JP6960675B2 - 搾乳機のティートカップ接続構造 - Google Patents

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本発明は、搾乳の際に負圧源に接続されて用いられる搾乳用バケットと、該搾乳用バケットにミルクチューブを介して接続されるティートカップとを備え、治療乳頭や、他の乳頭から離れて位置して通常の搾乳ユニットが使えない乳頭について、搾乳をすることができる搾乳機のティートカップ接続構造に関する。
従来、搾乳用バケットを用いた搾乳システムとしては、真空源と、搾乳用バケットと、該搾乳用バケットに接続され手動で開閉可能な乳路遮断機構を備えた搾乳ユニットと、前記真空源に接続されて前記搾乳用バケットの上部に真空圧を導入する真空導入手段と、前記真空源からの真空圧の分配を受けて脈動真空圧を発生し搾乳ユニットに供給するパルセータを備え、前記真空導入手段はさらに真空源側へ向かって開く逆止弁を備える(特許文献1参照)ものが、本出願人によって提案されている。
この搾乳システムは、ティートカップによって搾られた乳牛などの生乳を搾乳用バケットで貯留するバケットミルカーの構成を備えるもので、4本のティートカップが接続されたミルククローが配されている。これによれば、治療乳頭や、他の乳頭から離れて位置する乳頭などの一つの乳頭を対象として、他の乳頭とは分離して搾乳を行う際には、4本のティートカップのうち1本のみを使用し、他の3本のティートカップは、接続チューブ部(ティートカップライナーのミルククローに接続される側へ延長されたショートミルクチューブ部)で折り曲げて真空源に連通する通路を遮断して使用しない状態とする方法をとる場合がある。
しかしながら、この4本のティートカップのうち1本のみを使用する場合では、その1本のティートカップのみが一つの乳頭に吸い付いた状態に装着されることになり、ミルククローや他の3本のティートカップを含む搾乳ユニットの重量がバランスの悪い状態で一つの乳頭に集中してかかることになる。このため、その一つの乳頭をバランスの悪い状態で強く引くことになって、その一つの乳頭に負担をかけることになってしまう。
また、従来、搾乳機のミルククローとしては、ミルククローの大部分を占めるミルク貯溜室の底面部に、クローダイヤフラムを介して低真空圧室を設け、ミルク貯溜室からミルクを排出する高真空圧区域内に略L字状のミルク流出管を設けて弁収容部へミルクを送出するように設けられ、ミルク流出管の入口開口部はクローダイヤフラムの上面に対向・当接可能な位置に設け、調圧隙間を構成させ、ミルク流出管の中間部はミルク貯溜室内の空間を通過して側面に開口し、ミルク流出経路の途中には開閉弁が設けられているもの(特許文献2参照)が、本出願人によって提案されている。
このようなミルククローでは、例えば乳牛用としては4本のティートカップが接続されるように設けられている。これを用いて、治療乳頭や、他の乳頭から離れて位置する乳頭などの一つの乳頭について分離して搾乳するためには、ミルククローに接続された4本のティートカップのうちの1本のティートカップについて、そのミルククローとの間に生乳を貯留する容器であるクォーターミルカー用バケットを接続し、その1本のティートカップを使用する方法(クォーターミルカーによる分離搾乳方法)をとる場合がある。なお、ミルククローとクォーターミルカー用バケットの間、及びそのクォーターミルカー用バケットと1本のティートカップの間は、それぞれがミルクチューブによって接続される。また、ミルククローに通常の状態で接続されている他の3本のティートカップについては、通常の方法で生乳の搾乳を行うことができる。
しかしながら、このクォーターミルカーでは、クォーターミルカー用バケットと1本のティートカップの間が、ミルクチューブによって接続されているため、そのチューブ通路が長くなってしまう。このようにミルクチューブによって細く長いチューブ通路が延長されると、ティートカップの乳頭への装着によって乳頭端を内包するティートカップライナーの先端部において、搾乳中に、その内圧の変動幅が大きくなってしまう。このように乳頭端にかかる内圧の変動が大きくなると、ドロップレッツ(ティートカップライナー内部の生乳の逆流)が発生し易くなり、搾乳効率を低下させてしまう。また、そのドロップレッツの発生によれば、乳頭端が真空状態のままで、ティートカップが離脱してしまうことがある。さらに、乳頭端にかかる内圧の変動が大きくなるため、その乳頭に負担をかけることになるという問題もある。
特開2011−217684号公報(第1頁) 特開2003−52259号公報(第1頁)
搾乳機のティートカップ接続構造に関して解決しようとする問題点は、従来のバケットミルカーを用いる構成では、ティートカップを、乳頭に負担とならないようにバランス良く装着することが難しいという点、また、従来のクォーターミルカーを用いる構成では、乳頭端を内包するティートカップライナーの先端部において、搾乳中に、その内圧の変動幅が大きくなり易くなるため、搾乳効率の低下やティートカップの離脱が起こり易くなり、その内圧の大きな変動が乳頭に負担をかけ易くなるという点にある。
そこで本発明の目的は、ティートカップを、乳頭に負担とならないようにバランス良く装着でき、ティートカップにおける乳頭端にかかる内圧の変動(搾乳中の真空度変動)を小さく安定化させることで搾乳効率を向上させてより適切に搾乳できる搾乳機のティートカップ接続構造を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するために次の構成を備える。
本発明に係る搾乳機のティートカップ接続構造の一形態によれば、搾乳の際に負圧源に接続されて用いられる搾乳用バケットと、該搾乳用バケットにミルクチューブを介して接続されるティートカップとを備える搾乳機のティートカップ接続構造であって、前記ティートカップと前記ミルクチューブの間に、搾乳中の真空度変動を抑制するバッファーが、1本の前記ティートカップについて一つが配されるように接続されている。
また、本発明に係る搾乳機のティートカップ接続構造の一形態によれば、前記ティートカップのティートカップシェル内のティートカップライナーの胴部から前記ティートカップシェル外へ連続して延長されて設けられているティートカップライナーの接続チューブ部と、該接続チューブ部に接続されるバッファーの入口部と、前記ミルクチューブに接続されるバッファーの出口部とが、直線的に配された状態に設けられていることを特徴とすることができる。
また、本発明に係る搾乳機のティートカップ接続構造の一形態によれば、前記バッファーに、前記負圧源との連通を開閉する開閉弁機構が設けられていることを特徴とすることができる。
また、本発明に係る搾乳機のティートカップ接続構造の一形態によれば、前記ティートカップのティートカップシェル内のティートカップライナーの胴部から前記ティートカップシェル外へ連続して延長されて設けられているティートカップライナーの接続チューブ部に、ブリードホールが設けられていることを特徴とすることができる。
また、本発明に係る搾乳機のティートカップ接続構造の一形態によれば、前記ティートカップと前記バッファーが透明部材によって設けられていることを特徴とすることができる。
本発明に係る搾乳機のティートカップ接続構造によれば、ティートカップを、乳頭に負担とならないようにバランス良く装着でき、ティートカップにおける乳頭端にかかる内圧の変動(搾乳中の真空度変動)を小さく安定化させることで搾乳効率を向上させてより適切に搾乳できるという特別有利な効果を奏する。
本発明に係る搾乳機のティートカップ接続構造の形態例であって、1本のティートカップがバッファー及びミルクチューブを介して搾乳用バケットに接続されている状態を示す側面図である。 本発明に係る搾乳機のティートカップ接続構造の形態例を示す正面図である。 本発明に係る搾乳機のティートカップ接続構造の形態例を示す断面図である。
以下、本発明に係る搾乳機のティートカップ接続構造の形態例を添付図面(図1〜3)に基づいて詳細に説明する。この搾乳機のティートカップ接続構造は、基本構成として、搾乳の際に負圧源11に接続されて用いられる搾乳用バケット10と、その搾乳用バケット10にミルクチューブ15を介して接続されるティートカップ20とを備える。なお、負圧源11としては、特に限定されないが、パイプミルカーの負圧源を、負圧源接続チューブ12に接続された既知の接続手段(図示せず)を介して接続することで利用することができる。
そして、本発明では、1本のティートカップ20とミルクチューブ15の間に、搾乳中の真空度変動を抑制するバッファー30が、1本のティートカップ20について一つが配されるように接続されている。本形態例のバッファー30では、真空吸引される流体の変動する流れを緩衝できるように、接続される生乳の上流側(入口側)及び下流側(出口側)のチューブ状の吸引流路よりも、大きな容積となるように吸引流路を拡大する形状に設けられた緩衝室33を備えている。すなわち、このバッファー30は、流路の容積が拡大される膨らみ部である緩衝室35を備え、その緩衝室35が介在することで生じる流路の拡大と縮小とによって、流体の流れを緩衝できる構成になっている。また、本形態例では、生乳が直線的に流れ出ることを防止して吸引流路を曲げることで緩衝できるように、生乳が流れ出るバッファー30の出口部32側の流路がL字状に形成されている。これによれば、吸引流路の形態を途中で拡大すると共に複雑化することができ、吸引される流体の流れを緩衝できるため、搾乳中の真空度変動を抑制することができる。
これによれば、ティートカップ20を、乳頭に負担とならないようにバランス良く装着でき、ティートカップ20における乳頭端にかかる内圧の変動(搾乳中の真空度変動)を小さく安定化させることで搾乳効率を向上させてより適切に搾乳できる。
すなわち、本発明では、バッファー30が、通常の搾乳ユニットの緩衝機能を有するミルククローと比較して小型軽量に設けられ、その一つのバッファー30を介して、1本のティートカップ20が、ミルクチューブ15に接続された形態であるため、軽くて重心が偏りにくく、ティートカップ20を乳頭に負担とならないようにバランス良く装着できる。そして、1本のティートカップ20に一つのバッファー30が接続されていることで、乳頭端を内包するティートカップライナー22の先端部において、その内圧の変動幅を小さく抑制できるため、ドロップレッツを防止して搾乳時間を短縮できることで搾乳効率の向上を図ることができると共に、ティートカップ20の離脱防止ができ、その内圧の変動が小さいため乳頭に負担をかけないという特別有利な効果を奏する。
また、本形態例では、ティートカップ20のティートカップシェル21内のティートカップライナー22の胴部22aからティートカップシェル21外へ連続して延長されて設けられているティートカップライナー22の接続チューブ部22bと、その接続チューブ部22bに接続されるバッファー30の入口部31と、ミルクチューブ15に接続されるバッファー30の出口部32とが、直線的に配された状態に設けられている。
すなわち、本形態例では、1本のティートカップ20とバッファー30とミルクチューブ15とが、搾乳作業を行う使用の際に、上下方向に直線的に配されている形態となっている。さらに具体的には、ティートカップライナー22の接続チューブ部22bの通路と、バッファー30の入口部31の通路とが、管状の軸芯を揃えて同心の状態で連続するように接続されていることで、直管同士の接続形態になっている。また、バッファー30の出口部32の通路と、搾乳用バケット10に接続されるミルクチューブ15の通路とが、管状の軸芯を揃えて同心の状態で連続するように接続されていることで、直管同士の接続形態になっている。
なお、本形態例では、ティートカップライナー22とミルクチューブ15は、伸縮性や柔軟性のあるゴム状やプラスチック状の材質で形成されており、硬質のプラスチックで形成されたバッファー30の入口部31と出口部32とが、それぞれの接続端部に圧入された状態で接続される形態になっている。この接続形態は、ティートカップライナー22とミルクチューブ15が、一般的なミルククローに接続される形態と同じであるが、これによれば、洗浄する際などの保守管理の際に、適宜に分解し易く、作業し易い構成になっている。
この1本のティートカップ20とバッファー30とミルクチューブ15の接続形態によれば、ミルクチューブ15がティートカップ20及びバッファー30の下方に直線的に重力による自然の形態でバランス良く垂下する形態となるため、乳頭に、負担とならないようにバランス良く装着できる。また、本形態例では、図1に示すように、ミルクチューブ15が、バッファー30から下方へ直線的に連続した後に、シンプルな曲げ形態によって配置されており、ティートカップ20を乳頭から素直に垂下できる形態になっている。このため、この接続形態によれば、従来のミルククローが接続されている搾乳ユニットの形態に比較して、バランスを取り易いと共に、外部からの力を、柔軟性のあるチューブの曲げによって捩れや曲がり癖が生じないようによりシンプルに吸収し易い形態であり、相乗効果的に、乳頭に負担をかけない形態になっている。
また、本形態例では、バッファー30に、負圧源11との連通を開閉する開閉弁機構40が設けられている。すなわち、バッファー30と開閉弁機構40とが、一体的に構成されており、コンパクトであって、操作し易い形態になっている。
本形態例の開閉弁機構40は、図3に示すように、次の構成を備える。
先ず、バッファー30の内側中央部(緩衝室33の中央部)に、バッファー30の出口部32から連続してL字に曲がって連通されて設けられたL字状通路A(図3の仮想線を参照)の先端の開口部35が、1本のティートカップ20とバッファー30とミルクチューブ15との接続方向とは直交する方向に開口されて設けられている。なお、これによれば、図3に示す乳流れ方向B(矢印)のように、流路を曲げることができ、前述のように搾乳中の真空度変動を抑制することができる。そして、この開口部35を開閉できるように対峙した位置に開閉弁41が位置し、開口部35を開閉する開閉方向に往復動可能に、開閉弁41の中央部後端側から延出された形態の軸部42が、バッファー30の緩衝室33の外壁を形成する蓋状部34に設けられた貫通孔34aに挿通されて支持されている。また、その開閉弁41の軸部42のバッファー30の外側に位置する端部には操作ボタン部43が固定され、その操作ボタン部43の内側面と蓋状部34の外側面との間にはスプリング45が配されている。
本形態例のスプリング45は、コイルバネによって構成されており、常時は、開口部35が開いた状態となるように、開閉弁41をその開口部35から離すように付勢しており、作業者が、そのスプリング45付勢力に抗して操作ボタン部43を押し込んだ際には、開閉弁41が開口部35を閉じるように移動し、開閉弁41が開口部35に吸着され、真空を遮断できるように構成されている。
この開閉弁機構40によれば、適切に真空を遮断することができ、搾乳作業が終了した際に、ティートカップ20を、乳頭に負担とならないように、その乳頭から適切に離脱させることができる。
ところで、従来のミルククローに複数のティートカップを接続した構成の搾乳ユニットでは、その全てのティートカップにかかる真空を遮断する開閉弁機構がミルククローに設けられている。このため、その従来の搾乳ユニットでは、ティートカップの1本ごとについて真空を遮断するには、そのティートカップライナーの接続チューブ部に形成された薄肉部を挟圧したり折り曲げたりする操作によって行うことができるが、そのティートカップの1本ごとの離脱操作は、コツが必要であって、必ずしも容易に行うことができるものではなかった。
これに対して、本形態例の開閉弁機構40は、1本のティートカップ20に、以上に説明した一つ開閉弁機構40が対応することになり、操作ボタン部43を押し込むだけの操作によって容易に行うことができ、確実且つ適切に真空を遮断し、一本のティートカップ20の離脱を好適に行うことができる。
また、本形態例の開閉弁機構40によれば、操作ボタン部43の押圧によって真空を遮断できるため、ティートカップライナー22の接続チューブ部22bに、折り曲げるなどの操作を行うための部位を設ける必要がなく、その接続チューブ部22bの寸法を短く設定できる。このように、接続チューブ部22bの寸法を短くできることで、***が低い位置にある場合にも、ティートカップ20を、乳頭に適切に垂下させた状態で、乳頭に負担をかけないように装着し易くなる。
また、本形態例では、ティートカップ20のティートカップシェル21内のティートカップライナー22の胴部22aからティートカップシェル21外へ連続して延長されて設けられているティートカップライナー22の接続チューブ部22bに、大気と連通するブリードホール50が設けられている。本形態例のブリードホール50は、シリコーンゴムによって形成されたティートカップライナー22の接続チューブ部22bに設けられた貫通孔に、補強のためにブリードホール50となる貫通孔が形成されたブッシュが圧入状態に嵌め込まれた構成によって設けられている。
これによれば、ブリードホール50が、バッファー30が設けられた位置よりも上部の搾乳がなされる部分の直下に設けられることになる。すなわち、生乳の吸引通路が、搾乳がなされる部分により近い位置で大気に連通されることになるため、搾乳された生乳が逆流することなく、よりスムースに流下できることになり、搾乳効率を向上させることができる。また、操作ボタン43を押し込み、開口部35より上流側の真空を遮断した際には、ブリードホール50によってティートカップライナー22内が大気に連通しているため、そのティートカップライナー22内の吸引力が減衰して消滅することになり、ティートカップ20を乳頭から離脱させやすくなる。
また、本形態例では、ティートカップ20とバッファー30が透明部材によって設けられている。これによれば、搾乳中の生乳の流れを監視して確認できるため、過搾乳防止、異常乳確認等に係る搾乳の状況を適切に把握でき、ティートカップの離脱のタイミングを適切に判断できるなど、安全性を向上できる。
また、本形態例では、1本のティートカップ20がバッファー30及びミルクチューブ15を介して搾乳用バケット10に接続されているが、本発明はこれに限定されるものはなく、複数本のティートカップ20が、それぞれのティートカップ20に一対一に対応するバッファー30やミルクチューブ15を介して搾乳用バケット10に接続される構成とすることも可能である。
また、本形態例では、パルセータ60が、搾乳用バケット10の蓋13の上に設けられていて、パルセータチューブ61によって、パルセータチューブ用の接続口21aに接続されている。なお、このパルセータ60の機能は、一般的な搾乳機のものと同様であり、説明を省略する。
また、このパルセータ60には、複数のパルセータチューブ61を接続できるように、パルセータ60の側に複数のパルセータチューブ用の接続口を設けてもよい。
さらに、ミルクチューブ15やパルセータチューブ61は、Y字管を介在させることで分岐することが可能であり、複数本のティートカップ20を接続できるように構成することも可能である。
以上に説明した搾乳機のティートカップ接続構造を備える分離搾乳ミルカー(図1参照)は、単独で使用するだけでなく、通常の搾乳ユニットと同時に使用することで、搾乳作業の効率を向上できる。また、この分離搾乳ミルカーによれば、一つの乳頭について、治療中などで検査するために他の乳頭とは分けて搾乳する場合、他の乳頭に比べて搾乳時間がかかる場合、他の乳頭から離れていて通常の搾乳ユニットではティートカップが届かない場合など、様々な使用目的に対応できる。また、この分離搾乳ミルカーは、パイプミルカーにセットして自動洗浄を行うこともできる構成になっている。
以上、本発明につき好適な形態例を挙げて種々説明してきたが、本発明はこの形態例に限定されるものではなく、例えば、乳牛の搾乳に限定されないで、他の哺乳動物の搾乳に適用できるなど、発明の精神を逸脱しない範囲内で多くの改変を施し得るのは勿論のことである。
10 搾乳用バケット
11 負圧源
12 負圧源接続チューブ
13 蓋
15 ミルクチューブ
20 ティートカップ
21 ティートカップシェル
21a パルセータチューブ用の接続口
22 ティートカップライナー
22a 胴部
22b 接続チューブ部
30 バッファー
31 入口部
32 出口部
33 緩衝室
34 蓋状部
34a 貫通孔
35 開口部
40 開閉弁機構
41 開閉弁
42 軸部
43 操作ボタン部
45 スプリング
50 ブリードホール
60 パルセータ
61 パルセータチューブ
A L字状通路
B 乳流れ方向

Claims (5)

  1. 搾乳の際に負圧源に接続されて用いられる搾乳用バケットと、該搾乳用バケットにミルクチューブを介して接続されるティートカップとを備える搾乳機のティートカップ接続構造であって、
    前記ティートカップと前記ミルクチューブの間に、搾乳中の真空度変動を抑制するバッファーが、1本の前記ティートカップについて一つが配されるように接続され
    前記ティートカップのティートカップシェル内のティートカップライナーの胴部から前記ティートカップシェル外へ連続して延長されて設けられているティートカップライナーの接続チューブ部と、該接続チューブ部に接続されるバッファーの入口部と、前記ミルクチューブに接続されるバッファーの出口部とが、直線的に配された状態に設けられていることを特徴とする搾乳機のティートカップ接続構造。
  2. 搾乳の際に負圧源に接続されて用いられる搾乳用バケットと、該搾乳用バケットにミルクチューブを介して接続されるティートカップとを備える搾乳機のティートカップ接続構造であって、
    前記ティートカップと前記ミルクチューブの間に、搾乳中の真空度変動を抑制するバッファーが、1本の前記ティートカップについて一つが配されるように接続され
    前記ティートカップのティートカップシェル内のティートカップライナーの胴部から前記ティートカップシェル外へ連続して延長されて設けられているティートカップライナーの接続チューブ部に、ブリードホールが設けられていることを特徴とする搾乳機のティートカップ接続構造。
  3. 前記ティートカップのティートカップシェル内のティートカップライナーの胴部から前記ティートカップシェル外へ連続して延長されて設けられているティートカップライナーの接続チューブ部に、ブリードホールが設けられていることを特徴とする請求項1記載の搾乳機のティートカップ接続構造。
  4. 前記バッファーに、前記負圧源との連通を開閉する開閉弁機構が設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の搾乳機のティートカップ接続構造。
  5. 前記ティートカップと前記バッファーが透明部材によって設けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の搾乳機のティートカップ接続構造。
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