JP6994917B2 - 放射線遮蔽構造 - Google Patents

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本発明は、例えば医療用放射線照射室のような出入口に迷路を備えた放射線遮蔽構造に関するものである。
従来、がん治療に使用される電子リニアック(直線加速器)等の放射線発生装置が設置された放射線照射室では、管理区域境界における実効線量を法令で定める値以下にするため、放射線を遮蔽するためのコンクリートや鉄を使った厚い遮蔽壁で囲われている。
しかし、照射室の出入口には厚い遮蔽体を設けることができないため、迷路と呼ばれる形状を設けている。これにより、出入口に直接放射線が到達することを防ぎ、出入口に到達するまでの散乱を増やすことで放射線量を減衰させている。出入口に到達した放射線は、最終的に鉛やポリエチレンでできた遮蔽扉により遮蔽され、室外への漏洩を防いでいる。また、照射室の床下に免震層等の空間が存在する場合、照射室の床方向の遮蔽が十分でないときは、管理区域境界を床下の空間まで広げ、照射中の立入りを制限している。
照射室出入口での放射線量を減らすための従来の迷路の構造としては、放射線が迷路に入る量を制限する構造(例えば、特許文献1または本特許出願人が提案中の特許文献2を参照)や、散乱回数を増やすために迷路を折り返した構造(例えば、特許文献3を参照)、迷路の壁を一部凹ませた構造(例えば、特許文献4を参照)などが知られている。
また、放射線の床からの散乱の影響を抑える従来の方法としては、床から数m離れた位置にグレーチング等の足場を設け、放射線の床からの散乱の影響を抑える手法が放射線標準施設等で採用されている。しかし、放射線の床からの散乱の影響を抑えるのに十分な位置に足場を設けるには、高さ方向に余裕が必要である。
特開平5-223987号公報 特願2017-082018号(現時点で未公開) 実開平3-042597号公報 特開2004-045338号公報
迷路で線量を十分に落としきれない場合には、室外への漏洩を確実に防ぐため、出入口に厚くて重い遮蔽扉を設置する必要がある。しかし、遮蔽扉が重厚になると、その分コストが増大するとともに、災害時の迅速な脱出経路確保が難しくなるおそれがある。
このため、迷路での放射線量をより一層低減することのできる技術が求められていた。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、迷路での放射線量を低減することのできる放射線遮蔽構造を提供することを目的とする。
上記した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る放射線遮蔽構造は、放射線を放出する放射線発生装置を収容する放射線遮蔽壁からなる収容室と、この収容室の出入口と、放射線発生装置からの放射線が出入口に直接到達することを防ぐために収容室内において出入口の近傍に設けられた迷路とを備える放射線遮蔽構造であって、迷路の床、迷路の天井、迷路の近傍の収容室内の床、迷路の近傍の収容室内の天井のうち少なくとも一つにおいて、出入口に到達する放射線を低減するために床下または天井上の空間に向けて放射線を通過させるための通過部が設けられていることを特徴とする。
また、本発明に係る他の放射線遮蔽構造は、上述した発明において、通過部は、開口、放射線透過性の床材、放射線透過性の天井材のうち少なくとも一つからなることを特徴とする。
また、本発明に係る他の放射線遮蔽構造は、上述した発明において、通過部は、放射線発生装置のある側から迷路に出入りする迷路出入口の床に設けられていることを特徴とする。
本発明に係る放射線遮蔽構造によれば、放射線を放出する放射線発生装置を収容する放射線遮蔽壁からなる収容室と、この収容室の出入口と、放射線発生装置からの放射線が出入口に直接到達することを防ぐために収容室内において出入口の近傍に設けられた迷路とを備える放射線遮蔽構造であって、迷路の床、迷路の天井、迷路の近傍の収容室内の床、迷路の近傍の収容室内の天井のうち少なくとも一つにおいて、出入口に到達する放射線を低減するために床下または天井上の空間に向けて放射線を通過させるための通過部が設けられているので、通過部を通じて放射線を床下または天井上の空間に逃がすことで、迷路での放射線量を低減することができるという効果を奏する。
また、本発明に係る他の放射線遮蔽構造によれば、通過部は、開口、放射線透過性の床材、放射線透過性の天井材のうち少なくとも一つからなるので、開口または放射線透過性の床材もしくは天井材を通じたストリーミングにより、放射線を床下または天井上の空間に逃がすことができるという効果を奏する。
また、本発明に係る他の放射線遮蔽構造によれば、通過部は、放射線発生装置のある側から迷路に出入りする迷路出入口の床に設けられているので、迷路出入口の床の通過部を通じて放射線を床下の空間に逃がすことで、迷路での放射線量を効果的に低減することができるという効果を奏する。
図1は、本発明に係る放射線遮蔽構造の実施の形態1を示す図であり、(1)は平面図、(2)はA-A断面図である。 図2は、本発明に係る放射線遮蔽構造の実施の形態2を示す平面図である。 図3は、本発明の効果を検証するために行った実施例を示す平面図であり、(1)は実施例1、(2)は実施例2、(3)は実施例3である。 図4は、本発明の効果を検証するために行った実施例の計算条件を示す形状寸法図である。 図5は、本発明の効果を検証するために行った実施例1の計算結果を示す実効線量コンター図である。
以下に、本発明に係る放射線遮蔽構造の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の説明では、免震構造の放射線治療施設に適用される場合を例にとり説明するが、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
まず、本発明の実施の形態1について説明する。本実施の形態1は、迷路出入口の角の床に通過部を設けた場合である。
図1(1)に示すように、本実施の形態1に係る放射線遮蔽構造100は、放射線を放出するリニアック12(放射線発生装置)を収容する収容室14と、この収容室14の出入口16と、出入口16の近傍に設けられた迷路18と、迷路出入口20の角に設けられた通過部22とを備える。出入口16には放射線を遮蔽する機能を有する遮蔽扉24が設けられる。
また、図1(2)に示すように、収容室14の直下には床36を挟んで免震層26(床下の空間)が設けられている。この免震層26は、人が普段立ち入らない空間である。また、収容室14の上方には天井38が設けられている。床36、天井38は、鉄などの金属とこれを覆うコンクリートとから構成されている。放射線遮蔽構造100および免震層の周囲には、管理区域境界Cが設定されている。
図1(1)に示すように、リニアック12はリニアックヘッドHを備えており、このヘッドH内に設けた図示しないターゲットに、例えば10MeVのエネルギーで加速された粒子を衝突させることで、光子や電子ビームなどの放射線を発生させるようになっている。ターゲットで発生した放射線は、コリメータなどにより絞られて患部性状に応じた利用線錐Bとなり、アイソセンター位置Pの患者の患部に照射される。リニアックヘッドHは、治療台上などに設定したアイソセンター位置Pを中心として所定方向(例えば水平軸周り)に360°回動可能に構成されており、リニアックヘッドHの回動軌道上の任意位置からアイソセンター位置Pに対して、放射線の照射を行う。このように、本実施の形態のリニアック12は、放射線によって患部を照射するために用いる医療用リニアックを想定している。このため、収容室14は、医療用リニアックが設置される照射室に相当する。
収容室14は、リニアックヘッドHから放射される放射線を遮蔽するために放射線遮蔽壁28により囲まれた平面視で矩形状の部屋となっている。この放射線遮蔽壁28は、鉄などの金属とこれを覆うコンクリートとから構成されている。なお、利用線錐Bの延長上の壁内部には、放射線遮蔽能力に優れた鉄板などの金属板30が埋め込まれている。
迷路18は、リニアック12からの放射線が出入口16に直接到達することを防ぐために設けられる。より具体的には、図1(1)に示すように、迷路壁32が、正面側10Aの放射線遮蔽壁28から収容室14内部に向けて平面視で垂直に突設されており、リニアック12のある側と迷路18の内部とを仕切っている。この迷路壁32と側面側10Bの放射線遮蔽壁28との間に迷路18が形成される。迷路壁32の端部34と背面側の放射線遮蔽壁28との間が、リニアック12のある側から迷路18に出入り可能な迷路出入口20となる。この迷路出入口20は、リニアック12のある側と迷路18の内部とを連絡する通用口として使用される。
なお、図1(1)の例では、迷路壁32の端部34は、迷路出入口20に近づくにつれ次第に壁厚が薄くなるように迷路18の内部側に傾斜が付けられた形態となっている。また、迷路18を挟んで迷路壁32に対向する側面側10Bの放射線遮蔽壁28についても、これに対応した傾斜が付けられた形態となっている。
通過部22は、床下の免震層26に向けて放射線を通過させるためのものであり、迷路出入口20の角の床36に設けられる。この通過部22は、床下の免震層26に連通する四角断面形状の開口22Aと、開口22Aの上端に設けられる足場としてのグレーチング22Bによって構成される。
上記構成の動作および作用について説明する。
図1(1)、(2)に示すように、リニアックヘッドHから放出する利用線錐B以外の漏洩線L(例えばX線や中性子線など)や、利用線錐Bが放射線遮蔽壁28で散乱した散乱線といった放射線は、迷路出入口20近くの放射線遮蔽壁28で反射して、一部は放射線L1として迷路18に入り込み、一部は放射線L2として通過部22のグレーチング22Bおよび開口22Aを通過して床下の免震層26にストリーミングする。このように、本実施の形態によれば、迷路出入口20に入ってきた漏洩線Lや利用線錐Bの散乱線の一部(放射線L2)を通過部22を通じて免震層26に逃がすことで、迷路18内の放射線量を効果的に低減することができる。この結果、出入口16に到達する放射線量が低減するため、遮蔽扉24の遮蔽体厚を薄くし、軽量化することが可能となり、建設コストを低減することができる。また、遮蔽扉24の軽量化が図られることで、災害時における脱出経路の確保が容易となる。
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2について説明する。本実施の形態2は、迷路全体と照射室の一部の床に通過部を設けた場合である。
図2に示すように、本実施の形態2に係る放射線遮蔽構造200は、上記の実施の形態1の放射線遮蔽構造100の通過部22の代わりに、通過部40を備えたものである。通過部40以外の構成は、上記の実施の形態1と同様であるので詳細な説明は省略する。
通過部40は、床下の免震層26に向けて放射線を通過させるためのものであり、迷路18全体とその近傍の収容室14内の一部に設けられる。この通過部40は、床下の免震層26に連通する開口40Aと、開口40Aの上端に設けられる足場としてのグレーチング40Bによって構成される。
上記構成によれば、迷路18とその近傍に入り込んだ漏洩線Lや利用線錐Bが放射線遮蔽壁28で散乱した散乱線の一部は、通過部40のグレーチング40Bおよび開口40Aを通過して床下の免震層26にストリーミングする。このように、本実施の形態によれば、漏洩線Lや利用線錐Bの散乱線の一部を通過部40を通じて免震層26に逃がすことで、迷路18内の放射線量を効果的に低減することができる。この結果、出入口16に到達する放射線量が低減するため、遮蔽扉24の遮蔽体厚を薄くし、軽量化することが可能となり、建設コストを低減することができる。また、遮蔽扉24の軽量化が図られることで、災害時における脱出経路の確保が容易となる。
上記の実施の形態1、2においては、通過部22、40が開口とグレーチングとによって構成される場合を例にとり説明したが、本発明はこれに限るものではなく、例えば、通過部22、40を通行の障害とならない位置に設けた開口のみで構成してもよいし、開口を形成せずに放射性透過性の床材のみで構成してもよい。また、グレーチングのような鋼材を格子状に組んだ溝蓋材の代わりに他の放射線透過性の床材を用いてもよい。このようにしても、開口や放射線透過性の床材を通じたストリーミングにより、放射線を床下の空間に逃がすことができる。
また、上記の実施の形態1、2においては、放射線を逃がすための通過部22、40を床36に設けた場合を例にとり説明したが、本発明はこれに限るものではない。例えば、天井38の上方に放射線を逃がすための空間(例えば、免震層等の人が普段立ち入らない空間)が存在する場合には、床36の代わりに天井38に通過部を設けてもよいし、床36と天井38の両方に通過部を設けてもよい。この場合、天井38の通過部は、床36の通過部と同様に、開口とグレーチング等の放射線透過性の天井材を組み合わせて構成してもよいし、開口のみ、あるいは放射線透過性の天井材のみで構成してもよい。また、通過部を設ける場所は、迷路18の一部または全部でもよいし、これに加えて迷路18近傍の収容室14内であってもよい。このようにすれば、通過部を通じて床下の空間や天井上の空間に放射線の一部を逃がすことができるので、迷路18での放射線量を低減することができる。
なお、上記の実施の形態1、2では、出入口16を放射線遮蔽構造100、200の正面側10Aに設けた例を説明したが、本発明の出入口16の位置、向きはこれに限るものではない。例えば、放射線遮蔽構造100、200の側面側10Bに出入口16を設け、迷路18の内部の通路が鍵状になるように構成してもよい。このようにしても、上記と同様の作用効果を奏することができる。
(本発明の効果の検証)
次に、本発明の効果を検証するために行った計算結果について説明する。
本計算は、収容室14内のX線実効線量と中性子線実効線量の分布状況を、後述の計算コードを用いて計算したものである。計算ケースは、図3(1)~(3)の実施例と比較例の計4ケースとした。図3(1)は、迷路出入口の角の床に通過部22を配置したケース(実施例1)、図3(2)は、迷路18全体とその近傍の収容室14内の一部に通過部40を配置したケース(実施例2)、図3(3)は、迷路18全体に通過部44(開口およびグレーチング)を配置したケース(実施例3)である。比較例は、床に通過部を設けないケースである。
計算条件は、以下のとおりである。すなわち本計算では、10MeVの単色電子ビームを1.5cm厚の銅に照射し、そこで生じタングステンコリメータで絞られたX線と中性子線を計算に使用した。
計算コード:モンテカルロ計算コードMCNP5
線源:10MeVの単色電子ビーム
ターゲット:銅(1.5cm厚)
コリメータ:タングステン
断面積ライブラリ:光子と電子の相互作用 MCPLIB04,EL03
中性子相互作用 FSXLIB-J40
計算に用いた照射室の大きさや迷路の長さは、図4に示すとおりである。床厚は170cm、グレーチングの厚さは2cmとした。グレーチングは計算上、組成をSUS304相当とし、密度1.2g/cmの一様媒質で構成されるものとした。床下空間の免震層の高さは1mに設定した。なお、図3(1)の計算ケースの開口の平面寸法は220cm×220cmとした。
計算の結果、出入口(遮蔽扉前面)の実効線量を、図3(1)の実施例1では、比較例に比べて3~4%程度低減できることが確認された。また、図3(2)の実施例2では、比較例に比べて4~5%程度、図3(3)の実施例3では、比較例に比べて9~10%程度低減できることが確認された。
なお、参考として、実施例1における収容室14直下の免震層26の管理区域について検討した。この検討では、安全側をみて、床の通過部22にグレーチングを設置せずに開口のみがある場合を計算した。計算結果を図5の実効線量コンター図に示す。この図は、立面方向(図4のX=250cm断面)の計算結果を表している。図に示すように、免震層26の実効線量率は通過部22直下で10μSv/hのオーダーとなっている。仮に収容室14のリニアック運転時間を167h/3月と仮定すると、管理区域境界Cを収容室14直下に設定した場合、実効線量限度の1300μSv/3月を超過する箇所が生じるおそれがある。このため、実施例1のような条件では、免震層26の管理区域を拡大することが望ましいことがわかる。
以上説明したように、本発明に係る放射線遮蔽構造によれば、放射線を放出する放射線発生装置を収容する放射線遮蔽壁からなる収容室と、この収容室の出入口と、放射線発生装置からの放射線が出入口に直接到達することを防ぐために収容室内において出入口の近傍に設けられた迷路とを備える放射線遮蔽構造であって、迷路の床、迷路の天井、迷路の近傍の収容室内の床、迷路の近傍の収容室内の天井のうち少なくとも一つにおいて、出入口に到達する放射線を低減するために床下または天井上の空間に向けて放射線を通過させるための通過部が設けられているので、通過部を通じて放射線を床下または天井上の空間に逃がすことで、迷路での放射線量を低減することができる。
また、本発明に係る他の放射線遮蔽構造によれば、通過部は、開口、放射線透過性の床材、放射線透過性の天井材のうち少なくとも一つからなるので、開口または放射線透過性の床材もしくは天井材を通じたストリーミングにより、放射線を床下または天井上の空間に逃がすことができる。
また、本発明に係る他の放射線遮蔽構造によれば、通過部は、放射線発生装置のある側から迷路に出入りする迷路出入口の床に設けられているので、迷路出入口の床の通過部を通じて放射線を床下の空間に逃がすことで、迷路での放射線量を効果的に低減することができる。
以上のように、本発明に係る放射線遮蔽構造は、医療用放射線照射室などの迷路を備える放射線利用施設に有用であり、特に、迷路での放射線量を低減するのに適している。
10A 正面側
10B 側面側
12 リニアック(放射線発生装置)
14 収容室(照射室)
16 出入口
18 迷路
20 迷路出入口
22,40,44 通過部
22A,40A 開口
22B,40B グレーチング
24 遮蔽扉
26 免震層(空間)
28 放射線遮蔽壁
30 金属板
32 迷路壁
34 端部
36 床
38 天井
100,200 放射線遮蔽構造
B 利用線錐
C 管理区域境界
H リニアックヘッド
L 漏洩線
P アイソセンター位置

Claims (2)

  1. 放射線を放出する放射線発生装置を収容する放射線遮蔽壁からなる収容室と、この収容室の出入口と、前記放射線発生装置からの放射線が前記出入口に直接到達することを防ぐために前記収容室内において前記出入口へ繋がる迷路とを備える放射線遮蔽構造であって、
    前記収容室内において、前記放射線発生装置が設置された空間と前記迷路の内部とを連絡する領域の床に、前記収容室の前記出入口に到達する放射線を低減するために床下の空間に向けて放射線を通過させるための通過部が設けられていることを特徴とする放射線遮蔽構造。
  2. 前記通過部は、開口、放射線透過性の床材のうち少なくとも一つからなることを特徴とする請求項1に記載の放射線遮蔽構造。
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