JP6951032B2 - エアロゾル生成装置 - Google Patents

Description

本発明は、エアロゾル生成装置に係り、より詳細には、掃除作業が簡便なエアロゾル生成装置に関する。

最近、シガレットを加熱してシガレット内の成分からエアロゾルを生成する装置に係わる需要が増大している。シガレットを加熱するヒータを備えたエアロゾル生成装置では、シガレットを使用した後にエアロゾル生成装置からシガレットを分離し、新たなシガレットをエアロゾル生成装置に挿入することができる。

エアロゾル生成装置が反復的に使用されても良質のエアロゾルを生成するためには、エアロゾル生成装置が清潔な状態に保持されなければならない。しかし、シガレットが加熱されてエアロゾルを生成する過程でエアロゾル生成装置の内部に異物が蓄積される。そのように蓄積された異物は、エアロゾル生成装置を汚染させて性能を弱化させ、ユーザに不快感と不便さを与える。

一般的にエアロゾル生成装置の内部を掃除する作業は、ユーザが装置を手にした状態でシガレットを挿入する孔を底に向かわせて振る方式からなる。しかし、エアロゾル生成装置の内部に付着された異物は、エアロゾル生成装置から容易に排出されないので、ユーザがエアロゾル生成装置のシガレット挿入孔をテーブルのような固い表面に対して強くたたいて異物を除去せねばならないので、不便であり、ケース破損の恐れがある。

また、長時間繰り返してエアロゾル生成装置を使用すれば、シガレット挿入孔を介して外部に露出されないエアロゾル生成装置の内部領域に異物が固着する。エアロゾル生成装置の外部に露出されない領域を掃除するためには、ドライバーのような特殊な工具を利用して初めて、一部部品の強制分解が可能なので、エアロゾル生成装置の掃除が困難な問題点がある。

前記背景技術は、発明者が本発明の実施例の導出のために保有していたか、導出過程で習得した技術情報であって、必ずしも本発明の実施例の出願前に一般公衆に公開された公知技術であるとは言えない。

発明が解決しようとする課題は、使用が便利で掃除作業が簡便なエアロゾル生成装置を提供することである。

また、耐久性及び安定性が向上し、内部が清潔に保持され、管理が便利なエアロゾル生成装置を提供することである。

また、一部構成要素が装置から容易に離脱しないように、係止構造を適用することで、紛失を防止することができるエアロゾル生成装置を提供することである。

本発明の一実施例は、シガレットの少なくとも一部を取り囲んで支持する挿入管を備えるケースと、シガレットの下部末端を支持するディスクを備えてケースに摺動自在に設けられる抽出部材と、を含み、挿入管は、外側面から内側面側に引込み形成されて抽出部材を載置させる段差部を含み、抽出部材がケースから分離される場合、ディスクは、シガレットの下部末端を加圧してシガレットをケースから分離するエアロゾル生成装置を開示する。

本実施例において、挿入管は、シガレットの長手方向に延びるように開放されるガイドホールを含み、抽出部材は、ガイドホールに挿入されてガイドホールに沿って摺動自在な案内突起を含んでもよい。

本実施例において、挿入管は、ガイドホールの上側にシガレットの長手方向と交差する方向に突出する係止突起を含み、ガイドホールのシガレットの長手方向における幅は、係止突起によって上側に行くほど狭くなる。

本実施例において、案内突起は、下側にシガレットの長手方向と交差する方向に突出するストッパを含み、案内突起がガイドホールに挿入されようとする場合、ストッパは、係止突起と互いにかみ合ってガイドホールに案内突起が進入しないように、案内突起に反力(reaction-force)を加えることができる。

本実施例において、反力よりも大きな力を抽出部材に加える場合、係止突起は、ストッパが通過する通路を提供することで、案内突起がガイドホールに挿入される。

本実施例において、案内突起がガイドホールに挿入されている状態で、抽出部材を挿入管から分離しようとする場合、ストッパは、係止突起と互いにかみ合って案内突起がガイドホールから分離されないように、案内突起に反力を加えることができる。

本実施例において、反力よりも大きな力を抽出部材に加える場合、係止突起は、ストッパが通過する通路を提供することで、案内突起がガイドホールから分離される。

本実施例において、係止突起とストッパは、弾性(elastic)素材を含んでもよい。

本実施例において、挿入管は、挿入管の内部空間と外部とを連通させる気流通路を含んでもよい。

本実施例において、抽出部材は、外側面から突出して円周方向に沿って所定距離延びる加圧用取っ手を含んでもよい。

本実施例において、ディスクの外周面は、挿入管の内側面に密着される。

本実施例において、ディスクは、シガレットを加熱するヒータが貫通する貫通ホールを含んでもよい。

前記以外の他の側面、特徴、利点が、以下の図面、特許請求の範囲及び発明の詳細な説明から明確になるであろう。

上述したような本発明の実施例に係わるエアロゾル生成装置によれば、ユーザの簡便な操作で掃除作業を迅速で安全に実施することができる。

また、抽出部材の表面が外部に露出されるので、ユーザが手にする部分が広く、ユーザの便宜性が増大する。

また、簡単な構造で抽出部材の離脱を防止し、必要によっては、ユーザが簡便に抽出部材をケースから分離して掃除することができる。

また、エアロゾル発生源からエアロゾルを発生させた後、発生したエアロゾルの流れをシガレットに通過させてユーザに適した風味とニコチンなどを含むエアロゾルを提供することができる。

図１は、エアロゾル生成装置にシガレットが挿入された一例を示す図面である。 シガレットの一例を示す図面である。 本発明の一実施例に係わるエアロゾル生成装置の外観を示す斜視図である。 図３に示された実施例に係わるエアロゾル生成装置において一部構成要素を分離した作動状態を示す斜視図である。 図３に示された実施例に係わるエアロゾル生成装置において一部構成要素が分離される作動状態を示す斜視図である。 図５に示された実施例に係わるエアロゾル生成装置の上部ケースの下面視を示す斜視図である。 図５に示された実施例に係わるエアロゾル生成装置の抽出部材を示す斜視図である。 図５に示された実施例に係わるエアロゾル生成装置の抽出部材がケースに設けられた態様を示す透視正面図である。 図８に示された実施例に係わるエアロゾル生成装置の抽出部材がケースから分離される間に抽出部材のストッパとケースの係止突起が互いにかみ合う態様を示す透視正面図である。

実施例において使用される用語は、本発明における機能を考慮しつつ、可能な限り、現在広く使用される一般的な用語を選択したが、これは、当業者の意図または判例、新たな技術の出現などによって異なりうる。また、特定の場合、出願人が任意に選定した用語もあり、その場合、当該発明の説明部分において、詳細にその意味を記載する。従って、本発明で使用される用語は、単純な用語の名称ではない、その用語が有する意味と、本発明の全般にわたる内容に基づいて定義されなければならない。

明細書全体において、ある部分がある構成要素を「含む」とするとき、それは、特別に反対となる記載がない限り、他の構成要素を除外するものではなく、他の構成要素をさらに含んでもよいということを意味する。また、明細書に記載した「．．．部」、「…モジュール」などの用語は、少なくとも１つの機能や動作を処理する単位を意味し、これは、ハードウェアまたはソフトウェアとして具現されるか、ハードウェアとソフトウェアの結合として具現される。

以下では、添付図面に基づいて本発明の実施例について本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者が容易に実施可能なように詳細に説明する。しかし、本発明は、様々な異なる形態として具現され、ここで説明する実施形態に限定されるものではない。

以下では、図面を参照して、本発明の実施例を詳細に説明する。

図１は、エアロゾル生成装置にシガレットが挿入された一例を示す図面である。

図１を参照すれば、エアロゾル生成装置１０００は、バッテリ１０１０、制御部１０２０及びヒータ１０３０を含む。また、エアロゾル生成装置１０００の内部空間には、シガレット２０００が挿入される。

図１に示されたエアロゾル生成装置１０００には、本実施例に係わる構成要素だけが示されている。したがって、図１に示された構成要素以外に、他の汎用的な構成要素がエアロゾル生成装置１０００にさらに含まれてもよいということは、本実施例に係わる技術分野において当業者であるならば、理解することができるであろう。

図１には、バッテリ１０１０、制御部１０２０、及びヒータ１０３０が順に配置されたように示されているが、それに限定されない。言い換えれば、エアロゾル生成装置１０００の設計により、バッテリ１０１０、制御部１０２０及びヒータ１０３０の配置は、変更可能である。

シガレット２０００がエアロゾル生成装置１０００に挿入されれば、エアロゾル生成装置１０００は、ヒータ１０３０を加熱する。シガレット２０００内のエアロゾル生成物質は、加熱されたヒータ１０３０によって温度が上昇し、それにより、エアロゾルが生成される。生成されたエアロゾルは、シガレット２０００のフィルタ２２００を介してユーザに伝達する。

例えば、エアロゾル生成装置１０００の内部空間の掃除のために、シガレット２０００がエアロゾル生成装置１０００に挿入されていない場合にも、エアロゾル生成装置１０００は、ヒータ１０３０を加熱することができる。

バッテリ１０１０は、エアロゾル生成装置１０００の動作に用いられる電力を供給する。例えば、バッテリ１０１０は、ヒータ１０３０が加熱されるように電力を供給し、制御部１０２０の動作に必要な電力を供給する。また、バッテリ１０１０は、エアロゾル生成装置１０００に設けられたディスプレイ、センサ、モータなどの動作に必要な電力を供給することができる。

制御部１０２０は、エアロゾル生成装置１０００の動作を全般的に制御する。具体的に、制御部１０２０は、バッテリ１０１０及びヒータ１０３０のみならず、エアロゾル生成装置１０００に含まれた他の構成の動作を制御する。また、制御部１０２０は、エアロゾル生成装置１０００の構成それぞれの状態を確認し、エアロゾル生成装置１０００が動作可能な状態であるか否かを判断する。

制御部１０２０は、少なくとも１つのプロセッサを含む。プロセッサは、多数の論理ゲートのアレイによっても具現され、汎用的なマイクロプロセッサと、該マイクロプロセッサで実行されるプログラムが保存されたメモリとの組み合わせによっても具現される。また、他の形態のハードウェアによっても具現されるということは、本実施例が属する技術分野において当業者であるならば、理解することができるであろう。

ヒータ１０３０は、バッテリ１０１０から供給された電力によって加熱される。例えば、シガレットがエアロゾル生成装置１０００に挿入されれば、ヒータ１０３０は、シガレットの内部に位置する。したがって、加熱されたヒータ１０３０は、シガレット内のエアロゾル生成物質の温度を上昇させうる。

ヒータ１０３０は、電気抵抗性ヒータでもある。例えば、ヒータ１０３０には、電気伝導性トラック(track)を含み、電気伝導性トラックに電流が流れることにより、ヒータ１０３０が加熱される。しかし、ヒータ１０３０は、上述した例に限定されず、希望温度まで加熱されるものであれば、制限なしに該当する。ここで、希望温度は、エアロゾル生成装置１０００に既設定のものでもあり、ユーザによって所望温度に設定されてもよい。

一方、他の例として、ヒータ１０３０は、誘導加熱式ヒータでもある。具体的に、ヒータ１０３０には、シガレットを誘導加熱方式で加熱するための電気伝導性コイルを含み、シガレットは、誘導加熱式ヒータによって加熱されるサセプタを含んでもよい。

図１には、ヒータ１０３０がシガレット２０００の内部に挿入されるように配置されたように示されているが、それらに限定されるものではない。例えば、ヒータ１０３０は、管状加熱要素、板状加熱要素、針状加熱要素または棒状加熱要素を含み、加熱要素の形態により、シガレット２０００の内部または外部を加熱する。

また、エアロゾル生成装置１０００には、ヒータ１０３０が複数個配置されてもよい。この際、複数個のヒータ１０３０は、シガレット２０００の内部に挿入されるように配置され、シガレット２０００の外部に配置されてもよい。また、複数個のヒータ１０３０のうち、一部は、シガレット２０００の内部に挿入されるように配置され、残りは、シガレット２０００の外部に配置される。また、ヒータ１０３０の形状は、図１に示された形状に限定されず、多様な形状にも作製される。

一方、エアロゾル生成装置１０００は、バッテリ１０１０、制御部１０２０及びヒータ１０３０外に汎用的な構成をさらに含んでもよい。例えば、エアロゾル生成装置１０００は、視覚情報の出力が可能なディスプレイ及び／または触覚情報の出力のためのモータを含んでもよい。また、エアロゾル生成装置１０００は、少なくとも１つのセンサ（パフ感知センサ、温度感知センサ、シガレット挿入感知センサなど）を含んでもよい。

また、エアロゾル生成装置１０００は、シガレット２０００が挿入された状態でも、外部空気が流入されたり、内部気体が流出されたりする構造にも作製される。

図１には、示されていないが、エアロゾル生成装置１０００は、別途のクレードルと共にシステムを構成してもよい。例えば、クレードルは、エアロゾル生成装置１０００のバッテリ１０１０の充電に用いられる。または、クレードルとエアロゾル生成装置１０００が結合された状態でヒータ１０３０が加熱されてもよい。

シガレット２０００は、一般的な燃焼型シガレットと類似している。例えば、シガレット２０００は、エアロゾル生成物質を含む第１部分２１００とフィルタなどを含む第２部分２２００に区分される。またはシガレット２０００の第２部分２２００にも、エアロゾル生成物質が含まれてもよい。例えば、顆粒またはカプセルの形態に作られたエアロゾル生成物質が第２部分２２００に挿入されてもよい。

エアロゾル生成装置１０００の内部には、第１部分２１００全体が挿入され、第２部分２２００は、外部に露出される。またはエアロゾル生成装置１０００の内部に、第１部分２１００の一部だけ挿入され、第１部分２１００及び第２部分２２００の一部が挿入されてもよい。ユーザは、第２部分２２００を口にした状態で、エアロゾルを吸入する。この際、エアロゾルは、外部空気が第１部分２１００を通過することで生成され、生成されたエアロゾルは、第２部分２２００を通過し、ユーザの口に伝達する。

一例として、外部空気は、エアロゾル生成装置１０００に形成された少なくとも１つの空気通路を介して流入される。例えば、エアロゾル生成装置１０００に形成された空気通路の開閉、及び／または空気通路の大きさは、ユーザによって調節される。これにより、霧化量、喫煙感などがユーザによっても調節される。他の例として、外部空気は、シガレット２０００の表面に形成された少なくとも１つの孔(hole)を介してシガレット２０００の内部に流入されてもよい。

以下、図２を参照して、シガレット２０００の一例について説明する。

図２は、シガレットの一例を示す図面である。

図２を参照すれば、シガレット２０００は、タバコロッド２１００及びフィルタロッド２２００を含む。図１に基づいて、上述した第１部分２１００は、タバコロッド２１００を含み、第２部分２２００は、フィルタロッド２２００を含む。

図２には、フィルタロッド２２００が単一セグメントに示されているが、それに限定されない。言い換えれば、フィルタロッド２２００は、複数のセグメントで構成されてもよい。例えば、フィルタロッド２２００は、エアロゾルを冷却する第１セグメント及びエアロゾル内に含まれた所定の成分をフィルタリングする第２セグメントを含んでもよい。また、必要に応じて、フィルタロッド２２００には、他の機能を行う少なくとも１つのセグメントをさらに含んでもよい。

シガレット２０００は、少なくとも１つのラッパ２４００によって包装される。ラッパ２４００には、外部空気が流入されたり、内部気体が流出されたりする少なくとも１つの孔(hole)が形成される。一例として、シガレット２０００は、１つのラッパ２４００によって包装される。他の例として、シガレット２０００は、２つ以上のラッパ２４００によって重畳して包装されもする。例えば、第１ラッパによってタバコロッド２１００が包装され、第２ラッパによってフィルタロッド２２００が包装される。そして、個別ラッパによって包装されたタバコロッド２１００及びフィルタロッド２２００が結合され、第３ラッパによってシガレット２０００全体が再包装される。もし、タバコロッド２１００またはフィルタロッド２２００それぞれが複数のセグメントで構成されるならば、それぞれのセグメントが個別ラッパによって包装される。そして、個別ラッパによって包装されたセグメントが結合されたシガレット２０００全体が他のラッパによっても再包装される。

タバコロッド２１００は、エアロゾル生成物質を含む。例えば、エアロゾル生成物質は、グリセリン、プロピレングリコール、エチレングリコール、ジプロピレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール及びオレイルアルコールのうち、少なくとも１つを含んでもよいが、それらに限定されるものではない。また、タバコロッド２１００は、風味剤、湿潤剤及び／または有機酸(organic acid)のような他の添加物質を含んでもよい。また、タバコロッド２１００には、メントールまたは保湿剤などの加香液が、タバコロッド２１００に噴射されることで添加することができる。

タバコロッド２１００は、多様に作製される。例えば、タバコロッド２１００は、シート(sheet)によっても作製され、筋（strand）によっても作製される。また、タバコロッド２１００は、タバコシートが細かく切られた刻みタバコによっても作製される。また、タバコロッド２１００は、熱伝導物質によって取り囲まれる。例えば、熱伝導物質は、アルミニウムホイルのような金属ホイルでもあるが、それに限定されない。一例として、タバコロッド２１００を取り囲む熱伝導物質は、タバコロッド２１００に伝達する熱を押し並べて分散させ、タバコロッドに加えられる熱伝導率を向上させ、それにより、タバコ味を向上させうる。また、タバコロッド２１００を取り囲む熱伝導物質は、誘導加熱式ヒータによって加熱されるサセプタとしての機能を行う。この際、図面に示されていないが、タバコロッド２１００は、外部を取り囲む熱伝導物質以外にも追加のサセプタをさらに含んでもよい。

フィルタロッド２２００は、酢酸セルロースフィルタでもある。一方、フィルタロッド２２００の形状には、制限がない。例えば、フィルタロッド２２００は、円柱状ロッドでもあり、内部に中空を含むチューブ状ロッドでもある。また、フィルタロッド２２００は、リセス状ロッドでもある。もし、フィルタロッド２２００が複数のセグメントで構成された場合、複数のセグメントのうち、少なくとも一つが、異なる形状にも作製される。

フィルタロッド２２００は、香味が生じるようにも作製される。一例として、フィルタロッド２２００に加香液が噴射され、加香液が塗布された別途の纎維がフィルタロッド２２００の内部に挿入されてもよい。

また、フィルタロッド２２００には、少なくとも１つのカプセル２３００が含まれる。ここで、カプセル２３００は、香味を発生させる機能を行い、エアロゾルを発生させる機能を行ってもよい。例えば、カプセル２３００は、香料を含む内容液を被膜で覆い包んだ構造でもある。カプセル２３００は、球状または円筒状を有するが、それらに制限されるものではない。

もし、フィルタロッド２２００にエアロゾルを冷却するセグメントが含まれる場合、冷却セグメントは、高分子物質または生分解性高分子物質によっても製造される。例えば、冷却セグメントは、純粋なポリ乳酸のみによっても作製されるが、それに限定されない。または冷却セグメントは、複数の孔が穿孔された酢酸セルロースフィルタによっても作製される。しかし、冷却セグメントは、上述した例に限定されず、エアロゾル冷却機能が行えるものであれば、制限なしに該当される。

図３は、本発明の一実施例に係わるエアロゾル生成装置の外観を示す斜視図である。

図３に示された実施例に係わるエアロゾル生成装置１０００は、ケース１１００とカバー１００２を含んでもよい。カバー１００２がケース１１００の一側端部に結合されることで、ケース１１００及びカバー１００２が共にエアロゾル生成装置１０００の外観を形成する。

ケース１１００は、エアロゾル生成装置１０００の外観の一部を形成し、内部にさまざまな構成要素を収容して保護する機能を行う。

カバー１００２とケース１１００は、熱をよく伝達しないプラスチック素材や、表面に熱遮断物質がコーティングされた金属素材から作製される。カバー１００２とケース１１００は、例えば、射出成形方式や、３Ｄプリンティング方式や、射出成形で作製された小型部属を組立てる方式で作製される。

カバー１００２とケース１１００との間には、カバー１００２とケース１１００との結合状態を保持するための保持装置（図示せず）が設けられる。保持装置は、例えば、突起と溝を含んでもよい。突起が溝に挿入された状態を保持することで、カバー１００２とケース１１００との結合状態が保持され、ユーザが加圧する操作ボタンによって突起が移動して突起が溝から分離される構造が利用されてもよい。

また、保持装置は、例えば、磁石と、磁石に付着される金属部材を含んでもよい。保持装置に磁石を用いる場合、ケース１１００とカバー１００２のうち、いずれか１つに磁石を設置し、他の１つに磁石に付着される金属部材を設置し、そうであれば、ケース１１００とカバー１００２にいずれも磁石を設けてもよい。

図３に示された実施例に係わるエアロゾル生成装置１０００からカバー１００２は、必須構成ではないので、必要であれば、カバー１００２を設置しなくてもよい。

ケース１１００に結合されたカバー１００２の上面には、シガレット２０００が挿入される外部孔１００２ｐが形成される。また、カバー１００２の上面において外部孔１００２ｐに隣接した位置にレール１００３ｒが形成される。レール１００３ｒには、カバー１００２の上面に沿って摺動可能なドア１００３が設けられる。ドア１００３は、レール１００３ｒに沿って直線的に摺動する。

ドア１００３がレール１００３ｒに沿って図３の矢印方向に移動することで、シガレット２０００がカバー１００２を通過してケース１１００に挿入されるようにする外部孔１００２ｐと収容通路１１１０ｈを外部に露出させる機能を行う。カバー１００２の外部孔１００２ｐは、シガレット２０００を収容することができる収容通路１１１０ｈを外部に露出させる機能を行う。

ドア１００３によって外部孔１００２ｐが外部に露出されれば、ユーザがシガレット２０００の端部２０００ｂを外部孔１００２ｐに挿入させてシガレット２０００をカバー１００２の内部に形成された収容通路１１１０ｈに装着することができる。

図３に示された実施例では、ドア１００３がカバー１００２に対して直線的に移動するように設けられる。しかし、実施例は、ドア１００３がカバー１００２に対して結合される構造によって制限されない。例えば、ドア１００３は、ヒンジ組立体を通じてカバー１００２に回転可能に設けられる。ヒンジ組立体を利用する場合、ドア１００３は、カバー１００２の上面の延長方向に沿って外部孔１００２ｐの側面に回転し、そうではなければ、ドア１００３がカバー１００２の上面から遠ざかる方向に回転することもできる。

レール１００３ｒは、凹溝状を有するが、実施例は、レール１００３ｒの形状によって制限されない。例えば、レール１００３ｒは、凸状を有してもよく、直線状ではない曲線状に延びてもよい。

ケース１１００には、ボタン１００９が設けられる。ボタン１００９が操作されることにより、エアロゾル生成装置１０００の動作が制御される。

カバー１００２がケース１１００に結合された状態では、カバー１００２とケース１１００が結合される部位に空気がカバー１００２の内部に流入されるように許容する外部空気流入用間隔１００２ｇが形成される。

図４は、図３に示された実施例に係わるエアロゾル生成装置において一部構成要素を分離した作動状態を示す斜視図であり、図５は、図３に示された実施例に係わるエアロゾル生成装置において一部構成要素が分離される作動状態を示す斜視図であり、図６は、図５に示された実施例に係わるエアロゾル生成装置の上部ケースの下面視を示す斜視図であり、図７は、図５に示された実施例に係わるエアロゾル生成装置の抽出部材を示す斜視図である。

図４及び図５に示された実施例によるエアロゾル生成装置１０００は、ケース１１００と抽出部材１２００を含む。

ケース１１００は、上部ケース１１００ａと下部ケース１１００ｂで構成される。上部ケース１１００ａは、カバー１００２によって覆われ、上部ケース１１００ａには、抽出部材１２００が着脱自在に設けられる。上部ケース１１００ａは、シガレット２０００を収容する収容通路１１１０ｈを備え、収容通路１１１０ｈの内部には、シガレット２０００を加熱するヒータ１０３０が配置される（図８及び図９参照）。

下部ケース１１００ｂは、バッテリ１０１０と制御部１０２０を含む内部構成品を収容して保護する機能を行う。

図５及び図６を参照すれば、ケース１１００は、シガレット２０００の少なくとも一部を支持する挿入管１１１０を備える。挿入管１１１０は、シガレット２０００を収容するパイプ(pipe)形態であって、挿入管１１１０は、外側面から内側面側に引込み形成され、抽出部材１２００を載置させる段差部１１１１と、シガレット２０００の長手方向に延びるように開放されるガイドホール１１１２と、ガイドホール１１１２の上側にシガレット２０００の長手方向と交差する方向に突出する係止突起１１１３と、挿入管１１１０の内部空間と外部とを連通させる気流通路１１１４と、を備える。

ここで、ガイドホール１１１２のシガレット２０００の長手方向における幅は、係止突起１１１３によって上側に行くほど漸進的に狭くなる。かようなガイドホール１１１２の構造によれば、後述する抽出部材１２００のストッパ１２２１と係止突起１１１３とがかみ合って抽出部材１２００が容易に挿入管１１１０から離脱しないように防止し、ユーザの不注意による抽出部材１２００の紛失の恐れを減らしうる。これについては、図９を参照して詳細に説明する。

抽出部材１２００は、ケース１１００に摺動自在に設けられ、挿入管１１１０の段差部１１１１に安定して載置される。具体的に、抽出部材１２００は、ガイドホール１１１２に挿入され、ガイドホール１１１２に沿って摺動自在な案内突起１２２０と、外側面から突出して円周方向に沿って所定距離延びる加圧用取っ手１２３０を含む。ユーザは、加圧用取っ手１２３０を用いてさらに容易に抽出部材１２００を操作することができる。

図５及び図７を参照すれば、抽出部材１２００は、シガレット２０００の下部末端を支持するディスク１２１０を備える。もし、抽出部材１２００がケース１１００から分離される場合、ディスク１２１０は、シガレット２０００の下部末端を加圧してシガレット２０００をケース１１００から分離する。

ディスク１２１０の外周面は、挿入管１１１０の内側面に密着される。もし、ディスク１２１０と挿入管１１１０の内側面との間にギャップ(gap)が形成される場合、抽出部材１２００をケース１１００から分離する動作において、ディスク１２１０と挿入管１１１０の内側面との間のギャップを介してシガレット２０００の下部末端に残っていた異物が挿入管１１１０内部の収容通路１１１０ｈにそのまま残留する。

しかし、図面に示された実施例の場合、ディスク１２１０の外周面が挿入管１１１０の内側面に密着した状態を保持しつつ、抽出部材１２００が上側に摺動するので、シガレット２０００の下部末端に残っている異物を効果的に収容通路１１１０ｈから除去することができる。

また、ディスク１２１０は、シガレット２０００を加熱するヒータ１０３０が貫通する貫通ホール１２１１を含んでもよい。

抽出部材１２００の案内突起１２２０は、下側にシガレット２０００の長手方向と交差する方向に突出するストッパ１２２１を備える。かような構造によれば、案内突起１２２０が挿入管１１１０のガイドホール１１１２に挿入されようとする場合、ストッパ１２２１は、ガイドホール１１１２の上側に形成された係止突起１１１３と互いにかみ合う。すなわち、係止突起１１１３は、ストッパ１２２１とかみ合ってガイドホール１１１２に案内突起１２２０が進入しないように、案内突起１２２０に反力(reaction-force)を加えることができる。もし、ユーザが、係止突起１１１３がストッパ１２２１に加える反力よりも大きな力を抽出部材１２００に加える場合、係止突起１１１３は、ストッパ１２２１の進入を許容することで、案内突起１２２０は、ガイドホール１１１２に挿入される。

エアロゾル生成装置１０００の掃除作業は、ユーザがエアロゾル生成装置１０００のケース１１００からカバー１００２を分離した後、抽出部材１２００をケース１１００から分離することで、エアロゾル生成装置１０００の内部空間及びヒータ１０３０などを外部に露出させてタバコ物質を除去する方式で実施される。

また、図４を参照すれば、カバー１００２は、上部ケース１１００ａに結合されている抽出部材１２００を覆うように上部ケース１１００ａに結合可能である。また必要に応じて、ケース１１００からカバー１００２が分離される。

一例示として、シガレット２０００を使用した後、エアロゾル生成装置１０００からシガレット２０００を除去するときには、ユーザがシガレット２０００を手にして回転させつつ、シガレット２０００をケース１１００から抜き取ることができる。

または、エアロゾル生成装置１０００からシガレット２０００を除去するときには、図４に示されたように、ユーザがシガレット２０００を回転させた後、カバー１００２を引っ張れば、カバー１００２がシガレット２０００と共に、ケース１１００から分離される。

シガレット２０００を回転させつつ、ケース１１００から分離することで、シガレット２０００とヒータとの付着状態が解消されると共に、シガレット２０００に付着されたタバコ物質をシガレット２０００と共に、ケース１１００の外部に排出する。

シガレット２０００を回転させず、カバー１００２を引っ張る場合、シガレット２０００がケース１１００から分離されるが、シガレット２０００の一部、例えば、タバコ部分がケース１１００から排出されず、ヒータ１０３０側に残る場合もある。かような場合、ユーザは、ケース１１００からカバー１００２を分離した後、図５に示されたように、ケース１１００から抽出部材１２００を分離することができる。この際、ヒータ１０３０側に残っていたタバコ部分は、抽出部材１２００と共に、ケース１１００から分離される。その後に、ユーザは、分離された抽出部材１２００内に残っているタバコ部分を除去することができる。

以下、図８及び図９を参照して、抽出部材１２００がケース１１００に設けられている状態でケース１１００から抽出部材１２００を分離する動作について詳細に説明する。

図８は、図５に示された実施例に係わるエアロゾル生成装置の抽出部材がケースに設けられた態様を示す透視正面図であり、図９は、図８に示された実施例に係わるエアロゾル生成装置の抽出部材がケースから分離される間に抽出部材のストッパとケースの係止突起が互いにかみ合う態様を示す透視正面図である。

図８を参照すれば、抽出部材１２００は、ケース１１００に設けられ、具体的に抽出部材１２００は、挿入管１１１０の外側面に形成された段差部１１１１に嵌合される。また、抽出部材１２００の内側は、案内突起１２２０が挿入管１１１０の側面に形成されたガイドホール１１１２に挿入された状態を保持する方式で挿入管１１１０に結合される。

このような構造によれば、抽出部材１２００は、挿入管１１１０に安定して結合され、外部に露出された面が広いので、抽出部材１２００を挿入管１１１０から分離しようとする場合、ユーザの便宜性が増大する。それだけではなく、抽出部材１２００の外面には、加圧用取っ手１２３０が備えられており、ユーザは、加圧用取っ手１２３０を操作して容易に抽出部材１２００をケース１１００に対して上下に摺動させうる。

図９を参照すれば、案内突起１２２０がガイドホール１１１２に挿入されている状態で抽出部材１２００を挿入管１１１０から分離しようとする場合、案内突起１２２０は、ガイドホール１１１２に沿って上側に移動し、案内突起１２２０のストッパ１２２１と挿入管１１１０の係止突起１１１３が互いにかみ合う地点で、抽出部材１２００の上側への摺動が防止される。それを異なって表現すれば、ストッパ１２２１と係止突起１１１３が互いにかみ合うことで、ストッパ１２２１は、案内突起１２２０がガイドホール１１１２から分離されないように、案内突起１２２０に反力を加えることができる。

かような状態で、ストッパ１２２１が案内突起１２２０に加える反力よりも大きな力をユーザが抽出部材１２００に加え、害抽出部材１２００を持ち上げる場合、案内突起１２２０は、ガイドホール１１１２から分離される。

一方、係止突起１１１３とストッパ１２２１は、弾性素材を含んでもよい。すなわち、係止突起１１１３とストッパ１２２１が互いにかみ合った状態で、ユーザが抽出部材１２００を上側に持ち上げる場合、係止突起１１１３は、ストッパ１２２１によって所定間隔圧縮されて、ストッパ１２２１が通過する通路を開放することができ、ストッパ１２２１が通過した後には、再び膨脹して元の位置に復元される。

上述したような実施例によるエアロゾル生成装置１０００によれば、ユーザがストッパ１２２１と係止突起１１１３とのかみ合いを解消するほどの力を抽出部材１２００に加えることで、容易に抽出部材１２００を挿入管１１１０から分離することができる。これは、ストッパ１２２１と係止突起１１１３とのかみ合いを解消可能な程度の力を抽出部材１２００に加えなければ、抽出部材１２００は、挿入管１１１０から分離されないことを意味するので、ユーザの不注意によって抽出部材１２００がケース１１００から離脱することを簡単な構造を採用して効果的に防止することができる。

上述した実施例に係わる構成と効果についての説明は、例示に過ぎず、当該技術分野において通常の知識を有する者であれば、それより多様な変形及び均等な他の実施例が可能であるという点を理解するであろう。したがって、本発明の真の技術的保護範囲は、請求範囲によって決定されねばならない。

本発明の実施例は、掃除作業が容易なエアロゾル生成装置に関するものである。

Claims (12)

1. シガレットの少なくとも一部を取り囲んで支持する挿入管を備えるケースと、
   前記シガレットの下部末端を支持するディスクを備え、前記ケースに摺動自在に設けられる抽出部材と、を含み、
   前記挿入管は、外側面から内側面側に引込み形成され、前記抽出部材を載置させる段差部を含み、
   前記抽出部材が前記ケースから分離される場合、前記ディスクは、前記シガレットの前記下部末端を加圧して前記シガレットを前記ケースから分離することを特徴とするエアロゾル生成装置。
2. 前記挿入管は、前記シガレットの長手方向に延びるように開放されるガイドホールを含み、
   前記抽出部材は、前記ガイドホールに挿入され、前記ガイドホールに沿って摺動自在な案内突起を含むことを特徴とする請求項１に記載のエアロゾル生成装置。
3. 前記挿入管は、前記ガイドホールの上側に前記シガレットの長手方向と交差する方向に突出する係止突起を含み、
   前記ガイドホールの前記シガレットの長手方向における幅は、前記係止突起によって上側に行くほど漸進的に狭くなることを特徴とする請求項２に記載のエアロゾル生成装置。
4. 前記案内突起は、下側に前記シガレットの長手方向と交差する方向に突出するストッパを含み、
   前記案内突起が前記ガイドホールに挿入されようとする場合、前記係止突起は、前記ストッパと互いにかみ合って、前記ガイドホールに前記案内突起が進入しないように、前記案内突起に反力（ｒｅａｃｔｉｏｎ−ｆｏｒｃｅ）を加えることを特徴とする請求項３に記載のエアロゾル生成装置。
5. 前記反力よりも大きな力を前記抽出部材に加える場合、前記係止突起は、前記ストッパが通過する通路を提供することで、前記案内突起が前記ガイドホールに挿入されることを特徴とする請求項４に記載のエアロゾル生成装置。
6. 前記案内突起が前記ガイドホールに挿入されている状態で、前記抽出部材を前記挿入管から分離しようとする場合、前記ストッパは、前記係止突起と互いにかみ合って前記案内突起が前記ガイドホールから分離されないように、前記案内突起に反力を加えることを特徴とする請求項４に記載のエアロゾル生成装置。
7. 前記反力よりも大きな力を前記抽出部材に加える場合、前記係止突起は、前記ストッパが通過する通路を提供することで、前記案内突起が前記ガイドホールから分離されることを特徴とする請求項６に記載のエアロゾル生成装置。
8. 前記係止突起と前記ストッパは、弾性（ｅｌａｓｔｉｃ）素材を含むことを特徴とする請求項４に記載のエアロゾル生成装置。
9. 前記挿入管は、前記挿入管の内側面と前記挿入管の外側面を貫通させる気流通路を含むことを特徴とする請求項１に記載のエアロゾル生成装置。
10. 前記抽出部材は、外側面から突出して円周方向に沿って所定距離延びる加圧用取っ手を含むことを特徴とする請求項１に記載のエアロゾル生成装置。
11. 前記ディスクの外周面は、前記挿入管の内側面に密着されることを特徴とする請求項１に記載のエアロゾル生成装置。
12. 前記ディスクは、前記シガレットを加熱するヒータが貫通する貫通ホールを含むことを特徴とする請求項１に記載のエアロゾル生成装置。

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