JP6982751B2 - コネクタシステム - Google Patents
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Description
薬液を収納可能な医療用容器に取り付けられるオスコネクタと、該オスコネクタに下方から接続され薬液を収納可能な他の医療用容器に取り付けられるメスコネクタとを有し、外気から遮断された状態で前記医療用容器間の前記薬液の受け渡しを行うためのコネクタシステムにおいて、
前記オスコネクタは、
上部が蓋部で閉鎖された筒状のオス側本体部と、
前記蓋部に設けられた貫通孔を介して前記医療用容器と連通され、前記オス側本体部の軸線に沿って延びるとともに当該オス側本体部に下方から接続された前記メスコネクタに対して相対的に昇降可能な針管と、
前記オス側本体部に前記軸線に沿って延びるように設けられ、前記針管の外周を離間して囲うとともに前記メスコネクタに対して相対的に昇降可能な針管用筒部とを備え、
前記メスコネクタは、
下部において前記他の医療用容器を取り付け可能な筒状のメス側本体部と、
前記メス側本体部の上部に設けられ、弾性力を有し前記軸線に直交する面に前記針管用筒部を押し込むことで開閉自在なスリットを備える第1弁部と、
前記メス側本体部の内側に設けられ、前記第1弁部の下方に配置され前記針管で貫通可能な第2弁部とを備え、
前記針管用筒部は、該針管用筒部と該針管とが上昇位置にあるときに、少なくとも前記針管の先端を収納するとともに、該針管の先端を収納した状態で前記第1弁部を押し開く位置まで降下可能であり、
前記針管は、前記第2弁部を貫通する位置まで降下可能であることを特徴とする。
次いで、針管の先端を収納した針管用筒部をメスコネクタの前記第1弁部を押し開く位置まで降下させると、前記メス側本体部の上部に設けられた第1弁部のスリットは、針管用筒部が押し込まれることで開かれる。
次いで、針管用筒部に収納された針管を、前記第2弁部を貫通する位置まで降下させると、前記第1弁部の下方に配置された第2弁部は針管によって貫通される。
これにより、本発明のコネクタシステムによれば、外気から遮断された状態で前記医療用容器間の前記薬液の受け渡しをおこなうことができる。
逆に、本発明によれば、オスコネクタからメスコネクタを取り外す際には、針管を上昇させることで第2弁部から引き抜き、針管用筒部に収納することができる。
次いで、針管の先端を収納した針管用筒部を、第1弁部のスリットに押し込まれた位置から上昇させることで、第1弁部から引き抜くことができ、これにより、第1弁部のスリットは針管用筒部の押圧が解除され自身の弾性力によって閉じる。
したがって、針管は、針管用筒部に収納された状態で第1弁部を通過するため、第1弁部に針管は接触しない。よって、針管に薬液が付着していたとしても、該薬液が第1弁部の上面に移って付着することがない。
また、針管を第2弁部から引き抜く際に、第2弁部の上面に薬液が付着したとしても、その上方で第1弁部のスリットが閉じるため、該薬液が気化してメスコネクタの外部に露出することを防止することができる。
以上説明したとおり、本発明のコネクタシステムによれば、薬液の封止性を向上することができる。
前記オス側本体部は、中筒部の上側に摺動可能に嵌められた上筒部と、該中筒部の下側に摺動可能に嵌められた下筒部とを備えることで2段階に伸縮可能に構成され、
前記蓋部は、前記上筒部の上部に設けられ、
前記針管用筒部は、前記上筒部と該中筒部とが伸ばされたときに前記針管先端の外周を離間して囲うように前記中筒部に形成され、
前記下筒部は、前記上筒部乃至該下筒部が伸ばされたときに前記針管用筒部先端を離間して囲うとともに、前記メスコネクタを取り付ける取付部を有することが好ましい。
前記メスコネクタは、前記メス側本体部の上部に上方へ突出するとともに前記メス側本体部の外径よりも小さい径に形成されている円筒状の挿入部と、該挿入部の上部から側方に突出し前記取付部に嵌合する一対のピンとを備えていることが好ましい。
上筒部14には、蓋部12が一体的に形成されている。蓋部12は、オス側本体部11の軸線上に沿って、上面12aに接続部17が形成され、下面12bの中央に針管固定部18aが形成されている。針管固定部18aには、針管3が挿入され固定される貫通孔(以下、蓋部貫通孔という。)18が形成されている。針管3は、蓋部貫通孔18を介して医療用容器と連通され、上筒部14の軸線に沿って延びている。
オス側本体部11においては、上筒部14の内側には、中筒部15が上下方向に摺動可能に取付けられている。この中筒部15の摺動は、中筒フランジ部23が上筒係止部22に当接することで規制される。そして、中筒部15の内側には、下筒部16が上下方向に摺動可能に取付けられている。この下筒部16の摺動は、下筒フランジ部25が中筒係止部24に当接することで規制される。
さらに、下筒部16に対して、下筒係止部26を外筒フランジ部31aの内側と上部円板部35で挟持することで、閉鎖機構30が取付けられる。
次いで、外筒部31に対して、該内筒部32とベース部38とを順次下方から挿入し、外筒部31に取り付けられた吊下げ部36の穴36aにベース部38の柱部43を圧入する。
図2〜図4及び図6Aに示すように、外筒部31の抜止め33は、外筒部31の下端部から軸方向に沿って形成される縦溝33a及び該縦溝33aの上端から周方向に形成される横溝33bによって構成される側面視L字状の外筒L字溝からなる。すなわち、抜止め33は、外筒L字溝である。内筒部32の固定部34は、内筒部32の下端部から軸方向に沿って形成され、外筒L字溝33の縦溝33aに重なる内筒縦溝34aからなる。
図1、図5に示すように、メスコネクタ50は、下部において他の医療用容器を取り付け可能な筒状のメス側本体部51と、該メス側本体部51の上部に設けられ軸線に直交する面に針管用筒部28(図2参照)を押し込むことで開閉自在なスリット56cを有する第1弁部と、メス側本体部51の内側で前記第1弁部56を支持する筒状の弁支持筒部57と、第1弁部56から下方に離間して弁支持筒部57の内側の下部に設けられ該弁支持筒部57の下部を閉鎖する第2弁部58と、第2弁部58の下方からメス側本体部51の内側に挿入されてメス側本体部51の下部を閉鎖する筒状のメス側副筒部61とを備えている。
メスコネクタ50においては、メス側本体部51に対して、第1弁部56と弁支持筒部57とを順次下方から挿入する。これで、該弁支持筒部57とメス側本体部51の端部54で、第1弁部56が挟持される。
図6Aに示すように、メスコネクタ50を矢印(1)のように移動させ、ピン53を、縦溝33a及び内筒縦溝34aに嵌める。
メスコネクタ50(図6B)をオスコネクタ10に接続した直後のとき、図7Aに示すように、オスコネクタ10では、ドア部41が閉じた状態である。ここから図6B示すメスコネクタ50を回動させることで、内筒部32を矢印(4)のように移動させる。
図8Aに示すように、オスコネクタ10を矢印(7)のようにメスコネクタ50に移動させる。
すると、図8Bに示すように、オスコネクタ10の開口部13にメスコネクタ50が挿入される。
図9Cに示すように、溶液の交換等を行った後、まず、上筒部14を中筒部15に対して上昇させ、上筒部14に取付けられた針管3を第2弁部58から引き抜いて針管用筒部28内に収納する。これにより、針管3は、針管用筒部28の下端よりも上方に収納された状態となる。この状態で、上筒部14及び中筒部15を下筒部16に対して上昇させると、針管用筒部28が第1弁部56から引き抜かれ、第1弁部56は自身の弾性により閉じられる。その後、オスコネクタ10を回動させてドア部41を閉じる。
3 針管
10 オスコネクタ
11 オス側本体部
12 蓋部
12a 上面
12b 下面
14 上筒部
15 中筒部
16 下筒部
18 貫通孔(蓋部貫通孔)
28 針管用筒部
30 閉鎖機構(取付部)
50 メスコネクタ
51 メス側本体部
56 第1弁部
56a 突起
56c スリット
58 第2弁部
67 ガイド受け部
68 凸部
Claims (6)
- 薬液を収納可能な医療用容器に取り付けられるオスコネクタと、該オスコネクタに下方から接続され薬液を収納可能な他の医療用容器に取り付けられるメスコネクタとを有し、外気から遮断された状態で前記医療用容器間の前記薬液の受け渡しを行うためのコネクタシステムにおいて、
前記オスコネクタは、
上部が蓋部で閉鎖された筒状のオス側本体部と、
前記蓋部に設けられた貫通孔を介して前記医療用容器と連通され、前記オス側本体部の軸線に沿って延びるとともに当該オス側本体部に下方から接続された前記メスコネクタに対して相対的に昇降可能な針管と、
前記オス側本体部に前記軸線に沿って延びるように設けられ、前記針管の外周を離間して囲うとともに前記メスコネクタに対して相対的に昇降可能な針管用筒部とを備え、
前記メスコネクタは、
下部において前記他の医療用容器を取り付け可能な筒状のメス側本体部と、
前記メス側本体部の上部に設けられ、弾性力を有し前記軸線に直交する面に前記針管用筒部を押し込むことで開閉自在なスリットを備える第1弁部と、
前記メス側本体部の内側に設けられ、前記第1弁部の下方に配置され前記針管で貫通可能な第2弁部とを備え、
前記針管用筒部は、該針管用筒部と該針管とが上昇位置にあるときに、少なくとも前記針管の先端を収納するとともに、該針管の先端を収納した状態で前記第1弁部を押し開く位置まで降下可能であり、
前記針管は、前記第2弁部を貫通する位置まで降下可能であることを特徴とするコネクタシステム。 - 請求項1に記載のコネクタシステムであって、
前記メスコネクタは、前記第2弁部が前記第1弁部に離間して配置され、
前記メス側本体部、第1弁部及び第2弁部に囲われた空間が形成されていることを特徴とするコネクタシステム。 - 請求項1又は請求項2に記載のコネクタシステムであって、
前記第1弁部は、スリットで分割された前記第1弁部の各々の裏面に形成され下方に突出する突起と、前記裏面から前記メス側本体部の内壁に沿って下方に延びる垂下部とを備え、
前記突起は、前記針管用筒部が前記第1弁部に押し込まれたとき前記垂下部に当接することを特徴とするコネクタシステム。 - 請求項1から請求項3のいずれか1項記載のコネクタシステムであって、
前記メスコネクタは、メス側本体部の内部で前記第1弁部の下方に設けられ前記針管用筒部の先端を前記軸線側にガイドするガイド受け部と、前記第2弁部の上面に設けられ前記針管用筒部の下端部に嵌る凸部とを備えていることを特徴とするコネクタシステム。 - 請求項1から請求項4のいずれか1項記載のコネクタシステムであって、
前記オス側本体部は、中筒部の上側に摺動可能に嵌められた上筒部と、該中筒部の下側に摺動可能に嵌められた下筒部とを備えることで2段階に伸縮可能に構成され、
前記蓋部は、前記上筒部の上部に設けられ、
前記針管用筒部は、前記上筒部と該中筒部とが伸ばされたときに前記針管先端の外周を離間して囲うように前記中筒部に形成され、
前記下筒部は、前記上筒部乃至該下筒部が伸ばされたときに前記針管用筒部先端を離間して囲うとともに、前記メスコネクタを取り付ける取付部を有することを特徴とするコネクタシステム。 - 請求項5記載のコネクタシステムであって、
前記メスコネクタは、前記メス側本体部の上部に上方へ突出するとともに前記メス側本体部の外径よりも小さい径に形成されている円筒状の挿入部と、該挿入部の上部から側方に突出し前記取付部に嵌合する一対のピンとを備えていることを特徴とするコネクタシステム。
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