JP6997401B1 - 生成方法、プログラム、情報処理装置、情報処理方法、及び学習済みモデル - Google Patents

生成方法、プログラム、情報処理装置、情報処理方法、及び学習済みモデル Download PDF

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Abstract

【課題】予測の精度を向上できる技術を提供すること。【解決手段】情報処理装置が、第1測定データに対して設定されているラベルと前記第1測定データとの組み合わせのデータと、ラベルが設定されていない第2測定データとを含む、第1機器に関する第1データセットを取得する処理と、前記第1データセットに基づいて、前記第1機器の測定データに対するラベルを推論する第1学習済みモデルを生成する処理と、前記第1学習済みモデルに基づいて、前記第1機器の測定データに対するラベルを推論する第2学習済みモデルを生成する処理と、を実行する。【選択図】図4

Description

本開示は、生成方法、プログラム、情報処理装置、情報処理方法、及び学習済みモデルに関する。
従来、機械学習を用いて、各種のデータを予測する技術が知られている。特許文献1には、学習用データの取得手段の種類を増やすことなく、複数種類の学習用データを反映させた所望の学習結果を得る技術が開示されている。
特開2018-147474号公報
しかしながら、従来技術では、例えば、データに対してラベルが付された訓練データの量が十分でない等の場合、十分な精度で予測を行うための学習ができない場合がある。本開示は、予測の精度を向上させることができる技術を提供することを目的とする。
本開示の第1の態様による生成方法は、情報処理装置が、第1測定データに対して設定されているラベルと前記第1測定データとの組み合わせのデータと、ラベルが設定されていない第2測定データとを含む、第1機器に関する第1データセットを取得する処理と、前記第1データセットに基づいて、前記第1機器の測定データに対するラベルを推論する第1学習済みモデルを生成する処理と、前記第1学習済みモデルに基づいて、前記第1機器の測定データに対するラベルを推論する第2学習済みモデルを生成する処理と、を実行する。これにより、予測の精度を向上させることができる。
また、本開示の第2の態様は、第1の態様に記載の生成方法であって、前記第2学習済みモデルを生成する処理では、前記第1学習済みモデルよりも軽量化された前記第2学習済みモデルを生成する処理を実行する。
また、本開示の第3の態様は、第2の態様に記載の生成方法であって、前記第2学習済みモデルを生成する処理では、前記第2測定データを入力とした前記第1学習済みモデルによるラベルの推論結果を示すデータに基づいて、前記第2学習済みモデルを生成する。
また、本開示の第4の態様は、第1から3のいずれかの態様に記載の生成方法であって、前記第1学習済みモデルを生成する処理では、前記第1測定データに対して設定されているラベルと前記第1測定データとの組み合わせのデータの数が第1閾値以上である場合、当該組み合わせのデータに基づく教師あり学習により、前記第1学習済みモデルを生成し、前記第1測定データに対して設定されているラベルと前記第1測定データとの組み合わせのデータの数が前記第1閾値以上でない場合、前記第1データセットに基づく半教師あり学習により、前記第1学習済みモデルを生成する。
また、本開示の第5の態様は、第1から4のいずれかの態様に記載の生成方法であって、前記第1学習済みモデルを生成する処理では、前記第1データセットに含まれる、前記第1測定データとラベルとの組み合わせのデータの数が第2閾値以上である場合、及び前記第1測定データの数が第3閾値以上である場合の少なくとも一方の場合、第1学習データセットに基づいて、前記第1学習済みモデルを生成する。
また、本開示の第6の態様は、第1から5のいずれかの態様に記載の生成方法であって、前記情報処理装置が、前記第1機器とは異なる場所に設置されている第2機器に関する第2データセットであって、第3測定データに対して設定されているラベルと前記第3測定データとの組み合わせのデータを含む第2データセットを取得する処理を実行し、前記第1学習済みモデルを生成する処理では、前記第1データセット及び前記第2データセットに基づいて、前記第1学習済みモデルを生成する。
また、本開示の第7の態様は、第6の態様に記載の生成方法であって、前記第1機器及び前記第2機器は、空気調和装置である。
また、本開示の第8の態様によるプログラムは、情報処理装置に、第1測定データに対して設定されているラベルと前記第1測定データとの組み合わせのデータと、ラベルが設定されていない第2測定データとを含む、第1機器に関する第1データセットを取得する処理と、前記第1データセットに基づいて、前記第1機器の測定データに対するラベルを推論する第1学習済みモデルを生成する処理と、前記第1学習済みモデルに基づいて、前記第1機器の測定データに対するラベルを推論する第2学習済みモデルを生成する処理と、を実行させる。
また、本開示の第9の態様による情報処理装置は、第1測定データに対して設定されているラベルと前記第1測定データとの組み合わせのデータと、ラベルが設定されていない第2測定データとを含む、第1機器に関する第1データセットを取得する取得部と、前記第1データセットに基づいて、前記第1機器の測定データに対するラベルを推論する第1学習済みモデルを生成し、前記第1学習済みモデルに基づいて、前記第1機器の測定データに対するラベルを推論する第2学習済みモデルを生成する生成部と、を有する。
また、本開示の第10の態様による情報処理装置は、第1測定データに対して設定されているラベルと前記第1測定データとの組み合わせのデータと、ラベルが設定されていない第2測定データとを含む、第1機器に関する第1データセットに基づいて生成された学習済みモデルに基づいて、前記第1機器の測定データに対するラベルを推論する推論部を有する。
また、本開示の第11の態様によるプログラムは、情報処理装置に、第1測定データに対して設定されているラベルと前記第1測定データとの組み合わせのデータと、ラベルが設定されていない第2測定データとを含む、第1機器に関する第1データセットに基づいて生成された学習済みモデルに基づいて、前記第1機器の測定データに対するラベルを推論する処理、を実行させる。
また、本開示の第12の態様による情報処理方法は、情報処理装置が、第1測定データに対して設定されているラベルと前記第1測定データとの組み合わせのデータと、ラベルが設定されていない第2測定データとを含む、第1機器に関する第1データセットに基づいて生成された学習済みモデルに基づいて、前記第1機器の測定データに対するラベルを推論する処理、を実行する。
また、本開示の第13の態様による学習済みモデルは、第1測定データに対して設定されているラベルと前記第1測定データとの組み合わせのデータと、ラベルが設定されていない第2測定データとを含む、第1機器に関する第1データセットに基づいて生成され、前記第1機器の測定データに対するラベルを推論する処理を情報処理装置に実行させるための学習済みモデルである。
実施形態に係る情報処理システムのシステム構成の一例を示す図である。 実施形態に係る情報処理装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 実施形態に係る機器の構成の一例を示す図である。 実施形態に係る情報処理装置の機能構成の一例を示す図である。 実施形態に係る情報処理装置の学習時の処理の一例を示すフローチャートである。 実施形態に係る訓練データの一例について説明する図である。 実施形態に係る情報処理装置の推論時の処理の一例を示すフローチャートである。
以下、各実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複した説明を省く。
<システム構成>
はじめに、情報処理システム1のシステム構成について説明する。図1は、実施形態に係る情報処理システム1のシステム構成の一例を示す図である。図1に示すように、情報処理システム1は、情報処理装置10A、情報処理装置10B、情報処理装置10C(以下で、それぞれを区別する必要がない場合は、単に「情報処理装置10」と称する。)を有する。また、情報処理システム1は、機器20A(「第1機器」、「第1空気調和装置」の一例)、機器20B、機器20C、機器20D(以下で、それぞれを区別する必要がない場合は、単に「機器20」と称する。)を有する。情報処理装置10、及び機器20の数は、図1の例に限定されない。なお、機器20B、機器20C、及び機器20Dは、それぞれ「第2空気調和装置」の一例である。
情報処理装置10と機器20は、例えば、インターネット、無線LAN(Local Area Network)、LAN、LTE(Long Term Evolution)及び5G等の携帯電話網、及び信号線等のネットワークNWを介して通信できるように接続されてもよい。機器20は、例えば、住宅、オフィス、及び公共施設等に設置されてもよい。情報処理装置10は、例えば、クラウド上のサーバでもよい。また、情報処理装置10は、例えば、複数の機器20が設置される建物に設置されたエッジサーバでもよい。また、情報処理装置10は、例えば、機器20(例えば、空気調和装置の室内機筐体)に収容されてもよい。なお、情報処理装置10A、情報処理装置10B及び情報処理装置10Cは、同一の装置でもよい。
機器20は、例えば、空気調和装置(エアコン)、冷蔵庫、給湯器、及び照明等の各種の機器であり、測定した各種の情報を情報処理装置10に送信するIoT(Internet of Things)デバイスを有してもよい。
機器20Aは、情報処理装置10Bが推論の対象とする機器である。機器20Aは、例えば、新規契約物件等であり運用開始後間もないため、保守員等により正解ラベルが設定されている測定データが比較的少ない空気調和装置等でもよい。
機器20B、機器20C、及び機器20Dは、例えば、機器20Aとは空気調和等の対象とする空間が異なる空気調和装置等でもよい。この場合、機器20B、機器20C、及び機器20Dの室内機は、機器20Aの室内機とは異なる部屋、または施設等に設置されていてもよい。
情報処理装置10Aは、機器20Aの測定データに対する推論を行うための学習済みモデルを生成する。
情報処理装置10Bは、情報処理装置10Aにより生成された学習済みモデルを用いて、機器20Aの測定データに対する推論を行う。情報処理装置10Bは、機器20A等と同一施設に設置されたエッジサーバでもよい。
<ハードウェア構成>
《情報処理装置10のハードウェア構成》
次に、実施形態に係る情報処理装置10のハードウェア構成について説明する。図2Aは、実施形態に係る情報処理装置10のハードウェア構成の一例を示す図である。図2Aに示すように、情報処理装置10は、CPU(Central Processing Unit)101、ROM(Read Only Memory)102、RAM(Random Access Memory)103を有する。CPU101、ROM102、RAM103は、いわゆるコンピュータを形成する。また、情報処理装置10は、補助記憶装置104、表示装置105、操作装置106、I/F(Interface)装置107、ドライブ装置108を有する。情報処理装置10の各ハードウェアは、バス109を介して相互に接続される。
CPU101は、補助記憶装置104にインストールされている各種プログラム(例えば、機械学習プログラム等)を実行する演算デバイスである。ROM102は、不揮発性メモリである。ROM102は、主記憶デバイスとして機能し、補助記憶装置104にインストールされている各種プログラムをCPU101が実行するために必要な各種プログラムやデータ等を格納する。具体的には、ROM102はBIOS(Basic Input/Output System)やEFI(Extensible Firmware Interface)等のブートプログラム等を格納する。
RAM103は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)やSRAM(Static Random Access Memory)等の揮発性メモリである。RAM103は、主記憶デバイスとして機能し、補助記憶装置104にインストールされている各種プログラムがCPU101によって実行される際に展開される作業領域を提供する。
補助記憶装置104は、各種プログラムや、各種プログラムが実行される際に用いられる情報を格納する。
表示装置105は、各種の情報を表示する表示デバイスである。操作装置106は、各種操作を受け付けるための操作デバイスである。I/F装置107は、外部の機器と通信する通信デバイスである。
ドライブ装置108は記録媒体110をセットするためのデバイスである。ここでいう記録媒体110には、CD-ROM、フレキシブルディスク、光磁気ディスク等のように情報を光学的、電気的あるいは磁気的に記録する媒体が含まれる。また、記録媒体110には、ROM、フラッシュメモリ等のように情報を電気的に記録する半導体メモリ等が含まれていてもよい。
なお、補助記憶装置104にインストールされる各種プログラムは、例えば、配布された記録媒体110がドライブ装置108にセットされ、該記録媒体110に記録された各種プログラムがドライブ装置108により読み出されることでインストールされる。あるいは、補助記憶装置104にインストールされる各種プログラムは、不図示のネットワークよりダウンロードされることで、インストールされてもよい。
《機器20の構成》
次に、実施形態に係る機器20の構成について説明する。図2Bは、実施形態に係る機器20の構成の一例を示す図である。以下では、機器20が空気調和装置である場合の例について説明する。
空気調和装置である機器20は、冷媒回路200を構成する各種の機器と、各種のセンサと、制御装置40を備えている。冷媒回路200を構成する各機器は、制御装置40により制御される。冷媒回路200は、例えば、フロンガス等の冷媒が充填された閉回路である。冷媒回路200は、例えば、冷媒が循環して蒸気圧縮式の冷凍サイクルを行うように構成されてもよい。
冷媒回路200には、圧縮機(コンプレッサ)201と、四路切換弁(四方弁、切換え弁)202と、室外熱交換器203と、膨張弁(減圧弁)204と、室内熱交換器207とが接続されている。圧縮機201は、吐出側が四路切換弁202の第1ポート2021に接続され、吸入側が四路切換弁202の第2ポート2022に接続されている。また、冷媒回路200には、四路切換弁202の第3ポート2023を通過した冷媒が、室外熱交換器203、膨張弁204、及び室内熱交換器207を順に通過して四路切換弁202の第4ポート2024へ向かうように、室外熱交換器203、膨張弁204、及び室内熱交換器207が配置されている。
圧縮機201は、例えば、全密閉型の可変容量型でもよい。圧縮機201は、吸入した冷媒を圧縮して吐出する。例えば、圧縮機201のモータ(図示省略)に供給する交流の周波数を変更してモータの回転速度(圧縮機201の回転速度)を変化させることにより、圧縮機201の容量を変化させることができる。なお、回転速度は、例えば、単位時間当たりの回転数等でもよい。
室外熱交換器203では、室外ファン208によって取り込まれた室外空気と冷媒が熱交換する。室内機に設けられる室内熱交換器207では、室内ファン209によって取り込まれた室内空気と冷媒が熱交換する。室内ファン209は、例えば、回転方向に前傾した羽根車を回転させることにより、吸い込み口から空気を吸い込み、吐き出し口から空気を吐き出す、円柱状のファン(クロスフローファン)でもよい。室内ファン209の回転により、室内空気が室内機に取り込まれ、温度等が調整された空気が室内に吐き出される。
膨張弁204は、例えば、弁体(図示省略)がパルスモータ(図示省略)で駆動されることにより開度(穴の大きさ)が調整される電子膨張弁でもよい。
四路切換弁202は、第1ポート2021と第3ポート2023とが連通するとともに第2ポート2022と第4ポート2024とが連通する第1状態(図1に実線で示す状態)と、第1ポート2021と第4ポート2024とが連通するとともに第2ポート2022と第3ポート2023とが連通する第2状態(図1に破線で示す状態)とを切り換え可能な弁である。制御装置40は、四路切換弁202を制御して第1状態と第2状態とを切り換えることにより、室内機が設置された室内を冷房する冷房運転と、室内を暖房する暖房運転とを切り換える。
圧縮機201、四路切換弁202、室外熱交換器203、及び室外ファン208は、室外機(図示省略)の筐体内に収容されてもよい。また、制御装置40、膨張弁204、室内熱交換器207、及び室内ファン209は、室内機(図示省略)の筐体内に収容されてもよい。なお、膨張弁204は、室外機の筐体内に収容されてもよい。
冷房運転時には、四路切換弁202が第1状態に設定される。この状態で圧縮機201を運転すると、室外熱交換器203が凝縮器(放熱器)となり、室内熱交換器207が蒸発器となって冷凍サイクルが行われる。この場合、圧縮機201から吐出された冷媒は、室外熱交換器203に流れて室外空気へ放熱する。そして、放熱した冷媒は、膨張弁204を通過する際に膨張して(減圧されて)室内熱交換器207へ流れる。室内熱交換器207では、冷媒が室内空気から吸熱して蒸発し、冷却された室内空気が室内へ供給される。蒸発した冷媒は、圧縮機201へ吸入されて圧縮される。
暖房運転時には、四路切換弁202が第2状態に設定される。この状態で圧縮機201を運転すると、室内熱交換器207が凝縮器(放熱器)となり、室外熱交換器203が蒸発器となって冷凍サイクルが行われる。この場合、圧縮機201から吐出された冷媒は、室内熱交換器207に流れて室内空気へ放熱する。これにより、加熱された室内空気が室内へ供給される。放熱した冷媒は、膨張弁204を通過する際に膨張する(減圧される)。膨張弁204で膨張した冷媒は、室外熱交換器203に流れて室外空気から吸熱して蒸発する。蒸発した冷媒は、圧縮機201へ吸入されて圧縮される。
<機能構成>
次に、図3を参照し、実施形態に係る情報処理システム1の機能構成について説明する。図3は、実施形態に係る情報処理装置10の機能構成の一例を示す図である。
≪情報処理装置10A≫
情報処理装置10Aは、取得部11、生成部12、及び出力部13を有する。これら各部は、例えば、情報処理装置10Aにインストールされた1以上のプログラムと、情報処理装置10AのCPU101、ROM102、及びRAM103等の協働により実現されてもよい。
取得部11は、各種のデータを外部装置の記憶部、及び情報処理装置10Aの記憶部から取得する。取得部11は、例えば、機械学習を行うためのデータを取得する。
生成部12は、取得部11により取得されたデータに基づいて機械学習を行うことにより、学習済みモデルを生成する。
出力部13は、各種の情報を出力する。出力部13は、例えば、生成部12により生成された学習済みモデルを、情報処理装置10Bに送信(配信)する。
≪情報処理装置10B≫
情報処理装置10Bは、取得部21、推論部22、及び出力部23を有する。これら各部は、例えば、情報処理装置10Bにインストールされた1以上のプログラムと、情報処理装置10BのCPU101、ROM102、及びRAM103等の協働により実現されてもよい。
取得部21は、各種のデータを外部装置の記憶部、及び情報処理装置10Bの記憶部から取得する。取得部21は、例えば、学習済みモデルを情報処理装置10Aから取得する。また、取得部21は、例えば、当該学習済みモデルを用いて推論を行うためのデータ(テストデータ)を取得する。
推論部22は、当該学習済みモデルと、取得部21により取得されたテストデータとに基づいて推論を行う。推論部22は、例えば、当該学習済みモデルと、取得部21により取得されたテストデータとに基づいて、故障予知、故障診断、デマンド予測、及び室温等の室内環境の予測を行ってもよい。出力部23は、推論部22による推論結果に基づく報知、及び制御等を行う。
<処理>
≪学習時の処理≫
図4及び図5を参照し、実施形態に係る情報処理装置10Aの学習時の処理の一例について説明する。図4は、実施形態に係る情報処理装置10Aの学習時の処理の一例を示すフローチャートである。図5は、実施形態に係る訓練データの一例について説明する図である。
ステップS1において、情報処理装置10Aの取得部11は、図5に示す第1訓練データ(学習データ、トレーニングデータ)501を取得する。図5の例では、第1訓練データ501には、正解ラベル付き(正解ラベル有り)測定データ511、521、及び正解ラベル無し測定データ521、522が含まれている。
正解ラベル付き測定データ511は、推論の対象となる機器20Aの正解ラベル付き測定データである。また、正解ラベル付き測定データ521は、機器20A以外の機器20(機器20B、機器20C、及び機器20D)の正解ラベル付き測定データである。
正解ラベル付き測定データ511、521には、機器ID及び日時の組に対応付けられた測定データと正解ラベルの組のデータが含まれている。機器IDは、機器20の識別情報である。日時は、測定データが測定された日時である。測定データは、例えば、機器20で測定された各種のデータである。正解ラベルは、当該測定データに対応付けて保守員等により設定されたデータである。
正解ラベル無し測定データ512、522は、正解ラベル付き測定データ511、521と比較して、正解ラベルが設定されていない点が異なる。正解ラベル無し測定データ512、522には、機器ID及び日時の組に対応付けられた測定データが含まれている。
正解ラベル無し測定データ512は、推論の対象となる機器20Aの正解ラベル無し測定データである。正解ラベル無し測定データ522は、機器20A以外の機器20の正解ラベル無し測定データである。
(測定データについて)
第1訓練データ501に含まれる測定データには、例えば、空気調和装置である各機器20に関する、室内温度、室内湿度、室外温度、室外湿度、空調負荷に関する情報、及び消費電力に関する情報が含まれてもよい。室内温度は、機器20の室内機の温度センサにより測定された、機器20が設置されている部屋の中(室内)の気温である。室内湿度は、室内の湿度である。室外温度は、機器20が設置されている建物の外(室外)の気温である。室外湿度は、室外の湿度である。
空調負荷に関する情報は、機器20が運転される際の空調負荷に影響を与える状況の情報である。空調負荷に関する情報には、例えば、日射量、及び室内人数の少なくとも一つが含まれてもよい。日射量は、室外の日射量である。日射量は、例えば、機器20の室外機に設けられた日射量センサにより検出されてもよい。室内人数は、室内に存在しているユーザの人数である。室内人数は、例えば、機器20の室内機のカメラで撮影された画像に基づいて、AIにより推定されてもよい。または、室内人数は、例えば、オフィスの人退室管理システム等から取得されてもよい。
消費電力に関する情報(値)は、機器20が運転された際の、機器20の消費電力に関する情報である。消費電力に関する情報には、例えば、消費電力量積算値、消費電力ピーク値、電流値、高圧圧力、低圧圧力、圧縮機回転速度、及び圧縮機の運転効率を示す情報の少なくとも一つが含まれてもよい。
消費電力量積算値は、例えば、所定時間(例えば、直近の10分)内の機器20の消費電力量の積算値である。消費電力ピーク値は、例えば、所定時間内の機器20の消費電力のピーク値である。電流値は、例えば、所定時間内の機器20の電流の平均値である。
高圧圧力は、所定時間内の機器20の高圧圧力の平均値である。なお、高圧圧力は、機器20の冷凍サイクルにおける高圧圧力(以下で、適宜、単に「高圧」とも称する。)であり、例えば、圧縮機201により圧縮されて吐出される冷媒の圧力(圧縮機201の吐出圧力)でもよいし、凝縮器における冷媒の圧力でもよい。
低圧圧力は、所定時間内の機器20の低圧圧力の平均値である。なお、低圧圧力は、機器20の冷凍サイクルにおける低圧圧力(以下で、適宜、単に「低圧」とも称する。)であり、例えば、圧縮機201に吸入される冷媒の圧力(圧縮機201に圧縮される前の冷媒の圧力。)でもよい。
圧縮機201の運転効率は、例えば、所定の消費電力で冷媒を圧縮する効率である。圧縮機201の運転効率は、例えば、圧縮機201の回転速度が所定の値の場合に最も高くなる。例えば、室内温度と設定温度との差が小さいため空調負荷が過度に低い場合に、圧縮機201の回転速度を過度に低くして冷房運転又は暖房運転をする場合、圧縮機201の運転効率は過度に低下する。また、例えば、室内温度と設定温度との差が大きいため空調負荷が過度に高い等の場合に、圧縮機201の回転速度を過度に高くして冷房運転又は暖房運転をする場合も、圧縮機201の運転効率は過度に低下する。
また、第1訓練データ501に含まれる測定データには、例えば、室外機の膨張弁204の開度、室内機の膨張弁の開度、圧縮機電流指標、圧縮機201の吐出過熱度、圧縮機201の吸入過熱度、及び過冷却熱交換器の温度が含まれてもよい。
室外機の膨張弁204の開度は、室外熱交換器203に対応付けられた膨張弁204の開度である。
室内機の膨張弁の開度は、冷媒回路200上で室内熱交換器207に対応付けて設けられた膨張弁(図示省略)の開度である。なお、機器20が、1台の室外機に複数台の室内機が接続されるマルチエアコンシステム等の場合、冷媒回路200に各室内機の室内熱交換器と、各室内機の膨張弁とがそれぞれ接続されてもよい。
圧縮機電流指標は、圧縮機201の電流の予測値と実測値との比の値である。例えば、圧縮機201に吸入される冷媒(冷媒ガス)の湿度が閾値より高い等の異常発生時に、圧縮機電流指標が急激に悪化(値が増加)する場合がある。
圧縮機201の吐出過熱度は、圧縮機201から吐出される冷媒の過熱度である。吐出過熱度は、例えば、圧縮機201から吐出される冷媒の圧力(高圧)における、冷媒が液体と気体(ガス)とが混合する温度範囲と、気体のみとなる温度範囲との境界の温度から、圧縮機201から吐出される冷媒の温度までの差の値に基づいて算出されてもよい。
圧縮機201の吸入過熱度は、圧縮機201に吸入される冷媒の過熱度である。吸入過熱度は、例えば、圧縮機201に吸入される冷媒の圧力(低圧)における、冷媒が液体と気体(ガス)とが混合する温度範囲と、気体のみとなる温度範囲との境界の温度から、圧縮機201に吸入される冷媒の温度までの差の値に基づいて算出されてもよい。
なお、圧縮機201の吐出過熱度が閾値以下である場合、及び圧縮機201の吸入過熱度が閾値以下である場合の少なくとも一方の場合、圧縮機201は、液体と気体とが混合した冷媒を吸引している状態であると考えられる。
過冷却熱交換器の温度は、過冷却熱交換器により過冷却された冷媒の温度である。過冷却熱交換器の温度は、例えば、冷媒回路200上に設けられた冷媒量調整容器(レシーバ、アキュムレータ)から供給され、過冷却熱交換器で過冷却された冷媒の温度である。過冷却熱交換器の温度は、例えば、過冷却熱交換器の出口に設けられた温度センサにより測定されてもよい。なお、レシーバは、凝縮器で凝縮された冷媒の液体を一時的に貯める容器である。レシーバにより、例えば、空調負荷の変動により蒸発器の中の冷媒量が変化した際に、冷媒の液体を一時的に貯めることができる。アキュムレータは、圧縮機201に吸入される冷媒の液体と気体を分離し、気体のみを圧縮機201に吸入させる装置である。
続いて、情報処理装置10Aの生成部12は、取得した第1訓練データに基づいて機械学習を行い、第1学習済みモデルを生成する(ステップS2)。ここで、生成部12は、例えば、第1訓練データに基づく半教師あり学習(Semi-Supervised Learning)を行ってもよい。これにより、例えば、推論対象の機器20Aが、新規契約物件等であり運用開始後間もないため正解ラベルが設定されている測定データが比較的少ない等の場合であっても、適切に学習を行うことができる。
また、生成部12は、例えば、推論対象の機器20Aの正解ラベル付き測定データ511のレコード数が閾値以上である場合は、正解ラベル付き測定データ511に基づく教師あり学習を行うようにしてもよい。これにより、正解ラベル付き測定データ511の量が少ない場合は、半教師あり学習を行うようにすることができる。
(ブートストラップ法による半教師あり学習の例)
生成部12は、例えば、ブートストラップ法(Bootstrapping)による半教師あり学習を行ってもよい。この場合、生成部12は、例えば、一の分類器を用いる自己訓練(Self Training)、または複数の分類器を用いる共訓練(Co-Training)による半教師あり学習を行ってもよい。
この場合、生成部12は、以下の(1)から(6)の処理を行ってもよい。(1)まず、機器20Aの正解ラベル付き測定データ511に基づいて教師あり学習での機械学習を行うことにより学習済みモデルAを生成してもよい。ここで、生成部12は、例えば、ニューラルネットワーク(Neural Network)、SVM(Support vector machine)、ロジスティック回帰(Logistic Regression)、ランダムフォレスト(Randam Forest)、k近傍法(k-nearest neighbors)等による機械学習を行ってもよい。
(2)そして、生成部12は、当該機械学習の結果である学習済みモデルAに基づいて、機器20Aの正解ラベル無し測定データ512に対する正解ラベルを推論してもよい。(3)そして、生成部12は、機器20Aの正解ラベル無し測定データ512のうち、推論時に算出された信頼度の値が閾値以上であるデータにのみ、推論した正解ラベルを設定する。
そして、生成部12は、以下の(4)から(6)の処理を繰り返してもよい。この場合、生成部12は、例えば、繰り返した回数が閾値以上になった場合、及び機器20Aの正解ラベル無し測定データ512のうち、推論した正解ラベルを未だ設定していない測定データの割合が閾値以下となった場合に、処理を終了してもよい。
(4)生成部12は、機器20Aの正解ラベル付き測定データ511と、機器20Aの正解ラベル無し測定データ512のうち推論した正解ラベルを設定した測定データと、に基づいて、教師あり学習での機械学習を行うことにより、学習済みモデルB(第1学習済みモデル)を生成(更新)する。(5)そして、生成部12は、当該機械学習の結果に基づいて、機器20Aの正解ラベル無し測定データ512のうち、推論した正解ラベルを未だ設定していない測定データに対する正解ラベルを推論する。(6)そして、生成部12は、推論対象とした機器20Aの正解ラベル無し測定データ512のうち、推論時に算出された信頼度の値が閾値以上であるデータにのみ、推論した正解ラベルを設定する。
(グラフベースアルゴリズムによる半教師あり学習の例)
生成部12は、例えば、グラフベースアルゴリズムによる半教師あり学習を行ってもよい。この場合、生成部12は、例えば、半教師ありk近傍法グラフ(semi-supervised k-Nearest Neighbor)、または半教師あり混合ガウスモデル(semi-supervised Gaussian mixture models)による半教師あり学習を行ってもよい。
(推論対象の機器20A以外の機器20の測定データに基づいて機械学習する例)
生成部12は、推論対象の機器20A以外の機器20の測定データにも基づいて、機械学習を行ってもよい。この場合、生成部12は、例えば、上述した(5)の処理で、第1訓練データに含まれる測定データであって教師あり学習に用いていない測定データのうち、推論した正解ラベルを未だ設定していない測定データに対する正解ラベルを、当該機械学習の結果に基づいて推論してもよい。これにより、保守員等により正解ラベルが付与されていない測定データを半教師あり学習に用いることができるため、より適切に学習できると考えられる。
また、例えば、増設または更新等で新設された機器20Aのデータが不足している場合に、同じ居室やフロアの既存の機器20B等のデータを利用して学習を行うことができる。また、機器20Aの所有者が、機械学習を用いた各種サービスを利用していないこと等により機器20Aのデータが不足している場合に、同物件の別フロア等に設置されている機器20B等のデータを利用して学習を行うことができる。
この場合、第1訓練データに含まれる測定データであって教師あり学習に用いていない測定データには、推論対象の機器20A以外の機器20の正解ラベル付き測定データ521に含まれる測定データ、機器20A以外の機器20の正解ラベル無し測定データ522、及び機器20Aの正解ラベル無し測定データ512の各測定データが含まれてもよい。
なお、生成部12は、例えば、推論対象の機器20Aの正解ラベル無し測定データ512のレコード数が閾値以下である場合に、推論対象の機器20A以外の機器20の測定データにも基づいて、機械学習を行ってもよい。これにより、正解ラベル無し測定データ512の量が少ない場合は、他の機器20の測定データも用いた半教師あり学習を行うようにすることができる。
(機器20Aと、それ以外の機器20との写像を用いた推論)
生成部12は、推論の対象となる機器20Aの正解ラベル付き測定データ511と、機器20A以外の機器20の正解ラベル付き測定データ521との写像を用いて機械学習を行ってもよい。この場合、上述した(1)及び(2)の処理に代えて、以下の(1A)、(1B)及び(2A)の処理を行ってもよい。
(1A)まず、生成部12は、機器20A以外の機器20の正解ラベル付き測定データ521に基づく教師あり学習により学習済みモデルCを生成してもよい。(1B)また、生成部12は、推論の対象となる機器20Aの正解ラベル付き測定データ511と、機器20A以外の機器20の正解ラベル付き測定データ521との写像を示す情報を算出してもよい。ここで、生成部12は、例えば、機器20A以外の機器20の正解ラベル付き測定データ521の集合を、機器20Aの正解ラベル付き測定データ511の集合に変換する写像関数を算出してもよい。
(2A)そして、生成部12は、機器20Aの正解ラベル無し測定データ512に含まれる測定データを当該写像関数により変換し、変換後の測定データを学習済みモデルCに入力することにより、機器20Aの正解ラベル無し測定データ512に対する正解ラベルを推論してもよい。
続いて、情報処理装置10Aの生成部12は、生成した第1学習済みモデルに基づいて、軽量化された第2学習済みモデルを生成する(ステップS3)。これにより、情報処理装置10Bに配信する第2学習済みモデルのデータサイズが減少することにより、通信コストが低減できる。また、情報処理装置10Bの処理能力が低い場合でも、推論を行うことができる。
ここで、生成部12は、蒸留(Distillation)等のモデル圧縮 (Model Compression)手法を用いて、第1学習済みモデルを、データサイズ、入力データの項目数、及びネットワークの階層の数の少なくとも一つが減少された第2学習済みモデルを生成してもよい。
この場合、生成部12は、例えば、第1訓練データ501に含まれる各測定データを第1学習済みモデルへ入力して算出された推論結果に基づいて、第2学習済みモデルを生成してもよい。この場合、当該推論結果は、分類問題の場合は、分類先の各クラスに対する確率値でもよい。
そして、生成部12は、当該各推定データに対する推論結果を、当該各推定データに対する正解ラベルとし、第1学習済みモデルよりも入力データの項目数、及びネットワークの階層の数の少なくとも一方が減少したネットワーク構造を指定した教師あり学習による機械学習を行ってもよい。
続いて、情報処理装置10Aの出力部13は、生成部12により生成された第2学習済みモデルを情報処理装置10Bに送信する(ステップS4)。ここで、出力部13は、例えば、情報処理装置10Bからの要求を受信した場合に、第2学習済みモデルを情報処理装置10Bにダウンロードさせてもよい。
≪推論時の処理≫
次に、図6を参照し、実施形態に係る情報処理装置10Bの推論時の処理の一例について説明する。図6は、実施形態に係る情報処理装置10Bの推論時の処理の一例を示すフローチャートである。
ステップS21において、情報処理装置10Bの取得部21は、情報処理装置10Aにより生成された学習済みモデルと、機器20Aの測定データを取得する。ここで、取得部21は、図5の第1訓練データ501に含まれる測定データと同様の項目のデータを有する機器20Aの測定データを取得する。
続いて、情報処理装置10Bの推論部22は、当該学習済みモデルと、取得部21により取得された機器20Aの測定データとに基づいて、機器20Aの測定データに対する推論(予測)を行う(ステップS22)。続いて、情報処理装置10Bの出力部23は、推論部22により推論された結果を出力する(ステップS23)。
<変形例>
情報処理装置10A、及び情報処理装置10Bの各機能部は、例えば1以上のコンピュータにより提供されるクラウドコンピューティングにより実現されていてもよい。また、情報処理装置10A、及び情報処理装置10Bの一部の処理を、他の情報処理装置により実行するようにしてもよい。
以上、実施形態を説明したが、特許請求の範囲の趣旨及び範囲から逸脱することなく、形態や詳細の多様な変更が可能なことが理解されるであろう。
1 情報処理システム
10A 情報処理装置
11 取得部
12 生成部
13 出力部
10B 情報処理装置
21 取得部
22 推論部
23 出力部

Claims (12)

  1. 情報処理装置が、
    第1測定データに対して設定されているラベルと前記第1測定データとの組み合わせのデータと、ラベルが設定されていない第2測定データとを含む、第1機器に関する第1データセットを取得する処理と、
    前記第1データセットに基づいて、前記第1機器の測定データに対するラベルを推論する第1学習済みモデルを生成する処理と、
    前記第2測定データを入力とした前記第1学習済みモデルによるラベルの推論結果を示すデータに基づいて、前記第1機器の測定データに対するラベルを推論する第2学習済みモデルを生成する処理と、
    を実行する生成方法。
  2. 前記第2学習済みモデルを生成する処理では、
    前記第1学習済みモデルよりも軽量化された前記第2学習済みモデルを生成する処理を実行する、
    請求項1に記載の生成方法。
  3. 前記第1学習済みモデルを生成する処理では、
    前記第1測定データに対して設定されているラベルと前記第1測定データとの組み合わせのデータの数が第1閾値以上である場合、当該組み合わせのデータに基づく教師あり学習により、前記第1学習済みモデルを生成し、
    前記第1測定データに対して設定されているラベルと前記第1測定データとの組み合わせのデータの数が前記第1閾値以上でない場合、前記第1データセットに基づく半教師あり学習により、前記第1学習済みモデルを生成する、
    請求項1または2に記載の生成方法。
  4. 前記第1学習済みモデルを生成する処理では、
    前記第2測定データの数が第2閾値以下である場合、前記第1機器とは異なる場所に設置されている第2機器に関する第2データセットであって、第3測定データに対して設定されているラベルと前記第3測定データとの組み合わせのデータを含む第2データセットにも基づいて、前記第1学習済みモデルを生成する、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の生成方法。
  5. 前記情報処理装置が、
    前記第1機器とは異なる場所に設置されている第2機器に関する第2データセットであって、第3測定データに対して設定されているラベルと前記第3測定データとの組み合わせのデータを含む第2データセットを取得する処理を実行し、
    前記第1学習済みモデルを生成する処理では、
    前記第1データセット及び前記第2データセットに基づいて、前記第1学習済みモデルを生成する、
    請求項1から4のいずれか一項に記載の生成方法。
  6. 前記第1機器及び前記第2機器は、空気調和装置である、
    請求項に記載の生成方法。
  7. 情報処理装置に、
    第1測定データに対して設定されているラベルと前記第1測定データとの組み合わせのデータと、ラベルが設定されていない第2測定データとを含む、第1機器に関する第1データセットを取得する処理と、
    前記第1データセットに基づいて、前記第1機器の測定データに対するラベルを推論する第1学習済みモデルを生成する処理と、
    前記第2測定データを入力とした前記第1学習済みモデルによるラベルの推論結果を示すデータに基づいて、前記第1機器の測定データに対するラベルを推論する第2学習済みモデルを生成する処理と、
    を実行させるプログラム。
  8. 第1測定データに対して設定されているラベルと前記第1測定データとの組み合わせのデータと、ラベルが設定されていない第2測定データとを含む、第1機器に関する第1データセットを取得する取得部と、
    前記第1データセットに基づいて、前記第1機器の測定データに対するラベルを推論する第1学習済みモデルを生成し、
    前記第2測定データを入力とした前記第1学習済みモデルによるラベルの推論結果を示すデータに基づいて、前記第1機器の測定データに対するラベルを推論する第2学習済みモデルを生成する生成部と、
    を有する情報処理装置。
  9. 第2学習済みモデルに基づいて、第1機器の測定データに対するラベルを推論する推論部を有し、
    前記第2学習済みモデルは、
    第1測定データに対して設定されているラベルと前記第1測定データとの組み合わせのデータと、ラベルが設定されていない第2測定データとを含む、前記第1機器に関する第1データセットを取得する処理と、
    前記第1データセットに基づいて、前記第1機器の測定データに対するラベルを推論する第1学習済みモデルを生成する処理と、
    前記第2測定データを入力とした前記第1学習済みモデルによるラベルの推論結果を示すデータに基づいて、前記第2学習済みモデルを生成する処理と、
    を実行することによって生成される、情報処理装置。
  10. 情報処理装置に、
    第2学習済みモデルに基づいて、第1機器の測定データに対するラベルを推論する処理を実行させ、
    前記第2学習済みモデルは、
    第1測定データに対して設定されているラベルと前記第1測定データとの組み合わせのデータと、ラベルが設定されていない第2測定データとを含む、前記第1機器に関する第1データセットを取得する処理と、
    前記第1データセットに基づいて、前記第1機器の測定データに対するラベルを推論する第1学習済みモデルを生成する処理と、
    前記第2測定データを入力とした前記第1学習済みモデルによるラベルの推論結果を示すデータに基づいて、前記第2学習済みモデルを生成する処理と、
    を実行することによって生成される、プログラム。
  11. 情報処理装置が、
    第2学習済みモデルに基づいて、第1機器の測定データに対するラベルを推論する処理を実行し、
    前記第2学習済みモデルは、
    第1測定データに対して設定されているラベルと前記第1測定データとの組み合わせのデータと、ラベルが設定されていない第2測定データとを含む、前記第1機器に関する第1データセットを取得する処理と、
    前記第1データセットに基づいて、前記第1機器の測定データに対するラベルを推論する第1学習済みモデルを生成する処理と、
    前記第2測定データを入力とした前記第1学習済みモデルによるラベルの推論結果を示すデータに基づいて、前記第2学習済みモデルを生成する処理と、
    を実行することによって生成される、情報処理方法。
  12. 第1機器の測定データに対するラベルを推論する処理を情報処理装置に実行させるための第2学習済みモデルであって、
    第1測定データに対して設定されているラベルと前記第1測定データとの組み合わせのデータと、ラベルが設定されていない第2測定データとを含む、前記第1機器に関する第1データセットを取得する処理と、
    前記第1データセットに基づいて、前記第1機器の測定データに対するラベルを推論する第1学習済みモデルを生成する処理と、
    前記第2測定データを入力とした前記第1学習済みモデルによるラベルの推論結果を示すデータに基づいて、前記第2学習済みモデルを生成する処理と、
    を実行することによって生成される、第2学習済みモデル。
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