JP6950129B2 - 電動ポンプ - Google Patents

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Description

本発明は電動ポンプに関する。
塗装等を行う場合、塗装機に塗料等の液体を供給するポンプが用いられる。
このようなポンプには、駆動源に圧縮エアを用いるものがあるが、圧縮エアを用いる場合、電動モータを使用するのに比べてエネルギー効率が悪いという問題があり、近年、環境性能の観点で、特許文献1に開示されるような駆動源に電動モータを用いたポンプが求められるようになってきている。
特開2012−67755号公報
ところで、従来から使用されている圧縮エアを用いたポンプを、電動モータを使用したポンプに変更する場合には、ポンプを配置するのに使用できる空間に限りがある。
また、電動モータ式のポンプの場合、ポンプ機構と電動モータ機構および駆動伝達機構が簡単に分離できない構成を取る場合が多く、ポンプ機構又は電動モータ機構および駆動伝達機構のいずれかが故障しただけである場合にも、メーカに保守を仰ぐことになるという問題がある。
したがって、電動モータを使用したポンプには、依然として改善の余地がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、限られた空間に配置しやすい電動ポンプを提供することを第1の目的とし、より好ましい態様として、保守性を向上した電動ポンプを提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために、以下の構成によって把握される。
(1)本発明は、液体供給システムとして使用される液体を送り出す電動ポンプであって、鉛直方向に往復動するピストンを有するポンプユニットと、前記ポンプユニットから鉛直方向上側に離間して配置されたモータユニットと、前記モータユニットの発生する動力を前記ポンプユニットの駆動力として伝達する動力伝達部と、を備えている。
(2)上記(1)の構成において、前記モータユニットを前記ポンプユニットから鉛直方向上側に離間して配置するための架台を備えている。
(3)上記(2)の構成において、前記架台は、前記ポンプユニットを収容する第1架台と、前記モータユニットを保持し、前記第1架台の鉛直方向上側に分離可能に取り付けられた第2架台と、前記第1架台と前記第2架台との間に挟まれるライナーと、を備え、前記第2架台は、前記ライナーを取り外したときに前記第1架台に接地可能な車輪を備え、前記第1架台は、前記車輪が走行可能な走行部を備えている。
(4)上記(3)の構成において、前記第2架台は、前記ライナーを取り外し可能な高さまで前記第1架台から鉛直方向上側に移動させるジャッキ部を備えている。
(5)上記(3)又は(4)の構成において、前記第1架台は、前記走行部の一方の端部側に設けられた前記第2架台を受ける受部と、前記走行部の他方の端部側に設けられた前記車輪が乗り上げる段部と、を備えている。
(6)上記(1)から(5)のいずれか1つの構成において、前記ポンプユニットは、水平方向に並んで配置される2つの前記ピストンと、鉛直方向上側に液体出口を有し、一方の前記ピストンに対応する一方のシリンダ部と、鉛直方向上側に液体出口を有し、他方の前記ピストンに対応する他方のシリンダ部と、2つの前記液体出口から前記ポンプユニットの液体送出口までの前記液体の流通を可能とする送出部と、一方の前記シリンダ部の鉛直方向下側の位置に設けられ、一方の前記シリンダ部内に前記液体を供給するための前記ポンプユニットの液体送入口と、2つの前記シリンダ部の鉛直方向下側の位置に設けられ、前記シリンダ部の間の前記液体の流通を可能とする連通部と、2つの前記液体出口にそれぞれ設けられ、鉛直方向下側への前記液体の流れを制止する第1逆止部と、を備え、2つの前記ピストンは、それぞれ対応する前記シリンダ部内を往復動するピストンヘッドと、前記ピストンヘッドから鉛直方向下側に延在するピストンロッドと、を備え、2つの前記ピストンヘッドは、それぞれ対応する前記シリンダ部内を鉛直方向下側に移動するときに、前記シリンダ部の鉛直方向下側の前記液体を前記ピストンヘッドよりも鉛直方向上側の前記シリンダ部内に流通させる流通部と、それぞれの前記流通部内に設けられ、鉛直方向下側への前記液体の流れを制止する第2逆止部と、を備えている。
(7)上記(6)の構成において、前記ポンプユニットは、2つの前記ピストンロッドの鉛直方向下側の位置を通るように配置され、前記動力伝達部に接続された回転軸部と、前記回転軸部に設けられ、2つの前記液体出口から出る液体の総量がほぼ一定となるように、2つの前記ピストンロッドの駆動を制御する偏心カムと、を備えている。
本発明によれば、限られた空間に配置しやすい電動ポンプを提供することができ、より好ましい態様として、保守性を向上した電動ポンプが提供される。
本発明に係る実施形態の電動ポンプの斜視図である。 本発明に係る実施形態の電動ポンプの正面図である。 本発明に係る実施形態の電動ポンプの背面図である。 本発明に係る実施形態の電動ポンプの分解斜視図である。 本発明に係る実施形態のポンプユニットの斜視図である。 図5のX−X線に沿ったポンプユニットの断面図である。 本発明に係る実施形態のジャッキ部周辺の拡大断面図である。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための形態(以下、実施形態)について詳細に説明する。
図1は本発明に係る実施形態の電動ポンプ1の斜視図であり、図2は図1の矢印Aの方向から見た電動ポンプ1の正面図である。
また、図3は図1の矢印Bの方向から見た電動ポンプ1の背面図であり、図4は電動ポンプ1の分解斜視図である。
なお、図1、図2及び図4では、後述する動力伝達部30の図示を省略している。
本発明に係る実施形態の電動ポンプ1は、塗装機等に塗料等の液体を供給するポンプであり、図1から図4に示すように、電動ポンプ1は、ポンプユニット10と、ポンプユニット10から鉛直方向上側に離間して配置されたモータユニット20と、モータユニット20の発生する動力をポンプユニット10の駆動力として伝達する動力伝達部30(図3参照)と、を備えている。
また、電動ポンプ1は、モータユニット20をポンプユニット10から鉛直方向上側に離間して配置するための架台40を備えている。
なお、本実施形態では、架台40でポンプユニット10とモータユニット20とが分離した状態で保持されるようにしているが、このように分離した状態で保持する形態としては架台40に限定される必要はない。
モータユニット20は、図1から図4に示すように、モータ部21と、減速ギヤ部22と、を備え、図3に示すように、減速ギヤ部22からは背面側に動力伝達部30に接続される接続ギヤ23(スプロケット)が導出されている。
ただし、モータユニット20は、減速を行う必要がない場合には、減速ギヤ部22を省略し、モータ部21の回転シャフトに動力伝達部30に接続される接続ギヤ23を設けるようにしてもよい。
なお、本実施形態では、後述するポンプユニット10の液体送入口IN及び液体送出口OUTが設けられている側を正面とし、その正面に対して反対側を背面としているが、これは必ずしも電動ポンプ1が設置された状態のときに正面及び背面と認識される状態と一致するものではない点に留意されたい。
つまり、本実施形態で背面と呼ぶ側が、人から見える側となるように電動ポンプ1が設置され、本実施形態で背面と呼ばれている側が正面と認識されるような設置状態として電動ポンプ1を設置することを妨げるものではない。
動力伝達部30は、モータユニット20の接続ギヤ23(スプロケット)の回転を、後述するポンプユニット10の回転軸部13の回転駆動のための動力として伝達する部分である。
本実施形態では、後述するポンプユニット10の回転軸部13は、一部が背面側に導出されており、その背面側に導出された回転軸部13の端部13aに接続ギヤ11(スプロケット)が設けられている。
このため、本実施形態では、動力伝達部30にモータユニット20の接続ギヤ23(スプロケット)と回転軸部13の接続ギヤ11(スプロケット)との間を繋ぐチェーンを用いている。
しかしながら、動力伝達部30は、チェーンに限定される必要はなく、モータユニット20の接続ギヤ23(スプロケット)及び回転軸部13の接続ギヤ11(スプロケット)をプーリーに変えて、動力伝達部30にベルトを用いるようにしてもよい。
一方、動力伝達部30(チェーン)をモータユニット20の接続ギヤ23(スプロケット)と回転軸部13の接続ギヤ11(スプロケット)との間に掛け渡したときに、チェーンに緩みが出ない長さにしておいてもよいが、この場合、保守(点検、修理、整備)等でチェーンの着脱作業が行い難い。
そこで、本実施形態では、後述するポンプユニット10の背面側に、図3に示すように、矢印Cで示す背面に沿った水平方向に移動可能なテンションギヤ12を設けるようにしている。
このため、チェーンを取り外すときには、テンションギヤ12を図3の右側に移動させてチェーンを緩めるようにできるので簡単にチェーンを取り外すことができる。
また、チェーンを取り付けるときも、先にチェーンを緩くモータユニット20の接続ギヤ23(スプロケット)と回転軸部13の接続ギヤ11(スプロケット)との間に掛け渡した後に、テンションギヤ12を移動させてチェーンに緩みが出ないようにテンションを掛けるようにして簡単に行うことができる。
次に、図5及び図6を参照しながら、ポンプユニット10について説明する。
図5はポンプユニット10の斜視図であり、図6は図5のX−X線に沿ったポンプユニット10の断面図である。
なお、図6では、回転軸部13に設けられる接続ギヤ11(スプロケット)の図示を省略している。
図6に示すように、ポンプユニット10は、鉛直方向に往復動するピストン(一方のピストン50及び他方のピストン60)を有するものになっている。
具体的には、液体送入口IN及び液体送出口OUTを正面に見たときに、この正面側を前方とし、その反対側である背面側を後方とすると、ポンプユニット10は、前後方向となる水平方向に並んで配置される2つのピストン(一方のピストン50及び他方のピストン60)と、鉛直方向上側に液体出口(一方の液体出口56)を有し、一方のピストン50に対応する一方のシリンダ部55と、鉛直方向上側に液体出口(他方の液体出口66)を有し、他方のピストン60に対応する他方のシリンダ部65と、を備えている。
なお、以降の説明でも、前方及び後方と記載する場合には、液体送入口IN及び液体送出口OUTを正面に見たときに、この正面側を前方とし、その反対側である背面側を後方とする。
また、ポンプユニット10は、2つの液体出口(一方の液体出口56及び他方の液体出口66)からポンプユニット10の液体送出口OUTまでの液体の流通を可能とする送出部14を備えるとともに、一方のシリンダ部55の鉛直方向下側の位置に設けられ、一方のシリンダ部55内に液体を供給するためのポンプユニット10の液体送入口INと、2つのシリンダ部(一方のシリンダ部55及び他方のシリンダ部65)の鉛直方向下側の位置に設けられ、シリンダ部(一方のシリンダ部55及び他方のシリンダ部65)の間の液体の流通を可能とする連通部15と、を備えている。
なお、本実施形態では、送出部14は、一方の液体出口56上に配置され、一方の液体出口56から流れ出た液体と他方の液体出口66から流れ出た液体を合流させて液体送出口OUTに向けて送り出す液体合流部14aと、他方の液体出口66から流れ出た液体を液体合流部14aまで導く接続部14bと、他方の液体出口66上に配置され、他方の液体出口66から流れ出た液体を接続部14bに導入する導入部14cと、の3つの部分で構成され、それぞれの部分が個別の部品になっている。
しかしながら、これら3つの部分を個別の部品で作製する必要はなく、一体形成して1つの部品としてもよい。
そして、2つのピストン(一方のピストン50及び他方のピストン60)は、それぞれ対応するシリンダ部(一方のシリンダ部55及び他方のシリンダ部65)内を往復動するピストンヘッド(一方のピストンヘッド51及び他方のピストンヘッド61)と、ピストンヘッド(一方のピストンヘッド51及び他方のピストンヘッド61)から鉛直方向下側に延在するピストンロッド(一方のピストンロッド52及び他方のピストンロッド62)と、を備えている。
次に、液体送入口INから供給された液体が液体送出口OUTから送出されるまでの全体的な流れを説明しながらポンプユニット10のより詳細な構成について説明する。
図6に示すように、液体送入口INは、一方のシリンダ部55の前方側の位置であって、一方のピストンヘッド51が往復動の際に最も下側に位置するときに、一方のピストンヘッド51によって塞がれることのない一方のシリンダ部55の鉛直方向下側の位置に連通している。
また、シリンダ部(一方のシリンダ部55及び他方のシリンダ部65)の間の液体の流通を可能とする連通部15は、一方のシリンダ部55の後方側の位置であって、一方のピストンヘッド51が往復動の際に最も下側に位置するときに、一方のピストンヘッド51によって塞がれることのない一方のシリンダ部55の鉛直方向下側の位置と、他方のシリンダ部65の後方側の位置であって、他方のピストンヘッド61が往復動の際に最も下側に位置するときに、他方のピストンヘッド61によって塞がれることのない他方のシリンダ部65の鉛直方向下側の位置と、の間を連通している。
このため、液体送入口INから供給される液体は、一方のピストンヘッド51及び他方のピストンヘッド61の往復動に邪魔されることなく、一方のシリンダ部55及び他方のシリンダ部65の鉛直方向下側(より詳しくは、一方のピストンヘッド51及び他方のピストンヘッド61よりも鉛直方向下側)の空間に供給される。
そして、2つのピストンヘッド(一方のピストンヘッド51及び他方のピストンヘッド61)は、それぞれ対応するシリンダ部(一方のシリンダ部55及び他方のシリンダ部65)内を鉛直方向下側に移動するときに、シリンダ部(一方のシリンダ部55及び他方のシリンダ部65)の鉛直方向下側に供給された液体をピストンヘッド(一方のピストンヘッド51及び他方のピストンヘッド61)よりも鉛直方向上側のシリンダ部(一方のシリンダ部55及び他方のシリンダ部65)内に流通させる流通部(一方の流通部51a及び他方の流通部61a)と、それぞれの流通部(一方の流通部51a及び他方の流通部61a)内に設けられ、鉛直方向下側への液体の流れを制止する第2逆止部(一方の第2逆止部53及び他方の第2逆止部63)と、を備えている。
第2逆止部(一方の第2逆止部53及び他方の第2逆止部63)は、流通部(一方の流通部51a及び他方の流通部61a)の鉛直方向下側の液体の入口(一方の入口51b及び他方の入口61b)を閉塞できる大きさの金属球(例えば、腐食性に優れたステンレス球)で構成されている。
そして、自重によって液体の入口(一方の入口51b及び他方の入口61b)側に第2逆止部(一方の第2逆止部53(一方の金属球)及び他方の第2逆止部63(他方の金属球))が位置することで液体の入口(一方の入口51b及び他方の入口61b)が閉塞されるようになっている。
一方、流通部(一方の流通部51a及び他方の流通部61a)は、入口(一方の入口51b及び他方の入口61b)側の部分は、第2逆止部(一方の第2逆止部53(一方の金属球)及び他方の第2逆止部63(他方の金属球))で閉塞できる開口直径になっているが、鉛直方向上側の部分の内径は、第2逆止部(一方の第2逆止部53(一方の金属球)及び他方の第2逆止部63(他方の金属球))の直径より大きく形成されている。
このため、流通部(一方の流通部51a及び他方の流通部61a)は、第2逆止部(一方の第2逆止部53(一方の金属球)及び他方の第2逆止部63(他方の金属球))の鉛直方向上側への動きを許すものになっている。
また、ポンプユニット10は、2つの液体出口(一方の液体出口56及び他方の液体出口66)にそれぞれ設けられ、鉛直方向下側への液体の流れを制止する第1逆止部(一方の第1逆止部57及び他方の第1逆止部67)と、を備えている。
そして、第1逆止部(一方の第1逆止部57及び他方の第1逆止部67)も第2逆止部(一方の第2逆止部53及び他方の第2逆止部63)と同様に、2つの液体出口(一方の液体出口56及び他方の液体出口66)のピストン(一方のピストン50及び他方のピストン60)側のそれぞれの流出口(一方の流出口56a及び他方の流出口66a)を閉塞できる大きさの金属球(例えば、腐食性に優れたステンレス球)で構成されている。
なお、この第1逆止部(一方の第1逆止部57及び他方の第1逆止部67)も自重によって、第1逆止部(一方の第1逆止部57(一方の金属球)及び他方の第1逆止部67(他方の金属球))が流出口(一方の流出口56a及び他方の流出口66a)側に位置することで流出口(一方の流出口56a及び他方の流出口66a)が塞がれるようになっている。
そして、ピストン(一方のピストン50及び他方のピストン60)が鉛直方向下側に移動するときには、ピストンヘッド(一方のピストンヘッド51及び他方のピストンヘッド61)とシリンダ部(一方のシリンダ部55及び他方のシリンダ部65)の間の鉛直方向上側の空間、つまり、ピストンヘッド(一方のピストンヘッド51及び他方のピストンヘッド61)の上面とシリンダ部(一方のシリンダ部55及び他方のシリンダ部65)とで画定される空間(以下、上部空間SPともいう。)の内部容積が増加することになる。
そうすると、第1逆止部(一方の第1逆止部57及び他方の第1逆止部67)は、鉛直方向下側に吸引され、第1逆止部(一方の第1逆止部57及び他方の第1逆止部67)が流出口(一方の流出口56a及び他方の流出口66a)を閉塞させることになる。
一方、第2逆止部(一方の第2逆止部53及び他方の第2逆止部63)は、鉛直方向上側に吸引されることになるので、第2逆止部(一方の第2逆止部53及び他方の第2逆止部63)が液体の入口(一方の入口51b及び他方の入口61b)から鉛直方向上側に離間することになる。
このため、一方のシリンダ部55及び他方のシリンダ部65の鉛直方向下側(より詳しくは、一方のピストンヘッド51及び他方のピストンヘッド61よりも鉛直方向下側)の空間に供給された液体は、上部空間SP内に流れ込むことになる(矢印F1参照)。
このようにして、上部空間SPに供給された液体は、今度は、ピストン(一方のピストン50及び他方のピストン60)が鉛直方向上側に移動するときに、流出口(一方の流出口56a及び他方の流出口66a)から流出する。
具体的には、ピストン(一方のピストン50及び他方のピストン60)が鉛直方向上側に移動するときには、第2逆止部(一方の第2逆止部53及び他方の第2逆止部63)を液体の入口(一方の入口51b及び他方の入口61b)側に押さえ付ける力が働くので、上部空間SP内の液体は、鉛直方向下側に向かって逆流することができない。
一方、第1逆止部(一方の第1逆止部57及び他方の第1逆止部67)には、鉛直方向上側に押す力が働き、第1逆止部(一方の第1逆止部57及び他方の第1逆止部67)が流出口(一方の流出口56a及び他方の流出口66a)から鉛直方向上側に離間する。
したがって、上部空間SP内の液体が、ピストン(一方のピストン50及び他方のピストン60)によって、流出口(一方の流出口56a及び他方の流出口66a)から押し出され、液体出口(一方の液体出口56及び他方の液体出口66)を通じて送出部14に流れて行き、ポンプユニット10の液体送出口OUTから送出されることになる。
ところで、一方のシリンダ部55及び一方のピストン50側だけに着目すると、液体が液体送入口INから供給された液体を液体送出口OUTから送り出すときの動作は、(1)上部空間SPへの液体の充填(吸引)の動作と(2)上部空間SPからの液体の送り出しの動作が交互に繰り返されるものになっている。
そして、(1)上部空間SPへの液体の充填(吸引)の動作のときには、液体送出口OUTに向かって液体が送られない状態になるため、1つのシリンダ部と1つのピストンだけの場合、例えば、他方のシリンダ部65及び他方のピストン60がなく、一方のシリンダ部55と一方のピストン50だけの構成の場合、液体送出口OUTから送出される液体の送出量が変化し、脈動することになる。
一方、本実施形態のように、他方のシリンダ部65と他方のピストン60の構成を有していると、一方のシリンダ部55及び一方のピストン50が(1)上部空間SPへの液体の充填(吸引)の動作を行っている間に、他方のシリンダ部65及び他方のピストン60が(2)上部空間SPからの液体の送り出しの動作を行うようにすることができるため、液体送出口OUTに向かって、常に、液体が送られている状態にすれば、液体送出口OUTから送出される液体の送出量を安定化させ、脈動の発生を抑制することができる。
このために、本実施形態のポンプユニット10は、図6に示すように、2つのピストンロッド(一方のピストンロッド52及び他方のピストンロッド62)の鉛直方向下側の位置を通るように配置され、動力伝達部30(図3参照)に接続された回転軸部13と、回転軸部13に設けられ、2つの液体出口(一方の液体出口56a及び他方の液体出口66a)から出る液体の総量がほぼ一定となるように、2つのピストンロッド(一方のピストンロッド52及び他方のピストンロッド62)の駆動を制御する偏心カム(一方の偏心カム59及び他方の偏心カム69)と、を備えるものとしている。
そして、この偏心カム(一方の偏心カム59及び他方の偏心カム69)が、2つのピストンロッド(一方のピストンロッド52及び他方のピストンロッド62)の鉛直方向の往復動の位相をズラすように回転軸部13に設けられていることで、液体送出口OUTから送出される液体の送出量を安定化させ、脈動の発生を抑制できるようにしている。
なお、本実施形態では、偏心カム(一方の偏心カム59及び他方の偏心カム69)が、直接、ピストンロッド(一方のピストンロッド52及び他方のピストンロッド62)に接触するものになっていないが、偏心カム(一方の偏心カム59及び他方の偏心カム69)が、直接、ピストンロッド(一方のピストンロッド52及び他方のピストンロッド62)に接触するような構成としてもよい。
そして、図6に示すように、ポンプユニット10では、大きなスペースが必要となるピストン(一方のピストン50及び他方のピストン60)の往復動の方向が鉛直方向となるようにしているため、ポンプユニット10の水平方向(前後左右方向)のサイズが小さいものとなっている。
また、モータユニット20が、ポンプユニット10の鉛直方向上側に配置されているため、電動ポンプ1全体として見ても、水平方向(前後左右方向)のサイズが小さいものとなっている。
なお、電動ポンプ1は架台40を含めて見ても、水平方向にピストンが往復動する電動ポンプやポンプ部分の横にモータ部分が取り付けられるような電動ポンプと比較して、大幅に水平方向(前後左右方向)のサイズが小さいものになっている。
そして、一般に、電動ポンプを配置するときに問題となるのは、水平方向(前後左右方向)のスペースであり、鉛直方向(高さ方向)には余裕がある場合が多い。
したがって、本実施形態の電動ポンプ1は、一般に求められる限られた空間に配置しやすいものになっている。
次に、図1から図4を主に参照しながら、架台40を含めた構成について詳細に説明する。
図1から図4に示すように、架台40は、ポンプユニット10を収容する第1架台41と、モータユニット20を保持し、第1架台41の鉛直方向上側に分離可能に取り付けられた第2架台42と、第1架台41と第2架台42との間に挟まれる一対のライナー43と、を備えている。
そして、第2架台42は、鉛直方向下側の四隅に設けられ、第1架台41に接地可能な4つの車輪42a(キャスター)を備えており、第1架台41上を前後方向に簡単に移動できるようにしている。
より詳細には、図4に示すように、第2架台42は、四隅を形成する鉛直方向に延びた4本の縦フレーム42Aと、鉛直方向上側及び鉛直方向下側に設けられた縦フレーム42A間を繋ぐ横フレーム(横フレーム42B及び横フレーム42C)と、を備えており、具体的には、横フレームとして、鉛直方向上側及び鉛直方向下側に設けられた前後方向に延びる横フレーム42Bと、鉛直方向上側及び鉛直方向下側に設けられた前後方向に直交する左右方向に延びる横フレーム42Cと、を備えている。
そして、4つの車輪42a(キャスター)は、第2架台42の鉛直方向下側に設けられた横フレーム42Cの縦フレーム42A寄りの位置に位置するように横フレーム42Cの鉛直方向下側に取り付けられている。
一方、第1架台41は、鉛直方向上側であって、前後方向に直交する左右方向に、第2架台42の四つの車輪42a(キャスター)を接地するための一対の走行部41a(図4参照)が設けられている。
より詳細には、図4に示すように、第1架台41は、四隅を形成する鉛直方向に延びた4本の縦フレーム41Aと、鉛直方向上側に設けられた縦フレーム41A間を繋ぐ4つの上側横フレーム41Bを備えており、具体的には、上側横フレーム41Bとして、前後方向に延びる2つの上側横フレーム41Bと、前後方向に直交する左右方向に延びる2つの上側横フレーム41Bと、を備えている。
そして、走行部41aは、第1架台41の鉛直方向上側の上側横フレーム41Bのうちの左右の上側横フレーム41B(以下、単に左右のフレームともいう。)の内側に、その左右のフレームに沿って設けられているとともに、車輪42aの接地される上面が左右のフレームよりも若干鉛直方向下側に位置するように設けられている。
したがって、第1架台41の左右のフレームと車輪42aの接地される上面との間の段差によって、第2架台42が第1架台41上を前後方向に走行するときに、脱輪が起きないようになっている。
なお、第1架台41は、鉛直方向で見て中間の位置及び下側の位置にも、縦フレーム41A間を繋ぐ横フレーム(横フレーム41C及び横フレーム41D)が設けられているが、鉛直方向で見て中間の位置の横フレーム41C及び鉛直方向で見て下側の位置の横フレーム41Dは、前後方向の後側の2本の縦フレーム41Aの間を繋ぐ横フレームを有しておらず、ポンプユニット10の第1架台41内への出し入れが簡単に行えるようになっている。
また、第1架台41は、図3及び図4に示すように、走行部41aの一方の端部(前方側の端部)側に設けられた第2架台42を受ける受部41bを備えている。
このため、第2架台42を第1架台41上で前後方向に移動させるときに、第2架台42が前方側から脱落する前に、第2架台42は受部41bで受けられ、それ以上、前方側に移動することがないので、前方側からの第2架台42の脱落が防止される。
さらに、第1架台41では、第1架台41の鉛直方向上側の上側横フレーム41Bのうち、走行部41aの他方の端部(後方側の端部)に隣接して前後方向に直交する左右方向に延在する上側横フレーム41B(以下、後方フレーム41cともいう。)が、第1架台41の車輪42aの接地される走行部41aの上面よりも若干鉛直方向上側まで位置するように設けられている。
このように後方フレーム41cを設けるようにすることで、第1架台41が走行部41aの他方の端部(後方側の端部)側に設けられた車輪42aが乗り上げる段部を備えるものにしている。
例えば、モータユニット20を取り替える作業を行うために、第2架台42を後方側に移動させる場合があるが、第2架台42を載せるリフト台車等を第1架台41の後方側に配置する前に、第2架台42が、たまたま独りでに後方側に移動したとしても、段部が設けられているので、第2架台42が脱落することが回避できる。
ところで、モータユニット20の取り替え等を行う作業時以外では、第2架台42が安定して第1架台41に固定されていることが好ましい。
そこで、本実施形態では、先に触れたように、架台40が第1架台41と第2架台42との間に挟まれる一対のライナー43と、を備えるものとして、ライナー43を取り外したときに、はじめて第2架台42の車輪42a(キャスター)が第1架台41の走行部41a上に接地されるようにしている。
このため、ライナー43の厚さは、第1架台41と第2架台42との間にライナー43が介在しているときに、第2架台42の車輪42a(キャスター)が第1架台41の走行部41aから浮いた状態にできる厚さにしている。
しかしながら、塗装工場等で使用される電動ポンプ1のモータユニット20は、80kg前後あるため、第1架台41と第2架台42との間にライナー43を挟む作業自体が容易ではない。
そこで、本実施形態では、図1及び図4に示すように、第2架台42が、ライナー43を取り外し可能な高さまで第1架台41から鉛直方向上側に移動させるジャッキ部42dを備えるものとしており、以下、図1、図4及び図7を主に参照しながら詳細に説明する。
図4に示すように、第1架台41の鉛直方向上側の左右のフレームには、それぞれボルトV1を羅合させるボルト固定穴41eが長さ方向に沿って均等間隔で3つ設けられている。
また、第2架台42の鉛直方向下側の横フレーム42B(以下、単に左右のフレームともいう。)には、それぞれ第1架台41のボルト固定穴41eに対応する位置にボルトV1を通す貫通孔42eが3つ設けられている。
なお、図4では、第2架台42の鉛直方向下側の左右フレームのうち、紙面奥側に位置するフレームの一部しか図示されておらず、貫通孔42e等が見えない図示になっているが、紙面奥側に位置しているフレームも図4で見えているフレームと同様の構成になっている。
さらに、2つのライナー43には、それぞれ第1架台41のボルト固定穴41eに対応する位置に切欠部43aが3つ設けられている。
なお、この切欠部43aは、ライナー43が第1架台41と第2架台42との間に挟まれるように設置されたときに、内側に開口するようになっている。
一方、第2架台42の鉛直方向下側の左右のフレームには、それぞれ貫通孔42eと貫通孔42eの間の位置にジャッキ部42dが2つ設けられている。
具体的には、ジャッキ部42dとしてジャッキボルトを設けるようにしている。
そして、2つのライナー43には、それぞれ第2架台42のジャッキ部42dに対応する位置に、ジャッキ部42dの先端側が通過する2つの切欠部43bが設けられている。
図7はジャッキ部42d周辺の拡大断面図であり、より詳細には図1で見えているジャッキ部42d周辺の拡大断面図である。
なお、図7は第2架台42が第1架台41に固定されている状態のときを示しており、また、ボルトV1及びジャッキ部42dの中心を通る鉛直方向に沿った断面図になっている。
具体的に、図7を参照してモータユニット20を交換する作業の一例を説明しながら、ジャッキ部42d等について詳しく説明する。
まず、ボルトV1を緩めて、第2架台42が第1架台41から鉛直方向上側に離間できる状態にする。
そして、ジャッキ部42dを構成するジャッキボルトの鉛直方向下側の端面が第1架台41の鉛直方向上側の左右のフレームに当接する方向にジャッキボルトを回転させて、ジャッキボルトだけが第1架台41に当接し、第2架台42が全体的に第1架台41から鉛直方向上側に浮いた状態にする。
図4を見るとわかるように、ボルトV1及びジャッキ部42dに対応する部分が内側に開口する切欠部43a及び切欠部43bになっているので、上述のように、第2架台42が第1架台41から鉛直方向上側に浮いた状態になると、ライナー43を外側にスライドさせることでライナー43が取り外せるようになっているので、ライナー43を外側にスライドさせて取り外す。
続いて、ジャッキボルトを先ほどとは反対側に回転させ、第2架台42が第1架台41側に近づくようにしていくと、第1架台41と第2架台42の間にライナー43がない状態になっているため、第2架台42の車輪42a(キャスター)が第1架台41の走行部41aに接地する。
そして、第2架台42の車輪42a(キャスター)が第1架台41の走行部41aに接地したら、ボルトV1を回転させてボルトV1を取り外すと、第2架台42が第1架台41上を移動できるようになる。
したがって、第2架台42を載せるリフト台車等を第1架台41の後方側に配置して、そのリフト台車等に第2架台42を移動させることで、第2架台42ごとモータユニット20をリフト台車等に移すと、モータユニット20の取り外し作業が終了する。
このようにして第2架台42ごとモータユニット20の取り外しを行った後、新しいモータユニット20を取り付けた第2架台42を取り外しのときと逆の手順で取り付ければ、モータユニット20の交換作業が終了する。
このように、本実施形態の電動ポンプ1では、力作業を伴わずに、モータユニット20の取り外し及び取り付けを行うことができる。
一方、ポンプユニット10が故障した場合には、ポンプユニット10を交換する必要があるが、図4に示すように、ポンプユニット10も筐体の下面の四隅に車輪16(キャスター)が設けられているので簡単に移動させることが可能になっている。
ただし、移動が必要なとき以外にポンプユニット10が動かないようにするために、ポンプユニット10は、第1架台41に対して固定できるようにしており、次に、この固定について説明する。
図5に示すように、ポンプユニット10の筐体の鉛直方向上側には、前後方向に直交する左右にそれぞれL字状のアングルAGが設けられている。
アングルAGは、ポンプユニット10の筐体に固定される第1板部AG1と、第1板部AG1のポンプユニット10の外側に位置する側辺から鉛直方向上側に延在する第2板部AG2と、を備えている。
アングルAGは、それぞれ第1板部AG1に形成されたボルトAGVを通す一対の貫通孔を備えており、アングルAGは、それぞれ一対のボルトAGVでポンプユニット10の筐体に固定されるようになっているが、この貫通孔が左右方向に向いた長孔になっている。
このため、アングルAGは、ボルトAGVを緩めることで左右方向にスライドさせることが可能になっている。
一方、図4に示すように、第1架台41は、鉛直方向で見て中間の位置に設けられた横フレーム41Cのうち、前後方向に延在する左右の横フレーム41Cが、第1架台41内にポンプユニット10を収容したときに、アングルAGの第2板部AG2と鉛直方向で重なる高さ位置に設けられている。
そして、アングルAGの第2板部AG2及び第1架台41の左右の横フレーム41Cには、長さ方向に均等間隔でボルトV2を通す貫通孔が設けられており、ボルトV2とそのボルトV2に羅合させるナットによって、アングルAGの第2板部AG2及び第1架台41の左右の横フレーム41Cの間が共止めできるようになっている。
なお、図4では、紙面手前側のアングルAGの第2板部AG2及び第1架台41の横フレーム41Cの間を共止めするボルトV2だけを図示し、紙面奥側のアングルAGの第2板部AG2及び第1架台41の横フレーム41Cの間を共止めするボルトV2の図示を省略している。
したがって、ポンプユニット10を以下のようにして簡単に第1架台41に固定することができる。
まず、ボルトAGVを若干緩め、ポンプユニット10を第1架台41内に送入するときにアングルAGが邪魔にならないように、一対のアングルAGをポンプユニット10側に寄せておく。
そして、この状態でアングルAGの第2板部AG2のボルトV2を通す貫通孔と第1架台41の左右の横フレーム41CのボルトV2を通す貫通孔との位置を合わせるように、ポンプユニット10を第1架台41内に送入する。
次に、ポンプユニット10寄りに寄せておいた一対のアングルAGをスライドさせて、第1架台41の左右の横フレーム41C側に寄せ、アングルAGの第2板部AG2及び第1架台41の左右の横フレーム41Cの間をボルトV2で共止めして、ポンプユニット10を第1架台41に固定し、最後に、緩めておいたボルトAGVを締める。
なお、ポンプユニット10を交換するために、第1架台41から取り外すときには、ポンプユニット10を第1架台41に固定するときと逆の手順で行えばよい。
以上の構成からなる電動ポンプ1では、ポンプユニット10のピストン(一方のピストン50及び他方のピストン60)を鉛直方向に往復動するものとして、鉛直方向に直交する水平方向でのポンプユニット10のサイズを小さなものとするとともに、モータユニット20をポンプユニット10から鉛直方向上側に離間して配置し、電動ポンプ1全体として鉛直方向に直交する水平方向でのサイズが小さいものとしている。
したがって、一般に、電動ポンプを配置するときに限りがある水平方向(前後左右方向)のスペースに対応した小型化が実現されており、設置の自由度が高いものとなっている。
また、モータユニット20をポンプユニット10の鉛直方向上側に配置することにより、ポンプユニット10の交換作業等のときに、ポンプユニット10から塗料等の液体が漏れたとしても、モータユニット20にその液体がかかることが防止できるものとなっている。
さらに、ポンプユニット10とモータユニット20を動力伝達部30で繋ぐ態様とすることで、ポンプユニット10とモータユニット20を個別に修理等に出すことが可能であるとともに、モータユニット20を保持している第2架台42に車輪42aを設け、第2架台42を第1架台41上で簡単に移動させることができるようになっているため、保守性がよいものになっている。
以上、具体的な実施形態に基づいて、本発明の電動ポンプ1について説明してきたが、本発明は、具体的な実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形や改良を施したものも本発明の技術的範囲に含まれるものであり、そのことは、当業者にとって特許請求の範囲の記載から明らかである。
1 電動ポンプ
10 ポンプユニット
11 接続ギヤ
12 テンションギヤ
13 回転軸部
13a 端部
14 送出部
14a 液体合流部
14b 接続部
14c 導入部
15 連通部
16 車輪
20 モータユニット
21 モータ部
22 減速ギヤ部
23 接続ギヤ
30 動力伝達部
40 架台
41 第1架台
41A 縦フレーム
41B 上側横フレーム
41C 横フレーム
41D 横フレーム
41a 走行部
41b 受部
41c 後方フレーム
41e ボルト固定穴
42 第2架台
42A 縦フレーム
42B 横フレーム
42C 横フレーム
42a 車輪
42d ジャッキ部
42e 貫通孔
43 ライナー
43a 切欠部
43b 切欠部
50 一方のピストン
51 一方のピストンヘッド
51a 一方の流通部
51b 一方の入口
52 一方のピストンロッド
53 一方の第2逆止部
55 一方のシリンダ部
56 一方の液体出口
56a 一方の流出口
57 一方の第1逆止部
59 一方の偏心カム
60 他方のピストン
61 他方のピストンヘッド
61a 他方の流通部
61b 他方の入口
62 他方のピストンロッド
63 他方の第2逆止部
65 他方のシリンダ部
66 他方の液体出口
66a 他方の流出口
67 他方の第1逆止部
69 他方の偏心カム
AG アングル
AG1 第1板部
AG2 第2板部
AGV ボルト
IN 液体送入口
OUT 液体送出口
SP 上部空間
V1 ボルト
V2 ボルト

Claims (5)

  1. 液体を送り出す電動ポンプであって、
    鉛直方向に往復動するピストンを有するポンプユニットと、
    前記ポンプユニットから鉛直方向上側に離間して配置されたモータユニットと、
    前記モータユニットの発生する動力を前記ポンプユニットの駆動力として伝達する動力伝達部と、
    前記モータユニットを前記ポンプユニットから鉛直方向上側に離間して配置するための架台と、を備え、
    前記架台は、
    前記ポンプユニットを収容する第1架台と、
    前記モータユニットを保持し、前記第1架台の鉛直方向上側に分離可能に取り付けられた第2架台と、
    前記第1架台と前記第2架台との間に挟まれるライナーと、を備え、
    前記第2架台は、前記ライナーを取り外したときに前記第1架台に接地可能な車輪を備え、
    前記第1架台は、前記車輪が走行可能な走行部を備えていることを特徴とする電動ポンプ。
  2. 前記第2架台は、前記ライナーを取り外し可能な高さまで前記第1架台から鉛直方向上側に移動させるジャッキ部を備えていることを特徴とする請求項に記載の電動ポンプ。
  3. 前記第1架台は、
    前記走行部の一方の端部側に設けられた前記第2架台を受ける受部と、
    前記走行部の他方の端部側に設けられた前記車輪が乗り上げる段部と、を備えていることを特徴とする請求項又は請求項に記載の電動ポンプ。
  4. 液体を送り出す電動ポンプであって、
    鉛直方向に往復動するピストンを有するポンプユニットと、
    前記ポンプユニットから鉛直方向上側に離間して配置されたモータユニットと、
    前記モータユニットの発生する動力を前記ポンプユニットの駆動力として伝達する動力伝達部と、を備え、
    前記ポンプユニットは、
    水平方向に並んで配置される2つの前記ピストンと、
    鉛直方向上側に液体出口を有し、一方の前記ピストンに対応する一方のシリンダ部と、
    鉛直方向上側に液体出口を有し、他方の前記ピストンに対応する他方のシリンダ部と、
    2つの前記液体出口から前記ポンプユニットの液体送出口までの前記液体の流通を可能とする送出部と、
    一方の前記シリンダ部の鉛直方向下側の位置に設けられ、一方の前記シリンダ部内に前記液体を供給するための前記ポンプユニットの液体送入口と、
    2つの前記シリンダ部の鉛直方向下側の位置に設けられ、前記シリンダ部の間の前記液体の流通を可能とする連通部と、
    2つの前記液体出口にそれぞれ設けられ、鉛直方向下側への前記液体の流れを制止する第1逆止部と、を備え、
    2つの前記ピストンは、
    それぞれ対応する前記シリンダ部内を往復動するピストンヘッドと、
    前記ピストンヘッドから鉛直方向下側に延在するピストンロッドと、を備え、
    2つの前記ピストンヘッドは、
    それぞれ対応する前記シリンダ部内を鉛直方向下側に移動するときに、前記シリンダ部の鉛直方向下側の前記液体を前記ピストンヘッドよりも鉛直方向上側の前記シリンダ部内に流通させる流通部と、
    それぞれの前記流通部内に設けられ、鉛直方向下側への前記液体の流れを制止する第2逆止部と、を備えていることを特徴とする電動ポンプ。
  5. 前記ポンプユニットは、
    2つの前記ピストンロッドの鉛直方向下側の位置を通るように配置され、前記動力伝達部に接続された回転軸部と、
    前記回転軸部に設けられ、2つの前記液体出口から出る液体の総量がほぼ一定となるように、2つの前記ピストンロッドの駆動を制御する偏心カムと、を備えていることを特徴とする請求項に記載の電動ポンプ。
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