JP6993578B2 - 空中像表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、対向する2方向のそれぞれに空中像を表示する空中像表示装置に関する。
空中像を表示する空中像表示装置としては、例えば特許文献1に開示されたものが知られている。特許文献1に開示された空中像表示装置は、該空中像表示装置の筐体の一方の端の外側に位置する観察者から、筐体の方向を視聴した場合に、2つの空中像が前後方向の奥行きを持って表示されるものである。
また、当該空中像表示装置の筐体の他方側も一方側と同様に構成することで、筐体の他方の端の外側に位置する観察者に、前後方向の奥行きを持った2つの空中像を表示することもできる。なお、当該空中像表示装置の詳しい構成を表記した説明は省略する。
特許第6232163号公報
しかしながら、特許文献1に開示された空中像表示装置では、視聴する方向によって画像の奥行き配置が逆転するという問題が生じる。つまり、筐体の一方の端から視聴した場合に、例えば画像αが手前側、画像βが奥側に見えると仮定する。この仮定において、筐体の逆方向から視聴すると、画像αが奥側、画像βが手前側に見える。このように視聴方向によって、奥行き配置の前後の関係が逆転してしまうという課題がある。
本発明は、これらの課題に鑑みてなされたものであり、視聴方向によって画像の奥行き配置が逆転することがない空中像表示装置を提供することを目的とする。
本実施形態の一態様に係る空中像表示装置は、一方の端部の外から内側に向く第1視聴方向と、他方の端部の外から内側に向く第2視聴方向を形成する筐体と、前記筐体の前記一方の端部側の上面から第1の間隔を空け、表示面を前記筐体に向けて配置される第1表示部と、前記筐体の前記他方の端部側の上面から第2の間隔を空け、表示面を前記筐体に向けて配置される第2表示部と、前記第1表示部を平面視した大きさよりも大きな平面を持ち、前記一方の端部側に傾いて配置され、前記第1表示部から出射される光の一部を透過し一部を反射する第1光学素子と、前記第2表示部を平面視した大きさよりも大きな平面を持ち、前記他方の端部側に傾いて配置され、前記第2表示部から出射される光の一部を透過し一部を反射する第2光学素子と、前記筐体の下面の外側に配置され、前記第1表示部及び前記第2表示部から出射される光の一部を透過し一部を反射する第3光学素子とを備え、前記第1の間隔と前記第2の間隔の大きさが異なることを要旨とする。
本発明によれば、視聴方向によって画像の奥行き配置が逆転することがない空中像表示装置を提供することができる。
本発明の第1実施形態に係る空中像表示装置の概略の構成例を模式的に示す側面図である。 本発明の第2実施形態に係る空中像表示装置の概略の構成例を模式的に示す側面図である。 図2に示す空中像表示装置の第1視聴方向から見た画像(虚像)の配置を模式的に示す図である。 図2に示す空中像表示装置の第2視聴方向から見た画像(虚像)の配置を模式的に示す図である。 本発明の第3実施形態に係る空中像表示装置の概略の構成例を模式的に示す側面図である。 本発明の第4実施形態に係る空中像表示装置の概略の構成例を模式的に示す側面図である。 図1に示す空中像表示装置の変形例の概略の構成例を模式的に示す側面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。複数の図面中同一のものには同じ参照符号を付し、説明は繰り返さない。
〔第1実施形態〕
図1は、本発明の第1実施形態に係る空中像表示装置の概略の構成例を模式的に示す側面図である。図1に示す空中像表示装置1は、筐体10、第1表示部21、第2表示部22、第1光学素子41、第2光学素子42、及び第3光学素子30を備える。
(構成)
筐体10の三次元形状は、例えば直方体である。筐体10の側面形状は長方形であり、その長辺方向をx方向、高さ方向をy方向と定義する。そして、そのx-y平面と直交する方向をz方向と定義する。図1は、筐体10の側面をz方向に見た図である。
筐体10の一方の端部をx方向に見た形状は例えば正方形(図示せず)である。なお、一方の端部をx方向に見た形状は長方形であってもよい。筐体10は、一方の端部の外から筐体10の内側(x方向)に向く第1視聴方向と、他方の端部から筐体10の内側(-x方向)に向く第2視聴方向を形成する。
第1表示部21は、筐体10の一方の端部側の上面から第1の間隔Dを空け、表示面を筐体10に向けて配置される。第1表示部21は、例えば有機ELパネル、バックライト付き液晶パネル、LEDパネルの何れかで構成され、表示面に画像が表示される。
図1の第1表示部21と筐体10の間に示す-x方向の矢印は、第1表示部21の表示面に表示された画像21aを模式的に示す。なお、第1表示部21は、例えばスマートフォン、タブレット端末等の携帯情報機器で構成してもよい。また、より大きなサイズの表示面を有する表示装置で構成してもよい。
第1表示部21の表示面から出射された光は、筐体10の内部を-y方向に透過させる必要がある。よって、表示面から出射された光が筐体10内に入射するように、筐体10の上面は、例えば透明な材料で構成される。又は、筐体10の上面に光が入射する開口部(図示せず)が設けられる。
第2表示部22は、筐体10の他方の端部側の上面から第2の間隔Dを空け、表示面を筐体10に向けて配置される。第2表示部22と筐体10の間に示すx方向の破線の矢印は、第2表示部22の表示面に表示された画像22aを模式的に示す。第2表示部22は第1表示部21と同じである。よって、これ以上の説明は省略する。
第1光学素子41は、第1表示部21を平面視した大きさよりも大きな平面を持ち、筐体10の一方の端部側に傾いて配置され、第1表示部21から出射された光の一部を透過し一部を反射する。第1光学素子41は、例えばハーフミラーで構成される。
図1に示す第1光学素子41は、その一端を筐体10の下面の長辺の中心Pに接し、他端を筐体10の上面の一端の角部に接するように配置されている。つまり、中心Pからの垂線を基準にすると、第1光学素子41は-x方向に45度傾けて配置されている。
図1に示す第1光学素子41のx方向の長さは、筐体10の高さhにほぼ等しい。また、第1光学素子41のx方向の長さは、筐体10の下面の長辺の一端から中心Pまでの長さにほぼ等しい。したがって、第1光学素子41は、第1光学素子41を斜面とし、筐体10の下面の半分と筐体10の一端を二辺とする二等辺三角形を形成する。つまり、この例の筐体10の側面形状は、y方向の高さh=1とすると、x方向の長さは2(2h)となる形状である。
よって、第1表示部21と第1光学素子41のz方向の長さを同じと仮定すると、第1光学素子41の平面は、第1表示部21の平面よりも大きい。なお、第1光学素子41の-x方向への傾きは45度でなくてもよい。例えば30~60度の角度であってもよい。なお、第1光学素子41の角度が小さくなると第1表示部21のx方向の長さは長くする必要がある。また、第1光学素子41の角度が大きくなると第1表示部21のx方向の長さは短くする必要がある。
第2光学素子42は、第1表示部22を平面視した大きさよりも大きな平面を持ち、筐体10の一方の端部側に傾いて配置され、第1表示部21から出射された光の一部を透過し一部を反射する。第2光学素子42は、x方向に傾けて配置される点のみが第1光学素子41と異なる。
図1に示す第1光学素子42は、その一端を筐体10の下面の長辺の中心Pに接し、他端を筐体10の上面の他端の角部に接するように配置されている。他の部分は、第1光学素子41と同じである。図1では、第1光学素子41と第2光学素子42の一端が、筐体10の下面の中心Pで接する例を示すが、本実施形態はこの例に限定されない。第1光学素子41と第2光学素子42の一端を、離して配置するようにしてもよい。その例については後述する。
第3光学素子30は、筐体10の下面の外側に配置され、第1表示部21及び第2表示部22から出射される光の一部を透過し一部を反射する。第3光学素子は、例えばハーフミラーで構成される。
図1に示す第3光学素子30は、筐体10の下面から間隔D離れて配置されているが、筐体10の下面に密着させて配置してもよい。つまり、間隔D=0であってもよい。
(作用)
まず、図1に示す観察者Aから空中像表示装置1を見て視認できる空中像について説明する。観察者Aは、筐体10に対して-x方向に位置する。
第1表示部21の表示面に画像21aを表示するために、第1表示部21から出射された光は、第1光学素子41を透過し、第3光学素子30に入射する。間隔D=0とすると、仮想的に、画像21aの虚像(図示せず)が第3光学素子30から-y方向にD+hだけ離れた位置に形成されることに対応する。
ここで、間隔Dが0で無い(D≠0)とすると、画像21aの虚像(図示せず)は、第3光学素子30から-y方向にD+h+2Dだけ離れた位置に形成されることに対応する。筐体10の下面と第3光学素子30の間の間隔Dが2倍される理由は、この間で光が反射するからである。
第3光学素子30は、第1光学素子41を透過した光の一部を反射する。このことは、第3光学素子30から-y方向にD+h+2Dだけ離れた位置に形成された虚像(図示せず)から反射された光に対応する。
この-y方向にD+h+2Dだけ離れた位置に形成された図示しない虚像から反射された光は、第1光学素子41によって観察者Aに向けて出射される、そのため、観察者Aから見ると虚像A21a′が、第1光学素子41の一端(中心P)からx方向にD+h+2Dだけ離れた位置に視認される。つまり、虚像A21a′は、第1光学素子41を基準として、観察者Aの観察方向に沿って第1表示部21と筐体10との間隔Dと、筐体10の高さh、及び筐体10の下面と第3光学素子30との間隔Dに応じた位置に形成される。このように、第1光学素子41から出射した光を、第3光学素子30と第1光学素子41で反射することによって虚像A21a′を形成する。
一方、第2表示部22から画像22aを表示するために出射された光は、第2光学素子42によって観察者Aに向かって反射される。第2表示部22と筐体10の上面との間隔はDであり、第2表示部22と筐体10の上面との間の間隔と、第2表示部22と筐体20の他端との間の間隔とは等しいので、画像22aの虚像A22a′は筐体10の他端からDの間隔を空けて形成される。なお、図1において虚像A21a′と虚像A22a′は、厚みを持つように表記されている。しかし、これは分かり易く表記するためであり、実際の虚像は厚みを持たない。
第1表示部21と筐体10の間隔Dと、第2表示部22と筐体10の間隔Dの関係を、例えばD>Dとすることで、観察者Aは、虚像A22a′を手前側、虚像A21a′を奥側に配置した立体感のある空中像を視認することができる。なお、D<Dとしてもよい。その場合は虚像の前後の関係が逆転する。つまり、第1表示部21と筐体10の間隔Dと、第2表示部22と筐体10の間隔Dの大きさが異なっていればよい。
次に、筐体10に対してx方向に位置する観察者Bから空中像表示装置1を見て視認できる空中像について説明する。観察者Bが視認する空中像が投影される作用は、観察者Aが視認する空中像と同じである。よって、簡単に説明する。
第2表示部22の表示面に画像22aを表示するために、第2表示部22から出射された光は、第3光学素子30から-y方向にD+h+2Dだけ離れた位置に形成された虚像(図示せず)から反射され、再び第2光学素子42によって観察者Bに向けて出射されたように作用する。そのため、観察者Bから見ると虚像B22a′が、第2光学素子42の一端(中心P)から-x方向にD+h+2Dだけ離れた位置に視認される。
また、第1表示部21の表示面に画像21aを表示するために、第1表示部21から出射された光は、第1光学素子41によって観察者Bに向かって反射される。上記のように、第1表示部21と筐体10の間隔Dと、第2表示部22と筐体10の間隔Dの関係を、例えばD>Dとすることで、観察者Bは、虚像B22a′を手前側、虚像B21a′を奥側に配置した立体感のある空中像を視認することができる。このように本実施形態に係る空中像表示装置1によれば、視聴方向によって画像の奥行き配置が逆転することがない空中像を表示することができる。
以上述べたように本実施形態に係る空中像表示装置1は、一方の端部の外から内側に向く第1視聴方向と、他方の端部の外から内側に向く第2視聴方向を形成する筐体10と、筐体10の一方の端部側の上面から第1の間隔Dを空け、表示面を筐体10に向けて配置される第1表示部21と、筐体10の他方の端部側の上面から第2の間隔Dを空け、表示面を筐体10に向けて配置される第2表示部22と、第1表示部21を平面視した大きさよりも大きな平面を持ち、一方の端部側に傾いて配置され、第1表示部21から出射される光の一部を透過し一部を反射する第1光学素子41と、第2表示部22を平面視した大きさよりも大きな平面を持ち、他方の端部側に傾いて配置され、第2表示部22から出射される光の一部を透過し一部を反射する第2光学素子42と、筐体10の下面の外側に配置され、第1表示部21及び第2表示部22から出射される光の一部を透過し一部を反射する第3光学素子30とを備え、第1の間隔Dと第2の間隔Dの大きさが異なる。これにより、視聴方向によって画像の奥行き配置が逆転することがない空中像表示装置を提供することができる。
〔第2実施形態〕
図2は、本発明の第2実施形態に係る空中像表示装置の概略の構成例を模式的に示す側面図である。図2に示す空中像表示装置2は、3つ(3層)の空中像を表示できるようにしたものである。
空中像表示装置2は、空中像表示装置1(図1)に対して第3表示部51と第4表示部52を備える点で異なる。第3表示部51は、第3光学素子30の筐体10と反対側の第1表示部21と対向する位置に配置される。第4表示部52は、第3光学素子30の筐体10と反対側の第2表示部22と対向する位置に配置される。これにより、第1視聴方向と第2視聴方向のそれぞれにおいて、3つ目の空中像(虚像)を表示することができる。
図3は、第1視聴方向から観察者Aが見た空中像の前後(x方向)の関係を模式的に示す図である。図3において、第4表示部52は省略している。
第3表示部51の表示面には、図示を省略している画像C51aが表示されている。第3表示部51の表示面に画像C51aを表示するために、第3表示部51から出射された光は、第3光学素子30を透過し、第1光学素子41によって観察者Aに向かって出射される。
ここで、筐体10の下面と第3光学素子30との間隔Dは、例えば間隔D=0と仮定する。そして、第3光学素子30は、例えば、第3表示部51の表面に蒸着された薄膜で構成されると仮定する。つまり、第3光学素子30の表示面は、筐体10の下面に密着しているものと仮定する。
そのように仮定すると、観察者Aは、画像C51aの虚像C51a′を、第1光学素子41と筐体10の下面とが接する中心Pからの垂線上に、立体感のある空中像として視認することができる。筐体10の下面と第3光学素子30との間隔Dを大きくすると、虚像C51a′は中心Pからx方向に移動する。
第1表示部21の表示面に表示された画像21aの虚像A21a′と、第2表示部22の表示面に表示された画像22aの虚像A22a′とは、空中像表示装置1(図1)の場合と同じである。よって、本実施形態の空中像表示装置2によれば、観察者Aは、手前側から虚像C51a′、虚像A22a′、及び虚像A21a′の順番で立体感のある空中像を視認することができる。
図4は、第2視聴方向から観察者Bが見た空中像の前後の関係を模式的に示す図である。図4において、第3表示部51は省略している。
この場合、観察者Bは、3つ目の虚像C52a′を、第2光学素子41と筐体10の下面とが接する中心Pからの垂線上に、立体感のある空中像として視認する。筐体10の下面と第3光学素子30との間隔Dを大きくすると、虚像C521′は中心Pから-x方向に移動する。虚像C52a′が視認できる作用は、図3で説明した例と同じである。よって、詳しい説明は省略する。
なお、第3表示部51の表面が筐体10の下面に密着する例で説明したが、第3表示部51の表面と筐体10の下面との間隔D2h(図示せず)を別途設定するようにし、当該間隔D2hを可変するようにしてもよい。第3表示部51の表面と筐体10の下面との間隔D2hを、第3光学素子30と筐体10の下面との間隔Dと別に可変することで、第3表示部51の表示に対応する虚像C51a′の位置を、独立に制御することが可能になる。ここで独立とは、第1表示部21に表示に対応する虚像A21a′とは無関係に虚像C51a′の位置を制御できることを意味する。
〔第3実施形態〕
図5は、本発明の第3実施形態に係る空中像表示装置の概略の構成例を模式的に示す側面図である。図5に示す空中像表示装置3は、虚像A21a′と虚像B22a′の輝度を、それぞれ向上させることができる。
空中像表示装置3は、第3光学素子30に代えて、筐体10の下面の外側に配置され、第1表示部21及び第2表示部22から出射される光を反射する第4光学素子60を備え、更に、第4光学素子60と筐体10の間で、且つ前記第1表示部と対向する位置に配置される光透過型の第5表示部71と、第4光学素子60と筐体10の間で、且つ第2表示部と対向する位置に配置される光透過型の第6表示部72とを備える。第4光学素子60は、例えばフルミラーで構成される。
本実施形態の空中像表示装置によれば、第2表示部22の表示面に画像22aを表示するために出射された光は、第1光学素子41を透過した後に、例えばフルミラーである第4光学素子60で反射される。第4光学素子60で反射された光の輝度は、例えばハーフミラーである第3光学素子30で反射される光の輝度よりも高い。そして、その反射光は、第1光学素子41によって観察者Aに向けて出射されるので、虚像A21a′の空中像の輝度を向上させることができる。観察者Bが視認する虚像B22a′についても同様である。
他の、虚像A22a′、虚像B21a′、虚像C51a′、及び虚像C52a′のそれぞれの空中像の輝度は、それぞれに対応する表示部の表示面に表示させる画像の輝度を高くすることで、向上させることができる。つまり、本実施形態の空中像表示装置によれば、空中像の輝度を向上させることができる。
〔第4実施形態〕
図6は、本発明の第4実施形態に係る空中像表示装置の構成例を模式的に示す側面図である。図6に示す空中像表示装置4は、空中像表示装置3(図5)に対して、偏光板81,82を備える点で異なる。
偏光板は、周知のように特定方向に偏光した光だけに限って通過させる板である。図6に示すように、筐体10の一方の端部に例えば縦方向の直線偏光の第1偏光板81を配置し、筐体10の他方の端部に例えば横方向の直線偏光の第2偏光板82を配置させる。
このように構成することで、筐体10の内部に進入するx方向の光の偏光方向は縦方向に限られる。また、筐体10の内部に進入する-x方向の光の偏光方向は横方向に限られる。つまり、観察者Aに対して、観察者Bの背景にある光(背景光)を偏光板81で遮光できる。また、観察者Bに対して、観察者Aの背景にある光(背景光)を偏光板82で遮光できる。
この結果、上記の実施形態の空中像表示装置1~3よりも筐体10の内部を暗くし、空中像の視認性を向上させることができる。なお、第1偏光板81と第2偏光板82の偏光方向は、直線偏光に限られない。円偏光であっても構わない。円偏光の場合は、第1偏光板81の偏光方向を例えば右周りとすると、第2偏光板82の偏光方向は左周りとする。このように、第1偏光板81と第2偏光板82の偏光方向は、対になる偏光方向を備える。
本実施形態の空中像表示装置4は、第1表示部21が反射する光の範囲を覆うように筐体10の一方の端部に配置される第1偏光板81と、第2表示部22が反射する光の範囲を覆うように筐体10の他方の端部に配置される第2偏光板82とを備え、第1偏光板81と第2偏光板82の偏光方向は、対になる偏光方向である。これにより、空中像の視認性を向上させることができる。
〔変形例〕
図7は、空中像表示装置1(図1)の変形例の概略の構成例を模式的に示す側面図である。空中像表示装置1は、第1光学素子41の一端と第2光学素子42の一端とが、筐体10の下面の中心Pで一致する例で説明したが、本実施形態はこの例に限定されない。
図7に示すように、第1光学素子41の一端と第2光学素子42の一端との間隔(間隔D)を空けるようにしてもよい。第1光学素子41の一端と第2光学素子42の一端との間に間隔Dを設けることによって、虚像A21a′の位置は-x方向に間隔Dの長さだけ移動する。
一方、虚像A22a′の位置は変わらないため、虚像A21a′の移動量によっては、観察者Aが視認する奥行き方向(x方向)の前後の関係が逆転する場合がある。手前側に虚像A22a′、奥側に虚像A21a′の関係を維持するためには、第1光学素子41の一端から虚像A22a′までの長さD+h+Dよりも、第1光学素子41の一端から虚像A21a′までの長さD+h+2Dが長いことが必要である(式(1))。
Figure 0006993578000001
式(1)を間隔Dについて整理すると次式を得る。
Figure 0006993578000002
式(2)で表される間隔Dの大きさであれば、奥行き方向(x方向)の前後の関係が逆転することがない。このことは逆方向の-x方向についても同じである。また、上記の第1実施形態~第4実施形態のそれぞれの空中像表示装置1~4に適用できる。
このように筐体10の形状は、上記の筐体10の形状に限定されない。つまり、筐体10の形状は、y方向の高さh:x方向の長さ=1:2に限定されることはない。
以上説明したように本実施形態の空中像表示装置1~4によれば、視聴方向によって画像の奥行き配置が逆転することがない空中像表示装置を提供することができる。なお、上記の実施形態は、第1光学素子41、第2光学素子42、及び第3光学素子30をハーフミラーで構成する例を示した。これらの光学素子は、ハーフミラーの文言から想到される50%の光を透過し50%の光を反射するものに限られない。透過率と反射率は、例えば30~60%の範囲であっても構わない。
また、第4実施形態の空中像表示装置4は、空中像表示装置3(図5)が偏光板81,82を備える例で説明したが、偏光板81,82は空中像表示装置1,2が備えるようにしてもよい。偏光板81,82を備える空中像表示装置1,2は、空中像表示装置4と同じ作用効果を奏する。
また、筐体10の三次元形状は、z方向の断面形状が正方形の直方体の例で説明したが、この例に限られない。筐体10のz方向の断面は、表示部から出射される光の経路に影響を与えなければ、円形、楕円、及び多角形等の形状であっても構わない。
このように本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で変形が可能である。
1,2,3,4:空中像表示装置
10:筐体
21:第1表示部
22:第2表示部
30:第3光学素子
41:第2光学素子
42:第3光学素子
51:第3表示部
52:第4表示部
60:第4光学素子
71:第5表示部(光透過型)
72:第6表示部(光透過型)
81:第1偏光板
82:第2偏光板
:第1の間隔
:第2の間隔
h:筐体10の高さ

Claims (4)

  1. 一方の端部の外から内側に向く第1視聴方向と、他方の端部の外から内側に向く第2視聴方向を形成する筐体と、
    前記筐体の前記一方の端部側の上面から第1の間隔を空け、表示面を前記筐体に向けて配置される第1表示部と、
    前記筐体の前記他方の端部側の上面から第2の間隔を空け、表示面を前記筐体に向けて配置される第2表示部と、
    前記第1表示部を平面視した大きさよりも大きな平面を持ち、前記一方の端部側に傾いて配置され、前記第1表示部から出射される光の一部を透過し一部を反射する第1光学素子と、
    前記第2表示部を平面視した大きさよりも大きな平面を持ち、前記他方の端部側に傾いて配置され、前記第2表示部から出射される光の一部を透過し一部を反射する第2光学素子と、
    前記筐体の下面の外側に配置され、前記第1表示部及び前記第2表示部から出射される光の一部を透過し一部を反射する第3光学素子と
    を備え、
    前記第1の間隔と前記第2の間隔の大きさが異なることを特徴とする空中像表示装置。
  2. 請求項1に記載した空中像表示装置において、
    前記第3光学素子の前記筐体と反対側の前記第1表示部と対向する位置に配置される第3表示部と、
    前記第3光学素子の前記筐体と反対側の前記第2表示部と対向する位置に配置される第4表示部と
    を備えることを特徴とする空中像表示装置。
  3. 請求項1に記載の空中像表示装置において、
    前記第3光学素子に代えて、
    前記筐体の下面の外側に配置され、前記第1表示部及び前記第2表示部から出射される光を反射する第4光学素子を備え、
    更に、
    前記第4光学素子と前記筐体の間で、且つ前記第1表示部と対向する位置に配置される光透過型の第5表示部と、
    前記第4光学素子と前記筐体の間で、且つ前記第2表示部と対向する位置に配置される光透過型の第6表示部と
    を備えることを特徴とする空中像表示装置。
  4. 請求項1乃至3の何れかに記載の空中像表示装置において、
    前記第1光学素子が反射する光の範囲を覆うように前記筐体の前記一方の端部に配置される第1偏光板と、
    前記第2光学素子が反射する光の範囲を覆うように前記筐体の前記他方の端部に配置される第2偏光板と
    を備え、
    前記第1偏光板と前記第2偏光板の偏光方向は、対になる偏光方向であることを特徴とする空中像表示装置。
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