JP6995508B2 - 定着装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子写真方式の複写機・レーザープリンタ等の画像形成装置に用いられる定着装置に関するものである。
電子写真方式の画像形成装置で用いられる定着装置として、次の構成が知られている。筒状のフィルムと、フィルムに接触するヒータと、フィルムを介してヒータと共にニップ部を形成する加圧ローラと、を有する構成である。未定着トナー画像を担持する記録材は、このニップ部で搬送されつつ加熱され、トナー画像が記録材に定着される。
ところで、高速プリントに対応させるために定着装置のフィルムを高速回転させると、ヒータからフィルムへの熱供給が間に合わなくなる場合がある。そこで、特許文献1には、ヒータのフィルムと接触する面以外からもヒータからフィルムに熱伝達を行うことができる構成が開示されている。具体的な構成としては、ヒータのフィルムと接触する面と反対側の面に熱伝導部材(金属板)を接触させ、その熱伝導部材をフィルムに接触させる構成である。この構成によって、より高速で定着処理することが可能になる。
特開2003-257592
しかしながら、記録材搬送方向の上流側に延びた熱伝導部材の部分であってフィルムに接触する部分がヒータホルダにも接触しているので、熱伝導部材の熱がヒータホルダに逃げやすいという課題がある。
そこで、ヒータに接触している熱伝導部材を介してヒータの熱をフィルムに効率的に伝えることが可能な定着装置を提供する。
本発明の課題を解決するための好適な実施態様の一つは、回転可能な筒状のフィルムと、第1の面と、前記第1の面と反対側の第2の面を有する板状のヒータであって、前記第1の面で前記フィルムの内面に接触する長細い板状のヒータと、前記ヒータの長手方向に延び、前記ヒータの前記第2の面に接触するヒータ接触部を有する熱伝導部材と、前記熱伝導部材を介して前記ヒータの前記第2の面を支持する支持部材と、を有し、前記フィルムを介した前記ヒータの熱でトナー画像を加熱し前記トナー画像を記録材に定着する定着装置において、前記熱伝導部材は、前記フィルムの回転方向における前記ヒータの上流側端部よりも外側において、前記第1の面に垂直である前記ヒータの厚み面に沿う方向に延びたところから前記フィルムの回転方向と反対方向に沿って延び前記フィルムの内面に接触する延長部を有し、前記支持部材は、前記延長部と前記ヒータの厚み方向で対向する対向部を有し、前記熱伝導部材の前記延長部と、前記支持部材の前記対向部と、の間には空隙が設けられており、前記ヒータの厚み方向において前記延長部と前記対向部は接触していないことを特徴とする。
ヒータに接触している熱伝導部材を介してヒータの熱をフィルムに効率的に伝えることが可能になる。
実施例1に係る画像形成装置の概略断面図である。 実施例1に係る定着装置の斜視図である。 実施例1に係る定着装置の断面図である。 実施例2に係る定着装置の断面図である。 実施例2に係るヒータホルダと熱伝導部材の平面図である。 実施例3に係るヒータホルダと熱伝導部材の断面図である。 実施例3に係るヒータホルダと熱伝導部材の斜視図である。 実施例3に係る図4の矢印A方向から見た矢視図である。 実施例3に係るヒータとヒータホルダと熱伝導部材の断面図である。 実施例3に係る図7の矢印A方向から見た矢視図である。 実施例4に係る定着装置の断面図である。 実施例4に係るヒータホルダと熱伝導部材の断面図である。 実施例4に係るヒータホルダと熱伝導部材の斜視図である。 実施例5に係る定着装置の断面図である。 実施例5に係るヒータホルダと熱伝導部材の断面図である。 実施例5に係るヒータホルダと熱伝導部材の斜視図である。
〔実施例1〕
本発明の実施例1について図面を参照しながら以下に説明する。
最初に、図1を用いて本実施例の画像形成装置の構成を説明する。図1は、本実施例に係る電子写真方式の画像形成装置としてのレーザビームプリンタ50の概略断面図である。
像担持体としての感光ドラム1の周面には、回転方向(矢印R1方向)に沿って順に、帯電器2、レーザー光Lを感光ドラム1に照射する露光装置3、現像器5、転写ローラ10、及び感光ドラムクリーナー16が配置されている。まず、感光ドラム1は、その表面が帯電器2によってマイナス極性に帯電される。次に帯電された感光ドラム1は、露光手段3のレーザー光Lにより、その表面上に静電潜像が形成(露光された部分は表面電位が上がる)される。本実施例のトナーはマイナスの極性に帯電されており、ブラックトナーが収容された現像器5によって、感光ドラム1上の静電潜像部にのみマイナスに帯電したトナーが付着し、感光ドラム1上にトナー像が形成される。記録材Pは、給紙ローラ4によって給紙されると、搬送ローラ6によって記録材Pが転写ニップNへ搬送される。転写ローラ10に、不図示の電源からトナーの極性と逆の極性であるプラス極性の転写バイアスが印加され、感光ドラム1上のトナー像は、転写ニップ部Nにおいて記録材P上に転写される。転写後の感光ドラム1は、弾性体ブレードを有する感光ドラムクリーナー16によって表面の転写残トナーが除去される。トナー像を担持した記録材Pは、定着装置100に搬送され、表面のトナー像の加熱定着が行なわれる。
次に、図2および図3を用いて、本実施例の定着装置100について説明する。図2及び3はそれぞれ、本実施例に係る定着装置100の斜視図及び断面図である。本実施例の定着装置100は、ウォームアップ時間の短縮や省エネルギー化を実現できるフィルム加熱方式を採用している。
定着装置100は、筒状の定着フィルム112と、ヒータ113と、加圧ローラ110と、熱伝導部材140と、を有する。ヒータ113は、定着フィルム112の内面に接触し、加圧ローラ110と共にニップ部Nを形成する。トナー像が形成された記録材Pは、ニップNで搬送されつつ加熱され、記録材Pに定着される。
ここで、記録材Pのニップ部Nにおける搬送方向をX軸方向、ヒータ113の長手方向をY軸方向、ニップ部Nの加圧方向をZ軸方向、と定義する。
定着フィルム112、ヒータ113、熱伝導部材140は、フィルムユニット105としてユニット化されている。フィルムユニット105は更に、支持部材としてのヒータホルダ130と、補強部材としての補強ステイ120と、規制部材としてのフランジR121及びL122と、を有する。ヒータホルダ130は、ヒータ113を支持するための部材である。補強ステイ120は、ヒータホルダ130を補強するための部材である。フランジR121及びL122は、定着フィルム112のX軸方向(ヒータ113の長手方向)の移動を規制するための部材であって、定着フィルム112の長手両端部に対向する位置に設けられている。
フィルムユニット105は、加圧ローラ110の両端部が回転可能に支持された定着フレーム123に組み付けられる。定着フレーム123の溝部124に沿ってフィルムユニット105をスライドさせて定着フレーム123に組み付ける。フィルムユニット105は、加圧板125および加圧バネ126によって加圧ローラ110に対して加圧されている。加圧構成は、加圧バネ126による加圧力が、加圧板125、フランジR121(L122)、補強ステイ120、ヒータホルダ130、熱伝導部材140、ヒータ113、と伝達される。そして、定着フィルム112を介してヒータ113を加圧ローラ110に対して加圧してニップ部Nを形成する。
ここで、図3においてヒータ113の定着フィルム112と接触する面を第1の面113aとし、第1の面113aと反対側の面を第2の面113bとする。
熱伝導部材140は、ヒータ113の第2の面113bに接触し且つヒータ113とヒータホルダ130との間に挟まれるように設けられている。ヒータ113は、熱伝導部材140を介してヒータホルダ130に支持されている。
ヒータホルダ130には定着フィルム112が滑らかに回転するように円弧形状のガイド部が設けられている。これにより、定着フィルム112は、加圧ローラ110のR2方向の回転によってR1方向に滑らかに回転する。ヒータ113の第1の面113aは定着フィルム112の内面と摺動し、定着フィルム112を内側から加熱する。加圧ローラ110は、定着フィルム112の外側からヒータ113を加圧する。ニップ部Nは、加圧ローラ110と定着フィルム112が接触している領域である。未定着トナー像Tが形成された記録材Pが、図中矢印A1方向からニップ部Nに搬送されると、トナー像Tが記録材Pに定着される。
定着フィルム112について説明する。定着フィルム112は、回転可能に構成され、外力が加えられていないときは外径がφ18mmの円筒形状である。定着フィルム112は、厚み方向において多層構成となっている。定着フィルム112は、基層と、基層の外側に形成された離型層と、を有する。基層の材質は、耐熱性や剛性を考慮し、ステンレス鋼やニッケルなどの金属や、ポリイミドなどの耐熱性樹脂が用いられる。本実施例では、定着フィルム112の基層の材質としてポリイミド樹脂を用い、熱伝導率と強度を向上させるためカーボン系のフィラーを添加して用いた。基層の厚さは薄いほどヒータ113の熱を定着ローラ110表面に伝達しやすいが強度が低下するため15μm~100μm程度が好ましく、本実施例では50μmとした。離型層の材質は、パーフルオロアルコキシ樹脂(PFA)、ポリテトラフルオロエチレン樹脂(PTFE)、テトラフルオロエチレン-ヘキサフルオロプロピレン樹脂(FEP)等のフッ素樹脂が好ましい。本実施例ではフッ素樹脂の中でも離型性と耐熱性に優れるPFAを用いた。離型層は、チューブを被覆させたものでも良いが、表面を塗料でコートしたものでも良く、本実施例では、薄肉成型に優れるコートにより離型層を成型した。離型層は薄いほどヒータ113の熱を定着フィルム112表面に伝達しやすいが、薄すぎると耐久性が悪化するため、5μm~30μm程度が好ましく、本実施例では10μmとした。また、本実施例には使用していないが、基層と離型層の間に、弾性層を設けても良い。その場合、弾性層の材質としては、シリコーンゴムやフッ素ゴムなどが用いられる。
加圧ローラ110について説明する。加圧ローラ110の外径は、φ20mmであり、φ12mmの鉄製の芯金117厚さ4mmの弾性層116が形成されている。弾性層116の材質としては、ソリッドゴムや、発泡ゴムが用いられる。発泡ゴムは、低熱容量で熱伝導率が低く、加圧ローラ110表面の熱が内部へ吸収され難いため、表面温度が上昇しやすく、立ち上がり時間を短縮できる利点がある。本実施例においては、シリコーンゴムを発泡した発泡ゴムを使用した。加圧ローラ110の外径は小さい方が熱容量を抑えられるが、小さ過ぎると加圧ニップNの幅が狭くなってしまうので適度な径が必要であり、本実施例では、外径をφ20mmとした。弾性層116の肉厚に関しても、薄過ぎれば金属製の芯金に熱が逃げるので適度な厚みが必要であり、本実施例では、弾性層116の厚さを4mmとした。弾性層116の上には、トナーの離型層として、パーフルオロアルコキシ樹脂(PFA)からなる離型層118が形成されている。離型層118は定着フィルム112の離型層同様、チューブを被覆させたものでも表面を塗料でコートしたものでも良いが、本実施例では、耐久性に優れるチューブを使用した。離型層118の材質としては、PFAの他に、PTFE、FEP等のフッ素樹脂や、離型性の良いフッ素ゴムやシリコーンゴム等を用いても良い。加圧ローラ110の表面硬度が低いほど、ニップ部Nの幅が広くなる。本実施例では、後述するニップ部Nの幅のばらつきと熱伝導部材140との熱伝導との関係を検証する為、Asker-C硬度(4.9N荷重)で、48°、50°、52°の三水準のものを使用した。本実施形態の加圧ローラ110は外径φ20mmであり、φ12mmの鉄製の芯金117厚さ4mmの弾性層116が形成されている。弾性層116の材質としては、ソリッドゴムや、発泡ゴムが用いられる。発泡ゴムは、低熱容量で熱伝導率が低く、加圧ローラ110表面の熱が内部へ吸収され難いため、表面温度が上昇しやすく、立ち上がり時間を短縮できる利点がある。本実施形態においては、シリコーンゴムを発泡した発泡ゴムを使用した。加圧ローラ110は、不図示の加圧手段により、ヒータに加圧されている。加圧力に関しても、後述するニップ部Nのばらつきと熱伝導部材の熱伝導を検証する為、総圧13kgf、14kgf、15kgfの3水準を使用した。加圧ローラ110は、不図示の回転手段により、図中矢印R1方向に、表面移動速度200mm/secで回転するようになっている。
ヒータ113について説明する。ヒータ113は、アルミナや窒化アルミなどのセラミック製の基板の上に発熱抵抗体を設けたものを用いている。ヒータ113は、定着フィルム112の内面に接触する第1の面113aと、第1の面113aの反対側の面である第2の面113bと、第1の面113aと垂直である第3の面(厚み面)113cを有する板状で長細い部材である。ヒータ113は、前述したX軸方向に延びる細い形状を有する。ヒータ113は、記録材搬送方向の幅6mm、厚さ1mmのアルミナの基板の表面に、Ag/Pd(銀パラジウム)の発熱抵抗体をスクリーン印刷により10μm塗工し、その上に発熱体保護層としてガラスを50μmの厚さで覆ったものを用いた。また、ヒータ113あるいは、定着フィルム112の温度を検知する不図示の温度検知素子115の信号に応じて、ヒータ113の発熱抵抗体に供給する電力を制御する。
熱伝導部材140について説明する。熱伝導部材140は、ヒータ113の第2の面113bに接触する部分であるヒータ接触部140aを有する。熱伝導部材140は更に、次の構成を備える。ヒータ接触部140aから定着フィルム112の回転方向におけるヒータ113の上流側端部よりも外側において、ヒータ113の厚み面に沿って延びたところから、定着フィルム112の回転方向と反対方向に沿って延びた上流側延長部140eを有する。更に、ヒータ接触部140aから定着フィルム112の回転方向におけるヒータ113の下流側端部よりも外側において、ヒータ113の第3の面113cに沿って延びたところから、定着フィルム112の回転方向に沿って延びた下流側延長部140dを有する。熱伝導部材140の上流側延長部140e及び下流側延長部140dはそれぞれ、定着フィルム112の回転方向に関しヒータ113よりも上流側及び下流側において定着フィルム112の内面に接触している。
熱伝導部材140は、ヒータ接触部140aにおいてヒータ113から受け取った熱を上流側延長部140e及び下流側延長部140dにおいて定着フィルム112に伝える役割を有する。熱伝導部材140は、100W/m・K以上の熱伝導率を有する部材が望ましい。本実施形態においては、熱伝導率が140W/m・Kであるアルミ合金を用いた。熱伝導部材140の熱伝導率は、ヒータ113は、アルミナや窒化アルミ等のセラミックで形成された基板よりも高くすることが望ましい。
本実施例の特徴であるヒータホルダ130について説明する。ヒータホルダ130は、ヒータ113の第2の面113bを支持する支持部材である。ヒータホルダ130は、耐熱性の樹脂である液晶ポリマー等で形成されている。熱伝導部材140の上流側延長部140e及び下流側延長部140dに対向するヒータホルダ130の部分をそれぞれ上流側対向部130e及び下流側対向部130dとする。
本実施例における特徴的な構成について説明する。熱伝導部材140の上流側延長部140eと、ヒータホルダ130の上流側対向部130eと、の間に0.3mmの空隙200eが設けられている。更に、熱伝導部材140の下流側延長部140dと、ヒータホルダ130の上流側対向部130dと、の間に0.3mmの空隙200dが設けられている。
この空隙200d及び200eによって、熱伝導部材140の熱がヒータホルダ130に逃げることを防止できる。従って、熱伝導部材140を介してヒータ113の熱を定着フィルム112に効率的に伝えることが可能になるという効果を奏する。
尚、本実施例においては、熱伝導部材140のヒータ113の厚み方向(第2の面113bから第1の面113aに向かう方向)の位置は、熱伝導部材140のヒータ接触部140aと反対の面が、それに対向するヒータホルダの面に接触して決定される。
〔実施例2〕
本発明の実施例2について図4、図5を用いて説明する。本実施例は、実施例1に対して、ヒータホルダ130が突出部210及び220を有している点のみが異なる。その他の構成に関しては、実施例1と同様であるため、説明を省略する。
本実施例の特徴について図4を参照しながら説明する。ヒータホルダ130の上流側対向部130e及び下流側対向部130dにそれぞれ、熱伝導部材140の上流側延長部140e及び下流側延長部140dに向かって突出する突出部220及び210が設けられている構成である。突出部220及び210はそれぞれ、熱伝導部材140の上流側延長部140eと下流側延長部140dに接触している。その接触面積がなるべく小さくなるように、突出部220及び210は円錐形状をなしている。突出部220及び210の形状は、これに限らず柱状のリブでも良い。突出部220及び210はそれぞれ、図5に示すように、ヒータホルダ130の長手中央及び長手両端部の三箇所(210a、210b、210c、220a、220b、220c)に設けられている。
突出部220及び210の効果について説明する。上流側延長部140e及び下流側延長部140dが定着フィルム112等から外力を受けたときに、それらが定着フィルム112の内面から離れる方向に変形することを抑制し、空隙200d及び200eを安定的に確保しておくことができるという効果を奏する。空隙200d及び200eは、断熱層の役割をしている。
尚、突出部220及び210は、弾性部材で構成しても良い。また、熱伝導部材140の上流側延長部140eと下流側延長部140dに外力が加わっていない状態においては、突出部220及び210と、上流側延長部140e及び下流側延長部140dと、が非接触になるように構成しても良い。上流側延長部140eと下流側延長部140dが定着フィルム112等から外力を受けて所定量変形したときに突出部220及び210と接触しそれ以上の変形が抑制されるように構成する。熱伝導部材140の加圧方向の位置は、熱伝導部材140のヒータ接触部140aと反対側の面と、それに対向するヒータホルダ130の面と、の接触のみで決定される構成の方が位置精度を出しやすいためである。尚、加圧方向は、第2の面113bから第1の面113aに向かう方向である。
また、本実施例では、ヒータホルダ130に突出部220及び210を設けたが熱伝導部材140に設けても同様の効果が得られる。
〔実施例3〕
本実施例においては、実施例1と同じ部材についての説明は省略し、異なる部材について説明する。
図6から図8を用いて、熱伝導部材140のヒータホルダ130に対する位置決め構成について説明する。最初に、熱伝導部材140とヒータホルダ130の二部品のX軸方向(定着フィルム112の回転方向)に関する位置決め構成について説明する。図6は上記二部品のみを表示したヒータ113に垂直な断面図である。熱伝導部材140はヒータホルダ130に長手方向に亘って設けられた溝部の記録材搬送方向の下流側の壁面130gと上流側の壁面130hとの間に熱伝導部材140の一部が収まるように設けられる。ここで、熱伝導部材140のヒータ接触部140aと下流側延長部140dとの間の部分であってヒータ113の第3の面113cに沿って延びる部分を曲げ部140gとする。ヒータホルダ130の壁面130gと熱伝導部材140の140gとが接触し熱伝導部材140のヒータホルダ130に対するX軸方向の位置が決まる。ここで、熱伝導部材140のヒータ接触部140aと上流側延長部140eとの間の部分であって-Z方向(ヒータ113の第3の面113c)に沿って延びる部分を曲げ部140hとする。この熱伝導部材140の曲げ部140hと、ヒータホルダ130の壁面130hと、の間に隙間L1が設けられ、空隙が形成される。
尚、熱伝導部材140の曲げ部140hとヒータホルダ130の壁面130hとを接触させて、曲げ部140gと壁面130gとの間に隙間を設ける構成でも良い。また、曲げ部140gと壁面130gとの間と、曲げ部140hと壁面130hとの間と、の双方に隙間を設けて空隙を形成する構成でも良い。
次に、Z軸方向(ヒータ113の厚み方向)に関する熱伝導部材140のヒータホルダ130に対する位置決めについて説明する。前述したように加圧手段である加圧板125および加圧バネ126によってフィルムユニット105は加圧ローラ100に対して加圧される。これによりヒータホルダ130に設けられた溝部の支持面130fに熱伝導部材140のヒータ接触部140aのヒータホルダ130と対向する面が接触して位置が決まっている。
次に図7(a)(b)および図8(a)(b)(c)を用いてY軸方向(ヒータの長手方向)における熱伝導部材140のヒータホルダ130に対する位置決めについて説明する。図7(a)は上記二部品の斜視図であり、図7(b)は、便宜上、上記二部品を上下に離して表示した斜視図である。図8(a)は図7の矢印A方向から見た矢視図であり、図8(b)(c)は図8(a)の長手両端部付近の拡大図である。
図7(a)(b)に示すように熱伝導部材140はヒータホルダ130に設けられた穴部130kに熱伝導部材140の曲げ部140kが挿入され、それらが係合することで、熱伝導部材140のヒータホルダ130に対する長手方向の位置が決まる。このとき、熱伝導部材140に設けられた曲げ部140kは、ヒータ接触部140aの一部をヒータホルダ130に近づく方向に曲げ起こして形成されている。また、図8(b)に示すように、熱伝導部材140の一方の長手端部と、これに対向するヒータホルダ130の溝部の一方の長手端面と、の間には隙間L2が設けられている。更に、図8(c)に示すように、熱伝導部材140の他方の長手端部と、これに対向する、ヒータホルダ130の溝部の他方の長手端面と、の間にも隙間L3が設けられている。
ここで、隙間L2、L3を設ける理由について説明する。純アルミニウムもしくはアルミニウム合金で形成された熱伝導部材140と、液晶ポリマー等の耐熱樹脂で形成されたヒータホルダ130と、の線膨張係数は異なる。従って、熱伝導部材140の長手方向の膨張量の方がヒータホルダ130のそれよりも大きい。各部材の膨張量及び部品の寸法公差を考慮して、前述した隙間L2及びL3が設定される。
次に、図9及び図10を用いて、ヒータ113のヒータホルダ130に対する位置決め構成について説明する。
図9を用いて上記二部品のX軸方向(ヒータ113の長手方向)に関する位置決めについて説明する。図10は、上記二部品に加えて熱伝導部材140を表示した状態の断面図である。ヒータ113はヒータホルダ130に設けられた突き当て面130iと、ヒータ113の第3の面113cうち定着フィルム112の回転方向の下流側の面113cdと、が接触するように取り付けられる。このとき、ヒータ113の第3の面113cのうち定着フィルム112の回転方向の上流側の面113cuと、それに対向するヒータホルダ130の壁面130hと、の間には隙間L4が設けられ、空隙が形成されている。
このとき、ヒータ113と熱伝導部材140の位置関係においても、ヒータホルダ130を介してお互いの位置決めがなされる。本実施例においては、ヒータ113の第3の面113cuと、ヒータ接触部140aと上流側延長部140eとの間の曲げ部140hと、の間に隙間L5が設けられている。ヒータ113の第3の面113cdと、ヒータ接触部140aと下流側延長部140dとの間の曲げ部140gと、の間に隙間L6が設けられている。
次に、Z軸方向(ヒータ113の厚み方向)におけるヒータホルダ130に対するヒータ113の位置決めについて説明する。ヒータ113の長手方向において、ヒータ113の熱伝導部材とオーバラップする領域は、加圧力によってヒータ113の第2の面113bが熱伝導部材140のヒータ接触部140aに接触する。更に、熱伝導部材140のヒータ接触部140aのヒータホルダ130に対向する面が、それに対向するヒータホルダ130の支持面130fに接触してヒータ113の位置が決まる。
次に、図10(a)(b)(c)を用いてY軸方向に関する位置決め構成について説明する。図10(a)は、図9の矢印A方向から見た矢視図であり、図10(b)(c)は図10(a)の長手両端部付近の各々の拡大図である。ヒータ113はヒータ113の一方の長手端面113mがヒータホルダ130の溝部に設けられた円弧面130mと接触した状態で加圧され、ヒータ113の長手方向の位置が決まる。このとき、ヒータ113の他方の長手端面113nと、これと対向する、ヒータホルダ130の溝部に設けられた面130nと、の間には隙間L7が設けられている。
この隙間L5~7を設けることで、ヒータ113を加熱したときであっても、線膨張係数が異なる部材同士が干渉して変形することを防止できる。
以上述べた構成によって、各部材の熱膨張及び収縮による熱伝導部材の変形等を抑制し、ヒータホルダ130に対する熱伝導部材の位置が安定するという効果が得られる。
〔実施例4〕
以下、本発明の実施例4について説明する。実施例3と同じ部材には同一符号を付し、説明は省略する。
最初に、図16を用いて、本実例の定着装置105について説明する。図11は定着装置100のヒータ113の長手方向に垂直な断面図である。本実施例の熱伝導部材240は、実施例3と同様に、発熱したヒータ113の第2の面113bに接触するヒータ接触部140aにおいて熱を受け取り、上流側延長部240eを介してその熱を定着フィルム112の内面に伝える。本実施例は、実施例3の熱伝導部材140が有する下流側延長部140dは設けられていない。
次に、図12から図13(a)(b)を用いて、熱伝導部材240のヒータホルダ130に対する位置決め構成について説明する。
最初に、図12を用いて熱伝導部材240とヒータホルダ130の二部品のX軸方向(定着フィルム112の回転方向)に関する位置決めについて説明する。図12は、上記二部品のみを表示した断面図である。
熱伝導部材240はヒータホルダ130に長手方向に亘って設けられた溝部の記録材搬送方向の下流側の壁面130gと上流側の壁面130hとの間に熱伝導部材240の一部が収まるように設けられる。ここで、熱伝導部材240の下流側端面240dがヒータホルダ130の壁面130gと接触し、熱伝導部材240のヒータホルダ130に対するX軸方向の位置が決まる。ここで、熱伝導部材240のヒータ接触部240aと上流側延長部240eとの間の部分であって-Z方向(ヒータ113の第3の面113c)に沿って延びる部分を曲げ部240hとする。熱伝導部材240の曲げ部240hと、ヒータホルダ130の壁面130hと、の間に隙間L1が設けられ、空隙が形成される。
尚、壁面130hと、曲げ部240hと、を接触させて熱伝導部材240のX軸方向の位置を決め、熱伝導部材240の下流側端面240dと、ヒータホルダ130の壁面130gと、の間に隙間L1を設ける構成でも良い。また、ヒータホルダ130の壁面130hと熱伝導部材240の曲げ部240hとの間と、下流側端面240dとヒータホルダ130の壁面130gとの間と、の双方に隙間を設ける構成でも良い。
Z軸方向(ヒータ113の厚み方向)に関する位置決めは、実施例3と同様のため省略する。
次に、図13(a)(b)を用いてY軸方向(ヒータ113の長手方向)に関する位置決め構成について説明する。図13(a)はヒータホルダ130と、熱伝導部材240と、の二部品のみを表示した斜視図であり、図13(b)は、上記二部品を便宜上に離して表示した斜視図である。
図13(a)(b)に示すように、熱伝導部材240はヒータホルダ130に設けられた穴部130kに熱伝導部材240の曲げ部240kを挿入して係合させることで、熱伝導部材240のヒータホルダ130に対する位置が決まる。このとき、熱伝導部材240に設けられた曲げ部240kは、熱伝導部材240の下流側端面240dの一部をヒータホルダ130に近づく方向に曲げ起こして形成されている。また、この曲げ部240kはY軸方向に関し熱伝導部材240の中央部付近に設けられている。更に、図13(a)に示すように、熱伝導部材240の一方の長手端面と、これと対向する、ヒータホルダ130の溝部の一方の長手端面と、の間には隙間L8が設けられている。熱伝導部材240の他方の長手端面と、これに対向する、ヒータホルダ130の溝部の他方の端面と、の間には隙間L9が設けられている。この隙間L8及び9を設けることで、ヒータ113を加熱したときであっても、線膨張係数が異なる部材同士が干渉したり変形したりすることを防止できる。
以上述べた構成によって、各部材の熱膨張及び収縮による熱伝導部材の変形等を抑制し、熱伝導部材の位置が安定するという効果が得られる。
〔実施例5〕
本発明の実施例5について説明する。実施例3と同じ部材については説明を省略する。最初に、図15を用いて、本実施例の定着装置105について説明する。図14は、定着装置100のヒータ113の長手方向に垂直な概略断面図である。本実施例の熱伝導部材340は、実施例3とヒータ113の熱をヒータ113の第2の面113bと接触するヒータ接触部340aで受け取り、下流側延長部340dを介して定着フィルム112の内面に伝える。熱伝導部材340は、実施例3の熱伝導部材140が有する上流側延長部140eは設けられていない。
次に、図15から図16(a)(b)を用いて、ヒータホルダ130に対する熱伝導部材340のX軸方向に関する位置決め構成について説明する。
最初に、熱伝導部材340とヒータホルダ130の二部品を用いてX軸方向に関する熱伝導部材340の位置決めについて説明する。図16は、上記二部品のみを表示した断面図である。
熱伝導部材340はヒータホルダ130に長手方向に亘って設けられた溝部の記録材搬送方向の下流側の壁面130gと上流側の壁面130hとの間に熱伝導部材340の一部が収まるように設けられる。ここで、熱伝導部材340のヒータ接触部340aと下流側延長部240dとの間の部分であって-Z方向(ヒータ113の第3の面113c)に沿って延びる部分を曲げ部340gとする。熱伝導部材340の曲げ部340gがヒータホルダ130の壁面130gと接触し、熱伝導部材340のヒータホルダ130に対するX軸方向の位置が決まる。そして、熱伝導部材340の上流側端部340eと、ヒータホルダ130の壁面130hと、の間に隙間L1が設けられ、空隙が形成される。
尚、壁面130hと、上流側端部340eと、を接触させて熱伝導部材340のX軸方向の位置を決め、熱伝導部材340の曲げ部340gと、ヒータホルダ130の壁面130gと、の間に隙間L1を設ける構成でも良い。また、ヒータホルダ130の壁面130hと熱伝導部材340の上流側端部340eとの間と、曲げ部340gとヒータホルダ130の壁面130gとの間と、の双方に隙間を設ける構成でも良い。
Z軸方向(ヒータ113の厚み方向)に関する位置決めは、実施例3と同様のため省略する。
次に、図16(a)(b)を用いてY軸方向(ヒータ113の長手方向)に関する位置決め構成について説明する。図16(a)はヒータホルダ130と、熱伝導部材340と、の二部品のみを表示した斜視図であり、図16(b)は、上記二部品を便宜上に離して表示した斜視図である。
図16(a)(b)に示すように、熱伝導部材340はヒータホルダ130に設けられた穴部130kに熱伝導部材340の曲げ部340kを挿入して係合させることで、熱伝導部材340のヒータホルダ130に対する位置が決まる。このとき、熱伝導部材340に設けられた曲げ部340kは、熱伝導部材240の上流側端面340eの一部をヒータホルダ130に近づく方向に曲げ起こして形成されている。また、この曲げ部340kはY軸方向に関し熱伝導部材340の中央部付近に設けられている。更に、図16(a)に示すように、熱伝導部材340の一方の長手端面と、これと対向する、ヒータホルダ130の溝部の一方の長手端面と、の間には隙間L10が設けられている。熱伝導部材240の他方の長手端面と、これに対向する、ヒータホルダ130の溝部の他方の端面と、の間には隙間L11が設けられている。この隙間L10及び11を設けることで、ヒータ113を加熱したときであっても、線膨張係数が異なる部材同士が干渉したり変形したりすることを防止できる。
以上述べた構成によって、各部材の熱膨張及び収縮による熱伝導部材の変形等を抑制し、熱伝導部材の位置が安定するという効果が得られる。
尚、本実施例1~5の熱伝導部材は、ヒータの長手方向において、ヒータの小サイズ記録材の通紙領域と、非通紙領域と、に跨って設けられている。この構成は、小サイズ記録材を連続的に定着処理したときに生じる非通紙部昇温を抑制するためである。
100 定着装置
110 加圧ローラ
112 定着フィルム
113 ヒータ
113a ヒータのフィルムと接触する面
113b ヒータのフィルムと接触する面と反対側の面
113c ヒータの厚み面
130 ヒータホルダ
130a フィルム接触部
130d 下流側対向部
130e 上流側対向部
140 熱伝導部材
140d 下流側延長部
140e 上流側延長部
210、220 突出部

Claims (6)

  1. 回転可能な筒状のフィルムと、
    第1の面と、前記第1の面と反対側の第2の面を有する板状のヒータであって、前記第1の面で前記フィルムの内面に接触する長細い板状のヒータと、
    前記ヒータの長手方向に延び、前記ヒータの前記第2の面に接触するヒータ接触部を有する熱伝導部材と、
    前記熱伝導部材を介して前記ヒータの前記第2の面を支持する支持部材と、
    を有し、前記フィルムを介した前記ヒータの熱でトナー画像を加熱し前記トナー画像を記録材に定着する定着装置において、
    前記熱伝導部材は、前記フィルムの回転方向における前記ヒータの上流側端部よりも外側において、前記第1の面に垂直である前記ヒータの厚み面に沿う方向に延びたところから前記フィルムの回転方向と反対方向に沿って延び前記フィルムの内面に接触する延長部を有し、
    前記支持部材は、前記延長部と前記ヒータの厚み方向で対向する対向部を有し、
    前記熱伝導部材の前記延長部と、前記支持部材の前記対向部と、の間には空隙が設けられており、前記ヒータの厚み方向において前記延長部と前記対向部は接触していないことを特徴とする定着装置。
  2. 前記ヒータの厚み方向と直交する短手方向において、前記ヒータと前記延長部は接触していないことを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記延長部を上流側延長部とし、前記対向部を上流側対向部とするとき、
    前記熱伝導部材は、前記フィルムの回転方向における前記ヒータの下流側端部よりも外側において、前記第1の面に垂直である前記ヒータの厚み面に沿う方向に延びたところから前記フィルムの回転方向に沿って延び前記フィルムの内面に接触する下流側延長部を有し、
    前記支持部材は、前記下流側延長部と前記ヒータの厚み方向で対向する下流側対向部を有し、
    前記熱伝導部材の前記下流側延長部と、前記支持部材の前記下流側対向部と、の間には空隙が設けられており、前記ヒータの厚み方向において前記下流側延長部と前記下流側対向部は接触していないことを特徴とする請求項1又は2に記載の定着装置。
  4. 前記ヒータの厚み方向と直交する短手方向において、前記ヒータと前記下流側延長部は接触していないことを特徴とする請求項3に記載の定着装置。
  5. 前記ヒータの厚み方向において、前記熱伝導部材のヒータ接触部と前記支持部材は接触しており、前記支持部材に対して前記熱伝導部材が位置決めされることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の定着装置。
  6. 前記フィルムを介して前記ヒータと共にニップ部を形成するローラを有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の定着装置。
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