JP6993842B2 - ボイラ、蒸気温度調整方法、及びボイラ用耐火物 - Google Patents

ボイラ、蒸気温度調整方法、及びボイラ用耐火物 Download PDF

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Description

本開示は、ボイラ及びボイラ用耐火物に関する。
一般に、ボイラの伝熱面積が不足した場合への対策は非常に困難であるため、設計時に伝熱面積に余裕を持たせることが多く、これにより、蒸気温度が設計温度を超えてしまう事態が起こり得る。特に、今後増加が見込まれるバイオマス燃焼ボイラにおいては、燃料として用いるバイオマスの性状(含水率等)が非常に不安定かつ正確な予測が困難なため、そのような事態に陥る可能性が高い。このため、ボイラにおける蒸気の温度を調整するために、従来、水スプレイを用いる構造や、排ガスと熱交換器との伝熱面積を変更可能な構造等に関して様々な検討がなされてきた。
特許文献1及び2には、蒸気温度を調整するために、排ガスの流れる煙道に熱交換器の一部を遮蔽するように仕切板を設け、排ガスの流路幅を変更することで伝熱面積を調整可能な温度調整装置が開示されている。また、特許文献1には、仕切板に当接されるダンパを設け、ダンパの調整によって排ガスの流路幅を変更することで、伝熱面積を調整する旨が開示されている。
実開昭61-204119号公報 実開昭60-160308号公報
ところが、蒸気温度を下げようとして伝熱面積を制限したとしても、実際は流路幅が狭まった分ガスの流速が上昇し、熱交換器の熱伝達効率が上昇する。このため、蒸気温度の低減効果は限定的となってしまう可能性がある。また、排ガスの温度は通常1000度以上の高温であるため、このような環境下にダンパのような可動機器を設置することは実際には困難であり、たとえ設置してもダンパの耐久性に問題が生じ得る。排ガス温度をダンパの耐熱温度まで下げて採用することも考えられるが、その場合は排ガス流路内に蒸発管を設置する等の対策を講じる必要があり、コスト増加を招いてしまう。
そこで、本発明の少なくとも一つの実施形態の目的は、上記の事情に鑑みて、シンプルな構成によって蒸気温度を簡単に調整可能なボイラ及びボイラ用耐火物を提供することである。
(1)本発明の幾つかの実施形態に係るボイラは、
火炉から排出された排ガスが流れる排ガス流路を形成する煙道と、
前記排ガス流路に設けられ、蒸気を過熱するための熱交換器と、
前記排ガス流路における前記熱交換器の上流側から分岐して前記熱交換器の下流側に合流するバイパス流路を形成するバイパス煙道と、
前記バイパス流路における少なくとも一部の流路断面を塞ぐように積み上げられた少なくとも一つの耐火物と
を備える。
上記(1)の構成によれば、蒸気温度を上げたい時は、耐火物を積み上げてバイパス流路の流路断面を塞ぐことで排ガスを多く熱交換器に通過させることが出来る。一方で、蒸気温度を下げたい時は、積み上げた耐火物を取り除くことでバイパス流路へ向かう排ガスの流れが生じ、熱交換器を通過する排ガスの流量を低減させることが出来る。このように、耐火物を積み上げるだけの簡単な方法によって、バイパス流路の流路断面の閉塞具合を変更して熱交換器を通過する排ガスの流量を増減させることで、簡単に蒸気温度を調整することが出来る。
(2)幾つかの実施形態では、上記(1)の構成において、
前記煙道は、鉛直方向に沿って延在する複数のチューブを含み、
前記耐火物は、前記バイパス流路の前記排ガス流路からの分岐箇所において、前記バイパス流路の流れ方向に対して交差する方向に隣接する一対のチューブの間に嵌め込まれる。
上記(2)の構成によれば、耐火物は、バイパス流路の前記排ガス流路からの分岐箇所において、バイパス流路の流れ方向に対して交差する方向に隣接する一対のチューブの間に嵌め込まれる。このため、チューブ間に形成されるスペースを利用して耐火物を積み上げることが出来る。また、耐火物を一対のチューブ間に嵌め込むことによって、積み上げた耐火物が脱落するのを抑制出来る。
(3)幾つかの実施形態では、上記(2)の構成において、
前記耐火物は、前記耐火物の両端部において前記一対のチューブの各々の外周面と当接する凹部を有する。
上記(3)の構成によれば、積み上げられた耐火物が、その両端部における凹部にてチューブの外周面と接するため、耐火物がより一層チューブ間から脱落しづらくなる。これにより、耐火物が落下することにより生じ得るボイラの損傷を回避出来る。
(4)幾つかの実施形態では、上記(3)の構成において、
前記耐火物は、前記チューブの軸方向に沿って分割される第1部分および第2部分であって、前記隣接する一対のチューブの内の一方側のチューブと当接する第1部分、および前記隣接する一対のチューブの内の他方側のチューブと当接する第2部分を含み、
前記第1部分には、第1分割面が形成され、
前記第2部分には、前記第1分割面と当接する第2分割面が形成される。
上記(4)の構成によれば、耐火物はチューブの軸方向に沿って第1部分と第2部分とに分割される。第1部分は隣接する一対のチューブの内の一方側と当接し、第2部分は隣接する一対のチューブの内の他方側と当接するように形成される。このため、隣接する一対のチューブ間に耐火物を積み上げる際、例えば、第1部分をチューブの一方側と当接するように設置した後に第2部分をチューブの他方側と当接するように設置出来る。したがって、隣接する一対のチューブ間への耐火物の積み上げや除去が容易となる。
(5)幾つかの実施形態では、上記(4)の構成において、
前記第1分割面は、前記第1分割面の少なくとも一部が前記チューブの軸方向に対して交差する方向に延在する第1テーパ面を有し、
前記第2分割面は、前記第2分割面の少なくとも一部が前記チューブの軸方向に対して交差する方向に延在する第2テーパ面であって、前記第1テーパ面と当接する第2テーパ面を有する。
上記(5)の構成によれば、第1分割面および第2分割面の夫々は、少なくとも一部がチューブの軸方向に対して交差する方向に延在する互いに当接するテーパ面(第1テーパ面、第2テーパ面)を有する。このため、テーパ面において、第1部分から第2部分又は第2部分から第1部分に対して鉛直方向下向きに作用する押し付け力が生じる。また、一方で、押し付け力により、耐火物の各凹部と各凹部に当接する一対の各チューブとがより強く密着し、耐火物を隣接する一対のチューブ間にしっかりと固定出来る。これによって、第1部分と第2部分とを密着させた状態で、一対のチューブの間に耐火物を積み上げることが出来る。したがって、簡単な構成によって積み上げた耐火物のがたつきを抑制出来る。
(6)幾つかの実施形態では、上記(4)又は(5)の構成において、
前記第1分割面は、前記第2分割面に向かって突出する凸部を有し、
前記第2分割面は、前記凸部を受け入れ可能な凹部を有する。
上記(6)の構成によれば、第1分割面の凸部を第2分割面の凹部に嵌め込むように第1部分および第2部分を設置出来る。したがって、第1部分と第2部分とのずれや分離を抑制し、積み上げた耐火物をチューブ間から脱落しづらくすることが出来る。これにより、耐火物が落下することにより生じ得るボイラの損傷を効果的に回避することが出来る。
(7)幾つかの実施形態では、上記(1)~(6)の何れか一つの構成において、
前記耐火物はレンガを含む。
上記(7)の構成によれば、耐火性、取り扱い性、及びコスト面において優れるレンガを積み上げたり取り除いたりするだけで、簡単にバイパス流路の断面積を調整可能である。
(8)幾つかの実施形態では、上記(1)~(7)の何れか一つの構成において、
前記火炉においてバイオマスを含む燃料が燃焼される。すなわち、本実施形態のボイラは、バイオマスを含む燃料(バイオマス単体、及び微粉炭にバイオマスが混合されたものも含む)を火炉において燃焼させるバイオマス燃焼ボイラとして構成される。
バイオマスは、産地や、運搬・保管状態等によってその性状(含水率等)に大きな違いが生じ得る。このため、バイオマス燃焼ボイラは、蒸気温度が設計温度を超えてしまうような事態に陥る可能性が高い。
上記(8)の構成によれば、このようなバイオマス燃焼ボイラにおいて、耐火物を積み上げるだけの簡単な方法によって、バイパス流路の流路断面の閉塞具合を変更して熱交換器を通過する排ガスの流量を増減させることで、簡単に蒸気温度を調整することが出来る。
(9)本発明の幾つかの実施形態に係るボイラの蒸気温度調整方法は、
上記(1)~(8)の何れか1項に記載のボイラにおける蒸気温度調整方法であって、
前記熱交換器により過熱された蒸気の温度を測定する温度測定ステップと、
前記温度測定ステップで測定した前記蒸気の実測温度と、あらかじめ定められる計画温度との差分を算出する差分算出ステップと、
前記差分算出ステップで算出された前記差分に基づいて、前記バイパス流路の流路断面を塞ぐように積み上げられた前記少なくとも一つの耐火物の個数を調整する耐火物個数調整ステップと、
を備える。
上述したように、本発明の幾つかの実施形態にかかるボイラにおいて、蒸気温度を上げたい時は、耐火物を積み上げてバイパス流路の流路断面を塞ぐことで排ガスを多く熱交換器に通過させることが出来る。一方で、蒸気温度を下げたい時は、積み上げた耐火物を取り除くことでバイパス流路へ向かう排ガスの流れが生じ、熱交換器を通過する排ガスの流量を低減させることが出来る。
したがって、上記(9)の構成によれば、実測温度と計画温度との差分が所定値以上に大きい場合において、例えば、実測温度>計画温度の場合には積み上げた耐火物を取り除き、実測温度<計画温度の場合には耐火物を積み上げてバイパス流路の流路断面を塞ぐことで、実測温度を計画温度に近づけることが出来る。
(10)本発明の幾つかの実施形態に係るボイラ用耐火物は、
隣接する一対のチューブの間に嵌め込まれるボイラ用耐火物であって、
前記耐火物は、前記耐火物の両端部において前記一対のチューブの各々の外周面と当接する(円弧状の)凹部を有するとともに、
前記耐火物は、前記チューブの軸方向に沿って分割される第1部分および第2部分であって、前記一対のチューブの内の一方側のチューブと当接する第1部分、および前記隣接する一対のチューブの内の他方側のチューブと当接する第2部分を含む。
上記(10)の構成によれば、積み上げられた耐火物が、その両端部における凹部にてチューブの外周面と接するため、耐火物がより一層チューブ間から脱落しづらくなる。これにより、耐火物が落下することにより生じ得るボイラの損傷を回避することが出来る。また、耐火物はチューブの軸方向に沿って第1部分と第2部分とに分割される。第1部分は隣接する一対のチューブの内の一方側と当接し、第2部分は隣接する一対のチューブの内の他方側と当接するように形成される。このため、隣接する一対のチューブ間に耐火物を積み上げる際、例えば、第1部分をチューブの一方側と当接するように設置した後に第2部分をチューブの他方側と当接するように設置出来る。したがって、隣接する一対のチューブ間への耐火物の積み上げや除去が容易となる。
本発明の少なくとも一実施形態によれば、シンプルな構成によって蒸気温度を簡単に調整可能なボイラ及びボイラ用耐火物を提供出来る。
幾つかの実施形態に係るボイラの全体構成を表す概略図である。 幾つかの実施形態に係る分岐部及び合流部の構成を表す図である。 図2における2種類の断面をそれぞれ真上から見た図である。 図2における排ガス連通部の一部分を抜き出して示した図である。 図4におけるC-C′断面を真上から見た図である。 幾つかの実施形態に係る耐火物の斜視図である。 幾つかの実施形態に係る耐火物の変形例を表す図である。 幾つかの実施形態に係るボイラにおける蒸気温度方法を説明するためのフロー図である。 幾つかの実施形態に係る、流路断面の閉そく率と差分実測温度と計画温度との差分との関係を示したマップである。
以下、添付図面を参照して、本発明の幾つかの実施形態について説明する。ただし、実施形態として記載されている又は図面に示されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は、本発明の範囲をこれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
まず、図1を参照して、幾つかの実施形態に係るボイラの全体構造について説明する。図1は幾つかの実施形態に係るボイラ100の全体構成を表す概略図である。
図1に示すように、幾つかの実施形態に係るボイラ100は、燃焼場である火炉10を内部に形成する火炉壁3と、火炉10の下流側に排ガス流路30を形成する煙道35を備える。火炉10は中空形状をなして鉛直方向に沿って設けられ、この火炉10を構成する火炉壁3は鉛直方向に沿って延在する伝熱管(不図示)により構成される。このようなボイラ100は、外部から供給される石炭等の燃料Fを火炉10で燃焼させ、そこで発生した排ガスを排ガス流路30中に設けられる熱交換器5に通過させることで、熱交換器5に導入される蒸気の温度を上昇させることが出来る。
幾つかの実施形態では、火炉10においてバイオマスを含む燃料Fが燃焼される。すなわち、本実施形態のボイラ100は、バイオマスを含む燃料F(バイオマス単体、及び微粉炭にバイオマスが混合されたものも含む)を火炉10において燃焼させるバイオマス燃焼ボイラとして構成される。
蒸気ドラム7は、火炉壁3の各伝熱管(不図示)に連結されるとともに、蒸気ライン9を介して熱交換器5に連結される。熱交換器5に導入される蒸気は、排ガス流路30中の高温の排ガスと熱交換をして温度が上昇させられると、蒸気ライン11を介して過熱低減器13にて水Wを導入することにより所望の温度となるよう調整される。その後、蒸気Sは外部のタービン(不図示)に供給される。
幾つかの実施形態に係るボイラ100は、図1に示すように、排ガス流路30における熱交換器5の上流側の分岐部31で分岐して熱交換器5の下流側に位置する合流部33にて合流するバイパス流路40を形成するバイパス煙道41と、バイパス流路40における少なくとも一部の流路断面を塞ぐように積み上げられた少なくとも一つの耐火物50とを備える。バイパス煙道41は、例えば分岐部31と合流部33を連結するダクト等によって形成される。
ここで、積み上げるとは、煙道35やバイパス煙道41における任意の設置面上に、所望の高さとなるまで少なくとも一つの耐火物50を載置すること(耐火物50が複数段にわたって順次積み重ねることも含む)を意味する。
本実施形態によれば、蒸気温度を上げたい時は、耐火物50を積み上げてバイパス流路40の流路断面を狭めることで排ガスの流量を多く熱交換器5に通過させることが出来、蒸気との熱交換量を増加させることが出来る。一方で、蒸気温度を下げたい時は、積み上げた耐火物50を取り除くことでバイパス流路40へ向かう排ガスの流量を増やし、熱交換器5を通過する排ガスの流量を低減させることが出来る。このように、耐火物50を積み上げたり取り除いたりするだけの簡単な方法によって、バイパス流路40の流路断面の閉塞具合を変更して熱交換器5を通過する排ガスの流量を増減させることで、簡単に蒸気温度を調整することが出来る。
図1に示す実施形態では、分岐部31に耐火物50を積み上げることにより、バイパス流路40の流路断面を閉塞しているが、他の実施形態では、合流部33に耐火物50を積み上げて流路断面を閉塞するようにしてもよい。
さらに、耐火物50を積み上げる箇所は分岐部31と合流部33との間でもよく、バイパス煙道41の構造、排ガスの流量やその他の条件によって適宜選択可能である。
また、幾つかの実施形態では、耐火物50はレンガを含む。これにより、耐火性、取り扱い性、及びコスト面において優れるレンガを積み上げたり取り除いたりするだけで、簡単にバイパス流路40の断面積を調整可能である。
なお、耐火物50は、上記の実施形態に限られるものではなく、高温の排ガスによっても燃焼、溶融せずにその形状を保持する物体であればよい。例えば、不定形耐火物のキャスタブル耐火物、プラスチック耐火物及び耐火モルタル、または、耐熱鋼材等であってもよい。
ここで、幾つかの実施形態に係るバイパス流路40と排ガス流路30との分岐部31及び合流部33の構造について、図2及び図3を参照しながら説明する。図2は、幾つかの実施形態に係る分岐部31及び合流部33の構成を表す図である。図3は、図2における2種類の断面図をそれぞれ真上から見た図を表している。
排ガス流路30を成す煙道35は、互いに所定間隔を持って配列された鉛直方向に沿って延在する複数のチューブ21同士をシールフィン23により連結することで形成される。したがって、排ガス流路30とバイパス流路40との分岐部31及び合流部33は、もともとは少なくとも一つのチューブ21とシールフィン23によって閉塞されており、排ガスがバイパス流路40へ流入するためのスペースがない。
そこで、幾つかの実施形態では、図2に示すように、分岐部31及び合流部33における複数のチューブ21(21A~21E)のうち一部(21B,21D)を変形させることによって、排ガスをバイパス流路40に流すための排ガス連通部25を形成する。図2において、図示した軸方向及び軸直交方向に直交する方向(紙面奥行き方向)がバイパス流路40の流れ方向であり、排ガスは紙面手前側から奥側に向って流れる。図2に示す例では、隣り合うチューブ21A、21Bのうち一方のチューブ21Bにおいて、チューブ21Bの軸方向の一部分がバイパス流路40の流れ方向下流側に曲げられる。また、隣り合うチューブ21C、21Dのうち一方のチューブ21Dにおいて、チューブ21Dの軸方向の一部分がバイパス流路40の流れ方向下流側に曲げられる。
図3の(A)は図2におけるA-A′断面を真上から見た図を示している。A-A′断面では、チューブ21B,21Dは曲げられていないため、複数のチューブ21(21A~21E)がシールフィン23によって連結される形状をなしている。図3の(B)は、図2におけるB-B′断面図である。B-B′断面では、チューブ21Bとチューブ21Dとがバイパス流路40の流れ方向下流側に向って曲げられる。曲げられた部分におけるシールフィン23を取り除くことで、A-A′断面のようにもともとチューブ21とシールフィン23によって塞がれていた部分を、B-B′断面のように開けることが出来、排ガスが通るスペース(排ガス連通部25)を形成可能である。
また、A-A′断面で隣り合うチューブ21A、21Bについて注目すると、B-B′断面では、一方のチューブ21Bの軸は、バイパス流路40の流れ方向において他方のチューブ21Aの軸の下流側に位置するように、バイパス流路40の流れ方向に対して斜めに曲げられる。これにより、曲げられたチューブ21Bによってバイパス流路40に流入する排ガスの流れが邪魔される事態を抑制出来る。
以上のようにして、幾つかの実施形態では、軸方向に沿って延在するチューブ(21A,21C,21E)と、軸方向の一部がバイパス流路40の流れ方向下流側に曲げられたチューブ(21B,21D)とが交互に並び、鉄格子状に排ガス連通部25を形成する。
なお、必ずしも上記の実施形態のように、チューブ21を曲げることで分岐部31及び合流部33の排ガス連通部25を形成する必要はない。例えば、他の実施形態では、チューブ21間の軸方向における少なくとも一部のシールフィン23を単に取り除くことで排ガス連通部25を形成してもよい。
ここで、図3の(A)のA-A′断面のように、軸方向においてチューブ21とシールフィン23によって閉塞される領域では、「隣接する一対のチューブ」とは、例えばチューブ21A及びチューブ21Bや、チューブ21C及びチューブ21D等を指す。図3の(A)では、チューブ21A,21B,21C,21D,21Eがこの順に並び、それぞれの隣接する一対のチューブ間がシールフィン23により連結されている。
一方で、図3の(B)のB-B′断面のように、軸方向において排ガス連通部25が形成される領域では、「隣接する一対のチューブ」とは例えばチューブ21A及びチューブ21Cや、チューブ21D及びチューブ21E等を指すことに注意されたい。
図4は図2における排ガス連通部25の一部分を抜き出して示した図である。
幾つかの実施形態では、図3の(B)及び図4に示すように、耐火物50は、バイパス流路40の排ガス流路30からの分岐箇所(分岐部31,合流部33)において、バイパス流路40の流れ方向に対して交差する方向に隣接する一対のチューブ21の間に嵌め込まれる。
図3の(B)に示す例では、耐火物50は排ガス連通部25が形成される領域において、軸直交方向に隣接する一対のチューブ21(21A及び21Cと、21C及び21E)の間に嵌め込まれている。しかし、本実施形態はこれに限らず、耐火物50が嵌め込まれる一対のチューブ21はバイパス流路40の流れ方向に対して交差して位置すればよい。すなわち、例えば、チューブ21Bとチューブ21Cとの間、チューブ21Aとチューブ21Dとの間、チューブ21Dとチューブ21Eとの間などに耐火物50を嵌め込んでもよい。このように、バイパス流路40の流れ方向に対して交差する方向に隣接する一対のチューブ21の間に耐火物50を嵌め込むことで、バイパス流路40の流路断面を耐火物50によって塞ぐことが出来る。
本実施形態によれば、チューブ21間に形成されるスペースを利用して耐火物50を積み上げることが出来る。また、耐火物50を一対のチューブ21間に嵌め込むことによって、積み上げた耐火物50が脱落するのを抑制出来る。
また一実施形態では、図4に示すように、耐火物50が積み上げられる場所で設置面となる箇所に、耐火物50の台座となる受け部27を設けてもよい。すなわち、受け部27の上に耐火物50を載置するようにしてもよい。この場合、受け部27は、排ガス連通部25を形成する軸方向下方側のシールフィン23の上端に、例えば溶接されることで支持されている(図2参照)。
以降では、耐火物50自体の構造に関する幾つかの実施形態について、図5~図7を参照しながら説明する。図5は、図4におけるC-C′断面を真上から見た図である。図6は、幾つかの実施形態に係る耐火物50の斜視図である。図7は、幾つかの実施形態に係る耐火物50の変形例を表す図である。
幾つかの実施形態では、図5に示すように、耐火物50は、耐火物50の両端部において一対のチューブ21(21A,21C)の各々の外周面と当接する凹部54を有する。図4に例示する実施形態では、凹部54は一対のチューブ21(21A,21C)の各々の外周面の一部と当接するように円弧状を成している。そして、この円弧状の凹部54とチューブ21A、21Cの外周面の一部とが当接するように耐火物50が積み上げられることで、隣接する一対のチューブ21A、21Cの間に耐火物50が嵌め込まれている。
本実施形態によれば、積み上げられた耐火物50が、その両端部における凹部54にてチューブ21の外周面と接するため、耐火物50がより一層チューブ21間から脱落しづらくなる。これにより、耐火物50が落下することにより生じ得るボイラ100の損傷を回避出来る。
幾つかの実施形態では、図4~図6に示すように、耐火物50は、チューブ21の軸方向に沿って分割される第1部分51および第2部分52であって、隣接する一対のチューブの内の一方側のチューブ21Cと当接する第1部分51、および隣接する一対のチューブの内の他方側のチューブ21Aと当接する第2部分52を含んでいる。そして、第1部分51には、第1分割面61が形成され、第2部分52には、第1分割面61と当接する第2分割面62が形成される。
本実施形態によれば、隣接する一対のチューブ21間に耐火物50を積み上げる際、例えば、第1部分51を一方側のチューブ21Cと当接するように設置した後に、設置した第1部分51の上方から第2部分52を他方側のチューブ21Aと当接するように設置出来る。つまり、耐火物50がチューブ21の間に隙間なく嵌め込まれるような形状であると、分割可能でなければ耐火物50をチューブ21チューブ21間へ設置するのに困難が生じる可能性がある。そこで、本実施形態のような形状を採用した場合、耐火物50を積み上げたい高さ位置で第1部分51と第2部分52を順に設置出来る。したがって、隣接する一対のチューブ21間への耐火物50の積み上げや除去が容易となる。
幾つかの実施形態では、図4及び図6に示すように、第1分割面51は、第1分割面51の少なくとも一部がチューブ21の軸方向に対して交差する方向に延在する第1テーパ面71を有し、第2分割面62は、第2分割面62の少なくとも一部がチューブ21の軸方向に対して交差する方向に延在する第2テーパ面72であって、第1テーパ面71と当接する第2テーパ面72を有する。図4及び図6に例示する実施形態では、第1分割面61及び第2分割面62の全部が第1テーパ面71及び第2テーパ面72を有するが、本実施形態はこれに限るものではなく、第1分割面61及び第2分割面62の一部がテーパ面を有していてもよい。また、第1分割面61及び第2分割面62の一部が、複数のテーパ面を有するものであってもよい。
本実施形態によれば、第1テーパ面71及び第2テーパ面72において、第2部分52から第1部分51に対して鉛直方向下向きに作用する押し付け力fが生じる。これによって、第1部分51と第2部分52とを密着させた状態で、一対のチューブ21の間に耐火物50を積み上げることが出来る。また、一方で、第1テーパ面71及び第2テーパ面72に生じる押し付け力fにより、耐火物54の各凹部54と各凹部54に当接する一対の各チューブ21(図5における21A,21C)とがより強く密着し、耐火物50を隣接する一対のチューブ21間にしっかりと固定出来る。したがって、簡単な構成によって積み上げた耐火物50のがたつきを抑制出来る。
幾つかの実施形態では、図5及び図6に示すように、第1分割面61は、第2分割面62に向かって突出する凸部56を有し、第2分割面62は、凸部56を受け入れ可能な凹部58を有する。図5及び図6に例示する実施形態では、凹部58及び凸部56は軸方向に沿って耐火物50の上面64から下面65に至るまで連続して形成されるが、本実施形態はこれに限るものではなく、軸方向の一部に凹部58及び凸部56が設けられていたり、第1分割面61上及び第2分割面62上に複数の凹部58及び凸部56が設けられたりしてもよい。また、第1分割面61が凹部58を有し、第2分割面62が凸部を有していてもよい。
このような実施形態によれば、第1分割面61の凸部56を第2分割面62の凹部58に嵌め込むようにして第1部分51および第2部分52を設置出来る。したがって、第1部分51と第2部分52とのずれや分離を抑制し、積み上げた耐火物50をチューブ21間から脱落しづらくすることが出来る。これにより、耐火物50が落下することにより生じ得るボイラ100の損傷を効果的に回避することが出来る。
一実施形態では、図7に示すように、耐火物50の上面64及び下面65に凹部68及び凸部66を設けてもよい。図7に例示する実施形態では、第1部分51及び第2部分の上面64にそれぞれ凸部66が設けられ、第1部分及び第2部分の下面65にはそれぞれ凹部68が設けられている。この場合、耐火物50を上下に積み上げると、上面64の凸部66が上に積み重なる耐火物50の下面65の凹部68に係合する。本実施形態によれば、耐火物50を複数積み上げる際でも、上下の耐火物50同士がより一層固定されるため、耐火物50の脱落を効果的に抑制することが出来る。なお、図示しないが、上面64に凹部68を設け、下面65に凸部66を設けるようにしてもよい。
このような実施形態によれば、耐火物50を複数段にわたって積み上げる際の作業性が向上するとともに、上下方向に積み上げた耐火物50間におけるずれや分離を抑制し、積み上げた耐火物50をチューブ21間から脱落しづらくすることが出来る。
図8は、幾つかの実施形態に係るボイラ100における蒸気温度方法を説明するためのフロー図である。
本発明の幾つかの実施形態は、上述したボイラ100における蒸気温度調整方法であって、図8に示すように、熱交換器5により過熱された蒸気の温度を測定する温度測定ステップS3と、温度測定ステップS3で測定した蒸気の実測温度Tmと、あらかじめ定められる計画温度Tpとの差分ΔTを算出する差分算出ステップS4と、差分算出ステップS4で算出された差分ΔTに基づいて、バイパス流路40の流路断面を塞ぐように積み上げられた少なくとも一つの耐火物50の個数を調整する耐火物個数調整ステップS7と、を備える。
図8に示した実施形態では、先ず流路断面を耐火物50で全閉にしておき(S1)、ボイラ100の運転を開始する(S2)。そして、上述した温度測定ステップS3において、熱交換器5により過熱された蒸気の温度を測定するとともに、上述した差分算出ステップS4において、実測温度Tmと計画温度Tpとの差分ΔT(=Tm-Tp)を算出する。そして、ボイラ100の運転を停止(S5)した後、差分ΔTの大きさが所定値Tth以上の場合(S6においてYes)には、上述した耐火物個数調整ステップS7において、流路断面を塞ぐように積み上げられた少なくとも一つの耐火物50の個数を調整する。一方、差分ΔTの大きさ(絶対値)が所定値Tth未満の場合(S6においてNo)には、耐火物50の個数調整は行わない(S8)。そして、S7、S8が終了した後、再度、ボイラ100の運転が開始される(S2)。なお、上述した実施形態において、差分算出ステップS4は、ボイラ100の運転が停止された後に実行されてもよい。
上述したように、本発明の幾つかの実施形態にかかるボイラ100において、蒸気温度を上げたい時は、耐火物50を積み上げてバイパス流路40の流路断面を塞ぐことで排ガスを多く熱交換器5に通過させることが出来る。一方で、蒸気温度を下げたい時は、積み上げた耐火物50を取り除くことでバイパス流路40へ向かう排ガスの流れが生じ、熱交換器5を通過する排ガスの流量を低減させることが出来る。
したがって、上述した実施形態によれば、実測温度Tmと計画温度Tpとの差分が所定値以上に大きい場合において、例えば、実測温度Tm>計画温度Tpの場合には積み上げた耐火物50を取り除き、実測温度Tm<計画温度Tpの場合には耐火物50を積み上げてバイパス流路40の流路断面を塞ぐことで、実測温度Tmを計画温度Tpに近づけることが出来る。
幾つかの実施形態では、上述した耐火物個数調整ステップS7において、差分実測温度Tmと計画温度Tpとの差分ΔTの大きさに応じて調整する耐火物50の個数を予め設定しておき、その予め設定された個数に基づいて耐火物50の個数調整を行うようにしてもよい。例えば、差分ΔTの大きさを大きい方からAレベル、Bレベル、Cレベルなどの複数のレベル区分し、それら複数のレベルの各々に対応して調整する耐火物50の個数を設定しておくとよい。
また、幾つかの実施形態では、上述した耐火物個数調整ステップS7において、流路断面の閉そく率(%)と差分実測温度Tmと計画温度Tpとの差分ΔTとの関係を示したマップM(図9参照)に基づいて、調整する耐火物50の個数を決定するようにしてもよい。また、流路断面の閉そく率(%)と積み上げられる耐火物50との関係が既知であれば、マップMの横軸を積み上げられる耐火物50の個数としてもよい。このようなマップMは、ボイラ100の運転開始前に予め作成しておくとよい。
このような実施形態によれば、算出した差分ΔTに基づいて簡単に耐火物50の個数調整を行うことが出来る。
また、幾つかの実施形態では、上述した耐火物個数調整ステップS7において耐火物50の個数調整を行った後に、再度ボイラ100の運転が開始された場合であって、上述した差分算出ステップS4において算出された差分ΔTが依然として大きい場合(例えば、ΔT≧Tthの場合)には、その結果に基づいて上述したマップMを修正するようにしてもよい。
このような実施形態によれば、実際の運転結果に基づいてマップMを修正することで、マップMに基づいて蒸気温度を制御する際の精度を高めることが出来る。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されることはなく、上述した実施形態に変形を加えた形態や、これらの形態を適宜組み合わせた形態も含む。例えば、各実施形態は、蒸気ドラム7(図1参照)を備え蒸気ライン9,11を介してボイラ水を循環させる循環式ボイラを基にして説明したが、本発明はこれに限るものではない。例えば、蒸気ドラム7を備えず、ボイラ水を循環させることなく蒸気を発生させる貫流ボイラ等にも適用可能である。
本明細書において、「ある方向に」、「ある方向に沿って」、「平行」、「直交」、「中心」、「同心」或いは「同軸」等の相対的或いは絶対的な配置を表す表現は、厳密にそのような配置を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の角度や距離をもって相対的に変位している状態も表すものとする。
例えば、「同一」、「等しい」及び「均質」等の物事が等しい状態であることを表す表現は、厳密に等しい状態を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の差が存在している状態も表すものとする。
また、本明細書において、四角形状や円筒形状等の形状を表す表現は、幾何学的に厳密な意味での四角形状や円筒形状等の形状を表すのみならず、同じ効果が得られる範囲で、凹凸部や面取り部等を含む形状も表すものとする。
また、本明細書において、一の構成要素を「備える」、「含む」、又は、「有する」という表現は、他の構成要素の存在を除外する排他的な表現ではない。
3 火炉壁
5 熱交換器
7 蒸気ドラム
9,11 蒸気ライン
10 火炉
13 過熱低減器
21 チューブ
23 シールフィン
25 排ガス連通部
27 受け部
30 排ガス流路
31 分岐部
33 合流部
35 煙道
40 バイパス流路
41 バイパス煙道
50 耐火物
51 第1部分
52 第2部分
54 凹部
56 凸部
58 凹部
61 第1分割面
62 第2分割面
64 上面
65 下面
71 第1テーパ面
72 第2テーパ面
100 ボイラ
F 燃料
W 水
S 蒸気
G 排ガス
f 押し付け力
M マップ

Claims (5)

  1. 火炉から排出された排ガスが流れる排ガス流路を形成する煙道と、
    前記排ガス流路に設けられ、蒸気を過熱するための熱交換器と、
    前記排ガス流路における前記熱交換器の上流側から分岐して前記熱交換器の下流側に合流するバイパス流路を形成するバイパス煙道と、
    前記バイパス流路における少なくとも一部の流路断面を塞ぐように積み上げられた少なくとも一つの耐火物と
    を備え
    前記煙道は、鉛直方向に沿って延在する複数のチューブを含み、
    前記耐火物は、前記バイパス流路の前記排ガス流路からの分岐箇所において、前記バイパス流路における前記排ガスの流れ方向に対して交差する方向に隣接する一対のチューブの間に嵌め込まれ、
    前記耐火物は、前記耐火物の両端部において前記一対のチューブの各々の外周面と当接する凹部を有し、
    前記耐火物は、前記チューブの軸方向に沿って分割される第1部分および第2部分であって、前記隣接する一対のチューブの内の一方側のチューブと当接する第1部分、および前記隣接する一対のチューブの内の他方側のチューブと当接する第2部分を含み、
    前記第1部分には、第1分割面が形成され、
    前記第2部分には、前記第1分割面と当接する第2分割面が形成され、
    前記第1分割面は、前記第1分割面の少なくとも一部が前記チューブの軸方向に対して交差する方向に延在する第1テーパ面を有し、
    前記第2分割面は、前記第2分割面の少なくとも一部が前記チューブの軸方向に対して交差する方向に延在する第2テーパ面であって、前記第1テーパ面と当接する第2テーパ面を有する
    ボイラ。
  2. 前記第1分割面は、前記第2分割面に向かって突出する凸部を有し、
    前記第2分割面は、前記凸部を受け入れ可能な凹部を有する請求項に記載のボイラ。
  3. 前記耐火物はレンガを含む請求項1又は2に記載のボイラ。
  4. 前記火炉においてバイオマスを含む燃料が燃焼される、請求項1乃至の何れか一項に記載のボイラ。
  5. 請求項1乃至の何れか1項に記載のボイラにおける蒸気温度調整方法であって、
    前記熱交換器により過熱された蒸気の温度を測定する温度測定ステップと、
    前記温度測定ステップで測定した前記蒸気の実測温度と、あらかじめ定められる計画温度との差分を算出する差分算出ステップと、
    前記差分算出ステップで算出された前記差分に基づいて、前記バイパス流路の流路断面を塞ぐように積み上げられた前記少なくとも一つの耐火物の個数を調整する耐火物個数調整ステップと、
    を備える蒸気温度調整方法。
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