JP6953842B2 - 便座装置 - Google Patents

便座装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6953842B2
JP6953842B2 JP2017132782A JP2017132782A JP6953842B2 JP 6953842 B2 JP6953842 B2 JP 6953842B2 JP 2017132782 A JP2017132782 A JP 2017132782A JP 2017132782 A JP2017132782 A JP 2017132782A JP 6953842 B2 JP6953842 B2 JP 6953842B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
toilet seat
dense
heating element
heating
blocking device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017132782A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019013440A (ja
Inventor
洋二 本並
洋二 本並
真一 梶野
真一 梶野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
Aisin Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aisin Seiki Co Ltd, Aisin Corp filed Critical Aisin Seiki Co Ltd
Priority to JP2017132782A priority Critical patent/JP6953842B2/ja
Priority to CN201821061362.1U priority patent/CN209915844U/zh
Publication of JP2019013440A publication Critical patent/JP2019013440A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6953842B2 publication Critical patent/JP6953842B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Toilet Supplies (AREA)

Description

本発明は、便座装置に関する。
便座装置の一形式として、特許文献1に示されているものが知られている。特許文献1の便座装置(暖房便座)は、特許文献1の図4に示されるように、着座部を有する便座、便座の裏面に設けた発熱体ユニット、および、発熱体ユニットに接続し、便座の異常温度上昇を検知して発熱体ユニットへの通電を遮断する温度過昇防止装置を備えている。温度過昇防止装置は、発熱体ユニットの裏面側に設けられるとともに、温度過昇防止装置の裏面側にも、発熱体ユニットが設けられている。
特開2014−68667号公報
しかしながら、上述した特許文献1の便座装置においては、温度過昇防止装置(遮断装置)に接触している発熱体ユニットの部位が、便座の内側面に接触しているため、発熱体ユニットによって発せられる熱が便座に移動する。このため、便座装置の異常によって発熱体ユニットが常時通電された状態となった場合、着座部の温度が比較的高温になることにより、使用者が着座部に着座したときに使用者が不快に感じることが考えられる。
これに対し、便座の異常温度上昇があった場合に、遮断装置を早期に作動させるために、通電が遮断される温度を比較的低く設定することが考えられる。しかしながら、この場合、便座装置の保管時において、環境温度が比較的高温になったとき、遮断装置が作動することが考えられる。
本発明は、上述した問題を解消するためになされたもので、発熱体によって加熱されることにより、発熱体の通電を電気的に遮断可能に設けられた遮断装置を備える便座装置において、発熱体が発する熱を遮断装置に効率よく伝達させることを目的とする。
上記の課題を解決するため、請求項1に係る便座装置は、上側面に使用者が着座する着座面を有し、内部に空間を形成するように設けられた便座部と、便座部の内側面のうち着座面の反対面を含む被覆面を覆うように配置され、着座面を加熱する加熱装置と、を備えた便座装置であって、加熱装置は、シート状に設けられ、一方面が被覆面を覆うように配置されたシート部と、シート部に配置され、通電されることにより発熱する発熱体と、他の部位よりも発熱体が密集して配置されることにより、他の部位に比べて発熱量が大きくなるように設けられた部位である密集部と、被覆面と密集部との間に配置され、密集部によって加熱されることにより発熱体の通電を電気的に遮断可能に設けられている遮断装置と、を備え、前記遮断装置と前記被覆面との間には前記発熱体を設けない。
これによれば、遮断装置は、便座部の内側面における被覆面と加熱装置の密集部との間に配置されている。よって、密集部と被覆面とが離れているため、密集部を構成する発熱体によって発せられる熱は、被覆面ひいては便座部に伝達することが抑制される。したがって、発熱体が発する熱を遮断装置に効率よく伝達させることができる。
本発明による第一実施形態に係る便座装置を示す斜視図である。 図1に示す暖房便座装置の便座部の平面図である。 図2に示すIII−III線に沿った便座部の断面図である。 図3に示すIV-IV線に沿った便座部の断面図である。 図4に示す加熱装置の平面図であり、突出部の基端部が屈曲されていない状態を表している。 図5に示す遮断装置の構成を示す部分断面図である。 本発明による第一実施形態の第一変形例に係る便座装置の便座部の断面図である。 本発明による第二実施形態の第二変形例に係る便座装置の便座部の断面図である。 本発明による第三実施形態の第三変形例に係る便座装置の便座部の断面図である。 本発明による第四実施形態の第四変形例に係る便座装置の便座部の断面図である。 本発明による第二実施形態に係る便座装置の加熱装置を示す平面図である。 本発明による第二実施形態に係る便座装置の便座部の断面図である。 本発明による第二実施形態の第一変形例に係る便座装置の便座部の断面図である。 本発明による第二実施形態の第二変形例に係る便座装置の便座部の断面図である。
<第一実施形態>
以下、本発明による便座装置の第一実施形態について図面を用いて説明する。なお、本明細書においては説明の便宜上、図1における上側および下側をそれぞれ便座装置1の上方および下方とし、同じく右下側および左上側をそれぞれ便座装置1の前方および後方とし、同じく左下側および右上側を、それぞれ便座装置1の左方および右方として説明する。
便座装置1は、本実施形態において、暖房便座である。便座装置1は、図1に示すように、腰掛式便器2に取り付けられている。便座装置1は、取付部10、便座部20、便座部20を覆う便蓋部30および制御装置40を備えている。
取付部10は、中空の箱状に形成されている。取付部10は、腰掛式便器2に取り付けられている。取付部10は、便座部20および便蓋部30を回動可能に保持する。取付部10には、制御装置40が収容されている。
便座部20は、使用者に使用される場合に使用者が着座する着座面Sb1(図2参照)を有し、内部に空間を形成するように設けられたものである。着座面Sb1は、便座部20が使用者に使用される場合に使用者が着座する部位である。便座部20は、図2および図3に示すように、便座本体部21、加熱装置22(50)および温度センサ23を備えている。
便座本体部21は、便座部20の平面視において環状に形成されている(図2参照)。便座本体部21は、内部に空間を有するように形成されている。便座本体部21は、肉厚をおよそ一定とする中空状に形成されている(図3参照)。肉厚は、便座本体部21を形成する側壁の厚みである。便座本体部21は、熱可塑性樹脂によって形成されている。
また、便座本体部21は、着座面Sb1を有している。着座面Sb1は、便座本体部21の外表面のうち、使用者が上方から着座する部位である。着座面Sb1は、便座本体部21の外表面における上側の部位である。着座面Sb1は、使用者が上方から着座した場合に使用者の人体が接触可能な範囲に設定されている。
加熱装置50は、図3に示すように、便座部20(便座本体部21)の内側面のうち着座面Sb1の反対面Sb2を含む被覆面Sb3を覆うように配置され、着座面Sb1を加熱するものである。被覆面Sb3は、本実施形態においては、反対面Sb2と同じ面である。
加熱装置50は、被覆面Sb3ひいては便座本体部21の上側壁21aを加熱することにより、着座面Sb1を加熱する。加熱装置50は、シート部51、発熱体52、密集部53および遮断装置54を備えている。
シート部51は、シート状に形成され、一方面Ss1が被覆面Sb3を覆うように配置されたものである。シート部51は、例えばアルミ箔である。本実施形態においては、シート部51の一方面Ss1が、被覆面Sb3と接触し、例えば接着剤によって固定されている。シート部51は、発熱体52からの熱を被覆面Sb3に拡散させて、上側壁21aを介して着座面Sb1に伝達させる。シート部51は、図2乃至図5に示すように、シート本体部51a(本発明の本体部に相当)および突出部51bを備えている。
シート本体部51aは、便座部20の平面視において例えば馬蹄状に形成されている。シート本体部51aは、穴部51a1が複数設けられている(図4および図5参照)。穴部51a1は、シート本体部51aにおける遮断装置54が配置された部位に設けられている。穴部51a1は、遮断装置54と被覆面Sb3との間にて貫通する貫通穴である。この穴部51a1の内側の空間によって、遮断装置54の熱がシート本体部51aひいては被覆面Sb3に放出されることが抑制される。
突出部51bは、シート本体部51aの周縁から突出する部位である。突出部51bとシート本体部51aとは、同じ厚みにて一体に形成されている。突出部51bは、図3および図4に示すように、加熱装置50が被覆面Sb3に配置された状態においては、シート本体部51aにおけるシート部51の他方面Ss2に相当する第一面Ss3と対向するように基端部を屈曲されている。なお、図5に示す加熱装置50は、突出部51bの基端部が屈曲されていない状態のものである(図5に示す一点鎖線は、基端部が屈曲された突出部51bの周縁を表している)。
突出部51bは、図5に示すように、基端部が屈曲されていない状態において、シート本体部51aの周縁の右端におけるおよそ中央部から右方に向けて突出するように設けられている。突出部51bは、平面視矩形状に設けられている。
発熱体52は、図3乃至図5に示すように、シート部51に配置され、通電されることにより発熱するものである。発熱体52は、コード状の発熱体によって構成されたコードヒータである。発熱体52は、制御装置40を介して電源部(図示なし)から電力が供給されることにより通電されて発熱する。発熱体52の両端が、制御装置40を介して電源部に電気的に接続されている。電源部は、交流の系統電源である。
発熱体52は、発熱部52bおよび絶縁被覆52cを備えている(図3参照)。発熱部52bは、例えばガラス繊維からなる線芯(図示なし)に電熱用合金線(図示なし)が螺旋状に巻付けられたものである。絶縁被覆52cは、絶縁性を有し、発熱部52bの外周を覆うものである。絶縁被覆52cは、例えばポリ塩化ビニルによって設けられている。
発熱体52は、シート部51の他方面Ss2(下面)に配置されている。発熱体52は、絶縁被覆52cがシート部51に溶着されて固定される。シート部51および発熱体52によって構成される加熱装置50は、面状発熱体である。
密集部53は、他の部位よりも発熱体52が密集して配置されることにより、他の部位に比べて発熱量が大きくなるように設けられた部位である。密集部53は、本実施形態において、突出部51bおよび突出部51bに配置された発熱体52(以下、密集発熱体52aともいう。)によって構成されている。他の部位は、シート本体部51aおよびシート本体部51aに配置された発熱体52によって構成されている。
密集部53は、具体的には、シート本体部51aの第一面Ss3に対向する突出部51bの第二面Ss4に発熱体52(密集発熱体52a)が密集して配置されることにより設けられている。第二面Ss4は、突出部51bにおけるシート部51の他方面Ss2に相当する。このように、突出部51bに配置された密集発熱体52aは、シート本体部51aに配置された発熱体52に比べて密集している。よって、密集部53の発熱量は、他の部位の発熱量に比べて大きい。
遮断装置54は、被覆面Sb3と密集部53との間に配置され、密集部53によって加熱されることにより発熱体52の通電を電気的に遮断可能に設けられているものである。遮断装置54は、発熱体52が常時通電された状態となる便座装置1の異常が発生した場合に、発熱体52の通電を電気的に遮断する(詳細は後述する)。
遮断装置54は、本実施形態においては、シート本体部51aの第一面Ss3と密集部53との間にて、第一面Ss3および密集部53と接触するように配置されている。これにより、遮断装置54は、密集部53に配置された発熱体52(密集発熱体52a)と直接接触するように配置される。また、これにより、密集部53は、シート本体部51aの第一面Ss3と離れるように配置されている。また、遮断装置54は、長手方向を前後方向に沿うように配置されている。遮断装置54は、図6に示すように、温度ヒューズ54aおよび絶縁チューブ54bを含んで構成されている。
温度ヒューズ54aは、非動作時に発熱体52の通電を許容し、動作することにより発熱体52の通電を電気的に遮断するものである。温度ヒューズ54aは、本実施形態において、可溶合金型の温度ヒューズである。また、温度ヒューズ54aは、アキシャルタイプの温度ヒューズである。温度ヒューズ54aは、発熱体52に電気的に直列に配置されている。温度ヒューズ54aは、二つのリード線54a1、可溶体54a2および絶縁ケース54a3を備えている。
各リード線54a1の一端が発熱体52に、例えば接続端子54cを用いて電気的にそれぞれ接続されている。温度ヒューズ54aは、非動作時において各リード線54a1の他端が可溶体54a2によって電気的にそれぞれ接続されている。可溶体54a2は、可溶性の合金体である。絶縁ケース54a3は、金属材料によって筒状に形成され、内側に可溶体54a2を収容する。
ここで、温度ヒューズ54aの動作について説明する。絶縁ケース54a3ひいては可溶体54a2が加熱されて可溶体54a2の温度が所定温度以上となった場合、可溶体54a2が溶融して分断する。これにより、各リード線54a1間が電気的に遮断されるため、発熱体52の通電が遮断される。所定温度は、温度ヒューズ54aが動作する温度に相当する。所定温度の詳細については、後述する。
絶縁チューブ54bは、筒状に設けられ、内側に温度ヒューズ54aおよび接続端子54cを収容するものである。また、絶縁チューブ54bの内側にて、一方のリード線54a1に電気的に接続された発熱体52が、絶縁ケース54a3の外表面に接触するように取り回されている。
絶縁チューブ54bは、例えば軟質の塩化ビニルによって形成されている。絶縁チューブ54bの両端に高周波ウェルダー加工が施されることにより、温度ヒューズ54aの防水性が確保されている。
温度センサ23は、便座部20(便座本体部21)の内部に配置され、着座面Sb1の温度を検出するものである。温度センサ23は、シート部51の他方面Ss2におけるシート本体部51aの第一面Ss3以外の部位に配置されている。
温度センサ23は、シート部51の他方面Ss2の温度を検出することにより、着座面Sb1の温度を間接的に検出する。温度センサ23によって検出された温度は、制御装置40に出力される。
制御装置40は、便座装置1を統括制御するものである。制御装置40は、温度センサ23によって検出された温度を使用して、着座面Sb1の温度を目標温度に調整するように、加熱装置50(発熱体52)をオンオフ制御する。目標温度は、複数の設定温度のうち、使用者が選択した設定温度に設定される。複数の設定温度は、目標温度を設定するための温度として、予め設定された温度である。使用者は、取付部10に設けられたスイッチ(図示なし)によって設定温度を選択する。
次に、便座装置1に異常が発生していない場合においてオンオフ制御が実行されたときの便座装置1の動作について説明する。発熱体52がオンオフ制御されることにより、加熱装置50から被覆面Sb3に伝達する熱量が調整されて、着座面Sb1の温度が目標温度にておよそ一定に推移する。このとき、密集部53においても密集発熱体52aがオンオフ制御されている。密集部53が遮断装置54に接触しているため、遮断装置54が密集部53によって加熱される。
上述したように密集部53の発熱量がシート本体部51aの発熱量より大きいため、密集発熱体52aがオンオフ制御されているとき、遮断装置54の温度が着座面Sb1の目標温度より高い温度にて、およそ一定にて推移する。これに対して、所定温度は、このときの可溶体54a2の温度よりも高い温度に設定されている。すなわち、便座装置1に異常が発生していない場合、温度ヒューズ54aは動作しない。
次に、便座装置1に異常が発生し、発熱体52が常時通電された状態となった場合における便座装置1の動作について説明する。この場合、発熱体52(密集発熱体52a)がオンオフされずに連続して通電された状態であるため、着座面Sb1の温度が目標温度より高くなるとともに、遮断装置54の温度も上昇する。
続けて発熱体52が連続して通電されて、遮断装置54の温度がさらに上昇することにより、可溶体54a2の温度が所定温度に到達する。このとき、温度ヒューズ54aが作動して、発熱体52の通電が遮断される。これにより、便座装置1の安全性が確保される。なお、温度ヒューズ54aが作動した時における着座面Sb1の温度が、使用者の安全性が確保された温度となるように、所定温度および密集発熱体52aの密集の度合いが設定されている。
本第一実施形態によれば、便座装置1は、上側面に使用者が着座する着座面Sb1を有し、内部に空間を形成するように設けられた便座部20と、便座部20の内側面のうち着座面Sb1の反対面Sb2を含む被覆面Sb3を覆うように配置され、着座面Sb1を加熱する加熱装置50と、を備えている。加熱装置50は、シート状に設けられ、一方面Ss1が被覆面Sb3を覆うように配置されたシート部51と、シート部51に配置され、通電されることにより発熱する発熱体52と、他の部位よりも発熱体52が密集して配置されることにより、他の部位に比べて発熱量が大きくなるように設けられた部位である密集部53と、被覆面Sb3と密集部53との間に配置され、密集部53によって加熱されることにより発熱体52の通電を電気的に遮断可能に設けられている遮断装置54と、を備えている。
これによれば、遮断装置54は、便座部20の内側面における被覆面Sb3と加熱装置50の密集部53との間に配置されている。よって、密集部53が被覆面Sb3から離れて設けられているため、密集部53を構成する密集発熱体52aによって発せられる熱は、被覆面Sb3ひいては便座部20に伝達することが抑制される。したがって、発熱体52(密集発熱体52a)が発する熱を遮断装置54に効率よく伝達させることができる。
また、シート部51は、シート本体部51aおよびシート本体部51aの周縁から突出する突出部51bを備えている。突出部51bは、シート本体部51aにおけるシート部51の他方面Ss2に相当する第一面Ss3と対向するように基端部を屈曲されている。密集部53は、シート本体部51aの第一面Ss3に対向する突出部51bの第二面Ss4に発熱体52(密集発熱体52a)が密集して配置されることにより設けられている。遮断装置54は、シート本体部51aの第一面Ss3と密集部53との間にて、密集部53と接触するように配置されている。
これによれば、遮断装置54と密集部53を形成する密集発熱体52aとを直接接触させることができる。よって、加熱装置50によって発せられる熱を遮断装置54に、より効率よく伝達させることができる。
また、シート本体部51aは、遮断装置54と被覆面Sb3との間にて貫通する穴部51a1が形成されている。
これによれば、穴部51a1によって遮断装置54と便座部20の被覆面Sb3との間に空間が形成される。このため、密集部53から遮断装置54に伝達した熱が、便座部20に放出されることが抑制される。したがって、加熱装置50によって発せられる熱を遮断装置54に、さらに効率よく伝達させることができる。また、穴部51a1は、比較的簡便に形成することができるため、比較的低コストにて遮断装置54への熱伝達の高効率化を図ることができる。
<第一実施形態の第一変形例>
次に、本発明による第一実施形態の第一変形例について図7を用いて説明する。上述した第一実施形態に対して、本変形例においては、シート本体部51aに穴部51a1が設けられていない。また、本変形例においては、被覆面Sb3における遮断装置54と対向する部位(以下、対向面Sb4ともいう。)には、凸部121dが複数設けられている。
凸部121dは、対向面Sb4から突出するように設けられている。凸部121dは、左右方向に延びるように設けられ、対向面Sb4に遮断装置54の長手方向(前後方向)に並べて設けられている。複数の凸部121dの先端に、加熱装置50のシート部51における遮断装置54が配置された部位の一方面Ss1側が接触して配置される。これにより、互いに隣り合う凸部121dと加熱装置50のシート部51によって空間部S1が形成される。
このように、空間部S1は、対向面Sb4(被覆面Sb3)と加熱装置50における遮断装置54が配置された部位との間に設けられる。よって、空間部S1は、被覆面Sb3における対向面Sb4と遮断装置54との間に設けられている。
本変形例によれば、被覆面Sb3における遮断装置54と対向する部位(対向面Sb4)と加熱装置50との間には、空間部S1が設けられている。
これによれば、遮断装置54と便座部20の被覆面Sb3との間に空間部S1が形成されている。このため、密集部53から遮断装置54に伝達した熱が、便座部20に放出されることが抑制される。したがって、加熱装置50によって発せられる熱を遮断装置54に、さらに効率よく伝達させることができる。また、空間部S1は、比較的簡便に形成することができるため、比較的低コストにて遮断装置54への熱伝達の高効率化を図ることができる。
<第一実施形態の第二変形例>
次に、本発明による第一実施形態の第二変形例について図8を用いて説明する。上述した第一実施形態に対して、本変形例においては、シート本体部51aに穴部51a1が設けられていない。また、本変形例においては、被覆面Sb3における遮断装置54と対向する部位(対向面Sb4)には、凹部221eが複数設けられている。
凹部221eは、対向面Sb4から凹むように設けられている。凹部221eは、対向面Sb4に遮断装置54の長手方向(前後方向)に並べて設けられている。加熱装置50における遮断装置54が配置された部位が複数の凹部221eを覆うように、加熱装置50が配置される。これにより、凹部221eの内側面と加熱装置50のシート部51によって空間部S2が形成される。凹部221eの内側面も対向面Sb4に相当するため、空間部S2は、対向面Sb4と遮断装置54との間に設けられている。
<第一実施形態の第三変形例>
次に、本発明による第一実施形態の第三変形例について図9を用いて説明する。上述した第一実施形態に対して、本変形例においては、シート本体部51aに穴部51a1が設けられていない。また、本変形例においては、加熱装置50が便座部20の右側壁21bの内側面である右内側面Sb5を覆うように形成されている。すなわち、本変形例の被覆面Sb3は、反対面Sb2、および、便座部20の右側壁21bの内側面である右内側面Sb5を合わせた面である。
また、本変形例においては、密集部53および遮断装置54は、被覆面Sb3のうち着座面Sb1の反対面Sb2以外の部位に対向する位置に設けられている。すなわち、被覆面Sb3における遮断装置54と対向する部位である対向面Sb4は、右内側面Sb5である。
また、本変形例においては、加熱装置50は、対向面Sb4と離れて配置されている。これにより、加熱装置50と対向面Sb4との間に、空間部S3が設けられる。この場合、シート部51における遮断装置54が配置された部位の一方面Ss1には、接着剤が塗布されていない。
本変形例においては、密集部53および遮断装置54は、被覆面Sb3のうち着座面Sb1の反対面Sb2以外の部位に対向する位置に設けられている。
これによれば、密集部53および遮断装置54が、便座部20の被覆面Sb3のうち着座面Sb1の反対面Sb2以外の部位に対向する位置に設けられている。このため、密集部53によって発せられる熱が着座面Sb1に伝達することが抑制される。よって、発熱体52が常時通電された状態となった場合においても、着座面Sb1の温度が比較的高温になることが抑制される。したがって、使用者が着座面Sb1に着座したときに使用者が不快に感じることが抑制される。
<第一実施形態の第四変形例>
次に、本発明による第一実施形態の第四変形例について図10を用いて説明する。上述した第一実施形態の第三変形例に対して、本変形例は、被覆面Sb3における遮断装置54と対向する部位(右内側面Sb5(対向面Sb4))に、凸部421dが複数設けられている。
凸部421dは、右内側面Sb5から突出するように設けられている。凸部421dは、前後方向に延びるように設けられ、右内側面Sb5に上下方向に並べて設けられている。複数の凸部421dの先端に、加熱装置50のシート部51における遮断装置54が配置された部位の一方面Ss1が接触して配置される。これにより、互いに隣り合う凸部421dと加熱装置50のシート部51によって空間部S4が形成される。よって、空間部S4は、被覆面Sb3における対向面Sb4と遮断装置54との間に設けられている。
<第二実施形態>
次に、本発明による第二実施形態について、図11および図12を用いて説明する。本実施形態においては、シート部551は、突出部51bを備えていない。このため、図12に示すように、密集部553がシート本体部551aに設けられている。密集部553は、シート本体部551aの右側中央部に発熱体552が密集するように配置される(密集発熱体552aが形成される)ことにより設けられている。また、シート本体部551aは、上述した第一実施形態の穴部51a1を備えていない。
また、本実施形態における遮断装置54は、貫通穴551eを通って、シート部551の一方面Ss1にて密集部553に接触する位置に配置されている。これにより、加熱装置50が被覆面Sb3に配置された場合、図12に示すように、遮断装置54が被覆面Sb3に直接接触するように配置される。
<第二実施形態の第一変形例>
次に、本発明による第二実施形態の第一変形例について図13を用いて説明する。上述した第二実施形態に対して、本変形例においては、被覆面Sb3における遮断装置54と対向する部位(対向面Sb4)には、凸部621dが複数設けられている。
凸部621dは、対向面Sb4から突出するように設けられている。凸部621dは、左右方向に延びるように設けられ、対向面Sb4に遮断装置54の長手方向(前後方向)に並べて設けられている。複数の凸部621dの先端に、遮断装置54が直接接触して配置される。これにより、互いに隣り合う凸部621dと遮断装置54によって空間部S6が形成される。空間部S6は、対向面Sb4(被覆面Sb3)と遮断装置54との間に設けられる。
<第二実施形態の第二変形例>
次に、本発明による第二実施形態の第二変形例について図14を用いて説明する。上述した第二実施形態に対して、本変形例においては、被覆面Sb3における遮断装置54と対向する部位(対向面Sb4)には、凹部721eが複数設けられている。
凹部721eは、対向面Sb4から凹むように設けられている。凹部721eは、対向面Sb4に遮断装置54の長手方向(前後方向)に並べて設けられている。遮断装置54が複数の凹部721eを覆うように、加熱装置50が配置される。これにより、凹部721eの内側面と遮断装置54によって空間部S7が形成される。凹部721eの内側面も対向面Sb4に相当するため、空間部S7は、対向面Sb4と遮断装置54との間に設けられている。
<他の変形例>
なお、上述した実施形態において、便座装置の一例を示したが、本発明はこれに限定されず、他の構成を採用することもできる。例えば、上述した各実施形態および各変形例において、便座装置1は、取付部10の内部に、人体の局部の洗浄を行う洗浄装置を備えるようにしても良い。この場合、便座装置1は、人体の局部を洗浄する温水洗浄便座装置として機能する。
また、上述した第一実施形態において、シート部51は、穴部51a1が設けられているが、これに代えて、穴部51a1を設けないようにしても良い。また、上述した第一実施形態の各変形例においては、穴部51a1が設けられていないが、これに代えて、穴部51a1を設けるようにしても良い。
また、上述した第一実施形態の第三変形例において、空間部S3が設けられているが、これに代えて、空間部S3を設けないようにしても良い。この場合、右内側面Sb5(対向面Sb4)とシート部の一方面Ss1とが接触し、接着剤等によって固定される。
また、上述した各実施形態および各変形例において、遮断装置54は、温度ヒューズ54aを用いて構成されているが、これに代えて、所定温度にて作動する復帰型のサーマルスイッチを用いるようにしても良い。この場合、自動復帰型でなく手動復帰型を用いるようにすると良い。
また、上述した各実施形態および各変形例において、被覆面Sb3における遮断装置54と対向する部位(対向面Sb4)と加熱装置50との間には、発泡体等によって設けられた断熱部材を配置するようにしても良い。また、第一実施形態の各変形例において、遮断装置54とシート本体部51aの第一面Ss3との間に、空間部や断熱部材を設けるようにしても良い。
また、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、シート部51,551、シート本体部51a、突出部51b、密集部53,553、穴部51a1、凸部121d,421d,621d、凹部221e,721eの位置や形状、および、着座面Sb1,反対面Sb2,被覆面Sb3,対向面Sb4の位置や大きさ、並びに、発熱体52,552および遮断装置54の配置を変更するようにしても良い。
1…便座装置、20…便座部、22(50)…加熱装置、51…シート部、51a…シート本体部(本体部)、51a1…穴部、51b…突出部、52…発熱体、53…密集部、54…遮断装置、S1,S2,S3,S4,S6,S7…空間部、Sb1…着座面、Sb2…反対面、Sb3…被覆面、Ss1…一方面、Ss2…他方面、Ss3…第一面、Ss4…第二面。

Claims (6)

  1. 上側面に使用者が着座する着座面を有し、内部に空間を形成するように設けられた便座部と、
    前記便座部の内側面のうち前記着座面の反対面を含む被覆面を覆うように配置され、前記着座面を加熱する加熱装置と、を備えた便座装置であって、
    前記加熱装置は、
    シート状に設けられ、一方面が前記被覆面を覆うように配置されたシート部と、
    前記シート部に配置され、通電されることにより発熱する発熱体と、
    他の部位よりも前記発熱体が密集して配置されることにより、前記他の部位に比べて発熱量が大きくなるように設けられた部位である密集部と、
    前記被覆面と前記密集部との間に配置され、前記密集部によって加熱されることにより前記発熱体の通電を電気的に遮断可能に設けられている遮断装置と、を備え
    前記遮断装置と前記被覆面との間には前記発熱体を設けない、便座装置。
  2. 前記シート部は、本体部および前記本体部の周縁から突出する突出部を備え、
    前記突出部は、前記本体部における前記シート部の他方面に相当する第一面と対向するように基端部を屈曲され、
    前記密集部は、前記本体部の前記第一面に対向する前記突出部の第二面に前記発熱体が密集して配置されることにより設けられ、
    前記遮断装置は、前記本体部の前記第一面と前記密集部との間にて、前記密集部と接触するように配置されている請求項1に記載の便座装置。
  3. 前記本体部は、前記遮断装置と前記被覆面との間にて貫通する穴部が形成されている請求項2に記載の便座装置。
  4. 前記被覆面における前記遮断装置と対向する部位と前記加熱装置との間には、空間部が設けられている請求項1乃至請求項3の何れか一項に記載の便座装置。
  5. 前記密集部および前記遮断装置は、前記被覆面のうち前記着座面の反対面以外の部位に対向する位置に設けられている請求項1乃至請求項4の何れか一項に記載の便座装置。
  6. 上側面に使用者が着座する着座面を有し、内部に空間を形成するように設けられた便座部と、
    前記便座部の内側面のうち前記着座面の反対面を含む被覆面を覆うように配置され、前記着座面を加熱する加熱装置と、を備えた便座装置であって、
    前記加熱装置は、
    シート状に設けられ、一方面が前記被覆面を覆うように配置されたシート部と、
    前記シート部に配置され、通電されることにより発熱する発熱体と、
    他の部位よりも前記発熱体が密集して配置されることにより、前記他の部位に比べて発熱量が大きくなるように設けられた部位である密集部と、
    前記被覆面と前記密集部との間に配置され、前記密集部によって加熱されることにより前記発熱体の通電を電気的に遮断可能に設けられている遮断装置と、を備え、
    前記密集部および前記遮断装置は、前記被覆面のうち前記着座面の反対面以外の部位に対向する位置に設けられている便座装置。
JP2017132782A 2017-07-06 2017-07-06 便座装置 Active JP6953842B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017132782A JP6953842B2 (ja) 2017-07-06 2017-07-06 便座装置
CN201821061362.1U CN209915844U (zh) 2017-07-06 2018-07-05 便座装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017132782A JP6953842B2 (ja) 2017-07-06 2017-07-06 便座装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019013440A JP2019013440A (ja) 2019-01-31
JP6953842B2 true JP6953842B2 (ja) 2021-10-27

Family

ID=65357915

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017132782A Active JP6953842B2 (ja) 2017-07-06 2017-07-06 便座装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6953842B2 (ja)
CN (1) CN209915844U (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7124730B2 (ja) 2019-01-29 2022-08-24 株式会社オートネットワーク技術研究所 給電制御装置及び給電制御方法

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4967805B2 (ja) * 2007-05-21 2012-07-04 パナソニック株式会社 暖房便座
JP6090704B2 (ja) * 2012-09-27 2017-03-08 Toto株式会社 暖房便座
JP6344641B2 (ja) * 2014-03-17 2018-06-20 Toto株式会社 暖房便座装置

Also Published As

Publication number Publication date
CN209915844U (zh) 2020-01-10
JP2019013440A (ja) 2019-01-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6953842B2 (ja) 便座装置
ITMI20121058A1 (it) Apparecchio termico migliorato e metodo di utilizzo
JP4834192B2 (ja) 便座装置
JP2008018057A (ja) シートヒータ
JP6221983B2 (ja) 輻射ヒータ装置
JP4513301B2 (ja) 暖房便座
JP6344641B2 (ja) 暖房便座装置
JP2016059559A (ja) 便座装置
JP4967805B2 (ja) 暖房便座
JP2010082185A (ja) 暖房便座装置
JP6876239B2 (ja) 暖房便座
JP4775275B2 (ja) 暖房便座とそれを搭載したトイレ装置
JP6090704B2 (ja) 暖房便座
JP2019088524A (ja) 便座用の加熱装置および便座装置
JP2007082659A (ja) 暖房便座
JP2005111153A (ja) 暖房便座
JP2007186205A (ja) ステアリングホイール
JP6467626B2 (ja) 便座装置
JP4513300B2 (ja) 暖房便座
JP6347048B2 (ja) 便座装置
JP2007252942A (ja) 暖房便座
KR101273501B1 (ko) 비데용 변기 시트
JP6988363B2 (ja) 便座用の加熱装置および便座装置
JP4791769B2 (ja) 便座装置
TW202411503A (zh) 衛生洗淨裝置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200611

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20210219

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210423

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210511

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210623

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210630

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210831

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210913

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6953842

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150