JP6991427B2 - 電子機器、情報処理システム - Google Patents

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本発明は、電子機器、情報処理システムに関する。
従来より、情報の送受信を行う場合には、データ破壊に係るリスク対策が重要である。この点、情報伝送に際のデータ破壊リスクを低減させる技術が提案されている(例えば特許文献1参照)。
特開2017-026755号公報
ここで、上述の特許文献1を含む従来技術のみでは、例えば、センサから通信回線を介してデータを伝送するシステムを構築する場合、センサからの出力情報を、1又は少数のCPU(Central Processing Unit)が全て集中して管理するのが通常であった。
しかしながら、近年では、センサの数及び種類は増加傾向にあり、出力情報を管理するCPUの負荷は益々大きくなっている。これに対して、雷や静電気の放電現象、他の電子機器からの電磁波ノイズ等による伝送データのデータ化けなどの事態が発生した場合にCPUでのデータの正当性チェック処理に時間を要してしまうと、CPU側で迅速な対応を取ることができない。
この為、CPUの負荷を低減しつつ、システムを誤動作させる伝送データの異常を、即座に検知でき、更には伝送データの異常を瞬時に正常化できることの重要性が増している状況である。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、データの伝送におけるデータ破壊リスクを、さらに低減し得る技術を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一態様の電子機器は、
所定の情報に基づいて、所定の単位毎にデータを生成する生成手段と、
前記生成手段により生成された処理対象の前記単位のデータを第1単位データとして、それよりも前に前記生成手段により生成された前記単位のデータを第2単位データとして、当該第2単位データから得られるハッシュ値を少なくとも含む情報を第1関連付情報として生成し、当該第1関連付情報を処理対象の前記第1単位データに付加する第1処理手段と、
前記第1単位データから得られるハッシュ値を少なくとも含む情報を第2関連付情報として生成し、当該第2関連付情報を処理対象の前記第1単位データに付加する第2処理手段と、
前記第1関連付情報及び前記第2関連付情報が付加された処理対象の前記第1単位データを、前記第2単位データを含む1以上の他の前記単位のデータに対して、ブロックチェーンの技術を利用した対応付けを行って、所定の記憶媒体に記憶させる制御を実行する記憶制御手段と、
を備える。
本発明によれば、データの伝送におけるデータ破壊リスクを、さらに低減し得る技術を提供することができる。
本発明の電子機器の一実施形態にかかるブロックチェーンチップの構成を示す図である。 図1のブロックチェーンチップを複数接続させることで、LAN(Local Area Network)を構築させた場合の例を示す図である。 図1のブロックチェーンチップを複数接続させることで実現可能な、分散型AI(人工知能)システムのイメージ図である。 本発明の情報処理システムの一実施形態にかかるセンサシステムの構成を示す図である。 図4のセンサシステムにおける中央複合チップとセンサ側複合チップとの間で伝送されるデータの構造の具体例を示す図である。 図4のセンサシステムのうち中央複合チップ及びセンサ側複合チップの機能的構成の一例を示す図である。 図4のセンサシステムを自動車の制御に適用した場合の例を示すイメージ図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。
図1は、本発明の電子機器の一実施形態にかかるブロックチェーンチップの構成を示す図である。
図1に示すブロックチェーンチップCは、SIP(System in a Package)の態様をとる半導体製品である。
ブロックチェーンチップCは、基板10に、CPU(Central Processing Unit)11と、記憶部12と、リセットボタン13と、通信部14と、インジケータ15と、識別子16と、電力取得部17とを搭載させた構成となっている。
基板10は、20mm×40mm程度のサイズの小型の基板である。ただし、基板10の態様は特に限定されず、用途に合わせて各種各様の態様をとることができる。
CPU11は、周辺回路を組み込んだSoC(System on Chip)の態様をとる複合型のCPUである。
CPU11は、後述する不揮発性メモリ(キャッシュメモリ)121に予め記録されているプログラム、及びロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。
記憶部12は、不揮発性メモリ(キャッシュメモリ)121と、揮発性メモリ(RAM/Random Access Memory)122を含むように構成されている。
不揮発性メモリ(キャッシュメモリ)121は、動作の基本となるソフトウェア(以下、「基本ソフト」と呼ぶ)と、IPL(Initial Program Loader)と、IOCS(Input-Output Control System)とで構成されている。
IPLは、不揮発性メモリ(キャッシュメモリ)121にブロックチェーン本体をローディングするためのプログラムである。
IOCSは、周辺機器の制御を実行するプログラムであり、基本ソフトとIOCSとでブロックチェーンチップCを動作させるための基本的なプログラムを構成している。
このように、不揮発性メモリ(キャッシュメモリ)121は、簡単な構成とすることができる。
ここで、ブロックチェーンチップCは、出荷の時点ではブロックチェーン本体を積んでいない。これにより、常に最新のバージョンのブロックチェーン本体をローディングして動作させることができる。
また、ブロックチェーンチップCは、動作中であっても、後述するリセットボタン13を押下してブロックチェーンチップCをリセットするだけで、ブロックチェーン本体のバージョンアップを容易に行うことができる。
揮発性メモリ(RAM)122は、CPU11が各種の処理の実行を制御するために使用されるメインメモリであり、CPU11が各種の処理の実行を制御する上において必要なデータ等が適宜記憶される。
リセットボタン13は、ブロックチェーンチップCを初期状態に戻すためのボタンである。
通信部14は、インターネットを含むネットワークNを介して他の装置(例えばクラウドサーバ300や他のブロックチェーンチップC等)との間で通信を行う。通信部14は、例えば所定のプログラム(例えばブロックチェーン本体)を外部から受信する。
通信部14は、LAN端子141と、入出力(I/O)ポート142と、Bluetooth(登録商標)アンテナ143とを含むように構成させることができる。
インジケータ15は、ブロックチェーンチップCの状態を示す表示器である。具体的には例えば、インジケータ15は、ブロックチェーンチップCの初期状態、正常状態、プログラム及びデータの送受信中、又は異常状態等の夫々を識別可能に表示する。インジケータ15は、例えばLED(Light Emitting Diode)等で構成される。
識別子16は、ブロックチェーンチップCを一意に特定可能な識別番号(例えばID番号)を視認可能にする機構である。
電力取得部17は、電源からの電力を取得してブロックチェーンチップCに供給する。これにより、ブロックチェーンチップCを単独で駆動させることができる。また、周辺回路が組み込まれた制御基板に搭載させて使用することもできる。
図2は、図1のブロックチェーンチップを複数接続させることで、LANを構築させた場合の例を示す図である。
図2(A)には、図1のブロックチェーンチップCを複数接続させることで、有線LAN100を構築させた場合の例が示されている。
この場合、図2(A)に示すように、例えばHUB71にブロックチェーンチップCを複数接続させることで有線LAN100を構築させることができる。
図2(B)には、図1のブロックチェーンチップCを複数接続させることで、無線LAN200を構築させた場合の例が示されている。
図2(B)に示すように、例えば複数のデバイス相互間の通信が可能なBluetooth-Mesh(登録商標)の技術を利用することで無線LAN200を構築することができる。この場合、例えばマスターとなる1のブロックチェーンチップCをネットワークNに接続させ、その他の1以上のブロックチェーンチップCをスレーブとして機能させる。
図3は、図1のブロックチェーンチップを複数接続させることで実現可能な、分散型AI(人工知能)システムのイメージ図である。
図1に示すブロックチェーンチップCによれば、分散型AI(人工知能)システムを実現させることができる。
従来から存在するAI(人工知能)システムは、中央処理を行う単独のサーバ等に蓄積させた情報に基いて、その傾向を分析して、各種各様の推測を行うものである。ただし、単独のサーバ等に情報を蓄積させる場合、データ破壊のリスクや、データ改竄のリスクが伴う。
これに対して、図1のブロックチェーンチップCをAI(人工知能)システムに適用させた場合、複数のブロックチェーンチップCの夫々がノードとして機能するため、中央処理を行うサーバ等は不要となる。この場合、ブロックチェーンチップCの数を増やすことにより、大型のサーバ以上の処理を行うことも可能となる。
ここで、AI(人工知能)システムでは、入力されたデータそのものの正確性が重要となる。従来のAI(人工知能)システムでは、単独のサーバ等に蓄積させたデータに対する後処理によって信頼性を精査が行われていた。このため、入力された多種多様な情報を単独のサーバ等で処理するため、サーバ等の負荷が大きくなり、CPUによるリアルタイムでの処理を行うことができなくなることがある。
これに対して、ブロックチェーンチップCが適用されたAI(人工知能)システムによれば、ブロックチェーンチップCがデータを取得するセンシングの時点でデータの正確性を保証することが可能となる。
次に、図4を参照して、図1のブロックチェーンチップCを適用したセンサシステムについて説明する。
図4は、本発明の情報処理システムの一実施形態にかかるセンサシステムの構成を示す図である。
図4に示すセンサシステムは、中央複合チップC1と、n個(nは1以上の任意の整数値)の複合センサユニットU1乃至Unとを含むように構成されている。
図4のセンサシステムにおいては、中央複合チップC1に対して、複合センサユニットU1乃至Unの夫々が有線により接続されている。
複合センサユニットU1は、センサ側複合チップC2-1と、m個(mはnとは独立した1以上の任意の整数値)のセンサS1-1乃至S1-mとを含むように構成されている。
複合センサユニットU2は、センサ側複合チップC2-2と、q個(qはn,mとは独立した1以上の任意の整数値)のセンサS2-1乃至S2-qとを含むように構成されている。
複合センサユニットUnは、センサ側複合チップC2-nと、r個(rはn,m,qとは独立した1以上の任意の整数値)のセンサSn-1乃至Sn-rとを含むように構成されている。
なお、中央複合チップC1は、説明の便宜上図4の例では、1個とされているが、特に1個に限定されず複数個でよい。
同様にセンサ側複合チップC2-1乃至C2-nは、説明の便宜上図4の例では、複合センサユニットU1乃至Unに各1個備えるものとされているが、特に各1個に限定されず複数個でよい。
また、複合センサユニットU1乃至Unの夫々を、個々に区別する必要が特にない場合、これらをまとめて「複合センサユニットU」と呼ぶ。複合センサユニットUと呼んでいる場合、センサ側複合チップC2-1乃至C2-nの夫々をまとめて「センサ側複合チップC2」と呼ぶ。
また、センサS1-1乃至S1-mの夫々を、個々に区別する必要が特にない場合、これらをまとめて「センサS1」と呼ぶ。
同様に、センサS2-1乃至S2-qの夫々を、個々に区別する必要が特にない場合、これらをまとめて「センサS2」と呼ぶ。
同様に、センサSn-1乃至Sn-rの夫々を、個々に区別する必要が特にない場合、これらをまとめて「センサSn」と呼ぶ。
さらに、センサS1乃至Snの夫々を、個々に区別する必要が特にない場合、これらをまとめて「センサS」と呼ぶ。
中央複合チップC1は、図4のブロックチェーンチップCが適用される電子機器であり、図4のセンサシステム全体としての処理を実行する。
複合センサユニットUは、例えば、センサ側複合チップC2及びセンサSを備える回路基板である。
センサ側複合チップC2は、中央複合チップC1と同様に、図4のブロックチェーンチップCが適用される電子機器であり、複合センサユニットU全体としての処理を実行する。
センサSは、ある対象の情報を収集し、機械が取り扱うことのできる信号に置き換える素子等であり、例えば、温度、湿度、圧力、電流、電圧等について数値化されたデータや、画像データ、音声データの様な非数値のデータ等を外部に出力する各種センサ等である。
具体的には例えば、センサ側複合チップC2は、同一の複合センサユニットU内に備えられるセンサSの夫々を監視する処理を実行する。また、センサ側複合チップC2は、例えば、センサSにより検出されたデータについて伝送、加工等する処理を実行する。
ここで、図4のデータ異常Dmは、図4のセンサシステムへの雷や静電気の放電現象、他の電子機器からの電磁波ノイズ等によるものである。図4のセンサシステムにおいては、特にシステムの誤動作を誘発するデータ化けが、問題となる。
ここで、「データ化け」とは、データ伝送経路やメモリ等において、何らかの要因により本来の値からビットが反転する現象をいう。
ただし、システムの誤動作を誘発する要因は、これには限られない。即ち、例えば、電源電圧の降下やパルスノイズ、太陽風フレア等の磁気嵐等によるデータ破壊の他、センサSの故障等による異常な信号出力等もシステムの誤作動を誘発し得る。本発明の実施形態に係る図4のセンサシステムは、上記の異なる誤作動の要因となり得る各種事象に対して、データ化けを防止するという点で極めて有用である。
そして、図4の例において、例えば、センサS2-2が故障してしまった場合を考える。この場合、故障してしまったセンサS2-2は、異常なデータを出力することになる。
この点、例えば、図4のセンサシステムが、センサ側複合チップC2を構成に備えていなかった場合、中央複合チップC1のみが全センサの入出力等の情報を管理する場合、センサS2-2に故障が起こってしまうと、全ての入出力等の情報を、中央複合チップC1のCPUがそのデータの正当性チェック処理をするために、負荷が高くなる場合は、センサS2-2によって出力される異常なデータを速やかに処理することができず、対応することができないことも多い。
他方、図4のセンサシステムが、センサS2やセンサ側複合チップC2を構成に備えている場合には、センサ側複合チップC2-2は、センサS2-2の故障を検知すると、センサS2-2からの異常なデータの外部出力を遮断等することで、センサシステム全体の誤作動を防止することができる。
しかしながら、単にこのようにデータの分散管理を行うだけでは、雷や静電気の放電現象、他の電子機器からの電磁波ノイズ等に対して、防御する術を持たないという課題が生じる。
そこで、このような課題を解決するため、例えば、ブロックチェーン技術を利用して図5に示す構造のデータを、中央複合チップC1及びセンサ側複合チップC2間の伝送データとして採用することとした。
これにより、センサ側複合チップC2の側でもデータ化けや破損に関するチェックが可能であり、また、実際にデータ化けや破損等が発見された場合には、即座にその情報を中央複合チップC1に通知できるため、センサシステム全体として誤作動を防止することができる。
図5は、図4のセンサシステムにおける中央複合チップとセンサ側複合チップとの間で伝送されるデータの構造の具体例を示す図である。
1のセンサ側複合チップC2から中央複合チップC1に伝送されるデータの単位は、図5に示す伝送ブロックB1乃至B3の夫々である。
ここで、図5では、説明の便宜上、3個の伝送ブロックB1乃至B3のみが描画されているが、実際にはn個(nは1以上の任意の整数値であって、その上限は理論上存在しない)の伝送ブロックB1乃至Bnが存在する。そこで、以下、p番目(pは、1乃至nのうち任意の整数値)の伝送ブロックBpに着目して説明する。
伝送ブロックBpは、伝送単位分の実内容を含むデータブロックBDpを有しており、当該データブロックBDpの前に第1関連付情報HDpを付加し、かつ、当該データブロックBDpの後に第2関連付情報FTpを付加する構成を取っている。
第1関連付情報HDpは、ブロックチェーンの技術の利用により、直前に送受信された前回のデータブロックBD(p-1)に基づいて生成されたものである。具体的には例えば、第1関連付情報HDpは、例えば、データブロックBD(p-1)のハッシュ値である。
第2関連付情報FTpは、ブロックチェーンの技術の利用により、送信の対象の今回のデータブロックBDpに基づいて生成されたものである。具体的には例えば、第2関連付情報FTpは、例えば、データブロックBDpのハッシュ値である。
複合センサユニットU2において、複合センサユニットU1に対して今回送信される対象の伝送ブロックBpは、前回送信された伝送ブロックB(p-1)に対して、ブロックチェーンの技術が利用された対応付けが行われて、所定の記憶媒体(後述する図6の記憶部12等)に記憶されて管理される。
即ち、所定の記録媒体においては、伝送ブロックB1乃至Bpの夫々が数珠繋ぎされたデータ群が記憶されて管理される。
より具体的には、連続する2つの伝送ブロックB(p-1),Bpに注目すると、前の伝送ブロックB(p-1)に含まれる第2関連付情報FT(p-1)と、今回送信対象の伝送ブロックBpに含まれる第1関連付情報HDpとを一致させるルールにより、伝送ブロックB1乃至Bpが数珠繋ぎされる。
即ち、伝送ブロックBpの第1関連付情報HDpと、前の伝送ブロックB(p-1)の第2関連付け情報FT(p-1)とは、同一内容のデータである。また、伝送ブロックBpの第2関連付情報FTpと、次の伝送ブロックB(p+1)の第1関連付け情報HD(p+1)とは、同一内容のデータである。
図6は、図4のセンサシステムのうち中央複合チップ及びセンサ側複合チップの機能的構成の一例を示す図である。
複合センサユニットUg(gは、1乃至nのうち任意の整数値)は、センサSg-1乃至センサSg-t(tは、nとは独立した1以上の任意の整数値)と、センサ側複合チップC2-gとを有する。
なお、センサSg-1乃至センサSg-tの夫々を、個々に区別する必要が特にない場合、これらをまとめて「センサSg」と呼ぶ。
センサ側複合チップC2-gは、CPU11gと、記憶部12gとを有している。
センサ側複合チップC2-gのCPU11gにおいては、図6に示す様に、センサ監視部31gと、データブロック生成部32gと、第1処理部33gと、第2処理部34gと、確認部35gと、記憶制御部36gと、送信制御部37gと、受信制御部38gとが機能する。
センサ監視部31gは、センサSgを監視する。即ち、センサ監視部31gは、センサSgの作動状態に関するデータを取得して、当該データに基づいて異常の有無を判定し、異常があると判定した場合、その旨を示すデータを生成する。
また、センサ監視部31gは、センサSgの作動状態に異常があると判定した場合、当該センサSgが検出した信号を遮断する。
データブロック生成部32gは、今回(1乃至kのうちk回目)の送信対象のデータ(例えばセンサ監視部31gから出力されるデータ)を、データブロックBDkとして生成する。
第1処理部33gは、ブロックチェーンの技術を利用することで、前回の伝送ブロックB(k-1)に含まれるデータブロックBD(k-1)に基づいて第1関連付情報HDkを生成し、データブロックBDkに当該第1関連付情報HDkを付加する。
なお、第1関連付情報HDkは、本実施形態では、データブロックBDkのヘッダの位置に付加されるが、これは例示に過ぎない。即ち、第1関連付情報HDkの付加の位置は、任意であり、例えば、データブロックBDkのフッタの位置が採用されてもよい。
第2処理部34gは、ブロックチェーン技術を利用することで、今回の伝送ブロックBkに含まれるデータブロックBDkに基づいて第2関連付情報FTkを生成し、データブロックBDkに当該第2関連付情報FTkを付加する。
なお、第2関連付情報FTkは、本実施形態では、データブロックBDkのフッタの位置に付加されるが、これは例示に過ぎない。即ち、第2関連付情報FTkの付加の位置は、任意であり、例えば、データブロックBDkのヘッダの位置が採用されてもよい。
確認部35gは、データブロックBD(k-1)に基づいて生成したハッシュ値と、第1関連付情報HDkとが同一の内容であるか否かを確認する。
即ち、確認部35gは、記憶部12gに記憶されたデータブロックBD(k-1)に基づいて生成したハッシュ値と、データブロックBDkのヘッダとして付加された第1関連付情報HDkとが一致していれば、記憶部12gに記憶されたデータブロックBD(k-1)に問題がないことが分かる。他方、これらが一致していない場合には、記憶部12gに記憶されたデータブロックBD(k-1)になんらかの問題が生じている可能性が高く、これを基としてデータブロックBDkを生成していた場合は、データブロックBDkも問題を有する可能性が高いといえる。
記憶制御部36gは、第1関連付情報HDk及び第2関連付情報FTkが付加されたデータブロックBDkを伝送ブロックとして、データブロックBD(k-1)を含む他の伝送ブロックに対して、ブロックチェーンの技術を利用した対応付けを行って、所定の記憶媒体に記憶させる制御を実行する。
即ち、記憶制御部36gは、第1関連付情報HDk及び第2関連付情報FTkが付加されたデータブロックBDkを伝送ブロックとして、データブロックBD(k-1)を含む他の伝送ブロックに対する対応付けを、データ化けを検知可能な状況において所定の記憶媒体に記憶させる制御を実行する。
送信制御部37gは、第1関連付情報HDk及び第2関連付情報FTkが付加されたデータブロックBDkを、ブロックチェーンの技術が利用された伝送ブロックとして送信する制御を実行する。
受信制御部38gは、各種ハードウェア(例えば、中央複合チップC1等)から送信されてきた各種情報を受信する制御を実行する。
続いて、中央複合チップC1の機能的構成の一例について説明する。
中央複合チップC1のCPU21においては、図6に示す様に、受信制御部61と、データ監視部62と、記憶制御部63と、送信制御部64と、が機能する。
受信制御部61は、各種ハードウェア(例えば、センサ側複合チップC2等)から送信されてきた各種情報を受信する制御を実行する。
データ監視部62は、所定の記憶媒体(記憶部22等)に記憶された第2関連付情報FT(k-1)と、第1関連付情報HDkとが同一の内容であるか否かを確認する。
即ち、データ監視部62は、所定の記憶媒体(記憶部22等)に記憶された第2関連付情報FT(k-1)と、受信制御部61により受信されたデータブロックBDkのヘッダとして付加された第1関連付情報HDkとが一致していれば、伝送されたデータブロックBDkに問題がないことが分かる。他方、これらが一致していない場合には伝送されたデータブロックBDkになんらかの問題が生じている可能性が高いといえる。
また、データ監視部62は、データブロックBDkに基づいて生成したハッシュ値と、第2関連付情報FTkとが同一の内容であるか否かを確認する。
即ち、データ監視部62は、データブロックBDkに基づいて生成したハッシュ値と、データブロックBDkにフッタとして付加された第2関連付情報FTkとが一致していれば送信情報に問題がないことが分かる。他方、これらが一致していない場合には、送信情報になんらかの問題が生じている可能性が高いといえる。
記憶制御部63は、第1関連付情報HDk及び第2関連付情報FTkが付加されたデータブロックBDkを伝送ブロックとして、データブロックBD(k-1)を含む他の伝送ブロックに対して、ブロックチェーンの技術を利用した対応付けを行って、所定の記憶媒体に記憶させる制御を実行する。
即ち、記憶制御部63は、第1関連付情報HDk及び第2関連付情報FTkが付加されたデータブロックBDkを伝送ブロックとして、データブロックBD(k-1)を含む他の伝送ブロックに対する対応付けを、データ化けを検知可能な状況において記憶部22に記憶させる制御を実行する。
送信制御部64は、第1関連付情報HDk及び第2関連付情報FTkが付加されたデータブロックBDkを、ブロックチェーンの技術が利用された伝送ブロックとして送信する制御を実行する。
ここで、上述の実施形態におけるセンサシステムの具体的な適用例について、以下、説明していく。
[第1適用例]
図4のセンサシステムは、例えば工場内のロボット管理に適用することができる。
具体的には例えば、複合センサユニットUには、工場内の製造ロボットの各箇所の圧力や温度を検出する各種センサSが設けられている。
当該複合センサユニットU内のセンサ側複合チップC2は、これら各種センサSの検出結果、即ち、工場内の製造ロボットの各箇所の圧力や温度を数値化して、データブロックBDkを生成する。
センサ側複合チップC2は、ブロックチェーンの技術を利用することで、前回の伝送ブロックB(k-1)のデータブロックBD(k-1)に基づいて第1関連付情報HDkを生成し、データブロックBDkに当該第1関連付情報HDkを付加する。
センサ側複合チップC2は、ブロックチェーンの技術を利用することで、今回のデータブロックBDkに基づいて第2関連付情報FTkを生成し、データブロックBDkに当該第2関連付情報FTkを付加する。
センサ側複合チップC2は、第1関連付情報HDk及び第2関連付情報FTkが付加された伝送ブロックBkを、前回の伝送ブロックB(k-1)に対して、ブロックチェーンの技術を利用した対応付けを行って、記憶部12等の所定記憶媒体に記憶させる。
また、センサ側複合チップC2は、伝送ブロックBkを中央複合チップC1に送信する。
中央複合チップC1は、伝送ブロックBkから、各箇所の圧力や温度を数値化した記録を認識する。そして、中央複合チップC1は、工場内の製造ロボットが正確に作動しているかを判定する。
図4のセンサシステムは、このような第1適用例のように工場内のロボット管理に適用することで、次のような第1効果及び第2効果を奏することができる。
第1効果とは、センサ側複合チップC2及び中央複合チップC1が、製造ロボット及びセンサの動作不良に対応することができる、という効果である。
第2効果とは、センサ側複合チップC2及び中央複合チップC1が、製造ロボット内部における数値のデータ化けやデータ破壊を検出し、工場内製造ロボットの誤動作を防止することができる、という効果である。
[第2適用例]
図4のセンサシステムは、例えば利用できる空間に制約がある車両制御システム、電車制御システム、船舶制御システム等に適用することができる。
具体的には例えば、複合センサユニットUには、車両制御システム、電車制御システム、船舶制御システムの車体又は船体の振動や傾斜の推定に役立つ加速度等を検出する各種センサSが設けられている。
当該複合センサユニットU内のセンサ側複合チップC2は、これら各種センサSの検出結果、即ち、車両制御システム、電車制御システム、船舶制御システムの加速度等を数値化して、データブロックBDkを生成する。
センサ側複合チップC2は、ブロックチェーンの技術を利用することで、前回の伝送ブロックB(k-1)のデータブロックBD(k-1)に基づいて第1関連付情報HDkを生成し、データブロックBDkに当該第1関連付情報HDkを付加する。
センサ側複合チップC2は、ブロックチェーンの技術を利用することで、今回のデータブロックBDkに基づいて第2関連付情報FTkを生成し、データブロックBDkに当該第2関連付情報FTkを付加する。
センサ側複合チップC2は、第1関連付情報HDk及び第2関連付情報FTkが付加された伝送ブロックBkを、前回の伝送ブロックB(k-1)に対して、ブロックチェーンの技術を利用した対応付けを行って、記憶部12等の所定記憶媒体に記憶させる。
また、センサ側複合チップC2は、伝送ブロックBkを中央複合チップC1に送信する。
中央複合チップC1は、伝送ブロックBkから、動作時のセンサの数値の動きの記録を認識する。そして、中央複合チップC1は、センサSの数値の記録に基づいて正常に動作しているのか確認することが可能となる。
図4のセンサシステムは、このような第2適用例のように車両制御システム、電車制御システム、船舶制御システムに適用することで、次のような効果を奏することができる。
その効果とは、センサ側複合チップC2及び中央複合チップC1が、車両、電車、船舶の動作時の数値の動きを記録することにより、データを確認して最適な制御システムの運用が可能になる、という効果である。
[第3適用例]
図4のセンサシステムは、例えばドローンのデータ管理に適用することができる。
具体的には例えば、複合センサユニットUには、GPS座標、高度等を検出する各種センサSが設けられている。
当該複合センサユニットU内のセンサ側複合チップC2は、これら各種センサSの検出結果、即ち、GPS座標、高度等から、データブロックBDkを生成する。
センサ側複合チップC2は、ブロックチェーンの技術を利用することで、前回の伝送ブロックB(k-1)のデータブロックBD(k-1)に基づいて第1関連付情報HDkを生成し、データブロックBDkに当該第1関連付情報HDkを付加する。
センサ側複合チップC2は、ブロックチェーンの技術を利用することで、今回のデータブロックBDkに基づいて第2関連付情報FTkを生成し、データブロックBDkに当該第2関連付情報FTkを付加する。
センサ側複合チップC2は、第1関連付情報HDk及び第2関連付情報FTkが付加された伝送ブロックBkを、前回の伝送ブロックB(k-1)に対して、ブロックチェーンの技術を利用した対応付けを行って、記憶部12等の所定記憶媒体に記憶させる。
また、センサ側複合チップC2は、伝送ブロックBkを中央複合チップC1に送信する。
中央複合チップC1は、伝送ブロックBkから、GPS座標、高度等を認識する。そして、中央複合チップC1は、ドローンによる各種データを記録しデータの管理を可能にする。
図4のセンサシステムは、このような第3適用例のようにドローンに適用することで、次のような効果を奏することができる。
その効果とは、センサ側複合チップC2及び中央複合チップC1により記録された各種データに基づいて、ドローンの探索や点検を行うことが可能になる、という効果である。
[第4適用例]
図4のセンサシステムは、例えばリース商品の遠隔動作管理に適用することができる。
具体的には例えば、複合センサユニットUには、動作履歴等や故障の前兆を検知する各種センサSが設けられている。
当該複合センサユニットU内のセンサ側複合チップC2は、これら各種センサSの検出結果、即ち、動作履歴等や故障の前兆のデータを数値化して、データブロックBDkを生成する。
センサ側複合チップC2は、ブロックチェーンの技術を利用することで、前回の伝送ブロックB(k-1)のデータブロックBD(k-1)に基づいて第1関連付情報HDkを生成し、データブロックBDkに当該第1関連付情報HDkを付加する。
センサ側複合チップC2は、ブロックチェーンの技術を利用することで、今回のデータブロックBDkに基づいて第2関連付情報FTkを生成し、データブロックBDkに当該第2関連付情報FTkを付加する。
センサ側複合チップC2は、第1関連付情報HDk及び第2関連付情報FTkが付加された伝送ブロックBkを、前回の伝送ブロックB(k-1)に対して、ブロックチェーンの技術を利用した対応付けを行って、記憶部12等の所定記憶媒体に記憶させる。
また、センサ側複合チップC2は、伝送ブロックBkを中央複合チップC1に送信する。
中央複合チップC1は、伝送ブロックBkから、リース商品の各種の数値データを認識する。そして、中央複合チップC1は、リース商品の各種の数値データを記録し、遠隔地からのリース商品の動作管理が可能な状態にする。
図4のセンサシステムは、このような第4適用例のようにリース商品の遠隔動作管理に適用することで、次のような効果を奏することができる。
その効果とは、リース商品を遠隔地から動作管理することが可能となり、定期点検の手間などを省くことができる、という効果である。
[第5適用例]
図4のセンサシステムは、例えばゲーム機(例えばパチンコ台、パチスロ機、アーケードゲーム機)のシステム管理に適用することができる。
具体的には例えば、複合センサユニットUには、システムの運用情報を取得する各種センサSが設けられている。
当該複合センサユニットU内のセンサ側複合チップC2は、これら各種センサSの検出結果、即ち、ゲーム機のシステムの運用情報から、データブロックBDkを生成する。
センサ側複合チップC2は、ブロックチェーンの技術を利用することで、前回の伝送ブロックB(k-1)のデータブロックBD(k-1)に基づいて第1関連付情報HDkを生成し、データブロックBDkに当該第1関連付情報HDkを付加する。
センサ側複合チップC2は、ブロックチェーンの技術を利用することで、今回のデータブロックBDkに基づいて第2関連付情報FTkを生成し、データブロックBDkに当該第2関連付情報FTkを付加する。
センサ側複合チップC2は、第1関連付情報HDk及び第2関連付情報FTkが付加された伝送ブロックBkを、前回の伝送ブロックB(k-1)に対して、ブロックチェーンの技術を利用した対応付けを行って、記憶部12等の所定記憶媒体に記憶させる。
また、センサ側複合チップC2は、伝送ブロックBkを中央複合チップC1に送信する。
中央複合チップC1は、伝送ブロックBkから、ゲーム機のシステムの運用情報を認識する。そして、中央複合チップC1は、ブロックチェーンにシステムの運用情報を記録し、機体状態の把握が可能な状態にする。
図4のセンサシステムは、このような第5適用例のようにゲーム機に適用することで、次のような効果を奏することができる。
その効果とは、ブロックチェーンにシステムの運用情報を記録することにより、信用が担保される、という効果である。
[第6適用例]
図7は、図4のセンサシステムを自動車の制御に適用した場合の例を示すイメージ図である。
図7(A)は、図4のセンサシステムを自動車Mに搭載させた場合の例を示すイメージ図である。
上述した第2適用例のように、図4のセンサシステムを車両制御、特に自動車Mの制御に適用した場合、上述の効果の他、例えば以下のような効果を奏することが期待できる。
従来より、自動車を制御する技術として、自律型の自動運転技術や、複数のCPUが各センサから得られたデータを処理することで、各種動作の制御を実行する技術は存在する。
具体的には例えば、自動車のエンジン、トランスミッション、パワーステアリングといったシステムの動作の制御を実行させる技術や、ABS(Anti-lock Brake System)、自動車間距離調整、自動駐車といったユーザを支援する動作の制御を実行させる技術が存在する。また、いわゆるコネクティッドカーのように、自動車をICT(情報通信技術)の端末として機能させることで、各種のデータをクラウドに収集して処理する技術も存在する。
ただし、クラウドサーバに接続されたコネクティッドカーの場合、悪意ある外部の第三者の侵入(クラッキング)により、走行自体が操作されるおそれがある。
これに対して、ブロックチェーンチップCを用いた図4のセンサシステムを自動車Mに搭載した場合、自動車Mに搭載された各センサからのデータの連動性が確認されるので、データの正確性が迅速に検知される。
また、センサ環境毎に、センサ単位で事前にデータを推測又は選択することができるので、CPUの負荷を軽減させることができる。その結果、リアルタイムな処理を実現させることができる。
図7(B)は、図4のセンサシステムを複数の自動車Mに搭載させた場合の例を示すイメージ図である。
即ち、図7(B)に示すように、ブロックチェーンチップCをノードとするクラウドサーバ300をブロックチェーン化させることで、分散処理によって正確性が担保させたデータを、全ての自動車Mで共有して活用することができる。
[第7適用例]
図4のセンサシステムは、例えばネットワーク監視カメラに適用することができる。
従来より、ネットワーク監視カメラは存在する。従来から存在するネットワーク監視カメラによれば、撮像された画像のデータの確認、動作検知、顔認証等を遠隔で行うことができる。
ただし、ネットワーク監視カメラにより撮像された画像のデータは、悪意ある外部の第三者の侵入(クラッキング)により、データ破壊のリスクや、データ改竄のリスクがある。
これに対して、ブロックチェーンチップCを用いた図4のセンサシステムをネットワーク監視カメラに適用した場合、複数のネットワークカメラによる分散処理化が可能になるので、信頼できるデータの確保と、データの共有化とを実現させることができる。つまり、ある監視カメラが検知したデータを他の監視カメラでも共有できることになるので、特定の人物を追跡することも容易にできるようになる。
以上本発明の情報処理システムの各実施形態について説明したが、本発明は上述した本実施形態に限るものではない。また、本実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本実施形態に記載されたものに限定されるものではない。
ここで、本発明について、簡単に補足する。
上述の通り、従来のセンサとCPUとの情報伝送等に係るシステムにおいて、センサからの出力情報を、1又は少数のCPUが全て集中管理するのが通常であった。
これに対して、CPUでのデータ正当性チェックの処理負荷を減らすためには、例えば、センサの管理を部分ごとに分ける分散処理を行うことが有効であるが、この前提として、例えば、センサとCPUとの情報伝送において、データ破壊リスクが深刻な課題となっているという現状がある。
換言すれば、現状において、従来のセンサとCPUとの情報伝送等に係るシステムにおいては、静電気の放電等によるデータ破壊や、データ化けから防御することが極めて困難であることを意味している。
このような状況に鑑みて、本発明の目的の一つは、例えば、コンピュータにおける自律分散型組織(DAO:Distributed Autonomous Organization)を実現するため、IoT(Internet of Things)に用いられているセンサなどのデータ伝送においてデータ保護を強化するためのデータの伝送及び保存の形式を提供することである。
つまり、上述の実施形態のように、ブロックチェーン技術を導入した複合チップにおいては、CPUを備える中央複合チップ等と1以上のセンサ側複合チップ間で、データの全部または一部を分散して共有する。そのため、上述の静電気の放電現象等によるデータ破壊やデータ化け等を、迅速に検知できる強力な防御手段となり、かつ制御CPUの負荷を大幅に低減することができる。
なお、更なる応用として、例えば、DSP(Digital Signal Processor)をチップに用いることで、安価かつ大量に生産することも可能となる。
例えば、上述の実施形態において、第1関連付情報HDはブロックのヘッダであって良いと説明したが、これに限られず、ブロックの任意の位置に、付加することができる。
同様に、例えば、第2関連付情報FTはブロックのフッタであって良いと説明したが、これに限られず、ブロックの任意の位置に、付加することができる。
また、例えば、上述の実施形態において、第1関連付情報HDpはデータブロックBD(p-1)のハッシュ値であると説明したが、これに限られず、任意のデータに基づいて再現的に生成される予測困難な値であれば任意のものを適用することができる。
同様に、例えば、第2関連付情報FTpはデータブロックBDpのハッシュ値であると説明したが、これに限られず、任意のデータに基づいて再現的に生成される予測困難な値であれば任意のものを適用することができる。
また例えば、上述の実施形態において、センサ側複合チップC2及び中央複合チップC1は、CPUを備えるとしたが、CPUには情報処理演算が可能な任意のプロセッサを採用することができ、上述したDSPの他、GPU(Graphics Processing Unit)等でもよい。
また例えば、一般的にセンサシステム等において、静電気放電等によるデータの破壊が日常的にありふれた脅威であり、何らかの対策を講じることが望まれている。
このような問題に対して、上述の実施形態のように、伝送単位のデータブロック(例えばデータブロックBk)を伝送することで、データを各種デバイス等で分散共有することが、有効な対策となり得る。つまり、各種デバイス間で保有しているデータの不整合を検知し、いずれが真正のデータであるか否かを一定の確度で推測することができれば、データの破壊からシステム全体を即座に復旧させることができるからである。
このような分散共有は、上述の実施形態におけるセンサシステムでは、センサシステム内の中央複合チップC1及びセンサ側複合チップC2の全てにデータが分散共有されている。
このようにすることにより、サーバが1台のシステム構成であっても、データを分散共有させることが可能となり、システム全体が誤作動するリスクを低減することができる。
さらに言えば、伝送単位のデータブロックに、生成値が予測困難なハッシュ値等を付加して、時系列に沿って追加していくことで、データ改竄を更に困難化するブロックチェーンの手法は、データ破壊やデータ化けに対しても有効となる。
図4のセンサシステムにおいては、センサSからのデータを伝送するものであるから、センサ側複合チップC2が伝送元となることが多い。
ここで、センサ側複合チップC2がデータを伝送する際に、前回送信した若しくは前回受信したブロックであるブロックチェーンの最後尾のブロックB(k-1)のデータからハッシュ値を生成し、そのブロックに第2関連付情報FT(k-1)として付加されているハッシュ値との照合を行うことで、データの破壊又はデータ化けが有ったかを検知できる。
図4のセンサシステムにおいては、最新のデータブロックBDkの内容を1つ前のデータブロックBD(k-1)の内容を基に、差分を加えて決定する累積的データが存在し得る。
この場合は、1つ前のデータブロックにデータ破壊又はデータ化けが無いことが担保されることが重要であることは言うまでもない。
しかし、これと同時に、2つ以上前のデータブロックB(1乃至k-2)が破壊又はデータ化けされていても、不都合が無い場合がある。
かかる場合においては、ハッシュ値の照合を1データブロックに対してのみ行えば済むので、センサ側複合チップC2が高い演算能力を備えていなくとも、問題とならない場合が考えられる。
一方、1つ前のデータの破壊又はデータ化けが検知された場合については、ブロックチェーンの技術を利用することで、データの真正性を回復させて良い。
具体的には、分散共有したすべてのブロックチェーンで1つ前のデータブロックB(k-1)のハッシュ値を生成して照合し、データ破壊又はデータ化けが無いデータブロックを発見し、これを基として、データが破壊されたデータブロックを上書きする。
上述した図4のセンサシステムにおける一実施形態においては、図5に示すデータ構造を採用することが好適である。
また例えば、上述の実施形態において、データブロック生成部32gは、今回の送信対象のデータを、データブロックBDkとして生成する、と説明したが、特に限定されない。即ち、データブロック生成部32gは、任意のタイミングで、データブロックBDkを生成してもよい。
具体的に例えば、データブロック生成部32gは、センサ監視部31gで取得されたデータを取得したタイミングでデータブロックBDkを生成してもよいし、所定の時間ごとに、データブロックBDkを生成してもよい。
これにより、データブロック生成部32gは、任意のタイミングでデータブロックBDkを生成することができるので、CPU11gの負荷を軽減することができる。
なお、データブロック生成部32mについても、同様である。
また、図1及び図4に示すシステム構成及びハードウェア構成は、本発明の目的を達成するための例示に過ぎず、特に限定されない。
また、図5に示すデータ構成は、本発明の目的を達成するための例示に過ぎず、特に限定されない。
また、図6に示す機能ブロック図は、例示に過ぎず、特に限定されない。即ち、上述した一連の処理を全体として実行できる機能がシステムに備えられていれば足り、この機能を実現するためにどのような機能ブロックを用いるのかは、特に図6の例に限定されない。
また、機能ブロックの存在場所も、図6に限定されず、任意でよい。
また、1つの機能ブロックは、ハードウェア単体で構成してもよいし、ソフトウェア単体で構成してもよいし、それらの組み合わせで構成してもよい。
各機能ブロックの処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、コンピュータ等にネットワークや記録媒体からインストールされる。
コンピュータは、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータであってもよい。また、コンピュータは、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能なコンピュータ、例えばサーバの他汎用のスマートフォンやパーソナルコンピュータであってもよい。
このようなプログラムを含む記録媒体は、ユーザにプログラムを提供するために装置本体とは別に配布される図示せぬリムーバブルメディアにより構成されるだけでなく、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに提供される記録媒体等で構成される。リムーバブルメディアは、例えば、磁気ディスク(フロッピディスクを含む)、光ディスク、又は光磁気ディスク等により構成される。光ディスクは、例えば、CD-ROM(Compact Disk-Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disk)等により構成される。光磁気ディスクは、MD(Mini-Disk)等により構成される。また、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに提供される記録媒体は、例えば、プログラムが記録されている図示せぬROMや、図6の記憶部22等に含まれるハードディスク等で構成される。
なお、本明細書において、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、その順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的或いは個別に実行される処理をも含むものである。
また、本明細書において、システムの用語は、複数の装置や複数の手段等より構成される全体的な装置を意味するものとする。
以上まとめると、本発明が適用される電子機器は、次のような構成を取れば足り、各種各様な実施形態を取ることができる。
即ち、本発明が適用される電子機器(例えば図1等のブロックチェーンチップC)は、
所定の情報(センサ情報等)に基づいて、所定の単位毎にデータを生成する生成手段(例えば図6のデータブロック生成部32g)と、
前記生成手段により生成された処理対象の前記単位のデータを第1単位データ(例えば図5のデータブロックBD2)として、それよりも前に前記生成手段により生成された前記単位のデータを第2単位データ(例えば図5のデータブロックBD1)として、当該第2単位データから得られるハッシュ値を少なくとも含む情報を第1関連付情報(例えば図5の第1関連付情報HD2)として生成し、当該第1関連付情報を処理対象の前記第1単位データ(例えば図5のデータブロックBD2)に付加する第1処理手段(例えば図6の第1処理部33g)と、
前記第1単位データ(例えば図5のデータブロックBD2)から得られるハッシュ値を少なくとも含む情報を第2関連付情報(例えば図5の第2関連付情報FT2)として生成し、当該第2関連付情報を処理対象の前記第1単位データ(例えば図5のデータブロックBD2)に付加する第2処理手段(例えば図6の第2処理部34g)と、
前記第1関連付情報(例えば図5の第1関連付情報HD2)及び前記第2関連付情報(例えば図5の第2関連付情報FT2)が付加された処理対象の前記第1単位データ(例えば図5のデータブロックBD2)を、前記第2単位データ(例えば図5のデータブロックBD1)を含む1以上の他の前記単位のデータ(例えば図5のデータブロックBD3)に対して、ブロックチェーンの技術を利用した対応付けを行って、所定の記憶媒体(例えば図6の記憶部12g)に記憶させる制御を実行する記憶制御手段(例えば図6の記憶制御部36g)と、
を備える。
これにより、記録データの破壊やデータ化けをシステムの各部で分散して検知することができるので、データの伝送におけるデータ破壊リスクを、さらに低減し得る技術を提供することができる。
即ち、ブロックチェーン技術を導入した複合チップにおいては制御CPUを備える中央複合チップ等及び1以上のセンサ側複合チップ間の全体でデータを分散共有することができ、静電気の放電現象等によるデータ破壊や、データ化けを迅速に検知できる強力な防御手段となり、かつ制御CPUの負荷を大幅に低減することができる。
また、前記第1関連付情報(例えば図2の第1関連付情報HD2)及び前記第2関連付情報(例えば図2の第2関連付情報FT2)が付加された前記第1単位データ(例えば図2のデータブロックBD2)を、他の電子機器に送信する制御を実行する送信制御手段(例えば図3の送信制御部37g)と、
を備えることができる。
これにより、電子機器間でのデータ共有が可能となる。
また、前記第1処理手段と、前記第2処理手段と、前記記憶制御手段とを機能させるプログラム(例えばブロックチェーン本体)を外部から取得する取得手段(例えば図1の通信部14)と、
前記外部から取得されたプロラム(例えばブロックチェーン本体)を記憶する記憶手段(例えば図1の不揮発性メモリ(キャッシュメモリ)121)と、
をさらに備えることができる。
これにより、常に最新のバージョンのブロックチェーン本体をローディングすることができる。
また、自機を駆動させる電力を取得する電力取得手段(例えば図1の電力取得部17)をさらに備えることができる。
これにより、電子機器単独で駆動させることができる。
また、本発明が適用される情報処理システムは、
上述の電子機器を複数含むように構成されている。
これにより、複数の電子機器で構成された情報処理システムを様々な場面に適用することができる。
また、複数の前記電子機器の夫々が、車両の作動に関連するデータを他の前記電子機器に送信することができる。
これにより、複数の電子機器で構成された情報処理システムを、例えば自動車の動作の制御に適用することができる。
また、複数の前記電子機器の夫々が、撮像された画像のデータを他の前記電子機器に送信することができる。
これにより、複数の電子機器で構成された情報処理システムを、例えば複数の監視カメラの制御に適用することができる。
C・・・ブロックチェーンチップ、C1・・・中央複合チップ、C2-1乃至C2-n・・・センサ側複合チップ、N・・・ネットワーク、M・・・自動車、U1乃至Un・・・複合センサユニット、11・・・CPU、12・・・記憶部、13・・・リセットボタン、14・・・通信部、15・・・インジケータ、16・・・識別子、17・・・電力取得部、21・・・CPU、22・・・記憶部、31・・・センサ監視部、32・・・データブロック生成部、33・・・第1処理部、34・・・第2処理部、35・・・確認部、36・・・記憶制御部、37・・・送信制御部、38・・・受信制御部、61・・・受信制御部、62・・・データ監視部、63・・・記憶制御部、64・・・送信制御部、71・・・HUB、121・・・不揮発性メモリ(キャッシュメモリ)、100・・・有線LAN、122・・・揮発性メモリ(RAM)、141・・・LAN端子、142・・・入出力(I/O)ポート、143・・・Bluetooth(登録商標)アンテナ、200・・・無線LAN、300・・・クラウドサーバ

Claims (1)

  1. 第1記憶媒体と第1制御部とを含む第1種電子機器と、
    第2記憶媒体と第2制御部とを含む第2種電子機器、及び1以上のセンサを備えるセンサユニットと、
    を含む情報処理システムであって、
    前記第1種電子機器の前記第1制御部は、
    前記センサユニットから繰り返し伝送される伝送データを信する制御を繰り返し実行する受信制御手段と、
    前記伝送データを、前記受信制御手段の制御により受信される毎に繰り返し監視するデータ監視手段と、
    前記伝送データを、前記受信制御手段の制御により受信される毎に繰り返し前記第1記憶媒体に記憶させる制御を実行する第1記憶制御手段と、
    を備え、
    前記第2種電子機器の前記第2制御部は、
    前記センサの異常の有無を監視するセンサ監視手段と、
    前記センサにより検出されたデータ又はそれが加工されたデータに基づいて前記伝送データを繰り返し生成する伝送データ生成手段と、
    前記伝送データを、前記伝送データ生成手段により生成される毎に繰り返し前記第2記憶媒体に記憶させる制御を実行する第2記憶制御手段と、
    前記伝送データを、前記伝送データ生成手段により生成される毎に繰り返し前記第1種電子機器に送信する制御を実行する送信制御手段と、
    を備え、
    前記第2種電子機器の前記伝送データ生成手段は、
    前記センサにより検出されたデータ又はそれが加工されたデータに基づいて、所定の単位毎にデータを生成する処理を繰り返す生成手段と、
    前記生成手段により今回生成された処理対象の前記単位のデータを第1単位データとして、前回前記生成手段により生成された前記単位のデータを第2単位データとして、当該第2単位データから得られるハッシュ値を少なくとも含む情報を第1関連付情報として生成し、当該第1関連付情報を処理対象の前記第1単位データに付加する第1処理手段と、
    前記第1単位データから得られるハッシュ値を少なくとも含む情報を第2関連付情報として生成し、当該第2関連付情報を処理対象の前記第1単位データに付加する第2処理手段と、
    を含み、
    p回目(pは2以上の整数値)に前記生成手段により生成された前記第1単位データに対して前記第1関連付情報及び前記第2関連付情報が付加されたデータを、p回目伝送データとして出力し、
    前記第2種電子機器の前記送信制御手段は、前記p回目伝送データ前記第1種電子機器に送信する制御を実行し、
    前記第2種電子機器の前記第2記憶制御手段は、前記p回目伝送データを、p-1回目伝送データに対して、当該p回目伝送データの前記第1関連付情報と当該p-1回目伝送データの前記第2関連付情報とを一致させるルールを用いるブロックチェーンの技術を利用した対応付けを行って、前記第2記憶媒体に記憶させる制御を実行し、
    前記第1種電子機器の前記第1記憶制御手段は、前記p回目伝送データを、前記p-1回目伝送データに対して、当該p回目伝送データの前記第1関連付情報と当該p-1回目伝送データの前記第2関連付情報とを一致させるルールを用いるブロックチェーンの技術を利用した対応付けを行って、前記第1記憶媒体に記憶させる制御を実行し、
    前記第1種電子機器の前記データ監視手段は、前記センサユニットから送信されてきた前記p回目伝送データの前記第1関連付情報と、前記第1記憶媒体に記憶されている前記第p-1回目伝送データの前記第2関連付情報との比較を行い、一致の場合には正常と判断して前記第1記憶制御手段による前記制御を許可し、不一致の場合には異常と判断して前記第1記憶制御手段による前記制御を禁止する、
    情報処理システム。
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