JP6978832B2 - オレフィン系樹脂シート - Google Patents
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Description
接着剤で貼り合わせる場合には、接着箇所の透明性が損なわれたり、接着箇所が固くなったりするといった不具合があり、また、ヒートシールでは、被加熱物の熱伝導に依存するため、内部まで加熱する場合は長時間を要し、それにより、溶着しない箇所にまで熱の影響がおよぶといった不具合がある。
一方、高周波ウェルダー加工は、被加熱物の溶着箇所のみを内部加熱させるものであるため、短時間でかつ溶着しない箇所に熱の影響を与えることなく溶着することができ、また、被加熱物の内部から均一に加熱することで溶着強度に優れ、しかもわずか数秒の印加時間で品質の安定した溶着加工を行うことができ、加えて、加工中や加工後に環境負荷物質が発生しない、非常にクリーンな加工法であるため、名札ケースやクリアファイルの加工方法として優れたものといえる。
しかし、高周波ウェルダー加工は、塩化ビニル樹脂、エチレン−メタクリレート共重合体及びエチレン−酢酸ビニル共重合体等の極性のある樹脂であれば、溶着できるものの、耐傷性に優れるポリエチレンやポリプロピレン等の極性のない樹脂を溶着することはできない。
そのため、名札ケースやクリアファイルに用いるオレフィン系樹脂シートとして、高周波ウェルダー適性に優れる極性を有する樹脂を中間層とし、該層の両面に耐傷性に優れる樹脂(例えば、ポリプロピレン系樹脂等)の層を設けることにより製造される、高周波ウェルダー適性に優れ且つ耐傷性を備える3層のオレフィン系樹脂シートが提案されている(例えば、特許文献1,2参照)。
該オレフィン系樹脂製多層フィルム又はシートは、高周波ウェルダー適性及び耐傷性等を備えるものであるが、得られたフィルム又はシートは、タック性があり、また、成形性が悪く、場合によっては成形機に焼きつくという問題があることが判り、加えて、その透明性は必ずしも十分といえるものではなかった。
特許文献2は、エチレン−酢酸ビニル共重合体及びエチレン−アルキル(メタ)アクリレート共重合体から選ばれたエチレン系共重合体を中心層とし、その両面に融点115〜130℃のシングルサイト触媒により重合されたプロピレン−エチレンランダム共重合体を積層した積層フィルムを開示する。
該積層フィルムは、高周波ウェルダー加工が可能で、耐傷性に優れるものであるものの、高周波ウェルダー加工性においては必ずしも十分といえるものではなく、例えば、電磁波の出力を上げないと溶着できなかったり、溶着に時間を要したりする(時間を要すと、場合によってはシートが焦げる可能性がある)等の課題があることが判り、また、その透明性も必ずしも十分といえるものではなかった。
当該シートは透明性及び高周波ウェルダー溶着性に優れるものであったが、以下の問題点を抱えていた。
外層を構成するポリプロピレン系樹脂にアイオノマー樹脂を添加すると、ポリプロピレン系樹脂とアイオノマー樹脂の相溶性が優れないため、いわゆる海島構造になってアイオノマー樹脂が塊になって存在してしまうため、シートが平滑になりにくい。また、外層を形成する樹脂組成物に含まれる滑剤や酸化防止剤などの添加剤の一部、あるいはポリプロピレン系樹脂の低分子量成分をアイオノマー樹脂が追い出してしまうため、シート成形時にロールを汚すプレートアウト現象や、成形後のシートの表面に添加剤が浮き出るブリードアウト現象などの不具合を起こしやすい。
また、本発明のオレフィン系樹脂シートは、添加するアイオノマー樹脂の量が少なくても、十分に高周波ウェルダー性が発現する。
さらに、本発明のオレフィン系樹脂シートは、低温での強度に優れ、そのため、冬場割れを起こし難く、また、高温での寸法安定性に優れ、そのため、高温加工での使用に有利である。
本発明のオレフィン系樹脂シートは、エチレン系共重合体を含む中間層及びその両面に形成されたポリプロピレン系樹脂を含む外層から構成され、中間層と外層の厚さの比率が、外層:中間層:外層=1:3:1ないし1:20:1の範囲であり、前記中間層にはアイオノマー樹脂を0.5ないし15質量%含むものである。
ポリプロピレン系樹脂としては、種々のものが使用可能であるが、メタロセン触媒により重合されたランダムポリプロピレンが好ましく用いられる。
メタロセン触媒により重合されたランダムポリプロピレンは、他の触媒により重合されたランダムポリプロピレンやホモポリプリピレンと比較して透明性が高く、そのため、透明性に優れるオレフィン系樹脂シートを製造するのに有利である。
また、メタロセン触媒により重合されたランダムポリプロピレンは、その230℃×2.16kgfでのメルトフローレートが3g/10min以上であるものが好ましい。
中間層にアイオノマー樹脂を添加することにより、アイオノマー樹脂を含有していないシートに比べて、低出力かつ短時間で高周波ウェルダー溶着が可能となる。
また、エチレン系共重合体とアイオノマー樹脂は相溶性に優れるため、添加剤や低分子量の樹脂などが溶出する可能性が低い。仮に添加剤や低分子量の樹脂が溶出したとしても、外層に阻まれるため、シート表面を汚すことはない。それゆえ、シート成形時にロールを汚すプレートアウト現象や、成形後のフィルムの表面に添加剤などが浮き出るブリードアウト現象等を抑制することができる。
さらに、後述するように、本発明のオレフィン系樹脂シートの中間層はその両面に形成される外層よりも厚みが大きいものであるが、厚み比率の高い中層にアイオノマー樹脂を添加することにより、シート全体が効率的に発熱するため、アイオノマー樹脂の添加量が
少なくても十分に高周波ウェルダー性が発現する。
また、アイオノマー樹脂は、エチレン系の2元共重合体または3元共重合体が金属イオンで架橋することにより調製されるものであるが、本発明においては、カリウムイオンによって架橋されたものが好ましく用いられる。カリウムイオンで架橋されたアイオノマー樹脂は、他の金属イオン(例えば、亜鉛イオン、ナトリウムイオン、リチウム、マグネシウム等)で架橋された場合と比較して、得られるアイオノマー樹脂の誘電率が高いため、高周波ウェルダー性が高いものとなる。
2元共重合体としては、エチレン及び(メタ)アクリル酸又は(メタ)アクリル酸アクリルエステルをモノマー成分とする重合体が挙げられ、3元共重合体としては、エチレン、(メタ)アクリル酸又は(メタ)アクリル酸アクリルエステル及び(メチル)アクリル酸又は(メチル)アクリル酸アクリルエステルをモノマー成分とする重合体が挙げられる。
好ましいエチレン系共重合体としては、柔軟で極性が高く、アイオノマー樹脂との相溶性に優れるエチレン−酢酸ビニル共重合体が挙げられる。
エチレン−酢酸ビニル共重合体としては、酢酸ビニルの含量が10質量%以上のものが好ましく、また、10ないし35質量%の範囲のものが好ましい。
中間層の厚みの比率が上記範囲を下回ると、アイオノマー樹脂の添加割合を大きくしないと高周波ウェルダー溶着性が発現しにくい。一方で、中間層の厚みの比率が上記範囲を上回ると(すなわち、外層の厚みが小さいと)、耐傷性が損なわれるばかりかシートの成形自体が困難になる。
得られるオレフィン系樹脂シートの透明性は、10以下のヘイズ値とするのが好ましい。
<オレフィン系樹脂シートの製造>
実施例1
中間層に、酸含有量12質量%のエチレン−メタクリル酸共重合体をカリウムイオンで架橋した、MFRが5.0g/10min(230℃×2.16kgf)のアイオノマー樹脂1を1質量%含む、エチレン−酢酸ビニル共重合体(三井デュポンポリケミカル社製、エバフレックスP1403)を用い、両外層には、MFRが7.0g/10min(230℃×2.16kgf)のランダムポリプロピレンを用い、メインスクリュー径40mm、サブスクリュー径25mmの三層Tダイテスト押出機で、層の厚さの比率が、外層:中間層:外層=1:12:1となるように共押出し成形して、厚さ0.3mmの三層のオレフィン系樹脂シートを製造した。
アイオノマー樹脂1の含有量を5質量%とした以外は、実施例1と同様の操作を行なって、オレフィン系樹脂シートを製造した。
アイオノマー樹脂1の含有量を0.5質量%とした以外は、実施例1と同様の操作を行なって、オレフィン系樹脂シートを製造した。
アイオノマー樹脂1の含有量を15質量%とした以外は、実施例1と同様の操作を行なって、オレフィン系樹脂シートを製造した。
実施例1で用いたアイオノマー樹脂1を、酸含有量12質量%のエチレン−メタクリル酸−アクリル酸エステル共重合体を亜鉛イオンで架橋した、MFRが1.0g/10min(230℃×2.16kgf)のアイオノマー樹脂2に変更した以外は、実施例1と同様の操作を行なって、オレフィン系樹脂シートを製造した。
実施例1で用いたアイオノマー樹脂1を、酸含有量7質量%のエチレン−メタクリル酸共重合体をナトリウムイオンで架橋した、MFRが0.9g/10min(230℃×2.16kgf)のアイオノマー樹脂3に変更した以外は、実施例1と同様の操作を行なって、オレフィン系樹脂シートを製造した。
エチレン−酢酸ビニル共重合体を、エチレン−メタクリル酸メチル共重合体(住友化学社製 アクリフトWH206)に変更した以外は、実施例1と同様の操作を行なって、オレフィン系樹脂シートを製造した。
アイオノマー樹脂1を用いなかった以外は、実施例1を同様の操作を行なって、オレフィン系樹脂シートを製造した。
アイオノマー樹脂1の含有量を20質量%とした以外は、実施例1と同様の操作を行なって、オレフィン系樹脂シートを製造した。
中間層にエチレン−酢酸ビニル共重合体(三井デュポンポリケミカル社製、エバフレッ
クスP1403)を用い、両外層には、酸含有量12質量%のエチレン−メタクリル酸共
重合体をカリウムイオンで架橋した、MFRが5.0g/10min(230℃×2.1
6kgf)のアイオノマー樹脂1を1質量%含む、メタロセン触媒により重合されたMF
Rが7.0g/10min(230℃×2.16kgf)のランダムポリプロピレンを
用いた以外は実施例1と同様の操作を行なって、オレフィン系樹脂シートを製造した。
実施例1〜7及び比較例1〜3で製造したオレフィン系樹脂シートのロール汚染性、ブリードアウト性、透明性及び高周波ウェルダー溶着性を評価して表1に示した。
尚、評価方法及び評価基準は以下に示すとおりである。
<ロール汚染性>
オレフィン系樹脂シート製造時における金属鏡面ロールの汚れ具合を確認した。
・2時間を越えても汚れが発生しない ◎
・2時間以内に汚れが発生 ×
<ブリードアウト性>
成形後のオレフィン系樹脂シートを、25℃で1ヶ月放置した。
・ブリードアウトなし ◎
・ブリードアウトあり ×
<透明性>
・ヘイズ値10未満 ◎
・ヘイズ値10以上12未満 ○
・ヘイズ値12以上 ×
<高周波ウェルダー溶着性>
高周波ウェルダー溶着における同調率及び溶着時間を測定(条件:4kW高周波ウェルダー機、5×250mm真鍮性フラットバー、絶縁シート ニカプライ使用)
・同調率70、発信時間2秒で溶着 ◎
・同調率70、発信時間4秒で溶着 ○
・同調率80、発信時間4秒で溶着 △
・溶着しない ×
Claims (2)
- エチレン―酢酸ビニル共重合体を含む中間層及びその両面に形成されたポリプロピレン系樹脂を含む外層から構成されるオレフィン系樹脂シートであって、
前記外層のポリプロピレン系樹脂はメタロセン触媒により重合されたランダムポリプロピレンであり、
中間層と外層の厚さの比率が、外層:中間層:外層=1:4:1ないし1:16:1の範囲であり、
前記中間層は、アイオノマー樹脂を0.5ないし5質量%含み、
前記オレフィン系樹脂シートは、透明性が10未満のヘイズ値であり、且つ、厚さが0.03〜2.0mmであることを特徴とする高周波ウェルダー加工用のオレフィン系樹脂シート。 - 前記アイオノマー樹脂の金属イオンがカリウムイオンであることを特徴とする請求項1記載のオレフィン系樹脂シート。
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