JP6966952B2 - バックアップ装置 - Google Patents

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Description

本明細書で開示する技術は、基板をバックアップするバックアップ装置に関する。
一般に、基板にプリント配線を印刷する印刷機、基板に接着剤を塗布する塗布機、基板に部品を実装する表面実装機などは、プリント配線の印刷や接着剤の塗布、部品の実装といった基板に対する作業(以下、「基板の生産」ともいう)を行う際に基板が撓んでしまうことを抑制するために、基板をバックアップするバックアップ装置を備えている。バックアップ装置は基板を下方から支持する複数のバックアップピンがプレートに立設されたものである。
バックアップ装置は基板の種類に応じてバックアップピンの立設位置が変更される。一般に立設位置の変更はオペレータが手作業で行っている。その際にオペレータは誤ってバックアップピンをバックアップピンが立設されるべき正規の位置とは異なる位置に立設してしまう可能性がある。バックアップピンが正規の位置とは異なる位置に立設されると基板の下面に印刷されているプリント配線や下面に実装されている部品などにバックアップピンが接触してそれらを破損させてしまう虞がある。
このため、従来、バックアップピンの立設位置を検出し、正規の位置に立設されているか否かを判断することが行われている。例えば、特許文献1には、バックアップテープルの上にタッチパネルを配設し、バックアップピンからの押圧力が加わっている領域をタッチパネルによって検出することによってバックアップピンの立設位置を検出する技術が開示されている。
特開2009−260081号公報
しかしながら、上述した特許文献1に記載の技術はバックアップピンがタッチパネルの上に直に載置されるものであり、基板や複数のバックアップピンの重量がタッチパネルによって受けられる。このためタッチパネルが破損してしまう虞がある。
本明細書では、バックアップピンの立設位置をタッチパネルによって検出しつつタッチパネルの破損を抑制する技術を開示する。
本明細書で開示するバックアップ装置は、基板をバックアップするバックアップ装置であって、複数のバックアップピンと、前記バックアップピンが挿入される複数の貫通穴を有する平板状のプレートと、前記プレートの下方に配されており、前記貫通穴に挿入された前記バックアップピンを検出するタッチパネルと、前記貫通穴に上方から挿入された前記バックアップピンの下端部が前記タッチパネルによって検出される位置範囲となるよう前記バックアップピンの下降を規制する規制部と、前記タッチパネルの検出結果を用いて前記バックアップピンに関する処理を実行する制御部と、を備える。
上記のバックアップ装置によると、貫通穴に上方から挿入されたバックアップピンの下端部がタッチパネルによって検出される位置範囲となるようバックアップピンの下降が規制部によって規制される。このため、基板や複数のバックアップピンの重さが規制部によって受けられる。これにより、基板や複数のバックアップピンの重さによってタッチパネルが破損することを抑制できる。よって上記のバックアップ装置によると、バックアップピンの立設位置をタッチパネルによって検出しつつタッチパネルの破損を抑制できる。
また、前記タッチパネルは接触式であり、前記位置範囲は、前記バックアップピンの下端部が前記タッチパネルに接触する位置範囲であって、且つ、前記バックアップピンから前記タッチパネルに一定以上の力がかからない位置範囲であってもよい。
接触式のタッチパネルの場合はバックアップピンをタッチパネルに接触させる必要があるのでバックアップピンからタッチパネルに加わる力を完全になくすことはできないが、バックアップピンはタッチパネルに一定以上の力がかからない位置範囲で規制部によってそれ以上の下降が規制される。このため、接触式のタッチパネルを用いる場合であってもタッチパネルの破損を抑制できる。
また、前記タッチパネルは非接触式であり、前記位置範囲は、前記バックアップピンの下端部が前記タッチパネルに接触しない位置範囲であってもよい。
上記のバックアップ装置によると、バックアップピンがタッチパネルに接触しないので、タッチパネルの破損をより確実に抑制できる。
前記タッチパネルは静電容量式であり、前記バックアップピンの下端部に導電性の部材が設けられていてもよい。
導電性の部材は静電容量式のタッチパネルによって検出され易い。上記のバックアップ装置によると、バックアップピンの下端部に導電性の部材が設けられているので、導電性の部材が設けられていない場合に比べてバックアップピンをより確実に検出できる。
また、前記位置範囲まで下降した前記バックアップピンの上下方向の位置を固定する固定部を備えてもよい。
プレートに立設されているバックアップピンは、何らかの理由により、タッチパネルによって検出される位置範囲より上方に位置してしまうこともある。当該位置範囲より上方にバックアップピンが位置しているとタッチパネルによってバックアップピンを検出できない可能性がある。
上記のバックアップ装置によると、当該位置範囲まで下降したバックアップピンの上下方向の位置が固定部によって固定されるので、バックアップピンが上方に位置してしまうことを抑制できる。これによりバックアップピンをより確実に検出できる。
また、前記制御部は、前記バックアップピンの立設時、基板の生産が開始される前、あるいは基板の生産が再開される前に、前記タッチパネルによって検出された位置と、前記バックアップピンが立設されるべき正規の位置を表す正規位置データによって表される正規の位置とを比較して、各前記バックアップピンが正規の位置に立設されているか否かを判断してもよい。
上記のバックアップ装置によると、例えばバックアップピンの立設時に判断する場合には、作業者がバックアップピンを1本立設する毎に正規の位置と比較し、正規の位置でない場合は警告を発することにより、作業者は直ちにバックアップピンの位置を修正することができる。あるいは、全てのバックアップピンの立設が完了した時に一括して判断し、正規の位置でないバックアップピンがある場合は警告を発することにより、作業者は直ちにバックアップピンの位置を修正することができる。これにより、バックアップピンが正規の位置に立設されていない状態で生産が開始されてしまうことを抑制できる。
また、例えばバックアップピンが正規の位置に立設されているか否かを基板の生産(プリント配線の印刷や接着剤の塗布、部品の実装など)を開始する前に判断する場合は、正規の位置に立設されていない場合は警告を発する、あるいは生産を開始しないなどにより、バックアップピンが正規の位置に立設されていない状態で生産が開始されてしまうことを抑制できる。
また、基板の生産を開始した後、何らかの理由で生産が中断され、その後に生産が再開される場合もある。そして、生産が中断されている間にオペレータが何らかの理由によってバックアップピンを引き抜き、その後にバックアップピンを元の位置に戻すこともある。その場合に、オペレータは誤って元の位置とは異なる位置に戻してしまう可能性がある。このため、バックアップピンが正規の位置に立設されているか否かを基板の生産を再開する前に判断する場合は、バックアップピンが正規の位置に立設されていない状態で生産が再開されてしまうことを抑制できる。
また、前記制御部は、前記バックアップピンが正規の位置に立設されていない場合は警告を発してもよい。
上記のバックアップ装置によると、オペレータはバックアップピンが正規の位置に立設されていないことを警告によって知ることができるので、正規の位置に立設されていないことを知ったオペレータがバックアップピンの立設位置を修正することにより、バックアップピンが正規の位置に立設されていない状態で生産が開始あるいは再開されてしまうことを抑制できる。
また、前記制御部は、前記タッチパネルによって検出された位置と、前記バックアップピンが立設されるべき正規の位置を表す正規位置データによって表される正規の位置とを比較して前記バックアップピンの傾きを検出してもよい。
バックアップピンは傾いた状態で立設されてしまうこともある。バックアップピンが傾いていると基板の下面に印刷されているプリント配線や基板の下面に実装されている部品にバックアップピンが接触してそれらが破損する虞がある。上記のバックアップ装置によると、バックアップピンの傾きを検出するので、傾きが検出された場合は警告を発する、あるいは生産を開始しないなどにより、バックアップピンが傾いている状態で生産が開始あるいは再開されてしまうことを抑制できる。
また、前記制御部は、前記バックアップピンが傾いている場合は警告を発してもよい。
上記のバックアップ装置によると、オペレータはバックアップピンが傾いていることを警告によって知ることができるので、傾いていることを知ったオペレータが傾きを修正することにより、バックアップピンが傾いている状態で生産が開始あるいは再開されてしまうことを抑制できる。
また、前記制御部は、前記タッチパネルによって検出された各前記バックアップピンの位置を表すデータを前記正規位置データとして作成してもよい。
従来は、正規位置データを作成するとき、オペレータが各バックアップピンの正規の位置を手作業で入力していた。このため効率が悪いという問題があった。上記のバックアップ装置によると、オペレータは正規の位置を手作業で入力しなくてよいので、従来に比べて正規位置データを効率よく作成できる。
また、表示面が上を向く姿勢で前記タッチパネルの下方に配されている表示装置を備え、前記制御部は、前記バックアップピンが立設されるべき正規の位置を前記表示装置によって案内してもよい。
上記のバックアップ装置によると、バックアップピンが立設されるべき正規の位置を表示装置によって案内するので、オペレータが手作業でバックアップピンを立設させる作業の作業効率を向上させることができる。
なお、本明細書によって開示される発明は、バックアップ装置、バックアップ方法、これらの装置または方法を実現するためのコンピュータプログラム、そのコンピュータプログラムを記録した記録媒体等の種々の態様で実現することができる。
実施形態1に係る表面実装機の上面図 表面実装機を前側から見た側面図 バックアップ装置の斜視図 バックアップ装置の断面を模式的に示す断面図 部品実装装置の電気的構成を示すブロック図 タッチパネルにおいてバックアップピンが当接している領域を示す模式図 傾いた状態のバックアップピンを示す断面図 バックアップピンのチェック処理のフローチャート 実施形態2に係るバックアップ装置の斜視図 バックアップ装置の断面を模式的に示す断面図 正規の位置に対応する領域を点灯させた状態の液晶パネルの模式図 他の実施形態に係るバックアップ装置の部分断面図 シャッタプレートの上面図
<実施形態1>
実施形態1を図1ないし図8によって説明する。以降の説明では図1に示す左右方向をX軸方向、前後方向をY軸方向、図2に示す上下方向をZ軸方向という。また、以降の説明では図1に示す右側を上流側、左側を下流側という。また、以降の説明では同一の構成部材には一部を除いて図面の符号を省略している場合がある。
(1)表面実装機の全体構成
図1を参照して、表面実装機1の全体構成について説明する。表面実装機1はプリント基板などの基板Pに電子部品などの部品Eを実装する部品実装装置2、及び、部品実装装置2に部品Eを供給する4つのテープ部品供給装置3を備えている。
部品実装装置2は基台10、搬送コンベア11、ヘッドユニット12、ヘッド搬送部13、バックアップ装置14(図2参照)、2つの部品撮像カメラ15、基板撮像カメラ16、図5に示す制御部30、操作部31などを備えている。本実施形態では制御部30はバックアップ装置14の一部を構成するものでもある。
基台10は平面視長方形状をなすとともに上面が平坦とされている。図1において二点鎖線で示す矩形枠Aは基板Pに部品Eを実装するときの作業位置(以下、作業位置Aという)を示している。図1には示されていないが、作業位置Aの下方には後述するバックアップ装置14(図2参照)が配されている。
搬送コンベア11は基板PをX軸方向の上流側から作業位置Aに搬入し、作業位置Aで部品Eが実装された基板Pを下流側に搬出するものである。搬送コンベア11はX軸方向に循環駆動する一対のコンベアベルト11A及び11B、それらのコンベアベルトを駆動するコンベア駆動モータ42(図5参照)などを備えている。後側のコンベアベルト11Aは前後方向に移動可能であり、基板Pの幅に応じて2つのコンベアベルト11Aと11Bとの間隔を調整できる。
ヘッドユニット12は複数(ここでは5個)の実装ヘッド17を軸周りに回転、及び、軸方向に昇降させるものである。ヘッドユニット12の構成については後述する。
ヘッド搬送部13はヘッドユニット12を所定の可動範囲内でX軸方向及びY軸方向に搬送するものである。ヘッド搬送部13はヘッドユニット12をX軸方向に往復移動可能に支持しているビーム13A、ビーム13AをY軸方向に往復移動可能に支持している一対のY軸ガイドレール13B、ヘッドユニット12をX軸方向に往復移動させるX軸サーボモータ38、ビーム13AをY軸方向に往復移動させるY軸サーボモータ39などを備えている。
2つの部品撮像カメラ15はそれぞれX軸方向に並んだ2つのテープ部品供給装置3の間に設けられている。部品撮像カメラ15は実装ヘッド17に吸着されている部品Eを下から撮像して部品Eの位置や姿勢などを認識するためのものであり、撮像面を上に向けた姿勢で配されている。
基板撮像カメラ16はヘッドユニット12に設けられている。基板撮像カメラ16は基板Pに付されている図示しないフィデューシャルマークなどを撮像してそれらの位置を認識するためのものであり、撮像面を下に向けた姿勢で配されている。
テープ部品供給装置3は搬送コンベア11のY軸方向の両側においてX軸方向に並んで2箇所ずつ、計4箇所に配されている。これらのテープ部品供給装置3には複数のフィーダ3AがX軸方向に横並び状に整列して取り付けられている。各フィーダ3Aは所謂テープフィーダであり、複数の部品Eが収容された部品テープが巻回されたリール(不図示)、及び、リールから部品テープを引き出す電動式のテープ送出装置等を備えており、搬送コンベア11側の端部に設けられた部品供給位置から部品Eを一つずつ供給する。
なお、ここでは部品供給装置としてテープ部品供給装置3を例に説明するが、部品供給装置は部品Eが載置されているトレイを供給する所謂トレイフィーダであってもよいし、半導体ウェハを供給するものであってもよい。
(1−1)ヘッドユニット
図2に示すように、本実施形態に係るヘッドユニット12は所謂インライン型であり、複数の実装ヘッド17がX軸方向に並んで設けられている。また、ヘッドユニット12にはこれらの実装ヘッド17を個別に昇降させるZ軸サーボモータ40(図5参照)やこれらの実装ヘッド17を一斉に軸周りに回転させるR軸サーボモータ41(図5参照)などが設けられている。
各実装ヘッド17は部品Eを吸着及び解放するものであり、ノズルシャフト17Aと、ノズルシャフト17Aの下端部に着脱可能に取り付けられている吸着ノズル17Bとを有している。吸着ノズル17Bにはノズルシャフト17Aを介して図示しない空気供給装置から負圧及び正圧が供給される。吸着ノズル17Bは負圧が供給されることによって部品Eを吸着し、正圧が供給されることによってその部品Eを解放する。
なお、ここではインライン型のヘッドユニット12を例に説明するが、ヘッドユニット12は例えば複数の実装ヘッド17が円周上に配列された所謂ロータリーヘッドであってもよい。
(1−2)バックアップ装置
図2に示すように、バックアップ装置14は基板Pに部品Eを実装するときに基板Pをバックアップするものである。具体的には、作業位置Aに基板Pが搬入されてくる前の状態では、バックアップ装置14は上端(より具体的にはバックアップピン21の上端)がコンベアベルト11A及び11Bより下方となる位置まで下降している。作業位置Aに基板Pが搬入されるとバックアップ装置14が上昇し、複数のバックアップピン21によって基板Pが持ち上げられる。これにより基板Pがバックアップ装置14によって下方から支持される。言い換えると基板Pがバックアップされる。
図3に示すように、バックアップ装置14は複数のバックアップピン21、上部プレート22(プレートの一例)、上部プレート22の下方に配されている下部プレート23、下部プレート23の上面に配されている略透明のタッチパネル24、4つの支柱25、下部プレート23を昇降させる昇降機構26などを備えている。
図4はバックアップ装置14の一部を模式的に示している。図4に示すように、バックアップピン21は、円柱状の大径部21A、大径部21Aの下端から下方に延びる円柱状の小径部21B、及び、大径部21Aの下端部から環状に張り出すフランジ部21Cを有している。フランジ部21Cの下面にはフランジ部21Cを上部プレート22に吸着させるための環状の磁石21Dが埋め込まれている。また、バックアップピン21の下端部には樹脂などで形成された導電性部材21E(導電性の部材の一例)が取り付けられている。導電性部材21Eはある程度の弾性を有している。
上部プレート22は平板状に形成された金属製の部材である。図3に示すように、上部プレート22には板厚方向に貫通する複数のピン挿入穴22A(貫通穴の一例)がマトリクス状に形成されている。図4に示すように、ピン挿入穴22Aの内径はバックアップピン21の小径部21Bの外径より大きい一方、フランジ部21Cの外径より小さい。上部プレート22においてピン挿入穴22Aの周囲(言い換えるとピン挿入穴22Aの開口縁部)はバックアップピン21の下降を規制する規制部の一例である。すなわち、本実施形態では上部プレート22が規制部を兼ねている。
下部プレート23は板状の部材であり、4隅から立ち上がっている支柱25を介して上部プレート22と連結されている。
タッチパネル24はピン挿入穴22Aに挿入されたバックアップピン21を検出するためのものである。本実施形態に係るタッチパネル24は同時に複数のバックアップピン21を検出可能なものである。タッチパネル24は接触式であってもよいし、非接触式であってもよい。また、タッチパネル24には静電容量式や抵抗膜方式などの種々の方式がある。タッチパネル24は同時に複数のバックアップピン21を検出できるものであれば任意の方式のものであってよい。本実施形態では接触式且つ静電容量式のタッチパネル24を用いるものとする。
図2に示すように、昇降機構26は下部プレート23から下方に延びる複数のボールねじ26A、各ボールねじ26Aに螺合しているボールナット26B、昇降モータ43、ボールナット26Bと昇降モータ43とに掛け回されているベルト26Cなどを備えている。昇降モータ43を回転させるとベルト26Cを介してボールナット26Bが回転し、ボールねじ26Aが上下に移動する。これによりバックアップ装置14が昇降する。
図4に示すように、バックアップピン21は小径部21Bが上からピン挿入穴22Aに挿入され、下端部(より具体的には導電性部材21E)がタッチパネル24によって検出される位置範囲まで下降するとフランジ部21Cの下面が上部プレート22のピン挿入穴22Aの開口縁部に当接することによってそれ以上の下降が規制される。言い換えると、上部プレート22は、ピン挿入穴22Aに上方から挿入されたバックアップピン21の下端部がタッチパネル24によって検出される位置範囲となるようバックアップピン21の下降を規制する。
より具体的には、上述した位置範囲は、バックアップピン21の下端部がタッチパネル24に接触する位置範囲であって、且つ、バックアップピン21からタッチパネル24に一定以上の力がかからない位置範囲である。一定以上の力は、タッチパネル24が破損する力以上の力である。すなわち、バックアップピン21はフランジ部21Cがピン挿入穴22Aの開口縁部に当接することにより、タッチパネル24を破損させない範囲の力でタッチパネル24に接触する。
また、フランジ部21Cの下面がピン挿入穴22Aの開口縁部に当接すると、フランジ部21Cの下面に埋め込まれている磁石21Dが金属製の上部プレート22の上面に吸着する。これにより、タッチパネル24によって検出される位置範囲まで下降したバックアップピン21の上下方向の位置が磁石21Dによって固定される。
タッチパネル24は、バックアップピン21の導電性部材21Eが接触すると、導電性部材21Eが接触している位置のXY座標を制御部30に出力する。具体的には例えば、タッチパネル24において導電性部材21Eが接触している領域の形状が円形であるとすると、タッチパネル24はその円形の領域の中心点のXY座標を制御部30に出力する。
(2)部品実装装置の電気的構成
図5に示すように、部品実装装置2は制御部30及び操作部31を備えている。制御部30は演算処理部32、モータ制御部33、記憶部34、画像処理部35、外部入出力部36、フィーダ通信部37などを備えている。
演算処理部32はCPU、ROM、RAMなどを備えており、ROMに記憶されている制御プログラムを実行することによって部品実装装置2の各部を制御する。なお、演算処理部32はCPUに替えて、あるいはCPUに加えてASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)などを備えていてもよい。
モータ制御部33は演算処理部32の制御の下でX軸サーボモータ38、Y軸サーボモータ39、Z軸サーボモータ40、R軸サーボモータ41、コンベア駆動モータ42、昇降モータ43などの各モータを回転させる。
記憶部34には各種のデータが記憶されている。各種のデータには生産が予定されている基板Pの生産枚数や品種に関する情報、部品Eの実装座標や実装角度に関する情報、部品Eの実装順序に関する情報等が含まれる。
また、記憶部34にはバックアップピン21が立設されるべき正規の位置(XY座標)を表す正規位置データが基板Pの種類毎に記憶されている。正規位置データは基板Pの生産を開始する前に予め作成されて記憶部34に記憶される。
画像処理部35は部品撮像カメラ15や基板撮像カメラ16から出力される画像信号が取り込まれるように構成されており、出力された画像信号に基づいてデジタル画像を生成する。
外部入出力部36はいわゆるインターフェースであり、部品実装装置2の本体に設けられている各種センサ類44(タッチパネル24を含む)から出力される検出信号が取り込まれるように構成されている。また、外部入出力部36は演算処理部32から出力される制御信号に基づいて各種アクチュエータ類45に対する動作制御を行うように構成されている。
フィーダ通信部37はフィーダ3Aに接続されており、フィーダ3Aを統括して制御する。
操作部31は液晶ディスプレイなどの表示装置や、タッチパネル、キーボード、マウスなどの入力装置を備えている。作業者は操作部31を操作して各種の設定などを行うことができる。
(3)バックアップピンに関する処理
制御部30は、タッチパネル24の検出結果を用いてバックアップピン21に関する各種の処理を実行する。ここではバックアップピン21に関する処理としてバックアップピンのチェック処理、及び、正規位置データの作成処理について説明する。
(3−1)バックアップピンのチェック処理
バックアップピンのチェック処理では、制御部30は、バックアップピン21が正規の位置に立設されているか否かを判断する位置チェック処理と、バックアップピン21が傾いているか否かを判断する傾きチェック処理とを実行する。
(3−1−1)位置チェック処理
図3及び図6を参照して、位置チェック処理について説明する。図6において黒丸50は、図3に示すようにバックアップピン21が立設されている場合にタッチパネル24において導電性部材21Eが接触している領域を示している。前述したようにタッチパネル24は導電性部材21Eが接触している領域の中心点のXY座標を検出し、検出したXY座標をバックアップピン21の位置として制御部30に出力する。
また、前述したように、記憶部34にはバックアップピン21が立設されるべき正規の位置(XY座標)を表す正規位置データが基板Pの種類毎に記憶されている。制御部30は生産する基板Pの種類に応じた正規位置データを記憶部34から読み出し、タッチパネル24によって検出された位置と正規位置データによって表される正規の位置とを比較する。そして、制御部30は、タッチパネル24によって検出された位置が全て正規の位置と一致する場合(言い換えると、タッチパネル24によって検出された全ての位置について、当該位置と正規の位置との差が基準値未満である場合)は正常と判断する。
これに対し、制御部30は、正規の位置であるにもかかわらずバックアップピン21が立設されていない位置が一つでもある場合や、正規の位置ではないにもかかわらずバックアップピン21が立設されている位置が一つでもある場合は異常と判断する。
(3−1−2)傾きチェック処理
図7を参照して、傾きチェック処理について説明する。図7に示すように、上部プレート22の上面には何らかの異物51が乗っていることもある。その場合、バックアップピン21のフランジ部21Cが異物51の上に乗ってしまうことにより、バックアップピン21が傾いてしまうことがある。
バックアップピン21が傾くと基板Pの下面に実装されている部品Eやプリント配線にバックアップピン21が当たってそれらが破損する虞がある。また、バックアップピン21が傾くと基板Pの上面に部品Eを実装するときにその部品Eが実装されるべき本来の位置と実際に実装された位置とがずれてしまう虞もある。また、バックアップピン21が傾くとバックアップピン21の上端が基板Pの下面に当接しなくなり、その部分で基板Pが撓んでしまうことも考えられる。
このため、制御部30は、タッチパネル24によって検出された位置と正規位置データによって表される正規の位置とを比較してバックアップピン21の傾きをチェックする。
具体的には、図7に示すように、バックアップピン21が傾いていると、タッチパネル24によって検出される位置、言い換えると前述した黒丸50の中心点のXY座標が正規位置データによって示されるXY座標とずれる。このため、制御部30はタッチパネル24によって検出された位置(XY座標)と正規位置データによって示される正規の位置(XY座標)との距離Wを算出し、距離Wが一定値以上の場合はバックアップピン21が傾いていると判断する。
そして、制御部30は、いずれのバックアップピン21も傾いていない場合は正常と判断し、一つでも傾いているバックアップピン21がある場合は異常と判断する。
(3−1−3)バックアップピンのチェック処理の流れ
次に、図8を参照して、バックアップピン21のチェック処理の流れについて説明する。本処理は基板Pの生産を開始する前に実行される。また、本処理は何らかの理由で基板Pの生産が中断された場合に、基板Pの生産を再開する前にも実行される。基板Pの生産を再開する前にも本処理を実行する理由は、生産が中断されている間にオペレータによってバックアップピン21の位置が変更される可能性もあるからである。具体的には、オペレータは基板Pの生産が中断されている間に何らかの理由によってバックアップピン21を引き抜き、その後にバックアップピン21を元の位置に戻すこともある。その場合に、オペレータは誤って元の位置とは異なる位置に戻してしまう可能性がある。このため基板Pの生産を再開する前にも本処理が実行される。
S101では、制御部30は前述した位置チェック処理を実行し、正常の場合はS103に進み、異常の場合はS102に進む。
S102では、制御部30は基板Pの生産を停止し、オペレータに警告を発する。警告は任意の方法で行うことができる。例えばバックアップピン21の立設位置に異常があることを示すエラーメッセージを操作部31の表示装置に表示することによって行ってもよいし、所定の警告音を発することによって行ってもよい。
エラーメッセージを操作部31の表示装置に表示することによって警告する場合は、異常が生じているピン挿入穴22Aを表示装置に合わせて表示してもよい。その場合、正規の位置であるにもかかわらずバックアップピン21が立設されていないピン挿入穴22Aの位置と、正規の位置ではないにもかかわらずバックアップピン21が立設されているピン挿入穴22Aの位置とを識別可能に表示してもよい。
S103では、制御部30は前述した傾きチェック処理を実行し、正常の場合は本処理を終了し、異常の場合はS104に進む。
S104では、制御部30は基板Pの生産を停止し、オペレータに警告を発する。警告は任意の方法で行うことができる。例えば、傾いているバックアップピン21があることを示すエラーメッセージを操作部31の表示装置に表示することによって行ってもよいし、所定の警告音を発することによって行ってもよい。エラーメッセージを操作部31の表示装置に表示することによって警告する場合は、バックアップピン21が傾いて立設されているピン挿入穴22Aの位置を表示装置に合わせて表示してもよい。
(3−2)正規位置データの作成処理
前述したように、本実施形態では基板Pの生産を開始する前に予め正規位置データが作成されて記憶部34に記憶される。従来は、正規位置データを作成するとき、オペレータが生産対象の基板Pを見てバックアップピン21を立設する位置を決定し、決定した位置を正規の位置として手作業でコンピュータに入力していた。このため効率が悪いという問題があった。
これに対し、本実施形態ではタッチパネル24を用いて正規位置データを作成する。具体的には、オペレータは従来と同様に生産対象の基板Pを見てバックアップピン21を立設する位置を決定し、決定した位置にバックアップピン21を立設する。そして、オペレータは操作部31を操作して制御部30に正規位置データの作成を指示する。制御部30は正規位置データの作成が指示されるとタッチパネル24によってバックアップピン21の位置を検出し、検出された位置(XY座標)を表すデータを正規位置データとして作成する。
(4)実施形態の効果
以上説明した実施形態1に係るバックアップ装置14によると、ピン挿入穴22Aに上方から挿入されたバックアップピン21の下端部がタッチパネル24によって検出される位置範囲となるようバックアップピン21の下降が上部プレート22によって規制される。言い換えると、バックアップピン21は下端部がタッチパネル24によって検出される位置範囲まで下降するとフランジ部21Cが上部プレート22に当接してそれ以上の下降が規制される。このため、基板Pや複数のバックアップピン21の重さが上部プレート22によって受けられる。これにより、基板Pや複数のバックアップピン21の重さによってタッチパネル24が破損することを抑制できる。よってバックアップ装置14によると、バックアップピン21の立設位置をタッチパネル24によって検出しつつタッチパネル24の破損を抑制できる。
また、バックアップ装置14によると、タッチパネル24は接触式であり、バックアップピン21がタッチパネル24によって検出される位置範囲は、バックアップピン21の下端部がタッチパネル24に接触する位置範囲であって、且つ、バックアップピン21からタッチパネル24に一定以上の力がかからない位置範囲である。接触式のタッチパネル24の場合はバックアップピン21をタッチパネル24に接触させる必要があるのでバックアップピン21からタッチパネル24に加わる力を完全になくすことはできないが、バックアップピン21はタッチパネル24に一定以上の力がかからない位置範囲で上部プレート22によってそれ以上の下降が規制されるので、接触式のタッチパネル24を用いる場合であってもタッチパネル24の破損を抑制できる。
また、バックアップ装置14によると、タッチパネル24は静電容量式であり、バックアップピン21の下端部に導電性部材21Eが設けられている。導電性部材21Eは静電容量式のタッチパネル24によって検出され易いので、導電性部材21Eが設けられていない場合に比べてバックアップピン21をより確実に検出できる。
また、バックアップ装置14によると、タッチパネル24によって検出される位置範囲まで下降したバックアップピン21の上下方向の位置が磁石21Dによって固定される。上部プレート22に立設されているバックアップピン21は、何らかの理由により、タッチパネル24によって検出される位置範囲より上方に位置してしまうこともある。当該位置範囲より上方にバックアップピン21が位置しているとタッチパネル24はバックアップピン21を検出できない可能性がある。バックアップ装置14によると、当該位置範囲まで下降したバックアップピン21の上下方向の位置が磁石21Dによって固定されるので、バックアップピン21が上方に位置してしまうことを抑制できる。これによりバックアップピン21をより確実に検出できる。
また、バックアップ装置14によると、バックアップピン21が正規の位置に立設されているか否かを、基板Pの生産を開始する前に判断するので、正規の位置に立設されていない場合は警告を発する、あるいは生産を開始しないなどにより、バックアップピン21が正規の位置に立設されていない状態で生産が開始されてしまうことを抑制できる。また、バックアップ装置14によると、何らかの理由で生産が中断された場合に、バックアップピン21が正規の位置に立設されているか否かを、基板Pの生産を再開する前に判断するので、バックアップピン21が正規の位置に立設されていない状態で生産が再開されてしまうことを抑制できる。
また、バックアップ装置14によると、バックアップピン21が正規の位置に立設されていない場合は警告を発するので、オペレータはバックアップピン21が正規の位置に立設されていないことを知ることができる。このため、正規の位置に立設されていないことを知ったオペレータがバックアップピン21の立設位置を修正することにより、バックアップピン21が正規の位置に立設されていない状態で生産が開始あるいは再開されてしまうことを抑制できる。
また、バックアップ装置14によると、バックアップピン21の傾きを検出するので、傾きが検出された場合は警告を発する、あるいは生産を開始しないなどにより、バックアップピン21が傾いている状態で生産が開始あるいは再開されてしまうことを抑制できる。
また、バックアップ装置14によると、バックアップピン21が傾いている場合は警告を発するので、オペレータはバックアップピン21が傾いていることを知ることができる。このため、傾いていることを知ったオペレータが異物51を除去することにより、バックアップピン21が傾いている状態で生産が開始あるいは再開されてしまうことを抑制できる。
また、バックアップ装置14によると、タッチパネル24によって検出された各バックアップピン21の位置を表すデータを正規位置データとして作成するので、オペレータは正規の位置を手作業で入力しなくてよい。このため正規位置データを効率よく作成できる。
<実施形態2>
次に、実施形態2を図9ないし図11によって説明する。
図9及び図10に示すように、実施形態2に係るバックアップ装置114は下部プレート23の上面に液晶パネル60(表示装置の一例)が設けられており、その液晶パネル60の上面を覆うように略透明なタッチパネル24が配されている。実施形態2に係る制御部30は、オペレータがバックアップ装置114にバックアップピン21を立設させるときに、バックアップピン21が立設されるべき正規の位置を液晶パネル60によってオペレータに案内する。
図11を参照して、制御部30がバックアップピン21の正規の位置を案内する案内処理について説明する。制御部30は生産する基板Pの種類に応じた正規位置データを記憶部34から読み出し、液晶パネル60の表示面において正規の位置に対応する領域を点灯させる。これにより、バックアップピン21が立設されるべき正規の位置がオペレータに案内される。
なお、正規の位置に対応する領域を点滅表示あるいは明滅表示してもよい。また、本実施形態では白黒表示のみ可能な液晶パネル60を用いるものとするが、カラー表示可能な液晶パネル60を用いてもよい。また、表示装置は液晶パネル60に限られるものではなく、例えば有機ELディスプレイであってもよい。
実施形態2に係るバックアップ装置114によると、バックアップピン21が立設されるべき正規の位置を液晶パネル60によって案内するので、オペレータが手作業でバックアップピン21を立設させる作業の作業効率を向上させることができる。
<他の実施形態>
本明細書によって開示される技術は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本明細書によって開示される技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では接触式のタッチパネル24を例に説明したが、タッチパネル24は非接触式であってもよい。そして、バックアップピン21がタッチパネル24によって検出される位置範囲は、バックアップピン21の下端部がタッチパネル24に接触しない位置範囲であってもよい。このようにするとタッチパネル24の破損をより確実に抑制できる。
(2)上記実施形態ではバックアップピン21の上下方向の位置を固定する固定部として磁石21Dを例に説明したが、固定部は磁石21Dに限られない。
例えば、図12(A)及び図12(B)は他の実施形態に係るバックアップ装置214を示している。他の実施形態に係るバックアップピン121の外周面には環状に凹む凹部121Aが設けられている。そして、上部プレート22の上面にはシャッタプレート127が配されている。図13に示すように、シャッタプレート127には大きい円と小さい円とが一部重なり合った形状(所謂だるま形状)の穴127Aが設けられている。
そして、バックアップピン121を立設させるときは図12(A)及び図13(A)に示すようにシャッタプレート127の穴127Aの大きい円がピン挿入穴22Aの上方に位置するようにシャッタプレート127をスライドさせ、バックアップピン121がタッチパネル24に当接する位置まで下降すると、図12(B)及び図13(B)に示すように小さい円がピン挿入穴22Aの上方に位置するようにシャッタプレート127をスライドさせてもよい。このようにすると、バックアップピン121の凹部121Aに穴127Aの小さい円の開口縁部が入り込むことにより、バックアップピン121の上下方向の位置が固定される。
なお、この例ではバックアップピン121の下降はシャッタプレート127によって規制される。すなわち、この例ではシャッタプレート127が規制部と固定部とを兼ねている。
(3)上記実施形態ではバックアップ装置14が表面実装機1に設けられている場合を例に説明したが、バックアップ装置14は印刷機や塗布機に設けられてもよい。
(4)上記実施形態では基板Pの生産を開始する前や基板Pの生産を再開する前にバックアップピンのチェック処理を実行する場合を列に説明したが、バックアップピン21の立設時にバックアップピンのチェック処理を行ってもよい。例えば、作業者がバックアップピン21を1本立設する毎に正規の位置と比較し、正規の位置でない場合は警告を発してもよい。あるいは、全てのバックアップピン21の立設が完了した時に一括して判断し、正規の位置でないバックアップピン21がある場合は警告を発してもよい。このようにすると作業者は直ちにバックアップピン21の位置を修正することができるので、バックアップピン21が正規の位置に立設されていない状態で基板Pの生産が開始されてしまうことを抑制できる。
14…バックアップ装置、21…バックアップピン、21D…磁石(固定部の一例)、21E…導電性部材(導電性の部材の一例)、22…上部プレート(プレート、規制部の一例)、22A…ピン挿入穴(貫通穴の一例)、24…タッチパネル、30…制御部、60…液晶パネル(表示装置の一例)、127…シャッタプレート127(規制部、固定部の一例)

Claims (11)

  1. 基板をバックアップするバックアップ装置であって、
    複数のバックアップピンと、
    前記バックアップピンが挿入される複数の貫通穴を有する平板状のプレートと、
    前記プレートの下方に配されており、前記貫通穴に挿入された前記バックアップピンを検出するタッチパネルと、
    前記貫通穴に上方から挿入された前記バックアップピンの下端部が前記タッチパネルによって検出される位置範囲となるよう前記バックアップピンの下降を規制する規制部と、
    前記タッチパネルの検出結果を用いて前記バックアップピンに関する処理を実行する制御部と、
    を備える、バックアップ装置。
  2. 請求項1に記載のバックアップ装置であって、
    前記タッチパネルは接触式であり、
    前記位置範囲は、前記バックアップピンの下端部が前記タッチパネルに接触する位置範囲であって、且つ、前記バックアップピンから前記タッチパネルに一定以上の力がかからない位置範囲である、バックアップ装置。
  3. 請求項1に記載のバックアップ装置であって、
    前記タッチパネルは非接触式であり、
    前記位置範囲は、前記バックアップピンの下端部が前記タッチパネルに接触しない位置範囲である、バックアップ装置。
  4. 請求項2又は請求項3に記載のバックアップ装置であって、
    前記タッチパネルは静電容量式であり、
    前記バックアップピンの下端部に導電性の部材が設けられている、バックアップ装置。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載のバックアップ装置であって、
    前記位置範囲まで下降した前記バックアップピンの上下方向の位置を固定する固定部を備える、バックアップ装置。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載のバックアップ装置であって、
    前記制御部は、前記バックアップピンの立設時、基板の生産が開始される前、あるいは基板の生産が再開される前に、前記タッチパネルによって検出された位置と、前記バックアップピンが立設されるべき正規の位置を表す正規位置データによって表される正規の位置とを比較して、各前記バックアップピンが正規の位置に立設されているか否かを判断する、バックアップ装置。
  7. 請求項6に記載のバックアップ装置であって、
    前記制御部は、前記バックアップピンが正規の位置に立設されていない場合は警告を発する、バックアップ装置。
  8. 請求項1乃至請求項7のいずれか一項に記載のバックアップ装置であって、
    前記制御部は、前記タッチパネルによって検出された位置と、前記バックアップピンが立設されるべき正規の位置を表す正規位置データによって表される正規の位置とを比較して前記バックアップピンの傾きを検出する、バックアップ装置。
  9. 請求項8に記載のバックアップ装置であって、
    前記制御部は、前記バックアップピンが傾いている場合は警告を発する、バックアップ装置。
  10. 請求項6乃至請求項9のいずれか一項に記載のバックアップ装置であって、
    前記制御部は、前記タッチパネルによって検出された各前記バックアップピンの位置を表すデータを前記正規位置データとして作成する、バックアップ装置。
  11. 請求項1乃至請求項10のいずれか一項に記載のバックアップ装置であって、
    表示面が上を向く姿勢で前記タッチパネルの下方に配されている表示装置を備え、
    前記制御部は、前記バックアップピンが立設されるべき正規の位置を前記表示装置によって案内する、バックアップ装置。
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