JP7011201B2 - 発光モジュールおよびその製造方法 - Google Patents

発光モジュールおよびその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP7011201B2
JP7011201B2 JP2020132611A JP2020132611A JP7011201B2 JP 7011201 B2 JP7011201 B2 JP 7011201B2 JP 2020132611 A JP2020132611 A JP 2020132611A JP 2020132611 A JP2020132611 A JP 2020132611A JP 7011201 B2 JP7011201 B2 JP 7011201B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light emitting
wavelength conversion
emitting module
main surface
recesses
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2020132611A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020194787A (ja
Inventor
衛 今田
敏昭 森脇
勇作 阿地
良平 山下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nichia Corp
Original Assignee
Nichia Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nichia Corp filed Critical Nichia Corp
Priority to JP2020132611A priority Critical patent/JP7011201B2/ja
Publication of JP2020194787A publication Critical patent/JP2020194787A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7011201B2 publication Critical patent/JP7011201B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Optical Filters (AREA)
  • Planar Illumination Modules (AREA)
  • Led Device Packages (AREA)

Description

本開示は、発光モジュールおよびその製造方法に関する。
発光ダイオード等の発光素子を用いた発光装置は、液晶表示装置のバックライトや各種の光源として広く利用されている。例えば、特許文献1に開示される光源装置は、実装基板に実装される複数の発光素子と、複数の発光素子のそれぞれを封止する半球状のレンズ部材とその上に配置された発光素子からの光が入射される拡散部材を備える。
特開2015-32373号公報
近年、より薄型の表示装置が求められており、これに伴い、より薄型のバックライトが求められている。特許文献1に開示される光源装置などは、実装基板と拡散板との間の距離をレンズ部材の厚さよりも大きくする必要がるため、十分な薄型化が困難な場合がある。本開示は、薄型化が可能な発光モジュールを提供する。
本開示の一実施形態に係る発光モジュールは、主発光面を有する複数の発光素子と、前記複数の発光素子の主発光面にそれぞれ配置された複数の波長変換部材と、前記複数の波長変換部材間に配置され、前記波長変換部材の側面を覆う樹脂部材と、第1面および第2面を有し、前記第2面が前記樹脂部材および前記複数の波長変換部材と対向するように前記樹脂部材および前記複数の波長変換部材上に配置された導光板であって、前記複数の波長変換部材上の前記第2面に位置する複数の凹部を有する導光板とを備える。
本開示によれば、薄型の発光モジュールが実現し得る。
図1は、第1の実施形態の液晶表示装置を示す分解斜視図である。 図2Aは、第1の実施形態の発光モジュールを示す模式的上面図である。 図2Bは、図2Aの2B-2B線における発光モジュールの模式的断面図である。 図2Cは、図2Bの一部の拡大模式的断面図である。 図2Dは、図2Bの他の一部の拡大模式的断面図である。 図2Eは、導光板の模式的下面図である。 図2Fは、樹脂部材の模式的断上面図である。 図2Gは、樹脂部材の他の形態を示す模式的断上面図である。 図3Aは、第1の実施形態の発光モジュールの製造方法における模式的工程断面図である。 図3Bは、第1の実施形態の発光モジュールの製造方法における模式的工程断面図である。 図3Cは、第1の実施形態の発光モジュールの製造方法における模式的工程断面図である。 図3Dは、第1の実施形態の発光モジュールの製造方法における模式的工程断面図である。 図3Eは、第1の実施形態の発光モジュールの製造方法における模式的工程断面図である。 図3Fは、第1の実施形態の発光モジュールの製造方法における模式的工程断面図である。 図3Gは、第1の実施形態の発光モジュールの製造方法における模式的工程断面図である。 図4Aは、第2の実施形態の発光モジュールの模式的断面図である。 図4Bは、図4Aの一部の拡大模式的断面図である。 図4Cは、図4Aの他の一部の拡大模式的断面図である。 図5Aは、第2の実施形態の発光モジュールの製造方法における模式的工程断面図である。 図5Bは、第2の実施形態の発光モジュールの製造方法における模式的工程断面図である。 図5Cは、第2の実施形態の発光モジュールの製造方法における模式的工程断面図である。 図5Dは、第2の実施形態の発光モジュールの製造方法における模式的工程断面図である。 図5Eは、第2の実施形態の発光モジュールの製造方法における模式的工程断面図である。 図6は、第2の実施形態の変形例による発光モジュールの模式的断面図である。 図7Aは、第2の実施形態の変形例による発光モジュールの製造方法における模式的工程断面図である。 図7Bは、第2の実施形態の変形例による発光モジュールの製造方法における模式的工程断面図である。 図7Cは、第2の実施形態の変形例による発光モジュールの製造方法における模式的工程断面図である。 図7Dは、第2の実施形態の変形例による発光モジュールの製造方法における模式的工程断面図である。 図7Eは、第2の実施形態の変形例による発光モジュールの製造方法における模式的工程断面図である。 図8は、他の実施形態による発光モジュールの模式的断面図である。 図9は、他の実施形態による発光モジュールの模式的断面図である。 図10は、図9に示す発光モジュールにおける導光板の模式的下面図である。 図11Aは、図9に示す発光モジュールの製造方法における模式的工程断面図である。 図11Bは、図9に示す発光モジュールの製造方法における模式的工程断面図である。 図11Cは、図9に示す発光モジュールの製造方法における模式的工程断面図である。 図11Dは、図9に示す発光モジュールの製造方法における模式的工程断面図である。 図12は、他の実施形態による発光モジュールの模式的断面図である。 図13は、他の実施形態による発光モジュールの模式的断面図である。 図14Aは、他の実施形態の発光モジュールを示す模式的上面図である。 図14Bは、図14Aの2B-2B線における発光モジュールの模式的断面図である。
以下、図面に基づいて本発明を詳細に説明する。なお、以下の説明では、必要に応じて特定の方向や位置を示す用語(例えば、「上」、「下」、及びそれらの用語を含む別の用語)を用いるが、それらの用語の使用は図面を参照した発明の理解を容易にするためであって、それらの用語の意味によって本発明の技術的範囲が制限されるものではない。また、複数の図面に表れる同一符号の部分は同一もしくは同等の部分又は部材を示す。
さらに以下に示す実施形態は、本発明の技術思想を具体化するための発光モジュールを例示するものであって、本発明を以下に限定するものではない。また、以下に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は、特定的な記載がない限り、本発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、例示することを意図したものである。また、一の実施の形態、実施例において説明する内容は、他の実施の形態、実施例にも適用可能である。また、図面が示す部材の大きさや位置関係等は、説明を明確にするため、誇張していることがある。
(液晶表示装置1000)
図1は、本実施形態の液晶表示装置1000の各構成を示す模式的な分解斜視図である。液晶表示装置1000は、発光モジュール101と、液晶パネル120と、発光モジュール101および液晶パネル120の間に位置する、レンズシート111、112および拡散シート113とを含む。本実施形態では、拡散シート113は、レンズシート111、112よりも発光モジュール101側に配置されている。
液晶表示装置1000が備えるレンズシートの数や拡散シートの数は図1に示した例に限られない。例えば、液晶表示装置1000は、2以上の拡散シートを備えていてもよい。また、液晶表示装置1000は、偏光フィルム、カラーフィルタ、輝度上昇フィルム、反射板等の他の部材をさらに備えてもよい。
発光モジュール101は、面発光光源であり、主面101aの全体から光を出射する。発光モジュール101から出射した光は、拡散シート113を透過する際、ランダムに拡散する。これにより、輝度ムラが抑制される。レンズシート111、112は、拡散シート113を透過した光を、液晶パネル120に対してできるだけ垂直に入射するように屈折させる。
後述するように発光モジュール101の主面101aの下方において複数の発光素子が2次元に配列されており、発光モジュール101は、白色光を出射する直下型のバックライトを構成している。発光モジュール101において、複数の発光素子は導光板に設けられており、また、導光板に光の配光を制御するレンズとして機能する部分が設けられている。このため、発光モジュール101全体の厚さが小さくなっている。
(第1の実施形態)
以下、本開示の発光モジュールの第1の実施形態を説明する。
(発光モジュール101)
発光モジュール101の第1の実施形態を詳述する。図2Aは発光モジュール101の模式的上面図であり、図2Bは、発光モジュール101の図2Aの2B-2B線における模式的断面図であり、図2Cおよび図2Dは図2Bの一部を拡大した模式的断面図である。2B-2B線はx軸に平行であるが、y軸に平行な断面も同じ構造を有している。発光モジュール101は、導光板10と、複数の波長変換部材20と、複数の発光素子30と
樹脂部材50とを備える。
発光素子30は、主発光面30aおよび側面30cを有し、複数の発光素子30の主発光面30a上に複数の波長変換部材20がそれぞれ配置されている。樹脂部材50は、複数の波長変換部材20間に配置されている。本実施形態では、複数の波長変換部材20と樹脂部材50とは複合体60を構成している。
導光板10は、第1主面10aおよび第2主面10bを有しており、第2主面10bが樹脂部材50および複数の波長変換部材20と対向するように樹脂部材50および複数の波長変換部材20上に配置されている。つまり、導光板10の第2主面10bと対向するように複合体60が位置している。導光板10は、第2主面10bに位置する複数の凹部12を有する。後述するように本実施形態では、凹部12は断面形状が異なる凹部12Aおよび凹部12Bを含み、複数の波長変換部材20上に位置している。以下、発光モジュール101の各部の構成を詳細に説明する。
[導光板10]
導光板10は、発光素子30からの光が入射し、面状の発光を行う透光性の部材である。本実施形態の導光板10は、発光面である第1主面10aと、第1主面10aと反対側に位置する第2主面10bとを備える。
第1主面10aは平坦であってもよいし、光学レンズとして機能し、出射する光の方向および分布を調整する配光機能を有する光学素子が配置されていてもよい。例えば、図2Aおよび図2Bに示すように、本実施形態では、導光板10は、第1主面10aにおいて、形状が異なる複数の光学機能部11Aおよび複数の光学機能部11Bを有する。複数の光学機能部11A、11Bは、第1主面10a上において、x軸方向およびy軸方向に2次元に配置されている。本実施形態では、複数の光学機能部11A、11Bは、第1主面10a上において、x軸方向およびy軸方向に沿ってマトリクス状に2次元に配置されている。また、x方向およびy方向のいずれにおいても、光学機能部11Aと光学機能部11Bとが交互に配置されている。本実施形態における光学機能部11A、11Bの配置は一例であって、光学機能部11A、11Bの配置はこれに限られない。例えば、第1主面10a上に光学機能部11Aまたは光学機能部11Bのいずれか一方が配置されていてもよい。また、光学機能部11A、11Bが第1主面10aに配置されている場合において、光学機能部11Aの数と光学機能部11Bの数との比は、1:1に限られず、他の比率であってもよい。
光学機能部11A、11Bは、第1主面10aに設けられた凹部、凸部、あるいは、これらを組み合わせた形状を有している。光学機能部11A、11Bの形状によって、透過する光を屈折させ、光の配光を調節する。本実施形態では、光学機能部11Aは、逆円錐状(第1主面10aに底面を有する円錐形状)の凹部と、凹部の開口に沿って第1主面10aから突出したリング状の凸部とを組み合わせた形状を有している。光学機能部11Bは、逆円錐台形状(第1主面10aに底面を有する円錐台形状)の凹部である。
本開示の発光モジュール101は、薄型の面発光光源を実現するため、発光素子30から出射する光を、発光素子からできるだけ短い距離で広く出射させることが好ましい。このため、光学機能部11A、11Bはそれぞれ光軸を有しており、一般に第1主面10aにおける開口が底部よりも大きい凹部形状を有していることが好ましい。例えば、光学機能部11Aおよび光学機能部11Bは逆円錐形状や逆四角錐形状、逆六角錐形状等の逆多角錐形状を有することが好ましい。凹部は空洞であり、例えば空気で満たされていてもよいし、導光板10の材料と異なる屈折率を有する材料が配置されていてもよい。また、光学機能部11Aおよび光学機能部11Bは、形状の一部に配置された金属、白色樹脂等の
光反射性部材をさらに備えていてもよい。
図2Eは導光板10の下面図である。導光板10は、第2主面10bにおいて、形状が異なる複数の凹部(第1凹部)12Aおよび複数の凹部(第2凹部)12Bを有する。複数の凹部12A、12Bは、波長変換部材20から出射する光の方向や分布を調節する光学レンズとして機能する。複数の凹部12A、12Bは、第2主面10b上において、x軸方向およびy軸方向に2次元に配置されている。本実施形態では、複数の凹部12A、凹部12Bは、第2主面10b上において、x軸方向およびy軸方向に沿ってマトリクス状に2次元に配置されている。x方向およびy方向のいずれにおいても、凹部12Aと凹部12Bとが交互に配置されている。凹部12A、12Bの位置は、第1主面10aの光学機能部11A、11Bの位置と対応している。より具体的には、第2主面10bに配置された凹部12A、12Bそれぞれの光軸と第1主面10aに設けられた光学機能部11A、11Bそれぞれの光軸とは、略一致していることが好ましい。
第2主面10bから見た凹部12Aおよび凹部12Bの開口12Ab、12Bbの形状は、例えば、略矩形、略円形であってよい。x方向およびy方向における凹部12Aおよび凹部12Bの配列ピッチが等しい場合には、平面形状は、略円形または略正方形であることが好ましい。これにより、波長変換部材20から出射した光の分布を2方向において揃えることができ、導光板10から出射する光のムラを抑制することができる。
凹部12Aは、本実施形態では、第2主面10b側から見て、頂部が丸められた逆円錐形状を有している。つまり、凹部12Aの底は、導光板10の第1主面10a側に凸である形状を有する。凹部12Bは、第2主面10b側から見て、底部が凹部側に凸の曲面を有する円筒形状を有している。つまり、凹部12Bの底部は、導光板10の第2主面10b側に凸である形状を有する。
凹部12A、12Bの開口12Ab、12Bbに面して波長変換部材20が配置される。凹部12A、12Bは空洞であり、空気などの気体で満たされている。導光板10がこのような構造を有することによって、波長変換部材20から出射した光は、凹部12A、12Bから導光板10の内部へ入射する。このとき、光は、空気などの気体である低屈折率領域から導光板10である高屈折率領域へ進むため、これらの界面における全反射が生じない。このため、波長変換部材20から出射した光を高い効率で導光板10の内部へ入射させることができる。
光学機能部11A、11B、凹部12A、12Bの平面視におけるサイズは、例えば、0.05mm程度以上10mm程度以下であり、0.1mm程度以上1mm程度以下が好ましい。また、深さは0.05mm程度以上4mm程度以下であり、0.1mm程度以上1mm程度以下が好ましい。光学機能部11Aおよび光学機能部11Bの底部と、凹部12Aおよび凹部12Bの底部とは離間していればよく、特に制限はない。なお、平面視とは、第1主面10aまたは第2主面10bに垂直な方向に見ることを意味している。また、サイズは、平面視における形状の外接円の直径で定義される。
光学機能部11A、11Bの配列ピッチは、発光素子30の配列ピッチと等しく、例えば、0.05mm程度以上20mm程度以下であり、1mm程度以上10mm程度以下が好ましい。
導光板10の大きさは、例えば、一辺が1cm程度以上200cm程度以下であり、3cm程度以上30cm程度以下であることが好ましい。導光板10の厚さは、0.1mm程度以上5mm程度以下であり、0.5mm程度以上3mm程度以下であることが好ましい。導光板10は、用途に応じた種々の平面形状を備えることができる。導光板10は、
例えば、略矩形形状等の多角形状、または略円形形状を有していてもよい。
導光板10の材料としては、アクリル、ポリカーボネート、環状ポリオレフィン、ポリエチレンテレフタレート、ポリエステル等の熱可塑性樹脂、エポキシ、シリコーン等の熱硬化性樹脂等の樹脂材料やガラスなどの光学的に透明な材料を用いることができる。特に、熱可塑性の樹脂材料は、射出成型によって効率よく製造することができるため、好ましい。なかでも、透明性が高く、安価なポリカーボネートが好ましい。後述するように、導光板10に発光素子30を実装した後に配線基板を貼りつけ発光装置を製造する場合には半田リフローのような高温がかかる工程を省略できるため、ポリカーボネートのような熱可塑性であり耐熱性の低い材料であっても用いることができる。
導光板10は、例えば、射出成型やトランスファーモールド、熱転写等で成形することができる。導光板10の第1主面10aに配置される光学機能部11A、11Bおよび第2主面10bに配置される凹部12A、12Bも一体的に金型で形成することが好ましい。これにより、光学機能部11A、11Bと凹部12A、12Bとの成形位置ずれを低減することができる。
導光板10は単層で形成されていてもよく、複数の透光性の層が積層されて形成されていてもよい。複数の透光性の層が積層されている場合には、任意の層間に屈折率の異なる層、例えば空気の層等を設けることが好ましい。これにより、光をより拡散させやすくなり、輝度ムラを低減した発光モジュールとすることができる。このような構成は、例えば、任意の複数の透光性の層の間にスペーサを設けて離間させ、空気の層を設けることで実現することができる。
また、導光板10の第1主面10aおよび第2主面10b上にスペーサ等を介して透光性の層を設けてもよい。これにより、導光板10と透光性の層との間に空気層が形成され、光をより拡散させることができるため、発光モジュール101から出射する光の輝度ムラを低減することができる。
[波長変換部材20]
波長変換部材20は、発光素子30から出射する光の一部の波長を変換する。波長変換部材20は、第1主面20a、第2主面20bおよび側面20cを有し、側面20cは複数の波長変換部材20間に配置された樹脂部材50によって覆われている。複数の波長変換部材20の第1主面20aは、凹部12A、12Bの空洞に接して配置される。換言すると、波長変換部材20の第1主面20aは、凹部12A、12Bの空洞に露出されている。
波長変換部材20は、平面視において、発光素子30の主発光面30aよりも大きいことが好ましい。これにより、発光素子30から出射した光を効率よく波長変換部材20に入射させ出射光の波長を変換することが可能である。波長変換部材20の平面視における大きさに制限はなく、凹部12A、12Bよりも大きくてもよいし、小さくてもよい。コストの観点では、波長変換部材20は、比較的高価な部材であるため、小さいほうが好ましい。したがって、例えば、波長変換部材20は、凹部12A、12Bの開口12Ab、12Bbよりも小さいことが好ましい。
波長変換部材20は、平面視において、矩形等の多角形形状または円形形状を有する。本実施形態では、波長変換部材20は平面視において正方形形状を有する。後述するように、平面視において、各辺がx軸およびy軸に平行となるように複数の波長変換部材20は配置される。
波長変換部材20は、板状の成形品であってもよいし、常温で塑性加工が可能な硬度を有する材料(以下、未硬化材料という)を硬化させたものであってもよい。後述するように波長変換部材20は樹脂部材50とともに複合体60を形成している。
波長変換部材20は、例えば、母材として、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、これらを混合した樹脂、または、ガラスなどの透光性材料を用いることができる。耐光性および成形容易性の観点からは、波長変換部材20の母材としてシリコーン樹脂を選択することが好ましい。また、波長変換部材20の母材としては、導光板10の材料よりも高い屈折率を有する材料が好ましい。
波長変換部材20は、波長変換物質として、YAG蛍光体、βサイアロン蛍光体またはKSF系蛍光体等のフッ化物系蛍光体を含む。特に、波長変換部材20は、複数種類の波長変換物質を含むことが好ましい。例えば、波長変換部材20は、緑色系の発光を生じるβサイアロン蛍光体と、赤色系の発光を生じるKSF系蛍光体等のフッ化物系蛍光体とを含むことが好ましい。これにより、白色系の面発光が可能な発光モジュール101とすることができる。そして、このような発光モジュール101を用いることで、液晶表示装置1000の色再現範囲を広げることができる。また、例えば、青色系の光を出射する発光素子30を用いた場合に、赤色系の光を得ることができるように、波長変換部材20はKSF系蛍光体(赤色蛍光体)を60重量%以上、好ましくは90重量%以上含有していてもよい。つまり、特定の色の光を出射する波長変換物質を波長変換部材20が含有することによって、特定の色の光を出射するようにしてもよい。また、波長変換物質は蛍光体に限られず、量子ドット等であってもよい。
波長変換部材20内において、波長変換物質はどのように配置されていてもよい。例えば、波長変換物質は、波長変換部材20内において略均一に分布していてもよく、一部に偏在してもよい。一部に偏在、とは、例えば、波長変換物質が、波長変換部材20の第1面20a側、又は、第2面20b側においてその濃度が高くなるように配置されることを指す。あるいは、平面視における、中央近傍または外周近傍において濃度が高くなるように波長変換物質が配置されることを指す。また、波長変換物質をそれぞれ含有する複数の層が積層されることによって波長変換部材20が構成されていてもよい。
波長変換部材20は、波長変換物質以外の材料を含んでいてもよい。例えば、波長変換部材20は、拡散材を含んでいてもよい。具体的には、波長変換部材20は、拡散材として、SiOやTiO等の微粒子を含んでいてもよい。
[樹脂部材50]
樹脂部材50は、複数の波長変換部材20を支持し、導光板10の第2主面10bに設けられた凹部12A、12Bに対して波長変換部材20を所定の位置に配置する。特に、発光モジュール101では、凹部12A、12Bが空洞であるため、樹脂部材50は、製造時において、空洞に接するようにして波長変換部材20を保持する機能を有する。
樹脂部材50は、透光性または光反射性を有する板状の部材である。図2Fは樹脂部材50の模式的な平面図である。樹脂部材50は、2つの主面に開口を有する複数の貫通穴50hを有している。複数の貫通穴50hは導光板10の第2主面20bに設けられた凹部12A、12Bの配列ピッチに対応したピッチで2次元に配置されている。
貫通穴50hには波長変換部材20が配置され、複合体60を構成する。貫通穴50hの平面視における形状は波長変換部材20の平面視における形状と一致している。また、樹脂部材50の厚さは、波長変換部材20の厚さと略等しい。本実施形態では、波長変換部材20は平面視において正方形形状を有するため、貫通穴50hも平面視において正方
形形状を有する。図2Fに示すように、平面視、つまりyx平面において、正方形形状を有する貫通穴50各辺はx軸およびy軸に平行である。しかし、図2Gに示すように、正方形形状を有する貫通穴50各辺はx軸およびy軸に対して45°の角度をなすように、配置されていてもよい。
図2C、図2Dに示すように、貫通穴50hの側面50cは第1主面50aおよび/または第2主面50bに垂直な面とすることができる。あるいは、貫通孔50hの側面50cは、第1主面50aおよび/または第2主面50bに対して90°以外の角度をなす傾斜面であってよい。また、側面50cに段差が設けられていてもよい。側面50cが傾斜している、あるいは、側面50cに段差が設けられている場合、貫通孔50hの第1主面50aの開口は、第2主面50bの開口よりも大きくてもよいし、小さくてもよい。側面50cが傾斜している、あるいは、側面50cに段差が設けられていることによって、波長変換部材20の側面20cと樹脂部材50の側面50cとの接触面積を大きくし、波長変換部材20と樹脂部材50との密着性を高めることができ、波長変換部材20の脱落を抑制することができる。
樹脂部材50を透光性の板状部材で構成する場合、波長変換部材20の側面20cから出射する光が樹脂部材50を透過することによって、発光素子30から出射する光を導光板10の第2主面10b側において、より広い角度で導光板10へ入射させることできる。一方、樹脂部材50を光反射の板状部材で構成する場合、波長変換部材20の側面20cから出射する光は波長変換部材20側へ反射するため、波長変換部材20の第1主面20aから出射する光量を高めることができる。
樹脂部材50を透光性の板状部材で構成する場合、樹脂部材50は、上述した導光板10に用いることができる透光性の材料によって構成することができる。樹脂部材50は導光板10と同じ材料によって形成されていてもよいし、異なる材料によって形成してもよい。
樹脂部材50を光反射の板状部材で構成する場合、波長変換部材20は、白色の顔料等を含有させた樹脂を用いることができる。例えば、白色顔料として酸化チタンを含有させたシリコーン樹脂を樹脂部材50の材料として用いることができる。この場合、樹脂部材50は、発光素子30から出射される光に対して60%以上の反射率を有し、好ましくは90%以上の反射率を有する。
樹脂部材50は、射出成型やトランスファーモールド、熱転写等で成形することができる。あるいは、板状の部材にレーザー加工等によって複数の貫通穴50hを形成し、樹脂部材50を作製してもよい。
樹脂部材50の複数の貫通穴50hに、板状の波長変換部材20を挿入することによって複合体60を得ることができる。この際、接着剤等で波長変換部材20を樹脂部材50に固定してもよい。あるいは、平坦な支持体上に樹脂部材50を配置し、貫通穴50hに、波長変換部材20の未硬化材料を充填し、余分な材料をスキージ等で除去した後、波長変換部材20の材料を硬化させてもよい。
複合体60は、波長変換部材20が凹部12A、12Bに接するように、位置合わせされた状態で、接着剤などによって導光板10の第2主面に接合される。
[発光素子30]
発光素子30は発光モジュール101の光源である。発光モジュール101は複数の発光素子30を備え、複数の発光素子30が波長変換部材20を介して1つの導光板10に
接合されている。
発光素子30は、主に発光を取り出す主発光面30a、主発光面30aと反対側に位置する電極形成面30b、および、主発光面30aと電極形成面30bとの間に位置する側面30cを備える半導体積層構造と、電極形成面30bに位置する一対の電極31とを備える。電極31は後述する配線基板200と電気的に接続される。発光素子30の主発光面30aは、波長変換部材20と、透光性樹脂等の透光性を有する透光性接合部材35を介して接合される。
発光素子30は、例えば、サファイア等の透光性基板と、透光性基板の上に積層された半導体積層構造とを有する。半導体積層構造は、発光層と、発光層を挟むn型半導体層およびp型半導体層とを含み、n型半導体層およびp型半導体層に電極31がそれぞれ電気的に接続される。発光層は、波長変換部材20の波長変換物質を効率良く励起できる短波長の光を出射することが可能な窒化物半導体(InAlGa1-x-yN、0≦X、0≦Y、X+Y≦1)によって形成されていることが好ましい。
発光素子30のサイズに特に制限はない。平面視において、発光素子30の縦および横の寸法は、例えば、1000μm以下である。好ましくは、縦及び横の寸法は500μm以下であり、200μm以下であることがさらに好ましい。このようなサイズの発光素子30を用いると、発光モジュール101を部分駆動させて液晶表示装置1000に画像を表示させる場合、より小さな単位で明暗のコントラストを生じさせることができるため、高精細な映像を実現することができる。また、縦および横の寸法が500μm以下の発光素子30を用いると、発光素子30を安価に調達することができるため、発光モジュール101を安価にすることができる。なお、縦および横の寸法の両方が250μm以下である発光素子は、発光素子の上面の面積が小さくなるため、相対的に発光素子30の側面30cからの光の出射量が多くなる。つまり、このような発光素子30は、バットウィング形の配光特性を有するため、導光板10と発光素子30との距離が短い本実施形態の発光モジュール101に好適に用いることができる。
発光素子30は平面視において、矩形等の多角形形状を有する。平面視において波長変換部材20の各辺が発光素子30の各辺と平行になるよう、発光素子30が配置されることが好ましい。例えば、発光素子30は平面視において、正方形または長方形の形状を有する。発光素子30の平面視における形状が長方形である場合、多数の発光素子30を波長変換部材20に接合した場合に、回転ずれが生じている発光素子30を目視で確認しやすい。一方、発光素子30の平面視における形状が正方形である場合、発光素子30の量産性に優れる。また、x方向およびy方向のピッチを同じにすることができる。
発光素子30の配置は、導光板10の第2主面10bに設けられた凹部12Aおよび凹部12Bの位置に依存する。具体的には、凹部12A、12Bの光軸に発光素子30の光軸が一致するように配置される。つまり、発光素子30は、第2主面10b上においてx軸方向およびy軸方向の2次元に配列される。
[透光性接合部材35]
図2Cおよび図2Dに示すように、発光素子30の主発光面30aは透光性接合部材35によって波長変換部材20に接合されていてもよい。透光性接合部材35は、発光素子30から出射される光の60%以上を透過し、好ましくは90%以上を透過する。透光性接合部材35は、発光素子30から出射される光を波長変換部材20に伝播させる役割を有する。そのため、透光性接合部材35は、拡散部材等を含むことは可能であり、拡散部材等を含まない透光性の樹脂材料のみで構成されてもよい。
透光性接合部材35は、発光素子30の側面30cを被覆していてもよい。さらに、発光素子30の発光層の側面を被覆することが好ましい。これにより、発光素子30の側面方向に出射された光を透光性接合部材35内に効率的に取り出し、波長変換部材20へ入射させることによって、発光モジュール101の光取り出し効率を高めることができる。透光性接合部材35が発光素子30の側面30cを被覆する場合には、透光性接合部材35の、側面30cを覆う部分が波長変換部材20とも接していることがこのましく、断面視において、波長変換部材20の方向に向かって広がる形状を有していることが好ましい。これにより、発光素子30の側面30c方向に出射された光を効率的に導光板10に入射させることができる。
透光性接合部材35の材料としては、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂等の透光性の熱硬化性の樹脂材料等を用いることができる。
[封止部材40]
発光モジュール101は、複数の発光素子30の側面30cと樹脂部材50および波長変換部材20を覆って封止する封止部材40を備えていてもよい。これにより、発光素子30、波長変換部材20を保護し、導光板10の第2主面10b側の構造強度を高めることによって、発光モジュール101全体の強度を高めることができる。発光素子30の側面30cに透光性接合部材35が配置されている場合には、封止部材40は、透光性接合部材35も覆っていることが好ましい。発光素子30の電極31は、封止部材40から露出している。封止部材40は、樹脂部材50に接する第1主面40aと、反対側に位置する第2主面40bを有する層形状を備える。
封止部材40として用いる光反射性部材は、発光素子30から出射される光に対して60%以上の反射率を有し、好ましくは90%以上の反射率を有する。
光反射性部材は、白色の顔料等を含有させた樹脂であることが好ましい。特に、酸化チタンを含有させたシリコーン樹脂が好ましい。封止部材40は、広く導光板10を覆う必要があるため、酸化チタンのような安価な物質を利用することによって、発光モジュール101の製造コストを低減することが可能となる。
[配線201]
発光モジュール101は、外部との電気的接続のため、あるいは、配線基板200との接続のため、複数の発光素子30の電極31と電気的に接続された配線201を備えていてもよい。配線201は、封止部材40の第2主面40bに形成することができる。配線201を設けることにより、例えば複数の発光素子30同士を電気的に接続することができ、発光モジュールを部分駆動する場合に必要な回路を形成することができる。
配線201は金属等の導電性を有する材料によって形成され、例えば、薄膜形成技術およびパターニング技術を用いて形成することが可能である。
[配線基板200]
発光モジュール101は配線基板200を備えていてもよい。配線基板200には、予め配線パターンを設けることができるため、配線基板200を備えることによって、発光モジュール101は、部分駆動等に必要なより複雑な配線を備えることが可能となる。
配線基板200は、半導体装置の実装等に用いられる種々の形態の配線基板を用いることができる。例えば、配線基板200は、板状またはシート状の基材210を含む。基材210は第1主面210aおよび第2主面210bを有し、第2主面210bに配線層212が設けられている。第1主面210aから第2主面210bの配線層212に達する
貫通穴が設けられ貫通穴内に導電性部材213が充填されている。第1主面210aにおいて、導電性部材213が露出している。
基材210は、導電性部材213が発光素子30の電極31または配線201と電気的に接続されるように、第1主面210aと封止部材40の面40bとを対向させて封止部材40に接合される。配線201は、発光素子30の電極31よりも大きくすることが可能であるため、配線201を設けることによって、位置合わせの許容差を大きくし、配線基板200の接合を容易にすることができる。
基材210には、例えば、セラミックスおよび樹脂を用いることができる。低コストおよび成形容易性の点から、樹脂を基材210の材料として選択してもよい。樹脂としては、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、ポリイミド樹脂、BTレジン、ポリフタルアミド(PPA)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、不飽和ポリエステル、ガラスエポキシ等の複合材料等を挙げることができる。また、リジッド基板であってもよく、フレキシブル基板であってもよい。発光モジュール101において、発光素子30は導光板10に固定された波長変換部材20に接合されている。言い換えると、発光素子30は導光板10に支持されている。このため、配線基板200は、発光素子30を支持する機能を有していなくてもよく、基材210は、ガラスエポキシ等の安価で熱変形が生じやすい材料や、薄く変形しやすいシート状の材料を用いることが可能である。
配線層212の材料は、導線性を有する種々の材料を用いることができる。好ましくは、配線層212は高い熱伝導性を有している。例えば、銅などの導電材料を挙げることができる。配線層212は、メッキや導電性ペーストの塗布、印刷などで形成することができる。配線層212の厚さは、例えば、5~50μm程度である。
配線基板200は、どのような方法で導光板10等と接合されていてもよい。例えば、シート状の接着シートを、封止部材40の第2主面40bと、配線基板200の第1主面200aとの間に配置し、圧着することで、接合することができる。また、導電性部材213と発光素子30の電極31または配線201との電気的接続はどのような方法で行われてもよい。例えば、導電性部材213を加圧と加熱により溶融させ、配線201と接合してもよい。
配線基板200は、積層構造を有していてもよい。例えば、配線基板200として、表面に絶縁層が設けられた金属板を用いてもよい。また、配線基板200はTFT(Thin-Film Transistor)などの能動部品と、キャパシタ、抵抗等の受動部品とを含み、第2主面210bの配線層212に実装されていてもよい。
[発光モジュールの特徴]
発光モジュール101によれば、発光素子30が接続された波長変換部材20は、レンズ等の他の部材を介することなく導光板10の凹部12の空間に接して配置されるため、発光モジュール101全体の厚さを小さくできる。また、波長変換部材20の側面を覆う樹脂部材50が透光性を有する場合には、波長変換部材20の側面から出射する光を樹脂部材50を介して導光板10内に入射させ、取り出すことが可能である。波長変換部材20の側面を覆う樹脂部材50が光反射性を有する場合には、樹脂部材50によって、波長変換部材20の側面からの光の出射を抑制し、凹部12へ出射する光を増大させることができる。
導光板10において、発光素子30から出射した光は、波長変換部材20を透過することによって、透過した光の一部が異なる波長の光に変換され、凹部12内に出射される。このとき、凹部12と導光板10との界面において光が屈折し、凹部12は、界面を透過
する光を発散させたり、収束させたりして、光の透過方向を変化させる光学レンズとして機能する。このため、凹部12によって光の配光が調整され、発光素子から発光モジュール101の出射面である第1主面までの距離が短くても光の配光を調節することが可能となり、薄型のバックライトを実現することができる。
特に、凹部12が空隙であることによって、発光素子30から出射した光は、凹部12から導光板10へ入射する際、低屈折率の領域から高屈折率の領域を透過することになる。このため、凹部12と導光板10との界面において全反射が生じず、発光モジュール101の光取り出し効率を向上させることが可能となる。
また、導光板10が、光学レンズとして機能する凹部12および光学機能部11A、11Bを備えることによって、発光素子30から出射する光を2つの光学レンズで調節することが可能となり、より、短い距離で、光の出射方向を調整し、バックライトに適した配光の光を出射させることが可能となる。本実施形態の発光モジュール101によれば、発光モジュール101の厚さを、例えば、5mm以下に、3mm以下、1mm以下にすることが可能である。
(発光モジュール101の製造方法)
以下、図3Aから図3Gを参照しながら、本実施形態示の発光モジュールの製造方法の一例を説明する。
まず、図3Aに示すように、第1主面10aおよび第2主面10bと、第2主面10bに位置する複数の凹部12A、12Bを有する導光板10を用意する。例えば、射出成型によって、第1主面10aに複数の光学機能部11A、11Bが設けられ、第2主面10bに複数の凹部12A、12Bが設けられたポリカーボネート製の導光板10を用意する。
図3Bに示すように、複合体60を作製する。まず、複数の貫通穴50hが設けられた樹脂部材50を用意し、貫通穴50hに、板状の波長変換部材20を挿入することによって複合体60を得る。あるいは、平坦な支持体上に樹脂部材50を配置し、貫通穴50hに、波長変換部材20の未硬化材料を充填し、余分な材料をスキージ等で除去した後、波長変換部材20の材料を硬化させる。これにより、波長変換部材20の側面20cを覆うように、複数の波長変換部材間に配置された樹脂部材50が配置された複合体60が得られる。あるいは、個片化された小片の波長変換部材20を、例えば平らな基台上に一定の間隔を空けて複数個配置し、各波長変換部材20間を埋めるように樹脂部材50を形成することで、複合体60を形成することができる。上記のいずれの作製方法においても、板状の複合体60の両面において波長変換部材20が露出した複合体60を得ることができる。
続いて、主発光面30aが波長変換部材20と対向するように、複数の発光素子30を複合体60の複数の波長変換部材20にそれぞれ接合する。具体的には、透光性接合部材の材料35’を介して主発光面30aが波長変換部材20に対向するように、発光素子30を波長変換部材20に配置し、透光性接合部材の材料35’を硬化させ、透光性接合部材35を得る。このとき、発光素子30の側面30cを透光性接合部材35の材料で覆っていてもよい。主発光面30aが波長変換部材20と対向するので、電極31が設けられた電極形成面30bは上を向いている。発光素子30は、複合体60を導光板10に接合した後に波長変換部材20に接合してもよい。
図3Cに示すように、発光素子30が接合された複合体60を導光板10の第2主面10bに接着剤などを用いて接合する。この時、波長変換部材20が凹部12A、12Bの
開口に位置するように、導光板10に対して複合体60を位置合わせする。
次に、図3Dに示すように、発光素子30全体を覆った封止部材40’を複合体60上に形成する。複数の発光素子30および透光性接合部材35を埋め込むように、封止部材の材料を樹脂部材50および波長変換部材20上に配置し、硬化させる。これにより、発光素子30全体が封止部材40’で覆われる。封止部材40’は、例えばトランスファーモールド、ポッティング、印刷、スプレー等の方法で形成することができる。
次に、封止部材40’の第2主面40’bから研磨または研削し、発光素子30の電極31を露出させる。研磨または研削には、半導体装置の製造に用いられるCMP等の化学的方法、ブラスト、砥石等による機械的方法などの平坦化技術を用いることができる。これにより、図3Eに示すように、発光素子30の側面30cを覆い、電極31の表面を露出させた封止部材40が得られる。
次に、電極31の表面を覆って封止部材40の第2主面40bの全面にCu/Ni/Auの積層構造を有する金属膜を、スパッタ等の薄膜形成技術によって形成し、レーザー光を照射することによるレーザーアブレーションなどによってパターニングすることにより、図3Fに示すように、電極31に接続された配線201を封止部材40の第2主面40bに形成する。
次に、図3Gに示すように、接着シートを介して封止部材40の第2主面40b上に配線基板200を配置し、圧着により、配線基板200を封止部材40に接合する。このとき、導電性部材213を加圧と加熱によって一部溶解させることにより、導電性部材213と配線201とを電気的に接続する。これにより、発光モジュール101を得ることができる。
本実施形態の発光モジュールの製造方法によれば、波長変換部材20を有する複合体60を導光板10の第2主面10bに接合するため、波長変換部材20が導光板10の凹部12A、12Bの開口よりも小さくても、空洞の凹部12A、12Bに接して波長変換部材20を配置することが可能である。
(第2の実施形態)
以下、本開示の発光モジュールの第2の実施形態を説明する。
(発光モジュール102)
本開示の発光モジュールの第2の実施形態を詳述する。図4Aは発光モジュール102の模式的断面図であり、図4Bおよび図4Cは図4Aにおける一部を拡大した断面図である。図4Aは、図2Aにおける2B-2B線に対応した位置における断面である。
発光モジュール102は、複合体60に代えて、波長変換部材21と樹脂部材51とを含む複合体61を備えている点で第1の実施形態の発光モジュール101と異なる。
波長変換部材21は、第1の実施形態とは異なり、平面視において、凹部12A、12Bよりも大きい。つまり、波長変換部材21は、凹部12A、12Bの第2主面10bにおける開口12Ab、12Bbを塞ぐように第2主面10bに位置している。樹脂部材51は、本実施形態では、樹脂層であり、発光モジュール102の製造時において、複合体61は別部材としてあらかじめ作製されない。
樹脂部材51は第1の実施形態で説明したように、透光性の材料によって構成されていてもよいし、光反射性の材料によって構成されていてもよい。
(発光モジュール102の製造方法)
以下、図5Aから図5Eを参照しながら、本実施形態示の発光モジュールの製造方法の一例を説明する。
まず、図5Aに示すように、第1主面10aおよび第2主面10bと、第2主面10bに複数の凹部12A、12Bとを有する導光板10を用意する。例えば、射出成型によって、第1主面10aに複数の光学機能部11A、11Bが設けられ、第2主面10bに複数の凹部12A、12Bが設けられたポリカーボネート製の導光板10を用意する。
図5Bに示すように、第2主面10bの凹部12A、12Bの開口12Ab、12Bbを覆うように波長変換部材21を配置する。配置した波長変換部材21の位置がずれないように、接着剤などで波長変換部材21を導光板10に固定することが好ましい。接着剤は、あらかじめ導光板10側に配置してもよく、あるいは、波長変換部材21側に配置していてもよく、両方に配置していてもよい。
次に図5Cに示すように、波長変換部材21の全体を覆った樹脂部材51’を導光板10の第2主面10b上に形成する。複数の波長変換部材21の全体を埋め込んで樹脂部材の未硬化の材料を導光板10の第2主面10b上に配置し、硬化させる。これにより、波長変換部材21全体が樹脂部材51’で覆われる。樹脂部材51’は、例えばトランスファーモールド、ポッティング、印刷、スプレー等の方法で形成することができる。
次に、樹脂部材51’を第2主面51’bから研磨または研削し、波長変換部材21の第2主面21bを露出させる。研磨または研削には、半導体装置の製造に用いられるCMP等の化学的方法、ブラスト、砥石等による機械的方法などの平坦化技術を用いることができる。これにより、図5Dに示すように、波長変換部材21の側面21cを覆い、第2主面21bを露出させた樹脂部材51が得られる。すなわち、導光板10の第2面10b側に波長変換部材21と樹脂部材51とを備えた複合体61が形成される。
その後、図5Eに示すように、主発光面30aが波長変換部材20と対向するように、複数の発光素子30を複数の波長変換部材20にそれぞれ接合する。これ以降、第1の実施形態と同様の方法によって、発光モジュール102を製造することができる。
発光モジュール102によれば、第1の実施形態と同様、薄型の発光モジュールが実現し得る。また、別部材として複合体61を作製しないため、凹部12A、12Bの配置や形状に応じた樹脂部材51を作製したり、樹脂部材51を作製するための金型を用意する必要がない。このため、仕様の異なる発光モジュール102を作製する場合の製造コストを低減することが可能となる。
(変形例)
発光モジュール102において、樹脂部材51は、透光性の材料によって構成されていてもよいし、光反射性の材料によって構成されていてもよい。樹脂部材51を光反射性の材料によって構成する場合には、封止部材40と樹脂部材51とを一体的に形成することが可能である。図6に示す発光モジュール103は導光板10の第2主面に配置され、波長変換部材21の側面21cおよび発光素子30の側面30cを覆う樹脂部材52を備える。樹脂部材52は光反射性を有しており、封止部材40に用いられる材料によって構成されている。樹脂部材52の第2主面52bには発光素子30の電極31が露出している。
図7Aから図7Eを参照しながら、発光モジュール103の製造方法を説明する。
図7Aに示すように、導光板10を用意し、図7Bに示すように、第2主面10bの凹部12A、12Bの開口12Ab、12Bbを覆うように波長変換部材21を第2主面10bに配置する。
図7Cに示すように、主発光面30aが波長変換部材21と対向するように、複数の発光素子30を複数の波長変換部材21にそれぞれ接合する。
図7Dに示すように、波長変換部材21の全体および発光素子30の全体を覆った樹脂部材52’を導光板10の第2主面10b上に形成する。複数の波長変換部材21の全体および発光素子30の全体を埋め込んで、樹脂部材の未硬化の材料を導光板10の第2主面10b上に配置し、硬化させる。これにより、発光素子30の全体および波長変換部材21の全体が樹脂部材52’で覆われる。樹脂部材54’は、例えばトランスファーモールド、ポッティング、印刷、スプレー等の方法で形成することができる。
次に、樹脂部材52’を第2主面52’bから研磨または研削し、発光素子30の電極31を露出させる。研磨または研削には、半導体装置の製造に用いられるCMP等の化学的方法、ブラスト、砥石等による機械的方法などの平坦化技術を用いることができる。これにより、図7Eに示すように、発光素子30の側面30cおよび波長変換部材21の側面21cを覆い、電極31を露出させた樹脂部材52が得られる。以降、第1の実施形態と同様の方法によって、発光モジュール103を製造することができる。
発光モジュール103によれば、樹脂部材と封止部材とを一体的に形成できるため、製造工程数を減らし、製造コストを低減することが可能である。
(他の実施形態)
[樹脂部材の他の形態]
本開示の発光モジュールには種々の改変が可能である。第1の実施形態の発光モジュール101では、樹脂部材50は、波長変換部材20を保持するための貫通穴50hを備えていたが、樹脂部材は凹部を備えていてもよい。図8に示す発光モジュール104は、複数の凹部53hを有する樹脂部材53を備えている。樹脂部材53は板状の部材であり、第2主面53bに複数の凹部53hを有している。本形態は、第1の実施形態において、樹脂部材が透光性を有する場合および光反射性を有する場合に好適に組み合わせることができる。
波長変換部材20は、樹脂部材53の凹部53hに配置されており、樹脂部材53によって側面20cおよび第1主面53aが覆われている。波長変換部材20のうち、樹脂部材53に覆われていない第2主面20bには発光素子30が接続されている。
発光モジュール104によれば、樹脂部材53の複数の凹部53hに、波長変換部材20の未硬化材料を充填し、余分な材料をスキージ等で除去した後、波長変換部材20の材料を硬化させることによって、波長変換部材20および樹脂部材53を含む複合体63が形成可能である。よって、複合体63の作製がより容易となる。
[区分部材を有する形態]
発光モジュールは単位発光領域を画定する区分部材を備えていてもよい。図9に示す発光モジュール105は、複数の発光素子のそれぞれを区画する区分部材54x、54yを備えている点で発光モジュール103と異なる。図10は発光モジュール105の導光板の下面図である。発光モジュール105において、導光板10は、第2主面10bに区分部材54x、54yを配置するための複数の溝13xおよび複数の溝13yを有している
。第2主面10bにおいて、溝13xはx方向に伸びており、x方向に配列された凹部12Aおよび凹部12Bの複数の行の間に配置されている。また、溝13yはy方向に伸びており、y方向に配列された凹部12Aおよび凹部12Bの複数の列の間に配置されている。溝13xおよび溝13yは交差しており、溝13xおよび溝13yによって、各凹部12Aまたは凹部12Bは囲まれており、溝13xおよび溝13yに囲まれた領域が、発光モジュール105の発光単位領域を構成する。
区分部材54x、54yは、第2主面10bに配置された複数の溝13x、13yに対応した構成を有する。つまり、発光モジュール105は、第2主面10bから導光板10の内部に埋設された複数の区分部材54xおよび複数の区分部材54yを備えている。区分部材54xはx方向に伸びており、x方向に配列された凹部12Aおよび凹部12Bの複数の行の間に配置されている。また、区分部材54yはy方向に伸びており、y方向に配列された凹部12Aおよび凹部12Bの複数の列の間に配置されている。区分部材54xおよび区分部材54yによって、各凹部12Aまたは凹部12Bは囲まれており、区分部材54xおよび区分部材54yに囲まれた領域が、発光モジュール105の発光単位領域を構成する。
区分部材54x、54yは、光反射性の材料によって形成されており、樹脂部材54と接続されることによって、樹脂部材54と一体的に成形することができる。
図11Aから図11Cを参照しながら、発光モジュール105の製造方法を説明する。図11Aに示すように、第1主面10aに複数の光学機能部11A、11Bが設けられ、第2主面10bに複数の凹部12A、12Bおよび複数の溝13x、13yが設けられた導光板10を用意する。
次に、第2主面10bの凹部12A、12Bの開口12Ab、12Bbを覆うように波長変換部材21を第2主面10bに配置する。さらに図11Bに示すように、複数の発光素子30を複数の波長変換部材20にそれぞれ接合する。
図11Cに示すように、波長変換部材21の全体および発光素子30の全体を覆った樹脂部材54’を導光板10の第2主面10b上に形成する。導光板10の複数の溝13x、13yを埋め込み、かつ、複数の波長変換部材21の全体および発光素子30の全体を埋め込んで、樹脂部材の未硬化の材料を導光板10の第2主面10b上に配置し、硬化させる。これにより、発光素子30の全体および波長変換部材21の全体が樹脂部材54’で覆われる。また、複数の溝13x、13y内に、区分部材54x、54yが形成される。樹脂部材54’は、例えばトランスファーモールド、ポッティング、印刷、スプレー等の方法で形成することができる。
次に、同様にして、樹脂部材54’を第2主面54’bから研磨または研削して、発光素子30の電極31を露出させることによって、図11Dに示すように、発光素子30の側面30cおよび波長変換部材21の側面21cを覆い、電極31を露出させた樹脂部材54が得られる。以降、第1の実施形態と同様の方法によって、発光モジュール105を製造することができる。
発光モジュール105によれば、区分部材54x、54yを備えることによって、各発光素子30から出射した光は、発光素子30に対応した凹部12Aまたは12Bを囲む区分部材54x、54yによって反射し第1主面10aから出射する。発光モジュール105を部分駆動した場合において、明暗のコントラストを高めることでき、コントラストの高い画像表示が可能な液晶表示装置1000を実現することが可能となる。
本形態は、区分部材を樹脂部材と一体的に成形する場合、つまり、第2の実施形態において、樹脂部材が光反射性を有する場合に好適に用いられる。しかし、区分部材と樹脂部材と別の部材として備えるのであれば、第1の実施形態および第2の実施形態において樹脂部材が透光性を有する場合にも用いることができる。具体的には、第2主面10bに複数の溝13x、13yを有する導光板を用意し、樹脂部材を接合または形成するまでに、上述した方法によって、複数の溝13x、13y内に区分部材54x、54yを形成すればよい。
[透光性低屈折率部材を有する形態]
これまでの実施形態では、導光板10の第2主面10bに形成された凹部12A、12Bは空洞である。しかし、凹部12A、12Bの全部または一部は導光板10の材料よりも屈折率が小さい透光性低屈折率部材で満たされていてもよい。
図12に示す発光モジュール106は、凹部12A、12Bに充填された、導光板10よりも屈折率の小さい透光性低屈折率部材14をさらに備える。また、図13に示す発光モジュール107は、凹部12A、12Bのそれぞれ一部に充填された、導光板10よりも屈折率の小さい透光性低屈折率部材15をさらに備え、凹部12A、12Bの他の部分は空洞である。言い換えれば、凹部12A、12Bにおいて、透光性低屈折率部材15と、波長変換部材20との間に空隙が設けられている。
透光性低屈折率部材14、15は、発光素子30から出射する光に対して透光性を有しており、導光板10よりも小さい屈折率を有している。透光性低屈折率部材14、15は、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂等の透光性の熱硬化性の樹脂材料等を用いることができる。例えば、ポリカーボネート製の導光板10を用いる場合、シリコーン樹脂等を好適に用いることができる。
透光性低屈折率部材14、15は、上述した樹脂に含有された散乱材をさらに含んでいてもよい。散乱材としては、酸化ケイ素、酸化アルミニウム、酸化ジルコニウム、酸化亜鉛などが挙げられる。透光性低屈折率部材14、15は、これらの散乱材のうちの1種、または、2種以上を含んでいてもよい。また、散乱材として、白色顔料を含んでいてもよい。例えば、白色顔料として、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化マグネシウム、炭酸マグネシウム、水酸化マグネシウム、炭酸カルシウム、水酸化カルシウム、珪酸カルシウム、珪酸マグネシウム、チタン酸バリウム、硫酸バリウム、水酸化アルミニウム、酸化アルミニウム、酸化ジルコニウムなどが挙げられる。透光性低屈折率部材14、15は、これらの白色顔料のうちの1種、または2種以上を含んでいてもよい。
発光モジュール106、107は導光板10を用意し、凹部12A、12Bの底から所定の高さで、透光性低屈折率部材の材料を充填し、硬化させることによって、透光性低屈折率部材14、15が凹部12A、12Bに配置された導光板10を用意することができる。
このような透光性低屈折率部材14、15が凹部12A、12Bに設けられていても、発光素子30から出射した光は、凹部12から導光板10へ入射する際、低屈折率の領域から高屈折率の領域を透過することになるため、凹部12と導光板10との界面において全反射が生じず、発光モジュール106、107の光取り出し効率を向上させることが可能となる。
本形態は、第1の実施形態および第2の実施形態において、樹脂部材が透光性を有する場合および光反射性を有する場合の、いずれにも用いることができる。特に発光モジュール107のように、凹部12A、12Bの全部に透光性低屈折率部材14が満たされてい
る場合、透光性低屈折率部材14が波長変換部材20を支持することができるため、樹脂部材として樹脂層を用い、第2の実施形態の製造方法で発光モジュールを製造する場合、平面視において、凹部12A、12Bよりも小さい波長変換部材20を用いることが可能である。
[光学機能部の配置の他の形態]
上記実施形態では、発光モジュールは、2種類の光学機能部が配列された導光板を備えていた。しかし、導光板には1種類の光学機能部のみが設けられていてもよい。図14Aはこのような形態の発光モジュール108の模式的上面図であり、図14Bは、発光モジュール108の図14Aの2B-2B線における模式的断面図である。発光モジュール108は、導光板10の第1主面10a上において、2次元に配列された複数の光学機能部11Bのみを備えている。また導光板10の第2主面10bにおいて、複数の凹部(第2凹部)12Bのみを有している。
この他、発光モジュールは、光学機能部11Aと凹部12Aとのみを備えていてもよいし、光学機能部11A、11Bは備えておらず、複数の凹部12Aのみ、または、複数の凹部12Bのみを備えていてもよい。
本開示の発光モジュールは、種々の面光源に利用可能であり、例えば、液晶表示装置のバックライトとして利用することができる。
10 導光板
10a 第1主面
10b 第2主面
11A 光学機能部
11B 光学機能部
12、12A、12B 凹部
12Ab、12Bb 開口
13x、13y 溝
14、15 透光性低屈折率部材
20、21 波長変換部材
30 発光素子
30a 主発光面
30b 電極形成面
31 電極
35 透光性接合部材
40 封止部材
50~54 樹脂部材
60、61、63 複合体
101~107 発光モジュール
111 レンズシート
112 レンズシート
113 拡散シート
120 液晶パネル
200 配線基板
201 配線
210 基材
212 配線層
213 導電性部材
1000 液晶表示装置

Claims (24)

  1. 主発光面を有する複数の発光素子と、
    前記複数の発光素子の主発光面にそれぞれ配置された複数の波長変換部材と、
    前記複数の波長変換部材間に配置され、前記波長変換部材の側面を覆う樹脂部材と、
    第1主面および第2主面を有し、前記第2面が前記樹脂部材および前記複数の波長変換部材と対向するように前記樹脂部材および前記複数の波長変換部材上に配置された導光板であって、前記複数の波長変換部材上の前記第2面に位置する複数の凹部を有する導光板と、
    を備え、
    前記複数の凹部は、複数の第1凹部および複数の第2凹部を含み、少なくとも前記第1凹部の底と前記第2凹部の底は異なる形状を有している、発光モジュール。
  2. 前記樹脂部材は、透光性を有する請求項1に記載の発光モジュール。
  3. 前記樹脂部材は、光反射性を有する請求項1に記載の発光モジュール。
  4. 前記複数の凹部は空洞である請求項1から3のいずれか一項に記載の発光モジュール。
  5. 前記複数の凹部に充填された、前記導光板よりも屈折率の小さい透光性低屈折率部材をさらに備える、請求項1から3のいずれか一項に記載の発光モジュール。
  6. 前記複数の凹部のそれぞれ一部に充填された、前記導光板よりも屈折率の小さい透光性低屈折率部材をさらに備え、前記複数の凹部の他の部分は空洞である、請求項1から4のいずれか一項に記載の発光モジュール。
  7. 平面視において、前記凹部よりも前記波長変換部材は大きい請求項4から6のいずれか一項に記載の発光モジュール。
  8. 平面視において、前記凹部よりも前記波長変換部材は小さい請求項5または6に記載の発光モジュール。
  9. 前記波長変換部材は、前記導光板の第2主面と対向する第1主面を有し、
    前記樹脂部材は、前記波長変換部材の前記第1主面をさらに覆っている、請求項1から8のいずれか一項に記載の発光モジュール。
  10. 前記第1凹部の底は、第1主面側に凸である形状を有し、前記第2凹部の底は、第2主面側に凸である形状を有する請求項9に記載の発光モジュール。
  11. 前記導光板は、第1主面の、前記第2主面の凹部に対応する位置に配置された複数の光学機能部をさらに有する請求項1から10のいずれか一項に記載の発光モジュール。
  12. 前記複数の光学機能部の光軸は、前記第2主面の複数の凹部の光軸と略一致している、請求項11に記載の発光モジュール。
  13. 第1面および第2面と、前記第2面に設けられた複数の凹部とを有する導光板を用意する工程と、
    前記複数の凹部の開口にそれぞれ位置する複数の波長変換部材と、前記複数の波長変換部材の側面を覆うように前記複数の波長変換部材間に配置された樹脂部材と、主発光面を有する複数の発光素子であって、前記主発光面が対向するように前記複数の波長変換部材にそれぞれ接合された複数の発光素子とを含む複合体を、前記複数の発光素子が位置する面と反対側の面が前記導光板と対向するように、前記導光板の前記第2面に配置する工程と、
    を含み、
    前記複数の凹部は、複数の第1凹部および複数の第2凹部を含み、少なくとも前記第1凹部の底と前記第2凹部の底は異なる形状を有している、発光モジュールの製造方法。
  14. 前記複数の凹部は空洞である請求項13に記載の発光モジュールの製造方法。
  15. 前記導光板を用意する工程の後に、前記複数の凹部のそれぞれの一部に、前記導光板よりも屈折率の小さい透光性低屈折率部材を配置する工程をさらに含む、請求項13に記載の発光モジュールの製造方法
  16. 前記導光板を用意する工程の後に、前記複数の凹部のそれぞれに、前記導光板よりも屈折率の小さい透光性低屈折率部材を配置する工程をさらに含む、請求項13に記載の発光モジュールの製造方法。
  17. 前記樹脂部材は樹脂板であり、
    前記複合体を配置する工程は、
    複数の貫通穴または凹部を有する樹脂板を用意し、前記複数の貫通穴または前記複数の凹部に前記複数の波長変換部材をそれぞれ配置し、前記複合体を形成する工程と、
    前記複合体を前記導光板の前記第2面に接合する工程と、
    を含む請求項14から16のいずれか一項に記載の発光モジュールの製造方法。
  18. 前記複合体を形成する工程は、前記主発光面を有する前記複数の発光素子を、前記主発光面が対向するように前記複数の波長変換部材にそれぞれ接合する工程をさらに含む請求項17に記載の発光モジュールの製造方法。
  19. 前記樹脂板は、透光性を有する請求項18に記載の発光モジュールの製造方法。
  20. 前記樹脂板は、光反射性を有する請求項18に記載の発光モジュールの製造方法。
  21. 前記樹脂部材は樹脂層であり、
    前記複合体を配置する工程は、
    前記複数の凹部の開口を塞ぐように、前記複数の波長変換部材をそれぞれ配置する工程
    と、
    前記複数の波長変換部材の側面を覆うように、前記導光板の第2面上に前記樹脂層を形成する工程と、
    を含む請求項14または15に記載の発光モジュールの製造方法。
  22. 前記樹脂部材は樹脂層であり、
    前記複合体を配置する工程は、
    前記複数の凹部に充填された透光性低屈折率部材上に前記複数の波長変換部材をそれぞれ接合する工程と、
    前記複数の波長変換部材の側面を覆うように、前記導光板の第2面上に前記樹脂層を配置する工程と、
    を含む請求項16に記載の発光モジュールの製造方法。
  23. 前記樹脂層は、透光性を有する請求項21または22に記載の発光モジュールの製造方法。
  24. 前記樹脂層は、光反射性を有する請求項21または22に記載の発光モジュールの製造方法。
JP2020132611A 2020-08-04 2020-08-04 発光モジュールおよびその製造方法 Active JP7011201B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020132611A JP7011201B2 (ja) 2020-08-04 2020-08-04 発光モジュールおよびその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020132611A JP7011201B2 (ja) 2020-08-04 2020-08-04 発光モジュールおよびその製造方法

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018146667A Division JP6753438B2 (ja) 2018-08-03 2018-08-03 発光モジュールおよびその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020194787A JP2020194787A (ja) 2020-12-03
JP7011201B2 true JP7011201B2 (ja) 2022-02-10

Family

ID=73546526

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020132611A Active JP7011201B2 (ja) 2020-08-04 2020-08-04 発光モジュールおよびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7011201B2 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011096494A (ja) 2009-10-29 2011-05-12 Toshiba Corp 面状照明装置およびこれを備えた液晶表示装置
JP2011165434A (ja) 2010-02-08 2011-08-25 Panasonic Corp 光源、バックライトユニット及び液晶表示装置
WO2012141094A1 (ja) 2011-04-13 2012-10-18 シャープ株式会社 光源モジュールおよびこれを備えた電子機器
WO2015133045A1 (ja) 2014-03-06 2015-09-11 京セラコネクタプロダクツ株式会社 照明器具

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011096494A (ja) 2009-10-29 2011-05-12 Toshiba Corp 面状照明装置およびこれを備えた液晶表示装置
JP2011165434A (ja) 2010-02-08 2011-08-25 Panasonic Corp 光源、バックライトユニット及び液晶表示装置
WO2012141094A1 (ja) 2011-04-13 2012-10-18 シャープ株式会社 光源モジュールおよびこれを備えた電子機器
WO2015133045A1 (ja) 2014-03-06 2015-09-11 京セラコネクタプロダクツ株式会社 照明器具

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020194787A (ja) 2020-12-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR102215923B1 (ko) 발광 모듈의 제조 방법 및 발광 모듈
JP6790899B2 (ja) 発光モジュールの製造方法及び発光モジュール
TWI750466B (zh) 發光模組之製造方法及發光模組
JP6801695B2 (ja) 発光モジュールおよびその製造方法
TWI744756B (zh) 發光模組
JP6753438B2 (ja) 発光モジュールおよびその製造方法
CN110794614B (zh) 发光模块
JP7108203B2 (ja) 発光モジュールの製造方法
JP7007591B2 (ja) 発光モジュール
JP2020107506A (ja) 発光モジュール
JP6928289B2 (ja) 発光モジュール
KR102111200B1 (ko) 발광 모듈의 제조 방법 및 발광 모듈
JP6825608B2 (ja) 発光モジュールの製造方法
JP6963183B2 (ja) 発光モジュールの製造方法
JP7057503B2 (ja) 発光モジュールおよびその製造方法
JP7011201B2 (ja) 発光モジュールおよびその製造方法
JP7001945B2 (ja) 発光モジュールおよびその製造方法
JP6863420B2 (ja) 発光モジュール及びその製造方法、液晶表示装置
JP7140987B2 (ja) 発光モジュール及び発光モジュールの製造方法
JP7068594B2 (ja) 発光モジュールの製造方法及び発光モジュール
JP7116327B2 (ja) 発光モジュールおよび発光モジュールの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200813

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200813

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210610

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210706

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210902

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20211214

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20211227

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7011201

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150