JP6951802B1 - 照明器具脱落防止用ルーズナット、照明器具脱落防止用具、照明器具の設置方法、照明器具の脱落防止方法および照明装置 - Google Patents

照明器具脱落防止用ルーズナット、照明器具脱落防止用具、照明器具の設置方法、照明器具の脱落防止方法および照明装置 Download PDF

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Abstract

【課題】照明器具の脱落を防止する簡易な装置構成を提供する。【解決手段】照明器具脱落防止用ルーズナットは、トンネル内面に設置されたアンカーボルトの雄ネジ部に螺合する螺合部と、螺合部における螺合の方向とは異なる方向に形成された貫通孔であって、照明器具または照明器具を取り付ける部材に結合されたワイヤが貫通する貫通孔を有するワイヤ結合部とを、金属材料により一体に形成している。【選択図】図1

Description

本開示は、照明器具の脱落を防止する各種技術に関する。
高速道路等の道路のトンネル壁面や天井などには、多数の照明器具が、支持台を介して取付けられている。支持台は、トンネル壁面に設置されたアンカーボルトにネジ止めされるなどの方法で固定されている。こうした照明器具が支持台から脱落して落下すると、走行している車両と接触する虞があり、事故につながる場合があり得る。このため、近年では、錆や腐食などで、支持台と照明器具との固定が弱ったり失われたりした場合でも、照明器具が脱落して落下しないようにする落下防止の手段を設けることが行なわれている。特許文献1には、ワイヤを用いて、脱落を防止する手法が提案されている。
特開2016−201339号公報
しかしながら、ワイヤを用いて照明器具の脱落を防止する場合、次の課題が想定される。ワイヤはトンネルなどの内壁に打ち込んだアンカーボルトに固定するが、この固定が確実なものでなければ、照明器具が支持台から外れたとき、ワイヤによる脱落防止の機能が十分に果たされない虞がある。特許文献1では、ワイヤをどのようにアンカーボルトに固定するかは示されていない。アンカーボルトにワイヤを固定するために複数の部品を使用すれば、それだけ取り付けに手間を要することになり、また故障の可能性も高まる。また、ワイヤを固定する部材をボルト・ナットなどでタイトに固定すれば、ナットが長年の使用によっても緩まないことが求められる。車両などの通行による振動が避けられない高速道路のトンネルなどでは、ナットの緩みを完全に取り除くことは困難であった。もとより、緩み止め機能を果たす特殊なナットも存在するが、取付の手間や費用が大きくなってしまう。
本開示は、以下の形態又は適用例として実現することが可能である。
本開示の照明器具脱落防止用ルーズナットは、その一態様において、トンネル内面に設置されたアンカーボルトの雄ネジ部に螺合する螺合部と、前記螺合部における螺合の方向とは異なる方向に形成された貫通孔であって、照明器具または前記照明器具を取り付ける部材に結合されるワイヤが貫通する貫通孔を有するワイヤ結合部と、を、金属材料により一体に形成してなる。この照明器具脱落防止用ルーズナットは、金属材料により一体に形成されているので、照明器具または前記照明器具を取り付ける部材に結合されるワイヤを、アンカーボルトに容易に取り付けることができる。しかも、一旦ワイヤがワイヤ結合部に通されれば、アンカーボルトの雄ネジ部から離脱することがない。また構成がシンプルなので、腐食や錆などの原因で故障が生じる可能性が低い。
本開示の照明器具脱落防止用具は、上記の照明器具脱落防止用ルーズナットと、前記照明器具脱落防止用ルーズナットの前記螺合部に適合する雄ネジ部を有するアンカーボルトと、前記ワイヤ結合部に貫通されるワイヤとを含む。こうすれば、僅か3つの部品を用意するだけで、容易に照明器具の脱落防止を図ることができる。
本開示の照明器具の設置方法は、トンネル内面に支持台を用いて照明器具を固定し、前記照明器具の固定位置の近傍にアンカーボルトを設置し、前記アンカーボルトに設けられた雄ネジ部に、ワイヤ取り付け用のルーズナットに形成された螺合部を螺合し、前記ルーズナットの前記螺合部から離間した部位に、前記螺合部における螺合の方向とは異なる方向に形成されたナット側貫通孔と、前記照明器具または前記照明器具を前記支持台に取り付ける部材に設けられた器具側貫通孔とにワイヤを貫通させ、前記ワイヤが貫通した前記ナット側貫通孔および前記器具側貫通孔から離脱しないように、前記ワイヤ同士を接合する。こうすれば、照明器具の脱落防止を図りつつ、照明器具を容易に設置できる。
本開示の照明装置に脱落防止のための施工を行なう方法は、トンネル内面に支持台を用いて照明器具が固定された照明装置に脱落防止のための施工を行なう方法であって、前記照明装置の固定位置と同等または固定位置より高い位置にアンカーボルトを設置し、前記アンカーボルトに設けられた雄ネジ部に、ワイヤ取り付け用のルーズナットに形成された螺合部を螺合し、前記ルーズナットの前記螺合部から離間した部位に、前記螺合部における螺合の方向とは異なる方向に形成されたナット側貫通孔と、前記照明器具または前記照明器具を前記支持台に取り付ける部材に設けられた器具側貫通孔とにワイヤを貫通させ、前記ワイヤが、貫通した前記ナット側貫通孔および前記器具側貫通孔から離脱しないように、前記ワイヤ同士を接合する。こうすれば、既に設置されている照明装置であっても、照明器具の脱落を防止するための施工を容易に行なうことができる。
本開示の照明装置は、トンネル内面に設けられた下孔に設置され、外側に雄ネジ部が形成されたアンカーボルトと、前記トンネル内面に、支持台を用いて固定された照明器具と、前記アンカーボルトの雄ネジ部に螺合される螺合部を有するルーズナットと、前記ルーズナットの前記螺合部から離間した位置に、前記螺合部における螺合の方向とは異なる方向に形成されたナット側貫通孔と、前記照明器具または前記照明器具を前記支持台に取り付ける部材に設けられた器具側貫通孔とに貫通されて固定されるワイヤとを備える。こうすれば、照明器具の脱落を予防できる照明装置を容易に提供できる。
上記の態様以外の種々なる構成、例えば照明器具脱落防止用ルーズナットの製造方法や、照明器具脱落防止用具の提供方法、照明装置の修理方法などの構成も、本開示に含まれる。
トンネルの内面に照明器具を取り付けた状態を側面から見た状態を示す説明図。 トンネルの内面に照明器具を取り付けた状態を正面から見た状態を示す説明図。 ルーズナットの取り付け状態を示す説明図。 ルーズナットの正面および側面を示す説明図。 図4におけるV矢視図。 ルーズナットの他の実施形態を示す説明図。 ルーズナットの更に他の実施形態を示す説明図。 他の施工例を示す説明図。 更に、他の施工例を示す説明図。
A.実施形態:
実施形態の照明器具脱落防止用ルーズナット(以下、単にルーズナットと呼ぶ)、照明器具脱落防止用具、照明器具の設置方法および照明装置等
について説明する。照明器具30をトンネルの内面、ここでは壁面TWに取り付けた照明装置10を例に挙げて説明する。もとより、照明装置10は、トンネルの天井に取り付けてもよい。また、トンネルは、山体をくりぬいて形成されるものに限らず、地下や海底のトンネルであってもよく、騒音対策のためなどの理由で、コンクリート等で人工的に形成されたトンネル(チューブ)などであってもよい。また急斜面に造成された道路などを覆う半トンネル(片側が開放されたトンネル)などであっても差し支えない。
この照明装置10は、図1および図2に示すように、トンネルの壁面TWに、照明器具30の幅方向左右に配置された支持台20,25を用いて固定される。照明器具30の設置から行なう場合は、「照明器具の設置方法」となり、既に設置されている照明装置に脱落防止の処置を行なう場合には、「照明装置に脱落防止のための施工を行なう方法」となる。照明器具30を固定する支持台20,25は、左右対称に構成され、配置される。支持台20,25は、Lアングルを組み合わせて構成される。第1Lアングル21は、ベース部21cの両側に直角に折り曲げられた長短2つのアーム部21a,21bを備える。ベース部21cは、2つのアンカーボルト12,13により、壁面TWに固定される。アンカーボルト12,13は、打ち込みタイプ、接着剤タイプのいずれでもよい。また、打ち込みはセンタピンによってもよいし、スリーブを円環状の工具により打ち込むものであってもよい。アンカーボルトの先端には、雄ネジが形成されており、ベース部21cに設けられた取り付け孔にネジ部を差し入れて、ナットを螺合して、第1Lアングル21を固定する。なお、支持台20,25の壁面TWの取り付けは、アンカーボルトによらず、他の手法、例えばコンクリートプラグによって固定してもよい。
第1Lアングル21のアーム部21a,21bの先端同士は、第2Lアングル22により結合されている。第1Lアングル21と第2Lアングル22との結合は溶接によってもよいし、ボルト・ナットで締結してもよい。なお、支持台20,25は、2つのLアングルを組み合わせて形成する必要はなく、一体物として成形してもよい。また、その形状も、照明器具30を壁面に取り付けられれば、どのような形状、材質でもよい。
照明器具30は、ベースプレート35に取り付けられ、ベースプレート35ごと、支持台20,25に取り付けられる。図示は省略したが、照明器具30は、その背面に複数の取り付け用係止爪とネジ孔が形成されており、係止爪を、ベースプレート35に設けられた図示しない係止溝に嵌め込んだ上で、ネジにより、ベースプレート35にネジ止めされている。支持台20,25とベースプレート35との固定は、第2Lアングル22に設けられた取り付け孔と、ベースプレート35に設けられた取り付け孔とを重ね、これをボルト・ナット31,32により固定することで行なわれる。このボルト・ナット31が取り付けられる部位の近傍に、ワイヤ用の器具側貫通孔37,38が設けられている。この器具側貫通孔37,38の使い方は、後で詳しく説明する。
照明器具30は、多数のLEDランプ70を配列して備える。照明器具30には、LED70用の電力を供給するケーブル33が接続されている。LED70からの光は、半透明のカバー71により散乱される。トンネル内には、こうした照明器具30が、左右一組の支持台20,25を用いてトンネルの壁面TWに多数設けられており、トンネル内を照らす。
本実施形態では、こうした支持台20,25を用いた照明器具30の固定に加えて、更に、ワイヤ60を用いた脱落防止のため施工が行なわれている。支持台20,25を壁面TWに固定するアンカーボルト12,13より壁面TWに沿って所定距離だけ上方に隔たった位置に、下孔UHが形成され、ここに、脱落防止用ルーズナット50を取り付けるためのアンカーボルト11が設置されている。このルーズナット50の取付の様子を図3に示した。また、ルーズナット50の正面および側面を、図4に符号(A)(B)として示した。更に、図4におけるV矢視を、図5に示した。
図4,図5に示すように、ルーズナット50は、雌ネジが形成されたネジ孔51を有する螺合部50aと、ナット側貫通孔52が形成されたワイヤ結合部50bとを備える。本実施形態では、ルーズナット50はステンレス鋼を用いて、螺合部50aとワイヤ結合部50bとを一体に形成している。材料は、ステンレス鋼に限らず、亜鉛メッキを施した鋼材や真鍮など、ステンレス鋼より安価な材料を用いてもよい。あるいはチタンなど、耐久性に更に優れた材料を用いることも望ましい。製造は、切削加工に限らず、鍛造など他の手法を用いてもよい。2つの部材を溶接して一体にしてもよい。いずれの場合も、強度のバラ付きが小さい製造方法を用いることか望ましい。
本実施形態のネジ孔51とナット側貫通孔52とは、図4のV矢視のように、両者が重なるように見たとき、各孔の貫通の方向、つまりネジ孔51の軸AXとナット側貫通孔52の軸WXとは直交している。ここで直交とは製造上の誤差を含み、±10度程度の範囲までを言う。もとより、ワイヤ60の捻れなどを考慮して、ネジ孔51とナット側貫通孔52との角度を10度から80度のうちの任意の角度としても差し支えない。なお、ナット側貫通孔52の両開口には、面取りがなされている。このため、ワイヤ60がナット側貫通孔52の開口の角でこすれて損傷を受けるということがない。
ワイヤ60を用いた脱落防止の措置を施す場合には、まず壁面TWにドリルなどにより形成された下孔UHにアンカーボルト11を差し込み、円環状の治具により、スリーブ18を叩き込んで変形させ、アンカーボルト11をUHに設置・固定する。この状態で、アンカーボルト11の雄ネジが形成された雄ネジ部19は、壁面TWから外部に突出している。そこで、アンカーボルト11頂部の雄ネジ部19にルーズナット50を螺合する。このとき、ルーズナット50は、それ以上回転できなくなる位置まで螺合する必要はない。雄ネジ部19の全長に対して、半分以上奥まで螺合していれば十分である。つまりアンカーボルト11とルーズナット50との螺合は、タイトなものでなく、ルーズなものとなる。このため、ルーズナット50におけるワイヤ結合部50bの方向を自由に選択することができる。
雄ネジ部19にネジ孔51を螺合した状態で、ワイヤ60を、ワイヤ結合部50bのナット側貫通孔52に通す。ワイヤ60は、図1,図2に示したように、照明器具30が取り付けられたベースプレート35の器具側貫通孔37,38にも通され、アルミロックなどの圧着部材61にワイヤ60を挟んで加締めることで、圧着される。こうして、支持台20,25により壁面TWに固定されている照明器具30は、更に、ルーズナット50のナット側貫通孔52を貫通した2本のワイヤ60により、2箇所のアンカーボルト11にそれぞれ結合され、脱落防止が図られる。なお、圧着部材61を用いた圧着に代えて、溶接や接着剤による固定でも、所望の強度が得られれば差し支えない。また、ワイヤ60同士を固定するしなくても、ナット側貫通孔52や器具側貫通孔37,38を通したワイヤ60の先端に他の部材を固定して抜止を図る形態にすることも差し支えない。照明器具30が脱落した場合に、ワイヤ60がナット側貫通孔52や器具側貫通孔37,38から抜けず、脱落を防止できればよい。
以上説明した実施形態に拠れば、ルーズナット50を用いることで、照明器具30の脱落を容易かつ確実に防止でき、また照明器具30の確実な脱落防止を図った照明装置10を簡易に提供できる。これは、螺合部50aとワイヤ結合部50bとを金属材料により一体に形成したルーズナット50を、アンカーボルト11の雄ネジ部19にネジ孔51により螺合し、そのルーズナット50のナット側貫通孔52に直接ワイヤ60を貫通させていることに拠っている。ルーズナット50は、アンカーボルト11の雄ネジ部19にルーズに螺合しているだけであり、雄ネジ部19に締め込むような取付をしていない。このため、施工が容易である。その上、ルーズナット50の回転位置は自由に定めることができ、ルーズナット50は、ワイヤ60の引っ張り方向になつくから、ワイヤ60の捻れにより、ワイヤ60やルーズナット50に応力が加わることがない。しかも、ワイヤ60が張設されていることで、ルーズナット50が緩んで、雄ネジ部19から脱落することもない。更に、アンカーボルト11とワイヤ60とを接続するのにただ1つの部材、つまりルーズナット50だけで済ませることができ、省資源や取り付け工数の低減を図ることができる。かてて加えて、部品点数が少ないことから、部品の摩耗、さび付き、腐食などによる故障の可能性も低減される。
B.他の実施形態:
脱落防止用ルーズナットは、上述した形態に限らない。例えば、図6に示したように、螺合部150aとワイヤ結合部150bとを側面視で直線上に配置せず、ワイヤ60の引っ張り方向を考慮した角度を付けたルーズナット150としてもよい。あるいは、図7に示したように、ワイヤ結合部250bに設けるナット側貫通孔252の断面形状を、丸以外の他の形状、例えば多角形形状や楕円形状などにしたルーズナット250としてもよい。また、これとは別に、螺合部250aに設けるネジ孔251に、回り止めのイモネジ220を取り付けるネジ孔261を設けるものとしてもよい。上述した実施形態では、ルーズナット250は、アンカーボルト11の雄ネジ部19に対する回転角度が自由になるようにしているが、イモネジ220を設けて、これを締めれば、ルーズナット250の回転角度を所望の角度にして固定することができる。こうすれば、ワイヤ60を弛んだ状態にしてもルーズナット50は回転しないから、ワイヤ60の長さを、ルーズナット250からベースプレート35の器具側貫通孔37,38までの距離より長くして、ワイヤ60を弛ませておくことも可能となる。こうすれば、ワイヤ60にテンションがかからない状態にしておける。また、ルーズナット250の角度を定めることも容易である。ワイヤ60を弛ませたい場合やルーズナット250を所定の角度にしたい場合などには、イモネジ220を締めればよく、ワイヤ60を弛ませたり角度を固定したりしたくない場合には、イモネジ220を緩めるか外しておけばよい。なお、イモネジ220である必要はなく、通常のビスであってもよい。
上記実施形態では、ワイヤ60はほぼ垂直になるように、アンカーボルト11とベースプレート35の器具側貫通孔37,38との位置関係を定めているが、図8に示すように、ワイヤ60が斜めになる配置としてもよい。また、図8の例では、一つのアンカーボルト11に対して、二つのワイヤ60を取り付けている。したがって、この場合には、一つの照明器具30は2つのワイヤ60で脱落を防止しているが、アンカーボルト11は、一つの照明器具30当たりそれぞれ一つとなる。照明器具30を設置した状態では、照明器具30は、支持台26により壁面TWに固定されているから、ワイヤ60には照明器具30の荷重はかかっていない。一つの照明器具30が脱落したとき、アンカーボルト11,ルーズナット50およびワイヤ60にかかる荷重は一つの照明器具30の重量以上にはならない。したがって、このように一つのアンカーボルト11を異なる照明器具30用のルーズナット50およびワイヤ60で共用しても差し支えない。
本実施形態では、アンカーボルト11,ルーズナット50、ワイヤ60からなる照明器具脱落防止用具は、照明器具1つに対して2つ用意したが、照明器具30が支持台20,25から、あるいは照明器具30と支持台20,25とが壁面TWから、脱落した場合に、その荷重に耐えられるのであれば、1つでもよいし、3つ以上であってもよい。ワイヤ60を弛みなく設置するのであれば、照明器具30に対して、照明器具30より高い位置にアンカーボルト11を二つ設けてワイヤ60で吊るす形態以外に、照明器具30の両側からワイヤ60で張設するようにしてもよい。
ワイヤ60は、照明器具30側では、これを保持するベースプレート35の器具側貫通孔37,38を通しているが、照明器具30にワイヤ60が貫通する貫通孔を設け、ワイヤ60が直接照明器具30を保持するようにしてもよい。また、図9に示すように、照明器具30ごとワイヤ360で保持してもよい。この場合、ワイヤ360が照明器具30の脱落を確実に防止できるように、照明器具30側にワイヤ360のズレを防止する溝を設け、ワイヤ360をこの溝に沿って配置してもよい。このとき、カバーを左右二つに分割し、ワイヤ360が通る溝を、左右のカバーの間に設ければ、ワイヤ360があっても照明器具30のカバーを開くのに支障はない。
このほか、本開示は、以下の態様を取り得る。
(1)本開示の照明器具脱落防止用ルーズナットは、その一態様において、トンネル内面に設置されたアンカーボルトの雄ネジ部に螺合する螺合部と、前記螺合部における螺合の方向とは異なる方向に形成された貫通孔であって、照明器具または前記照明器具を取り付ける部材に結合されたワイヤが貫通する貫通孔を有するワイヤ結合部と、を、金属材料により一体に形成してなる。ここでアンカーボルトは、照明器具の脱落を十分に防止できる強度を有すればよく、例えばM8以上の雄ネジ部を備えたものであればよい。アンカーボルトの形式は、打ち込み式、接着剤式など、その形態を問わない。打ち込みはセンタピンに拠ってもよいし、スリーブを円環状の治具を用いて打ち込むものであってもよい。
(2)こうした構成において、前記螺合部は、雌ネジが形成された貫通するネジ孔であり、前記ネジ孔の貫通方向と前記貫通孔の貫通方向とは、前記ネジ孔と前記貫通孔とが重なる方向から見て直交するものとしてよい。こうすれば、ワイヤをトンネル内面に沿って容易に引き出せる。もとより、螺合部とワイヤ結合部の貫通孔とは、その方向を異にしていればよく、アンカーボルトに照明器具脱落防止用ルーズナットを取り付けた状態で、ワイヤを容易に貫通孔に貫通させることができる。
(3)こうした構成において、前記金属材料はステンレス鋼であるものとしてもよく、これ以外のチタンなどの腐食や錆などの影響の受けにくい金属材料であることも好ましい。もとより錆に強い亜鉛メッキなどを施して鋼材や真鍮などを用いることも可能である。
(4)本開示の照明器具脱落防止用具は、上記の照明器具脱落防止用ルーズナットと、前記照明器具脱落防止用ルーズナットの前記螺合部に適合する雄ネジ部を有するアンカーボルトと、前記ワイヤ結合部に貫通されるワイヤとを含む。こうすれば、僅か3つの部品を用意するだけで、容易に照明器具の脱落防止を図ることができる。ワイヤは、金属製でもよいし、カーボンファイバなどの高い機械的強度(高比強度、高比弾性率)を有する各種素材、複合材などを用いてもよい。
(5)こうした構成において、前記ワイヤは、ステンレス鋼を編んだステンレスワイヤであり、前記ワイヤ結合部の前記貫通孔および前記照明器具側に設けられた貫通孔に接する部位は、合成樹脂製の保護カバーにより被覆されたものとしてよい。こうすれば、ワイヤの錆などが生じ難く、また、貫通孔を傷つけることがない。保護カバーによってワイヤが直接脱落防止用ルーズナットや照明器具側の部材に接しないので、異種の金属が用いられていても、電食(異種金属接触腐食)などのトラブルを生じ難い。もとより、合成樹脂製の保護カバーは、ワイヤ60側ではなく、ワイヤ60が通される側、実施形態では、ベースプレート35側に設けてもよい。更に、ワイヤ60とベースプレート35とを同じ材質にして電食の発生を予防してもよい。
(6)本開示の照明器具の設置方法は、トンネル内面に支持台を用いて照明器具を固定し、前記照明器具の固定位置の近傍にアンカーボルトを設置し、前記アンカーボルトに設けられた雄ネジ部に、ワイヤ取り付け用のルーズナットを螺合し、前記ルーズナットの前記螺合部から離間した部位に、前記螺合部における螺合の方向とは異なる方向に形成されたナット側貫通孔と、前記照明器具または前記照明器具を前記支持台に取り付ける部材に設けられた器具側貫通孔とにワイヤを貫通させ、前記ワイヤが貫通した前記ナット側貫通孔および前記器具側貫通孔から離脱しないように、前記ワイヤ同士を接合する。こうすれば、照明器具の脱落防止を図りつつ、照明器具を容易に設置できる。アンカーボルトの設置位置は、照明器具の近傍であればよく、照明器具より高い位置にあることが好ましいが、照明器具に対して、複数本のワイヤを掛ける場合には、高い位置になくても差し支えない。例えば照明器具が天井に取り付けられている場合、照明器具より高い位置のアンカーボルトを設置することは困難である。こうした場合、照明器具を挟んで両側にアンカーボルトを設置し、アンカーボルトに上記ルーズナットを取り付け、ナット側貫通孔と器具側貫通孔とにワイヤを貫通させればよい。こうすれば、照明器具が支持台等から外れても、両側のワイヤにより吊り下げられた状態となり、その脱落は防止できる。
(7)本開示の照明装置に脱落防止のための施工を行なう方法は、トンネル内面に支持台を用いて照明器具が固定された照明装置に脱落防止のための施工を行なう方法であって、前記照明装置の固定位置と同等または固定位置より高い位置にアンカーボルトを設置し、前記アンカーボルトに設けられた雄ネジ部に、ワイヤ取り付け用のルーズナットを螺合し、前記ルーズナットの前記螺合部から離間した部位に、前記螺合部における螺合の方向とは異なる方向に形成されたナット側貫通孔と、前記照明器具または前記照明器具を前記支持台に取り付ける部材に設けられた器具側貫通孔とにワイヤを貫通させ、前記ワイヤが、貫通した前記ナット側貫通孔および前記器具側貫通孔から離脱しないように、前記ワイヤ同士を接合する。こうすれば、既に設置されている照明装置であっても、照明器具の脱落を防止するための施工を容易に行なうことができる。
(8)本開示の照明装置は、トンネル内面に設けられた下孔に設置され、外側に雄ネジ部が形成されたアンカーボルトと、前記トンネル内面に、支持台を用いて固定された照明器具と、前記アンカーボルトの雄ネジ部に螺合される螺合部を有するルーズナットと、前記ルーズナットの前記螺合部から離間した位置に、前記螺合部における螺合の方向とは異なる方向に形成されたナット側貫通孔と、前記照明器具または前記照明器具を前記支持台に取り付ける部材に設けられた器具側貫通孔とに貫通されて固定されるワイヤとを備える。こうすれば、照明器具の脱落を予防できる照明装置を容易に提供できる。
本開示は、上述の実施形態に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現することができる。例えば、発明の概要の欄に記載した各形態中の技術的特徴に対応する実施形態中の技術的特徴は、上述の課題の一部又は全部を解決するために、あるいは、上述の効果の一部又は全部を達成するために、適宜、差し替えや、組み合わせを行うことが可能である。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。
10…照明装置、11…アンカーボルト、12,13…アンカーボルト、18…スリーブ、19…雄ネジ部、20,25,26…支持台、21…第1Lアングル、21a,21b…アーム部、21c…ベース部、22…第2Lアングル、30…照明器具、31…ボルト・ナット、33…ケーブル、35…ベースプレート、37,38…器具側貫通孔、50,150,250…脱落防止用ルーズナット(ルーズナット)、50a,150a,250a…螺合部、50b,150b,250b…ワイヤ結合部、51,251…ネジ孔、52,252…ナット側貫通孔、60…ワイヤ、61…圧着部材、70…LEDランプ、71…カバー、220…イモネジ、261…ネジ孔、TW…壁面、UH…下孔

Claims (8)

  1. 一体の金属材料に2つの貫通孔が形成された照明器具脱落防止用ルーズナットであって、
    前記2つの貫通孔のうちの1つは、雌ネジが形成されたネジ孔として、トンネル内面に設置されたアンカーボルトの雄ネジ部に螺合する螺合部に設けられ
    前記2つの貫通孔のうちの他の1つは、前記螺合部における螺合の方向とは異なる方向に形成された貫通孔であり、照明器具または前記照明器具を取り付ける部材に結合されるワイヤが貫通するナット側貫通孔として、前記螺合部と一体に形成されたワイヤ結合部に設けられ、
    前記螺合部および前記ワイヤ結合部は、前記ネジ孔および前記ナット側貫通孔の外側全周をそれぞれ取り囲んでいる、照明器具脱落防止用ルーズナット。
  2. 請求項1記載の照明器具脱落防止用ルーズナットであって、
    前記螺合部のネジ孔の貫通方向と前記ワイヤ結合部の前記貫通孔の貫通方向とは、前記ネジ孔と前記貫通孔とが重なる方向から見て直交する、
    照明器具脱落防止用ルーズナット。
  3. 前記金属材料はステンレス鋼である、請求項1または請求項2に記載の照明器具脱落防止用ルーズナット。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の照明器具脱落防止用ルーズナットと、
    前記照明器具脱落防止用ルーズナットの前記螺合部の前記ネジ孔に適合する雄ネジ部を有するアンカーボルトと、
    前記ワイヤ結合部に貫通されるワイヤと
    を含む、照明器具脱落防止用具。
  5. 前記ワイヤは、ステンレス鋼を編んだステンレスワイヤであり、前記ワイヤ結合部の前記貫通孔および前記照明器具側に設けられた貫通孔に接する部位は、合成樹脂性の保護カバーにより被覆された、請求項4に記載の照明器具脱落防止用具。
  6. トンネル内面に支持台を用いて照明器具を固定し、
    前記照明器具の固定位置の近傍にアンカーボルトを設置し、
    前記アンカーボルトに設けられた雄ネジ部に、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の照明器具脱落防止用ルーズナットの前記螺合部の前記ネジ孔を螺合して取り付け
    前記アンカーボルトに取り付けられた前記照明器具脱落防止用ルーズナットの前記ワイヤ結合部の前記ナット側貫通孔と、前記照明器具または前記照明器具を前記支持台に取り付ける部材に設けられた器具側貫通孔とにワイヤを貫通させ、
    前記ワイヤが貫通した前記ナット側貫通孔および前記器具側貫通孔から離脱しないように、前記ワイヤ同士を接合する、
    照明器具の設置方法。
  7. トンネル内面に支持台を用いて照明器具が固定された照明装置に脱落防止のための施工を行なう方法であって、
    前記照明装置の固定位置と同等または固定位置より高い位置にアンカーボルトを設置し、
    前記アンカーボルトに設けられた雄ネジ部に、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の照明器具脱落防止用ルーズナットの前記螺合部の前記ネジ孔を螺合して取り付け
    前記アンカーボルトに取り付けられた前記照明器具脱落防止用ルーズナットの前記ワイヤ結合部の前記ナット側貫通孔と、前記照明器具または前記照明器具を前記支持台に取り付ける部材に設けられた器具側貫通孔とにワイヤを貫通させ、
    前記ワイヤが、貫通した前記ナット側貫通孔および前記器具側貫通孔から離脱しないように、前記ワイヤ同士を接合する、
    方法。
  8. 照明装置であって、
    請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の照明器具脱落防止用ルーズナットと、
    トンネル内面に設けられた下孔に設置され、外側に形成された雄ネジ部に、前記照明器具脱落防止用ルーズナットの前記螺合部の前記ネジ孔が螺合して取り付けられるアンカーボルトと、
    前記トンネル内面に、支持台を用いて固定された照明器具と、
    前記照明器具脱落防止用ルーズナットの前記ワイヤ結合部の前記ナット側貫通孔と、前記照明器具または前記照明器具を前記支持台に取り付ける部材に設けられた器具側貫通孔とに貫通されて固定されるワイヤと、
    を備える照明装置。
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