JP6957920B2 - 画像形成装置及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置及びプログラムに関する。
特許文献1には、画像が転写され、該画像を搬送する転写体と、金属顔料を含むトナーが静電力によって付着されて第1画像が形成され、該第1画像が転写位置で前記転写体に転写される第1被形成体と、前記第1画像が転写された後に前記第1被形成体に付着しているトナーと逆極性の電荷を該第1被形成体に付与して該第1被形成体上の画像履歴を除去する第1除去部と、前記転写位置に対する前記転写体の搬送方向下流に配置され、金属顔料を含まないトナーが静電力によって付着されて第2画像が形成され、該第2画像が前記転写体に転写される第2被形成体と、前記第2画像が転写された後に前記第2被形成体に付着しているトナーと逆極性の電荷を該第2被形成体に付与して該第2被形成体上の画像履歴を除去する第2除去部と、前記第1画像が前記転写体に転写される場合には、前記第1画像が前記転写体に転写されない場合よりも、前記第1除去部及び前記第2除去部の少なくとも一方の出力を低下させる制御部と、を備える画像形成装置が開示されている。
特開2016−153828号公報
本発明の目的は、特定色のトナー像を形成する像形成部が1つの場合に比べて、使用されるトナー量の調整の幅を大きくすることができる画像形成装置及びプログラムを提供することにある。
上記目的を達成するために請求項1に記載の発明は、特定色のトナーにより第1トナー像を形成する第1像形成部と、前記第1像形成部の下流側に配置され、前記特定色のトナーにより第2トナー像を形成する第2像形成部と、形成されたトナー像を記録媒体に転写する転写部と、前記特定色のトナーにより前記記録媒体上に特定色の画像を形成する際に、モード設定なし、隠蔽性を優先する隠蔽モード、画質を優先する画質優先モード、及びベタ画像のグロスを抑制するグロス抑制モードを含む複数の選択肢の中から、前記画質優先モードが選択設定された場合には、画像情報から得られる単位面積当たりのトナー量を目標量として、単位面積当たりのトナー量が前記目標量の一部となる第1画像データと、単位面積当たりのトナー量が前記目標量の残部となる第2画像データとを生成し、前記第1画像データに基づいて前記第1像形成部により第1トナー像を形成すると共に、前記第2画像データに基づいて前記第2像形成部により第2トナー像を形成し、形成された前記第1トナー像と前記第2トナー像とが重ねて前記記録媒体に転写されるように、前記第1像形成部、前記第2像形成部、及び前記転写部による画像形成を制御する制御部と、を備え、前記第1像形成部及び前記第2像形成部の一方のトナー残量が、前記第1像形成部及び前記第2像形成部の他方のトナー残量より多い場合は、前記第1像形成部及び前記第2像形成部の前記一方のトナー消費量が増えるように、前記一部と前記残部との比率を変更する、画像形成装置である。
請求項2に記載の発明は、前記特定色のトナーが白色トナーである、請求項1に記載の画像形成装置である。
請求項3に記載の発明は、前記制御部は、前記複数の選択肢の中から前記モード設定なしが選択設定され、前記画像情報から得られる単位面積当たりのトナー量が第1上限閾値を超える場合は、単位面積当たりのトナー量が第1上限閾値の第1画像データと、前記第1上限閾値を超える分の単位面積当たりのトナー量の第2画像データとを生成し、前記第1画像データに基づいて前記第1像形成部により第1トナー像を生成すると共に、前記第2画像データに基づいて前記第2像形成部により第2トナー像を生成するように、画像形成を制御する、請求項1または請求項2に記載の画像形成装置である。
請求項4に記載の発明は、前記第1上限閾値は、前記第1像形成部により得られる単位面積当たりのトナー量の上限値とする、請求項3に記載の画像形成装置である。
請求項5に記載の発明は、前記第1上限閾値は、前記第1トナー像の転写後に前記第1像形成部に残留する残留トナー量が第2上限閾値未満となる値とする、請求項3に記載の画像形成装置である。
請求項6に記載の発明は、前記制御部は、前記複数の選択肢の中から前記隠蔽モードが選択設定された場合には、単位面積当たりのトナー量の第1上限閾値を目標量として、単位面積当たりのトナー量が前記目標量となる第1画像データと、単位面積当たりのトナー量が0より大きく且つ前記目標量以下の第2画像データとを生成し、前記第1画像データに基づいて前記第1像形成部により第1トナー像を生成すると共に、前記第2画像データに基づいて前記第2像形成部により第2トナー像を生成するように、画像形成を制御する、請求項1または請求項2に記載の画像形成装置である。
請求項7に記載の発明は、前記制御部は、前記複数の選択肢の中から前記グロス抑制モードが選択設定された場合には、ベタ画像より網点面積率の低い網点画像を形成するための第1画像データと、画像情報に基づいて前記ベタ画像を形成するための第2画像データとを生成し、前記第1画像データに基づいて前記第1像形成部により第1トナー像を生成すると共に、前記第2画像データに基づいて前記第2像形成部により第2トナー像を生成するように、画像形成を制御する、請求項1または請求項2に記載の画像形成装置である。
請求項8に記載の発明は、コンピュータを、請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載の画像形成装置の制御部として機能させるためのプログラムである。
請求項1、請求項8に記載の発明によれば、特定色のトナー像を形成する像形成部が1つの場合に比べて、使用されるトナー量の調整の幅を大きくすることができる。また、比率を変更しない場合に比べて、第1像形成部と第2像形成部との間でトナー消費量の偏りが是正される。
請求項2に記載の発明によれば、トナーが白色でない場合に比べて、調整するトナーの種類数を減らすことができる。
請求項3、請求項4に記載の発明によれば、特定色のトナー像を形成する像形成部が1つの場合に比べて、単位面積当たりのトナー量を増やすことができる。
請求項5に記載の発明によれば、第1上限閾値を制限しない場合に比べて、残留トナーのボタ落ちを低減することができる。
請求項6に記載の発明によれば、特定色のトナー像を形成する像形成部が1つの場合に比べて、高い隠蔽率を実現することができる。
請求項7に記載の発明によれば、網点画像を形成しない場合に比べて、画像のグロスを低減することができる。
本発明の実施の形態に係る画像形成装置の構成の一例を示す概略図である。 本発明の実施の形態に係る画像形成装置に備えられたトナー像形成部の構成の一例を示す概略図である。 本発明の実施の形態に係る画像形成装置の電気的構成の一例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る画像形成装置の操作表示部に表示される設定画面の一例を示す模式図である。 本発明の実施の形態に係る画像形成装置の操作表示部に表示される設定画面の他の一例を示す模式図である。 本発明の実施の形態に係る画像形成装置の制御部で実行される「白色画像形成処理」の手順の一例を示すフローチャートである。 「画像重畳処理」の手順の一例を示すフローチャートである。 画像重畳処理における「画像データ生成処理」の手順の一例を示すフローチャートである。 トナーのボタ落ちと、画像サイズA3当たりの搬送方向におけるトナー量との関係を示すグラフである。 隠蔽モード処理における「画像データ生成処理」の手順の一例を示すフローチャートである。 隠蔽率とTMAとの関係を示すグラフである。 画質優先モード処理における「画像データ生成処理」の手順の一例を示すフローチャートである。 画質優先モード処理における「画像データ生成処理」の手順の他の一例を示すフローチャートである。 トナー残量の差とTMA比率との関係を示す図表である。 (A)及び(B)は各像形成部のトナー残量と画像形成量との関係を示すグラフである。 グロス抑制モード処理における「画像データ生成処理」の手順の他の一例を示すフローチャートである。 グロスとTMAとの関係の一例を示すグラフである。 重畳画像の構成の一例を示す模式図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態の一例を詳細に説明する。
<画像形成装置>
まず、画像形成装置の構成について説明する。
図1は本発明の実施の形態に係る画像形成装置の構成の一例を示す概略図である。図1に示されるように、画像形成装置10は、電子写真方式によりシート状の記録媒体Pに画像を形成する画像形成部12と、記録媒体Pを搬送する搬送装置50と、を有している。
(画像形成部)
画像形成部12は、トナー像を形成するトナー像形成部20と、トナー像形成部20で形成されたトナー像を記録媒体Pに転写する転写装置30と、記録媒体Pに転写されたトナー像を記録媒体Pに定着する定着装置40と、を有している。
トナー像形成部20は、色ごとにトナー像を形成するように複数備えられている。この実施の形態では、第1特別色(V)、第2特別色(W)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の計6色のトナー像形成部20が設けられている。図1に示す(V)、(W)、(Y)、(M)、(C)、(K)は、上記各色を示している。第1特別色(V)及び第2特別色(W)には、画像形成装置10の利用者が使用したい任意の色が用いられる。
本実施の形態では、第1特別色(V)及び第2特別色(W)として、白色顔料を含む白色トナーによる白色を用いる。図示した例では、第1特別色(V)のトナー像形成部20Vは、YMCK各色のトナー像形成部20Y〜20Kよりも上流側に設けられている。また、第2特別色(W)のトナー像形成部20Wは、YMCK各色のトナー像形成部20Y〜20Kよりも下流側に設けられている。
なお、本実施の形態では、白色のトナー像を形成する像形成部20が2つある場合について説明するが、使用されるトナー量の調整の幅を大きくすることが目的であり、重複する色は白色に限定されない。特定の色のトナー像を形成する像形成部20が2つあればよい。例えば、YMCK各色のトナー像を形成する像形成部20が2つずつある構成としてもよい。YMCK各色のトナー量を調整する場合は、4色の比率を維持するために、YMCK全色のトナー量を調整する。また、K色をYMC3色で置き換えて、YMC各色のトナー像形成部20が2つずつある構成としてもよい。この場合は、3色の比率を維持するために、YMC全色のトナー量を調整する。これに対し、白色のトナー量を調整する場合は、白色のトナー量だけを調整すればよい。
転写装置30は、各色のトナー像が重畳して一次転写された転写ベルト31から、転写ニップNTにおいて記録媒体Pに、その重畳されたトナー像を転写するようになっている。白色画像を形成する場合は、トナー像形成部20V及びトナー像形成部20Wで形成された白色トナーによるトナー像の各々が、重畳されて転写ベルト31に一次転写され、重畳されたトナー像が記録媒体Pに転写される。
(トナー像形成部)
ここで、トナー像形成部の詳細構成について説明する。
図2は本発明の実施の形態に係る画像形成装置に備えられたトナー像形成部の構成の一例を示す概略図である。各色のトナー像形成部20は、用いるトナーを除き基本的に同様に構成されている。したがって、以下、各色のトナー像形成部20について、特に区別することなく説明する。トナー像形成部20は、図2に示されるように、感光体ドラム21と、帯電器22と、露光装置23と、現像装置24と、電荷付与装置26と、清掃装置25と、を有している。
感光体ドラム21は、円筒状に形成されて接地され、図示しない駆動手段によって自軸周りに回転駆動されるようになっている。感光体ドラム21の表面には、一例として負の帯電極性を呈する感光層が形成されている。図1に示されるように、各色の感光体ドラム21は、正面視で装置幅方向に沿って直線状に並べて配置されている。
帯電器22は、図2に示されるように、感光体ドラム21の表面(感光層)を負極性に帯電させるようになっている。この実施の形態では、帯電器22は、コロナ放電方式(非接触帯電方式)のスコロトロン帯電器とされている。
露光装置23は、感光体ドラム21の表面に静電潜像を形成するようになっている。具体的には、制御部70から受け取った画像データに応じて、変調した露光光Lを帯電器22により帯電された感光体ドラム21の表面に照射するようになっている。この露光装置23によって露光光Lが照射された部分は、正極性を呈し、感光体ドラム21の表面には静電潜像が形成される。
現像装置24は、トナー(現像剤)を現像ロール241で保持し、現像ロール241で保持したトナーで、感光体ドラム21の表面に形成された静電潜像を現像することで、感光体ドラム21の表面にトナー像を形成するようになっている。具体的には、現像ロール241で保持したトナーを感光体ドラム21に静電力によって付着させてトナー像を形成するようになっている。すなわち、負極性のトナーが、正極性を呈する静電潜像に付着して現像される。
電荷付与装置26は、転写後の感光体ドラム21に電荷を付与して、感光体ドラム21上の画像履歴を除去する。具体的には、負極性の電荷を感光体ドラム21に付与することで、正極性を呈する静電潜像の履歴が除去されるようになっている。電荷付与装置26としては、例えば、コロナ放電方式(非接触帯電方式)のコロトロンが用いられる。
清掃装置25は、図2に示されるように、転写装置30へのトナー像の転写後に感光体ドラム21の表面に残留した残留トナーを除去するブラシ251と、当該残留トナーを感光体ドラム21の表面から掻き取るブレード252と、を有している。また、清掃装置25は、ブラシ251に対する感光体ドラム21の回転方向上流側(下方側)に配置されたシール部材253を有している。
シール部材253は、上端部(下流端部)が感光体ドラム21に接触しており、下端部(上流端部)が感光体ドラム21から離間している。シール部材253は、ブレード252が掻き取ったトナーやブラシ251が除去したトナーを、筐体254内(図2における左側)へ落下させるように、当該トナーを案内する。
(転写装置)
転写装置30は、各色の感光体ドラム21のトナー像を、転写体の一例としての転写ベルト31(中間転写体)に重畳して一次転写し、該重畳されたトナー像を記録媒体Pに二次転写するようになっている。以下、具体的に説明する。
転写ベルト31は、図1に示されるように、無端状を成し、複数のロール32に巻き掛けられて姿勢が決められている。この実施の形態では、転写ベルト31は、正面視で装置幅方向に長い逆鈍角三角形状の姿勢とされている。複数のロール32のうち、図1に示すロール32Dは、図示しないモータの動力により転写ベルト31を矢印A方向に周回させる駆動ロールとして機能する。
転写ベルト31は、矢印A方向に周回することで、一次転写された画像を転写ニップNT(二次転写位置)へ搬送するようになっている。
また、複数のロール32のうち、図1に示すロール32Tは、転写ベルト31に張力を付与する張力付与ロールとして機能する。複数のロール32のうち、図1に示すロール32Bは、後述する二次転写ロール34の対向ロールとして機能する。ロール32Bには、前述の通り逆さ鈍角三角形状の姿勢とされた転写ベルト31の鈍角を成す下端側の頂部が巻き掛けられている。この転写ベルト31は、前述した姿勢で装置幅方向に延びる上辺部において、各色の感光体ドラム21に下方から接触している。
転写ベルト31の内側には、各感光体ドラム21のトナー像を転写ベルト31に転写させる一次転写ロール33(転写部材の一例)が配置されている。各一次転写ロール33は、転写ベルト31を挟んで対応する色の感光体ドラム21に対して対向配置されている。また、一次転写ロール33は、給電部72によって、トナー極性とは逆極性の転写電圧が印加されるようになっている。この転写電圧の印加により、感光体ドラム21に形成されたトナー像が転写ベルト31に転写される構成である。
また、転写装置30は、転写ベルト31に重畳されたトナー像を記録媒体Pに転写する二次転写ロール34を備えている。二次転写ロール34は、ロール32Bとの間に転写ベルト31を挟むように配置され、転写ベルト31との間に転写ニップNTを形成している。この転写ニップNTには、媒体供給部52から適時に記録媒体Pが供給されるようになっている。二次転写ロール34は、給電部72によって、トナー極性とは逆極性の転写電圧が印加されるようになっている。この転写電圧の印加により、転写ニップNTを通過する記録媒体Pに、転写ベルト31からトナー像が転写されるようになっている。
さらに、転写装置30は、二次転写後に転写ベルト31を清掃する清掃装置35を備えている。清掃装置35は、転写ベルト31の周回方向において、二次転写が行われる部分(転写ニップNT)の下流側で、かつ一次転写が行われる部分の上流側に配置されている。清掃装置35は、転写ベルト31の表面に残留したトナーを転写ベルト31の表面から掻き取るブレード351を備えている。
(定着装置)
定着装置40は、転写装置30においてトナー像が転写された記録媒体Pに、該トナー像を定着させるようになっている。具体的には、定着装置40は、加熱ロール41と、加圧ロール42によって、定着ニップNFにおいてトナー像を加熱しつつ加圧することで、トナー像を記録媒体Pに定着する構成とされている。
(搬送装置)
図1に示されるように、搬送装置50は、媒体供給部52と、中間搬送部58と、下流側搬送部54と、を有している。
媒体供給部52は、記録媒体Pが積載して収容される収容器521を備えている。収容器521から二次転写位置である転写ニップNTまでには、複数の搬送ロール対522及び図示しないガイド等によって媒体供給経路52Pが形成されている。
そして、収容器521の上側には、収容器521に積載された最上位の記録媒体Pを送り出す送出ロール523が配置されている。複数の搬送ロール対522のうち、記録媒体Pの搬送方向の最上流側の搬送ロール対522Sは、送出ロール523によって収容器521から重なって送り出された記録媒体Pを一枚ずつに分離する分離ロールとして機能する。また、複数の搬送ロール対522のうち、記録媒体Pの搬送方向において転写ニップNTの直上流に位置する搬送ロール対522Rは、転写ベルト31上のトナー像の移動タイミングと記録媒体Pの搬送タイミングを合わせるように動作されるようになっている。
図1に示されるように、中間搬送部58は、転写装置30の転写ニップNTから定着装置40の定着ニップNFまでの間に配置され、ロールに巻き掛けられた無端状の搬送ベルトを備えたベルト搬送部材581を複数備えている。
ベルト搬送部材581の内側から空気を吸引(負圧吸引)して記録媒体Pを搬送ベルトの表面に吸い付けながら搬送ベルトが周回して記録媒体Pを搬送するようになっている。
図1に示されるように、下流側搬送部54は、定着装置40の下流側に配置され、ロールに巻き掛けられた無端状の搬送ベルトを備えたベルト搬送部材541を備えている。ベルト搬送部材541は、定着装置40でトナー像が定着された記録媒体Pを、記録媒体Pを収容する排出部(図示省略)へ向けて搬送するようになっている。
<画像形成装置の電気的構成>
次に、画像形成装置の電気的構成について説明する。
図3は本発明の実施の形態に係る画像形成装置の電気的構成の一例を示すブロック図である。図3に示すように、制御部70は、装置全体の制御及び各種演算を行うコンピュータとして構成されている。即ち、制御部70は、CPU(中央処理装置; Central Processing Unit)70A、ROM(Read Only Memory)70B、RAM(Random Access Memory)70C、不揮発性のメモリ70D、及び入出力インターフェース(I/O)70Eを備えている。本実施の形態では、後述する「白色画像形成処理」を実行するためのプログラムは、ROM70Bに記憶されている。
CPU70A、ROM70B、RAM70C、メモリ70D、及びI/O70Eの各々は、バス70Fを介して互いに接続されている。CPU70Aは、ROM70Bに記憶されたプログラムを読み出して、RAM70Cをワークエリアとしてプログラムを実行する。制御部70のI/O70Eには、画像形成部12、搬送装置50、給電部72、操作表示部100、通信部102、及び記憶部104の各部が接続されている。制御部70は、これら各部を制御する。
操作表示部100は、スタートボタンやテンキー等の各種ボタン、設定画面等の各種画面を表示するためのタッチパネルなどを含んで構成されている。操作表示部100は、上記構成により、利用者の操作を受け付けると共に、利用者に各種情報を表示する。
通信部102は、有線又は無線の通信回線を介して外部装置と通信を行うためのインターフェースである。例えば、LAN(Local Area Network)等のネットワークに接続されたコンピュータと通信を行うためのインターフェースとして機能する。記憶部104は、ハードディスク等の記憶装置を備えている。記憶部104には、ログデータ等の各種データ等が記憶される。
画像情報は、画像形成装置内の画像読取装置(図示せず)から取得してもよく、通信部102を介して外部装置から取得してもよい。画像形成指示及び設定情報は、操作表示部100から取得してもよく、通信部102を介して外部装置から取得してもよい。ここで「設定情報」とは、利用者により設定された画像形成条件に関する情報である。また、各種プログラムも、通信部102を介して外部装置から取得してもよい。
なお、制御部70には、各種ドライブが接続されていてもよい。各種ドライブは、光磁気ディスク、CD−ROM、USB(Universal Serial Bus)メモリなどのコンピュータ読み取り可能な可搬性の記録媒体からデータを読み込んだり、記録媒体に対してデータを書き込んだりする装置である。各種ドライブを備える場合には、可搬性の記録媒体にプログラムを記録しておいて、これを対応するドライブで読み込んで実行してもよい。
<画像形成装置の動作>
次に、画像形成装置の動作について説明する。
(白色トナーと有色トナー)
本実施の形態では、YMCKの4色の外に、第1特別色(V)及び第2特別色(W)として白色が用いられる。白色トナーは、白色顔料とバインダー樹脂と各種添加剤とを含んで構成されている。YMCKの各色の有色トナーは、各色顔料とバインダー樹脂と各種添加剤とを含んで構成されている。ここで「有色」とは、透明や白色ではないことを意味する。これらのトナーは、キャリアと組み合わせることにより現像剤として使用される。
白色トナー及び有色トナーの各々は、中心粒径を3μm以上9μm以下の範囲とし、比重を1以上1.7以下の範囲としてもよい。例えば、中心粒径6μm、比重1.4の白色トナーを用いてもよい。白色トナーによる隠蔽率を上げるために、有色トナーよりも中心粒径が大きな白色トナーを使用してもよい。
(画像形成モード)
図4及び図5は本発明の実施の形態に係る画像形成装置の操作表示部に表示される設定画面の一例を示す模式図である。図4に示すように、本実施の形態では、画像形成モードの選択肢として、通常モード、白色下地モード、及び白色画像モードが用意されている。利用者は、図4に示す設定画面106を操作していずれかのモードを選択し、画像形成モードとして設定する。
通常モードは、例えば白色の記録媒体に、有色トナーにより有色画像を形成する態様である。有色画像と共に、白色トナーにより白色画像が形成されてもよい。白色下地モードは、例えば有色の記録媒体に、白色トナーにより白色ベタ画像を下地として形成する態様である。白色ベタ画像上に、有色トナーにより有色画像が形成されてもよい。
白色画像モードは、白色の画像データに基づいて白色画像を形成する態様である。本実施の形態では、画像情報及び設定情報に応じて、記録媒体上に形成された白色画像上にさらに他の白色画像を重ねた重畳画像が形成される。なお、本実施の形態では、白色画像モードの場合に重畳画像が形成される例について説明するが、他のモードにおいても白色画像の重畳画像を形成してもよい。
記録媒体上に形成される白色画像(以下、「第2白色画像」という。)は、トナー像形成部20Wにより形成されたトナー像を、記録媒体Pに転写、定着したものである(図1参照)。第2白色画像上に形成される他の白色画像(以下、「第1白色画像」という。)は、トナー像形成部20Vにより形成されたトナー像を、記録媒体Pに転写、定着したものである(図1参照)。図18は重畳画像の構成の一例を示す模式図である。図18に示すように、記録媒体上に形成された第2白色画像上に第1白色画像を重ねた重畳画像が形成される。また、以下では、便宜上、白色画像がトナー像形成部20により形成されると表現する。
白色画像モードを選択した場合には、さらに白色画像を重ねる態様(白色重ねモード)を設定する設定画面が表示される。図5に示すように、本実施の形態では、白色重ねモードの選択肢として、モード設定なし、隠蔽モード、画質優先モード、及びグロス抑制モードが用意されている。利用者は、図5に示す設定画面108を操作していずれかのモードを選択し、白色重ねモードとして設定する。
制御部70は、取得された画像情報から画像形成用の各色の画像データを生成する。白色の画像データについては、まず1つの画像データが生成される。トナー像形成部20Vだけを使用して白色画像を形成する場合は、この1つの画像データを使用する。
後述する通り、白色画像の重畳画像を形成する場合には、トナー像形成部20V(第1白色画像)用の第1画像データと、トナー像形成部20W(第2白色画像)用の第2画像データとを生成する。例えば、第1白色画像及び第2白色画像の各々は、画素分布が元の白色画像と同じで、単位面積当たりのトナー量(以下、「TMA」という。)が元の白色画像とは異なる画像である。
ここで、先に生成された白色の画像データから得られる、単位面積当たりのトナー量を「画像データに基づくTMA」と称する。白色トナーの粒径は有色トナーの粒径より大きいので、白色トナーのTMAは有色トナーのTMAよりも大きくなる。例えば、有色トナーのTMAは2.5g/mから5.0g/mの範囲であり、白色トナーのTMAは5.0g/mから10.0g/mの範囲である。この例では、白色トナーのTMAは、有色トナーのTMAの2倍以上である。
モード設定なしは、画像データに基づくTMAが上限閾値を超えた場合に、トナー像形成部20Vにより第1白色画像を形成すると共に、トナー像形成部20Wにより第2白色画像を形成する態様である。なお、画像データに基づくTMAが上限閾値以下の場合は、トナー像形成部20Vにより第1白色画像だけを形成する。
隠蔽モードは、重畳画像のTMAが上記の上限閾値を超えるように、トナー像形成部20Vにより第1白色画像を形成し、トナー像形成部20Wにより第2白色画像を形成する態様である。
画質優先モードは、重畳画像のTMAが上記の「画像データに基づくTMA」になると共に、第1白色画像によるTMAの割合が高くなるように、トナー像形成部20Vにより第1白色画像を形成し、トナー像形成部20Wにより第2白色画像を形成する態様である。
グロス抑制モードは、白色画像がベタ画像の場合に、トナー像形成部20Vにより第1白色画像として網点画像を形成し、トナー像形成部20Wにより第2白色画像としてベタ画像を形成する態様である。
(画像形成手順)
次に、図1及び図2を参照して各モードの画像形成手順について説明する。各モードの手順は、利用者により設定されたモードでの画像形成が指示されると開始される。なお、手順を開始する際には、取得された画像情報は、画像形成用の各色の画像データ(ラスタデータ)に変換されているものとする。
−通常モードの画像形成手順−
通常モードが選択された場合に、制御部70は、YMCK各色のトナー像形成部20Y〜20K、及び白色のトナー像形成部20Vを含む画像形成部12及び搬送装置50の各部に指示して、記録媒体P上に有色画像と白色画像とが形成されるように、画像形成の制御を行う。白色のトナー像形成部20Wは、使用しない。
図1に示されるように、YMCK各色のトナー像形成部20Y〜20K、白色のトナー像形成部20V、転写装置30、及び定着装置40を作動させる。これにより、図2に示されるように、各色のトナー像形成部20の感光体ドラム21、現像装置24の現像ロール241が回転され、転写ベルト31が周回される。また、加圧ロール42が回転されると共に、加熱ロール41が周回される。さらに、これらの動作に同期して、制御部70は、搬送装置50等を作動させる。
各色の感光体ドラム21は、回転されながら帯電器22によって帯電される。また、制御部70は、画像データを各露光装置23に渡す。各露光装置23は、画像データに応じて各露光光Lを出射して、帯電した各感光体ドラム21に露光する。すると、各感光体ドラム21の表面に静電潜像が形成される。各感光体ドラム21に形成された静電潜像は、現像装置24から供給される現像剤によって現像される。これにより、各色の感光体ドラム21には、YMCK各色及び白色のトナー像が形成される。
各色の感光体ドラム21に形成された各色のトナー像は、各色の一次転写ロール33への転写電圧の印加によって、周回する転写ベルト31に順次転写される。これにより、転写ベルト31には、各色のトナー像が重畳された重畳トナー像が形成される。この重畳トナー像は、転写ベルト31の周回によって転写ニップNTに搬送される。
この転写ニップNTには、図1に示されるように、媒体供給部52の搬送ロール対522Rによって重畳トナー像の搬送にタイミングを合わせて記録媒体Pが供給される。この転写ニップNTにおいて転写電圧が印加されることで、転写ベルト31から重畳トナー像が記録媒体Pに転写される。
トナー像が転写された記録媒体Pは、中間搬送部58によって転写ニップNTから定着ニップNFに向けて、搬送される。定着装置40は、定着ニップNFを通過する記録媒体Pに熱及び圧力を付与する。これにより、記録媒体Pに転写されたトナー像が定着される。定着装置40から排出された記録媒体Pは、下流側搬送部54のベルト搬送部材541によって、図示しない排出部に向けて搬送される。
−白色下地モードの画像形成手順−
白色下地モードが選択された場合に、制御部70は、白色トナーにより白色ベタ画像を形成するための白色ベタの画像データを生成する。続いて、制御部70は、YMCK各色のトナー像形成部20Y〜20K、及び白色のトナー像形成部20Vを含む画像形成部12及び搬送装置50の各部に指示して、記録媒体P上に白色ベタ画像と有色画像とが重ねて形成されるように、画像形成の制御を行う。白色のトナー像形成部20Wは、使用しない。
白色ベタの画像データを用いて、白色のトナー像形成部20Vにより感光体ドラム21V上に白色ベタのトナー像を形成する以外は、通常モードと同様にして、記録媒体P上に画像を形成する。白色ベタ画像と有色画像とが重ねて形成された記録媒体Pは、図示しない排出部に向けて搬送される。
−白色画像モードの画像形成手順−
白色画像モードが選択された場合に、制御部70は「白色画像形成処理」を実行する。即ち、制御部70のCPU70Aは、「白色画像形成処理」を実行するためのプログラムをROM70Bから読み出し、RAM70Cをワークエリアとして使用して、プログラムを実行する。
図6は本発明の実施の形態に係る画像形成装置の制御部で実行される「白色画像形成処理」の手順の一例を示すフローチャートである。上記の通り、「白色画像形成処理」は、利用者により設定されたモードでの画像形成が指示されると開始される。「白色画像形成処理」が開始されると、制御部70は、白色のトナー像形成部20V、白色のトナー像形成部20W、転写装置30、定着装置40、及び搬送装置50の各部に指示して、画像形成の制御を行う。
まず、ステップ100で、白色の画像データからTMA(画像データに基づくTMA)を取得する。次に、ステップ102では、画像データに基づくTMAが、上限閾値を超えているか否かを判断する。ここで「上限閾値」とは、トナー像形成部20Vにより形成可能なTMAの上限値(TMAMAX)である。画像データに基づくTMAが上限閾値を超えている場合には、ステップ104に進む。ステップ104では「画像重畳処理」を実行してルーチンを終了する。一方、画像データに基づくTMAが上限閾値以下の場合には、ステップ106に進む。
次に、ステップ106では、隠蔽モードが設定されているか否かを判断する。隠蔽モードが設定されている場合には、ステップ108に進む。ステップ108では「隠蔽モード処理」を実行してルーチンを終了する。一方、隠蔽モードが設定されていない場合には、ステップ110に進む。
次に、ステップ110では、画質優先モードが設定されているか否かを判断する。画質優先モードが設定されている場合には、ステップ112に進む。ステップ112では「画質優先モード処理」を実行してルーチンを終了する。一方、画質優先モードが設定されていない場合には、ステップ114に進む。
次に、ステップ114では、グロス抑制モードが設定されているか否かを判断する。グロス抑制モードが設定されている場合には、ステップ116に進む。ステップ116では「グロス抑制モード処理」を実行してルーチンを終了する。一方、グロス抑制モードが設定されていない場合には、ルーチンを終了する。この場合は、トナー像形成部20Vにより第1白色画像だけが形成される。
(画像重畳処理)
次に、「画像重畳処理」について説明する。
図7は「画像重畳処理」の手順の一例を示すフローチャートである。また、図8は画像重畳処理における「画像データ生成処理」の手順の一例を示すフローチャートである。
まず、図7のステップ200で、トナー像形成部20V(第1白色画像)用の第1画像データと、トナー像形成部20W(第2白色画像)用の第2画像データとを生成する「画像データ生成処理」を実行する。
画像重畳処理における「画像データ生成処理」では、画像データに基づくTMAが、トナー像形成部20Vにより形成可能なTMAの上限値(TMAMAX)を超えている。上限値TMAMAXは、記録媒体上に載せることが可能なTMAの上限値である。このため、トナー像形成部20Vだけでは、TMAが「TMA」の白色画像を形成できない。そこで、トナー像形成部20Vとトナー像形成部20Wとで白色画像を形成する。なお、画像データに基づくTMAは、上限値TMAMAXの2倍以下である。
ここで、図8を参照して「画像データ生成処理」について詳しく説明する。ステップ300で、トナー像形成部20Vにより形成される第1白色画像のTMAが上限値TMAMAXとなるように、第1白色画像用の第1画像データを生成する。続くステップ302で、トナー像形成部20Wにより形成される第2白色画像のTMAが残りのTMA(=TMA−TMA)となるように、第2白色画像用の第2画像データを生成して、ルーチンを終了する。
図7のステップ200の「画像データ生成処理」が終了すると、ステップ202に進む。ステップ202で、第1画像データに基づいて第1白色トナーを形成するようにトナー像形成部20Vに指示する。続くステップ204で、第2画像データに基づいて第2白色トナー像を形成するようにトナー像形成部20Wに指示する。
次に、ステップ206で、第1白色トナー像と第2白色トナー像とを記録媒体P上に重ねて転写し、転写された重畳トナー像を定着するように、転写装置30、定着装置40、及び搬送装置50の各部に指示して、ルーチンを終了する。
なお、上記では、上限値TMAMAXを、記録媒体上に載せることが可能なTMAの上限値としたが、上限値TMAMAXは他の値でもよい。例えば、トナー像形成部20Vにおいてボタ落ちが発生しないTMAを、上限値TMAMAXとしてもよい。上限値TMAMAXは、予め設定してもよく、画像形成毎に設定してもよい。
ここで、図2を参照してトナー像形成部20Vで起きる「ボタ落ち」について説明する。トナー像形成部20Vの現像装置24Vの現像ロール241に保持された白色トナーは、負極性に帯電されている。感光体ドラム21Vに付着してから転写ベルト31に転写された白色トナーは、転写の際に正極性の電荷が注入されて、正極性に帯電されるようになる。転写ベルト31に転写されずに感光体ドラム21Vに残留した白色トナーも、転写された白色トナーと同様に、正極性に帯電されるようになる。
感光体ドラム21Vに残留した白色トナーは、電荷付与装置26Vから負極性の電荷が注入されて、ゼロチャージ(負極性にも正極性にも帯電していない状態)となる。ゼロチャージの白色トナーは、感光体ドラム21Vに対する静電的な付着力が低下する。これにより、ゼロチャージの白色トナーは、シール部材253をすり抜けることができずに、シール部材253で滞留する(図2のP1参照)。そして、滞留した白色トナーが、電荷付与装置26Vに落下(ボタ落ち)する(図2のP2参照)。
図9はトナーのボタ落ちと、画像サイズA3当たりの搬送方向におけるトナー量との関係を示すグラフである。画像サイズA3当たりの搬送方向におけるトナー量とは、画像サイズA3の幅及び長さの記録媒体に画像を形成する場合のトナー量である。画像サイズA3の長さ方向が「搬送方向」であり、画像サイズA3の幅方向が「搬送方向」と交差する「交差方向」である。例えば、搬送方向に長い画像を形成する場合に、搬送方向におけるトナー量が増加する
図9に示すように、搬送方向におけるトナー量が基準量Cを超えると、白色トナーのボタ落ちが発生する。搬送方向におけるトナー量が増加するにつれて、落下量も増加する。これは、搬送方向におけるトナー量が増加するほど、感光体ドラム21Vに付着する白色トナーの量(残留トナー量)が増加し、シール部材253で滞留して落下する量も増加するためだと推察される。ここで、残留トナー量が閾値以上で「ボタ落ち」が発生すると仮定すると、残留トナー量が閾値未満となるTMA値を、TMAの上限値TMAMAXとすればよい。例えば、図9に示す基準量Cを上限値TMAMAXとすればよい。
なお、上記では、トナー像形成部20Vで起きる「ボタ落ち」について説明したが、トナー像形成部20W、トナー像形成部20Yなど、トナー像形成部20Vより下流側のトナー像形成部20でも、白色トナーに起因するボタ落ちは発生する。これは、転写ベルト31に転写された白色トナーが、トナー像形成部20Vより下流側のトナー像形成部20の感光体ドラム21に付着して残留トナーとなるためである。
(隠蔽モード処理)
次に、「隠蔽モード処理」について説明する。
図10は隠蔽モード処理における「画像データ生成処理」の手順の一例を示すフローチャートである。なお、「隠蔽モード処理」の手順は、「画像データ生成処理」以外は「画像重畳処理」の手順と同じであるため図示を省略する。
隠蔽モード処理における「画像データ生成処理」では、トナー像形成部20Vとトナー像形成部20Wとで白色画像を形成して、トナー像形成部20Vにより記録媒体上に載せることが可能なTMAの上限値TMAMAXより大きなTMAを得る。
ここで、図10を参照して「画像データ生成処理」について詳しく説明する。ステップ400で、トナー像形成部20Vにより形成される第1白色画像のTMAが上限値TMAMAXとなるように、第1白色画像用の第1画像データを生成する。続くステップ402で、トナー像形成部20Wにより形成される第2白色画像のTMAが上限値TMAMAXとなるように、第2白色画像用の第2画像データを生成して、ルーチンを終了する。
図11は隠蔽率とTMAとの関係を示すグラフである。ここではTMAの単位は[g/m]である。図11に示すように、TMAが大きくなると、記録媒体の隠蔽率が高くなる。即ち、白色トナーにより記録媒体上に形成される白色画像は、TMAが大きくなるとより白くなる。
「画像データ生成処理」が終了すると、「画像重畳処理」と同様に各部に指示して、第1画像データに基づいて第1白色トナー像を形成し、第2画像データに基づいて第2白色トナー像を形成して、第1白色トナー像と第2白色トナー像とを記録媒体P上に重ねて転写し、転写された重畳トナー像を定着する。
上記の例では、第1白色画像と第2白色画像とが重畳された重畳画像では、TMAが上限値TMAMAXの2倍の値となり、記録媒体の色が透けて見え難くなり、高い隠蔽率が実現される。
(画質優先モード処理)
次に、「画質優先モード処理」について説明する。
図12は画質優先モード処理における「画像データ生成処理」の手順の一例を示すフローチャートである。なお、「画質優先モード処理」の手順は、「画像データ生成処理」以外は「画像重畳処理」の手順と同じであるため図示を省略する。
画質優先モード処理における「画像データ生成処理」では、トナー像形成部20Vとトナー像形成部20Wとで白色画像を形成して、画像データに基づくTMAを得る。
ここで、図12を参照して「画像データ生成処理」について詳しく説明する。ステップ500で、トナー像形成部20Vにより形成される第1白色画像のTMAが、画像データに基づくTMAの0.7倍となるように、第1白色画像用の第1画像データを生成する。続くステップ502で、トナー像形成部20Wにより形成される第2白色画像のTMAが、画像データに基づくTMAの0.3倍となるように、第2白色画像用の第2画像データを生成して、ルーチンを終了する。
「画像データ生成処理」が終了すると、「画像重畳処理」と同様に各部に指示して、第1画像データに基づいて第1白色トナー像を形成し、第2画像データに基づいて第2白色トナー像を形成して、第1白色トナー像と第2白色トナー像とを記録媒体P上に重ねて転写し、転写された重畳トナー像を定着する。
トナー像形成部20Vは、トナー像形成部20Wより画像形成方向の上流側に配置されている。このため、トナー像形成部20Vでは、転写ベルト31に付着した白色トナーは、記録媒体Pに実際に転写されるまでに、下流の一次転写部(図1のTY、TM、TC、TK、TW)の各々で、複数回に亘って正極性の電荷が注入(空転写)される。トナー像形成部20Vの空転写の回数は、トナー像形成部20Wの空転写の回数よりも多い。従って、トナー像形成部20Vを経て二次転写される白色トナーは、トナー像形成部20Wを経て二次転写される白色トナーよりも帯電が高い。
帯電の低いトナーは二次転写の際に、付加される圧力や記録媒体の裏面における電荷変動により、記録媒体の搬送方向の前方及び後方に飛散する。画質優先モードでは、二次転写の際に、第2白色トナー像上に第1白色トナー像が重畳される。第1白色トナー像を構成する白色トナーは、第2白色トナー像を構成する白色トナーよりも帯電が高い。帯電の低い白色トナーの上に、帯電の高い白色トナーが載せられて、上記のトナーの飛散が低減される。
上記の例では、第1白色画像のTMAと第2白色画像のTMAの比率を(0.7:0.3)としたが、二次転写の際に、第2白色トナー像(低帯電)上に第1白色トナー像(高帯電)が重畳されればよく、上記比率には限定されない。例えば、トナー像形成部20Vとトナー像形成部20Wとの間で、トナー消費量に偏りが発生しないように、TMAとTMAの比率を変えてもよい。
図13は画質優先モード処理における「画像データ生成処理」の手順の他の一例を示すフローチャートである。この例では、トナー像形成部20Vのトナー残量が、トナー像形成部20Wのトナー残量より少なくなった場合は、TMAを減らし且つTMAを増やすことで、トナー消費量の偏りを是正する。
まず、ステップ600で、トナー像形成部20Vのトナー残量を求める。続くステップ602で、トナー像形成部20Wのトナー残量を求める。各トナー像形成部20の現像装置24は、トナーカートリッジを交換することにより、現像剤であるトナーを補充する。各トナー像形成部20のトナー残量は、現像装置24に使用されるトナーカートリッジのトナー残量である。トナーカートリッジのトナー残量は、記憶部104等に記憶しておいた使用履歴を参照し、使用開始時のトナー量からトナー使用量を差し引くことで求められる。
次に、ステップ604で、トナー像形成部20Vのトナー残量と、トナー像形成部20Wのトナー残量との差を求める。トナー消費量の偏りを是正する前は、トナー像形成部20Vのトナー消費量が、トナー像形成部20Wのトナー消費量よりも多い。したがって、トナー像形成部20Wのトナー残量からトナー像形成部20Vのトナー残量を減じた値が「トナー残量の差」となる。
次に、ステップ606で、トナー残量の差に応じたTMAとTMAの比率を決める。図14はトナー残量の差とTMA比率との関係を示す図表である。トナー残量の差とTMA比率(X:Y)との関係は、例えば、図14に示すテーブル形式で制御部70のメモリ70Dに記憶されている。図示した例では、トナー残量の差がA未満の場合のTMA比率は(0.7:0.3)、トナー残量の差がA以上B未満の場合のTMA比率は(0.5:0.5)、トナー残量の差がB以上の場合のTMA比率は(0.3:0.7)である。なお、BはAよりも大きい。
次に、ステップ608で、トナー像形成部20Vにより形成される第1白色画像のTMAが、画像データに基づくTMAのX倍となるように、第1白色画像用の第1画像データを生成する。続くステップ610で、トナー像形成部20Wにより形成される第2白色画像のTMAが、画像データに基づくTMAのY倍となるように、第2白色画像用の第2画像データを生成して、ルーチンを終了する。
図15(A)及び(B)は各像形成部のトナー残量と画像形成量との関係を示すグラフである。縦軸はトナー残量を表し、横軸は画像形成量を表す。トナー残量の単位は[kg]である。画像形成量は、PV(Print Volume)数、即ち、画像が形成されたA4サイズの記録媒体の枚数で表される。kPVは、千枚単位であることを表す。実線はトナー像形成部20Vのトナー残量を表し、一点鎖線はトナー像形成部20Wのトナー残量を表す。なお、点線は、YMCK各色のトナー像形成部20Y〜20Kのトナー残量を表す。
図15(A)に示すように、トナー消費量の偏りを是正する前は、トナー像形成部20Vのトナー残量の減少速度は、トナー像形成部20Wのトナー残量の減少速度よりも早い。また、白色トナーのTMAが有色トナーのTMAより大きいいために、トナー像形成部20Vのトナー残量の減少速度は、YMCK各色のトナー像形成部20Y〜20Kのトナー残量の減少速度よりも早い。したがって、トナー像形成部20Vは、他のトナー像形成部20より先にトナーカートリッジの交換時期が到来する。
図15(B)に示すように、トナー消費量の偏りを是正すると、是正後のトナー像形成部20Vのトナー残量の減少速度は、是正前の減少速度よりも遅くなる。トナー像形成部20Vのトナーカートリッジの交換時期も遅くなる。例えば、図示したように、YMCK各色のトナー像形成部20Y〜20K、白色のトナー像形成部20W、及び白色のトナー像形成部20Vについて、トナーカートリッジの交換時期が同時期となるように、トナー消費量の偏りを是正してもよい。これにより、消耗品であるトナーカートリッジの交換のために画像形成を停止する期間が短くなる。
(グロス抑制モード処理)
次に、「グロス抑制モード処理」について説明する。
図16はグロス抑制モード処理における「画像データ生成処理」の手順の一例を示すフローチャートである。なお、「画質優先モード処理」の手順は、「画像データ生成処理」以外は「画像重畳処理」の手順と同じであるため図示を省略する。
グロス抑制モード処理における「画像データ生成処理」では、元の白色画像はベタ画像である。トナー像形成部20Wにより形成される第2白色画像(白色ベタ画像)上に、トナー像形成部20Vにより第1白色画像(網点画像)を形成して、白色画像のグロスを低減する。
ステップ700で、トナー像形成部20Vにより網点画像を形成するように、第1白色画像用の第1画像データを生成する。網点画像は、予め定めた網点面積率の画像である。例えば、網点面積率は20%としてもよい。続くステップ702で、元の白色の画像データを第2白色画像用の第2画像データとして、ルーチンを終了する。
「画像データ生成処理」が終了すると、「画像重畳処理」と同様に各部に指示して、第1画像データに基づいて第1白色トナー像を形成し、第2画像データに基づいて第2白色トナー像を形成して、第1白色トナー像と第2白色トナー像とを記録媒体P上に重ねて転写し、転写された重畳トナー像を定着する。
白色トナーによりベタ画像を形成する場合、白色トナーのTMAが有色トナーのTMAより大きいいために、白色ベタ画像のグロスが高くなる。また、白色ベタ画像のグロスが周囲に比べて高いため、面内で周囲とのグロスの違いが目立つ「グロス段差」が発生する。上記の例では、白色ベタ画像上に網点画像が重畳され、重畳画像である白色画像の表面に凹凸が形成される。これにより、白色画像のグロスが低下し、グロス段差も解消する。
図17はグロスとTMAとの関係の一例を示すグラフである。縦軸は60%グロスを表し、横軸はTMAを表す。TMAの単位は[g/m]である。グロス(光沢度)は、グロス測定機を用いて測定される。60%グロスとは、鏡面光沢度の測定方法(JIS Z 87411)における入射角60°で測定したグロスある。
実線は白色ベタ画像だけを形成する場合の関係を表し、点線は白色ベタ画像と網点画像とを形成する場合の関係を表す。図17に実線で示すように、TMAが大きいほどグロスが高くなる。白色ベタ画像のようにTMAが大きい領域では、白色ベタ画像上に網点画像を形成すると、白色ベタ画像のみを形成する場合に比べてグロスが低下する。
<変形例>
なお、上記実施の形態で説明した画像形成装置及びプログラムの構成は一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内においてその構成を変更してもよいことは言うまでもない。
上記では、トナー像形成部20Wを、YMCK各色のトナー像形成部20Y〜20Kよりも下流側に配置する例(図1参照)について説明したが、トナー像形成部20Wはトナー像形成部20Vの下流側に配置されていればよく、上記の配置に限定されない。例えば、トナー像形成部20Wを、トナー像形成部20Vの隣に配置してもよい。
10 画像形成装置
12 画像形成部
20 トナー像形成部
21 感光体ドラム
22 帯電器
23 露光装置
24 現像装置
25 清掃装置
26 電荷付与装置
30 転写装置
31 転写ベルト
32 ロール
33 一次転写ロール
34 二次転写ロール
35 清掃装置
40 定着装置
41 加熱ロール
42 加圧ロール
50 搬送装置
52 媒体供給部
54 下流側搬送部
58 中間搬送部
70 制御部
72 給電部
100 操作表示部
102 通信部
104 記憶部
106 設定画面
108 設定画面
241 現像ロール
251 ブラシ
252 ブレード
253 シール部材
254 筐体
NF 定着ニップ
NT 転写ニップ
P 記録媒体

Claims (8)

  1. 特定色のトナーにより第1トナー像を形成する第1像形成部と、
    前記第1像形成部の下流側に配置され、前記特定色のトナーにより第2トナー像を形成する第2像形成部と、
    形成されたトナー像を記録媒体に転写する転写部と、
    前記特定色のトナーにより前記記録媒体上に特定色の画像を形成する際に、
    モード設定なし、隠蔽性を優先する隠蔽モード、画質を優先する画質優先モード、及びベタ画像のグロスを抑制するグロス抑制モードを含む複数の選択肢の中から、前記画質優先モードが選択設定された場合には、画像情報から得られる単位面積当たりのトナー量を目標量として、単位面積当たりのトナー量が前記目標量の一部となる第1画像データと、単位面積当たりのトナー量が前記目標量の残部となる第2画像データとを生成し、
    前記第1画像データに基づいて前記第1像形成部により第1トナー像を形成すると共に、前記第2画像データに基づいて前記第2像形成部により第2トナー像を形成し、形成された前記第1トナー像と前記第2トナー像とが重ねて前記記録媒体に転写されるように、前記第1像形成部、前記第2像形成部、及び前記転写部による画像形成を制御する制御部と、
    を備え、
    前記第1像形成部及び前記第2像形成部の一方のトナー残量が、前記第1像形成部及び前記第2像形成部の他方のトナー残量より多い場合は、前記第1像形成部及び前記第2像形成部の前記一方のトナー消費量が増えるように、前記一部と前記残部との比率を変更する、
    画像形成装置。
  2. 前記特定色のトナーが白色トナーである、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御部は、
    前記複数の選択肢の中から前記モード設定なしが選択設定され、前記画像情報から得られる単位面積当たりのトナー量が第1上限閾値を超える場合は、
    単位面積当たりのトナー量が第1上限閾値の第1画像データと、前記第1上限閾値を超える分の単位面積当たりのトナー量の第2画像データとを生成し、
    前記第1画像データに基づいて前記第1像形成部により第1トナー像を生成すると共に、前記第2画像データに基づいて前記第2像形成部により第2トナー像を生成するように、画像形成を制御する、
    請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記第1上限閾値は、前記第1像形成部により得られる単位面積当たりのトナー量の上限値とする、請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記第1上限閾値は、前記第1トナー像の転写後に前記第1像形成部に残留する残留トナー量が第2上限閾値未満となる値とする、請求項3に記載の画像形成装置。
  6. 前記制御部は、
    前記複数の選択肢の中から前記隠蔽モードが選択設定された場合には、
    単位面積当たりのトナー量の第1上限閾値を目標量として、単位面積当たりのトナー量が前記目標量となる第1画像データと、単位面積当たりのトナー量が0より大きく且つ前記目標量以下の第2画像データとを生成し、
    前記第1画像データに基づいて前記第1像形成部により第1トナー像を生成すると共に、前記第2画像データに基づいて前記第2像形成部により第2トナー像を生成するように、画像形成を制御する、
    請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。
  7. 前記制御部は、
    前記複数の選択肢の中から前記グロス抑制モードが選択設定された場合には、
    ベタ画像より網点面積率の低い網点画像を形成するための第1画像データと、画像情報に基づいて前記ベタ画像を形成するための第2画像データとを生成し、
    前記第1画像データに基づいて前記第1像形成部により第1トナー像を生成すると共に、前記第2画像データに基づいて前記第2像形成部により第2トナー像を生成するように、画像形成を制御する、
    請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。
  8. コンピュータを、
    請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載の画像形成装置の制御部として機能させるためのプログラム。
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