JP6969622B2 - 撮影遊戯装置およびプログラム - Google Patents
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Description
以下においては、被写体の各種情報に基づく撮影・編集時の設定変更を中心として説明する。
遊戯画像撮影システム200においては、遊戯画像撮影装置100はインターネット204を介してサーバ202およびユーザ端末206と接続される。遊戯画像撮影装置100においてユーザは自らを撮影する。遊戯画像撮影装置100は、被写体(ユーザ)を含む撮影画像を取得し、必要に応じて事前修正を撮影画像に施し、ユーザによる装飾加工を受け付ける。ユーザは、あらかじめ付与されたユーザIDにより識別される。ユーザは、ユーザIDが登録されたユーザカードを利用して遊戯画像撮影装置100のプレイ予約をする。
遊戯画像撮影装置100は、受付装置102、撮影ブース104、編集ブース106および印刷装置110を備える。ユーザは、受付装置102において遊戯画像撮影装置100の使用を予約する。ユーザは、受付装置102においてユーザIDを入力するとともに、現金または電子マネーにてプレイ料金を支払う。受付装置102は、ユーザに予約番号を発行する。受付装置102は、受付モニタ108において待機人数および呼び出し対象となる予約番号を表示させる。ユーザは、自分の予約番号が受付モニタ108に表示されると、撮影ブース104に入室する。あるいは、撮影ブース104が使用されているときには次のユーザを待機させて、撮影ブース104が空いてから次のユーザを受け入れるようにしてもよい。
撮影ブース104は、カーテン124により外部から遮蔽される。撮影ブース104には、撮影装置128が設置される。撮影装置128は、被写体となるユーザを3方向から照らす3つのライト116、撮影静止画像および撮影動画像を取得するためのカメラ118、第1撮影モニタ112、第2撮影モニタ114、左側ストロボ119aおよび右側ストロボ119bを備える。
本実施形態においては、第2撮影モニタ114はサンプル画像により、撮影ポーズも指示する(詳細は、省略する)。
ユーザは、受付装置102において使用予約を行うと、受付装置102は受付処理を実行する(S10)。受け付け後、ユーザは撮影ブース104に入室する。撮影装置128は、ユーザを撮影し、ユーザの撮影画像を取得する(S12)。撮影装置128は、所定回の静止画撮影を行う。この例では、静止画撮影とともに、動画の撮影も行われる。撮影動画と撮影静止画は、セットで扱われる。このセットを、撮影画像セットという。この例では、最大6個の撮影画像セットが生成される。撮影に際し、ユーザは、撮影装置128が提供する複数の事前修正メニューから事前修正の方法を選択できる。また、ユーザは、撮影装置128において撮影画像の背景色等も選択できる。撮影装置128は、撮影画像を取得するごとに事前修正を実行する。なお、事前修正メニューは、受付装置102においてプレイ前に選択できてもよい。また、編集ブース106において、撮影画像の背景色等の選択を受け付けてもよい。
この図は、左側ユーザが操作するための編集画面を示している。右側には、右側ユーザが操作するための編集画面が表示されている。右側ユーザが操作するための編集画面については省略するが、この図と対称のレイアウトであって同様にユーザ操作を受け付け、撮影静止画像を表示する。以下、撮影静止画像の左側にユーザAが写り、右側にユーザBが写っており、ユーザAが図6に示した左側の編集画面に向かい、ユーザBが図示しない右側の編集画面に向かっているものとする。
大タブ306a〜306d(以下、まとめて言うときや特に区別しないときには「大タブ306」と総称する)は、パレットを選択するために用いられる。この例では、「メイク」の大タブ306dが選択されているものとする。「メイク」以外の「スタンプ」、「ペン」および「もじ」のパレットについては、省略する。
人物画像402から顔認識によって顔領域の画像、つまり顔画像410が抽出される。さらに顔画像410の唇領域の画像、つまり元唇画像412が抽出される。たとえばエッジ処理によって唇領域が特定される。元唇画像412の唇領域以外の領域は、透明である。
遊戯画像撮影装置100の各構成要素は、CPU(Central Processing Unit)および各種コプロセッサなどの演算器、メモリやストレージといった記憶装置、それらを連結する有線または無線の通信線を含むハードウェアと、記憶装置に格納され、演算器に処理命令を供給するソフトウェアによって実現される。コンピュータプログラムは、デバイスドライバ、オペレーティングシステム、それらの上位層に位置する各種アプリケーションプログラム、また、これらのプログラムに共通機能を提供するライブラリによって構成されてもよい。
上述したように、遊戯画像撮影装置100は、撮影装置128、受付装置102、編集装置126および印刷装置110の集合体として構成される。以下に説明する各ブロックは、ハードウェア単位の構成ではなく、機能単位のブロックを示している。
ユーザインタフェース処理部130は、受付モニタ108、編集モニタ120等を介したユーザインタフェース処理を担当する。通信部134は、インターネット204を介してサーバ202との通信処理を担当する。通信部134は、近距離無線通信によりユーザ端末206とダイレクトに通信してもよい。たとえば、通信部134からユーザ端末206に対象画像を直接送信してもよい。データ格納部136は各種データを格納する。データ処理部132は、通信部134により取得されたデータおよびデータ格納部136に格納されているデータに基づいて各種処理を実行する。データ処理部132は、ユーザインタフェース処理部130、通信部134およびデータ格納部136のインタフェースとしても機能する。
撮影制御部144は、撮影ブース104における撮影処理を制御する。撮影制御部144は、撮影ブース104においてユーザに撮影タイミングを通知する。撮影タイミングを時刻t1とすると、撮影制御部144は時刻t1よりも1.5秒前から0.1秒前まで動画像(以下、「前半動画像」とよぶ)を記録し、時刻t1において撮影静止画像を取得し、時刻t1の0.1秒後から1.5秒後まで動画像(以下、「後半動画像」とよぶ)を再び記録する。撮影制御部144は、前半動画像と後半動画像をつなげることにより撮影動画像を生成する。撮影制御部144は、撮影部138に撮影の開始指示および停止指示を送信することにより、撮影部138を制御する。また、撮影制御部144は、撮影静止画の取得時においては、ストロボ119a、119bを発光させる。撮影動画像は、撮影静止画の取得期間、いいかえれば、ストロボ発光時の動画が含まれないため、ストロボ発光が映り込むことがない。
上述したように、事前処理では「元の質感」に相当するハイライト画像と「元の色」に相当する口紅色を用いる。画像抽出部160は、図9に示したとおり撮影静止画像400から人物画像402を抽出する(S30)。複数の場合は、各人物について顔画像410を抽出する。この例では、ユーザAとユーザBの顔画像410が抽出される。
画像出力部170は、図6に示した編集画面の画像表示領域302に、事前処理によって得られた対象静止画像を表示する。
事前処理において、顔画像410、元唇画像412、ハイライト画像414および影画像416を得ているので、人物抽出、唇抽出、ハイライト抽出および影抽出の処理は、省略できる。ただし、改めて人物抽出、唇抽出、ハイライト抽出および影抽出の処理を行ってもよい。
実施形態では、唇以外を透明とする加工済み唇画像424を生成して、人物画像402に重ねる例を示したが、唇以外を不透明とするマスクを用いて唇の加工を行ってもよい。
第1段階のレイヤ合成では、4つのレイヤが設定される。最下位には背景レイヤ500が設けられ、その上位には人物レイヤ502が設けられ、さらに上位にマスク付きの下地レイヤ506が設けられ、最上位にマスク付きの口紅レイヤ510が設けられる。
第2段階のレイヤ合成では、2つのレイヤが設定される。下位には一次合成レイヤ511が設定され、上位にはマスク付きのハイライトレイヤ514が設定される。図中では便宜的にハイライトレイヤ514の下位にハイライトレイヤマスク512を示したが、ハイライトレイヤマスク512はハイライトレイヤ514とセットである。
第3段階のレイヤ合成では、2つのレイヤが設定される。下位には二次合成レイヤ515が設定され、上位にはマスク付きの影レイヤ518が設定される。図中では便宜的に影レイヤ518の下位に影レイヤマスク516を示したが、影レイヤマスク516は影レイヤ518とセットである。
画像抽出部160による人物抽出(S70)と唇抽出(S72)は、図11の場合と同様である。
画像加工部162は、口紅レイヤマスク508と下地レイヤマスク504を生成する(S90、S92)。口紅消しゴムで唇領域が縮小されている場合には、口紅レイヤマスク508と下地レイヤマスク504の透明部分が小さくなり、不透明部分が大きくなる。
実施形態では、唇全体に対して下地と口紅の加工をした上で、ハイライトと影を重ねる例を示したが、ハイライトと影を除く唇領域に対して下地と口紅の加工をして、元のハイライトと影を残すようにしてもよい。
レイヤ合成では、図8と同様に3つのレイヤが設定される。下位には背景レイヤ500が設定され、中間には人物レイヤ502が設定され、上位には唇レイヤ503が設定される。
顔画像410、元唇画像412、ハイライト画像414および影画像416は、図9の場合と同様である。
画像抽出部160による人物抽出(S30)、唇抽出(S32)、ハイライト抽出(S34)および影抽出(S36)は、図11の場合と同様である。
画像抽出部160は、元唇画像412からハイライトと影を切り抜く(S100)。質感が変更された場合には、切り抜き唇画像426において透明になるハイライト領域の形状が変わる。画像加工部162は、切り抜き唇画像426に下地色を合成して下地唇画像428を得る(S50)。画像加工部162は、さらに下地唇画像428に口紅色を合成して加工済み唇画像430を得る(S52)。口紅色が変更された場合には、加工済み唇画像430の色味が変わる。画像加工部162は、図19に示したレイヤ構成でレイヤ合成を行い、全体合成画像406を得る(S58)。画像出力部170は、全体合成画像406を画像表示領域302に表示する(S60)。
変形例1では、レイヤマスクを用いて、唇全体に対して下地色と口紅色を重ねる第1段階のレイヤ合成の後で、ハイライトを重ねる第2段階のレイヤ合成と、影を重ねる第3段階のレイヤ合成を行う例を示したが、レイヤマスクを用いて、ハイライトと影を除く唇領域に対して下地色と口紅色を重ねるレイヤ合成を行うようにしてもよい。
図14の場合と同様に、4つのレイヤが設定される。また、背景レイヤ500に描画される背景画像404、人物レイヤ502に描画される人物画像402、下地レイヤ506に描画される下地色画像436および口紅レイヤ510に描画される口紅色画像438も、図14の場合と同様である。
画像抽出部160による人物抽出(S70)と唇抽出(S72)は、図12の場合と同様である。
図7に関連して、「ツヤ」の質感ボタン314aが選択された場合に、定形のハイライト画像を用いる例を示したが、ハイライト画像414を拡大させて、拡大されたハイライト画像を唇に配置してもよい。
Claims (4)
- ユーザを撮影する撮影部と、
唇の加工に関して元の質感の選択、第1質感の選択又は第2質感の選択を受け付ける受付部と、
撮影画像に写っている前記ユーザの唇部分におけるハイライト領域から元のハイライト画像を抽出する抽出部と、
前記撮影画像の前記唇部分に対して平滑化処理した上で、前記元の質感の前記選択を受け付けた場合には、前記平滑化処理された前記唇部分に、前記元のハイライト画像を重ねる第1加工を施し、前記第1質感の前記選択を受け付けた場合には、前記平滑化処理された前記唇部分に、第1の定形のハイライト画像を重ねる第2加工を施し、前記第2質感の前記選択を受け付けた場合には、前記平滑化処理された前記唇部分に、前記第1の定形のハイライト画像と大きさが異なる第2の定形のハイライト画像を重ねる第3加工を施す画像加工部と、
前記第1加工、前記第2加工又は前記第3加工が施された画像を出力する出力部と
を有することを特徴とする撮影遊戯装置。 - 前記画像加工部は、前記平滑化処理された前記唇部分に色味を加えた上で、前記第1加工、前記第2加工又は前記第3加工を施し、
前記出力部は、前記第1加工、前記第2加工又は前記第3加工が施された画像を出力することを特徴とする請求項1に記載の撮影遊戯装置。 - 前記画像加工部は、少なくとも唇レイヤを含む複数のレイヤを設定し、前記平滑化処理と、前記第1加工、前記第2加工又は前記第3加工とを施された画像を前記唇レイヤに描画し、前記複数のレイヤを合成して合成画像を生成し、
前記出力部は、生成された前記合成画像を出力することを特徴とする請求項1又は2に記載の撮影遊戯装置。 - ユーザを撮影する機能と、
唇の加工に関して元の質感の選択、第1質感の選択又は第2質感の選択を受け付ける機能と、
撮影画像に写っている前記ユーザの唇部分におけるハイライト領域から元のハイライト画像を抽出する機能と、
前記撮影画像の前記唇部分に対して平滑化処理した上で、前記元の質感の前記選択を受け付けた場合には、前記平滑化処理された前記唇部分に、前記元のハイライト画像を重ねる第1加工を施し、前記第1質感の前記選択を受け付けた場合には、前記平滑化処理された前記唇部分に、第1の定形のハイライト画像を重ねる第2加工を施し、前記第2質感の前記選択を受け付けた場合には、前記平滑化処理された前記唇部分に、前記第1の定形のハイライト画像と大きさが異なる第2の定形のハイライト画像を重ねる第3加工を施す機能と、
前記第1加工、前記第2加工又は前記第3加工が施された画像を出力する機能と、
を情報処理装置に発揮させることを特徴とするプログラム。
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