JP7004874B1 - 点検支援装置、点検支援システム、点検支援方法および点検支援プログラム - Google Patents

点検支援装置、点検支援システム、点検支援方法および点検支援プログラム Download PDF

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Abstract

点検支援装置(4)は、発電機の内部を走行可能な点検ロボット(1)に搭載されたカメラ(11)によって撮像された画像のデータである画像データを取得する送受信部(41)と、画像データから異常の度合いを示すクラスを判定するための学習済モデルである分類モデルと、取得された画像データとを用いて、画像データに対応するクラスを判定するクラス分類部(43)と、画像データから発電機における異物を識別するための学習済モデルである物体検出モデルと、取得された画像データとを用いて、画像における異物がどの物体であるかを判定する物体検出部(44)と、クラス分類部(43)による判定結果と、物体検出部(44)による判定結果とを用いて、取得された画像データから、点検作業者に提示する確認対象画像データを選択する結果統合部(45)と、確認対象画像データおよび判定結果を点検作業者に提示する結果提示部(46)と、を備える。

Description

本開示は、発電機の点検を支援する点検支援装置、点検支援システム、点検支援方法および点検支援プログラムに関する。
発電機では、定期的に点検が行われるが、精密に点検を行うために回転子の引き抜きなどを行うと点検のために長期間発電機を停止させることになる。このため、近年、発電機の固定子と回転子の間などの隙間を走行する点検ロボットを用いた点検が行われている。特許文献1には、カメラなどのセンサを搭載して走行する発電機点検用点検ロボットが開示されている。特許文献1に記載の発電機点検用点検ロボットを用いると、発電機点検用点検ロボットにより取得されたカメラ画像、センサ値を、点検作業者が確認することで、回転子の引き抜きなどを必要とせずに発電機の点検を行うことが可能である。
特開2018-118733号公報
一方、発電機点検用点検ロボットを用いて点検を行う際に、点検作業者は、発電機点検用点検ロボットの移動により動画として得られる画像を目視により確認している。発電機点検用点検ロボットを用いた場合であっても発電機の点検のためには数日間に渡り点検作業者に負荷がかかる。このため、点検作業者の作業負荷の軽減が求められている。
本開示は、上記に鑑みてなされたものであって、発電機の点検における点検作業者の作業負荷を軽減することができる点検支援装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本開示にかかる点検支援装置は、発電機の内部を走行可能な点検ロボットに搭載されたカメラによって撮像された画像のデータである画像データを取得する取得部と、画像データから発電機の異常の度合いを示すクラスを判定するための学習済モデルである分類モデルと、取得部によって取得された画像データとを用いて、取得部によって取得された画像データに対応するクラスを判定するクラス分類部と、を備える。点検支援装置は、さらに、画像データから発電機における異物を識別するための学習済モデルである物体検出モデルと、取得部によって取得された画像データとを用いて、取得部によって取得された画像データに対応する画像における異物がどの物体であるかを判定する物体検出部と、クラス分類部による判定結果と、物体検出部による判定結果とを用いて、取得部によって取得された画像データから、点検作業者に提示する画像データである確認対象画像データを選択する結果統合部と、確認対象画像データ、クラス分類部による判定結果および物体検出部による判定結果を点検作業者に提示する結果提示部と、を備える。
本開示にかかる点検支援装置は、発電機の点検における点検作業者の作業負荷を軽減することができるという効果を奏する。
実施の形態にかかる点検支援システムの構成例を示す図 実施の形態の学習済モデルの生成処理の一例を示すフローチャート 実施の形態の表示部により表示される画像の一例を模式的に示す図 実施の形態の表示部により表示される画像の別の一例を模式的に示す図 ニューラルネットワークの一例を示す模式図 実施の形態の点検支援装置における点検支援処理の一例を示すフローチャート 実施の形態の再学習処理の一例を示すフローチャート 実施の形態の再学習が行われる例を示す図 実施の形態の点検支援装置を実現するコンピュータシステムの構成例を示す図
以下に、実施の形態にかかる点検支援装置、点検支援システム、点検支援方法および点検支援プログラムを図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、実施の形態にかかる点検支援システムの構成例を示す図である。図1に示すように、本実施の形態の点検支援システムは、データベース装置2と、学習装置3と、点検支援装置4と、表示装置5とを備える。また、点検支援システムに、点検ロボット1を含めてもよい。
点検ロボット1は、発電機の点検に用いられる発電機の内部を走行可能な点検ロボットであり、カメラ11および通信部12を備える。点検ロボット1は、図示を省略するがカメラ11以外のセンサを搭載していてもよい。点検ロボット1は、無限軌道走行装置などの走行装置を備え、走行しながらカメラ11によって撮像することで発電機内部の映像データを取得する。通信部12は、カメラ11によって撮像された映像データをデータベース装置2へ送信する。なお、点検ロボット1は図示しないレコーダに有線接続され、レコーダに映像データが蓄積され、データベース装置2がレコーダから映像データを取得してもよい。映像データは、設定されたフレームレートの動画であり、時間ごとに撮影された複数の画像データである。
データベース装置2は、データ取得部21、静止画生成部22、データ記憶部23、送受信部24およびモデル記憶部25を備える。データ取得部21は、カメラ11から映像データを取得し、取得した映像データを静止画生成部22へ出力する。静止画生成部22は、映像データを静止画に分割し静止画データである画像データをデータ記憶部23に格納する。分割された各画像データは、カメラ11により撮像された画像のデータである。データ記憶部23は、静止画生成部22から受け取った画像データを記憶するとともに、発電機の運用開始日、発電機の色および形などを示す設計情報、過去に点検が行われた日、過去の点検結果などの情報を補助情報として記憶する。補助情報は、例えば、発電機の運用開始日、発電機の設計情報および発電機の過去の点検結果のうち少なくとも1つを含む。補助情報は、送受信部24を介して他の装置から受信してもよいし、図示しないデータベース装置2の入力手段により入力されてもよい。また、データ取得部21は、複数の発電機の点検により得られた画像データを取得してもよい。この場合、補助情報は発電機ごとの、発電機の運用開始日、発電機の色および形などを示す設計情報、過去に点検が行われた日、過去の点検結果などの情報を含む。
送受信部24は、学習装置3、点検支援装置4などの他の装置との間で情報の送受信を行う。送受信部24は、学習装置3から学習済モデルを受信すると、受信した学習済モデルをモデル記憶部25へ格納する。後述するように、本実施の形態では、発電機の異常の度合いを示すクラスを判定するための学習済モデル、すなわちクラス分類用の学習済モデルである分類モデルと、画像データから発電機における異物を識別するための学習済モデル、すなわち物体検出用の学習済モデルである物体検出モデルとの2種類の学習済モデルが学習装置3によって生成されるため、モデル記憶部25にはこれら2種類の学習済モデルが格納される。また、送受信部24は、モデル記憶部25に記憶されている、分類モデルおよび物体検出モデルを、点検支援装置4へ送信する。データベース装置2からの分類モデルおよび物体検出モデルの送信はモデルの更新が行われたときに行われてもよいし、点検支援装置4から送信の指示があった場合に行われてもよい。モデル記憶部25は、分類モデルおよび物体検出モデルを記憶する。
学習装置3は、送受信部31、分類モデル生成部32、物体検出モデル生成部33、表示部34、正解データ受付部35および再学習判定部36を備える。送受信部31は、データベース装置2などの他の装置との間で情報の送受信を行う。送受信部31は、データベース装置2から、データ記憶部23に記憶されている画像データおよび補助情報を取得し、取得した画像データおよび補助情報を表示部34へ出力する。また、送受信部31は、分類モデル生成部32から分類モデルを受け取ると分類モデルをデータベース装置2へ送信し、物体検出モデル生成部33から物体検出モデルを受け取ると物体検出モデルをデータベース装置2へ送信する。
表示部34は、カメラ11によって撮像された映像データに基づく画像を表示する。詳細には、表示部34は、送受信部31から受け取った画像データを画像として表示するとともに当該画像データに対応する補助情報を表示する。発電機に関する知識を有する有識者は、表示部34に表示された画像および補助情報を確認することで、画像の異常の度合いを示すクラスを判定し、画像に異物が存在する場合には異物の物体名を判定する。異物の物体としては、例えば、くぎ、プラスチック片、エポキシ片などであるが、これらに限定されず、発電機において過去に異物として検出されたもの、異物として存在する可能性があるものなどである。
正解データ受付部35は、画像データに対応する分類モデルの生成のための正解データであるクラスの判定結果の入力を受け付け、画像データに対応する物体検出モデルの生成のための正解データである異物の物体名の入力を受け付ける。詳細には、正解データ受付部35は、有識者から、分類モデルの生成に用いられる正解データとしてクラスの判定結果の入力を受け付け、受け付けた判定結果を分類モデル生成部32へ出力する。また、正解データ受付部35は、有識者から、物体検出モデルの生成に用いられる正解データとして物体名の判定結果の入力を受け付け、受け付けた判定結果を物体検出モデル生成部33へ出力する。
分類モデル生成部32は、画像データと正解データ受付部35が受け付けたクラスの判定結果とを含む学習用データセットを複数用いて、分類モデルを生成する。詳細には、分類モデル生成部32は、画像データと当該画像データに対応して正解データ受付部35から受け取った正解データとの組を学習用データセットとし、複数の学習用データセットを用いて機械学習により学習済モデルである分類モデルを生成する。分類モデル生成部32は、生成した分類モデルを送受信部31へ出力する。
物体検出モデル生成部33は、画像データと正解データ受付部35が受け付けた物体名とを含む学習用データセットを複数用いて、物体検出モデルを生成する。詳細には、物体検出モデル生成部33は、画像データと当該画像データに対応して正解データ受付部35から受け取った正解データとの組を学習用データセットとし、複数の学習用データセットを用いて機械学習により学習済モデルである物体検出モデルを生成する。物体検出モデル生成部33は、生成した物体検出モデルを送受信部31へ出力する。
再学習判定部36は、画像データを分類モデルに入力して得られる判定結果と、当該画像データを物体検出モデルに入力して得られる判定結果とが整合しない場合、当該画像データを再学習候補とし、表示部34に再学習候補に基づく画像を表示させる。詳細には、再学習判定部36は、送受信部31を介してデータベース装置2から点検支援装置4によって判定された判定結果と対応する画像データを取得し、判定結果を用いて再学習を行うか否かを判定し、再学習を行うと判定した場合に、物体検出モデル生成部33または分類モデル生成部32に再学習を行わせる。
点検支援装置4は、送受信部41、モデル記憶部42、クラス分類部43、物体検出部44、結果統合部45、結果提示部46、テンプレート記憶部47および画像挿入部48を備える。送受信部41は、データベース装置2などの他の装置との間で情報の送受信を行う。送受信部41は、点検ロボット1に搭載されたカメラ11によって撮像された画像のデータである画像データを取得する取得部である。データベース装置2から点検対象の画像データを受信し、クラス分類部43および物体検出部44へ出力する。点検対象の画像データは、点検日に点検対象の発電機が撮像された画像データである。点検対象の画像データは、例えば、データベース装置2においてデータ記憶部23に格納されるとともに、点検支援装置4へ送信される。
また、送受信部41は、データベース装置2から分類モデルおよび物体検出モデルを受信するとモデル記憶部42へ記憶する。モデル記憶部42は、分類モデルおよび物体検出モデルを記憶する。上述したように、分類モデルおよび物体検出モデルの更新は、モデルが更新されたときに行われてもよいし、点検支援装置4に図示しない入力手段を介してモデル更新の指示があった場合、または表示装置5からモデル更新の指示を受信した場合に行われてもよい。
クラス分類部43は、分類モデルと、取得部である送受信部41によって取得された画像データとを用いて、送受信部41によって取得された画像データに対応するクラスを判定する。詳細には、クラス分類部43は、モデル記憶部42に記憶されている分類モデルに、送受信部41を介してデータベース装置2から受信した点検対象の画像データを入力することで、当該画像データのクラス分類を行い、分類結果を、判定結果として結果統合部45へ出力する。クラス分類は、画像データによって示される画像から、点検対象の発電機の異常の度合いを示すクラスを決定する処理である。クラスは、例えば、異常度高、異常度低、異常無の3つのクラスであってもよいし、異常、正常の2つのクラスであってもよいし、4段階のクラスであってもよい。また、異常度の高さだけでなく、例えば、キズ、変色、異物混入などの異常の種類を含んでいてもよい。また、クラスは、異常度と異常の種類との組み合わせであってもよい。例えば、クラスは、異常度、キズの有無、変色の有無、異物混入の有無の4つの項目のそれぞれの値で表されてもよい。例えば、ある画像データに対応するクラスは、異常度低、キズ有、変色無、異物混入無であり、別の画像データに対応するクラスは、異常度高、キズ有、変色有、異物混入有で表される。なお、クラスの定義はこれに限定されない。
物体検出部44は、物体検出モデルと、送受信部41によって取得された画像データとを用いて、送受信部41によって取得された画像データに対応する画像における異物がどの物体であるかを判定する。物体検出部44は、モデル記憶部42に記憶されている物体検出モデルに、送受信部41を介してデータベース装置2から受信した点検対象の画像データを入力することで、当該画像データが示す画像内の物体検出を行う。本実施の形態における物体検出は、異物の識別処理である。すなわち、物体検出部44は、画像内に異物が存在するか否かを判定し、異物が存在する場合には、異物の物体名を判定結果として結果統合部45へ出力する。異物となる物体はあらかじめ定義されており、物体検出モデルの生成時には、異物の存在する画像と当該異物に対応する物体名とが対応づけられて学習されている。物体検出部44は、画像内に異物が存在しない場合には異物が存在しないことを示す判定結果、すなわち正常であることを示す判定結果を結果統合部45へ出力する。
また、クラス分類部43および物体検出部44は、判定結果を、対応する画像データを識別する識別情報とともに、送受信部41を介してデータベース装置2へ送信する。データベース装置2では、送受信部24が判定結果を受信すると、判定結果をデータ記憶部23に記憶されている画像データと対応づけてデータ記憶部23に格納する。
結果統合部45は、クラス分類部43による判定結果と、物体検出部44による判定結果とを統合する。例えば、結果統合部45は、同一画像に対応する判定結果を1つに並べて1つの判定結果とすることで統合してもよい。また、結果統合部45は、クラス分類部43による判定結果と、物体検出部44による判定結果との両方が正常を示す場合には、2つの結果を並べる代わりに、正常という1つの判定結果としてもよい。また、結果統合部45は、同一の異常の要因により連続して複数の画像データに対応する判定結果が同じ異常を示す値となっている場合には、これらの複数の画像データを1セットとし、1セットの画像データに判定結果を対応させてもよい。
また、結果統合部45は、クラス分類部43による判定結果と、物体検出部44による判定結果とを用いて、送受信部41によって取得された画像データから、点検作業者に提示する画像データである確認対象画像データを選択する。詳細には、結果統合部45は、クラス分類部43による判定結果と、物体検出部44による判定結果と、点検作業者により設定された設定情報とに基づいて、画像データごとに確認対象画像データとするか否かを判定する。確認対象画像データは、点検作業者が確認できるように点検作業者に提示する画像データの候補である。設定情報は、点検作業者により、表示装置5を介してまたは図示しない入力手段を介して点検支援装置4に入力され、テンプレート記憶部47に記憶される。上述した、同じ要因によると推定される1セットの画像データに関しては、1セットの画像データのうちの一部の画像データを確認対象画像データとしてもよく、1セットの画像データの全てを確認対象画像データとするか一部の画像データを確認対象画像データとするかについても設定情報で指定される。
設定情報は、どのような判定結果であった場合に点検作業者が画像データを確認したいかを定めた情報である。設定情報には、クラス分類の判定結果と物体検出部44の判定結果との値ごとに確認対象画像データとするか否かが定められた表であってもよいし、確認対象画像データとする分類結果の条件が定められたものであってもよい。例えば、設定情報により、クラス分類が異常度高または異常度低であれば、物体検出部44の判定結果がどのような結果であっても確認対象画像データとするように定められ、物体検出部44により指定された物体が異物として検出された場合にはクラス分類がどのような結果であっても確認対象画像データとするように定められる。設定情報は、これに限らず、点検作業者がどういったものを確認したいかにより適宜設定さればよい。また、設定情報は、正常な画像データの一部を確認対象画像データとするように設定されてもよい。この場合には、例えば、何枚の画像につき1枚の正常な画像を確認対象画像データとするかが指定されてもよいし、撮像された日時に応じて一定時間ごとに正常な画像を確認対象画像データとするように指定されてもよい。
結果統合部45は、確認対象画像データと判定された画像データを統合された判定結果とともに結果提示部46へ出力する。結果提示部46は、結果統合部45から受け取った画像データと対応する判定結果とを表示装置5へ送信することで、画像データおよび判定結果を点検作業者へ提示する。なお、判定結果については統合せずに、それぞれの判定結果が画像データとともに表示装置5へ送信されてもよい。また、結果提示部46が表示部としての機能を有し、結果統合部45から受け取った画像データにより示される画像と対応する判定結果とを表示することで、画像データおよび判定結果を提示してもよい。すなわち、結果提示部46は、確認対象画像データに基づく画像を表示してもよいし、確認対象画像データを、確認対象画像データに基づく画像を表示する表示装置5へ送信してもよい。また、結果統合部45は、統合された判定結果と画像データとをテンプレート記憶部47へ格納する。
テンプレート記憶部47は、点検結果報告書のテンプレートと、画像データおよび対応する判定結果と、設定情報と、点検結果報告書へ挿入する画像の条件を定めた挿入画像選択情報と、を記憶する。挿入画像選択情報は、例えば、どのような判定結果の画像を点検結果報告書に何枚挿入するか、また、正常データを点検結果報告書に何枚挿入するかなどを定めた情報である。
画像挿入部48は、クラス分類部43による判定結果と、物体検出部44による判定結果とを用いて、送受信部41によって取得された画像データから、点検結果報告書に挿入する画像データを選択し、選択した画像を点検結果報告書のテンプレートに挿入する。詳細には、画像挿入部48は、テンプレート記憶部47に記憶されている挿入画像選択情報を用いて、テンプレート記憶部47に記憶されている画像データのなかから点検結果報告書へ挿入する画像データを選択する。画像挿入部48は、点検結果報告書のテンプレートをテンプレート記憶部47から読み出し、読み出したテンプレートに、選択した画像を挿入する。画像挿入部48は、画像挿入後のテンプレートを結果提示部46へ出力する。結果提示部46は、画像挿入部48から受け取ったテンプレートを表示装置5へ送信する。なお、機械学習による判定結果には一般的に結果の確度を示す情報が含まれている。例えば、画像挿入部48は、この確度を用いて確度の高い画像を選択してテンプレートへ挿入する。
表示装置5は、送受信部51および表示部52を備える。送受信部51は、点検支援装置4などの他の装置との間で情報の送受信を行う。送受信部51は、点検支援装置4から画像データと対応する判定結果とを受信すると、画像データと対応する判定結果とを表示部52へ出力する。表示部52は、送受信部51から受け取った画像データで示される画像を判定結果とともに表示する。点検作業者は、画像と判定結果とを確認することで、点検対象の発電機の目視点検を行う。これにより、カメラ11で取得された映像データを常時目視する場合に比べて点検作業者の負荷を軽減することができる。また、送受信部51は、点検支援装置4から画像が挿入された点検結果報告書のテンプレートを受信すると、当該テンプレートを表示部52へ出力する。表示部52は、送受信部51から受け取ったテンプレートを表示する。点検作業者は、表示されたテンプレートに、図示しない入力手段を用いて、文章の追加を行うとともに、必要に応じて画像の配置などを修正する。これにより、点検結果報告書の作成の作業負荷を軽減することができる。また、点検作業者は、表示された画像と判定結果とを確認した結果、当該画像に対応する画像データの前後に取得された画像データなど、追加で確認したい画像データがある場合には、図示しない入力手段により、取得を要求する画像データを指定する情報を入力してもよい。表示装置5は、画像の取得の要求を受け付けると、送受信部51により画像データの取得の要求をデータベース装置2へ送信する。送受信部51は、データベース装置2から対応する画像データを取得すると表示部52へ出力し、表示部52が当該画像を表示する。
なお、図1に示した例では、データベース装置2、学習装置3および点検支援装置4を、それぞれ別の装置としているが、データベース装置2、学習装置3および点検支援装置4のうちの2つ以上が一体化されて1つの装置として構成されてもよい。また、上述したように、表示装置5と点検支援装置4とが一体化されていてもよい。
次に、本実施の形態の動作について説明する。まず、本実施の形態の学習装置3における学習済モデルの生成について説明する。本実施の形態では、上述したように分類モデルと、物体検出モデルとの2種類の学習済モデルを生成する。図2は、本実施の形態の学習済モデルの生成処理の一例を示すフローチャートである。図2を用いて、分類モデルを生成する際の処理を説明する。図2に示すように、学習装置3は、画像データを表示する(ステップS1)。詳細には、表示部34が、送受信部31を介してデータベース装置2から受信した画像データを、画像として表示する。データベース装置2から取得される学習済モデルの生成に使用される画像データは、有識者により選択されてもよいし、あらかじめ学習済モデルの生成に用いられる画像取得の期間が定められ、当該期間に対応する画像データをデータベース装置2が学習装置3へ送信するようにしてもよい。有識者により選択される場合には、例えば、送受信部31が、データベース装置2からデータベース装置2が記憶している画像データの一覧を示す情報を取得し、当該情報を表示部34が表示することで、有識者が選択して指定してもよい。有識者による指定された画像を示す情報は、図示しない入力手段により受け付けられ、送受信部31によりデータベース装置2に送信される。
図3は、本実施の形態の表示部34により表示される画像の一例を模式的に示す図である。図3に示した例では、異物の一例であるくぎ201が画像内に存在している。図4は、本実施の形態の表示部34により表示される画像の別の一例を模式的に示す図である。図4に示した例では、画像内に変色領域202とキズ203とが存在している。有識者は、図3、図4に例示したような画像を視認し、画像によって示されている発電機内部の状態に対応するクラスを判定する。
また、学習装置3は、補助情報を表示する(ステップS2)。詳細には、表示部34が、送受信部31を介してデータベース装置2から受信した補助情報を表示する。補助情報は、ステップS1で表示された画像データに対応する補助情報であり、例えば、画像データが示す画像とともに表示される。補助情報は、有識者が画像データに対応する異常度のクラスを決定する際に参考情報として使用される情報である。補助情報は、上述したように、発電機の運用開始日、発電機の色および形などを示す設計情報、過去に点検が行われた日、過去の点検結果などの情報であり、例えば、これらのうちの少なくとも1つであるが、これら以外の情報が含まれていてもよい。
有識者は、画像に対応するクラスを判定する際に、補助情報を参考にすることで、補助情報が表示されない場合に比べてクラスの判定をより適切に行うことができる。例えば、画像からクラスを判定する有識者が発電機に関して非常に知識の豊富な有識者であれば、速やかに適切な判定を行うことができるが、有識者によっては画像だけではクラスの判定が難しい場合もある。このような場合に、有識者は、補助情報を参照することで、クラスの判定を適切に速やかに行うことができる。また、有識者は、別途発電機の設計情報、運用開始日、以前の点検結果などを探して確認する必要がなく、有識者の作業負荷を軽減することができる。
次に、学習装置3は、正解データを取得する(ステップS3)。詳細には、正解データ受付部35が、有識者から入力されるクラスの判定結果を、正解データとして分類モデル生成部32へ出力する。このクラスは、上述したように、例えば、異常の度合いにより分類されるが、異常の種類を含んでいてもよい。
次に、学習装置3は、学習用データの生成を終了するか否かを判断し(ステップS4)、学習用データの生成を終了しない場合(ステップS4 No)、ステップS1からの処理が繰り返される。ステップS4では、詳細には、分類モデル生成部32が、例えば、定められた数の学習用データを取得できた場合に、学習用データの生成を終了すると判断する。
学習用データの生成を終了する場合(ステップS4 Yes)、学習装置3は、学習済モデルを生成する(ステップS5)。詳細には、分類モデル生成部32が、画像データと正解データとを組とする学習用データセットを複数用いて、教師あり学習により、画像データをクラス分類するための、すなわち画像データから対応するクラスを推論するための学習済モデルを生成し、送受信部31へ出力する。
教師あり学習のアルゴリズムとしては、どのようなものを用いてもよいが、例えば、ニューラルネットワークモデルを用いることもできる。ニューラルネットワークは、複数のニューロンからなる入力層、複数のニューロンからなる中間層(隠れ層)、および複数のニューロンからなる出力層で構成される。中間層は、1層、又は2層以上でもよい。
図5は、ニューラルネットワークの一例を示す模式図である。例えば、図5に示すような3層のニューラルネットワークであれば、複数の入力が入力層(X1-X3)に入力されると、その値に重みW1(w11-w16)を掛けて中間層(Y1-Y2)に入力され、その結果にさらに重みW2(w21-w26)を掛けて出力層(Z1-Z3)から出力される。この出力結果は、重みW1の値と重みW2の値とによって変わる。
本実施の形態においては、画像データである特徴量が入力されたときの出力層からの出力が正解データに近づくように、重みW1と重みW2とを調整することで、特徴量と正解データとの関係が学習される。なお、機械学習のアルゴリズムはニューラルネットワークに限定されない。
図2の説明に戻る。次に、学習装置3は、生成した学習済モデルを送信し(ステップS6)、学習済モデルの生成処理を終了する。詳細には、送受信部31が分類モデル生成部32から受け取った学習済モデルである分類モデルをデータベース装置2へ送信する。
物体検出モデルの生成手順も、同様に、図2に示した処理手順により行われる。物体検出モデルの生成時には、上述したステップS3において、正解データとして異物の物体名が入力される。例えば、図3に示した例では、正解データとして「くぎ」が入力される。また、図4に示した例では、正解データとして、異物が無いことを示す情報が入力される。また、データベース装置2には、過去に、発電機において異物として検出された物体が点検ロボット1以外の撮像装置によって撮像された示す画像も蓄積されている場合には、学習装置3がこの画像データを取得して表示し、当該画像データに対応する正解データの入力を受け付けてもよい。異物として学習される物体としては、例えば、くぎ、プラスチック片、エポキシ片などが挙げられるが、異物として学習される物体は、これらに限定されず、発電機において過去に異物として検出されたもの、または異物として存在する可能性があるものなどであればよい。
物体検出モデルの生成時には、上述したステップS5では、物体検出モデル生成部33が、画像データと正解データとを組とする学習用データセットを複数用いて、教師あり学習を行うことで、画像データから物体を判定するための学習済モデルが生成される。このように、分類モデルの生成において分類モデル生成部32が行う動作を物体検出モデル生成部33が行うことで、分類モデルと同様に図2に示した処理により学習済モデルである物体検出モデルが生成され、データベース装置2へ送信される。
次に、本実施の形態の点検支援装置4における点検支援の処理について説明する。点検支援装置4は、上述した分類モデルと物体検出モデルを、データベース装置2を介して取得してモデル記憶部42に記憶する。
図6は、本実施の形態の点検支援装置4における点検支援処理の一例を示すフローチャートである。図6に示すように、点検支援装置4は、クラス分類を行う(ステップS11)。詳細には、送受信部41が、データベース装置2から取得した点検対象の画像データを取得し、クラス分類部43および物体検出部44へ出力する。クラス分類部43は、モデル記憶部42から分類モデルを読み出し、読み出した分類モデルに、送受信部41から受け取った画像データを入力して出力値を得ることで、クラス分類の結果すなわちクラスの判定結果を求める。
点検支援装置4は、物体検出を行う(ステップS12)。物体検出部44が、モデル記憶部42から物体検出モデルを読み出し、読み出した物体検出モデルに、送受信部41から受け取った画像データを入力して出力値を得ることで、異物の識別結果クラスすなわち物体検出の判定結果を求め、判定結果を結果統合部45へ出力する。なお、上述したステップS11とステップS12とは並列に行われてもよい。
点検支援装置4は、結果を統合する(ステップS13)。詳細には、結果統合部45が、物体検出部44から受け取った判定結果と、クラス分類部43から受け取った判定結果とを統合する。結果の統合は、上述したとおり、同一の画像データに対応する判定結果を1つの判定結果とする処理、設定情報に基づいて確認対象画像データとするか否かの判定処理を含む。結果統合部45は、確認対象と判定された画像データを統合された判定結果とともに結果提示部46へ出力する。また、結果統合部45は、判定結果と画像データをテンプレート記憶部47へ格納する。
点検支援装置4は、結果を提示する(ステップS14)。詳細には、結果提示部46が表示装置5へ画像データと対応する判定結果とを送信する。表示装置5は、画像データと対応する判定結果とを受信すると、画像データが示す画像と判定結果とを表示する。
点検支援装置4は、報告対象期間分の処理が終了したか否かを判断する(ステップS15)。詳細には、結果統合部45が、点検結果報告書の作成対象期間分の画像データに関してステップS11~S14の処理が行われたか否かを判定する。点検結果報告書の作成対象期間は、例えば、あらかじめ日時により指定されてもよいし、表示装置5から報告対象期間分の処理の終了が通知されてもよいし、図示しない点検支援装置4の入力手段により報告対象期間分の処理の終了の指示が入力されてもよい。
報告対象期間分の処理が終了していない場合(ステップS15 No)、点検支援装置4は、ステップS11からの処理を繰り返す。報告対象期間分の処理が終了した場合(ステップS15 Yes)、点検支援装置4は、点検結果報告書へ挿入する画像を選択し(ステップS16)、点検結果報告書へ選択した画像を挿入する(ステップS17)。詳細には、画像挿入部48が、テンプレート記憶部47に記憶されている挿入画像選択情報を用いて、テンプレート記憶部47に記憶されている画像データのなかから点検結果報告書へ挿入する画像データを選択する。そして、画像挿入部48が、テンプレート記憶部47に記憶されている点検結果報告書のテンプレートに、選択した画像を挿入することで、点検結果報告書へ選択した画像を挿入し、結果提示部46を介して表示装置5へテンプレートを送信する。
点検支援装置4が以上の処理を行うことで、点検作業者は、表示装置5に表示された画像と判定結果とを確認することで、点検対象の発電機の目視点検を行うことができる。これにより、カメラ11で取得された映像データを常時目視する場合に比べて点検作業者の負荷を軽減することができる。また、設定情報により、2種類の判定結果のうち少なくとも一方で正常でないと判定された場合に確認対象とするように設定しておくと、どちらかの判定結果が誤っていた場合でも、点検作業者が画像データを確認することができ、点検における異常検出の精度を高めることができる。
次に、判定結果を用いた再学習について説明する。点検支援装置4は、クラス分類の判定結果と物体検出の判定結果とをデータベース装置2へ送信する。学習装置3は、データベース装置2からこれら2種類の判定結果を取得し、2種類の判定結果が整合しない場合に再学習を行うことで学習済モデルの精度を高めることができる。
一般には、物体検出モデルは異物を識別する必要があるため、分類モデルに比べて高精度な学習済モデルを構築することが難しいと考えられる。このため、例えば、クラス分類で異常度高と判定されており、かつ、物体検出で異物無しと判定された画像データを確認して、実際に異物があったことが分かった場合には、この画像データを、確認された異物の物体名と対応づけて再学習を行うことで物体検出の精度を高めていくことができる。また、逆に、異物有りと判定され、かつクラス分類で異常度無しと判定されていた場合、画像データを確認すると実際に異物が無いといったことも考えられる。このような場合も、この画像データを異物無しという正解データと対応づけて再学習を行うことで物体検出の精度を高めていくことができる。
図7は、本実施の形態の再学習処理の一例を示すフローチャートである。図7に示した処理は、例えば、一定期間ごとに行われてもよいし、有識者から指示のあった場合に行われてもよい。処理対象の画像データおよび判定結果は、例えば、図示しない入力手段を用いて有識者により指定される。図7に示すように、学習装置3は、判定結果に不整合があるか否かを判定する(ステップS21)。詳細には、再学習判定部36が、送受信部31を介して受信した画像データおよび対応する2種類の判定結果を用いて、例えば、物体検出で異物が検出されているがクラス分類で異常無しと判定されている場合、および物体検出で異物が検出されておらずクラス分類で異常有りと判定されている場合に、判定結果に不整合があるかを判定する。
判定結果に不整合がない場合(ステップS21 No)、学習装置3は、処理対象を次の画像データおよび判定結果に変更して、ステップS21からの処理を繰り返す。判定結果に不整合がある場合(ステップS21 Yes)、学習装置3は判定結果に対応する画像を表示する(ステップS22)。詳細には、ステップS22では、再学習判定部36が、不整合と判定された判定結果に対応する画像データを再学習候補として表示部34へ出力することで表示部34に表示させ、表示部34が、当該画像データが示す画像を表示する。これにより、有識者が画像を確認し、当該画像データに対応する物体検出の判定結果が誤っていたか否かを判断する。
学習装置3は、再学習が必要か否かを判断する(ステップS23)。詳細には、正解データ受付部35が、有識者から再学習が必要であるか否かの指示の入力を受け付け、受け付けた指示を再学習判定部36に出力し、再学習判定部36は受け取った指示に基づいて再学習が必要か否かを判断する。すなわち、正解データ受付部35は、表示部34に再学習候補に基づく画像が表示されると、再学習の要否を示す入力を受け付け、再学習要を示す入力を受け付ける。
再学習が必要でない場合(ステップS23 No)、学習装置3は、処理対象を次の画像データおよび判定結果に変更して、ステップS21からの処理を繰り返す。再学習が必要な場合(ステップS23 Yes)、学習装置3は再学習を行い(ステップS24)、処理対象を次の画像データおよび判定結果に変更して、ステップS21からの処理を繰り返す。ステップS24では、詳細には、再学習判定部36が物体検出モデル生成部33へ再学習を指示し、正解データ受付部35が、有識者から正解データの入力を受け付け、受け付けた正解データを物体検出モデル生成部33へ出力する。物体検出モデル生成部33は、ステップS22で表示された画像データと正解データとを組とする学習用データセットを用いて再学習を行うことで物体検出モデルを更新する。すなわち、物体検出モデル生成部33は、再学習候補と正解データ受付部35が受け付けた物体名とを学習用データセットとして再学習を行う。なお、再学習は一定数の学習用データが蓄積された後に行われてもよい。
更新された物体検出モデルは、データベース装置2に送信され、データベース装置2から点検支援装置4へ送信される。これにより、点検支援装置4が記憶する物体検出モデルが更新される。以上述べた例では、物体検出モデルを更新する例を説明したが、同様に、分類モデルが更新されてもよい。
また、上述した例では、学習装置3は、点検支援装置4によって判定された結果を用いて再学習を行うか否かを判断したが、再学習判定部36がデータベース装置2から取得した画像データを分類モデルおよび物体検出モデルにそれぞれ入力することで2種類の判定結果を求めて、図7に示した処理を行ってもよい。
図8は、本実施の形態の再学習が行われる例を示す図である。図8に示すように、例えば、クラス分類で異常度高と判定され、物体検出において異物が検出されなかったとする。この場合、上述したステップS22により画像が表示される。そして、図3に示した画像のように、画像内にくぎ201が存在することを有識者が確認すると、当該画像はくぎの画像として再学習される。すなわち、正解データとして物体名「くぎ」が与えられて画像データと正解データとを組とする学習用データを用いて再学習が行われることで、物体検出モデルが更新される。
以上のように、本実施の形態の点検支援システムは、2種類の学習済モデルを用いているため、2種類の学習済モデルを用いた判定結果に不整合が有る場合に、画像を確認し、再学習が必要な場合には再学習を行うことができる。これにより、異常の検出の精度を高めることができる。
また、データベース装置2に複数の発電機に関するデータが蓄積されている場合には、発電機ごとに学習済モデルが生成される。また、各発電機の補助情報に基づいて仕様などが類似する発電機が有ると有識者が判断した場合、有識者からの指示により、学習装置3は、これらの発電機のデータをあわせて学習用データとして用いて学習済モデルを生成してもよい。例えば、製造メーカが同じで固定子、回転子の塗装色が似ており、稼働期間が比較的近い発電機などを統合することができる。
また、以上述べた例では、2種類の学習済モデルを用いたが、3種類以上の学習済モデルが用いられてもよい。例えば、学習装置3が、上述した分類モデル、物体検出モデルに加え、物体の領域を抽出するための領域抽出モデルを学習済モデルとして生成し、点検支援装置4が領域抽出モデルを用いて異物の形状を抽出するようにしてもよい。
次に、本実施の形態のデータベース装置2、学習装置3および点検支援装置4のハードウェア構成について説明する。本実施の形態のデータベース装置2、学習装置3および点検支援装置4は、コンピュータシステム上で、データベース装置2、学習装置3および点検支援装置4のそれぞれにおける処理が記述されたコンピュータプログラムが実行されることにより、コンピュータシステムがそれぞれデータベース装置2、学習装置3および点検支援装置4として機能する。図9は、本実施の形態の点検支援装置4を実現するコンピュータシステムの構成例を示す図である。図9に示すように、このコンピュータシステムは、制御部101と入力部102と記憶部103と表示部104と通信部105と出力部106とを備え、これらはシステムバス107を介して接続されている。データベース装置2および学習装置3についても、同様に、例えば図9に例示したコンピュータシステムにより実現される。
図9において、制御部101は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサであり、本実施の形態の点検支援装置4における処理が記述された点検支援プログラムを実行する。入力部102は、たとえばキーボード、マウスなどで構成され、コンピュータシステムの使用者が、各種情報の入力を行うために使用する。記憶部103は、RAM(Random Access Memory),ROM(Read Only Memory)などの各種メモリおよびハードディスクなどのストレージデバイスを含み、上記制御部101が実行すべきプログラム、処理の過程で得られた必要なデータ、などを記憶する。また、記憶部103は、プログラムの一時的な記憶領域としても使用される。表示部104は、ディスプレイ、LCD(液晶表示パネル)などで構成され、コンピュータシステムの使用者に対して各種画面を表示する。通信部105は、通信処理を実施する受信機および送信機である。出力部106は、プリンタ、スピーカなどである。なお、図9は、一例であり、コンピュータシステムの構成は図9の例に限定されない。
ここで、本実施の形態の点検支援プログラムが実行可能な状態になるまでのコンピュータシステムの動作例について説明する。上述した構成をとるコンピュータシステムには、たとえば、図示しないCD(Compact Disc)-ROMドライブまたはDVD(Digital Versatile Disc)-ROMドライブにセットされたCD-ROMまたはDVD-ROMから、点検支援プログラムが記憶部103にインストールされる。そして、点検支援プログラムの実行時に、記憶部103から読み出された点検支援プログラムが記憶部103の主記憶領域に格納される。この状態で、制御部101は、記憶部103に格納されたプログラムに従って、本実施の形態の点検支援装置4としての処理を実行する。
なお、上記の説明においては、CD-ROMまたはDVD-ROMを記録媒体として、点検支援装置4における処理を記述したプログラムを提供しているが、これに限らず、コンピュータシステムの構成、提供するプログラムの容量などに応じて、たとえば、通信部105を経由してインターネットなどの伝送媒体により提供されたプログラムを用いることとしてもよい。
図1に示したクラス分類部43、物体検出部44、結果統合部45および画像挿入部48は、図9に示した記憶部103に記憶された点検支援プログラムが図9に示した制御部101により実行されることにより実現される。図1に示したモデル記憶部42およびテンプレート記憶部47は、図9に示した記憶部103の一部である。図1に示した送受信部41および結果提示部46は、図9に示した通信部105により実現される。点検支援装置4は複数のコンピュータシステムにより実現されてもよい。例えば、点検支援装置4は、クラウドコンピュータシステムにより実現されてもよい。
例えば、本実施の形態の点検支援プログラムは、コンピュータシステムに、発電機の内部を走行可能な点検ロボットに搭載されたカメラによって撮像された画像のデータである画像データを取得するステップと、画像データから発電機の異常の度合いを示すクラスを判定するための学習済モデルである分類モデルと、取得された画像データとを用いて、取得された画像データに対応するクラスを判定する第1判定処理を行うステップと、を実行させる。また、点検支援プログラムは、さらに、画像データから発電機における異物を識別するための学習済モデルである物体検出モデルと、取得された画像データとを用いて、取得された画像データに対応する画像における異物がどの物体であるかを判定する第2判定処理を行うステップと、第1判定処理の判定結果と、第2判定処理の判定結果とを用いて、取得された画像データから、点検作業者に提示する画像データである確認対象画像データを選択するステップと、確認対象画像データ、第1判定処理の判定結果および第2判定処理の判定結果を点検作業者に提示するステップと、をコンピュータシステムに実行させる。
また、図1に示したデータベース装置2の静止画生成部22は、図9に示した記憶部103に記憶されたプログラムが図9に示した制御部101により実行されることにより実現される。図1に示したデータ記憶部23およびモデル記憶部25は、図9に示した記憶部103の一部である。図1に示したデータ取得部21および送受信部24は、図9に示した通信部105により実現される。データベース装置2は複数のコンピュータシステムにより実現されてもよい。例えば、データベース装置2は、クラウドコンピュータシステムにより実現されてもよい。
また、図1に示した学習装置3の分類モデル生成部32、物体検出モデル生成部33および再学習判定部36は、図9に示した記憶部103に記憶されたプログラムが図9に示した制御部101により実行されることにより実現される。図1に示した送受信部31は、図9に示した通信部105により実現される。図1に示した表示部34は図9に示した表示部104により実現される。図1に示した正解データ受付部35は、図9に示した入力部102により実現される。データベース装置2は複数のコンピュータシステムにより実現されてもよい。例えば、データベース装置2は、クラウドコンピュータシステムにより実現されてもよい。
以上のように、本実施の形態の点検支援装置4は、2種類の学習済モデルと画像データとを用いて発電機の異常の有無を判定し、2種類の判定結果に基づいて、取得された画像データから、確認対象の画像データを選択して表示装置5へ送信するようにした。これにより、点検作業者は、表示装置5に表示された画像と判定結果とを確認することで、点検対象の発電機の目視点検を行うことができる。これにより、カメラ11で取得された映像データを常時目視する場合に比べて点検作業者の負荷を軽減することができる。
また、本実施の形態の学習装置3は、学習済モデルの生成のために正解データの入力を受け付ける際に、画像とともに発電機に関する情報である補助情報を表示するようにした。このため、正解データを入力する有識者の負荷を軽減することができる。また、本実施の形態の学習装置3は、点検支援装置4によって得られた2種類の判定結果を用いて、2種類の判定結果が整合しない場合に、対応する画像を表示し、再学習が必要な場合に再学習を行うようにした。これにより、学習済モデルの精度を向上させることができる。
以上の実施の形態に示した構成は、一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、実施の形態同士を組み合わせることも可能であるし、要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1 点検ロボット、2 データベース装置、3 学習装置、4 点検支援装置、5 表示装置、11 カメラ、12 通信部、21 データ取得部、22 静止画生成部、23 データ記憶部、24,31,41,51 送受信部、25,42 モデル記憶部、32 分類モデル生成部、33 物体検出モデル生成部、34,52 表示部、35 正解データ受付部、36 再学習判定部、43 クラス分類部、44 物体検出部、45 結果統合部、46 結果提示部、47 テンプレート記憶部、48 画像挿入部。

Claims (12)

  1. 発電機の内部を走行可能な点検ロボットに搭載されたカメラによって撮像された画像のデータである画像データを取得する取得部と、
    画像データから前記発電機の異常の度合いを示すクラスを判定するための学習済モデルである分類モデルと、前記取得部によって取得された前記画像データとを用いて、前記取得部によって取得された前記画像データに対応するクラスを判定するクラス分類部と、
    画像データから前記発電機における異物を識別するための学習済モデルである物体検出モデルと、前記取得部によって取得された前記画像データとを用いて、前記取得部によって取得された前記画像データに対応する画像における異物がどの物体であるかを判定する物体検出部と、
    前記クラス分類部による判定結果と、前記物体検出部による判定結果とを用いて、前記取得部によって取得された前記画像データから、点検作業者に提示する前記画像データである確認対象画像データを選択する結果統合部と、
    前記確認対象画像データ、前記クラス分類部による判定結果および前記物体検出部による判定結果を点検作業者に提示する結果提示部と、
    を備えることを特徴とする点検支援装置。
  2. 前記クラス分類部による判定結果と、前記物体検出部による判定結果とを用いて、前記取得部によって取得された前記画像データから、点検結果報告書に挿入する前記画像データを選択し、選択した画像を点検結果報告書のテンプレートに挿入する画像挿入部、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の点検支援装置。
  3. 前記結果提示部は、前記確認対象画像データに基づく画像を表示することを特徴とする請求項1または2に記載の点検支援装置。
  4. 前記結果提示部は、前記確認対象画像データを、前記確認対象画像データに基づく画像を表示する表示装置へ送信することを特徴とする請求項1または2に記載の点検支援装置。
  5. 画像データから発電機の異常の度合いを示すクラスを判定するための学習済モデルである分類モデルと、画像データから前記発電機における異物を識別するための学習済モデルである物体検出モデルとを生成する学習装置と、
    前記発電機の点検を支援する点検支援装置と、
    を備え、
    前記点検支援装置は、
    前記発電機の内部を走行可能な点検ロボットに搭載されたカメラによって撮像された画像のデータである画像データを取得する取得部と、
    前記分類モデルと、前記取得部によって取得された前記画像データを用いて、前記取得部によって取得された前記画像データに対応するクラスを判定するクラス分類部と、
    前記物体検出モデルと、前記取得部によって取得された前記画像データを用いて、前記取得部によって取得された前記画像データに対応する画像における異物がどの物体であるかを判定する物体検出部と、
    前記クラス分類部による判定結果と、前記物体検出部による判定結果とを用いて、前記取得部によって取得された前記画像データから、点検作業者に提示する前記画像データである確認対象画像データを選択する結果統合部と、
    前記確認対象画像データ、前記クラス分類部による判定結果および前記物体検出部による判定結果を点検作業者に提示する結果提示部と、
    を備えることを特徴とする点検支援システム。
  6. 前記点検ロボットを備えることを特徴とする請求項5に記載の点検支援システム。
  7. 前記確認対象画像データに基づく画像を表示する表示装置、
    を備え、
    前記結果提示部は、前記確認対象画像データを前記表示装置へ送信することを特徴とする請求項5または6に記載の点検支援システム。
  8. 前記学習装置は、
    前記カメラによって撮像された前記画像データに基づく画像を表示する表示部と、
    前記画像データに対応する前記分類モデルの生成のための正解データであるクラスの判定結果の入力を受け付け、前記画像データに対応する前記物体検出モデルの生成のための正解データである異物の物体名の入力を受け付ける正解データ受付部と、
    前記画像データと前記正解データ受付部が受け付けた前記クラスの判定結果とを含む学習用データセットを複数用いて、前記分類モデルを生成する分類モデル生成部と、
    前記画像データと前記正解データ受付部が受け付けた前記物体名とを含む学習用データセットを複数用いて、前記物体検出モデルを生成する物体検出モデル生成部と、
    を備えることを特徴とする請求項5から7のいずれか1つに記載の点検支援システム。
  9. 前記表示部は、発電機の運用開始日、前記発電機の設計情報および前記発電機の過去の点検結果のうち少なくとも1つを含む補助情報を、前記画像とともに表示することを特徴とする請求項8に記載の点検支援システム。
  10. 前記学習装置は、
    前記画像データを前記分類モデルに入力して得られる判定結果と、当該画像データを前記物体検出モデルに入力して得られる判定結果とが整合しない場合、当該画像データを再学習候補とし、前記表示部に再学習候補に基づく画像を表示させる再学習判定部と、
    前記正解データ受付部は、前記表示部に前記再学習候補に基づく画像が表示されると、再学習の要否を示す入力を受け付け、再学習要を示す入力を受け付けると、前記物体検出モデルに対応する正解データである物体名の入力を受け付け、
    前記物体検出モデル生成部は、前記再学習候補と前記正解データ受付部が受け付けた前記物体名とを学習用データセットとして再学習を行うことで前記物体検出モデルを更新することを特徴とする請求項8または9に記載の点検支援システム。
  11. 発電機の点検を支援する点検支援装置における点検支援方法であって、
    前記発電機の内部を走行可能な点検ロボットに搭載されたカメラによって撮像された画像のデータである画像データを取得するステップと、
    画像データから前記発電機の異常の度合いを示すクラスを判定するための学習済モデルである分類モデルと、前記取得された前記画像データとを用いて、前記取得された前記画像データに対応するクラスを判定する第1判定処理を行うステップと、
    画像データから前記発電機における異物を識別するための学習済モデルである物体検出モデルと、前記取得された前記画像データとを用いて、前記取得された前記画像データに対応する画像における異物がどの物体であるかを判定する第2判定処理を行うステップと、
    前記第1判定処理の判定結果と、前記第2判定処理の判定結果とを用いて、前記取得された前記画像データから、点検作業者に提示する前記画像データである確認対象画像データを選択するステップと、
    前記確認対象画像データ、前記第1判定処理の判定結果および前記第2判定処理の判定結果を点検作業者に提示するステップと、
    を含むことを特徴とする点検支援方法。
  12. コンピュータシステムに、
    発電機の内部を走行可能な点検ロボットに搭載されたカメラによって撮像された画像のデータである画像データを取得するステップと、
    画像データから前記発電機の異常の度合いを示すクラスを判定するための学習済モデルである分類モデルと、前記取得された前記画像データとを用いて、前記取得された前記画像データに対応するクラスを判定する第1判定処理を行うステップと、
    画像データから前記発電機における異物を識別するための学習済モデルである物体検出モデルと、前記取得された前記画像データとを用いて、前記取得された前記画像データに対応する画像における異物がどの物体であるかを判定する第2判定処理を行うステップと、
    前記第1判定処理の判定結果と、前記第2判定処理の判定結果とを用いて、前記取得された前記画像データから、点検作業者に提示する前記画像データである確認対象画像データを選択するステップと、
    前記確認対象画像データ、前記第1判定処理の判定結果および前記第2判定処理の判定結果を点検作業者に提示するステップと、
    を実行させることを特徴とする点検支援プログラム。
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