JP6990631B2 - 車両用保護装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両が歩行者等の保護対象物に衝突したときの衝撃を緩和して保護対象物を保護する車両用保護装置に関する。
従来、車両と保護対象物(歩行者)との衝突時に、フードを上昇させて保護対象物を受け止めることで衝撃を軽減させる車両用保護装置としては、例えば、特許文献1,2に記載されたリフトアップフード等が知られている。
特許文献1に記載のリフトアップフードは、バルクヘッド(ラジエータサポート)の上部に取り付けられて、衝突時に、フードを上昇させて、歩行者の受ける衝撃を緩衝させるためのアクチュエータを備えている。
特許文献2に記載のフード跳上装置は、衝突時に、フードを跳ね上げるエアバッグ装置と、フードに入力された衝撃を吸収するエネルギー吸収機構と、をバルクヘッドに設けて、フード上に乗り上げられた保護対象物への衝撃を緩和させている。
特開2004-249872号公報 特開2014-15111号公報
特許文献1,2に記載の車両用保護装置は、フードの先端部下側のバルクヘッドに設けたアクチュエータ、または、エアバッグ装置によってフードを上昇させて、車両に衝突する保護対象物の衝突エネルギーを吸収している。
しかし、保護対象物をフードで受け止めた際に、フードがエンジン等のパワーユニットに当接しないようにするためには、エネルギー吸収に必要なエアバッグ等の容量を大きくしなければならないという問題点があった。
そこで、本発明は、歩行者等の保護対象物が車両と衝突した際に、保護対象物が受ける衝撃を効率よく吸収して、フードがパワーユニットに当接しないようにすることができる車両用保護装置を提供することを課題としている。
前記課題を解決するために、本発明は、左右方向に延びるバルクヘッドアッパを上部に配置したバルクヘッドと、前記バルクヘッドアッパの上部に配置されたフードと、を備えて車両に衝突する保護対象物を保護する車両用保護装置であって、前記バルクヘッドアッパ及び前記フードを上昇させるバルクヘッドポップアップ装置と、前記バルクヘッドアッパ及び前記フードを前方向に移動させることが可能なフード可動装置と、を備え、前記車両に衝突する前記保護対象物を保護するときに、前記バルクヘッドポップアップ装置によって前記バルクヘッドアッパ及び前記フードを上昇させた後、前記フード可動装置によって前記バルクヘッドアッパ及び前記フードを前方向に移動させることを特徴とする。
本発明は、歩行者等の保護対象物が車両と衝突した際に、保護対象物が受ける衝撃を効率よく吸収して、フードがパワーユニットに当接しないようにすることができる車両用保護装置を提供することができる。
本発明の実施形態に係る車両用保護装置の一例を示す要部概略斜視図であり、通常時の車両の状態を示す。 保護対象物が車両と衝突したときの車両用保護装置の状態を示す説明図である。 車両用保護装置の一例を示すブロック図である。 車両用保護装置の作動を示すフローチャートである。 平常時の車両用保護装置の状態を示す説明図である。 バルクヘッドポップアップ装置がバルクヘッドアッパ及びフードを上昇させたときの状態を示す説明図である。 フード可動装置がバルクヘッドアッパ及びフードを前方向に移動させ、フェイスロア可動装置がフェイスロアを前方向に移動させたときの状態を示す説明図である。 エアバッグ装置がエアバッグを展開させたときの状態を示す説明図である。 エアバッグを展開させ、バルクヘッドアッパ及びフードを上昇及び前方向に移動させて保護対象物の衝突に備えた車両用保護装置の状態を示す説明図である。 保護対象物が車両に衝突してエアバッグで展開させて保護対象物の倒れ込みを規制しているときの状態を示す説明図である。 フード可動装置がバルクヘッドアッパ及びフードを後方向に移動させたときの状態を示す説明図である。 保護対象物をフードで受け止めて衝撃を吸収しているときの状態を示す説明図である。
以下、図1~図5Hを参照して本発明の実施形態に係る車両用保護装置1の一例を説明する。
なお、車両Cの進行方向を「前」、後退方向を「後」、鉛直上方側を「上」、鉛直下方側を「下」、車幅方向を「左」、「右」として適宜説明する。
まず、車両用保護装置1を説明する前に、車両用保護装置1が適用される車両Cを説明する。
≪車両≫
図1に示すように、本発明に係る車両用保護装置1が適用される車両Cは、車体前側にフード11を備えたボンネットタイプの自動車であればよく、乗用車でも作業車でもよく、車種は特に限定されない。以下、車両Cは、その一例として、車体前部にモータルームRを有する乗用車を例に挙げて説明する。
車両Cは、フード11と、フェンダー12と、バックミラー13と、バンパフェイス14と、フードグリル15と、フェイスロア16と、リンク部材17(図2参照)と、バルクヘッド2と、車両用保護装置1等を備えている。
フード11は、車両Cに保護対象物が衝突した際に、保護対象物を弾性的に受け止めて、衝撃を緩衝させることが可能なエンジンフードパネルである。フード11は、例えば、モータルームRの上側に設置されたフードスキンと、このフードスキンのモータルームR内側に固着されたフードフレームと、を備えて構成されている。フードスキンは、衝突時に歩行者H(図5E参照)がフード11上に乗ったときに、ソフトに受け止めることができるように、所定以上の荷重で押されると湾曲変形する柔軟性と弾性とを備えた板材から形成されていることが好ましい。図2に示すように、フード11の下部には、モータルームRの左右側壁の前後にそれぞれ配置されたリンク部材17と、フード11の下面前部に配置された連結部材18と、を備えている。
図1に示すように、フェンダー12は、フード11の左右で、前輪の上方に設けられたフェンダーパネルである。
バックミラー13は、車室内の上部前端に設けられたルームミラーである。
バンパフェイス14は、バンパビーム(図示省略)の前方に配置されてバンパビーム(図示省略)の前方を覆う樹脂製の部材である。
フードグリル15は、外気を車両前端部から取り込んで、ラジエータ(図示省略)に外気を導くための部材である。フードグリル15は、車幅方向に延設された複数の略板状の導風板を適宜な間隔を介して上下方向に並設してなる。フードグリル15の後側周囲には、バルクヘッド2が配置されている。
フェイスロア16は、バンパフェイス14の中央部下側に配置されて左右方向に延設された樹脂製の部材によって形成されている。なお、フェイスロア16は、歩行者Hが車両Cに衝突したときに、歩行者Hの脚部への衝撃を緩衝させるために、軟質性樹脂等の緩衝材で形成してもよい。
図2に示すように、リンク部材17は、フード11を車体に対して上下方向及び前後方向に移動自在に支持する支持部材である。リンク部材17は、上端部をフード11に軸支したリンク17aと、リンク17aに形成された長孔17cに摺動自在に係合されて車体に固定された支持ピン17bと、を備えて構成されている。
連結部材18は、フード11とバルクヘッドアッパ21の上部とを回動可能に連結する部材である。
なお、フード11に連結されたリンク部材17及び連結部材18は、ロック部材(図示省略)を解消することによってフード11との連結状態を適宜に解放して、フード11でモータルームRの開口部を開閉可能に構成されている。
<バルクヘッド>
図1に示すように、バルクヘッド2は、上部にバルクヘッドアッパ21を備え、正面視して略四角形の枠状に配置された骨格部材からなる。バルクヘッド2は、フロントバルクヘッド、コアサポート、あるいは、ラジエーターサポートとも呼ばれる部材である。バルクヘッド2は、バルクヘッドポップアップ装置4のプランジャ42を有するバルクヘッドアッパ21と、バルクヘッドポップアップ装置4の駆動部41を内蔵した左右一対のバルクヘッドサイド22と、フード可動装置5の駆動部本体51を載設したバルクヘッドロア23と、を備えて構成されている。
図2に示すように、バルクヘッドアッパ21は、左右方向に延びる車体フレームである。バルクヘッドアッパ21の左右端部の下面には、バルクヘッドポップアップ装置4のプランジャ42の上端がそれぞれ接合されている。このため、バルクヘッドアッパ21は、左右のバルクヘッドサイド22に対して、バルクヘッドポップアップ装置4が作動すると、上方向に上昇するように配置されている。
左右のバルクヘッドサイド22は、プランジャ42を進退自在に支持する駆動部41の機能を果す車体フレームである。つまり、左右のバルクヘッドサイド22内には、プランジャ42を進退させるための駆動部41が設けられている。左右のバルクヘッドサイド22の下端部は、フード可動装置5に前後方向に回動可能にそれぞれ軸支されている。
図1に示すように、バルクヘッドロア23は、左右のバルクヘッドサイド22の下方に隙間G(図2参照)を介して配置されて、左右方向に延設された車体フレームである。バルクヘッドロア23の左右端部は、フロントサイドフレーム(図示省略)の先端部側面等に溶接されて連結されている。
≪車両用保護装置≫
図2に示すように、車両用保護装置1は、車両Cに衝突する保護対象物を保護する装置である。車両用保護装置1は、歩行者H(図5E参照)等の保護対象物が車両Cと衝突すると予測した際に、上昇及び前方に移動したフード11と、展開したエアバッグ31とで歩行者Hを受け止める機能と、歩行者Hを受け止めたフード11がパワーユニットPWに当接するのを防止する機能と、を備えている。
車両用保護装置1は、図3に示すように、エアバッグ装置3と、バルクヘッドポップアップ装置4と、フード可動装置5と、フェイスロア可動装置6と、衝突予測装置7と、車速センサ8と、制御装置9と、を備えている。
<保護対象物>
図5E~図5Hに示すように、車両Cに衝突したときに保護する保護対象物は、歩行者H、歩行者H以外の人間、自転車や二輪車を運転する人間等である。以下、保護対象物は、その一例として歩行者Hの場合を説明する。
<車速センサ>
図3に示す車速センサ8は、車両Cの速度を検出するセンサである。車速センサ8は、例えば、車輪の回転を検知して車速を検出するものである。車速センサ8は、制御装置9の判定部94に電気的に接続されている。
<衝突予測装置>
図1に示すように、衝突予測装置7は、歩行者Hの検知、車両Cの前部から歩行者Hまでの距離、歩行者Hの速度、車両Cの速度と歩行者Hの速度の差(相対速度)等を検出するためのデータを取得する装置である(図5E参照)。衝突予測装置7は、カメラ71、ミリ波レーダ72等の障害物検出用レーダ装置、超音波またはレザービームを受発信する障害物検出センサ、あるいは、カメラ71とレーダ装置とを有する先進運転支援システム(ADAS)を備えてなる。衝突予測装置7(カメラ71及びミリ波レーダ72)は、制御装置9に電気的に接続されている。
以下、衝突予測装置7の一例としてカメラ71とミリ波レーダ72を備えてなる場合を説明する。
<カメラ>
図1に示すように、カメラ71は、歩行者H(図5E参照)を検知するための画像データを取得する装置である。カメラ71は、衝突する衝突物が歩行者H等の人間であるか否かを判断するために、車両前方の画像データを取得する撮像手段である。カメラ71は、車両Cの前方を撮影する赤外線カメラ、CCDカメラ装置等からなる。カメラ71は、例えば、車両前方、及び、フロントガラスの前方の画像データを取得できるように、バックミラー13の近傍、または、バックミラー13の前面に取り付けられている。カメラ71は、制御装置9に電気的に接続されて、カメラ71で取得した画像データは、制御装置9に送られる。
なお、カメラ71は、バックミラー13以外に、フードグリル15や、ドアミラー等の複数個所に設けた複数台のものであってもよい。なお、カメラ71は、赤外線カメラにすることにより、周囲が暗い夜間等であっても鮮明に車両Cの前方を映し出すこと可能である。
<エアバッグ装置>
エアバッグ装置3は、後記する制御装置9の判定部94からの作動信号によって、フード11の下側から前方にエアバッグ31を展開させて、車両Cに衝突する歩行者Hを保護する装置である。詳述すると、エアバッグ装置3は、バルクヘッドポップアップ装置4によってバルクヘッドアッパ21及びフード11を上昇させ、フード可動装置5でバルクヘッドアッパ21及びフード11を前方向に移動させたときに、エアバッグ31をフード11の前端部下側から前方向に展開させる。エアバッグ装置3は、エアバッグ31と、インフレータ(図示省略)とを備え、例えば、左右のバルクヘッドサイド22の上部前面に架設されている。エアバッグ装置3は、衝突予測装置7から画像データに基づいて判定部94によって歩行者Hが車両Cに衝突することを予測したときに、エアバッグ31を展開させる。
図5E~図5Hに示すように、エアバッグ31は、インフレータ(図示省略)によって展開して、歩行者Hの車両Cとの衝突時の衝撃を吸収するエアバッグ袋体である。エアバッグ31は、左右のバルクヘッドサイド22の前側に横長に折り畳んだ状態に配置されている。エアバッグ31は、展開した際に、フード11の前部上方からバンパフェイス14の前方に亘って覆うように展開する広さと、車両Cに衝突した歩行者Hをソフトに受け止めることができる厚みと、を有している。エアバッグ31は、展開後に適宜に萎むように空気抜き用のベントホール(図示省略)等が形成されている。
インフレータは、エアバッグ31を展開させるための装置である。インフレータは、判定部94(図3参照)によって衝突することを予測したときに、判定部94から送られる作動信号で作動する。インフレータは、例えば、判定部94(図3参照)に電気的に接続した不図示の点火装置と、アジ化ナトリウム等で成るガス発生剤と、それらを収納したケース体と、を備えたガス発生装置からなる。インフレータは、判定部94(図3参照)からの作動信号により点火装置がガス発生剤を瞬時に燃やし、高圧の窒素ガスを発生させてエアバッグ31を瞬時に膨らませる機能を有する。インフレータは、エアバッグ31がスムーズに大きく広がるようにするために、エアバッグ31の形状に合わせて車幅方向に長く形成されている。
<バルクヘッドポップアップ装置>
図2に示すように、バルクヘッドポップアップ装置4は、バルクヘッドアッパ21及びフード11を上昇させる装置である。バルクヘッドポップアップ装置4は、判定部94(図3参照)で歩行者Hが車両Cに衝突すると予測判断したときに、判定部94からの作動信号で作動して、バルクヘッドアッパ21と共にフード11を瞬時に上昇させることで、フード11のストロークを増加させことができる。このとき、バルクヘッドポップアップ装置4は、フード11の前端部を歩行者Hの腰の高さまで上昇させることにより、歩行者Hをスムーズにフード11上に傾倒するように導いて、衝撃吸収性を向上させる。
また、バルクヘッドポップアップ装置4は、バルクヘッドアッパ21及びフード11を上昇させた際に、フード11とフードグリル15の上端との間に大きな隙間Gを形成させる。その隙間Gは、エアバッグ31を展開させる開口に利用している。バルクヘッドポップアップ装置4は、例えば、左右のバルクヘッドサイド22内にそれぞれ設けられた駆動部41と、駆動部41によって進退するプランジャ42と、を備えて構成されている。
駆動部41は、プランジャ42を進退可能な装置であればよく、衝突予測装置7に基づく判定部94からの衝突予測信号により高圧ガスを発生するガス発生装置からなる。
プランジャ42は、そのガス発生装置の高圧ガスによって押し上げられて、バルクヘッドアッパ21を上昇させるピストン状の部材からなる。
<フード可動装置>
図2に示すように、フード可動装置5は、バルクヘッドアッパ21及びフード11を前後方向に移動させるための装置である。フード可動装置5は、例えば、左右一対のバルクヘッドサイド22を前後方向に回動させることで、バルクヘッドアッパ21及びフード11を前後方向に移動させる電動モータ歯車装置からなる。
フード可動装置5は、バルクヘッドロア23に載設されて、平常時に、左右一対のバルクヘッドサイド22を垂直に支持している。フード可動装置5は、判定部94(図3参照)で歩行者Hが車両Cに衝突すると予測判断したときに、バルクヘッドサイド22を介在してバルクヘッドアッパ21及びフード11を前方向に移動させる。また、フード可動装置5は、エアバッグ31が展開した後、バルクヘッドサイド22を介在してバルクヘッドアッパ21及びフード11を後退させる。フード可動装置5は、このようにするフード11を前後方向に移動させることで、歩行者Hがフード11に衝突したときに、歩行者Hが倒れる方向をガイドすると共に、衝突時の衝撃吸収性を向上させる機能を果す。
<フェイスロア可動装置>
図2に示すように、フェイスロア可動装置6は、フェイスロア16を前後方向に移動させることが可能な装置である。フェイスロア可動装置6は、衝突予測装置7が歩行者H(図5E参照)との衝突を予測したときに、フェイスロア16を前方向に押し出すように移動させて歩行者Hの足を払って車両側に傾倒させて歩行者Hをフード11上に乗せるための装置である。フェイスロア可動装置6は、例えば、フェイスロア16の左右端部にそれぞれ設けられた駆動部61と、駆動部61によって進退するプランジャ42と、を備えて構成されている
<制御装置>
図3に示すように、制御装置9は、記憶部90と、処理部91と、距離特定部92と、歩行者特定部93と、判定部94と、を有し、例えば、CPU、ROM及びRAM等から構成されている。
例えば、記憶部90は、カメラ71で撮像した撮像データや、歩行者Hの判定に必要な情報等を予め記憶するものである。歩行者Hの判定に必要な情報としては、例えば、保護対象物である歩行者Hの輪郭形状を特徴とした歩行者テンプレートである。記憶部90は、距離特定部92、歩行者特定部93、及び、判定部94にそれぞれ電気的に接続されている。
処理部91は、カメラ71で取得した画像情報、ミリ波レーダ72で取得した情報、及び、車速センサ8で取得した車両Cの速度情報と、記憶部90に記憶されている基準データと、を比べて処理するものである。処理部91は、距離特定部92と、歩行者特定部93と、判定部94と、を備えて構成されている。
距離特定部92は、車両Cと歩行者Hとの間の距離(相対位置)を特定するものである。距離特定部92は、例えば、カメラ71で撮像した視差画像を解析して歩行者Hまでの距離を特定することができる。なお、単眼カメラの場合は、車両Cと歩行者Hとの間の距離を、レーザーレーダや、ミリ波レーダで測定する。
歩行者特定部93は、カメラ71で撮像した画像に含まれるオブジェクトの中から、歩行者Hを特定する機能を有する。例えば、歩行者特定部93は、歩行者テンプレートを参照することで、歩行者テンプレートに似た輪郭形状のオブジェクトを歩行者Hであると特定する。
判定部94は、カメラ71、ミリ波レーダ72、車速センサ8及び距離特定部92からの情報に基づいて、例えば、TCC(Tim To Collision)を計算して、車両Cと歩行者Hとが衝突するか否かを判定するものである。判定部94は、車両Cと歩行者Hとが衝突すると判定したときに、エアバッグ装置3、バルクヘッドポップアップ装置4、フード可動装置5及びフェイスロア可動装置6を作動させる。また、判定部94は、例えば、自動ブレーキ機能によって減速しても歩行者Hとの衝突が避けられないと判断した場合に、歩行者Hと衝突すると予測する。また、判定部94は、距離特定部92で歩行者Hとの距離がゼロになった場合に、歩行者Hに衝突したと判定する。この判定部94は、エアバッグ装置3と、バルクヘッドポップアップ装置4と、フード可動装置5と、フェイスロア可動装置6と、にそれぞれ電気的に接続されている。
≪車両用保護装置の作用≫
次に、図4を主に、図1~図5Hを参照して本発明の実施形態に係る車両用保護装置1の作用を説明する。
図2及び図5Aに示すように、平常時、バルクヘッドポップアップ装置4は、バルクヘッドアッパ21に接合されたプランジャ42が下降した状態にある。また、フード可動装置5は、バルクヘッドサイド22を垂直な状態に支持した状態にある。このため、バルクヘッド2は、図1に示すような平常時の状態にある。フード11は、下降して後退した位置状態にあって、モータルームRの開口部を閉塞した状態を維持している。
また、フェイスロア可動装置6は、図5Aに示すように、フェイスロア16に連結されたプランジャ62が後退した状態にある。
イグニッションスイッチ(図示省略)をONすることにより、図3に示すカメラ71、ミリ波レーダ72及び車速センサ8が監視可能な状態に駆動する。これにより、車両用保護装置1は、車両Cに歩行者H(保護対象物)が衝突するのを監視できるようになり、車両用保護装置1がスタートする。
まず、カメラ71及びミリ波レーダ72により車両前方の画像情報及び距離情報の取り込みを行う(ステップS1)。
次に、制御装置9の歩行者特定部93により、カメラ71の画像情報と、歩行者Hの身長や、体積や、重心位置、もしくは、形状等の記憶部90の歩行者テンプレートと、を比較して、画像が歩行者Hか否かの判断を行う(ステップS2)。
歩行者特定部93でカメラ71の保護対象物の画像情報が歩行者Hと判断した場合は、ステップS3に進む。歩行者特定部93でカメラ71の画像情報が歩行者Hでないと判断したときには、ステップS1に戻り、再度ステップS1~ステップS2の処理を行う。
次に、車速センサ8により、車速信号の取り込みを行う(ステップS3)。つまり、車輪の回転を検出して車両Cの車速を検出する。
次に、距離特定部92により、カメラ71またはミリ波レーダ72で撮像した画像を解析して、車両Cと歩行者Hとの間の距離(相対位置)を特定する(ステップS4)。
次に、ステップS3での速度信号と、ステップS4での車両Cから歩行者Hまでの距離信号と、記憶部90のデータとを比較して判定部94により、歩行者Hが車両Cに衝突するか予知(予測)判断する(ステップS5)。
判定部94で歩行者Hが車両Cに衝突すると判断した場合は、ステップS6に進む。判定部94は、図5Bに示すように、バルクヘッドポップアップ装置4の駆動部41に作動信号を発信して作動させる(ステップS6)。駆動部41は、プランジャ42を押し上げることによって、バルクヘッドアッパ21、リンク17a及びフード11を上昇させる。このようにしてバルクヘッドポップアップ装置4は、予め設定したストローク分だけフード11を瞬時に跳ね上げるようにして上昇させる。
次に、判定部94(図3参照)は、図5Cに示すように、フード可動装置5に作動信号を発信して作動させてバルクヘッドサイド22を前側に回動させて、フード11を前側に移動させる(ステップS7)。これと同時に、判定部94(図3参照)は、フェイスロア可動装置6の駆動部61を作動させてプランジャ62を押し出して、プランジャ62に連結されたフェイスロア16を前方向に移動させる(ステップS7)。
続いて、判定部94(図3参照)は、図5Dに示すように、エアバッグ装置3のインフレータ(図示省略)を作動させて、エアバッグ31をフード11とフードグリル15との間から前方向に展開させる(ステップS8)。詳述すると、インフレータ(図示省略)は、ガス発生剤を高速燃焼させて高圧ガスを発生させる。その高圧ガスは、折り畳んであったエアバッグ31に送られ、瞬時にエアバッグ31を車体前方に展開させる。
このようにして、エアバッグ31は、図5Eに示すように、歩行者Hを受ける態勢にフード11、フードグリル15及びバンパフェイス14の前方に展開して、歩行者Hとの衝突に備える。
そして、車両Cに歩行者Hが衝突すると、図5Fに示すように、エアバッグ31は、歩行者Hを弾性的に受け止めて衝撃を吸収する。また、フェイスロア可動装置6によって前方向に押し出されたフェイスロア16は、歩行者Hの足を払って、図5Gに示すように、車両側に傾倒させる。このとき、フード11は、バルクヘッドポップアップ装置4によって歩行者Hの腰の高さまで上昇されていることで、図5Hに示すように、歩行者Hをスムーズにフード11上に傾倒するように導くことができる。また、フード可動装置5は、図5Gに示すように、バルクヘッドサイド22を後側に回動させて、フード11及びバルクヘッドアッパ21を後側に移動させることで、衝撃を吸収しつつ、歩行者Hの頭部等が衝突するエリアにフード11を後退させる。
このようにして、歩行者Hは、図5Hに示すように、上昇したフード11上に倒れ込んで、フード11全体で弾性的に受け止められる。フード11は、後退しながら柔軟性を有するフードスキンで、歩行者Hを弾性的に受け止めるので、衝撃吸収性を向上させることができる。
バルクヘッドポップアップ装置4は、図5B~図5Hに示すように、バルクヘッドアッパ21及びフード11を上昇させた後、バルクヘッドアッパ21及びフード11を上昇させた状態を維持しているので、フード11が下降してパワーユニットPWに当接するのを抑制することができる(エンド)。
本発明の車両用保護装置1は、フード11を上昇させるバルクヘッドポップアップ装置4と、フード11を前後方向に移動させるフード可動装置5と、歩行者H(図5H参照)の足を払うフェイスロア可動装置6と、でフード11による歩行者Hの衝撃緩衝性を向上させて、歩行者Hをフード11上の所定位置に傾倒するように導きながら、エアバッグ31を前方向に展開させる構造になっている。このため、エアバッグ31を小型化することができる。
このように、本発明は、図1または図2に示すように、左右方向に延びるバルクヘッドアッパ21を上部に配置したバルクヘッド2と、バルクヘッドアッパ21の上部に配置されたフード11と、を備えて車両Cに衝突する歩行者H(保護対象物)を保護する車両用保護装置1であって、バルクヘッドアッパ21及びフード11を上昇させるバルクヘッドポップアップ装置4と、バルクヘッドアッパ21及びフード11を前方向に移動させることが可能なフード可動装置5と、を備え、車両Cに衝突する歩行者Hを保護するときに、バルクヘッドポップアップ装置4によってバルクヘッドアッパ21及びフード11を上昇させた後、フード可動装置5によってバルクヘッドアッパ21及びフード11を前方向に移動させることを特徴とする。
これにより、車両用保護装置1は、歩行者H(図5F参照)が車両Cに衝突したときに、バルクヘッドアッパ21及びフード11をバルクヘッドポップアップ装置4で上昇させると共に、フード可動装置5でバルクヘッドアッパ21及びフード11を前方向に移動させて、フード11で歩行者Hを受け止めることができる。このため、歩行者Hが受ける衝撃を効率よく吸収することができる。また、フード11は、上昇して前側に移動した状態で歩行者Hを受け止めるので、フード11の下方に配置されたパワーユニットPWに当接するのを防止することができる。
また、バルクヘッドポップアップ装置4は、バルクヘッドアッパ21及びフード11を上昇させた後、バルクヘッドアッパ21及びフード11を上昇させた状態を維持しているが好ましい。
これにより、バルクヘッドアッパ21及びフード11は、バルクヘッドポップアップ装置4によって、上昇させた状態を維持されるので、フード11がパワーユニットPWに当接するのをさらに確実に防止することができる。
また、車両Cに衝突する前記保護対象物を保護するエアバッグ装置3を備え、エアバッグ装置3は、フード可動装置5でバルクヘッドアッパ21及びフード11を前方向に移動させた後、エアバッグ31をフード11の前端部下側から前方向に展開させることが好ましい。
これにより、エアバッグ31は、バルクヘッドポップアップ装置4によって上昇し、フード可動装置5で前方向に移動したフード11と、バルクヘッドアッパ21の間から前方向に展開するので、エアバッグ31を小型化することが可能である。
また、フード可動装置5は、バルクヘッドアッパ21の左右端部から下方向に延設された左右一対のバルクヘッドサイド22を前後方向に回動可能に構成され、エアバッグ31が展開した後、バルクヘッドアッパ21及びフード11を後退させることが好ましい。
これにより、フード11は、エアバッグ31が展開した後、後退することによって、受け止めた歩行者Hが受ける衝撃を緩衝させることができる。
また、車両Cの前部には、左右方向に延設されたフェイスロア16と、フェイスロア16を前方向に移動させることが可能なフェイスロア可動装置6と、歩行者H(保護対象物)と車両Cとの衝突を予測する衝突予測装置7と、を備え、フェイスロア可動装置6は、衝突予測装置7が歩行者Hとの衝突を予測したときに、フェイスロア16を前方向に移動させることが好ましい。
これにより、フェイスロア可動装置6は、歩行者Hが車両Cに衝突すると予測されたときに、フェイスロア16を前方向に移動させて、歩行者Hの脚部を足払いすることができる。フェイスロア16は、前方向に押し出されるように移動することで、歩行者Hの重心より低い位置である脚部に押圧する。このため、歩行者Hが車体前部のフード11上に傾倒される足払い性を向上させて、歩行者Hが受ける衝撃を緩衝することができる。
[変形例]
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、その技術的思想の範囲内で種々の改造及び変更が可能であり、本発明はこれら改造及び変更された発明にも及ぶことは勿論である。
例えば、バルクヘッドポップアップ装置4の駆動部41は、少なくとも、プランジャ42を上昇可能な装置であればよく、その構造は特に限定されない。駆動部41は、例えば、電動モータを使用した電動モータ歯車装置や、スプリングによるばね力を利用した装置や、圧縮機による圧縮空気によってプランジャ42を弾出させる装置や、ピストンシリンダ装置等によって、プランジャ42を上下動させてもよい。
また、バルクヘッドポップアップ装置4は、バルクヘッドアッパ21及びフード11を段階的または可変的に作動させるようにしてもよい。
これにより、バルクヘッドアッパ21及びフード11は、段階的または可変的に上昇させて歩行者Hを受け止めることができる。
また、バルクヘッドポップアップ装置4は、バルクヘッドアッパ21及びフード11を上昇させると共に、エアバッグ31が展開した後、バルクヘッドアッパ21及びフード11を所定時間上昇させた状態を維持してから、エアバッグ31の萎みに合わせて弾性的に下降させるようにしてもよい。
これにより、バルクヘッドアッパ21及びフード11は、エアバッグ31の展開後、バルクヘッドポップアップ装置4で所定時間上昇させた状態を維持した後に、エアバッグ31の萎みに合わせて弾性的に下降するので、フード11で受け止めた歩行者Hが受ける衝撃を緩衝させることができる。
また、フェイスロア可動装置6の駆動部61は、前記したバルクヘッドポップアップ装置4と同様、電動モータを使用した電動モータ歯車装置や、スプリングによるばね力を利用した装置や、圧縮機による圧縮空気によってプランジャ62を弾出させる装置や、ピストンシリンダ装置等であってもよい。
また、フード可動装置5は、実施形態では左右のバルクヘッドサイド22を前後方向に回動させてフード11を前後方向に移動させる例を挙げて説明したが、その構造は特に限定されない。フード可動装置5は、例えば、駆動部本体51をモータルームRの開口部内壁に設けて、電動モータ歯車装置によってフード11を進退させる装置や、圧縮空気で作動するプランジャによってフード11を進退させる装置や、ピストンシリンダ装置によってフード11を進退させる装置や、電磁力を使用した電磁装置等であってもよい。
また、車両用保護装置1は、動物や動物以外の異物等すべての保護対象物に対して作動するようにしてもよいし、人間だけや、自転車等の二輪車をカメラ71で取得した画像から判別して作動するようにしてもよい。
また、フェイスロア16は、バンパフェイス14の下側全体に設置して、車体前部の下部全域に亘って配置してもよい。
1 車両用保護装置
2 バルクヘッド
3 エアバッグ装置
4 バルクヘッドポップアップ装置
5 フード可動装置
6 フェイスロア可動装置
7 衝突予測装置
11 フード
16 フェイスロア
21 バルクヘッドアッパ
22 バルクヘッドサイド
31 エアバッグ
C 車両
H 歩行者(保護対象物)

Claims (6)

  1. 左右方向に延びるバルクヘッドアッパを上部に配置したバルクヘッドと、前記バルクヘッドアッパの上部に配置されたフードと、を備えて車両に衝突する保護対象物を保護する車両用保護装置であって、
    前記バルクヘッドアッパ及び前記フードを上昇させるバルクヘッドポップアップ装置と、
    前記バルクヘッドアッパ及び前記フードを前方向に移動させることが可能なフード可動装置と、を備え、
    前記車両に衝突する前記保護対象物を保護するときに、前記バルクヘッドポップアップ装置によって前記バルクヘッドアッパ及び前記フードを上昇させた後、前記フード可動装置によって前記バルクヘッドアッパ及び前記フードを前方向に移動させる
    ことを特徴とする車両用保護装置。
  2. 前記車両に衝突する前記保護対象物を保護するエアバッグ装置を備え、
    前記エアバッグ装置は、前記フード可動装置で前記バルクヘッドアッパ及び前記フードを前方向に移動させた後、エアバッグを前記フードの前端部下側から前方向に展開させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両用保護装置。
  3. 前記フード可動装置は、前記バルクヘッドアッパの左右端部から下方向に延設された左右一対のバルクヘッドサイドを前後方向に回動可能に構成され、前記エアバッグが展開した後、前記バルクヘッドアッパ及び前記フードを後退させる
    ことを特徴とする請求項2に記載の車両用保護装置。
  4. 前記バルクヘッドポップアップ装置は、前記バルクヘッドアッパ及び前記フードを段階的または可変的に作動させる
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の車両用保護装置。
  5. 前記バルクヘッドポップアップ装置は、前記バルクヘッドアッパ及び前記フードを上昇させた後、前記バルクヘッドアッパ及び前記フードを上昇させた状態を維持している
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の車両用保護装置。
  6. 前記車両の前部には、左右方向に延設されたフェイスロアと、
    前記フェイスロアを前方向に移動させることが可能なフェイスロア可動装置と、
    前記保護対象物と前記車両との衝突を予測する衝突予測装置と、を備え、
    前記フェイスロア可動装置は、前記衝突予測装置が前記保護対象物との衝突を予測したときに、前記フェイスロアを前方向に移動させる
    ことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の車両用保護装置。
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