JP7004342B2 - 塗装被覆成形品 - Google Patents
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Description
この型内塗装用金型は、主キャビティの外側全周に該主キャビティの背面の一部を構成する副キャビティと、該副キャビティの反塗装面側外周部内側において該副キャビティ内に進退する可動中子と、該可動中子に対向する位置に高温部を備えている。
また、この型内塗装用金型によれば、副キャビティの可動中子に対向する位置に高温部を設けることにより、瞬間的に塗膜を硬化させることができる。これにより、特許文献1の発明では、金型外部への塗膜の漏れを確実に防止できる。
しかしながら、特許文献1の技術では、樹脂成形品の主キャビティ部の外周全周において副キャビティ部と主キャビティ部の背面の一部とは一体に成形されており、金型を微少開いて被覆剤を注入する際には、樹脂成形品の主キャビティ部は被覆剤注入圧やその後の再型締め動作による金型キャビティ内圧により反塗装面側の金型キャビティ面に押し付けられるのに反して、副キャビティ部分は可動中子により塗装面側の金型副キャビティ面へ押し付けられる。
加えて、この技術では、副キャビティ部と一体となっている主キャビティ部の背面側(反被覆面側金型キャビティ面)に被覆剤を流し入れることはできないし、製品形状に沿って副キャビティ部をカットする後工程も複雑で高い精度が要求される。
特許文献2乃至特許文献5等に代表される従来の技術は、押圧部を持たず、シール性能が副キャビティの形状によってのみ決定されるものが殆どで、樹脂の種類や被覆剤の種類が変わって、それぞれの粘度が変わるとその度に形状の寸法検討、試行錯誤をしなければならない。また、形状によるシール性能は部分的に均一でない可能性や量産において形状が経時的に変化する可能性等も含め確実なシール性能とは言えない。
しかし、特許文献1乃至特許文献5の発明は、2色成形を前提とする技術であり、原理的には、金型内で成形した樹脂成形品の表面を樹脂成形品の溶融樹脂の粘度よりも低粘度流体の被覆剤で被覆するものであるが、低粘度流体の被覆剤の流れの影響が被覆に生じ、被覆剤の厚みを1mm程度以上とする必要があった。それでも、被覆剤の流れの影響が被覆に現れる現象が生じていた。
このとき、金型内で成形した樹脂成形品の表面を、前記樹脂成形品の溶融樹脂の粘度よりも低粘度の樹脂塗料で被覆する塗装被覆成形品の表面に被覆する樹脂塗料は、厚みが新規に可能になった0.1mmから、多色成形の公知の0.8mmのポリウレタン塗膜以上まで成型できる。
そして、ベルヌーイの定理を、流体の圧力p[Pa]、密度をρ[kg/m3]、速度(流速)V[m/s]、高さz[m]、重力加速度 g[m/s2] で現わすと、p+ρV2/2+ρ gz = Const(一定)で、「圧力エネルギ」+「速度エネルギ」+「位置エネルギ」の和が等しくなるように「流体特性(圧力エネルギ、速度エネルギ、位置エネルギ)」の断面積をConst(一定)にするように制御する。このとき、速度Vは流体の速度[m/s]であり、入出力の流体の速度VをConst(一定)とするものである。逆に、速度V[m/s]をconst(一定)でなくなったときには、それをもって充填終了とすることができる。
更に、ベルヌーイの定理を圧力p[Pa]、密度ρ[kg/m3]、速度V[m/s]、高さz[m]、重力加速度 g[m/s2] で現わすと、「速度エネルギ」を固定し、「圧力エネルギ」及び「位置エネルギ」を変量とするものである。
したがって、速度V[m/s]の違いは、その自乗に影響することから、その速度V[m/s]をConst(一定)とし、誤差をそれだけでも少なくするものである。
ベルヌーイの定理の流体の圧力p[Pa]、密度をρ[kg/m3]、速度(流速)V[m/s]、高さz[m]、重力加速度 g[m/s2] で現わすと、p+ρV2/2+ρ gz = Const(一定)で、「圧力エネルギ」+「速度エネルギ」+「位置エネルギ」の和が等しくなるように「流体特性(圧力エネルギ、速度エネルギ、位置エネルギ)」をConst(一定)にすることは、重力加速度を g[m/s2]が変化しないから、流体の圧力p[Pa]、高さz[m]によって対応することになるから、概略的な誤差の少ない値が出せる。
また、塗装被覆成形品において、金型相互間のインローを精度1/100以下とし、従来からのインローの精度であっても、無いよりはあった方が良いことが発明者らに確認された。金型相互間のインローの精度は1/1000mm~7/1000mmの範囲内とする方が好ましくバリの発生を抑止できる。
[実施の形態]
本発明を実施する場合の樹脂塗料は、ウレタン結合を有する共重合からなるポリマーのことで、高い基材密着性、反発弾性を有する皮膜特性、伸びと硬さのバランスを特徴として挙げることができる。即ち、イソシアネートAとポリオールBとの2液混合タイプで、70℃以上、即ち、70℃~80℃で液混合タイプの粘性が柔らかくなり、30℃以下で粘性が6×102(mPa・s)以上に粘性が固くなるものである。即ち、70℃以上で粘性が1.15×102(mPa・s)よりも柔らかく、30℃以下で粘性が6×102(mPa・s)以上に固くなる2液混合タイプの樹脂塗料である。
しかし、ポリウレタン(75℃)の粘度が一般合成樹脂に比して非常に弱いことは、塗装被覆成形品13を形成する塗装被覆成形品用金型にインロー加工(精度1/100)21a~21dされていても、その塗装被覆成形品用金型の隙間に図3(a)に示すバリ29が発生し、そのバリ29の除去は簡単化することができない。また、1回の操作で全面切除することもできない。この流動性の高いポリウレタン塗料のバリ29を切断するには、下金型20及び上金型30の金型相互間の間隔が精度1/1000mm~7/1000mmの範囲でないと切断できないことが発明者等によって確認された。
前記下金型20及び上金型30の形状は、煩雑になるので省略しているが、前記下金型20及び上金型30が3個または4個に分割することがあり、本実施の形態では、樹脂成形品11及び被覆成形部12を形成したものであるから、形成前の被覆成形部12は金型の一部であることも当然あり得る。勿論、樹脂成形品11を金型とする場合もある。
しかし、ポリウレタン(75℃)の粘度が一般合成樹脂に比して非常に小さいことは、塗装被覆成形品13を形成する塗装被覆成形品用金型にインロー加工(精度1/100mm)21a~21dが形成されていても、その塗装被覆成形品用金型の隙間に図3(a)に示すバリ29が発生し、そのバリ29の除去は簡単化できない。また、1回のストロークでバリ29を除去して図3(b)に示すように、全面切除することもできない。この流動性の高いポリウレタン樹脂のバリ29を切断するには、下金型20及び上金型30の金型相互間の間隔が精度1/1000mm~7/1000mmの範囲でないとバリ切りできないことが発明者等によって確認された。
図4はインロー加工の参考説明図で、上金型30に突出した形状の凸部30Xを形成し、また、それと嵌合する下金型20に凹部20Yを形成する。この上金型30の下に凸の凸部30X、及び嵌合する下金型20に凹部20Yは、上金型30及び下金型20の何れも外径に近い位置で位置決めできるように形成するのが望ましい。
図4に示す上金型30に突出した形状の凸部30X、下金型20に突出した形状の凹部20Yを形成する所謂、嵌め合いに対しても所定の射出する成形型が形成されている。
図4乃至図11は、射出成型に使用される金型のインロー方式を形成したものである。
図9に示すインロー加工23a~23dは、インロー加工22a~22dと噛み合う凹部からなり、対となってインロー加工21a~21dを構成している。
本発明で実施するインロー加工は、四隅に凹凸を配設するものに限られるものではなく、公知の形態からのインローの構造形態が採用できる。
なお、インロー加工の加工は、例えば、文章では1/100mmの精度と示しているが、これは1/100mmの精度に機械設定したことを意味するものである。故に、インローの加工精度との間は目安に過ぎない。
インロー加工21a~21d以外の塗装被覆成形品13の金型、即ち、下金型20及び上金型30は、ベースを樹脂成形品11とし、その上に塗膜による被覆成形部12を形成している。塗装被覆成形品13は、樹脂成形品11及び被覆成形部12を形成したもので、形成前の被覆成形部12は塗装被覆成形品13が形成されるキャビティとして使用されている。
そこで、発明者等は1/1000mm~1/100mmをNC旋盤、NC工作機械等のNC加工装置で切削したインロー加工精度を基に、その下金型20と上金型30の収まりを検証した。
特に、精度1/1000mm以上になると、安定した収まりによって、金型相互のボルト穴2、ボルト3による金型の締め付けも正しく行なわれた。
しかし、インロー加工の精度1/1000mm以上になると、安定した金型の収まりによって、ボルト2、ボルト穴3による締め付けも正しく行なわれた。
従来の1/100mmの精度のインロー加工を基に、ポリウレタン樹脂のバリ29を最小とする場合には、厚みが0.1mm以上で、従来の2色成形での厚み0.8mm以上のポリウレタン塗膜として、金型相互間のインローを1/1000mm~7/1000mmの範囲とした場合にバリ切りが減少した。6/1000mm、7/1000mmにおいては、どれだけ温度による膨張・収縮が生じているのか究明中である。
特に、厚みが0.8mm以上のポリウレタン塗膜においては、表面張力によって体積を保持しており、また、毛細管現象による広がりが加わると、厚みが0.1~0.8mmの範囲の数値よりも大きくならない。この要因は表面張力及び毛細管現象が作用していると推定される。
特に、厚みが0.8mm以上のポリウレタン塗膜においては、表面張力によってポリウレタン塗膜の体積が丸くなろうとしており、また、毛細管現象による広がりが加わると、厚みが0.1mm以下の範囲の数値よりも大きくならない。この要因には表面張力及び毛細管現象が作用していると推定される。
各測定点W=50をV1=V[m/s]とする入力速度、右端側の測定点は、W=50をV2=V[m/s]とする出力速度であり、中央付近の変化点の測定点、測定点W=59ではV3となる。更に、厚みの異なるところは、ヒケ、ボイドが生じないように意識して樹脂成形品11に凹部、凸部を形成している。
p1+ρ1(V1)2/2+ρ1 g1z1 =p2+ρ2(V2)2/2+ρ2 g2z2
との式から、被覆成形部12の幅が左端から射出するとなると、途中で3倍の幅に広くなっているから、V2[m/s]と(V/3)2 [m/s]が等しくなるように他の制御が必要である。ここでは、速度VからV/9の制御が必要となることがわかる。
なお、本実施の形態の説明では、被覆成形部12には塗膜で被覆成形部12を形成したものと、塗膜で被覆成形部12を形成するキャビティを指す場合もある。
なお、測定点Wの等分は10等分または20等分に限定されるものではないし、必ずしも等分にする必要はなく、図面(設計値)の測定点と実施物の測定点とが1対1に対応すればよい。
ベルヌーイの定理から
p1+ρ1(V1)2/2+ρ1 g1z1 =p2+ρ2(V2)2/2+ρ2 g2z2
この式から、図12(b)の幅が中央部付近で3倍になっているから、V2[m/s]とその自乗の(V/3)2 [m/s]が等しくなるように制御が必要である。即ち、ここでは、1/9の制御が必要となることがわかる。
ベルヌーイの定理で断面の速度V[m/s]を変化しないでConst(一定)とすれば、高さz[m]及び重力加速度 g[m/s2]も変化しないので、流体の圧力p[Pa]、密度をρ[kg/m3]を変化させることになる。
この流体調整機構90は、ステッピングモータ、サーボモータで横方向の測定点Wの位置の検出ができるもので、符号化または複合化コード盤を具備しているパルスモータ等であっても使用可能である。
なお、ベルヌーイの定理の「流体特性」とは、速度V[m/s]、高さをz[m]、重力加速度g[m/s2]、流体の圧力p[Pa]、密度ρ[kg/m3]の個々の特性をいう。
この射出口SGとしては、イオンエアーコンプレッサ、静電除去エアーガン等が使用できる。
また、流体調整機構90は、塗装被覆成形品13に沿って前記射出口SGを取付け、少なくとも、樹脂成形品11の長さ方向の表面に沿って塗料を噴射し、一次元または二次元的に頭部が移動するものである。
流体調整機構90は、図12の概念図において、下端に一次元または二次元的に移動する射出口SGを取付けた軌条を移動するものである。
この時、設計的に測定点W=50、・・・、70の側は、サイドモールの片端から空気を抜きながら射出口SGで塗装するのが効率的である。
そして、塗装被覆成形品13の設計値から、下金型20及び上金型30のキャビティを基に作成された被覆成形部12によって、樹脂成形品11の一次元の長さ方向の測定点W=50、・・・、70を得る。また、サイドモールの各断面を算出し、塗装被覆成形品13のキャビティから、「圧力エネルギ」+「速度エネルギ」+「位置エネルギ」を算出する。
p1+ρ1(V1)2/2+ρ1 g1z1 =p2+ρ2(V2)2/2+ρ2 g2z2
が3割内の誤差を持つ時には表面の空気の巻き込みが抑えられ塗装被覆成形品13の見栄えがそれほど低下しないので、3割以下の誤差に抑えるか、二次元の長さ測定点について、できるだけ変動を少なくするのが望ましい。特に、速度は、速度V[m/s]の自乗で影響するから、誤差は3割内に抑えるのが好ましい。
ここで、70℃以上で粘性が1.15×102(mPa・s)よりも柔らかくは、必ずしも、2液混合タイプの塗料が当該値に特定されるものではなく、3割前後の粘性が異なっても被覆成形部12の形態によって、問題にならない場合もある。
同様に、30℃以下で粘性が6×102(mPa・s)以上に固くしたについても、3割前後の粘性が異なっても被覆成形部12の形態によって、問題にならない場合があることを付言する。
また、射出口SGを取付け、少なくとも、樹脂成形品11の長さ方向の表面に沿って塗膜を噴射し、一次元または二次元的平面または曲面にポリウレタン塗料が移動する。そして、流体調整機構90は、射出口SGから樹脂成形品11の長さ方向の表面に沿って塗膜を噴射するとき、何れの位置においても常に均一として移動するものである。
ここで、前記樹脂成形品11の表面に沿って噴射する塗料は、ポリウレタン塗料としたものであるから、前記樹脂成形品11の表面に沿って噴射するとは、一次元または二次元平面または曲面とするものである。特に、ベルヌーイの定理の前提は、流体は摩擦の少ない非粘性流体であることから、ポリウレタン塗料を非粘性流体と見做すことができる。
また、流体調整機構90は、射出口SGを取付け、少なくとも、樹脂成形品11の長さ方向の表面に沿って樹脂塗料を噴射し、一次元または二次元的平面または曲面に移動する。
そして、流体調整機構90の「流体特性」は、射出口SGから樹脂成形品11の長さ方向の表面に沿って樹脂塗料を噴射するとき、何れの位置においても常に均一として移動するものである。
ここで、樹脂成形品11の表面に沿って噴射するとは、一次元または二次元平面または曲面とするものである。特に、ベルヌーイの定理でいう前提は、流体は摩擦の少ない非粘性流体であり、ポリウレタン塗料は非粘性流体と見做すことができる程度の粘性である。
即ち、2つの流体の流れの断面を通過する圧縮性流体のエネルギは、ベルヌーイの定理を流体の圧力p[Pa]、密度をρ[kg/m3]、速度V[m/s]、高さz[m]、重力加速度 g[m/s2] で現わすとすれば、
p+ρV2/2+ρ gz = Const(一定) であり、
「圧力エネルギ」+「速度エネルギ」+「位置エネルギ」=Const(一定)から、入口と出口の2つの流れ方向に垂直な断面は、そこを通過する時間変化のない定常流、「流体特性」は摩擦の少ない非粘性流体である。ここで、2つの流れに対して垂直な断面を通過する「流体特性」は、その速度Vの自乗に影響することになる。したがって、速度V[m/s]をConst(一定)にすれば、密度ρ[kg/m3]が変化しないので、前記スプレーガンの樹脂塗料の噴霧雰囲気を均一化でき、仕上がり面が均一化できる。
「圧力エネルギ」+「速度エネルギ」+「位置エネルギ」=Const(一定)から、2つの流れに対して垂直な断面は、そこを通過する時間変化のない定常流、流体は摩擦の少ない非粘性流体である。
ここで、2つの断面を通過する流体は、その速度Vの自乗に影響することになる。
したがって、速度V[m/s]をConst(一定)にすれば、密度ρ[kg/m3]が変化しないので、前記スプレーガンの樹脂塗料の噴霧雰囲気を均一化でき、仕上がり面が均一化できる。
ポリウレタン塗料として1.0×102のものを使用すれば、下金型20及び上金型30の相互間のインローを5/1000以下で被膜形成は、厚みが0.1~0.8mmとした厚みに実施できる。更に歩留まりを考慮すれば、かつ、安全性を考慮すれば、高効率で塗装被覆成形品13が得られる。
塗装被覆成形品13の表面に被覆する樹脂塗料は、厚みが0.1~0.8mmのポリウレタン塗料とし、かつ、金型相互間のインローを5/1000以下とし、更に、ベルヌーイの定理のエネルギの和が等しくなるように制御するものである。
この成形により、ポリウレタンの単色成形または2色成形したものと同一の質感が出せる。特に、樹脂成形品11は下金型20及び上金型30内で形成してもよいし、下金型20及び上金型30内で全体を移動しないようにしてもよい。したがって、多層化が可能であり、多層化による違和感がない。
12 被覆成形部(塗装被覆成形品の金型のキャビティ)
13 塗装被覆成形品
20 下金型
29 バリ
30 上金型
SG 射出口
Claims (1)
- 金型内で成形した樹脂成形品の表面を、前記樹脂成形品の溶融樹脂の粘度よりも低粘度の樹脂塗料で被覆する塗装被覆成形品の製造方法であって、
前記樹脂成形品の表面を被覆する2液混合タイプのポリウレタン塗料の塗膜は、厚みが0.1mm以上のポリウレタン塗膜とし、かつ、金型相互間のインローを有し、
更に、ベルヌーイの定理を圧力p[Pa]、密度ρ[kg/m3]、速度V[m/s]、高さz[m]、重力加速度g[m/s2]で現わすとき、p+ρV2/2+ρgz=Const(一定)で、「圧力エネルギ」+「速度エネルギ」+「位置エネルギ」の和が一定となるように、前記樹脂成形品の表面に沿って噴射する前記樹脂塗料の「流体特性(圧力エネルギ、速度エネルギ、位置エネルギ)」を制御するときの「速度エネルギ」の値を所定の値内に固定することを特徴とする塗装被覆成形品の製造方法。
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