JP6950613B2 - 磁気作動型memsスイッチ - Google Patents

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Description

本発明は、磁気作動型MEMSスイッチに関する。
従来からスイッチング装置として電気式微小機械装置(Micro Electromechanical System:MEMS)を用いたものが知られている。このようなスイッチング装置として磁気の有無により開閉する磁気作動型のMEMSスイッチが検討されている。例えば、特許文献1では、磁性体に磁力が付与されることで磁性体が撓み、磁性体に設けられた第1の接点と、第1の接点に対向配置された第2の接点とが接触するMEMSスイッチが開示されている。特許文献1では、MEMSスイッチの近傍でマグネットを移動させることで、磁性体に対して磁力を付与する構成が示されている。
特開2009−134993号公報
しかしながら、特許文献1記載のMEMSスイッチを実現するためには、MEMSスイッチの近傍でマグネットを移動させる機構を設ける必要があり、MEMSスイッチを実現するための装置構成が大型化する。また、MEMSスイッチでは、スイッチングの高速化、および、接点同士のスティッキングが従来からの課題となっており、これらについても改善が期待されている。
本発明は上記を鑑みてなされたものであり、小型化、高速スイッチング化、および、接点同士のスティッキング解消が可能な磁気作動型MEMSスイッチを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る磁気作動型MEMSスイッチは、第1磁心部と、前記第1磁心部に設けられた第1信号線と、前記第1磁心部の一端に対して固定されて、前記第1信号線に対して電気的に接続された第1接点と、第2磁心部と、前記第2磁心部に設けられた第2信号線と、前記第2磁心部の一端に対して固定されて、前記第2信号線に対して電気的に接続された第2接点と、導体コイルを含み、電流を流すことで前記第1磁心部および前記第2磁心部に対して磁界を印加する磁界印加部と、を備え、前記磁界印加部による磁界の印加の有無により、前記第1接点が変位し、前記第1接点の変位に伴って、前記第1接点と前記第2接点との接続および切断が切り替わる。
上記の磁気作動型MEMSスイッチによれば、導体コイルを含む磁界印加部により、第1磁心部および第2磁心部に対して印加する磁界を制御することで、第1接点が変位し、第1磁心部に固定された第1接点と第2磁心部に固定された第2接点との接続および切断が切り替えられる。したがって、外部のマグネットを移動させる機構等を設けなくても、第1接点および第2接点の接続および切断が制御可能となり、小型化が可能となる。また第1接点および第2接点に対する磁界の印加の切り替えを高速化することが可能なため、高速スイッチングが可能となる。さらに、第1磁心部および第2磁心部への磁界の印加および切断を強制的に切り替えることができるため、仮に、第1接点および第2接点の間でスティッキングが発生している場合でも、磁界の制御によりスティッキングの解消を促進することができる。
ここで、前記第1磁心部は、前記第1接点が固定される前記一端と、前記一端とは逆の他端との間に、前記一端がその延在方向に対して交差する方向の外力に対して可撓性を有する可撓磁心部を有している態様とすることができる。
上記のように、第1磁心部の両方の端部の間に可撓性を有する可撓磁心部を有していることで、磁界印加部による磁界の印加によって第1接点が固定されている一端が変位した場合に、当該変位に伴って他端が変位することを防ぐことができる。そのため、例えば、磁気作動型MEMSスイッチの配置等の自由度を高めることができる。
また、前記磁界印加部による磁界の印加の有無により、前記第2接点が変位し、前記第1接点および前記第2接点の変位に伴って、前記第1接点と前記第2接点との接続および切断が切り替わる態様とすることができる。
上記のように、磁界の第2接点も変位し、第1接点および第2接点の変位に伴って、第1接点と第2接点との接続および切断が切り替わる構成とすることで、第1接点および第2接点それぞれの変位量が少なくても第1接点と第2接点との接続および切断を切り替えることができる。したがって、第1磁心部および第2磁心部に印加する磁界の大きさを小さくした場合でも、第1接点と第2接点との接続および切断の切り替えを好適に行うことができる。また、第1接点および第2接点それぞれの変位量を少なくしながら第1接点と第2接点との接続および切断を切り替えることができるため、より高速なスイッチングを実現することが可能となる。
また、前記第2磁心部は、前記第2接点が固定される前記一端と、前記一端とは逆の他端との間に、前記一端がその延在方向に対して交差する方向の外力に対して可撓性を有する可撓磁心部を有している態様とすることができる。
上記のように、第2磁心部の両方の端部の間に可撓性を有する可撓磁心部を有していることで、磁界印加部による磁界の印加によって第2接点が固定されている一端が変位した場合に、当該変位に伴って他端が変位することを防ぐことができる。そのため、例えば、磁気作動型MEMSスイッチの配置等の自由度を高めることができる。
前記第1接点および前記第2接点は、前記磁界印加部による磁界の印加が無い場合には離間し、前記磁界印加部による磁界の印加が有る場合に電気的に接続する態様とすることができる。
前記第1接点および前記第2接点は、前記磁界印加部による磁界の印加が有る場合には離間し、前記磁界印加部による磁界の印加が無い場合に電気的に接続する態様とすることができる。
前記第1磁心部が、前記第1信号線、または、前記第1信号線および前記第1接点としての機能を有している態様とすることができる。このような構成とすることで、第1信号線、または、第1信号線および第1接点を別途設けなくても、MEMSスイッチとしての機能を実現することができる。
また、前記第2磁心部が、前記第2信号線、または、前記第2信号線および前記第2接点としての機能を有している態様とすることができる。このような構成とすることで、第2信号線、または、第2信号線および第2接点を別途設けなくても、MEMSスイッチとしての機能を実現することができる。
本発明によれば、小型化、高速スイッチング化、および、接点同士のスティッキング解消が可能な磁気作動型MEMSスイッチが提供される。
磁気作動型MEMSスイッチの概略構成を示す図である。 磁気作動型MEMSスイッチの斜視図である。 変形例に係る磁気作動型MEMSスイッチの斜視図である。 他の変形例に係る磁気作動型MEMSスイッチの模式図である。 他の変形例に係る磁気作動型MEMSスイッチの模式図である。 他の変形例に係る磁気作動型MEMSスイッチの模式図である。 他の変形例に係る磁気作動型MEMSスイッチの模式図である。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための最良の形態を詳細に説明する。なお、図面の説明においては同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
図1は、磁気作動型MEMSスイッチの概略構成を示す図である。磁気作動型MEMSスイッチ100は、所謂高周波スイッチ(RFスイッチ)の一種であり、磁界の変化を利用して機械的なスイッチングを行う装置である。
図1に示すように、磁気作動型MEMSスイッチ100は、第1駆動部SP1と、第1信号線15と、第1接点16と、第2駆動部SP2と、第1信号線15と、第1接点16と、を含んで構成される。第1駆動部SP1は、第1磁界印加部11(磁界印加部)および第1ビーム12を含んで構成される。第2駆動部SP2は、第2磁界印加部21(磁界印加部)および第2ビーム22を含んで構成される。
第1信号線15および第2信号線25は、それぞれ銅(Cu)等の導体から構成される。また、第1接点16および第2接点26は、それぞれ金(Au)、タングステン(W)、モリブデン(Mo)、ダイヤモンドライクカーボン(DLC)等の導体から構成される。ただし、第1接点16および第2接点26は、融点が高く展延性を有し耐摩耗性を備えた金属が好ましく、後述の第1ビーム12および第2ビーム22とは異なる材料であることが好ましい。磁気作動型MEMSスイッチ100では、外部からの入力信号を第1信号線15および第2信号線25を介して導き、第2信号線25から出力信号として外部へ出力する。第1信号線15と第2信号線25との間は、第1信号線15に接続された第1接点16および第2信号線に接続された第2接点26により接続および切断が切り替えられる。第1接点16と第2接点26とが接触している間は、第1接点16と第2接点26との接続を介して第1信号線15と第2信号線25との間が電気的に接続(ON)され、第1接点16と第2接点26とが離間している間は、第1接点16と第2接点26との接続が切断されるため、第1信号線15と第2信号線25との間が電気的に切断(OFF)される。なお、第1接点16と第2接点26とが接触する場合について説明するが、第1接点16と第2接点26との接触により、第1信号線15と第2信号線との電気的な接続が実現されていればよい。したがって、第1接点16と第2接点26とは接触していなくても少なくとも電気的に接続されていればよく、例えば、第1接点16と第2接点26との間に他の導体材料等が介在し、導体材料を介して第1接点16と第2接点26とが電気的に接続可能な構成とされていればよい。
第1接点16と第2接点26との間の接続および切断の切り替えは、第1接点16および第2接点26(または、第1接点16のみ)の物理的な移動によって行われる。
第1ビーム12および第2ビーム22は、いずれも磁性材料(軟磁性体)から構成されて、磁心として機能する。第1ビーム12および第2ビーム22を構成する軟磁性体としては、例えば、鉄、ニッケル、コバルト、これらの金属を主成分とする合金、フェライト等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。第1駆動部SP1は、第1磁界印加部11による磁界の印加により第1ビーム12を磁化させる。第1磁界印加部11は、第1ビーム12の周囲に巻回された導体材料からなるコイル(導体コイル)を含んで構成される。また、第2駆動部SP2は、第2磁界印加部21による磁界の印加により第2ビーム22を磁化させる。第2磁界印加部21は、第2ビーム22の周囲に巻回された導体材料からなるコイルを含んで構成される。第1磁界印加部11のコイルおよび第2磁界印加部21のコイルは、それぞれ図示しない電源に接続される。
第1ビーム12および第2ビーム22は、それぞれの一端同士が近接した状態で配置されている。第2ビーム22に対して近接配置される第1ビーム12の端部は、第1磁界印加部11により磁化されたときに、一方の極性が現れる端部である。この第1ビーム12の端部には、第1信号線15に接続された第1接点16が設けられる。
また、第1ビーム12に対して近接配置される第2ビーム22の端部は、第2磁界印加部21により磁化されたときに、一方の極性が現れる端部である。この第2ビーム22の端部には、第2信号線25に接続された第2接点26が設けられる。
制御回路CONTからの信号に基づいて、電源(図示せず)から第1磁界印加部11および第2磁界印加部21に対して電流が流され、第1磁界印加部11による第1ビーム12の磁化/磁化消失、および、第2磁界印加部21による第2ビーム22の磁化/磁化消失が制御される。第1ビーム12および第2ビーム22の磁化によって、近接配置された第1ビーム12の端部および第2ビーム22の端部が互いに異なる極性に磁化されると、第1ビーム12および第2ビーム22が引き合う。この結果、第1ビーム12に取り付けられた第1接点16と第2ビーム22に取り付けられた第2接点26とが接続する。また、第1ビーム12および第2ビーム22が磁化消失されると、第1ビーム12および第2ビーム22が離間し、第1接点16と第2接点26との接続が切断される。
上記の磁気作動型MEMSスイッチ100は、中空構造を有した樹脂等のパッケージにより、可動部分の自由度を保ったまま封止されていてもよい。
次に、図1に示した磁気作動型MEMSスイッチ100の具体的な構造について、図2を参照しながら説明する。図2は、磁気作動型MEMSスイッチ100の斜視図である。図2では、磁気作動型MEMSスイッチ100が回路基板P上に取り付けられている状態を示している。磁気作動型MEMSスイッチ100の第1駆動部SP1および第2駆動部SP2は、それぞれ回路基板P上に取り付けられ対向配置している。
第1駆動部SP1は、第1ビーム12を含む第1磁心部120、および、第1磁心部120に対して磁界を印加する第1磁界印加部11を含む。また、第1ビーム12の一方の端部(一端)には第1接点16が取り付けられると共に、第1接点16に対して第1信号線が電気的に接続される。
第1磁心部120は、回路基板Pに対して固定される固定磁心部121と、固定磁心部121に対して連続して設けられて回路基板Pに対して固定されていない可撓磁心部122と、可撓磁心部122に対して連続して設けられて回路基板Pに対して固定されていない可動磁心部123とを含む。このうち、可動磁心部123が、磁化/磁化消失によって移動する第1ビーム12となる。
固定磁心部121および可動磁心部123は、略L字形状とされている。固定磁心部121と可動磁心部123との間に設けられる(第1磁心部120の長手方向中央付近に配置される)可撓磁心部122は、磁心部が折り曲げ加工されていて、第1磁心部120の可動磁心部123がその延在方向に対して交差する方向の外力を受けた場合には、撓むことが可能な形状となっている。そのため、可撓磁心部122は、回路基板Pに対して自由に動くことができる可動磁心部123が移動した場合でも、その移動に伴って固定磁心部121が移動することを規制する。なお、固定磁心部121、可撓磁心部122、および、可動磁心部123の形状は、図2に示すものに限定されず、適宜変更することができる。
第1磁心部120は、長手方向(固定磁心部121、可撓磁心部122、可動磁心部123の並ぶ方向)の長さが例えば100μm〜1mm程度とされ、幅(図2において回路基板Pの表面に対して垂直な方向の長さ)が例えば5μm〜100μm程度とされ、厚さ(図2において回路基板Pの表面に対して平行な方向の長さ)が例えば1μm〜10μm程度とされる。
固定磁心部121の一部は、その周囲が絶縁体131で覆われる。また、絶縁体131よりも外側に、固定磁心部121の周囲を巻回するように、銅(Cu)等の導体による第1コイル部111が設けられる。磁気作動型MEMSスイッチ100では、第1コイル部111は固定磁心部121の周囲を2周巻回しているが、第1コイル部111の巻回数は適宜変更することができる。第1コイル部111の両端部は導体パッド112となっていて、回路基板Pの回路等と接続可能とされている。絶縁体131の厚さ(内周面から外周面までの長さ)は、例えば1μm〜10μm程度とされる。
第1接点16は、可動磁心部123の一方側の端部(一端:可撓磁心部122側の端部である他端とは逆側の端部)に設けられる。第1接点16の大きさは、例えば5μm角〜100μm角程度とされる。
第1信号線15は、固定磁心部121、可撓磁心部122、および、可動磁心部123に沿って延び、第1接点16に対して電気的に接続するように設けられる。磁気作動型MEMSスイッチ100の場合は、第1信号線15は、第1磁心部120の外側(第2駆動部SP2と対向する側とは逆側)に沿って設けられている。第1信号線15の端部(第1接点16側の端部とは逆側の端部)が導体パッド151となっていて、回路基板Pの回路等を接続可能とされている。なお、第1信号線15と第1磁心部120との間、および、第1接点16と第1磁心部120(可動磁心部123)との間には、絶縁体132が設けられて、第1信号線15および第1接点16と、第1磁心部120との間が電気的に絶縁されている。絶縁体132の厚さ(図2において回路基板Pの表面に対して平行な方向の長さ)は、例えば1μm〜10μm程度とされる。なお、第1信号線15は第1コイル部111が設けられる位置を避けて配置されているが、第1信号線15の周囲を第1コイル部111が巻回するように配線してもよい。また、第1信号線15の配置は適宜変更でき、例えば、第1磁心部120の内側(第2駆動部SP2と対向する側)に配線してもよい。
第1駆動部SP1では、第1コイル部111が、第1ビーム12として機能する可動磁心部123を含む第1磁心部120の磁化/磁化消失を行う第1磁界印加部11として機能する。
第2駆動部SP2は、第2ビーム22を含む第2磁心部220、および、第2磁心部220に対して磁界を印加する第2磁界印加部21を含む。また、第2ビーム22の端部には第2接点26が取り付けられると共に、第2接点26に対して第2信号線25が電気的に接続される。
第2磁心部220は、回路基板Pに対して固定される固定磁心部221と、固定磁心部221に対して連続して設けられる可撓磁心部222と、可撓磁心部222に対して連続して設けられて回路基板Pに対して固定されていない可動磁心部223とを含む。このうち、可動磁心部223が、磁化/磁化消失によって移動する第2ビーム22となる。
固定磁心部221および可動磁心部223は、略L字型とされている。固定磁心部221と可動磁心部223との間に設けられる(第2磁心部220の長手方向中央付近に配置される)可撓磁心部222は、磁心部が折り曲げ加工されていて、第2磁心部220の可動磁心部223がその延在方向に対して交差する方向の外力を受けた場合には、撓むことが可能な形状となっている。そのため、可撓磁心部222は、回路基板Pに対して自由に動くことができる可動磁心部223が移動した場合でも、その移動に伴って固定磁心部221が移動することを規制する。なお、固定磁心部221、可撓磁心部222、および、可動磁心部223の形状は、図2に示すものに限定されず、適宜変更することができる。
第2磁心部220は、長手方向(固定磁心部221、可撓磁心部222、可動磁心部223の並ぶ方向)の長さが例えば100μm〜1mm程度とされ、幅(図2において回路基板Pの表面に対して垂直な方向の長さ)が例えば5μm〜100μm程度とされ、厚さ(図2において回路基板Pの表面に対して平行な方向の長さ)が例えば1μm〜10μm程度とされる。
固定磁心部221の一部は、その周囲が絶縁体231で覆われる。また、絶縁体231よりも外側に、固定磁心部221の周囲を巻回するように、銅(Cu)等の導体による第2コイル部211が設けられる。磁気作動型MEMSスイッチ100では、第2コイル部211は固定磁心部221の周囲を2周巻回しているが、第2コイル部211の巻回数は適宜変更することができる。第2コイル部211の両端部は導体パッド212となっていて、回路基板Pの回路等と接続可能とされている。絶縁体231の厚さ(内周面から外周面までの長さ)は、例えば1μm〜10μm程度とされる。
第2接点26は、可動磁心部223の一方の端部(一端:可撓磁心部222側端部である他端とは逆側の端部)に設けられる。第2接点26の大きさは、例えば5μm角〜100μm角程度とされる。
第2信号線25は、固定磁心部221、可撓磁心部222、および、可動磁心部223に沿って延び、第2接点26に対して電気的に接続するように設けられる。磁気作動型MEMSスイッチ100の場合は、第2信号線25は、第2磁心部220の外側(第2駆動部SP2と対向する側とは逆側)に沿って設けられている。第2信号線25の端部(第2接点26側の端部とは逆側の端部)が導体パッド251となっていて、回路基板Pの回路等を接続可能とされている。なお、第2信号線25と第2磁心部220との間、および、第2接点26と第2磁心部220(可動磁心部223)との間には、絶縁体232が設けられて、第2信号線25および第2接点26と、第2磁心部220との間が電気的に絶縁されている。絶縁体232の厚さ(図2において回路基板Pの表面に対して平行な方向の長さ)は、例えば1μm〜10μm程度とされる。なお、第2信号線25は第2コイル部211が設けられる位置を避けて配置されているが、第2信号線25の周囲を第2コイル部211が巻回するように配線してもよい。また、第2信号線25の配置は適宜変更でき、例えば、第2磁心部220の内側(第1駆動部SP1と対向する側)に配線してもよい。
第2駆動部SP2では、第2コイル部211が第2ビーム22として機能する可動磁心部223を含む第2磁心部220の磁化/磁化消失を行う第2磁界印加部21として機能する。
図2に示すように、第1駆動部SP1の第1磁心部120の一端に取り付けられる第1接点16と、第2駆動部SP2の第2磁心部220の一端に取り付けられる第2接点26と、は、互いに対向するように配置される。
上記の磁気作動型MEMSスイッチ100では、第1磁心部120および第2磁心部220が磁化されていない状態(磁化消失状態)では、第1接点16と第2接点26とが離間した状態とされている。したがって、第1信号線15および第2信号線25の間は切断されている。
一方、第1コイル部111に対して電流を流すと、磁界が形成される。この磁界の影響を受けて第1磁心部120が磁化される。この結果、第1磁心部120の両端にS極/N極の磁極が現れる。同様に、第2コイル部211に対して電流を流すと、磁界が形成される。この磁界の影響を受けて第2磁心部220が磁化される。この結果、第2磁心部220の両端にS極/N極の磁極が現れる。
第1コイル部111および第2コイル部211に流す電流の方向を制御することで、第1磁心部120のうち第1接点16が取り付けられている側の端部(可動磁心部123側の端部)に現れる磁極の極性と、第2磁心部220のうち第2接点26が取り付けられている側の端部(可動磁心部223側の端部)に現れる磁極の極性を互いに異ならせることができる。このように、第1磁心部120のうち可動磁心部123側の端部に現れる磁極の極性と、第2磁心部220のうち可動磁心部223側の端部に現れる磁極の極性とを互いに異ならせると、第1磁心部120および第2磁心部220が磁化されている間は、これらが引き合うこととなる。
その結果、第1磁心部120に取り付けられた第1接点16と、第2磁心部220に取り付けられた第2接点26とのそれぞれの位置が変化する。第1接点16および第2接点26は、それぞれ水平方向(回路基板Pの表面に沿った方向)に沿って近接する方向に移動し、接触する。第1接点16と第2接点26とが接触すると、第1信号線15と第2信号線25との間が電気的に接続される。
また、第1コイル部111および第2コイル部211に流れる電流を止める(電源からの電流の供給を遮断する)と、第1磁心部120および第2磁心部220は磁化消失される。そのため、第1磁心部120および第2磁心部220は引き合わなくなり、第1磁心部120に取り付けられた第1接点16と、第2磁心部220に取り付けられた第2接点26とが離間し、第1接点16および第2接点26は、それぞれ元の位置に戻る。第1接点16と第2接点26とが離間すると、第1信号線15と第2信号線25との間が電気的に切断される。
なお、上記の動作を実現するためには、第1磁心部120および第2磁心部220は、第1接点16および第2接点26が取り付けられている側の端部において、両者が磁化された際に自磁心とは異なる磁心により形成される磁界を受けて引き合う程度に近接配置する必要がある。磁化消失状態での第1接点16と第2接点26との距離は、第1磁心部120および第2磁心部220が磁化した際の磁界の大きさ(磁束密度)に応じて設定される。
上記の磁気作動型MEMSスイッチ100は、例えば、公知の成膜プロセス(フォトリソグラフィ、スパッタリング、CVD、めっき、ドライおよびウェットエッチング、スパッタリング)を適宜組み合わせて製造することができる。導体コイルを含む第1コイル部111および第2コイル部211についても、各部の積層(膜形成)とエッチングとを組み合わせて製造することができる。なお、導体コイルを含む第1コイル部111および第2コイル部211は、磁気作動型MEMSスイッチ100のその他の部分について成膜プロセスを利用して形成した後に、導体材料を巻回させることで形成してもよい。このように、公知の成膜プロセスと他のプロセスとを組み合わせて磁気作動型MEMSスイッチ100を製造してもよい。
上記の磁気作動型MEMSスイッチ100では、導体コイルを含む磁界印加部(第1磁界印加部11および第2磁界印加部21)により、第1磁心部110および第2磁心部210に対して印加する磁界を制御する。この結果、第1接点16および第2接点26が変位し、第1磁心部110に固定された第1接点16と第2磁心部210に固定された第2接点26との接続および切断が切り替えられる。したがって、従来のMEMSスイッチのように、外部のマグネットを移動させて磁性体を磁化させる機構等を設けなくても、第1接点16および第2接点26の接続および切断が制御可能となり、小型化が可能となる。
また、上記の磁気作動型MEMSスイッチ100では、磁界印加部(第1磁界印加部11および第2磁界印加部21)に対する電流の供給および遮断を利用して第1磁心部110および第2磁心部210に対して印加する磁界を制御する。したがって、外部のマグネット等を利用した磁性体の磁化/磁化消失と比較して、磁界の切り替えを速やかに行うことができる。したがって、スイッチング動作を素早く且つ精度よく行うことができる。そのため、高速スティッキングを実現することができる。また、徐々に磁界の大きさを変化させるのではなく、電流の供給および遮断により磁界を変化させる構成とすることで、接点同士が接触した状態となる所謂スティッキングを防ぐことができる。また、仮に、接点同士にスティッキングが発生した場合、両コイルに両接点が反発するような磁界が発生するように、直流、交流、高周波交流、パルス、などの電流を流すことによって、スティッキングを解消することができる。
また、磁気作動型MEMSスイッチ100では、第1磁心部120の両方の端部の間に可撓性を有する可撓磁心部122を有している。このような構成とすることで、磁界印加部(第1磁界印加部11)による磁界の印加によって第1接点16が固定されている一端(可動磁心部123側)が変位した場合に、当該変位に伴って他端(固定磁心部121側)が変位することを防ぐことができる。したがって、磁界の印加によって第1磁心部120全体が変位する構造とは異なる構造を採用することができるため、例えば、磁気作動型MEMSスイッチの配置等に係る設計の自由度を高めることができる。
また、磁気作動型MEMSスイッチ100では、磁界印加部による磁界の印加の有無により、第2磁心部220に固定された第2接点26が変位する。すなわち、第1接点16および第2接点26の変位に伴って、第1接点16と第2接点26との接続および切断が切り替わる。このような構成とすることで、第1接点16および第2接点26それぞれの変位量が少なくても第1接点16と第2接点26との接続および切断を切り替えることができる。したがって、第1磁心部120および第2磁心部220に印加する磁界の大きさを小さくした場合でも、第1接点16と第2接点26との接続および切断の切り替えを好適に行うことができる。さらに、第1接点16および第2接点26の両方が変位する構成とすることで、これらの接点が接触し元に戻るまでの各接点の移動距離が半分になるため、より高速なスイッチングを実現できる。
また、磁気作動型MEMSスイッチ100のように、第2磁心部220の両方の端部の間に可撓性を有する可撓磁心部222を有している場合。磁界印加部(第2磁界印加部21)による磁界の印加によって第2接点26が固定されている一端(可動磁心部223側)が変位した場合に、当該変位に伴って他端(固定磁心部221側)が変位することを防ぐことができる。したがって、磁界の印加によって第2磁心部220全体が変位する構造とは異なる構造を採用することができるため、例えば、磁気作動型MEMSスイッチの配置等に係る設計の自由度を高めることができる。
また、上記の磁気作動型MEMSスイッチ100では、第1接点16および第2接点26は、磁界印加部による磁界の印加が無い場合には離間し、磁界印加部による磁界の印加が有る場合に接触する態様とすることができる。このような構成とすることで、磁界の印加による第1接点16および第2接点26の接続を速やかに行うことができる。
なお、磁気作動型MEMSスイッチの形状は適宜変更することができる。例えば、磁気作動型MEMSスイッチ100では、第1接点16および第2接点26は、それぞれ水平方向(回路基板Pの表面に沿った方向)に沿って近接する方向に移動し、接触する。しかしながら、第1接点16および第2接点26の移動方向は適宜変更することができる。第1磁心部120および第2磁心部220の配置およびその形状によって、第1接点16および第2接点26の移動方向は変更される。
図3は、変形例に係る磁気作動型MEMSスイッチ200の斜視図である。磁気作動型MEMSスイッチ200は、第1駆動部SP1側の第1接点16および第2駆動部SP2側の第2接点26のそれぞれが上下方向(回路基板Pの表面に対して垂直な方向)に沿って移動して、第1接点16および第2接点26の接続および切断を切り替える。また、磁気作動型MEMSスイッチ100と比較すると、磁気作動型MEMSスイッチ200では、第1磁心部および第2磁心部には可撓磁心部に相当する構成が含まれていない。
磁気作動型MEMSスイッチ200では、第1磁心部120および第2磁心部220は、それぞれI字形状とされていて、回路基板Pに対して離間した状態とされている。磁気作動型MEMSスイッチ200のうち、第1磁心部120の周囲を巻回する第1コイル部111に対して連続する導体パッド112、第1信号線15の導体パッド151、第2磁心部220の周囲を巻回する第2コイル部211に対して連続する導体パッド212、および、第2信号線25の導体パッド251が回路基板Pに対して固定されている。第1磁心部120および第2磁心部220は、それぞれ回路基板Pの表面に対して平行な面が主面となる平板状となっている。
第1磁心部120は、一対の絶縁体132により挟まされた状態とされている。また、第1磁心部120の主面のうち絶縁体132が取り付けられている側の一端の上面には第1信号線15および第1接点16が固定されている。第1磁心部120の上面には、絶縁体132を介して第1信号線15および第1接点16がこの順で積層されている。なお、第1磁心部120の下面側には、絶縁体132が設けられていなくてもよい。
第1磁心部120のうち第1接点16が設けられる一端とは逆側の他端では、絶縁体131が第1磁心部120の周囲を覆った状態(または挟んだ状態)で、絶縁体131の表面に沿って第1コイル部111が第1磁心部120の周囲を巻回している。なお、第1磁心部120の一部が露出している場合、第1コイル部111と第1磁心部120とが接触しないように離間させておくことが好ましい。
一方、第2磁心部220の主面のうち下面の一端(第1磁心部120側の端部)には、絶縁体232を介して、第2信号線25および第2接点26が固定されている。第2磁心部220の下面には、絶縁体232、第2信号線25および第2接点26がこの順で積層されている。
第2磁心部220のうち第2接点26が設けられる一端とは逆側の他端では、絶縁体231が第2磁心部220の周囲を覆った状態(または挟んだ状態)で、絶縁体231の表面に沿って第2コイル部211が第2磁心部220の周囲を巻回している。なお、第2磁心部220の一部が露出している場合、第2コイル部211と第2磁心部220とが接触しないように離間させておくことが好ましい。
第1駆動部SP1と第2駆動部SP2とは、第1接点16と第2接点26とが上下方向(回路基板Pの表面に対して垂直な方向)で重なるように配置されている。
なお、図3に示すように、上記の第1磁心部120と第2磁心部220の一方が、支持台上などに設けられていてもよい。この場合、支持台は、例えば、磁心部のうちコイル部(第1コイル部111または第2コイル部211)が巻回される端部側に配置することができる。ただし、支持台の配置や取付構造は特に限定されない。
上記の磁気作動型MEMSスイッチ200では、第1磁心部120および第2磁心部220が磁化されていない状態(磁化消失状態)では、第1接点16と第2接点26とが離間した状態とされている。したがって、第1信号線15および第2信号線25の間は切断されている。
一方、第1コイル部111に対して電流を流すと、磁界が形成される。この磁界の影響を受けて第1磁心部120が磁化される。この結果、第1磁心部120の両端にS極/N極の磁極が現れる。同様に、第2コイル部211に対して電流を流すと、磁界が形成される。この磁界の影響を受けて第2磁心部220が磁化される。この結果、第2磁心部220の両端にS極/N極の磁極が現れる。
第1コイル部111および第2コイル部211に流す電流の方向を制御することで、第1磁心部120のうち第1接点16が取り付けられている側の端部に現れる磁極の極性と、第2磁心部220のうち第2接点26が取り付けられている側の端部に現れる磁極の極性を互いに異ならせる。これにより、第1磁心部120および第2磁心部220が磁化されている間は、これらが引き合うこととなる。
その結果、第1磁心部120に取り付けられた第1接点16と、第2磁心部220に取り付けられた第2接点26とのそれぞれの位置が変化する。第1接点16および第2接点26は、それぞれ上下方向(回路基板Pの表面に対して垂直な方向)に沿って近接する方向に移動し、接触する。第1接点16と第2接点26とが接触すると、第1信号線15と第2信号線25との間が電気的に接続される。
また、第1コイル部111および第2コイル部211に流れる電流を止める(電源からの電流の供給を遮断する)と、第1磁心部120および第2磁心部220は磁化消失される。そのため、第1磁心部120および第2磁心部220は引き合わなくなり、第1磁心部120に取り付けられた第1接点16と、第2磁心部220に取り付けられた第2接点26とが離間し、第1接点16および第2接点26は、それぞれ元の位置に戻る。第1接点16と第2接点26とが離間すると、第1信号線15と第2信号線25との間が電気的に切断される。
このように、磁気作動型MEMSスイッチ200においても、導体コイルを含む磁界印加部(第1磁界印加部11および第2磁界印加部21)により、第1磁心部110および第2磁心部210に対して印加する磁界を制御する。この結果、第1接点16および第2接点26が変位し、第1磁心部110に固定された第1接点16と第2磁心部210に固定された第2接点26との接続および切断が切り替えられる。
なお、磁気作動型MEMSスイッチ200では、第1磁心部120および第2磁心部220はどちらも可撓磁心部を有していないため、第1磁心部120および第2磁心部220が引き合う場合には、第1磁心部120および第2磁心部220それぞれは変形することなく移動することになる。したがって、第1磁心部120および第2磁心部220の変位に伴う応力を第1信号線15、第1コイル部111、第2信号線25、および、第2コイル部211等が受ける可能性がある。これに対して、第1信号線15、第1コイル部111、第2信号線25、および、第2コイル部211等の少なくとも形状を工夫することで、応力を緩和することが可能な領域等を設ける構成としてもよい。
磁気作動型MEMSスイッチ100および磁気作動型MEMSスイッチ200のように、本実施形態に係る磁気作動型MEMSスイッチの形状は適宜変更することができる。
図4および図5は、本実施形態に係る磁気作動型MEMSスイッチの変形例を模式的に示す図である。
図4では、磁界印加部により磁界を印加した場合に、第1接点および第2接点が互いに離間する構造を有する磁気作動型MEMSスイッチの例を示している。図4(A)は、磁気作動型MEMSスイッチ300の第1磁心部120および第2磁心部220に対して磁界を印加していない状態を示す図であり、図4(B)は、磁気作動型MEMSスイッチ300の第1磁心部120および第2磁心部220に対して磁界を印加した状態を示す図である。
図4(A)に示すように、磁気作動型MEMSスイッチ300では、第1磁界印加部となる第1コイル部111および第2磁界印加部となる第2コイル部211による磁界の印加がない状態において、第1接点16と第2接点26とを接触させておく。この状態で、第1コイル部111および第2コイル部211に対して電流を流し、磁界を形成されて、第1磁心部120および第2磁心部220を磁化させる。このとき、第1コイル部111および第2コイル部211に流す電流の方向を制御することで、第1磁心部120のうち第1接点16が取り付けられている側の端部(可動磁心部123側の端部)に現れる磁極の極性と、第2磁心部220のうち第2接点26が取り付けられている側の端部(可動磁心部223側の端部)に現れる磁極の極性を同じとする。このように、第1磁心部120のうち可動磁心部123側の端部に現れる磁極の極性と、第2磁心部220のうち可動磁心部223側の端部に現れる磁極の極性とを同じとすることで、第1磁心部120および第2磁心部220が磁化されている間は、これらが反発する。
その結果、図4(B)に示すように、第1磁心部120に取り付けられた第1接点16と、第2磁心部220に取り付けられた第2接点26とのそれぞれの位置が変化し、第1接点16および第2接点26は、互いに離間する方向に移動する。そのため、第1接点16と第2接点26とが離間し、第1信号線15と第2信号線25との間が電気的に切断される。
また、第1コイル部111および第2コイル部211に流れる電流を止める(電源からの電流の供給を遮断する)と、第1磁心部120および第2磁心部220は磁化消失されて、第1磁心部120に取り付けられた第1接点16と、第2磁心部220に取り付けられた第2接点26とは、それぞれ元の位置に戻る。元の位置では、図4(A)に示すように、第1接点16と第2接点26とが接触し、第1信号線15と第2信号線25との間が電気的に接続される。
図4に示す磁気作動型MEMSスイッチ300のように、第1接点16および第2接点26は、磁界印加部としての第1コイル部111および第2コイル部211による磁界の印加が有る場合には離間し、磁界の印加が無い場合に接触する態様としてもよい。
図5では、第2駆動部SP2が回路基板Pに対して固定された磁気作動型MEMSスイッチ400を示している。
磁気作動型MEMSスイッチ400では、第1駆動部SP1側の構造は、基本的に磁気作動型MEMSスイッチ300と同様に、固定磁心部121、可撓磁心部122、および、可動磁心部123を含んで構成されている。ただし、第1信号線15としての機能を第1磁心部120が有している。すなわち、第1磁心部120が導電性を有していて、第1磁心部120に対して第1接点16が接続している。そのため、外部からの入力信号は第1磁心部120を経て第1接点16に到達する。
一方、第2駆動部SP2は、回路基板Pに固定された棒状の第2磁心部220から構成されていて、可撓性を有する可撓磁心部を含んでいない。そのため、第2磁心部220は回路基板Pに対して固定された状態で、第2コイル部211に対して電流が流れて第2磁心部220に極性が現れた場合でも移動しない。また、第2駆動部SP2においても、第1駆動部SP1と同様に、第2信号線25としての機能を第2磁心部220が有している。すなわち、第2磁心部220が導電性を有していて、第2磁心部220に対して第2接点26が接続している。そのため、外部からの入力信号は第2磁心部220を経て第2接点26に到達する。
図5に示す磁気作動型MEMSスイッチ400においては、上記のように第2駆動部SP2が回路基板Pに対して固定されるが、第1駆動部SP1は、他の磁気作動型MEMSスイッチと同様に磁界の有無によって第1接点16が変位する。したがって、他の磁気作動型MEMSスイッチと同様に、磁界の印加の有無に基づくスイッチングが可能となる。すなわち、第1磁心部120および第2磁心部220が磁化されていない状態(磁化消失状態)では、第1接点16と第2接点26とが離間した状態とされている。したがって、第1信号線15(第1磁心部120)および第2信号線25(第2磁心部220)の間は切断されている。
一方、第1コイル部111および第2コイル部211に対して電流を流し、第1磁心部120および第2磁心部220が磁化され、且つ、第1磁心部120のうち可動磁心部123側の端部に現れる磁極の極性と、第2磁心部220のうち可動磁心部223側の端部に現れる磁極の極性とを互いに異なると、第1磁心部120および第2磁心部220が磁化されている間は、これらが引き合う。この結果、第1接点16が第2磁心部220側へ移動し、第1接点16と第2接点26とが接触すると、第1信号線15(第1磁心部120)と第2信号線25(第2磁心部220)との間が電気的に接続される。
また、第1コイル部111および第2コイル部211に流れる電流を止める(電源からの電流の供給を遮断する)と、第1磁心部120および第2磁心部220は磁化消失される。そのため、第1磁心部120および第2磁心部220は引き合わなくなり、第1磁心部120に取り付けられた第1接点16は、第2磁心部220に取り付けられた第2接点26から離間し、元の位置に戻る。第1接点16と第2接点26とが離間すると、第1信号線15(第1磁心部120)と第2信号線25(第2磁心部220)との間が電気的に切断される。
図5に示す磁気作動型MEMSスイッチ500のように、駆動部の一方(図5に示す例では第2駆動部SP2)の磁心部(第2磁心部220)が固定されていて、接点(第2接点26)が変位できない場合であっても、他方の駆動部の磁心部(第1磁心部120)に固定された第1接点16が変位可能であれば、第1信号線15と第2信号線25との接続/切断を切り替えることができる。
また、磁気作動型MEMSスイッチ400のように、第1磁心部120が第1信号線15としての機能を有していてもよい。同様に、第2磁心部220が第2信号線25としての機能を有していてもよい。
なお、第1磁心部120が、第1接点16としての機能を有していてもよい。同様に、第2磁心部220が、第2接点26としての機能を有していてもよい。この場合、第1接点16として機能する第1磁心部120と、第2接点26として機能する第2磁心部220と、が接触することで第1信号線15と第2信号線とが電気的に接続し、第1磁心部120と第2磁心部220とが離間すると、第1信号線15と第2信号線とが電気的に切断されることになる。
上記で説明した変形例のほかにも、本実施形態に係る磁気作動型MEMSスイッチの形状は適宜変更することができる。
例えば、磁界印加部として機能する第1コイル部111および第2コイル部211の巻回方向は適宜変更することができる。コイル部の巻回方法が互いに異なっていても、コイル部に流す電流の方向を制御することで、磁心部の端部に現れる極性を制御することができる。
また、磁心部(第1磁心部120または第2磁心部220)に対して取り付けるコイル部の数を複数としてもよい。また、1つのコイル部(例えば、第1コイル部111)によって、2つの磁心部(第1磁心部120および第2磁心部220)の両方に対して磁界を印加する構成としてもよい。例えば、図2に示す磁気作動型MEMSスイッチ100では、第1磁心部120のうち第1コイル部111が巻回される端部(固定磁心部121の端部)と、第2磁心部220のうち固定磁心部221の端部とが近接配置されている。このような場合、第1コイル部111に電流を流すことで第1磁心部120を磁化すると、第1磁心部120が作る磁界によって第2磁心部220を磁化させることもできる。したがって、1つのコイル(第1コイル部111)によって2つの磁心部(第1磁心部120および第2磁心部220)を磁化させることもできる。ただし、このような方法は、磁気作動型MEMSスイッチ100のように、磁化した場合に第1接点16および第2接点26を引き合わせるMEMSスイッチにおいて適用が可能な構成である。
また、第1磁心部120および第2磁心部220の周囲に設けられる絶縁体の形状や配置は適宜変更することができる。また、第1信号線15、第1接点16、第2信号線25、および、第2接点26の形状および配置についても適宜変更することができる。
また、上記の磁気作動型MEMSスイッチでは、第1磁心部120および第2磁心部220にそれぞれ1つの接点を設けて、これらの接点の接続および切断を切り替える構成について説明したが、第1磁心部120および第2磁心部220に複数組の接点(一対の接点の組を複数)を設けて、各組の接点の接続および切断を切り替える構成としてもよい。このような場合、複数組の接点のそれぞれは、互いに異なる信号線の接触および切断を切り替える構成としてもよいし、同一の信号線の接触および切断を切り替える構成としてもよい。
図6は、変形例に係る構成として、3つの駆動部としての第1駆動部SP1、第2駆動部SP2、および第3駆動部SP3が回路基板Pに対して固定された磁気作動型MEMSスイッチ500を示している。
第1駆動部SP1、第2駆動部SP2、第3駆動部SP3は、いずれも磁気作動型MEMSスイッチ400の第1駆動部SP1と同様の構造を有している。ただし、第2駆動部SP2は、両側に2つの接点、すなわち、第2接点26,26’を有している。したがって、第1駆動部SP1の第1接点16と第2駆動部SP2の第2接点26とが対向し、第2駆動部SP2の第2接点26’と第3駆動部SP3の第3接点36とが対向している。第2接点26、26’は可動磁心部223を介して互いに電気的に接続されることになる。
このような磁気作動型MEMSスイッチ500では、第1駆動部SP1、第2駆動部SP2、第3駆動部SP3のそれぞれに巻回されている第1コイル部111、第2コイル部211、第3コイル部311のそれぞれに流す電流の有無および電流の向きを制御することで、第1駆動部SP1、第2駆動部SP2、第3駆動部SP3に対する磁界の印加(すなわち、各駆動部の接点の変位)を制御することができる。それにより、例えば、第2駆動部SP2の第2磁心部220に取り付けられた第2接点26,26’のみを移動させて、第2接点26と第1駆動部SP1の第1磁心部120に取り付けられた第1接点16との接触、および、第2接点26’と第3駆動部SP3の第3磁心部320に取り付けられた第3接点36との接触、を交互に切り替える構成とすることができる。
また、例えば、第1駆動部SP1の第1磁心部120に取り付けられた第1接点16および第3駆動部SP3の第3磁心部320に取り付けられた第3接点36を移動させる構成とし、第2駆動部SP2の第2磁心部220に取り付けられた第2接点26,26’を移動させない構成とした場合、例えば、第2接点26と第1駆動部SP1の第1磁心部120に取り付けられた第1接点16とが接触し、同時に、第2接点26’と第3駆動部SP3の第3磁心部320に取り付けられた第3接点36とが接触した状態とすることで、可動磁心部223を介して電気的に接続された第2接点26、26’を介して、第1接点16と第3接点36とを電気的に接続する構成とすることもできる。
このように、磁気作動型MEMSスイッチを構成する駆動部および接点の数はその構造に応じて適宜変更することができる。また、接点間の接続/切断をどのように制御するかについても、磁気作動型MEMSスイッチを使用して行うスイッチングの構成に応じて適宜変更することができる。
図7に示す磁気作動型MEMSスイッチ600は、磁気作動型MEMSスイッチ500と比較して、第2接点26’および第3接点36の厚みが変更されていて、対向した両者が当接している。この場合、第2接点26’および第3接点36は、磁界印加部としての第2コイル部211および第3コイル部311に対して電流が流れていない状態、すなわち、第2コイル部211および第3コイル部311による磁界の印加が無い場合には接触し、所定の方向の磁界の印加が有る場合には離間可能な構成とされている。このような構成を有する磁気作動型MEMSスイッチ600では、3つの駆動部のコイル部に流れる電流の有無およびその向きを制御することで、磁気作動型MEMSスイッチ500とは異なるスイッチングが可能となる。
11…第1磁界印加部、12…第1ビーム、15…第1信号線、16…第1接点、21…第2磁界印加部、22…第2ビーム、25…第2信号線、26…第2接点、100,200,300,400,500,600…磁気作動型MEMSスイッチ、111…第1コイル部、120…第1磁心部、122,222…可撓磁心部、211…第2コイル部、220…第2磁心部。

Claims (8)

  1. 第1磁心部と、
    前記第1磁心部に設けられた第1信号線と、
    前記第1磁心部の一端に対して固定されて、前記第1信号線に対して電気的に接続された第1接点と、
    第2磁心部と、
    前記第2磁心部に設けられた第2信号線と、
    前記第2磁心部の一端に対して固定されて、前記第2信号線に対して電気的に接続された第2接点と、
    導体コイルを含み、当該導体コイルに電流を流すことで前記第1磁心部および前記第2磁心部に対して磁界を印加する磁界印加部と、
    を備え、
    前記磁界印加部による磁界の印加の有無により、前記第1接点が変位し、
    前記第1接点の変位に伴って、前記第1接点と前記第2接点との接続および切断が切り替わる、磁気作動型MEMSスイッチ。
  2. 前記第1磁心部は、前記第1接点が固定される前記一端と、前記一端とは逆の他端との間に、前記一端がその延在方向に対して交差する方向の外力に対して可撓性を有する可撓磁心部を有している、請求項1に記載の磁気作動型MEMSスイッチ。
  3. 前記磁界印加部による磁界の印加の有無により、前記第2接点が変位し、
    前記第1接点および前記第2接点の変位に伴って、前記第1接点と前記第2接点との接続および切断が切り替わる、請求項1または2に記載の磁気作動型MEMSスイッチ。
  4. 前記第2磁心部は、前記第2接点が固定される前記一端と、前記一端とは逆の他端との間に、前記一端がその延在方向に対して交差する方向の外力に対して可撓性を有する可撓磁心部を有している、請求項3に記載の磁気作動型MEMSスイッチ。
  5. 前記第1接点および前記第2接点は、前記磁界印加部による磁界の印加が無い場合には離間し、前記磁界印加部による磁界の印加が有る場合に電気的に接続する、請求項1〜4のいずれか一項に記載の磁気作動型MEMSスイッチ。
  6. 前記第1接点および前記第2接点は、前記磁界印加部による磁界の印加が有る場合には離間し、前記磁界印加部による磁界の印加が無い場合に電気的に接続する、請求項1〜4のいずれか一項に記載の磁気作動型MEMSスイッチ。
  7. 前記第1磁心部が、前記第1信号線、または、前記第1信号線および前記第1接点としての機能を有している、請求項1〜6のいずれか一項に記載の磁気作動型MEMSスイッチ。
  8. 前記第2磁心部が、前記第2信号線、または、前記第2信号線および前記第2接点としての機能を有している、請求項1〜7のいずれか一項に記載の磁気作動型MEMSスイッチ。
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