JP7003315B1 - 歯車製造装置及び歯車製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】かみ合い始めの位相ずれによる歯の損傷を抑制可能な歯面を、効率良く形成することができる歯車製造装置及び歯車製造方法を提供する。【解決手段】本発明は、歯車ワーク9を保持する第1スピンドル2と、第1スピンドル2を保持する第1保持台3と、研削工具8を保持する第2スピンドル4と、第2スピンドル4を保持する第2保持台5と、を備え、制御装置7は、研削工具8と歯車ワーク9とをかみ合わせて回転させることで、歯車ワーク9の全周にわたって、歯車ワーク9の歯を所定形状に研削する通常研削制御と、研削工具8の軸方向一端部81のみを歯車ワーク9に当接させ、且つ研削工具8と歯車ワーク9とをかみ合わせて回転させることで、歯車ワーク9の全周にわたって、歯車ワーク9の歯のワーク径方向及び歯すじ方向の端部のうちの所定部位を研削する特定研削制御と、を実行可能に構成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、歯車製造装置及び歯車製造方法に関する。
歯車を製造する方法としては、例えば特開2017-205871号公報に開示されている。歯車の研削加工(例えば仕上げ加工)は、歯車ワークと研削工具とをかみ合わせて回転させることで行われる。
特開2017-205871号公報
歯車と歯車とをかみ合わせて動力を伝達する機構において、両歯車が互いにかみ合い始めた際(以下「かみ合い始め」という)には、歯車の歯のたわみにより、かみ合いの位相ずれが発生する。かみ合い始めの位相ずれによれば、互いの歯が大きく干渉し、高い面圧が発生し、歯が損傷するおそれがある。
そこで、歯面のうちかみ合い始めに高い面圧が発生する領域、すなわち歯すじ方向(歯の長手方向)及び歯形方向(歯の径方向)の両端部を研削し、当該端部に逃がし形状を形成することが考えられる。しかし、従来の製法では、当該端部に逃がし形状を形成するためには、歯車ワークに所定形状の歯面を形成する通常研削の後に、通常研削とは異なる工具(例えば専用工具)又は別の加工機によって別途研削加工を実行する必要があった。これは、製造効率の面で改良の余地がある。
本発明の目的は、かみ合い始めの位相ずれによる歯の損傷を抑制可能な歯面を、効率良く形成することができる歯車製造装置及び歯車製造方法を提供することである。
本発明の歯車製造装置は、複数の歯が形成された歯車ワークを保持する第1スピンドルと、前記第1スピンドルを、前記第1スピンドルの軸線である第1軸線のまわりに回転可能に保持する第1保持台と、外周面にねじ状の研削歯を備えた研削工具を保持する第2スピンドルと、前記第2スピンドルを、前記第2スピンドルの軸線である第2軸線のまわりに回転可能に保持する第2保持台と、前記第2スピンドルを前記第2軸線まわりに回転させ、前記第1保持台及び前記第2保持台の少なくとも一方を移動させる駆動装置と、前記駆動装置を制御し、前記歯車ワークに対する前記工具の相対位置を調整する制御装置と、を備え、前記歯車ワークと前記工具とをかみ合わせて回転させることで前記歯車ワークを研削する歯車製造装置であって、前記歯車ワークの径方向をワーク径方向とすると、前記制御装置は、前記駆動装置を制御して、前記工具と前記歯車ワークとをかみ合わせて回転させることで、前記歯車ワークの全周にわたって、前記工具の軸方向中央部を用いて前記歯車ワークの歯を所定形状に研削する通常研削制御と、前記駆動装置を制御して、前記工具の歯のうち最も軸方向一端側に位置する部分における軸方向一端側の歯面又は軸方向他端側の歯面を含む軸方向一端部のみを前記歯車ワークに当接させ、且つ前記工具と前記歯車ワークとをかみ合わせて回転させることで、前記歯車ワークの全周にわたって、前記歯車ワークの歯面の前記ワーク径方向及び歯すじ方向の端部である四隅の少なくとも1つを研削する特定研削制御と、を互いに異なるタイミングで実行可能に構成され、前記通常研削制御で使用される前記工具と、前記特定研削制御で使用される前記工具とは、同一である
本発明の歯車製造方法は、歯車ワークと研削工具とをかみ合わせて回転させることで前記歯車ワークを研削する歯車製造装置を用いた歯車製造方法であって、前記歯車ワークの径方向をワーク径方向とすると、前記歯車製造装置の作動により、前記工具と前記歯車ワークとをかみ合わせて回転させることで、前記歯車ワークの全周にわたって、前記工具の軸方向中央部を用いて前記歯車ワークの歯を所定形状に研削する通常研削工程と、前記歯車製造装置の作動により、前記工具の歯のうち最も軸方向一端側に位置する部分における軸方向一端側の歯面又は軸方向他端側の歯面を含む軸方向一端部のみを前記歯車ワークに当接させ、且つ前記工具と前記歯車ワークとをかみ合わせて回転させることで、前記歯車ワークの全周にわたって、前記歯車ワークの歯面の前記ワーク径方向及び歯すじ方向の端部である四隅の少なくとも1つを研削する特定研削工程と、を含み、前記通常研削工程で使用される前記工具と、前記特定研削工程で使用される前記工具とは、同一である
本発明の歯車製造装置によれば、特定研削制御により、かみ合い始めに高圧となる部分、すなわち歯のワーク径方向及び歯すじ方向の端部(一歯面における四隅)のうちの所定部位にリリーフ部(逃げ形状)を設けることができる。研削工具の軸方向一端部を歯車ワークに当接させることで、研削工具の他の部位が歯車ワークに当接することが抑制され、歯車ワークの所定部位のみを研削することができる。特定研削制御では研削工具の端部を利用するため、リリーフ部を設けるための専用工具は必要なく、通常研削制御で用いる研削工具と同一の工具を使用することができる。つまり、特定研削制御と通常研削制御との間で、研削工具の交換は不要となり、例えば両制御を連続的に(取り換え工程なしに)実行することが可能となる。また、本発明の歯車製造方法によっても、研削工具の端部を用いてリリーフ部が形成されるため、リリーフ部をもつ歯車を形成するにあたり、上記同様、研削工具の交換は不要となる。
このように、本発明によれば、かみ合い始めの位相ずれによる歯の損傷を抑制可能な歯面を、効率良く形成することができる。
本実施形態の歯車製造装置の構成図(歯車ワーク設置前の状態)である。 歯車ワークの各歯における方向の定義を説明するための概念図である。 本実施形態の通常研削制御における歯車ワークと研削工具との位置関係を説明するための概念図である。 歯車ワークがドリブンギヤのワークである場合のかみ合い進行方向を説明するための概念図である。 歯車ワークがドライブギヤのワークである場合のかみ合い進行方向を説明するための概念図である。 特定研削制御で歯面のワーク径方向外端部を研削する場合における歯車ワークと研削工具との当接について説明するための概念図である。 研削工具の軸方向一端部を示す概念図である。 リリーフ部の形成例を示す概念図である。 リリーフ部の形状例を示す概念図である。 リリーフ部の形状例を示す概念図である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。本実施形態の歯車製造装置1は、図1に示すように、第1スピンドル2と、第1保持台3と、第2スピンドル4と、第2保持台5と、駆動装置6と、制御装置7と、研削工具8と、を備えている。歯車製造装置1は、歯車ワーク9と研削工具8とをかみ合わせて回転させることで歯車ワーク9を研削する装置である。歯車製造装置1は、ドレッサ等も備えている。なお、図1では、歯車ワーク9が設置されていない状態の歯車製造装置1が表されている。
第1スピンドル2は、複数の歯が形成された歯車ワーク9を保持する主軸部材である。本例の歯車ワーク9は、研削加工によってはすば歯車(インボリュート歯車)となる円筒歯車状のワークである。つまり、歯車ワーク9の外周面には、別途の加工により、予め複数の歯が形成されている。後述する通常研削制御は、例えば仕上げ加工である。
第1保持台3は、第1スピンドル2を、第1スピンドル2の軸線である第1軸線A1のまわりに回転可能に保持する主軸台である。第1軸線A1は、歯車ワーク9の回転軸線である。第2スピンドル4は、外周面にねじ状の研削歯を備えた研削工具8を保持する主軸部材である。本例の研削工具8は、全体として円筒状であって、多条のねじ状砥石である。なお、研削工具8は、1条のねじ状砥石であってもよい。第2保持台5は、第2スピンドル4を、第2スピンドル4の軸線である第2軸線A2のまわりに回転可能に保持する主軸台である。第2軸線A2は、研削工具8の回転軸線である。第1保持台3及び第2保持台5は、歯車製造装置1のベッド10上に配置されている。第2保持台5は、第2スピンドル4がベッド10上で移動できるように、第2スピンドル4を保持している。
駆動装置6は、第2スピンドル4を第2軸線A2まわりに回転させ、第1保持台3及び第2保持台5の少なくとも一方を移動させる装置である。駆動装置6は、複数のモータ等の駆動源(図示略)を備えている。例えば、駆動装置6の一部として、第1保持台3には、第1スピンドル2を第1軸線A1まわりに回転させる駆動源が設けられている。また、駆動装置6の一部として、第2保持台5には、第2スピンドル4を第2軸線A2まわりに回転させる駆動源が設けられている。また、駆動装置6の一部として、例えばベッド10又は第2保持台5とベッド10とを接続する部分には、第2保持台5を移動させる駆動源が設けられている。本実施形態の駆動装置6は、第2スピンドル4だけでなく、第1スピンドル2も第1軸線A1まわりに回転させることができる。駆動装置6は、研削時には、歯車ワーク9と研削工具8とがかみ合って回転するように、第1スピンドル2の回転と第2スピンドル4の回転とを同期させる。駆動装置6は、第2スピンドル4の角度を変更することができる。本実施形態において、駆動装置6は、歯車ワーク9に対する研削工具8の相対位置を調整するにあたり、第2保持台5(第2スピンドル4)を移動させる。つまり、本実施形態の第1保持台3は、ベッド10に固定されている。
制御装置7は、例えば、1又は複数のプロセッサ71及び記憶部72等を備える電子制御ユニット(ECU)である。記憶部72は、例えばメモリである。制御装置7は、駆動装置6に対して通信可能に接続されている。制御装置7は、ベッド10と一体的に配置されてもよいし、ベッド10とは別体であってもよい。
制御装置7は、駆動装置6を制御し、歯車ワーク9に対する研削工具8の相対位置を調整する。換言すると、制御装置7は、第1スピンドル2に対する第2スピンドル4の相対位置を制御する。制御装置7は、記憶部72に予め設定された研削プログラム及び/又はユーザの操作に応じて、研削工具8(第2スピンドル4)の位置・角度を制御(例えば数値制御)する。また、制御装置7は、第1スピンドル2及び第2スピンドル4の回転数を制御する。
以下、座標軸として、第1軸線A1に平行な軸をY軸とし、Y軸に直交し且つ第2軸線A2の水平成分に平行な軸をZ軸とし、Y軸及びZ軸に直交する軸をX軸とする。例えば第2軸線A2が水平面に平行である場合、第2軸線A2とZ軸とは平行である。歯車製造装置1の設置の一例において、Y軸方向が鉛直方向(上下方向)に相当し、X軸方向が前後方向(又は左右方向)に相当し、Z軸方向が左右方向(又は前後方向)に相当する。X軸方向は、歯車ワーク9と研削工具8との離間方向(接近方向)ともいえる。
図2に示すように、説明において、歯車ワーク9の径方向を「ワーク径方向」とする。歯車ワーク9が平歯車のワークである場合、歯すじ方向は歯車ワーク9の軸方向と平行となり、本実施形態のように歯車ワーク9がはすば歯車である場合、歯すじ方向は歯車ワーク9の軸方向(第1軸線A1)に対して傾斜する。歯すじ方向は、歯車ワーク9の軸方向一端から軸方向他端に向けて延びる歯の延伸方向といえる。歯車ワーク9の各歯は、歯車ワーク9のベース部分(環状部分)から、互いに間隔をあけてワーク径方向に突出している。
図3に示すように、はすば歯車のワークである歯車ワーク9を、ねじ状砥石である研削工具8で研削するにあたり、第2スピンドル4及び第2保持台5は、第2軸線A2がZ軸に対して傾いた状態で維持される。第2スピンドル4の当該傾きが固定された状態で、後述する通常研削制御及び特定研削制御が実行される。本例の研削加工において、第1軸線A1と第2軸線A2とは直交しない。歯車ワーク9が第1スピンドル2に保持された状態で、歯車ワーク9の回転軸(第1軸線A1)はY軸方向に延び、歯車ワーク9の各歯はY軸に対して傾斜する方向(歯すじ方向)に延びている。研削前の状態では、研削工具8と歯車ワーク9とは、X軸方向に離れている。
制御装置7は、通常研削制御と特定研削制御とを互いに異なるタイミングで実行可能に構成されている。本実施形態の制御装置7は、通常研削制御を実行した後に特定研削制御を実行する。通常研削制御は、研削工具8と歯車ワーク9とをかみ合わせて回転させることで、歯車ワーク9の全周にわたって、歯車ワーク9の歯を所定形状に研削する制御である。つまり、通常研削制御により、歯車ワーク9の各歯が所定形状になるように研削される。
記憶部72には、通常研削制御における目標形状である目標通常形状(「所定形状」に相当する)と、特定研削制御における歯車ワーク9の目標形状である目標リリーフ形状とが記憶されている。換言すると、記憶部72には、歯車ワーク9の各歯が目標通常形状となるための研削工具8の位置・軌跡の制御(数値制御)データと、目標通常形状となった歯車ワーク9が目標リリーフ形状となるための研削工具8の位置・軌跡制御(数値制御)データとが記憶されている。制御装置7は、例えば、目標通常形状用の数値制御データに基づいて通常研削制御を実行し、目標リリーフ形状用の数値制御データに基づいて特定研削制御を実行する。
制御装置7は、歯車ワーク9に対して、まず通常研削制御を実行する。制御装置7は、歯車ワーク9の回転と研削工具8の回転を同期させつつ、歯車ワーク9に研削工具8の複数の歯面(例えば条数に応じた数の歯面)を当接させる。制御装置7は、研削工具8をX軸方向及びY軸方向に移動させて、研削工具8を歯車ワーク9に接近させる。目標通常形状が例えば歯車ワーク9の歯にクラウニングを形成するように設定されている場合、制御装置7は、歯の歯すじ方向の中央部が膨らむように研削工具8を移動させる。この場合、制御装置7は、XY平面(Z軸に直交する平面)において研削工具8の移動軌跡が円弧状となるように、研削工具8を移動させる。つまり、歯車ワーク9の軸方向端部の研削では、軸方向中央部の研削よりも、第2スピンドル4が第1スピンドル2に接近している。
制御装置7は、通常研削制御が完了すると、続いて特定研削制御を実行する。特定研削制御は、研削工具8の軸方向一端部81のみを歯車ワーク9に当接させ、且つ研削工具8と歯車ワーク9とをかみ合わせて回転させることで、歯車ワーク9の全周にわたって、歯車ワーク9の歯のワーク径方向及び歯すじ方向の端部のうちの所定部位を研削する制御である。特定研削制御で用いられる研削工具8は、通常研削制御で用いられたものと同一である。つまり、通常研削制御と特定研削制御との間で、研削工具8の取り換えは行われない。
記憶部72には特定研削制御で所定部位を研削するための研削工具8の位置情報が記憶されている。所定部位は、研削完了後の歯車ワーク9である完成歯車と他の歯車である相手歯車とがかみ合い始めるかみ合い始めに、完成歯車の歯面のうち相手歯車と当接する部分に相当する。
具体的に、所定部位は、歯車ワーク9の歯の一方側の歯面の四隅と歯の他方側の歯面の四隅とのうち(すなわち1つの歯に対して8つの隅部のうち)の少なくとも1つの部分に設定されている。例えば、歯車ワーク9がドリブンギヤ(従動歯車)のワークである場合、図4に示すように、歯車ワーク9の歯面における研削工具8とのかみ合い位置は、回転に伴い、歯面のワーク径方向外端部且つ歯すじ方向一端部からワーク径方向内端部且つ歯すじ方向他端部に向けて進む。換言すると、この場合、かみ合い進行方向は、歯面の歯先側端部且つ歯すじ方向一端部から歯元側端部且つ歯すじ方向他端部に向かう方向である。ワーク径方向外端部は歯形方向の歯先側の端部といえ、ワーク径方向内端部は歯形方向の歯元側の端部ともいえる。
図4の例において、特定研削制御で研削される部位(所定部位)は、かみ合い始め部分である歯面のワーク径方向外端部且つ歯すじ方向一端部(換言すると歯面の歯先側端部且つ歯すじ方向一端部)に設定されている。この設定において特定研削制御が実行されると、当該かみ合い始め部分にリリーフ部91が形成される。リリーフ部91が形成されることで、かみ合い始め部分の歯厚が減少する。
歯車ワーク9がドライブギヤ(駆動歯車)のワークである場合、図5に示すように、歯車ワーク9の歯面における研削工具8とのかみ合い位置は、回転に伴い、歯面のワーク径方向内端部且つ歯すじ方向他端部からワーク径方向外端部且つ歯すじ方向一端部に向けて進む。換言すると、この場合、かみ合い進行方向は、歯面の歯元側端部且つ歯すじ方向他端部から歯先側端部且つ歯すじ方向一端部に向かう方向である。
図5の例において、特定研削制御で研削される部位(所定部位)は、かみ合い始め部分である歯面のワーク径方向内端部且つ歯すじ方向他端部(換言すると歯面の歯元側端部且つ歯すじ方向他端部)に設定されている。この設定において特定研削制御が実行されると、当該かみ合い始め部分にリリーフ部91が形成される。リリーフ部91が形成されることで、かみ合い始め部分の歯厚が減少する。
図6に示すように、特定研削制御において、研削工具8のうち歯車ワーク9に当接する部分は、研削工具8の軸方向一端部81のみである。第2保持台5は、研削工具8の軸方向他方側に配置され、研削工具8を研削工具8の軸方向他方側から保持している。研削工具8の軸方向他端部から一端部に向かう方向は、第2スピンドル4の根本から先端に向かう方向に相当する。図6では、特定研削制御で歯面のワーク径方向外端部を研削する場合の当接状態(概念図)を表している。本実施形態の特定研削制御では、図7に示すように、軸方向一端部81に形成されている歯811、換言すると研削工具8の軸方向一端に位置する歯811が用いられる。
歯車ワーク9がドリブンギヤのワークである場合、特定研削制御において、歯811の軸方向一方側の歯面811aが歯車ワーク9の歯のかみ合い始め部分(ワーク径方向外端部且つ歯すじ方向一端部)に当接するように、歯車ワーク9に対する研削工具8の相対位置が調整される。歯面811aは、研削工具8の軸方向一端面のうち外周縁部分ともいえる。歯車ワーク9の各歯のかみ合い始め部分は、歯面811aのみが歯車ワーク9に当接し、歯車ワーク9と研削工具8とが同期回転することで研削される。両者の当接且つ同期回転によって、リリーフ部91は、歯車ワーク9のすべての歯に形成される。
また、歯車ワーク9がドライブギヤのワークである場合、特定研削制御において、歯811の軸方向他方側の歯面811bが歯車ワーク9の歯のかみ合い始め部分(ワーク径方向内端部且つ歯すじ方向他端部)に当接するように、歯車ワーク9に対する研削工具8の相対位置が調整される。歯車ワーク9の各歯のかみ合い始め部分は、歯面811bのみが歯車ワーク9に当接し、歯車ワーク9と研削工具8とが同期回転することで研削される。両者の当接且つ同期回転によって、リリーフ部91は、歯車ワーク9のすべての歯に形成される。このように、リリーフ部91をワーク径方向外端部に形成する場合、歯面811aが用いれ、リリーフ部91をワーク径方向内端部に形成する場合、歯面811bが用いられる。
リリーフ部91は、例えば、歯車ワーク9の歯における正転時のかみ合い始め部分と逆転時のかみ合い始め部分とに設ける場合、歯の一方側の歯面の1つの隅(角)と歯の他方側の歯面の1つの隅(角)とに設けられる。例えば、歯車ワーク9がドリブンギヤのワークである場合、図8に示すように、リリーフ部91は、歯の一方側の歯面におけるワーク径方向外端部且つ歯すじ方向一端部と、歯の他方側の歯面におけるワーク径方向外端部且つ歯すじ方向他端部とに設けられてもよい。なお、図8の点線は、その他の所定部位となり得る場所を示している。
本開示を製造方法として記載すると、本実施形態の歯車製造方法は、歯車ワーク9と研削工具8とをかみ合わせて回転させることで歯車ワーク9を研削する歯車製造装置1を用いた歯車製造方法であって、通常研削制御に相当する通常研削工程と、特定研削制御に相当する特定研削工程と、を含んでいる。通常研削工程は、研削工具8と歯車ワーク9とをかみ合わせて回転させることで、全周にわたって、歯車ワーク9の歯を所定形状に研削する工程である。特定研削工程は、研削工具8の軸方向一端部81のみを歯車ワーク9に当接させ、且つ研削工具8と歯車ワーク9とをかみ合わせて回転させることで、歯車ワーク9の全周にわたって、歯車ワーク9の歯のワーク径方向及び歯すじ方向の端部のうちの所定部位を研削する工程である。本実施形態において、特定研削工程は、通常研削工程の後に、研削工具8を変更することなく実行される。
(本実施形態の効果)
本実施形態の歯車製造装置1によれば、特定研削制御により、かみ合い始めに高圧となる部分、すなわち歯のワーク径方向及び歯すじ方向の端部(一歯面における四隅)のうちの所定部位にリリーフ部91を設けることができる。研削工具8の軸方向一端部81を歯車ワーク9に当接させることで、研削工具8の他の部位が歯車ワーク9に当接することが抑制され、歯車ワーク9の所定部位のみを研削することができる。特定研削制御では研削工具8の端部を利用するため、リリーフ部91を設けるための専用工具は必要なく、通常研削制御で用いる研削工具8と同一の工具を使用することができる。つまり、特定研削制御と通常研削制御との間で、研削工具8の交換は不要となり、例えば両制御を連続的に(取り換え工程なしに)実行することが可能となる。また、本実施形態の歯車製造方法も、研削工具の端部を用いてリリーフ部91が形成されるため、リリーフ部91をもつ歯車を形成するにあたり、上記同様、研削工具8の交換は不要となる。このように、本実施形態によれば、かみ合い始めの位相ずれによる歯の損傷を抑制可能な歯面(リリーフ部91をもつ歯)を、効率良く形成することができる。歯面にリリーフ部91が形成されることで、ギヤノイズ及び歯面摩耗の抑制も可能となる。つまり、本実施形態によれば、歯車の静粛性及び耐久性の向上も可能となる。
また、通常研削制御の後に特定研削制御が実行されるため、所定形状(例えば歯にクラウニングが形成された形状)になった歯車ワーク9に対して特定研削制御が実行される。このため、通常研削制御の前に特定研削制御を実行する場合と比較して、特定研削制御での研削量は小さくなり、リリーフ部91の形成精度は高くなりやすい。
また、制御装置7は、特定研削制御において、歯車ワーク9の歯面のうちワーク径方向の外端部を研削する場合、研削工具8の軸方向一端に位置する歯811の軸方向一方側の歯面811aを歯車ワーク9に当接させる。また、制御装置7は、特定研削制御において、歯車ワーク9の歯面のうちワーク径方向の内端部を研削する場合、研削工具8の軸方向一端に位置する歯811の軸方向他方側の歯面811bを歯車ワーク9に当接させる。これにより、研削工具8の他の部分が歯車ワーク9に当接することが抑制される。本実施形態の歯車製造装置1の効果は、本実施形態の歯車製造方法によっても同様に発揮される。
(変形例)
制御装置7は、特定研削制御を実行した後に通常研削制御を実行するように構成されてもよい。この場合でも、上記実施形態同様、特定研削制御と通常研削制御との間には工具の取り換え工程は不要である。また、この場合、記憶部72には、例えば、特定研削制御における目標形状である目標リリーフ形状と、通常研削制御における歯車ワーク9の目標形状である目標通常形状(「所定形状」に相当する)とが記憶されている。換言すると、記憶部72には、歯車ワーク9の各歯が目標リリーフ形状となるための研削工具8の位置・軌跡の制御(数値制御)データと、目標リリーフ形状となった歯車ワーク9(すなわちリリーフ部91が形成された歯車ワーク9)が目標通常形状(例えばリリーフ部91をもつクラウニング形状)となるための研削工具8の位置・軌跡制御(数値制御)データとが記憶されている。
制御装置7は、例えば、目標リリーフ形状用の数値制御データに基づいて特定研削制御を実行し、目標通常形状用の数値制御データに基づいて通常研削制御を実行する。このような構成によれば、研削工具8の軸方向一端部81を利用して、通常研削制御の前に歯車ワーク9にリリーフ部91が形成される。つまり、通常研削制御は、歯車ワーク9にリリーフ部91が形成された状態で実行される。これにより、すでに一部研削された状態から通常研削制御を実行できるため、通常研削制御における研削工具8の劣化(例えば砥石の縮小)の抑制が期待できる。
特定研削制御では研削工具8の軸方向一端部81のみが用いられるため、特定研削制御での研削工具8の全体的な劣化度は小さい。先に研削工具8の軸方向一端部81でリリーフ部91が形成された後に、例えば研削工具8の主要部分(軸方向中央部)を用いて通常研削制御が実行される。これにより、研削工具8の主要部分での研削量を低減させ、研削工具8の寿命を向上させることが可能となる。
(その他)
本発明は、上記実施形態及び変形例に限られない。例えば、歯車ワーク9は、はすば歯車のワークに限らず、平歯車のワークであってもよい。また、第2スピンドル4に取り付ける工具は、研削工具8に限らず、切削工具(例えばホブカッタ等)であってもよい。この場合、本実施形態の説明において、研削量は切削量に置き換わる。このように、本発明の工具としては、研削用又は切削用の工具が適用できる。また、リリーフ部91の形状は、例えば図9に示すように、歯すじ方向に延びる形状、例えば歯すじ方向にトラバース加工してできた形状であってもよい。また、リリーフ部91の形状は、例えば図10に示すように、歯すじ方向に延びる部分と歯すじ方向に交差する方向に延びる部分とにより構成されてもよい。また、リリーフ部91の大きさは任意に設定できる。また、リリーフ部91の形状は、リリーフ部91と歯面との境目(エッジ部分)が丸くなるように(滑らかなになるように)設定されてもよい。
また、駆動装置6は、第1保持台3を移動させるように構成されてもよい。また、駆動装置6は、第1保持台3及び第2保持台5の両方を移動させるように構成されてもよい。また、研削時、上記実施形態では駆動装置6の駆動力により第1スピンドル2(歯車ワーク9)が回転するが、駆動装置6が第1スピンドル2に駆動力を付与せずに、第1スピンドル2が自由に回転可能である状態を維持してもよい。この場合、歯車ワーク9は、駆動装置6の駆動力ではなく、かみ合った研削工具8の回転によって回転する。
1…歯車製造装置、2…第1スピンドル、3…第1保持台、4…第2スピンドル、5…第2保持台、6…駆動装置、7…制御装置、8…研削工具、81…軸方向一端部、811…軸方向一端の歯、811a…軸方向一方側の歯面、811b…軸方向他方側の歯面、9…歯車ワーク、91…リリーフ部、A1…第1軸線、A2…第2軸線。

Claims (10)

  1. 複数の歯が形成された歯車ワークを保持する第1スピンドルと、
    前記第1スピンドルを、前記第1スピンドルの軸線である第1軸線のまわりに回転可能に保持する第1保持台と、
    外周面にねじ状の歯を備えた研削用又は切削用の工具を保持する第2スピンドルと、
    前記第2スピンドルを、前記第2スピンドルの軸線である第2軸線のまわりに回転可能に保持する第2保持台と、
    前記第2スピンドルを前記第2軸線まわりに回転させ、前記第1保持台及び前記第2保持台の少なくとも一方を移動させる駆動装置と、
    前記駆動装置を制御し、前記歯車ワークに対する前記工具の相対位置を調整する制御装置と、
    を備え、前記歯車ワークと前記工具とをかみ合わせて回転させることで前記歯車ワークを研削する歯車製造装置であって、
    前記歯車ワークの径方向をワーク径方向とすると、
    前記制御装置は、
    前記駆動装置を制御して、前記工具と前記歯車ワークとをかみ合わせて回転させることで、前記歯車ワークの全周にわたって、前記工具の軸方向中央部を用いて前記歯車ワークの歯を所定形状に研削する通常研削制御と、
    前記駆動装置を制御して、前記工具の歯のうち最も軸方向一端側に位置する部分における軸方向一端側の歯面又は軸方向他端側の歯面を含む軸方向一端部のみを前記歯車ワークに当接させ、且つ前記工具と前記歯車ワークとをかみ合わせて回転させることで、前記歯車ワークの全周にわたって、前記歯車ワークの歯面の前記ワーク径方向及び歯すじ方向の端部である四隅の少なくとも1つを研削する特定研削制御と、
    を互いに異なるタイミングで実行可能に構成され
    前記通常研削制御で使用される前記工具と、前記特定研削制御で使用される前記工具とは、同一である、歯車製造装置。
  2. 前記制御装置は、前記通常研削制御を実行した後に前記特定研削制御を実行する、請求項1に記載の歯車製造装置。
  3. 前記制御装置は、前記特定研削制御を実行した後に前記通常研削制御を実行する、請求項1に記載の歯車製造装置。
  4. 前記制御装置は、前記特定研削制御において、前記歯車ワークの歯面のうち前記ワーク径方向の外端部を研削する場合、前記工具の歯のうち最も軸方向一端に位置する部分の軸方向一方側の歯面を前記歯車ワークに当接させる、請求項1~3の何れか一項に記載の歯車製造装置。
  5. 前記制御装置は、前記特定研削制御において、前記歯車ワークの歯面のうち前記ワーク径方向の内端部を研削する場合、前記工具の歯のうち最も軸方向一端に位置する部分の軸方向他方側の歯面を前記歯車ワークに当接させる、請求項1~4の何れか一項に記載の歯車製造装置。
  6. 歯車ワークとねじ状の歯をもつ研削用又は切削用の工具とをかみ合わせて回転させることで前記歯車ワークを研削する歯車製造装置を用いた歯車製造方法であって、
    前記歯車ワークの径方向をワーク径方向とすると、
    前記歯車製造装置の作動により、前記工具と前記歯車ワークとをかみ合わせて回転させることで、前記歯車ワークの全周にわたって、前記工具の軸方向中央部を用いて前記歯車ワークの歯を所定形状に研削する通常研削工程と、
    前記歯車製造装置の作動により、前記工具の歯のうち最も軸方向一端側に位置する部分における軸方向一端側の歯面又は軸方向他端側の歯面を含む軸方向一端部のみを前記歯車ワークに当接させ、且つ前記工具と前記歯車ワークとをかみ合わせて回転させることで、前記歯車ワークの全周にわたって、前記歯車ワークの歯面の前記ワーク径方向及び歯すじ方向の端部である四隅の少なくとも1つを研削する特定研削工程と、
    を含み、
    前記通常研削工程で使用される前記工具と、前記特定研削工程で使用される前記工具とは、同一である、歯車製造方法。
  7. 前記特定研削工程は、前記通常研削工程の後に実行される、請求項6に記載の歯車製造方法。
  8. 前記通常研削工程は、前記特定研削工程の後に実行される、請求項6に記載の歯車製造方法。
  9. 前記特定研削工程において、前記歯車ワークの歯面のうち前記ワーク径方向の外端部を研削する場合、前記工具の歯のうち最も軸方向一端に位置する部分の軸方向一方側の歯面を前記歯車ワークに当接させる、請求項6~8の何れか一項に記載の歯車製造方法。
  10. 前記特定研削工程において、前記歯車ワークの歯面のうち前記ワーク径方向の内端部を研削する場合、前記工具の歯のうち最も軸方向一端に位置する部分の軸方向他方側の歯面を前記歯車ワークに当接させる、請求項6~9の何れか一項に記載の歯車製造方法。
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