JP6999111B2 - 靴洗浄装置 - Google Patents

靴洗浄装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6999111B2
JP6999111B2 JP2017208331A JP2017208331A JP6999111B2 JP 6999111 B2 JP6999111 B2 JP 6999111B2 JP 2017208331 A JP2017208331 A JP 2017208331A JP 2017208331 A JP2017208331 A JP 2017208331A JP 6999111 B2 JP6999111 B2 JP 6999111B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
shoe
storage chamber
shoes
nozzle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017208331A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019080599A (ja
Inventor
修 谷越
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Qingdao Haier Washing Machine Co Ltd
Original Assignee
Qingdao Haier Washing Machine Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Qingdao Haier Washing Machine Co Ltd filed Critical Qingdao Haier Washing Machine Co Ltd
Priority to JP2017208331A priority Critical patent/JP6999111B2/ja
Priority to PCT/CN2018/090771 priority patent/WO2019080509A1/zh
Priority to CN201880068600.8A priority patent/CN111386365B/zh
Publication of JP2019080599A publication Critical patent/JP2019080599A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6999111B2 publication Critical patent/JP6999111B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47LDOMESTIC WASHING OR CLEANING; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47L23/00Cleaning footwear
    • A47L23/02Shoe-cleaning machines, with or without applicators for shoe polish
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B08CLEANING
    • B08BCLEANING IN GENERAL; PREVENTION OF FOULING IN GENERAL
    • B08B3/00Cleaning by methods involving the use or presence of liquid or steam
    • B08B3/02Cleaning by the force of jets or sprays
    • DTEXTILES; PAPER
    • D06TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D06FLAUNDERING, DRYING, IRONING, PRESSING OR FOLDING TEXTILE ARTICLES
    • D06F17/00Washing machines having receptacles, stationary for washing purposes, wherein the washing action is effected solely by circulation or agitation of the washing liquid
    • D06F17/04Washing machines having receptacles, stationary for washing purposes, wherein the washing action is effected solely by circulation or agitation of the washing liquid solely by water jets

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Control Of Washing Machine And Dryer (AREA)
  • Cleaning By Liquid Or Steam (AREA)
  • Accessory Of Washing/Drying Machine, Commercial Washing/Drying Machine, Other Washing/Drying Machine (AREA)

Description

この発明は、靴洗浄装置に関する。
下記特許文献1で開示された靴洗浄機では、外槽内に配置された内槽の底部中央に、上下に延びる回転軸が回転自在に設けられる。回転軸の下部には、円形のヨク、いわゆるパルセータが一体的に設けられる。回転軸の周側面には、内槽の内面近くまで横向きに突出する主ブラシが上下に亘って設けられ、ヨク上には上向きに突出する補助ブラシが設けられる。内槽に給水されて靴が回転軸と内槽の内面との間に入れられた状態で回転軸が反転すると、この靴は、主ブラシおよび補助ブラシに擦られることによって洗われる。
実開昭62-120956号公報
特許文献1のように靴を洗浄する靴洗浄装置では、靴の中に水が溜まった状態で洗浄が終了すると、その後の靴の乾燥に時間がかかってしまう。また、洗浄により靴から取り除かれたはずの汚れが、靴の中に溜まった水に混じることにより、洗浄効果が低下するおそれがある。そのため、靴洗浄装置では、靴の中に水が溜まった状態で洗浄が終了しないように、靴の姿勢を監視する必要がある。
この発明は、かかる背景のもとでなされたもので、靴の中に水が溜まった状態で洗浄が終了しないように靴の姿勢を監視できる靴洗浄装置を提供することを目的とする。
本発明は、履き口が下側を向いた反転姿勢の靴を収納する収納室と、前記収納室内に給水する給水部と、前記収納室内の水によって生成される洗浄液を前記収納室内の靴に噴射するノズルと、前記収納室内の靴が前記反転姿勢にあるか否かを判定する判定部とを含む、靴洗浄装置である。
また、本発明は、前記ノズルによる洗浄液の噴射が開始された後に前記収納室内の水位が所定水位を下回った場合に、前記給水部は、前記収納室内への補給水を行い、前記補給水により前記収納室内の水位が前記所定水位に到達するまでの補給水時間が第1閾値を上回った場合には、前記判定部は、前記収納室内の靴が前記反転姿勢にないと判定することを特徴とする。
また、本発明は、前記靴洗浄装置が、前記収納室内の靴のサイズを検知するサイズ検知部をさらに含み、前記補給水時間が前記第1閾値を上回った場合において、前記補給水時間と前記第1閾値との差に相当する補給水量と、前記サイズ検知部によってサイズが検知された靴の容積との差が第2閾値以内である場合には、前記判定部は、前記収納室内の靴が前記反転姿勢にないと判定することを特徴とする。
本発明によれば、靴洗浄装置の収納室には、靴が収納される。給水部によって収納室内に給水され、収納室内の水によって洗浄液が生成される。ノズルが洗浄液を収納室内の靴に噴射することによって、靴が洗浄される。収納室に収納された靴の通常の姿勢は、履き口が下側を向いた反転姿勢である。そのため、ノズルから反転姿勢の靴の中に噴射された洗浄液などの水は、履き口から靴の外へ流れ落ちるので、靴の中に溜まらない。しかし、収納室内の靴が反転姿勢にない場合には、洗浄中に靴の中に入り込んだ水は、履き口から流れ落ちにくいので、洗浄後も靴の中に溜まるおそれがある。
そこで、靴洗浄装置は、収納室内の靴が反転姿勢にあるか否かを判定する判定部を含む。収納室内の靴が反転姿勢にない場合には、そのことを判定部の判定結果によって速やかに検知できる。したがって、靴洗浄装置では、靴が反転姿勢にないことによって靴の中に水が溜まった状態で洗浄が終了しないように、靴の姿勢を監視できる。
また、本発明によれば、靴の洗浄の際、ノズルによる洗浄液の噴射が開始された後に、洗浄液が収納室の壁面に付着したり、靴に染み込んだりすることによって、収納室内の水位が所定水位を下回ることがある。この場合、給水部による収納室内への補給水が行われる。
洗浄液が収納室の壁面に付着したり靴に染み込んだりしただけでは、水位は、それほど低下しないので、補給水により収納室内の水位が所定水位に到達するまでの補給水時間は、短時間であり、第1閾値を上回らない。しかし、収納室内の靴が反転姿勢にない場合には、収納室内における比較的多量の水が靴の中に溜まることによって水位が比較的大幅に低下するので、補給水時間は、第1閾値を上回ってしまう。補給時間が第1閾値を上回った場合には、判定部は、収納室内の靴が反転姿勢にないと判定する。つまり、補給水時間と第1閾値との関係に基くことによって、判定部は、収納室内の靴が反転姿勢にあるか否かを正確に判定できる。したがって、靴洗浄装置では、靴が反転姿勢にないことによって靴の中に水が溜まった状態で洗浄が終了しないように、靴の姿勢を正確に監視できる。
また、本発明によれば、靴洗浄装置のサイズ検知部が、収納室内の靴のサイズを検知する。収納室内の靴が反転姿勢にない場合には、靴の容積に相当する量の水が靴の中に溜まることがある。この場合、補給水時間と第1閾値との差に相当する補給水量と、サイズ検知部によってサイズが検知された靴の容積とは、これらの差が第2閾値以内におさまる程度の近い値になる。補給水量と靴の容積との差が第2閾値以内である場合には、判定部は、収納室内の靴が反転姿勢にないと判定する。つまり、前述した補給水時間と第1閾値との関係に加えて、補給水量と靴の容積と第2閾値との関係に基くことによって、判定部は、収納室内の靴が反転姿勢にあるか否かを一層正確に判定できる。したがって、靴洗浄装置では、靴が反転姿勢にないことによって靴の中に水が溜まった状態で洗浄が終了しないように、靴の姿勢を一層正確に監視できる。
図1は、この発明の一実施形態に係る靴洗浄装置の平面図である。 図2は、図1のA-A矢視断面図である。 図3は、靴洗浄装置の電気的構成を示すブロック図である。 図4Aは、靴洗浄装置において実行される処理を示すフローチャートである。 図4Bは、靴洗浄装置において実行される処理を示すフローチャートである。 図4Cは、靴洗浄装置において実行される変形例の処理を示すフローチャートである。
以下には、図面を参照して、この発明の実施形態について具体的に説明する。図1は、この発明の一実施形態に係る靴洗浄装置1の平面図である。以下では、図1における上下方向を靴洗浄装置1の左右方向Xといい、図1における左右方向を靴洗浄装置1の前後方向Yといい、図1の紙面に直交する方向を靴洗浄装置1の上下方向Zという。左右方向Xは、図1の上側に相当する左側X1と、図1の下側に相当する右側X2とを含む。前後方向Yは、図1の左側に相当する前側Y1と、図1の右側に相当する後側Y2とを含む。上下方向Zは、図1の紙面における手前側に相当する上側Z1と、図1の紙面における奥側に相当する下側Z2とを含む。左右方向Xおよび前後方向Yは、横方向、詳しくは水平方向に含まれ、上下方向Zは、垂直方向、換言すれば靴洗浄装置1の高さ方向と同じである。
靴洗浄装置1は、例えば衣類用の洗濯機が載せられる中空の台(図示せず)に組み込まれる。靴洗浄装置1は、その外殻をなすボックス状のキャビネット11と、引出部12とを含む。キャビネット11は、例えば金属製であり、ボルトなどの締結部材によって、前述した台(図示せず)に固定される。キャビネット11は、天板11Aと、左側板11Bと、右側板11Cと、底板11D(後述する図2参照)とを含む。天板11Aは、矩形状であり、左側板11Bおよび右側板11Cの上端縁間に架設される。底板11Dは、矩形状であり、左側板11Bおよび右側板11Cの下端縁間に架設される。底板11Dの四隅には、下側Z2へ半球状に膨出して床などの載置面に接触する脚11Eが1つずつ設けられる(図2参照)。キャビネット11は、天板11Aおよび底板11Dによって上下方向Zの両側から塞がれて左側板11Bおよび右側板11Cによって左右方向Xの両側から塞がれた内部空間11Fを有する。内部空間11Fは、少なくとも前側Y1へ開放される。
引出部12は、正面扉13と洗浄槽14とを含み、キャビネット11によって前後方向Yへスライド可能に支持される。図1における引出部12は、収容位置にある。収容位置の引出部12では、洗浄槽14が、キャビネット11の内部空間11Fに収容された状態にある。正面扉13は、前後方向Yに一致した板厚方向を有する板状に形成され、キャビネット11よりも前側Y1に配置される。左右方向Xにおける正面扉13の両端部は、キャビネット11よりも外側へ突出して配置される。正面扉13の上端面には、排気口13Aと、凹部13Bと、操作部13Cとが、例えば左側X1からこの順番で設けられる。排気口13Aは、正面扉13内に形成された排気ダクト(図示せず)を介して洗浄槽14内に連通した状態にある。使用者は、凹部13Bに指を掛けることによって正面扉13を掴み、引出部12を前後方向Yにスライドさせることができる。操作部13Cは、例えば複数のボタンによって構成され、靴洗浄装置1の運転のために使用者によって操作される。操作部13Cには、使用者向けの情報を表示する表示部(図示せず)が設けられてもよい。
図2は、図1のA-A矢視断面図である。洗浄槽14は、キャビネット11よりも一回り小さい樹脂製または金属製の容器であって、正面扉13の後側Y2に配置されて、正面扉13に固定される。洗浄槽14の内部空間である収納室14Aは、一足の靴Sを収納できる大きさを有する。洗浄槽14の上端には、洗浄槽14の内部空間を上側Z1へ開放した出入口15が形成される。
出入口15に関連して、キャビネット11には、出入口15を開閉する扉16が設けられる。扉16は、出入口15を塞ぎ得る大きさを有する板状に形成され、キャビネット11の天板11Aの真下に配置される。扉16は、カムなどを用いた公知の昇降機構(図示せず)を介してキャビネット11によって昇降可能に支持される。図2に示すように引出部12が収容位置にある状態では、扉16は、下降して出入口15を密閉した状態にある。使用者が正面扉13を掴んで前側Y1へ引くと、引出部12は、洗浄槽14がキャビネット11よりも前側Y1に位置する引出位置(図示せず)まで引き出される。引出部12が収容位置から引出位置に引き出されるのに連動して昇降機構が作動することにより、扉16が上昇して出入口15から離れる。これにより、引出位置にある引出部12の洗浄槽14では、出入口15が開放されて上側Z1へ露出される。引出部12が引出位置から収容位置に戻るのに連動して昇降機構が作動することにより、扉16が下降する。これにより、引出部12が収容位置に戻ると、出入口15が扉16によって密閉される。
引出部12は、保持部17と、ダクト18と、送風部19と、ヒータ20と、回転ノズル21と、サイドノズル22と、かかとノズル23と、ポンプ24とを含む。回転ノズル21、サイドノズル22およびかかとノズル23は、この発明の一実施形態によるノズルの一例である。
保持部17は、一足の靴Sに応じて一対設けられ、洗浄槽14の収納室14A内において左右に並んで配置される。各保持部17は、洗浄槽14の後壁14Bから前側Y1および上側Z1へ延びる。ダクト18は、上下に延びる管状に形成され、後壁14Bに後側Y2から固定される。ダクト18の下端部には、収納室14Aに連通した流入口18Aが形成される。ダクト18には、蛇口などの水栓(図示せず)から延びる給水路(図示せず)が接続される。なお、給水路は、水栓に直結されるのではなく、靴洗浄装置1の上側Z1に配置される洗濯機(図示せず)の給水路から分岐してダクト18に接続されてもよい。送風部19は、いわゆるファンであって、洗浄槽14の外に配置され、ダクト18の上端部に固定される。ヒータ20は、収納室14A内において、洗浄槽14の底壁14Cの後部に配置される。底壁14Cの前部には、流出口14Dが形成される。
回転ノズル21は、タワーノズル25と水平ノズル26とを有し、収納室14A内に配置される。タワーノズル25は、上端が塞がれた管状の中空体であって、洗浄槽14の底壁14Cから一対の保持部17の間を通って出入口15の手前まで上側Z1へ延びる。タワーノズル25の下端部が底壁14Cによって支持されることにより、回転ノズル21の全体は、タワーノズル25の中心を通る仮想の縦軸Jまわりに回転可能である。以下では、縦軸Jまわりの周方向を周方向Tといい、縦軸Jを中心とする径方向を径方向Rという。水平ノズル26は、タワーノズル25の下部から径方向Rの外側へ張り出した上下に扁平な中空体である。水平ノズル26は、複数存在し、縦軸Jまわりに回転対称となるように配置される。
サイドノズル22は、洗浄槽14における左右の側壁14Eに1つずつ固定される。つまり、サイドノズル22は、一対存在し、左右方向Xからタワーノズル25および一対の保持部17を挟むように収納室14A内に配置される。各サイドノズル22は、左右方向Xに扁平で前後方向Yに長手の中空体である。かかとノズル23は、一対存在し、左右に並んだ状態で、洗浄槽14の後壁14Bの前面に設けられる。一対のかかとノズル23は、一対の保持部17と左右方向Xにおいて1つずつ同じ位置にある。各かかとノズル23は、左右方向Xに延びる中空体である。左右方向Xにおいて同じ側にあるサイドノズル22およびかかとノズル23では、互いの内部空間が連通した状態にある。
単数または複数の噴射口27が、タワーノズル25の上端部、各水平ノズル26の上面部、左のサイドノズル22の右面部、右のサイドノズル22の左面部、および、各かかとノズル23の前面部にそれぞれ設けられる。
ポンプ24は、洗浄槽14の底壁14Cの後端部に固定される。ポンプ24と底壁14Cの流出口14Dとは、第1流路28によってつながった状態にある。ポンプ24とタワーノズル25の下端部とは、第1流路28とは別の第2流路(図示せず)によってつながった状態にある。ポンプ24と左右のサイドノズル22とは、第1流路28および第2流路とは別の第3流路(図示せず)によってつながった状態にある。左右のサイドノズル22は、個別にポンプ24につながってもよいし、一方のサイドノズル22が第3流路によってポンプ24につながって、他方のサイドノズル22が別の第4流路(図示せず)によって当該一方のサイドノズル22につながってもよい。ポンプ24には、排水路(図示せず)の一端が接続される。排水路の他端は、建物の排水管(図示せず)などの機外の排水設備に直接つながってもよいし、靴洗浄装置1の上側Z1に配置される洗濯機(図示せず)の排水路に合流してもよい。ポンプ24は、第1流路28に存在する水を吸い込んで、第2流路および第3流路だけに吐き出したり、排水路だけに吐き出したりすることができる。なお、この排水路と、前述した給水路(図示せず)とは、引出部12がスライド可能であることを踏まえて、ある程度長めに設定される。
図3は、靴洗浄装置1の電気的構成を示すブロック図である。靴洗浄装置1は、給水部および判定部の一例としての制御部31と、給水部の一例としての給水弁32と、水位検知部33とをさらに含む。制御部31は、例えば、CPU34と、ROMやRAMなどのメモリ35と、計時用のタイマ36とを含むマイコンとして構成され、引出部12に組み込まれる(図2参照)。給水弁32は、電磁弁などによって構成され、前述した給水路(図示せず)の途中に設けられる。水位検知部33は、収納室14A内に溜まった水の水位を検知する水位センサである。水位検知部33として、一般的な水位センサを用いることができる。この実施形態における水位検知部33は、収納室14A内の水面が回転ノズル21の水平ノズル26よりも低い所定水位W(図2参照)まで上昇するとONになり、水面が所定水位Wを下回るとOFFになるフロートスイッチである。
制御部31は、配線(図示せず)によって、操作部13C、送風部19、ヒータ20、ポンプ24、給水弁32および水位検知部33のそれぞれに対して電気的に接続される。制御部31は、使用者による操作部13Cの操作を受け付けると、送風部19、ヒータ20およびポンプ24の動作や給水弁32の開閉を制御することによって収納室14Aの靴Sの洗浄運転を実行する。洗浄運転中において、水位検知部33におけるONまたはOFFの状態を示す信号が制御部31に入力される。洗浄運転は、洗浄液によって靴Sを洗う洗い工程と、洗い工程後に洗浄液によって靴Sをすすぐすすぎ工程と、すすぎ工程の後に靴Sから水分を取り除く脱液工程とを含む。なお、洗い工程における洗浄液は、洗剤が溶けた水道水であり、すすぎ工程における洗浄液は、洗剤成分を含まない水道水である。
図2を参照して、洗浄運転の開始に先立って、使用者は、靴洗浄装置1の引出部12を引出位置(図示せず)まで引き出して洗浄槽14の出入口15を開放し、一足の靴Sを出入口15から洗浄槽14の収納室14Aに収納する。その際、使用者は、それぞれの保持部17の先端部17Aを、靴Sの履き口SHに下側Z2から挿通した後に、つま先ST側を向くように靴Sの内部空間SNに挿入する。これにより、収納室14A内では、一足の靴Sが左右方向Xに並び、それぞれの靴Sが、前後方向Yに略水平になった反転姿勢で保持部17によって保持される。反転姿勢の靴Sでは、つま先STが前側Y1を向き、靴底SZが上側Z1を向き、足の甲を覆うアッパ部SUと履き口SHとが下側Z2を向いた状態にある。反転姿勢の靴Sは、上下に嵩張らないので、反転姿勢の靴Sを収容する靴洗浄装置1の高さ寸法を小さく抑えることができる。また、使用者は、靴Sを収納室14Aに収納する際に、洗剤を収納室14Aに投入する。その後、使用者は、引出部12を、収容位置まで戻す。これにより、洗浄運転の準備が完了する。
洗浄運転の準備が完了した靴洗浄装置1では、収納室14A内において、回転ノズル21のタワーノズル25が、反転姿勢で保持された一対の靴Sの間に配置される。タワーノズル25の上端部は、これらの靴Sの靴底SZよりも上側Z1に突出して配置される。これにより、タワーノズル25の上端部における噴射口27が、靴底SZよりも高い位置に配置される。回転ノズル21の各水平ノズル26は、これらの靴Sよりも低い位置に配置され、各水平ノズル26における噴射口27は、これらの靴Sのアッパ部SUおよび履き口SHに下側Z2から臨む。一対のサイドノズル22は、収納室14A内における一対の靴Sの両側方、つまり、左右方向Xにおける両外側に配置される。左のサイドノズル22における噴射口27は、左の靴Sにおける左サイド部に左側X1から臨む。右のサイドノズル22における噴射口27は、右の靴Sにおける右サイド部に右側X2から臨む。一対のかかとノズル23は、一対の靴Sの後側Y2に配置される。左のかかとノズル23の噴射口27は、左の靴Sのかかと部SKに後側Y2から臨み、右のかかとノズル23の噴射口27は、右の靴Sのかかと部SKに後側Y2から臨む。
洗浄運転の準備が完了した後に、使用者が操作部13C(図1参照)を操作することによって、靴洗浄装置1の制御部31に対して洗浄運転の開始を指示する。すると、制御部31は、洗い工程を開始し、まず、給水弁32を開くことによって収納室14A内に給水する。これにより、水栓(図示せず)からの水が、その水圧によって給水路(図示せず)を通ってダクト18内に流入し、流入口18Aから収納室14A内に溜まる。
収納室14Aにおける水面が所定水位Wまで上昇すると、制御部31は、給水弁32を閉じることによって給水を終了する。前述したように洗剤が収納室14Aに事前に投入されるので、収納室14Aには、洗剤が収納室14A内の水に溶けることによって生成された洗浄液が溜まる。収納室14A内の洗浄液の一部は、第1流路28にも行き渡る。収納室14A内の洗浄液が第1流路28から吸い込まれて前述した第2流路や第3流路に吐き出されるように、制御部31がポンプ24を作動させる。
すると、洗浄液は、ポンプ24の駆動に伴って回転ノズル21のタワーノズル25内に流入してタワーノズル25内を上昇するとともに、各水平ノズル26内にも行き渡る。各水平ノズル26における複数の噴射口27のうち、少なくとも一つの噴射口27は、周方向Tにおける一方側へ向けて開口するように構成され、水平ノズル26内の洗浄液を当該一方側へ向けて噴射する。これにより、各水平ノズル26が、周方向Tの推力を受けるので、回転ノズル21の全体が縦軸Jまわりに回転する。回転中の回転ノズル21の各水平ノズル26では、洗浄液を当該一方側へ向けて噴射する噴射口27以外の噴射口27から、洗浄液が、太い実線の矢印A1で示すように、収納室14A内の各靴Sのアッパ部SUや履き口SHに向けて下側Z2から噴射される。また、回転中の回転ノズル21のタワーノズル25内を上昇した洗浄液は、太い実線の矢印A2で示すように、タワーノズル25の上端部における各噴射口27から各靴Sの靴底SZやサイド部に向けて上側Z1から噴射される。
また、洗浄液は、ポンプ24の駆動に伴って左右のサイドノズル22内および左右のかかとノズル23内に行き渡る。すると、左のサイドノズル22では、噴射口27から、洗浄液が、左の靴Sにおける左サイド部に噴射される。左のかかとノズル23では、噴射口27から、洗浄液が、太い実線の矢印A3で示すように、左の靴Sのかかと部SKに噴射される。右のサイドノズル22では、噴射口27から、洗浄液が、右の靴Sにおける右サイド部に噴射される。右のかかとノズル23では、噴射口27から、洗浄液が、右の靴Sのかかと部SKに噴射される。
以上のように収納室14A内において各ノズルから洗浄液が噴射された靴Sは、洗浄液の勢いによって泥や砂利などの汚れが除去されたり、洗浄液によって汚れが化学的に分解されたりすることによって洗浄される。そのため、靴Sをブラシなどで擦らなくても、靴Sに噴射された高圧の洗浄液によって、靴Sをブラシなどで擦り洗いする場合と同等の洗浄力を維持しつつ、傷みが生じないように靴Sの内外の全体を満遍なく洗浄できる。また、洗い工程において、制御部31は、ヒータ20をONにして収納室14A内の洗浄液を加熱してもよい。この場合には、靴Sに浴びせられた温かい洗浄液によって洗浄力を高めることができる。
洗い工程では、収納室14A内の靴Sに噴射された後に靴Sからこぼれた洗浄液や、各噴射口27から収納室14A内に噴射されたものの靴Sにかからなかった洗浄液が、落下して収納室14Aに溜まる。洗い工程では、ポンプ24が引き続き作動する。そのため、収納室14Aに溜まった洗浄液は、洗浄槽14の底壁14Cの流出口14Dから第1流路28に流入し、第2流路および第3流路(図示せず)を流れて回転ノズル21、サイドノズル22およびかかとノズル23の各噴射口27から収納室14A内へ再び噴射される。これにより、洗い工程中の洗浄液は、洗浄槽14とポンプ24との間で循環する。
洗浄液の循環が所定時間継続した後に、制御部31は、第1流路28の洗浄液が排水路(図示せず)に流れるようにポンプ24の動作を切り換える。これにより、収納室14Aの洗浄液が、第1流路28および排水路を通って機外へ強制的に排出される。このときの制御部31およびポンプ24は、収納室14Aを排水する排水部として機能する。制御部31は、このように収納室14Aの排水を行った後、ポンプ24を停止して洗い工程を終了する。
洗い工程後に、制御部31は、すすぎ工程を開始する。まず、制御部31は、給水弁32を開いて給水し、水道水を所定水位Wまで溜める。その後、制御部31は、ポンプ24を駆動させることによって、水道水を、すすぎ水として循環させる。これにより、回転ノズル21、サイドノズル22およびかかとノズル23の各噴射口27からのすすぎ水が、収納室14Aの靴Sに高圧で噴射されるので、靴Sがすすぎ水によってすすがれる。この際、制御部31は、ヒータ20をONにしてすすぎ水を加熱してもよい。この場合には、各噴射口27から温かいすすぎ水を靴Sに浴びせることによって、靴Sを効果的にすすぐことができる。すすぎ水の循環が所定時間継続した後に、制御部31は、第1流路28の水が排水路(図示せず)に流れるようにポンプ24の動作を切り換える。これにより、収納室14Aのすすぎ水が第1流路28および排水路(図示せず)を通って機外へ排出される。その後、制御部31は、ポンプ24を停止して、すすぎ工程、つまり洗浄工程の全体を終了する。
洗浄工程の後、制御部31は、送風部19を駆動させることによって、脱液工程を開始される。これにより、機外の空気が、送風部19によってダクト18内に取り込まれる。ダクト18内に取り込まれた空気は、流入口18Aから収納室14A内に送り込まれる。収納室14A内に送り込まれた空気は、送風部19によって加圧された高圧の状態で、収納室14A内の各靴Sの外面部に浴びせられたり、履き口SHから靴Sの内部空間SNに流入したりすることによって、靴Sから洗浄液などの水分を染み出させる。染み出た水分は、靴Sからこぼれ落ちる。そのため、ダクト18からの空気を各靴Sに浴びせることによって、洗浄後の靴Sを効果的に脱液できる。収納室14A内に送り込まれた空気は、最終的に、引出部12の正面扉13の排気口13A(図1参照)から機外へ排出される。なお、脱液工程において、制御部31は、ヒータ20をONにして収納室14Aに熱風を発生させてもよい。この場合、熱風によって靴Sを一層効果的に脱液できる。
送風部19の駆動が開始されてから所定時間が経過すると、制御部31は、送風部19を停止して、脱液工程を終了する。これにより、洗浄運転が終了する。なお、脱液工程の最後に制御部31がポンプ24を作動させて、脱液工程の際に靴Sからこぼれ落ちた水分を機外に排出してもよい。洗浄運転の終了後には、使用者は、引出部12を引出位置まで引き出して洗浄槽14の出入口15を開放し、収納室14Aの靴Sを出入口15から取り出す。
次に、洗い工程について、詳しく説明する。図4Aおよび図4Bは、洗い工程において実行される処理を示すフローチャートである。図4Aを参照して、洗い工程の開始に伴い、まず、制御部31は、収納室14Aの排水を行って、収納室14Aにおける水位を零にする(ステップS1)。このように収納室14Aにおける水位が零になった状態で、制御部31は、給水弁32を開いて給水を開始するとともに、タイマ36による計時を開始して給水時間を測定する(ステップS2)。給水に伴って収納室14A内の水面が所定水位Wまで上昇することによって水位検知部33がONになると(ステップS3でYES)、制御部31は、給水弁32を閉じることによって給水を終了するとともに、給水時間の測定を終了し、第1閾値を決定する(ステップS4)。第1閾値およびその決定方法については、以降で詳説する。測定終了後の給水時間は、収納室14Aの水位が零から所定水位Wまで上昇するのにかかる満水時間である。収納室14Aに所定水位Wまで溜まった水の量は、収納室14Aの寸法に応じて一定の標準水量であり、制御部31は、この標準水量を満水時間で割ることによって、今回の洗浄運転における時間当たりの給水量を算出し、メモリ35(図3参照)に記憶する。
そして、制御部31は、靴の洗浄を開始して、例えば295秒間ポンプ24を作動させて(ステップS5)、その後に例えば5秒間ポンプ24を停止させる(ステップS6)というサイクルを実行する。ステップS5でのポンプ24の作動により、洗浄液が、洗浄槽14とポンプ24との間で循環して、回転ノズル21、サイドノズル22およびかかとノズル23から収納室14A内の靴Sに噴射されるので、前述したように靴Sが洗浄される。ステップS6でのポンプ24の一時停止により、洗浄液の過度な泡立ちが抑制される。制御部31は、洗い工程において予め定められた必要回数(例えば10回)だけポンプ24の作動および停止のサイクルを繰り返す。必要回数のサイクルが終了し、これ以上サイクルを継続する必要がない場合には(ステップS7でNO)、制御部31は、収納室14Aの排水を行って(ステップS8)、洗い工程を終了する。
制御部31は、サイクルを実行して(ステップS6)、次のサイクルも継続する場合には(ステップS7でYES)、ポンプ24の停止中において、水位検知部33のONまたはOFFの状態を確認する(ステップS9)。洗い工程では、ポンプ24の作動によって洗浄液の噴射が開始された後に、洗浄液が収納室14Aにおける後壁14Bや側壁14Eなどの壁面に付着したり、靴Sに染み込んだりすることによって、収納室14A内の水位が所定水位Wを下回り、水位検知部33がOFFになることがある。この場合には、循環して靴Sに噴射される洗浄液の量が少なくなったので、洗浄効果を維持するために洗浄液を追加する必要がある。水位検知部33がONのままであれば(ステップS9でNO)、洗浄液を追加する必要はないので、制御部31は、次のサイクル(ステップS5およびS6)を実行する。
水位検知部33がOFFであれば(ステップS9でYES)、図4Bを参照して、制御部31は、洗浄液を追加するために、給水弁32を開いて補給水を開始するとともに、タイマ36による計時を開始して補給水時間を測定する(ステップS10)。つまり、ノズルによる洗浄液の噴射(ステップS5)が開始された後に収納室14A内の水位が所定水位Wを下回った場合に(ステップS9でYES)、制御部31は、給水弁32による収納室14A内への補給水を行い、補給水時間の測定を開始する(ステップS10)。
補給水の開始後において、水位検知部33が引き続きOFFのままであって(ステップS11でNO)、現時点での補給水時間が、前述した満水時間を上回れば(ステップS12でYES)、何かしらの補給水異常により収納室14A内の水位が上昇しないものと思われる。ここでの補給水異常として、使用者が途中で水栓(図示せず)を閉めたことや、洗浄槽14の底壁14Cなどに穴があいたことなどが挙げられる。そこで、補給水時間が満水時間を上回れば(ステップS12でYES)、制御部31は、補給水異常が発生したと判定し、例えば靴洗浄装置1に内蔵されたブザー(図示せず)や、前述した表示部(図示せず)での表示によって、使用者に警告を報知する(ステップS13)。制御部31は、警告の報知に伴って、給水弁32を閉じることによって補給水を終了するとともに、洗い工程を中断する。補給水異常が解消されると、制御部31は、洗い工程を再開し、次のサイクル(ステップS5およびS6)を実行してもよい。
補給水異常がなければ、補給水に伴って収納室14A内の水位が上昇する。収納室14A内の水位が所定水位Wまで上昇することによって水位検知部33がONになると(ステップS11でYES)、制御部31は、補給水を終了し、補給水時間の測定も終了する(ステップS14)。そして、制御部31は、測定後の補給水時間と、前述した第1閾値とを比較する(ステップS15)。この補給水時間は、補給水により収納室14A内の水位が所定水位Wに到達するまでの時間である。靴Sが反転姿勢にある状態で靴Sの中に噴射された洗浄液は、履き口SHから靴Sの外へ流れ落ちるので、靴Sの中に溜まらない。そして、洗浄液が収納室14Aの壁面に付着したり靴Sに染み込んだりしただけでは、水位は、それほど低下しないので、補給水時間は、短時間であり、第1閾値を上回らない。第1閾値は、通常想定される補給水時間の最大値、または当該最大値より若干大きい値であり、例えば数秒である。ステップS4における制御部31は、このように収納室14Aの壁面に付着したり靴Sに染み込んだりする洗浄液の量として想定し得る既知の最大値(または当該最大値より若干大きい値)を、前述した時間当たりの給水量で割るという演算によって第1閾値を決定し、メモリ35に記憶する。
一方、収納室14A内の靴が反転姿勢になく、例えば吐き口SHが上側Z1を向いた上向き姿勢にある場合には、収納室14A内における比較的多量の水が靴Sの中に溜まることによって水位が比較的大幅に低下する。この場合の補給水時間は、第1閾値を上回った長時間になってしまう。
補給水時間が第1閾値以下である場合には(ステップS15でNO)、制御部31は、収納室14A内の靴が引き続き反転姿勢にあると判定して(ステップS16)、次のサイクル(ステップS5およびS6)を実行する。一方、補給水時間が第1閾値を上回った場合には(ステップS15でYES)、制御部31は、収納室14A内の靴が反転姿勢にないと判定して、前述したブザー(図示せず)や表示部(図示せず)よって使用者に警告を報知する(ステップS17)。制御部31は、警告の報知に伴って洗い工程を中断する。使用者が、引出部12を引出位置まで引き出して収納室14A内の靴Sの姿勢を反転姿勢に修正してから引出部12を収容位置に戻すと、制御部31は、洗い工程を再開し、次のサイクル(ステップS5およびS6)を実行してもよい。
以上のように、靴洗浄装置1では、制御部31が、収納室14A内の靴Sが反転姿勢にあるか否かを判定するので、収納室14A内の靴Sが反転姿勢にない場合には、そのことを制御部31の判定結果によって速やかに検知できる。特に、補給水時間と第1閾値との関係に基くことによって、制御部31は、靴Sが反転姿勢にあるか否かを正確に判定できる。したがって、靴洗浄装置1では、靴Sが反転姿勢にないことによって靴Sの中に水が溜まった状態で洗浄が終了しないように、靴Sの姿勢を正確に監視できる。よって、靴Sが反転姿勢の状態で洗浄運転が行われるので、下から噴射される洗浄液が靴Sのアッパ部SU側にかかりやすくなることにより、所望の洗浄効果が得られる。また、靴Sの中に水が溜まった状態で洗浄が終了しないので、洗浄により靴Sから取り除かれたはずの汚れが靴Sの中の水に混じることを抑制できる。これにより、洗浄効果の低下を抑制できる。そして、洗浄後の靴Sは、短時間で乾燥できる。
この発明は、以上に説明した実施形態に限定されるものではなく、請求項に記載の範囲内において種々の変更が可能である。
図4Cは、図4Bの処理についての変形例を示すフローチャートである。変形例として、靴洗浄装置1は、収納室14A内に収容された靴Sのサイズを検知するサイズ検知部37をさらに含んでもよい(図3参照)。サイズ検知部37として、画像センサや赤外線センサなどを用いることができる。サイズ検知部37は、制御部31に電気的に接続される。制御部31は、サイズ検知部37が検知した靴Sのサイズから、この靴Sの内部空間の大きさ、つまり容積を算出する。収納室14A内の靴Sが反転姿勢にない場合には、靴Sの容積に相当する量の水が靴Sの中に溜まることがある。この場合、補給水時間と第1閾値との差に相当する補給水量、つまり第1閾値が経過した後に補給水された水の量と、サイズ検知部37によってサイズが検知された靴Sの容積とは、これらの差が第2閾値以内におさまる程度の近い値になる。
変形例では、補給水時間が第1閾値を上回った場合において(ステップS15でYES)、制御部31は、当該補給水時間と第1閾値との差に相当する補給水量と、サイズ検知部37によってサイズが検知された靴Sの容積との差が、第2閾値以内であるか否かを確認する(ステップS18)。補給水量と靴Sの容積との差が第2閾値以内である場合には(ステップS18でYES)、制御部31は、収納室14A内の靴が反転姿勢にないと判定して、使用者に警告を報知する(ステップS17)。
つまり、変形例では、前述した補給水時間と第1閾値との関係(ステップS15)に加えて、補給水量と靴Sの容積と第2閾値との関係(ステップS18)に基くことによって、制御部31は、収納室14A内の靴Sが反転姿勢にあるか否かを一層正確に判定できる。したがって、靴洗浄装置1では、靴Sが反転姿勢にないことによって靴Sの中に水が溜まった状態で洗浄が終了しないように、靴Sの姿勢を一層正確に監視できる。なお、補給水量と靴Sの容積との差が第2閾値を上回る場合には(ステップS18でNO)、制御部31は、収納室14A内の靴Sが反転姿勢にあると判定してもよい(ステップS16)。
図4A~図4Cに示す処理は、洗い工程に限らず、すすぎ工程で実行されてもよい。
また、サイズ検知部37によって、靴Sのサイズを検知するとともに、靴Sの形状を検知してもよく、制御部31は、サイズ検知部37が検知した靴Sの形状に基いて、この靴Sの姿勢が反転姿勢にあるか否かを判定してもよい。この判定処理が行われる場合には、前述した補給水に基づく判定処理(ステップS15およびS18)が省略されてもよい。もちろん、これらの判定処理が重ねて実行されれば、判定精度の更なる向上を図ることができる。
また、前述した実施形態では、靴洗浄装置1は、洗濯機の台(図示せず)に組み込まれて使用されるが、洗濯機そのものに組み込まれてもよく、これらの場合において、靴洗浄装置1の制御部31は、洗濯機の制御部から指示を受けることによって洗浄運転を実行してもよい。もちろん、靴洗浄装置1は、洗濯機の台や洗濯機に組み込まれることなく、単独で存在してもよく、その場合には、フレーム2が省略され、本体3がスライド可能でなくてもよい。
1 靴洗浄装置
14A 収納室
21 回転ノズル
22 サイドノズル
23 かかとノズル
31 制御部
32 給水弁
37 サイズ検知部
S 靴
SH 履き口
W 所定水位
Z2 下側

Claims (2)

  1. 履き口が下側を向いた反転姿勢の靴を収納する収納室と、
    前記収納室内に給水する給水部と、
    前記収納室内の水によって生成される洗浄液を前記収納室内の靴に噴射するノズルと、
    前記収納室内の靴が前記反転姿勢にあるか否かを判定する判定部とを含み、
    前記ノズルによる洗浄液の噴射が開始された後に前記収納室内の水位が所定水位を下回った場合に、前記給水部は、前記収納室内への補給水を行い、
    前記補給水により前記収納室内の水位が前記所定水位に到達するまでの補給水時間が第1閾値を上回った場合には、前記判定部は、前記収納室内の靴が前記反転姿勢にないと判定する、靴洗浄装置。
  2. 前記収納室内の靴のサイズを検知するサイズ検知部をさらに含み、
    前記補給水時間が前記第1閾値を上回った場合において、前記補給水時間と前記第1閾値との差に相当する補給水量と、前記サイズ検知部によってサイズが検知された靴の容積との差が第2閾値以内である場合には、前記判定部は、前記収納室内の靴が前記反転姿勢にないと判定する、請求項に記載の靴洗浄装置。
JP2017208331A 2017-10-27 2017-10-27 靴洗浄装置 Active JP6999111B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017208331A JP6999111B2 (ja) 2017-10-27 2017-10-27 靴洗浄装置
PCT/CN2018/090771 WO2019080509A1 (zh) 2017-10-27 2018-06-12 洗鞋装置
CN201880068600.8A CN111386365B (zh) 2017-10-27 2018-06-12 洗鞋装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017208331A JP6999111B2 (ja) 2017-10-27 2017-10-27 靴洗浄装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019080599A JP2019080599A (ja) 2019-05-30
JP6999111B2 true JP6999111B2 (ja) 2022-02-04

Family

ID=66247173

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017208331A Active JP6999111B2 (ja) 2017-10-27 2017-10-27 靴洗浄装置

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP6999111B2 (ja)
CN (1) CN111386365B (ja)
WO (1) WO2019080509A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102653613B1 (ko) * 2019-08-06 2024-04-01 엘지전자 주식회사 신발 관리 장치 및 이를 이용한 신발 관리 방법

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE2659484A1 (de) 1976-12-30 1978-07-06 Konrad Matulla Vorrichtung zum reinigen von schuhen, insbesondere von sportschuhen
JP2000023897A (ja) 1998-07-07 2000-01-25 Adtec:Kk 長靴洗浄機
CN201469236U (zh) 2009-08-10 2010-05-19 西安理工大学 节水型洗鞋机
CN202168814U (zh) 2011-05-30 2012-03-21 昆明冶金高等专科学校 一种具有风干、消毒功能的鞋子清洗装置
JP2014014585A (ja) 2012-07-11 2014-01-30 Panasonic Corp 食器洗い機
JP2017070710A (ja) 2015-10-09 2017-04-13 青島海爾洗衣机有限公司QingDao Haier Washing Machine Co.,Ltd. 靴洗浄装置

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06327889A (ja) * 1993-05-21 1994-11-29 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 成形品用ドライクリーニングの乾燥方法及び装置
CN1137656C (zh) * 1999-06-11 2004-02-11 中国太平洋贸易有限公司 擦鞋机
CN102309299A (zh) * 2011-06-21 2012-01-11 苏州辉隆自动化设备有限公司 洗鞋机
US9259139B2 (en) * 2012-10-26 2016-02-16 Hormel Foods Corporation Sanitary foot sprayer for dry powder plants
JP6611548B2 (ja) * 2015-10-09 2019-11-27 青島海爾洗衣机有限公司 靴洗浄装置
CN106983485B (zh) * 2017-06-08 2020-01-21 苏州健雄职业技术学院 一种智能化自动擦鞋装置及其工作方法

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE2659484A1 (de) 1976-12-30 1978-07-06 Konrad Matulla Vorrichtung zum reinigen von schuhen, insbesondere von sportschuhen
JP2000023897A (ja) 1998-07-07 2000-01-25 Adtec:Kk 長靴洗浄機
CN201469236U (zh) 2009-08-10 2010-05-19 西安理工大学 节水型洗鞋机
CN202168814U (zh) 2011-05-30 2012-03-21 昆明冶金高等专科学校 一种具有风干、消毒功能的鞋子清洗装置
JP2014014585A (ja) 2012-07-11 2014-01-30 Panasonic Corp 食器洗い機
JP2017070710A (ja) 2015-10-09 2017-04-13 青島海爾洗衣机有限公司QingDao Haier Washing Machine Co.,Ltd. 靴洗浄装置

Also Published As

Publication number Publication date
CN111386365A (zh) 2020-07-07
JP2019080599A (ja) 2019-05-30
CN111386365B (zh) 2022-02-01
WO2019080509A1 (zh) 2019-05-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI452192B (zh) washing machine
KR100773645B1 (ko) 식기 세척기
US8968486B2 (en) Rinse aid release detection method
EP2764815A1 (en) Dishwasher and method of controlling the same
JP6999111B2 (ja) 靴洗浄装置
KR20190004151A (ko) 식기세척기의 제어방법
KR102443320B1 (ko) 식기 세척기 및 식기 세척기의 제어방법
KR102541170B1 (ko) 식기 세척기의 제어방법
JP5927725B2 (ja) 洗濯機
EP2543304B1 (en) Dishwashing machine
JP5599764B2 (ja) ドラム式洗濯機
JP5298248B2 (ja) ドラム式洗濯機
US20160296100A1 (en) Detecting opening of a washing agent dispenser lid in a dishwasher
US11155954B2 (en) Water level detection system for a washing machine appliance and methods for operating the same
TWI601865B (zh) Drum washing machine
JP5589135B1 (ja) ドラム式洗濯機
JP6076862B2 (ja) ドラム式洗濯機
US20200040511A1 (en) Drain pump assembly for a washing machine appliance and methods of operating the same
JP2017047050A (ja) 洗濯機
JP5746942B2 (ja) ドラム式洗濯機
US20220018055A1 (en) Fault detection for a water level detection system of a washing machine appliance
JP6980459B2 (ja) 洗浄機
WO2019001690A1 (en) METHOD OF OPERATING A LAUNDRY PROCESSING MACHINE, AND LAUNDRY PROCESSING MACHINE
US10829885B2 (en) Drain pump assembly for a washing machine appliance and methods of operating the same
JP7009816B2 (ja) 靴洗浄装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200909

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210317

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210824

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210902

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20211008

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20211209

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20211213

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6999111

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150