JP7013947B2 - 故障診断システム - Google Patents
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ムをリセットし、前記故障診断プログラムを実行する。
図1を用いて、本発明が適用される場面の一例について説明する。図1は、本実施形態に係る故障診断システムの一例を模式的に例示する。故障診断システム200は、日中、夜間を問わず連続稼働する無停止システム50に設けられる。無停止システム50は、無停止システム50を構成する各装置を制御する制御装置30を備える。また、制御装置30は、CPU8、ROM9、RAM10、入出力インターフェース、外部との通信インターフェースを有する。また、ROM9には、無停止システム50に使用される電子部品、例えば制御装置30のCPU8、ROM9、RAM10の故障を診断する故障診断プログラム11が記憶されている。ここで、故障診断システム200は、CPU8と故障診断プログラム11から形成される。
い。すなわち、故障診断システム200は、無停止システム50が提供するサービスへの影響を抑制することができる。
次に、本実施形態に係る故障診断システムの一例について説明する。図2は、本実施形態に係る故障診断システム200を含む蓄電システム100を模式的に例示する。蓄電システム100は、本発明の「無停止システム」の一例である。
図3は、蓄電システム100の機能構成を示すブロック図の一例を模式的に例示する。制御装置30は、蓄電システム100を構成する装置を制御し、例えば太陽電池1から蓄電池2へ送電される電力量と太陽電池1から分電盤5を介して交流負荷7へ送電される電力量との比率に関する制御信号をPCS3へ送信する。すなわち、蓄電システム100は、制御装置30からPCS3へ、太陽電池1から蓄電池2へ送電される電力量の比率を高める信号を送信することにより、充電モードでの運転を行うことができる。一方で、蓄電システム100は、制御装置30からPCS3へ、太陽電池1から蓄電池2へ送電される電力量の比率を低下させる信号を送信することにより、放電モードでの運転を行うこともできる。ここで、充電モードと放電モードは、本発明の「複数の動作モード」の一例である。また、CPU8は、ROM9に記憶される故障診断プログラム11の実行を制御する。
次に、図4を用いて、故障診断システム200の動作例を説明する。図4は、故障診断システム200の処理手順を示すフローチャートの一例を模式的に例示する。なお、以下で説明する処理手順は一例に過ぎず、各処理は可能な限り変更されてよい。また、以下で説明する処理手順について、実施の形態に応じて、適宜、ステップの省略、置換、及び追加が可能である。
蓄電システム100の運転を行う際、まず制御装置30が起動される。その後、制御装置30から蓄電システム100を構成する各装置へ起動信号が送信される。また、蓄電システム100は、起動されると日中、夜間を問わず連続稼働する。
ステップS102では、CPU8が充電モードから放電モードへの切り替えの信号を受信した場合、CPU8は、PCS3を含む蓄電システム100を形成する装置へ運転を一旦停止させる制御信号を送信する。PCS3の運転が停止されるため、蓄電システム100は、充放電を一時的に行うことができない。その後、CPU8は、制御装置30のシステムを終了し、リセットする。ここで、充電モードから放電モードへの切り替えのタイミングは、本発明の「所定のタイミング」の一例である。
CPU8は、制御装置30のシステムをリセットする際、ROM9に記憶される故障診断プログラム11を実行する。故障診断プログラム11の実行時間は数秒である。故障診断プログラム11の実行によって、CPU8、ROM9、及びRAM10の診断が実行される。
故障診断プログラム11の実行が終了すると、制御装置30のシステムは起動される。そして、制御装置30は、PCS3へ放電モードに関する制御信号を送信する。また、制御装置30は、PCS3以外の蓄電システム100を形成する装置に起動信号を送信する。
その後、一定時間経過すると、CPU8は、今度は、蓄電システム100の放電モードから充電モードへの切り替えに関する信号を受信する。
CPU8は、放電モードから充電モードへの切り替えの信号を受信した場合、CPU8
は、PCS3を含む蓄電システム100を形成する装置へ運転を一旦停止させる制御信号を送信する。その後、CPU8は、制御装置30のシステムを終了し、リセットする。ここで、放電モードから充電モードへの切り替えのタイミングは、本発明の「所定のタイミング」の一例である。
CPU8は、制御装置30のシステムをリセットする際、ROM9に記憶される故障診断プログラム11を実行する。故障診断プログラム11の実行時間は数秒である。故障診断プログラム11の実行によって、CPU8、ROM9、及びRAM10の診断が実行される。
故障診断プログラム11の実行が終了すると、制御装置30のシステムは起動される。そして、制御装置30は、PCS3へ充電モードに関する制御信号を送信する。また、制御装置30は、PCS3以外の蓄電システム100を形成する装置に起動信号を送信する。そして所定時間経過後、ステップS101からのステップを繰り返す。
上記のような故障診断システム200であれば、放電モードと充電モードが切り替わるタイミングで蓄電システム100を形成する装置の運転を停止し、制御装置30のシステムをリセットする。ここで、診断プログラムの実行は数秒であり、診断プログラムの実行後に制御装置30のシステムは起動され、蓄電システム100を形成する装置の運転は再稼働する。従って、システムを使用するユーザが制御装置30のリセットに気が付く可能性は低い。よって、蓄電システム100を使用するユーザに不快感を与えることはない。
以上、本発明の実施の形態を詳細に説明してきたが、前述までの説明はあらゆる点において本発明の例示に過ぎない。本発明の範囲を逸脱することなく種々の改良や変形を行うことができることは言うまでもない。例えば、以下のような変更が可能である。なお、以下では、上記実施形態と同様の構成要素に関しては同様の符号を用い、上記実施形態と同様の点については、適宜説明を省略した。以下の変形例は適宜組み合わせ可能である。
上記の変形例である故障診断システム200Aは、深夜の予め定められた時間において故障診断プログラム11を実行する。ここで、深夜の予め定められた時間は、本発明の「
所定のタイミング」の一例である。図6は、故障診断システム200Aの処理手順を示すフローチャートの一例を模式的に例示する。
(ステップS201)
深夜の所定の時間になると、CPU8は、PCS3を含む蓄電システム100を形成する装置へ運転を一旦停止させる制御信号を送信する。PCS3の運転が停止されるため、蓄電システム100は、充電を一時的に行うことができない。その後、CPU8は、制御装置30のシステムをリセットする。ここで、深夜の所定の時間は、ユーザによって予め設定されてもよい。
CPU8は、制御装置30のシステムをリセットする際、ROM9に記憶される故障診断プログラム11を実行する。故障診断プログラム11の実行時間は数秒である。故障診断プログラム11の実行によって、CPU8、ROM9、及びRAM10の診断が実行される。
故障診断プログラム11の実行が終了すると、制御装置30のシステムは起動される。そして、制御装置30は、PCS3へ充電モードに関する制御信号を送信する。また、制御装置30は、PCS3以外の蓄電システム100を形成する装置に起動信号を送信する。そして、故障診断システム200は、翌日の深夜の所定の時間になると、再び上記のステップを実行する。
上記のような故障診断システム200Aであれば、制御装置30のシステムのリセットの間隔が一定であり、唐突にリセットされるわけではないため、蓄電システム100を使用するユーザに不快感を与えることはない。
、制御装置30が備えるCPU8、ROM9、RAM10といった電子部品の故障を診断しているが、蓄電システム100が備える制御装置30以外の装置に含まれる電子部品の故障を診断してもよい。また、制御装置30以外の装置に含まれる電子部品の故障を診断する場合、CPU8は、診断対象の装置のシステムを所定のタイミングでリセットするよう、故障を診断する際に、診断対象の装置にシステムリセットに関する制御信号を送信する。
<発明1>
サービスを提供し続ける無停止システム内の電子部品の故障を診断する故障診断プログラムと、
前記故障診断プログラムの実行を制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、所定のタイミングで前記無停止システムをリセットし、前記故障診断プログラムを実行する、
故障診断システム。
<発明2>
前記無停止システムは、複数の動作モードで稼働し、
前記所定のタイミングとは、前記複数の動作モードのうちの1つのモードから、前記複数の動作モードのうちの他の動作モードへ切り替わるタイミングのことである、
発明1に記載の故障診断システム。
<発明3>
前記無停止システムとは、電力を充電する充電モードと、電力を放電する放電モードの2つのモードを有する蓄電システムのことである、
発明1又は2に記載の故障診断システム。
<発明4>
前記故障診断プログラムは、前記無停止システムに含まれるCPU(Central Processing Unit)を診断するプログラムを含む、
発明1から3のうち何れか1項に記載の故障診断システム。
2・・・蓄電池
3・・・PCS
4・・・双方向DC/DCコンバータ
5・・・分電盤
6・・・電力系統
7・・・交流負荷
8・・・CPU
9・・・ROM
10・・・RAM
11・・・故障診断プログラム
30・・・制御装置
50・・・無停止システム
100・・・蓄電システム
200、200A・・・故障診断システム
Claims (3)
- サービスを提供し続ける無停止システム内の電子部品の故障を診断する故障診断プログラムと、
前記故障診断プログラムの実行を制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、所定のタイミングで前記無停止システムをリセットし、前記故障診断プログラムを実行し、
前記無停止システムとは、電力を充電する充電モードと、電力を放電する放電モードの2つのモードを有する蓄電システムのことである、
故障診断システム。 - 前記無停止システムは、複数の動作モードで稼働し、
前記所定のタイミングとは、前記複数の動作モードのうちの1つの動作モードから、前記複数の動作モードのうちの他の動作モードへ切り替わるタイミングのことである、
請求項1に記載の故障診断システム。 - 前記故障診断プログラムは、前記無停止システムに含まれるCPU(Central Processing Unit)を診断するプログラムを含む、
請求項1又は2に記載の故障診断システム。
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