JP7010777B2 - ノッキングセンサ - Google Patents

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Description

本開示は、ノッキングセンサに関する。
ノッキングセンサは、内燃機関(ディーゼルエンジン、ガソリンエンジンなど)に装着されて、内燃機関のノッキング検出に使用される。ノッキングセンサは、内燃機関から伝達される振動に応じて変動する検出信号を出力する本体部と、本体部の周囲に形成される樹脂製のカバー部と、を備える。
ノッキングンサは、例えば、内燃機関のセンサ取付位置に設けられた取付ネジ孔に対して、取付ネジ孔に螺合する取付用ボルトを用いて固定することで、内燃機関のセンサ取付位置に固定される。
ノッキングセンサとしては、取付ネジ孔との間に配置されるセンサ受け部を備えることで、大きさが異なる各種の取付ネジ孔に対応できるものが提案されている(特許文献1)。このようなノッキングセンサは、センサ受け部を取り替えることで、ノッキングセンサ本体における外形形状を変更することなく、取付ネジ孔の寸法が異なる様々な種類の内燃機関に装着可能となる。
特開平11-201813号公報
しかし、上記のノッキングセンサは、塩化カルシウムなどを含む水が付着しやすいセンサ取付位置に装着される場合があり、そのような場合には、塩化カルシウムなどを含む水の影響によってノッキングセンサが破損する可能性がある。
例えば、塩化カルシウムを含む水がノッキングセンサに付着した場合、塩化カルシウムの影響により樹脂製のカバー部が劣化してクラックが生じてしまい、さらにクラックを介して塩化カルシウムなどを含む水が本体部に到達して本体部が故障する可能性がある。
そこで、本開示においては、塩化カルシウムなどを含む水が付着しやすいセンサ取付位置に装着する場合であっても、本体部への塩化カルシウムなどを含む水の浸入を抑制できるノッキングセンサを提供することが望ましい。
本開示の一態様は、内燃機関のノッキングを検出するノッキングセンサであって、本体部と、カバー部と、を備えるとともに、被覆部を備える。
本体部は、ノッキングに応じて変動する検出信号を生成する。本体部は、当接部と、検出部と、端子部と、を備える。当接部は、内燃機関に当接する部分である。検出部は、当接部を介して伝達される振動に応じて変動する信号を検出信号として生成する。端子部は、検出信号を外部に出力する。
カバー部は、本体部の周囲に形成される樹脂製の部材である。カバー部は、本体収納部と、コネクタ部と、を備える。本体収納部は、当接部が露出した状態で検出部を覆う。コネクタ部は、端子部を覆うとともに本体収納部から外向きに延設される。
ここで、ノッキングセンサを当接部側から見たとき、コネクタ部の形成領域をコネクタ部の延設方向に延長した仮想領域を仮想延長領域とする。また、本体部と本体収納部との境界を当接境界とする。
被覆部は、当接境界のうち特定境界部を少なくとも覆う。特定境界部は、当接境界のうち仮想延長領域と重なる部分であってコネクタ部に近い部分である。
このノッキングセンサは、被覆部を備えることで、本体部とカバー部(詳細には、本体収納部)との境界のうち特定境界部からノッキングセンサの本体部に塩化カルシウムなどを含む水が浸入することを抑制できる。特に、特定境界部からの塩化カルシウムなどを含む水の浸入を抑制できるため、本体部のうち端子部に塩化カルシウムなどを含む水が到達することを抑制できる。
よって、このノッキングセンサは、塩化カルシウムなどを含む水が付着しやすいセンサ取付位置に装着する場合であっても、本体部への塩化カルシウムなどを含む水の浸入を抑制できる。
次に、上述のノッキングセンサにおいては、被覆部は、当接境界の全てを覆ってもよい。これにより、当接境界の全域にわたり塩化カルシウムなどを含む水の浸入を抑制できるため、ノッキングセンサの本体部への塩化カルシウムなどを含む水の浸入をより一層抑制できる。
次に、上述のノッキングセンサにおいては、被覆部は、カバー部の外表面のうち、当接境界を含む平面の全体を覆ってもよい。
このようにカバー部の外表面のうち当接境界を含む平面の全体を覆う被覆部を備えることで、センサ設置箇所とノッキングセンサとの間に塩化カルシウムなどを含む水が入り込んだ場合であっても、当接境界を含む平面が被覆部によって覆われるため、塩化カルシウムなどを含む水がカバー部(特に、当接境界を含む平面)に接触するのを抑制できる。よって、このノッキングセンサは、塩化カルシウムなどを含む水の影響によるカバー部の劣化を抑制できる。
次に、上述のノッキングセンサにおいては、カバー部を形成する材料は、被覆部を形成する材料よりも耐熱温度が高い材料であってもよい。これにより、より高温の環境下でもカバー部によって本体部を保護することができ、例えば、ノッキングセンサの直上に排気管などの高温物体が存在するような高温環境下にも、ノッキングセンサを配置することができる。
ノッキングセンサユニットを表す部分断面図である。 ノッキングセンサの内部構造を示す断面図である。 図3Aは、被覆部を外した状態のノッキングセンサの底面側の外観を表す外観図であり、図3Bは、被覆部の外観を表す説明図である。 図4Aは、ノッキングセンサにおける特定境界部および仮想延長領域の説明図であり、図4Bは、第2被覆部の外観を表す説明図である。 図5Aは、ノッキングセンサにおける境界平面の説明図であり、図5Bは、第3被覆部の外観を表す説明図である。
以下、本開示が適用された実施形態について、図面を用いて説明する。
なお、以下に示す実施形態では、自動車などに搭載された内燃機関のノッキングを検出するノッキングセンサを例に挙げて説明する。
[1.第1実施形態]
[1-1.全体構成]
まず、本開示が適用されたノッキングセンサ10を備えるノッキングセンサユニット1について、図1および図2を用いて説明する。
ノッキングセンサユニット1は、図1に示すように、非共振型ノッキングセンサ10(以下、単に「ノッキングセンサ10」ともいう。)と、取付用ボルト50と、被覆部70と、を備えている。
[1-2.ノッキングセンサ]
ノッキングセンサ10は、本体部10aと、カバー部10bと、を備える。
図2に示すように、本体部10aは、当接部10a1と、検出部10a2と、端子部10a3と、を備える。当接部10a1は、内燃機関に当接する部分である。
検出部10a2は、支持部材21、下面側電極部材34、圧電素子31、上面側電極部材36、錘部材32、ナット33を備える。
支持部材21は、例えば、金属材料(炭素鋼などの各種金属材料)で構成されている。支持部材21は、軸線方向に延びる円筒形状の筒部22と、筒部22のうち一端部から径方向外向きに突出する鍔部23と、を備えている。
筒部22の内部には、軸線方向に貫通する貫通孔24が備えられている。また、筒部22の外周面における上端面28の近傍および鍔部23の外周面には、カバー部10bとの密着性を高めるための溝部26,27が備えられている。そして、筒部22の外周面のうち溝部26の下面側(図1における下側を示す。以下同じ。)には、ナット33と螺合するネジ溝25が備えられている。
圧電素子31は、圧電効果を有する材料(チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)やチタン酸バリウム等の各種セラミックス、水晶等の各種結晶、ポリフッ化ビニリデン等の各種有機材料、等)を備えて構成されている。圧電素子31は、筒部22の外周を取り囲む環状形状に形成されている。圧電素子31は、鍔部23の上面側に配置されている。
下面側電極部材34は、筒部22の外周を取り囲む環状形状に形成された導電性材料(銅など)で構成されている。下面側電極部材34は、圧電素子31の下面に当接している。上面側電極部材36は、筒部22の外周を取り囲む環状形状に形成された導電性材料(銅など)で構成されている。上面側電極部材36は、圧電素子31の上面に当接している。
錘部材32は、環状形状の金属材料(真鍮等の各種金属材料)を用いて形成されている。錘部材32は、上面側電極部材36の上面側において、筒部22の外周を取り囲むように配置される。錘部材32は、圧電素子31に対して荷重を印加するために備えられている。
ナット33は、環状形状の金属材料で形成されている。ナット33は、内周面に筒部22のネジ溝25と螺合するネジ溝(図示省略)が形成されて、筒部22に螺合固定できるように構成されている。ナット33は、軸線方向に垂直な面における外周形状が多角形(例えば、六角形)に形成されており、工具などを用いて締め付け固定できるように構成されている。
端子部10a3は、第1端子部35および第2端子部37を備えている。第1端子部35は、下面側電極部材34から延設された導電性材料(銅など)で構成されている。第1端子部35は、圧電素子31の下面から出力される電気信号の通電経路として使用される。第2端子部37は、上面側電極部材36から延設された導電性材料(銅など)で構成されている。第2端子部37は、圧電素子31の上面から出力される電気信号の通電経路として使用される。
カバー部10bは、本体部10aの周囲に形成される。カバー部10bは、絶縁材料(PA(ポリアミド)等の各種樹脂材料など)を用いて構成されている。カバー部10bは、本体収納部13と、コネクタ部15と、を備える。
本体収納部13は、上面側(図1における上側を示す。以下同じ。)がテーパ状に成形された円柱形状である。本体収納部13は、支持部材21における上端面28が露出するとともに下端面29(換言すれば、当接部10a1)が露出した状態で検出部10a2を覆う。
コネクタ部15は、本体収納部13の外周壁から外向きに延設されている。コネクタ部15は、外部機器(例えば、点火時期制御装置など)に繋がる外部コネクタを接続するために備えられる。コネクタ部15は、その内側において、第1端子部35および第2端子部37の一部が露出するように形成される。第1端子部35および第2端子部37は、外部コネクタと電気的に接続される。
[1-3.取付用ボルト]
取付用ボルト50は、図1に示すように、軸線方向に垂直な面における外周形状が六角形のヘッド部51と、丸棒状に形成された胴体部53と、ヘッド部51のうち胴体部53側に形成された押圧部52と、を備えている。取付用ボルト50において、胴体部53の先端側(ヘッド部51とは反対側)には、雄ねじ部54が形成されている。
[1-4.被覆部]
次に、被覆部70について、図1,2,3A,3B,4を用いて説明する。
図3Bに示すように、被覆部70は、挿通孔70aを有する円環状に形成されている。被覆部70は、樹脂材料(例えば、PETなど)で構成されている。挿通孔70aの内径寸法A1は19.9mmであり、被覆部70の外径寸法A2は28.3mmである。図2に示すように、被覆部70の厚さ寸法H1は、0.29mmである。
図2,3Aに示すように、本体部10aにおいて、当接部10a1の外径寸法L1は20.0mmであり、鍔部23の外径寸法L2は23.0mmであり、鍔部23の下端面から当接部10a1の当接面(下端面29)までの高さ寸法H2は0.30mmである。カバー部10bのうち本体収納部13の外径寸法L3は28.0mmである。
ノッキングセンサ10の下面側には、本体部10a(詳細には、鍔部23)とカバー部10b(詳細には、本体収納部13)との境界である当接境界41を備える。本実施形態のノッキングセンサ10においては、当接境界41は円形である。当接境界41の外径寸法は、鍔部23の外径寸法L2(=23.0mm)と等しい。
挿通孔70aの内径寸法A1(=19.9mm)が当接部10a1の外径寸法L1(=20.0mm)よりも僅かに小さい(差分値D=0.1mm)。このため、被覆部70は、挿通孔70aが当接部10a1の外周に嵌め合わされると、被覆部70の収縮力により本体部10aに固定される。
また、被覆部70の外径寸法A2(=28.3mm)は、カバー部10bのうち本体収納部13の外径寸法L3(=28.0mm)よりも大きい。このため、被覆部70は、カバー部10bのうち本体収納部13の底面を覆う状態で、本体部10aに固定される。
このように、被覆部70は、挿通孔70aが当接部10a1の外周に嵌め合わされることで、当接境界41の全周を覆う状態で、本体部10aに固定される。
また、被覆部70の厚さ寸法H1(=0.29mm)は、鍔部23の下端面から当接部10a1の当接面までの高さ寸法H2(=0.30mm)よりも小さい。このため、被覆部70が配置される場合であっても、本体部10aの当接部10a1が確実に内燃機関(ノッキングセンサ10の設置箇所)に当接する状態となる。
被覆部70を形成する樹脂材料(PET)の耐熱温度T1(融点T1)は260℃であり、カバー部10bを形成する樹脂材料(PA)の耐熱温度T2(融点T2)は265℃である。つまり、カバー部10bを形成する材料は、被覆部70を形成する材料よりも耐熱温度が高い材料である。
[1-5.ノッキングセンサユニットの装着方法]
上記のように構成されたノッキングセンサユニット1は、内燃機関への組み付け工程において、ノッキングセンサ10の下面(詳細には、支持部材21における鍔部23の下端面29)を内燃機関のセンサ取付位置(例えば、シリンダブロックなど。図示省略。)に向けた状態で、取付用ボルト50により内燃機関に取り付けられる。
なお、取り付け方法としては、取付用ボルト50の雄ねじ部54を内燃機関に形成された雌ネジ溝と螺合させる方法が挙げられる。このとき、ノッキングセンサ10(支持部材21)の上端面28が取付用ボルト50の押圧部52に密着した状態となることで、ノッキングセンサ10は、取付用ボルト50によって内燃機関に対して強固に固定された状態となる。
このようにして内燃機関に固定されたノッキングセンサ10は、内燃機関でノッキングなどの異常振動が発生すると、その異常振動が支持部材21の鍔部23を介して圧電素子31に到達する。すると、ノッキングセンサ10は、その異常振動に応じて圧電素子31で生成される電気信号を、第1端子部35および第2端子部37から外部機器に対して出力する。
[1-6.効果]
以上説明したように、本実施形態のノッキングセンサユニット1におけるノッキングセンサ10は、本体部10aとカバー部10bとを備えるとともに、被覆部70を備える。
ノッキングセンサ10は、本体部10aとカバー部10b(詳細には、本体収納部13)との境界である当接境界41の全周を、被覆部70が覆うように構成されている。このため、ノッキングセンサ10は、被覆部70を備えることで、当接境界41からノッキングセンサ10の本体部10aに水などの塩化カルシウムなどを含む水が浸入することを抑制できる。
よって、ノッキングセンサ10は、塩化カルシウムなどを含む水が付着しやすいセンサ取付位置に装着する場合であっても、本体部10aへの塩化カルシウムなどを含む水の浸入を抑制できる。
次に、ノッキングセンサ10においては、カバー部10bを形成する材料は、被覆部70を形成する材料よりも耐熱温度が高い材料である。これにより、より高温の環境下でもカバー部10bによって本体部10aを保護することができ、例えば、ノッキングセンサ10の直上に排気管などの高温物体が存在するような高温環境下にも、ノッキングセンサ10を配置することができる。
[1-7.文言の対応関係]
ここで、文言の対応関係について説明する。
非共振型ノッキングセンサ10がノッキングセンサの一例に相当し、本体部10aが本体部の一例に相当し、当接部10a1が当接部の一例に相当し、検出部10a2が検出部の一例に相当し、第1端子部35および第2端子部37が端子部の一例に相当する。カバー部10bがカバー部の一例に相当し、本体収納部13が本体収納部の一例に相当し、コネクタ部15がコネクタ部の一例に相当する。被覆部70が被覆部の一例に相当し、当接境界41が当接境界の一例に相当する。
[2.他の実施形態]
以上、本開示の実施形態について説明したが、本開示は上記実施形態に限定されるものではなく、本開示の要旨を逸脱しない範囲において、様々な態様にて実施することが可能である。
例えば、上記実施形態では、被覆部70が当接境界41の全てを覆う形態のノッキングセンサについて説明したが、このような形態に限られることはなく、被覆部が当接境界41の一部を覆う形態であってもよい。具体的には、図4Aおよび図4Bに示すように、当接境界41のうち特定境界部41a(図4Aにおいて太線で表した部分)を少なくとも覆う第2被覆部71を備える形態のノッキングセンサ10であってもよい。
なお、特定境界部41aは、当接境界41のうち、ノッキングセンサ10におけるコネクタ部15の仮想延長領域M1(図4Aにおける網掛け領域)と重なる部分であって、コネクタ部15に近い部分である。コネクタ部15の仮想延長領域M1は、ノッキングセンサ10を当接部10a1に垂直な軸線方向から見たときのコネクタ部15の形成領域を、当接部10a1に向けてコネクタ部15の延設方向に延長した仮想領域である。
第2被覆部71は、被覆部70と同様の樹脂材料(例えば、PETなど)で構成されている。第2被覆部71は、当接境界41のうち特定境界部41aを覆うとともに、当接部10a1の外周側面の一部に当接する状態で、耐熱性接着剤(例えば、ロックタイト(登録商標)、高耐熱シリコンシール剤など)を用いて、本体部10aに固定される。
このように第2被覆部71を備えるノッキングセンサ10は、第2被覆部71が特定境界部41aを覆うため、本体部10aとカバー部10b(詳細には、本体収納部13)との当接境界41のうち特定境界部41aからノッキングセンサ10の本体部10aに塩化カルシウムなどを含む水が浸入することを抑制できる。特に、特定境界部41aからの塩化カルシウムなどを含む水の浸入を抑制できるため、本体部10aのうち端子部10a3に塩化カルシウムなどを含む水が到達することを抑制できる。
よって、第2被覆部71を備えるノッキングセンサ10は、塩化カルシウムなどを含む水が付着しやすいセンサ取付位置に装着する場合であっても、本体部10aへの塩化カルシウムなどを含む水の浸入を抑制できる。なお、このノッキングセンサ10においては、第2被覆部71が被覆部の一例に相当する。
次に、他の実施形態として、図5Aおよび図5Bに示すような、第3被覆部72を備えるノッキングセンサであってもよい。第3被覆部72は、環状部72aおよび延長部72bを備える。環状部72aは、第1実施形態の被覆部70と同じ形状である。延長部72bは、環状部72aの側面から外向きに突出している。延長部72bは、第2被覆部71の一部分に相当する形状である。
第3被覆部72は、カバー部10bの外表面のうち境界平面M2(図5Aのうち斜線で示す領域)の全体を覆う。境界平面M2は、カバー部10bの外表面のうち軸線方向の高さが特定境界部41aと同一の平面領域である。本実施形態では、境界平面M2は、カバー部10bのうち「本体収納部13の下面」および「本体収納部13の下面と同一平面上に位置するコネクタ部15の下面」を指す。
このようにカバー部10bの外表面のうち境界平面M2の全体を覆う第3被覆部72を備えることで、内燃機関のセンサ設置箇所とノッキングセンサ10との間に塩化カルシウムなどを含む水が入り込んだ場合であっても、境界平面M2が第3被覆部72によって覆われるため、塩化カルシウムなどを含む水がカバー部10b(特に、境界平面M2)に接触するのを抑制できる。
よって、第3被覆部72を備えるノッキングセンサ10は、塩化カルシウムなどを含む水の影響によるカバー部10bの劣化を抑制できる。なお、このノッキングセンサ10においては、第3被覆部72が被覆部の一例に相当する。
次に、上記の実施形態における各部の寸法(内径寸法A1,外径寸法A2,外径寸法L1,外径寸法L2,外径寸法L3,厚さ寸法H1,高さ寸法H2)は、あくまで一例であり、これらの個数は、本開示の範囲内において任意の数値を採りうる。また、上記の実施形態における材料の種類(耐熱温度など)は、あくまで一実施形態における数値であり、本開示の範囲内において任意の数値を採りうる。
次に、上記実施形態における1つの構成要素が有する機能を複数の構成要素に分担させたり、複数の構成要素が有する機能を1つの構成要素に発揮させたりしてもよい。また、上記実施形態の構成の一部を、省略してもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加、置換等してもよい。なお、特許請求の範囲に記載の文言から特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が本開示の実施形態である。
1…ノッキングセンサユニット、10…非共振型ノッキングセンサ(ノッキングセンサ)、10a…本体部、10a1…当接部、10a2…検出部、10a3…端子部、10b…カバー部、13…本体収納部、15…コネクタ部、21…支持部材、22…筒部、23…鍔部、24…貫通孔、28…上端面、29…下端面、35…第1端子部、37…第2端子部、41…当接境界、41a…特定境界部、50…取付用ボルト、70…被覆部、70a…挿通孔、71…第2被覆部、72…第3被覆部。

Claims (4)

  1. 内燃機関のノッキングを検出するノッキングセンサであって、
    前記ノッキングに応じて変動する検出信号を生成する本体部と、
    前記本体部の周囲に形成される樹脂製のカバー部と、
    を備え、
    前記本体部は、前記内燃機関に当接する当接部と、前記当接部を介して伝達される振動に応じて変動する信号を前記検出信号として生成する検出部と、前記検出信号を外部に出力する端子部と、を備え、
    前記カバー部は、前記当接部が露出した状態で前記検出部を覆う本体収納部と、前記端子部を覆うとともに前記本体収納部から外向きに延設されるコネクタ部と、を備え、
    前記ノッキングセンサを前記当接部側から見たとき、前記コネクタ部の形成領域を前記コネクタ部の延設方向に延長した仮想領域を仮想延長領域とし、前記本体部と前記本体収納部との境界を当接境界とした場合に、
    前記当接境界のうち前記仮想延長領域と重なる部分であって前記コネクタ部に近い部分である特定境界部を少なくとも覆う被覆部を備える、
    ノッキングセンサ。
  2. 前記被覆部は、前記当接境界の全てを覆う、
    請求項1に記載のノッキングセンサ。
  3. 前記被覆部は、前記カバー部の外表面のうち、前記当接境界を含む平面の全体を覆う、
    請求項1または請求項2に記載のノッキングセンサ。
  4. 前記カバー部を形成する材料は、前記被覆部を形成する材料よりも耐熱温度が高い材料である、
    請求項1から請求項3のうちいずれか一項に記載のノッキングセンサ。
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