JP6977775B2 - 集電体とそれを用いた電池 - Google Patents

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Description

本発明は、集電体に関し、特に電池用電極に用い、開口を形成した集電体とそれを用いた電池に関する。
二次電池は、携帯電話、デジタルカメラ、ノートPC等のポータブル機器の電源として、また、車両や家庭用の電源として広く普及している。例えば、高エネルギー密度で軽量なリチウムイオン二次電池は、生活に欠かせないエネルギー蓄積デバイスである。
図7、図8は積層型のリチウムイオン二次電池10の一例を示す斜視図である。電池素子400と、それを電解液とともに封入する外装容器801とを備えている。このリチウムイオン二次電池10における電池素子400は、図7に示すように、正極800(カソード)と負極700(アノード)とがセパレータ350によって隔離されながら交互に繰り返し積層された構造を有している。
正極800は、集電体上に正極用活物質をバインダで固めた活物質層が形成されたものであり、正極活物質形成部810と、リード部を設けるために活物質層が形成されていない正極活物質未形成部820とを有している。同様に、負極700も、集電体上に負極用活物質をバインダで固めた活物質層が形成されたものであり、負極活物質形成部710と負極活物質未形成部720とを有している。
それぞれの正極活物質未形成部は超音波接合等によって束ねられて、図8(a)に示すように、正極リード部460となっている。同様に、それぞれの負極活物質未形成部220も束ねられて負極リード部480となっている。正極リード部460と負極リード部480は、それぞれ正極端子830と負極端子840とに電気的に接続されている。図8(b)は図8(a)を、正極端子830を含むように切断した断面図である。
集電体は平坦な主面の金属箔を用いるが、電池を充放電するとリチウムイオンが電極間を移動して正極または負極の活物質層に入り込み、正極または負極が膨張する。特に負極は正極に比べて高エネルギーであり、負極の活物質層の方が正極のそれより膨張する。膨張した活物質層は集電体から剥がれる危険性がある。
活物質層が集電体から剥離するのを防ぐ(剥離耐性を高める)等を目的として、集電体に所定の間隔で穴を開ける技術が知られている。平坦な集電体では、集電体は活物質層と平坦面で接触するだけであるため、活物質層が集電体から剥離することがある。しかし穴開け加工で穴の先端が凸形状(以下突出部と称する)になるため、活物質層となる合剤を塗工等で集電体に形成する際に、穴の中つまり平坦面以外にも活物質層が回り込むため、剥離耐性が向上する。その結果電池の寿命や安全性が向上する。
しかし穴を開けると、活物質の剥離耐性が向上する代わりに、集電箔の強度が低下する。特に電池用電極の負極は、充放電による活物質の膨張・収縮が大きく、集電箔の周辺部に応力が加わる。周辺部に穴を開けないようにすれば周辺部にかかる応力に対抗できる。
特許文献1(特開平11-288723号公報)の電気化学素子用集電体1では、方形の金属シート2の周辺部を額縁状に面状連続体3として孔あけ加工せずに残し、額縁状の面状連続体3で囲まれた内側部分に孔あけ加工(いわゆるグリッド、パンチングとしての加工等)を施して多数の貫通孔5のある多孔領域4としている。((0017)段落、図1)グリッド、パンチングメタル切断部分がバリとして残り、その結果電極間短絡が生じることがあったが、特許文献1では周辺部に穴あけ加工しないので、この短絡事故を防ぐことができたとしている。(0021段落)
また特許文献2(特開2003-208899号公報)に開示された二次電池用電極の正極集電体2aおよび負極集電体3aには、その周縁部を除く中心側に多数の孔Kが穿設されている。具体的には、これら孔Kは、正極集電体2aおよび負極集電体3aの周縁部から少なくとも0.5mm程度の幅でなる無孔部Nを介した中心側に穿設されている((0055)〜(0056)段落、図2)。このように構成すると、多数の孔Kを穿設してなる正極集電体2aおよび負極集電体3aが、それぞれ周縁部に無孔部Nを有する(すなわち凹凸部分が形成されていない)ことから、その製造途中で正極集電体2aおよび負極集電体3aがセパレータ4に引っ掛かったり、その完成後にこれら正極集電体2aおよび負極集電体3aがセパレータ4を突き破ったりするのを未然に回避することができ、これらに起因して完成したリチウム二次電池1において、内部短絡が生じるのを防止することができる、としている(0059段落)。
特開平11-288723号公報 特開2003-208899号公報
特許文献1,2では、集電箔の周縁部全域が開口を形成しない領域である。しかしこのようにすると、電池の製造工程において、電解液が周縁部から中央部に入りにくくなる。図8で述べたように、蓄電池は正負の電池用電極を交互に積層して電池素子を形成した後、外装容器に入れ、外装容器の注液口から電解液を注入し、その後封入する。電解液を注入していくと、電解液が活物質層とセパレータの間隙内や活物質層内の間隙やセパレータ内の間隙に毛細管現象で入り込んで、そこに存在する空気を置き換えていく。できるだけ時間をかけずに電池素子全体に電解液を含侵させることが望ましい。ところが、これらの間隙は非常に狭いため、電解液が電池素子の中央まで浸透し、空気を置き換えるのに時間がかかる。集電箔に開口部を形成すると、集電箔による壁が無くなるため、積層体内で隣接する層間での電解液や空気の移動が可能になり、電解液の含浸が速くなる。しかしながら、端面全域に開口を形成しない場合、空気だまりが出来て、含浸が止まる。
本発明の目的は、以上述べた問題点を解決し、強度が高くしかも電解液が含侵しやすい集電体とそれを用いた電池を提供することである。
本発明は、開口を複数設けた開口形成部を備えた集電体であって、前記開口の先端には突出部が形成され、前記開口形成部は一部の箇所でのみ前記集電体の端面に達し、それ以外の箇所では前記端面に達していないことを特徴とする集電体である。
本発明によれば、強度が高くしかも電解液が含侵しやすい集電体とそれを用いた電池を提供することが可能になる。
本発明の第1の実施形態の集電体を示す模式的平面図である。 本発明の第2の実施形態の集電体を示す模式的平面図である。 本発明の第3の実施形態の集電体を示す模式的平面図である。 本発明の第4の実施形態の集電体を示す模式的平面図である。 本発明の第5の実施形態の集電体を示す模式的平面図である。 本発明の第1の実施形態の集電体の端面と開口の位置関係を示す模式的平面図で、(a)は開口が集電体の端面に達している場合、(b)は達していない場合である。 既存の積層型のリチウムイオン二次電池の一例を示す斜視図である。 既存の積層型のリチウムイオン二次電池の一例を示す図であり、(a)は斜視図、(b)は断面図である。 本発明の実施形態で用いる電池用電極を示す断面図で、(a)は活物質層を集電箔の両面に塗工した状態の断面、(b)は活物質層上に絶縁層を塗工した状態の断面である。
(第1の実施形態)
図1は本発明の第1の実施形態の集電箔100を示す模式的平面図である。本実施形態では、平坦な集電箔の端面103を除いた中央部の大きな領域に、複数の開口のある領域(開口形成部202)を形成する。さらに、開口形成部202の一部に端面103に達し、複数の開口のある開口形成部223を4つ設ける。
開口形成部202、223の開口の先端は突出していて突出部となっている。集電箔100の開口形成部202,223以外の箇所210は平坦なままである。図1では、集電箔100の4つの辺のうち、リード部215(正極リード部または負極リード部)のない2つの辺と中央部の開口形成部202をつなぐ細い開口形成部223を4本形成している。集電箔100の片面または両面に活物質層(不図示)等を形成して電極とする。電極は複数層積層して積層体とし、その長辺を上下に向けた垂直な状態で袋状の外装体に入れられ、上方の注入口から電解液が注入される。電極に開口形成部があると、積層体周辺部からだけではなく、積層体の最外層表面から積層体の層間を横断するように含浸する。一方電極端面に開口形成部が無い場合、この部分の含浸速度が遅く、積層体の間隙から空気が抜けにくくなる。図1は、開口形成部223のような、積層体の端部と内部をつなぐ部分があるため、積層体の下部からの含浸が速くなり、電解液は空気だまりを形成することなく、全ての間隙に含浸することができる。また端面の一部に達するように開口形成部を設けるが、それ以外の大部分の端面には達しないようにするので、充放電による活物質の膨張・収縮によって端面に加わる応力に対抗できる。
電解液の含浸性を高めるためには、開口形成部223が端面103に達している部分の長さ(4本の開口形成部223の幅の合計)は、開口形成部223を設ける集電箔100の辺(図1では上と下の2辺)の長さの合計の10%以上あることが好ましく、20%以上あることが更に好ましい。一方、活物質の膨張収縮による集電箔端面への応力に対抗するためには、開口形成部223の長さは、開口形成部223を設ける集電箔100の辺の長さの80%以下であることが好ましく、60%以下であることが更に好ましい。
図6(a)に示すように開口形成部223内の開口240は端面103にかかって形成されていても良いし、図6(b)に示すようにかからなくても良い。かからない場合は、開口形成部223内の開口240と端面103の間に周縁部270が存在する。周縁部270は電解液の含侵を妨げない程度の幅d、例えば開口240の開口径あるいは、開口と開口のピッチ間程度にすると良い。
また、集電箔の厚みは、厚い方が応力に対抗出来るため、5μm以上、好ましくは6μm以上であることが望ましい。さらに、材質は負極の場合、電解銅箔、圧延銅箔、ステンレス箔などが挙げられるが、応力に対抗するためには、圧延銅箔が好ましく、更にステンレス箔が好ましい。
集電箔100を形成した後、活物質層となる合剤をダイコーター等で集電箔100の両面全体に塗工し、図7、8で述べたように、正極用集電箔と負極用集電箔を、セパレータを介して交互に繰り返し積層し、外装容器に収納し、電解液を含侵させた後外装容器を封じて電池が完成する。
なお開口形成部223は1本でも良いが、電解液の含侵の効率を考慮すると、複数本形成した方が良い。
以上述べたように、本実施形態によれば、集電体の強度が高くしかも電解液が含侵しやすくなる。
また集電箔に開口を形成するには、プレス機の表面に凸部を設け、そのプレス機で穴開け加工(パンチング)して形成する。この加工で開口が突出して開口の先端に突出部が形成される。プレス機は平板状でもロール状でも良い。ロールプレス機を用いる場合は、ローラの径、ローラ表面における凸部の密度、位置、集電箔の移動速度、ローラの回転速度等を調整して、開口形成部を図1に示した形状になるようにする。なお集電箔の両側からパンチングで形成してもよいし、片側からだけパンチングしてもよい。また開口はエッチングで形成してもよい。また活物質層になる合剤は集電箔の片面にだけ塗工してもよい。
さらに、本実施形態の集電箔100は正極用でも負極用でも良いが、上述のように負極の方が充放電による活物質の膨張・収縮が大きく、集電箔の端面に、より応力が加わる。そのため負極に適用すると、より効果がある。また、正極の合剤層が負極の合剤層よりも厚い場合は、正極合剤層への電解液の含浸性を高めるために、正極に適用することが望ましい。また、集電体全体への含浸性を高めるためには、正極と負極の両方の集電箔に開口部を形成することが好ましい。また開口形成部223が端面103に接続する位置、あるいは接続位置及び開口形成部223の形状が、正極と負極で重なるようにパンチングを施すと、積層方向へ電解液含浸流路が最短距離となるため更に効果がある。
さらに、正極の開口形成部223と202の形状と負極の開口形成部223と202の形状が電極を重ねて積層体を形成したときに一致していると、電解液の含侵性が高い。これは以下の実施形態でも同じである。
(第2の実施形態)
図2は本発明の第2の実施形態を示す模式的平面図である。本実施形態では、平坦な集電箔100に対して細長い開口形成部を十字状に形成している。開口形成部205は、リード部215のある側の辺のリード部以外の箇所から反対側の辺まで通して形成する。それに交差させて、同様の細長い形状の開口形成部204を二本、集電箔100の別の辺からその反対側の辺まで通して形成することで、十字形状を呈している。
このようにすると、図1の場合と同様に電解液が周辺から集電箔の平坦部210の中央部に浸透しやすくなる。中央部に大きな開口部がないため、電解液は下部の長辺部分及び短辺部分から順次含浸するため、空気だまりが更に生じにくくなるため好ましい。
(第3の実施形態)
図3は本発明の第3の実施形態を示す模式的平面図である。本実施形態では、細長い形状でしかも両端で集電箔の平坦部210の両端に達する開口形成部204を3本形成している。
電解液は下部の長辺部分から順次含浸するため、空気だまりが更に生じにくくなるため好ましい。但し、電極の一辺が200mmを超えるような大きな電極の場合、第1の実施形態のように集電箔100の中央部に広い面積の開口形成部202がある方が、電解液の含浸は速くなるため好ましい。
また本実施形態では、集電箔100の長辺の中央部に位置する開口形成部204があるため、未開口部の空気だまりが形成されにくく好ましい。
(第4の実施形態)
図4は本発明の第4の実施形態を示す模式的平面図である。本実施形態では、リード部のない辺からその反対側の辺まで、端面に達しない細長い長方形の開口形成部202を3本形成し、3本の開口形成部202の間に端面に達する開口形成部204を2本形成している。更に開口形成部202、204全てと交差する開口形成部206を設けている。
開口形成部202,204を開口形成部206でつなげているため、電解液がより速く奥まで浸透する。
(第5の実施形態)
図5は本発明の第5の実施形態の集電体500の模式的平面図である。平坦な集電体シート501に開口形成部520を設ける。開口形成部520は一部の箇所523でのみ集電体シート501の端面503に達し、それ以外の箇所では端面503に達していない。
このような構成によって、電解液が集電体500の周辺から接続箇所523を通って開口形成部502に浸透しやすくなる。また一部の箇所523以外の大部分の端面には開口を形成しないので、充放電による活物質の膨張・収縮によって端面に加わる応力に対抗できる。
(他の実施形態)
正極リード部と負極リード部は複数枚束ねて超音波接合し、接合したものをそれぞれ正極端子と負極端子に溶接する。そのため、正極リード部と負極リード部及びそれらの周辺で、接合、溶接に用いる部分及び接合、溶接、使用、運搬等で応力を受ける部分には開口を形成しないことが望ましい。
以上実施形態を説明したが、粘度の高い電解液を注入する場合、開口形成部がない場合24時間ほどかかる例がある。集電箔の中央部に形成する開口形成部202によって6時間程(1/4程)短縮すると推定される。さらに、端面に達した開口形成部によって3時間程(1/8程)短縮すると推定されるので、合計で9時間程(9/24≒37%程)の短縮になる。(電極構成材料)
ここで電極を構成する材料について絶縁層も含めて述べる。以下は例示であり、材料は特に限定されず、既知の材料を用いることができる。
正極用集電体の材料としてはアルミニウム、金、白金等を用いることができる。負極用集電体の材料も正極用材料と同様であるが、特に銅、鉄・ニッケル・クロム系・モリブデン系のステンレス、アルミニウム、アルミニウム合金、白金、金、パラジウム、イリジウム、ロジウム等を用いることができる。
正極活物質としては例えば、LiNiO、LiNi(1−x)・・・(式A)(但し、0≦x<1、0<y≦1.2、MはCo、Al、Mn、Fe、Ti及びBからなる群より選ばれる少なくとも1種の元素である)を用いることができる。
また例えば、LiαNiβCoγMnδ(0<α≦1.2好ましくは1≦α≦1.2、β+γ+δ=1、β≧0.7、γ≦0.2)、LiαNiβCoγAlδ(0<α≦1.2好ましくは1≦α≦1.2、β+γ+δ=1、β≧0.6好ましくはβ≧0.7、γ≦0.2)なども挙げられ、特に、LiNiβCoγMnδ(0.75≦β≦0.85、0.05≦γ≦0.15、0.10≦δ≦0.20)が挙げられる。より具体的には、例えば、LiNi0.8Co0.05Mn0.15、LiNi0.8Co0.1Mn0.1、LiNi0.8Co0.15Al0.05、LiNi0.8Co0.1Al0.1等を好ましく用いることができる。なおNiの含有量を高くすると(例えば0.6を超える)、電池のエネルギー密度を高くすることができるが、本発明はそのような場合でも有効である。
また、上述の(式A)で表される化合物を2種以上混合して使用してもよく、例えば、NCM532またはNCM523とNCM433とを9:1〜1:9の範囲(典型的な例として、2:1)で混合して使用することも好ましい。さらに、(式A)においてNiの含有量が高い材料(xが0.4以下)と、Niの含有量が0.5を超えない材料(xが0.5以上、例えばNCM433)とを混合することで、高容量で熱安定性の高い電池を構成することもできる。
上記以外にも正極活物質として、例えば、LiMnO、LiMn(0<x<2)、LiMnO、LiMn1.5Ni0.5(0<x<2)等の層状構造またはスピネル構造を有するマンガン酸リチウム;LiCoOまたはこれらの遷移金属の一部を他の金属で置き換えたもの;これらのリチウム遷移金属酸化物において化学量論組成よりもLiを過剰にしたもの;及びLiFePOなどのオリビン構造を有するもの等が挙げられる。さらに、これらの金属酸化物をAl、Fe、P、Ti、Si、Pb、Sn、In、Bi、Ag、Ba、Ca、Hg、Pd、Pt、Te、Zn、La等により一部置換した材料も使用することができる。上記に記載した正極活物質はいずれも、1種を単独で、または2種以上を組合せて用いることができる。
また負極活物質は金属および/または金属酸化物ならびに炭素を負極活物質として含む。金属としては、例えば、Li、Al、Si、Pb、Sn、In、Bi、Ag、Ba、Ca、Hg、Pd、Pt、Te、Zn、La、またはこれらの2種以上の合金等が挙げられる。また、これらの金属又は合金は2種以上混合して用いてもよい。また、これらの金属又は合金は1種以上の非金属元素を含んでもよい。
金属酸化物としては、例えば、酸化シリコン、酸化アルミニウム、酸化スズ、酸化インジウム、酸化亜鉛、酸化リチウム、またはこれらの複合物等が挙げられる。本実施形態では、負極活物質として酸化スズもしくは酸化シリコンを含むことが好ましく、酸化シリコンを含むことがより好ましい。これは、酸化シリコンが、比較的安定で他の化合物との反応を引き起こしにくいからである。また、金属酸化物に、窒素、ホウ素および硫黄の中から選ばれる一種または二種以上の元素を、例えば0.1〜5質量%添加することもできる。こうすることで、金属酸化物の電気伝導性を向上させることができる。また、金属や金属酸化物を、たとえば蒸着などの方法で、炭素等の導電物質を用いて被覆することでも、同様に電気伝導度を向上させることができる。
炭素としては、例えば、黒鉛、非晶質炭素、ダイヤモンド状炭素、カーボンナノチューブ、またはこれらの複合物等が挙げられる。ここで、結晶性の高い黒鉛は、電気伝導性が高く、銅などの金属からなる負極集電体との接着性および電圧平坦性が優れている。一方、結晶性の低い非晶質炭素は、体積膨張が比較的小さいため、負極全体の体積膨張を緩和する効果が高く、かつ結晶粒界や欠陥といった不均一性に起因する劣化が起きにくい。
金属および金属酸化物は、リチウムの受容能力が炭素に比べて遥かに大きいことが特徴である。したがって、負極活物質として金属および金属酸化物を多く使用することで電池のエネルギー密度を改善することができる。高エネルギー密度を達成するため、負極活物質中の金属および/または金属酸化物の含有比率が高い方が好ましい。金属および/または金属酸化物は、多いほど負極全体としての容量が増加するので好ましい。金属および/または金属酸化物は、負極活物質の0.1質量%以上の量で負極に含まれることが好ましく、1質量%以上がより好ましく、10質量%以上が更に好ましい。しかしながら、金属および/または金属酸化物は、炭素にくらべてリチウムを吸蔵・放出した際の体積変化が大きくなり、電気的な接合が失われる場合があることから、99質量%以下、好ましくは90質量%以下である。上述した通り、負極活物質は、負極中の充放電に伴いリチウムイオンを可逆的に受容、放出可能な材料であり、それ以外の結着剤などは含まない。
絶縁層は、耐熱性を有することが好ましく、エンジニアプラスチックなどの耐熱樹脂や、金属酸化物などの無機材料で構成される。これらの材料を絶縁性フィラーとして用い、絶縁性フィラーを結着する結着剤とを含む絶縁層を形成することも可能である。正極上に形成する絶縁層については、正極活物質として、ニッケル含有量が高いリチウムニッケル複合酸化物を含む正極に設置するばあいは、絶縁層の構成材料は、耐酸化性を有するものが好ましい。
無機材料としては、例えば、金属の酸化物や窒化物、具体的には、酸化アルミニウム(アルミナ)、酸化ケイ素(シリカ)、酸化チタン(チタニア)、酸化ジルコニウム(ジルコニア)、酸化マグネシウム(マグネシア)、酸化亜鉛、チタン酸ストロンチウム、チタン酸バリウム、窒化アルミニウム、窒化ケイ素等が挙げられるが、溶融しないため、無機粒子として上記の結着剤と共に用いることが好ましい。有機粒子に比べ、無機粒子は耐酸化性を有するため好ましい。
有機材料としては、ポリイミド、ポリアミドイミド、ポリフェニレンスルフィド、ポリスルホン、ポリエーテルスルホン、ポリエーテルイミド、ポリエーテルエーテルケトンやシリコーンゴムなどが挙げられる。有機溶媒に溶融して塗工することが可能な材料については、無機粒子に比べ絶縁層の形成が容易である点で好ましい。また、有機材料は、比重が無機材料に比べ低いため、電池の重量を小さく出来る点で好ましい。
正極活物質、負極活物質、絶縁層に結着剤を用いる場合、特に正極活物質や正極に形成する絶縁層の結着剤については、耐酸化性に優れるものが好ましく、分子軌道計算で得られるHOMO(Highest Occupied Molecular Orbit:最高被占軌道)の値が小さいものの方が好ましい。フッ素や塩素などハロゲンを含有するポリマーが耐酸化性に優れるため、本実施形態において使用される結着剤に適している。より具体的には、このような結着剤としては、ポリフッ化ビニリデン(PVdF)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリヘキサフルオロプロピレン(PHFP)、ポリ三フッ化塩化エチレン(PCTFE)、ポリパーフルオロアルコキシフルオロエチレンなどのフッ素または塩素を含有するポリオレフィンが挙げられる。
この他にも電極合剤層の結着に用いる結着剤を使用してもよい。
正極活物質、負極活物質、絶縁層を集電箔に塗工する際に用いる塗工液(スラリー)が水系の溶媒(結着剤の分散媒として水または水を主成分とする混合溶媒を用いた溶液)を使用する場合には、水系の溶媒に分散または溶解するポリマーを用いることができる。水系溶媒に分散または溶解するポリマーとしては、例えば、アクリル系樹脂が挙げられる。アクリル系樹脂としては、アクリル酸、メタクリル酸、アクリルアミド、メタクリルアミド、2‐ヒドロキシエチルアクリレート、2‐ヒドロキシエチルメタクリレート、メチルメタアクリレート、エチルヘキシルアクリレート、ブチルアクリレート等のモノマーを1種類で重合した単独重合体が好ましく用いられる。また、アクリル系樹脂は、2種以上の上記モノマーを重合した共重合体であってもよい。さらに、上記単独重合体及び共重合体の2種類以上を混合したものであってもよい。上述したアクリル系樹脂のほかに、スチレンブタジエンゴム(SBR)、ポリエチレン(PE)等のポリオレフィン系樹脂、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)等を用いることができる。これらポリマーは、一種のみを単独で、あるいは二種以上を組み合わせて用いることができる。結着剤の形態は特に制限されず、粒子状(粉末状)のものをそのまま用いてもよく、溶液状あるいはエマルジョン状に調製したものを用いてもよい。二種以上の結着剤を、それぞれ異なる形態で用いてもよい。
塗工液は、上述した材料以外の材料を必要に応じて含有することができる。そのような材料の例として、後述する塗工液の増粘剤として機能し得る各種のポリマー材料が挙げられる。特に水系溶媒を使用する場合、上記増粘剤として機能するポリマーを含有することが好ましい。該増粘剤として機能するポリマーとしてはカルボキシメチルセルロース(CMC)やメチルセルロース(MC)が好ましく用いられる。
上記の正極活物質、負極活物質、絶縁性フィラー及び結着剤を溶媒に混合させる操作は、ボールミル、ホモディスパー、ディスパーミル(登録商標)、クレアミックス(登録商標)、フィルミックス(登録商標)、超音波分散機などの適当な混練機を用いて行うことができる。
絶縁層形成用塗工液を塗布する操作は、既存の一般的な塗布手段を特に限定することなく使用することができる。例えば、適当な塗布装置(グラビアコーター、スリットコーター、ダイコーター、コンマコーター、ディップコート等)を使用して、所定量の絶縁層形成用塗料を均一な厚さにコーティングすることにより塗布され得る。
その後、適当な乾燥手段で塗布物を乾燥(例えば140℃以下、例えば30〜110℃)することによって、絶縁層形成用塗料中の溶媒を除去する。
本実施形態に係る電極は、突起形状を持つ集電箔に、活物質、結着剤及び溶媒を含む塗工液を塗布、乾燥後、プレスを行い、さらに絶縁層用の塗工液を塗布、乾燥し、必要に応じてプレスすることにより作製できる。ここで、集電箔に突起形状(突出部)を形成するには、前述のように、プレス機の表面に凸部を設け、そのプレス機で集電箔に穴開け加工(パンチング)する。加工後、活物質層となる合剤をダイコーター等で集電箔の両面全体に塗工する。図9(a)に活物質層130を集電箔110の両面に塗工した状態の電池用電極900の断面を示す。パンチングによって先端に突出部150がある開口120が形成されている。図9の例では集電箔110の両側から交互にパンチングしているため、集電箔の面に対して上下に交互に突出部150が形成されている。図9では突出部の大きさを、集電箔の他の部分に比べて強調して示している。なお開口120を形成したことで集電箔110が凹凸になるため、活物質層130の両面に窪み140が生じる。開口部は根本の部分で10μm〜100μm程度で先端部分で5μm〜50μm程度、穴の間隔は100μmから500μm程度が電解液の含浸性を高めつつ、集電箔の強度を維持する上で好ましい。
穴開け加工では多数の突出部を形成するため、開口の形状を完全に揃えるのは難しく、所々に活物質層130から飛び出した突出部153が発生することがある。そのため図9(b)に示すように、活物質層130上に絶縁層170を塗工して突出部153を被覆して、隣接する電極との間の短絡を防ぐことができる。このように、活物質層130上に絶縁層170を塗工して形成した場合にも、一般的なセパレータ部材を別部材として構成した場合と同様に活物質層全体への電解液の浸透を促進することができる。
上記の実施形態の一部または全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)
開口を複数設けた開口形成部を備えた集電体であって、前記開口の先端には突出部が形成され、前記開口形成部は一部の箇所でのみ前記集電体の端面に達し、それ以外の箇所では前記端面に達していないことを特徴とする集電体。
(付記2)
前記開口形成部は複数の箇所で前記端面に達している付記1に記載の集電体。
(付記3)
前記開口形成部が十字形状を呈する付記1または2に記載の集電体。
(付記4)
前記開口形成部がストライプ状である付記1または2に記載の集電体。
(付記5)
前記開口形成部のうち、前記端面に達している部分の長さは、前記開口形成部が前記端面に達している集電体の辺の長さの10%以上である付記1から4のいずれか一項に記載の集電体。
(付記6)
前記開口形成部のうち、前記端面に達している部分の長さは、前記開口形成部が前記端面に達している集電体の辺の長さの80%以下である付記1から4のいずれか一項に記載の集電体。
(付記7)
前記開口形成部のうち、前記端面に達している部分の長さは、前記開口形成部が前記端面に達している集電体の辺の長さの20%以上である付記1から6のいずれか一項に記載の集電体。
(付記8)
前記開口形成部のうち、前記端面に達している部分の長さは、前記開口形成部が前記端面に達している集電体の辺の長さの60%以下である付記1から6のいずれか一項に記載の集電体。
(付記9)
前記開口形成部は、前記集電体の正極リード部または負極リード部を設けない側で前記端面に達している付記1から8のいずれか一項に記載の集電体。
(付記10)
正極リード部または負極リード部になる部分及びその周辺には前記開口形成部を設けない付記1から9のいずれか一項に記載の集電体。
(付記11)
前記開口形成部が前記端面に達する位置が正極と負極で重なる付記1から10のいずれか一項に記載の集電体を備えた電池。
(付記12)
前記正極と負極で前記開口形成部の形状が、積層体を形成した際に一致する付記11に記載の電池。
(付記13)
前記開口形成部の開口が、前記端面にかかっている付記1から12のいずれか一項に記載の集電体。
(付記14)
前記開口形成部の開口が、前記端面にかかっておらず、前記開口と前記端面の間に周縁部を有する付記1から12のいずれか一項に記載の集電体。
(付記15)
前記周縁部の幅は電解液の含侵を妨げない程度の幅である付記14に記載の集電体。
(付記16)
前記集電体を構成する活物質層上に絶縁層を形成した付記1から15のいずれか一項に記載の集電体。
以上、上述した実施形態を模範的な例として本発明を説明した。しかしながら、本発明は、上述した実施形態には限定されない。即ち、本発明は、本発明のスコープ内において、当業者が理解し得る様々な態様を適用することができる。
この出願は、2017年9月21日に出願された日本出願特願2017−181438を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
10 リチウムイオン二次電池
100 集電箔
103、503 端面
120 開口
130 活物質層
140 窪み
150、153 突出部
170 絶縁層
210 平坦部
215 リード部
202、204、223、502 開口形成部
240 開口
400 電池素子
500 集電体
501 集電体シート
700 負極
710 負極活物質形成部
720 負極活物質未形成部
800 正極
810 正極活物質形成部
820 正極活物質未形成部
900 電池用電極

Claims (15)

  1. 開口を複数設けた開口形成部を備えた集電体であって、前記開口の先端には突出部が形成され、前記開口形成部は一部の箇所でのみ前記集電体の端面に達し、それ以外の箇所では前記端面に達していな集電体を有する電池であって、
    前記開口形成部が前記端面に達する位置が正極と負極で重なっている、電池
  2. 前記開口形成部は複数の箇所で前記端面に達している請求項1に記載の電池
  3. 前記開口形成部が十字形状を呈する請求項1または2に記載の電池
  4. 前記開口形成部がストライプ状である請求項1または2に記載の電池
  5. 前記開口形成部のうち、前記端面に達している部分の長さは、前記開口形成部が前記端面に達している集電体の辺の長さの10%以上または80%以下である請求項1から4のいずれか一項に記載の電池
  6. 前記開口形成部のうち、前記端面に達している部分の長さは、前記開口形成部が前記端面に達している集電体の辺の長さの20%以上または60%以下である請求項1から4のいずれか一項に記載の電池
  7. 前記開口形成部は、前記集電体の正極リード部または負極リード部を設けない側で前記端面に達している請求項1から6のいずれか一項に記載の電池
  8. 正極リード部または負極リード部になる部分及びその周辺には前記開口形成部を設けない請求項1から7のいずれか一項に記載の電池
  9. 前記正極と負極で前記開口形成部の形状が、積層体を形成した際に一致する請求項1から8のいずれか一項に記載の電池。
  10. 開口を複数設けた開口形成部を備えた集電体であって、前記開口形成部が十字形状を呈し、前記開口の先端には突出部が形成され、前記開口形成部は一部の箇所でのみ前記集電体の端面に達し、それ以外の箇所では前記端面に達していないことを特徴とする集電体
  11. 前記開口形成部は複数の箇所で前記端面に達している請求項10に記載の集電体。
  12. 前記開口形成部のうち、前記端面に達している部分の長さは、前記開口形成部が前記端面に達している集電体の辺の長さの10%以上または80%以下である請求項10または11に記載の集電体。
  13. 前記開口形成部のうち、前記端面に達している部分の長さは、前記開口形成部が前記端面に達している集電体の辺の長さの20%以上または60%以下である請求項10または11に記載の集電体。
  14. 前記開口形成部は、前記集電体の正極リード部または負極リード部を設けない側で前記端面に達している請求項10から13のいずれか一項に記載の集電体。
  15. 正極リード部または負極リード部になる部分及びその周辺には前記開口形成部を設けない請求項10から14のいずれか一項に記載の集電体。
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