JP6985987B2 - 基板処理方法および基板処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、基板処理方法および基板処理装置に関する。
従来、半導体基板(以下、単に「基板」という。)の製造工程では、基板の表面に対して各種処理が行われる。例えば、特許文献1では、回転している基板の上面の周縁部近傍にエッチング用の薬液を供給しつつ、基板の下面の周縁部近傍にエッチング阻害液である純水が供給される。純水の一部は、表面張力により基板の端縁を超えて基板の上面まで回り込み、薬液と衝突する。これにより、純水と薬液とが衝突する部位において薬液が希釈され、当該部位においてエッチングレートを低下させることが可能となる。
特開2016−139743号公報
ところで、特許文献1の手法では、上面の周縁部において、純水による薬液の希釈によりエッチングレートを低下させているのみであるため、周縁部が想定以上にエッチングされてしまう可能性がある。周縁部がエッチングされると、後続の工程における基板の搬送等において不具合が生じる可能性がある。したがって、周縁部を保護しつつ、周縁部の内側に位置する処理領域を適切にエッチングすることが可能な新規な手法が求められている。
本発明は上記課題に鑑みなされたものであり、周縁部を保護しつつ、処理領域を適切にエッチングすることを目的としている。
請求項1に記載の発明は、基板処理方法であって、a)円板状の基板を水平状態で回転しつつ、前記基板の一の主面を酸化させる酸化液を、前記基板に向けてノズルから吐出することにより、前記一の主面の周縁部に前記酸化液を供給する工程と、b)前記基板を水平状態で回転しつつ、前記一の主面をエッチングするエッチング液を、前記一の主面の中央部に向けてノズルから吐出することにより、前記一の主面において前記周縁部の内側に位置する処理領域に前記エッチング液を供給する工程とを備える。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の基板処理方法であって、前記a)およびb)工程を行うことにより、前記一の主面の前記周縁部において、前記酸化液と前記エッチング液とが混合される。
請求項に記載の発明は、請求項1または2に記載の基板処理方法であって、前記a)工程において、前記基板の他の主面側に位置する前記ノズルから前記他の主面に向けて前記酸化液が吐出され、回転する前記基板の外周端面を経由して、前記酸化液が前記一の主面の前記周縁部に供給される。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の基板処理方法であって、前記a)工程において、前記他の主面側に位置する前記ノズルから前記他の主面の中央部に向けて前記酸化液が吐出される。
請求項に記載の発明は、請求項またはに記載の基板処理方法であって、前記a)およびb)工程が同時に行われる
請求項に記載の発明は、請求項に記載の基板処理方法であって、前記一の主面に吐出される前記エッチング液、および、前記他の主面に吐出される前記酸化液の双方が加熱されている。
請求項に記載の発明は、請求項またはに記載の基板処理方法であって、前記基板の半径が150mmであり、前記a)およびb)工程における前記基板の回転数が、50〜300rpmである。
請求項に記載の発明は、請求項1ないしのいずれか1つに記載の基板処理方法であって、第1材料により形成された複数の第1材料膜と、前記第1材料とは異なる第2材料により形成された複数の第2材料膜とを含む積層膜が、前記基板の前記一の主面において前記処理領域に設けられており、前記b)工程の前に、厚さ方向に延びる孔部が前記積層膜に形成されており、前記b)工程において、前記積層膜に含まれる前記複数の第2材料膜が、前記孔部を介して選択的にエッチングされる。
請求項に記載の発明は、請求項1ないしのいずれか1つに記載の基板処理方法であって、前記エッチング液がアルカリ性を有する。
請求項10に記載の発明は、基板処理装置であって、円板状の基板を水平状態で保持する基板保持部と、上下方向を向く中心軸を中心として前記基板保持部を回転する基板回転機構と、前記基板の一の主面を酸化させる酸化液を、回転する前記基板に向けてノズルから吐出することにより、前記一の主面の周縁部に前記酸化液を供給する酸化液供給部と、前記一の主面をエッチングするエッチング液を、回転する前記基板の前記一の主面の中央部に向けてノズルから吐出することにより、前記一の主面において前記周縁部の内側に位置する処理領域に前記エッチング液を供給するエッチング液供給部とを備える。
請求項11に記載の発明は、請求項10に記載の基板処理装置であって、前記一の主面の前記周縁部において、前記酸化液供給部の前記ノズルから吐出された前記酸化液と前記エッチング液供給部の前記ノズルから吐出された前記エッチング液とが混合される。
本発明によれば、基板の一の主面において、酸化液により周縁部を保護しつつ、処理領域を適切にエッチングすることができる。
基板処理装置の構成を示す図である。 基板の周縁部近傍を示す図である。 基板を処理する流れを示す図である。 基板の処理を説明するための図である。 基板の処理を説明するための図である。 基板の他の例を示す図である。 基板の処理を説明するための図である。 基板の処理を説明するための図である。 基板処理装置の他の例を示す図である。
図1は、本発明の一の実施の形態に係る基板処理装置1の構成を示す図である。基板処理装置1は、円板状の基板9を1枚ずつ処理する枚葉式の装置である。基板処理装置1は、基板保持部21と、基板回転機構22と、カップ23と、エッチング液供給部3と、酸化液供給部4とを備える。
基板保持部21は、上下方向を向く中心軸J1を中心とする円板状のベース部211を有する。ベース部211の上面には、複数のチャックピン212が設けられる。複数のチャックピン212は、中心軸J1を中心とする円周上において、周方向に等間隔に配置される。基板保持部21が基板9を保持する際には、複数のチャックピン212が、基板9の外周縁に押し付けられる。これにより、基板9がベース部211の上方において水平状態で保持される。基板保持部21により保持された基板9の中心は、中心軸J1上に位置する。ベース部211の上面は、基板9の下方を向く主面92(以下、「下面92」という。)と平行であり、両者は隙間を空けて互いに対向する。
ベース部211の下面の中央には、中心軸J1を中心とするシャフト部221の一端が固定される。モータを有する基板回転機構22が、シャフト部221の他端部を回転することにより、基板保持部21が基板9と共に中心軸J1を中心として回転する。カップ23は、ベース部211の周囲を囲む略筒状である。後述する基板9の処理では、回転する基板9の外周縁から飛散する各種処理液が、カップ23の内周面により受けられ、回収される。基板処理装置1では、図示省略のカップ昇降機構により、カップ23の上部が上下方向に昇降可能である。基板処理装置1への基板9の搬入搬出時には、カップ23の上部が下降して、カップ23が外部の搬送機構と干渉することが防止される。
酸化液供給部4は、下部ノズル41と、酸化液供給源42とを備える。下部ノズル41は、上下方向に延びる。ベース部211およびシャフト部221には、上下方向に延びる中空部が中心軸J1上に設けられており、当該中空部内に下部ノズル41が配置される。下部ノズル41の上端面は、ベース部211の上面近傍に配置される。下部ノズル41は、基板保持部21に保持された基板9の下面92側に位置する。下部ノズル41の上端面は、基板9の下面92に直接的に対向する。下部ノズル41の下端には、酸化液供給源42が弁を介して接続され、酸化液供給源42から下部ノズル41に酸化液が供給される。酸化液は、下部ノズル41の上端面の中央に設けられた吐出口から上方に吐出される。すなわち、下部ノズル41から、基板9の下面92の中央部に向けて酸化液が吐出される。酸化液の詳細については後述する。
下部ノズル41には、薬液供給源43およびリンス液供給源44が弁を介してさらに接続される。薬液供給源43から下部ノズル41に薬液が供給されることにより、下部ノズル41から、基板9の下面92の中央部に向けて薬液が吐出される。リンス液供給源44から下部ノズル41にリンス液が供給されることにより、下部ノズル41から、下面92の中央部に向けてリンス液が吐出される。基板処理装置1では、下部ノズル41および薬液供給源43により下面薬液供給部が構成され、下部ノズル41およびリンス液供給源44により下面リンス液供給部が構成される。酸化液供給部4、下面薬液供給部および下面リンス液供給部では、下部ノズル41が共有されている。下面薬液供給部および下面リンス液供給部の一方または双方が、下部ノズル41とは個別のノズルを有してもよい。
エッチング液供給部3は、上部ノズル31と、エッチング液供給源32とを備える。上部ノズル31は、上下方向に延びる。上部ノズル31は、基板9の上方を向く主面91(以下、「上面91」という。)側に位置する。詳細には、上部ノズル31は、上面91の中央部の上方に配置される。上部ノズル31の下端面は、上面91に直接的に対向する。上部ノズル31の上端には、エッチング液供給源32が弁を介して接続され、エッチング液供給源32から上部ノズル31にエッチング液が供給される。エッチング液は、上部ノズル31の下端面の中央に設けられた吐出口から下方に吐出される。すなわち、上部ノズル31から、基板9の上面91の中央部に向けてエッチング液が吐出される。エッチング液の詳細については後述する。
上部ノズル31には、薬液供給源33およびリンス液供給源34が弁を介してさらに接続される。薬液供給源33から上部ノズル31に薬液が供給されることにより、上部ノズル31から、基板9の上面91の中央部に向けて薬液が吐出される。リンス液供給源34から上部ノズル31にリンス液が供給されることにより、上部ノズル31から、上面91の中央部に向けてリンス液が吐出される。基板処理装置1では、上部ノズル31および薬液供給源33により上面薬液供給部が構成され、上部ノズル31およびリンス液供給源34により上面リンス液供給部が構成される。エッチング液供給部3、上面薬液供給部および上面リンス液供給部では、上部ノズル31が共有されている。上面薬液供給部および上面リンス液供給部の一方または双方が、上部ノズル31とは個別のノズルを有してもよい。また、薬液供給源33が薬液供給源43を兼ねてもよく、リンス液供給源34がリンス液供給源44を兼ねてもよい。
基板処理装置1は、有機溶剤供給部5をさらに備える。有機溶剤供給部5は、補助ノズル51と、有機溶剤供給源52とを備える。補助ノズル51は、基板9の上方に配置される。補助ノズル51には、有機溶剤供給源52が弁を介して接続される。有機溶剤供給源52から補助ノズル51に有機溶剤が供給されることにより、補助ノズル51から、基板9の上面91の中央部に向けて有機溶剤が吐出される。基板処理装置1では、上部ノズル31および補助ノズル51のそれぞれを移動するノズル移動機構が設けられてもよい。ノズル移動機構は、上部ノズル31および補助ノズル51を、基板9の上面91に対向する対向位置と、基板9から水平方向に離れた待機位置とに選択的に配置する。ノズル移動機構は、上部ノズル31および補助ノズル51を個別に移動してもよい。
図2は、基板9の周縁部93近傍を示す図であり、中心軸J1を含む面における基板9の断面を示している。基板9は、基板本体90と、薄膜911とを備える。薄膜911は、基板本体90の上面に所定の材料(例えば、アモルファスシリコン)により形成され、当該上面の全体を覆う。基板9の上面91は、薄膜911の表面である。基板9の下面92は、基板本体90の下面である。下面92に、薄膜が形成されてもよい。薄膜911は、基板9の外周端面94(いわゆる、ベベル面)の一部にも設けられる。既述の周縁部93は、基板9における、外周端面94およびその近傍を含む環状の部位である。基板9を収納する容器では、基板9の周縁部93が当該容器の保持部と接触し、かつ、周縁部93よりも内側の部位はいずれの部材とも接触しない状態で、基板9が保持される。
ここで、基板処理装置1において用いられるエッチング液は、上記薄膜911をエッチングすることが可能なものであり、TMY(トリメチル−2ヒドロキシエチルアンモニウムハイドロオキサイド)、TMAH(テトラメチルアンモニウムハイドロオキサイド)、アンモニア水(NHOH)等のアルカリ性を有するエッチング液が例示される。本実施の形態では、エッチング液としてTMYの水溶液が用いられる。酸性のエッチング液が用いられてもよい。また、基板処理装置1において用いられる酸化液は、上記薄膜911を酸化させる(すなわち、酸化膜を形成する)ことが可能なものであり、過酸化水素水(H)、アンモニア水と過酸化水素水の混合液、オゾン水等が例示される。本実施の形態では、酸化液として過酸化水素水が用いられる。
図3は、基板処理装置1が基板9を処理する流れを示す図である。図1の基板処理装置1では、事前に、外部の搬送機構により処理対象の基板9が搬入され、基板保持部21により保持されている。基板9の処理では、まず、基板回転機構22により基板9の回転が開始される(ステップS11)。基板9は、水平状態で基板保持部21と共に回転する。また、対向位置に配置された上部ノズル31を介して、上面薬液供給部により基板9の上面91の中央部に薬液が供給され、下面薬液供給部により下部ノズル41を介して下面92の中央部に薬液が供給される(ステップS12)。
上面91および下面92では、基板9の回転により薬液が基板9の外周縁に向かって広がり、上面91および下面92の全体に薬液が供給される。基板9の外周縁から飛散する薬液は、カップ23の内周面により受けられて回収される(後述のリンス液、酸化液およびエッチング液の供給時において同様)。薬液は、例えばDHF(希フッ酸)であり、薬液の供給により、上面91および下面92の自然酸化膜が除去される。基板処理装置1では、他の種類の薬液が用いられてもよい。
薬液の吐出が所定時間継続されると、薬液の吐出が停止される。続いて、上面リンス液供給部により上部ノズル31を介して上面91の中央部にリンス液が供給されるとともに、下面リンス液供給部により下部ノズル41を介して下面92の中央部にリンス液が供給される(ステップS13)。上面91および下面92では、基板9の回転によりリンス液が基板9の外周縁に向かって広がり、上面91および下面92の全体にリンス液が供給される。リンス液は、例えば純水であり、リンス液の供給により、上面91および下面92に付着する薬液が除去される。基板処理装置1では、純水以外のリンス液が用いられてもよい。リンス液の吐出は所定時間継続され、その後、停止される。
続いて、酸化液供給源42が下部ノズル41に酸化液を供給することにより、下部ノズル41から、下面92の中央部に向けて酸化液が連続的に吐出される(ステップS14)。また、エッチング液供給源32が上部ノズル31にエッチング液を供給することにより、上部ノズル31から、上面91の中央部に向けてエッチング液が連続的に吐出される(ステップS15)。本処理例では、下部ノズル41からの酸化液の吐出と、上部ノズル31からのエッチング液の吐出とがほぼ同時に開始される。
このとき、下面92では、基板9の回転により酸化液が基板9の外周縁に向かって広がり、下面92の全体に酸化液が供給される。基板本体90は非酸化物(例えばシリコン)により形成されており、酸化液による酸化反応により、下面92の全体に均一な酸化膜が形成される。外周縁では、酸化液の一部が飛散する。酸化液の他の一部は、表面張力により外周端面94に付着し、上面91の周縁部93に到達する。換言すると、下部ノズル41から下面92に向けて吐出された酸化液は、外周端面94を経由して上面91の周縁部93に供給される。
上面91では、基板9の回転によりエッチング液が基板9の外周縁に向かって広がる。既述のように、上面91の周縁部93には、酸化液が存在する。したがって、図4に示すように、上面91の周縁部93においてエッチング液81および酸化液82が混合される。図4では、周縁部93近傍におけるエッチング液81および酸化液82を模式的に示しており、エッチング液81と酸化液82とが混合した部分に符号83を付している。上面91の周縁部93では、エッチング液81に酸化液82が混合されることにより、基板9のエッチング(ここでは、薄膜911のエッチング)が抑制される。エッチング液81と酸化液82との混合により、基板9のエッチングが抑制される理由は明確ではないが、上面91が、酸化液82により微視的に酸化され(微視的に酸化膜が形成され)、エッチング液81から保護されるためであると考えられる。酸化液82として過酸化水素水を用いる場合に、周縁部93におけるエッチングをより確実に抑制するには、酸化液82における過酸化水素の濃度は、例えば8重量%以上であり、好ましくは15重量%以上である。
一方、上面91において周縁部93よりも内側の領域95(以下、「処理領域95」という。)では、エッチング液81により薄膜911がエッチングされる。図5では、処理領域95において薄膜911がエッチングされた基板9を示しており、エッチング液81および酸化液82の図示を省略している。基板処理装置1では、上部ノズル31から上面91の処理領域95に向けて吐出されるエッチング液により処理領域95を適切にエッチングしつつ、下部ノズル41から下面92に向けて吐出される酸化液82により上面91の周縁部93を保護する(エッチングレートを十分に低くする、または、エッチングを防止する)ことが可能となる。実際には、基板9の外周端面94(ベベル面)も酸化液82により保護される。
好ましい基板処理装置1では、エッチング液供給源32がヒータを有し、所定の温度(例えば85℃)に加熱されたエッチング液81が上面91に吐出される。これにより、処理領域95では、比較的高いエッチングレートで薄膜911がエッチングされる。より好ましくは、酸化液供給源42がヒータを有し、所定の温度(例えば70℃)に加熱された酸化液82が下面92に吐出される。これにより、エッチング液81の高温状態が維持されやすくなり、処理領域95のエッチングレートをより高くすることが可能となる。高温の酸化液82は、例えば、高温の純水と常温の過酸化水素とを混合することにより生成される。高温のエッチング液81が、同様に、高温の純水と常温のTMY等とを混合することにより生成されてもよい。
下部ノズル41から下面92に向けて吐出された酸化液82を、上面91の周縁部93に到達させる条件は、基板9の半径、および、酸化液82の種類等に応じて適宜決定される。一例では、基板9の半径が150mmであり、かつ、下部ノズル41から酸化液82が毎分1〜2Lの流量で吐出される場合に、基板9の回転数が、例えば50〜300rpmに設定される。これにより、酸化液82を上面91の周縁部93に適切に到達させることが可能となる。基板処理装置1では、基板9の回転数が低いほど、酸化液82が外周端面94から到達する上面91の領域の幅(外周端面94から内側に向かう径方向の幅であり、以下、「混合領域における幅」という。)の平均値が大きくなり、周方向における当該幅のばらつきも大きくなる。したがって、混合領域におけるある程度の幅(例えば、1〜3mm)を確保しつつ、当該幅のばらつきを低減するという観点では、基板9の回転数は、100〜200rpmに設定されることが好ましい。より好ましくは、基板9の回転数は、150〜200rpmである。
酸化液82およびエッチング液81の吐出が所定時間継続されると、両者の吐出が停止される。続いて、上面リンス液供給部により上部ノズル31を介して上面91の中央部にリンス液が供給されるとともに、下面リンス液供給部により下部ノズル41を介して下面92の中央部にリンス液が供給される(ステップS16)。上面91および下面92では、基板9の回転によりリンス液が基板9の外周縁に向かって広がり、上面91および下面92の全体にリンス液が供給される。リンス液の供給により、上面91に付着するエッチング液81、および、下面92に付着する酸化液82が除去される。リンス液の吐出は所定時間継続され、その後、停止される。
続いて、対向位置に配置された補助ノズル51を介して、有機溶剤供給部5により上面91の中央部に有機溶剤が供給される(ステップS17)。上面91では、基板9の回転により有機溶剤が基板9の外周縁に向かって広がり、上面91の全体に有機溶剤が供給される。有機溶剤は、例えばIPA(イソプロピルアルコール)であり、上面91上のリンス液が有機溶剤に置換される。基板処理装置1では、IPA以外の有機溶剤が用いられてもよい。有機溶剤の吐出は所定時間継続され、その後、停止される。
有機溶剤の供給が完了すると、基板回転機構22が基板9の回転速度を上記処理液(すなわち、薬液、リンス液、酸化液、エッチング液および有機溶剤)の供給時よりも高くすることにより、基板9の乾燥処理(スピンドライ)が開始される(ステップS18)。乾燥処理が完了すると、基板9の回転が停止される(ステップS19)。基板9は、外部の搬送機構により基板処理装置1から搬出される。以上により、基板処理装置1における基板9の処理が完了する。
上記処理例では、説明を簡単にするため、基板9の上面91における処理領域95において薄膜911を除去し、周縁部93において薄膜911を残す場合について説明したが、基板処理装置1は、基板9に対する様々な処理において用いられてもよい。
図6は、基板の他の例を示す図である。図6の基板9aでは、基板本体90の上面において周縁部93の内側に積層膜912が形成される。すなわち、上面91の処理領域95に、積層膜912が設けられる。積層膜912は、第1材料により形成された複数の第1材料膜913と、第1材料とは異なる第2材料により形成された複数の第2材料膜914とを含む。第1材料膜913と第2材料膜914とは、厚さ方向(積層方向)に交互に設けられる。例えば、第1材料膜913は、シリコン酸化膜等の絶縁膜である。第1材料膜913は、エッチング液によるエッチングレートが十分に低い材料(ほとんどエッチングされない材料)の膜であればよく、シリコン窒化膜や、TEOS(テトラエトキシシラン)等であってもよい。第2材料膜914はポリシリコン膜である。第2材料膜914は、エッチング液によるエッチングレートが比較的高い他の材料の膜であってもよい。
一方、基板本体90の上面における周縁部93の表面には、積層膜912は形成されない。基板9aの上面91の周縁部93の表面とは、基板本体90の表面である。基板本体90は、非酸化物(例えばシリコン)により形成されており、基板本体90に対するエッチング液によるエッチングレートは比較的高い。また、基板本体90の表面は、酸化液により酸化し得る。上面91の周縁部93が、第2材料膜914等、エッチング液によりエッチングされ、かつ、酸化液により酸化し得る材料の膜表面であってもよい。基板9aの下面92は、基板本体90の下面である。基板9aの下面92が、基板本体90の下面に形成された薄膜の表面であってもよい。
基板処理装置1が基板9aを処理する際には、図7に示すように、積層膜912に対して厚さ方向に延びる複数の孔部915が、外部の装置により予め形成されている。各孔部915は、複数の第1材料膜913および複数の第2材料膜914を貫通する。孔部915の形成は、例えば、反応性イオンエッチングによって行われる。
基板処理装置1における基板9aの処理では、上記と同様に、基板9aを回転しつつ、上面91および下面92への薬液の供給、および、上面91および下面92へのリンス液の供給が順に行われる(図3:ステップS11〜S13)。続いて、下部ノズル41から下面92の中央部への酸化液の吐出と、上部ノズル31から上面91の中央部へのエッチング液の吐出とが、ほぼ同時に開始される(ステップS14,S15)。
下面92では、基板9aの回転により酸化液が基板9aの外周縁に向かって広がり、酸化膜が形成される。また、酸化液の一部が、外周端面94を経由して上面91の周縁部93に供給される(図4参照)。上面91では、基板9aの回転によりエッチング液が基板9aの外周縁に向かって広がる。上面91の周縁部93では、エッチング液および酸化液が混合されることにより、エッチングが抑制される。
上面91の処理領域95では、孔部915に入り込んだエッチング液により、第2材料膜914が選択的にエッチングされる。第1材料膜913は、エッチング液により、ほとんどエッチングされない。その結果、図8に示すように、第2材料膜914が孔部915の内周面から後退する。換言すると、広がった孔部915の内周面から、第1材料膜913が内側に突出した構造が得られる。なお、仮に、孔部915における第2材料膜914の表面に酸化液が付着した場合、第2材料膜914の当該表面は酸化するため、酸化液は、上面91の周縁部93のみならず、処理領域95も酸化させることが可能な処理液であるといえる。
酸化液およびエッチング液の吐出は所定時間継続され、その後、停止される。続いて、上面91および下面92へのリンス液の供給、および、上面91への有機溶剤の供給が順に行われる(ステップS16,S17)。高速回転での基板9aの乾燥後、基板9aの回転が停止され(ステップS18,S19)、基板処理装置1における基板9aの処理が完了する。
積層膜912が設けられる基板9aの処理では、孔部915を介した第2材料膜914の選択的エッチングに長時間を要する。したがって、仮に、酸化液を供給することなく処理を行うと、上面91の周縁部93におけるエッチング量が大きくなり(例えば、元の厚さ775μmに対して、エッチング量が数十μmとなる。)、後続の工程における基板9aの搬送等において不具合が生じてしまう。
これに対し、基板処理装置1では、上面91の周縁部93を酸化液により保護することにより、長時間を要する第2材料膜914の選択的エッチングにおいて、周縁部93がエッチングされることを抑制することができる。その結果、上記不具合の発生を防止することができる。なお、基板9aの下面92、および、上面91の周縁部93に形成される酸化膜の厚さは、数nmであるため、基板9aの搬送等において問題となることはなく、除去する必要もない。上記処理では、基板9aの外周端面94(ベベル面)も酸化液により保護されるため、基板9aの直径が小さくなることも防止される。
図9は、基板処理装置の他の例を示す図である。図9の基板処理装置1aでは、酸化液供給部4aの構成が、図1の基板処理装置1と相違する。他の構成は、図1の基板処理装置1と同様であり、同じ構成に同じ符号を付す。
酸化液供給部4aは、基板9の上面91側に位置する酸化液ノズル41aを備える。酸化液ノズル41aは、上下方向に沿って延びており、吐出口が形成された下端面が、上端面よりも径方向の外側に位置するように、上下方向に対して傾斜して支持される。また、酸化液ノズル41aの吐出口は、上面91の周縁部93の近傍に対向する。酸化液は、酸化液ノズル41aから上面91の周縁部93に向かって吐出される。酸化液ノズル41aにおける酸化液の吐出方向は、下方かつ径方向外側を向く。
基板処理装置1aでは、酸化液ノズル41aから上面91の周縁部93への酸化液の吐出と、上部ノズル31から上面91の中央部へのエッチング液の吐出とが、ほぼ同時に開始される。上面91の処理領域95では、エッチング液により薄膜911(図2参照)がエッチングされる。上面91の周縁部93では、エッチング液および酸化液が混合されることにより、エッチングが抑制される。このように、基板処理装置1aにおいても、酸化液により上面91の周縁部93を保護しつつ、処理領域95を適切にエッチングすることが可能となる。もちろん、図9の基板処理装置1aにおいて、図6の基板9aが処理されてもよい。
以上に説明したように、基板処理装置1,1aにおける基板9,9aの処理では、上面91の周縁部93に酸化液を供給する工程と、周縁部93の内側に位置する処理領域95にエッチング液を供給する工程とが行われる。これにより、基板9,9aの上面91において、酸化液により周縁部93を保護しつつ、処理領域95を適切にエッチングすることが実現される。
ところで、図9の基板処理装置1aでは、基板9,9aの処理において、酸化液ノズル41aから上面91の周縁部93に向けて吐出された酸化液の液跳ね等により、上面91の処理領域95に酸化液が付着する可能性がある。この場合に、薄膜911または第2材料膜914の一部の表面が酸化すると、当該表面(酸化膜表面)がエッチング液によりほとんどエッチングされなくなる。これに対し、図1の基板処理装置1では、基板9,9aの下面92側に位置する下部ノズル41から下面92に向けて酸化液が吐出されるため、基板9,9aに向けて吐出された酸化液の液跳ね等により、上面91の処理領域95に酸化液が付着することを防止することができる。
基板処理装置1,1aでは、上面91の周縁部93に酸化液を供給する工程と、周縁部93の内側に位置する処理領域95にエッチング液を供給する工程とを個別に行うことも可能である。例えば、図1の基板処理装置1において、基板9,9aを回転しつつ、下部ノズル41から下面92に向けて酸化液が吐出される。また、酸化液の吐出に並行して、上部ノズル31から上面91の中央部に向けて純水が吐出される。これにより、外周端面94を介して到達した酸化液により上面91の周縁部93に酸化膜が形成されるとともに、純水により処理領域95への酸化液の浸入が抑制される。その後、上部ノズル31から上面91の中央部に向けてエッチング液が吐出される。これにより、基板9,9aの上面91において、酸化液により形成される酸化膜を用いて周縁部93を保護しつつ、処理領域95を適切にエッチングすることが可能となる。図9の基板処理装置1aにおいても同様である。なお、エッチング液を処理領域95に供給する前に、上面91の周縁部93に酸化膜を形成する場合も、実質的には、周縁部93が酸化液により保護されていると捉えることができる。
一方、上面91の周縁部93に酸化液を供給する工程と、周縁部93の内側に位置する処理領域95にエッチング液を供給する工程とを同時に行う場合には、基板9,9aの処理を効率よく行う(すなわち、処理に要する時間を短くする)ことが可能となる。また、この場合も、処理領域95への酸化液の浸入をエッチング液により抑制することができ、処理領域95を適切にエッチングすることができる。
上記基板処理および基板処理装置1,1aでは様々な変形が可能である。
図1の基板処理装置1では、上部ノズル31から酸化液を吐出し、下部ノズル41からエッチング液を吐出することにより、上面91から下面92に回り込む酸化液により下面92の周縁部93を保護しつつ、周縁部93の内側に位置する処理領域(下面92の処理領域)がエッチングされてもよい。図9の基板処理装置1aにおいても同様に、下面92の周縁部93に対向する酸化液ノズルから酸化液を吐出しつつ、下部ノズル41からエッチング液が吐出されてもよい。
以上のように、基板処理装置1,1aでは、基板9,9aの一の主面を酸化させる酸化液を、基板9,9aに向けてノズルから吐出することにより、当該一の主面の周縁部93に酸化液を供給する工程と、当該一の主面をエッチングするエッチング液を、基板9,9aに向けてノズルから吐出することにより、当該一の主面において周縁部93の内側に位置する処理領域にエッチング液を供給する工程とが行われる。これにより、基板9,9aの当該一の主面において、酸化液により周縁部93を保護しつつ、処理領域を適切にエッチングすることができる。
図1の基板処理装置1において、基板9,9aの下面92の周縁部93に対向する位置に、下部ノズル41が配置されてもよい。この場合も、回転する基板9,9aの外周端面94を経由して、酸化液を上面91の周縁部93に供給することが可能である。酸化液により基板9,9aの下面92が酸化する場合に、下面92の全体を均一な状態とする(均一な酸化膜を形成する)という観点では、下部ノズル41から下面92の中央部に向けて酸化液が吐出されることが好ましい。下面92の全体に酸化膜を形成する場合、後続の工程において、当該酸化膜により、下面92を保護することが可能となる。
エッチング液は、必ずしも上面91の中央部に向けて吐出される必要はなく、上面91において、周縁部93よりも内側、かつ、中央部よりも外側の位置に向けて、上部ノズル31からエッチング液が吐出されてもよい。すなわち、エッチングが行われる処理領域は、必ずしも中央部を含む必要はない。
基板9,9aの下面92の中央部に向けて、いずれの処理液も吐出しない場合には、下面92の中央部を吸着保持する基板保持部が設けられてもよい。
基板処理装置1,1aにおいて処理が行われる基板は半導体基板には限定されず、他の基板であってもよい。
上記実施の形態および各変形例における構成は、相互に矛盾しない限り適宜組み合わされてよい。
1,1a 基板処理装置
3 エッチング液供給部
4,4a 酸化液供給部
9,9a 基板
21 基板保持部
22 基板回転機構
31 上部ノズル
41 下部ノズル
41a 酸化液ノズル
81 エッチング液
82 酸化液
91 (基板の)上面
92 (基板の)下面
93 (基板の)周縁部
94 (基板の)外周端面
95 (基板上の)処理領域
912 積層膜
913 第1材料膜
914 第2材料膜
915 孔部
J1 中心軸
S11〜S19 ステップ

Claims (11)

  1. 基板処理方法であって、
    a)円板状の基板を水平状態で回転しつつ、前記基板の一の主面を酸化させる酸化液を、前記基板に向けてノズルから吐出することにより、前記一の主面の周縁部に前記酸化液を供給する工程と、
    b)前記基板を水平状態で回転しつつ、前記一の主面をエッチングするエッチング液を、前記一の主面の中央部に向けてノズルから吐出することにより、前記一の主面において前記周縁部の内側に位置する処理領域に前記エッチング液を供給する工程と、
    を備えることを特徴とする基板処理方法。
  2. 請求項1に記載の基板処理方法であって、
    前記a)およびb)工程を行うことにより、前記一の主面の前記周縁部において、前記酸化液と前記エッチング液とが混合されることを特徴とする基板処理方法。
  3. 請求項1または2に記載の基板処理方法であって、
    前記a)工程において、前記基板の他の主面側に位置する前記ノズルから前記他の主面に向けて前記酸化液が吐出され、回転する前記基板の外周端面を経由して、前記酸化液が前記一の主面の前記周縁部に供給されることを特徴とする基板処理方法。
  4. 請求項に記載の基板処理方法であって、
    前記a)工程において、前記他の主面側に位置する前記ノズルから前記他の主面の中央部に向けて前記酸化液が吐出されることを特徴とする基板処理方法。
  5. 請求項またはに記載の基板処理方法であって、
    前記a)およびb)工程が同時に行われることを特徴とする基板処理方法。
  6. 請求項に記載の基板処理方法であって、
    前記一の主面に吐出される前記エッチング液、および、前記他の主面に吐出される前記酸化液の双方が加熱されていることを特徴とする基板処理方法。
  7. 請求項またはに記載の基板処理方法であって、
    前記基板の半径が150mmであり、
    前記a)およびb)工程における前記基板の回転数が、50〜300rpmであることを特徴とする基板処理方法。
  8. 請求項1ないしのいずれか1つに記載の基板処理方法であって、
    第1材料により形成された複数の第1材料膜と、前記第1材料とは異なる第2材料により形成された複数の第2材料膜とを含む積層膜が、前記基板の前記一の主面において前記処理領域に設けられており、
    前記b)工程の前に、厚さ方向に延びる孔部が前記積層膜に形成されており、
    前記b)工程において、前記積層膜に含まれる前記複数の第2材料膜が、前記孔部を介して選択的にエッチングされることを特徴とする基板処理方法。
  9. 請求項1ないしのいずれか1つに記載の基板処理方法であって、
    前記エッチング液がアルカリ性を有することを特徴とする基板処理方法。
  10. 基板処理装置であって、
    円板状の基板を水平状態で保持する基板保持部と、
    上下方向を向く中心軸を中心として前記基板保持部を回転する基板回転機構と、
    前記基板の一の主面を酸化させる酸化液を、回転する前記基板に向けてノズルから吐出することにより、前記一の主面の周縁部に前記酸化液を供給する酸化液供給部と、
    前記一の主面をエッチングするエッチング液を、回転する前記基板の前記一の主面の中央部に向けてノズルから吐出することにより、前記一の主面において前記周縁部の内側に位置する処理領域に前記エッチング液を供給するエッチング液供給部と、
    を備えることを特徴とする基板処理装置。
  11. 請求項10に記載の基板処理装置であって、
    前記一の主面の前記周縁部において、前記酸化液供給部の前記ノズルから吐出された前記酸化液と前記エッチング液供給部の前記ノズルから吐出された前記エッチング液とが混合されることを特徴とする基板処理装置。
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