JP6966164B2 - レーザ加工装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えばプリント基板のような被加工物にレーザを使用して穴あけ加工を行うためのレーザ加工装置に関するものである。
この種のレーザ加工装置においては、例えば特許文献1に開示されているように、レーザ発振器から発振されたレーザパルスが加工方向あるいは非加工方向に振り分けるための音響光学変調器(以下AOMと略す)等の種々の光学要素を経由してワークとなるプリント基板に照射されるようになっている。
最近のレーザ加工装置においては、高出力のレーザパルスが使用されるようになってきて、光学要素内部での熱吸収以外にも、空気中の粉塵やオイルミストが光学要素表面に付着して光学要素表面でのレーザ吸収率を増加させ、吸収されたレーザが熱に変わり光学要素の温度をさらに上昇させ、熱レンズ作用を増大させて加工品質を低下させる要因となっている。
特開2017-051987号公報
そこで本発明は、AOM等の光学要素を備えるレーザ加工装置において、空気中の粉塵等の付着による光学要素表面の温度上昇を抑え、加工品質を低下させないようにすることを目的とするものである。
本願において開示される発明のうち、代表的なレーザ加工装置は、少なくともレーザパルスを発振するレーザ発振器と当該レーザ発振器から出力されたレーザパルスを加工方向と非加工方向の二通りに分岐させるAOMとを収容するレーザ発生要素収容体と、少なくとも前記レーザ発生要素収容体から出力されたレーザパルスを被加工物での加工位置の方向に偏向するガルバノスキャナと当該ガルバノスキャナから出力されたレーザパルスを前記被加工物に照射する集光レンズとを収容する照射要素収容体であって前記レーザ発生収容体の下方に設けられたものと、前記レーザ発生要素収容体に設けられたレーザパルス出力窓から前記照射要素収容体に設けられたレーザパルス入力窓にレーザパルスを通過させるための筒であって前記レーザ発生要素収容体と前記照射要素収容体の間に取付けられているものと、レーザパルスを透過し前記照射要素収容体側から前記レーザ発生要素収容体側への前記筒を介しての粉塵等の侵入を止める粉塵遮蔽部材であって前記レーザ発生要素収容体の内側にのみ設けられたものと、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、AOM等の光学要素を備えるレーザ加工装置において、空気中の粉塵等の付着による光学要素表面の温度上昇を抑え、加工品質を低下させないようにすることができる。
本発明の一実施例となるレーザ加工装置の実装構造を示す図である。 本発明の一実施例となるレーザ加工装置のブロック図である。
本発明の一実施例について説明する。
図2は本発明の一実施例となるレーザ加工装置のブロック図であり、各構成要素や接続線は主に本実施例を説明するために必要と考えられるものを示し、レーザ加工装置として必要な全てを示している訳ではない。
図2において、1は図示しないテーブル上に載置された加工すべきプリント基板、2はレーザパルスL1を発振するレーザ発振器、3はレーザ発振器2から出力されたレーザパルスL1を加工方向と非加工方向の二通りに分岐させるAOM、4はAOM3において加工方向へ分岐されたレーザパルスL2を加工データに従ったプリント基板1の穴あけ位置の方向に偏向するガルバノスキャナ、5はガルバノスキャナ4からのレーザパルスL2をプリント基板1の穴あけ位置に照射するための集光(fθ)レンズ5である。6はAOM3において非加工方向へ分岐されたレーザパルスL3を吸収するダンパである。
7は装置全体の動作を制御するための全体制御部であり、その内部には、レーザ発振器2でのレーザパルスL1の発振を指令するためのレーザ発振指令信号Sを出力するレーザ発振制御部8、AOM3の動作を制御するためのAOM駆動信号Dを出力するAOM制御部9、ガルバノスキャナ4の駆動動作を制御するためのガルバノ制御信号Gを出力するガルバノ制御部10が設けられている。
全体制御部7はここで説明するもの以外の制御機能を有し、図示されていないブロックにも接続されている。全体制御部7は、例えばプログラム制御の処理装置を中心にして構成され、その中の各構成要素や接続線は、論理的なものも含むものとする。また各構成要素の一部は全体制御部7と別個に設けられていてもよい。
図1は図2に示したレーザ加工装置の実装構造を示す図であり、主に本実施例を説明するために必要と考えられるものを示してあり、レーザ加工装置として必要な全てを示している訳ではない。
図1において、図2と同じ番号のものは同じものを示している。11は主に加工用のレーザパルスを生成するための要素を収容したレーザ発生要素収容体である。この内部にはレーザ発振器2やAOM3が収容されていて、AOM3において加工方向へ分岐されたレーザパルスL2はレーザパルス出力窓12から出射されるようになっている。13はプリント基板1の穴あけ位置に照射するための要素を収容した照射要素収容体である。この内部にはガルバノスキャナ4や集光(fθ)レンズ5が収容されていて、レーザパルス出力窓12から出射されたレーザパルスL2をレーザパルス入力窓14から取り込むようになっている。
なお、ダンパ6は加工用のレーザパルスを生成するための要素ではないが、ここではレーザ発生要素収容体11に収容されている。
レーザパルス出力窓12とレーザパルス入力窓14との間には、レーザパルス出力窓12からレーザ発生要素収容体11へ、あるいはレーザパルス入力窓14から照射要素収容体13への空気中の粉塵等の進入を防ぐための筒15が取付けられている。レーザ発生要素収容体11は装置本体内に固定されているが、照射要素収容体13はプリント基板1に照射するレーザパルスL2の焦点を合わせるようにするためにZ方向に可動となっているので、筒15は伸縮自在の蛇腹状の構造体になっている。
照射要素収容体13は、保守の関係で必要な都度開口部分を作るので、わずかながら隙間が存在する構造体となっている。このため、空気中の粉塵等が隙間から照射要素収容体13に侵入してくる。
16は、レーザパルスL2を透過させる一方で、照射要素収容体13から筒15を介して侵入してくる空気中の粉塵等の侵入を止めるための粉塵遮蔽板である。この粉塵遮蔽板16は、レーザパルス出力窓12のレーザ発生要素収容体11の内側に取付けてある。この粉塵遮蔽板16の材料としては、例えばセレン化亜鉛を用いる。
以上の実施例によれば、レーザ発振器2やAOM3が収容されているレーザ発生要素収容体11への空気中の粉塵等の侵入を防ぐようになっているので、加工用のレーザパルスの生成系に存在する光学要素表面の空気中の粉塵等の付着による温度上昇を抑え、熱レンズ作用による加工品質の低下をさせないようにすることができる。
特に、エネルギーが大きいレーザ発振器2からのレーザパルスL1の入射面をもつAOM3での熱レンズ作用による影響は大きいが、ここの表面への粉塵等の付着を防ぐことができるので、高出力のレーザパルスを使用するレーザ加工装置においては、その効果が大きい。
また、粉塵遮蔽板16をレーザパルス出力窓12のレーザ発生要素収容体11の内側に設けて、粉塵遮蔽板16を照射要素収容体13から離しているので、照射要素収容体13に侵入した加工スパッタが粉塵遮蔽板16に付着しにくくなる。
以上、本発明を一実施例を主体に説明したが、実施例は本発明を理解しやすくするための例であり、実施例における構成要素などを種々置換したり、別の要素を付加することにより、各種の変形が可能であり、本発明は実施例に限定されるものではない。
例えば、上記実施例では粉塵遮蔽板16をレーザパルス出力窓12側に取付けているが、レーザパルス入力窓14側、あるいは筒15の途中に取付けてもよい。
また、上記実施例ではダンパ6をレーザ発生要素収容体11の内部に収容しているが、レーザ発生要素収容体11の外側に実装してあってもよい。
また、粉塵遮蔽板16の材料はセレン化亜鉛としたが、他の材料であってもよい。
1:プリント基板、2:レーザ発振器、3:AOM、4:ガルバノスキャナ、
5:集光レンズ、6:ダンパ、11:レーザ発生要素収容体、
12:レーザパルス出力窓、13:照射要素収容体、14:レーザパルス入力窓、
15:筒、16:粉塵遮蔽板、L1〜L3:レーザパルス

Claims (1)

  1. 少なくともレーザパルスを発振するレーザ発振器と当該レーザ発振器から出力されたレー
    ザパルスを加工方向と非加工方向の二通りに分岐させるAOMとを収容するレーザ発生要
    素収容体と、
    少なくとも前記レーザ発生要素収容体から出力されたレーザパルスを被加工物での加工位置の方向に偏向するガルバノスキャナと当該ガルバノスキャナから出力されたレーザパルスを前記被加工物に照射する集光レンズとを収容する照射要素収容体であって前記レーザ発生収容体の下方に設けられたものと、
    前記レーザ発生要素収容体に設けられたレーザパルス出力窓から前記照射要素収容体に設けられたレーザパルス入力窓にレーザパルスを通過させるための筒であって前記レーザ発生要素収容体と前記照射要素収容体の間に取付けられているものと、
    レーザパルスを透過し前記照射要素収容体側から前記レーザ発生要素収容体側への前記筒を介しての粉塵等の侵入を止める粉塵遮蔽部材であって前記レーザ発生要素収容体の内側にのみ設けられたものと、を備えることを特徴とするレーザ加工装置。
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