JP7005839B2 - 緩衝体及び梱包体 - Google Patents
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Description
(2)上記(1)の態様において、前記容器は、ボックスタイプのものであり、周壁及び前記周壁から外側に突出するフランジ部を有し、前記容器が前記下方緩衝体と前記上方緩衝体との間に挟持された状態において、前記下方仕切り壁の前記長手方向における寸法が、前記フランジ部同士が接触するとともに前記周壁が前記下方仕切り壁と接触するように、設定されてもよい。
(3)上記(2)の態様において、前記下方仕切り壁は、前記長手方向における寸法が、隣接する前記容器の前記周壁間の距離に等しくてもよい。
(4)上記(1)から(3)のいずれか1つの態様において、前記容器は、上面に開口部を有するトップオープンボックスタイプの容器本体であって、周壁及び前記周壁から外側に突出するフランジ部を有する容器本体と、前記開口部を閉止する蓋体とを備え、前記容器が前記下方緩衝体と前記上方緩衝体との間に挟持された状態において、前記上方仕切り壁の前記長手方向における寸法が、前記フランジ部同士が接触するとともに前記蓋体が前記上方仕切り壁と接触するように、設定されてもよい。
(5)上記(4)の態様において、前記上方仕切り壁は、前記長手方向における寸法が、隣接する前記容器の前記蓋体間の距離に等しくてもよい。
(6)上記(1)から(5)のいずれか1つの態様において、前記下方収納空間及び前記上方収納空間は、基板が前記長手方向と交差する方向に沿って延在するように、前記容器を嵌合してもよい。
(7)本発明に係る別の態様は、複数の基板収納用の容器を包装箱の長手方向に沿って配列するように収納する前記包装箱と、前記包装箱と前記容器との間に介在される緩衝体と、を備える梱包体であって、前記緩衝体は、前記容器の下方部分を嵌合するように収納する下方収納空間と、隣接する前記下方収納空間の間に設けられる下方仕切り壁とを有する下方緩衝体と、前記容器の上方部分を嵌合するように収納する上方収納空間と、隣接する前記上方収納空間の間に設けられる上方仕切り壁とを有する上方緩衝体と、を備え、前記下方緩衝体及び前記上方緩衝体は、隣接する前記容器同士が互いに接触するように、前記容器を挟持可能であるものである。
図1は、本発明の実施形態に係る梱包体1の分解斜視図である。図2は、下方緩衝体3の上面図である。図3は、上方緩衝体4の下面図である。図4は、複数の容器2が梱包体1に梱包された状態を示す概略図である。図5は、容器2の分解斜視図である。なお、図中において、X軸に沿って延在するX方向を幅方向とし、Y軸に沿って延在するY方向を長手方向とし、Z軸に沿って延在するZ方向を上下方向とする。
本発明の実施形態に係る梱包体1は、容器2を梱包するものであって、図1に示すように、複数(2つ)の容器2を長手方向に沿って配列するように収納する包装箱5と、包装箱5と容器2との間に、容器2に加わる緩衝を緩和できるように介在される緩衝体10とを備えている。
つぎに、図5を参照して、容器2について詳細に説明する。
容器2は、ウェーハからなる精密な基板Wを複数枚収納するためのものであり、図5に示すように、上面に開口部211を有するトップオープンボックスタイプの容器本体21と、容器本体21に着脱可能に収納され、基板Wを断面V字の支持溝22を介して所定のピッチで整列状態に収納するカセット23と、環状のパッキン24を介して開口部211を閉止する蓋体25と、蓋体25の内面に着脱可能に装着され基板Wの位置決めをするリテーナ26とを備え、カセット23には、支持溝22が形成される一対の支持部27の一端を連結するHバー28が設けられている。ここで、Hバー28は、支持溝22に支持される基板Wのミラー面とは反対側の面に対向しているものである。なお、本実施形態では、基板Wは、円形状に形成されるが、これに限定されるものではなく、例えば、角形状などに形成されてもよい。
包装箱5は、図1に示すように、紙又はプラスチックのダンボールなどを使用して2つの容器2を長手方向に沿って配列して収納可能な大きさに形成され、上部が開口したフラップ51付きの直方体に形成されている。また、この包装箱5は、容器2の輸送に用いられる従来の包装箱と同じもの(内寸は、例えば、625mm×330mmである)で形成されている。
本実施形態では、緩衝体10は、容器2と包装箱5の内部下方との間に介在する下方緩衝体3と、容器2と包装箱5の内部上方との間に介在する上方緩衝体4とからなっており、外部から容器2に加わる衝撃を緩和する発泡体(例えば、発泡ポリスチレン、発泡ポリプロピレンなど)によって形成されるが、これに限定されるものではなく、例えば、外部から容器2に加わる衝撃を緩和する、シート材を型成形したシート成形体(例えば、ポリプロピレンシート成形体)などによって形成されてもよい。
図1に戻り説明すると、各容器2を、各下方収納空間34及び各上方収納空間44に収納させるように下方緩衝体3及び上方緩衝体4で挟持し、下方緩衝体3及び上方緩衝体4によって挟持された2つの容器2を包装箱5に収納させるという工程で、容器2が梱包される。
図4に示すように、容器2が梱包体1に梱包された状態において、下方緩衝体3及び上方緩衝体4が、隣接する容器2同士のフランジ部213が互いに接触するように、容器2を挟持している。また、緩衝性能向上の観点から隣接する容器2同士のフランジ部213の接触は、長手方向の断面視で、線接触であることが好ましい。
以上のように構成された本実施形態の梱包体1によれば、複数の基板W収納用の容器2を包装箱5の長手方向に沿って配列するように収納する包装箱5と、包装箱5と容器2との間に介在される緩衝体10と、を備えるものであって、緩衝体10は、容器2の下方部分を嵌合するように収納する下方収納空間34と、隣接する下方収納空間34の間に設けられる下方仕切り壁33とを有する下方緩衝体3と、容器2の蓋体25を嵌合するように収納する上方収納空間44と、隣接する上方収納空間44の間に設けられる上方仕切り壁43とを有する上方緩衝体4と、を備え、下方緩衝体3及び上方緩衝体4は、隣接する容器2同士が互いに接触するように、容器2を挟持可能であるので、包装箱5を大きくすることなく、外部から容器2へ加わるより大きな衝撃を緩和することができる。
上記実施形態では、梱包体1は、2つの容器2を包装箱5に収納することが可能に形成されたが、これに限定されるものではなく、例えば、3つの容器2を包装箱5に収納することが可能に形成されてもよい。この場合、下方収納空間34及び上方収納空間44は、それぞれ、3つ形成されるとともに、下方仕切り壁33及び上方仕切り壁43は、ぞれぞれ、2つ形成される。
図6は、複数の容器2を梱包した梱包体1の落下試験の落下方向を示す概略斜視図である。図7は、実施例の梱包体1に梱包された容器2に収納された基板Wの配列方向を示す概略平面図である。図8は、比較例の梱包体に梱包された容器2に収納された基板Wの配列方向を示す概略平面図である。
まず、図6を参照して本発明に係る梱包体1の実施例及び比較例の落下試験を説明する。
25枚の基板Wを収納した容器2を2つ梱包した梱包体1を実施例とし、日本工業規格の〔包装貨物及び容器の落下試験方法(JIS Z 0202)〕、〔包装貨物の落下試験(JIS Z 0200)〕に従い、図6に示した11の落下方向で、それぞれ、地上高さ40cm,50cm,100cmの位置からコンクリート床に落下させ、基板Wが支持溝22から外れたかどうかを確認し、その結果を表1にまとめた。なお、この実施例では、図7に示すように、容器2は、基板Wが長手方向に間隔を空けて配列されるように、梱包体1に梱包されている。この状態では、Hバー28が長手方向と交差(直交)する方向に沿って延在している。
つぎに、本発明に係る梱包体1の実施例の振動試験を説明する。
25枚の基板Wを収納した容器2を2つ梱包した梱包体1を振動試験機(例えば、IDEX社製:BF-70UA-E-T)に載置し、以下の振動試験条件で振動試験を行ったところ、
(振動試験条件)
周波数:Sweep 5-55-5Hzへと掃引させる。
振幅:1.5mm(上下方向)
掃引時間:60s
サイクル:10cycle
2つの容器2に収納された基板Wは、いずれも回転しなかった。ただし、5mm以下の回転(約2°以下の回転)を回転なしと見做す。
2 容器
21 容器本体
211 開口部、212 周壁、213 フランジ部
22 支持溝
23 カセット
24 パッキン
25 蓋体
26 リテーナ
27 支持部
28 Hバー
10 緩衝体
3 下方緩衝体
31 底板、32 下方周壁、33 下方仕切り壁、34 下方収納空間
311 開口、321 第1スペーサ、322 第2スペーサ
4 上方緩衝体
41 天板、42 上方周壁、43 上方仕切り壁、44 上方収納空間
411 開口、421 第3スペーサ、422 第4スペーサ
5 包装箱
51 フラップ
W 基板
Claims (7)
- 複数の基板収納用の容器を包装箱の長手方向に沿って配列するように収納する前記包装箱と前記容器との間に介在される緩衝体であって、
前記緩衝体は、
前記容器の下方部分を嵌合するように収納する下方収納空間と、隣接する前記下方収納空間の間に設けられる下方仕切り壁とを有する下方緩衝体と、
前記容器の上方部分を嵌合するように収納する上方収納空間と、隣接する前記上方収納空間の間に設けられる上方仕切り壁とを有する上方緩衝体と、を備え、
前記下方緩衝体及び前記上方緩衝体は、隣接する前記容器同士が互いに接触するように、前記容器を挟持可能である
ことを特徴とする緩衝体。 - 前記容器は、ボックスタイプのものであり、周壁及び前記周壁から外側に突出するフランジ部を有し、
前記容器が前記下方緩衝体と前記上方緩衝体との間に挟持された状態において、前記下方仕切り壁の前記長手方向における寸法が、前記フランジ部同士が接触するとともに前記周壁が前記下方仕切り壁と接触するように、設定される
ことを特徴とする請求項1に記載の緩衝体。 - 前記下方仕切り壁は、前記長手方向における寸法が、隣接する前記容器の前記周壁間の距離に等しい
ことを特徴とする請求項2に記載の緩衝体。 - 前記容器は、上面に開口部を有するトップオープンボックスタイプの容器本体であって、周壁及び前記周壁から外側に突出するフランジ部を有する容器本体と、前記開口部を閉止する蓋体とを備え、
前記容器が前記下方緩衝体と前記上方緩衝体との間に挟持された状態において、前記上方仕切り壁の前記長手方向における寸法が、前記フランジ部同士が接触するとともに前記蓋体が前記上方仕切り壁と接触するように、設定される
ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の緩衝体。 - 前記上方仕切り壁は、前記長手方向における寸法が、隣接する前記容器の前記蓋体間の距離に等しい
ことを特徴とする請求項4に記載の緩衝体。 - 前記下方収納空間及び前記上方収納空間は、基板が前記長手方向と交差する方向に沿って延在するように、前記容器を嵌合する
ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の緩衝体。 - 複数の基板収納用の容器を包装箱の長手方向に沿って配列するように収納する前記包装箱と、前記包装箱と前記容器との間に介在される緩衝体と、を備える梱包体であって、
前記緩衝体は、
前記容器の下方部分を嵌合するように収納する下方収納空間と、隣接する前記下方収納空間の間に設けられる下方仕切り壁とを有する下方緩衝体と、
前記容器の上方部分を嵌合するように収納する上方収納空間と、隣接する前記上方収納空間の間に設けられる上方仕切り壁とを有する上方緩衝体と、を備え、
前記下方緩衝体及び前記上方緩衝体は、隣接する前記容器同士が互いに接触するように、前記容器を挟持可能である
ことを特徴とする梱包体。
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