JP6950949B2 - Mobility aid chair - Google Patents
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Description
本発明は、移動補助椅子に関する。 The present invention relates to a mobility aid chair.
従来、長時間や長距離の連続歩行が困難な高齢者や患者等の身体弱者は、車椅子（例えば、特許文献１参照）に座って移動を行なっていた。 Conventionally, physically weak people such as elderly people and patients who have difficulty in continuous walking for a long time or a long distance have been sitting in a wheelchair (see, for example, Patent Document 1) to move.
しかし、車椅子は、身体弱者が座部から起立するために、手をフレームに押し当てて体重を支持させつつ立ち上がる支え立ちをしようとすると、身体弱者から後方へ逃げるように走行する（逸走する）ことがあり、転倒の原因となって大変危険であるという問題があった。 However, the wheelchair runs so as to escape backward from the vulnerable person when he / she tries to stand up while supporting his / her weight by pressing his / her hand against the frame in order to stand up from the seat. There was a problem that it was very dangerous because it caused a fall.
そこで、本発明は、身体弱者が支え立ちする際の逸走を阻止できて、しかも、使い勝手の良い移動補助椅子の提供を目的とする。 Therefore, an object of the present invention is to provide a mobility aid chair that can prevent a physically vulnerable person from escaping when standing up and is easy to use.
本発明の移動補助椅子は、複数の車輪を下端に有する基台と、座部と、背部と、を有する椅子本体を備え、上記座部の左右両側各々の位置に、上記座部から起立しようとする身体弱者が支え立ちするための手当接部を上端に有する支持杆部材を、有し、 上記支持杆部材は、上記基台に固着されたガイド筒部材に、上下動自在に挿通されるとともに、バネ部材によって、上方へ常時弾発付勢され、上記手当接部を、上記背部の上端縁よりも低い位置に、かつ、上記座部に座った身体弱者の肩よりも低い位置に、配設し、身体弱者が、上記支え立ちするために上記手当接部に体重を掛けることで下方へ移動して、上記支持杆部材の下端部が地面に接地し上記椅子本体の逸走を阻止するように構成し、上記座部が鉛直状軸心廻りに非回転として上記基台に取着され、かつ、上記基台は、前部領域に、上記座部に着席した身体弱者が足を前後に動かして地面をたぐり寄せるように足漕ぎ移動するための足漕ぎ用空間部を備え、介護人無しで移動可能に構成したものである。 The mobility assisting chair of the present invention includes a chair body having a base having a plurality of wheels at the lower ends, a seat portion, and a back portion, and stands up from the seat portion at each position on the left and right sides of the seat portion. It has a support rod member having a hand contact portion at the upper end for a physically weak person to support and stand , and the support rod member is inserted into a guide cylinder member fixed to the base so as to be movable up and down. At the same time, the spring member constantly urges the hand to bounce upward, and the hand contact portion is placed at a position lower than the upper end edge of the back portion and at a position lower than the shoulder of a physically weak person sitting on the seat portion. By arranging the chair, the physically vulnerable person moves downward by putting his / her weight on the hand contact portion in order to support the chair, and the lower end portion of the support rod member touches the ground to prevent the chair body from escaping. The seat is attached to the base as non-rotating around the vertical axis, and the base is in the front region, and a physically weak person seated in the seat moves his / her legs back and forth. It is equipped with a space for paddling so that it can be moved to the ground so that it can be moved without a caregiver .
また、上記支持杆部材は全長調整自在として、上記手当接部の上下高さ位置が調整自在である。
また、上記支持杆部材を、上記座部の左右両側の位置に、夫々２本ずつ設け、上記座部の左右両側夫々において、前側の上記支持杆部材の手当接部と、後側の上記支持杆部材の手当接部と、を前後方向に連結して、上記身体弱者が上記座部に着席した際に使用するための肘掛け部としたものである。
Further, the overall length of the support rod member is adjustable, and the vertical height position of the hand contact portion is adjustable.
Further, two support rod members are provided at positions on the left and right sides of the seat portion, and two support rod members are provided on each of the left and right sides of the seat portion. and allowance contact portion of the guidance rod, the coupled in the longitudinal direction, in which the body vulnerable is the armrest for use in seated in the seat.
身体弱者が支え立ちする際の逸走を阻止でき、安全性に優れる。支え立ちする際の身体弱者の体重を巧みに利用して（複雑な操作が不要で）、逸走を阻止でき、使い勝手が良い。また、構造が簡素で容易（安価）に製造を行うことができる。家族や医療福祉従事者等の介護者に椅子本体が逸走しないように把持してもらう必要がなく、人手がかからないと共に、自立を促す（支援する）ことができる。 It is excellent in safety because it can prevent escape when a physically weak person supports and stands up. It is easy to use because it can prevent escape by skillfully using the weight of the physically weak when supporting it (no complicated operation is required). In addition, the structure is simple and it can be easily (cheaply) manufactured. It is not necessary for a caregiver such as a family member or a medical welfare worker to hold the chair body so that it does not escape, and it is possible to promote (support) independence as well as labor-free.
以下、図示の実施形態に基づき本発明を詳説する。
本発明に係る移動補助椅子は、図１及び図２に示すように、下端に複数の車輪11を有する基台１と、基台１に鉛直状軸心Ｌａ廻りに非回転に取着された座部３と、座部３に取着された背部４と、を有する椅子本体５を備えている。
Hereinafter, the present invention will be described in detail based on the illustrated embodiments.
As shown in FIGS. 1 and 2, the mobility aid chair according to the present invention is attached to a
図１乃至図３に示すように、基台１は、前部領域に、座部３に着席した身体弱者Ｐが足を前後に動かして地面Ｇをたぐり寄せるように足漕ぎ移動するための足漕ぎ用空間部10を備えいる。
つまり、座部３の前縁部３ａ近傍の下方位置において、身体弱者Ｐは足を前後移動可能であり、足漕ぎ動作をする際に、座部３の前縁部３ａよりも後方位置に身体弱者Ｐの足を移動（配設）できて、足漕ぎ動作を容易かつスムーズに行うことが可能である。
As shown in FIGS. 1 to 3, the
That is, at the lower position near the
そして、図４に示すように、身体弱者Ｐが座部３から起立する際に、体重を支持させつつ立ち上がる支え立ちをするために手を押し当てるための手当接部６ａを、上端に有する支持杆部材６を備えている。
図１乃至図４に示すように、支持杆部材６は、座部３の左右両側かつ座部３の前縁部３ａの近傍に起立状に配設されている。
Then, as shown in FIG. 4, when the physically vulnerable person P stands up from the
As shown in FIGS. 1 to 4, the
図１乃至図４に示すように、支持杆部材６は、下端部６ｂに接地用パッド部を有している。支持杆部材６は、基台１に固着されたガイド筒部材70に、上下動自在に挿通され、ガイド筒部材70から手当接部６ａと下端部６ｂ（接地用パッド部）が突出（露出）している。
As shown in FIGS. 1 to 4, the
支持杆部材６は、図１と図２に示すように、手当接部６ａが下方へ押されていない自由状態で、下端部６ｂが地面Ｇから所定寸法をもって上方へ離間するように保持されている。
つまり、支持杆部材６の下端部６ｂが上記自由状態において地面Ｇから離間するように、図５（ａ）に示すように、支持杆部材６を常時上方へ弾発付勢するコイルバネ等のバネ部材71を備えている。
As shown in FIGS. 1 and 2, the
That is, as shown in FIG. 5A, a spring such as a coil spring that constantly elastically urges the
図５に示すように、バネ部材71は、支持杆部材６の上部に巻設状（外嵌状）に配設され、バネ下端部がガイド筒部材70の上端面70ａに支持されている。
バネ部材71は、身体弱者Ｐ等の人がバネ部材71に接触するのを防止するバネカバー部材72の上壁部72ａを介して支持杆部材６を上方へ常時弾発付勢している。
As shown in FIG. 5, the
The
バネカバー部材72は、筒状であって、支持杆部材６が挿通する孔部を有する上壁部72ａと、バネ部材71を外嵌状に包囲する周壁部72ｄと、を有している。
バネカバー部材72の下端72ｂは、常に、ガイド筒部材70の上端面70ａ（バネ下端部）よりも下方位置に配設され、バネ部材71に人が接触できず（衣類等が巻き込まれず）安全である。
バネカバー部材72（の周壁部72ｄ）は、身体弱者Ｐが足漕ぎ移動する際に把持する握り部と兼用している。
The
The
The spring cover member 72 (
バネカバー部材72は、上壁部72ａの内面側にバネ部材71のバネ上端が当接して上方へ常時弾発付勢され、上壁部72ａの外面側が支持杆部材６の拡径状段差面６ｄに当接して、支持杆部材６を上方へ常時弾発付勢している。
In the
図４及び図５（ｂ）に示すように、座部３から起立しようとする身体弱者Ｐが支え立ちするために、手当接部６ａに、手を押しつけるようして体重を掛けることで、支持杆部材６が、（基台１に固定されている）ガイド筒部材70にガイドされつつ、バネ部材71の弾発付勢力に抗して下方へスライド移動し、支持杆部材６の下端部６ｂが地面Ｇに接地してストッパ作用を発揮し、椅子本体５が体重によって身体弱者Ｐから逃げるように走行する逸走が阻止される。
As shown in FIGS. 4 and 5 (b), in order for the physically weak person P who is trying to stand up from the
そして、支持杆部材６の下端部６ｂが地面Ｇに接地している逸走防止状態から、身体弱者Ｐが手当接部６ａから手を離すと、バネ部材71の弾発付勢力によって支持杆部材６は上方へ移動し、下端部６ｂは地面Ｇから離間して車輪走行許可状態（自由状態）となる。
なお、支持杆部材６の上方移動（戻り移動）の停止は、ガイド筒部材70の下端70ｂに支持杆部材６の下端部６ｂに設けた当り用面６ｇが当接して上昇（戻り）が停止する機構、又は、支持杆部材６の自重とバネ部材71の弾発付勢力のつり合いにて停止する機構、或いは、バネカバー部材72がガイド筒部材70に係止して停止する機構等自由である。
また、身体弱者Ｐが座部３に着席する際に、手当接部６ａに手を押し当てて、体重を掛けつつ着席する（支え座りする）ことで、着席しようとする際の逸走も防止可能である。
Then, when the physically weak person P releases his hand from the
When the upward movement (return movement) of the
In addition, when the physically weak person P sits on the
さらに、図６に示すように、支持杆部材６は、全長調整自在として、手当接部６ａの上下高さ位置が調整自在である。
図５及び図７に示すように、支持杆部材６は、２重構造（２重筒状構造）であって、手当接部６ａを上端に有すると共に手当接部６ａから垂下状に設けたスライド調整杆部61ｄを有する第１杆部材61と、第１杆部材61が上下動スライド自在に差込まれると共に下端に（支持杆部材６の下端部６ｂを構成する）接地用パッド部材を有する第２杆部材62と、第１杆部材61と第２杆部材62と一体状に接続（連結）するための固定部材63と、を備えている。
Further, as shown in FIG. 6, the
As shown in FIGS. 5 and 7, the
第１杆部材61のスライド調整杆部61ｄは、ラジアル方向に貫設された高さ調整用孔61ｅを、上方方向に複数有している。
第２杆部材62は、上端部に、ラジアル方向に貫設された位置決め用孔62ｅを有している。
固定部材63は、相互に同軸心状に配設された高さ調整用孔61ｅ及び位置決め用孔62ｅに差込まれるピン部63ａと、第２杆部材62の上端部に外嵌状に取着する弾性変形自在なＵ字状のクリップ部63ｂ（図１及び図６参照）と、を有している。
つまり、位置決め用孔62ｅに高さ調節用孔61ｅを同軸心状に配設して、固定部材63のピン部63ａを差込むと共に、固定部材63のクリップ部63ｂを第２杆部材62に外嵌状に取着することで、第１杆部材61と第２杆部材62と固定部材63とが一体状となって、支持杆部材６を構成する。
The slide adjusting
The
The fixing
That is, the
そして、図５（ａ）に示すように、位置決め用孔62ｅに最上位置の高さ調節用孔61ｅを同軸心状に配設して、ピン部63ａを差込んで固定（連結）した短縮状態と、図７に示すように、位置決め用孔62ｅに最下位置の高さ調節用孔61ｅを同軸心状に配設して、ピン部63ａを差込んで固定した伸長状態と、の間で、手当接部６ａの上下高さ位置を、複数段に調整可能としている。
Then, as shown in FIG. 5A, the
また、図１乃至図３に示すように、基台１は、車輪11を前後左右の４箇所に配設して、車輪11が下端に取着する車輪支持脚杆部12と、前後左右の車輪支持脚杆部12を平面視Ｘ字状に連結するＸ字状枠部13（図３参照）と、前後左右の車輪支持脚杆部12を平面視Ｈ字状に連結するＨ字状枠部14（図３参照）と、を有している。
そして、Ｘ字状枠部13の平面視Ｖ字状開放空間部と、Ｈ字状枠部14の平面視コの字状開放空間部と、を、平面視で座部３の前縁部３ａに対応させて、足漕ぎ用空間部10を形成している。
Further, as shown in FIGS. 1 to 3, the
Then, the V-shaped open space portion in the plan view of the
より具体的には、基台１は、パイプ材を門型に折り曲げた門型枠材18を複数備え、門型枠材18の一方の起立状杆部を、車輪11が下端に取着される車輪支持脚杆部12とし、他方の起立状杆部を、他の門型枠材18と連結するための連結杆部19としている。
More specifically, the
Ｘ字状枠部13は、門型枠材18の水平状杆部及び連結杆部19と、複数の門型枠材18の連結杆部19を座部３の中央下方位置にて連結する筒状部材と、を備えている。
筒状部材には、座部３が上端部に固着された支柱部材２の下端部が固着されている。
The
The lower end of the
また、Ｈ字状枠部14は、左右一方の前車輪支持脚杆部12と後車輪支持脚杆部12とを前後方向に連結する第１枠部材15と、左右他方の前車輪支持脚杆部12と後車輪支持脚杆部12とを前後方向に連結する第２枠部材16と、第１枠部材15と第２枠部材16とを左右方向に連結する左右枠連結部材17と、を備えている。
Further, the H-shaped
支柱部材２は、伸縮自在であって、ガススプリングから成り、支柱部材２の下端部（バレル部）はＸ字状枠部13の交差部（筒状部材）に固着され、支柱部材２の上端部（ロッド先端部）は、座部３の下面に固着している。
The
図６に示すように、支柱部材２は、伸縮ロック解除用の操作レバー20を所定操作（揺動操作）することで、ロック状態が解除されて上下伸縮自在となる。
ロック状態が解除されると、内部の弾発付勢部材によって所定高さまで伸長する。また、ロック解除状態において、弾発付勢力に抗して所定押圧力を座部３（ロッド）に付与することで短縮可能である。つまり、座部３の高さ位置を調整自在に設けている。
As shown in FIG. 6, the
When the locked state is released, it extends to a predetermined height by the internal elastic urging member. Further, in the unlocked state, it can be shortened by applying a predetermined pressing force to the seat portion 3 (rod) against the elastic force. That is, the height position of the
また、支柱部材２は、ロッド部を角杆形状（横断面非円形状）として、座部３が鉛直状軸心Ｌａ廻りに回転しないように（非回転）に設けている。従って、座部３の前縁部３ａと足漕ぎ用空間部10とが常に対応するように構成している。
Further, the
次に、他の実施形態について説明する。
図８に示すように、支持杆部材６を、座部３の左右両側の位置に、夫々、２本ずつ設けている。
つまり、支持杆部材６を、前後左右に４箇所配設している。また、各支持杆部材６に対応して、ガイド筒部材70、バネカバー部材72、バネ部材71等を夫々設けている。
Next, other embodiments will be described.
As shown in FIG. 8, two
That is, the
そして、座部３の左右両側夫々において、前側の支持杆部材６（６Ｆ）の手当接部６ａと、後側の支持杆部材６（６Ｂ）の手当接部６ａと、を前後方向に連結して、肘掛け部８としている。
即ち、手当接部６ａを、身体弱者Ｐが座部３に着席した際に使用するための肘掛け部８と、兼用している。
Then, on each of the left and right sides of the
That is, the
また、図示省略するが、身体弱者Ｐが座部３に着席した状態で肘掛け部８に体重を掛けた際に、支持杆部材６が降下するのを阻止するストッパ手段を設けている。
ストッパ手段は、例えば、バネカバー部材72の下方への移動を阻止することで、支持杆部材６の下方への移動を阻止する機構であって、ガイド筒部材70の外周面に枢結した突っ張り用部材を、バネカバー部材72の外周面に設けた当り面に当接させて、バネカバー部材72の下方への移動を阻止することで、支持杆部材６の降下を阻止する機構、或いは、ガイド筒部材70の上端部の外周面に雄ネジ部を形成すると共に、バネカバー部材72の下端部の内周面に雌ネジ部を形成して、ガイド筒部材70にバネカバー部材72を螺合させることでバネカバー部材72の下方へ移動を阻止して、支持杆部材６の降下を阻止する機構等自由である。
他の構成及び作用効果は、上述の実施形態と同様である。
Further, although not shown, a stopper means is provided to prevent the
The stopper means is, for example, a mechanism for blocking the downward movement of the
Other configurations and effects are the same as in the above-described embodiment.
次に、別の実施形態について説明する。
図９に示すように、背部４の背面から上方かつ後方へ向かって突出状に、椅子本体５を手押しするための手押し用ハンドル９を付設している。
身体弱者Ｐが起立して歩行する際に手押し用ハンドル９を把持して歩くことができ、歩行器としての使用が可能となる。
また、家族や医療・福祉従事者等の介護者が、手押し用ハンドル９を把持して、着席状態の身体弱者Ｐを移動させることが容易となる。他の構成及び作用効果は、上述の実施形態と同様である。
Next, another embodiment will be described.
As shown in FIG. 9, a hand-pushing handle 9 for hand-pushing the
When the physically weak person P stands up and walks, he / she can grasp the hand-pushing handle 9 and walk, and can be used as a walker.
In addition, it becomes easy for a caregiver such as a family member or a medical / welfare worker to grasp the hand-pushing handle 9 and move the physically weak person P in a seated state. Other configurations and effects are the same as in the above-described embodiment.
次に、図示省略するが、さらに別の実施形態について説明する。図８を用いて説明した実施形態（肘掛け部兼用構造）に、図９を用いて説明した手押し用ハンドル９を付設したものである。他の構成及び作用効果は、上述の実施形態と同様である。 Next, although not shown, another embodiment will be described. The hand-pushing handle 9 described with reference to FIG. 9 is attached to the embodiment (armrest portion combined structure) described with reference to FIG. Other configurations and effects are the same as in the above-described embodiment.
なお、本発明は、設計変更可能であって、背部４は、図例のように座部３に固着する場合に限らず、基台１に固着するも良い。背部４は高さ調整自在に設けるも良い。基台１は、Ｘ字状枠部13を省略して、Ｈ字状枠部14の左右枠連結部材17に支柱部材２の下端部を固着するも良い。或いは、基台１は、Ｈ字状枠部14を省略した形状とするも良い。なお、本発明において「杆」とは図例のような中空棒状（パイプ状）に限らず、中実棒状や細帯板状も含む。
In the present invention, the design can be changed, and the back portion 4 may be fixed to the
以上のように、本発明の移動補助椅子は、複数の車輪11を下端に有する基台１と、座部３と、を有する椅子本体５を備え、上記座部３の左右両側各々に、上記座部３から起立しようとする身体弱者Ｐが支え立ちするための手当接部６ａを上端に有する支持杆部材６が、設けられ、上記支持杆部材６は、上下動自在であって、上記支え立ちするために上記手当接部６ａに体重を掛けることで下方へ移動して、下端部６ｂが地面Ｇに接地し上記椅子本体５の逸走を阻止するように構成したので、身体弱者Ｐが支え立ちする際の逸走を阻止でき、安全性に優れる。支え立ちする際の身体弱者Ｐの体重を巧みに利用して（特別な操作が不要で）、逸走を阻止でき、使い勝手が良い。また、構造が簡素で容易（安価）に製造を行うことができる。家族や看護士や介護士等の介護者に椅子本体５が逸走しないように把持してもらう必要がなく、人手がかからないと共に、自立を促す（支援する）ことができる。
As described above, the mobility assisting chair of the present invention includes a
また、上記座部３が鉛直状軸心Ｌａ廻りに非回転として上記基台１に取着され、かつ、上記基台１は、前部領域に、上記座部３に着席した身体弱者Ｐが足を前後に動かして地面Ｇをたぐり寄せるように足漕ぎ移動するための足漕ぎ用空間部10を備えているので、座部３の前縁部３ａが足漕ぎ用空間部10に常に対応し、足漕ぎ動作を容易かつスムーズに行うことができる。身体弱者Ｐの腰が回転せず、足漕ぎ移動する際の力を、基台１（車輪11）に確実に伝えることができ、効率良く移動できる。
Further, the
また、上記支持杆部材６は全長調整自在として、上記手当接部６ａの上下高さ位置が調整自在であるので、様々な体格の身体弱者Ｐに対応できる。支え立ちしやすい位置に手当接部６ａの高さ位置を設定でき、スムーズかつ容易に支え立ちすることができ、使い勝手が良いと共に安全性を向上できる。
Further, since the
また、上記手当接部６ａは、上記身体弱者Ｐが上記座部３に着席した際に使用するための肘掛け部８と、兼用しているので、美観に優れる。肘掛け部８を基台１や座部３に固定するための肘掛け支持部材が不要になり構造を簡素化できる。
Further, since the
また、上記椅子本体５に、該椅子本体５を手押し走行するための手押し用ハンドル９を付設したので、身体弱者Ｐが歩行する際の歩行器としての使用が可能となる。また、長時間の足漕ぎで疲れた身体弱者Ｐを、着席姿勢のまま、家族や医療・福祉従事者等の介護者が移動させることが容易となる。
Further, since the
１ 基台
３ 座部
４ 背部
５ 椅子本体
６ 支持杆部材
６ａ 手当接部
６ｂ 下端部
８ 肘掛け部
10 足漕ぎ用空間部
11 車輪
70 ガイド筒部材
71 バネ部材
Ｇ 地面
Ｐ 身体弱者
Ｌａ 鉛直状軸心
1
4 back 5
10 Space for rowing
11 wheels
70 Guide tube member
71 Spring member G Ground P Physically vulnerable La Vertical axis
Claims (3)
上記座部（３）の左右両側各々の位置に、上記座部（３）から起立しようとする身体弱者（Ｐ）が支え立ちするための手当接部（６ａ）を上端に有する支持杆部材（６）を、有し、
上記支持杆部材（６）は、上記基台（１）に固着されたガイド筒部材（70）に、上下動自在に挿通されるとともに、バネ部材（71）によって、上方へ常時弾発付勢され、
上記手当接部（６ａ）を、上記背部（４）の上端縁よりも低い位置に、かつ、上記座部（３）に座った身体弱者（Ｐ）の肩よりも低い位置に、配設し、身体弱者（Ｐ）が、上記支え立ちするために上記手当接部（６ａ）に体重を掛けることで下方へ移動して、上記支持杆部材（６）の下端部（６ｂ）が地面（Ｇ）に接地し上記椅子本体（５）の逸走を阻止するように構成し、
上記座部（３）が鉛直状軸心（Ｌａ）廻りに非回転として上記基台（１）に取着され、かつ、上記基台（１）は、前部領域に、上記座部（３）に着席した身体弱者（Ｐ）が足を前後に動かして地面（Ｇ）をたぐり寄せるように足漕ぎ移動するための足漕ぎ用空間部（10）を備え、介護人無しで移動可能に構成したことを特徴とする移動補助椅子。 A chair body (5) having a base (1) having a plurality of wheels (11) at the lower end, a seat portion (3), and a back portion (4) is provided.
A support rod member (6a) having a hand contact portion (6a) at the upper end for a physically weak person (P) who is trying to stand up from the seat portion (3) at each position on the left and right sides of the seat portion (3). 6), has,
The support rod member (6) is inserted into the guide cylinder member (70) fixed to the base (1) so as to be vertically movable , and is constantly urged upward by the spring member (71). Being done
The hand contact portion (6a) is arranged at a position lower than the upper end edge of the back portion (4) and at a position lower than the shoulder of the physically weak person (P) sitting on the seat portion (3). The physically vulnerable person (P) moves downward by putting his / her weight on the hand contact portion (6a) in order to support the support member (6), and the lower end portion (6b) of the support rod member (6) is on the ground (G). ) To prevent the escape of the chair body (5) .
The seat (3) is attached to the base (1) as non-rotating around the vertical axis (La), and the base (1) is in the front region of the seat (3). ) Is equipped with a foot rowing space (10) for the physically weak person (P) to move his / her legs back and forth to pull the ground (G) closer to the ground (G) so that he / she can move without a caregiver. moving the auxiliary chair, characterized in that the.
上記座部（３）の左右両側夫々において、前側の上記支持杆部材（６）の手当接部（６ａ）と、後側の上記支持杆部材（６）の手当接部（６ａ）と、を前後方向に連結して、上記身体弱者（Ｐ）が上記座部（３）に着席した際に使用するための肘掛け部（８）とした請求項１又は２記載の移動補助椅子。 Two support rod members (6) are provided at positions on the left and right sides of the seat portion (3), respectively.
On both the left and right sides of the seat portion (3), the hand contact portion (6a) of the support rod member (6) on the front side and the hand contact portion (6a) of the support rod member (6) on the rear side are formed. The mobility aid chair according to claim 1 or 2 , which is connected in the front-rear direction and used as an armrest portion (8) for use when the physically weak person (P) is seated in the seat portion (3).
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