JP6993853B2 - 駐停車エリア活用システム及び駐停車エリア活用方法 - Google Patents

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Description

本発明は、施設に付随する駐停車エリアに進入する車両に乗車するユーザが前記施設を利用するための利用情報と駐停車エリアの有する環境等とを適合させ、車両を適正な駐停車エリアに誘導制御を行うことにより、有限の広さである施設及び駐停車エリアをユーザの施設の利用用途に応じて有効活用することが可能な、駐停車エリア活用システム及び駐停車エリア活用方法に関する。
車両に乗車して訪れたユーザが施設を利用する際、ユーザが車両を駐停車エリアに駐車して施設内に入場した後は、駐停車エリアに車両が駐車されたスペース(空間)はデッドスペースとなり、ユーザが施設の利用を終了し、車両に乗車して退場するまでは、有効に活用されていない。
また、高齢者や身体障碍者などのユーザの身体的特徴や、一般や会員、優待者などのユーザの種別によって、ユーザの乗車する車両を駐車する駐停車エリアを選別しても、実際にユーザが施設をどの様な用途で利用するのかによって、必ずしも車両を駐車した駐停車エリアが最適な場所や環境を有しているとは限らない。
例えば、施設が医療機関の場合、医療機関に患者等が車両で来院した際、患者等が駐停車エリアを歩行しているときに車両と接触して怪我をする可能性がある。また、高齢者や身体障碍者が診察室から離れた駐停車エリアで降車した場合、高齢者や身体障碍者は歩行が困難な場合があるため、降車位置から診察室まで歩行することにより肉体的負担ばかりでなく精神的負担を負うことになる。
また、医療機関の待合室には診察を待つ大勢の患者がおり、インフルエンザのように患者間での二次感染が問題となる場合、感染の疑いのある患者を隔離する必要がある。これに対応するには、施設内の待合室を患者間の接触が薄れるほど広くしたり、待合室とは別に隔離用の待合室を設けたりするなどの必要があるが、有限である施設内のスペースの利用効率を低下させてしまう問題があった。
特開2010-79551号明細書
特許文献1には、患者の診察の予約と同時に、診察時間記憶手段から診察予約情報に基づいて取得された1以上の見込み診察時間を参照して算出した患者の予測診察時間と、付随所要時間記憶手段から診察予約情報に基づいて取得された複数の見込み付随所要時間とを参照して駐車開始時刻及び駐車終了時刻を決定し、患者の診察予定日時と、駐車開始時刻と、駐車終了時刻とを駐車情報記憶手段に記憶することにより駐車場予約を行う発明が開示されている。また、歩行が困難な患者には空いている駐車位置の中から入り口に近い駐車位置を割り当てたり、車椅子を使用している患者であれば車椅子用車を駐車できる駐車位置、を予約することができる旨、開示されている。
特許文献1は、通院患者が通院の予約の際に駐車開始時刻及び駐車終了時刻を決定することで駐車場の確保をすることにより、駐車場の空き状態を心配することなく、また、診察予定日時を指定することで、患者の待ち時間を減らすことができる。さらに、病院への必要以上の通院患者数を制限することができる。
しかしながら、診察によって実際の駐車終了時刻が短縮・延長した場合の考慮がされてないため、当初決定した駐車開始時刻及び駐車終了時刻の時間中は、他の患者の自動車を駐車することができず、駐車場のスペースが有効に活用されていない。また、複数の診察科を診察した場合や、診察後に患者が車椅子や松葉杖等の歩行が困難な状況が判明するなど、状況に変化があった場合には、最初の駐車場への移動に不便が生じる場合があり、患者に適切な場所や環境の駐車場とはいえない。
そこで、本発明は施設に付随する駐停車エリアに進入する車両に乗車するユーザが前記施設を利用するための利用情報と駐停車エリアの有する環境等とを適合させ、車両を適正な駐停車エリアに誘導制御を行うことにより、有限の広さである施設及び駐停車エリアをユーザの施設の利用用途に応じて有効活用する駐停車エリア活用システム及び駐停車エリア活用方法を提供することになる。
本発明に係る駐停車エリア活用システムは、施設に付随する駐停車エリアをユーザの車両により活用する駐停車エリア活用システムであって、前記駐停車エリアに進入する前記車両に乗車する前記ユーザが前記施設を利用するための利用情報を取得する施設利用情報取得部と、前記駐停車エリアの駐停車エリア情報を管理する駐停車エリア管理部と、前記ユーザ毎の前記利用情報前記駐停車エリア情報とを適合させ、前記ユーザの属性情報を含む前記利用情報から当該ユーザにとって最も利便性の高い前記駐停車エリアへの前記車両の駐停車を判定する駐停車判定部と、前記駐停車判定部での判定に基づいて、誘導制御する車両誘導部と、を有することを特徴とする。
また、本発明に係る駐停車エリア活用システムの前記駐停車エリア管理部は、前記駐停車エリアの有する環境に、少なくとも前記駐停車エリアの利用状況を付加して前記駐停車エリア情報として管理する、ことを特徴とする。
また、本発明に係る駐停車エリア活用システムの前記駐停車判定部は、前記ユーザの前記利用情報の更新があり、且つ、前記駐停車エリアを移動する必要があると判断した場合は、前記ユーザの利用に適した前記駐停車エリアを判定し、前記判定を基に前記車両誘導部に誘導指示を出力し、前記誘導指示を受けた前記車両誘導部は、利用に適した当該前記駐停車エリアに前記車両を誘導制御することを特徴とする。
また、本発明に係る駐停車エリア活用システムの前記施設利用情報取得部は、前記ユーザによる前記施設の利用が終了するまで前記利用情報を継続的に取得し、継続的に取得した前記利用情報を前記駐停車判定部に出力する、ことを特徴とする。
また、本発明に係る駐停車エリア活用システム前記駐停車エリアは前記施設内と同等の設備環境を整備する空間構成手段を有し、前記駐停車判定部は、前記利用情報に基づいて、前記ユーザが乗車する前記車両を待機させる必要があると判断した場合、前記車両を前記駐停車エリアへ駐停車させる判定を行うことを特徴とする。
また、本発明に係る駐停車エリア活用システムの前記車両誘導部は、前記駐停車エリアの前記車両を誘導制御するための誘導情報を発信する誘導情報発信手段と、前記発信された誘導情報に基づいて、前記駐停車エリアの前記車両の誘導制御を行う車両誘導制御手段と、を有することを特徴とする。
また、本発明に係る駐停車エリア活用システムの前記誘導情報発信手段は、携帯端末等に前記誘導情報を発信するものである、ことを特徴とする。
また、本発明に係る駐停車エリア活用は、施設に付随する駐停車エリアをユーザの車両により活用する駐停車エリア活用方法であって、前記駐停車エリアに進入する車両に乗車するユーザが前記施設を利用するための利用情報を施設利用情報取得部で取得し、前記駐停車エリアの駐停車エリア情報を駐停車エリア管理部で管理し、前記ユーザ毎の前記利用情報前記駐停車エリア情報とを適合させ、前記ユーザの属性情報を含む前記利用情報から当該ユーザにとって最も利便性の高い前記駐停車エリアへの前記車両の駐停車を駐停車判定部が判定し、前記駐停車判定部での判定に基づいて、前記車両を車両誘導部が誘導制御する、ことを特徴とする。
以上の様に、本発明によれば、ユーザが施設を利用するための利用情報及び駐停車エリア情報に基づいて、車両の駐停車エリアへの駐停車を判定する駐停車判定部と、駐停車判定部での判定に基づいて、車両を誘導制御する車両誘導部と、を有することにより、利用情報として、「ユーザ情報/予約情報/結果情報」等を参照し、さらに、駐停車エリア情報としては、「収容情報/利用条件/環境情報」等を参照することで、ユーザ毎の利用情報と駐停車エリア情報を適合して、車両が駐停車する駐停車エリアの判定と、判定に基づいた駐停車エリアへ車両を誘導制御するので、ユーザの車両毎に当該ユーザにとって利便性の高い駐停車エリアへ車両の誘導制御を指示することができる。
駐停車エリア管理部は、駐停車エリアの有する環境に、少なくとも利用状況を付加して駐停車エリア情報として管理することにより、例えば、駐停車エリアの有する環境として、施設のどの場所に行くにはどの駐停車エリアが近い等の位置情報に、さらに、現在や数時間先のユーザの車両の数などを加味して、空き情報等の駐停車エリアの最新の状態を管理することで、ユーザに最適な駐停車エリアを提供することができる。
駐停車判定部は、利用情報から車両の誘導制御の要否を判定し、利用情報と駐停車エリア情報とを適合させ、車両を駐停車する駐停車エリアを判定し、車両誘導部に誘導指示を出力することにより、ユーザの利用情報に変更があった場合でも、誘導制御が不要と判断される場合は誘導指示を出力しないため、ユーザが混乱することなく、必要な場合に最適と判断した駐停車エリアに誘導制御することができる。
施設利用情報取得部は、ユーザが車両を駐停車エリアに駐停車した後も、ユーザの施設の利用情報を所定の時間間隔や、任意のタイミング等で継続的に取得し、継続的に取得した利用情報を駐停車判定部に出力することにより、利用情報に含まれている利用時間、結果情報、位置情報等のユーザの状況に応じて、継続的に駐停車判定部により車両の誘導制御の要否を判定することができる。
車両が駐停車する駐停車エリアの有する環境は、施設の一部の空間として構成する空間構成手段を有することにより、施設内と同等の空調(温度、湿度)や照明、通信環境や情報端末等の設備環境を整備し、ユーザが乗車してきた車両が駐停車した駐停車エリア(スペース)を、あたかも施設内のスペース(空間)として利用することができる。
例えば、施設内の待合室と同等の空調や呼び出し機器等の設備環境を駐停車エリアに整備し、そこにユーザの乗車してきた車両を駐車することで、施設の待合室として利用することができる。
さらに、施設利用情報取得部が取得するユーザの利用情報は、公共機関、徒歩、その他、車両以外の手段で施設を訪れる他のユーザも含めて、施設が管理している全てのユーザの利用情報の中から、車両に乗車するユーザの利用情報を取得するものであるため、駐停車エリアを待合室として利用する場合でも、施設内の他のユーザを含めた公平な順番付を行うことができる。
車両誘導部は、駐停車エリア内の車両を誘導制御するための誘導情報を発信する誘導情報発信手段と、発信された誘導情報に基づいて、駐停車エリア内の車両の誘導制御を行う車両誘導制御手段と、を有する。車両誘導制御手段は、ユーザ個人又は車両に乗車する者の所有する機器及び、駐停車エリア及び駐停車エリアへの道筋に設置された車両特定装置、方向指示器、ゲート等の設備機器及び、車両に搭載される車両搭載機器である。
また、誘導情報発信手段は、これらの車両誘導制御手段の何れかに誘導情報を送信するものであることにより、ユーザ個人へは車両の誘導に係る状況の通知及び連絡をすることができ、車両誘導制御手段の設備機器へは、車両毎の誘導の実施をすることができる。さらには、車両に搭載される車両搭載機器に誘導情報を送信することで、車両搭載機器が有する表示部に誘導に係る情報を表示したり、車両を自動運転制御したりすることで、より正確に分かり易く、車両を駐停車する駐停車エリアまで誘導することができる。
駐停車エリア活用システムに係るシステム構成図である。 駐停車エリア活用システムに係る各種情報をまとめた表であり、図2(A)は利用情報の例を示す図、図2(B)は駐停車エリア情報の例を示す図である。 駐停車エリア活用システムに係る全体の処理フロー図である。 実施形態1の駐停車エリアの空間構成の例を示す図である。 実施形態1に係る車両誘導(駐停車エリアへ進入)の概要を示す図であり、図5(A)は駐停車エリアに進入の例を示す図、図5(B)は駐停車エリアでの降車の例を示す図、図5(C)は駐停車エリアでの乗車の例を示す図である。 実施形態1に係る車両誘導(駐停車エリアに駐停車)の概要を示す図であり。図6(A)は駐停車エリアへの誘導制御を示す図、図6(B)は駐停車エリアへの誘導制御の別例を示す図である。 実施形態1に係る車両誘導(駐停車エリア内での駐停車位置を変更)の概要を示す図であり。図7(A)は駐停車エリア内で別の駐停車エリアへの誘導制御を示す図、図7(B)は駐停車エリア内で待機後に、別の駐停車エリアの誘導制御を示す図、図7(C)は駐停車エリア内で待機後に、別の駐停車エリアへの誘導制御の別例を示す図、である。 実施形態1に係る処理シーケンス図(進入前処理)である。 実施形態1に係る処理シーケンス図(駐停車エリアに駐停車)である。 実施形態1に係る処理シーケンス図(駐停車エリア内での駐停車位置を変更)である。 実施形態2に係る車両誘導(駐停車エリアに駐停車)の概要を示す図であり、図11(A)は駐停車エリアへの誘導制御を示す図、図11(B)は駐停車エリアへの誘導制御の別例を示す図である。 実施形態3に係る車両誘導(駐停車エリアに駐停車)の概要を示す図で、駐停車エリア内で待機後に、別の駐停車エリアへの誘導制御を示す図である。
以下、本発明の実施形態を図に基づいて詳細に説明する。
本発明の実施形態に係る駐停車エリア活用システムは、医療機関、商業施設、空港や駅等の施設に適用することにより、高齢者や身体障碍者等が乗車する車両を前記施設の利用に適合する駐停車エリアに誘導して高齢者や身体障碍者等の負担を軽減することを達成し、さらには、前記車両を駐停車した駐停車エリアを、ユーザの施設の利用用途に応じて有効に活用することを達成するものである。
ここで、本発明で使用する用語の説明をする。
「ユーザ」とは、前記施設を利用する者のことをいう。前記施設が医療機関で有れば、診察を受ける患者が該当し、前記施設が商業施設であれば、買い物客等が該当し、前記施設が空港や駅であれば、飛行機や列車の搭乗客や乗客をいう。なお、前記施設は医療機関、商業施設、空港や駅に限られるものではなく、前記施設に付随する駐停車エリアに車両を乗り入れて前記施設を利用する形態を取る施設であれば、何れのものであってもよい。
「駐停車エリア」とは、施設に付随する駐車場やロータリー等の一時停車可能なエリア等を言い、さらに、経路、進入口及び退出口等が含まれる。また、「駐停車エリア」が駐車場の場合、その構造は、平面式駐車場、階層式駐車場、立体駐車場、地下駐車場、機械式駐車場等の何れのものでよく、また、これら各種の駐車場の組み合わせも可能であり、特に限定するものではない。
「利用情報」とは、図2(A)に示す様に、「ユーザ情報、予約情報、結果情報、交通手段」等、施設を利用するユーザに関連する情報が該当するものであり、当該「利用情報」は、施設とその施設を利用するユーザとの関係で決定されるものである。
例えば、施設が医療機関である場合、「ユーザ情報」には、患者であるユーザが医療機関を受診する際に必要な、氏名、年齢、性別等の基本情報や、歩行状態(車椅子/杖使用)、発熱、感染症の疑い等の属性情報などが含まれ、「予約情報」には、診察の開始予定時刻、診察が終了する終了予定時刻等の利用予定時間や、受診する診察科や診察検査の予定等の利用目的などが含まれ、「結果情報」には、実施の診察開始時刻や診察終了時刻などの利用時間や、○○人待ちなどの進捗状況、診察科での担当医師による問診等に基づく診察内容、治療、診察結果等の結果情報が含まれ、ユーザの施設の利用開始から利用終了までの一連の進捗状況に関連する情報が該当する。
これらの情報は、外部のシステムである施設用管理システム5(電子カルテ、レセプトのシステム等)で、ユーザの施設の利用に対応して更新されるものを継続的に取得する。
また、例えば、施設が商業施設である場合、「ユーザ情報」には、買い物客であるユーザが商業施設を利用する際に必要な、氏名、年齢、性別等の基本情報や、会員情報等の属性情報などが含まれ、「予約情報」には、商業施設内の映画館やレストランなどの予約時刻、予定所要時間、予定終了時刻等の利用予定時間や、商品購入、飲食、娯楽施設利用等の利用目的などが含まれ、「結果情報」には、利用店舗、購買商品等の結果情報などが含まれ、ユーザの施設の利用開始から利用終了までの一連の進捗状況に関連する情報が該当する。
これらの情報は、外部のシステムである施設用管理システム5(店舗等の会員システム、POSのシステム等)で、ユーザの施設の利用に対応して更新されるものを継続的に取得する。
また、例えば、施設が空港や駅である場合、「ユーザ情報」には、搭乗客や乗客であるユーザが空港や駅を利用する際に必要な、氏名、年齢、性別の基本情報や、会員情報等の属性情報などが含まれ、「予約情報」には、航空機や旅客車両の出発予定時間や到着予定時刻等の利用予定時間や、搭乗、送迎、空港や駅構内の施設利用等の利用目的などが含まれ、「結果情報」には、搭乗便や列車の到着時刻、遅延情報等の情報が含まれ、ユーザの施設の利用開始から利用終了までの一連の進捗状況に関連する情報が該当する。
これらの情報は、外部のシステムである施設用管理システム5(航空機や旅客車両の運行システム等)で、ユーザの施設の利用に対応して更新されるものを継続的に取得する。
「駐停車エリア情報」とは、図2(B)に示す様に、「収容情報(予約台数、利用台数、等)、利用条件(属性「高齢者用、車椅子専用、等」)、環境情報(施設との位置関係、距離、立体駐車場の場合の階数、スロープ、エレベータ、情報端末の有無、等)」等、施設に付随する駐停車エリアに関連する情報が該当するものであり、この中の「設備情報」には、ユーザが乗車してきた車両が駐停車した駐停車スペースを、あたかも施設内のスペース(空間)として利用することができる環境を整える設備等の情報が含まれる。
<基本構成>
次に、本発明の実施形態に係る駐停車エリア活用システムの実施形態を図1及び図2を参照して説明する。
本発明の実施形態に係る駐停車エリア活用システムは基本構成として、図1に示すように、施設利用情報取得部11と、駐停車エリア管理部12と、駐停車判定部13と、車両誘導部14(誘導情報発信手段15、車両誘導制御手段34)とを有している。
本発明の実施形態に係る駐停車エリア活用システム1は図1に示すように、施設10に付随する駐停車エリア30a乃至30nの有する環境と、ユーザ21が施設を利用するための利用情報6を適合させて、ユーザ21が乗車する車両20を施設の利用に適合する駐停車エリア30a乃至30nに誘導制御することで、車両20が駐停車する駐停車エリアを有効に活用するものである。
ここでは、施設10に付随する駐停車エリア30a乃至30nは、施設10へのアクセスの利便性等を考慮して、送迎用の車両20が一時的に停車するロータリー機能をもつ駐停車エリア30aと、車椅子・高齢者等の車両20が駐車する駐停車エリア30bと、ユーザ21の施設10の利用用途に応じて駐車して待機するための設備が整った駐停車エリア30cと、それ以外の健常者など、一般ユーザの車両20が駐車する駐停車エリア30dと、施設10の利用者が駐停車可能な施設10に付随する近隣の駐停車エリア30nとに区分けしている。
駐停車エリア管理部12は、これら駐停車エリア30a乃至30nの有する環境である施設10へのアクセスの利便性や設備等を、駐停車エリア情報16として管理している。また、駐停車エリア30a乃至30nには、車両20の入退出を検知して各駐停車エリア30a乃至30nの空き台数等を管理する一般的な車両管理手段(図示せず)を設置しており、駐停車エリア管理部12は、駐停車エリア30a乃至30nの有する環境に、少なくとも駐停車エリアの空き台数等の利用状況を付加して駐停車エリア情報16として管理するようにしてもよい。
施設利用情報取得部11は、駐停車エリア30a乃至30nに進入する車両20に乗車するユーザ21が施設10を利用するための利用情報6を取得するものである。施設利用情報取得部11は、利用情報6を継続的に取得し、継続的に取得した利用情報6を駐停車判定部13に出力するものである。
駐停車判定部13は、施設利用情報取得部11から取得した利用情報6に含まれるユーザ21の身体状況(身体障碍の有無等)と、駐停車エリア管理部12が管理する駐停車エリア30a乃至30nの有する環境や設備、空き台数等を含めた駐停車エリア情報16に基づいて、車両20の駐停車エリア30a乃至30nへの駐停車を判定し、車両誘導部14に誘導指示17を出力するものである。
具体的に説明すると、駐停車判定部13は、利用情報6に基づいて健常者などの一般ユーザ21である場合、駐停車エリア30dの空き情報等を考慮して、一般ユーザ21が乗車する車両20を駐停車エリア30dへ駐車させる判定を行い、車両誘導部14への誘導指示17を出力する。
また、駐停車判定部13は、利用情報6に基づいて駐停車エリア30a乃至30nの駐停車状態が満車等の理由で利用できないと判断する場合、近隣の駐停車エリア30nの空き情報等を考慮して、車両20を駐停車エリア30nへ駐車させる判定を行ってもよく、車両誘導部14への誘導指示17を出力する。
また、利用情報6は、施設利用情報取得部11によって所定の時間間隔や、任意のタイミング等で継続的に取得されるため、利用情報6に含まれているユーザ21の施設10での利用に応じて、駐停車判定部13により車両20の駐停車エリア30a乃至30nにおける駐停車エリア30間での移動も含めた駐停車の判定及び車両誘導部14への誘導指示17が継続的に出力されることになる。
さらに、車両20が駐停車する駐停車エリア30a乃至30nに、駐停車エリア30a乃至30nを施設10の一部の空間として構成するための空間構成手段を有するものとしてもよく、施設10内と同等の空調(温度、湿度)や照明、通信環境や情報端末等の設備環境を整備し、ユーザ21が乗車してきた車両20が駐停車した駐停車スペースを、あたかも施設内のスペース(空間)として利用することができる。
これにより、ユーザ21が乗車してきた車両20を駐停車した駐停車エリア30a乃至30nを、あたかも施設10内のスペース(空間)として有効利用することができ、有限の広さである施設10及び駐停車エリア30a乃至30nをユーザ21の施設10の利用用途に応じて有効活用することができるという効果を奏する。
車両誘導部14は、駐停車判定部13から出力された誘導指示17に基づいて、車両20を駐停車判定部13が判定した駐停車エリア30a乃至30nへ誘導制御するものであり、駐停車エリア内の車両20を誘導制御するための誘導情報18を発信する誘導情報発信手段15と、発信された誘導情報18に基づいて、駐停車エリア内の車両20の誘導制御を行う車両誘導制御手段と、を有する。
車両誘導制御手段は、ユーザ21個人又は車両20に乗車する者の所有する機器及び、駐停車エリア30a乃至30n及び駐停車エリア30a乃至30nへの道筋に設置された車両特定装置、方向指示器、ゲート、センサー等の設備機器及び、車両20に搭載される車両搭載機器36である。
誘導情報発信手段15により発信された誘導情報18に基づいて、ユーザ21個人又は車両20に乗車する者が、自身が所有する機器、駐停車エリア30a乃至30n及び駐停車エリア30a乃至30nへの道筋に設置された車両特定装置、方向指示器、ゲート、センサー等の設備機器、車両20に搭載された車両搭載機器36に表示された内容に従って車両20を運転したり、又は、車両20に搭載された車両搭載機器が受信した誘導情報18に従って自動運転制御されたりして、車両20を駐停車する駐停車エリア30a乃至30nまで誘導することができる。
<基本処理フロー>
次に、本発明の実施形態に係る駐停車エリア活用システム1について、図3を参照して、施設に付随する駐停車エリア30をユーザ21の車両20により活用する場合について説明する。
車両誘導制御手段である車両特定装置は、ユーザ21が乗車した車両20の進入を検知すると、その車両20の車両識別情報を取得し(図3のステップS1)、駐停車判定部13に車両識別情報を送信する。
駐停車判定部13は車両識別情報を受信すると、車両識別情報を用いて施設利用情報取得部11から、駐停車エリア30a乃至30nに進入する車両20に乗車するユーザ21が施設10を利用するための利用情報6を取得する(図3のステップS2)。
このとき、取得した利用情報6に基づき、例えば、ユーザ21の施設10の利用に係る入場処理等を行っても良い。
駐停車判定部13は、取得した利用情報6に含まれるユーザ情報(基本情報:年齢、性別、属性情報:身体状況、等)、予約情報(利用予定時間、利用目的、等)、交通手段(駐車要否、送迎情報、等)などから、ユーザ21が乗車する車両20について、駐停車エリア30の有する環境や設備などが最も適合する駐停車エリア情報16を取得する(図3のステップS3)。
さらに、駐停車判定部13は、取得した駐停車エリア情報16に含まれる、適合する駐停車エリア30の空き情報等の駐停車エリアの利用状況を取得して、車両20を駐停車する駐停車エリア30を判定する(図3のステップS4)。

ここで、図3のステップS3で行う利用情報6のユーザ情報(基本情報:年齢、性別、属性情報:身体状況、等)及び予約情報(利用予定時間、利用目的、等)から、適合する駐停車エリアの判定方法について説明する。
駐停車判定部13は、利用情報6に基づいて、例えば、ユーザ21が高齢者や身体障碍者である場合、駐停車エリア30bの空き情報等を考慮して、高齢者や身体障碍者が乗車する車両20を駐停車エリア30bへ駐車させる判定を行う。
駐停車判定部13は、利用情報6に基づいて、例えば、ユーザ21を送迎する車両20である場合、駐停車エリア30aの空き情報等を考慮して、送迎用の車両20を駐停車エリア30aへ停車させる判定を行う。
駐停車判定部13は、利用情報6に基づいて、例えば、ユーザ21が乗車する車両20を一時的に待機させる必要があると判断した場合、駐停車エリア30bの空き情報等を考慮して、待機すべき車両20を駐停車エリア30cへ一時停車させる判定を行う。
駐停車判定部13は、利用情報6に基づいて、例えば、健常者などの一般ユーザ21である場合、駐停車エリア30dの空き情報等を考慮して、一般ユーザ21が乗車する車両20を駐停車エリア30dへ駐車させる判定を行う。
駐停車判定部13は、利用情報6に基づいて、例えば、駐停車エリア30a乃至30dの駐停車状態が満車等である場合、近隣の駐停車エリア30nの空き情報等を考慮して、車両20を駐停車エリア30nへ駐車させる判定を行う。
駐停車判定部13は、車両20を駐停車すると判定した駐停車エリア30a乃至30nへの誘導指示17を車両誘導部14へ出力し、車両誘導部14は駐停車判定部13から出力された誘導指示17に基づき、誘導情報18を作成する(図3のステップS5)。
車両誘導部14は、誘導情報発信手段15が作成した誘導情報18を車両20の誘導制御を行う車両誘導制御手段へ発信する(図3のステップS6)。車両誘導制御手段とは、ユーザ21個人又は車両20に乗車する者の所有する機器及び、駐停車エリア及び駐停車エリアへの道筋に設置された車両特定装置、方向指示器、ゲート、センサー等の設備機器及び、車両20に搭載される車両搭載機器36である。
車両誘導部14は、車両誘導制御手段によって、車両20の誘導制御を行う(図3のステップS7)。車両誘導制御手段は、ユーザ21個人又は車両20に乗車する者の所有する機器及び、駐停車エリア30及び駐停車エリア30への道筋に設置された車両特定装置、方向指示器、ゲート、センサー等の設備機器及び、車両20に搭載される車両搭載機器36である。
ユーザ21個人又は車両20に乗車する者が、自身が所有する機器、駐停車エリア30a乃至30n及び駐停車エリア30a乃至30nへの道筋に設置された車両特定装置、方向指示器、ゲート、センサー等の設備機器、車両20に搭載された車両搭載機器36に表示された内容に従って車両20を運転したり、又は、車両20に搭載された車両搭載機器36が受信した誘導情報18に従って自動運転制御されたりして、車両20を駐停車する駐停車エリア30a乃至30nまで誘導することができる。
ユーザ21による施設10の利用が終了して(図3のステップS8でYes)、車両20を駐停車エリア30a乃至30nから移動させると、各駐停車エリア30a乃至30nに設置している車両誘導制御手段34である車両特定装置が退出する車両20を検出して車両識別情報を取得し、車両20を退出口へ誘導して誘導制御を終了する。
このとき、取得した車両識別情報を用いて施設利用情報取得部11から退出する車両20に乗車するユーザ21の施設10での利用情報6を取得し、駐停車に係る料金の支払いや、施設10の利用に係る料金の支払いなどが必要な場合、駐停車料金と共に施設利用料などの精算処理を行っても良い。
ユーザ21による施設10の利用が終了ない場合は(図3のステップS8でNo)、ステップS2に戻り、継続的にユーザ21の施設10における利用情報6を取得する。
以上説明したように、本発明の実施形態によれば、医療機関、商業施設、空港や駅等の施設10に適用することにより、高齢者や身体障碍者等が乗車する車両20を施設10の利用に適合する駐停車エリア30に誘導して高齢者や身体障碍者等の負担を軽減することを達成し、さらには、前記車両20を駐停車した駐停車エリア30を、ユーザ21の施設10の利用用途に応じて有効に活用することができるという効果を奏するものである。
<実施形態1:医療機関>
次に、本発明の実施形態に係る駐停車エリア活用システム1を、施設10として医療機関10、ユーザ21を患者21として説明する。
このとき、利用情報は、図2(A)にユーザ情報「識別情報」を診察券番号、属性情報「身体状況」として、発熱状況や感染症の疑いがあるなどの状況、予約情報「利用目的」として診療科や、行動予定として、検査予定などに置き換えるような構成でよく、適宜施設に適合した内容であれば、特に限定されるものではない。基本的なシステム構成、処理フローは、図1、図3と同様である。
医療機関10は、例えば、電子カルテやレセプト等のシステムを有しており、施設利用情報取得部11で医療機関10の利用情報として利用情報6を取得できるのであれば、特に限定するものではない。
また、医療機関10は医療機関10内の空間として待合室を有している。この待合室は診療室や病床などではないため、医療機関10として有効に活用しているとは言えず、さらに、待合室での患者21間での二次感染などのリスクを含んでいる。
図4では、空間構成手段19を用いて、駐停車エリア30に医療機関10内の待合室と同等の空間を構成する例を示している。駐停車エリア30に空調や照明、呼び出し機器等の設備、屋根等の直射日光を遮る環境を構成することで、車両20に滞在していても、医療機関10内の待合い状況を把握しながら、二次感染や症状の悪化を防止することが可能な待合室として利用することができる。
また、駐停車エリア30には、設備として、スロープ、エレベータ、呼び出し装置、空調、照明、情報端末、デジタルサイネージ、掲示板、センサー等を備えるようにしてもよい。なお、呼び出し装置には、待合時の患者21の携帯端末や車両20に搭載された車両搭載機器36(例えば、カーナビゲーションシステム)と、医療機関(例えば、病院の医師、看護士、医療スタッフ等)との間の双方向の連絡手段なども含まれる。
図5に示す進入口30Enで車両識別情報を取得し、医療機関10の受付処理を実施するようにしてもよい。こうすることで、患者21は、医療機関10内の待合室などで、他の多くの患者で混雑している受付手続きを、車両20に乗車したまま実施することが可能となり、医療機関10及び患者21の双方の利便性が上がる。
さらに、図5で示す退出口30Exで車両識別情報を取得し、退場処理の一つとして、医療機関10の医療費等と駐停車エリア30の利用料金との精算が同時に出来る自動精算機を設けてもよい。こうすることで、車両搭載機器36(ETC等)の精算手段で、患者21は、車両20に乗車したまま支払いをすることが可能となり、医療機関10及び患者21の双方の利便性が上がる。
このように、駐停車エリア30は、駐車場、及びロータリー等の一時停止可能なエリア等の機能別に分けて設定することにより、患者21にとって、利用する医療機関10によって、最も利便性の高い駐停車エリア30を利用することでき、身体的、心理的負担を軽減することができる。
<実施形態1の動作説明>
図5乃至図7を参照して、本発明の実施形態1の動作を説明する。
図5は、実施形態1に係る車両誘導(駐停車エリアへ進入)の概要を示す図、図6は、車両誘導(駐停車エリアに駐停車)の概要を示す図、図7は、車両誘導(駐停車エリア内での駐停車位置を変更)の概要を示す図である。
予め、患者21は医療管理システム5(施設用管理システム5)に対して、何らかの手段を用いて医療機関10の利用予約を行っている。この医療管理システム5は外部のシステムであり、医療機関利用情報取得部11(施設利用情報取得部11)から利用予約に係る利用情報6を取得できるのであれば、例えば、前回の診察時に担当医が患者21の利用予約をしたり、患者21の携帯端末22などから利用予約をしたりしても構わず、その手段は特に限定するものではない。
患者21は携帯端末22などから、利用予約に関して医療機関10にどの様な交通手段を用いるのか登録する。登録した内容は、医療機関10を利用するための利用情報6として記憶される。交通手段を「車」とした場合、患者21は予約日時に従って、車両20を進入口30Enから駐停車エリア30Sに進入させる。なお、交通手段として駐車場を利用しない公共機関、徒歩、その他であっても、診察等における公平な順番付を行う。
図5(A)では、患者21を乗せた車両20が駐停車エリア30Sに進入した状態を示す。駐停車エリア30S内に進入する際に、進入口30En又は駐停車エリア30Sに設置された車両誘導制御手段34としての車両特定装置により車両識別情報を取得し、取得した車両識別情報を用いて医療機関利用情報取得部11から取得した予約情報を含む利用情報6と照合して、車両20の患者21を特定することによって、患者21の利用情報6から駐停車エリア30A乃至30Dへの駐停車の要否を取得する。車両特定装置は、ナンバープレート読み取り装置、ETCなど一般的な装置で良く、ここでの詳細な説明は省略する。
利用情報6に含まれる駐車要否が「駐車しない」の場合は、図5(B)に示すように、患者21が降車後、車両20を駐停車エリア30外に誘導制御する。
また、利用情報6に含まれる情報が駐車場に「駐車しない」が「送迎あり」の場合は、図5(C)に示すように、患者21の利用情報6の結果情報が医療機関の利用終了となる際に、車両20を運転する者の携帯端末22などへ、終了予定時刻に車両20を駐停車エリア30Sへ到着(移動)を促すような、誘導の指示を送信する。
次に、車両20に乗車した患者21が利用情報6に適した環境を判定された駐停車エリア30内で乗降する例を図6(A)、図6(B)を参照して説明する。
図6(A)で、患者21を乗せた車両20が進入口30Enに進入し、駐停車エリア30Sに停車する。進入口30En又は駐停車エリア30Sに設置された車両誘導制御手段34としての車両特定装置で車両20を特定することによって、駐停車判定部13は利用情報6を取得する。利用情報6に含まれる情報として、駐車場に「駐車する」「送迎なし」の場合は、駐停車エリア30A乃至30Dに誘導制御を行う。次に患者21のユーザ情報を参照する。このとき、患者21のユーザ情報の属性情報は身体情報等、患者21の体調を確認する。次に、駐停車判定部13は、駐停車エリア情報16を参照し、利用情報6と適合させる。例えば、診察室と、駐停車エリア情報16の情報から、予約した診察室に最も近い駐停車エリア30A乃至30Dのうち何れかを判定する。
図6(A)は、駐停車判定部13が、予約した診察室Cに最も近い駐停車エリア30Cに駐車することを利用情報6に適した環境と判定した場合を示す。駐停車判定部13から車両誘導部14へ、駐停車エリア30Cに駐車する誘導指示17を送付する。車両誘導部14は誘導情報発信手段15から、車両20を駐停車エリア30Cに駐車する誘導情報18を出力する。また、誘導情報18を受信した車両誘導制御手段34は進入口30En、駐停車エリア30Sから、判定した駐停車エリア30Cまで、車両20を誘導する為の動作を行う。例えば、駐車場ゲートの開閉、方向表示器による直進/右折/左折の指示、デジタルサイネージによる駐停車エリア30内の地図や位置表示、駐車位置表示、スピーカーよる音声指示などである。
患者21は、駐停車エリア30Cで車両20から降車し、診察室Cで診察を受ける。
なお、診察室Cに付随する待合室が混雑している場合や、実際の診察の開始まで待ち時間が発生する場合は、掲示板、呼び出し装置等が設置されている駐停車エリア30Cにおいて、空間構成手段19によって待合室と同等の設備環境を有することにより、患者21が車両20で待機することによって、施設10の待合室のスペースを効率よく利用することができる。さらに、他の患者と同席する時間を短くすることができるので、患者21間での二次感染を防止することができる。
診察後は駐停車エリア30Cで車両20に乗車し、車両20は駐停車エリア30から、退出口30Exを通って退出する。車両20が駐停車エリア30から退出の際に車両特定装置により、車両識別情報を取得し、退出口30Exからの退出について、駐停車エリアの料金精算や医療機関の診療代と合わせて駐停車エリア30の料金精算などを行っても良い。
図6(B)は、駐停車判定部13が、予約した診察室C対して、利用情報6に適した環境として駐停車エリア30Aに駐車することを判定した場合を示す。ユーザ情報の属性情報に「車椅子」「高齢者」等の患者21の身体状況の情報が含まれていた場合は、患者21がスロープやエレベータ等を利用することが重要である。駐停車判定部13は、駐停車エリア情報16から、スロープ、エレベータ等の設備の情報を取得し、車両誘導部14へ駐停車エリア30Aに駐車する誘導指示17を送付する。
車両誘導部14は誘導情報発信手段15から、車両20を駐停車エリア30Aに駐車する誘導情報18を出力する。誘導情報18を受信した車両誘導制御手段34は進入口30En、駐停車エリア30Sから、判定した駐停車エリア30Aまで、車両20を誘導する為の動作を行う。患者21は、駐停車エリア30Aで車両20から降車し、車椅子等でスロープを通過し、診察室Cで診察し、診察後はスロープを通過し再度駐停車エリア30Aで車両20に乗車し、車両20は退出口30Exから退出する。
このように、患者21の身体状況によって、最も利便性の高い駐停車エリア30を提供することができ、患者21の身体的、心理的負担を軽減することができる。
次に、駐停車エリア30内での車両20の駐停車の位置を変更するため、駐停車エリア30内で再誘導する例を図7(A)乃至(C)を参照して説明する。患者21の身体状況や診察結果によって、車両20を駐停車エリア30A乃至30Dの中で再誘導した方がよいと判定した場合に、車両20の再誘導を実行するものである。
まず、図7(A)で、患者21を乗せた車両20が進入口30En、駐停車エリア30Sに進入する。
車両識別情報から、車両20を特定することによって、駐停車判定部13は、利用情報6を特定する。利用情報6に含まれる情報として、駐車場に「駐車する」「送迎なし」の場合は、前述の駐停車エリア30へ誘導制御を行う。次に予約情報の「利用目的」とユーザ情報の属性情報を参照する。このとき、属性情報は身体状況等、患者21の体調を確認する。次に、駐停車判定部13は、駐停車エリア情報16を参照し、利用情報6と適合させ、利用情報6に適した環境を判定する。
図7(A)は、駐停車判定部13が、予約した診察室Cに最も近い駐停車エリア30Cを利用情報6に適した環境と判定した場合を示す。駐停車判定部13は、車両誘導部14に、車両20を駐停車エリア30Cに駐車する誘導指示17を出力する。また、診察室Cに付随する待合室が混雑している場合や、実際の診察の開始まで待ち時間が発生する場合は、患者21は駐停車エリア30Cに駐車した、車両20の車中で待機する。
次に、患者21は、診察室Cでの診察終了後に、続けて診察室Aで診察する。このとき、診察室Cでの診察が終了したことと、診察室Aで診察中ということについて、利用情報6が更新される。すると駐停車判定部13は、更新された利用情報6と駐停車エリア情報16とを適合させる。この場合の例では、利用情報6(診察室Aで診察中)と、駐停車エリア情報16の情報から、利用情報6に適した環境を診察室Aに最も近い駐停車エリア30Aと判定する。駐停車判定部13は、車両誘導部14に、車両20を駐停車エリア30Cから駐停車エリア30Aに移動し、駐車する誘導指示17を出力する。車両誘導部14から誘導情報18を受信した車両誘導制御手段34は駐停車エリア30Cから駐停車エリア30Aまで、車両20を誘導する為の動作を行う。車両20の運転者(患者21本人、付添人)や自動運転装置は誘導に従い、車両20を駐停車エリア30Cから駐停車エリア30Aまで移動させる。
患者21は、診察室Aでの診察が終了した後は、駐停車エリア30Aで車両20に乗車し、車両20は駐停車エリア30から退出する。車両20は退出口30Exから退出の際に車両特定装置により車両識別情報を取得して、車両20を退出口へ誘導して誘導制御を終了する。
このように、患者21の医療機関10の結果情報によって、患者21の身体状況が変化した場合でも、柔軟に利便性の高い駐停車エリア30を提供することができ、患者21の身体的、心理的負担を軽減することができる。
図7(B)は、駐停車判定部13が、インフルエンザなどの感染症の恐れのある患者21を、車両20に乗車させたまま待機用(隔離用)の駐停車エリア30Bで待機させる場合である。利用情報6にある身体状況から患者21がインフルエンザなどの感染症の恐れのある場合、医療機関の待合室にて待機させず、待機用(隔離用)の駐停車エリア30Bを適した環境と判定を行う。ここで、駐停車エリア30Bは、図4に示す、医療機関10内の待合室と同等の空調や照明、呼び出し機器等の設備、屋根等の直射日光を遮る環境を構成した駐停車エリア30である。
まず、駐停車判定部13から車両誘導部14へ、駐停車エリア30Bに駐車する誘導指示17を送付する。車両誘導部14は誘導情報発信手段15から、車両20を駐停車エリア30Bに駐車する誘導情報18を出力する。また、誘導情報18を受信した車両誘導制御手段34は進入口30En、駐停車エリア30Sから、判定した駐停車エリア30Bまで、車両20を誘導する為の動作を行う。例えば、駐車場ゲートの開閉、方向表示器による直進/右折/左折の指示、デジタルサイネージによる駐停車エリア30内の地図や位置表示、駐車位置表示、スピーカーよる音声指示などである。
患者21は、駐停車エリア30Bに停車した車両20で呼び出しが有るまで待機する。
呼び出し装置などでの案内とともに、診察が近づくと、駐停車判定部13は、車両誘導部14に、車両20を駐停車エリア30Bから駐停車エリア30Aに車両20を移動し、駐車する誘導指示17を出力する。車両誘導部14から誘導情報18を受信した車両誘導制御手段34は駐停車エリア30Bから駐停車エリア30Aまで、車両20を誘導する為の動作を行う。
患者21は、駐停車エリア30Aで車両20から降車し、診察室Aで診察を受ける。診察後は駐停車エリア30Aで車両20に乗車し、車両20は駐停車エリア30から、退出口30Exを通って退出する。
待合室として駐停車エリア30を活用するためには、車両20内で待機する患者の容態が悪化しないように、医療機関10内と同等の空調や照明、呼び出し機器等の設備、屋根等の直射日光を遮る環境が必要となるため、すべての駐停車エリア30にこれら設備を整えるのはコスト等の面でも負担となる。そこで、待機室として利用する駐停車エリア30を一部の駐停車エリア30のみとし、待機(隔離)の必要が終わったら、他の駐停車エリア30に誘導することで、設備の整った駐停車エリア30を有効に活用することができる。
図7(C)は、駐停車判定部13が、患者21が車両20から降車後に、車両20を一時的に空いている駐停車エリア30で待機させる場合である。
駐停車エリア30A乃至30Cの、診療室A乃至Cに近い駐停車エリア30が混雑している場合、患者21が診察中(診察室Aで診察中)の間は、車両20は空いている駐停車エリア30Dに駐車するように、駐停車判定部13が誘導指示17をする。そして、患者21の診察が終了したという「利用結果」が入力された利用情報6と、駐停車エリア30Aに空きができたという駐停車エリア情報16とが適合した場合、駐停車判定部13が車両20を診察室Aに近い駐停車エリア30Aに誘導をする。車両20の運転者(患者21本人、付添人)は携帯機器22等に受信された誘導情報18に従い、また、自動運転装置は誘導情報18に従い、車両20を駐停車エリア30Dから駐停車エリア30Aまで移動させる。
このように、必要なタイミングで適切な駐停車エリア30に誘導制御することで、有限の広さである駐停車エリア30の混雑を解消し、駐停車エリア30全体を有効活用することが可能となる。
また、駐停車エリア30の車両20を待合室として利用することで、待合室が混雑している場合や、医療機関10内の待合室では二次感染の恐れがある場合でも、駐停車エリア30に待合室や隔離室等を確保することができる。
<実施形態1の処理シーケンス>
次に、図8乃至図10を参照して、実施形態1に係る処理を説明する。図8は、実施形態1に係る処理シーケンス図(進入前の処理)、図9は、実施形態1に係る処理シーケンス図(駐停車エリアに駐停車)、図10は、実施形態1に係る処理シーケンス図(駐停車エリア内での駐停車位置を変更)である。
先ず、図8を参照して、車両20が医療機関10に到着したとき進入口30Enの処理の流れについて説明する。
患者21は携帯端末22や、パーソナルコンピュータ(図示せず)から、医療管理システム5に対して医療機関10を利用する予約をおこなう。予約は、患者21が入力して予約しない場合は、医療スタッフ等の医療機関10の担当者が行ってもよい。また、医療機関に対して、患者21が車両20で来院する場合は、診察の予約に基づく駐車の予約を行う(ステップS201)。
医療管理システム5は予約を受付けると、当該予約内容を、予約情報を含む利用情報6として管理する(ステップS202)。
駐停車判定部13は、継続的に施設予約情報の取得処理を実行している(ステップS203)。駐停車判定部13から医療機関利用情報取得部11に、最新の予約情報(利用情報6)を取得すべく、施設予約情報取得要求を送信する(ステップS204)。
次に、医療機関利用情報取得部11は、医療管理システム5から施設予約情報(予約情報を含む利用情報6)の取得処理を行う(ステップS205)。
医療機関利用情報取得部11は、駐停車判定部13から施設予約情報取得要求を受信すると、医療管理システム5に対して、予約情報(利用情報6)を受け取るための、施設予約情報取得要求を送信する(ステップS206)
医療管理システム5は施設予約情報取得要求に応答して、施設予約情報(予約情報)を医療機関利用情報取得部11に返信する(ステップS207)。さらに、医療機関利用情報取得部11は、受信した施設予約情報を駐停車判定部13に送信する(ステップS208)。
次に、駐停車判定部13は、駐停車エリア30の判定の処理を行う(ステップS209)。予約情報から予約された日時が近づいた場合、駐停車の判定処理に用いる駐停車エリア情報16を取得するため、駐停車エリア管理部12へ駐停車エリア空き情報取得要求を送信する(ステップS210)。
駐停車エリア管理部12は、要求を受信し、駐停車エリア情報16を駐停車判定部13へ返信する(ステップS211)。
そして駐停車判定部13は、車両20の誘導の要否を判定する(ステップS212)。判定は、利用情報6及び駐停車エリア情報16に基づく。例えば、利用情報6で、患者21が駐車を希望する場合は、「駐車する」と判定し、患者21が駐車を希望しない場合(送迎のみ)は、駐停車エリア30Sのみの利用となるので、「駐車しない」と判定する。また、「駐車する」の場合は、駐停車エリア情報16から、駐停車エリア30A乃至30Dに駐車可能かを判定する。
そして駐停車判定部13は判定が終了すると、予約呼び出し指示を車両誘導部14に送信する(ステップS213)。
車両誘導部14は予約情報に基づき、医療機関に向かって車両20での自宅からの出発を促すなどの連絡である情報発信処理を行う(ステップS214)。車両誘導部14は患者21の携帯端末22に対して、呼び出しメール発信をする(ステップS215)。呼び出しメールの内容は、「予約日時、予約診療科、駐車可否」等であり、内容については特に限定するものではない。
次に、図9を参照して、車両20を、駐停車エリア30に誘導する処理について説明する。
予約日時に、患者21の乗車した車両20が図5(A)に示す、進入口30Enから、駐停車エリア30Sに進入する(ステップS301)。この時、車両誘導制御手段34の一部である、車両特定装置は、車両20を特定する車両識別情報を取得する(ステップS302)。車両特定装置は、ナンバープレート読み取り機、カメラ、ETC等、車両20を固別に特定できる車両識別情報を取得するもので有れば、特に限定するものではない。また、ここで車両識別情報を取得することで、施設利用の受付を行ってもよい。
駐停車判定部13は、施設予約情報の取得処理を実行する(ステップS303)。
駐停車判定部13は、医療機関利用情報取得部11に当該車両情報を含む利用情報6を取得すべく、施設予約情報取得要求を送信する(ステップS304)。
次に、医療機関利用情報取得部11は、医療管理システム5から施設予約情報(予約情報を含む利用情報6)の取得処理を行う(ステップS305)。医療機関利用情報取得部11は、施設予約情報取得要求を受信すると、医療管理システム5に対して、利用情報6を受け取るための、施設予約情報取得要求を送信する(ステップS306)
医療管理システム5は施設予約情報取得要求に応答して、ステップS302の車両特定装置で検出した車両20の当該車両情報を含む施設予約情報(利用情報6)を検索し、該当する医療機関利用情報取得部11に返信する(ステップS307)。さらに、医療機関利用情報取得部11は、受信した施設予約情報(利用情報6)を駐停車判定部13に送信する(ステップS308)。
次に、駐停車判定部13は、駐停車エリア30の判定の処理を行う(ステップS309)。
そして駐停車判定部13は、患者21の登録した車両20の利用要否を判定する(ステップS310)。
判定は、利用情報6及び駐停車エリア情報16に基づく。例えば、利用情報6で、患者21が駐車を希望する場合は、「駐車する」と判定し、患者21が駐車を希望しない場合(送迎のみ)は、駐停車エリア30Sのみの利用となるので、「駐車しない」と判定する。
次に、駐停車エリア30A乃至30Cの判定に用いるための、駐停車エリア情報16を取得すべく、駐停車エリア管理部12へ駐停車エリア空き情報取得要求を送信する(ステップS311)。
駐停車エリア管理部12は、要求を受信し、駐停車エリア情報16を駐停車判定部13へ返信する(ステップS312)。
そして駐停車判定部13は、患者21の登録した車両20の誘導を判定する(ステップS313)。駐停車エリア情報16と利用情報6とを適合させ、患者21の利用に適した駐停車エリア30を判定する。
例えば、「駐車する」の場合は、予約した診察室と、駐停車エリア情報16の情報から、診察室に最も近い駐停車エリア30を判定する(図6(A)に示す)。また、患者21の利用情報6から、患者21の身体状況も判定要素とする。患者21が車椅子や杖等の場合は、予約した診察室と、駐停車エリア30との間にスロープやエレベータを有している経路を検索し、駐停車エリア30A乃至30Cの何れかを判定する(図6(B)に示す)。
また、「駐車しない」の場合は、駐停車エリア30Sで患者21が車両20から降車した後、退出口30Exへの経路を誘導するようにする。
そして駐停車判定部13は、前記誘導の判定を基に、車両誘導部14に誘導指示17を送信する(ステップS314)。
車両誘導部14は誘導指示17を受け、誘導情報発信手段15から、携帯端末22及び車両20に誘導情報18を送信する、情報発信処理を行う(ステップS315)。
誘導情報発信手段15は、携帯端末22への呼び出しメール(誘導情報18)の送信(ステップS316)、車両20の車両搭載機器36への誘導情報18の送信(ステップS317)、及び、車両誘導制御手段34へ誘導情報18の送信(ステップS318)を行う。
携帯端末22への誘導情報18は、駐停車エリア30A乃至30Dへ移動する旨、或いは、退出口30Exからそのまま車両20を退出する旨の情報を表示するものである。
また、車両誘導制御手段34への誘導情報18は、例えば、ゲートの開閉、掲示板/デジタルサイネージ等による駐停車エリア30への文言や進行方向の表示等である。
また、車両搭載機器36への誘導情報18は、カーナビゲーションへの指示の表示、或いは、自動運転が可能な車両20であれば、選出した駐停車エリア30への自動運転の指示等である。
このように、車両20が進入口30Enに入ったことを車両特定装置が検知すると、患者21の利用情報6から、患者21にとって適切な駐停車エリア30に、車両20を誘導制御することができる。
次に、図10を参照して、車両20を、駐停車エリア30内で再誘導する処理について説明する。図7(A)乃至図7(C)に示すように、患者21の医療機関10の利用状況によって、車両20が最初の駐停車エリア30A乃至30Dから他の駐停車エリア30A乃至30Dに移動した方が患者21の利便性が高いと駐停車判定部13が判定した場合に、車両20を再誘導するものである。
先ず、駐停車判定部13は、継続的に最新の利用情報6の取得処理を実行する(ステップS401)。
駐停車判定部13は、医療機関利用情報取得部11に車両20の当該車両情報を含む利用情報6を取得すべく、施設利用情報取得要求を送信する(ステップS402)。
次に、医療機関利用情報取得部11は、医療管理システム5から利用情報6の取得処理を行う(ステップS403)。
医療機関利用情報取得部11は、施設利用情報取得要求を受信すると、医療管理システム5に対して、利用情報6を受け取るための、施設利用情報取得要求を送信する(ステップS404)
医療管理システム5は施設利用情報取得要求に応答して、患者21の利用情報6を検索し、該当する医療機関利用情報取得部11に返信する(ステップS405)。さらに、医療機関利用情報取得部11は、受信した利用情報6を駐停車判定部13に送信する(ステップS406)。
次に、駐停車判定部13は、駐停車エリア30の判定の処理を行う(ステップS407)。
そして駐停車判定部13は、患者21の登録した車両20の誘導の要否を判定する(ステップS408)。
判定は、利用情報6及び駐停車エリア情報16に基づく。駐停車判定部13は、前回取得した利用情報6と今回取得した利用情報6を比較して、利用情報6の更新が無い場合、及び利用情報6の更新があっても、駐停車エリア30を移動する必要が無いと判断した場合は、誘導制御の必要がないと判定し、処理を終了する(ステップS408でNo)。
利用情報6の更新があり、駐停車エリア30を移動する必要があると判断した場合は(ステップS408でYes)、駐停車エリア30の判定に用いるための、駐停車エリア情報16を取得すべく、駐停車エリア管理部12へ駐停車エリア空き情報取得要求を送信する(ステップS409)。
駐停車エリア管理部12は、要求を受信し、駐停車エリア情報16を駐停車判定部13へ返信する(ステップS410)。
そして駐停車判定部13は、患者21の登録した車両20の誘導を判定する(ステップS411)。駐停車エリア情報16と利用情報6とを適合させ、患者21の利用に適した駐停車エリア30を判定する。
例えば、誘導を行う場合とは、現在診察中の診療室と、駐停車エリア情報16の情報から、診察室に最も近い駐停車エリア30を判定する(図7(A)乃至(C)に示す)。また、患者21の利用情報6から、患者21の身体状況も判定の要素とする。例えば、患者21が診察において車椅子や杖等の歩行困難な状態になった場合は、予約した診察室と、駐停車エリア30との間にスロープやエレベータを有している経路を検索し、駐停車エリア30A乃至30Dを判定する。
そして駐停車判定部13は、前記誘導の判定を基に、車両誘導部14に誘導指示17を送信する(ステップS412)。
車両誘導部14は誘導指示17を受け、誘導情報発信手段15から、携帯端末22及び車両20に誘導情報18を送信する、情報発信処理を行う(ステップS413)。
情報発信処理とは、誘導情報発信手段15は、携帯端末22への呼び出しメール(誘導情報18)の送信(ステップS414)、車両20の車両搭載機器36への誘導情報18の送信(ステップS415)、及び、車両誘導制御手段34へ誘導情報18の送信(ステップS416)を行うことである。
患者21は、携帯端末22への誘導情報18は、駐停車エリア30A乃至30D、駐停車エリア30Sへ移動する旨、或いは、退出口30Exからそのまま車両20を退出する旨の情報を表示する。
また、車両誘導制御手段34への誘導情報18は、例えば、ゲートの開閉、掲示板、センサー、デジタルサイネージ等による駐停車エリア30への文言や進行方向の表示等である。
また、車両搭載機器36への誘導情報18は、カーナビゲーションへの指示の表示、或いは、自動運転が可能な車両20であれば、選出した駐停車エリア30への自動運転の指示等である。
このように、患者21の利用情報6が更新されると、患者21にとって適切な駐停車エリア30A乃至30Dに、車両20を移動するよう、再度誘導することができる。
ステップS401乃至ステップS408は、最新の利用情報取得する、反復動作を継続的に行うことで、誘導制御をすることができる。
また、車両20が誘導した駐停車エリア30A乃至30Dに実際に到着したかを、駐停車エリア30の各所に設置された車両特定装置でチェックし、到着していない場合は、再度車両誘導(ステップS411)移行の誘導制御を行うようにしてもよい。
<実施形態2>
本発明に係る実施形態2では、施設10として店舗(ショッピングモール等の商業施設)、娯楽施設等を、ユーザ21は主に買物客、行楽客として説明する。図11を参照して説明する。
ユーザ21(買物客)は、携帯端末22から、施設用管理システム5(105)に、買い物前に事前にショッピングするショッピングモールA乃至Cの予約を行い、駐停車エリア30A乃至30Dの何れかの車両20の駐車位置を確保する。
このとき、予約情報(利用情報6)は、図2(A)に示す「店舗」を「ショッピングモール」等に置き換えるような構成でよく、予約情報(利用情報6)の内容は適宜施設に適合した内容であれば、特に限定されるものではない。基本的な処理シーケンスは図8乃至図10と同様である。
図11(A)は、駐停車判定部13が、予約したショッピングモールCに最も近い駐停車エリア30Cに駐車することを利用情報6に適した環境と判定した場合を示す。駐停車判定部13から車両誘導部14へ、駐停車エリア30Cに駐車する誘導指示17を送付する。車両誘導部14は誘導情報発信手段15から、車両20を駐停車エリア30Cに駐車する誘導情報18を出力する。また、誘導情報18を受信した車両誘導制御手段34は進入口30En、駐停車エリア30Sから、判定した駐停車エリア30Cまで、車両20を誘導する為の動作を行う。例えば、駐車場ゲートの開閉、方向表示器による直進/右折/左折の指示、デジタルサイネージによる駐停車エリア30内の地図や位置表示、駐車位置表示、スピーカーよる音声指示などである。
そして、ユーザ21は、駐停車エリア30Cで車両20から降車し、ショッピングモールCで買い物をする。買い物後は駐停車エリア30Cで車両20に乗車し、車両20は駐停車エリア30から退出する。車両20が駐停車エリア30から退出の際に車両特定装置により、車両識別情報を取得し、退出口30Exからの退出について、利用情報6の結果情報を更新する。
図11(B)は、駐停車判定部13が、予約したショッピングモールCに最も近い駐停車エリア30Cに駐車することを利用情報6に適した環境と判定した場合を示す。駐停車判定部13は、車両誘導部14に、車両20を駐停車エリア30Cに駐車する誘導指示17を出力する。
ユーザ21は、ショッピングモールCでの買い物時に、大型の商品を購入した場合は、ショッピングモールCでの買い物終了、大型商品購入、と利用情報6が更新される。すると駐停車判定部13は、更新された利用情報6と駐停車エリア情報16とを適合させる。この場合の例では、利用情報6と、駐停車エリア情報16の情報から、大型の商品の運搬にスロープを利用することが適切であり、このような利用情報6に適した環境をスロープに最も近い駐停車エリア30Aと判定する。駐停車判定部13は、車両誘導部14に、車両20を駐停車エリア30Cから駐停車エリア30Aに車両20を移動し、駐車する誘導指示17を出力する。車両誘導部14から誘導指示17を受信した車両誘導制御手段34は駐停車エリア30Cから駐停車エリア30Aまで、車両20を誘導する為の動作を行う。
ユーザ21は、ショッピングモールCから大型商品を所持して、スロープを経由して駐停車エリア30Aで車両20に乗車し、車両20は駐停車エリア30から退出する。車両20は退出口30Exから退出の際に車両特定装置により、車両識別情報を取得し、退出口30Exからの退出について、利用情報6の結果情報を更新する。
このように、買い物後にユーザ21の荷物等の状態が変わっても、柔軟に利便性の高い駐停車エリア30A乃至30Dを提供することができ、ユーザ21の買い物をサポートすることができる。
<実施形態3>
本発明に係る実施形態3では、施設10として空港や駅等を、ユーザ21は主に空港や駅を利用する搭乗客や乗客として説明する。
図12は、駅、空港等で、ユーザ21(乗客)を車両20に乗車するまで、車両20を一時的に空いている駐停車エリア30で待機する場合である。
このとき、予約情報(利用情報6)は、図2(A)に示す利用目的の施設内の行き先、行動予定、等を出発ロビーや到着ロビー、送迎等に置き換えるような構成でよく、予約情報(利用情報6)の内容は適宜施設に適合した内容であれば、特に限定されるものではない。基本的な処理シーケンスは図8乃至図10と同様である。
ユーザ21が到着ロビーAに到着するまで、送迎人が車両20を空いている駐停車エリア30Dに駐車するように、駐停車判定部13が誘導指示17をする。そして、ユーザ21に利用情報6の「結果情報」として、ユーザ21の乗車した飛行機、列車の到着間近である情報が入力された場合、駐停車判定部13が車両20を到着ロビーAに近い駐停車エリア30Aに誘導をする。
このように、必要なタイミングで適切な駐停車エリア30に誘導制御することで、有限の広さである駐停車エリア30の混雑を解消し、駐停車エリア30の有効活用することが可能となる。また、送迎人は、駐停車エリア30の車両20内で待機するので、到着ロビーAの混雑を緩和し、ひいては、到着ロビーAのスペースを縮小化できる。
上述のように、ユーザ21毎の利用情報6及び駐停車エリア情報16を適合させて、車両20が駐停車する駐停車の判定と、判定に基づいた駐停車エリア30へ車両20を誘導制御するので、ユーザ21の車両20毎に当該ユーザ21に取って利便性の高い駐停車エリア30へ車両20の誘導制御を指示することができる。
この発明は、その本質的特性から逸脱することなく数多くの形式のものとして具体化することができる。よって、上述した実施形態は専ら説明上のものであり、本発明を制限するものではないことは言うまでもない。
1 駐停車エリア活用システム
5 施設用管理システム、医療管理システム
6 利用情報
10 施設、医療機関
11 施設利用情報取得部、医療機関利用情報取得部
12 駐停車エリア管理部
13 駐停車判定部
14 車両誘導部
15 誘導情報発信手段
16 駐停車エリア情報
17 誘導指示
18 誘導情報
19 空間構成手段
20 車両
21 ユーザ、患者、買い物客、乗客
22 携帯端末
30 駐停車エリア
30a、30b、30c、30d、30n 駐停車エリア
30A、30B、30C、30D 駐停車エリア
30S 駐停車エリア
30En 進入口
30Ex 退出口
34 車両誘導制御手段
36 車両搭載機器

Claims (8)

  1. 施設に付随する駐停車エリアをユーザの車両により活用する駐停車エリア活用システムであって、
    前記駐停車エリアに進入する前記車両に乗車する前記ユーザが前記施設を利用するための利用情報を取得する施設利用情報取得部と、
    前記駐停車エリアの駐停車エリア情報を管理する駐停車エリア管理部と、
    前記ユーザ毎の前記利用情報前記駐停車エリア情報とを適合させ、前記ユーザの属性情報を含む前記利用情報から当該ユーザにとって最も利便性の高い前記駐停車エリアへの前記車両の駐停車を判定する駐停車判定部と、
    前記駐停車判定部での判定に基づいて、誘導制御する車両誘導部と、を有する
    ことを特徴とする駐停車エリア活用システム。
  2. 前記駐停車エリア管理部は、前記駐停車エリアの有する環境に、少なくとも前記駐停車エリアの利用状況を付加して前記駐停車エリア情報として管理する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の駐停車エリア活用システム。
  3. 前記駐停車判定部は、前記ユーザの前記利用情報の更新があり、且つ、前記駐停車エリアを移動する必要があると判断した場合は、前記ユーザの利用に適した前記駐停車エリアを判定し、
    前記判定を基に前記車両誘導部に誘導指示を出力し、前記誘導指示を受けた前記車両誘導部は、利用に適した当該前記駐停車エリアに前記車両を誘導制御する
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の駐停車エリア活用システム。
  4. 前記施設利用情報取得部は、前記ユーザによる前記施設の利用が終了するまで前記利用情報を継続的に取得し、継続的に取得した前記利用情報を前記駐停車判定部に出力する
    ことを特徴とする請求項1に記載の駐停車エリア活用システム。
  5. 前記駐停車エリアは前記施設内と同等の設備環境を整備する空間構成手段を有し、
    前記駐停車判定部は、前記利用情報に基づいて、前記ユーザが乗車する前記車両を待機させる必要があると判断した場合、前記車両を前記駐停車エリアへ駐停車させる判定を行う
    ことを特徴とする請求項2に記載の駐停車エリア活用システム。
  6. 前記車両誘導部は、前記駐停車エリアの前記車両を誘導制御するための誘導情報を発信する誘導情報発信手段と、
    前記発信された前記誘導情報に基づいて、前記駐停車エリアの前記車両の誘導制御を行う車両誘導制御手段と、
    を有することを特徴とする請求項1に記載の駐停車エリア活用システム。
  7. 前記誘導情報発信手段は、携帯端末に前記誘導情報を発信するものである、
    ことを特徴とする請求項6に記載の駐停車エリア活用システム。
  8. 施設に付随する駐停車エリアをユーザの車両により活用する駐停車エリア活用方法であって、
    前記駐停車エリアに進入する前記車両に乗車する前記ユーザが前記施設を利用するための利用情報を施設利用情報取得部で取得し、
    前記駐停車エリアの駐停車エリア情報を駐停車エリア管理部で管理し、
    前記ユーザ毎の前記利用情報前記駐停車エリア情報とを適合させ、前記ユーザの属性情報を含む前記利用情報から当該ユーザにとって最も利便性の高い前記駐停車エリアへの前記車両の駐停車を駐停車判定部が判定し、
    前記駐停車判定部での判定に基づいて、前記車両を車両誘導部が誘導制御する、
    ことを特徴とする駐停車エリア活用方法。
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