JP6970012B2 - サーバ装置、端末装置、医療データ提供システム、および医療データ提供プログラム - Google Patents

サーバ装置、端末装置、医療データ提供システム、および医療データ提供プログラム Download PDF

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Description

本発明は、サーバ装置、端末装置、医療データ提供システム、および医療データ提供プログラムに関する。
従来、医療機関による診断や検査の結果得られた患者の医療データ(例えば、血糖値、脈拍等)を企業等に提供するシステムが知られている。
例えば、特許文献1には、企業等のコンピュータが、サーバを介して、所望の医療データを管理している医療機関のコンピュータに利用の要求を送信し、医療機関のコンピュータにおいてその要求が承認された場合、医療機関のコンピュータが、サーバを介して、企業等のコンピュータへ医療データを送信するシステムが開示されている。
特許第5132321号公報
しかしながら、特許文献1のシステムでは、医療データは医療機関で管理されており、患者の管理下にないため、患者にとってはセキュリティ面の不安があった。
本発明の目的は、患者のセキュリティ面の不安を解消できる医療データ提供システム、サーバ装置、端末装置、および医療データ提供プログラムを提供することである。
本発明に係るサーバ装置は、患者の身体に関する第1実データと、該第1実データの項目名とを対応付けて記憶し、前記第1実データの利用要求に対して同意が有った場合に前記第1実データを第2端末に提供する第1端末、および、前記第2端末と通信を行う通信部と、前記第1端末にて指定された前記第1実データの項目名の情報を前記第1端末から受信した場合、該第1実データの項目名と、前記第1端末の宛先情報とを対応付けて所定の記憶部に記憶させる制御部と、を有し、前記制御部は、前記第2端末にて選択された前記第1実データの項目名に対応する前記第1実データの利用要求を前記第2端末から受信した場合、前記第2端末にて選択された前記第1実データの項目名に対応付けられている前記第1端末の宛先情報を前記所定の記憶部から読み出し、読み出した前記第1端末の宛先情報に基づいて、前記第2端末から前記第1実データの利用要求が有る旨を示す第1利用通知情報を前記第1端末へ送信するように前記通信部を制御する。
本発明に係る医療データ提供システムは、患者の身体に関する第1実データと、該第1実データの項目名とを対応付けて記憶する第1端末と、前記第1端末と通信する第2端末と、前記第1端末および前記第2端末と通信するサーバ装置と、を有し、前記サーバ装置は、前記第1端末にて指定された前記第1実データの項目名の情報を前記第1端末から受信した場合、該第1実データの項目名と、前記第1端末の宛先情報とを対応付けて所定の記憶部に記憶させ、前記第2端末にて選択された前記第1実データの項目名に対応する前記第1実データの利用要求を前記第2端末から受信した場合、前記第2端末にて選択された前記第1実データの項目名に対応付けられている前記第1端末の宛先情報を前記所定の記憶部から読み出し、読み出した前記第1端末の宛先情報に基づいて、前記第2端末から前記第1実データの利用要求が有る旨を示す第1利用通知情報を前記第1端末へ送信し、前記第1端末は、前記第1利用通知情報を受信し、前記第1実データの利用に同意する操作を受け付けた場合、前記第1実データを前記第1端末の記憶部から読み出し、該第1実データを前記第2端末へ送信し、前記第2端末は、前記第1端末から受信した前記第1実データを前記第2端末の記憶部に記憶させる。
本発明に係る医療データ提供プログラムは、患者の身体に関する実データと、該実データの項目名とを対応付けて記憶し、前記実データの利用要求に対して同意が有った場合に前記実データを第2端末に提供する第1端末から、該第1端末にて指定された前記実データの項目名の情報を受信した場合、該端末の宛先情報とを対応付けて所定の記憶部に記憶させる処理と、前記第2端末にて選択された前記実データの項目名に対応する前記実データの利用要求を前記第2端末から受信した場合、前記第2端末にて選択された前記実データの項目名に対応付けられている前記第1端末の宛先情報を前記所定の記憶部から読み出す処理と、読み出した前記第1端末の宛先情報に基づいて、前記第2端末から前記実データの利用要求が有る旨を示す利用通知情報を前記第1端末へ送信する処理と、をコンピュータに実行させる。
本発明に係る端末装置は、患者の身体に関する第1実データと、該第1実データの項目名とを対応付けて記憶し、前記第1実データの利用要求に対して同意が有った場合に前記第1実データを提供する第1端末と通信を行う通信部と、前記第1端末にて指定された前記第1実データの項目名の情報とともに、前記第1実データを特定するための特定情報を受信した場合、該第1実データの項目名と、前記特定情報とを対応付けて所定の記憶部に記憶させる制御部と、を有し、前記制御部は、前記第1実データの項目名に対応する前記第1実データの利用要求を指示する操作を受け付けた場合、前記第1実データの項目名に対応付けられている前記特定情報を前記所定の記憶部から読み出し、読み出した前記特定情報に基づいて、前記第1実データの利用要求が有る旨を示す第1利用通知情報を送信するように前記通信部を制御する。
本発明に係る医療データ提供システムは、患者の身体に関する第1実データと、該第1実データの項目名とを対応付けて記憶する第1端末と、前記第1端末と通信する第2端末と、を有し、前記第2端末は、前記第1端末にて指定された前記第1実データの項目名の情報とともに、前記第1実データを特定するための第1特定情報を前記第1端末から受信した場合、該第1実データの項目名と、前記第1特定情報とを対応付けて所定の記憶部に記憶させ、前記第1実データの項目名に対応する前記第1実データの利用要求を指示する操作を受け付けた場合、前記第1実データの項目名に対応付けられている前記第1特定情報を前記所定の記憶部から読み出し、読み出した前記第1特定情報に基づいて、前記第2端末から前記第1実データの利用要求が有る旨を示す第1利用通知情報を送信し、前記第1端末は、前記第1利用通知情報を受信し、前記第1実データの利用に同意する操作を受け付けた場合、前記第1実データを前記第1端末の記憶部から読み出し、該第1実データを前記第2端末へ送信し、前記第2端末は、前記第1端末から受信した前記第1実データを前記第2端末の記憶部に記憶させる。
本発明に係る医療データ提供プログラムは、患者の身体に関する実データと、該実データの項目名とを対応付けて記憶し、前記実データの利用要求に対して同意が有った場合に前記実データを提供する端末から、該端末にて指定された前記実データの項目名の情報とともに前記実データを特定するための特定情報を受信した場合、該実データの項目名と、前記特定情報とを対応付けて所定の記憶部に記憶させる処理と、前記実データの項目名に対応する前記実データの利用要求を指示する操作を受け付けた場合、前記実データの項目名に対応付けられている前記特定情報を前記所定の記憶部から読み出す処理と、読み出した前記特定情報に基づいて、前記実データの利用要求が有る旨を示す利用通知情報を送信する処理と、をコンピュータに実行させる。
本発明によれば、患者のセキュリティ面の不安を解消することができる。
本発明の実施の形態1に係る医療データ提供システムの構成の一例を示す図 本発明の実施の形態1、2に係るユーザテーブルの一例を示す図 本発明の実施の形態1、2に係る登録項目テーブルの一例を示す図 本発明の実施の形態1、2に係る実データ保有者テーブルの一例を示す図 本発明の実施の形態1、2に係る保有データテーブルの一例を示す図 本発明の実施の形態1、2に係る保有データテーブルの一例を示す図 本発明の実施の形態1、2に係る利用データテーブルの一例を示す図 本発明の実施の形態1に係る医療データ提供システムの動作例1を示す図 本発明の実施の形態1に係る医療データ提供システムの動作例2を示す図 本発明の実施の形態1に係る医療データ提供システムの動作例3を示す図 本発明の実施の形態1に係る医療データ提供システムの動作例4を示す図 本発明の実施の形態1に係る医療データ提供システムの動作例5を示す図 本発明の実施の形態1に係る医療データ提供システムの動作例6を示す図 本発明の実施の形態2に係る医療データ提供システムの構成の一例を示す図 本発明の実施の形態2に係る医療データ提供システムの動作例を示す図 本発明の変形例に係る履歴データの一例を示す図
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
<実施の形態1>
本発明の実施の形態1について説明する。
(医療データ提供システム100の構成)
まず、本発明の実施の形態1に係る医療データ提供システム100の構成について、図1を用いて説明する。図1は、本実施の形態に係る医療データ提供システム100の構成の一例を示す図である。
医療データ提供システム100は、保有者端末1、保有者端末2、利用者端末3、およびサーバ装置4を有する。
保有者端末1は、患者(または、患者から依頼を受けた者。例えば介護者)によって使用される装置(例えば、スマートフォン、タブレット、パーソナルコンピュータ等)である。保有者端末1は、患者の医療データを記憶している。
医療データは、項目名と、それに対応する実データとを含む。項目名は、実データの種類を表し、例えば、血糖値、体温、脈拍、尿タンパク等である。実データは、医療機関による検査(測定)または診断の結果得られた、患者の身体に関するデータである。医療データの具体例については、図5、図6を用いて後述する。
保有者端末2は、患者(例えば、保有者端末1のユーザ)のかかりつけの医療機関によって使用される装置(例えば、スマートフォン、タブレット、パーソナルコンピュータ等)である。保有者端末2は、患者の医療データを記憶している。この医療データは、医療機関によって管理されているデータであり、保有者端末1に記憶されている医療データとは異なる種類のデータである。
利用者端末3は、医療データを利用する個人または企業等によって使用される装置(例えば、スマートフォン、タブレット、パーソナルコンピュータ等)である。
サーバ装置4は、所定のネットワーク(例えば、インターネット)上に配置される装置である。
保有者端末1、保有者端末2、利用者端末3、およびサーバ装置4は、ネットワークを介して、相互に、情報の送受信が可能である。
なお、図1では、例として保有者端末1、保有者端末2、および利用者端末3を1つずつ図示しているが、これらの端末は、複数存在してもよい。
次に、保有者端末1、保有者端末2、利用者端末3、およびサーバ装置4それぞれの構成について、図1を用いて説明する。
通信部10、20、30、40は、それぞれ、ネットワークを介して種々の情報を送受信するアンテナやネットワークカードなどの通信デバイスである。通信部10、20、30、40は、それぞれ、制御部12、22、32、42の制御により、所定の情報の送受信を行う。なお、通信部10、20、30、40それぞれで送受信される情報の例については、医療データ提供システム100の動作の説明にて後述する。
記憶部11、21、31、41は、それぞれ、種々の情報を記憶するハードディスク装置やメモリなどの記憶デバイスである。記憶部11は、例えば、保有データテーブル11aを記憶する。記憶部21は、例えば、保有データテーブル21aを記憶する。記憶部31は、例えば、利用データテーブル31aを記憶する。記憶部41は、例えば、ユーザテーブル41a、登録項目テーブル41b、および実データ保有者テーブル41cを記憶する。これらのテーブルの例については、図2〜図7を用いて後述する。
また、図示は省略しているが、保有者端末1、2および利用者端末3は、ユーザによる種々の操作を受け付ける入力部(例えば、タッチパネル、キーボード、マウス、ハンディスキャナ等の入力デバイス)と、種々の情報を表示する表示部(種々の情報を表示可能な液晶ディスプレイなどの表示デバイス)とを有する。
制御部12、22、32、42は、それぞれ、上記各部の処理を制御するCPU(Central Processing Unit)などの制御デバイスである。制御部12、22、32、42は、それぞれ、記憶部11、21、31、41から読み出した種々の情報(例えば、各種テーブル)や、通信部10、20、30、40が受信した種々の情報に基づいて、所定の制御を行う。制御部12、22、32、42それぞれの制御の例については、医療データ提供システム100の動作の説明にて後述する。
上述した各装置の各部の機能は、コンピュータプログラムにより実現され得る。
上記各部の機能をプログラムにより実現するコンピュータは、キーボードやマウス、タッチパッドなどの入力装置、ディスプレイやスピーカなどの出力装置、CPU、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、ハードディスク装置やSSD(Solid State Drive)などの記憶装置、DVD−ROM(Digital Versatile Disk Read Only Memory)やUSB(Universal Serial Bus)メモリなどの記録媒体から情報を読み取る読取装置、ネットワークを介して通信を行うネットワークカードなどを備え、これらのデバイスはバスにより接続される。
そして、読取装置は、上記各部の機能を実現するためのプログラムを記録した記録媒体からそのプログラムを読み取り、記憶装置に記憶させる。あるいは、ネットワークカードが、ネットワーク上の装置と通信を行い、その装置からダウンロードした上記各部の機能を実現するためのプログラムを記憶装置に記憶させる。
そして、CPUが、記憶装置に記憶されたプログラムをRAMにコピーし、そのプログラムに含まれる命令をRAMから順次読み出して実行することにより、上記各部の機能が実現される。
以上、医療データ提供システム100の構成について説明した。
(ユーザテーブル41aの構成)
次に、図2を用いて、サーバ装置4に記憶されるユーザテーブル41aについて説明する。図2は、ユーザテーブル41aの一例を示す図である。
ユーザテーブル41aは、ユーザを管理するためのデータテーブルである。
図2に示すように、ユーザテーブル41aは、ユーザID、ユーザ名、宛先、患者ID、性別、年齢等の各情報を含む。
ユーザIDは、医療データ提供システム100のユーザそれぞれを識別可能な文字列である。なお、本実施の形態では、ユーザIDは、ユーザが使用する端末のIDと同義であるとする。また、ユーザIDを端末単位で管理するのではなく、医療機関単位でユーザIDを管理するようにしてもよい。
ユーザ名は、ユーザの名称である。例えば、図2において、「AAA」は、保有者端末1のユーザである患者の名称であり、「B病院」は、保有者端末2のユーザである医療機関の名称であり、「C会社」は、利用者端末3のユーザである企業等の名称である(以下、適宜、この例を用いて説明する)。
宛先は、各ユーザが使用する端末の宛先である。宛先としては、例えばIPアドレスが挙げられるが、これに限定されず、端末に情報を送信することができる情報であればよい。
患者IDは、患者を識別可能な文字列である。患者IDは、患者と、その患者のかかりつけの医療機関との両方に対応付けて登録される。例えば、図2において、「12P」は、保有者端末1のユーザである患者「AAA」と、その患者のかかりつけの医療機関である「B病院」との両方に対応付けられている。なお、患者IDは、医療機関(例えば、保有者端末2)が管理するようにし、サーバ装置4のユーザテーブル41aに登録されなくてもよい。また、患者IDをサーバ装置4のユーザテーブル41aで管理する場合は、一つの医療機関に対して複数の患者IDを登録できるようにしてもよい。
性別および年齢は、患者の性別および年齢である。なお、性別および年齢以外の患者の属性(例えば、身長、体重、住所、病歴、薬剤の服用歴等)が登録されてもよい。
上述した各情報は、例えば、各ユーザが医療データ提供システム100の利用を申し込む際に、各端末において、情報を入力する操作を行い、サーバ装置4へ送信する操作を行うことにより、サーバ装置4において登録される。
ユーザテーブル41aは、非公開のデータである。すなわち、保有者端末1、2および利用者端末3の各ユーザは、ユーザテーブル41aに登録された各情報を見ることはできない。
(登録項目テーブル41bの構成)
次に、図3を用いて、サーバ装置4に記憶される登録項目テーブル41bについて説明する。図3は、登録項目テーブル41bの一例を示す図である。
登録項目テーブル41bは、登録された医療データの項目名を管理するためのデータテーブルである。
図3に示すように、登録項目テーブル41bは、項目名、データIDの各情報を含む。
項目名は、患者が提供に同意した医療データの項目名である。
例えば、保有者端末1のユーザである患者が、保有者端末1に記憶されている血糖値の実データの提供に同意する場合、保有者端末1において、項目名「血糖値」を指定し、送信を指示する操作を行う。これにより、保有者端末1からは項目名「血糖値」のみを示し、血糖値の実データを含まない項目名情報がサーバ装置4へ送信され、サーバ装置4において、図3に示すように、項目名「血糖値」が登録項目テーブル41bに登録される。なお、項目名情報には、例えばユーザID「123」および患者ID「12P」(図2参照)も含まれ、それらは、実データ保有者テーブル41c(詳細は後述)にて管理される。
また、例えば、保有者端末2のユーザである医療機関が、保有者端末2に記憶されている尿タンパクの実データの提供について患者(例えば、保有者端末1のユーザ)から同意を得た場合、保有者端末2において、項目名「尿タンパク」を指定し、送信を指示する操作を行う。これにより、保有者端末2からは項目名「尿タンパク」のみを示し、尿タンパクの実データを含まない項目名情報がサーバ装置4へ送信され、サーバ装置4において、図3に示すように、項目名「尿タンパク」が登録項目テーブル41bに登録される。なお、項目名情報には、例えばユーザID「456」および患者ID「12P」(図2参照)も含まれ、それらは、実データ保有者テーブル41c(詳細は後述)にて管理される。
データIDは、項目名に対して割り当てられたIDであり、実データを特定することができるIDである。同一の項目名であっても、患者が異なるため、異なるデータIDが割り当てられる(図3の項目名「体温」参照)。
例えば、サーバ装置4において、通信部40が保有者端末1または保有者端末2から項目名情報を受信した場合、制御部42は、その項目名情報に含まれる項目名に対してデータIDを割り当て、項目名とデータIDとを対応付けて登録項目テーブル41bに登録する。また、制御部42は、データIDを、項目名情報の送信元である保有者端末1または保有者端末2へ送信するように通信部40を制御する。
なお、登録項目テーブル41bにおいて、各項目名には、項目のグループ名が対応付けられて登録されてもよい。グループ名としては、例えば、血糖値に対応する「血糖自己測定(SMBG)」、体温に対応する「バイタル」、HbA1cに対応する「血液検査」、尿タンパクに対応する「尿検査」等が挙げられる。
登録項目テーブル41bは、公開のデータである。すなわち、保有者端末1、2および利用者端末3の各ユーザは、登録項目テーブル41bに登録された各情報を見ることができる。特に、医療データの利用者である利用者端末3のユーザは、公開されている項目名を見ることにより、提供対象となっている医療データの種類および数を把握することができる。
(実データ保有者テーブル41cの構成)
次に、図4を用いて、サーバ装置4に記憶される実データ保有者テーブル41cについて説明する。図4は、実データ保有者テーブル41cの一例を示す図である。
実データ保有者テーブル41cは、データIDが割り当てられた項目名に対応する実データの保有者を把握可能にするとともに、その実データの利用者を管理するためのデータテーブルである。
図4に示すように、実データ保有者テーブル41cは、データID、ユーザID、患者ID、利用者IDの各情報を含む。
データIDは、上述したとおり、図3の登録項目テーブル41bに登録された項目名に割り当てられたIDである。
ユーザIDは、登録された項目名に対応する実データを保有するユーザを示すIDである。
例えば、データID「1」が割り当てられた項目名「血糖値」(図3参照)の実データを保有するユーザは、ユーザID「123」のユーザ(例えば、保有者端末1のユーザ)である。
また、例えば、データID「4」が割り当てられた項目名「尿タンパク」(図3参照)の実データを保有するユーザは、ユーザID「456」のユーザ(例えば、保有者端末2のユーザ)である。
患者IDは、登録された項目名に対応する実データが得られた患者を示すIDである。
例えば、データID「1」が割り当てられた項目名「血糖値」(図3参照)の実データが得られた患者は、患者ID「12P」の患者(例えば、保有者端末1のユーザ。図2参照)である。
また、例えば、データID「4」が割り当てられた項目名「尿タンパク」(図3参照)の実データが得られた患者は、患者ID「12P」のユーザ(例えば、保有者端末1のユーザ。図2参照)である。
利用者IDは、登録された項目名に対応する実データの提供を受けているユーザを示すユーザIDであり、複数のユーザIDの登録が可能である。
例えば、データID「1」が割り当てられた項目名「血糖値」(図3参照)の実データ、および、データID「4」が割り当てられた項目名「尿タンパク」(図3参照)の実データの提供を受けたユーザは、利用者ID「789」の企業等(例えば、利用者端末3のユーザ)である。
上記各情報は、制御部42がデータIDの割り当てを行った後、実データ保有者テーブル41cに登録される。具体的には、制御部40は、割り当てたデータIDに対して、項目名情報に含まれているユーザIDおよび患者IDを対応付けて、実データ保有者テーブル41cに登録する。この登録の時点では、利用者IDは登録されない。利用者IDは、サーバ装置4が利用者端末3から実データの提供を受けた旨の通知を受けた後で登録される(詳細は後述)。
実データ保有者テーブル41cは、非公開のデータである。すなわち、保有者端末1、2および利用者端末3の各ユーザは、実データ保有者テーブル41cに登録された各情報を見ることはできない。
(保有データテーブル11aの構成)
次に、図5を用いて、保有者端末1に記憶される保有データテーブル11aについて説明する。図5は、保有データテーブル11aの一例を示す図である。
保有データテーブル11aは、保有者端末1に記憶される医療データと、その登録状態および利用状態とを管理するためのデータテーブルである。
図5に示すように、保有データテーブル11aは、項目名、実データ、データID、利用者ID、利用者名、宛先の各情報を含む。
項目名は、保有者端末1に記憶されている実データの項目名である。
実データは、保有者端末1に記憶されている測定値または医師等の診断結果である。
データIDは、図3の登録項目テーブル41bに登録されたデータIDである。
このデータIDは、上述したとおり、サーバ装置4においてデータIDの割り当てが行われた後に、サーバ装置4から保有者端末1へ送信される。保有者端末1において、通信部10がデータIDを受信した場合、制御部12は、そのデータIDを項目名に対応付けて保有データテーブル11aに登録する。この登録の時点では、後述する利用者ID、利用者名、および宛先は登録されない。これらは、保有者端末1が利用者端末3へ実データを提供(送信)した後で登録される(詳細は後述)。
利用者IDは、上述したとおり、項目名に対応する実データの提供を受けているユーザを示すユーザIDである。
利用者名は、利用者IDのユーザの名称である。
宛先は、利用者IDのユーザが使用する端末の宛先である。
保有データテーブル11aは、非公開のデータである。すなわち、保有者端末2および利用者端末3の各ユーザは、保有データテーブル11aに登録された各情報を見ることはできない。なお、利用者ID、利用者名、宛先などの利用者に関する情報をサーバ装置4にて管理する場合は、それらの情報を保有データテーブル11a(保有者端末1内)で管理しなくてもよい。
(保有データテーブル21aの構成)
次に、図6を用いて、保有者端末2に記憶される保有データテーブル21aについて説明する。図6は、保有データテーブル21aの一例を示す図である。
保有データテーブル21aは、保有者端末2に記憶される医療データと、その登録状態および利用状態とを管理するためのデータテーブルである。
図6に示すように、保有データテーブル21aは、患者ID、項目名、実データ、データID、利用者ID、利用者名、宛先の各情報を含む。
患者IDは、保有者端末2のユーザである医療機関の患者を示すIDである。
項目名は、保有者端末2に記憶されている実データの項目名である。
実データは、保有者端末2に記憶されている測定値または医師等の診断結果である。
データIDは、図3の登録項目テーブル41bに登録されたデータIDである。
このデータIDは、上述したとおり、サーバ装置4においてデータIDの割り当てが行われた後に、サーバ装置4から保有者端末2へ送信される。保有者端末2において、通信部20がデータIDを受信した場合、制御部22は、そのデータIDを項目名に対応付けて保有データテーブル21aに登録する。この登録の時点では、後述する利用者ID、利用者名、および宛先は登録されない。これらは、保有者端末2が利用者端末3へ実データを提供(送信)した後で登録される(詳細は後述)。
利用者ID、利用者名、および宛先は、図5の保有データテーブル11aに登録されるものと同じであるので、ここでの説明は省略する。
保有データテーブル21aは、非公開のデータである。すなわち、保有者端末1および利用者端末3の各ユーザは、保有データテーブル21aに登録された各情報を見ることはできない。
(利用データテーブル31aの構成)
次に、図7を用いて、利用者端末3に記憶される利用データテーブル31aについて説明する。図7は、利用データテーブル31aの一例を示す図である。
利用データテーブル31aは、利用者端末3に提供された医療データを管理するためのデータテーブルである。
図7に示すように、利用データテーブル31aは、項目名、実データ、データID、保有者ID、宛先の各情報を含む。
項目名は、保有者端末1または保有者端末2から提供された実データの項目名である。
実データは、保有者端末1または保有者端末2から提供された測定値または医師等の診断結果である。
データIDは、図3の登録項目テーブル41bに登録されたデータIDである。
保有者IDは、提供された医療データを保有している保有者端末1または保有者端末2のユーザを示すユーザIDである。
宛先は、保有者IDのユーザが使用する端末の宛先である。
上記各情報は、保有者端末1または保有者端末2から利用者端末3へ送信され、利用者端末3の制御部32は、通信部30が受信した各情報をそれぞれ対応付けて利用データテーブル31aに登録する(詳細は後述)。
利用データテーブル31aは、非公開のデータである。すなわち、保有者端末1および保有者端末2の各ユーザは、利用データテーブル31aに登録された各情報を見ることはできない。
なお、利用者端末3のユーザは、利用データテーブル31aの保有者ID、宛先などの保有者の情報を見ることができるようにしてもよい。また、保有者IDだけでは個人を特定することはできないが、保有者IDだけで同一人物のデータかどうかを判定することができるので、保有者IDのみを見ることができるようにしてもよい。また、サーバ装置4にて保有者の情報を管理する場合は、それらの情報を利用データテーブル31a(利用者端末3内)で管理しなくてもよい。
(医療データ提供システム100の動作)
以下、医療データ提供システム100の各種動作例について説明する。
[動作例1]
まず、医療データ提供システム100において利用者端末3に医療データが提供される場合の動作例1〜3について、説明する。
図8を用いて、医療データ提供システム100の動作例1について説明する。図8は、医療データ提供システム100の動作例1を示す図である。なお、以下の説明では特に言及しないが、保有者端末1、2、利用者端末3、およびサーバ装置4が受信する種々の情報には、送信元の端末のユーザのユーザID、もしくはデータIDが含まれており、本動作例1の説明ではユーザIDが付されているとする(後述する動作例1以外の動作例も同様)。
図示は省略するが、まず、医療データの提供を受けたい利用者端末3のユーザは、利用者端末3において、登録済みの項目名の表示を要求する操作を行う。
この操作を受け付けた制御部32は、項目名の表示要求をサーバ装置4へ送信するように通信部30を制御する。
項目名の表示要求を受信したサーバ装置4の制御部42は、登録項目テーブル41b(図3参照)を記憶部41から読み出し、その登録項目テーブル41bを利用者端末3へ送信するように通信部40を制御する。
次に、利用者端末3の制御部32は、通信部30により受信された登録項目テーブル41bに基づいて、登録済みの項目名とデータIDの一覧を表示部に表示させる(ステップS1)。
ここで、利用者端末3のユーザは、その一覧を見て、所望の項目名に対応するデータIDを指定する操作を行ったとする。このとき、ユーザは、データIDを複数指定してもよい。ここでは例として、血糖値に対応するデータID「1」(図3参照)と、尿タンパクに対応するデータID「4」(図3参照)が指定されたとする。
この操作を受け付けた制御部32は、指定されたデータIDをサーバ装置4へ送信するように通信部30を制御する(ステップS2)。
なお、ここでは、データIDが指定される場合を例に挙げて説明したが、項目名が指定されてもよい。同一種の項目名が複数指定された場合でも、それらの項目名には異なるデータIDが付与されているため、サーバ装置4は、同一種である複数の項目名を区別することができる。
次に、サーバ装置4の制御部42は、通信部40によりデータIDが受信されると、記憶部41から実データ保有者テーブル41c(図4参照)を読み出し、その実データ保有者テーブル41cに基づいて、受信されたデータIDに対応する項目名の実データの保有者を検索する(ステップS3)。
例えば、受信されたデータIDが「1」および「4」である場合、制御部42は、データID「1」に対応付けられているユーザID「123」および患者ID「12P」(図4参照)を特定し、データID「4」に対応付けられているユーザID「456」および患者ID「12P」(図4参照)を特定する。
次に、制御部42は、記憶部41からユーザテーブル41a(図2参照)を読み出し、そのユーザテーブル41aに基づいて、特定されたユーザIDのユーザ(すなわち、実データの保有者)にデータ利用の要求が有る旨を通知するように通信部40を制御する(ステップS4)。
例えば、特定されたユーザIDが「123」および「456」である場合、制御部42は、ユーザID「123」に対応付けられている宛先「XXX.XX.XX」へ、要求された項目名「血糖値」、「尿タンパク」、利用者のユーザID「789」、利用者のユーザ名「C会社」、その宛先「ZZZ.ZZ.ZZ」を含む利用通知情報を送信するように通信部40を制御する。
また、制御部42は、ユーザID「456」に対応付けられている宛先「YYY.YY.YY」へ、要求された項目名「尿タンパク」、利用者のユーザID「789」、利用者のユーザ名「C会社」、その宛先「ZZZ.ZZ.ZZ」を含む利用通知情報を送信するように通信部40を制御する。
次に、保有者端末1の制御部12は、通信部10が受信した利用通知情報に含まれる利用者名、項目名を表示するように表示部を制御する(ステップS5)。
例えば、保有者端末1の表示部には、「C会社が、あなたの血糖値および尿タンパクの実データの利用を要求しています」といったメッセージが表示される。
また、保有者端末2の制御部22は、通信部20により受信された利用通知情報に含まれる利用者名、項目名を表示するように表示部を制御する(ステップS6)。
例えば、保有者端末2の表示部には、「C会社が、患者ID:12Pの尿タンパクの実データの利用を要求しています」といったメッセージが表示される。なお、このメッセージにおいて、患者IDの代わりに、例えば患者氏名が表示されてもよい。
ここで、ステップS5で表示されたメッセージを確認した保有者端末1のユーザは、保有者端末1において、保有者端末2に保有されている尿タンパクの実データの利用要求に同意する操作を行ったとする。
この操作を受け付けた制御部12は、保有者端末2のユーザにデータ利用に同意する旨を通知するように通信部10を制御する(ステップS7)。
その通知を受けた保有者端末2の制御部22は、例えば、患者ID「12P」の患者が項目名「尿タンパク」の実データの利用に同意した旨のメッセージを表示部に表示させる。
ここで、保有者端末2に表示されたメッセージを確認した保有者端末2のユーザは、利用者端末3のユーザが実データを利用することに同意し、尿タンパクの実データを利用者端末3へ送信する操作を行ったとする。
この操作を受け付けた制御部22は、保有者端末2が保有している尿タンパクの実データを利用者端末3へ送信するように通信部20を制御する(ステップS8)。
例えば、制御部22は、記憶部21から尿タンパクの実データ(図6参照)を読み出し、その実データを、利用通知情報に含まれる宛先「ZZZ.ZZ.ZZ」に送信するように通信部20を制御する。
また、例えば、制御部22は、尿タンパクの実データの送信後、保有データテーブル21aにおいて、項目名「尿タンパク」に、利用通知情報に含まれる利用者ID(利用者のユーザID)「789」、利用者名(利用者のユーザ名)「C会社」、利用者の宛先「ZZZ.ZZ.ZZ」を対応付けて登録する(図6参照)。
また、ステップS5で表示されたメッセージを確認した保有者端末1のユーザは、保有者端末1において、保有者端末1に保有されている血糖値の実データの利用要求に同意する操作を行ったとする。
この操作を受け付けた制御部12は、保有者端末1が保有している血糖値の実データを利用者端末3へ送信するように通信部10を制御する(ステップS9)。
例えば、制御部12は、記憶部11から血糖値の実データ(図5参照)を読み出し、その実データを、利用通知情報に含まれる宛先「ZZZ.ZZ.ZZ」に送信するように通信部10を制御する。
また、例えば、制御部12は、血糖値の実データの送信後、保有データテーブル11aにおいて、項目名「血糖値」に、利用通知情報に含まれる利用者ID(利用者のユーザID)「789」、利用者名(利用者のユーザ名)「C会社」、利用者の宛先「ZZZ.ZZ.ZZ」を対応付けて登録する(図5参照)。
次に、利用者端末3の制御部32は、通信部30により受信された実データを記憶部31に記憶させる(ステップS10)。
例えば、血糖値の実データが受信された場合、制御部32は、利用データテーブル31aにおいて、項目名「血糖値」に、実データ「240mg/dl」、保有者ID(保有者のユーザID)「123」、保有者の宛先「XXX.XX.XX」を対応付けて登録する(図7参照)。
また、例えば、尿タンパクの実データが受信された場合、制御部32は、利用データテーブル31aにおいて、項目名「尿タンパク」に、実データ「(−)」、保有者ID(保有者のユーザID)「456」、保有者の宛先「YYY.YY.YY」を対応付けて登録する(図7参照)。
このようにして記憶部31に記憶された実データは、利用者端末3のユーザの表示指示操作により、利用者端末3の表示部に表示される(後述の動作例2〜5および実施の形態2も同様)。記憶されている実データが複数有る場合、利用者端末3のユーザのレイアウト指示操作により、複数の実データは、例えば、項目名別やユーザの属性別に表示されてもよい。
なお、図7において、項目名およびデータIDは、ステップS2の送信後に、制御部32によって利用データテーブル31aに登録される。
次に、利用者端末3の制御部32は、実データの提供を受けた旨をサーバ装置4に通知するように通信部30を制御する(ステップS11)。
例えば、血糖値および尿タンパクの実データを受信した場合、制御部32は、それら実データに対応するデータID「1」、「4」をサーバ装置4に送信するように通信部30を制御する。
それらデータIDを受信したサーバ装置4の制御部42は、実データ保有者テーブル41cにおいて、受信されたデータID「1」、「4」のそれぞれに、利用者ID「789」を対応付けて登録する(図4参照)。これにより、利用者端末3のユーザが、保有者端末1、2から提供された実データを利用中であることが管理される。
なお、上記説明では、保有者端末1または保有者端末2が利用者端末3へ実データを送信する場合を例に挙げて説明したが、保有者端末1または保有者端末2は、サーバ装置4を介して、実データを利用者端末3へ送信してもよい。
以上、医療データ提供システム100の動作例1について説明した。
[動作例2]
次に、図9を用いて、医療データ提供システム100の動作例2について説明する。図9は、医療データ提供システム100の動作例2を示す図である。
図示は省略するが、まず、医療データの提供を受けたい利用者端末3のユーザは、利用者端末3において、所望の項目名および条件を指定する操作を行う。条件とは、例えば、所望の項目名の医療データが得られた患者の属性(年齢、性別、身長、体重、住所、病歴、薬剤の服用歴等)である。ここでは例として、項目名「血糖値」および条件「男性」が指定されたとする。
この操作を受け付けた制御部32は、指定された項目名および条件を含む利用要求情報をサーバ装置4へ送信するように通信部30を制御する(ステップS21)。
次に、サーバ装置4の制御部42は、通信部40により利用要求情報が受信されると、その利用要求情報に含まれる項目名に対応する実データの保有者を検索する(ステップS22)。なお、この検索時には、利用要求情報に含まれる条件については、考慮されない。
例えば、利用要求情報に含まれる項目名が「血糖値」である場合、まず、制御部42は、記憶部41から登録項目テーブル41b(図3参照)を読み出し、その登録項目テーブル41bにおいて項目名が「血糖値」であるデータIDを検索する。図3の例では、検索の結果、データID「1」が特定される。
次に、制御部42は、記憶部41から実データ保有者テーブル41c(図4参照)を読み出し、その実データ保有者テーブル41cに基づいて、特定されたデータIDに対応付けられているユーザを検索する。この検索は、動作例1と同様である。図4の例では、検索の結果、ユーザID「123」のユーザがデータID「1」の実データの保有者として特定される。
以下、図9の説明に戻る。
次に、制御部42は、記憶部41からユーザテーブル41a(図2参照)を読み出し、そのユーザテーブル41aに基づいて、特定されたユーザIDのユーザ(すなわち、実データの保有者)の保有者端末1に利用通知情報を送信するように通信部40を制御する(ステップS23)。
例えば、特定されたユーザIDが「123」である場合、制御部42は、ユーザID「123」に対応付けられている宛先「XXX.XX.XX」へ、要求された項目名「血糖値」、要求された条件「男性」、利用者のユーザID「789」、利用者のユーザ名「C会社」、その宛先「ZZZ.ZZ.ZZ」を含む利用通知情報を送信するように通信部40を制御する。
次に、保有者端末1の制御部12は、通信部10が受信した利用通知情報に含まれる条件に保有者端末1のユーザが該当するか否かを判定する(ステップS24)。
例えば、まず、制御部12は、記憶部11から、保有者端末1のユーザの属性情報(図示略。例えば、年齢、性別、身長、体重、住所、病歴、薬剤の服用歴等)を読み出す。この属性情報は、例えば、保有者端末1のユーザが医療データ提供システム100の利用を申し込む際に保有者端末1において入力した情報であり、サーバ装置4に記憶されているユーザテーブル41aに含まれる属性情報と同じである。
次に、制御部12は、利用通知情報に含まれる条件「男性」と、記憶部11から読み出した属性情報に含まれる性別とが一致するか否かを判定する。
以下、図9の説明に戻る。
保有者端末1のユーザが利用通知情報に含まれる条件に該当しない場合(ステップS24:NO)、制御部12は、データ利用の要求が有る旨を表示部に表示させない。
一方、保有者端末1のユーザが利用通知情報に含まれる条件に該当する場合(ステップS24:YES)、制御部12は、通信部10が受信した利用通知情報に含まれる利用者名、項目名を表示するように表示部を制御する(ステップS25)。
例えば、保有者端末1の表示部には、「C会社が、あなたの血糖値の実データの利用を要求しています」といったメッセージが表示される。
その後のステップS26〜S28は、動作例1のステップS9〜S11と同じであるので、説明を省略する。
なお、上記説明では、要求された項目名の実データが保有者端末1に保有されている場合を例に挙げて説明したが、その実データが保有者端末2に保有されている場合について、以下に説明する。
まず、サーバ装置4は、ステップS23で説明した利用通知情報を、保有者端末2に送信する。
次に、保有者端末2の制御部22は、通信部20が受信した利用通知情報に含まれる条件に保有者端末1のユーザが該当するか否かを判定する。この判定処理は、ステップS24の判定処理と同じである。すなわち、制御部22は、記憶部21から、保有者端末1のユーザの属性情報(図示略。保有者端末1に記憶されているものと同じ内容)を読み出し、利用通知情報に含まれる条件の内容と、記憶部21から読み出した属性情報に含まれる条件の内容とが一致するか否かを判定する。
保有者端末1のユーザが利用通知情報に含まれる条件に該当しない場合、制御部22は、データ利用の要求が有る旨を表示部に表示させない。この場合、保有者端末1にデータ利用の要求が有る旨が表示されず、ユーザがそのデータ利用に同意する操作を行えないため、動作例1で説明したステップS6〜S8は行われない。
一方、保有者端末1のユーザが利用通知情報に含まれる条件に該当する場合、制御部22は、通信部20が受信した利用通知情報に含まれる利用者名、項目名を表示するように表示部を制御する。その後は、動作例1で説明したステップ7〜S8と同じ流れとなる。
以上、医療データ提供システム100の動作例2について説明した。
[動作例3]
次に、図10を用いて、医療データ提供システム100の動作例3について説明する。図10は、医療データ提供システム100の動作例3を示す図である。
動作例2では、条件に該当するか否かを保有者端末1で判定したが、本動作例では、サーバ装置4が条件に該当するか否かを判定する。
ステップS31は、動作例2のステップS21と同じであるので、説明を省略する。
サーバ装置4の制御部42は、通信部40により利用要求情報が受信されると、その利用要求情報に含まれる条件に該当し、かつ、利用要求情報に含まれる項目名に対応する実データの保有者を検索する(ステップS32)。
例えば、利用要求情報に含まれる項目名が「血糖値」であり、条件が「男性」である場合、まず、制御部42は、記憶部41から登録項目テーブル41b(図3参照)を読み出し、その登録項目テーブル41bにおいて項目名が「血糖値」であるデータIDを検索する。図3の例では、検索の結果、データID「1」が特定される。
次に、制御部42は、記憶部41から実データ保有者テーブル41c(図4参照)を読み出し、その実データ保有者テーブル41cに基づいて、特定されたデータIDに対応付けられているユーザを検索する。この検索は、動作例1と同様である。図4の例では、検索の結果、ユーザID「123」のユーザがデータID「1」の実データの保有者候補として特定される。
次に、制御部42は、記憶部41からユーザテーブル41a(図2参照)を読み出し、そのユーザテーブル41aに基づいて、特定されたユーザIDに対応付けられている性別と、利用要求情報に含まれる条件「男性」とが一致するかを判定する。図2の例では、ユーザID「123」に性別「男性」が対応付けられているため、利用要求情報に含まれる条件「男性」と判定され、ユーザID「123」のユーザがデータID「1」の実データの保有者として特定される。
なお、上述した条件判定処理の結果、利用要求情報に含まれる条件に該当しない場合、そのユーザIDのユーザの端末には、利用通知情報は送信されない。
以下、図10の説明に戻る。
次に、制御部42は、記憶部41からユーザテーブル41a(図2参照)を読み出し、そのユーザテーブル41aに基づいて、特定されたユーザIDのユーザ(すなわち、実データの保有者)の保有者端末1に利用通知情報を送信するように通信部40を制御する(ステップS33)。
例えば、特定されたユーザIDが「123」である場合、制御部42は、ユーザID「123」に対応付けられている宛先「XXX.XX.XX」へ、要求された項目名「血糖値」、利用者のユーザID「789」、利用者のユーザ名「C会社」、その宛先「ZZZ.ZZ.ZZ」を含む利用通知情報を送信するように通信部40を制御する。
次に、保有者端末1の制御部12は、通信部10が受信した利用通知情報に含まれる利用者名、項目名を表示するように表示部を制御する(ステップS34)。
例えば、保有者端末1の表示部には、「C会社が、あなたの血糖値の実データの利用を要求しています」といったメッセージが表示される。
その後のステップS35〜S37は、動作例1のステップS9〜S11と同じであるので、説明を省略する。
なお、上記説明では、要求された項目名の実データが保有者端末1に保有されている場合を例に挙げて説明したが、その実データが保有者端末2に保有されている場合について、以下に説明する。
例えば、利用要求情報に含まれる項目名が「尿タンパク」であり、条件が「男性」である場合、まず、制御部42は、記憶部41から登録項目テーブル41b(図3参照)を読み出し、その登録項目テーブル41bにおいて項目名が「尿タンパク」であるデータIDを検索する。図3の例では、検索の結果、データID「4」が特定される。
次に、制御部42は、記憶部41から実データ保有者テーブル41c(図4参照)を読み出し、その実データ保有者テーブル41cに基づいて、特定されたデータIDに対応付けられているユーザを検索する。図4の例では、検索の結果、ユーザID「456」のユーザがデータID「4」の実データの保有者候補として特定される。
次に、制御部42は、記憶部41からユーザテーブル41a(図2参照)を読み出し、そのユーザテーブル41aに基づいて、特定されたユーザIDに対応付けられている性別と、利用要求情報に含まれる条件「男性」とが一致するかを判定する。図2の例では、ユーザID「456」に性別「男性」が対応付けられているため、利用要求情報に含まれる条件「男性」と判定され、ユーザID「456」のユーザがデータID「4」の実データの保有者として特定される。
そして、特定されたユーザID「456」のユーザの保有者端末2に利用通知情報を送信するように通信部40を制御する。
また、制御部42は、実データ保有者テーブル41cにおいてデータID「4」に対応付けられている患者ID「12P」に基づいて、ユーザテーブル41aにおけるユーザID「123」のユーザが、データID「4」に対応する実データが得られた患者であることを特定する。
そして、特定されたユーザID「123」のユーザの保有者端末1に利用通知情報を送信するように通信部40を制御する。
その後は、動作例1で説明したステップS5〜S8と同じ流れとなる。
以上、医療データ提供システム100の動作例3について説明した。
[動作例4]
次に、医療データ提供システム100において利用者端末3に提供された医療データを変更する場合の動作例4〜5について、説明する。
図11を用いて、医療データ提供システム100の動作例4について説明する。図11は、医療データ提供システム100の動作例4を示す図である。
図示は省略するが、まず、保有者端末1のユーザは、保有者端末1において、保有者端末1に保有されている実データの内容を変更する操作を行う。
この操作を受け付けた制御部12は、記憶部11に記憶されている実データの内容を変更する。
例えば、制御部12は、ユーザの操作に基づいて、記憶部11に記憶されている血糖値の実データを「240mg/dl」から「200mg/dl」に変更する。
次に、制御部12は、実データの変更をサーバ装置4に通知するように通信部10を制御する(ステップS41)。
例えば、制御部12は、変更した実データに対応するデータIDをサーバ装置4に送信するように通信部10を制御する。
次に、サーバ装置4の制御部42は、通信部40によりデータIDが受信されると、記憶部41から実データ保有者テーブル41c(図4参照)を読み出し、その実データ保有者テーブル41cに基づいて、受信されたデータIDに対応する項目名の実データの利用者を検索する(ステップS42)。
例えば、受信されたデータIDが「1」である場合、制御部42は、データID「1」に対応付けられている利用者ID「789」(図4参照)を特定する。
次に、制御部42は、記憶部41からユーザテーブル41a(図2参照)を読み出し、そのユーザテーブル41aに基づいて、特定された利用者IDのユーザ(すなわち、実データの利用者)に、利用中データに変更が有る旨を通知(予告)するように通信部40を制御する(ステップS43)。
例えば、特定された利用者IDが「789」である場合、制御部42は、ユーザID「789」に対応付けられている宛先「ZZZ.ZZ.ZZ」へ、変更された実データに対応するデータID「1」を送信するように通信部40を制御する。
次に、利用者端末3の制御部32は、通信部30により受信されたデータIDを表示部に表示させる(ステップS44)。なお、このとき、データIDだけでなく、項目名および実データが表示されてもよい。これにより、利用者端末3のユーザは、どの実データが変更されるのかを認識できる。
保有者端末1の制御部11は、ステップS41の後、保有データテーブル11aにおいて変更した実データの利用者を全て特定し、全ての利用者の利用者端末3に変更後の実データおよびそのデータIDを送信するように通信部10を制御する(ステップS45)。
例えば、変更後の実データが血糖値の実データ「200mg/dl」であり、変更前の血糖値の実データ「240mg/dl」を利用しているユーザが利用者ID「789」のユーザである場合、制御部11は、ユーザID「789」に対応付けられている宛先「ZZZ.ZZ.ZZ」へ、変更された血糖値の実データ「200mg/dl」およびそのデータID「1」を送信するように通信部10を制御する。
次に、利用者端末3の制御部32は、通信部30により受信された変更後の実データを記憶部31に記憶させる(ステップS46)。例えば、変更後の実データは、変更前の実データに上書きして保存される。
なお、ステップS46の後、制御部32は、変更後の実データの提供を受けた旨をサーバ装置4に通知するように通信部30を制御してもよい。
また、上記説明では、保有者端末1が利用者端末3へ変更後の実データを送信する場合を例に挙げて説明したが、保有者端末1は、サーバ装置4を介して、変更後の実データを利用者端末3へ送信してもよい。その場合、保有者端末1は、ステップS41の通知に代えて、変更後の実データをサーバ装置4へ送信してもよい。また、その場合、サーバ装置4は、ステップS43の通知に代えて、変更後の実データを利用者端末3に送信してもよい。
以上、医療データ提供システム100の動作例4について説明した。
[動作例5]
図12を用いて、医療データ提供システム100の動作例5について説明する。図12は、医療データ提供システム100の動作例5を示す図である。
動作例4では、保有者端末1のユーザが、保有者端末1に保有されている実データの内容を変更する場合を例に挙げて説明したが、本動作例では、利用者端末3のユーザが、保有者端末1から提供された実データの内容を変更する場合を例に挙げて説明する。
図示は省略するが、まず、利用者端末3のユーザは、利用者端末3において、利用者端末3に保有されている実データ(保有者端末1から提供された実データ)の内容の変更を要求する操作を行う。
この操作を受け付けた制御部32は、サーバ装置4に実データ変更の要求を通知するように通信部30を制御する(ステップS51)。
例えば、制御部32は、変更対象の実データに対応するデータIDをサーバ装置4に送信するように通信部30を制御する。
次に、サーバ装置4の制御部42は、通信部40によりデータIDが受信されると、記憶部41から実データ保有者テーブル41c(図4参照)を読み出し、その実データ保有者テーブル41cに基づいて、受信されたデータIDに対応する項目名の実データの保有者を検索する(ステップS52)。
例えば、受信されたデータIDが「1」である場合、制御部42は、データID「1」に対応付けられているユーザID「123」(図4参照)を特定する。
次に、制御部42は、記憶部41からユーザテーブル41a(図2参照)を読み出し、そのユーザテーブル41aに基づいて、特定されたユーザIDのユーザ(すなわち、実データの保有者)に、保有中データに変更の要求が有る旨を通知するように通信部40を制御する(ステップS53)。
例えば、特定された利用者IDが「123」である場合、制御部42は、ユーザID「123」に対応付けられている宛先「XXX.XX.XX」へ、変更対象の実データに対応するデータID「1」、利用者のユーザID「789」、利用者のユーザ名「C会社」を含む変更通知情報を送信するように制御する。なお、変更通知情報には、データID「1」の代わりに、そのデータIDに対応する項目名が含まれてもよい。
次に、保有者端末1の制御部12は、通信部10が受信した変更通知情報に含まれる利用者名、項目名を表示するように表示部を制御する(ステップS54)。なお、変更通知情報に項目名が含まれておらずデータIDが含まれている場合、制御部12は、保有データテーブル11a(図5参照)に基づいて、項目名を特定する。
例えば、保有者端末1の表示部には、「C会社が、あなたの血糖値の実データの変更を要求しています」といったメッセージが表示される。
ここで、保有者端末1のユーザは、保有者端末1において、実データの内容の変更を許可する操作を行ったとする。
この操作を受け付けた制御部12は、実データの内容の変更を許可する旨(例えば、変更が許可された実データのデータID)をサーバ装置4に通知するように通信部10を制御する(ステップS55)。
次に、サーバ装置4の制御部42は、実データの内容の変更を許可する旨が通知されると、実データの内容の変更が許可された旨(例えば、変更が許可された実データのデータID)を、実データの内容の変更の要求を行った利用者端末3に通知するように通信部10を制御する(ステップS56)。
また、制御部42は、記憶部41から実データ保有者テーブル41c(図4参照)を読み出し、その実データ保有者テーブル41cに基づいて、変更が許可された実データの他の利用者を検索する(ステップS57)。他の利用者とは、実データの内容の変更の要求を行った利用者以外のユーザである。
検索の結果、他の利用者が見つかった場合、制御部42は、ユーザテーブル41aに基づいて他の利用者の端末の宛先を特定し、他の利用者に実データの内容に変更が有る旨を通知するように通信部40を制御する(ステップS58)。これにより、他の利用者の端末には、実データに変更が有る旨が表示される。よって、実データの変更要求を行っていない利用者は、実データに変更が有る旨を認識できる。
利用者端末3の制御部32は、実データの内容の変更が許可された旨が通知されると、その旨を表示部に表示させ、入力部において実データを変更する操作を受け付け可能な状態にする。この表示を見たユーザは、入力部において所望の実データの内容を変更する操作を行う。
この操作を受け付けた制御部32は、記憶部31に記憶されている実データの内容を変更する。
次に、利用者端末3の制御部32は、変更後の実データを保有者端末1に送信するように通信部30を制御する(ステップS59)。
また、ステップS57にて他の利用者の端末が検索された場合では、制御部32は、変更後の実データを他の利用者の端末にも送信するように通信部30を制御する。なお、この送信に必要な情報(例えば、他の利用者の端末の宛先を示す情報)は、例えば、ステップS58の際に、サーバ装置4から利用者端末3へ送信されてもよい。
保有者端末1の制御部12は、通信部10により受信された変更後の実データを記憶部11に記憶させる(ステップS60)。例えば、変更後の実データは、変更前の実データに上書きして保存される。なお、上書き保存の前に、変更後の実データを、保有者端末1の表示部に表示するようにしてもよい。これにより、保有者端末1のユーザは、実データどのように変更されたかを確認することができる。
なお、ステップS60の後、制御部12(および他の利用者の端末の制御部)は、変更後の実データを受信した旨をサーバ装置4に通知するように通信部10を制御してもよい。
また、上記説明では、保有者端末1がサーバ装置4を介して利用者端末3へ実データの内容の変更を許可する旨を通知する場合を例に挙げて説明したが、保有者端末1は利用者端末3へ直接通知してもよい。
また、上記説明では、利用者端末3が保有者端末1(および他の利用者の端末)へ変更後の実データを送信する場合を例に挙げて説明したが、利用者端末3は、サーバ装置4を介して、変更後の実データを保有者端末1(および他の利用者の端末)へ送信してもよい。または、変更後の実データを受信した保有者端末1が、他の利用者端末(変更後の実データを送信した端末以外の端末)に対して、変更後の実データを送信してもよい。
以上、医療データ提供システム100の動作例5について説明した。
[動作例6]
医療データ提供システム100において利用者端末3に提供された医療データの利用を停止する場合の動作例6について、図13を用いて説明する。図13は、医療データ提供システム100の動作例6を示す図である。
図示は省略するが、まず、保有者端末1のユーザは、保有者端末1において、利用者端末3に保有されている実データ(保有者端末1から提供された実データ)の利用の停止を指示する操作を行う。
この操作を受け付けた制御部12は、サーバ装置4に実データの利用の停止を通知するように通信部10を制御する(ステップS71)。
例えば、制御部12は、利用停止対象の実データに対応するデータID、および利用者IDを含む利用停止情報をサーバ装置4に送信するように通信部10を制御する。
次に、サーバ装置4の制御部42は、通信部40により利用停止情報が受信されると、利用者端末3に実データの利用の停止を通知するように通信部40を制御する(ステップS72)。
例えば、制御部42は、保有者端末1から受信した利用停止情報を利用者端末3に転送するように通信部40を制御する。
次に、利用者端末3の制御部32は、通信部30により利用停止情報が受信されると、それに含まれるデータIDに対応する項目名、および、その項目名に対応する実データの提供が停止される旨を表示するように表示部を制御する(ステップS73)。
例えば、利用者端末3の表示部には、「あなたが利用中の血糖値の実データの提供が停止されました」といったメッセージが表示される。なお、利用停止情報に含まれるデータIDが表示されてもよい。
次に、制御部32は、利用停止情報に含まれるデータIDに対応する実データを利用データテーブル31a(図7参照)から削除する(ステップS74)。なお、図7において、削除された実データに対応付けられている他の情報(例えば、項目名、保有者ID、宛先)も削除されてもよい。
次に、制御部32は、サーバ装置4に実データの削除が完了した旨を通知するように通信部30を制御する(ステップS75)。
次に、サーバ装置4の制御部42は、実データの削除完了が通知されると、実データ保有者テーブル41cにおいて、利用停止情報に含まれるデータIDに対応付けられている利用者ID(利用停止情報に含まれる利用者ID)を削除する。
なお、ステップS75の後、制御部42は、保有者端末1に実データの削除が完了した旨を通知するように通信部40を制御してもよい。
また、上記説明では、保有者端末1がサーバ装置4を介して利用者端末3へ利用停止情報を送信する場合を例に挙げて説明したが、保有者端末1は利用者端末3へ利用停止情報を直接送信してもよい。
また、上記説明では、保有者端末1に保有されている実データの利用を停止する場合を例に挙げて説明したが、利用停止対象の実データが保有者端末2に保有されている場合では、ステップS72の際に、制御部42は、保有者端末2にも利用停止情報を転送する。そして、保有者端末2の制御部22は、保有データテーブル21a(図6参照)から、利用停止情報に含まれるデータIDに対応付けられている利用者ID、利用者名、および宛先を削除する。
以上、医療データ提供システム100の動作例6について説明した。
(実施の形態1の作用効果)
本実施の形態の医療データ提供システム100では、サーバ装置4が、実データに対応する項目名と保有者端末1のユーザの情報とを対応付けて管理し、利用者端末3から項目名に対する実データの利用要求を受信すると、保有者端末1にその利用要求を通知する。よって、保有者端末1が実データを保有でき、患者のセキュリティ面の不安を解消することができる。
また、従来では、実データを保有している医療機関に対してその実データの利用要求が有った場合、医療機関が患者に同意をとる作業が必要であった。これに対し、本実施の形態の医療データ提供システム100では、実データを保有している医療機関に対してその実データの利用要求が有った場合に、患者の保有者端末1から同意する旨が、医療機関が使用する保有者端末2へ通知されるので、医療機関の負担を低減できる。
また、従来では、取得元が明らかではない実データが利用者に提供される場合があった。これに対し、本実施の形態の医療データ提供システム100では、サーバ装置4で公開される項目名を登録したユーザ(患者、医療機関)は、ユーザテーブル41aで管理されるため、提供される実データの品質が保証される。
また、本実施の形態の医療データ提供システム100では、サーバ装置4が複数のユーザ(患者、医療機関)により登録された項目名を一括管理し、利用者端末3は登録された項目名の一覧を表示するので、利用者は、所望の実データを探しやすい。
また、本実施の形態の医療データ提供システム100では、保有者端末1のユーザである患者が、利用者端末3に提供済みの実データの変更または削除を行うことができる。
<実施の形態2>
本発明の実施の形態2について説明する。
(医療データ提供システム200の構成)
まず、本発明の実施の形態2に係る医療データ提供システム200の構成について、図14を用いて説明する。図14は、本実施の形態に係る医療データ提供システム200の構成の一例を示す図である。なお、図14において、図1に示した構成要素と同じものには同一符号を付している。
図14に示すように、医療データ提供システム200は、保有者端末1、保有者端末2、および利用者端末3を有する。すなわち、医療データ提供システム200は、図1に示した医療データ提供システム100と比べて、サーバ装置4を備えない点が異なる。
また、図14に示すように、利用者端末3の記憶部31には、利用データテーブル31aのほかに、登録項目テーブル41bが記憶されている。
また、登録項目テーブル41bは、例えば、利用者端末3のユーザが医療データ提供システム200に参加した際に、図示しない他の利用者端末から利用者端末3へ送信される。
また、保有者端末1または保有者端末2は、実データの提供に同意する場合、利用者端末3または図示しない他の利用者端末から最新の登録項目テーブル41bを取得する。そして、保有者端末1または保有者端末2は、提供する実データの項目名に対して、取得した登録項目テーブル41bに存在しないデータIDを割り当て、項目名およびデータIDを含む情報を、利用者端末3を含む全ての利用者端末に対してブロードキャストで送信する。利用者端末3を含む全ての利用者端末は、ブロードキャストで受信した項目名およびデータIDを含む情報を登録項目テーブル41bに追加して更新する。その後、保有者端末1または保有者端末2は再び、利用者端末3を含む全ての利用者端末のいずれかから最新の登録項目テーブル41bを取得する。そして、保有者端末1または保有者端末2は、最新の登録項目テーブル41bにおいて正常に項目名とデータIDが追加されていることを確認した上で、項目名とデータIDを対応づけて保有データテーブル11aまたは21aに登録する。
また、保有者端末1、2および利用者端末3の制御部12、22、32は、実施の形態1で説明した制御部12、22、32の処理動作に加えて、実施の形態1で説明したサーバ装置4の制御部42の処理動作の一部を行う。この詳細については、医療データ提供システム200の動作例の説明で後述する。
保有者端末1、保有者端末2、および利用者端末3は、ネットワークを介して、相互に、情報の送受信が可能である。
なお、図14では、例として保有者端末1、保有者端末2、および利用者端末3を1つずつ図示しているが、これらの端末は、複数存在してもよい。
また、図14では、説明を分かり易くするため、保有者端末1、2と、利用者端末3とに分けて図示したが、保有者端末1、2は、利用者端末3と同様に、最新の登録項目テーブル41bを常に有してもよいし、利用データテーブル31aを有することにより利用者端末としても使用されてもよい。同様に、利用者端末3は、保有データテーブル11aまたは保有データテーブル21aを有することにより、保有者端末としても使用されてもよい。
図14に示した保有者端末1、2の各部および各テーブルの構成については、実施の形態1と同じであるので、説明を省略する。ただし、保有者端末2は、医療機関内の患者IDを登録、管理するためのユーザテーブル41aを記憶部21に保持している。この患者IDは医療機関内で一意であればよく、医療機関を訪れる患者に応じて更新される。
(医療データ提供システム200の動作)
以下、医療データ提供システム200の動作例について説明する。
まず、医療データ提供システム200において利用者端末3に医療データが提供される場合の動作例について、図15を用いて説明する。図15は、医療データ提供システム200の動作例を示す図である。なお、以下の説明では特に言及しないが、保有者端末1、2、および利用者端末3が受信する種々の情報には、送信元の端末のユーザのユーザID、もしくはデータIDが含まれており、本動作例2の説明ではユーザIDもしくはデータIDが付されているとする。
図示は省略するが、まず、医療データの提供を受けたい利用者端末3のユーザは、利用者端末3において、登録済みの項目名の表示を指示する操作を行う。
この操作を受け付けた制御部32は、登録項目テーブル41b(図3参照)を記憶部31から読み出し、その登録項目テーブル41bに基づいて、登録済みの項目名とデータIDの一覧を表示部に表示させる(ステップS81)。
ここで、利用者端末3のユーザは、その一覧を見て、所望の項目名に対応するデータIDを指定する操作を行ったとする。このとき、ユーザは、データIDを複数指定してもよい。ここでは例として、血糖値に対応するデータID「1」(図3参照)と、尿タンパクに対応するデータID「4」(図3参照)が指定されたとする。
次に、制御部32は、指定されたデータID「1」、「4」および利用者名「C会社」を含むデータ利用の要求を、医療データ提供システム200のネットワーク内にブロードキャスト送信するように通信部30を制御する(ステップS82)。
次に、保有者端末1の制御部12は、通信部10が受信したデータ利用の要求に含まれるデータID「1」に対応する項目名を保有データテーブル11aから検索し、検索された項目名「血糖値」と、データ利用の要求に含まれる利用者名「C会社」とを表示するように表示部を制御する(ステップS83)。
例えば、保有者端末1の表示部には、「C会社が、あなたの血糖値の実データの利用を要求しています」といったメッセージが表示される。
また、保有者端末2の制御部22は、通信部20が受信したデータ利用の要求に含まれるデータID「4」に対応する項目名を保有データテーブル21aから検索し、検索された項目名「尿タンパク」と、データ利用の要求に含まれる利用者名「C会社」とを表示するように表示部を制御する(ステップS84)。
例えば、保有者端末2の表示部には、「C会社が、尿タンパクの実データの利用を要求しています」といったメッセージが表示される。
次に、制御部22は、データ利用の要求に含まれるデータID「4」に対応する患者IDを保有データテーブル21aから検索し、検索された患者ID「12P」に対応するユーザIDをユーザテーブル41aから検索する。そして、制御部22は、検索されたユーザID「123」のユーザの保有者端末1へ、データ利用の要求がある旨を示す利用通知情報を送信するように通信部20を制御する(ステップS85)。ここでの利用通知情報には、例えば、利用者名「C会社」、実データの保有者名(保有者端末2のユーザ名)「B病院」、患者ID「12P」、項目名「尿タンパク」等が含まれる。
保有者端末1の制御部12は、通信部10が受信した利用通知情報に含まれる各種情報を表示するように表示部を制御する。
例えば、保有者端末1の表示部には、「C会社がB病院の患者ID:12Pの尿タンパクの実データの利用を要求しています」といったメッセージが表示される。なお、このメッセージにおいて、患者IDの代わりに患者氏名が表示されてもよい。
ここで、上記メッセージを確認した保有者端末1のユーザは、保有者端末1において、保有者端末2に保有されている尿タンパクの実データの利用要求に同意する操作を行ったとする。
この操作を受け付けた制御部12は、保有者端末2のユーザにデータ利用に同意する旨を通知するように通信部10を制御する(ステップS86)。
その通知を受けた保有者端末2の制御部22は、例えば、患者ID「12P」の患者が項目名「尿タンパク」の実データの利用に同意した旨のメッセージを表示部に表示させる。
ここで、保有者端末2に表示されたメッセージを確認した保有者端末2のユーザは、利用者端末3のユーザが実データを利用することに同意し、尿タンパクの実データを利用者端末3へ送信する操作を行ったとする。
この操作を受け付けた制御部22は、保有者端末2が保有している尿タンパクの実データを利用者端末3へ送信するように通信部20を制御する(ステップS87)。
例えば、制御部22は、記憶部21から尿タンパクの実データ(図6参照)を読み出し、その実データを、利用通知情報に含まれる宛先「ZZZ.ZZ.ZZ」に送信するように通信部20を制御する。
また、例えば、制御部22は、尿タンパクの実データの送信後、保有データテーブル21aにおいて、項目名「尿タンパク」に、利用通知情報に含まれる利用者ID(利用者のユーザID)「789」、利用者名(利用者のユーザ名)「C会社」、利用者の宛先「ZZZ.ZZ.ZZ」を対応付けて登録する(図6参照)。
また、ステップS83で表示されたメッセージを確認した保有者端末1のユーザは、保有者端末1において、保有者端末1に保有されている血糖値の実データの利用要求に同意する操作を行ったとする。
この操作を受け付けた制御部12は、保有者端末1が保有している血糖値の実データを利用者端末3へ送信するように通信部10を制御する(ステップS88)。
例えば、制御部12は、記憶部11から血糖値の実データ(図5参照)を読み出し、その実データを、利用通知情報に含まれる宛先「ZZZ.ZZ.ZZ」に送信するように通信部10を制御する。
また、例えば、制御部12は、血糖値の実データの送信後、保有データテーブル11aにおいて、項目名「血糖値」に、利用通知情報に含まれる利用者ID(利用者のユーザID)「789」、利用者名(利用者のユーザ名)「C会社」、利用者の宛先「ZZZ.ZZ.ZZ」を対応付けて登録する(図5参照)。
次に、利用者端末3の制御部32は、通信部30により受信された実データを記憶部31に記憶させる(ステップS89)。
例えば、血糖値の実データが受信された場合、制御部32は、利用データテーブル31aにおいて、項目名「血糖値」に、実データ「240mg/dl」、保有者ID(保有者のユーザID)「123」、保有者の宛先「XXX.XX.XX」を対応付けて登録する(図7参照)。
また、例えば、尿タンパクの実データが受信された場合、制御部32は、利用データテーブル31aにおいて、項目名「尿タンパク」に、実データ「(−)」、保有者ID(保有者のユーザID)「456」、保有者の宛先「YYY.YY.YY」を対応付けて登録する(図7参照)。また、利用者端末3で、医療データ提供システム200のネットワーク内の全ての端末に対して所定の情報をブロードキャスト送信することができるため、利用者端末3の記憶部31に保有者IDなどの保有者に関する情報を登録しないようにしてもよい。
なお、図7において、項目名およびデータIDは、ステップS82の後に、制御部32によって利用データテーブル31aに登録される。
以上、医療データ提供システム200の動作例について説明した。
上述した医療データ提供システム200の動作例は、実施の形態1の動作例1に対応する例であるが、実施の形態1の動作例2〜6についても、医療データ提供システム200において、保有者端末1、2および利用者端末3が、実施の形態1の動作例2〜6で説明したサーバ装置4の処理動作を行うことにより実現可能である。
(実施の形態2の作用効果)
本実施の形態の医療データ提供システム200では、保有者端末1、2、さらに利用者端末3が、実データに対応する項目名と実データを特定するためのデータIDとを対応付けて管理し、データIDを含む実データの利用要求をネットワーク全体にブロードキャスト通知する。よって、保有者端末1が実データを保有でき、患者のセキュリティ面の不安を解消することができる。
また、説明は省略するが、本実施の形態の医療データ提供システム200では、実施の形態1で説明した上記以外の作用効果も同様に得ることができる。
<変形例>
なお、本発明は、上述の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜変形して実施することが可能である。以下、変形例について説明する。
なお、以下の変形例では、各種処理動作の主体を保有者端末1、2、利用者端末3、またはサーバ装置4として説明するが、各種処理動作は、制御部12、22、32、または42の制御により行われるとする。
(変形例1)
実施の形態1、2では、医療機関に使用される保有者端末2を備える構成を例に挙げて説明したが、保有者端末2は、必須の構成要素では無い。すなわち、実施の形態1の医療データ提供システム100は、患者に使用される保有者端末1、利用者端末3、およびサーバ装置4を備えればよい。また、実施の形態2の医療データ提供システム200は、患者に使用される保有者端末1、および利用者端末3を備えればよい。
(変形例2)
実施の形態1、2において、利用者端末3に提供される実データに対して、利用可能な時間の制限を設定してもよい。
例えば、保有者端末1または保有者端末2は、利用者端末3に実データを送信する際に、その実データに制限時間を示す情報を付与して送信してしてもよい。制限時間は、患者(保有者端末1のユーザ)が設定してもよい。
利用者端末3は、実データの記憶時点から時間をカウントし、その時間が制限時間に到達した場合、記憶部32に記憶されている実データを削除する。なお、削除後、利用者端末3は、実データを削除した旨を表示部に表示させてもよい。
(変形例3)
実施の形態1、2において、保有者端末1、2、利用者端末3、またはサーバ装置4から送信される種々の情報には、複数の情報が含まれる場合があるが、複数の情報の中に受信側にとって既知の情報がある場合には、差分の情報が送信されてもよい。
(変形例4)
実施の形態1、2において、利用データテーブル31aに登録される項目名は、利用者端末3のユーザの操作により編集(例えば、別名に変更等)されてもよい。これにより、例えば、利用者端末3において、提供された実データとともに、編集された項目名が表示され、利用者端末3のユーザにとって利便性が向上する。
(変形例5)
実施の形態1、2において、保有者端末1または保有者端末2に記憶されている実データが紛失した場合、保有者端末1または保有者端末2は、その実データを利用しているユーザの利用者端末3から実データの提供を受けてもよい。
例えば、保有者端末1(または保有者端末2)は、図5の保有データテーブル11a(または図6の保有データテーブル21a)に基づいて、紛失した実データを利用中の利用者端末3の宛先を特定し、その宛先に、データIDを送信する。
データIDを受信した利用者端末3は、記憶部31からそのデータIDに対応付けられている実データを保有者端末1(または保有者端末2)に送信する。
実データを受信した保有者端末1(または保有者端末2)は、その実データを記憶部11に記憶する。
なお、上記説明では、保有者端末1(または保有者端末2)と利用者端末3との間で直接通信する場合を例に挙げて説明したが、実施の形態1の医療データ提供システム100では、サーバ装置4を介して通信を行ってもよい。
(変形例6)
実施の形態1、2において、保有者端末1は、保有者端末1に保有されている実データを利用中のユーザの利用者端末3に直接、利用中の実データの内容が変更された実データ(以下、更新データという)、または、利用中の実データとは項目名が異なる実データ(以下、新規データという)を、送信(プッシュ通知)してもよい。
更新データが送信される場合、更新データに対応するデータIDも送信される。一方、新規データが送信される場合、新規データに対応するデータIDおよび項目名、保有者ID、保有者端末1の宛先等の情報も送信される。
実施の形態1の医療データ提供システム100の場合、保有者端末1は、利用者端末3へ新規データを送信した後、新規データを提供した旨の通知(データID、利用者ID)をサーバ装置4へ送信する。そして、サーバ装置4は、受信されたデータIDおよび利用者IDに、保有者端末1のユーザのユーザIDおよび患者IDを対応付けて実データ保有者テーブル41cに登録する。
実施の形態2の医療データ提供システム200の場合、利用者端末3は、新規データを受信した後、その新規データに、受信された項目名、データID、保有者ID、および宛先を対応付けて利用データテーブル31aに登録する。
なお、上記説明では、保有者端末1が更新データまたは新規データの送信を行う場合を例に挙げて説明したが、上記同様に、保有者端末2が更新データまたは新規データの送信を行ってもよい。その場合、保有者端末2は、保有者端末1から更新データまたは新規データの送信の要請を受信した後で、更新データまたは新規データの送信を行ってもよい。
(変形例7)
実施の形態1、2において、保有者端末1で行われた、項目名の登録、削除、実データの内容の変更等の処理内容の履歴を示す履歴データを、利用者端末3に提供してもよい。
例えば、保有者端末1は、そのユーザの操作により項目名の登録、削除、実データの内容の変更が行われる度に、それらが実行された日付、項目名、処理内容、およびデータIDを対応付け、図16に示す履歴データとして記憶部11に記憶させる。
このようにして記憶された履歴データは、保有者端末1から利用者端末3へ送信され、利用者端末3に表示される。なお、実施の形態1の医療データ提供システム100の場合では、履歴データは、保有者端末1からサーバ装置4を介して利用者端末3に送信されてもよい。
利用者端末3のユーザは、利用者端末3に表示された履歴データを見ることで、所望の実データの登録状況を把握することができる。なお、利用者端末3に表示される履歴データの表示レイアウトは、利用者端末3のユーザの操作により、例えば項目名別や処理内容別に変更されてもよい。
なお、上述した各変形例は、適宜組み合わせてもよい。
本発明は、医療データの提供に係る技術全般に適用できる。
1、2 保有者端末
3 利用者端末
4 サーバ装置
10、20、30、40 通信部
11、21、31、41 記憶部
11a、21a 保有データテーブル
12、22、32、42 制御部
31a 利用データテーブル
41a ユーザテーブル
41b 登録項目テーブル
41c 実データ保有者テーブル
100、200 医療データ提供システム

Claims (28)

  1. 患者の身体に関する第1実データと、該第1実データの項目名とを対応付けて記憶し、前記第1実データの利用要求に対して同意が有った場合に前記第1実データを第2端末に提供する第1端末、および、前記第2端末と通信を行う通信部と、
    前記第1端末にて指定された前記第1実データの項目名の情報を前記第1端末から受信した場合、該第1実データの項目名と、前記第1端末の宛先情報とを対応付けて所定の記憶部に記憶させる制御部と、を有し、
    前記制御部は、
    前記第2端末にて選択された前記第1実データの項目名に対応する前記第1実データの利用要求を前記第2端末から受信した場合、
    前記第2端末にて選択された前記第1実データの項目名に対応付けられている前記第1端末の宛先情報を前記所定の記憶部から読み出し、
    読み出した前記第1端末の宛先情報に基づいて、前記第2端末から前記第1実データの利用要求が有る旨を示す第1利用通知情報を前記第1端末へ送信するように前記通信部を制御する、
    サーバ装置。
  2. 前記第1利用通知情報は、
    少なくとも、前記第2端末にて選択された前記第1実データの項目名、および、前記第2端末のユーザの名称を含む、
    請求項1に記載のサーバ装置。
  3. 前記制御部は、
    前記第1端末から前記第1実データの提供を受けた旨を示す提供完了情報を前記第2端末から受信した場合、前記第2端末に提供された前記第1実データのIDに、前記第1端末の宛先情報および前記第2端末の宛先情報を対応付けて前記所定の記憶部に記憶させる、
    請求項1または2に記載のサーバ装置。
  4. 前記制御部は、
    前記第2端末から前記第1実データの項目名の表示要求を受信した場合、前記所定の記憶部に記憶されている前記第1実データの項目名を示す登録項目情報を前記第2端末へ送信するように前記通信部を制御し、
    前記登録項目情報に基づく一覧表示から指定された前記第1実データの項目名の情報を前記第2端末から受信した場合、前記指定された第1実データの項目名に対応付けられている前記第1端末の宛先情報を前記所定の記憶部から読み出し、読み出した前記第1端末の宛先情報に基づいて、前記第1利用通知情報を前記第1端末へ送信するように前記通信部を制御する、
    請求項1から3のいずれか1項に記載のサーバ装置。
  5. 前記制御部は、
    前記第2端末にて指定された前記第1実データの項目名の情報を前記第2端末から受信した場合、前記指定された第1実データの項目名に対応付けられている前記第1端末の宛先情報を前記所定の記憶部から読み出し、読み出した前記第1端末の宛先情報に基づいて、前記第1利用通知情報を前記第1端末へ送信するように前記通信部を制御する、
    請求項1から4のいずれか1項に記載のサーバ装置。
  6. 前記制御部は、
    前記第1実データの項目名および前記第1端末の宛先情報に、さらに、予め登録された前記第1実データが得られた患者の属性を対応付けて前記所定の記憶部に記憶させており、
    前記第2端末にて指定された前記第1実データの項目名の情報に加えて、前記第2端末にて指定された該第1実データが得られた患者の属性の情報を前記第2端末から受信した場合、前記指定された第1実データの項目名に対応付けられている前記予め登録された患者の属性が、前記指定された患者の属性に該当するか否かを判定し、
    前記予め登録された患者の属性が前記指定された患者の属性に該当する場合、前記予め登録された患者の属性に対応付けられている前記第1端末の宛先情報を前記所定の記憶部から読み出し、読み出した前記第1端末の宛先情報に基づいて、前記第1利用通知情報を前記第1端末へ送信するように制御し、
    前記予め登録された患者の属性が前記指定された患者の属性に該当しない場合、前記第1利用通知情報を送信しないように制御する、
    請求項5に記載のサーバ装置。
  7. 患者の身体に関する第1実データと、該第1実データの項目名とを対応付けて記憶する第1端末と、
    前記第1端末と通信する第2端末と、
    前記第1端末および前記第2端末と通信するサーバ装置と、を有し、
    前記サーバ装置は、
    前記第1端末にて指定された前記第1実データの項目名の情報を前記第1端末から受信した場合、該第1実データの項目名と、前記第1端末の宛先情報とを対応付けて所定の記憶部に記憶させ、
    前記第2端末にて選択された前記第1実データの項目名に対応する前記第1実データの利用要求を前記第2端末から受信した場合、前記第2端末にて選択された前記第1実データの項目名に対応付けられている前記第1端末の宛先情報を前記所定の記憶部から読み出し、読み出した前記第1端末の宛先情報に基づいて、前記第2端末から前記第1実データの利用要求が有る旨を示す第1利用通知情報を前記第1端末へ送信し、
    前記第1端末は、
    前記第1利用通知情報を受信し、前記第1実データの利用に同意する操作を受け付けた場合、前記第1実データを前記第1端末の記憶部から読み出し、該第1実データを前記第2端末へ送信し、
    前記第2端末は、
    前記第1端末から受信した前記第1実データを前記第2端末の記憶部に記憶させる、
    医療データ提供システム。
  8. 前記第1利用通知情報は、
    少なくとも、前記第2端末にて選択された前記第1実データの項目名、および、前記第2端末のユーザの名称を含み、
    前記第1端末は、
    前記第2端末にて選択された前記第1実データの項目名、および、前記第2端末のユーザの名称を前記第1端末の表示部に表示させる、
    請求項7に記載の医療データ提供システム。
  9. 前記第2端末は、
    前記第1実データの項目名、および、該第1実データが得られた患者の属性を指定する操作を受け付けた場合、指定された前記第1実データの項目名および前記患者の属性の情報を前記利用要求として前記サーバ装置へ送信し、
    前記サーバ装置は、
    前記指定された第1実データの項目名に対応付けられている前記第1端末の宛先情報を前記所定の記憶部から読み出し、読み出した前記第1端末の宛先情報に基づいて、前記指定された患者の属性をさらに含む前記第1利用通知情報を前記第1端末へ送信し、
    前記第1端末は、
    予め登録された前記第1実データが得られた患者の属性が、前記指定された患者の属性に該当するか否かを判定し、
    前記予め登録された患者の属性が前記指定された患者の属性に該当する場合、前記第2端末から前記第1実データの利用要求が有る旨を前記第1端末の表示部に表示させ、
    前記予め登録された患者の属性が前記指定された患者の属性に該当しない場合、前記第2端末から前記第1実データの利用要求が有る旨を前記第1端末の表示部に表示させない、
    請求項7または8に記載の医療データ提供システム。
  10. 前記サーバ装置は、
    前記第1端末から前記第1実データの提供を受けた旨を示す提供完了情報を前記第2端末から受信した場合、前記第2端末に提供された前記第1実データのIDに、前記第1端末の宛先情報および前記第2端末の宛先情報を対応付けて前記所定の記憶部に記憶させ、
    前記第1端末は、
    前記第2端末へ前記第1実データを送信した後に前記第1端末の記憶部に記憶されている前記第1実データが変更された場合、変更された前記第1実データのIDを前記サーバ装置へ送信し、
    前記サーバ装置は、
    前記変更された第1実データのIDに対応付けられている前記第2端末の宛先情報を前記所定の記憶部から読み出し、読み出した前記第2端末の宛先情報に基づいて、前記第2端末に提供されている前記第1実データに変更が有る旨を示す変更予告情報を前記第2端末へ送信し、
    前記第2端末は、
    前記変更予告情報に基づいて、前記第2端末に提供されている前記第1実データに変更が有る旨を前記第2端末の表示部に表示させ、
    前記第1端末は、
    前記変更された第1実データを前記第2端末へ送信し、
    前記第2端末は、
    前記第1端末から受信した前記変更された第1実データを前記第2端末の記憶部に記憶させる、
    請求項7から9のいずれか1項に記載の医療データ提供システム。
  11. 前記サーバ装置は、
    前記第1端末から前記第1実データの提供を受けた旨を示す提供完了情報を前記第2端末から受信した場合、前記第2端末に提供された前記第1実データのIDに、前記第1端末の宛先情報および前記第2端末の宛先情報を対応付けて前記所定の記憶部に記憶させ、
    前記第2端末は、
    前記第1端末から前記第1実データを受信した後に前記第2端末の記憶部に記憶されている前記第1実データの変更を要求する場合、変更対象の前記第1実データのIDを前記サーバ装置へ送信し、
    前記サーバ装置は、
    前記変更対象の第1実データのIDに対応付けられている前記第1端末の宛先情報を前記所定の記憶部から読み出し、読み出した前記第1端末の宛先情報に基づいて、前記第2端末に提供されている前記第1実データに変更の要求が有る旨を示す変更要求情報を前記第1端末へ送信し、
    前記第1端末は、
    前記変更要求情報に基づいて、前記第2端末に提供されている前記第1実データに変更の要求が有る旨を前記第1端末の表示部に表示させ、
    前記変更を許可する操作を受け付けた場合、前記変更を許可する旨を示す変更許可情報を、前記サーバ装置を介してまたは直接前記第2端末へ送信し、
    前記第2端末は、
    前記変更許可情報を受信した場合、前記変更対象の第1実データを変更する変更操作を受け付け可能な状態に制御し、
    前記変更操作により変更された前記第1実データを前記第1端末へ送信し、
    前記第1端末は、
    前記第2端末から受信した前記変更された第1実データを前記第1端末の記憶部に記憶させる、
    請求項7から10のいずれか1項に記載の医療データ提供システム。
  12. 前記第1端末は、
    前記第2端末へ前記第1実データを送信した後に前記第2端末の記憶部に記憶されている前記第1実データの利用停止を指示する場合、前記第2端末に提供されている前記第1実データの利用停止を指示する旨を示す利用停止情報を、前記サーバ装置を介してまたは直接前記第2端末へ送信し、
    前記第2端末は、
    前記利用停止情報に基づいて、前記第2端末に提供されている前記第1実データを第2端末の記憶部から削除する、
    請求項7から11のいずれか1項に記載の医療データ提供システム。
  13. 前記患者の身体に関する前記第1実データとは異なる種類の第2実データと、該第2実データの項目名と対応付けて記憶しており、前記第1端末、前記第2端末、および前記サーバ装置と通信する第3端末をさらに有し、
    前記サーバ装置は、
    前記第3端末から前記第2実データの項目名の情報を受信した場合、前記第2実データの項目名と、前記第3端末および前記第1端末の宛先情報とを対応付けて所定の記憶部に記憶させ、
    前記第2端末にて選択された前記第2実データの項目名に対応する前記第2実データの利用要求を前記第2端末から受信した場合、前記第2端末にて選択された前記第2実データの項目名に対応付けられている前記第1端末の宛先情報を前記所定の記憶部から読み出し、読み出した前記第1端末の宛先情報に基づいて、前記第2端末から前記第2実データの利用要求が有る旨を示す第2利用通知情報を前記第1端末へ送信し、
    前記第1端末は、
    前記第2利用通知情報を受信し、前記第2実データの利用に同意する操作を受け付けた場合、前記第2実データの利用に同意する旨を示す同意情報を前記第3端末へ送信し、
    前記第3端末は、
    前記同意情報の受信後、前記第2実データを前記第端末の記憶部から読み出し、該第2実データを前記第2端末へ送信し、
    前記第2端末は、
    前記第3端末から受信した前記第2実データを前記第2端末の記憶部に記憶させる、
    請求項7から12のいずれか1項に記載の医療データ提供システム。
  14. 患者の身体に関する実データと、該実データの項目名とを対応付けて記憶し、前記実データの利用要求に対して同意が有った場合に前記実データを第2端末に提供する第1端末から、該第1端末にて指定された前記実データの項目名の情報を受信した場合、該端末の宛先情報とを対応付けて所定の記憶部に記憶させる処理と、
    前記第2端末にて選択された前記実データの項目名に対応する前記実データの利用要求を前記第2端末から受信した場合、前記第2端末にて選択された前記実データの項目名に対応付けられている前記第1端末の宛先情報を前記所定の記憶部から読み出す処理と、
    読み出した前記第1端末の宛先情報に基づいて、前記第2端末から前記実データの利用要求が有る旨を示す利用通知情報を前記第1端末へ送信する処理と、
    をコンピュータに実行させる医療データ提供プログラム。
  15. 患者の身体に関する第1実データと、該第1実データの項目名とを対応付けて記憶し、前記第1実データの利用要求に対して同意が有った場合に前記第1実データを提供する第1端末と通信を行う通信部と、
    前記第1端末にて指定された前記第1実データの項目名の情報とともに、前記第1実データを特定するための特定情報を受信した場合、該第1実データの項目名と、前記特定情報とを対応付けて所定の記憶部に記憶させる制御部と、を有し、
    前記制御部は、
    前記第1実データの項目名に対応する前記第1実データの利用要求を指示する操作を受け付けた場合、前記第1実データの項目名に対応付けられている前記特定情報を前記所定の記憶部から読み出し、読み出した前記特定情報に基づいて、前記第1実データの利用要求が有る旨を示す第1利用通知情報を送信するように前記通信部を制御する、
    端末装置。
  16. 前記第1利用通知情報は、
    少なくとも、前記第1実データの項目名、および、前記端末装置のユーザの名称を含む、
    請求項15に記載の端末装置。
  17. 前記制御部は、
    前記第1端末から前記第1実データを受信した場合、前記端末装置に提供された前記第1実データのIDに、前記第1端末の宛先情報を対応付けて前記所定の記憶部に記憶させる、
    請求項15または16に記載の端末装置。
  18. 前記制御部は、
    前記第1実データの項目名の表示を指示する操作を受け付けた場合、前記所定の記憶部に記憶されている前記第1実データの項目名の一覧を表示部に表示させ、
    前記一覧から所定の第1実データの項目名を指定する操作を受け付けた場合、指定された前記第1実データの項目名に対応付けられている前記特定情報を前記所定の記憶部から読み出し、読み出した前記特定情報に基づいて、前記第1利用通知情報を送信するように前記通信部を制御する、
    請求項15から17のいずれか1項に記載の端末装置。
  19. 前記制御部は、
    前記第1実データの項目名を指定する操作を受け付けた場合、定された前記第1実データの項目名に対応付けられている前記特定情報を前記所定の記憶部から読み出し、読み出した前記特定情報に基づいて、前記第1利用通知情報を送信するように前記通信部を制御する、
    請求項15から18のいずれか1項に記載の端末装置。
  20. 前記制御部は、
    前記第1実データの項目名および前記特定情報に、前記第1実データが得られた患者の属性を対応付けて前記所定の記憶部に記憶させており、
    前記第1実データの項目名を指定する操作に加えて、該第1実データが得られた患者の属性を指定する操作を受け付けた場合、指定された前記第1実データの項目名に対応付けられている前記所定の記憶部に記憶された患者の属性が、定された前記患者の属性に該当するか否かを判定し、
    前記所定の記憶部に記憶された患者の属性が前記指定された患者の属性に該当する場合、前記特定情報を記憶部から読み出し、読み出した前記特定情報に基づいて、前記第1利用通知情報を送信するように制御し、
    前記所定の記憶部に記憶された患者の属性が前記指定された患者の属性に該当しない場合、前記第1利用通知情報を送信しないように制御する、
    請求項19に記載の端末装置。
  21. 患者の身体に関する第1実データと、該第1実データの項目名とを対応付けて記憶する第1端末と、
    前記第1端末と通信する第2端末と、を有し、
    前記第2端末は、
    前記第1端末にて指定された前記第1実データの項目名の情報とともに、前記第1実データを特定するための第1特定情報を前記第1端末から受信した場合、該第1実データの項目名と、前記第1特定情報とを対応付けて所定の記憶部に記憶させ、
    前記第1実データの項目名に対応する前記第1実データの利用要求を指示する操作を受け付けた場合、前記第1実データの項目名に対応付けられている前記第1特定情報を前記所定の記憶部から読み出し、読み出した前記第1特定情報に基づいて、前記第2端末から前記第1実データの利用要求が有る旨を示す第1利用通知情報を送信し、
    前記第1端末は、
    前記第1利用通知情報を受信し、前記第1実データの利用に同意する操作を受け付けた場合、前記第1実データを前記第1端末の記憶部から読み出し、該第1実データを前記第2端末へ送信し、
    前記第2端末は、
    前記第1端末から受信した前記第1実データを前記第2端末の記憶部に記憶させる、
    医療データ提供システム。
  22. 前記第1利用通知情報は、
    少なくとも、前記第1実データの項目名、および、前記第2端末のユーザの名称を含み、
    前記第1端末は、
    前記第1実データの項目名、および、前記第2端末のユーザの名称を前記第1端末の表示部に表示させる、
    請求項21に記載の医療データ提供システム。
  23. 前記第2端末は、
    前記第1実データの項目名、および、該第1実データが得られた患者の属性を指定する操作を受け付けた場合、指定された前記第1実データの項目名に対応付けられている前記第1特定情報を前記所定の記憶部から読み出し、読み出した前記第1特定情報に基づいて、定された前記患者の属性をさらに含む前記第1利用通知情報を送信し、
    前記第1端末は、
    予め登録された前記第1実データが得られた患者の属性が、前記指定された患者の属性に該当するか否かを判定し、
    前記予め登録された患者の属性が前記指定された患者の属性に該当する場合、前記第2端末から前記第1実データの利用要求が有る旨を前記第1端末の表示部に表示させ、
    前記予め登録された患者の属性が前記指定された患者の属性に該当しない場合、前記第2端末から前記第1実データの利用要求が有る旨を前記第1端末の表示部に表示させない、
    請求項21または22に記載の医療データ提供システム。
  24. 前記第1端末は、
    前記第2端末に前記第1実データを提供した場合、前記第2端末に提供した前記第1実データのIDに、前記第2端末の宛先情報を対応付けて前記所定の記憶部に記憶させ、
    前記第1端末は、
    前記第2端末へ前記第1実データを送信した後に前記第1端末の記憶部に記憶されている前記第1実データが変更された場合、変更された前記第1実データのIDを前記第2端末へ送信し、
    前記第2端末は、
    前記変更された第1実データのIDに基づいて、前記第2端末に提供されている前記第1実データに変更が有る旨を前記第2端末の表示部に表示させ、
    前記第1端末は、
    前記変更された第1実データを前記第2端末へ送信し、
    前記第2端末は、
    前記第1端末から受信した前記変更された第1実データを前記第2端末の記憶部に記憶させる、
    請求項21から23のいずれか1項に記載の医療データ提供システム。
  25. 前記第2端末は、
    前記第1端末から前記第1実データの提供を受けた場合、前記第2端末に提供された前記第1実データのIDに、前記第1端末の宛先情報を対応付けて前記所定の記憶部に記憶させ、
    前記第1端末から前記第1実データを受信した後に前記第2端末の記憶部に記憶されている前記第1実データの変更を要求する場合、変更対象の前記第1実データのIDに対応付けられている前記第1端末の宛先情報を前記所定の記憶部から読み出し、読み出した前記第1端末の宛先情報に基づいて、前記第2端末に提供されている前記第1実データに変更の要求が有る旨を示す変更要求情報を前記第1端末へ送信し、
    前記第1端末は、
    前記変更要求情報に基づいて、前記第2端末に提供されている前記第1実データに変更の要求が有る旨を前記第1端末の表示部に表示させ、
    前記変更を許可する操作を受け付けた場合、前記変更を許可する旨を示す変更許可情報を前記第2端末へ送信し、
    前記第2端末は、
    前記変更許可情報を受信した場合、前記変更対象の第1実データを変更する変更操作を受け付け可能な状態に制御し、
    前記変更操作により変更された前記第1実データを前記第1端末へ送信し、
    前記第1端末は、
    前記第2端末から受信した前記変更された第1実データを前記第1端末の記憶部に記憶させる、
    請求項21から24のいずれか1項に記載の医療データ提供システム。
  26. 前記第1端末は、
    前記第2端末へ前記第1実データを送信した後に前記第2端末の記憶部に記憶されている前記第1実データの利用停止を指示する場合、前記第2端末に提供されている前記第1実データの利用停止を指示する旨を示す利用停止情報を、前記第2端末へ送信し、
    前記第2端末は、
    前記利用停止情報に基づいて、前記第2端末に提供されている前記第1実データを第2端末の記憶部から削除する、
    請求項21から25のいずれか1項に記載の医療データ提供システム。
  27. 前記患者の身体に関する前記第1実データとは異なる種類の第2実データと、該第2実データの項目名と対応付けて記憶しており、前記第1端末および前記第2端末と通信する第3端末をさらに有し、
    前記第2端末は、
    第3端末から前記第2実データの項目名とともに前記第2実データを特定するための第2特定情報を受信した場合、前記第2実データの項目名と、前記第2特定情報とを対応付けて所定の記憶部に記憶させ、
    前記第2実データの項目名に対応する前記第2実データの利用要求を指示する操作を受け付けた場合、前記第2実データの項目名に対応付けられている前記第2特定情報を前記所定の記憶部から読み出し、読み出した前記第2特定情報に基づいて、前記第2端末から前記第2実データの利用要求が有る旨を示す第2利用通知情報を送信し、
    前記第3端末は、
    前記第2利用通知情報を受信し、予め登録された前記第1端末の宛先情報に基づいて、前記第2実データの利用要求が有る旨を示す第3利用通知情報を前記第1端末へ送信し、
    前記第1端末は、
    前記第3利用通知情報を受信し、前記第2実データの利用に同意する旨の操作を受け付けた場合、前記第2実データの利用に同意する旨を示す同意情報を前記第3端末へ送信し、
    前記第3端末は、
    前記同意情報の受信後、前記第2実データを前記第端末の記憶部から読み出し、該第2実データを前記第2端末へ送信し、
    前記第2端末は、
    前記第3端末から受信した前記第2実データを前記第2端末の記憶部に記憶させる、
    請求項21から26のいずれか1項に記載の医療データ提供システム。
  28. 患者の身体に関する実データと、該実データの項目名とを対応付けて記憶し、前記実データの利用要求に対して同意が有った場合に前記実データを提供する端末から、該端末にて指定された前記実データの項目名の情報とともに前記実データを特定するための特定情報を受信した場合、該実データの項目名と、前記特定情報とを対応付けて所定の記憶部に記憶させる処理と、
    前記実データの項目名に対応する前記実データの利用要求を指示する操作を受け付けた場合、前記実データの項目名に対応付けられている前記特定情報を前記所定の記憶部から読み出す処理と、
    読み出した前記特定情報に基づいて、前記実データの利用要求が有る旨を示す利用通知情報を送信する処理と、
    をコンピュータに実行させる医療データ提供プログラム。
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