JP6945771B1 - 超電導マグネット - Google Patents

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Abstract

冷却管(150)は、冷却媒体が通流可能である。冷却管(150)は、真空容器(120)の外側から超電導コイル(110)に向かって延びている。冷却管(150)は、真空容器(120)の内部に一部が位置している。熱スイッチ部(160)は、少なくとも超電導コイル(110)と輻射シールド(130)との間の領域に位置している。熱スイッチ部(160)は、超電導コイル(110)に接続されている。熱スイッチ部(160)は、第2の状態においては、第1の状態と比較して、超電導コイル(110)と冷却管(150)との間の熱伝導率が低くなるように変更可能に構成されている。

Description

本開示は、超電導マグネットに関する。
超電導マグネットの構成を開示した先行文献として、特許第2605937号(特許文献1)がある。特許文献1に記載の超電導マグネットは、超電導コイルと、熱伝導体と、熱シールドと、真空容器と、冷凍機とを備えている。超電導コイルは、極低温下で超電導状態になる。熱伝導体は、熱の良導体からなり超電導コイルを包囲する。熱シールドは、熱伝導体を包囲して外部からの輻射熱を遮蔽する。真空容器は、超電導コイルを包囲した熱伝導体および熱シールドを収容している。真空容器の内部は真空に保持されている。冷凍機は、真空容器内に突出して取り付けられている。冷凍機は、中間冷却部および極低温冷却部を有している。熱シールドは、冷凍機の中間冷却部と熱接続されている。熱伝導体は冷凍機の極低温冷却部と熱接続されている。熱伝導体には、冷却媒体を適宜流通可能とした冷却管が取付けられている。注液口から注入された液体冷媒は冷却管を流れてサービスポートに流入し、排出口から排出される。
超伝導装置の冷却は定常状態であれば、1台の冷凍機で十分な冷却能力があるが、超電導コイルの運転開始するとき、初期冷却、初期励磁のときは1台の冷却系統では能力が不足する。このため、熱伝導体に取り付けられた冷却管に冷却媒体を流通させて早く冷却することができる。
特許第2605937号
特許文献1に記載の超電導マグネットが定常運転状態のとき、真空容器の外部から冷却管を介して超電導コイルに熱が侵入する。定常運転状態のときに超電導コイルに熱が侵入すると、冷凍機による冷却効率が低下したり、超電導コイルの温度が上昇する場合がある。
本開示は上記の目的に鑑みてなされたものであり、定常状態において冷却管を介して超電導コイルに侵入する熱の熱量を低減する超電導マグネットを提供することを目的とする。
本開示に基づく超電導マグネットは、超電導コイルと、真空容器と、輻射シールドと、冷凍機と、冷却管と、熱スイッチ部とを備えている。真空容器は、超電導コイルを収容している。輻射シールドは、超電導コイルと真空容器との間に配置されている。輻射シールドは、超電導コイルの周りを囲んでいる。冷凍機は、真空容器の外側から超電導コイルに接続されている。冷凍機は、第1ステージおよび第2ステージを含んでいる。第1ステージは、輻射シールドと接続されている。第2ステージは、超電導コイルと接続されている。冷却管は、冷却媒体が通流可能である。冷却管は、真空容器の外側から超電導コイルに向かって延びている。冷却管は、真空容器の内部に一部が位置している。熱スイッチ部は、少なくとも超電導コイルと輻射シールドとの間の領域に位置している。熱スイッチ部は、超電導コイルに接続されている。熱スイッチ部は、第1の状態と第2の状態とをとり得る。熱スイッチ部は、第2の状態においては、第1の状態と比較して、超電導コイルと冷却管との間の熱伝導率が低くなるように変更可能に構成されている。
本開示によれば、超電導コイルを常温から冷却するときには、熱スイッチ部を第1の状態とすることで、冷凍機と冷却管とによって超電導コイルを冷却して冷却効率を向上させて、冷却時間を短縮することができるとともに、超電導マグネットが定常運転状態のときは、熱スイッチ部を第2の状態とすることで、冷却管を介して超電導コイルに侵入する熱の熱量を低減できる。
実施の形態1に係る超電導マグネットの構成を示す断面図である。 実施の形態1に係る超電導マグネットにおける冷却管を示す斜視図である。 実施の形態2に係る超電導マグネットの構成を示す断面図である。 実施の形態2に係る超電導マグネットにおける熱スイッチ部を示す断面図である。 実施の形態3に係る超電導マグネットにおける熱スイッチ部を示す断面図である。 実施の形態3における炭素繊維強化プラスチックの、第1方向および第2方向の各々の熱伝導率を、炭素繊維強化プラスチックの各温度毎に測定した実験結果の一例を示すグラフである。 実施の形態4に係る超電導マグネットにおける冷却管および熱スイッチ部を示す斜視図である。 実施の形態5に係る超電導マグネットにおける冷却管および熱スイッチ部を示す斜視図である。
以下、各実施の形態に係る超電導マグネットについて図面を参照して説明する。以下の実施の形態においては、図中の同一または相当部分には同一符号を付し、その説明は繰り返さない。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る超電導マグネットの構成を示す断面図である。図1に示すように、実施の形態1に係る超電導マグネット100は、超電導コイル110と、真空容器120と、輻射シールド130と、冷凍機140と、冷却管150と、熱スイッチ部160とを備えている。
超電導コイル110は、超電導線が巻き回されて形成されている。超電導マグネットの定常運転状態において、超電導コイル110は、超電導状態である。超電導線は、主材料として、銅を含んでいる。なお、銅は、温度が低くなるに従って比熱が小さくなる。たとえば、温度が50Kの銅は、室温の銅と比較して比熱が約4分の1となる。温度が20Kの銅は、室温の銅と比較して比熱が約50分の1となる。
本実施の形態において、超電導コイル110は、超電導線を包囲するように設けられた図示しない熱伝導部材を有している。すなわち、超電導コイル110の外側から超電導コイル110に接続される部材は、具体的には、超電導コイル110が有する熱伝導部材に接続される。熱伝導部材の熱伝導率は比較的大きいことが好ましい。熱伝導部材は、たとえば銅またはアルミニウムで構成されている。
真空容器120は、超電導コイル110を収容している。真空容器120の内部は真空状態に維持されている。
輻射シールド130は、超電導コイル110と真空容器120との間に配置されている。輻射シールド130は、超電導コイル110の周りを囲んでいる。輻射シールド130は、図示しない支持部材を介して真空容器120に支持されている。当該支持部材は、熱伝導率が比較的小さい部材で構成されていることが好ましく、たとえば、ガラスファイバ強化プラスチック(GFRP:Grass Fiber Reinforced Plastics)またはセラミックスなどで構成されていることが好ましい。
冷凍機140は、真空容器120の外側から超電導コイル110に接続されている。冷凍機140は、第1ステージ141および第2ステージ142を含んでいる。冷凍機140の定常運転状態において、第2ステージ142の温度は、第1ステージ141の温度より低くなるように構成されている。冷凍機140の定常運転状態において、第1ステージ141の温度は、たとえば約50Kであり、第2ステージ142の温度は、たとえば約10K以下である。
第1ステージ141は、輻射シールド130と接続されている。これにより、本実施の形態において、第1ステージ141は、輻射シールド130の温度が約50Kとなるように輻射シールド130を冷却することができる。第2ステージ142は、超電導コイル110と接続されている。これにより、本実施の形態において、第2ステージ142は、超電導コイル110の温度が約20K以下となるように、超電導コイル110を冷却することができる。
冷凍機140は、具体的には、たとえばギフォード・マクマホン式冷凍機、または、パルスチューブ冷凍機である。
図2は、実施の形態1に係る超電導マグネットにおける冷却管を示す斜視図である。図1および図2に示すように、冷却管150は、真空容器120の外側から超電導コイル110に向かって延びている。冷却管150は、真空容器120の内部に一部が位置している。冷却管150の内部に位置する部分は、蛇行した形状である。冷却管150の一方端および他方端の各々は、真空容器120の外側に位置している。
冷却管150は、冷却媒体が通流可能である。冷却媒体としては、液体窒素、液体ヘリウム、または、液体水素などが挙げられる。冷却管150のうち冷却媒体が流通する部分は、継ぎ目のない一体の管状壁で構成されていることが好ましい。
本実施の形態において、冷却管150は、第1バルブ151と、第2バルブ152と、逆止弁153とを有している。
第1バルブ151は、真空容器120の外側において、冷却管150の一方端側に設けられている。第2バルブ152は、真空容器120の外側において、冷却管150の他方端側に設けられている。冷却管150は、第1バルブ151および第2バルブ152の両方を閉状態とすることで、冷却管150内に冷却媒体を閉じ込めることができるように構成されている。
逆止弁153は、冷却管150の一方端側または他方端側に設けられている。本実施の形態においては、逆止弁153は冷却管150の一方端側に設けられている。逆止弁153は、外部から冷却管150の内部側に気体を流入させず、かつ、冷却管150内部の圧力が高くなりすぎたときには冷却管150の内部から外部に気体を流出させることができるように構成されている。なお、本実施の形態において、逆止弁153は、冷却管150に必ずしも設けられていなくてもよい。
第1バルブ151および第2バルブ152の各々には、コントローラ154が接続されている。コントローラ154は、冷却管150に直接接触する輻射シールド130または熱スイッチ部160の温度の値が閾値より低くなったときに、第1バルブ151および第2バルブ152の各々を閉状態にすることができるように構成されている。本実施の形態において、上記閾値は、具体的には、冷却管150に通流する冷却媒体の沸点とすればよい。
実施の形態1に係る超電導マグネット100は、定常運転状態において、冷却管150の内部の圧力が1気圧以上に維持可能に構成されている。具体的には、冷却管150の圧力は、第1バルブ151および第2バルブ152の開閉操作により、または逆止弁153を設けることにより、定常運転状態において、冷却管150の内部の圧力が1気圧以上に維持される。
図1に示すように、熱スイッチ部160は、少なくとも超電導コイル110と輻射シールド130との間の領域に位置している。熱スイッチ部160は、超電導コイル110に接続されている。
実施の形態1において、熱スイッチ部160は、超電導コイル110側とは反対側において、輻射シールド130を介して冷却管150と接している。なお、熱スイッチ部160は、超電導コイル110側とは反対側において、直接、冷却管150と接していてもよい。すなわち、熱スイッチ部160は、冷却管150と超電導コイル110との間において熱が伝搬可能に配置されている。
熱スイッチ部160は、第1の状態と第2の状態とをとり得る。熱スイッチ部160は、第2の状態においては、第1の状態と比較して、超電導コイル110と冷却管150との間の熱伝導率が低くなるように変更可能に構成されている。
熱スイッチ部160としては、具体的には、機械式の熱スイッチ、または、固体式の熱スイッチが挙げられる。熱スイッチ部160が機械式の熱スイッチの場合、熱スイッチ部160は、少なくとも2つの伝熱部材を有している。熱スイッチ部160は、第1の状態においては熱スイッチ部160の内部に位置する2つの伝熱部材が互いに接触しているが、第2の状態においては、上記2つの伝熱部材が互いに離間する。このようにして熱スイッチ部160は熱伝導率が変更可能となっている。熱スイッチ部160が機械式の熱スイッチである場合は、熱スイッチ部160は、たとえば外部からの入力信号によって第1の状態と第2の状態とが切り替え可能に構成される。
熱スイッチ部160が固体式の熱スイッチである場合、熱スイッチ部160は、少なくとも、温度によって熱伝導率が変化する伝熱部材を有している。当該伝熱部材は、たとえば炭素繊維強化プラスチックである。本実施の形態においては、熱スイッチ部160における当該伝熱部材が第1の範囲内の温度のとき、熱スイッチ部160が第1の状態となる。第1の範囲内の温度には、室温が含まれる。熱スイッチ部160における当該伝熱部材が第1の範囲より低い温度域で構成される第2の範囲内の温度のとき、熱スイッチ部160が第2の状態となる。
このように、熱スイッチ部160は、第1の状態と比較して、第2の状態の熱伝導率が低くなるように変更可能に構成されているため、超電導コイル110と冷却管150との間の熱伝導率が変更可能となっている。
以下、本実施の形態において、室温と同一の温度を有する超電導コイル110を冷却して超電導状態にすることで、超電導マグネット100を定常運転状態にする方法の一例について説明する。
まず、熱スイッチ部160が機械式の熱スイッチである場合には、超電導マグネット100が室温と同一の温度を有する状態において、熱スイッチ部160を第1の状態とする。あるいは、熱スイッチ部160が固体式の熱スイッチである場合には、超電導マグネット100が室温と同一の温度を有する状態において熱スイッチ部160が第1の状態となるように、熱スイッチ部160に上記伝熱部材が含まれるように予め熱スイッチ部160を構成しておく。
次に、冷却管150の第1バルブ151および第2バルブ152を開状態にして、冷却管150内に冷却媒体を通流させる。そして、冷却管150に冷却媒体を注入して通流させるとともに、冷凍機140を運転させる。このようにして、冷凍機140と、熱スイッチ部160を介した冷却管150とによって、超電導コイル110の熱を吸熱する。
そして、冷却管150に直接接触する輻射シールド130または熱スイッチ部160の温度の値が、上記冷却媒体の沸点より低くなった時点で、冷却管150への冷却媒体の投入を停止するとともに、第1バルブ151および第2バルブ152を手動またはコントローラ154により閉状態にする。また、熱スイッチ部160が機械式の熱スイッチである場合には、上記時点または上記時点よりも前に、熱スイッチ部160を第2の状態にする、あるいは、熱スイッチ部160が固体式の熱スイッチである場合には、上記時点または上記時点よりも前に、熱スイッチ部160が第2の状態となるように、熱スイッチ部160に上記伝熱部材が含まれるように予め熱スイッチ部160を構成しておく。さらに、冷凍機140については、超電導コイル110が超電導状態となるまで、運転を継続させる。このようにして、上記時点以後においては、冷却管150を介して超電導コイル110に熱が侵入することを抑制しつつ、超電導コイル110の熱を冷凍機140により吸熱する。上記の方法により、超電導マグネット100を定常運転状態にすることができる。
なお、上記時点以後および超電導マグネット100が定常運転状態である場合においては、冷却管150の内部の圧力は1気圧以上に維持する。冷却管150の内部の圧力は、逆止弁153によって制御してもよいし、第1バルブ151および第2バルブ152の少なくとも一方の開度を手動またはコントローラ154により制御してもよい。
上記のように、実施の形態1に係る超電導マグネット100は、超電導コイル110と、真空容器120と、輻射シールド130と、冷凍機140と、冷却管150と、熱スイッチ部160とを備えている。真空容器120は、超電導コイル110を収容している。輻射シールド130は、超電導コイル110と真空容器120との間に配置されている。輻射シールド130は、超電導コイル110の周りを囲んでいる。冷凍機140は、真空容器120の外側から超電導コイル110に接続されている。冷凍機140は、第1ステージ141および第2ステージ142を含んでいる。第1ステージ141は、輻射シールド130と接続されている。第2ステージ142は、超電導コイル110と接続されている。冷却管150は、冷却媒体が通流可能である。冷却管150は、真空容器120の外側から超電導コイル110に向かって延びている。冷却管150は、真空容器120の内部に一部が位置している。熱スイッチ部160は、少なくとも超電導コイル110と輻射シールド130との間の領域に位置している。熱スイッチ部160は、超電導コイル110に接続されている。熱スイッチ部160は、第1の状態と第2の状態とをとり得る。熱スイッチ部160は、第2の状態においては、第1の状態と比較して、超電導コイル110と冷却管150との間の熱伝導率が低くなるように変更可能に構成されている。
これにより、超電導コイル110を常温から冷却するときには、熱スイッチ部160を第1の状態とすることで、冷凍機140と冷却管150とによって超電導コイル110を冷却して冷却効率を向上させて、冷却時間を短縮することができるとともに、超電導コイル110が定常運転状態であるときには、熱スイッチ部160を第2の状態とすることで、冷却管150を介して超電導コイル110に侵入する熱の熱量を低減できる。
なお、実施の形態1に係る超電導マグネット100は、定常状態から室温と同一の温度を有する状態にまで昇温するときにおいては、熱スイッチ部160を第1の状態とすることで昇温時間を短縮することもできる。
実施の形態1において、熱スイッチ部160は、超電導コイル110側とは反対側において、輻射シールド130を介して冷却管150と接している。
これにより、冷却管150が超電導コイル110に直接接続されている場合、すなわち、輻射シールド130を貫通している場合と比較して、輻射シールド130の外側から内側へ侵入する熱の熱量を低減できる。
実施の形態1に係る超電導マグネット100は、定常運転状態において、冷却管150の内部の圧力が1気圧以上に維持可能に構成されている。
これにより、空気が冷却管150の内部に吸い込まれて空気中の水分が冷却管150の内部で氷結することを抑制できる。ひいては、超電導コイル110の昇温時において、氷結した水分によって冷却管150の内部に位置する冷媒が急激に蒸発することを抑制できる。
実施の形態1において、冷却管150は、第1バルブ151と、第2バルブ152と、逆止弁153とを有している。第1バルブ151は、真空容器120の外側において、冷却管150の一方端側に設けられている。第2バルブ152は、真空容器120の外側において、冷却管150の他方端側に設けられている。逆止弁153は、冷却管150の一方端側または他方端側に設けられている。
これにより、第1バルブ151および第2バルブ152を閉状態にすることで、定常状態において、冷却管150内に冷媒が位置する状態を維持できる。結果として、定常状態において冷却管150を介して超電導コイル110に侵入する熱の熱量をより低減できる。
実施の形態1において、第1バルブ151および第2バルブ152の各々には、コントローラ154が接続されている。コントローラ154は、冷却管150に直接接触する輻射シールド130または熱スイッチ部160の温度の値が閾値より低くなったときに、第1バルブ151および第2バルブ152の各々を閉状態にすることができるように構成されている。
これにより、超電導コイル110を室温から冷却する過程において、ある程度超電導コイル110が冷却された際には、自動的に第1バルブ151および第2バルブ152の各々を閉状態にすることで、冷却管150を介して超電導コイル110に侵入する熱の熱量をより低減できる。
実施の形態2.
以下、実施の形態2に係る超電導マグネットについて説明する。実施の形態2に係る超電導マグネットは、熱スイッチ部の構成のみが、実施の形態1に係る超電導マグネット100とは異なる。よって、実施の形態1に係る超電導マグネット100と同様である構成については説明を繰り返さない。
図3は、実施の形態2に係る超電導マグネットの構成を示す断面図である。図4は、実施の形態2に係る超電導マグネットにおける熱スイッチ部を示す断面図である。実施の形態2に係る超電導マグネット200おいて、熱スイッチ部260は、固体式の熱スイッチである。具体的には、本実施の形態において、熱スイッチ部260は、炭素繊維強化プラスチック261を含んでいる。これにより、温度が低くなるほど熱伝導率が低くなる炭素繊維強化プラスチック261によって、熱スイッチ部260の第1の状態と第2の状態とを自動的に切り替えることができる。
本実施の形態において、炭素繊維強化プラスチック261は、たとえば、炭素繊維強化プラスチック261の温度が50K以下である場合は、炭素繊維強化プラスチック261の温度が50Kより高く室温以下である場合と比較して、熱伝導率が顕著に低くなる。50Kの炭素繊維強化プラスチック261の熱伝導率は、室温の炭素繊維強化プラスチック261の熱伝導率のおよそ10分の1である。すなわち、本実施の形態において、熱スイッチ部260の温度の第1の範囲は、たとえば50Kより高く室温以下であり、第2の範囲は50K未満と見ることができる。
本実施の形態においては、熱スイッチ部260が上述のような特性を有する炭素繊維強化プラスチック261を含んでいるため、特に、超電導コイル110に主材料として含まれる銅の比熱が比較的大きくなる室温から50Kまでの温度領域において、冷凍機140と冷却管150とによる超電導コイル110の冷却の冷却効率を向上させることができる。ひいては、上記温度域における超電導コイル110の冷却時間をより短縮できる。
実施の形態2において、熱スイッチ部260は、第1伝熱部262と、第2伝熱部263とをさらに含んでいる。第1伝熱部262は、炭素繊維強化プラスチック261の超電導コイル110側に位置している。第2伝熱部263は、炭素繊維強化プラスチック261の超電導コイル110側とは反対側に位置している。これにより、超電導コイル110の昇温時においては、冷却管150から熱スイッチ部260を通って超電導コイル110に達する熱経路において、熱伝導率を向上させて、冷却管150による冷却効率を向上させることができる。
第1伝熱部262および第2伝熱部263の各々は、熱伝導率が比較的大きい材料で構成されており、たとえば、銅またはアルミニウムなどで構成されている。また、第1伝熱部262および第2伝熱部263は加工性の良い材料で構成されていることが好ましい。
なお、本実施の形態において、炭素繊維強化プラスチック261は、複数の炭素繊維265を有している。複数の炭素繊維265のうちの少なくとも一部は、互いに平行に延在しているが、当該延在方向は特に限定されない。
実施の形態3.
以下、実施の形態3に係る超電導マグネットについて説明する。実施の形態3に係る超電導マグネットは、炭素繊維強化プラスチックにおける複数の炭素繊維の構成が、実施の形態2に係る超電導マグネット200と異なる。よって、実施の形態2に係る超電導マグネット200と同様である構成については説明を繰り返さない。
図5は、実施の形態3に係る超電導マグネットにおける熱スイッチ部を示す断面図である。図5に示すように、実施の形態3において、炭素繊維強化プラスチック361は、複数の第1炭素繊維365Aと、複数の第2炭素繊維365Bとを有している。複数の第1炭素繊維365Aは、互いに平行に延在している。複数の第2炭素繊維365Bの各々は、複数の第1炭素繊維365Aの延在方向に対して直交方向から見て、複数の第1炭素繊維365Aの延在方向に対して直交方向に延在している。複数の第1炭素繊維365Aおよび複数の第2炭素繊維365Bの各々の延在方向は、熱スイッチ部360における超電導コイル110側から反対側に向かう方向と交差している。これにより、超電導コイル110の昇温時においては、冷却管150から熱スイッチ部360を通って超電導コイル110に達する熱経路において、熱伝導率をさらに向上させて、冷却管150による冷却効率を向上させることができる。
また、より具体的には、上記直交方向から見て、複数の第1炭素繊維365Aおよび複数の第2炭素繊維365Bの各々の延在方向と、熱スイッチ部360における超電導コイル110側から反対側に向かう方向とのなす角が、およそ45度となっている。
図6は、実施の形態3における炭素繊維強化プラスチックの、第1方向および第2方向の各々の熱伝導率を、炭素繊維強化プラスチックの各温度毎に測定した実験結果の一例を示すグラフである。図6においては、本実施の形態における炭素繊維強化プラスチックについて、上記直交方向から見て、複数の第1炭素繊維365Aおよび複数の第2炭素繊維365Bの各々の延在方向に対してなす角が45度となる方向である第1方向における熱伝導率を第1熱伝導率とし、プロット点Aで示した。また。図6においては、上記直交方向から見て、複数の第1炭素繊維365Aおよび複数の第2炭素繊維365Bの各々の延在方向に対してなす角が0度または90度となる方向である第2方向における熱伝導率を第2熱伝導率とし、プロット点Bで示した。
図6に示すように、炭素繊維強化プラスチックの温度が20Kの場合と比較して、炭素繊維強化プラスチックの温度が室温の場合の第2熱伝導率は80倍となるのに対して、第1熱伝導率は130倍となっている。このように、上記直交方向から見て、本実施の形態における炭素繊維強化プラスチック361は、室温近傍の温度領域において、複数の第1炭素繊維365Aおよび複数の第2炭素繊維365Bの各々の延在方向とのなす角が0度または90度である第2方向の熱伝導率より、複数の第1炭素繊維365Aおよび複数の第2炭素繊維365Bの各々の延在方向と交差する方向の熱伝導率が高くなることがわかる。
実施の形態4.
以下、実施の形態4に係る超電導マグネットについて説明する。実施の形態4に係る超電導マグネットは、熱スイッチ部の構成が主に、実施の形態1に係る超電導マグネット100と異なる。よって、実施の形態1に係る超電導マグネット100と同様である構成については、説明を繰り返さない。
図7は、実施の形態4に係る超電導マグネットにおける冷却管および熱スイッチ部を示す斜視図である。図7に示すように、実施の形態4において、熱スイッチ部460は、超電導コイル110側とは反対側において、直接、冷却管150と接している。これにより、冷却管150が輻射シールド130を介して超電導コイル110と接続されているのと比較して、冷却管150による超電導コイル110の冷却効率を向上させることができる。
実施の形態4において、熱スイッチ部460は、1または複数の炭素繊維である。これにより、熱伝導率が高い、かつ、熱スイッチとして機能する炭素繊維を直接、冷却管150に接続することで、冷却管150による超電導コイル110の冷却効率をさらに向上させることができる。また、熱スイッチ部460を簡易な構成で設けることとができる。
なお、本実施の形態において、炭素繊維は、約50K以上から室温以下の温度領域において、約50K未満の温度領域と比較して熱伝導率は顕著に高くなる。このため、本実施の形態においても、超電導コイル110に主材料として含まれる銅の比熱が比較的大きくなる室温から50Kまでの温度領域において、冷凍機140と冷却管150とによる超電導コイル110の冷却の冷却効率を向上させることができる。ひいては、上記温度域における超電導コイル110の冷却時間をより短縮できる。
実施の形態4において、熱スイッチ部460は、冷却管150に巻き付けられた状態で冷却管150と接している。これにより、熱スイッチ部460と冷却管150との接触面積が大きくなり、冷却管150による超電導コイル110の冷却効率を大幅に向上させることができる。
実施の形態4において、熱スイッチ部460として冷却管150に巻き付けられた複数の炭素繊維の各々の巻回数は、1回でもよいし、複数回でもよい。炭素繊維の少なくとも一方端は、たとえば、超電導線を包囲するように設けられた図示しない熱伝導部材または当該熱伝導部材上に設けられた図示しない他の熱伝導部材を介して、超電導コイル110に接続される。
実施の形態5.
以下、実施の形態5に係る超電導マグネットについて説明する。実施の形態5に係る超電導マグネットは、熱スイッチ部の構成が主に、実施の形態4に係る超電導マグネットと異なる。よって、実施の形態4に係る超電導マグネットと同様である構成については、説明を繰り返さない。
図8は、実施の形態5に係る超電導マグネットにおける冷却管および熱スイッチ部を示す斜視図である。図8に示すように、実施の形態5において、熱スイッチ部560は、1または複数のシート状の炭素繊維強化プラスチックである。これにより、熱スイッチ部560を冷却管150に巻き付けることができる。
さらに、複数のシート状の炭素繊維強化プラスチックである熱スイッチ部560の各々は冷却管150に巻き付けられている。これにより、熱スイッチ部560と冷却管150との接触面積を大きくすることができ、冷却管150による超電導コイル110の冷却効率をさらに向上させることができる。
複数のシート状の炭素繊維強化プラスチックの各々は、冷却管150に対して、接着材を介して固定されていてもよいし、ボルト締めによる固定されていてもよい。
上述した実施の形態の説明において、組み合わせ可能な構成を相互に組み合わせてもよい。
なお、今回開示した上記実施の形態はすべての点で例示であって、限定的な解釈の根拠となるものではない。したがって、本開示の範囲は、上記した実施の形態のみによって解釈されるものではなく、請求の範囲の記載に基づいて画定される。また、請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
100,200 超電導マグネット、110 超電導コイル、120 真空容器、130 輻射シールド、140 冷凍機、141 第1ステージ、142 第2ステージ、150 冷却管、151 第1バルブ、152 第2バルブ、153 逆止弁、154 コントローラ、160,260,360,460,560 熱スイッチ部、261,361 炭素繊維強化プラスチック、262 第1伝熱部、263 第2伝熱部、265 炭素繊維、365A 第1炭素繊維、365B 第2炭素繊維。

Claims (12)

  1. 超電導コイルと、
    前記超電導コイルを収容する真空容器と、
    前記超電導コイルと前記真空容器との間に配置され、前記超電導コイルの周りを囲む輻射シールドと、
    第1ステージおよび第2ステージを含み、前記真空容器の外側から前記超電導コイルに接続された冷凍機と、
    冷却媒体が通流可能であって、前記真空容器の外側から前記超電導コイルに向かって延び、かつ、前記真空容器の内部に一部が位置している冷却管と、
    少なくとも前記超電導コイルと前記輻射シールドとの間の領域に位置して、前記超電導コイルに接続された、機械式または固体式の熱スイッチ部とを備え、
    前記第1ステージは、前記輻射シールドと接続されており、
    前記第2ステージは、前記超電導コイルと接続されており、
    前記熱スイッチ部は、第1の状態と第2の状態とをとり得り、
    前記熱スイッチ部は、前記第2の状態においては、前記第1の状態と比較して、前記超電導コイルと前記冷却管との間の熱伝導率が低くなるように変更可能に構成されている、超電導マグネット。
  2. 前記熱スイッチ部は、超電導コイル側とは反対側において、直接、前記冷却管と接している、請求項1に記載の超電導マグネット。
  3. 前記熱スイッチ部は、超電導コイル側とは反対側において、前記輻射シールドを介して前記冷却管と接している、請求項1に記載の超電導マグネット。
  4. 前記熱スイッチ部は、炭素繊維強化プラスチックを含む、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の超電導マグネット。
  5. 前記炭素繊維強化プラスチックは、互いに平行に延在する複数の第1炭素繊維と、該複数の第1炭素繊維の延在方向に対して直交方向から見て、前記複数の第1炭素繊維の延在方向に対して直交方向に延在する複数の第2炭素繊維とを有し、
    前記複数の第1炭素繊維および前記複数の第2炭素繊維の各々の延在方向は、前記熱スイッチ部における超電導コイル側から反対側に向かう方向と交差している、請求項4に記載の超電導マグネット。
  6. 前記熱スイッチ部は、前記炭素繊維強化プラスチックの超電導コイル側に位置する第1伝熱部と、前記炭素繊維強化プラスチックの超電導コイル側とは反対側に位置する第2伝熱部とをさらに含む、請求項4または請求項5に記載の超電導マグネット。
  7. 前記熱スイッチ部は複数の炭素繊維である、請求項1または請求項2に記載の超電導マグネット。
  8. 前記熱スイッチ部は、複数のシート状の炭素繊維強化プラスチックである、請求項1または請求項2に記載の超電導マグネット。
  9. 前記熱スイッチ部は、前記冷却管に巻き付けられた状態で前記冷却管と接している、請求項7または請求項8に記載の超電導マグネット。
  10. 定常運転状態において、前記冷却管の内部の圧力が1気圧以上に維持可能に構成されている、請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の超電導マグネット。
  11. 前記冷却管は、前記真空容器の外側において、一方端側に設けられた第1バルブと、他方端側に設けられた第2バルブと、前記一方端側または前記他方端側に設けられた逆止弁とを有する、請求項10に記載の超電導マグネット。
  12. 前記第1バルブおよび前記第2バルブの各々には、前記冷却管に直接接触する前記輻射シールドまたは前記熱スイッチ部の温度の値が閾値より低くなったときに、前記第1バルブおよび前記第2バルブの各々を閉状態にすることができるように構成されたコントローラが接続されている、請求項11に記載の超電導マグネット。
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