JP6944290B2 - 画像処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は画像処理装置、画像形成装置およびプログラムに関する。
電子写真方式のプリンタエンジンは、画像データに基づいて感光体に静電潜像を形成し、現像器内の現像剤を用いて静電潜像を現像して画像を形成する。画像の濃度はプリンタエンジンの状態に依存して変化してしまうため、階調補正が必要となる。階調補正は、画像の濃度を予め意図された濃度に維持するためのキャリブレーションである。特許文献1によれば、シートに形成された測定用画像を画像形成装置に設けられたスキャナ(インラインセンサ)で読み取って階調補正を行うこと(第一キャリブレーション)が記載されている。
ところで、画像の階調特性はシートの種類(コートの有無や坪量など)に応じて異なる。特許文献1によれば、プリントサーバによってシートの種類ごとにキャリブレーションを実行してシートの種類ごとの階調補正テーブルを作成すること(第二キャリブレーション)が記載されている。とりわけ、画像形成装置によりシートに形成された測定用画像は、プリントサーバに接続された外部スキャナにより読み取られる。
特開2014−113810号公報
第二キャリブレーションでは、シートの種類ごとに目標となる階調特性(ターゲット階調)が予め決定され、ターゲット階調が維持されるように階調補正テーブルが作成される。操作者は、ターゲット階調を決定するために、使い慣れた市販の測色器(例:X−Rite社製i1Pro2)を使用することを希望することが多い。一方で、第二キャリブレーションでは測色器が使用されてもよいし、インラインセンサが使用されてもよい。
第二キャリブレーションにおいて画像形成装置に設けられたインラインセンサがテストチャートを測定できれば、操作者は手動でテストチャートを測定する必要がない。しかし、測色器によるテストチャートの測定結果を用いて第二キャリブレーションを実行したい操作者もいる。この場合には、インラインセンサによる測定結果を測色器の測定結果に変換する変換テーブルが必要となる。変換テーブルを作成するためには、インラインセンサ用のテストチャートと測色器用のテストチャートが個別に必要である。なぜなら、インラインセンサの測定ルール(テスト画像のサイズや間隔など)と測色器の測定ルールとが異なっているからである。そこで、本発明は、測定用画像が形成されるシートの枚数を削減することが可能な画像処理装置を提供する。
本発明は、たとえば、
第一測定器と第二測定器とによってそれぞれ読み取られる複数のテスト画像を同一のシート上に画像形成装置に形成させる画像処理装置であって、
前記第一測定器が前記複数のテスト画像を測定できるようにするために前記複数のテスト画像のレイアウトを定義した第一レイアウトルールと、前記第二測定器が前記複数のテスト画像を測定できるようにするために前記複数のテスト画像のレイアウトを定義した第二レイアウトルールとを記憶する記憶手段と、
前記第一レイアウトルールと前記第二レイアウトルールとの双方を満たすように前記シート上に配置される前記複数のテスト画像を有する画像データを前記画像形成装置に送信する送信手段と
前記第一測定器による前記複数のテスト画像の測定結果と前記第二測定器による前記複数のテスト画像の測定結果とに基づき前記第一測定器による測定結果を前記第二測定器の測定結果に変換する変換条件を作成する作成手段と
を有することを特徴とする画像処理装置を提供する。
本発明によれば、測定用画像が形成されるシートの枚数を削減することが可能な画像処理装置が提供される。
画像形成装置の概略断面図 インラインセンサを示す図 画像形成装置における画像処理に関連した機能を説明する図 画像処理装置を説明する図 テストチャートを説明する図 改良されたテストチャートを説明する図 測定結果を示す図 濃度変換テーブルの作成方法を示すフローチャート DFEを含む画像形成システムを示す図 レイアウトルールを示す表 テストチャートを示す図 テストチャートを示す図 共通テストチャートの作成方法を示すフローチャート ユーザインタフェースを示す図 共通テストチャートを示す図 共通テストチャートの作成方法を示すフローチャート CPUが実現する機能を説明する図
[実施例1]
<画像形成装置>
図1において画像形成装置100は、プリント部101、リーダ部400、操作部180を有する。プリント部101は、色成分毎の画像を形成する4つのステーション120、121、122および123を有するプリンタエンジンである。ステーション120はイエローの画像を形成する画像形成部である。ステーション121はマゼンタの画像を形成する画像形成部である。ステーション122はシアンの画像を形成する画像形成部である。ステーション123はブラックの画像を形成する画像形成部である。各ステーションの構成は同一であるため、以下ではイエローの画像を形成するステーション120の構成が説明される。
感光ドラム105は感光層を有する感光体である。感光ドラム105は静電潜像やトナー画像を担持する像担持体として機能する。帯電器111は、感光ドラム105の表面の電位が所定電位(帯電電位)となるように、感光ドラム105を帯電させる。露光装置103は画像データに基づいて制御されたレーザ光を感光ドラム105に照射することで、感光ドラム105の表面に静電潜像を形成する。現像器112は、トナーと磁性を有するキャリアとを含む現像剤を収容する収容部と、収容部内に設けられ、現像剤を担持して回転する現像スリーブ12とを有する。現像器112は、現像剤を用いて静電潜像を現像し、トナー画像を形成する。一次転写ローラ118は感光ドラム105上のトナー画像を中間転写ベルト106に転写する。中間転写ベルト106は、ステーション120、121、122および123により形成されたトナー画像を担持する像担持体として機能する。中間転写ベルト106は回転することでトナー画像を二次転写ローラ114へ搬送する。二次転写ローラ114などの各種の搬送ローラは搬送経路に沿ってシートを搬送する搬送手段の一例である。
中間転写ベルト106の周囲には、中間転写ベルト106上に形成された測定用画像(テスト画像)の濃度を測定する濃度センサ117が配置されている。濃度センサ117は、たとえば、光学式センサである。濃度センサ117は、中間転写ベルト106上に形成された測定用画像に付着しているトナーの量に応じた信号を出力する。つまり、濃度センサ117は、中間転写ベルト106上に形成された測定用画像の濃度を検知する。画像形成装置100は、濃度センサ117の測定結果に基づいて、ステーション120、121、122および123により形成される画像の濃度が目標濃度となるように、画像形成条件を制御する。ここで、画像形成条件は、露光装置103のレーザの強度などである。
給紙部113は、中間転写ベルト106に担持されたトナー画像が二次転写ローラ114に到着するタイミングとシート110が二次転写ローラ114に到着するタイミングとが一致するようにシート110を給送して搬送する。二次転写ローラ114は、中間転写ベルト106に担持されたトナー画像をシート110に転写する。二次転写ローラ114には転写電圧が印加される。トナー画像が転写されたシート110は定着器150へと搬送される。
定着器150は、シート110を加熱するヒータを有する定着ローラ151と、シート110を定着ローラ151に圧接させる加圧ベルト152とを備える。定着器150は、シート110に転写されたトナー画像を加熱および加圧してシート110に定着させる。一方、シート110が搬送される搬送方向において定着器150の下流には定着器160が配置されている。定着器160は、シートを加熱するヒータを有する定着ローラ161と、加圧ローラ162とを備える。たとえば、シート110上のトナー画像のグロス(光沢)を増加させたり、厚紙などの定着に必要な熱量が大きなシート110に画像を定着させたりする場合がある。この場合に定着器150を通過したシート110は定着器160へと搬送される。
普通紙や薄紙などのシート110にトナー画像を定着させる場合には、定着器150を通過したシート110は定着器160を通過しない搬送経路130に沿って搬送される。フラッパ131は、定着器160にシート110を誘導したり、搬送経路130へ誘導したりする。
フラッパ132は、シート110を搬送経路135へと誘導するか、外部へ通ずる搬送経路139に誘導するかを切り替える誘導部材である。搬送経路135に沿って搬送されたシート110は反転部136へ搬送される。搬送経路135に設けられた反転センサ137がシート110の後端を検出すると、シート110の搬送方向が反転する。フラッパ133は、両面印刷用の搬送経路138へシート110を誘導するか、搬送経路135にシート110を誘導するかを切り替える誘導部材である。フェイスダウン排紙モードが実行された場合、シート110はフラッパ133により搬送経路135へと搬送され、画像形成装置100から排紙される。フラッパ134は、シート110を画像形成装置100から排紙するための搬送経路139に誘導する誘導部材である。両面印刷モードが選択されている場合、フラッパ133はシート110を搬送経路138へ誘導する。シート110は搬送経路138を介して再び二次転写ローラ114へと搬送される。これによりシート110の第二面に画像が形成される。
搬送経路135には、シート110上の測定用画像を測定するインラインセンサ(ILS)200が配置されている。ILS200は、いわゆる分光センサである。四つのILS200が、たとえば、シート110の搬送方向に直交する方向に並べて配置されてもよい。これにより、4列をなしている測定用画像が同時並行的に検知される。ILS200は搬送経路に設けられ、シート上の測定用画像を測定する測定手段の一例である。
操作部180は、操作者に情報を表示する表示部と、操作者が情報(画像の印刷枚数や印刷モードなど)を入力するための入力部とを有している。リーダ部400は、光源、光学系およびCCDセンサを有するユニットと、原稿台とを有し、原稿台に載せられた原稿の画像を読み取る。リーダ部400は、操作者によって原稿が原稿台に載せられ、操作部180の読取開始ボタンが押された場合に読取動作を実行する。読取動作が実行された場合、光源から照射された光が原稿台上に載置された原稿によって反射され、原稿からの反射光は、レンズなどの光学系を介してCCDセンサ上に結像する。原稿からの反射光がCCDセンサに結像すると、原稿に対応する読取データが取得される。読取データは、たとえば、R(レッド)、G(グリーン)およびB(ブルー)の3つの色成分のデータで構成される。リーダ部400は、読取データを、イエロー、マゼンタ、シアンおよびブラックの画像データに変換する。
<インラインセンサ>
図2はILS200を示している。ILS200は、白色LED201、回折格子202、ラインセンサ203、演算部204およびメモリ205を備える。白色LED201は、シート110上の測定用画像220に光を照射する。回折格子202は測定用画像220から反射した光を波長ごとに分光する。ラインセンサ203はn個(n画素)の受光素子を備える。演算部204はラインセンサ203の各画素の光強度値に基づいて各種演算を行う。メモリ205は各種データを保存する。
ILS200は、反射光の光強度を380[nm]から720[nm]までの10[nm]間隔で検知する。この場合、nは34である。演算部204は、たとえば、ラインセンサ203の各画素の光強度値に基づいて分光反射率を演算する分光演算部や、L*a*b*の値を演算するLab演算部などを有していてもよい。ILS200は、白色LED201から照射された光をシート110上の測定用画像220に集光したり、測定用画像220から反射した光を回折格子202に集光したりするレンズ206を有してもよい。
ILS200は白色基準板250を有する。ILS200は白色基準板250を用いて白色LED201の光量調整を実行する。たとえば、ILS200は、シート110がILS200の測定位置を通過していない状態で白色LED201を発光させ、白色基準板250から反射された光をラインセンサ203により受光する。演算部204はラインセンサ203の所定画素の光強度値が所定値となるように白色LED201の発光強度を調整する。
演算部204は、測定用画像からの反射光に対応するラインセンサ203の検知結果P(λ)と、白色基準板250からの反射光に対応するラインセンサ203の検知結果W(λ)とから、式1に基づいて測定用画像の分光反射率R(λ)を演算する。
R(λ)=P(λ)/W(λ) ・・・(1)
演算部204は分光反射率R(λ)から濃度を演算する。たとえば、ISO−5/3で定義されている分光感度演算に従い絶対濃度が算出されてもよい。
<制御システム>
図3は画像形成装置100の制御システムを示している。この例では画像形成装置100にDFE(デジタルフロントエンド)500が接続されている。DFE500はラスタイメージ処理や色変換などを実行する画像処理装置である。
CPU300は画像形成装置100の各部を制御する制御回路である。ROM304は、CPU300により実行される、各種調整や処理等を実行するために必要な制御プログラムを記憶する記憶装置である。RAM309はCPU300が動作するためのシステムワークメモリである。I/F部302は、DFE500と接続し、DFE500から出力される画像データ(例:属性付きのビットマップ情報)を受信するインターフェース(通信回路)である。属性とは、DFE500に入力された画像データに含まれる画像オブジェクトの種類を示す情報である。属性としては、たとえば、写真、グラフィックス(図形)、テキスト(文字)などがある。階調補正部316は、リーダ部400またはI/F部302から入力された画像データに階調補正処理を実行する。つまり、階調補正部316は、画像データを階調補正条件に基づいて変換する補正手段として機能する。プリント部101は補正手段により補正された画像データに基づいて、シートに画像を形成する画像形成手段として機能する。なお、階調補正部316は、YMCKのそれぞれ画像データについて個別に階調補正を実行する。リーダ部400から入力された画像データには属性として複写を意味するCOPYが付与されてもよい。階調補正部316は、メモリ310に記憶されている属性に紐づいているLUTを参照して階調補正を実行する。LUTはルックアップテーブルの略称であり、階調補正条件や階調補正テーブルと呼ばれてもよい。ハーフトーン処理部317も属性に応じてハーフトーン処理(中間調処理)を実行する。オブジェクトに応じて中間調処理が変更される理由は次のとおりである。シート110に印刷される文字は直線だけではなく曲線も有する。そのため、スクリーンの線数を高くしなければ文字の輪郭が滑らかに再現されない。一方、写真に対して高線数のスクリーンを用いてハーフトーニングしてしまうと、均一な濃度の画像を再現できない可能性がある。そのため、階調補正部316は、オブジェクトに適した中間調処理を実行するとともに、中間調処理に対応するLUTに基づいて画像データを変換する。
階調補正が必要な理由は以下のとおりである。現像器112内の現像剤の状態や、画像形成装置100の内部の温度や湿度が変化すると、画像形成装置100により形成される画像の濃度特性(階調特性)が変動してしまう。階調補正部316は、プリント部101により形成される画像の濃度特性(階調特性)が理想的な濃度特性になるように、画像データの入力値(画像信号値)を、プリント部101が目標濃度の画像を形成するための信号値に変換する。
階調補正部316は属性またはスクリーンに応じた階調補正テーブル(γLUT)をメモリ310から読み出し、γLUTに基づき画像データを変換する。LUT_SC1は、イメージスクリーンに対応する階調補正テーブルである。LUT_SC2は、テキストスクリーンに対応する階調補正テーブルである。LUT_SC3はCOPYスクリーンに対応する階調補正テーブルである。階調補正テーブルLUT_SC4は誤差拡散法に対応する階調補正テーブルである。LUT_SC1、LUT_SC2、LUT_SC3およびLUT_SC4は画像データを変換する変換条件に相当する。γLUT生成部307は第一キャリブレーションを実行することでこれらのγLUTを更新する第一キャリブレーション部である。これにより現像剤の状態や内部温度や湿度が変化しても、画像の濃度特性が理想的な特性に維持される。γLUT生成部307を含むプリンタコントローラ301は第一生成手段として機能してもよい。第一生成手段は、搬送手段を制御してシートを搬送させ、画像形成手段を制御してシートに複数の第一測定用画像を含む第一パターン画像を形成させる。また、第一生成手段は、測定手段を制御してシート上の第一パターン画像を測定させ、変換手段によって第一パターン画像の測定結果を第一測定データに変換させ、階調補正条件を第一測定データに基づいて生成する。
階調補正部316は、ASICなどの集積回路によって実現されてもよいし、CPU300がプログラムを実行することにより実現されてもよい。ASICは特定用途集積回路の略称である。また、階調補正部316は階調補正テーブルに基づいて画像データを変換してもよいし、変換式に基づいて画像データを変換してもよい。
ハーフトーン処理部317は、階調補正部316により変換された画像データに、画像の種類(属性)に適したハーフトーニングを施す。ハーフトーン処理部317は、写真や図形が階調性に優れた画像となるように、イメージに関する画像データ及びグラフィックスに関する画像データをイメージスクリーンに基づいて変換する。ハーフトーン処理部317は、文字が鮮明に印刷されるように、テキストに関する画像データをテキストスクリーンに基づいて変換する。ハーフトーン処理部317は、操作者が誤差拡散法を選択した場合には、誤差拡散法に基づいて画像データを変換する。ここで、たとえば、高解像度の画像にモアレが発生した場合に、操作者はモアレを抑制するために誤差拡散法を選択する。ハーフトーン処理部317は、リーダ部400が読み取った原稿の画像データをCOPYスクリーンに基づいて変換する。
ハーフトーン処理部317によりスクリーニングが施された画像データはプリント部101に出力される。たとえば、ハーフトーン処理部317は、イエローの画像データをステーション120へ出力する。プリント部101は、ハーフトーン処理部317から入力された画像データに基づく画像をシート110上に形成する。
パターンジェネレータ305は第一キャリブレーションに使用される測定用画像データを出力する。ハーフトーン処理部317は、パターンジェネレータ305から出力された測定用画像データにハーフトーニングを実行する。イメージスクリーンに対応する階調補正テーブルであるLUT_SC1を更新するための測定用画像データにはイメージスクリーンが適用される。テキストスクリーンに対応する階調補正テーブルであるLUT_SC2を更新するための測定用画像データにはテキストスクリーンが適用される。COPYスクリーンに対応する階調補正テーブルであるLUT_SC3を更新するための測定用画像データにはCOPYスクリーンが適用される。誤差拡散に対応する階調補正テーブルであるLUT_SC4を更新するための測定用画像データには誤差拡散が適用される。ハーフトーニングが施された測定用画像データはプリント部101へ転送される。プリント部101は、ハーフトーン処理部317から転送された測定用画像データに基づいて、シート110に測定用画像を形成する。CPU300は、測定用画像が形成されたシート110をILS200へ向けて搬送し、ILS200に、シート110上の測定用画像を測定させる。ILS200は、演算部204により測定用画像220の分光反射率を演算し、濃度変換部306へ出力する。
濃度変換部306は、statusAフィルタを使用してYMCの測定用画像の測定結果を濃度値へ変換する。濃度変換部306は、visualフィルタを使用してK(ブラック)の測定用画像の測定結果を濃度値へ変換する。statusAフィルタやvisualフィルタはISO−5/3により規定された演算手法である。プリンタコントローラ301は、濃度変換部306により変換された測定結果(濃度値)に基づいて画像形成条件を制御したり、階調補正テーブルを生成したりする。プリンタコントローラ301は、たとえば、露光装置103のレーザの強度を調整するLPW調整部308と、階調補正テーブルを生成するγLUT生成部307とを有する。LPW調整部308は、測定用画像の濃度の最大値が目標最大濃度となるように、レーザの強度を決定する。γLUT生成部307は、測定用画像の階調特性が理想的な階調特性となるように階調補正テーブル(γLUT)を生成する。なお、測定用画像は、色毎に、且つ、スクリーン毎に形成される。
図4はDFE500を示している。CPU501はROM502に記憶されている制御プログラムを実行することでDFE500の各部を制御する。ROM502やRAM503はメモリなどの記憶装置である。操作部504はDFE500に対する指示(例:第二キャリブレーションの実行指示)を入力する入力装置や情報を表示する表示装置などを含む。ネットワークIF505はPC(パーソナルコンピュータ)560などと通信する通信回路である。CPU501は、ネットワークIF505を介してPC560から画像データと出力条件を受信する。出力条件は、たとえば、シート110の種類などを含む。CPU501は画像データと出力条件を制御部508に転送する。
制御部508のRIP部509は入力された画像データを解析し、各オブジェクトの属性を決定するとともにビットマップ情報に変換する。ビットマップ化された画像データは色変換部510に入力される。色変換部510は出力形式(sRGBやAdobe RGB)に対応する色変換プロファイル541を用いて色変換を実行する。色変換プロファイル541は変換テーブルの一種である。色変換された画像データは階調補正部511に入力される。階調補正部511は、出力条件(シートの種類)に応じた階調補正テーブル(γLUT542)を用いて画像データの階調特性を補正し、属性つきのビットマップデータを生成する。CPU501は、プリンタIF506を介して、属性つきのビットマップデータをI/F部302へ送信する。
第二キャリブレーション部521はDFEキャリブレーションを実行する。DFEキャリブレーションとは、シートの種類ごとに予め定められたターゲット階調が達成されるように、γLUT542を作成または更新する処理である。たとえば、第二キャリブレーション部521はテストパターン生成部513に測定用画像データを生成させ、測定用画像データをI/F部302へ送信する。これにより画像形成装置100は測定用画像をシート110に形成する。測定用画像が形成されたシート110はテストチャートと呼ばれてもよい。操作者はUSB IF507に接続された市販の測色器570にテストチャートを読み取らせる。測色器570もイメージセンサである。第二キャリブレーション部521は、測色器570より取得された測色データ、測定用画像データおよびシートの種類ごとのターゲット階調を用いてシートの種類ごとのγLUT542を生成する。つまり、ターゲット階調が実現されるように、シートの種類ごとのγLUT542が生成される。たとえば、コート紙用のγLUT、普通紙用のγLUT、厚紙用のγLUT、薄紙用のγLUTが生成される。第二キャリブレーション部521は生成したγLUT542をシートの種類と関連づけてメモリ514に記憶する。
第二キャリブレーション用のテストチャートはILS200により読み取られてもよい。ただし、この場合には、濃度変換部512は、プリンタIF506を通じて入力されたILS200の測定結果を、測色器570の測定結果へと変換する。これにより、ILS200を用いているにもかかわらず、あたかも測色器570を用いたような測定結果が得られるようになる。このような変換処理が必要な理由は、ターゲット階調が測色器570を使用して決定されているからである。操作者は、自分の好みに応じた測色器570を使用したいと考えていることがある。一方で、第二キャリブレーションを実行するたびに測色器570をDFE500に接続し、DFE500を手動で走査することを操作者は面倒と感じることもあろう。そこで、測色器570に代えてILS200を使用できるようにするために濃度変換部512が設けられている。なお、濃度変換部512が使用する濃度変換テーブル543はILS200の読取特性と測色器570の読取特性に依存する。そのため、テーブル作成部522は、測色器570に応じて濃度変換テーブル543を作成する。テーブル作成部522は、CPU501に濃度変換テーブル543の作成を指示されると、テストパターン生成部513に測定用画像データを出力させる。測定用画像データはプリンタIF506を介してI/F部302に出力される。画像形成装置100は、濃度変換テーブル543を作成するためのテストチャートを生成する。ILS200はテストチャート上の測定用画像を測定する。測定結果は濃度変換部306で濃度変換され、I/F部302を通じてDFE500に送信される。一方で、テストチャートは測色器570によっても測定される。このようにして、テーブル作成部522は、ILS200の測定結果が測色器570の測定結果に一致するように、ILS200の測定結果を変換する濃度変換テーブル543を作成し、濃度変換部512に設定する。このように、テーブル作成部522は第二生成手段として機能する。第二生成手段は、搬送手段を制御してシートを搬送させ、画像形成手段によりシートに複数の第二測定用画像を含む第二パターン画像を形成させる。さらに、第二生成手段は、測定手段を制御してシート上の第二パターン画像を測定させる。さらに、第二生成手段は、センサから出力されたシート上の第二パターン画像の測定結果に対応する第二測定データを取得する。さらに、第二生成手段は、測定手段による第二パターン画像の測定結果と第二測定データとに基づいて変換条件を生成する。
<テストチャート>
図5(A)は第一キャリブレーションに使用されるテストチャート600aを示している。図5(A)に示す測定用画像220aは向かって左から順番にシアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの順番に並んでいる。なお、ILS200用のテストチャートの構成要素(オブジェクト)には末尾にaが付与されている。図5(A)によれば、ILS200の測定ルールにしたがって複数の測定用画像220aが配置されている。測定用画像220aはテストパッチやテストパターンと呼ばれてもよい。一枚のテストチャート600aには、CMYKそれぞれについて複数の測定用画像220aが形成される。四種類のハーフトーニングが存在する場合、四枚のシートが必要となる。つまり、一つのハーフトーニングにつき一枚のテストチャート600aが作成される。測定用画像220aの形成位置は、ILS200の測定位置に応じて決定されている。シアンの測定用画像群は、シアン用のILS200が測定できるように、テストチャート600a上に形成される。マゼンタの測定用画像群は、マゼンタ用のILS200が測定できるように、テストチャート600a上に形成される。イエローの測定用画像群は、イエロー用のILS200が測定できるように、テストチャート600a上に形成される。ブラックの測定用画像群は、ブラック用のILS200が測定できるように、テストチャート600a上に形成される。
また、テストチャート600aの搬送方向における先端には先端余白681aが設けられている。ポジションバー682aは測定用画像群の始まりを示している。つまり、ポジションバー682aはILS200に測定用画像群の測定を開始させるためのトリガーバーである。テストチャート600aの搬送方向における後端には後端余白689aが設けられている。
図5(B)は測色器570用のテストチャート600bを示している。図5(B)に示す測定用画像220bは向かって左から順番にシアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの順番に並んでいる。なお、測色器570用のテストチャートの構成要素には末尾にbが付与されている。測色器570用のテストチャート600bにおいても、先端余白681bやポジションバー682b、後端余白689bが必要になる。さらに、測色器570の測定ルールでは、隣り合った二つの測定用画像220bの間に黒のセパレータ684また白のセパレータ685を設けなければならないことが定められている。測色器570は、黒のセパレータ684また白のセパレータ685を検知すると、次の測定用画像220bの測定を開始する。セパレータ684、及び685は測定位置を特定するためのマークとして機能する。あるいは、セパレータ684、及び685は測定タイミングを決定するためのマークとして機能する。なお、ILS200では、各測定用画像220aの形成位置が既知であるため、セパレータ684、685は不要である。また、ILS200用の測定用画像220aのサイズはAmm、Bmm、Cmmのように可変サイズであってもよいが、測色器570用の測定用画像220bのサイズは一定のAmmでなければならない。ここでサイズとは読み取り方向における測定用画像220aの長さである。
このように、ILS200用のテストチャート600aと測色器570用のテストチャート600bとは異なるものであるため、濃度変換テーブル543を作成するためには、二倍の枚数のテストチャートが必要となる。そこで、本実施例は、測定用画像が形成されるシート110の枚数を削減することが可能な画像形成装置100を提供する。
さらに、ILS200と測色器570とが同一の濃度の測定用画像を読み取らなければ、正確な濃度変換テーブルの作成は困難である。しかし、ILS200用の測定用画像220aと、測色器570用の測定用画像220bは物理的に別のシート上に形成される。そのため、本来は同一の濃度であるべき二つの測定用画像220a、683bの濃度が異なってしまう可能性がある。つまり、二枚のシートの白色度や坪量にもばらつきがあるため、ILS200の測定結果と測色器570の測定結果がこのばらつきの影響を受けてしまう。そこで、本実施例は、ILS200と測色器570とが同じテストチャート上の同じテスト画像を測定することで、テストチャートの枚数を低減すると共に、濃度変換テーブル543の精度を向上することが可能なテストチャートを提供する。
●改良されたテストチャート
図6(A)、図6(B)は改良されたテストチャート600abを示している。テストチャート600abはILS200と測色器570とで共通に使用されるテストチャートである。なお、すでに説明された構成要素には同一の参照番号が付与されている。図6(A)ではILS200の読み取り方向695aが示されている。図6(B)では測色器570の読み取り方向695bが示されている。読み取り方向695aと読み取り方向695bは互いに異なる方向であり、この例では直交している。このように、ILS200の測定ルールを満たすために読み取り方向695aに沿って複数の測定用画像220abが配置されている。また、測色器570の測定ルールを満たすために読み取り方向695bに沿って複数の測定用画像220abが配置されている。これにより同一のテストチャート600abをILS200と測色器570とで共通に使用することが可能となっている。
図6(A)におけるILS200のための測定用画像220ab、先端余白681a、ポジションバー682a、後端余白689aの各配置は図5(A)を用いて説明したとおりである。そこで、以下では測色器570用のこれらのオブジェクトの配置が詳細に説明される。
図6(A)、図6(B)が示すように、測色器570は左から右に移動しながら順番に先端余白681b、ポジションバー682a、白のセパレータ685、シアンの測定用画像220ab、黒のセパレータ684または白のセパレータ685を読み取る。さらに、測色器570は左から右に移動しながら順番に、黒のセパレータ684または白のセパレータ685、マゼンタの測定用画像220abおよび黒のセパレータ684または白のセパレータ685を読み取る。さらに、測色器570は左から右に移動しながら順番に、黒のセパレータ684または白のセパレータ685、イエローの測定用画像220ab、および、黒のセパレータ684または白のセパレータ685を読み取る。さらに、測色器570は左から右に移動しながら順番に、黒のセパレータ684または白のセパレータ685黒の測定用画像220ab、黒のセパレータ684または白のセパレータ685、および、後端余白689bを読み取る。測色器570は、一行目のCMYKの測定用画像220abを読み取ると、次に、二行目のCMYKの測定用画像220abを読み取る。測色器570は、このような読取処理を最終行まで順番に実行する。
図6(A)が示すように、A4サイズのテストチャート600abの左端には先端余白681bが設けられている。先端余白681bの主走査方向の幅(以降、主走査幅と称す。)は、たとえば、30mmである。なお、主走査方向とは画像形成装置がテストチャートを搬送する搬送方向に直交する方向に相当する。さらに、図6(A)、図6(B)において主走査方向は読み取り方向695bと平行である。さらに、シアンの測定用画像220abの左側には、測色器570に測定を開始させるトリガーとなるポジションバー682bが設けられている。ポジションバー682bの主走査幅は、たとえば、22mmである。ポジションバー682とシアンの測定用画像220abの間には白のセパレータ685が配置されている。つまり、シアンの測定用画像220abの左隣に白のセパレータ685が配置されている。白のセパレータ685の主走査幅は2mmである。シアンの測定用画像220ab主走査幅は22mmである。シアンの測定用画像220abの右隣りには、黒のセパレータ684または白のセパレータ685が配置される。シアンの測定用画像220abの階調(信号値)に依存してどちらかのセパレータが選択される。たとえば、所定の閾値未満である階調の測定用画像220abには黒のセパレータ684が選択される。所定の閾値以上である階調の測定用画像220abには白のセパレータ684が選択される。黒のセパレータ684または白のセパレータ685の主走査幅は2mmである。測色器570は、測定用画像220abの右隣のセパレータを検知すると、測定用画像220abの測定を終了する。
シアンの測定用画像220abの右隣のセパレータと、マゼンタの測定用画像220abの左隣のセパレータとの間にはベタ白部687が配置されている。ベタ白部687の主走査幅は22mmである。ベタ白部687は測色器570によって読み取られるが、ILS200によっては読み取られない。これは、ベタ白部687が測色器570の測定ルールを満たすために設けられているからである。また、測色器570の測定ルールによれば、ベタ白部687も測定用画像220abと同じ測定対象となるため、ベタ白部687のサイズは測定用画像220abのサイズと一致している。これにより、測定用画像のサイズの均一性の要件が満たされている。
測色器570は、ベタ白部687の次に黒のセパレータ684または白のセパレータ685を読み取ると、マゼンタの測定用画像220abの測定を開始する。マゼンタの測定用画像220abの左隣と右隣にも測定用画像220abの階調に応じた黒のセパレータ684または白のセパレータ685が配置される。測色器570は、測定用画像220abの右隣にある黒のセパレータ684または白のセパレータ685を検知すると、マゼンタの測定用画像220abの測定を終了する。ベタ白部687は、マゼンタの測定用画像220abとイエローの測定用画像220abとの間にも設けられている。
測色器570は、ベタ白部687の次に黒のセパレータ684または白のセパレータ685を読み取ると、イエローの測定用画像220abの測定を開始する。イエローの測定用画像220abの左隣と右隣にも測定用画像220abの階調に応じた黒のセパレータ684または白のセパレータ685が配置される。測色器570は、測定用画像220abの右隣にある黒のセパレータ684または白のセパレータ685を検知すると、イエローの測定用画像220abの測定を終了する。ベタ白部687は、イエローの測定用画像220abとブラックの測定用画像220abとの間にも設けられている。
測色器570は、ベタ白部687の次に黒のセパレータ684または白のセパレータ685を読み取ると、ブラックの測定用画像220abの測定を開始する。ブラックの測定用画像220abの左隣と右隣にも測定用画像220abの階調に応じた黒のセパレータ684または白のセパレータ685が配置される。測色器570は、測定用画像220abの右隣にある黒のセパレータ684または白のセパレータ685を検知すると、ブラックの測定用画像220abの測定を終了する。なお、測定用画像220abの右隣にある黒のセパレータ684または白のセパレータ685の右隣には、後端余白689bが設けられている。後端余白689bの主走査幅は、たとえば、52mmである。
図7は測色器570によるテストチャート600abの測定結果(濃度)の一例を示している。なお、副走査アドレスはテストチャート600abにおける行番号を示している。テストチャート600abには、副走査アドレスの番号の順番にテスト画像が並んでいる。テスト画像の並び順はシートの搬送方向と平行である。Wはベタ白部687の測定結果を示している。ベタ白部687の測定結果はVisualフィルター(ブラック用)を介して濃度に変換されている。ベタ白部687の濃度は画像形成装置100やDFE500には不要なものであるが、操作者が測色器570の測定誤りを発見する際には役に立つであろう。
<フローチャート>
図8は濃度変換テーブル543の作成方法を示すフローチャートである。この作成方法はテーブル作成部522によって実行される。CPU501は操作部504を通じて濃度変換テーブル543の作成指示を受け付けると、テーブル作成部522を起動する。上述したように、テーブル作成部522はCPU501が制御プログラムを実行することで実現されてもよい。
S801でテーブル作成部522は画像形成装置100を用いてテストチャート600abを作成する。たとえば、テーブル作成部522はテストパターン生成部513にテストチャート600ab用の画像データを生成させる。テーブル作成部522は画像データ、印刷指示および測定指示を、プリンタIF506を通じてI/F部302へ出力する。CPU300は印刷指示に従って画像データを階調補正部316とハーフトーン処理部317で画像処理させ、プリント部101に出力させる。プリント部101は、ハーフトーン処理部317から出力された画像データに応じてシート110に画像を形成する。これによりテストチャート600abが作成される。
S802でテーブル作成部522はILS200によるテストチャート600abの測定結果を取得する。CPU300は、測定指示に従ってフラッパ132を制御し、テストチャート600abを搬送経路135に誘導する。ILS200は、CPU300からの測定指示にしたがってテストチャート600abを測定し、測定結果を濃度変換部306に出力する。濃度変換部306は測定結果(分光反射率)を濃度に変換してプリンタコントローラ301に出力する。プリンタコントローラ301はCPU300からの転送指示にしたがって、I/F部302を介して測定結果(濃度)をDFE500へ転送する。CPU501は、測定結果(濃度)を受信すると、テーブル作成部522に渡す。テーブル作成部522はRAM503にILS200による測定結果(濃度)を記憶する。CPU300は、フラッパ133、134を制御し、ILS200により読み取れたテストチャート600abを画像形成装置100の外部へ排出する。
S803でテーブル作成部522は操作部504にメッセージを出力することで、操作者に測色器570による測定を促す。メッセージには、テストチャート600abに対する測色器570の移動(走査)方向などを示すガイダンス情報などが含まれてもよい。操作者はガイダンス情報にしたがってテストチャート600ab上で測色器570を移動させる。測色器570は測定ルールにしたがってテストチャート600abを測定し、測定結果をUSB IF507へ出力する。なお、測定結果(分光反射率)から測定結果(濃度)への変換処理は測色器570が実行してもよいし、テーブル作成部522が実行してもよい。
S804でテーブル作成部522は測色器570によるテストチャート600abの測定結果(濃度)を取得する。テーブル作成部522はUSB IF507を介して測色器570から測定結果(濃度)を受信し、RAM503に記憶する。
S805でテーブル作成部522は、測色器570の測定結果(濃度)とILS200の測定結果(濃度)をRAM503から読み出して濃度変換テーブル543を作成し、メモリ514に格納する。濃度変換テーブル543は、ILS200の測定結果(濃度)を測色器570の測定結果(濃度)に変換するテーブルであり、CMYKのそれぞれについて作成される。
S805でテーブル作成部522は、メモリ514に記憶された濃度変換テーブル543を濃度変換部512に設定する。これにより、測色器570を用いることが前提とされているキャリブレーションであっても、ILS200を用いて実行できるようになる。このようなキャリブレーションの代表的なものは第二キャリブレーションである。なお、測色器570を用いることが前提とされているキャリブレーションであれば、画像形成装置100内で実行されるキャリブレーションであっても本実施例を適用可能である。ここで、測色器570として市場においてデファクトスタンダードなっている測色器の測定ルールが紹介されている。しかし、操作者がDFE500に接続することを希望する別の測色器であっても本実施例を適用可能である。この場合、テストチャート600ab上での測定用画像220abの配置は、ILS200の測定ルールと測色器570の測定ルールとの両方を満たしていればよい。つまり、テストチャート600abにおいて第一方向における測定用画像220abの配置はILS200の測定ルールを満たし、第二方向における測定用画像220abの配置は測色器570の測定ルールを満たせばよい。
ところで、第二キャリブレーションで使用されるテストチャートは、図5(A)に示されたテストチャート600aであってもよいし、図6(A)に示されたテストチャート600abであってもよい。いずれであっても濃度変換部512はILS200の測定結果を測色器570の測定結果に変換できるからである。
このように本実施例によれば測定用画像が形成されるシートの枚数を削減することが可能な画像形成装置100とDFE500とが提供される。また、本実施例によればILS200の測定結果を測色器570の測定結果に変換する濃度変換テーブル543の作成精度も向上する。これは、ILS200と測色器570とが、相互に測定ルールが異なっているにもかかわらず、同一のシート上の同一の測定用画像を測定できるようになったからである。
[実施例2]
実施例1では1個のDFE500と1個の画像形成装置100とが接続されている。しかし、図9(A)が示すように、プリントサーバ900などに搭載されたDFE500に対してネットワークを介して複数の画像形成装置100A、100B、100Cが接続されてもよい。ここでは画像形成装置100A用のテストチャートのレイアウトルールはタイプAに分類されるものとする。画像形成装置100B用のテストチャートのレイアウトルールはタイプBに分類されるものとする。画像形成装置100C用のテストチャートのレイアウトルールはタイプCに分類されるものとする。レイアウトルールは測定ルールと呼ばれてもよい。DFE500に接続可能な測色器570のレイアウトルールも様々である。測色器570α用のテストチャートのレイアウトルールはタイプαに分類されるものとする。測色器570β用のテストチャートのレイアウトルールはタイプβに分類されるものとする。このような場合にDFE500は、ILS200のレイアウトルールと測色器570のレイアウトルールとの双方を満たす共通テストチャートを作成しなければならない。
図10は様々なレイアウトルールを例示した表である。レイアウトルールは、たとえば、ROM502に記憶されていてもよい。図11はタイプA〜Cに対応するテストチャート600A〜600Cを示している。図12はタイプα、βに対応するテストチャート600α、600βを示している。なお、すでに説明されたパーツと同様のパーツには同一の参照符号が付与されている。参照符号の末尾に付与されているA〜C、α、βはタイプを示している。タイプA〜Cは画像形成装置100に搭載されるILS200の種類に起因したレイアウトルールを示している。タイプαとタイプβは測色器570の種類に起因したレイアウトルールを示している。
図10が示すように、タイプAは、ILS200として分光反射率センサを採用している。そのため、一列のパッチ群につき1個のポジションバー682Aが設けられる。なお、タイプAでは測定用画像220Aの均等性が求められないため、複数のパッチサイズが採用されている。測定用画像はテスト画像やパッチと呼ばれてもよい。センサ個数は4個であるため、4列のパッチ群が設けられる。上述したように、4列のパッチ群がYMCKに対応している。各測定用画像220Aの位置とポジションバー682Aの位置との関係は既知であるため、測定タイミングは規定タイミングである。つまり、ILS200がポジションバー682Aを検知したタイミングと、ポジションバー682Aと測定用画像220Aとの距離、および、テストチャート600Aの搬送速度から、測定用画像220Aの測定タイミングが事前に決定される。
図10が示すように、タイプBは、ILS200としてRGBセンサを採用している。そのため、図11が示すように、一列のパッチ群につき2個のポジションバー682Bが設けられる。RGBセンサは分光反射率センサと比較してシート110の搬送速度の影響を受けやすい。テストチャート600Bに設けられた複数のポジションバー682Bを利用して測定用画像220Bの測定タイミングが修正される。なお、タイプBでは測定用画像220Bの均等性が求められるため、単一のパッチサイズが採用されている。センサ個数は4個であるため、4列のパッチ群が設けられる。各測定用画像220Bの位置とポジションバー682Bの位置との関係は既知であるため、測定タイミングは規定タイミングである。つまり、ポジションバー682Bの検知タイミングを基準として各測定用画像220Bの測定タイミングが動的に修正される。
図10が示すように、タイプCは、インラインセンサとしてRGBセンサを採用している。そのため、図11が示すように、一列につき2個のポジションバー682Cが設けられる。タイプCでは測定用画像220Cの均等性が求められるため、単一のパッチサイズが採用されている。センサ個数は2個であるため、2列のパッチ群が設けられる。これはテストチャート600Cの枚数は、テストチャート600Bの枚数よりも多いことを意味する。各測定用画像220Cの位置とポジションバー682Cの位置との関係は既知であるため、測定タイミングは規定タイミングである。つまり、ポジションバー682Cの検知タイミングを基準として各測定用画像220Cの測定タイミングが動的に修正される。
図10が示すように、タイプαは、測色器570のセンサとして分光反射率センサを採用している。タイプαでは測定用画像220αのサイズは任意であるが、均等性が求められる。そのため、単一のパッチサイズが採用されている。図12が示すように、各測定用画像220αの測定タイミングはポジションバー682αまたはセパレータ684、685に基づいて決定される。上述したように隣接した二つの測定用画像220αの濃度に応じて白のセパレータ685が採用されてもよい。
図10が示すように、タイプβは、測色器570のセンサとして分光反射率センサを採用している。タイプβでは測定用画像220βのサイズが任意であるが、均等性が求められる。そのため、単一のパッチサイズが採用されている。図12が示すように、各測定用画像220βの測定タイミングはポジションバー682βに基づいて決定される。また、タイプβでは、テストチャート600βの搬送速度を制御するための菱形の搬送マーカー1201が必要となる。搬送マーカー1201は、テストチャート600βの搬送方向と平行な二つの辺(例:長辺)に沿って設けられている。なお、測色器570が移動する場合、テストチャート600βの搬送方向は測色器570の移動方向を意味する。
●共通テストチャートの作成
図13は共通テストチャートの生成処理を示すフローチャートである。この生成処理は上述されたS801に相当する。この生成処理は、操作者が操作部504を通じて濃度変換テーブルの作成指示を入力すると、開始される。CPU501はROM502に格納されている作成プログラムをRAM503にロードすることで以下の処理を実行する。CPU501が作成プログラムを実行することで、CPU501はテストパターン生成部513として機能する。上述されたようにCPU501に代えて制御部508にテストパターン生成部513が実装されてもよい。この場合、以下の処理はテストパターン生成部513により実行される。
・S1301でCPU501は操作部504を通じてILS200のタイプの選択(指定)を受け付ける。図14(A)が示すようにCPU501は濃度変換テーブルを作成するためのUI1400を操作部504の表示装置に表示してもよい。UIはユーザインタフェースの略称である。UI1400は、ILS200のタイプの選択を受け付けるための選択部1401を有する。操作者は選択部1401に表示された選択候補からいずれか一つを選択する。
・S1302でCPU501は操作部504を通じて測色器のタイプの選択(指定)を受け付ける。図14(A)が示すように、UI1400は、測色器570のタイプの選択を受け付けるための選択部1402を有する。操作者は選択部1402に表示された選択候補からいずれか一つを選択する。
・S1303でCPU501は選択されたILS200のタイプに対応したレイアウトルールと、選択された測色器570のタイプに対応したレイアウトルールとをROM502から取得する。ROM502は、複数のタイプのそれぞれに対応したレイアウトルールを記憶している。CPU501はネットワークを介して接続されたサーバからILS200のタイプに対応したレイアウトルールと、選択された測色器570のタイプに対応したレイアウトルールとを取得してもよい。各タイプとレイアウトルールとは、画像形成装置100の機種名や測色器の機種名を介して紐付されていてもよい。機種名は、製品コードなどであってもよい。
・S1304でCPU501は双方のレイアウトルールを満たすレイアウトを決定する。CPU501は双方のレイアウトルールを解析し、次のように測定用画像220のレイアウトを決定する。
●セパレータの有無
CPU501は測色器570についてのレイアウトルールを解析し、当該レイアウトルールがセパレータ684、685を設けることを定義しているかどうかを判定する。図10が示すようにタイプαはセパレータ684、685を必要とする。この場合は、ILS200の走査方向と測色器570の走査方向とを直交させる必要がある。つまり、CPU501は図6(A)に示されたような直交レイアウトを採用する。図15が示すように、タイプαが選択されると、直交レイアウトを採用したテストチャート600Aα、600Bα、600Cαのうちのいずれかが作成される。たとえば、タイプAが選択されていれば、CPU501はテストチャート600Aαを作成する。テストチャート600Aα、600Bα、600Cαでは、短手方向(右方向)が測色器570の走査方向である。そのため、各測定用画像220の左右にはセパレータ684またはセパレータ685が設けられる。直交レイアウトではILS200用のポジションバー682A、682B、682Cと測色器570用のポジションバー682αとが独立して設けられる。
一方で、タイプβはセパレータ684を必要としない。そのため、CPU501はILS200の走査方向と測色器570の走査方向とが平行となる平行レイアウトを採用する。図15が示すように、タイプβが選択されると、平行レイアウトを採用したテストチャート600Aβ、600Bβ、600Cβのうちのいずれかが作成される。平行レイアウトではILS200用のポジションバー682と測色器570用のポジションバー682とが共通化される。図15が示すように、テストチャート600Aβ、600Bβ、600Cβにはそれぞれ共通化されたポジションバー682Aβ、682Bβ、682Cβが設けられている。
●センサの個数
CPU501はILS200のレイアウトルールを解析し、ILS200個数を取得する。テストチャート600の枚数を削減したり、測定用画像220の読取時間を短縮したりするために、複数個のILS200が搬送経路に配置されることがある。CPU501は、ILS200のレイアウトルールにより定義されたセンサの個数と一致する個数のパッチ列をテストチャート600に設ける。図15が示すようにタイプA、Bのセンサ個数は4個であるため、パッチ列は4列となる。この例はテストチャート600Aα、600Bα、600Aβ、600Bβである。タイプCのセンサ個数は2個であるため、パッチ列は2列となる。この例はテストチャート600Cα、600Cβである。このように、タイプA、Bのテストチャート600の枚数は、タイプCのテストチャート600の枚数の半分となり、測定時間も半分となろう。
●センサの種類
CPU501は、ILS200のレイアウトルールを解析し、センサの種類を取得する。CPU501は、ILS200のレイアウトルールにより定義されたセンサの種類に基づき、一列あたりのILS200用のポジションバー682の個数を決定する。タイプAは分光反射率センサであるため、CPU501は一列につき一個のポジションバー682を設ける。この例はテストチャート600Aα、600Aβである。タイプB、CはRGBセンサであるため、CPU501は一列につき二個のポジションバー682を設ける。この例はテストチャート600Bα、600Cα、600Bβ、600Cβである。テストチャート600Bα、600Cα、600Bβ、600Cβが示すように、ILS200の走査方向において異なる複数の位置にポジションバー682B、682C、682Bβ、682Cβが設けられる。
●搬送マーカーの有無
CPU501は測色器570についてのレイアウトルールを解析し、当該レイアウトルールが搬送マーカー1201を設けることを定義しているかどうかを判定する。測色器570の種類によってはテストチャート600の搬送のために搬送マーカー1201が必要となる。図10に示されたレイアウトルールによればタイプβは搬送マーカー1201を必要とする。CPU501は、測色器570のレイアウトルールが搬送マーカー1201を必要としている場合、搬送マーカー1201を共通テストチャートに設ける。この例はテストチャート600Aβ、600Bβ、600Cβである。
S1305でCPU501は決定されたレイアウトルールにしたがってテストチャート600を実現するための画像データを生成する。画像データはPDFデータであってもよい。この場合にPDFデータはRIP部509においてビットマップデータに変換され、色変換部510で色変換される。
S1306でCPU501はテストチャート600のプリント指示を画像形成装置100に送信する。CPU501はてテストチャート600の画像データも画像形成装置100に送信する。これらはプリンタIF506を通じて送信される。これにより、画像形成装置100はプリント指示および画像データにしたがってシート110に測定用画像220を形成することで、テストチャート600を作成する。
[実施例3]
実施例2ではCPU501がレイアウトルールを解析して動的に共通テストチャートを作成している。しかし、ILS200のタイプと測色器570のタイプとの組み合わせに応じたテストチャート600の画像データが予めROM502に記憶されていてもよい。
図16が示すように、S1301でILS200のタイプが選択され、S1302で測色器570のタイプが選択されると、CPU501はS1601に進む。S1601でCPU501は、ILS200のタイプと測色器570のタイプとの組み合わせに応じたテストチャート600の画像データをROM502から取得する。ROM502には様々な組み合わせに対応するテストチャート600の画像データが記憶されている。S1306でCPU501はプリント指示とともに画像データを画像形成装置100に送信する。なお、画像データの種類はRIP部509で展開可能なものであってもよい。たとえば、TIFF形式、PDF形式、EPS形式、PS形式などいずれかの形式のCMYKファイルがROM502に格納される。CPU501は、CMYKファイルを元にRIP部509で生成され、階調補正部511で必要に応じて階調補正された画像データを画像形成装置100に送信する。CMYKファイルから生成された画像データ(ビットマップデータ)は色変換部510を通過する必要がない。
[実施例4]
図9(B)が示すようにDFE500は情報処理装置であるPC910に実装されてもよい。つまり、PC910のCPUがプログラムを実行することで、上述されたDFE500として機能してもよい。なお、RIP部509はRIPサーバ920に実装されてもよい。PC910は共通テストチャートの画像データを取得または作成し、RIPサーバ920に送信する。図14(B)が示すように、PC910に実装されたDFE500のCPU501は操作部504にUI1400を表示する。UI1400には保存ボタン2404が設けられている。CPU501、操作部504を通じて共通テストチャートの画像データの名前を受け付け、受け付けられた名前の画像ファイルをROM502(ハードディスクドライブなど)に保存する。これは、同一のレイアウトの組み合わせが選択されたときに、CPU501は、画像データの作成処理をスキップできる。RIPサーバ920のRIP部509は受信した画像データを展開し、画像形成装置100に送信する。これにより、画像形成装置100は共通テストチャートを作成する。画像形成装置100はILS200による共通テストチャートの測定結果をPC910に実装されたDFE500に送信する。PC910に実装されたDFE500は測色器570を用いて共通テストチャートの測定結果を取得する。PC910に実装されたDFE500はこれらに基づき濃度変換テーブルを作成する。
<まとめ>
図1などが示すようにステーション120などはシート110に複数の測定用画像220abを形成する画像形成手段の一例である。ILS200はシート110に形成された測定用画像220abを測定する第一測定手段の一例である。測色器570は、シート110に形成された測定用画像220abを測定する第二測定手段またはセンサの一例である。テーブル作成部522は変換条件を作成する作成手段の一例である。上述したように階調補正条件を作成または更新するために第一パターン画像がシート110に形成される。また、濃度変換テーブルを作成または更新するために第二パターン画像が形成される。なお、第一パターン画像と第二パターン画像とが同一であってもよい。また、テーブル作成部522は第二生成手段の一例である。テーブル作成部522は、搬送手段を間接的に制御してシートを搬送させ、画像形成手段によりシートに複数の第二測定用画像を含む第二パターン画像を形成させる。テーブル作成部522は、測定手段を制御してシート上の第二パターン画像を測定させる。また、テーブル作成部522は、センサから出力されたシート上の第二パターン画像の測定結果に対応する第二測定データを取得する。テーブル作成部522は、測定手段による第二パターン画像の測定結果と第二測定データとに基づいて変換条件を生成する。なお、第二パターン画像は複数の複数の第二測定用画像を含む。ILS200によって読み取られる複数の複数の第二測定用画像は第一画像群を形成している。また、測色器570によって読み取られる複数の複数の第二測定用画像は第二画像群を形成している。上述したように、一画像群を形成する複数の第二測定用画像と、第二画像群を形成する複数の第二測定用画像とは同一であってもよい。濃度変換部512が使用する濃度変換テーブルはILS200による測定用画像の測定結果と測色器570による測定用画像の測定結果とに基づきILS200による測定結果を測色器570の測定結果へ変換するための変換条件の一例である。画像形成装置100は第一画像群と第二画像群とをシート110に形成する。第一画像群は第一方向に沿ってILS200が走査することで順番に測定される複数の測定用画像を有する。図6(A)において副走査方向(テストチャートの搬送方向)に並んだ複数のシアンの測定用画像220abは第一画像群の一例である。第二画像群は第一方向とは異なる第二方向に沿って第一測定手段とは異なる測色器570が走査することで順番に測定される複数の測定用画像を有する。図6(A)において主走査方向に並んだシアン、マゼンタ、イエローおよびブラックの測定用画像220abは第二画像群の一例である。図6(A)や図9が示すように、第一画像群における複数の測定用画像220abと第二画像群における複数の測定用画像220abとは同一の測定用画像である。つまり、第二パターン画像において、搬送方向に沿って測定手段が走査することで順番に測定される複数の第二測定用画像は第一画像群を形成している。第二パターン画像において、搬送方向に直交する方向に沿ってセンサが走査することで順番に測定される複数の第二測定用画像は第二画像群を形成している。このようにILS200の測定用画像220abと測色器570用の測定用画像220abとが共用されているため、テストチャート用のシートの110の枚数が削減される。また、本実施例によればILS200の測定結果を測色器570の測定結果に変換する濃度変換テーブル543の作成精度も向上する。これは、ILS200と測色器570とが、相互に測定ルールが異なっているにもかかわらず、同一のシート上の同一の測定用画像を測定できるようになったからである。
図6(A)などが示すように第一画像群に属する複数の測定用画像のうち、測色器570が第二方向に沿って走査することで最初に測定される測定用画像220abの上流側には測色器570に測定開始を認識させる測定開始マークが形成されている。つまり、ポジションバー682bは測定開始マークの一例である。上流側は走査開始側と呼ばれてもよい。図6(A)が示すように第一画像群に属する複数の測定用画像のうち測色器570が第二方向に沿って走査することで最初に測定される測定用画像の下流側には測色器570に当該最初に測定される測定用画像の終了位置を認識させる終了マークが形成されている。下流側は走査終了側と呼ばれてもよい。シアンの測定用画像220abの右隣に設けられている黒のセパレータ684や白のセパレータ685は終了マークの一例である。なお、図9においては偶数行目のブラックの測定用画像220abの左隣に設けられている黒のセパレータ684や白のセパレータ685は終了マークの一例である。図6(A)が示すように黒のセパレータ684や白のセパレータ685の画像濃度(光学濃度)は、当該最初に測定される測定用画像の分光反射率に応じて決定されうる。これはセパレータと測定用画像との光学濃度差が大きいほうが、両者を区別しやすくなるからである。
図6(A)などにおいて、第一画像群に属する複数の測定用画像のうち、マゼンタ、シアン、ブランクの測定用画像220abは、測色器570が第二方向に沿って走査することで二番目以降に測定される測定用画像の一例である。ゼンタ、シアン、ブランクの測定用画像220abの上流側と下流側とにはそれぞれ各測定用画像の開始位置と終了位置を認識させるセパレータ684、685が形成されている。上述したように、セパレータ684、685の画像濃度は、当該セパレータに隣接した測定用画像220abの分光反射率に応じて決定されている。
図6(A)などを用いて説明したように、テストチャート600abにはn列の第一画像群が設けられているとともに、m行の第二画像群が設けられていてもよい。図4が示すように、濃度変換部512は、変換条件を用いてILS200の測定結果を測色器570の測定結果に変換する変換手段の一例である。第二キャリブレーション部521は、濃度変換部512により取得された測色器570の測定結果に基づき画像形成装置100の画像形成条件(γLUT)を更新する更新手段の一例である。これにより、測色器570の代わりにILS200を使用することが可能となる。画像形成条件は画像データの階調特性を補正する階調補正条件であってもよい。画像形成条件は色変換部510が使用するカラーマネージメントプロファイルであってもよい。
フラッパ134や搬送ローラは、搬送経路に沿ってシート110を搬送する搬送手段の一例である。ILS200は搬送手段により搬送されるシート110に形成された測定用画像220abを測定する。測色器570は画像形成装置100から排出されたシート110に形成された測定用画像220abを測定する。
本実施例によればDFE500はテストチャート600abに形成された測定用画像220abを測定するILS200とテストチャート600abに形成された測定用画像220abを測定する測色器570とが接続された画像処理装置の一例である。ILS200は複数のインターフェースを介して間接的にDFE500に接続されていてもよい。
図8が示すように、S801はシート110に複数の測定用画像220abを形成する工程の一例である。S802はシート110に形成された複数の測定用画像220abに対して第一方向に沿ってILS200を相対的に移動させることで複数の測定用画像220abを測定する工程の一例である。S804はシート110に形成された複数の測定用画像220abに対して第二方向に沿って測色器570を相対的に移動させることで複数の測定用画像220abを測定する工程の一例である。S805はILS200による測定結果と測色器570による測定結果とに基づき、ILS200による測定結果を測色器570へ変換するための変換条件を作成する工程の一例である。
図6(A)に示しようにテストチャート600abにおいて第一方向における複数の測定用画像220abの配置はILS200の測定ルールにしたがった配置である。図6(B)に示しようにテストチャート600abにおいて第二方向における複数の測定用画像220abの配置は測色器570の測定ルールにしたがった配置である。このようなテストチャート600abを提供することで、測定用画像220abが形成されるシート110の枚数が削減される。また、ILS200の測定結果を測色器570の測定結果に変換する濃度変換テーブルの作成精度も向上する。
DFE500は第一測定器と第二測定器とによってそれぞれ読み取られる複数のテスト画像(例:測定用画像220)を同一のシート上に画像形成装置100に形成させる画像処理装置の一例である。ILS200は第一測定器の一例である。測色器570は第二測定器の一例である。ROM502は記憶手段の一例である。ROM502は第一測定器が複数のテスト画像を測定できるようにするために複数のテスト画像のレイアウトを定義した第一レイアウトルールを記憶する。ROM502は第二測定器が複数のテスト画像を測定できるようにするために複数のテスト画像のレイアウトを定義した第二レイアウトルールを記憶する。CPU501やプリンタIF506は第一レイアウトルールと第二レイアウトルールとの双方を満たすようにシート上に配置される複数のテスト画像を有する画像データを画像形成装100置に送信する送信手段の一例である。このように、ILS200のレイアウトルールと測色器570のレイアウトルールとの双方が満たされるようにテストチャート600が生成される。このテストチャート600はILS200と測色器570の双方で測定可能な共通のテストチャートになる。したがって、測定用画像220などの測定用画像が形成されるシートの枚数が削減される。また、ILS200と測色器570が同一のテストチャート600を測定するため、シート110の違いに起因した測定誤差は生じない。
図17(A)、図17(B)はCPU501やテストパターン生成部513の機能を示している。選択部1701は、たとえば、CPU501、操作部504およびUI1400により実現される。選択部1701は、第一測定器の種類(例:タイプA、B、C)と第二測定器の種類(例:タイプα、β)とを選択する選択手段の一例である。ルール取得部1702は、選択部1701により選択された第一測定器の種類に対応する第一レイアウトルールをROM502から取得する。ルール取得部1702は、選択部1701により選択された第二測定器の種類に対応する第二レイアウトルールをROM502から取得する。ROM502はこれらのレイアウトルールを含むルール群1780を記憶している。レイアウト決定部1703は、第一レイアウトルールと第二レイアウトルールとを解析し、第一レイアウトルールと第二レイアウトルールとの双方を満たすようにシート上における複数のテスト画像のレイアウトを決定する。CPU501やプリンタIF506は決定されたレイアウトにしたがった複数のテスト画像をシート上に形成するための画像データを画像形成装置100に送信する。このようにテストチャート600のための画像データは動的に生成されてもよい。これは事前に画像データを用意する必要性をなくす。そのため、本実施例はROM502の記憶容量を有効活用する観点で有利である。
セパレータ判定部1711は、第二レイアウトルールが複数のテスト画像の間にセパレータ684を設けることを規定しているかどうかを判定する判定手段として機能する。第二レイアウトルールが複数のテスト画像の間にセパレータ684を設けることを規定していることがある。この場合、レイアウト部1716は、第一測定器の走査方向と、第二測定器の走査方向とが直交するように、複数のテスト画像をシート上に配置するレイアウト手段として機能する。この場合に、さらに、レイアウト部1716は、第一測定器に複数のテスト画像の測定開始タイミングを認識させるための第一トリガーバー(例:ポジションバー682A)をシート110の第一辺に沿って配置する。レイアウト部1716は、第二測定器に複数のテスト画像の測定開始タイミングを認識させるための第二トリガーバー(例:ポジションバー682α)をシート110の第二辺に沿って配置する。
一方で、第二レイアウトルールが複数のテスト画像の間にセパレータ684を設けることを規定していない場合もある。この場合に、レイアウト部1716は、第一測定器の走査方向と、第二測定器の走査方向とが平行となるように、複数のテスト画像をシート上に配置する。さらに、第一トリガーバーと第二トリガーバーとを共通化してもよい。レイアウト部1716は、シート110の第一辺に沿って共通のトリガーバーを配置してもよい。第一トリガーバーは第一測定器に複数のテスト画像の測定開始タイミングを認識させるための画像オブジェクトである。第二トリガーバーは第二測定器に複数のテスト画像の測定開始タイミングを認識させるための画像オブジェクトである。図15において、ポジションバー682Aβ、682Bβ、682Cβは共通のトリガーバーの一例である。
マーカー判定部1712は、第二レイアウトルールを解析し、第二レイアウトルールが第二測定器の搬送基準となる搬送マーカー1201を設けることを定義しているかどうかを判定する。第二レイアウトルールが第二測定器の搬送基準となる搬送マーカー1201を設けることを定義している場合、レイアウト部1716は、シート110の第二辺に沿って搬送マーカー1201を配置する。
種類判定部1713は第一レイアウトルールを解析し、ILS200の種類(例:分光反射率センサ、RGBセンサ)を判定してもよい。図10が示すように、ILS200は画像形成装置100の搬送経路に設けられたRGBセンサであってもよい。この場合に、レイアウト部1716は、シート110の搬送方向における異なる位置に複数の第一トリガーバーを設ける。図15が示すように、ポジションバー682B、682C、682Bβ、682Cβは複数の第一トリガーバーの一例である。
個数判定部1714は、第一レイアウトルールを解析し、ILS200の個数を判定する。レイアウト部1716は、第一レイアウトルールによって定義された第一測定器のセンサの数に一致した数の列に複数のテスト画像を配置する。つまり、レイアウト部1716は、個数判定部1714により取得されたセンサの個数と一致するようにパッチ列の数を決定する。
図17(B)が示すように、ROM502は第一測定器の種類と第二測定器の種類との組み合わせごとに、複数のテスト画像をシート上に形成するための画像データを記憶する記憶手段の一例である。画像データ群1791は、各種の組み合わせに対応する画像データ(例:YMCKファイル、PDFファイルなど)である。選択部1701は、第一測定器の種類と第二測定器の種類とを選択する。データ取得部1790は、選択部1701により選択された第一測定器の種類と第二測定器の種類との組み合わせに対応する画像データをROM502から読み出し、画像形成装置100に送信する送信手段として機能する。
図15が示すように、複数の第二測定用画像は、第一レイアウトルールと第二レイアウトルールとの両方を満たすように、シート上に配置される。第一レイアウトルールは、測定手段(例:ILS200)が複数の第二測定用画像を測定できるようにするために複数の第二測定用画像のレイアウトを定義している。第二レイアウトルールはセンサ(例:測色器570)が複数の第二測定用画像を測定できるようにするために複数の第二測定用画像のレイアウトを定義している。
上述されたようにROM502は、画像処理装置の各手段としてコンピュータを機能させるプログラムを記憶している。ROM502はコンピュータ可読記憶媒体の一例である。
100…画像形成装置、120〜123…ステーション、200…インラインセンサ、570…測色器、522…テーブル作成部

Claims (10)

  1. 第一測定器と第二測定器とによってそれぞれ読み取られる複数のテスト画像を同一のシート上に画像形成装置に形成させる画像処理装置であって、
    前記第一測定器が前記複数のテスト画像を測定できるようにするために前記複数のテスト画像のレイアウトを定義した第一レイアウトルールと、前記第二測定器が前記複数のテスト画像を測定できるようにするために前記複数のテスト画像のレイアウトを定義した第二レイアウトルールとを記憶する記憶手段と、
    前記第一レイアウトルールと前記第二レイアウトルールとの双方を満たすように前記シート上に配置される前記複数のテスト画像を有する画像データを前記画像形成装置に送信する送信手段と
    前記第一測定器による前記複数のテスト画像の測定結果と前記第二測定器による前記複数のテスト画像の測定結果とに基づき前記第一測定器による測定結果を前記第二測定器の測定結果に変換する変換条件を作成する作成手段と
    を有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記第一レイアウトルールと前記第二レイアウトルールとを解析し、前記第一レイアウトルールと前記第二レイアウトルールとの双方を満たすように前記シート上における前記複数のテスト画像のレイアウトを決定する決定手段をさらに有し、
    前記送信手段は、前記決定手段により決定されたレイアウトにしたがった前記複数のテスト画像を前記シート上に形成するための画像データを前記画像形成装置に送信することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記決定手段は、
    前記第二レイアウトルールが前記複数のテスト画像の間にセパレータを設けることを規定しているかどうかを判定する判定手段と、
    前記第二レイアウトルールが前記複数のテスト画像の間にセパレータを設けることを規定している場合、前記第一測定器の走査方向と、前記第二測定器の走査方向とが直交するように、前記複数のテスト画像を前記シート上に配置するレイアウト手段と
    を有することを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記レイアウト手段は、前記第二レイアウトルールが前記複数のテスト画像の間にセパレータを設けることを規定している場合、前記第一測定器に前記複数のテスト画像の測定開始タイミングを認識させるための第一トリガーバーを前記シートの第一辺に沿って配置し、前記第二測定器に前記複数のテスト画像の測定開始タイミングを認識させるための第二トリガーバーを前記シートの第二辺に沿って配置することを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
  5. 前記レイアウト手段は、前記第二レイアウトルールが前記複数のテスト画像の間にセパレータを設けることを規定していない場合、前記第一測定器の走査方向と、前記第二測定器の走査方向とが平行となるように、前記複数のテスト画像を前記シート上に配置することを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
  6. 前記レイアウト手段は、前記第二レイアウトルールが前記複数のテスト画像の間にセパレータを設けることを規定していない場合、前記第一測定器に前記複数のテスト画像の測定開始タイミングを認識させるための第一トリガーバーと、前記第二測定器に前記複数のテスト画像の測定開始タイミングを認識させるための第二トリガーバーとを共通のトリガーバーとして前記シートの第一辺に沿って配置することを特徴とする請求項5に記載の画像処理装置。
  7. 前記レイアウト手段は、前記第二レイアウトルールが前記第二測定器の搬送基準となる搬送マーカーを設けることを定義している場合、前記シートの第二辺に沿って前記搬送マーカーを配置することを特徴とする請求項5または6に記載の画像処理装置。
  8. 前記第一測定器は前記画像形成装置の搬送経路に設けられたRGBセンサであり、
    前記レイアウト手段は、前記シートの搬送方向における異なる位置に複数の前記第一トリガーバーを配置することを特徴とする請求項4または6に記載の画像処理装置。
  9. 前記レイアウト手段は、前記第一レイアウトルールによって定義された前記第一測定器のセンサの数に一致した数の列に前記複数のテスト画像を配置することを特徴とする請求項3ないし6のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  10. 前記第一測定器の種類と前記第二測定器の種類とを選択する選択手段をさらに有し、
    前記決定手段は、前記選択手段により選択された前記第一測定器の種類に対応する前記第一レイアウトルールを前記記憶手段から取得するとともに、前記選択手段により選択された前記第二測定器の種類に対応する前記第二レイアウトルールを前記記憶手段から取得することを特徴とする請求項2ないし9のいずれか一項に記載の画像処理装置。
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