JP7016744B2 - 加熱殺菌装置 - Google Patents
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Description
前記スパウト付き袋の袋部を下にスパウトを上にした姿勢で、前記フランジを載せた状態で摺動させて、前記充填機から前記加熱槽に案内するスライダと、
前記スライダに沿って所定の距離だけ往復運動する往復運動体と、
前記往復運動体に等間隔に設けられ、前記往復運動体の往路において、前記スパウト付き袋を前進させる多数のフックと、
前記スライダを摺動してきた複数のスパウト付き袋に対し、袋部とスパウトの上下関係を維持したままそのスパウトのフランジの間に断面C字状のハンガーレールの縁部を挿入して移載する移載装置と、
前記複数のスパウト付き袋が移載された前記ハンガーレールを、袋部とスパウトの上下関係を維持したまま前記加熱槽の中を移動搬送するコンベアとを有する。
充填機200は、例えば特許文献1に示される充填機でもよいが、充填機における最終工程において袋保持部材から排出コンベアに落下排出することに代えて、ロボットハンド201により袋保持部材202からスパウト付き袋1を掴んで離脱させ、搬送路10A、10Bへ移す。
図3において、搬送路10A~10Dは、スライダ11と、スライダ11に沿って等間隔に配置された多数のフック12からなる。スライダ11は、スパウト2の一番上のフランジ21を載せて左右から支持し、スパウト2の上部がスライダ11の上に突出し袋部3が下に吊り下げられている状態とする。スライダ11の経路に沿って、その上方に往復運動帯13が配置されている。往復運動帯13は、スライダ11の長さ方向に沿って、進行方向をFとする距離L1の往復運動を繰り返す。往復運動帯13に往復運動をさせる駆動手段としては、例えばカムを使用することができる。フック12は、往復運動帯13の長さ方向に沿って等間隔(各距離L2)に設けられた揺動軸14に軸支されている。揺動軸14は、往路T1においては第1の角度α、復路T2においては第2の角度βでフック12を軸支する。フック12は、第1の角度αのときにはスライダ11上のスパウト付き袋1の背面の位置であり、第2の角度βのときにはスライダ11上のスパウト付き袋1の頭上の位置となるように支持されている。尚、スライダ11が円弧を描くときには、往復運動帯13もスライダ11に沿って配置され、円弧を揺動するように動く。
スライダ11は、往復運動帯13の両脇に2列配置されており、夫々が搬送路10A、10B若しくは、搬送路10C、10Dに対応する。また、揺動軸14は、往復運動帯13の両側に貫通しており、夫々フック12を揺動させている。
図2に戻り、充填機200からスパウト付き袋1を受け取った搬送路10A、10Bは、スパウト2と袋部3の上下関係を維持したまま搬送を行う。充填機200が設置される部屋C1、加熱殺菌装置が設置されている部屋C2は、夫々異なる清浄度により管理されている。充填機200が設置される部屋C1は清浄度が高い。搬送路10A、10Bは、このような清浄度が異なる環境を移動する際において、互いの環境に影響が及ばないような構成が求められる。搬送には、一般的には巡回コンベアが利用されるが、清浄度が異なる部屋の間を巡回させることはできない。また、巡回コンベアを清浄度が異なる部屋で分ける場合も、引き渡しのための構造が複雑である。また、巡回コンベアは、一般的に清浄室における使用が忌避されている。巡回コンベアは往路と復路との全周に亘ってスパウト付き袋を保持する構造が必要であり、また軌道上にドライブスプロケット、アイドラスプロケットを配置しなければならない。なぜならば、清浄度を維持するための清掃を必要とする範囲が大きくなるからである。
加熱殺菌装置100からスパウト付き袋1を受け取った搬送路10C、10Dは、スパウト付き袋1の上下関係を維持したまま、搬送を行い、スパウト付き袋1に付着した水を除去する除水機81を経由する。除水機81は、ノズルから気流を当てて水を除去するものであり、スパウト付き袋1がスパウトを上にして吊り下げた状態を維持したままノズルの間を通過するため、付着した水はスパウト2とキャップ25に再付着することが抑止されて落下する。
搬送路10A、10Bのスライダ11には、その途中に、他の部分とは切り離されたスライダ部分を有している。このスライダ部分は重量測定機71の天秤72とつながっており、以降天秤スライダ74と称する。図4は、重量測定機71の構成を示している。重量測定機71の天秤72には、スパウト付き袋を停止させる制振機73と、天秤スライダ74とが搭載されている。搬送路10A(若しくは10B、以下同じ)のスライダ11は、天秤スライダ74の前後で一旦切れている。搬送路10Aのフック12は、天秤スライダ74の直上に対しても一定間隔のまま配置されている。天秤スライダ74は、スライダ11の延長線上であって、フック12の往復運動の遷移場所(P1若しくはP2)に存在する。天秤スライダ74は、慣性でスパウト付き袋1の停止位置がばらついても、正確に受け取れるように所定の長さを有している。
加熱殺菌装置100では、多数のスパウト付き袋1を一括して取り扱うハンガーレールゲージ60を用いる。図6において、ハンガーレールゲージ60は、本体61の下側に脚部62を介してスパウト付き袋1を懸架する断面C字状のハンガーレール63を複数本並列に有している。始端クレーン65、中間クレーン66、終端クレーン67により吊り下げる際に利用されるフック受口64が本体61には設けられている。また、本体61は、ハンガーレール63の長さ範囲の外に両側へ突出した一対の耳部69を有している。後述する加熱槽コンベア41、冷却槽コンベア51には、この耳部69が搭載されてハンガーレールゲージ60を搬送する。
図7、図8に、搬送装置10A、10Bのスライダ11からハンガーレールゲージ60のハンガーレール63にスパウト付き袋1を移載する移載装置91、およびハンガーレールゲージ60からスパウト付き袋1を取り出す取出装置92を示す。両者は同じ構造である。以下、その構造と作用については、代表として移載装置91を説明する。ハンガーレール63は、一番上のフランジ21と中間のフランジ22の間のネック部26に縁部を挿入してスパウト付き袋1を懸架する。
図9Aにおいて、スパウト付き袋の移載が終了したハンガーレールゲージ60は、加熱槽コンベア41に移される。加熱槽コンベア41は、2列設けられており、始端クレーン65は空いている側の加熱槽コンベア41にハンガーレールゲージ60を搭載する。各列の加熱槽コンベア41は、間隔を開けて並行の位置関係にある一対の無端ベルト42が、加熱槽40の前後に配置されたローラー43に張架されて構成されている。一対の無端ベルト42は、ハンガーレールゲージ60の両側の耳部69を支持することにより、その間にハンガーレールゲージ60の下側に設置されたハンガーレール63が吊り下げ状に保持される。ハンガーレールゲージ60の脚部62は、加熱槽コンベア41に支持されたハンガーレール63の高さを調整する。
図9Bにおいて冷却槽コンベア51も加熱槽コンベア41と同様に、2列設けられており、夫々が対応している。中間クレーン66は加熱槽40から引き上げたハンガーレールゲージ60を、対応する冷却槽コンベア51に搭載する。冷却槽コンベア51は、加熱槽コンベア41と同様に、間隔を開けて並行の位置関係にある一対の無端ベルト52が、冷却槽の前後に配置されたローラー53に張架されて構成されている。一対の無端ベルト52は、ハンガーレールゲージ60の両側の耳部69を支持することにより、その間にハンガーレールゲージ60の下側に設置されたハンガーレール63が吊り下げ状に保持される。冷却槽コンベア51は、加熱槽コンベア41と異なり間欠動作を行う。
図2に戻り、終端クレーン67は、ハンガーレールゲージ60のハンガーレール63を順番に搬送路10C、10Dのスライダ11に正対させる。
取出装置92は、先に説明した移載装置91の動作とは反対の動作を行う。すなわち、第2把持部94によりスパウト付き袋のネック部27を摘まみ、ハンガーレール63から一括して全部のスパウト付き袋1を取り出して、往復運動帯13によりスパウト付き袋1が移動できる位置にまで、スライダ11上を移動させる。
帰還コンベア95は、1列設けられており、取出装置92から移載装置91に向けてハンガーレールゲージ60を搬送する。帰還コンベア95は、他のコンベアと同様に、間隔を開けて並行の位置関係にある一対の無端ベルト96が、加熱槽の前後に配置されたローラー97に張架されて構成されている。帰還コンベア95の終端に到ったハンガーレールゲージ60は、始端クレーン65により吊り下げられる。
図10に、始端クレーン65、中間クレーン66、終端クレーン67を示す。夫々構造は同じである。ハンガーレールゲージ60の本体61に設けられたフック受口64に対して、左右動するフック68により把持し、吊り下げることができる。また、図示しない軌道に沿って移動可能で有り、ハンガーレールゲージ60を所要の目的地に運搬する。
2 スパウト
3 袋部
10A、10B、10C、10D 搬送路
11 スライダ
12 フック
13 往復運動帯
14 揺動軸
21、22、23 フランジ
24 雄螺子
25 キャップ
26 ネック部
27 ネック部
30 マガジンレール
40 加熱槽
41 加熱槽コンベア
42 無端ベルト
43 ローラー
50 冷却槽
51 冷却槽コンベア
52 無端ベルト
53 ローラー
54 パウチ成型板
60 ハンガーレールゲージ
61 本体
62 脚部
63 ハンガーレール
64 フック受口
65 始端クレーン
66 中間クレーン
67 終端クレーン
68 フック
69 耳部
71 重量測定機
72 天秤
73 制振機
74 天秤スライダ
75 補助スライダ
76 プレート
77 選別スライダ
78 選別機
81 除水機
82 X線検査機
83 コンベア
91 移載装置
92 取出装置
93 第1把持部
93a 把持片
94 第2把持部
94a 差込片
95 帰還コンベア
96 無端ベルト
97 ローラー
100 加熱殺菌装置
200 充填機
201 ロボットハンド
202 袋保持部材
300 箱詰作業場
C1 部屋
C2 部屋
F 進行方向
L1 距離
L2 距離
P1 場所
P2 場所
T1 往路
T2 復路
Claims (4)
- フランジを有するスパウトがキャップ締めされたスパウト付き袋を充填機から受け取って加熱槽による殺菌処理を行う加熱殺菌装置において、
加熱槽と、
間隔を開けて並行に配置された一対の無端ベルトが前記加熱槽の湯面の上を移動するよう懸架された加熱槽コンベアと、
前記一対の無端ベルトに橋渡し状に搭載され、前記スパウト付き袋の袋部を下にスパウトを上にした姿勢で多数の前記スパウト付き袋を吊り下げるハンガーレールを具備するハンガーレールゲージと、
前記ハンガーレールゲージを前記一対の無端ベルトに搭載するクレーンとを有し、前記加熱槽コンベアが前記加熱槽の湯面の上を移動する際に、前記ハンガーレールに吊り下げられたスパウト付き袋が湯に浸かることを特徴とする加熱殺菌装置。
- 請求項1の加熱殺菌装置において、
冷却槽と、
間隔を開けて並行に配置された一対の無端ベルトが前記冷却槽の水面の上を移動するよう懸架された冷却槽コンベアと、
前記加熱槽コンベアから前記冷却槽コンベアに前記ハンガーレールゲージを移載するクレーンとを有することを特徴とする加熱殺菌装置。
- 請求項2の加熱殺菌装置において、
前記冷却槽には、前記冷却槽コンベアにより移動するスパウト付き袋の底に対して押し当てられるパウチ成型板が設けられていることを特徴とする加熱殺菌装置。
- 請求項1の加熱殺菌装置において、
前記スパウト付き袋の袋部を下にスパウトを上にした姿勢で、前記フランジを載せた状態で摺動させて、充填機から前記加熱槽に案内するスライダと、
前記スライダに沿って所定の距離だけ往復運動する往復運動帯と、
前記往復運動帯に等間隔に設けられ、前記往復運動帯の往路において、前記スパウト付き袋を前進させる多数のフックと、
前記スライダを摺動してきた複数のスパウト付き袋を、ハンガーレールを介して移載する移載装置とを有することを特徴とする加熱殺菌装置。
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- 2018-03-23 JP JP2018056716A patent/JP7016744B2/ja active Active
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