JP6978264B2 - サーボプレス - Google Patents

サーボプレス Download PDF

Info

Publication number
JP6978264B2
JP6978264B2 JP2017184270A JP2017184270A JP6978264B2 JP 6978264 B2 JP6978264 B2 JP 6978264B2 JP 2017184270 A JP2017184270 A JP 2017184270A JP 2017184270 A JP2017184270 A JP 2017184270A JP 6978264 B2 JP6978264 B2 JP 6978264B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slide
drive mechanism
servo press
molding
mold
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017184270A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019058920A (ja
Inventor
正史 田渡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Heavy Industries Ltd filed Critical Sumitomo Heavy Industries Ltd
Priority to JP2017184270A priority Critical patent/JP6978264B2/ja
Publication of JP2019058920A publication Critical patent/JP2019058920A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6978264B2 publication Critical patent/JP6978264B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Forging (AREA)
  • Press Drives And Press Lines (AREA)

Description

本発明は、サーボプレスに関する。
従来、サーボモータを用いてスライドを駆動するサーボプレスがある(特許文献1を参照)。サーボプレスは、スライドのモーション(位置、速度等)を任意に設定できることから、成形品質の向上、成形効率の向上、難加工材への対応など、様々な利点が得られる。以下、スライドのモーションのことを、単に「モーション」とも記す。
特開2015−44210号公報
被成形物の成形は、通常、複数工程により実現されることが多い。以前より、複数種の金型を1つのスライドに設け、1つのプレスで複数工程を実行できるようにした多工程プレスがある。多工程プレスをサーボプレスにより実現した場合、目的のモーションは1つの工程のみに適用することができる。多工程プレスでは、生産性を向上するため複数の工程を同時に実施することが多く、この場合、1つの工程に合わせたモーションで、他の工程が同時に実施されるためである。
一方、複数工程の成形では、全ての工程で厳しくモーションの要求がなされることは稀であり、幾つかの工程ではどのようなモーションでも大差なく被成形物を成形できることが多い。例えば、主成形の工程では、厳しくモーションの要求がなされるが、これに付随する工程ではどのようなモーションでも良い場合がある。このような場合、主成形の工程に合わせてスライドのモーションを設定する一方、このモーションで他の付随する工程並行して実施することで、総合的にモーションの要求を満たしつつ複数工程の成形を同時に実施することができる。
しかし、この場合でも、複数工程の合計の加圧力を1つのサーボモータから発生させる必要があることから、通常のサーボモータの容量では、複数工程の成形に対応することが難しい場合が生じるという課題がある。一方、複数工程の合計の加圧力を十分に発揮できる大容量のサーボモータを搭載するか、或いは、同一のサーボモータ、駆動機構及びスライドを複数セット搭載することで、複数工程の成形に対応することが可能となる。しかし、この場合、装置が無駄に大型化し、装置の設置面積も増大するという課題がある。
本発明の目的は、装置の大型化を回避しつつ、特定のモーションが要求される工程を含んだ複数工程の成形に対応できるサーボプレスを提供することを目的とする。
本発明に係るサーボプレスは、
第1駆動機構によって駆動されかつ成形の第1工程で使用される第1スライドと、
第2駆動機構によって駆動されかつ前記第1工程を経た被成形物を成形する第2工程で使用される第2スライドと、
第3駆動機構によって駆動されかつ前記第2工程を経た被成形物を成形する第3工程で使用される第3スライドと、
前記第1スライド、前記第2スライド、及び前記第3スライドを支持するフレーム部と、
を備え、
前記第2スライドは、前記第1スライド及び前記第3スライドの進退に対して独立して進退可能であり、
前記第2駆動機構は、サーボモータを有しかつ前記第1駆動機構及び前記第3駆動機構と形態が異なる構成とした。
本発明によれば、装置の大型化を回避しつつ、特定のモーションが要求される工程を含んだ複数工程の成形に対応することができる。
本発明の実施形態1のサーボプレスを示す一部破断の正面図である。 図1のスライドの支持構造を示す一部断面の平面図である。 図1のサーボプレスの第2駆動機構を示す一部破断の側面図である。 本発明の実施形態2のサーボプレスを示す一部破断の正面図である。 図4のサーボプレスの背面図である。 図4のサーボプレスの第2駆動機構を示す一部破断の側面図である。
以下、本発明の各実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
(実施形態1)
図1は、本発明の実施形態1のサーボプレスを示す一部破断の正面図である。図2は、図1のスライドの支持構造を示す一部断面の平面図である。図3は、図1のサーボプレスの第2駆動機構を示す一部破断の側面図である。以下、図1〜図3のX方向を左右方向、Y方向を前後方向、Z方向を上下方向として説明する。
本発明の実施形態1に係るサーボプレス1は、複数工程の成形を並行して行える多工程プレスである。サーボプレス1は、第1スライド11、第1スライド11を駆動する第1駆動機構20、第2スライド12、第2スライド12を駆動する第2駆動機構30、第3スライド13、第3スライド13を駆動する第3駆動機構40、及び油圧回路50を備える。サーボプレス1は、更に、クラウン2、アップライト3、ベッド4、タイロッド5、ボルスタ6、ギブブロック7及び制御部8を備える。
サーボプレス1には、成形の第1工程から第3工程で使用される第1金型81、第2金型82及び第3金型83が設けられる。第1金型81の上金型81a、第2金型82の上金型82a、及び第3金型83の上金型83aは、第1スライド11、第2スライド12及び第3スライド13の下部にそれぞれが保持される。第1金型81の下金型81b、第2金型82の下金型82b、及び第3金型83の下金型83bは、上金型81a、82a、83aに対向する配置でボルスタ6に保持される。
クラウン2、アップライト3及びベッド4は、サーボプレス1の各部を支持するフレーム部である。第1駆動機構20、第2駆動機構30及び第3駆動機構40は、クラウン2に支持される。第1スライド11、第2スライド12及び第3スライド13は、ギブブロック7を介してアップライト3に支持される。クラウン2、アップライト3及びベッド4は、タイロッド5により互いに締結される。
第1スライド11、第2スライド12及び第3スライド13は、左右方向に並んで配置される。第2スライド12は、第1スライド11及び第3スライド13よりも前後左右の寸法が大きく、大きな荷重に耐えることができる。また、水平方向における第1スライド11の中心点から第2スライド12の中心点までの距離と、第2スライド12の中心点から第3スライド13の中心点までの距離とは等しい。言い換えれば、第1スライド11から第3スライド13の各ピッチは等しい。
図2に示すように、第1スライド11、第2スライド12及び第3スライド13は、ギブブロック7に設けられたガイド部71、721〜724、73によって上下方向に進退可能にガイドされる。図2において、ギブブロック7は横断面図として示し、第1スライド11、第2スライド12及び第3スライド13は平面図として示している。4つのギブブロック7は、4本のアップライト3に固定されている。
左方前後の2つのギブブロック7は、第1スライド11と第2スライド12との間に配置され、右方前後の2つのギブブロック7は、第2スライド12と第3スライド13との間に配置されている。左方前後の2つのギブブロック7には、複数のガイド部71が設けられ、これらが第1スライド11の前面、背面、左側面及び右側面に接触して、第1スライド11を上下方向に進退可能に支持する。同様に、右方前後の2つのギブブロック7には複数のガイド部73が設けられ、これらが第3スライド13の前面、背面、左側面及び右側面に接触して、第3スライド13を上下方向に進退可能に支持する。このようなガイド構成により、第1スライド11と第3スライド13を適度な強度で支持することができる。
第2スライド12を支持するガイド部721〜724は、前後左右の4つのギブブロック7にそれぞれ設けられている。第2スライド12には、前右方の角部に、前方ほど右方に位置する傾斜面S1を持った凸部C1が設けられ、前左方の角部に、前方ほど左方に位置する傾斜面S2を持った凸部C2が設けられている。また、第2スライド12には、後右方の角部に、後方ほど右方に位置する傾斜面S3を持った凸部C3が設けられ、後左方の角部に、後方ほど左方に位置する傾斜面S4を持った凸部C4が設けられている。傾斜面S1〜S4の各々は、第2スライド12の進退方向(上下方向)に対して平行である。傾斜面S1〜S4は、平面形状であり、反対側に位置するアップライト3の方を向いている。ガイド部721〜724は、第2スライド12の4つの傾斜面S1〜S4にそれぞれ対向及び接触して、第2スライド12を上下方向の進退可能に支持する。
このようなガイド構成により、第2スライド12を高強度に支持することができる。例えば、第2スライド12に後方に向いた力が加わった場合、傾斜面S1、S2からギブブロック7に力が働くが、この力は後左右の2つのアップライト3が受ける。したがって、大きな荷重に耐えることができる。前方の力又は左右方向の力に対しても同様に何れか2つのアップライト3が力を受け、大きな荷重に耐えることができる。
第1駆動機構20と第3駆動機構40は、油圧により伸縮するシリンダ21、41及びピストン22、42である。第1駆動機構20と第3駆動機構40が出力可能な各最大加圧力は、第2駆動機構30が出力できる最大加圧力の1/4以下、例えば1/10程度である。シリンダ21、41は、それぞれ第1スライド11及び第3スライド13の上方でクラウン2に固定され、ピストン22、42はそれぞれ第1スライド11及び第3スライド13と連結される。なお、本明細書においては、ラム形の構成についてもピストンと呼び、シリンダとピストンとが組み合わさった構成をシリンダピストンと呼ぶ。
第2駆動機構30は、図1及び図3に示すように、サーボモータ31、減速機32、エキセン軸33及びコネクティングロッド34を備える。エキセン軸33は本発明に係る回転軸の一例に相当し、コネクティングロッド34は本発明に係る伝達機構の一例に相当する。エキセン軸33は、軸方向が前後方向を向くように、軸受け201を介してクラウン2に回転可能に支持されている。サーボモータ31及び減速機32は、クラウン2の後部に固定され、エキセン軸33を回転駆動する。コネクティングロッド34はエキセン軸33と第2スライド12の上部連結部121とを連結する。コネクティングロッド34は連結軸35を介して上部連結部121と回転自在に連結される。サーボモータ31の動力によりエキセン軸33が回転駆動されると、コネクティングロッド34が回転運動を並進運動に変換して第2スライド12を上下方向に進退させる。
第2駆動機構30は、第2スライド12が下死点に近づくほど加圧力が大きくなる構成であり、これにより、成形に必要な大きな荷重をコンパクトな構成で発生することができる。さらに、第2駆動機構30は、下死点より上方で第2スライド12の大きな移動速度を得られる構成であり、これにより熱間鍛造又は温間鍛造に適したスライドモーションを実現できる。
第2スライド12には、さらに、スライド面(下面)の一部に加圧力を付加するパンチ機構が設けられている。パンチ機構は、第2スライド12と一体化されたシリンダ125と、第2スライド12のパンチ部127に連結されたピストン126とを含む。パンチ部127は、第2スライド12の下部中央に設けられ、第2スライド12に対して上下方向に変位可能である。また、第2金型82の上金型82aの一部分は、パンチ部127に連動するように他の部分から分割されている。シリンダ125及びピストン126によりパンチ部127が第2スライド12の下面よりも押し出されることで、上金型82aの一部分が同様に移動して他の部分よりも大きな圧力を加えることができる。このようなパンチ機構は、第2金型82により閉塞鍛造を行う場合に対応することができる。
油圧回路50は、第1駆動機構20のシリンダ21に作動油を給排(供給及び排出)する制御弁51a、51bと、第3駆動機構40のシリンダ41に作動油を給排する制御弁53a、53bとを備える。さらに、油圧回路50は、第2スライド12のシリンダ125に作動油を給排する制御弁52a、52bと、油圧を発生させる共通のポンプ55とを備える。各制御弁51b、52b、53bが設けられる油路の途中には、油圧を上限以下に抑えるリリーフ弁54が接続されている。
このような構成により、制御弁51a、52a、53aの何れか又は全部が開くことでポンプ55から高い圧力の作動油がシリンダ21、125、41の何れか又は全部にそれぞれ供給される。また、制御弁51b、52b、53bの何れか又は全部が開くことでシリンダ21、125、41の何れか又は全部から高い圧力の作動油を排出させることができる。このような制御により、第1駆動機構20のピストン22、第2スライド12のピストン126、及び第3駆動機構40のピストン42を、互いに独立して或いは並行して駆動することができる。
制御部8は、第2駆動機構30のサーボモータ31の制御と、油圧回路50の制御弁51a、52a、53a、51b、52b、53bを開閉する制御とを行う。
<プレス動作>
続いて、上記構成のサーボプレス1によるプレス動作について説明する。
サーボプレス1においては、第1金型81として据え込み用の金型が取り付けられ、第2金型82として主成形用の金型が取り付けられ、第3金型83としてトリミング用或いはコイニング用の金型が取り付けられる。
据え込み(アプセット鍛造とも言う)は、被成形物を単純な形状に加圧変形させる工程であり、大きな荷重が不要であり、また、特別なスライドのモーションは不要である。据え込みは、主成形の1/4以下の荷重、例えば主成形の1/10程度の荷重で実施することができる。
主成形は、例えば精密鍛造など、特定のスライドのモーションが要求される成形である。主成形には、より複雑な成形が行われる閉塞鍛造が適用されてもよい。
トリミングは、主成形で生じたバリを除去する工程であり、コイニングは、主成形後の被成形物の形状を整える工程である。両工程とも、主成形の1/4以下の荷重、例えば主成形の1/10程度の荷重で実施することができる。主成形に閉塞鍛造が適用された場合、第3工程としては、主にコイニングの工程が適用される。
プレス動作の前、第1金型81には成形前の被成形物がセットされ、第2金型82には第1工程を経た被成形物がセットされ、第3金型83には第2工程を経た被成形物がセットされる。典型的には、前回のプレス動作の終了時に、トランスファ装置或いは人手により、第1金型81にセットされていた被成形物が第2金型82へ移され、第2金型82にセットされていた被成形物が第3金型83へ移される。また、第1金型81へは新たな被成形物がセットされ、第3金型83からは成形を完了した被成形物が回収される。
被成形物がセットされたら、制御部8は、予めプログラムされている回転モーションでサーボモータ31を駆動し、この動力により第2スライド12が特定のモーションで移動して、第2金型82において被成形物に荷重が加えられる。また、第2スライド12が下死点近傍で停止したときに、制御部8が油圧回路50を制御してパンチ機構のピストン126を駆動して上金型82aの一部に荷重を加える成形を合わせて行ってもよい。このような駆動により、第2工程の主成形が達成される。特定のモーションを適用できることから、第2工程では、高品質若しくは高効率な加工又は難加工材を用いた精密加工などが可能となる。
また、制御部8は、サーボモータ31の駆動と並行して、或いは、ピストン126の駆動と並行して、油圧回路50を制御し、第1駆動機構20のピストン22及び第3駆動機構40のピストン42を駆動する。これにより、第1スライド11と第3スライド13とが移動して、第1金型81と第3金型83とで被成形物に荷重が加えられ、第1工程の成形と第3工程の成形とが遂行される。
第1工程と第3工程に必要な荷重は、第2工程と比較して小さな荷重であるので、サーボモータ31の駆動と、ポンプ55の駆動とが同時に行われた場合でも、総合の消費電力が大幅に高くなることはない。また、ピストン126の駆動と、第1駆動機構20のピストン22及び第3駆動機構40のピストン42の駆動とが同時に行われた場合でも、ポンプ55の能力として大幅に高い能力が必要になることがない。
なお、ポンプ55を、パンチ機構のピストン126の駆動に必要な能力に合わせておき、第1駆動機構20及び第3駆動機構40の駆動タイミングを、パンチ機構の駆動タイミングと重ならないように制御するようにしてもよい。例えば、第1駆動機構20及び第3駆動機構40の駆動タイミングを、第2スライド12の下降途中のタイミングとすればよい。このような制御により、パンチ機構のピストン126の駆動タイミングと、第1駆動機構20及び第3駆動機構40の駆動タイミングとが別になり、ポンプ55に必要な最大能力を低減し、ポンプ55の小型化を図ることができる。
第1金型81、第2金型82及び第3金型83において第1工程、第2工程及び第3工程の成形が完了し、第1スライド11、第2スライド12及び第3スライド13が上昇したら、1回のプレス動作が終了する。
以上のように、本実施形態のサーボプレス1によれば、互いに独立して進退可能な第1スライド11、第2スライド12及び第3スライド13を備え、第2スライドを駆動する第2駆動機構30が動力源としてサーボモータ31を備える。一方、第1スライド11と第3スライド13を駆動する第1駆動機構20及び第3駆動機構40は、第2駆動機構30と異なる形態の駆動機構が採用されている。
通常、複数のスライドと複数の駆動機構とを有する多工程プレスでは、各スライド及び各駆動機構に同様の構成が採用される。このため、一般的な複数工程の鍛造成形を行う場合に、幾つかの工程では、駆動機構の能力が過剰となり、装置体積が無駄に大きくなる。また、電源能力も無駄に大きくなる。一方、本実施形態のサーボプレス1では、一般的な複数工程の鍛造成形に対応するように、第1駆動機構20及び第3駆動機構40として、第2駆動機構30と異なる形態を採用することができる。したがって、実施形態のサーボプレス1によれば、1つの被成形品に必要な複数工程の成形を並行して実行し、成形の効率を向上できることに加え、装置体積及び電源能力が無駄に大きくなることを回避して、装置の小型化を図ることができる。これにより、サーボプレス1の設置スペースの削減、並びに、コストの低減を図ることができる。
また、本実施形態のサーボプレス1によれば、1つのスライドを1つのサーボモータで駆動しつつ、1つのスライドに複数の金型を取り付けて複数工程の成形を同時に行う多工程プレスと比較して、次のような効果が奏される。すなわち、この比較例の構成では、スライドが大型化されるため、スライドの動作の応答性が阻害され、高い応答性を得るためにも、サーボモータの容量及び電源容量を大きくしなければならないという課題が生じる。さらに、工程が進むにつれて被成形物の寸法が変化して、必要なスライドストロークが小さくて済むような場合でも、スライドのストロークとして、全工程に必要なスライドストロークのうち最大のストロークを適用しなければならないという課題が生じる。毎回、最大のストロークが適用されると、エネルギー消費が無駄に大きくなる。
これに対して、本実施形態のサーボプレス1では、第1スライド11から第3スライド13が独立して進退される構成であり、第1スライド11と第3スライド13とは、第2スライド12を駆動するサーボモータ31と異なる駆動源により駆動される。したがって、第2スライド12の応答性を低下させることなく、サーボモータ31の容量及び電源容量を低くできる。また、工程が進むにつれて被成形物の寸法が変化して、必要なスライドストロークが工程ごとに異なる場合には、各工程で各工程に合わせたスライドストロークを適用することができる。したがって、複数工程のプレスに費やされる総合のエネルギーの削減を図ることができる。
また、本実施形態のサーボプレス1によれば、エキセン軸33の軸方向が、第1スライド11、第2スライド12及び第3スライド13が並ぶ方向と交差する向きにレイアウトされている。これにより、第1スライド11及び第3スライド13の上方に第1駆動機構20及び第3駆動機構40を配置しても、これらがエキセン軸33と干渉することがなく、第1スライド11及び第3スライド13を第2スライド12に近づけることができる。したがって、サーボプレス1のコンパクト化を図ることができる。
また、本実施形態のサーボプレス1によれば、スライドの個数が3個であり、第2駆動機構30は中央の第2スライド12を駆動する。中央の第2スライド12は偏心荷重の作用を受け難いことから、サーボモータ31を用いた成形をより高精度に行うことができる。
また、本実施形態のサーボプレス1によれば、第1駆動機構20及び第3駆動機構40として油圧機構が採用されており、作動油を圧送するポンプ55が第2スライド12のパンチ機構のものと兼用されている。したがって、別々のポンプを備える場合と比較して、コストの低減及び油圧回路50のコンパクト化を図ることができる。
また、本実施形態のサーボプレス1によれば、第1駆動機構20、第2駆動機構30及び第3駆動機構40を並行して動作できる一方、第1駆動機構20及び第3駆動機構40を駆動せずに、第2駆動機構30のみを駆動することもできる。これにより、第2工程の成形を単独で行うことができる。この場合、第1工程の成形及び第3工程の成形と、第2工程の成形とを、異なるタイミングに順次実施する運転方法(1個飛び又は2個飛びの運転方法)が採用される。このような制御によれば、より精密な成形条件が第2工程に要求されるような場合に、第1工程及び第3工程の影響を排除して、この要求に対応することが可能となる。
また、本実施形態のサーボプレス1によれば、第2駆動機構30の左右に第1駆動機構20及び第3駆動機構40が配置され、第1スライド11、第2スライド12及び第3スライド13の各ピッチを同一にしている。このような構成により、例えばトランスファ装置を用いて第1金型81、第2金型82、第3金型83の間で被成形物を移動させる際に、安定した移送が可能となる。ここで、「ピッチ」とは、第1スライド11、第2スライド12及び第3スライド13のうちの隣接する一対のスライドの中央間の距離を意味する。スライドの中央とは平面視した場合におけるスライドの中央を意味する。
(実施形態2)
図4は、本発明の実施形態2のサーボプレスを示す一部破断の正面図である。図5は、図4のサーボプレスの背面図である。図6は、図4のサーボプレスの第2駆動機構を示す一部破断の側面図である。
実施形態2のサーボプレス1Aは、第2駆動機構30Aが実施形態1の第2駆動機構30と異なり、他の構成要素は実施形態1と同様である。同様の構成については同一符号を付して詳細な説明を省力する。図4では省略しているが、実施形態2のサーボプレス1Aも、実施形態1と同様に制御部8及び油圧回路50を備える。
第2駆動機構30Aは、サーボモータ31A、減速機32A、クランク軸33A、コネクティングロッド34A及びリンク機構36を備える。クランク軸33A、コネクティングロッド34A及びリンク機構36によりナックル機構が構成される。サーボモータ31A、減速機32A及びクランク軸33Aは、図5に示すように、サーボプレス1Aの背部、詳細にはクラウン2の背部に設けられ、回転軸が左右方向を向いている。クランク軸33Aは、軸受け39を介して回転自在に設けられている。また、コネクティングロッド34Aは、一端の接続部と他端の接続部とが前後に配置され、リンク機構36は、リンクの動作方向が前後方向及び上下方向になる向きに配置される。
図6に示すように、リンク機構36は、一端が、第2スライド12の上方でクラウン2の連結部201Aに接続され、他端が第2スライド12の連結部121Aに接続される。リンク機構36の一端は連結軸38aを介して回動可能に接続され、リンク機構36の他端は連結軸38bを介して回動可能に接続される。
図5と図6に示すように、クラウン2の背部には、コネクティングロッド34Aを通す貫通孔2aが設けられ、コネクティングロッド34Aは、貫通孔2aを通って、一端がクランク軸33Aに回動自在に接続され、他端がリンク機構36と接続される。コネクティングロッド34Aの他端は、リンク機構36の中央の結節軸38cを介してリンク機構36に対して回動可能に接続される。
このような構成により、制御部8の制御によりサーボモータ31Aが回転駆動すると、この回転運動が減速機32Aを介して減速されてクランク軸33Aを回転させる。クランク軸33Aの回転運動は、コネクティングロッド34Aにより並進運動に変換されて、リンク機構36の結節軸38cを前後方向(詳細には連結軸38aを中心とした回動方向)に駆動する。結節軸38cが前後方向に駆動すると、リンク機構36が上方の連結軸38aの位置を固定として駆動され、連結軸38bを介して第2スライド12を上下方向に移動させる。
以上のように、実施形態2のサーボプレス1Aによれば、第2駆動機構30Aにおいて、サーボモータ31Aの回転運動が、クランク軸33Aとコネクティングロッド34Aとを介して往復運動に変換される。さらに、この往復運動がリンク機構36を介して並進運動に変換されて第2スライド12に伝達される。第2駆動機構30Aは、第2スライド12が下死点に近づくほど加圧力を大きくできる構成であり、これにより成形に必要な大きな荷重をコンパクトな構成で発生できる。さらに、第2駆動機構30Aの構成によれば、サーボモータ31の駆動により第2スライド12を低速で動かすことができることから、冷間鍛造に適したスライドモーションを実現できる。
また、実施形態2のサーボプレス1Aによれば、第2スライド12の上方に第2駆動機構30Aのリンク機構36が設けられ、サーボプレス1Aの背部に第2駆動機構30Aのサーボモータ31A、減速機32A、クランク軸33Aが設けられている。さらに、第2駆動機構30Aは、コネクティングロッド34Aの往復運動の方向が、第2スライド12の進退方向に見て、第1スライド11、第2スライド12及び第3スライド13が並ぶ方向と交差する向きにレイアウトされている。このため、第1スライド11と第3スライド13との上方に第1駆動機構20と第3駆動機構40とを設けても、これらが第2駆動機構30Aと干渉することがなく、第1スライド11及び第3スライド13を第2スライド12に近づけることができる。したがって、サーボプレス1のコンパクト化を図ることができる。
さらに、実施形態2のサーボプレス1Aによれば、実施形態1と同様の構成により、同様の作用効果が奏される。
以上、本発明の各実施形態について説明した。しかし、本発明は上記の実施形態に限られない。例えば、上記実施形態1、2では、第1駆動機構及び第3駆動機構として、油圧機構を適用した例を示したが、これに限られない。例えば、第1駆動機構と第3駆動機構との一方又は両方に、例えばモータとボールネジ機構とを用いた駆動機構を適用してもよい。この場合、図1のシリンダ21、41の代わりに軸方向を上下に向けたネジを配置し、ナットをクラウン2に固定し、クラウン2に固定されたモータでネジを回転させるように構成すればよい。ネジの先端と第1スライド11又は第3スライド13を回動自在に接続することで、ネジの回転により第1スライド11又は第3スライドを進退させることができる。また、この場合、モータとして、第2駆動機構のサーボモータよりも少容量のサーボモータを適用しても良い。
また、上記実施形態1、2では、3つのスライド(第1スライド11、第2スライド12、第3スライド13)と、3つの駆動機構(第1駆動機構20、第2駆動機構30、第3駆動機構40)とを有する構成を示した。しかし、これらの左方、右方、或いは、これらの間に、別のスライドとこれを駆動する別の駆動機構とが追加されてもよい。そして、例えば第1スライド11と第2スライド12との間に別のスライドが設けられる場合、第1スライド11で行われる第1工程と、第2スライド12で行われる第2工程との間に、別のスライドで行われるX工程が追加されてもよい。すなわち、1つの被成形物の成形が、第1工程、X工程、第2工程、第3工程の順に行われるようにしてもよい。追加されるX工程の順番は、別のスライドが追加される位置に応じて適宜変更可能である。
また、上記実施形態では、第2駆動機構を具体的に示したが、例えば実施形態1のエキセン軸33はクランク軸としてもよいし、実施形態2のクランク軸33Aはエキセン軸としてもよい。また、実施形態1、2では、サーボモータ31、31Aの回転運動を減速機32、32Aを介してエキセン軸33又はクランク軸33Aに伝達する構成を示した。しかし、減速機32、32Aを介さずに、サーボモータから直接にエキセン軸33又はクランク軸33Aに動力を伝達してもよい。また、エキセン軸33の中央に軸方向に延びる貫通孔を設け、貫通孔に伝動軸を通し、サーボモータの回転運動を伝動軸、減速機、エキセン軸の順で伝達するようにしてもよい。この場合、減速機を、エキセン軸を挟んでサーボモータの逆側に配置することができる。
また、上記実施形態では、本発明に係る「第2スライドが液圧シリンダピストンを有する構成」として、第2スライド12の内部にシリンダ125とピストン126とが設けられた構成を示した。しかし、本発明に係る「第2スライドが液圧シリンダピストンを有する構成」には、例えば、液圧シリンダピストンを内蔵したブロックが第2スライドの下部に取り付けられた構成なども含まれる。
また、上記実施形態1、2では、作動流体として作動油、液圧シリンダピストンとして油圧により伸縮するシリンダ125、21、41及びピストン126、22、42を適用した例を示した。しかし、作動流体は、他の流体を用いてもよく、その場合、実施形態の記載において油圧は作動流体圧、油圧回路は作動流体回路と読み替えればよい。その他、実施の形態で示した細部は、発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
1、1A サーボプレス
2 クラウン
3 アップライト
4 ベッド
5 タイロッド
6 ボルスタ
7 ギブブロック
8 制御部
11 第1スライド
12 第2スライド
127 パンチ部
13 第3スライド
20 第1駆動機構
21、41、125 シリンダ
22、42、126 ピストン
30、30A 第2駆動機構
31、31A サーボモータ
32、32A 減速機
33 エキセン軸
33A クランク軸
34、34A コネクティングロッド
36 リンク機構
40 第3駆動機構
50 油圧回路
51a、51b、52a、52b、53a、53b 制御弁
54 リリーフ弁
55 ポンプ
71、721〜724、73 ガイド部
81 第1金型
82 第2金型
83 第3金型

Claims (8)

  1. 第1駆動機構によって駆動されかつ成形の第1工程で使用される第1スライドと、
    第2駆動機構によって駆動されかつ前記第1工程を経た被成形物を成形する第2工程で使用される第2スライドと、
    第3駆動機構によって駆動されかつ前記第2工程を経た被成形物を成形する第3工程で使用される第3スライドと、
    前記第1スライド、前記第2スライド、及び前記第3スライドを支持するフレーム部と、
    を備え、
    前記第2スライドは、前記第1スライド及び前記第3スライドの進退に対して独立して進退可能であり、
    前記第2駆動機構は、サーボモータを有しかつ前記第1駆動機構及び前記第3駆動機構と形態が異なる、
    サーボプレス。
  2. 前記第2駆動機構は、
    前記サーボモータの動力により回転する回転軸と、
    前記回転軸の回転運動を並進運動に変換して前記第2スライドへ伝達する伝達機構と、
    を有し、
    前記回転軸は、前記第2スライドの進退方向に見て、軸方向が前記第1スライド、前記第2スライド及び前記第3スライドが並ぶ方向と交差する向きに配置されている、
    請求項1記載のサーボプレス。
  3. 前記第2駆動機構は、
    前記サーボモータの回転運動を往復運動に変換し、前記往復運動を並進運動に変換して前記第2スライドへ伝達するナックル機構を有し、
    前記ナックル機構は、前記第2スライドの進退方向に見て、前記往復運動の方向が、前記第1スライド、前記第2スライド及び前記第3スライドが並ぶ方向と交差する向きに配置されている、
    請求項1記載のサーボプレス。
  4. 前記第1駆動機構は、前記第1スライドを駆動する液圧シリンダピストンを有し、
    前記第3駆動機構は、前記第3スライドを駆動する液圧シリンダピストンを有する、
    請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のサーボプレス。
  5. 前記第2スライドは、加圧力を発生させる液圧シリンダピストンを有し、
    前記第2スライドの前記液圧シリンダピストン、前記第1駆動機構の前記液圧シリンダピストン、及び前記第3駆動機構の前記液圧シリンダピストンに作動流体を圧送する共通のポンプを備える、
    請求項4記載のサーボプレス。
  6. 前記第1スライドには据え込み用の金型が取り付けられ、
    前記第2スライドには主成形用の金型が取り付けられ、
    前記第3スライドにはトリミング用又はコイニング用の金型が取り付けられる、
    請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のサーボプレス。
  7. 前記第1駆動機構及び前記第3駆動機構による前記第1スライド及び前記第3スライドの最大加圧力は、前記第2駆動機構による前記第2スライドの最大加圧力の1/4以下である、
    請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のサーボプレス。
  8. 前記第2駆動機構の一方の側と反対の側とにそれぞれ前記第1駆動機構と前記第3駆動機構とが配置され、
    前記第1スライド、前記第2スライド及び前記第3スライドが同一のピッチで配置されている、
    請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のサーボプレス。
JP2017184270A 2017-09-26 2017-09-26 サーボプレス Active JP6978264B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017184270A JP6978264B2 (ja) 2017-09-26 2017-09-26 サーボプレス

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017184270A JP6978264B2 (ja) 2017-09-26 2017-09-26 サーボプレス

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019058920A JP2019058920A (ja) 2019-04-18
JP6978264B2 true JP6978264B2 (ja) 2021-12-08

Family

ID=66176829

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017184270A Active JP6978264B2 (ja) 2017-09-26 2017-09-26 サーボプレス

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6978264B2 (ja)

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61276796A (ja) * 1985-05-31 1986-12-06 Japan Storage Battery Co Ltd 電動プレス装置
JPH06297195A (ja) * 1993-04-19 1994-10-25 Kurimoto Ltd 多工程用鍛造プレス
JP3251135B2 (ja) * 1994-09-30 2002-01-28 株式会社放電精密加工研究所 順送り加工装置
JP2009061509A (ja) * 2008-12-24 2009-03-26 Ihi Corp サーボモータ駆動式タンデムプレスライン
JP6195764B2 (ja) * 2013-08-27 2017-09-13 住友重機械工業株式会社 プレス装置
JP6306890B2 (ja) * 2014-01-24 2018-04-04 住友重機械工業株式会社 油圧プレス

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019058920A (ja) 2019-04-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7165437B2 (en) Mechanical press device
JP5659221B2 (ja) 成形装置用排出装置
KR20080092422A (ko) 기계적 프레스 구동 시스템 및 방법
CN103170565B (zh) 一种无油泵交流伺服电机直驱式行程控制增压型液压机
US5975858A (en) Hydraulic drive unit of a press machine and swash plate type variable capacity axial piston pump to use for said device
CN106334744A (zh) 在精冲压机中刮削/推顶冲裁栅条/内模件和顶出冲裁部件的装置和方法
CN102806293A (zh) 多向模锻压力机
JPH10249590A (ja) サーボモータ駆動のリンクモーションプレスおよびそ のプレス制御方法
JP6978264B2 (ja) サーボプレス
JP2002219600A (ja) コンピュータ数値制御プレス装置
JP3558679B2 (ja) 板材加工機におけるラム駆動装置
TWI573641B (zh) Camshaft forging cam angle twisting forming module
CN101541447B (zh) 具有集成在滑动工作台中的拉伸垫功能的成形压力机
JP2016163902A (ja) ハイブリッド押出プレス
US20020157442A1 (en) End-forming toggle-press
JP2000343295A (ja) プレス加工装置およびプレス加工方法
JP2000176698A (ja) プレス機械
CN104998933A (zh) 一种双机联动扭轴折弯机控制方法
JPH10258451A (ja) 射出成形機の型締装置
JP3358159B2 (ja) クランク軸用成形プレス
JP3239744U (ja) 多方向同期プレス成形鍛造機
KR20190106233A (ko) 단조 프레스의 슬라이드 조절용 유압시스템
RU2204455C2 (ru) Пресс для штамповки обкатыванием
JP6809668B2 (ja) 鍛造機におけるメカ油圧式背圧兼分流装置
JP2001047300A (ja) プレス機械のノックアウト装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200313

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210112

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210302

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210428

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20211102

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20211111

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6978264

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150