JP6999887B2 - パウチ用カバー並びにヘルニア抑制具 - Google Patents

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この発明はストーマ装具の、パウチ(袋部)にかかる圧力が、腹壁から面板を剥がす力になり、ストーマ装具の面板と腹壁の隙間から、***物が漏れ出る現象を防ぐ、パウチ用カバー並びにヘルニア抑制具に関するものです。
ストーマとは、手術で腸や尿管を、腹壁の外に引き出して作られた、人口***口の事です。肛門や尿道には括約筋という筋肉があり、自分の意思で***物を出したり我慢したりコントロールをしています。しかし、ストーマは***のタイミングを自分の意志でコントロールする事は出来ません。そのため、ストーマ装具を腹部に装着して、パウチ(ストーマ袋とも呼ばれます)に***物を受け止めます。ストーマ装具は、***物を受け止め貯めるパウチと、パウチを腹壁に取り付ける為の面板(土台とも呼ばれます)からなります。
特表2018-508310 オストミー製品用の接着性固定部材 特許5799371号 皮膚用粘着剤、 皮膚用粘着シート及びオストミー装着面板 特許5020985号 ***制御オストミー装置 特開2005-278744号 ストーマ装具固定用補助具 特開2000-116691入浴用ストーマ装着具
実用新案登録第3204462号 オスメイト用下着
諸般の事情でストーマ(人工肛門)を設ける事に成った人は、ストーマ装具を身体に取り付けます。1ピース型と言われるストーマ装具は、***物を貯めるパウチ(4)(袋部)と、その袋部を身体に取り付ける為の面板(6)とで、構成されています。面板には粘着剤が付いていて、その粘着力で身体腹壁に接着されます。課題はこの接着箇所から、***物が漏れ出てくることです。その原因は次の事だと思うのです。接着力が弱い、接着面同士の形状状態が接着に適さない、接着面を剥がす力が働く事です。ストーマ装具のカタログには、面板を腹壁にしっかりと密着させる事が大事であると書かれています。
接着力が弱いのは、定期的(2~3日毎)に剥がして交換する必要性から、永久的では無い取り外しが可能な粘着剤での接着方法では、致し方が無いと思われます。
接着面同士の形状状態が接着に適さないとは、固定単一平坦面では無い、腹壁表面と、固定平面であるパウチ面板の形状とでは、物理的に無理が有り、馴染み難いのです。特にお臍の位置は窪んでいるので、面板がさらに馴染み難いのです。さらに汗等、水分があると剥がれ易いのです。又ストーマ付近の腹壁の面形状は変化する事があり、山状に盛り上がって出て来るヘルニアの場合は、円錐状、立体形状の盛り上がり面に対して、平面形状の面板(6)を、接着をする事に成り、平面形状を放射状にするとか、切り込みを入れる等の、結合への工夫が必要となります。そして、ヘルニアを押さえる事も重要です。
接着面を剥がす力が働くとは、パウチに***物が入って来ると、液体、粘性体、気体からなる***物の流入圧力が、パウチ内部に働きます。するとパウチ内気圧が上がり、面板を腹壁から剥がそうとする力が働きます。腸の収縮により起きる、蠕動(ぜんどう)運動で排出される排出物は、ストーマから、じわじわと出る時や、時には噴水の様に噴出する事もあります。そして装着時点では腹壁に沿った薄い平面であった袋部は、***物が入って来ると、大きく膨らみ立体に成ります。大きく立体になると、装着者の行動に因るパウチへの衝撃現象が増え、この衝撃や接触による力が、パウチを剥がす要因になります。衝撃や接触によってパウチが押されたり、引っ張られたりすると、その力は面板を引っ張り剥がす力に成ります。又、着衣であるズボンや下着のベルト、ゴム等は、パウチ袋部を押さえる力になります、その力がパウチの貯留部空間を圧迫し、分断し、パウチの貯留容積を小さくする為、パウチは貯留容積に満たないのに、内部(気圧)圧力が上がり、面板を腹壁から剥がそうとする力が働きます。気体、液体の混じった***物がパウチ袋部に流入すると、出口の無い空間の圧力が上がります。圧力は袋内に充満し、ストーマとストーマ周辺の隙間腹部にもかかります。他には無い唯一外部と繋がったストーマ周辺、そこに掛かった圧力は、面板と腹壁との間にジワジワと侵入し、やがては面板を押し上げ、腹壁から剥がす力に成る様に感じます。又、大きく膨らんだ袋部は、外部から掛かる力も受けやすく、前に屈んだり、横にねじったりする、パウチ装着者の生活行動で、押されたり引っ張られたりします。又、満員電車や人ごみで、外から押さえられても、同様の力が働き、その結果として、漏れが起こるのではないかと思います。尚、袋部にはエアー抜きが設けられていますが、***物が覆い被さると、その機能は極端に低下します。
***物が漏れ出る事はパウチ装着者にとって、とても不快で嫌な事です。液体、粘性体の汚物が衣服身体を汚すと、その後始末には手間と時間がかかります。通常予定しているパウチの交換は、トイレで***物を出しておき、次に比較的掃除のし易い、洗面所や浴室で、あらかじめ手の届く適当な位置に、用具や交換部材を配置するので、適切な対処が出来ます。しかし、漏れは予期せずに起き、就寝中にも起きます。不意打ちです。特に冬場の夜に起きると、とても大変です。衣服の交換は汚れた衣服を脱ぎ、寒い中で裸に成ったり、お湯を沸かして身体を拭いたりする等の作業を行う事になります。特に介助者の居ない単身者の場合を想像すると、対処はとても大変です。***物にまみれた状態で、処置材や衣服を取りに行く為の行動をすれば、汚物を周辺にまき散らす事になります。着替えの衣服を取りに行く事や、交換の為の小道具、剥離剤、パウダー、ガーゼ、お湯、消毒溶液等を取りに行き、揃える事になります。これらの行動を、パウチ装着者自身が行うのは、かなりの苦戦作業です。この様な事が何回も続くと、精神的にも落ち込んで、生きる事自体を考える様になります。五体満足な健常者でさえこの状態なのに、目が見えない、手や足が不自由な障害者であれば、どんなに辛い事でしょう。この様な気持ちを起こさせない為にも、漏れ防止策は必要です。既存技術では漏れを防ぐために、お椀の様なドーム状のカバーで、パウチを覆い包み込み、ベルトで身体に装着する物や、図5に示す、ドーナツ状の板をパウチ面板の上に当てて、身体に巻いたベルトで身体腹壁に押し付けようとするものがあります。私が調べた先行技術文献の中では、これだけが、腹壁に面板を押し付ける物でした。しかしパウチ袋部を加圧する力を弱める機能はありません。困るのが、ズボン、下着、衣服についているゴム紐やベルトです。これらはパウチ袋部の上から、パウチを腹部に向って押し付け圧迫します。位置的にも、お臍の横に設けられた、ストーマに取り付けられるパウチ袋部は、下に垂れ下がり、衣服のベルトや紐の、装着位置と重なるのです。締め付けるつもりが無くても、衣服をまとうと必然的にパウチは圧迫されるのです。ウエストに近い、この位置では、ベルトを強く締められないので、ダランと垂れ下がった情けない恰好で、ズボンを装着しています。ましてや満員電車や、人混みに巻き込まれる等の行為は、この事が予想されるので、自然と外出を避ける様に成ってしまいます。これは、少子高齢化社会に於いて、解決しなければならない大きな課題です。
特許文献1の特表2018-508310、オストミー製品用の接着性固定部材は接着性フランジ拡張材を用いて接着性を高めている。
特許文献2の特許5799371号、皮膚用粘着剤、皮膚用粘着シート及びオストミー装着面板は粘着剤の科学的成分で接着効果を高めているらしいので、僕には理解不能。
特許文献3の特許5020985号、***制御オストミー装置はガス抜き手段を設けて***圧力を制御出来る様にしている。
特許文献4の特開2005-278744号、ストーマ装具固定用補助具はストーマの周囲に面板から突起を突出させて、ストーマを保護している。
特許文献5の特開2000-116691、入浴用ストーマ装着具は防水カップを装着ベルトにて身体に固定するものである。
実用新案登録第3204462号、オスメイト用下着は、下着にメス側ファスナーを、パウチカバーにオス側ファスナーを設けるものである。
以上全て、パウチの上から腹膜に向って、押さえられても、袋部を圧迫する事無く、その力が面板を押さえ、腹壁面との接着力を増す考え方は無かった。
この発明はストーマ装具の一部であるパウチの面板(6)と、身体の腹壁との隙間から、***物が漏れ出す現象を防ぐ、パウチ用カバー(1)に関するものであり、その手段はパウチ(4)の袋部にかかる圧力(P)を、身体の腹壁に接着している面板(6)を押さえる力に誘導転換し、面板(6)を引き剥がす力を減らし、パウチ面板引き剥がし現象を防ぐカバーであって、弾性材製の板状物を、空間を挟む形に折り曲げ、安定形状にし、折り曲げた一端下面側には先端から根元に向ってU字状の切り欠き部(7)を設け、その切り欠き部(7)は、ストーマ装具の袋部と面板を繋いでいる連結部分が、嵌まる大きさ、形にした、パウチ用カバー(1)であります。
簡単に言えば、車両の車輪架台軸に使われている板バネの原理です。板バネを折り曲げ、空間を挟む上下二枚の形にして、その間の空間にパウチが入る様にして、折り曲げた一端下面側にストーマ装具の袋部と面板を繋いでいる連結部分が嵌まる、切り欠き部(7)(湾)を作った物です。上バネに架かった荷重は下バネに伝えられ、中間の空間を少しは押さえるものの、確保し支えており、下バネが腹壁を押さえるのです。そして曲げられた板状物の側面以外は、解放された壁の無い空間なので、物の出入りは自由であり、パウチ内の***物の流下を妨げないのです。
図1は左側に既存ストーマ装具、その右側に本発明品、パウチ用カバー(1)を描いた斜視図である。分かり易いように内側(腹壁側)から外方向を向いて描いている。樹脂板等の弾性材を加熱して、空間を挟む形に折り曲げると、断面形状がV字やU字の折り畳み形状物が出来あがる、それを冷やすと安定形状になる。折り曲げられた一方の面(下面)の先端から中央(根元)に向って、切り欠き部(7)(湾)を設ける。この方法以外に、先に(7)の切り欠き加工をし、その板を曲げる方が効率的である。
図2は出来上がったパウチ用カバー(1)をストーマ装具に嵌めた状態を表す斜視図である。左が下(引力)方向である。ストーマ装具の装着は腹壁に出来たストーマにストーマ装具を被せて面板(6)で腹壁に貼り付けられている。その状態のストーマ装具にパウチ用カバー(1)を上から下へ向かって差し込むと、面板(6)とパウチ(4)とを繋いでいる連結部に切り欠き部(7)が嵌まり収まる。
差し込むのは鉛直方向だけではなく、斜め下方向や左右水平方へも差し込める。両手が自由に使える人であれば、切り欠き部(7)の入り口巾(A)寸法がパウチ連結部の幅(B)寸法より少し小さくて(10%ぐらい)も嵌められる。何故ならパウチ袋部は薄いフィルム状シートで出来ているので、折り曲げ自在だからである。両手の左右片方ずつでパウチ用カバー(1)切り欠き部(7)の左右をそれぞれ持ち、捻じって切り欠き開口部を広げて持ち、嵌め込み予定位置にあてがい、片手でパウチ用カバー(1)を押さえ、反対側片手で切り欠き部(7)からパウチ袋部を摘まんで、引き出せば良いからである。
この発明は以上の様に、前記発明の課題を解決したものである。すなわちパウチ袋部を押さえる力(P)を、パウチ袋部に掛ける事少なく、その下の面板(6)に掛ける事にしたものである。その結果、袋部に掛かる圧力Pは、面板(6)を押す力になり、面板(6)が腹壁に押され、張り付く力に変わり、袋部に掛かっていた圧力は軽減され、軽減された事により、***物が下方へ移動しやすくなり、袋容量を使い切る事が出来、結果としてパウチからの***物の漏れを少なくしたものである。この簡単な道具は、採用されやすく、使い易く、普及し易いので、この事に困っている多くの人の解決策になる事を願う。
さらにパウチ装着を他人に知られたくない人、カモフラージュしたい人用の作品も出来るので、パプチ装着者の悩みを減らせる。
そしてヘルニアを押さえるヘルニア抑制具にも成る。身体の弱い所へと移動するヘルニアが、ストーマ付近を盛り上げる事を今実感している。ストーマ施術後約6ケ月、日増しに大きくなって来るヘルニアは、抑制すると出ないのではないかと感じている。私の場合は次の手術(3回目)でストーマが無くなるなり、元に戻る予定であるが、多くの人は永久装着者である。ヘルニア創成期にパウチ用カバー(1)を使う事で、それが防止できれば素晴らしい効果である。
ストーマ装具(左)とパウチ用カバー(1)(右)を表わす斜視図。 ストーマ装具にパウチ用カバーを嵌めた状態を表わす斜視図。 パウチ用カバーを上(表面)から見た斜視図。 パウチ用カバーの上面が大きくアーチ状である、一実施例の斜視図。 面板を押さえるドーナツ状リングに身体固定用ベルトが付いた既存物を 表す斜視図。 上面が大きくアーチ状であるパウチ用カバーがストーマ装具に装着されている様子を表す斜視図。 パウチ用カバーがストーマ装具に装着されている断面図。 面ファスナー(9)を用いたパウチ用カバーの一実施例図。 ドーム状パウチ用カバーの一実施例図。 切り欠き部(7)入り口の、欠損部を塞ぐ、部材を設けた一実施例図。
図1は左側に既存ストーマ装具、右側に本発明品、パウチ用カバー(1)を描いた斜視図である。内側(腹面側)から外方向を向いて描いている。樹脂板等の弾性材を加熱してU字又はV字状に折り曲げ、冷やすと形状が安定する。折り曲げられた一方の面(下面)の先端から根元に向ってU字状の切り欠き部(7)が出来る形状に切り取る。先に切り欠き部(7)を設けて作った板を曲げる方が効率的である。
図2は出来上がったパウチ用カバー(1)をストーマ装具に嵌めた状態を表す斜視図である。左が下(引力)方向である。ストーマ装具の装着は腹壁に出来たストーマにストーマ装具を被せて面板(6)で腹壁に貼り付けられている。その状態のストーマ装具にパウチ用カバー(1)を上から下へ向かって差し込むと、面板(6)とパウチ(4)とを繋いでいる連結部に、切り欠き部(7)が嵌まる。差し込むのは鉛直方向だけではなく、斜め下方向や左右水平方へも差し込める。
試作品は、長さ30cm巾12cm厚み2mmのポリプロピレン製板を使った。所定の形に切りだし、角部は面取りをし、出隅は全てサンダー掛けとし、ガスコンロの炎で加熱し、折り曲げ、冷やすと出来上がった。量産するには金型を使う押出成形が良いだろう。厚みや形状寸法はデーターをたくさん取って最適な物を選べばよい。
さらに押出成形では図3に表した様に、樹脂板の表面に、生け花で使う剣山(8)状の突起を設ける事が出来る。着衣した時、上に被って来る衣服の内側に剣山の先が突き刺さる事で、ずれ止めになる。
図(4)に描いているのは、折り曲げた片方の面(上面)を大きく伸ばした実施例である。鉛直方向では無く水平方向に差し込んだ状態で描いている。パウチの袋部と面板とを繋いでいる連結部には、パウチ用カバー(1)の重みが、かかる。これは引力としてストーマ装具に働いて、ずり下げようとする力になる、この引力を軽減する為に、この剣山(8)の突起は役に立つ。その理由はパウチ用カバー(1)に被って来る衣服の内側にこの突起が突き刺さり、着ている衣服がパウチ用カバー(1)を吊り、その重量の一部を保持するからである。さらにベルトを身体に巻き付け、固定力を増す事も出来る、ベルト用穴(3)はその為のフックを引っ掛ける為の穴である。
更にこの大きい片面である上面は、パウチ装着を他人に知られたくない人、カモフラージュしたい人にも優れものである。小さい面積で部分的に飛び出しているのではなく、大きい面積でお腹全体が膨れていると、肥満体の人に見られて、パウチ装着者に見られない効果がある。着衣を通してパウチの形が判別出来る事やパウチの存在を分かり難くする事が出来る。図4はアーチ状を示しているが、図9の様にアーチをドーム形状に近づける事で、より分かり難くする事も出来る。
剣山(8)が無い場合は面ファスナーを用いて同じ効果を得る事も出来る。この場合は雌雄一対の面ファスナーを用意し、着衣側には雌側、パウチ用カバー(1)側には雄側の面ファスナーを取り付けておく事で、同じ効果を得られる。衣服を着る時、少し下げ目に下げておいて、着衣をパウチ用カバー(1)に押し付ける事で、着衣の上に戻る収縮力を利用して、適当な位置にパウチ用カバー(1)を吊り下げられる。
パウチ用カバー(1)の材質は弾性を持った材料であれば良いので、ステンレス等の金属もプレス成型で製作できる、プラスチック等の樹脂なら、熱加工での曲げ、金型を使った射出成型も利用出来る。
材料が樹脂の場合は透明の製品も出来る。透明ならばパウチ用カバー(1)を通してその下のパウチに溜まった***物の様子が見えるが、不透明な樹脂や、金属製だとその様子が見えない。そこでメッシュ状の物や有孔板製を作る事で、下が透視出来る製品が出来る。メッシュ状なら通気性もあり、蒸れにくいので夏場には向いている。
図8は折り曲げの角度(θ)を調節し、押し圧力や空間の大きさを調節出来る様にしたものである。上面と下面を面ファスナーで繋いでいる。例えば折り曲げ角度θを30度にして成型加工した物に力を加え、折曲げ角度を15度にして面ファスナーで繋ぐと、押し圧力は以前より強くなければ折り曲げられない。その事は押し曲げ力を加減できる作品が出来るので、より細かい装着者ニーズに答えられる。
既存技術の身体を巻いたベルトにパウチ用カバー(1)を繋いで引っ張ると安定して装着が出来る。図3に描いたようにパウチ用カバー(1)の適当な位置に穴(3)を開けてベルトをフックで引っ掛け、身体に装着する事で安定する。この時上面に開いた穴に、フックを引っ掛ければ、腹壁から遠ざかった位置でベルトを引っ張る事ができる。ベルト引張力は腹壁とH寸法離れた位置で引張り力が働くので、同じ引張力であっても腹壁を押す力は強い、何故ならば、仮に座標軸で言う、引張力はベルト水平方向をh、その直方向をvと仮定し説明すると、腹膜からH寸法離れた位置で引っ張られるベルトには(垂直)方向の分力も働いているので、下面と上面を引っ張る場合の角度(θ2)が仮に15度違うと、近似値で、正弦(SIN)15=0.2679×Pの力が腹膜を押すので、お腹が出っ張って来るヘルニア症状に対処できる道具となる。
図10はパウチ用カバー(1)下面の切り欠き部(7)の両側を繋いだ実施例である。説明がし易いように切り欠き部(7)を湾、その両側を半島R、半島Lと呼ぶ。湾の入り口巾A寸法は、パウチ面板と袋部の連結部が通過できる寸法なので、使い易い寸法にするには、面板(6)とパウチ(4)とを繋いでいる連結部寸法より大きい方が入れ易い。その寸法が50mmだとすると、この寸法分50mm間は下板が無い、つまり腹膜面を押さえられない事になり、ここが漏れやすい場所に成る。
そこで、この部位も抑えられる様に下板を開閉して、伸ばせるようにした。パウチ用カバー(1)装着時は開けておいて装着後、閉めれば良い。図面はピン(回転軸)で板を繋いだが、スライド出来る様にしても良い。こうする事で何も無かった部位に、抑え板が出来たので腹面が抑えられる。この事により、この位置からのヘルニアも抑制できる。
この発明は、発明の効果欄で述べたように、とても簡単な仕掛けで、前記課題を解決したものである。広報さえ出来れば、とても普及し易く、取り扱いも簡単なので、この課題で困っている人に有益な事に成ると思う。
1、パウチ用カバー
2、ストーマ
3、ベルト用穴
4、パウチ
5、ストーマ用穴
6、面板
7、切り欠き部
8、剣山」
9、面ファスナー
A、切り欠き部(7)の入り口巾寸法
B、袋部と面板との連結部の幅(B)寸法
P、押し圧力
θ、折り曲げ角度
θ2、引張力角度











Claims (1)

  1. パウチ(4)を押さえる圧力から、パウチ(4)を守るカバーであって、プラスチック製の、弾性曲げ応力度を有する板状物を、空間を挟む形に折り曲げ、安定形状にし、折り曲げられた一端、上部側の外表面には着衣衣服への引っ掛かりが出来る、剣山(8)状の突起が設けられ、他方折り曲げられた他端、下部側には先端から根元に向って、U字状の切り欠き(7)を設け、その切り欠き部(7)は、ストーマ装具の袋部と面板を繋いでいる部分が嵌められる大きさである事を特徴とするパウチ用カバー並びにヘルニア抑制具。
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