためにすくい面の縁部に位置する刃先を有する切削工具を保持するように構成され、
    前記回転軸に平行である送り方向に沿って前記切削工具支持部を前記スピンドルに対して相対的に変位させるように構成された送り装置を備え、
    前記切削工具支持部は、前記機械加工動作の実行前に、前記刃先の前記すくい面に対する垂線が前記送り方向、第1の軸、および第2の軸に対して傾斜するような方向に向けることができ、前記第1の軸および前記第2の軸は、前記送り方向に対して垂直であり、互いに垂直であり、
    前記第1の軸および前記第2の軸のうちの一方の軸の方向と、前記回転軸の方向とは、ともに水平方向であり、
    前記すくい面の前記垂線の方向が設定される方向は、
    (i)前記すくい面からの前記垂線が前記送り方向に対して鋭角をなすように、前記第2の軸の方向と同一のスタート方向から、前記第1の軸の周りに角度αだけ回転させ、
    (ii)第3の軸の周りに角度δだけ回転させた方向であり、前記第3の軸は、前記回転軸に対応する軸を前記第1の軸の周りに前記角度αだけ回転させた軸に対応し、
    前記角度αは35°~60°の範囲にあり、
    前記角度δは0°より大きく15°以下の範囲にあり、
    前記第2の軸および前記回転軸によって定まる仮想平面上に前記被加工物および前記刃先を投影した場合、前記刃先の有効部分のうち、前記送り方向における上流側の端部が、前記送り方向における下流側の端部よりも、前記被加工物の回転方向における下流側に位置し、かつ前記送り方向における前記下流側の端部が前記回転軸上にあるように、前記切削工具支持部によって前記切削工具が保持され、
    前記刃先の前記有効部分のうち、前記送り方向における前記下流側の端部は、前記刃先の端部のうち近い方から、最大で、前記被加工物の直径の1/50の場所にあるように、前記切削工具支持部によって前記切削工具が保持され、
    前記切削工具の前記送り方向に沿った送り速度は、0.2mm/回転~1.2mm/回転の範囲にある、旋削装置。
  11. 前記切削工具支持部は、少なくとも1つの刃先を有する切削インサートを保持するように構成されている、請求項10に記載の旋削装置。
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