JP6995153B2 - 車体 - Google Patents

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Description

本発明は、車幅方向に延びて左右のフロントサイドパネルに結合され、ステアリングを支持するビームと、空調装置の車両後方側に配置されて、ビームに車両機器を連結する支持部材とを備える車体に関する。
特許文献1には、ステアリングハンガービーム(ビーム部材)に支持される緊急通報ユニット(車両機器)が開示される。緊急通報ユニットは、鉄板から成形されて、緊急通報装置の前面を覆う前側部材と、鉄板から成形されて、前側部材にねじで結合されて緊急通報装置の後面を覆う後側部材とを備える。車両の衝突時に空調装置が後退すると、空調装置は緊急通報ユニットの前側部材にぶつかって破壊される。こうして緊急通報ユニットは空調装置の衝突から保護される。緊急通報ユニットの落下は防止されることができる。
特開2016-113128号公報
特許文献1では緊急通報ユニットは頑強なブラケット(前側部材および後側部材)で覆われて保護される。ブラケットは空調装置の破壊を誘引するほどなので、前側部材および後側部材には十分な板厚が要求される。鉄板の板厚や面積の増加に伴いブラケットの重量は増加してしまう。重量増に加えて板厚や面積の増加は製造コストの増加を招いてしまう。
本発明は、車両の衝突時にステアリングハンガービームと車両機器との連結を維持することができ、しかも、製造コストの低減に寄与することができる車体を提供することを目的とする。
本発明の第1側面によれば、車幅方向に延びて左右のフロントサイドパネルに結合され、ステアリング(13)を支持するビーム(22)と、空調装置(26)の車両後方側に配置されて、前記ビーム(22)に車両機器(33)を連結する支持部材(34)とを備える車体(21)において、前記支持部材(34)は、前記ビーム(22)に固定され、前方から前記車両機器(33)に連結される前側体(35)と、前記前側体(35)に結合されて、前記前側体(35)および前記空調装置(26)の間に配置され、前記空調装置(26)が車両後方に後退すると前記空調装置(26)の接触を受け止める緩衝体(36)とを備え、前記前側体(35)は、前記車両機器(33)に固定される1対のガイドレール(42)に挟まれて、前記車両機器(33)に対して上下方向以外の前記前側体(35)の動きを規制するガイド(43)と、前記車両機器(33)上に配置され弾性力に応じて変位する弾性片(44)に係り合い、前記車両機器(33)および前記前側体(35)の間で前記上下方向の動きを拘束する係合縁(45a)とを有する。
側面によれば、第1側面の構成に加えて、前記緩衝体(36)は、板材で形成される前記前側体(35)から連続し、前記前側体(35)から折れ曲がって設定される間隔で前記前側体(35)に向き合わせられる板材で構成される。
側面によれば、第1または側面の構成に加えて、前記支持部材(34)は、前記前側体(35)に結合されて、下方から前記車両機器(33)に向き合わせられ、前記前側体(35)に沿って上下方向に動かないように前記車両機器(33)の変位を規制する落下防止片(47)と、前記落下防止片(47)の先端から上向きに立ち上がって、前記前側体(35)との間に前記車両機器(33)を挟むことで前記車両機器(33)の倒れを防止する倒れ防止片(48)とを有する。
側面によれば、第1~第側面のいずれか1の構成に加えて、前記支持部材(34)は、前記ビーム(22)に第1固定点(51a)で結合され、前記ビーム(22)から下向きに延びてインパネ(12)を支持する補助部材(25)に第2固定点(51b)で結合される。
側面によれば、第側面の構成に加えて、前記支持部材(34)は、前記第1固定点(51a)を通って車幅方向に前記車両機器(33)を分割する仮想分割面(52)よりも第2固定点(51b)側で前記支持部材(34)の剛性を補強する補強構造(53)を有する。
側面によれば、第または第側面の構成に加えて、前記ビーム(22)から前記補部材(25)に並列に延びてフロアに連結されるステー(24)をさらに備え、前記補部材(25)および前記ステー(24)の間に前記支持部材(34)および前記車両機器(33)は配置され、前記車両機器(33)のハーネス(54)は前記車両機器(33)の下端から前記ステー(24)に沿って延びる。
第1側面によれば、車両の衝突時に空調装置が後退すると、空調装置は緩衝体に受け止められることができる。空調装置が直接に車両機器に衝突することは回避されることができる。その結果、支持部材の前側体と車両機器との連結の破損は回避されることができる。車両機器の脱落は防止されることができる。空調装置から作用する衝撃は緩衝体で受け止められることから、前側体に要求される剛性や強度は緩和されることができる。こうして支持部材は製造コストの低減に寄与することができる。
また、車両機器のガイドレールに前側体のガイドは案内される。車両機器に対して相対的に上下方向以外前側体の動きは拘束される。このとき、弾性片が係合縁に係り合うと、車両機器に対して上下方向前側体の動きは拘束されることができる。こうして車両機器に支持部材は連結される。車両の衝突時には、空調装置は緩衝体で受け止められることから、空調装置の衝突に基づき弾性片に作用する衝撃は弱められることができる。車両機器と支持部材との連結は維持されることができる。車両機器の脱落は防止されることができる。
側面によれば、緩衝体および前側体は1枚の板材から成形されることができる。したがって、製造コストは低減されることができる。
側面によれば、空調装置から作用する衝撃が緩衝体で弱まりきらずに車両機器と支持部材との連結が解除されてしまっても、落下防止片および倒れ防止片の働きで支持部材から車両機器の脱落は防止されることができる。
側面によれば、支持部材は第1固定点および第2固定点で車体の骨格に連結されることから、支持部材の取り付け強度は高められることができる。
側面によれば、ビームおよび補助部材に拘束される領域で剛性が高められる一方で、拘束から解放される領域では剛性は緩和されることから、拘束から解放される領域で衝撃のエネルギーが消費されることで車両機器に対して支持部材の保護機能は高められることができる。
側面によれば、補部材およびステーは側突時に車両機器の保護に寄与することができる。しかも、ハーネスはステーに沿って延びることから、ハーネスはステーに支持されることができる。ハーネスの取り付けにあたって作業性は高められることができる。
本発明の一実施形態に係るインパネの構成を概略的示す正面図である。 インパネおよびダッシュパネルの間に配置される車体の正面図である。 図1の3-3線に沿った垂直断面図である。 ビームに取り付けられた緊急通報ユニットの斜視図である。 前側体の平面図である。
以下、添付図面を参照しつつ本発明の実施形態を説明する。ここで、車体の上下前後左右は自動四輪車に乗車した乗員の目線に基づき規定されるものとする。
図1は本発明の一実施形態に係るインパネの構成を概略的示す。車両11は、フロントガラスの下方で車室の前端を仕切るインパネ12を備える。インパネ12は車室内で車幅方向(左右方向)に延びる。インパネ12には、運転席に対応する位置でステアリングホイール13が取り付けられる。インパネ12には、助手席に対応する位置でグローブボックス14が形成される。グローブボックス14は収納空間を開閉するリッド14aを備える。
インパネ12には、車幅方向に複数箇所で空気の吹出口15が区画される。吹出口15には、後述される空調装置(HVAC)の通風路が接続される。空調装置で冷房運転が実施されると、吹出口15から車室内に冷気は吹き出されることができる。
センターコンソール16の上方でインパネ12にはオーディオ装置17が組み込まれる。オーディオ装置17は、例えば、ラジオ電波を受信して音声を再生したりコンパクトディスク(CD)やハードディスク(HDD)に蓄積された音楽データに基づき音声を再生したりするオーディオ本体17aと、オーディオ本体17aに電気的に接続されて、例えば車室内の空間に面する壁面に埋め込まれるスピーカー(図示されず)とを備える。
図2に示されるように、車体21は、車幅方向に延びて左右のフロントサイドパネル(図示されず)に結合されるステアリングハンガービーム(以下「ビーム」という)22を備える。ビーム22は車体21の骨格として機能する。ビーム22にはステアリングホイール13が操舵自在に支持される。ビーム22の両端には個々に対応するフロントサイドパネルに結合されるブラケット23が固定される。
ビーム22には、運転席の左端に相当する位置でビーム22から下向きに延びて、下端でフロア(図示されず)に連結されるセンターステー24と、センターステー24よりも助手席側でセンターステー24から間隔を空けて配置され、センターステー24に並列にビーム22から下向きに延びる補助ステー(補助部材)25とが結合される。ビーム22、センターステー24および補助ステー25にインパネ12は支持される。
ビーム22の前方には空調装置26が配置される。図3に示されるように、空調装置26は、車室の前端の骨格を構成するダッシュパネル27の後方に配置される。ダッシュパネル27の前方には内燃機関や電動機、ハイブリッド動力源といった動力源の収容室28が区画される。ダッシュパネル27は動力源の収容室28と車室とを仕切る。空調装置26はダッシュパネル27とインパネ12とで挟まれる空間内に密に詰め込まれて配置される。
空調装置26の車両後方側にはビーム22に支持される緊急通報ユニット31が配置される。緊急通報ユニット31は、オーディオ装置17から前方に延びるハーネス32に向き合わせられる。緊急通報ユニット31は、車両11の衝突を検知して所定の連絡先に通報を発信する緊急通報装置(車両機器)33と、空調装置26の車両後方側に配置されて、ビーム22に緊急通報装置33を連結する支持部材34とを備える。図2に示されるように、緊急通報装置33は、センターステー24と補助ステー25とに挟まれる空間内に配置される。当該空間は、ビーム22の軸線にそれぞれ直交しながらセンターステー24または補助ステー25に内接する仮想平面で仕切られればよい。緊急通報ユニット31はビーム22に吊り下げ支持される。
図4に示されるように、支持部材34は、ビーム22に固定され、前方から緊急通報装置33に連結される前側体35と、前側体35に結合されて、前側体35および空調装置26の間に配置され、空調装置26が車両後方に後退すると空調装置26の接触を受け止める緩衝体36とを備える。前側体35は、ビーム22に固定されるブラケット37に結合される上端から下向きに延び、緊急通報装置33の前面に重ねられる本体38と、本体38に交差しながら車幅方向(左右方向)に延びて一端で補助ステー25に結合される横板39とを有する。こうしてビーム22、補助ステー25、本体38および横板39で枠体は形成される。本体38と横板39とはステンレス鋼やアルミニウム合金といった金属の板材から一体に成形されることができる。
緊急通報装置33は、通報の発信に必要な構成要素を収容する筐体41を備える。筐体41は例えば樹脂材料から成型される。筐体41の前面には、重ねられる支持部材34の本体38の左右両側で上下方向に相互に平行に延びる1対のガイドレール42が固定される。ここでは、ガイドレール42は筐体41の前面に一体成型される。支持部材34の前側体35は、ガイドレール42に挟まれて、緊急通報装置33に対して上下方向以外の前側体35の動きを規制するガイド43を有する。ガイド43の働きで、緊急通報装置33に対して上下方向以外の前側体35の動きは拘束される。
筐体41の前面には、ガイドレール42の間で緊急通報装置33上に配置されて、弾性力に応じて変位する弾性片44が配置される。弾性片44は、筐体41の前面から連続する樹脂製の板片44aと、板片44aの前面に形成されて、板片44aの弾性力に応じて筐体41の前面から遠ざかるボタン片44bとを有する。筐体41の前面に向かってボタン片44bに外力が作用すると、ボタン片44bは板片44aの弾性変形に応じて筐体41の前面に近づくことができる。ボタン片44bには下方に向かうにつれて筐体41の前面に近づく傾斜面が形成される。
前側体35の本体38には、2つのガイド43の間に配置され、ガイドレール42に案内されて前側体35に対して緊急通報装置33が予め決められた位置に到達するとボタン片44bの進入を受け入れる係り開口45が形成される。係り開口45は、ボタン片44bに係り合って緊急通報装置33および前側体35の間で少なくとも上下方向の動きを拘束する係合縁45aを形成する。ボタン片44bが板片44aの弾性力で係り開口45内に維持されることで、支持部材34の前側体35に緊急通報装置33は装着され保持される。
緩衝体36は、板材で形成される前側体35から連続し、前側体35から前方に折れ曲がって設定される間隔で前側体35に向き合わせられる板材で構成される。前側体35と緩衝体36とはステンレス鋼やアルミニウム合金といった金属の板材から一体に成形されることができる。緩衝体36は、車両の衝突時に空調装置26が後退した際に緊急通報装置33に先立って空調装置26に接触する範囲で広がりを有すればよい。こうした空調装置26の接触が確保される限り、緩衝体36には窓孔46が形成されて緩衝体36の軽量化が図られてもよい。
支持部材34は、前側体35に結合されて、下方から緊急通報装置33に向き合わせられ、前側体35に沿って上下方向に動かないように緊急通報装置33の変位を規制する落下防止片47と、個々の落下防止片47の先端から上向きに立ち上がって、前側体35との間に緊急通報装置33を挟むことで緊急通報装置33の倒れを防止する倒れ防止片48とを有する。落下防止片47の形成にあたって、前側体35の横板39には本体38の左右両側で個々に下向きに延びる連結板49が接続される。落下防止片47の位置はできるだけ離れた間隔で緊急通報装置33の左右両縁を支持するように合わせ込まれればよい。連結板49、落下防止片47および倒れ防止片48は横板39の板材から連続する板材で折り曲げ成形されればよい。
支持部材34は、ビーム22に第1固定点51aで結合され、補助ステー25に第2固定点51bで結合される。第1固定点51aは本体38の上端に配置される。第1固定点51aの働きで緊急通報装置33はビーム22に吊り下げ支持される。第2固定点51bは横板39の左端に配置される。ここでは、図5に示されるように、支持部材34は、第1固定点51aを通って車幅方向に緊急通報装置33を分割する仮想分割面52よりも第2固定点51b側で支持部材34の剛性を補強する補強構造53を有する。補強構造53は例えば横板39に形成されて水平方向に延びるビードで形成される。
図4に示されるように、緊急通報装置33の下端には電気接続用のハーネス54が接続される。ハーネス54は、緊急通報装置33の下端から延び、束ねられて、センターステー24に沿って延びる。ハーネス54はセンターステー24に束縛されてもよい。
車両11が正面から衝突すると、収容室28が潰れ衝突の衝撃は吸収される。ダッシュパネル27が車両後方に後退し、空調装置26の後退が引き起こされる。空調装置26が後退すると、空調装置26は緊急通報ユニット31にぶつかる。空調装置26は緊急通報装置33に先立って支持部材34の緩衝体36に受け止められる。空調装置26が直接に緊急通報装置33に衝突することは回避されることができる。その結果、支持部材34の前側体35と緊急通報装置33との連結の破損は回避されることができる。緊急通報装置33の脱落は防止されることができる。空調装置26から作用する衝撃は緩衝体36で受け止められることから、前側体35に要求される剛性や強度は緩和されることができる。こうして支持部材34は製造コストの低減に寄与することができる。
本実施形態に係る前側体35は、緊急通報装置33に固定される1対のガイドレール42に挟まれて、緊急通報装置33に対して上下方向以外の前側体35の動きを規制するガイド43と、緊急通報装置33上に配置され弾性力に応じて変位する弾性片44に係り合い、緊急通報装置33および前側体35の間で上下方向の動きを拘束する係り開口45とを有する。弾性片44のボタン片44bが係り開口45に進入すると、ボタン片44bは係り開口45の係合縁45aに係り合い、緊急通報装置33に対して上下方向前側体35の動きは拘束される。こうして緊急通報装置33に支持部材34は連結される。車両11の衝突時には、空調装置26は緩衝体36で受け止められることから、空調装置26の衝突に基づき弾性片44に作用する衝撃は弱められることができる。緊急通報装置33と支持部材34との連結は維持されることができる。緊急通報装置33の脱落は防止されることができる。
本実施形態では、緩衝体36は、板材で形成される前側体35から連続し、前側体35から折れ曲がって設定される間隔で前側体35に向き合わせられる板材で構成される。緩衝体36および前側体35は1枚の板材から成形されることができる。したがって、製造コストは低減されることができる。
本実施形態に係る支持部材34は、前側体35に結合されて、下方から緊急通報装置33に向き合わせられ、前側体35に沿って上下方向に動かないように緊急通報装置33の変位を規制する落下防止片47と、落下防止片47の先端から上向きに立ち上がって、前側体35との間に緊急通報装置33を挟むことで緊急通報装置33の倒れを防止する倒れ防止片48とを有する。空調装置26から作用する衝撃が緩衝体36で弱まりきらずに緊急通報装置33と支持部材34との連結が解除されてしまっても、落下防止片47および倒れ防止片48の働きで支持部材34から緊急通報装置33の脱落は防止されることができる。
支持部材34は、第1固定点51aを通って車幅方向に緊急通報装置33を分割する仮想分割面52よりも第2固定点51b側で支持部材34の剛性を補強する補強構造53を有する。ビーム22および補助ステー25に拘束される領域で剛性が高められる一方で、拘束から解放される領域では剛性は緩和されることから、拘束から解放される領域で衝撃のエネルギーが消費されることで緊急通報装置33に対して支持部材34の保護機能は高められることができる。
本実施形態では、緊急通報ユニット31は補助ステー25およびセンターステー24の間に配置される。緊急通報装置33のハーネス54は緊急通報装置33の下端からセンターステー24に沿って延びる。補助ステー25およびセンターステー24は車両11の側突時に緊急通報装置33の保護に寄与することができる。しかも、ハーネス54はセンターステー24に沿って延びることから、ハーネス54はセンターステー24に支持されることができる。ハーネス54の取り付けにあたって作業性は高められることができる。
緊急通報ユニット31の組み立てにあたって、緊急通報装置33のガイドレール42の間に支持部材34の前側体35は下方から進入する。前側体35のガイド43はガイドレール42に案内される。緊急通報装置33に対して相対的に上下方向以外前側体35の動きは拘束される。このとき、前側体35は、緊急通報装置33の前面に配置される弾性片44に接触する。ボタン片44b斜面の働きでボタン片44bには筐体41の前面に向かって駆動力が作用する。前側体35の上下方向変位は筐体41の前面に向かってボタン片44bを押し込む駆動力に変換される。
前側体35が決められた位置まで進入すると、弾性片44の板片44aに蓄積された弾性力の働きで弾性片44のボタン片44bは係り開口45に進入する。ボタン片44bは係り開口45の縁に係り合う。緊急通報装置33に対してガイドレール42に沿って前側体35の動きは拘束される。こうして緊急通報ユニット31は組み立てられる。緊急通報ユニット31は支持部材34の第1固定点51aでビーム22に結合される。こうして緊急通報装置33はビーム22に吊り下げ支持される。同様に緊急通報ユニット31は支持部材34の第2固定点51bで補助ステー25に固定される。こうして支持部材34は第1固定点51aおよび第2固定点51bで車体21の骨格に連結されることから、支持部材34の取り付け強度は高められることができる。
なお、本実施形態では右ハンドルの車両について適用される例が記載されるものの、本発明は左ハンドルの車両についても適用されることができる。左ハンドルの車両の場合には、本実施形態で記載された内容が左右反転されたものとなる。
12…インパネ、13…ステアリング(ステアリングホイール)、21…車体、22…ビーム(ステアリングハンガービーム)、24…ステー(センターステー)、25…補助部材(補助ステー)、26…空調装置、33…車両機器(緊急通報装置)、34…支持部材、35…前側体、36…緩衝体、42…ガイドレール、43…ガイド、44…弾性片、45a…係合縁、47…落下防止片、48…倒れ防止片、51a…第1固定点、51b…第2固定点、52…仮想分割面、53…補強構造、54…(車両機器の)ハーネス。

Claims (6)

  1. 車幅方向に延びて左右のフロントサイドパネルに結合され、ステアリングを支持するビームと、
    空調装置の車両後方側に配置されて、前記ビームに車両機器を連結する支持部材と
    を備える車体において、前記支持部材は、
    前記ビームに固定され、前方から前記車両機器に連結される前側体と、
    前記前側体に結合されて、前記前側体および前記空調装置の間に配置され、前記空調装置が車両後方に後退すると前記空調装置の接触を受け止める緩衝体と
    を備え
    前記前側体は、前記車両機器に固定される1対のガイドレールに挟まれて、前記車両機器に対して上下方向以外の前記前側体の動きを規制するガイドと、前記車両機器上に配置され弾性力に応じて変位する弾性片に係り合い、前記車両機器および前記前側体の間で前記上下方向の動きを拘束する係合縁とを有することを特徴とする車体。
  2. 請求項1に記載の車体において、前記緩衝体は、板材で形成される前記前側体から連続し、前記前側体から折れ曲がって設定される間隔で前記前側体に向き合わせられる板材で構成されることを特徴とする車体。
  3. 請求項1または2に記載の車体において、前記支持部材は、前記前側体に結合されて、下方から前記車両機器に向き合わせられ、前記前側体に沿って上下方向に動かないように前記車両機器の変位を規制する落下防止片と、前記落下防止片の先端から上向きに立ち上がって、前記前側体との間に前記車両機器を挟むことで前記車両機器の倒れを防止する倒れ防止片とを有することを特徴とする車体。
  4. 請求項1~のいずれか1項に記載の車体において、前記支持部材は、前記ビームに第1固定点で結合され、前記ビームから下向きに延びてインパネを支持する補助部材に第2固定点で結合されることを特徴とする車体。
  5. 請求項に記載の車体において、前記支持部材は、前記第1固定点を通って車幅方向に前記車両機器を分割する仮想分割面よりも第2固定点側で前記支持部材の剛性を補強する補強構造を有することを特徴とする車体。
  6. 請求項またはに記載の車体において、前記ビームから前記補部材に並列に延びてフロアに連結されるステーをさらに備え、前記補部材および前記ステーの間に前記支持部材および前記車両機器は配置され、前記車両機器のハーネスは前記車両機器の下端から前記ステーに沿って延びることを特徴とする車体。
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