JP6970538B2 - 外壁取付具および外壁構造 - Google Patents

外壁取付具および外壁構造 Download PDF

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Description

この発明は、外壁パネルを建物の躯体に支持させるための外壁取付具およびこの外壁取付具を備えた外壁構造に関する。
特許文献1には、大判化外壁パネルが開示されている。この大判化外壁パネルは、パネルフレームと、このパネルフレームに取付けられた上下に並ぶ複数枚の、断熱材を含む横長形状の外壁面材とを備える。また、上記パネルフレームは、左右の縦フレーム材および上下端の横フレーム材が矩形に組まれた外周フレーム部と、この外周フレーム部に互いに横幅方向に間隔を開けて配置されて上下端が上下の横フレーム材に接合された複数の縦胴縁とからなる。
特開2016−113839号公報
ところで、外壁パネルを建物躯体に支持させるための外壁取付具として、いわゆるZプレート(稲妻プレート)が知られている。このZプレートを用いることで、外壁パネルを面外方向に受け止めることが可能になる。また、上記特許文献1には、躯体取付用ファスナーによって、建物躯体である床スラブ上で外壁パネルの自重を受けることが開示されている。しかしながら、上記躯体取付用ファスナーは、建物躯体に設けられた立上片部を用いて外壁パネルを面外方向に受け止めるものではない。
この発明は、上記の事情に鑑み、建物躯体に設けられた立上片部を利用して外壁パネルを面外方向に受け止めるとともに、外壁パネルの自重を建物躯体上で受け止めることができる外壁取付具およびこの外壁取付具を備えた外壁構造を提供することを課題とする。
この発明の外壁取付具は、上記の課題を解決するために、段状に形成されたまたは段状に組まれる段状縦面部と、上記段状縦面部の下部側に設けられた水平板部と、を備えており、上記水平板部に外壁パネルの荷重を建物躯体に伝達する荷重伝達部が設けられていることを特徴とする。
上記の構成であれば、上記段状縦面部により、建物躯体に設けられた立上片部を利用して外壁パネルを面外方向に受け止めることができる。また、上記水平板部に設けられた荷重伝達部によって、外壁パネルの自重を建物躯体上で受け止めることもできる。
上記段状縦面部と上記水平板部との間にリブ部が設けられていてもよい。これによれば、外壁取付具を構成する素材の厚さを極力薄くしつつ、上記リブ部によって十分な剛性を確保することが可能になる。
上記水平板部に、建物躯体側に立設された突出螺子を挿通させる突出螺子挿通孔を備えてもよい。これによれば、上記突出螺子挿通孔に通した上記突出螺子にナットを螺合させることで、上記外壁パネルの浮き上がりを防止することができる。
上記水平板部に、建物躯体側に立設された位置決めピンを挿通させるピン挿通孔を備えてもよい。これによれば、上記位置決めピンを上記ピン挿通孔に挿通させることで、上記外壁取付具が建物躯体の規定位置に固定されるようになり、外壁パネルの位置決めが容易になる。
また、この発明の外壁構造は、上記外壁取付具が外壁パネルに取り付けられており、上記外壁パネルの上記段状縦面部が、建物躯体に設けられた立上片部に係止されることを特徴とする。
上記建物躯体としての床スラブ上に設けられた立上片部に上記外壁取付具が取り付けられてもよい。
上記外壁取付具とは別に設けられる、段状に形成されたまたは段状に組まれる段状板部材によっても外壁パネルが面外方向に受け止められるようにしてもよい。これによれば、簡単な形状の多数の段状板部材によって外壁パネルの面外方向の荷重を分担して受け止めることができ、外壁構造の低コスト化を図ることができる。
耐風梁が位置する箇所では全ての取り付け箇所で上記段状板部材が設けられており、上記床スラブが位置する箇所では一部の取り付け箇所で上記外壁取付具が設けられ、他の取り付け箇所で上記段状板部材が設けられていてもよい。
上記外壁取付具が外壁パネルの下地材である縦胴縁に固定されていてもよい。
本発明であれば、外壁パネルを面外方向に受け止めるとともに、外壁パネルの自重を建物躯体上で受け止めることができるという効果を奏する。
外壁パネルの構造例を示した概略の斜視図である。 同図(A)は図1の外壁パネルにおける外壁面材の上部および下部を示した断面図であり、同図(B)は図1の上下に並ぶ外壁面材の嵌め込み箇所の断面図である。 外壁パネルの地組架台を実線で示し、外壁パネルを仮想線で示した正面図である。 この発明の実施形態の外壁取付具および外壁構造を示した概略の斜視図である。 この発明の実施形態の外壁取付具および外壁構造を示した概略の分解斜視図である。 図4の外壁構造を側面からみた概略の側面図である。 図4の外壁構造を他の側面からみた概略の側面図である。 この発明の実施形態の外壁構造における外壁取付具および段状板部材の配置態様を示した説明図である。 この発明の他の実施形態の外壁取付具を示した概略の斜視図である。 同図(A)は上記外壁取付具を示した説明図であり、同図(B)は段状に組まれる段状縦面部を有した他の実施形態の外壁取付具を示した説明図である。 図10(B)の外壁取付具において溝形鋼を用いた例を示した正面図、平面図および側面図である。 この実施形態の外壁構造における自重受けを要しない箇所に設ける段状板部材を例示した正面図、平面図および側面図である。
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1に示すように、外壁パネル5は、例えば、複数の横長の外壁面材51を上下に並べて下地材52で相互に連結された構造を有する。図1に示す例では、上記下地材52として、最も端位置の2本の縦胴縁52aと、中央側の例えば4本の縦胴縁52bを備えている。上記縦胴縁52aは、角形鋼管等の閉鎖断面鋼材からなっている。一方、上記縦胴縁52bは、リップ溝型鋼や溝型鋼等の開放断面鋼材からなる。なお、下地材52の全てを閉鎖断面鋼材である縦胴縁52aとすることもできる。
上記外壁面材51は、例えば、図2(A)および図2(B)に示すように、不燃断熱材51aを鋼板51b、51cで挟み込んだ金属サンドイッチパネルである。2枚の外壁面材51を上下に並べた場合、下段に位置する外壁面材51の上端面に形成された横幅方向に長い2か所の凹部51dに、上段に位置する外壁面材51の下端面に形成された横幅方向に長い2か所の凸部51eが嵌まり込むことにより、上下の外壁面材51が互いに面外方向に位置ずれしないように組み合わされる。
図3に示すように、地組架台1を用いることによって、上記複数の外壁面材51を上下に並べて下地材52で連結した外壁パネル5を、当該外壁パネル5が取り付けられる建物躯体の外壁取付箇所とは異なる場所で組み立てることができる。
上記地組架台1は、上記外壁面材51の側面側に位置する支柱部11Aと、上記外壁面材51の後面側となる位置に配置された奥側支柱部11Bと、上記支柱部11A、11Bの下側と中側と上側とにそれぞれ掛け渡される3本の梁部12と、を備える。
例えば、上記支柱部11Aの下部側は、下側の梁部12の前面側に固定されており、上記支柱部11Aの中央側および上部側は、中側と上側の梁部12の前面側にスペーサを介してそれぞれ固定されている。中側と上側の梁部12は、上記縦胴縁52a、52bの後面側に設けられる。また、上記奥側支柱部11Bの下端は、下側の梁部12の上面上に固定され、上記奥側支柱部11Bの上部は、上側の梁部12の前面側に固定されている。
上段に位置する上記梁部12および中段に位置する上記梁部12上には、閉鎖断面鋼材からなる上記縦胴縁52aを保持する下地材保持具2および開放断面鋼材からなる上記縦胴縁52bを保持する下地材保持具3が固定されている。なお、下段に位置する上記梁部12には、上記縦胴縁52a、52bが差し込まれる位置決め凸部或いは上記縦胴縁52a、52bの側面が当接される位置決め板部が設けられる。
作業者は、上記縦胴縁52a、52bをセットした後、外壁面材51を1枚ずつセットし、セットした上記外壁面材51の上端部側にビス等をねじ込み、この外壁面材51を先にセットした上記縦胴縁52a、52bに固定する。
上記外壁パネル5の上記下地材52(縦胴縁52a、52b)には、図4および図5に示すように、外壁取付具4が設けられる。
上記外壁取付具4は、段状に形成された段状縦面部41と、上記段状縦面部41の下部側に設けられた水平板部42と、を備えている。上記水平板部42の横幅は、上記段状縦面部41の横幅よりも広くされている。そして、上記段状縦面部41の各縁側であって、当該段状縦面部41と上記水平板部42との間には、略三角形状のリブ部43がそれぞれ溶接等によって設けられている。
上記段状縦面部41は、例えば、Zプレートを用いてなり、上側の面部を上記下地材52に接して取り付けると、下側の面部が上記下地材52から離間して上記下地材52との間に一定幅の隙間を形成するようになっている。上記上側の面部には水平方向に挿通孔が形成されており、この挿通孔に、上記下地材52の内側から水平方向に突出して設けられたボルト41aの螺子部を通し、この螺子部にナット41bを螺合することで、上記外壁取付具4を上記下地材52に固定することができる。
一方、建物躯体としての床スラブ6上には、鋼材等からなる荷重受けプレート61が設けられており、この荷重受けプレート61上であって上記床スラブ6の屋外側の縁部には、通しLアングル62が設けられている。上記通しLアングル62は、その水平片部62aを上記荷重受けプレート61の上面に接触させて設けられている。また、上記通しLアングル62の立上片部62bは屋外側に位置している。上記段状縦面部41による上記隙間に上記立上片部62bが入り込むことで、上記外壁パネル5が建物に取り付けられる。
上記外壁取付具4の水平板部42の中央位置(リブ部43の間)には、ピン挿通孔42aが形成されている。また、上記水平板部42の一方の端側位置には、螺子孔42bが形成されており、この螺子孔42bには先丸形状の荷重受けボルト(荷重伝達部)42cが上側から螺合される。なお、荷重受けボルト42cにはロックナットやワッシャが装着される。さらに、上記水平板部42の他の端側位置には、突出螺子挿通孔42dが形成されている。
そして、上記荷重受けプレート61には、位置決めピン61aおよび突出螺子61bが立設されている。上記突出螺子61bは、頭部が形成されておらず全体が螺子からなり、下端が上記荷重受けプレート61に埋め込まれて立てられ、溶接によって固定されている。上記位置決めピン61aは、上記水平板部42の上記ピン挿通孔42aに対応する位置に設けられており、上記突出螺子61bは上記水平板部42の上記突出螺子挿通孔42dに対応する位置に設けられている。なお、上記通しLアングル62の水平片部62aには、上記位置決めピン61aおよび突出螺子61bが通る貫通孔が形成されている。一方、上記荷重受けボルト42cに対応する箇所には貫通孔は形成されておらず、上記荷重受けボルト42cの先端は上記水平板部42の上面に当たる。
図6および図7に示すように、上記外壁パネル5を上記床スラブ6上の上記通しLアングル62に留め付けるときには、上記外壁パネル5をクレーン等で吊り上げて、上記段状縦面部41による上記隙間を上方に位置させて降ろしていくことにより、上記隙間に上記立上片部62bを入り込ませる。また、このとき、上記突出螺子61bを上記水平板部42の上記突出螺子挿通孔42dに通すとともに、上記位置決めピン61aを上記水平板部42の上記ピン挿通孔42aに通す。そして、上記荷重受けボルト42cにおける下方突出量を調整し、上記外壁パネル5が規定の高さとなる位置で、この外壁パネル5の自重が上記荷重受けボルト42cを介して上記通しLアングル62の水平片部62aに伝達されるようにする。
次に、上記外壁パネル5が上記のように規定の高さとなる位置で、上記突出螺子61bに螺合したナット42eを締め付ける。上記ナット42eの締め付けにより、上記水平板部42が下方に押さえ付けられる。すなわち、上記ナット42eを締め付けることにより、上記外壁取付具4の上方移動が規制される。なお、上記ナット42eの下側にワッシャを設けておいてもよい。
上記の構成であれば、上記段状縦面部41により、建物躯体(床スラブ等)に設けられた上記立上片部62bを利用して外壁パネル5を面外方向に受け止めることができる。また、上記水平板部42に設けられた荷重受けボルト(荷重伝達部)42cによって、上記外壁パネル5の自重を建物躯体上で受け止めることもできる。すなわち、単一の外壁取付具4によって、上記外壁パネル5を面外方向に受け止めるとともに、外壁パネル5の荷重伝達が行えるようになり、施工性が向上する。
上記段状縦面部41と上記水平板部42との間に上記リブ部43が設けられていると、上記外壁取付具4を構成する素材の厚さを極力薄くしつつ、上記リブ部43によって十分な剛性を確保することが可能になる。
上記水平板部42に、建物躯体側に立設された突出螺子61bを挿通させる突出螺子挿通孔42dを備えていると、上記突出螺子挿通孔42dに通した上記突出螺子61bにナット42eを螺合させることで、上記外壁パネル5の浮き上がりを防止することができる。
上記水平板部42に、建物躯体側に立設された位置決めピン61aを挿通させるピン挿通孔42aを備えていると、上記位置決めピン61aを上記ピン挿通孔42aに挿通させることで、上記外壁取付具4が建物躯体の規定位置に固定されるようになり、外壁パネル5の位置決めが容易になる。
また、図8に1枚の大判化された外壁パネル5の躯体への取り付けの全体構成例を示す。この全体構成例では、上記外壁取付具4とは別に設けた段状板部材としてのZプレート400によっても外壁パネル5を面外方向に受け止めている。外壁パネル5は、例えば、横5800mmで縦7200mmの大きさとなっており、6本の縦胴縁52a、52bを備える。また、図8において、〇印は上記外壁取付具4が設けられる箇所を示しており、△印はZプレート400が設けられる箇所を示している。
上記外壁パネル5において、耐風梁における通しLアングルの箇所(耐風梁レベル)に対しては、全ての取り付け箇所でZプレート400が設けられており、上記床スラブ6における通しLアングルの箇所(スラブレベル)に対しては、一部の取り付け箇所で上記外壁取付具4が設けられ、他の取り付け箇所では上記Zプレート400が設けられている。例えば、上記外壁パネル5のスラブレベルにおいて、最も外側の各縦胴縁52aには上記Zプレート400が取り付けられており、その1つ内側の各縦胴縁52bには上記外壁取付具4が取り付けられており、さらにその内側の各縦胴縁52bには上記Zプレート400が取り付けられている。
このような外壁構造においては、上記2個の外壁取付具4およびその他の多くのZプレート400によって、外壁パネル5を面外方向に受け止めるので、1つ1つの外壁取付具4およびZプレート400の負担を軽減することができる。そして、上記2個の外壁取付具4によって、外壁パネル5の自重を床スラブ6に伝達することができる。もちろん、1枚の外壁パネル5に設ける上記外壁取付具4の個数は2個に限らない。
ここで、上記縦胴縁52a、52bが偶数本設けられる場合、上記外壁パネル5のスラブレベルにおいて、少なくとも左右対称の位置の2本の縦胴縁に上記外壁取付具4が設けられるのがよい。また、上記縦胴縁52a、52bが奇数本設けられる場合、上記外壁パネル5のスラブレベルにおいて、中央の縦胴縁と少なくとも左右対称の位置の2本の縦胴縁に上記外壁取付具4が設けられるのがよい。
次に、図9を参照して他の実施形態について説明する。この実施形態の外壁取付具4Aは、段状に形成された段状縦面部41と、上記段状縦面部41の下部側に設けられた水平板部42と、を備えている。上記水平板部42の横幅は上記段状縦面部41の横幅と同程度とされている。そして、上記段状縦面部41の各縁側であって、当該段状縦面部41と上記水平板部42との間には、リブ部43がそれぞれ設けられている。
上記段状縦面部41は、例えば、Zプレートからなり、上側の面部を上記下地材52に接して設けると、下側の面部が上記下地材52から離間して上記下地材52との間に一定の隙間を形成するようになっている。上記上側の面部には挿通孔が形成されており、この挿通孔に、上記下地材52から突出して設けられたボルト41aの螺子部を通し、この螺子部にナット41bを螺合することで、上記外壁取付具4Aを上記下地材52に固定することができる。
上記外壁取付具4Aの水平板部42の中央位置(リブ部43の間)には、螺子孔42bが形成されており、この螺子孔42bには先丸形状の荷重受けボルト(荷重伝達部)42cが上側から螺合されている。
かかる構成の上記外壁取付具4Aでも、上記段状縦面部41により、建物躯体(床スラブ等)に設けられた通しLアングル62の立上片部62bを利用して外壁パネル5を面外方向に受け止めることができる。また、上記水平板部42に設けられた荷重受けボルト42cによって、外壁パネル5の自重を建物躯体上で受け止めることもできる。
図10(A)は、上記外壁取付具4、4Aにおいて、段状縦面部41のボルト孔の段状曲げ部からの端あき寸法をa、鉛直方向の調整代をbとして、固定位置−係止位置の最短距離がa+bとなることを示している。また、図10(B)は、スペーサーとなる座金411と板部412とによって段状に組まれる段状縦面部41を有する外壁取付具4Bを示している。上記座金411はその表側の面が上記立上片部62bよりも屋外側に位置するように縦胴縁に設けられる。また、上記板部412は上記座金411よりも長く形成されており、この座金411に重ねて設けられる。そして、上記水平板部42は、上記板部412の下部側に設けられる。この外壁取付具4Bであれば、上記座金411のボルト孔までの端あき寸法cだけが必要となり、c<a+bとできることから、固定位置−係止位置の距離を上記外壁取付具4、4Aに比べて短くすることができる。なお、上記座金411は、上記縦胴縁に溶接されてもよいし、上記ボルト孔に通されるボルトで共縫いされるようにしてもよい。
図11は、上記外壁取付具4Bにおいて、上記板部412として溝形鋼が用いられた例を示している。このような溝形鋼からなる板部412を用いる場合には、フラット板からなる板部412を用いる場合に比べて、容易に高剛性にできる。上記溝形鋼を用いる場合には、互いに対向する面部がリブ部43として機能することになる。また、上記溝形鋼に限らず、Lアングル等の鋼材を用いることもできる。
また、上記のスペーサーとなる座金と板部とによって段状に組まれる構成を、自重受けを要しない箇所に設ける段状板部材において適用してもよい。例えば、図12に示すように、段状板部材400Aは、スペーサーとなる座金401と板部402とによって段状に組まれる構成とされる。上記板部402として溝形鋼等を用いることができる。
以上、図面を参照してこの発明の実施形態を説明したが、この発明は、図示した実施形態のものに限定されない。図示した実施形態に対して、この発明と同一の範囲内において、あるいは均等の範囲内において、種々の修正や変形を加えることが可能である。
1 :地組架台
2 :下地材保持具(閉鎖断面鋼材)
3 :下地材保持具(開放断面鋼材)
4 :外壁取付具
4A :外壁取付具
4B :外壁取付具
5 :外壁パネル
6 :床スラブ
11A :支柱部
11B :奥側支柱部
12 :梁部
41 :段状縦面部
41a :ボルト
41b :ナット
42 :水平板部
42a :ピン挿通孔
42b :螺子孔
42c :荷重受けボルト
42d :突出螺子挿通孔
42e :ナット
43 :リブ部
400 :Zプレート(段状板部材)
400A:段状板部材
401 :座金
402 :板部
411 :座金
412 :板部
51 :外壁面材
51a :不燃断熱材
51b :鋼板
51c :鋼板
51d :凹部
51e :凸部
52 :下地材
52a :縦胴縁(閉鎖断面)
52b :縦胴縁(開放断面)
61 :荷重受けプレート
61a :位置決めピン
61b :突出螺子
62 :通しLアングル
62a :水平片部
62b :立上片部

Claims (5)

  1. 段状に形成されたまたは段状に組まれる段状縦面部と、上記段状縦面部の下部側に設けられた水平板部と、を備えており、上記水平板部に外壁パネルの荷重を建物躯体に伝達する荷重伝達部が設けられている外壁取付具が外壁パネルに取り付けられており、
    上記外壁取付具の上記段状縦面部が、建物躯体側に設けられた立上片部に係止され、
    上記建物躯体としての床スラブ上に設けられた立上片部に上記外壁取付具が取り付けられており、
    さらに、上記外壁取付具とは別に設けられる、段状に形成されたまたは段状に組まれる段状板部材によっても外壁パネルが面外方向に受け止められており、
    耐風梁が位置する箇所では全ての取り付け箇所で上記段状板部材が設けられており、
    上記床スラブが位置する箇所では一部の取り付け箇所で上記外壁取付具が設けられ、他の取り付け箇所で上記段状板部材が設けられることを特徴とする外壁構造
  2. 請求項1に記載の外壁構造において、上記段状縦面部と上記水平板部との間にリブ部が設けられていることを特徴とする外壁構造
  3. 請求項1または請求項2に記載の外壁構造において、上記水平板部に、建物躯体側に立設された突出螺子を挿通させる突出螺子挿通孔を備えたことを特徴とする外壁構造
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の外壁構造において、建物躯体側に立設された位置決めピンを挿通させるピン挿通孔を備えたことを特徴とする外壁構造
  5. 請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の外壁構造において、上記外壁取付具が外壁パネルの下地材である縦胴縁に固定されていることを特徴とする外壁構造。
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