JP6969816B2 - 多色化粧料 - Google Patents

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Description

本発明は、複数色の化粧料を皿状の容器に収容した多色化粧料に関する。
従来、複数色の化粧料を皿状の容器に収容した多色化粧料が知られている。
例えば、特許文献1に記載された多色化粧料の充填装置では、複数色のスラリー状の化粧料のそれぞれを供給する複数の注出管を並べて連結し、各注出管にスラリー状の化粧料を供給させて化粧皿(皿状の容器)に充填するとともに、各注出管をスライドさせることによって、多色化粧料に鮮明な境界を有するストライプ状の模様を形成している。
また、例えば、特許文献2に記載された多色固形化粧料の製造方法では、特許文献1に記載された多色化粧料の充填装置にて複数色のスラリー状の化粧料を化粧皿に充填した後、複数色のスラリー状の化粧料のそれぞれに線材を挿入し、これらの線材を回転またはスライドさせることによって、複数色のスラリー状の化粧料を撹拌し、多色化粧料にマーブル模様を形成している。
特開2010−1233号公報 特開2010−83779号公報
しかしながら、特許文献1に記載された多色化粧料の充填装置にて充填された多色化粧料や、特許文献2に記載された多色固形化粧料の製造方法にて製造された多色化粧料では、その表面に形成された複数色の化粧料の境界は鮮明になってしまうので、複数色の化粧料の境界を曖昧にしたデザインとすることはできないという問題がある。
また、特許文献1に記載された多色化粧料の充填装置にて充填された多色化粧料や、特許文献2に記載された多色固形化粧料の製造方法にて製造された多色化粧料では、使用により化粧料が減った場合であっても複数色の化粧料の境界は常に同じ模様となってしまうので、単調な印象を使用者に持たれてしまうという問題がある。
本発明の目的は、複数色の化粧料の境界を曖昧にしてデザイン性を向上させることができ、使用により化粧料が減った場合に境界の模様を変化させることができる多色化粧料を提供することである。
本発明の多色化粧料は、複数色の化粧料を皿状の容器に収容した多色化粧料であって、容器に収容された第1の化粧料と、第1の化粧料と異なる色を有し、容器に収容された第2の化粧料と、第1の化粧料および第2の化粧料の境界を形成する境界部とを備え、境界部は、容器の一方側に位置し、非直線状に形成された非直線状境界部と、容器の他方側に位置し、直線状に形成された直線状境界部とを備え、非直線状境界部は、直線状境界部に沿って形成され、第1の化粧料および第2の化粧料は、非直線状境界部および直線状境界部の双方を介して互いに隣接して配置されていることを特徴とする。
このような構成によれば、多色化粧料は、第1の化粧料および第2の化粧料の境界を形成する境界部を備え、容器の一方側に位置し、非直線状に形成された非直線状境界部を備えているので、複数色の化粧料の境界を曖昧にしてデザイン性を向上させることができる。また、この境界部は、容器の他方側に位置し、直線状に形成された直線状境界部を備え、非直線状境界部は、直線状境界部に沿って形成されているので、使用により化粧料が減った場合に境界の模様を変化させることができる。
ここで、皿状の容器を採用した場合において、非直線状境界部を容器の開口側に位置させておけば、使用者は、使用する前に複数色の化粧料の境界を曖昧にした斬新なデザインを楽しむことができる。また、直線状境界部を容器の開口側に位置させておけば、使用者は、使用により化粧料が減った場合に複数色の化粧料の境界を曖昧にした斬新なデザインを楽しむことができる。
本発明の第1実施形態に係る多色化粧料の上面図および断面図 多色化粧料の充填装置を示す斜視図 スラリー状の化粧料を化粧皿に充填している状態を示す斜視図 スラリー状の化粧料を化粧皿に充填した状態を示す上面図および断面図 スラリー状の化粧料の境界に非直線状の模様を形成している状態を示す斜視図 スラリー状の化粧料の境界に非直線状の模様を形成している状態を示す断面図 スラリー状の化粧料の境界に非直線状の模様を形成している状態の別例を示す斜視図 スラリー状の化粧料の境界に非直線状の模様を形成している状態の別例を示す断面図 本発明の第2実施形態に係る多色化粧料の上面図および断面図 スラリー状の化粧料の境界に非直線状の模様を形成している状態を示す斜視図 スラリー状の化粧料の境界に非直線状の模様を形成している状態を示す断面図 本発明の第3実施形態に係る多色化粧料の充填装置を示す斜視図 スラリー状の化粧料を化粧皿に充填している状態を示す斜視図 スラリー状の化粧料を化粧皿に充填した状態を示す上面図 スラリー状の化粧料の境界に非直線状の模様を形成している状態を示す上面図 本発明の変形例に係るスラリー状の化粧料の境界に非直線状の模様を形成している状態を示す斜視図 スラリー状の化粧料の境界に非直線状の模様を形成している状態を示す断面図
〔第1実施形態〕
図1は、本発明の第1実施形態に係る多色化粧料の上面図および断面図である。具体的には、図1(A)は、多色化粧料1の上面図であり、図1(B)は、多色化粧料1の断面図である。ここで、図1(B)は、図1(A)のAA断面図である。
多色化粧料1は、図1に示すように、化粧皿2(皿状の容器)に4色の化粧料31〜34を収容したものである。
化粧皿2は、略矩形状に形成された底面21と、この底面21の四辺から起立する4つの側面22とを有し、上面を開口した形状に形成されている。
また、多色化粧料1は、各化粧料31〜34の境界を形成する境界部41〜43を備えている。ここで、境界部41は、化粧料31および化粧料32の境界を形成し、境界部42は、化粧料32および化粧料33の境界を形成し、境界部43は、化粧料33および化粧料34の境界を形成している。
各境界部41〜43は、図1(B)に示すように、化粧皿2の開口側に位置し、非直線状に形成された非直線状境界部41A〜43Aと、化粧皿2の底面21側に位置し、直線状に形成された直線状境界部41B〜43Bとを備えている。
したがって、本実施形態では、多色化粧料1は、化粧皿2に収容された第1の化粧料(例えば、化粧料31)と、第1の化粧料と異なる色を有し、化粧皿2に収容された第2の化粧料(例えば、化粧料32)と、第1の化粧料および第2の化粧料の境界を形成する境界部(例えば、境界部41)とを備えている。
ここで、異なる色とは、人間の視覚に基づいて、両者の違いを区別できる色を言うものとし、明度、彩度、および色相の異なる色はもとより、パール等を加えたものと、そうでないものといったように同一色であっても光沢感の異なる色などを含むものとする。
また、本実施形態では、境界部(例えば、境界部41)は、化粧皿2の一方側(開口側)に位置し、非直線状に形成された非直線状境界部(例えば、非直線状境界部41A)と、化粧皿2の他方側(底面21側)に位置し、直線状に形成された直線状境界部(例えば、直線状境界部41B)とを備えている。
以下、多色化粧料1の製造方法について説明する。
図2は、多色化粧料の充填装置を示す斜視図である。
充填装置5は、図2に示すように、複数の充填管51aを並べて連結した充填ノズル51を主体に構成されている。各充填管51aは、その底部を斜めに切り取った略直方体形状を有し、その内部は中空になっている。また、各充填管51aは、区分壁51bを介して互いに空間的に分離されている。各充填管51aの上端は、個別に設けられた供給路51cと連通しているとともに、その下端、すなわち、化粧皿2の開口と対向する部位は、スラリー状の化粧料31〜34を注出するための充填口として機能すべく開口している。各充填口は、化粧皿2の開口よりも小さな開口面積を有するとともに、矩形状の開口形状を有している。
ここで、スラリー状の化粧料とは、ファンデーション、フェイスパウダー、アイシャドウなどの固形粉末化粧料の化粧料基材と、エタノール、水、流動パラフィン、イソパラフィン、イソプロピルアルコールなどの揮発性溶剤とを混合した流動物である。
なお、複数の充填管51aは、鉛直方向ではなく、傾斜して延在するように配置されている。このようにする理由は、化粧皿2に到達する過程で生じるスラリー状の化粧料31〜34の変形を極力抑えるためである。
また、本実施形態では、スラリー状の化粧料31〜34は、充填ノズル51から吐出された後に流動しうる応力数値に設定されている。この応力数値は、レオメーター(COMPAC−100II、サン科学社製)にて測定して得られるものである。すなわち、まず所定の試験用容器(20mLプラ壺)に20mLのスラリー状の化粧料を充填する。そして、この試験用容器に充填されたスラリー状の化粧料に円盤を軸方向に沿って挿入することによって、スラリー状の化粧料の応力数値を測定することができる。
本実施形態では、円盤の直径を10mmとし、スラリー状の化粧料の表面から円盤を挿入する深さを10mmとし、円盤の挿入速度を60mm/secとした場合に、スラリー状の化粧料の応力数値は、0.01N以上かつ3.5N以下の最大荷重値(より好ましくは0.1N以上かつ1.5N以下の最大荷重値)となるように設定されている。換言すれば、スラリー状の化粧料の応力数値は、充填ノズル51から吐出する際の最大荷重値が0.001N以上かつ3.5N以下となるように設定されている。
なお、スラリー状の化粧料31〜34は、前述したように、充填ノズル51から吐出された後に流動しうる応力数値に設定されていれば、この範囲外の応力数値に設定されていてもよい。
図3は、スラリー状の化粧料を化粧皿に充填している状態を示す斜視図である。
充填装置5は、図3に示すように、各供給路51cを介して各充填管51aにスラリー状の化粧料31〜34を供給し、各充填管51aの充填口を介して化粧皿2にスラリー状の化粧料31〜34を充填する。
また、充填装置5は、充填ノズル51を図中矢印方向に沿ってスライドさせながらスラリー状の化粧料31〜34を充填することによって、直線状のストライプを描くようにスラリー状の化粧料31〜34を化粧皿2に充填していく。そして、充填装置5は、化粧皿2の端に充填ノズル51が至ったときに、化粧皿2の側面22の上端と、充填管51aの先端(充填口)との当接によって、化粧皿2に充填されたスラリー状の化粧料31〜34を擦り切る。これによって、充填装置5は、化粧皿2への充填を完了する。
このように、本実施形態では、多色化粧料1を製造する場合には、流動性を有する第1の化粧料(例えば、化粧料31)と、第1の化粧料と異なる色の流動性を有する第2の化粧料(例えば、化粧料32)とを化粧皿2に充填する(充填ステップ)。
なお、本実施形態では、流動性を有する第1の化粧料および第2の化粧料としてスラリー状の化粧料を採用しているが、油性化粧料などの他の流動性を有する化粧料を採用してもよい。
第1の化粧料および第2の化粧料として油性化粧料を採用した場合には、油性化粧料は、皿状の容器に充填された後に流動しうる応力数値に設定される。この応力数値は、油性化粧料の温度に応じて変化するので、油性化粧料は、約70度から約135度の温度(より好ましくは約80度から約100度の温度)に設定されることが好ましい。油性化粧料は、70度より温度が低くなると固まり始めて十分な流動性を確保できなくなってしまい、100度より温度が高くなると柔らかくなりすぎて第1の化粧料および第2の化粧料は自然に混ざり合ってしまいやすくなるからである。
なお、油性化粧料は、前述したように、皿状の容器に充填された後に流動しうる応力数値に設定されていれば、この範囲外の温度に設定されていてもよい。
また、本実施形態では、充填装置5にて第1の化粧料および第2の化粧料を化粧皿2に同時に充填しているが、別々に充填してもよい。例えば、一時的に容器に仕切りなどを取り付け、この仕切りにて仕切られた領域に第1の化粧料および第2の化粧料を別々に充填した後、この仕切りを取り外すことによって、第1の化粧料および第2の化粧料を皿状の容器に別々に充填してもよい。
図4は、スラリー状の化粧料を化粧皿に充填した状態を示す上面図および断面図である。具体的には、図4(A)は、スラリー状の化粧料31〜34を化粧皿2に充填した直後の多色化粧料1の上面図であり、図4(B)は、この多色化粧料1の断面図である。ここで、図4(B)は、図4(A)のAA断面図である。
充填ステップにてスラリー状の化粧料31〜34を化粧皿2に充填すると、多色化粧料1は、図4に示すように、化粧皿2に4色の化粧料31〜34を収容した状態となる。
そして、各化粧料31〜34の境界を形成する境界部41〜43は、図4(B)に示すように、全て直線状に形成されている。
図5は、スラリー状の化粧料の境界に非直線状の模様を形成している状態を示す斜視図である。
次に、図5に示すように、充填ステップにて化粧皿2に充填されたスラリー状の化粧料31〜34に、スラリー状の化粧料31〜34の境界面に沿って軸状体6の先端部を浸漬する。ここで、軸状体6は、スラリー状の化粧料31〜34の境界方向に所定の幅を有する矩形板状である。
このように、本実施形態では、充填ステップにて化粧皿2に充填された第1の化粧料(例えば、化粧料33)および第2の化粧料(例えば、化粧料34)に、第1の化粧料および第2の化粧料の境界面(例えば、境界部43の境界面)に沿って軸状体6の先端部を浸漬する(浸漬ステップ)。
なお、本実施形態では、軸状体6は、スラリー状の化粧料31〜34の境界方向に所定の幅を有する矩形板状に形成されていたが、例えば、円柱軸状などの他の形状であってもよい。また、軸状体6は、1本としていたが、複数本としてもよい。
そして、スラリー状の化粧料31〜34の境界方向に沿って軸状体6を移動させるとともに(図中矢印A1参照)、スラリー状の化粧料31〜34の境界面と直交する方向に軸状体6を搖動させることによって(図中矢印A2参照)、スラリー状の化粧料31〜34の境界のそれぞれに非直線状の模様を形成する。
このように、本実施形態では、第1の化粧料(例えば、化粧料33)および第2の化粧料(例えば、化粧料34)の境界方向に沿って軸状体6を移動させるとともに、第1の化粧料および第2の化粧料の境界面と直交する方向に軸状体6を搖動させることによって、第1の化粧料および第2の化粧料の境界に非直線状の模様を形成する(模様形成ステップ)。
図6は、スラリー状の化粧料の境界に非直線状の模様を形成している状態を示す断面図である。具体的には、図6は、図5のBB断面図である。
ここで、前述した浸漬ステップは、図6に示すように、軸状体6の軸方向に沿って軸状体6を化粧皿2の底面21に到達しない深さまで浸漬させている。また、この軸状体6の先端部は、スラリー状の化粧料31〜34の表面に僅かに接触する程度に浸漬させることが好ましい。
なお、本実施形態では、スラリー状の化粧料31〜34の表面に近い深さまで軸状体6の先端部を浸漬させているが、これよりも深く浸漬させてもよい。しかしながら、スラリー状の化粧料31〜34の表面に近い深さまで軸状体6の先端部を浸漬させた場合には、これよりも深く軸状体6の先端部を浸漬させた場合と比較して、スラリー状の化粧料31〜34による軸状体6への抵抗は小さくなるので、模様形成ステップにてスラリー状の化粧料31〜34を効率よく撹拌することができる。
また、軸状体6の幅は、スラリー状の化粧料31〜34の境界の形状を大きく崩すことのない範囲に設定されていればよく、長く設定すればするほど模様形成ステップにてスラリー状の化粧料31〜34を効率よく撹拌することができる。
このように、充填ステップ、浸漬ステップ、および模様形成ステップを実行した後、軸状体6を取り出し、スラリー状の化粧料31〜34の揮発性溶剤を吸引して除去する。その後、化粧料31〜34にプレス処理を施すことによって、多色化粧料1(図1参照)を製造することができる。
図7は、スラリー状の化粧料の境界に非直線状の模様を形成している状態の別例を示す斜視図である。図8は、スラリー状の化粧料の境界に非直線状の模様を形成している状態の別例を示す断面図である。
軸状体6は、図7および図8に示すように、振動発生機VMに取り付けられている。この振動発生機VMは、軸状体6を超音波域の振動数にて振動させる。ここで、超音波域は、15kHz以上の周波数領域をいうものとする。
浸漬ステップでは、充填ステップにて化粧皿2に充填されたスラリー状の化粧料31〜34に、スラリー状の化粧料31〜34の境界面に沿って軸状体6の先端部を浸漬する。
そして、模様形成ステップでは、振動発生機VMにて軸状体6を振動させることによって、軸状体6を超音波域の振動数にて振動させた状態とし、スラリー状の化粧料31〜34の境界方向に沿って軸状体6を移動させるとともに(図中矢印A1参照)、スラリー状の化粧料31〜34の境界面と直交する方向に軸状体6を搖動させることによって(図中矢印A2参照)、スラリー状の化粧料31〜34の境界のそれぞれに非直線状の模様を形成する。
このような本実施形態によれば、以下の作用・効果を奏することができる。
(1)多色化粧料1は、第1の化粧料および第2の化粧料の境界を形成する境界部41〜43を備え、化粧皿2の開口側に位置し、非直線状に形成された非直線状境界部41A〜43Aを備えているので、複数色の化粧料の境界を曖昧にしてデザイン性を向上させることができる。
(2)境界部41〜43は、化粧皿2の底面21側に位置し、直線状に形成された直線状境界部41B〜43Bを備えているので、使用により化粧料が減った場合に境界の模様を変化させることができる。
(3)多色化粧料1の製造方法は、浸漬ステップにて第1の化粧料および第2の化粧料の境界面に沿って軸状体6の先端部を浸漬した後、模様形成ステップにて第1の化粧料および第2の化粧料の境界に非直線状の模様を形成するので、複数色の化粧料の境界を曖昧にしてデザイン性を向上させることができる。
(4)浸漬ステップは、軸状体6の軸方向に沿って当該軸状体6を化粧皿2の底面21に到達しない深さまで浸漬させるので、多色化粧料1の境界における化粧皿2の開口側に非直線状の模様を形成し、化粧皿2の底面21側に直線状の模様を形成することになる。したがって、多色化粧料1は、使用により化粧料が減った場合に境界の模様を変化させることができる。
(5)模様形成ステップは、第1の化粧料および第2の化粧料の境界方向に沿って軸状体6を移動させるとともに、第1の化粧料および第2の化粧料の境界面と直交する方向に軸状体6を搖動させることによって、第1の化粧料および第2の化粧料の境界に非直線状の模様を形成するので、第1の化粧料および第2の化粧料の境界面と直交する方向にグラデーションのごとく広がった模様を形成することができる。
(6)軸状体6は、超音波域の振動数にて振動するので、第1の化粧料および第2の化粧料の境界面に沿って軸状体6の先端部を浸漬させた場合に、撥水撥油性を発揮することができる。具体的には、第1の化粧料および第2の化粧料は、軸状体6の動きに追従しにくくなるので、模様形成ステップにて第1の化粧料および第2の化粧料を更に効率よく撹拌することができ、複数色の化粧料の境界を更に曖昧にしやすくなる。したがって、多色化粧料1の製造方法は、多色化粧料1のデザイン性を更に向上させることができる。
〔第2実施形態〕
以下、本発明の第2実施形態を図面に基づいて説明する。
なお、以下の説明では、既に説明した部分については、同一符号を付してその説明を省略する。
図9は、本発明の第2実施形態に係る多色化粧料の上面図および断面図である。具体的には、図9(A)は、多色化粧料1Aの上面図であり、図9(B)は、多色化粧料1Aの断面図である。ここで、図9(B)は、図9(A)のAA断面図である。
多色化粧料1Aは、図9に示すように、化粧皿2(皿状の容器)に4色の化粧料31〜34を収容したものである。
また、多色化粧料1Aは、各化粧料31〜34の境界を形成する境界部71〜73を備えている。ここで、境界部71は、化粧料31および化粧料32の境界を形成し、境界部72は、化粧料32および化粧料33の境界を形成し、境界部73は、化粧料33および化粧料34の境界を形成している。
各境界部71〜73は、図9(B)に示すように、化粧皿2の開口側に位置し、非直線状に形成された非直線状境界部71A〜73Aと、化粧皿2の底面21側に位置し、直線状に形成された直線状境界部71B〜73Bとを備えている。
したがって、本実施形態では、多色化粧料1Aは、化粧皿2に収容された第1の化粧料(例えば、化粧料31)と、第1の化粧料と異なる色を有し、化粧皿2に収容された第2の化粧料(例えば、化粧料32)と、第1の化粧料および第2の化粧料の境界を形成する境界部(例えば、境界部71)とを備えている。
以下、多色化粧料1Aの製造方法について説明する。
まず、前記第1実施形態と同様に、充填ステップを実行し、スラリー状の化粧料31〜34を化粧皿2に充填する。これによって、多色化粧料1Aは、前記第1実施形態における多色化粧料1と同様に(図4参照)、化粧皿2に4色の化粧料31〜34を収容した状態となる。
そして、各化粧料31〜34の境界を形成する境界部71〜73は、前記第1実施形態における境界部41〜43と同様に、全て直線状に形成されている。
図10は、スラリー状の化粧料の境界に非直線状の模様を形成している状態を示す斜視図である。
次に、図10に示すように、充填ステップにて化粧皿2に充填されたスラリー状の化粧料31〜34に、スラリー状の化粧料31〜34の境界面に沿って軸状体8の先端部を浸漬する。ここで、軸状体8は、円柱軸状である。
このように、本実施形態では、充填ステップにて化粧皿2に充填された第1の化粧料(例えば、化粧料33)および第2の化粧料(例えば、化粧料34)に、第1の化粧料および第2の化粧料の境界面(例えば、境界部73の境界面)に沿って軸状体8の先端部を浸漬する(浸漬ステップ)。
なお、本実施形態では、軸状体8は、円柱軸状であったが、例えば、矩形板状などの他の形状であってもよい。また、軸状体8は、1本としていたが、複数本としてもよい。
そして、スラリー状の化粧料31〜34の境界方向に沿って軸状体8を移動させるとともに(図中矢印A11参照)、軸状体8を軸回りに回転させることによって(図中矢印A12参照)、スラリー状の化粧料31〜34の境界のそれぞれに非直線状の模様を形成する。
このように、本実施形態では、第1の化粧料(例えば、化粧料33)および第2の化粧料(例えば、化粧料34)の境界方向に沿って軸状体8を移動させるとともに、軸状体8を軸回りに回転させることによって、第1の化粧料および第2の化粧料の境界に非直線状の模様を形成する(模様形成ステップ)。
ここで、模様形成ステップにおいて、前記第1実施形態と同様に、振動発生機にて軸状体8を超音波域の振動数にて振動させた状態としてもよい。
図11は、スラリー状の化粧料の境界に非直線状の模様を形成している状態を示す断面図である。具体的には、図11は、図10のBB断面図である。
ここで、前述した浸漬ステップは、図11に示すように、軸状体8の軸方向に沿って軸状体8を化粧皿2の底面21に到達しない深さまで浸漬させている。また、この軸状体8の先端部(先端面)は、スラリー状の化粧料31〜34の表面に僅かに接触する程度に浸漬させることが好ましい。
なお、本実施形態では、スラリー状の化粧料31〜34の表面に近い深さまで軸状体8の先端部を浸漬させているが、これよりも深く浸漬させてもよい。しかしながら、スラリー状の化粧料31〜34の表面に近い深さまで軸状体8の先端部を浸漬させた場合には、これよりも深く軸状体8の先端部を浸漬させた場合と比較して、スラリー状の化粧料31〜34による軸状体8への抵抗は小さくなるので、模様形成ステップにてスラリー状の化粧料31〜34を効率よく撹拌することができる。
このように、充填ステップ、浸漬ステップ、および模様形成ステップを実行した後、軸状体8を取り出し、スラリー状の化粧料31〜34の揮発性溶剤を吸引して除去する。その後、化粧料31〜34にプレス処理を施すことによって、多色化粧料1A(図9参照)を製造することができる。
このような本実施形態によれば、前記第1実施形態における(1)〜(4),(6)と同様の作用・効果を奏することができる他、以下の作用・効果を奏することができる。
(7)模様形成ステップは、第1の化粧料および第2の化粧料の境界方向に沿って軸状体8を移動させるとともに、軸状体8を軸回りに回転させることによって、第1の化粧料および第2の化粧料の境界に非直線状の模様を形成するので、第1の化粧料および第2の化粧料の境界に丸みを帯びた模様を形成することができる。
〔第3実施形態〕
以下、本発明の第3実施形態を図面に基づいて説明する。
なお、以下の説明では、既に説明した部分については、同一符号を付してその説明を省略する。
図12は、本発明の第3実施形態に係る多色化粧料の充填装置を示す斜視図である。
前記第1実施形態では、多色化粧料1は、複数の充填管51aを並べて連結した充填ノズル51を主体に構成された充填装置5を用いて化粧皿2に充填されていた。
これに対して、本実施形態では、多色化粧料1B(図14参照)は、図12に示すように、充填管52aを格子点状に並べて保持した充填ノズル52を主体に構成された充填装置5Bを用いて化粧皿2に充填されている点で前記第1実施形態とは異なる。
充填装置5Bは、円筒状の複数の充填管52aと、各充填管52aを並べて保持するベース52bを備えた充填ノズル52を主体に構成されている。具体的には、ベース52bは、8本の充填管52aを格子点状に並べて保持している。各充填管52aの上端は、スラリー状の化粧料31〜34を供給する供給路としてのチューブ(図示略)を接続するための部位である。また、各充填管52aの下端、すなわち、化粧皿2の開口と対向する部位は、スラリー状の化粧料31〜34を注出するための充填口として機能すべく開口している。各充填口は、化粧皿2の開口よりも小さな開口面積を有するとともに、円形状の開口形状を有している。
図13は、スラリー状の化粧料を化粧皿に充填している状態を示す斜視図である。図14は、スラリー状の化粧料を化粧皿に充填した状態を示す上面図である。
充填装置5Bは、図13および図14に示すように、ベース52bを化粧皿2に向かうように下降させた後、各供給路を介して各充填管52aにスラリー状の化粧料31〜34を供給し、各充填管52aの充填口を介して化粧皿2にスラリー状の化粧料31〜34を充填する。その後、充填装置5Bは、ベース52bを化粧皿2から離間させるように上昇させる。これによって、充填装置5Bは、化粧皿2への充填を完了する。なお、本実施形態では、化粧皿2に充填された複数色の化粧料を多色化粧料1Bとする。
ここで、8本の充填管52aのうち、3本の充填管52a1(図14における左端の2本および中央左上の1本)は、スラリー状の化粧料31を化粧皿2に充填する。8本の充填管52aのうち、2本の充填管52a2(図14における中央左下の1本および中央右上の1本)は、スラリー状の化粧料32を化粧皿2に充填する。8本の充填管52aのうち、1本の充填管52a3(図14における中央右下の1本)は、スラリー状の化粧料33を化粧皿2に充填する。8本の充填管52aのうち、2本の充填管52a4(図14における右端の2本)は、スラリー状の化粧料34を化粧皿2に充填する。
なお、図14における中央左上の充填管52a1は、図14における中央左下の充填管52a2に対して僅かに左側にオフセットして配設されている。
このように、本実施形態では、多色化粧料1Bを製造する場合には、流動性を有する第1の化粧料(例えば、化粧料31)と、第1の化粧料と異なる色の流動性を有する第2の化粧料(例えば、化粧料32)とを化粧皿2に充填する(充填ステップ)。
なお、本実施形態では、第1の化粧料および第2の化粧料としてスラリー状の化粧料を採用しているが、油性化粧料などの他の流動性を有する化粧料を採用してもよい。
充填ステップにてスラリー状の化粧料31〜34を化粧皿2に充填すると、多色化粧料1Bは、図14に示すように、化粧皿2に4色の化粧料31〜34を収容した状態となる。
また、多色化粧料1Bは、各化粧料31〜34の境界を形成する境界部B1〜B3を備えている。ここで、境界部B1は、化粧料31および化粧料32の境界を形成し、境界部B2は、化粧料32および化粧料33の境界を形成し、境界部B3は、化粧料32,33および化粧料34の境界を形成している。
ここで、各化粧料31〜33の境界を形成する境界部B1,B2は、折れ曲がった形状に形成されている。本実施形態では、このような直線状に形成されていない境界に非直線状の模様を形成する方法を説明する。
図15は、スラリー状の化粧料の境界に非直線状の模様を形成している状態を示す上面図である。
次に、図15に示すように、充填ステップにて化粧皿2に充填されたスラリー状の化粧料31〜34に、スラリー状の化粧料31〜34の境界面に沿って軸状体6の先端部を浸漬する。ここで、軸状体6は、スラリー状の化粧料31〜34の境界方向に所定の幅を有する矩形板状である。
この際、スラリー状の化粧料31〜34の境界方向における軸状体6の幅の長さL1は、境界部B1〜B3の直線状の部位のうち、最も短い長さL2よりも短く設定されている。これによれば、スラリー状の化粧料31〜34の境界の折れ曲がった形状を大きく崩すことなく、その境界面と直交する方向にグラデーションのごとく広がった模様を形成することができる。
換言すれば、軸状体6の幅は、スラリー状の化粧料31〜34の境界の形状を大きく崩すことのない範囲に設定されていればよく、長く設定すればするほど模様形成ステップにてスラリー状の化粧料31〜34を効率よく撹拌することができる。
このように、本実施形態では、充填ステップにて化粧皿2に充填された第1の化粧料(例えば、化粧料33)および第2の化粧料(例えば、化粧料34)に、第1の化粧料および第2の化粧料の境界面(例えば、境界部B3の境界面)に沿って軸状体6の先端部を浸漬する(浸漬ステップ)。
なお、本実施形態では、軸状体6は、スラリー状の化粧料31〜34の境界方向に所定の幅を有する矩形板状に形成されていたが、例えば、円柱軸状などの他の形状であってもよい。また、軸状体6は、1本としていたが、複数本としてもよい。
ここで、前述した浸漬ステップは、前記第1実施形態と同様に、軸状体6の軸方向に沿って軸状体6を化粧皿2の底面21に到達しない深さまで浸漬させている。また、この軸状体6の先端部は、スラリー状の化粧料31〜34の表面に僅かに接触する程度に浸漬させることが好ましい。
なお、本実施形態では、スラリー状の化粧料31〜34の表面に近い深さまで軸状体6の先端部を浸漬させているが、これよりも深く浸漬させてもよい。しかしながら、スラリー状の化粧料31〜34の表面に近い深さまで軸状体6の先端部を浸漬させた場合には、これよりも深く軸状体6の先端部を浸漬させた場合と比較して、スラリー状の化粧料31〜34による軸状体6への抵抗は小さくなるので、模様形成ステップにてスラリー状の化粧料31〜34を効率よく撹拌することができる。
そして、スラリー状の化粧料31〜34の境界方向に沿って軸状体6を移動させるとともに、スラリー状の化粧料31〜34の境界面と直交する方向に軸状体6を搖動させることによって、スラリー状の化粧料31〜34の境界のそれぞれに非直線状の模様を形成する。
このように、本実施形態では、第1の化粧料(例えば、化粧料33)および第2の化粧料(例えば、化粧料34)の境界方向に沿って軸状体6を移動させるとともに、第1の化粧料および第2の化粧料の境界面と直交する方向に軸状体6を搖動させることによって、第1の化粧料および第2の化粧料の境界に非直線状の模様を形成する(模様形成ステップ)。
ここで、模様形成ステップにおいて、前記第1実施形態と同様に、振動発生機にて軸状体6を超音波域の振動数にて振動させた状態としてもよい。
このように、充填ステップ、浸漬ステップ、および模様形成ステップを実行した後、軸状体6を取り出し、スラリー状の化粧料31〜34の揮発性溶剤を吸引して除去する。その後、化粧料31〜34にプレス処理を施すことによって、多色化粧料1Bを製造することができる。
このような本実施形態によれば、前記第1実施形態における(1)〜(6)と同様の作用・効果を奏することができる他、以下の作用・効果を奏することができる。
(8)スラリー状の化粧料31〜34の境界方向における軸状体6の幅の長さL1は、境界部B1〜B3の直線状の部位のうち、最も短い長さL2よりも短く設定されているので、多色化粧料1Bの製造方法は、スラリー状の化粧料31〜34の境界の折れ曲がった形状を大きく崩すことなく、その境界面と直交する方向にグラデーションのごとく広がった模様を形成することができる。
なお、本発明は、前記各実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
例えば、前記各実施形態では、各境界部41〜43,71〜73,B1〜B3は、化粧皿2の開口側に位置し、非直線状に形成された非直線状境界部と、化粧皿2の底面21側に位置し、直線状に形成された直線状境界部とを備えていた。これに対して、各境界部は、化粧皿2の開口側に位置し、直線状に形成された直線状境界部と、化粧皿2の底面21側に位置し、非直線状に形成された非直線状境界部とを備えていてもよい。このような構造の多色化粧料を製造するには、前記各実施形態と同様に、多色化粧料1,1A,1Bを製造した後、化粧皿2に収容した複数色の化粧料を裏返して別の容器に収容すればよい。
また、前記各実施形態では、軸状体は、矩形板状または円柱軸状に形成されていたが、これ以外の形状に形成されていてもよい。
以下、前記第1実施形態における多色化粧料1の製造方法において軸状体の形状を変更した別例について図面を参照して説明する。
図16は、本発明の変形例に係るスラリー状の化粧料の境界に非直線状の模様を形成している状態を示す斜視図である。図17は、スラリー状の化粧料の境界に非直線状の模様を形成している状態を示す断面図である。
軸状体9は、図16および図17に示すように、本体91と、この本体91の先端部からスラリー状の化粧料31〜34の境界方向に沿って延出する延出部92とを備えている。換言すれば、軸状体9は、線材を直角に折り曲げることによって、全体としてL字状に形成されている。
浸漬ステップでは、図16および図17に示すように、充填ステップにて化粧皿2に充填されたスラリー状の化粧料31〜34に、スラリー状の化粧料31〜34の境界面に沿って軸状体9の先端部を浸漬する。
そして、模様形成ステップでは、スラリー状の化粧料31〜34の境界方向に沿って軸状体9を移動させるとともに(図中矢印A1参照)、スラリー状の化粧料31〜34の境界面と直交する方向に軸状体9を搖動させることによって(図中矢印A2参照)、スラリー状の化粧料31〜34の境界のそれぞれに非直線状の模様を形成する。
ここで、模様形成ステップにおいて、前記第1実施形態と同様に、振動発生機にて軸状体9を超音波域の振動数にて振動させた状態としてもよい。
これによれば、軸状体9は、第1の化粧料および第2の化粧料の境界方向に沿って延出する延出部92を備えているので、模様形成ステップにて第1の化粧料および第2の化粧料を効率よく撹拌することができ、ひいては多色化粧料1の製造効率を向上させることができる。
以上のように、本発明は、複数色の化粧料を皿状の容器に収容した多色化粧料に好適に利用できる。
1,1A,1B 多色化粧料
2 化粧皿(皿状の容器)
31〜34 化粧料(第1の化粧料または第2の化粧料)
41〜43 境界部
41A〜43A 非直線状境界部
41B〜43B 直線状境界部
6,8,9 軸状体
71〜73 境界部
71A〜73A 非直線状境界部
71B〜73B 直線状境界部
91 本体
92 延出部
B1〜B3 境界部

Claims (1)

  1. 複数色の化粧料を皿状の容器に収容した多色化粧料であって、
    前記容器に収容された第1の化粧料と、
    前記第1の化粧料と異なる色を有し、前記容器に収容された第2の化粧料と、
    前記第1の化粧料および前記第2の化粧料の境界を形成する境界部とを備え、
    前記境界部は、
    前記容器の一方側に位置し、非直線状に形成された非直線状境界部と、
    前記容器の他方側に位置し、直線状に形成された直線状境界部とを備え、
    前記非直線状境界部は、前記直線状境界部に沿って形成され
    前記第1の化粧料および前記第2の化粧料は、前記非直線状境界部および前記直線状境界部の双方を介して互いに隣接して配置されていることを特徴とする多色化粧料。
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