JP6960228B2 - ロールスクリーン及びサイドカバー - Google Patents

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Description

本発明は、巻取パイプによりスクリーンを巻き取り又は巻き戻してスクリーンを昇降可能とするロールスクリーン、及び遮蔽材の開閉を可能とする遮蔽装置用のサイドカバーに関する。
従来、遮蔽材の開閉を可能とする遮蔽装置として、ロールスクリーンや横型ブラインド、たくし上げカーテン、プリーツスクリーン等がある。
例えば、ロールスクリーンは、天井面や壁面等の取付面に対してブラケットを介して取着された取付フレームにより支持部材(サイドブラケット)を介して巻取パイプを支持し、スクリーンの上縁部を巻取パイプに取着して垂下させ、巻取パイプによってスクリーンの巻き取り又は巻き戻しを行うことにより室内への採光量を調節可能に構成される。
一般的なロールスクリーンでは、取付フレームの両端に支持部材(サイドブラケット)が固定され、左右両側の支持部材間に円筒状の巻取パイプが回転可能に支持される。
ところで、取付フレームと巻取パイプとの間の隙間を防止するため、巻取パイプの前方にカバー材を配置するよう構成したロールスクリーンが開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2016−199986号公報
前述したように、特許文献1には、取付フレームと巻取パイプとの間の隙間を防止するため、巻取パイプの前方にカバー材を配置するよう構成したロールスクリーンが開示されている。
しかしながら、より快適性の高い優れた遮蔽装置が求められている。
本発明の目的は、上述の問題に鑑みて、より快適性の高い優れたロールスクリーン、及び遮蔽材の開閉を可能とする遮蔽装置用のサイドカバーを提供することにある。
本発明者らは、上述した事情に鑑みて鋭意検討を行ったところ、サイドカバーに改善の余地があることに気がつき、ロールスクリーン等の遮蔽装置用の新たなサイドカバーを発明した。
本発明による第1態様のロールスクリーンは、スクリーンを昇降可能とするロールスクリーンであって、前記スクリーンを巻き取り、或いは巻き戻し可能とする巻取パイプを支持する支持部材と、前記支持部材を覆うサイドカバーと、前記ロールスクリーンの正面にて前記支持部材を固定する取付フレームに対し固定又は可動に設置されるフィンと、を備え、前記サイドカバー前記フィンにおける所定の基本姿勢時の前記支持部材から前方に突出する部位と前記支持部材の前後幅とを含む幅より大きい前後幅を有することを特徴とする。
これにより、より快適性の高い優れたロールスクリーンを構成し、支持部材から突出するようなフィンの側端部からの光漏れを防止する効果を得るとともに、意匠性の向上を図ることができる。
更に、本発明による第2態様のロールスクリーンは、スクリーンを昇降可能とするロールスクリーンであって、前記スクリーンを巻き取り、或いは巻き戻し可能とする巻取パイプを支持する支持部材と、前記支持部材を覆うサイドカバーと、を備え、前記サイドカバーは、当該支持部材の前後幅より大きい前後幅を有するとともに、前記支持部材の後縁部より突出させて、前記ロールスクリーンの後方と壁面との隙間から生じる光漏れを抑制するよう当該隙間を少なくとも部分的に覆うことが可能な形状を有し、当該支持部材に対し固定係合し、或いは天井面及び壁面に対し非衝突とする範囲で回動又は少なくとも前後方向にスライド移動可能に係合して支持されていることを特徴とする。
これにより、より快適性の高い優れたロールスクリーンを構成し、簡易な構成で設置場所の形状に適合させて、好適には設置場所の形状に適合するよう調整可能となり、ロールスクリーンの後方と壁面との隙間から生じる光漏れを防止する効果を得るとともに、意匠性の向上を図ることができる。
また、本発明による第態様のロールスクリーンスクリーンを昇降可能とするロールスクリーンであって、前記スクリーンを巻き取り、或いは巻き戻し可能とする巻取パイプを支持する支持部材と、前記支持部材を覆うサイドカバーと、前記ロールスクリーンの正面にて固定又は可動に設置されるフィンと、を備え、前記サイドカバーの前後幅が、支持部材の前後幅より大きく、前記サイドカバーが、当該固定又は所定の可動範囲にあるフィンの側端部を覆う形状を有し、前記フィンは、前記支持部材の範囲外となる前記巻取パイプの前方に位置するよう構成され、前記サイドカバーは、前記巻取パイプと前記支持部材との間の隙間を防止可能に構成されていることを特徴とする。
これにより、支持部材から突出するようなフィンの側端部からの光漏れをも防止する効果を得るとともに、意匠性の向上を図ることができる。
更に、本発明による第態様のロールスクリーンは、スクリーンを昇降可能とするロールスクリーンであって、当該ロールスクリーンの正面に載置されるフィンと、前記スクリーンを巻き取り、或いは巻き戻し可能とする巻取パイプを支持する支持部材と、前記支持部材を覆うサイドカバーと、を備え、前記サイドカバーは、前記支持部材の後縁部より突出させて、前記ロールスクリーンの後方と壁面との隙間から生じる光漏れを抑制するよう当該隙間を少なくとも部分的に覆うことが可能な形状を有し、前記フィンとは独立して天井面及び壁面に対し非衝突とする範囲で回動又は少なくとも前後方向にスライド移動可能に前記支持部材に支持されていることを特徴とする。
これにより、より快適性の高い優れたロールスクリーンを構成し、ロールスクリーンの後方と壁面との隙間から生じる光漏れを防止する効果を得るとともに意匠性の向上を図ることができる。
更に、本発明による第1態様のサイドカバーは、正面にフィンが固定又は可動に載置されている遮蔽装置に設けられるサイドカバーであって、前記フィンにおける所定の基本姿勢時の前記枠体から前方に突出する部位と前記枠体の前後幅とを含む幅より大きい前後幅を有することを特徴とする。
これにより、より快適性の高い優れた遮蔽装置を構成することができ、遮蔽装置から突出するようなフィンの側端部からの光漏れを防止する効果を得るとともに、意匠性の向上を図ることができる。
更に、本発明による第2態様のサイドカバーは、当該遮蔽装置の枠体の前後幅より大きい前後幅を有するとともに前記遮蔽装置の後方から突出させて、前記遮蔽装置の後方と壁面との隙間から生じる光漏れを抑制するよう当該隙間を少なくとも部分的に覆うことが可能な形状を有し、当該遮蔽装置の枠体に対し固定係合し、或いは天井面及び壁面に対して非衝突とする範囲で回動又は少なくとも前後方向にスライド移動可能に係合して支持させることを特徴とする。
これにより、より快適性の高い優れた遮蔽装置を構成することができ、簡易な構成で設置場所の形状に適合させて、好適には設置場所の形状に適合するよう調整可能となり、遮蔽装置の後方と壁面との隙間から生じる光漏れを防止する効果を得るとともに、意匠性の向上を図ることができる。
更に、本発明による第態様のサイドカバーにおいて、前記サイドカバー、当該遮蔽装置の正面に載置されるフィンの位置規制機能を有することを特徴とする。
これにより、より快適性の高い優れた遮蔽装置を構成することができ、正面及び側面からは光漏れを防止する効果を得ることができるとともに、フィンの取付による意匠性及びその品質を向上させることができる。
また、本発明による第態様のサイドカバーにおいて、前記フィンに取着される生地の横ずれ防止機能を更に有することを特徴とする。
これにより、更に意匠性を向上させ、フィンに取着される生地を安定保持させることができる。
また、本発明による第態様のサイドカバーにおいて、前記壁面の形状に適合させた段差形状を有することを特徴とする。
これにより、より確実に設置場所の形状に適合させて、側面からの光漏れを防止する効果を得ることができる。
本発明によれば、より快適性の高い優れた遮蔽装置を構成することができる。特に、遮蔽装置の後方と壁面との間における隙間における光漏れを抑制し、尚且つその意匠性を向上させることができる。
本発明による一実施形態の遮蔽装置としてのロールスクリーンの概略構成を示す正面図である。 本発明による一実施形態の遮蔽装置としてのロールスクリーンにおけるフィンの構成例を示す側面図である。 (a),(b)は、それぞれ本発明による一実施形態の遮蔽装置としてのロールスクリーンにおけるフィンの動作を説明する側面図である。 (a),(b),(c)は、それぞれ本発明による一実施形態の遮蔽装置としてのロールスクリーンにおけるフィンの動作例を個別に説明する側面図である。 (a),(b),(c)は、それぞれフィンを別の実施形態の遮蔽装置としてのロールスクリーンに適用した際の構成を示すとともにそのフィンの動作を説明する側面図である。 (a),(b)は、それぞれ本発明による実施例1のサイドカバーの周辺構成を部分的に示す斜視図と、そのサイドカバーの組み付け位置を示す斜視図である。 (a),(b)は、それぞれ本発明による実施例2のサイドカバーの周辺構成を部分的に示す斜視図と、そのサイドカバーの組み付け位置を示す斜視図である。 (a),(b)は、天井面又は壁面に一実施形態の遮蔽装置としてのロールスクリーンを設置した際に生じる当該遮蔽装置の後方と壁面との間の隙間を考慮して設けられる本発明に係るサイドカバーの前後幅に関して、それぞれフィン有り時とフィン無し時における概略的なサイドカバーのサイズ例を示す側面図である。 (a),(b)は、それぞれ本発明による実施例3のサイドカバーの周辺構成を部分的に示す斜視図と、そのサイドカバーの組み付け位置を示す斜視図である。 (a),(b)は、それぞれ本発明による実施例4のサイドカバーの周辺構成を部分的に示す斜視図と、そのサイドカバーの組み付け位置を示す斜視図である。 (a),(b)は、それぞれ本発明による実施例5のサイドカバーの周辺構成を部分的に示す斜視図と、そのサイドカバーの組み付け位置を示す斜視図である。 (a),(b)は、それぞれ本発明による実施例6のサイドカバーの周辺構成を部分的に示す斜視図と、そのサイドカバーの組み付け位置を示す斜視図である。
以下、図面を参照して、本発明による一実施形態の遮蔽装置としてのロールスクリーン1を説明する。尚、本願明細書中、図1に示すロールスクリーン1の正面図に対して、図示上方及び図示下方をスクリーン4の吊り下げ方向に準じてそれぞれ上方向(又は上側)及び下方向(又は下側)と定義し、図示左方向をロールスクリーン1の左側、及び、図示右方向をロールスクリーン1の右側と定義して説明する。また、以下に説明する例では、図1に示すロールスクリーン1の正面図に対して、視認する側を前側(又は室内側)、その反対側を後側(又は室外側)とする。
(全体構成)
まず、図1を参照して、本発明による一実施形態の遮蔽装置としてのロールスクリーン1の構成を説明する。図1は、本発明に係るロールスクリーン1の概略構成を示す正面図である。
図1に示すロールスクリーン1では、取付フレーム2の両端に支持部材2a,2bが固定され、その支持部材2a,2bには軸部材(図示せず)が固定されており、この軸部材から延びる固定軸(図示せず)によって、支持部材2a,2b間に円筒状の巻取パイプ3が回転可能に支持される。取付フレーム2は、ブラケット6により天井面又は壁面の取着面に固定される。各支持部材2a,2bは、それぞれサイドカバー10a,10b(総括して「サイドカバー10」と称する)によって覆われ、特に、後述するが側面視した際の意匠性を向上させている。
巻取パイプ3の右端部には操作プーリー(図示せず)が設けられ、この操作プーリーに掛回される無端状の操作コード7が垂下されている。本例では、この操作コード7をボールチェーンで構成し、このボールチェーンが掛回される当該操作プーリーの表面を、そのボールチェーンのボール部に適合する形状の凹凸を有するように構成している。そして、操作コード7の操作により巻取パイプ3を回転操作可能としている。尚、操作コード7を紐状とし、この操作コード7が掛回される当該操作プーリーの表面を高摩擦性の表面形状としてもよい。
巻取パイプ3は、スクリーン4の一端を取着してスクリーン4を巻き取り、又は巻き戻し可能に吊下支持している。スクリーン4の他端は、錘部材として機能するウェイトバー5に取着されている。従って、スクリーン4はウェイトバー5の重量に基づいて張設される。尚、本実施形態の例では、スクリーン4は巻取パイプ3の室外側から垂下されている。
そして、操作コード7を操作して巻取パイプ3をスクリーン巻取り方向へ回転させるとウェイトバー5が上昇し、巻取パイプ3をスクリーン巻戻し方向へ回転させるとウェイトバー5が下降する。
また、本例では、巻取パイプ3内において、その左端側にはスクリーン4の巻上時の操作力を軽減するスプリングモーター、右端側にはスクリーン4の自重降下を防止するストッパー装置等が収容されている(図示せず)。
ここで、本発明に係るロールスクリーン1では、所定の生地13を容易に取着可能とした構造を有するフィン9が、取付フレーム2の前側(正面側)に取着され、巻取パイプ3と取付フレーム2との間で生じる隙間からの光漏れ等を効果的に遮蔽するようになっている。
(フィンの構成)
図2には、本実施形態のロールスクリーン1における一実施例のフィン9の構成を示している。図2に示すように、取付フレーム2の正面側に設けられている軸受部20にフィン9の軸部91が係合しており、これによりフィン9は、取付フレーム2の前側(正面側)で所定の範囲内で回動可能に支持される。
フィン9は、全体として略L字状の断面形状を有しており、取付フレーム2の前側(正面側)で回動可能に係止される。フィン9は遮光性の高い合成樹脂やアルミニウム等により形成するのが好適であるが、本例のように生地13を取着する場合には透明又は半透明の合成樹脂とすることもできる。
そして、フィン9の左右方向幅は、取付フレーム2の左右方向幅と略同一の長さを有し、より正確には取付フレーム2の左右方向幅よりもわずかに短い構成となっており、例えばフィン9が合成樹脂で形成されているときに熱膨張等で左右方向幅が変化しても、スムーズに回動可能に係止されるようになっている。
取付フレーム2の正面下方には、その長手方向に延在する略C字断面形状の軸受部20が形成されている。この軸受部20にフィン9の軸部91が係合しており、これによりフィン9は、取付フレーム2の背面側で回動可能に支持される。取付フレーム2の長手方向の両端部には支持部材2a,2bが取着されている。
尚、支持部材2a,2bは、同一形状で構成され、取付フレーム2の軸受部20の略C字断面形状とほぼ合致する大きさの切欠き(図示せず)が設けられている。この切欠きは、支持部材2a,2bを取付フレーム2へ固定した後で、フィン9の軸部91を左右方向からスライドさせて軸受部20に挿入して支持可能にするために設けられる。そして、フィン9をスライドさせて取り外し可能とし、このスライド以外は取り外し不可としてフィン9に外力が加わっても取付フレーム2から外れないようになっている。
ただし、本実施形態のロールスクリーン1では、各支持部材2a,2bは、それぞれサイドカバー10a,10bによって覆われる。このため、サイドカバー10a,10bは、フィン9の回動時にも、フィン9の左右方向のスライドを抑制しフィン9の位置を規制する機能を持つ。
図2に示すように、取付フレーム2の正面下方には、その長手方向に延在する略C字断面形状の軸受部20が形成されている。より具体的には、軸受部20は、取付フレーム2の底部から上方に延びる回動規制片20aの先端に折曲軸20fを形成し、フィン9の軸部91を支持可能にしている。回動規制片20aは、フィン9の下方への回動を規制する機能を有する。また、取付フレーム2の背面における軸受部20の上方には、フィン9の上方への回動を規制する回動規制片20bが形成されている。図示する例では、回動規制片20aは取付フレーム2の本体正面から前方に突出する略C字状で形成され、回動規制片20bは後方に突出する略板状で形成されている。そして、フィン9の軸部91が軸受部20に係止されている状態では、フィン9の上下方向への回動が規制され、フィン9をどのように回動させても背面方向へ軸受部20から外れないようになっている。
フィン9は、その概略構成として、先端に略C字状の軸部91を有し取付フレーム2の前側面から前方へ所定長さで屈曲して突出する支持板部93と、この支持板部93から下方へ所定長さで延びる遮蔽板部94とにより、全体として略L字状の断面形状を有し、スクリーン4(或いは後述するウェイトバー5)との干渉による衝突力や接触音を回避又は緩和するよう複曲面形状の部材(本例では単一部材だが、複合部材でもよい)で形成されている。
より具体的には、支持板部93は概ね略L字状に屈曲した形状を有し、その先端に略C字状の軸部91が形成されている。軸部91は軸受部20における折曲軸20fによって回動可能に係止される部位である。軸部91の先端は鋭角に屈折した略鉤形状で形成され、軸受部20に対して空間的余裕を持たせた状態で係合させることで、フィン9が軸受部20から外れにくくするとともに、フィン9の回動自由度を高めている。
一方、このように回動自由度を高めた態様でフィン9の軸部91を軸受部20に係止させると、フィン9と回動規制片20bの回動干渉により不快な干渉音(接触音)を生じさせることから、軸部91には、厚みを変化させ回動範囲で肉厚を持たせた曲部92を形成している。
また、支持板部93の先端に設けられる軸部91の付け根近傍には、当接部97が形成されている。当接部97は、詳細は後述するが回動規制片20bと当接することで、フィン9の上方への回動を規制する部位である。
このような軸部91の形状とすることで、フィン9が軸受部20から外れにくくするとともに、ガタツキを抑制してその干渉音を軽減させつつフィン9の回動を許容するものとなっている。これにより、当接部97と回動規制片20bとの回動干渉に起因する不快な干渉音(接触音)も無視できるほど軽減させることができる。
また、支持板部93の先端に設けられている軸部91の下方には、突起部98が形成されており、突起部98は軸部91と並んで支持板部93から突出している。突起部98は、詳細は後述するが、取付フレーム2における軸受部20の回動規制片20aと当接する位置でフィン9の下方への回動を規制する部位である。特に、突起部98の先端は図示するように凹凸段差を持つ形状で構成され、回動規制片20aとの当接時の接触音や衝突力を緩和するよう作用する機能を持たせている。尚、本例の突起部98は支持板部93の左右方向へ延在して突出するよう形成されているが、支持板部93の左右方向へ部分的に突出する形態でもよい。
そして、この支持板部93から下方へ延びる遮蔽板部94の下端には、曲面形状の干渉緩和部95が形成されている。干渉緩和部95は、スクリーン4(或いは後述する実施形態ではウェイトバー5)との接触が有るときでも、その接触音や衝突力を緩和するようスクリーン4(又はウェイトバー5)から遠ざかる方向に反り返る形状を有する。
また、遮蔽板部94の前面上端及び下端には、それぞれ略鉤断面形状で突出する突起片96a,96bが設けられ、生地13の上端及び下端を係合させる凹部を形成している。特に、遮蔽板部94の前面上端には、突起片96aの内側に位置する爪部99が形成されており、突起片96a及び爪部99は生地押さえとして機能する掴持手段として構成される。一方、遮蔽板部94の前面下端における突起片96bは、生地13のバタツキを抑えるための部位であり、バタツキを抑制且つ圧接しない凹部が形成される。
図3(a),(b)は、本実施形態のロールスクリーン1における一実施例のフィン9の動作を説明する側面図であり、特に、図3(a)にはフィン9の下側回動規制に関して、図3(b)にはフィン9の上側回動規制に関して図示している。
図3(a)に示すように、支持板部93の先端に設けられている軸部91の下方には、突起部98が形成されており、突起部98は軸部91と並んで支持板部93から突出している。フィン9は、軸部91により軸受部20における折曲軸20fによって回動可能に係止される。フィン9に設けられる突起部98は、取付フレーム2における軸受部20の回動規制片20aと当接する位置でフィン9の下方への回動を規制する機能を有する。このとき、フィン9は、その基本姿勢として、フィン9の遮蔽板部94の長手方向が取付フレーム2の前後方向に対しほぼ垂直(鉛直方向への垂下)になるように規制されている。このように、フィン9をロールスクリーン1の取付フレーム2に取り付けたときの基本姿勢としてフィン9の遮蔽板部94の長手方向が取付フレーム2の前後方向に対しほぼ垂直(鉛直方向への垂下)となるため、その意匠性を向上させている。
また、図3(b)に示すように、フィン9に設けられる軸部91の付け根近傍には、当接部97が形成されている。当接部97は、当該基本姿勢からフィン9が回動した際に回動規制片20bと当接することでフィン9の上方への回動を規制する部位である。これにより、フィン9がブラケット6やその取付面に対し非当接となるようになっている。このように、フィン9をロールスクリーン1の取付フレーム2に取り付けた場合の操作性を損なうことなく、その品質を維持することができる。
そして、フィン9には、遮蔽板部94の前面上端及び下端に、それぞれ略鉤断面形状で突出する突起片96a,96bが設けられ、生地13の上端及び下端を係合させる凹部を形成している。特に、遮蔽板部94の前面上端には、突起片96aの内側に爪部99が形成されており、突起片96a及び爪部99は生地押さえとして機能する掴持手段として構成される。一方、遮蔽板部94の前面下端における突起片96bは、生地13のバタツキを抑えるための部位であり、バタツキを抑制且つ圧接しない凹部が形成される。
このように、フィン9は、生地13の上端のみを係着させる構造とすることで、生地13に撓みを生じさせることなく容易に取り付けることができる。
図4(a),(b),(c)は、それぞれ本実施形態のロールスクリーン1における一実施例のフィン9の動作例を個別に説明する側面図である。
図4(a)に示すように、本実施例のフィン9は、取付フレーム2の前側面から前方へ長さaで屈曲して突出する支持板部93と、支持板部93から下方へ長さbで延びる遮蔽板部94とにより、全体として略L字状の断面形状を有している。
遮蔽板部94の長さbは、取付フレーム2と巻取パイプ3との間の隙間から生じる光漏れを防ぐ長さで形成されている。支持板部93の長さaは、操作コード7の操作に悪影響を与えない範囲に設定されている。仮に、本実施例のフィン9に操作コード7が接触するように操作する場合でも、フィン9は回動するため操作負担を生じさせないようになっている。
また、図4(b)に示すように、本実施例のフィン9を、スクリーン4の最大巻取径Sが比較的小さいロールスクリーン1に適用する場合では、スクリーン4とフィン9とが接触することが無く、その基本姿勢として、フィン9の遮蔽板部94の長手方向が取付フレーム2の前後方向に対しほぼ垂直な状態(鉛直方向への垂下となる状態)を維持しつつ遮光機能を保持できる。
一方、図4(c)に示すように、本実施例のフィン9を、スクリーン4の最大巻取径Sが比較的大きいロールスクリーン1に適用する場合では、スクリーン4とフィン9とが接触する場合でも、スクリーン4の巻太りに倣ってフィン9を回動させることができ、その遮光機能を保持できる。
また、図5(a),(b),(c)には、フィン9を別の実施形態のロールスクリーン1に適用した際の構成を示している。
図5(a)に示す例では、本実施例のフィン9側に巻取パイプ3からスクリーン4を垂下し、フィン9と巻取パイプ3との間にウェイトバー5が位置する例である。このような場合、本実施例のフィン9には、支持板部93から下方へ延びる遮蔽板部94の下端に曲面形状の干渉緩和部95が形成されているため、ウェイトバー5との干渉で引っ掛かりを生じることがない。
また、図5(b)に示すように、ウェイトバー5の上限位置が取付フレーム2へ当接する位置に設定されている場合でも、フィン9における干渉緩和部95から遮蔽板部94にかけてウェイトバー5がスムーズに移動してフィン9が回動するため、その操作性を損ねることが無い。また、図3(b)を参照して説明したように、フィン9に設けられる軸部91の付け根近傍には、当接部97が形成されており、当接部97は、当該基本姿勢からフィン9が回動した際に回動規制片20bと当接することでフィン9の上方への回動を規制している。これにより、フィン9がブラケット6やその取付面に対し非当接となり、ウェイトバー5の衝突でフィン9が破損するおそれもない。従って、フィン9をロールスクリーン1の取付フレーム2に取り付けた場合の操作性を損なうことなく、その品質を維持することができる。
また、図5(c)に示すように、フィン9の遮蔽板部94の長手方向が取付フレーム2の前後方向に対しほぼ垂直な状態(鉛直方向への垂下となる状態)となる基本姿勢を常に維持させたい場合には、操作コード7上に取着した移動制限部材12の位置を調整することで、この移動制限部材12により操作プーリー8等に当接させてその回転を停止させ、ウェイトバー5の上限位置を定めることができる。これにより、フィン9がブラケット6やその取付面に対し非当接となり、ウェイトバー5の衝突でフィン9が破損するおそれもない。そして、常時、フィン9の遮蔽板部94の長手方向が取付フレーム2の前後方向に対しほぼ垂直な状態(鉛直方向への垂下となる状態)となる基本姿勢を維持させることができ、その意匠性及び品質を維持することができる。
従って、フィン9は、種々のロールスクリーン1の取付フレーム2に取り付けることが可能であり、尚且つその操作性や品質、或いは意匠性に悪影響を及ぼすことが無いものとなっている。
また、このようなフィン9は、ロールスクリーン以外にも枠体の下方の遮光性や遮風性を高める用途に利用できる。また、フィン9に生地13を取着することで、正面視の意匠性をより向上させることができる。
ただし、フィン9の設置でロールスクリーン1の正面視の意匠性を向上させることができても、側面視した場合、フィン9があることで却って側面視の意匠性を損なう結果となることがある。また、フィン9に生地13を取着する場合にも、物流時や操作時、或いは経時的な理由等でその生地ずれが生じ意匠性を損なうことがあり、この生地ずれを抑制する必要がある。
そこで、本発明に遮蔽装置として構成されるロールスクリーン1では、図1に示すように、フィン9の右側に位置する支持部材2aにはサイドカバー10aを設け、フィン9の左側に位置する支持部材2bにはサイドカバー10bを設けることとしている。サイドカバー10aとサイドカバー10bは、互いに対称形状をしているが同一構造であることから、区別する必要が無いときは総括してサイドカバー10と称する。
ここで、サイドカバー10は、上述したフィン9の機能を損なうことなく、むしろ向上させ、尚且つ側方からの光漏れを抑制し、更には側面視した場合の意匠性を向上させるよう構成されている。
以下、図面を参照して各実施例のサイドカバー10を順に説明する。
(実施例1のサイドカバー)
図6(a),(b)は、それぞれ本発明による実施例1のサイドカバー10aの周辺構成を部分的に示す斜視図と、そのサイドカバー10aの組み付け位置を示す斜視図である。
まず、図6(a)に示すように、実施例1のサイドカバー10は、基本姿勢時のフィン9の側端部を覆う略平板状の部位110と、支持部材2a(又は2b)の側面の全部(ただし支持部材2a(又は2b)の一部が露出してもよい)を覆う部位120とが連なる形状を有している。
そして、図6(b)に示すように、実施例1のサイドカバー10は、部位120のみが支持部材2aの側面と係合して固定され、部位110はフィン9や支持部材2aとは係合しないものとなっている。
このため、図6(a)に示す外観は、図6(b)にて理解されるように、サイドカバー10(10a)が無いときを想定したきの外観と比較して、側面視した際の意匠性が著しく向上する。また、フィン9と支持部材2a(又は2b)や巻取パイプ3との間の側方の隙間から生じる光漏れを抑制することができる。
また、実施例1のサイドカバー10は、フィン9の回動を妨げることがなく、フィン9の回動時にも、フィン9の左右方向のスライドを抑制しフィン9の位置を規制する機能を持つ。また、実施例1のサイドカバー10は、フィン9に生地13が取着されるときに、その生地13の横ずれを防止する機能を持つようになる。
(実施例2のサイドカバー)
図7(a),(b)は、それぞれ本発明による実施例2のサイドカバー10aの周辺構成を部分的に示す斜視図と、そのサイドカバー10aの組み付け位置を示す斜視図である。尚、同様な構成要素には同一の参照番号を付している。
図7に示す実施例2のサイドカバー10についても、基本姿勢時のフィン9の側端部を覆う略平板状の部位110と、支持部材2a(又は2b)の側面の全部(ただし支持部材2a(又は2b)の一部が露出してもよい)を覆う部位120とが連なる形状を有している。そして、図7(b)に示すように、部位120のみが支持部材2aの側面と係合して固定され、部位110はフィン9や支持部材2aとは係合しないものとなっている。
ただし、図7に示す実施例2のサイドカバー10では、フィン9が当該基本姿勢から所定の回動角度θaで回動した場合でも、部位110がフィン9の側端部を覆うことができるようにしている。このフィン9の回動角度θaは、上述した基本姿勢からの最大回動角度をθとすると、フィン9の実用上の回動角度とすればよい(0<θa≦θ)。
従って、実施例2のサイドカバー10は、図6に示す実施例1の利点を全て包含している。そして、実施例2のサイドカバー10では、フィン9が当該基本姿勢から所定の回動角度θaで回動した場合でも、部位110がフィン9の側端部を覆うことができるため、フィン9と支持部材2a(又は2b)や巻取パイプ3との間の側方の隙間から生じる光漏れを、より抑制させることができる。
ところで、遮蔽装置として構成されるロールスクリーン1の前方に、フィン9を設けるか否かに関わらず、当該遮蔽装置を天井面又は壁面に固定すると、その遮蔽装置の後方と壁面との間に隙間ができる。特に、ロールスクリーン1の場合では、スクリーン4の巻太りを考量して設置されるため、ロールスクリーン1の後方と壁面との間に隙間ができる。このため、その隙間からも光漏れが生じるのを抑制し、その隙間に関する側面視の意匠性を更に向上させることが望ましい。
即ち、図8(a)に示すように、天井面又は壁面に一実施形態の遮蔽装置としてのロールスクリーン1を設置した際に、フィン9の側端部を覆うだけでなく、その遮蔽装置の後方と壁面との間の隙間をも考慮して、遮蔽装置の枠体(本例では、取付フレーム2やサイドカバー10)の前後幅w2を支持部材2a(又は2b)の前後幅w1よりも大きくすることが好ましい。
また、フィン9を設けていない遮蔽装置についても、図8(b)に示すように、天井面又は壁面に一実施形態の遮蔽装置としてのロールスクリーン1を設置した際に、その遮蔽装置の後方と壁面との間の隙間をも考慮して、遮蔽装置の枠体(本例では、取付フレーム2やサイドカバー10)の前後幅w2を支持部材2a(又は2b)の前後幅w1よりも大きくすることが好ましい。
尚、遮蔽装置の後方の壁面Wから窓枠WFが突出しているような場合に、その窓枠WFを避け、できる限りサイドカバー10の後縁部を壁面Wに対し近付けて、遮蔽装置を設置することが好ましいが、その窓枠WFを避けることができないときは、図8(a),(b)に示すように、できる限りサイドカバー10の後縁部を窓枠WFに対し近付けて遮蔽装置を設置することが好ましい。
そこで、以下の各実施例のサイドカバー10では、代表例としてフィン9を有するロールスクリーン1を天井面又は壁面に設置した際に、フィン9の側端部を覆うだけでなく、その遮蔽装置の後方と壁面との間の隙間をも考慮した形状例又は構造例を、より具体的に説明する。特に、代表して、ロールスクリーン1の設置が窓枠WFを避けることができないときを例に説明する。
(実施例3のサイドカバー)
図9(a),(b)は、それぞれ本発明による実施例3のサイドカバー10aの周辺構成を部分的に示す斜視図と、そのサイドカバー10aの組み付け位置を示す斜視図である。
まず、図9(a)に示すように、実施例3のサイドカバー10は、基本姿勢時のフィン9の側端部を覆う略平板状の部位110と、支持部材2a(又は2b)の側面の全部(ただし支持部材2a(又は2b)の一部が露出してもよい)を覆う部位120と、支持部材2a(又は2b)の後縁部から突出させる部位130が連なる形状を有している。
そして、図9(b)に示すように、実施例3のサイドカバー10は、部位120のみが支持部材2aの側面と係合して固定され、部位110はフィン9や支持部材2aとは係合せず、更に部位130も支持部材2aとは係合しないものとなっている。
実施例3のサイドカバー10を有するロールスクリーン1は、図9(a)に示すように、できる限りサイドカバー10の後縁部を壁面Wの窓枠WFに対し近付けて、天井面及び壁面Wに対し非衝突とする範囲で設置することができる。
このため、図9(a)に示す外観は、図9(b)にて理解されるように、サイドカバー10(10a)が無いときを想定したきの外観と比較して、側面視した際の意匠性が著しく向上する。また、フィン9と支持部材2a(又は2b)や巻取パイプ3との間の側方の隙間から生じる光漏れを抑制し、尚且つロールスクリーン1の後方からの光漏れを抑制することができる。
また、実施例3のサイドカバー10は、実施例1,2と同様に、フィン9の回動を妨げることがなく、フィン9の回動時にも、フィン9の左右方向のスライドを抑制しフィン9の位置を規制する機能を持つ。また、実施例3のサイドカバー10は、フィン9に生地13が取着されるときに、実施例1,2と同様に、その生地13の横ずれを防止する機能を持つようになる。
(実施例4のサイドカバー)
図10(a),(b)は、それぞれ本発明による実施例4のサイドカバー10aの周辺構成を部分的に示す斜視図と、そのサイドカバー10aの組み付け位置を示す斜視図である。
まず、図10(a)に示すように、実施例4のサイドカバー10は、基本姿勢時のフィン9の側端部を覆う略平板状の部位110と、支持部材2a(又は2b)の側面の全部(ただし支持部材2a(又は2b)の一部が露出してもよい)を覆う部位120と、支持部材2a(又は2b)の後縁部から突出させる部位130が連なる形状を有し、この部位130には窓枠WFを避けるための切欠き130aが形成されている。
そして、図10(b)に示すように、実施例4のサイドカバー10は、実施例3と同様に、部位120のみが支持部材2aの側面と係合して固定され、部位110はフィン9や支持部材2aとは係合せず、更に部位130も支持部材2aとは係合しないものとなっている。
ただし、実施例4のサイドカバー10は、壁面Wから窓枠WFが突出しているときなど壁面の形状に適合させた段差形状を有する。即ち、図示する例における実施例4のサイドカバー10は、窓枠WFを切欠き130aで避けることができるため、実施例4のサイドカバー10を有するロールスクリーン1は、図10(a)に示すように、実施例3の場合よりも、サイドカバー10の後縁部を壁面Wに対し近付けることができる。
このため、図9(a)に示す外観は、図9(b)にて理解されるように、サイドカバー10(10a)が無いときを想定したきの外観と比較して、側面視した際の意匠性が著しく向上する。また、フィン9と支持部材2a(又は2b)や巻取パイプ3との間の側方の隙間から生じる光漏れを抑制し、尚且つ実施例3の場合と比較してロールスクリーン1の後方からの光漏れをより一層抑制することができる。
また、実施例4のサイドカバー10は、実施例1乃至3と同様に、フィン9の回動を妨げることがなく、フィン9の回動時にも、フィン9の左右方向のスライドを抑制しフィン9の位置を規制する機能を持つ。また、実施例4のサイドカバー10は、フィン9に生地13が取着されるときに、実施例1乃至3と同様に、その生地13の横ずれを防止する機能を持つようになる。
(実施例5のサイドカバー)
図11(a),(b)は、それぞれ本発明による実施例5のサイドカバー10aの周辺構成を部分的に示す斜視図と、そのサイドカバー10aの組み付け位置を示す斜視図である。
まず、図11(a)に示すように、実施例5のサイドカバー10は、基本姿勢時のフィン9の側端部を覆う略平板状の部位110と、支持部材2a(又は2b)の側面の全部(ただし支持部材2a(又は2b)の一部が露出してもよい)を覆う部位120と、支持部材2a(又は2b)の後縁部から突出させる部位130が連なる形状を有し、支持部材2a(又は2b)に対しスライド移動によって相対移動可能となっている。
本例では、図1(b)に示すように、実施例5のサイドカバー10における部位120には、支持部材2a(又は2b)の側面との対向面に、スライド片121が突出しており、スライド片121の先端部には丸軸121aが形成されている。
一方、支持部材2a(又は2b)の側面には、前後方向に延びるスライド溝21が形成されており、このスライド溝21に、実施例5のサイドカバー10におけるスライド片121が挿通される。スライド片121の先端部における丸軸121aは弾性変形してスライド溝21に貫通されることで、実施例5のサイドカバー10は支持部材2a(又は2b)の側面に対し抜け止めされ、前後方向にスライド移動によって相対移動可能となる。
尚、このようなスライド溝21及びスライド片121を一組とする場合に限らず、複数組のスライド溝21及びスライド片121で構成することもできる。
従って、実施例5のサイドカバー10では、部位120のスライド片121が支持部材2aの側面と相対移動可能に係合支持され、部位110はフィン9や支持部材2aとは係合せず、更に部位130も支持部材2aとは係合しないものとなっている。
これにより、実施例5のサイドカバー10を有するロールスクリーン1は、図11(a)に示すように、窓枠WFに沿ったサイドカバー10のスライド移動により設置自由度を高めることができ、サイドカバー10の後縁部を壁面Wに対し調整可能に近付けることができる。また、サイドカバー10のスライド移動を可能とすることで、実施例5のサイドカバー10の全体形状の自由度を高めることができる。
このため、図11(a)に示す外観は、図11(b)にて理解されるように、サイドカバー10(10a)が無いときを想定したきの外観と比較して、側面視した際の意匠性が著しく向上する。また、フィン9と支持部材2a(又は2b)や巻取パイプ3との間の側方の隙間から生じる光漏れを抑制し、尚且つロールスクリーン1の後方からの光漏れをより一層抑制することができる。
また、実施例5のサイドカバー10は、実施例1乃至4と同様に、フィン9の回動を妨げることがなく、フィン9の回動時にも、フィン9の左右方向のスライドを抑制しフィン9の位置を規制する機能を持つ。また、実施例5のサイドカバー10は、フィン9に生地13が取着されるときに、実施例1乃至4と同様に、その生地13の横ずれを防止する機能を持つようになる。
ところで、図11に示す例では、支持部材2a(又は2b)に対して相対的に前後方向にスライド移動可能にサイドカバー10を設ける例を説明したが、サイドカバー10を少なくとも前後方向にスライド移動可能とすればよく、上下方向を加味した前後・上下の斜め方向のスライド移動可能にする構成とすることもできる。また、サイドカバー10を直線状にスライド移動させる場合に限らず、曲線状にスライド移動可能にする構成とすることもできる。
(実施例6のサイドカバー)
図12(a),(b)は、それぞれ本発明による実施例6のサイドカバー10aの周辺構成を部分的に示す斜視図と、そのサイドカバー10aの組み付け位置を示す斜視図である。
まず、図12(a)に示すように、実施例6のサイドカバー10は、基本姿勢時のフィン9の側端部を覆う略平板状の部位110と、支持部材2a(又は2b)の側面の全部(ただし支持部材2a(又は2b)の一部が露出してもよい)を覆う部位120と、支持部材2a(又は2b)の後縁部から突出させる部位130が連なる形状を有し、支持部材2a(又は2b)に対し相対回動可能となっている。
本例では、図12(b)に示すように、実施例6のサイドカバー10における部位120には、支持部材2a(又は2b)の側面との対向面に、円柱状の支持軸122が突出しており、支持軸122の先端部には丸軸122aが形成されている。
一方、支持部材2a(又は2b)の側面には、丸孔状の軸孔22が形成されており、この軸孔22に、実施例6のサイドカバー10における支持軸122が挿通される。支持軸122の先端部における丸軸122aは弾性変形して軸孔22に貫通されることで、実施例6のサイドカバー10は支持部材2a(又は2b)の側面に対し抜け止めされ、相対回動可能となる。
尚、このような軸孔22及び支持軸122を設けるのみとする場合に限らず、回動範囲を規制する案内溝(図示せず)を支持部材2a(又は2b)の側面に更に設け、その案内溝と係合する案内軸(図示せず)を支持軸122と同様の形状で並行してサイドカバー10に設けてもよい。更に、軸孔22を支持部材2a(又は2b)の側面に複数設けて、サイドカバー10を軸支する位置を調節可能な構成とすることもできる。
従って、実施例6のサイドカバー10では、部位120の支持軸122が支持部材2aに対し相対回動可能に係合支持され、部位110はフィン9や支持部材2aとは係合せず、更に部位130も支持部材2aとは係合しないものとなっている。
これにより、実施例6のサイドカバー10を有するロールスクリーン1は、図12(a)に示すように、窓枠WFに沿ったサイドカバー10の相対回動により設置自由度を高めることができ、サイドカバー10の後縁部を壁面Wに対し近付けることができる。また、サイドカバー10のスライド移動を可能とすることで、実施例6のサイドカバー10の全体形状の自由度を高めることができる。
このため、図12(a)に示す外観は、図12(b)にて理解されるように、サイドカバー10(10a)が無いときを想定したきの外観と比較して、側面視した際の意匠性が著しく向上する。また、フィン9と支持部材2a(又は2b)や巻取パイプ3との間の側方の隙間から生じる光漏れを抑制し、尚且つロールスクリーン1の後方からの光漏れをより一層抑制することができる。
また、実施例6のサイドカバー10は、実施例1乃至5と同様に、フィン9の回動を妨げることがなく、フィン9の回動時にも、フィン9の左右方向のスライドを抑制しフィン9の位置を規制する機能を持つ。また、実施例6のサイドカバー10は、フィン9に生地13が取着されるときに、実施例1乃至5と同様に、その生地13の横ずれを防止する機能を持つようになる。
ところで、図12に示す例では、支持部材2a(又は2b)の丸孔状の軸孔22に対しサイドカバー10の支持軸122を支持させて相対回動可能とする例を説明したが、支持部材2a(又は2b)の軸孔22を丸孔状とする代わりに、例えば前後方向に延びる波状の軸孔とし、図12(a)に示したような相対回動と、前述した実施例5の図11(a)に示したような前後方向の相対移動とを併用可能とする構成とすることができる。
上述した実施例3乃至6のサイドカバー10では、フィン9が有る場合((図8(a)参照)を例に代表して説明したが、フィン9が無い場合(図8(b)参照)には、部位110の形成が必ずしも必要ではなくなるものの同様に構成することができる。
以上、特定の実施形態及び実施例を挙げて本発明を説明したが、本発明は前述の実施形態の例に限定されるものではなく、その技術思想を逸脱しない範囲で種々変形可能である。特に、各実施例のサイドカバー10は、フィン9の側端部を概ね覆うものであればよく、フィン9が基本姿勢にあるときに支持部材2a(又は2b)を完全に覆う形状とすることができるだけでなく、支持部材2a(又は2b)の下方一部が露出する形状としてもよく、その場合でも、その意匠性の向上、光漏れの抑制、及びフィン9の機能性は保たれる。
また、各実施例のサイドカバー10は、適宜組み合わせて新たな実施例とすることができる。例えば、実施例5又は6のサイドカバー10に対し、図10に示すような切欠き130aを設けた新たな実施例の構成とすることができる。
また、各実施例のサイドカバー10に係わるフィン9の軸部91の形状・構造や、係止する方法はその一例を説明したにすぎず、例えばフィン9の軸部91を丸軸等で形成してもよいし、フィン9の軸部91を、例えばロールスクリーンであれば、枠体としての取付フレーム2に支持するではなく支持部材2a,2bに支持する構成とすることもできる。
また、フィン9は、枠体に対し回動可能とする構成とする以外にも回動不能に固定するものでもよい。更に、フィン9は、枠体に対し回動する形態に限らず、枠体に対しスライドする形態など、任意の可動形態とすることもできる。
また、ロールスクリーンに限らず、横型ブラインド、たくし上げカーテン、プリーツスクリーン等の遮蔽装置に対し(フィン9が有るときはその側端部に対し)、本発明に係るサイドカバー10を適用することができる。
本発明によれば、側面からの光漏れを抑制し、尚且つ側面視の意匠性を向上させることができるので、ロールスクリーン等の遮蔽装置の用途に有用である。
1 ロールスクリーン
2 取付フレーム
2a,2b 支持部材
3 巻取パイプ
4 スクリーン
5 ウェイトバー
9 フィン
10 サイドカバー
20 軸受部
20a,20b 回動規制片
21 支持部材のスライド溝
22 支持部材の軸孔
91 フィンの軸部
92 フィンの曲部
93 フィンの支持板部
94 フィンの遮蔽板部
95 フィンの干渉緩和部
110,120,130 サイドカバーの部位
121 サイドカバーのスライド片
122 サイドカバーの支持軸

Claims (9)

  1. スクリーンを昇降可能とするロールスクリーンであって、
    前記スクリーンを巻き取り、或いは巻き戻し可能とする巻取パイプを支持する支持部材と、
    前記支持部材を覆うサイドカバーと、
    前記ロールスクリーンの正面にて前記支持部材を固定する取付フレームに対し固定又は可動に設置されるフィンと、を備え、
    前記サイドカバー前記フィンにおける所定の基本姿勢時の前記支持部材から前方に突出する部位と前記支持部材の前後幅とを含む幅より大きい前後幅を有することを特徴とするロールスクリーン。
  2. スクリーンを昇降可能とするロールスクリーンであって、
    前記スクリーンを巻き取り、或いは巻き戻し可能とする巻取パイプを支持する支持部材と、
    前記支持部材を覆うサイドカバーと、を備え、
    前記サイドカバーは、当該支持部材の前後幅より大きい前後幅を有するとともに、前記支持部材の後縁部より突出させて、前記ロールスクリーンの後方と壁面との隙間から生じる光漏れを抑制するよう当該隙間を少なくとも部分的に覆うことが可能な形状を有し、当該支持部材に対し固定係合し、或いは天井面及び壁面に対し非衝突とする範囲で回動又は少なくとも前後方向にスライド移動可能に係合して支持されていることを特徴とするロールスクリーン。
  3. スクリーンを昇降可能とするロールスクリーンであって、
    前記スクリーンを巻き取り、或いは巻き戻し可能とする巻取パイプを支持する支持部材と、
    前記支持部材を覆うサイドカバーと、
    前記ロールスクリーンの正面にて固定又は可動に設置されるフィンと、を備え、
    前記サイドカバーの前後幅が、支持部材の前後幅より大きく、
    前記サイドカバーが、当該固定又は所定の可動範囲にあるフィンの側端部を覆う形状を有し、
    前記フィンは、前記支持部材の範囲外となる前記巻取パイプの前方に位置するよう構成され、
    前記サイドカバーは、前記巻取パイプと前記支持部材との間の隙間を防止可能に構成されていることを特徴とすロールスクリーン。
  4. スクリーンを昇降可能とするロールスクリーンであって、
    当該ロールスクリーンの正面に載置されるフィンと、
    前記スクリーンを巻き取り、或いは巻き戻し可能とする巻取パイプを支持する支持部材と、
    前記支持部材を覆うサイドカバーと、を備え、
    前記サイドカバーは、前記支持部材の後縁部より突出させて、前記ロールスクリーンの後方と壁面との隙間から生じる光漏れを抑制するよう当該隙間を少なくとも部分的に覆うことが可能な形状を有し、前記フィンとは独立して天井面及び壁面に対し非衝突とする範囲で回動又は少なくとも前後方向にスライド移動可能に前記支持部材に支持されていることを特徴とするロールスクリーン。
  5. 正面にフィンが固定又は可動に載置されている遮蔽装置に設けられるサイドカバーであって、
    前記フィンにおける所定の基本姿勢時の前記枠体から前方に突出する部位と前記枠体の前後幅とを含む幅より大きい前後幅を有することを特徴とするサイドカバー。
  6. 遮蔽装置に設けられるサイドカバーであって、
    当該遮蔽装置の枠体の前後幅より大きい前後幅を有するとともに前記遮蔽装置の後方から突出させて、前記遮蔽装置の後方と壁面との隙間から生じる光漏れを抑制するよう当該隙間を少なくとも部分的に覆うことが可能な形状を有し、当該遮蔽装置の枠体に対し固定係合し、或いは天井面及び壁面に対して非衝突とする範囲で回動又は少なくとも前後方向にスライド移動可能に係合して支持させることを特徴とするサイドカバー。
  7. 前記サイドカバーは、当該遮蔽装置の正面に載置されるフィンの位置規制機能を有することを特徴とする、請求項6に記載のサイドカバー。
  8. 前記フィンに取着される生地の横ずれ防止機能を更に有することを特徴とする、請求項に記載のサイドカバー。
  9. 前記壁面の形状に適合させた段差形状を有することを特徴とする、請求項に記載のサイドカバー。
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