JP7018431B2 - 毛髪処理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、特有の臭いを発生することなく半永久的な直毛化を行う方法に関する。
カールした髪や縮毛を一時的に直毛化する方法として、ストレートアイロン等の高温加熱器具の使用が知られている。高温加熱器具の高温によって毛髪ケラチンの水素結合が切断、再形成され、一時的な直毛化が達成される。この水素結合は水分の作用により切断されるので、空気中の水分により経時的に元の毛髪形状に戻っていったり、洗髪により直毛化の効果は消失したりする。
毛髪を永久又は半永久的に変形させておくための方法として、スルフィド基、チオール基等を含む還元剤を作用させてジスルフィド結合を開裂させ、毛髪を所望の形状に変形した後、過酸化水素等の酸化剤を適用することでジスルフィド結合を再形成させて毛髪形状を固定する方法がある。また、別法として、水酸化ナトリウム、水酸化グアニジン等のアルカリ剤を約12以上のpHで作用させてジスルフィド結合をα,β-不飽和デヒドロアラニン部分とシステイン部分とに開裂させ、チオエーテル結合を形成させることによりランチオニンを生成させる方法がある。これらの方法では、永久又は半永久的な直毛化を達成でき、直毛化の効果は毛髪の成長によってのみ消失する。しかし、これらの処理は、毛髪にダメージを与えることが知られている。
最近になって、カルボキシ基に隣接するカルボニル基を有するカルボン酸(グリオキシル酸等)をヘアアイロン等の加熱を伴う機械的直毛化手段と併用すると、半永久的な直毛化効果が得られることが見出された(例えば特許文献1)。このグリオキシル酸等をヘアアイロン等の加熱を伴う機械的直毛化手段と併用する施術方法は、施術後に染毛処理又は脱色処理を組み合わせて行うこともできる(特許文献2、3)。これら特定のカルボン酸を用いた毛髪処理では、毛髪の損傷を抑えつつ直毛化が可能であり、複数回の洗髪を繰り返した後もその直毛化した外観を維持することができる。
特表2013-520468号公報 特表2015-535268号公報 特表2015-535269号公報
本発明は、以下の順序で実施されるステップ1~5を含む毛髪処理方法を提供するものである。
1.グリオキシル酸、グリオキシル酸水和物、グリオキシル酸塩及びグリオキシルアミドから選ばれる1種又は2種以上を含有し、酸性である第一の組成物を毛髪に適用するステップ
2.第一の組成物を適用した毛髪を放置するステップ
3.高温加熱器具により毛髪を加熱するステップ
4.酸化剤を含有し、pHが0.5以上8.0未満であり、染料成分の含有量が0.4質量%未満である第二の組成物を毛髪に適用するステップ
5.第二の組成物を適用した毛髪を放置するステップ
また本発明は、グリオキシル酸、グリオキシル酸水和物、グリオキシル酸塩及びグリオキシルアミドから選ばれる1種又は2種以上を含有し、酸性である第一の組成物と、酸化剤を含有し、pHが0.5以上8.0未満であり、染料成分の含有量が0.4質量%未満である第二の組成物とを備えた毛髪処理キットを提供するものである。
更に本発明は、毛髪を直毛化するための、上記毛髪処理キットの使用を提供するものである。
特許文献1に記載の毛髪処理方法を実際に施術した後の毛髪からは特有の臭いが発生する場合があることが分かった。この臭いは髪が乾いている際には感じられず、髪が濡れた状態にあるときにのみ感じられ、更に、この臭いは施術直後だけでなく、髪が濡れた場合には数週間の長期にわたって発生するものであった。このため、施術後に洗髪を行う、あるいは汗をかくなど髪が濡れるたびにこの特有の臭いを感じる場合があった。また、特許文献2や3に記載の毛髪処理方法でも特有の臭い発生を十分に抑制することはできなかった。更には特許文献2や3に記載の方法では処理後に髪色が変化するため、直毛化を望んでいるが髪色変化を望まない消費者にとっては不適な処理方法であった。
したがって本発明は、グリオキシル酸類と高温加熱器具を用いた直毛化処理後の毛髪から、処理直後だけでなく長期にわたって特有の臭いが発生せず、更には施術後に毛髪の色変化も発生しない毛髪処理方法に関する。
本発明者は鋭意検討の結果、グリオキシル酸類とヘアアイロン等の高温加熱器具を用いた直毛化処理の後、酸化剤を含有し酸性~中性を示す組成物を毛髪に適用することで、施術後に髪が濡れた際に生じる特有の臭いが劇的に低減することを見出し、発明を完成した。
<第一の組成物(直毛化組成物)>
第一の組成物は、直毛化処理に用いられ、活性成分としてグリオキシル酸、グリオキシル酸水和物、グリオキシル酸塩及びグリオキシルアミドから選ばれる化合物(以下、グリオキシル酸類ということがある)の1種又は2種以上を含有する。グリオキシル酸の水和物としては、グリオキシル酸一水和物が挙げられる。グリオキシル酸の塩としては、グリオキシル酸アルカリ金属塩、グリオキシル酸アルカリ土類金属塩が挙げられ、アルカリ金属塩としては、例えばリチウム塩、ナトリウム塩、カリウム塩等が挙げられ、アルカリ土類金属塩としては、マグネシウム塩、カルシウム塩等が挙げられる。グリオキシルアミドとしてはN-グリオキシロイルカルボシステイン、N-グリオキシロイルケラチンアミノ酸等が挙げられる。これらのうち、グリオキシル酸が好ましい。
第一の組成物中におけるグリオキシル酸類の含有量は、直毛化効果を十分に発揮する観点から、第一の組成物の総量を基準として、好ましくは0.1質量%以上、より好ましくは0.5質量%以上、更に好ましくは1質量%以上、更に好ましくは2.5質量%以上であり、また、処理中の操作性の観点から、好ましくは40質量%以下、より好ましくは30質量%以下、更に好ましくは25質量%以下、更に好ましくは20質量%以下である。なお、グリオキシル酸類がグリオキシル酸水和物、グリオキシル酸塩又はグリオキシルアミドである場合には、グリオキシル酸換算量として上述の範囲となればよい。
第一の組成物は酸性の組成物であって、そのpHは、直毛化効果を十分に発揮する観点から、好ましくは4.0以下、より好ましくは3.0以下、更に好ましくは2.5以下であり、また、安全性の観点から、好ましくは0.5以上、より好ましくは1.0以上である。第一の組成物のpHは、公知のアルカリ剤、好ましくは水酸化ナトリウム、又はグリオキシル酸類以外の公知の酸を用いて調整することができる。なお、pHは25℃条件下で組成物を直に測定した値とする。
前述したように、従来の永久的な毛髪形状の変形方法/直毛化方法は、ジスルフィド架橋の切断、再構成に基づいており、硫黄系還元剤、アルカリ剤等によるジスルフィド結合の開裂に続いて、毛髪を変形させ、新たな結合を形成することを含む。この新たな結合とは、ジスルフィド結合の開裂後、酸化剤の作用により形成されるジスルフィド結合又はチオエーテル結合である。このような永久的な直毛化方法とは異なり、本発明はジスルフィド結合の開裂も、新たな形状での結合の固定も利用しない。したがって、本発明で用いる第一の組成物には硫黄系還元剤を存在させる必要がない。しかしながら、組成物の総量を基準として2質量%までであれば、硫黄系還元剤が組成物の直毛化性能を妨げることはない。したがって、第一の組成物中における硫黄系還元剤の含有量は、好ましくは2質量%未満、より好ましくは1質量%未満であり、第一の組成物が硫黄系還元剤を含まないことがより好ましい。
第一の組成物は水を媒体とすることが好ましい。また、第一の組成物は、好適には、下に定義する界面活性剤及び/又はコンディショニング成分等の更なる成分を含むことができ、好適には、溶液、エマルション、クリーム、ペースト、ジェル又はムースの形態をとることができる。
<第二の組成物(消臭組成物)>
第二の組成物は、前記第一の組成物を用いた直毛化処理を行うことにより発生する特有の臭いを消す処理に用いられ、酸化剤を含有する。酸化剤としては、例えば、過酸化水素;過硫酸アンモニウム、過硫酸カリウム、過硫酸ナトリウム等の過硫酸塩;過ホウ酸ナトリウム等の過ホウ酸塩;過炭酸ナトリウム等の過炭酸塩;臭素酸ナトリウム、臭素酸カリウム等の臭素酸塩等が挙げられる。なかでも、直毛化処理に伴う特有の臭いを低減させる効果の高さの観点から、過酸化水素、過硫酸カリウムが好ましく、過酸化水素がより好ましい。
第二の組成物中における酸化剤の含有量は、直毛化処理に伴う特有の臭いを低減させる観点から、第二の組成物の総量を基準として、好ましくは0.1質量%以上、より好ましくは0.4質量%以上、更に好ましくは1.0質量%以上、更に好ましくは1.5質量%以上、更に好ましくは2.0質量%以上であり、また、組成物の安定性の観点から、好ましくは6.0質量%以下、より好ましくは5.0質量%以下、更に好ましくは4.0質量%以下、更に好ましくは3.5質量%以下、更に好ましくは3.0質量%以下である。
本発明の毛髪処理は、毛髪の色の変化をほとんど生じさせずに本願発明の効果を達成することを目的としているため、第二の組成物には染料を実質的に含まないことが好ましい。ここで染料とは、酸性染料、アニオン染料、ニトロ染料、分散染料、カチオン染料等の直接染料のほか、酸化染料中間体(プレカーサー及びカプラー)及びこれらの混合物を意味する。また、染料を実質的に含まないとは、染料の含有量が、第二の組成物の総量を基準として、好ましくは0.4質量%未満であることをいい、より好ましくは0.2質量%未満、更に好ましくは0.1質量%未満、更に好ましくは0.05質量%未満、更に好ましくは0.01質量%未満であることをいう。
第二の組成物のpH(室温(25℃)で直接測定)は、毛髪の消臭と色変化抑制を両立させる観点から、0.5以上であって、好ましくは1.0以上、より好ましくは1.5以上、更に好ましくは1.8以上、更に好ましくは2.0以上であり、また、8.0未満であって、好ましくは7.0以下、より好ましくは6.0以下、更に好ましくは5.5以下、更に好ましくは5.0以下である。
第二の組成物は水を媒体とすることが好ましい。また、第二の組成物は、好適には、以下に定義する界面活性剤及び/又はコンディショニング成分等の更なる成分を含むことができる。また、剤型としては好適には、溶液、エマルション、クリーム、ペースト、ジェル、シャンプー、コンディショナー、トリートメント、リンス、リーブイントリートメント、ミスト、スプレー、フォーム等の形態をとることができる。
第二の組成物の粘度の値は、塗布中に組成物がたれ落ちることを防止する観点から、好ましくは10mPa・s以上、より好ましくは100mPa・s以上、更に好ましくは200mPa・s以上、更に好ましくは1,000mPa・s以上であり、また、好ましくは300,000mPa・s以下、より好ましくは200,000mPa・s以下、更に好ましくは150,000mPa・s以下、更に好ましくは100,000mPa・s以下である。
ここで第二の組成物の粘度は、B型粘度計で30℃で測定した際の値を指す。具体的には、第二の組成物の粘度が20,000mPa・sまではB型粘度計TVB-10M(東機産業社製)で、組成物の粘度が20,000mPa・sを超える場合は、B型粘度計TVB-10R(東機産業社製)とT-BAR STAGE TS-10(東機産業社製)を併用し、30℃で60秒間回転後の条件で、以下のローター、回転数を用いて測定するものとする。回転数は、組成物の粘度が10mPa・sまでは30rpm、10mPa・sを超え20mPa・sまでは60rpm、20mPa・sを超え20,000mPa・sまでは30rpm、20,000mPa・sを超える場合は5rpmを使用し、また、ローターは、組成物の粘度が10mPa・sまではL/Adp、10mPa・sを超え200mPa・sまではM1、200mPa・sを超え1,000mPa・sまではM2、1,000mPa・sを超え4,000mPa・sまではM3、4,000mPa・sを超え20,000mPa・sまではM4、20,000mPa・sを超え160,000mPa・sまではT-B、160,000mPa・sを超える場合は、T-Cを使用する。
(増粘ポリマー)
第一の組成物及び第二の組成物は、本発明の効果を阻害しない範囲で毛髪化粧料に使用できる増粘ポリマーを含むことができる。増粘ポリマーとしては、カチオン性増粘ポリマー、ノニオン性増粘ポリマー、アニオン性増粘ポリマー等が挙げられる。
カチオン性の増粘ポリマーとしては、天然又は半合成のカチオン性多糖類、ポリマー鎖の側鎖にアミノ基又はアンモニウム基を含むか、又はジアリル4級アンモニウム塩を構成単位として含む合成系ポリマー等が挙げられる。
カチオン性多糖類の具体例としてはカチオン化セルロース誘導体、カチオン化グアーガム誘導体、ヒドロキシプロピルキトサン、キトサン・dl-ピロリドンカルボン酸塩等が挙げられる。
ポリマー鎖の側鎖にアミノ基又はアンモニウム基を含む合成系カチオン性ポリマーとしては、トリアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレート、トリアルキルアミノアルキル(メタ)アクリルアミド、(メタ)アクリルアミド、ビニルアミン等を構成単位として含む合成系カチオン性ポリマーが挙げられ、具体例としてはメタクリロイルオキシエチレントリモニウムクロリドの重合体(INCI名:ポリクオタニウム-37)、(アクリル酸/アクリル酸メチル/3-メタクリロイルアミノプロピルトリメチルアンモニウムクロリド)コポリマー(INCI名:ポリクオタニウム-47)、(アクリル酸/アクリルアミド/メチルメタクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウムクロリド)コポリマー(INCI名:ポリクオタニウム-53)、(ジメチルアクリルアミド/メタクリル酸エチルトリモニウムクロリド)コポリマー、(ビニルアミン/ビニルアルコール)コポリマー等が挙げられる。
ジアリル4級アンモニウム塩を構成単位として含む合成系カチオン性ポリマーとしては、ジアリルジメチルアンモニウムクロリドの重合体(INCI名:ポリクオタニウム-6)、(ジメチルジアリルアンモニウムクロリド/アクリルアミド)コポリマー(INCIポリクオタニウム-7)、(アクリル酸/ジアリルジメチルアンモニウムクロリド)コポリマー(INCI名:ポリクオタニウム-22)、(アクリルアミド/アクリル酸/ジアリルジメチルアンモニウムクロリド)コポリマー(INCI名:ポリクオタニウム-39)等が挙げられる。
ノニオン性の増粘ポリマーとしては、天然又は半合成のノニオン性多糖類、ビニルアルコール、オキシアルキレンを構成単位として含む合成系ノニオン性ポリマー等が挙げられる。
天然又は半合成のノニオン性多糖類の具体例としては、デンプン、グアーガム、ローカストビーンガム、グルコマンナン等の水溶性天然多糖類、及びセルロース、デンプン、グアーガム、ローカストビーンガム等にアルキレンオキサイドを反応させてなる水溶性ヒドロキシアルキル化多糖類等が挙げられる。具体例としては、グアーガム、プルラン、ヒドロキシエチルセルロース、メチルヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース等が挙げられる。
ビニルアルコール、オキシアルキレンを構成単位として含む合成系ノニオン性増粘ポリマーの具体例としては、ポリビニルアルコール、高重合度ポリエチレングリコール、(PEG-240/デシルテトラデセス-20/HDI)コポリマー等が挙げられる
アニオン性増粘ポリマーとしては、ポリアクリル酸、アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体、低級アルキルビニルエ―テル/無水マレイン酸共重合体の末端不飽和ジエン化合物による部分架橋ポリマーの加水分解物又はそのモノアルキルエステル、カラギーナン、キサンタンガム、デヒドロキサンタンガム、ウェランガム、ヒドロキシプロピルキサンタンガム、ステアロキシPGヒドロキシエチルセルローススルホン酸ナトリウム、(アクリル酸ヒドロキシエチル/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマー等が挙げられる。
増粘ポリマーは、単独で、又は2種以上を組み合わせて用いることができる。第一の組成物及び/又は第二の組成物が増粘ポリマーを含有する場合、その含有量は、第一の組成物及び第二の組成物のそれぞれの総量を基準として、塗布時の毛髪に対する良好な伸び・なじみ性を付与する観点から、好ましくは0.01質量%以上、より好ましくは0.05質量%以上、更に好ましくは0.1質量%以上であり、また、施術を行う上で良好な操作性を付与する点から、好ましくは3質量%以下、より好ましくは2.5質量%以下、更に好ましくは2質量%以下である。
(界面活性剤)
第一の組成物及び第二の組成物は、本発明の効果を阻害しない範囲で毛髪化粧料に使用できる界面活性剤を含むことができる。界面活性剤として、カチオン界面活性剤、非イオン界面活性剤、両性界面活性剤及びアニオン界面活性剤のいずれかを使用することができる。2タイプ以上の界面活性剤を組み合わせて使用することも可能である。
カチオン界面活性剤は、好ましくは1個のC8~C24アルキル基及び3個のC1~C4アルキル基を有するモノ長鎖アルキル四級アンモニウム塩である。
好ましくは、少なくとも1種のモノ長鎖アルキル四級アンモニウム界面活性剤は、下記一般式で表される化合物から選択される。
Figure 0007018431000001
〔式中、R1は、8~22個の炭素原子を有する飽和若しくは不飽和の、分岐若しくは直鎖アルキル鎖、R5-CO-NH-(CH2)n-、又はR5-CO-O-(CH2)n-(R5は炭素数7~21の飽和又は不飽和の分岐又は直鎖アルキル鎖であり、nは1~4の整数である)を示し、
2、R3及びR4は、互いに独立に、1~4個の炭素原子を有するアルキル基、1~4個の炭素原子を有するヒドロキシルアルキル鎖又はエトキシ若しくはプロポキシ基(エトキシ又はプロポキシ基の数は1~4個の間で変化する)を示し、
Xはクロリド、ブロミド、メトサルフェート又はエトサルフェートを示す。〕
具体的なカチオン界面活性剤としては、例えば、セチルトリメチルアンモニウムクロリド、ミリスチルトリメチルアンモニウムクロリド、ベヘントリモニウムクロリド、トリメチルセチルアンモニウムブロミド、ステアリルトリメチルアンモニウムクロリド、ステアリルトリモニウムクロリド、ステアラミドプロピルトリモニウムクロリド等の長鎖四級アンモニウム化合物等が挙げられ、これらは単独で又は2種以上を組み合わせて使用することができる。
非イオン界面活性剤の例としては、ポリオキシ-C1-4アルキレンC8-24アルキルエーテル、ポリオキシ-C1-4アルキレンC8-24アルケニルエーテル、高級(C12~C24)脂肪酸ショ糖エステル、ポリグリセリンC8-24脂肪酸エステル、高級(C12~C24)脂肪酸モノ-又はジエタノールアミド、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンソルビタンC8-24脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビットC8-24脂肪酸エステル、C8-24アルキルサッカライド系界面活性剤、C8-24アルキルアミンオキシド及びC8-24アルキルアミドアミンオキシド等が挙げられる。
両性界面活性剤の例としては、イミダゾリン系界面活性剤、カルボベタイン系界面活性剤、アミドベタイン系界面活性剤、スルホベタイン系界面活性剤、ヒドロキシスルホベタイン系界面活性剤及びアミドスルホベタイン系界面活性剤等が挙げられる。
アニオン界面活性剤の例としては、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキル又はアルケニルエーテルサルフェート、アルキル又はアルケニルサルフェート、オレフィンスルホン酸塩、アルカンスルホン酸塩、飽和又は不飽和脂肪酸塩、アルキル又はアルケニルエーテルカルボン酸塩、α-スルホ脂肪酸塩、N-アシルアミノ酸型界面活性剤、リン酸モノ又はジエステル型界面活性剤及びスルホコハク酸塩が挙げられる。アルキルエーテルサルフェートの例としては、ポリオキシエチレンアルキルエーテルサルフェート等が挙げられる。これらの界面活性剤のアニオン性残基の対イオンの例としては、アルカリ金属イオン(ナトリウムイオン、カリウムイオン等);アルカリ土類金属イオン(カルシウムイオン、マグネシウムイオン等);アンモニウムイオン;及びそれぞれ2又は3個の炭素原子を有する1~3個のアルカノール基を有するアルカノールアミン(例えば、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン又はトリイソプロパノールアミン)等が挙げられる。
界面活性剤は、単独で又は2種以上を組み合わせて使用することができる。第一の組成物及び/又は第二の組成物が界面活性剤を含有する場合、その含有量は、第一の組成物及び第二の組成物のそれぞれの総量を基準として、好ましくは0.05質量%以上、より好ましくは0.1質量%以上であり、また、好ましくは10質量%以下、より好ましくは5質量%以下である。
(コンディショニング成分)
第一の組成物及び第二の組成物は、本発明の効果を阻害しない範囲で毛髪化粧料に使用できるコンディショニング成分を含むことができる。コンディショニング成分は、毛髪に付着し、髪の感触及び髪のまとまりを改善するオイル又はポリマーである。
第一の組成物及び/又は第二の組成物がコンディショニング成分を含有する場合、その総含有量は、第一の組成物及び第二の組成物のそれぞれの総量を基準として、好ましくは0.01質量%以上、より好ましくは0.05質量%以上、更に好ましくは0.1質量%以上であり、また、好ましくは30質量%以下、より好ましくは20質量%以下、更に好ましくは10質量%以下である。
コンディショニング成分の例としては、一般に、シリコーン、有機コンディショニングオイル(例えば、炭化水素油、ポリオレフィン、脂肪酸エステル及び天然オイル)及び高級アルコール等が挙げられる。第一の組成物及び第二の組成物は、単一種のコンディショニング成分又は2種以上の成分の組合せを含むことができる。
シリコーン
第一の組成物及び第二の組成物は、使用感を改善するためにシリコーンを含むことが好ましい。シリコーンの例としては、ジメチルポリシロキサン及び変性シリコーン(例えば、アミノ変性シリコーン、フッ素変性シリコーン、アルコール変性シリコーン、ポリエーテル変性シリコーン、エポキシ変性シリコーン、アルキル変性シリコーン等)等が挙げられ、ジメチルポリシロキサン、ポリエーテル変性シリコーン及びアミノ変性シリコーンが好ましい。
ジメチルポリシロキサンとしては、いずれの環状又は非環状ジメチルシロキサンポリマーを用いることもでき、その例として、SH200シリーズ、BY22-019、BY22-020、BY11-026、B22-029、BY22-034、BY22-050A、BY22-055、BY22-060、BY22-083、FZ-4188(いずれも東レ・ダウコーニング株式会社)、KF-9008、KM-900シリーズ、MK-15H、MK-88(いずれも信越化学工業株式会社)等が挙げられる。
ポリエーテル変性シリコーンとしては、ポリオキシアルキレン基を有するあらゆるシリコーンを用いることができ、ポリオキシアルキレン基を構成する基は、オキシエチレン基又はオキシプロピレン基とすることができる。より具体的な例としては、KF-6015、KF-945A、KF-6005、KF-6009、KF-6013、KF-6019、KF-6029、KF-6017、KF-6043、KF-353A、KF-354A、KF-355A(いずれも信越化学工業株式会社)、FZ-2404、SS-2805、FZ-2411、FZ-2412、SH3771M、SH3772M、SH3773M、SH3775M、SH3749、SS-280Xシリーズ、BY22-008M、BY11-030、BY25-337(いずれも東レ・ダウコーニング株式会社)等を挙げることができる。
アミノ変性シリコーンとしては、アミノ基又はアンモニウム基を有するあらゆるシリコーンを用いることができ、その例として、全部又は一部の末端ヒドロキシル基がメチル基等で末端封止されたアミノ変性シリコーンオイル及び末端封止されていないアモジメチコン等が挙げられる。好ましいアミノ変性シリコーンとして、例えば、次式で表される化合物を用いることができる。
Figure 0007018431000002
〔式中、R'は水素原子、水酸基又はRZを示し、RZは置換又は非置換の炭素数1~20の一価炭化水素基を示し、JはRZ、R"-(NHCH2CH2)aNH2、ORZ又は水酸基を示し、R"は炭素数1~8の二価炭化水素基を示し、aは0~3の数を示し、b及びcはその和が数平均で、10以上20000未満、好ましくは20以上3000未満、より好ましくは30以上1000未満、更に好ましくは40以上800未満となる数を示す。〕
好適なアミノ変性シリコーンの市販品の具体例としては、アミノ変性シリコーンオイル(SF8452C、SS-3551(いずれも東レ・ダウコーニング株式会社)、KF-8004、KF-867S、KF-8015(いずれも信越化学工業株式会社));及びアモジメチコンエマルション(SM8704C、SM8904、BY22-079、FZ-4671、FZ-4672(いずれも東レ・ダウコーニング株式会社))等が挙げられる。
第一の組成物及び/又は第二の組成物がシリコーンを含有する場合、その含有量は、第一の組成物及び第二の組成物のそれぞれの総量を基準として、好ましくは0.1質量%以上、より好ましくは0.2質量%以上、更に好ましくは0.5質量%以上であり、また、好ましくは20質量%以下、より好ましくは10質量%以下、更に好ましくは5質量%以下である。
有機コンディショニングオイル
第一の組成物及び第二の組成物は、使用感を改善するために有機コンディショニングオイルを含むことができる。コンディショニング成分として使用するのに適した有機コンディショニングオイルは、好ましくは、低粘度かつ水に不溶な液体であり、少なくとも10個の炭素原子を有する炭化水素油、ポリオレフィン、脂肪酸エステル、天然オイル及びこれらの混合物から選択される。これら有機コンディショニングオイルの粘度は、好ましくは1mPa・s以上、より好ましくは2mPa・s以上であり、また、好ましくは200mPa・s以下、より好ましくは100mPa・s以下、更に好ましくは50mPa・s以下である。粘度の測定には毛細管粘度計を使用することができる。ここで有機コンディショニングオイルの粘度は、毛細管粘度計を使用し、40℃で測定した値をいう。
炭化水素油の例としては、環状炭化水素、直鎖脂肪族炭化水素(飽和又は不飽和)及び分岐脂肪族炭化水素(飽和又は不飽和)が挙げられ、これらのポリマー又は混合物も包含される。直鎖炭化水素油は、好ましくは12~19個の炭素原子を有する。分岐炭化水素油としては、好ましくは19個を超える炭素原子を有する炭化水素ポリマーが挙げられる。
ポリオレフィンとしては、液状ポリオレフィン、より好ましくは液状ポリ-α-オレフィン、更に好ましくは水素化液状ポリ-α-オレフィンが挙げられる。本発明において使用されるポリオレフィンは、好ましくは炭素数4以上、より好ましくは6以上、また好ましくは炭素数14以下、より好ましくは12以下のオレフィンモノマーを重合することにより調製される。
脂肪酸エステルとしては、例えば、炭素数10以上の脂肪酸エステルを用いることができる。この種の脂肪酸エステルの例としては、脂肪酸及びアルコールから誘導された炭化水素鎖を有するエステル(例えば、モノエステル、多価アルコールエステル又はジ-及びトリカルボン酸エステル)等が挙げられる。この脂肪酸エステルの炭化水素基は、置換基として適合性を有する他の官能基(アミド基、アルコキシ基等)を有していてもよいし、或いは炭化水素基がこれらの官能基に共有結合していてもよい。より具体的には、炭素数10~22の脂肪酸のアルキルエステル及びアルケニルエステル、炭素数10~22のアルキル及び/又はアルケニルアルコールのカルボン酸エステル、並びにこれらの混合物が好適に使用される。これらの脂肪酸エステルの具体例としては、イソステアリン酸イソプロピル、ラウリン酸ヘキシル、ラウリン酸イソヘキシル、パルミチン酸イソヘキシル、パルミチン酸イソプロピル、オレイン酸デシル、オレイン酸イソデシル、ステアリン酸ヘキサデシル、ステアリン酸デシル、アジピン酸ジヘキサデシル、乳酸ラウリル、乳酸ミリスチル、乳酸セチル、ステアリン酸オレイル、オレイン酸オレイル、ミリスチン酸オレイル、酢酸ラウリル、プロピオン酸セチル、アジピン酸ジオレイル等が挙げられる。
更なる好適なオイル成分は、流動パラフィン、トリグリセリド等である。好適なトリグリセリドは、アルガン油、シア脂油、カリテ油、オリーブ油、アーモンド油、アボカド油、ヒマシ(ricinus)油、ヤシ油、パーム油、ゴマ油、落花生油、ヒマワリ油、モモ核油、コムギ胚芽油、マカデミアナッツ油、マカデミア油、月見草油、ホホバ油、ヒマシ油、ダイズ油、ラノリン、トウケイソウ油、ブラッククミン油、ルリジサ油、ブドウ種子油、麻実油、ククイナッツ油及びローズヒップ油等である。
有機コンディショニングオイルは単独で又は2種以上を組み合わせて使用することができ、その総含有量は、第一の組成物及び第二の組成物のそれぞれの総量を基準として、好ましくは0.1質量%以上、より好ましくは0.2質量%以上、更に好ましくは0.5質量%以上であり、また、好ましくは20質量%以下、より好ましくは10質量%以下、更に好ましくは5質量%以下である。
高級アルコール
第一の組成物及び第二の組成物は、触感及び安定性を改善するという観点から、炭素数8以上の高級アルコールを含むことができる。高級アルコールの炭素数は、好ましくは8以上、より好ましくは16以上であり、また、好ましくは22以下である。その具体例としては、セチルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール及びこれらの混合物等が挙げられる。
高級アルコールは単独で又は2種以上を組み合わせて使用することができ、その含有量は、第一の組成物及び第二の組成物のそれぞれの総量を基準として、好ましくは0.1質量%以上、より好ましくは0.2質量%以上、更に好ましくは0.5質量%以上であり、また、好ましくは20質量%以下、より好ましくは10質量%以下、更に好ましくは5質量%以下である。
更に、ポリオールも組成物中に好適に含有させることができる。ポリアルキレングリコールの例としては、ポリエチレングリコール及びポリプロピレングリコールが挙げられ、この2種の混合物も使用することができ、或いはエチレンオキシド及びプロピレンオキシドのコポリマーも使用することができる。
更に、第一の組成物及び第二の組成物は、化粧品分野において従来使用されている、防腐剤、キレート剤、安定化剤、酸化防止剤、植物抽出物、紫外線吸収剤、ビタミン類、染料、香料等の更なる成分を含むことができる。
また、以上述べた第一の組成物と、第二の組成物とを備えた毛髪処理キットとして提供することもできる。
<毛髪処理方法>
本発明の毛髪処理方法は、毛髪の直毛化ステップ(ステップ1~3)及び消臭ステップ(ステップ4~5)を含む。
直毛化ステップは、グリオキシル酸類を活性成分として利用することにより半永久的な直毛化を達成するものである。この直毛化効果は、還元によるジスルフィド結合の開裂や強アルカリの作用により達成されるものではない。したがって、還元組成物もアルカリ性リラクサー(ランチオニン化剤)も不要である。
ステップ1においては、第一の組成物(直毛化組成物)を毛髪に適用する。毛髪と第一の組成物との質量比(毛髪:第一の組成物)は、直毛化効果を十分に発現させる観点から、好ましくは0.5:2~2:0.5、より好ましくは0.5:1~1:0.5、更に好ましくは約1:1である。
ステップ2では、第一の組成物を適用した毛髪を、好ましくは20~45℃の温度、より好ましくは室温(25℃)で放置する。放置時間は、直毛化効果を十分に発現させる観点から、好ましくは1分間以上、より好ましくは5分間以上、更に好ましくは10分間以上、更に好ましくは15分間以上であり、また、好ましくは120分間以下、より好ましくは90分間以下、更に好ましくは60分間以下、更に好ましくは45分間以下である。第一の組成物を毛髪上に放置する時間は、毛髪のタイプ、すなわち毛髪が損傷しているか否か又は耐性を有するか否かに依存する。また、放置時間とはステップ1が終了してから、次のステップを開始するまでの時間をいう。
ステップ2の後、ステップ3の前に、ステップ3で毛髪を加熱する際に水蒸気が過度に発生しないように、任意的に、毛髪を加熱乾燥させることができる。通常、この目的にはヘアドライヤー等、加熱時に毛髪の表面温度が120℃を超えない加温具を使用するのが好ましい。毛髪の乾燥は、毛髪が絡まないように手、櫛等で連続的に梳かしながら行うことが好ましい。
更に任意的に、ステップ2と3の間で毛髪を水ですすいで、再び乾燥させることができる。
ステップ3では、高温加熱器具により毛髪を加熱する。通常、この目的にはヘアアイロン、好ましくはストレートアイロンを使用することができる。毛髪のダメージを防ぐために、ヘアアイロンのプレート表面温度は、好ましくは250℃以下、より好ましくは230℃以下である。十分な直毛化効果を得るために、ヘアアイロンの温度は、好ましくは130℃以上、より好ましくは150℃以上、更に好ましくは170℃以上とする。ヘアアイロンの表面温度は、好ましくは180±50℃、より好ましくは170~230℃とすることができる。
ステップ3の後、任意的に、毛髪を水ですすぐことができる。このすすぎの後には、任意にシャンプーすることができる。また、このすすぎ又はシャンプーの後に任意に乾燥させることができる。
消臭ステップは、直毛化ステップの後に実施される。
ステップ4においては、第二の組成物(消臭組成物)を毛髪に適用する。毛髪と第二の組成物との質量比(毛髪:第二の組成物)は、好ましくは0.5:2~2:0.5、より好ましくは0.5:1~1:0.5、更に好ましくは約1:1である。
ステップ5では、第二の組成物を適用した毛髪を一定時間放置する。ここでの放置時間は、施術を行う上での簡便性及び毛髪の色変化抑制に優れる点から、好ましくは1分以上、より好ましくは5分以上であり、また、好ましくは45分以下、より好ましくは30分以下、更に好ましくは20分以下である。
ステップ5の後は、そのまま毛髪をすすぐことなく放置又は乾燥してもよく、また任意的に、毛髪を水ですすぐこともできる。このすすぎの後には、任意的にシャンプーすることができる。また、このすすぎ又はシャンプーの後に任意に乾燥させることができる。施術の簡便性、施術時間の短縮の観点からは、そのまま毛髪をすすぐことなく放置又は乾燥することが好ましく、施術直後の消臭効果がより高く、施術後の毛髪がより自然な感触である観点からは、毛髪を水ですすぎ、任意にシャンプーし、乾燥することが好ましい。
以上述べた実施形態に関し、以下に本発明の好ましい態様を更に開示する。
<1>
以下の順序で実施されるステップ1~5を含む毛髪処理方法。
1.グリオキシル酸、グリオキシル酸水和物、グリオキシル酸塩及びグリオキシルアミドから選ばれる1種又は2種以上を含有し、酸性である第一の組成物を毛髪に適用するステップ
2.第一の組成物を適用した毛髪を放置するステップ
3.毛髪を加熱するステップ
4.酸化剤を含有し、pHが0.5以上8.0未満であり、染料成分の含有量が0.4質量%未満である第二の組成物を毛髪に適用するステップ
5.第二の組成物を適用した毛髪を放置するステップ
<2>
好ましくは、第二の組成物中の酸化剤が過酸化水素である、<1>に記載の毛髪処理方法。
<3>
第二の組成物中における酸化剤の含有量が、好ましくは0.1質量%以上、より好ましくは0.4質量%以上、更に好ましくは1.0質量%以上、更に好ましくは1.5質量%以上、更に好ましくは2.0質量%以上であり、また、好ましくは6.0質量%以下、より好ましくは5.0質量%以下、更に好ましくは4.0質量%以下、更に好ましくは3.5質量%以下、更に好ましくは3.0質量%以下である、<1>又は<2>に記載の毛髪処理方法。
<4>
第二の組成物の25℃におけるpHが、0.5以上であって、好ましくは1.0以上、より好ましくは1.5以上、更に好ましくは2.0以上であり、また、好ましくは8.0未満であって、好ましくは7.0以下、より好ましくは6.0以下、更に好ましくは5.5以下、更に好ましくは5.0以下である、<1>~<3>のいずれかに記載の毛髪処理方法。
<5>
第二の組成物中における染料の含有量が、好ましくは0.2質量%未満、より好ましくは0.1質量%未満、更に好ましくは0.05質量%未満、更に好ましくは0.01質量%未満である、<1>~<4>のいずれかに記載の毛髪処理方法。
<6>
ステップ5において、第二の組成物が適用された毛髪を放置する時間が、好ましくは1分以上、より好ましくは5分以上であり、また、好ましくは45分以下、より好ましくは30分以下、更に好ましくは20分以下である、<1>~<5>のいずれかに記載の毛髪処理方法。
<7>
ステップ5の後、好ましくは毛髪を水ですすぐことなく放置又は乾燥する、<1>~<6>のいずれかに記載の毛髪処理方法。
<8>
ステップ5の後、好ましくは毛髪を水ですすぐ、<1>~<6>のいずれかに記載の毛髪処理方法。
<9>
ステップ2の後、ステップ3の前に、好ましくは毛髪を加熱乾燥する、<1>~<8>のいずれかに記載の毛髪処理方法。
<10>
ステップ3において用いる高温加熱器具が、好ましくは250℃以下、より好ましくは230℃以下であり、好ましくは130℃以上、より好ましくは150℃以上、更に好ましくは170℃以上であるプレート表面温度のヘアアイロンである、<1>~<9>のいずれかに記載の毛髪処理方法。
<11>
ステップ3の後、好ましくは毛髪を水ですすぐ、<1>~<10>のいずれかに記載の毛髪処理方法。
<12>
第一の組成物中におけるグリオキシル酸、グリオキシル酸水和物、グリオキシル酸塩及びグリオキシルアミドから選ばれる化合物の含有量が、グリオキシル酸換算量として、好ましくは0.1質量%以上、より好ましくは0.5質量%以上、更に好ましくは1質量%以上、更に好ましくは2.5質量%以上であり、また、好ましくは40質量%以下、より好ましくは30質量%以下、更に好ましくは25質量%以下、更に好ましくは20質量%以下である、<1>~<11>のいずれかに記載の毛髪処理方法。
<13>
第一の組成物の25℃におけるpHが、好ましくは4.0以下、より好ましくは3.0以下、更に好ましくは2.5以下であり、また、好ましくは0.5以上、より好ましくは1.0以上である、<1>~<12>のいずれかに記載の毛髪処理方法。
<14>
第二の組成物の粘度が、好ましくは10mPa・s以上、より好ましくは100mPa・s以上、更に好ましくは200mPa・s以上、更に好ましくは1,000mPa・s以上であり、また、好ましくは300,000mPa・s以下、より好ましくは200,000mPa・s以下、更に好ましくは150,000mPa・s以下、更に好ましくは100,000mPa・s以下である、<1>~<13>のいずれかに記載の毛髪処理方法。
<15>
グリオキシル酸、グリオキシル酸水和物、グリオキシル酸塩及びグリオキシルアミドから選ばれる1種又は2種以上を含有し、酸性である第一の組成物と、酸化剤を含有し、pHが0.5以上8.0未満であり、染料成分の含有量が0.4質量%未満である第二の組成物とを備えた毛髪処理キット。
<16>
毛髪を直毛化するための、<15>に記載の毛髪処理キットの使用。
実施例1~8、比較例1~4
以下の表1に示す処理剤A~Hを調製し、各種評価を行った。
Figure 0007018431000003
(評価用毛束)
化学的処理履歴の無いコーカシアン人の毛髪を用いて、長さ8cm、幅2cm、重さ1.5gの毛束を作製し、評価に用いた。
[実施例1]
(直毛化処理)
評価用毛束に処理剤Aを1:1の質量比で適用し、毛束に擦り込み、全体をラップで覆って密封し、室温で20分間放置した。次いで、ラップを外し、毛束をヘアドライヤー(Panasonic社製、型番EH5101P)の温風で1分乾燥させた。次いで、実測温度230℃のストレートアイロン(Taiff社製、型番TITANIUM450)で毛束を加熱した。直後に毛髪を水ですすぎ、以下に処方を示すモデルシャンプーを1.5g適用した後1分間洗浄し、40℃の水道水で30秒すすぎ流した後、タオルで余分な水分を拭き取った。なお、ストレートアイロンの温度は横河メータ&インスツルメンツ社製TX10を用いて測定した。
(消臭組成物による処理)
上記直毛化処理後の毛髪に表1に示す処理剤Cを毛髪と組成物との質量比(毛髪:第二の組成物)が1:1となるように塗布し、毛束全体をラップで覆って密封し、室温にて約5分間放置した。その後、40℃の水ですすぎ流し、タオルドライを行った。この毛束に対し、以下に示す評価方法にて直後の消臭効果、1週間後の消臭効果、色変化のなさについて評価を行った。
モデルシャンプーの処方
成分 (質量%)
ポリオキシエチレン(2.5)ラウリルエーテル硫酸ナトリウム 15.5
ラウリン酸ジエタノールアミド 2.28
エデト酸二ナトリウム 0.1
安息香酸ナトリウム 0.5
オキシベンゾン 0.03
リン酸 0.075
ジブチルヒドロキシトルエン 0.01
塩化ナトリウム 0.8
精製水 残量
合計 100
(処理直後の消臭効果の評価方法)
処理直後の毛束の臭いを嗅いで下記5段階で評価した。
1:非常に強く臭う(消臭効果なし)
2:やや強く臭う
3:わずかに臭う
4:ほとんど臭わない
5:全く臭わない
(1週間後の消臭効果の評価方法)
処理直後の消臭効果を評価した毛束を、ヘアドライヤー(Panasonic社製、型番EH5101P)で1分乾燥させ、室温で1週間静置させた。その後、この毛束を40℃の水道水で1分間濡らし、タオルドライをした後、直後の消臭効果と同じ方法及び評価基準で評価を行った。
(処理前後の色変化のなさの評価方法)
処理直後の消臭効果を評価した毛束を、ヘアドライヤー(Panasonic社製、型番EH5101P)で1分乾燥させ、乾燥後の毛束と処理前の毛束を目視観察で比較し、色変化の有無を以下の評価基準で評価した。
無:処理前後で色変化なし
有:処理前後で色変化あり
[実施例2]
実施例1で直毛化組成物として処理剤Aを用いる代わりに処理剤Bを用い、消臭組成物として処理剤Cを用いる代わりに処理剤Dを用いた以外は、実施例1と同様の操作及び評価を行った。
[実施例3]
実施例1で消臭組成物として処理剤Cを用いる代わりに処理剤Dを用いた以外は、実施例1と同様の操作及び評価を行った。
[実施例4]
実施例1で消臭組成物として処理剤Cを用いる代わりに処理剤Eを用いた以外は、実施例1と同様の操作及び評価を行った。
[実施例5]
実施例1で消臭組成物として処理剤Cを用いる代わりに処理剤Fを用いた以外は、実施例1と同様の操作及び評価を行った。
[実施例6]
実施例1で消臭組成物として処理剤Cを塗布した後の放置時間を30分間とした以外は、実施例1と同様の操作及び評価を行った。
[実施例7]
実施例1と消臭組成物として処理剤Cを用いる代わりに処理剤Dを用い、その後すすぎ流さずにそのまま自然乾燥させた。次いで毛髪を水で濡らして実施例1と同様に評価を行った。
[実施例8]
実施例1で消臭組成物として処理剤Cを用いる代わりに処理剤Hを用いた以外は、実施例1と同様の操作及び評価を行った。
[比較例1]
実施例1と同様の直毛化処理を行った後、消臭組成物は適用せずに、実施例1と同様の評価を行った。
[比較例2]
実施例1で消臭組成物として処理剤Cを用いる代わりに処理剤Gを用いた以外は、実施例1と同様の操作及び評価を行った。
[比較例3]
実施例1で直毛化組成物として処理剤Aを用いる代わりに処理剤Bを用いて直毛化処理を行った後、消臭組成物は適用せずに、実施例1と同様の評価を行った。
[比較例4]
処理剤Cを用いて実施例1における消臭組成物による処理と同様の操作を行った後、実施例1における直毛化処理と同様の操作を行った。次いで、実施例1と同様の評価を行った。
Figure 0007018431000004
Figure 0007018431000005

Claims (14)

  1. 以下の順序で実施されるステップ1~5を含む毛髪処理方法。
    1.グリオキシル酸、グリオキシル酸水和物、グリオキシル酸塩及びグリオキシルアミドから選ばれる1種又は2種以上を含有し、酸性である第一の組成物を毛髪に適用するステップ
    2.第一の組成物を適用した毛髪を放置するステップ
    3.高温加熱器具により毛髪を加熱するステップ
    4.酸化剤を含有し、pHが0.5以上5.5以下であり、染料成分の含有量が0.4質量%未満である第二の組成物を毛髪に適用するステップ
    5.第二の組成物を適用した毛髪を放置するステップ
  2. 第二の組成物中の酸化剤が過酸化水素である、請求項1に記載の毛髪処理方法。
  3. 第二の組成物中における酸化剤の含有量が0.1質量%以上6.0質量%以下である、請求項1又は2に記載の毛髪処理方法。
  4. ステップ5において、第二の組成物が適用された毛髪を放置する時間が1分以上45分以下である、請求項1~3のいずれかに記載の毛髪処理方法。
  5. ステップ5の後、毛髪を水ですすぐことなく放置又は乾燥する、請求項1~4のいずれかに記載の毛髪処理方法。
  6. ステップ5の後、毛髪を水ですすぐ、請求項1~4のいずれかに記載の毛髪処理方法。
  7. 第二の組成物中に含まれる染料成分が0.1質量%未満である、請求項1~6のいずれかに記載の毛髪処理方法。
  8. 第一の組成物のpHが4.0以下である請求項1~7のいずれかに記載の毛髪処理方法。
  9. 第一の組成物中におけるグリオキシル酸の含有量が、グリオキシル酸換算量として、0.1質量%以上40質量%以下である、請求項1~8のいずれかに記載の毛髪処理方法。
  10. ステップ2の後、ステップ3の前に、毛髪を加熱乾燥する、請求項1~9のいずれかに記載の毛髪処理方法。
  11. ステップ3の後、ステップ4の前に毛髪を水ですすぐ、請求項1~10のいずれかに記載の毛髪処理方法。
  12. ステップ3において用いる高温加熱器具が、130℃以上250℃以下のプレート表面温度のヘアアイロンである、請求項1~11のいずれかに記載の毛髪処理方法。
  13. グリオキシル酸、グリオキシル酸水和物、グリオキシル酸塩及びグリオキシルアミドから選ばれる1種又は2種以上を含有し、酸性である第一の組成物と、酸化剤を含有し、pHが0.5以上5.5以下であり、染料成分の含有量が0.4質量%未満である第二の組成物とを備えた毛髪処理キット。
  14. 毛髪を直毛化するための、請求項13に記載の毛髪処理キットの使用。
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