JP7016461B1 - デジタルエレクトリックセフティコントロールシステム - Google Patents

デジタルエレクトリックセフティコントロールシステム Download PDF

Info

Publication number
JP7016461B1
JP7016461B1 JP2021507726A JP2021507726A JP7016461B1 JP 7016461 B1 JP7016461 B1 JP 7016461B1 JP 2021507726 A JP2021507726 A JP 2021507726A JP 2021507726 A JP2021507726 A JP 2021507726A JP 7016461 B1 JP7016461 B1 JP 7016461B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
side electric
electric circuit
load
circuit temperature
power supply
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2021507726A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2022085045A1 (ja
Inventor
和夫 三輪
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Technomirai Co Ltd
Original Assignee
Technomirai Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Technomirai Co Ltd filed Critical Technomirai Co Ltd
Application granted granted Critical
Publication of JP7016461B1 publication Critical patent/JP7016461B1/ja
Publication of JPWO2022085045A1 publication Critical patent/JPWO2022085045A1/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02BBOARDS, SUBSTATIONS OR SWITCHING ARRANGEMENTS FOR THE SUPPLY OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02B1/00Frameworks, boards, panels, desks, casings; Details of substations or switching arrangements
    • H02B1/26Casings; Parts thereof or accessories therefor
    • H02B1/40Wall-mounted casings; Parts thereof or accessories therefor
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02BBOARDS, SUBSTATIONS OR SWITCHING ARRANGEMENTS FOR THE SUPPLY OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02B3/00Apparatus specially adapted for the manufacture, assembly, or maintenance of boards or switchgear

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Alarm Systems (AREA)
  • Distribution Board (AREA)

Abstract

電源側からの電源側電路と、当該電源側電路から分岐されて複数の負荷にそれぞれ向かう複数本の負荷側電路とが、筐体内おいて電気的に接続されている電力装置であって、前記筐体内おける前記電源側電路に第一の電気機器が介装されていると共に、前記筐体内おける複数本の前記負荷側電路にそれぞれ第二の電気機器が介装されている電力装置が使用されている家屋、店舗、工場などにおいて、火災などに結びつく電気事故の発生を未然に防止するシステム。あらかじめ定められている設定時間ごとに、当該設定時間の間における電源回路の温度上昇率を取得し、これを、当該電源回路に許容されている許容温度上昇率と比較することで、警戒警報の発報や、当該電源回路を介した電力供給を遮断するデジタルエレクトリックセフティコントロールシステム。

Description

配電盤、分電盤、電灯盤、動力盤、制御盤、ジャンクションボックスなどのように、電源側からの電源側電路と、当該電源側電路から分岐されて複数の負荷にそれぞれ向かう複数本の負荷側電路とが、筐体内おいて電気的に接続されている電力装置であって、前記筐体内おける前記電源側電路に第一の電気機器が介装されていると共に、前記筐体内おける複数本の前記負荷側電路にそれぞれ第二の電気機器が介装されている電力装置が従来から知られている。この発明は、このような電力装置が使用されている家屋、店舗、工場などにおいて、火災などに結びつく電気事故の発生を未然に防止するシステムに関する。
電源側からの電源側電路と、当該電源側電路から分岐されて複数の負荷にそれぞれ向かう複数本の負荷側電路とが、筐体内おいて電気的に接続されている電力装置であって、前記筐体内おける前記電源側電路に第一の電気機器が介装されていると共に、前記筐体内おける複数本の前記負荷側電路にそれぞれ第二の電気機器が介装されている電力装置が使用されている家屋、店舗、工場などにおいて、火災などに結びつく電気事故の発生を未然に防止するシステムに関しては従来から種々の提案が行われている。
例えば、特許文献1には、電盤の漏電状態、絶縁抵抗値、過電流状態及びブスバーの温度変化などを表示し、異常時に警報及び遮断動作を行うとするデジタル分電盤が記載されている。
特許文献2には、装置内に端子の過熱を判断して端子の過熱でも警報を発生する手段を内装し、警報は音声でスピーカーから発するようにして原因別に異なる音声で同一のスピーカーから警報を発生することでコストやスペースの点で経済的であるとする過電流警報装置が記載されている。
特許文献3には、端子部の異常発熱時に主幹ブレーカを遮断して出火を防止するとともに、端子部の異常発熱を早期に発見することができるとされている住宅用分電盤の端子台が記載されている。
特許文献4には、電気設備の温度の履歴を用いることにより的確に電気設備の監視対象領域の状態を監視することができるとする電気設備温度監視装置、電気設備温度監視システムが記載されている。
特許文献5には、漏電から短絡、雷サージなどブレーカがトリップした原因を判別し、自動復帰の可否を判断するとされている自動復帰型ブレーカが記載されている。
特開2008-17688号公報 特開2003-299214号公報 特開2009-268210号公報 特開2016-38277号公報 特開2016-31893号公報
この発明は、配電盤、分電盤、電灯盤、動力盤、制御盤、ジャンクションボックスなどのように、 電源側からの電源側電路と、当該電源側電路から分岐されて複数の負荷にそれぞれ向かう複数本の負荷側電路とが、筐体内おいて電気的に接続されている電力装置であって、前記筐体内おける前記電源側電路に第一の電気機器が介装されていると共に、前記筐体内おける複数本の前記負荷側電路にそれぞれ第二の電気機器が介装されている電力装置が使用されている家屋、店舗、工場などにおいて、火災などに結びつく電気事故の発生を未然に防止するシステムを提案することを目的にしている。
電気火災の主たる要因には、端末器具、配線等のスパーク、絶縁劣化、ネジの緩み等による接触部の過熱、電線の潰れ・ほこり、隙間、損傷等による半断線、漏電、過負荷、静電気スパーク、等が上げられる。
電気回路には、原動機、昇降機、空調設備、換気設備、照明設備、冷蔵・冷凍ケース、冷蔵庫・冷凍庫、計測器、コンピュータ機器、監視カメラ、医療機器、通信装置、等、電力の供給を受けて稼働する電力・電気装置・機器であって、建物などの内外を問わずに配備されて使用される電力・電気装置・機器、電車・車・航空機・船などの乗り物・移動手段に配備されて使用される電力・電気装置・通信装置・機器などや、これらが接続されるコンセントなどの負荷が接続される。
電気回路に接続されるこのような負荷に上述した不具合が発生する場合、端末器具、等の負荷において温度上昇が生じるだけでなく、当該負荷に向かう電気回路の温度も上昇する。
次の表1は、電気回路の先端側が接続される端末器具、等の負荷に相当する電灯回路のコンセント金具のネジのゆるみによる隙間に発生した電気スパークによる時間単位の温度上昇数値を示すもので、温度検知箇所は分電盤芯線で、端末コンセントから分電盤までの回路長さが5mの場合である。
Figure 0007016461000001
この表の結果から、あらかじめ定められている長さにわたる設定時間ごとに、当該設定時間の間における回路の温度上昇率を監視することで、電気回路の先端側が接続される端末器具、等の負荷における火災発生の危険性を把握することが可能になる。
本発明は、これを利用して、配電盤、分電盤、電灯盤、動力盤、制御盤、ジャンクションボックスなどのように、 電源側からの電源側電路と、当該電源側電路から分岐されて複数の負荷にそれぞれ向かう複数本の負荷側電路とが、筐体内おいて電気的に接続されている電力装置であって、前記筐体内おける前記電源側電路に第一の電気機器が介装されていると共に、前記筐体内おける複数本の前記負荷側電路にそれぞれ第二の電気機器が介装されている電力装置が使用されている家屋、店舗、工場などにおいて、火災などに結びつく電気事故の発生を未然に防止できるようにしたものである。
あらかじめ定められている長さにわたる設定時間ごとに、当該設定時間の間における電源回路の温度上昇率を取得し、これを、当該電源回路に許容されている許容温度上昇率と比較することで、警戒警報の発報や、当該電源回路を介した電力供給を遮断するシステムである。
事前の実施検討や、シミュレーションにより、各回路に接続している負荷ごとに、あらかじめ定められている設定時間の間において、火災発生、等の事故発生のおそれは生じないと認められる、当該回路に許容できる、許容回路温度上昇率を求めておく。
そして、監視している回路ごとに、常時、温度を検知しておき、上述した設定時間の間における温度上昇率が上述した許容回路温度上昇率を越えていて、あらかじめ定められているレベルである第一の回路温度監視レベルで前記許容回路電路温度上昇率を越えている場合に、電力装置の管理者、管理担当者へ注意喚起の第一の警報通知情報を出力する。
また、上述した設定時間の間における温度上昇率が上述した第一の回路電路温度監視レベルを越えた、あらかじめ定められているレベルである第二の回路温度監視レベルで前記許容回路温度上昇率を越えている場合に、電力装置の管理者、管理担当者へ危険換気の第二の警報通知情報を出力し、電力装置を介した前記負荷への電力供給を自動的に遮断する、あるいは、管理担当者によって遮断処理を行わせるようにするものである。
[1]
電源側からの電源側電路と、当該電源側電路から分岐されて複数の負荷にそれぞれ向かう複数本の負荷側電路とが、筐体内おいて電気的に接続されている電力装置であって、前記筐体内おける前記電源側電路に第一の電気機器が介装されていると共に、前記筐体内おける複数本の前記負荷側電路にそれぞれ第二の電気機器が介装されている電力装置と、
前記第一の電気機器から出て複数本の前記負荷側電路に分岐する前の前記電源側電路に配備されていて、前記電源側電路の温度である電源側電路温度を、常時検知し、検知した前記電源側電路温度に関する情報である電源側電路温度情報をデジタル情報で、常時、出力する電源側電路温度情報出力手段と、
前記筐体内において、前記第二の電気機器から前記負荷に向かう前記負荷側電路のそれぞれに配備されていて、各負荷側電路の温度である負荷側電路温度を常時検知し、検知した各負荷側電路の前記負荷側電路温度に関する情報である負荷側電路温度情報をデジタル情報で、常時、出力する複数の負荷側電路温度情報出力手段と、
前記電源側電路温度情報出力手段から出力された前記電源側電路温度情報を取得し、前記電源側電路温度を、前記電源側電路温度情報を取得した時刻に関する情報と共に記録・登録する電源側電路温度情報記録手段と、
前記負荷側電路温度情報出力手段から出力された前記負荷側電路温度情報を取得し、前記負荷側電路温度を、前記負荷側電路温度情報を取得した時刻に関する情報と共に記録・登録する負荷側電路温度情報記録手段と、
あらかじめ定められている設定時間ごとに、当該設定時間の間における前記電源側電路温度の上昇率である電源側電路温度上昇率を計算する電源側電路温度上昇率計算手段と、
あらかじめ定められている設定時間ごとに、当該設定時間の間における前記負荷側電路温度の上昇率である負荷側電路温度上昇率を計算する負荷側電路温度上昇率計算手段と、
前記電源側電路温度上昇率が計算された前記電源側電路に対してあらかじめ設定されている前記設定時間の間における許容電源側電路温度上昇率と、計算された前記電源側電路温度上昇率とを比較する電源側電路温度上昇率比較・判定手段と、
前記負荷側電路温度上昇率が計算された前記負荷側電路に対してあらかじめ設定されている前記設定時間の間における許容負荷側電路温度上昇率と計算された前記負荷側電路温度上昇率とを比較する負荷側電路温度上昇率比較・判定手段と、
計算された前記電源側電路温度上昇率が、あらかじめ定められているレベルである第一の電源側電路温度監視レベルで前記許容電源側電路温度上昇率を越えていると、前記電源側電路温度上昇率比較・判定手段によって、判定されたときに、前記電力装置を管理している管理者が使用している管理者端末及び、前記電力装置の管理を担当している担当者が所有している担当者端末に対して、前記第一の電源側電路温度監視レベルで前記許容電源側電路温度上昇率を越えていると判定された電源側電路温度上昇率であった前記電源側電路が配備されている前記電力装置を特定する情報と共に、第一の警報通知情報を出力する第一の警報通知情報出力手段と
計算された前記負荷側電路温度上昇率が、あらかじめ定められているレベルである第一の負荷側電路温度監視レベルで前記許容負荷側電路温度上昇率を越えていると、前記負荷側電路温度上昇率比較・判定手段によって、判定されたときに、前記電力装置を管理している管理者が使用している管理者端末及び、前記電力装置の管理を担当している担当者が所有している担当者端末に対して、前記第一の負荷側電路温度監視レベルで前記許容負荷側電路温度上昇率を越えていると判定された前記負荷側電路温度上昇率であった前記負荷側電路が配備されている前記電力装置を特定する情報と共に、第二の警報通知情報を出力する第二の警報通知情報出力手段と
を備えているデジタルエレクトリックセフティコントロールシステム。
[2]
計算された前記負荷側電路温度上昇率が、前記第一の負荷側電路温度監視レベルを越えた、あらかじめ定められているレベルである第二の負荷側電路温度監視レベルで許容負荷側電路上昇率を越えていると、前記負荷側電路温度上昇率比較・判定手段によって、判定されたときに、
前記電力装置を管理している管理者が使用している前記管理者端末及び、前記電力装置の管理を担当している担当者が所有している前記担当者端末に対して、前記電力装置を特定する情報と共に、第四の警報通知情報を出力する第四の警報通知情報出力手段と、
計算された前記負荷側電路温度上昇率が、前記第二の負荷側電路温度監視レベルで前記許容負荷側電路温度上昇率を越えていると、前記負荷側電路温度上昇率比較・判定手段によって、判定された前記負荷側電路に介装されている前記第二の電気機器を介した前記負荷への電力供給を遮断する信号である第二の電力遮断信号を前記第二の電気機器へ出力する第二の電力遮断手段と、
計算された前記電源側電路温度上昇率が、前記第一の電源側電路温度監視レベルを超えた、あらかじめ定められているレベルである第二の電源側電路温度監視レベルで前記許容電源側電路温度上昇率を越えていると、前記電源側電路温度上昇率比較・判定手段によって、判定されたときに、
前記電力装置を管理している管理者が使用している前記管理者端末及び、前記電力装置の管理を担当している担当者が所有している前記担当者端末に対して、前記電力装置を特定する情報と共に、第三の警報通知情報を出力する第三の警報通知情報出力手段と、
計算された前記電源側電路温度上昇率が、前記第二の電源側電路温度監視レベルで前記許容電源側電路温度上昇率を越えていると、前記電源側電路温度上昇率比較・判定手段によって、判定された前記電源側電路に介装されている前記第一の電気機器を介した電力供給を遮断する信号である第一の電力遮断信号を前記第一の電気機器に対して出力する第一の電力遮断手段と
を更に備えている[1]のデジタルエレクトリックセフティコントロールシステム。
[3]
前記負荷側電路に対してあらかじめ設定されている前記設定時間の間における前記許容負荷側電路温度上昇率は、前記第二の電気機器から前記負荷側電路のそれぞれに接続されている前記負荷までの前記負荷側電路それぞれの長さに応じて設定されている[1]又は[2]のデジタルエレクトリックセフティコントロールシステム。
[4]
前記負荷側電路に対してあらかじめ設定されている前記設定時間の間における前記許容負荷側電路温度上昇率は、前記負荷側電路のそれぞれに接続されている前記負荷それぞれの負荷容量に応じて設定されている[1]又は[2]のデジタルエレクトリックセフティコントロールシステム。
[5]
前記負荷側電路に対してあらかじめ設定されている前記設定時間の間における前記許容負荷側電路温度上昇率は、
前記第二の電気機器から前記負荷側電路のそれぞれに接続されている前記負荷までの前記負荷側電路それぞれの長さと、
前記負荷側電路のそれぞれに接続されている前記負荷それぞれの負荷容量
とに応じて設定されている[1]又は[2]のデジタルエレクトリックセフティコントロールシステム。
[6]
前記電力装置の近傍に前記電力装置を撮影するデジタルカメラが配備されており、
前記管理者端末から取得した画像情報要求情報及び/又は前記担当者端末から取得した画像情報要求情報に基づいて、前記デジタルカメラが撮影している前記電力装置の画像情報をリアルタイムで出力する画像情報出力手段
を更に備えている[1]乃至[5]のいずれかのデジタルエレクトリックセフティコントロールシステム。
[7]
前記第一の電気機器は、あらかじめ設定されている許容電流値を越える電流が流れていることを検知したときに電流通過を自動的に遮断する過電流遮断機能を備えている[1]乃至[6]のいずれかのデジタルエレクトリックセフティコントロールシステム。
[8]
前記筐体の内部の温度である筐体内温度を、常時検知し、検知した前記筐体内温度に関する情報である筐体内温度情報をデジタル情報で出力する筐体内温度情報出力手段と、
前記筐体内温度情報出力手段から取得した筐体内温度が、あらかじめ定められているレベルである第一の筐体内許容温度に到達したときに、前記電力装置を管理している管理者が使用している管理者端末及び、前記電力装置の管理を担当している担当者が所有している担当者端末に対して、前記電力装置を特定する情報と共に、第五の警報通知情報を出力する第五の警報通知情報出力手段と
を、更に、備えている[1]1乃至[7]のいずれかのデジタルエレクトリックセフティコントロールシステム。
[9]
前記筐体内温度情報出力手段から取得した筐体内温度が、前記第一の筐体内許容温度を越えた、あらかじめ定められているレベルである第二の筐体内許容温度に到達したときに、
前記電力装置を管理している管理者が使用している管理者端末及び、前記電力装置の管理を担当している担当者が所有している担当者端末に対して、前記電力装置を特定する情報と共に、第六の警報通知情報を出力する第六の警報通知情報出力手段と、
前記電力装置を介した前記負荷への電力供給を遮断する信号である第三の電力遮断信号を前記電力装置へ出力する第三の電力遮断手段を
更に備えている[]のデジタルエレクトリックセフティコントロールシステム。
<デジタルエレクトリックセフティコントロールシステムの適用可能性・優位性>
電源側からの電源側電路と当該電源側電路から分岐されて複数の負荷に向かう複数本の負荷側電路とが、筐体内に配備されていて、前記電源側電路に介装されている第一の電気機器と、複数本の前記負荷側電路のそれぞれに介装されている複数の第二の電気機器とを介して、電気的に接続されている電力装置が使用されている家屋、店舗、工場などにおいて、火災などに結びつく電気事故の発生を未然に防止するシステムに関しては従来から種々の対応が行われている。例えば、建物施設の関係で説明すると次のようになる。
<建物施設の電力供給構成>
建物施設では、通常、電力会社より6600Vで高圧受変電設備(キュービクル)で受電している。受変電設備は、一般に、真空遮断器、高圧負荷開閉器(フューズ)、高圧カットアウト等で保護され、電灯、動力のトランスで電灯単相3線200V、動力3相3線200Vに降圧し、電灯、動力の幹線経由で電力が供給され、各配電盤より分岐幹線により電灯、動力の分電盤に配線された制御盤のリモート装置(IOTB、RIO)等を経由し、各設備機器に電力が供給される。配電盤、分電盤、制御盤には過電流防止のノーフューズブレーカー(NFB)、水周りの漏電防止の漏電ブレーカー(ELB)に電気事故防止の保護機能がある。
<建物施設の電気事故防止>
前記の通り、例えば、受変電設備は、真空遮断器、高圧負荷開閉器(フューズ)、高圧カットアウト等で、単相、三相電源系統の電灯、動力配電盤はノーフューズブレーカー、漏電ブレーカーを設置し、電気事故を防止している。しかし、経年劣化または工事の不都合等によるネジの締め付け不足、接続端子の緩み、隙間、誤配線、粉塵等と絶縁被覆の絶縁不良による火災は発生し、未だ充分ではないと思われる。また、配電盤、分電盤と機器、器具間の延長コードまたは、配線の分岐配線接続のジャンクションボックスとそれ以降の延長コードには通常ブレーカーは設置されていないのが一般的であり、ショート等による電気火災事故の事例も見受けられる。
<デジタルエレクトリックセフティコントロールシステム>
1.デジタルエレクトリックセフティコントロールシステムの構成
デジタルエレクトリックセフティコントロールシステムは、電灯、動力の配電盤、分電盤、リモート制御盤及びジャンクションボックス等の主幹線の主幹漏電ブレーカーの各回路、例えば20~120回線等に温度、電流、電圧、絶縁と各回路及び端末配線、器具、電気製品等が発生した温度を検知し、異常時遮断するデジタル温度検知器を接続し、前記端末配線器具、電気製品の異常電流と温度上昇時に自動及びリモートで手動遮断する機能を有する構成にすることができる。
主線より分電盤と配線と端末器具のコンセント、調理器具等の経年劣化、コンセント、スイッチの配線接続部分の磨耗等による金具関係の隙間、離間、配線の一部断線、絶縁被覆の破損、各電化製品及び絶縁材の劣化不良等、部分の焼損による電気火災事故を漏れ電流の検知、例えば0.08mA~0.1mAの1秒他、また該当部分より絶縁不良及び金属接続部等より発熱し、通常の温度帯を常時検知記憶し、または例えば通常18℃~28℃より上昇し、38℃・・・・46℃・・・ VVFケーブルの場合は、例えば70℃の到達前に60℃程度、CVケーブルの場合は、例えば90℃の到達前に80℃程度で、漏れ電流及び注意温度、警報温度で発報するシステムにすることができる。
2.分電盤、配線、端末器具等の温度を監視し警報するシステム
電気火災の主たる要因は端末器具、配線等のスパーク、絶縁劣化、ネジの緩み等による接触部の過熱、電線の潰れ・ほこり、隙間、損傷等による半断線、漏電、過負荷、静電気スパークが上げられる。
このシステムは例えば、分電盤等で配線されている電線の監視温度は任意設定可能な、例えばVVFケーブル場合の注意温度、警戒温度の60℃~70℃、CVケーブル場合の注意温度、警戒温度の80℃~90℃に達すれば、各回路のデジタルブレーカーの遮断規定値20Aに達したと判断し、担当者スマートフォンに該当回路の温度状況を送信し、尚且つ自動または手動で、該当回路の遮断を判断し、遮断の制御手段とするシステムである。
A.分電盤、配線、端末器具等の温度監視制御
1.電気火災の主たる要因は端末のスパーク、絶縁劣化、ホコリ、隙間、ネジの緩み等による接触部の過熱、電線の潰れ・損傷等による半断線、漏電、過負荷、静電気スパークが上げられる。
2.電線の温度上昇による発火事例はCVケーブル場合通常220℃~250℃とされている。
3.分電盤等で、盤内平常時の温度は例えば22℃~28℃程度、電線温度も25℃~31℃程度を通常温度帯として、または分電盤内の平常時の温度は例えば22℃~32℃程度、また該当電線温度も23℃~35℃程度を通常の安全ベース温度として、入力記憶する判断手段とする。
4.分電盤等で配線されている電線の監視温度は、任意設定可能な例えばVVFケーブル場合の注意温度60℃、警戒温度を70℃を入力記憶し、または分電盤により60~70℃の温度帯で入力記憶してもよい。また、電材が異なるCVケーブル場合の注意温度80℃、警戒温度90℃を入力記憶し、または分電盤により60~70℃の温度帯で入力記憶してもよい。
5.前記のVVFケーブル温度60℃、70℃または、60~70℃と、CVケーブル温度80℃、90℃または80~90℃達すれば、該当回路のデジタルブレーカーの電流値である、遮断規定値20Aに達したと判断する手段を特徴として、該当回路の検知温度が前記の発火温度に到達する前に、担当者のスマートフォン、PCに該当回路と、分電盤内の検知温度を送信し、電気火災予防のために自動または手動で、該当回路の遮断の制御手段を特徴とするシステムである。
6.上記の分電盤内の温度も、該当回路に比例して電線温度が上昇すれば、近似値の温度に比例し通常の、分電盤のVVFケーブル55℃~65℃と、CVケーブル75℃~88℃を検知すれば、予め該当分電盤内温度が、火災への発火温度に到達する前に、担当者のスマートフォンに該当回路と、分電盤内温度温度を送信し、電気火災予防のために、自動または手動で、該当回路の遮断を判断し、遮断の制御手段を特徴とするシステムである。
7.上記、該当回路、該当分電盤の温度センサーの要注意または警戒レベルの温度の所定の数値より、許容範囲外の異常数値を検知
1)要注意温度を検知すると、当該設備の担当者にスマートフォンに警報を通知する
2)警戒レベルの異常高温より、許容範囲外の異常数値を感知すると該当盤の電源オン・オフ装置のデジタルブレーカー等の回路開閉器と電源の、例えば、主幹漏電、過電流の電源遮断のブレーカー等が自動的または、PC及びスマートフォンに温度の異常値とデジタルサーモカメラの温度数値画像を通知し、関係者はPC及びスマートフォンの数値を確認後に、リモート遠隔及び該当盤を手動で該スイッチを切断し、配線、該当制御盤の焼損、破損防止、発火を防止する。
B.警報発報、送信を設定する形態の一例
1.前記の電線温度が60℃~70℃、または端末器具では22℃~32℃としてもよい
2.盤内の温度が50℃~60℃、または端末配線器具では22℃~32℃としてもよい
3.電線温度、盤内の温度の所定の数値より、許容範囲外の異常数値を感知すると警報を発報し、VPNでサーバー、関係者のスマホアプリに送信し、盤の焼損、破損防止、発火を防止する。
3.複数階建物の温度を監視し警報するシステム
このシステムは、建物ビル、家屋等の引き込み線、各室、各戸の分電盤より各端末器具及びコンセントの調理器具、テレビ、冷蔵庫、空調機等と分電盤より、例えば30~80系統の配線と端末コンセント、ON,OFFスイッチ等の経年劣化等により、例えば、3階建物は複数階の場合は1階、2階、3階にジャンクションボックスまたは、同一階で例えば30m以上のジャンクションボックス距離の場合と、または温度の上昇検知が悪い場合は適宜な距離に各回路の検知ボックスを設置、及びジャンクションボックスに回路配線温度を検知する温度センサーを装着し、設定した例えば火元の分電盤、ジャンクションボックス、端末器具のコンセント等の80℃に配線の検知の判断手段とリモコンブレーカーを自動またはスマートフォン、PCのリモート手動で遮断する制御装置にすることができる。
4.分電盤温度計測の方法の一例
このシステムの温度検出センサーは、該システムの分電盤、ジャンクションボックス及び温度検出装置の検出温度、例えば多層階1~3階の複数階及び長い距離の端末の例えば各コンセント、スイッチ、配線、接続金具等、または電気器具の照明、冷蔵庫、調理器具、暖房器具、工具、洗濯器等の不良、劣化等による端末器具配線の上昇温度の数値の端末器具、配線に計測の分電盤温度計測数値を正確な温度検知と、または同分電盤温度検出器と端末器具、配線の上昇温度を検知するために分電盤内に各回路の電線または、芯線、絶縁保護芯線、または電線に温度センサーまたは、温度計により、端末コンセント及び器具、電気製品等の経年劣化、故障、断線等により該当配線の上昇した温度センサーが正確、高精度に入力し、該当回路の温度上昇の判断手段と、関係者のスマートフォン及びPCに送信し、該当回路を遮断する制御手段とすることができる。
このシステムは分電盤接続器具、配線の温度と端末器具、配線及び電気器具のコンセントの温度を入力記憶・検知し、通常温度帯を接続不良等により温度が上昇すれば、異常の判断手段と該当回路を遮断する制御手段にすることができる。
5.デジタルエレクトリックセフティコントロールシステムの一概要
このシステムのブレーカーはデジタル温度検出機能を有するブレーカーで、例えば、各コンセント、スイッチ、配線、接続金具等、または電気器具の照明、冷蔵庫、調理器具、暖房器具、工具、洗濯器等の不良、劣化等による端末器具配線の上昇温度をブレーカー導電部の温度の変化を検出して正確に回路の温度上昇を検知し自動遮断する機能と、該当回路の温度上昇の判断手段を関係者のスマートフォン及びPCに送信し、該当回路を遮断する制御手段を特徴とする。また、該システムのデジタルブレーカーが故障した場合は、関係者のスマートフォン及びPCに警報を通知する機能を特徴とする。
6.デジタルエレクトリックセフティコントロールシステムの動作フローの一例(図4)
A.温度監視制御
1.デジタルブレーカーの通電部の平常時の温度は22℃~32℃
2.電源スイッチ、制御リモートスイッチ、コネクタ等の発火事例は通常200℃~220℃
3.配線されている電線の監視温度は任意設定可能、例えば60℃~80℃以上で監視制御温度
4.デジタルブレーカーの通電部の監視温度は任意設定可能、例えば通常温度を入力記憶し、通常温度帯より温度変化が+5℃~+10℃で監視制御温度
5.上記、デジタルブレーカーの通電部の要注意または警戒レベルの温度の所定の数値より、許容範囲外の異常数値を検知
1)要注意温度を検知すると、当該設備の担当者にスマートフォンに警報を通知する
2)警戒レベルの異常高温の所定の数値より、許容範囲外の異常数値を感知すると該当のデジタルブレーカー、主幹漏電ブレーカー等の回路開閉器を自動的に、またはPC及びスマートフォンに温度、電流の異常値とデジタルサーモカメラの温度数値画像を通知し、関係者はPC及びスマートフォンの数値とデジタルサーモカメラの温度数値画像を確認後に、リモート遠隔及び該当盤を手動で該スイッチを切断し、配線、該当制御盤の焼損、破損防止、発火を防止する。
B.警報発報、送信
1.前記のデジタルブレーカーの通電部の、例えば通常温度22℃~32℃を入力記憶し、通常温度帯より温度変化が+5℃~+10℃
2.盤内の例えば通常温度22℃~32℃程度を、入力記憶し、盤内の温度が60℃~80℃
3.電流、電圧、抵抗値の所定の数値より、許容範囲外の異常数値を感知すると警報を発報し、VPNでサーバー、関係者のスマホアプリに送信し、盤の焼損、破損防止、発火を防止する。
この発明によれば、配電盤、分電盤、電灯盤、動力盤、制御盤、ジャンクションボックスなどのように、電源側からの電源側電路と、当該電源側電路から分岐されて複数の負荷にそれぞれ向かう複数本の負荷側電路とが、筐体内おいて電気的に接続されている電力装置であって、前記筐体内おける前記電源側電路に第一の電気機器が介装されていると共に、前記筐体内おける複数本の前記負荷側電路にそれぞれ第二の電気機器が介装されている電力装置が使用されている家屋、店舗、工場などにおいて、火災などに結びつく電気事故の発生を未然に防止するシステムを提供することができる。
この発明に係るデジタルエレクトリックセフティコントロールシステムの一実施形態の構成を説明する概念図。 この発明に係るデジタルエレクトリックセフティコントロールシステムの他の実施形態に係るシステム構成の一例を説明するブロック図。 この発明に係るデジタルエレクトリックセフティコントロールシステムで実施される遮断機能の概要を説明する図。 この発明に係るデジタルエレクトリックセフティコントロールシステムで実施可能な遮断機能の一例を説明するフロー図。
本発明の一実施形態に係るデジタルエレクトリックセフティコントロールシステムを図1を参照して説明する。
この実施形態のデジタルエレクトリックセフティコントロールシステムは、電力装置1と、電源側電路温度情報出力手段7と、電源側電路温度情報記録手段8と、電源側電路温度上昇率計算手段9と、電源側電路温度上昇率比較・判定手段10と、第一の警報通知情報出力手段11と、複数の負荷側電路温度情報出力手段17a、17b、・、17d、17e、17f・・、負荷側電路温度情報記録手段18と、負荷側電路温度上昇率計算手段19と、負荷側電路温度上昇率比較・判定手段20と、第二の警報通知情報出力手段21と、第三の警報通知情報出力手段12と、第一の電力遮断手段13と、第四の警報通知情報出力手段22と、第二の電力遮断手段23と、デジタルカメラ40と、画像情報出力手段41とを備えている。なお、本明細書、図面において複数の負荷側電路温度情報出力手段17a、17b、・、17d、17e、17f・・を総称して「負荷側電路温度情報出力手段17」と表すことがある。
電力装置1は、電源側からの電源側電路3と、電源側電路3から分岐されて複数の負荷にそれぞれ向かう複数本の負荷側電路17とが、筐体2内おいて電気的に接続されているものであり、筐体2内おける電源側電路3に第一の電気機器5が介装されていると共に、筐体2内おける複数本の負荷側電路17にそれぞれ第二の電気機器6a、6b、・・、6e、6f・・・が介装されている。なお、本明細書、図面において複数の第二の電気機器6a、6b、・・、6e、6f・・・・を総称して「第二の電気機器6」と表すことがある。
このように、電源側電路3に介装されている第一の電気機器5と、複数本の負荷側電路4のそれぞれに介装されている複数の第二の電気機器6とは、いずれも筐体2内に配備されている。
このような電力装置1は、例えば、種々の受変電設備、配電盤、分電盤、電灯盤、動力盤、制御盤、リモート制御装置盤、配電盤や分電盤などと機器・器具間の延長コードまたは配線の分岐配線接続のジャンクションボックスなどである。
第一の電気機器5としては、上述した電力装置1を構成する筐体2内に配備されていて、電源側からの電源側電路3と負荷に向かう負荷側電路4との間で電気的接続を図るもので、例えば、主幹ブレーカー、漏電ブレーカーなどがあげられる。
複数の第二の電気機器6としては、上述した主幹ブレーカー、漏電ブレーカーなどとは異なる種類の回路開閉器である。例えば、マグネットスイッチ、パワーリレー、ソリッドステートリレーなどがあげられる。
負荷側電路4が向かっている負荷としては、例えば、原動機、昇降機、空調設備、換気設備、照明設備、冷蔵・冷凍ケース、冷蔵庫・冷凍庫、計測器、コンピュータ機器、監視カメラ、医療機器、通信装置、等、電力の供給を受けて稼働する電力・電気装置・機器であって、建物などの内外を問わずに配備されて使用される電力・電気装置・機器、電車・車・航空機・船などの乗り物・移動手段に配備されて使用される電力・電気装置・通信装置・機器などや、これらが接続されるコンセントなどが含まれる。
これらの負荷が、複数本の負荷側電路4それぞれの先端側に接続されていることになる。
電源側電路温度情報出力手段7は、第一の電気機器5から出て複数本の負荷側電路4に分岐する前の電源側電路3に配備されていて、電源側電路3の温度である電源側電路温度を、常時検知し、検知した電源側電路温度に関する情報である電源側電路温度情報をデジタル情報で、常時、出力する処理を行う。
例えば、電源側電路3に配備されていて、コンピュータからなる本実施形態のデジタルエレクトリックセフティコントロールシステムと有線あるいは、無線で接続され、検知した電源側電路3の電源側電路温度を当該コンピュータに出力する、デジタル式の温度センサー、デジタル式温度計などが採用される。このような電源側電路温度情報出力手段7が電源側電路3に配備されている形態としては、電源側電路3の芯線の温度を直接的に検知する形態や、前記芯線を被覆している合成樹脂製の被覆材の温度を検知する形態などを採用することができる。
電源側電路温度情報記録手段8は、電源側電路温度情報出力手段7から出力された電源側電路温度情報を取得し、取得した電源側電路温度を、当該電源側電路温度情報を取得した時刻に関する情報と共に記録・登録する処理を行う。
電源側電路温度上昇率計算手段9は、あらかじめ定められている設定時間ごとに、当該設定時間の間における電源側電路温度の上昇率である電源側電路温度上昇率を計算する処理を行う。
電源側電路温度上昇率比較・判定手段10は、電源側電路温度上昇率が計算された電源側電路3に対してあらかじめ設定されている前記設定時間の間における許容電源側電路温度上昇率と、計算された前記電源側電路温度上昇率とを比較する処理を行う。
第一の警報通知情報出力手段11は、計算された電源側電路温度上昇率が、あらかじめ定められているレベルである第一の電源側電路温度監視レベルで許容電源側電路温度上昇率を越えていると、電源側電路温度上昇率比較・判定手段10によって、判定されたときに、電力装置1を管理している管理者が使用している管理者端末31及び、電力装置1の管理を担当している担当者が所有している担当者端末32a、32b、32c、・・・に対して、第一の電源側電路温度監視レベルで許容電源側電路温度上昇率を越えていると判定された電源側電路温度上昇率であった電源側電路3が配備されている電力装置1を特定する情報と共に、第一の警報通知情報を出力する処理を行う。なお、本明細書においていて複数の担当者端末32a、32b、32c、・・・を総称して「担当者端末32」と表示することがある。
管理者端末31は、モニタなどの画像情報表示手段を備えているパーソナルコンピュータ等によって構成することができる。担当者端末32は、本発明のシステム運用用のアプリケーションがダウンロードされているスマートフォンなどの携帯端末によって構成することができる。
管理者端末31や、担当者端末32は、通信ネットワーク30を介してこの実施形態のデジタルエレクトリックセフティコントロールシステムと情報交信可能に接続される。通信ネットワーク30としては、例えば、インターネットや、VPNなどからなる専用回線などが採用される。
複数の負荷側電路温度情報出力手段17a、17b、・・、17e、17f・・は、筐体2内において、第二の電気機器6a、6b、・・、6e、6f、・・から前記負荷に向かう複数本の負荷側電路4a、4b、・、4d、4e、4f・・のそれぞれに配備されていて、各負荷側電路4の温度である負荷側電路温度を常時検知し、検知した各負荷側電路4の負荷側電路温度に関する情報である負荷側電路温度情報をデジタル情報で、常時、出力する処理を行う。
負荷側電路温度情報出力手段17は、例えば、筐体2内において、第二の電気機器6のそれぞれから前記負荷のそれぞれに向かう複数本の負荷側電路4のそれぞれに配備されていて、コンピュータからなる本実施形態のデジタルエレクトリックセフティコントロールシステムと有線あるいは、無線で接続され、検知した各負荷側電路4の負荷側電路温度を当該コンピュータに出力する、デジタル式の温度センサー、デジタル式温度計などが採用される。このような負荷側電路温度情報出力手段17が各負荷側電路4に配備されている形態としては、各負荷側電路4の芯線の温度を直接的に検知する形態や、前記芯線を被覆している合成樹脂製の被覆材の温度を検知する形態などを採用することができる。
負荷側電路温度情報記録手段18は、負荷側電路温度情報出力手段17から出力された負荷側電路温度情報を取得し、負荷側電路温度を、負荷側電路温度情報を取得した時刻に関する情報と共に記録・登録する処理を行う。
負荷側電路温度上昇率計算手段19は、あらかじめ定められている設定時間ごとに、当該設定時間の間における負荷側電路温度の上昇率である負荷側電路温度上昇率を計算する処理を行う。
負荷側電路温度上昇率比較・判定手段20は、負荷側電路温度上昇率が計算された負荷側電路4に対してあらかじめ設定されている前記設定時間の間における許容負荷側電路温度上昇率と、計算された前記負荷側電路温度上昇率とを比較する処理を行う。
第二の警報通知情報出力手段21は、計算された負荷側電路温度上昇率が、あらかじめ定められているレベルである第一の負荷側電路温度監視レベルで許容負荷側電路温度上昇率を越えていると、負荷側電路温度上昇率比較・判定手段20によって、判定されたときに、電力装置1を管理している管理者が使用している管理者端末31及び、電力装置1の管理を担当している担当者が所有している担当者端末32に対して、第一の負荷側電路温度監視レベルで許容負荷側電路温度上昇率を越えていると判定された負荷側電路温度上昇率であった負荷側電路4が配備されている電力装置1を特定する情報と共に、第二の警報通知情報を出力する処理を行う。
第三の警報通知情報出力手段12、第一の電力遮断手段13は、それぞれ、上述のように計算された電源側電路温度上昇率が、第一の電源側電路温度監視レベルを越えた、あらかじめ定められているレベルである第二の電源側電路温度監視レベルで許容電源側電路温度上昇率を越えていると、電源側電路温度上昇率比較・判定手段20によって、判定されたときに、以下に説明するそれぞれの処理を実行する。
第三の警報通知情報出力手段12は、電力装置1を管理している管理者が使用している管理者端末31及び、電力装置1の管理を担当している担当者が所有している担当者端末32に対して、電力装置1を特定する情報と共に、第三の警報通知情報を出力する処理を行う。
第一の電力遮断手段13は、計算された電源側電路温度上昇率が、第二の電源側電路温度監視レベルで許容電源側電路温度上昇率を越えていると、電源側電路温度上昇率比較・判定手段20によって、判定された電源側電路3に介装されている第一の電気機器5を介した電力供給を遮断する信号である第一の電力遮断信号を第一の電気機器5に対して出力する処理を行う。
このように第一の電力遮断手段13は、計算された電源側電路温度上昇率が、第二の電源側電路温度監視レベルで許容電源側電路温度上昇率を越えていると、電源側電路温度上昇率比較・判定手段20によって、判定された電源側電路3に介装されている第一の電気機器5を介した電力供給を遮断する信号である第一の電力遮断信号を第一の電気機器5に対して出力する処理を行うものであるので、第二の電源側電路温度監視レベルは、第一の電源側電路温度監視レベルよりも警戒度の高いものになる。
そこで、第一の警報通知情報は、注意喚起レベルということができ、第二の警報通知情報は、危険が迫っていることを知らせるレベルということになる。
第四の警報通知情報出力手段22、第二の電力遮断手段23は、それぞれ、上述したように計算された負荷側電路温度上昇率が、第一の負荷側電路温度監視レベルを越えた、あらかじめ定められているレベルである第二の負荷側電路温度監視レベルで許容負荷側電路上昇率を越えていると、負荷側電路温度上昇率比較・判定手段20によって、判定されたときに、以下に説明するそれぞれの処理を実行する。
第四の警報通知情報出力手段22は、電力装置1を管理している管理者が使用している管理者端末31及び、電力装置1の管理を担当している担当者が所有している担当者端末32に対して、電力装置1を特定する情報と共に、第四の警報通知情報を出力する。
また、第二の電力遮断手段23は、計算された負荷側電路温度上昇率が、第二の負荷側電路温度監視レベルで許容負荷側電路上昇率を越えていると、負荷側電路温度上昇率比較・判定手段20によって、判定された負荷側電路4に介装されている第二の電気機器6を介した負荷への電力供給を遮断する信号である第二の電力遮断信号を第二の電気機器6へ出力する処理を行う。
上述した負荷側電路14に対してあらかじめ設定されている前記設定時間の間における許容負荷側電路温度上昇率は、第二の電気機器6から負荷側電路4のそれぞれに接続されている負荷までの負荷側電路4それぞれの長さに応じて設定されている形態にすることができる。
あるいは、上述した負荷側電路14に対してあらかじめ設定されている前記設定時間の間における許容負荷側電路温度上昇率は、負荷側電路4のそれぞれに接続されている負荷それぞれの負荷容量に応じて設定されている形態にすることができる。
また、上述した負荷側電路4に対してあらかじめ設定されている前記設定時間の間における許容負荷側電路温度上昇率は、第二の電気機器6から負荷側電路4のそれぞれに接続されている負荷までの前記負荷側電路4それぞれの長さと、負荷側電路4のそれぞれに接続されている負荷それぞれの負荷容量とに応じて設定されている形態にすることができる。
負荷側電路4のそれぞれに接続されている負荷としては、例えば、原動機、昇降機、空調設備、換気設備、照明設備、冷蔵・冷凍ケース、冷蔵庫・冷凍庫、計測器、コンピュータ機器、監視カメラ、医療機器、通信装置、等、電力の供給を受けて稼働する電力・電気装置・機器であって、建物などの内外を問わずに配備されて使用される電力・電気装置・機器、電車・車・航空機・船などの乗り物・移動手段に配備されて使用される電力・電気装置・通信装置・機器などや、これらが接続されるコンセントなどの負荷があげられる。
あらかじめ定められている長さにわたる設定時間ごとに、当該設定時間の間における負荷側電路4の温度上昇率を監視することで、負荷側電路4の先端側が接続される端末器具、等の負荷における火災発生の危険性を把握することが可能になる。
本発明は、これを利用して、配電盤、分電盤、電灯盤、動力盤、制御盤、ジャンクションボックスなどのように、 電源側からの電源側電路と、当該電源側電路から分岐されて複数の負荷にそれぞれ向かう複数本の負荷側電路とが、筐体内おいて電気的に接続されている電力装置であって、前記筐体内おける前記電源側電路に第一の電気機器が介装されていると共に、前記筐体内おける複数本の前記負荷側電路にそれぞれ第二の電気機器が介装されている電力装置が使用されている家屋、店舗、工場などにおいて、火災などに結びつく電気事故の発生を未然に防止できるようにしたものである。
あらかじめ定められている長さにわたる設定時間ごとに、当該設定時間の間における負荷側電路4の温度上昇率を取得し、これを、当該負荷側電路4に許容されている許容温度上昇率と比較することで、警戒警報の発報や、当該負荷側電路4を介した電力供給を遮断するシステムである。
事前の実施検討や、シミュレーションにより、各負荷側電路4に接続している負荷ごとに、あらかじめ定められている設定時間の間において、火災発生、等の事故発生のおそれは生じないと認められる、当該負荷側電路4に許容できる、許容負荷側電路路温度上昇率を求めておく。
そして、監視している負荷側電路4ごとに、常時、温度を検知しておき、上述した設定時間の間における温度上昇率が上述した許容負荷側電路温度上昇率を越えていて、あらかじめ定められているレベルである第一の回路温度監視レベルで前記許容回路電路温度上昇率を越えている場合に、電力装置の管理者、管理担当者へ注意喚起の第一の警報通知情報を出力する。
また、上述した設定時間の間における温度上昇率が上述した第一の回路電路温度監視レベルを越えた、あらかじめ定められているレベルである第二の回路温度監視レベルで前記許容回路温度上昇率を越えている場合に、電力装置の管理者、管理担当者へ危険換気の第二の警報通知情報を出力し、電力装置を介した前記負荷への電力供給を自動的に遮断する、あるいは、管理担当者によって遮断処理を行わせるようにするものである。
そこで、上述したように、上述した負荷側電路4に対してあらかじめ設定されている前記設定時間の間における許容負荷側電路温度上昇率を、第二の電気機器6から負荷側電路4のそれぞれに接続されている負荷までの前記負荷側電路4それぞれの長さ及び/又は負荷側電路4のそれぞれに接続されている負荷それぞれの負荷容量とに応じて設定されている形態にすることで、各負荷側電路4の長さを考慮して、あるいは、各負荷の負荷容量を考慮して適切な対応を行うことができる。
特に、第二の警報通知情報出力手段が第二の警報情報を出力する際及び/又は第四の警報通知情報出力手段が第四の警報情報を出力する際に、対象の負荷側電路4を特定する情報を付帯する形態にすれば、管理者、管理担当者は、火災発生、等の危険発生が迫っておりおそれのある上述の負荷に急行し、迅速に対応を行うことが可能になる。
デジタルカメラ40は、電力装置1を撮影するように電力装置1の近傍に配備されている。
画像情報出力手段41は、管理者端末31から取得した画像情報要求情報及び/又は担当者端末32から取得した画像情報要求情報に基づいて、デジタルカメラ40が撮影している電力装置1の画像情報をリアルタイムで出力する処理を行う。
この実施形態のデジタルエレクトリックセフティコントロールシステムにおいて、第一の電気機器5は、あらかじめ設定されている許容電流値を越える電流が流れていることを検知したときに電流通過を自動的に遮断する過電流遮断機能を備えているものにすることができる。過電流が流れていることを検知したときに自動的に遮断を行うものである。
また、この実施形態のデジタルエレクトリックセフティコントロールシステムにおいて、筐体2の内部の温度である筐体内温度を、常時検知し、検知した筐体内温度に関する情報である筐体内温度情報をデジタル情報で出力する筐体内温度情報出力手段を設けておく構成にすることもできる。
この場合には、筐体内温度情報出力手段から取得した筐体内温度が、あらかじめ定められているレベルである第一の筐体内許容温度に到達したときに、電力装置1を管理している管理者が使用している管理者端末31及び、電力装置1の管理を担当している担当者が所有している担当者端末32に対して、電力装置1を特定する情報と共に、第五の警報通知情報を出力する第五の警報通知情報出力手段を、デジタルエレクトリックセフティコントロールシステムが備えている構成にすることができる。
筐体2の内部温度が上昇して警戒する必要が生じたことを管理者、管理担当者へ自動的に通知する機能である。
この場合、更に、筐体内温度情報出力手段から取得した筐体内温度が、前記第一の筐体内許容温度を越えた、あらかじめ定められているレベルである第二の筐体内許容温度に到達したとき、すなわち、火災発生、等の事故発生の危険性が高まった際に、次のような機能を行う第六の警報通知情報出力手段と、第三の電力遮断手段とが、デジタルエレクトリックセフティコントロールシステムに、更に、備えられている構成にすることができる。
第六の警報通知情報出力手段は、筐体内温度情報出力手段から取得した筐体内温度が、前記第二の筐体内許容温度に到達したときに、電力装置1を管理している管理者が使用している管理者端末31及び、電力装置1の管理を担当している担当者が所有している担当者端末32に対して、電力装置1を特定する情報と共に、第六の警報通知情報を出力する処理を行う。
第三の電力遮断手段は、筐体内温度情報出力手段から取得した筐体内温度が、前記第二の筐体内許容温度に到達したときに、電力装置1を介した前記負荷への電力供給を遮断する信号である第三の電力遮断信号を電力装置1へ出力する処理を行う。
以上に説明したこの実施形態で実現されるデジタルブレーカーの遮断機能を図3に示した。
上記に構成の一例を説明した本実施形態のデジタルエレクトリックセフティコントロールシステムは、コンピュータから構成することができる。この場合、図示していないが、オペレーティングシステムや、インストールあるいはダウンロードした所定のコンピュータプログラムなどに従って、この実施形態のシステムの各種の機能が実現されるように制御を行うCPU、オペレーティングシステムや種々のコンピュータプログラムなどを記憶し、また、CPUが各制御のための処理を実行する上で必要なデータを記憶する記憶部としてのROM、CPUが処理を実行する上で必要なデータを記憶し、CPUによって情報が適宜書き換えられるワークエリアとしても利用されるRAMやハードディスク、通信インターフェース等の情報入出力部などが備えられていて、これらが必要なバスラインで接続されている構成になる。
上述した電源側電路温度情報記録手段8、電源側電路温度上昇率計算手段9、電源側電路温度上昇率比較・判定手段10、第一の警報通知情報出力手段11、負荷側電路温度情報記録手段18、負荷側電路温度上昇率計算手段19、負荷側電路温度上昇率比較・判定手段20、第二の警報通知情報出力手段21、画像情報出力手段41などが行う処理動作はこのようなコンピュータのシステムによって実行される。
上述した電源側電路温度情報記録手段8、電源側電路温度上昇率計算手段9、電源側電路温度上昇率比較・判定手段10、第一の警報通知情報出力手段11、負荷側電路温度情報記録手段18、負荷側電路温度上昇率計算手段19、負荷側電路温度上昇率比較・判定手段20、第二の警報通知情報出力手段21、画像情報出力手段41などは、これらのすべてが一つの装置・機器に配備されている構成にする必要はない。
例えば、電力装置1にこれらの中の一部の構成を備えている装置・機器が配備されていて、これが、電力装置1とは離れたところに配備されていて、その他の構成を備えているコンピュータからなる他の装置・機器と有線又は無線のネットワークを介して情報交信可能に接続されている形態にすることもできる。
あるいは、電力装置1に上述した電源側電路温度情報記録手段8、等の中の一部の構成を備えている装置・機器が配備されていて、これが、電力装置1とは離れたところに配備されていて、その他の構成の中の一部を備えているコンピュータからなる他の装置・機器及び、その他の構成の中の残りの一部を備えているコンピュータからなる他の装置・機器と有線又は無線のネットワークを介して情報交信可能に接続されている形態にすることもできる。
上記において、電力装置1とは離れたところに配備されていて、有線又は無線のネットワークを介して接続されていて、上述したその他の構成の中の一部や残りの構成を備えている他の一または複数の装置・機器の中に、クラウド上に設置されているサーバコンピュータが含まれている構成にすることもできる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されず、特許請求の範囲の記載から把握される技術的範囲において種々に変更可能である。

Claims (9)

  1. 電源側からの電源側電路と、当該電源側電路から分岐されて複数の負荷にそれぞれ向かう複数本の負荷側電路とが、筐体内おいて電気的に接続されている電力装置であって、前記筐体内おける前記電源側電路に第一の電気機器が介装されていると共に、前記筐体内おける複数本の前記負荷側電路にそれぞれ第二の電気機器が介装されている電力装置と、
    前記第一の電気機器から出て複数本の前記負荷側電路に分岐する前の前記電源側電路に配備されていて、前記電源側電路の温度である電源側電路温度を、常時検知し、検知した前記電源側電路温度に関する情報である電源側電路温度情報をデジタル情報で、常時、出力する電源側電路温度情報出力手段と、
    前記筐体内において、前記第二の電気機器から前記負荷に向かう前記負荷側電路のそれぞれに配備されていて、各負荷側電路の温度である負荷側電路温度を常時検知し、検知した各負荷側電路の前記負荷側電路温度に関する情報である負荷側電路温度情報をデジタル情報で、常時、出力する複数の負荷側電路温度情報出力手段と、
    前記電源側電路温度情報出力手段から出力された前記電源側電路温度情報を取得し、前記電源側電路温度を、前記電源側電路温度情報を取得した時刻に関する情報と共に記録・登録する電源側電路温度情報記録手段と、
    前記負荷側電路温度情報出力手段から出力された前記負荷側電路温度情報を取得し、前記負荷側電路温度を、前記負荷側電路温度情報を取得した時刻に関する情報と共に記録・登録する負荷側電路温度情報記録手段と、
    あらかじめ定められている設定時間ごとに、当該設定時間の間における前記電源側電路温度の上昇率である電源側電路温度上昇率を計算する電源側電路温度上昇率計算手段と、
    あらかじめ定められている設定時間ごとに、当該設定時間の間における前記負荷側電路温度の上昇率である負荷側電路温度上昇率を計算する負荷側電路温度上昇率計算手段と、
    前記電源側電路温度上昇率が計算された前記電源側電路に対してあらかじめ設定されている前記設定時間の間における許容電源側電路温度上昇率と、計算された前記電源側電路温度上昇率とを比較する電源側電路温度上昇率比較・判定手段と、
    前記負荷側電路温度上昇率が計算された前記負荷側電路に対してあらかじめ設定されている前記設定時間の間における許容負荷側電路温度上昇率と計算された前記負荷側電路温度上昇率とを比較する負荷側電路温度上昇率比較・判定手段と、
    計算された前記電源側電路温度上昇率が、あらかじめ定められているレベルである第一の電源側電路温度監視レベルで前記許容電源側電路温度上昇率を越えていると、前記電源側電路温度上昇率比較・判定手段によって、判定されたときに、前記電力装置を管理している管理者が使用している管理者端末及び、前記電力装置の管理を担当している担当者が所有している担当者端末に対して、前記第一の電源側電路温度監視レベルで前記許容電源側電路温度上昇率を越えていると判定された電源側電路温度上昇率であった前記電源側電路が配備されている前記電力装置を特定する情報と共に、第一の警報通知情報を出力する第一の警報通知情報出力手段と
    計算された前記負荷側電路温度上昇率が、あらかじめ定められているレベルである第一の負荷側電路温度監視レベルで前記許容負荷側電路温度上昇率を越えていると、前記負荷側電路温度上昇率比較・判定手段によって、判定されたときに、前記電力装置を管理している管理者が使用している管理者端末及び、前記電力装置の管理を担当している担当者が所有している担当者端末に対して、前記第一の負荷側電路温度監視レベルで前記許容負荷側電路温度上昇率を越えていると判定された前記負荷側電路温度上昇率であった前記負荷側電路が配備されている前記電力装置を特定する情報と共に、第二の警報通知情報を出力する第二の警報通知情報出力手段と
    を備えているデジタルエレクトリックセフティコントロールシステム。
  2. 計算された前記負荷側電路温度上昇率が、前記第一の負荷側電路温度監視レベルを越えた、あらかじめ定められているレベルである第二の負荷側電路温度監視レベルで許容負荷側電路上昇率を越えていると、前記負荷側電路温度上昇率比較・判定手段によって、判定されたときに、
    前記電力装置を管理している管理者が使用している前記管理者端末及び、前記電力装置の管理を担当している担当者が所有している前記担当者端末に対して、前記電力装置を特定する情報と共に、第四の警報通知情報を出力する第四の警報通知情報出力手段と、
    計算された前記負荷側電路温度上昇率が、前記第二の負荷側電路温度監視レベルで前記許容負荷側電路温度上昇率を越えていると、前記負荷側電路温度上昇率比較・判定手段によって、判定された前記負荷側電路に介装されている前記第二の電気機器を介した前記負荷への電力供給を遮断する信号である第二の電力遮断信号を前記第二の電気機器へ出力する第二の電力遮断手段と、
    計算された前記電源側電路温度上昇率が、前記第一の電源側電路温度監視レベルを超えた、あらかじめ定められているレベルである第二の電源側電路温度監視レベルで前記許容電源側電路温度上昇率を越えていると、前記電源側電路温度上昇率比較・判定手段によって、判定されたときに、
    前記電力装置を管理している管理者が使用している前記管理者端末及び、前記電力装置の管理を担当している担当者が所有している前記担当者端末に対して、前記電力装置を特定する情報と共に、第三の警報通知情報を出力する第三の警報通知情報出力手段と、
    計算された前記電源側電路温度上昇率が、前記第二の電源側電路温度監視レベルで前記許容電源側電路温度上昇率を越えていると、前記電源側電路温度上昇率比較・判定手段によって、判定された前記電源側電路に介装されている前記第一の電気機器を介した電力供給を遮断する信号である第一の電力遮断信号を前記第一の電気機器に対して出力する第一の電力遮断手段と
    を更に備えている請求項1記載のデジタルエレクトリックセフティコントロールシステム。
  3. 前記負荷側電路に対してあらかじめ設定されている前記設定時間の間における前記許容負荷側電路温度上昇率は、前記第二の電気機器から前記負荷側電路のそれぞれに接続されている前記負荷までの前記負荷側電路それぞれの長さに応じて設定されている請求項1又は2記載のデジタルエレクトリックセフティコントロールシステム。
  4. 前記負荷側電路に対してあらかじめ設定されている前記設定時間の間における前記許容負荷側電路温度上昇率は、前記負荷側電路のそれぞれに接続されている前記負荷それぞれの負荷容量に応じて設定されている請求項1又は2記載のデジタルエレクトリックセフティコントロールシステム。
  5. 前記負荷側電路に対してあらかじめ設定されている前記設定時間の間における前記許容負荷側電路温度上昇率は、
    前記第二の電気機器から前記負荷側電路のそれぞれに接続されている前記負荷までの前記負荷側電路それぞれの長さと、
    前記負荷側電路のそれぞれに接続されている前記負荷それぞれの負荷容量
    とに応じて設定されている請求項1又は2記載のデジタルエレクトリックセフティコントロールシステム。
  6. 前記電力装置の近傍に前記電力装置を撮影するデジタルカメラが配備されており、
    前記管理者端末から取得した画像情報要求情報及び/又は前記担当者端末から取得した画像情報要求情報に基づいて、前記デジタルカメラが撮影している前記電力装置の画像情報をリアルタイムで出力する画像情報出力手段
    を更に備えている請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載のデジタルエレクトリックセフティコントロールシステム。
  7. 前記第一の電気機器は、あらかじめ設定されている許容電流値を越える電流が流れていることを検知したときに電流通過を自動的に遮断する過電流遮断機能を備えている請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載のデジタルエレクトリックセフティコントロールシステム。
  8. 前記筐体の内部の温度である筐体内温度を、常時検知し、検知した前記筐体内温度に関する情報である筐体内温度情報をデジタル情報で出力する筐体内温度情報出力手段と、
    前記筐体内温度情報出力手段から取得した筐体内温度が、あらかじめ定められているレベルである第一の筐体内許容温度に到達したときに、前記電力装置を管理している管理者が使用している管理者端末及び、前記電力装置の管理を担当している担当者が所有している担当者端末に対して、前記電力装置を特定する情報と共に、第五の警報通知情報を出力する第五の警報通知情報出力手段と
    を、更に、備えている請求項1乃至請求項7のいずれか一項に記載のデジタルエレクトリックセフティコントロールシステム。
  9. 前記筐体内温度情報出力手段から取得した筐体内温度が、前記第一の筐体内許容温度を越えた、あらかじめ定められているレベルである第二の筐体内許容温度に到達したときに、
    前記電力装置を管理している管理者が使用している管理者端末及び、前記電力装置の管理を担当している担当者が所有している担当者端末に対して、前記電力装置を特定する情報と共に、第六の警報通知情報を出力する第六の警報通知情報出力手段と、
    前記電力装置を介した前記負荷への電力供給を遮断する信号である第三の電力遮断信号を前記電力装置へ出力する第三の電力遮断手段を
    更に備えている請求項8記載のデジタルエレクトリックセフティコントロールシステム。
JP2021507726A 2020-10-19 2020-10-19 デジタルエレクトリックセフティコントロールシステム Active JP7016461B1 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2020/039246 WO2022085045A1 (ja) 2020-10-19 2020-10-19 デジタルエレクトリックセフティコントロールシステム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP7016461B1 true JP7016461B1 (ja) 2022-02-07
JPWO2022085045A1 JPWO2022085045A1 (ja) 2022-04-28

Family

ID=80817798

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021507726A Active JP7016461B1 (ja) 2020-10-19 2020-10-19 デジタルエレクトリックセフティコントロールシステム

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP7016461B1 (ja)
WO (1) WO2022085045A1 (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003299214A (ja) * 2002-04-05 2003-10-17 Tempearl Ind Co Ltd 過電流警報装置および過電流警報装置を備えた分電盤
JP2008017688A (ja) * 2006-07-05 2008-01-24 Kd Power Co Ltd デジタル分電盤
JP2020054098A (ja) * 2018-09-26 2020-04-02 パナソニックIpマネジメント株式会社 検出システム、配線器具、及びプログラム
JP6732278B1 (ja) * 2019-11-13 2020-07-29 株式会社 テクノミライ デジタルエレクトリックセフティコントロールシステム
JP6762550B1 (ja) * 2019-12-02 2020-09-30 株式会社 テクノミライ デジタルエレクトリックマルチセフティコントロールシステム

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003299214A (ja) * 2002-04-05 2003-10-17 Tempearl Ind Co Ltd 過電流警報装置および過電流警報装置を備えた分電盤
JP2008017688A (ja) * 2006-07-05 2008-01-24 Kd Power Co Ltd デジタル分電盤
JP2020054098A (ja) * 2018-09-26 2020-04-02 パナソニックIpマネジメント株式会社 検出システム、配線器具、及びプログラム
JP6732278B1 (ja) * 2019-11-13 2020-07-29 株式会社 テクノミライ デジタルエレクトリックセフティコントロールシステム
JP6762550B1 (ja) * 2019-12-02 2020-09-30 株式会社 テクノミライ デジタルエレクトリックマルチセフティコントロールシステム

Also Published As

Publication number Publication date
WO2022085045A1 (ja) 2022-04-28
JPWO2022085045A1 (ja) 2022-04-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6732278B1 (ja) デジタルエレクトリックセフティコントロールシステム
KR101752219B1 (ko) 배전함의 감시 시스템
KR102057494B1 (ko) 스마트 전기사고 예방 및 에너지 관리 시스템
KR101336317B1 (ko) 유시티(U-city) 등 대규모 도시의 전기설비를 실시간으로 관리 및 운영을 하는 웹감시 기반 유시티 전기안전 통합관리시스템
KR101423559B1 (ko) 수배전반용 지능형 열화감시영상시스템
KR102382151B1 (ko) 배전반 이상 모니터링 장치
KR20180106318A (ko) 복합 센서를 이용한 화재방지장치
US10761129B2 (en) Electrical power supply panel with increased safety through monitoring and control
KR102369649B1 (ko) 화재 사전 차단이 가능한 콘센트 모듈 및 이를 적용한 생산설비
US8084890B2 (en) Apparatus and method for fire protection of electrical installations
KR101510676B1 (ko) 수배전반용 지능형 방전감시 영상시스템
KR100936741B1 (ko) 부스 덕트시스템의 불량 검출장치 및 방법
JP7016461B1 (ja) デジタルエレクトリックセフティコントロールシステム
JP6762550B1 (ja) デジタルエレクトリックマルチセフティコントロールシステム
JP6836233B1 (ja) デジタルエレクトリックセフティコントロールシステム
JP6719765B1 (ja) デジタルエレクトリックマルチセフティコントロールシステム
KR20200014118A (ko) 이상진단 기능을 갖는 수배전반
JP6836234B1 (ja) デジタルエレクトリックセフティコントロールシステム
JP6719764B1 (ja) デジタルエレクトリックマルチセフティコントロールシステム
KR102336205B1 (ko) 랙 화재 방지장치를 이용한 이상온도 감지방법
NO344649B1 (en) Fire detection and prevention system and method
KR102494857B1 (ko) 내부 이상상태 감시 및 진단 기능을 구비한 수배전반
KR20200086762A (ko) 온도 및 전류센서를 이용한 화재예방 시스템
KR102484559B1 (ko) 자가 진단 기능을 가지는 배전반 시스템
KR20080105496A (ko) 콘센트

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210212

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20210212

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20210402

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210608

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210608

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210706

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210706

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210914

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20211021

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20211021

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20211021

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20211021

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20211021

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20211215

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7016461

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150