JP6943755B2 - 宅配ボックスのベース - Google Patents

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Description

本発明は、宅配ボックスの本体が取り付けられるベースに関するものである。
インターネット通販の普及や商品の再配達というコスト増に伴い、宅配ボックスの重要性が増している。宅配ボックスはマンション等の集合住宅に設置される場合と、戸建住宅に設置される場合があるが、宅配ボックスを戸建住宅に設置する場合には、屋外に設置される場合が多いと考えられることから、耐風性能や防犯性能が要求される。
宅配ボックスに耐風性能や防犯性能を付与する1つの手段として、宅配ボックスの下端に錘を設けることが考えられる。特許文献1には、底板部に錘としてのコンクリートブロックの挿入口を備えた荷物受取用ロッカーが開示されている。
ここで、宅配ボックスを屋外に設置する場合には、直置きせずに敷地内の所定位置に設置したベース(業界では巾木とも称される)上に取り付けることがあることから、宅配ボックス本体を取り付けるベース内の空間を利用して錘を収納することを考えた。
ベース内に錘を収納するためには、上方の開口から挿入することが考えられ、錘(特に、外形寸法が固定されたコンクリートブロック)の収納作業を考慮すると、ベース上方の開口面積が大きい方が望ましい一方、開口面積を大きくするためにはベースの外形が大きくなってしまうという不具合がある。宅配ボックスを戸建住宅に設置する場合には、限られた敷地に設置する必要があるため、ベースを含む宅配ボックスの外形がコンパクトであることも重要であり、限られた容量のベースを用いて如何に所定重量の錘を効率的に挿入するかが課題である。
実開平5-7184号
本発明は、限られた容量のベース内部空間に効率良く錘を収納することを可能とする宅配ボックスのベースを提供することを目的とするものである。
本発明が採用した技術手段は、
宅配ボックスのベースは、底側の錘載置部と四周状の側壁からなる錘収納部と、対向する一対の側壁の上端の幅方向両端間に架け渡すように延びる一対の上面部とを備えており、宅配ボックス本体を前記四周状の側壁の上面に載置し、当該宅配ボックス本体の底面を前記一対の上面部に固定するようになっており、
前記一対の上面部の一方あるいは両方は前記錘収納部とは別体で形成されており、前記錘収納部に対して取り外し可能である、宅配ボックスのベース、である。
宅配ボックスのベースの錘収納部に錘を収納することで、宅配ボックスの耐風圧性能や防犯性能を確保することができる。
ベースの外形をよりコンパクトにするためには、両方の上面部が取り外し可能であることが望ましい(錘収納部の上方により大きな開口を確保できる)が、一方の上面部のみを錘収納部に対して取り外し可能としてもよい。この場合、他方の上面部は錘収納部と一体形成してもよく、側壁の上面から当該他方の上面部を形成してもよい。
典型的には、錘はコンクリートブロック(規格寸法を有している)である。
1つの態様では、前記取り外し可能な上面部が前記錘収納部に設けられた状態では、前記錘収納部に対する上方への移動が規制されている。
こうすることで、ベースから「宅配ボックス本体+上面部」を持ち上げて取り外せないようになっている。
1つの態様では、前記取り外し可能な上面部の端部は、前記一対の側壁の上端部位に下方から当接可能な当接片を備えている。
また、上面部を螺子を用いて錘収納部の側壁の上面に着脱可能に連結し、宅配ボックス本体を上面部に固定した状態では、上面部を錘収納部に連結する螺子が隠れるようにしてもよい。
1つの態様では、前記取り外し可能な上面部は前記一対の側壁の上端部位に対して着脱可能である。
本発明における「取り外し可能な上面部」は、側壁の上端部に対して着脱可能なものに限定されるものではなく、例えば、錘収納部に対する上方への移動が規制された状態で、錘収納部に収納された錘(例えばコンクリートブロック)に載置されるものも含む(図26、図27参照)。
1つの態様では、前記着脱可能な上面部は、平面視長方形状の板状体であり、長さ方向両端部は、前記対向する一対の側壁の上端部位に対して、上方への移動が規制された状態でスライド移動可能に装着されている。
1つの態様では、前記着脱可能な上面部の長さ方向両端部は、前記一対の側壁の上端部位の上面に載置する上側片と、前記一対の側壁の上端部位に下方から当接可能な下側片と、を備えている。
1つの態様では、前記宅配ボックス本体の底面を前記一対の上面部に固定することで、前記着脱可能な上面部のスライド移動が規制される。
1つの態様では、前記着脱可能な上面部は、水平方向に回動させることで錘収納部に対して着脱可能である。
1つの態様では、前記着脱可能な上面部は、長さ方向両端部を前記一対の側壁の上端部位に対してスライドさせながら回動させることで着脱可能である。
1つの態様では、前記着脱可能な上面部の縁部と前記側壁の上面の縁部は隣接しており、前記隣接する縁部の一方には位置決め凸部が、他方には前記位置決め凸部が嵌る位置決め凹部が形成されている。
上面部と上面が位置決め凸部と凹部を介して嵌り合うことで、錘収納部に対する上面部の取付位置が決定される。
1つの態様では、前記錘収納部の上面は、宅配ボックス本体の位置決め手段を有しており、当該位置決め手段によって、錘収納部に対する宅配ボックス本体の取付位置が決定される。
1つの態様では、前記位置決め手段は、前記錘収納部の上面から立ち上がる位置決め片である。
1つの態様では、前記位置決め片の基端部位が、前記位置決め凸部あるいは前記位置決め凹部を兼用している。
本発明では、ベースの錘収納部の上方の上面部を、錘収納部から取り外すことで、錘収納部の上方の開口面積を大きくすることができ、限られた容量のベース内部空間に効率良く錘を収納することを可能とする。
例えば、標準寸法(例えば、390mm×190mm×H)を備えたコンクリートブロックを錘として採用したい場合に、錘収納部に対して上面部を取り外し可能とすることで、コンクリートブロックを可及的に緊密に収納できる内部容積を備えたベースで対応することができる。
本実施形態に係る宅配ボックスの正面図である。 本実施形態に係る宅配ボックスの背面図である。 本実施形態に係る宅配ボックスの一部切り欠き側面図である。 図3の部分拡大図である。 本実施形態に係る宅配ボックスの一部切り欠き部分平面図である。 左図は本実施形態に係る第1扉体の側面図であり、右図は第2扉体の縦断面図である。 本実施形態に係る第1扉体の底面図である。 本実施形態に係る第1扉体の裏面図である。 本実施形態に係る宅配ボックス本体の収納部の正面図である。 本実施形態に係る宅配ボックス本体の収納部の平面図である。 本実施形態に係る宅配ボックス本体の収納部の縦断面図である。 本実施形態に係る宅配ボックスのベース(上面部を装着した状態)の正面図である。 本実施形態に係る宅配ボックスのベース(上面部を装着した状態)の側面図である。 本実施形態に係る宅配ボックスのベース(上面部を装着した状態)の平面図である。 本実施形態に係る宅配ボックスのベース(上面部を取り外した状態)の正面図である。 本実施形態に係る宅配ボックスのベース(上面部を取り外した状態)の側面図である。 本実施形態に係る宅配ボックスのベース(上面部を取り外した状態)の平面図である。 上面部を示す図である。 ベースの錘収納部へのコンクリートブロックの収納を説明する図である。 錘収納部(コンクリートブロックは省略)に対する上面部の取付を説明する図である。 ベースに対する宅配ボックス本体の取付を説明する図である。 本実施形態に係る水抜き孔の作用を説明する図である。 他の実施形態に係る水抜き孔の作用を説明する図である。 図23に示す水抜き孔の構成を説明する図である。 さらに他の実施形態に係る水抜き孔の作用を説明する図である。 上図は、他の実施形態に係る上面部を備えたベースの斜視図であり、下図は、他の実施形態に係る上面部の取付状態を示す図である。 他の実施形態に係る上面部のベースへの取付を説明する図である。
図1は宅配ボックスの正面図、図2は宅配ボックスの背面図、図3は宅配ボックスの一部切り欠き側面図である。本実施形態に係る宅配ボックスは、戸建住宅用宅配ボックスであり、設置態様としては、全体が屋外側に位置する場合(例えば、ブロック塀を挟んで前側が敷地外、後側が敷地内の場合を含む)、前面側が屋外側に位置し、後面側が屋内側に位置する場合が想定され得る。宅配ボックスは、宅配ボックス本体1と、宅配ボックス本体1を載置して固定するベース2とからなる。
宅配ボックス本体1は、上面30と、左右の第1側面31、第2側面32と、底面33とを備え、前面及び後面が開口状の収納部3(図9〜図11参照)と、収納部3の前面を開閉する前側の第1扉体4(図6〜図8参照)と、収納部3の後面を開閉する後側の第2扉体5(図2、図3参照)とからなる。本実施形態に係る宅配ボックスは、いわゆる「前入後出タイプ」であり、第1扉体4によって開閉される前側の開口部が投入口であり、第2扉体5によって開閉される後側の開口が取出口となっている。なお、第1扉体4を開放させて前側の開口部から荷物を取り出してもよい。本発明は、「前入後出タイプ」に限定されるものではなく、いわゆる「前入前出タイプ」でもよく、この場合は、宅配ボックス本体1は第1扉体4のみを備えていればよい。1つの態様では、後側は扉体に類似した形状の別体(図示せず)を用意し、別体は収納部3の後面に固定手段によって固定される。好ましくは、収納部3の後面と別体の内面との間には四周状にシーリング材を設けることで、気密ないし水密構造が形成されている。
図9〜図11を参照しつつ、収納部3の構成について説明する。収納部3の前面は、前側の開口部を囲む四周状の第1見付面(300、310、320、332)からなり(図9)、後面は、後側の開口部を囲む四周状の第2見付面(301、312、313、336)からなる(図10、図11)。
収納部3の上面30は、平面視方形状の水平面であり、上面30の前側端縁から垂下する上側見付面300が、第1見付面の上側部位を形成し、上面30の後側端縁から垂下する上側見付面301が、第2見付面の上側部位を形成している。
図11に示すように、収納部3の第1見付面において、上側見付面300の下端から前方に水平状に延びる下片302と、垂直状に延びる立ち上がり片303が形成されており、第1扉体4の幅方向に延びる溝部を形成している。収納部3の第2見付面において、上側見付面301の下端から前方に水平状に延びる下片304と、垂直状に延びる立ち上がり片305が形成されており、第2扉体5の幅方向に延びる溝部を形成している。
収納部3の第1側面31は側面視方形状の垂直面であり、第1側面31の前側端縁から開口部側に延びる戸先側見付面310が第1見付面の戸先側の側方部位を形成し、第1側面31の後側端縁から開口部側に延びる戸尻側見付面312が第2見付面の戸尻側の側方部位を形成している。
収納部3の第2側面32は側面視方形状の垂直面であり、第2側面32の前側端縁から開口部側に延びる戸尻側見付面320が、第1見付面の戸尻側の側方部位を形成し、第2側面32の後側端縁から開口部側に延びる戸先側見付面313が第2見付面の戸先側の側方部位を形成している。
収納部3の前側部位において、戸先側見付面310の開口部側の縦縁から前方に垂直状に突出する側片311が形成されており、戸尻側見付面320の開口部側の縦縁から前方に垂直状に突出する側片321が形成されている。側片311の上端は下片302の一方の端縁と当接(連結されてもよい)されており、側片321の上端は下片302の他方の端縁と当接(連結されてもよい)されており、上側の下片302及び立ち上がり片303と左右の側片311、321から、第1見付面から前方に突成された三方の縁部が形成されている。左右の側片311、321の下端は、収納部3の第1前側水平面331と略同じ高さにあり、収納部3の底面33よりも下方に位置している(図11参照)。
図10に示すように、収納部3の後側部位において、戸先側見付面313の開口部側の縦縁から後方に垂直状に突出する側片314が形成されており、戸尻側見付面312の開口部側の縦縁から後方に垂直状に突出する側片315(図11)が形成されている。側片314の上端は下片304の一方の端縁と当接(連結されてもよい)されており、側片315の上端は下片304の他方の端縁と当接(連結されてもよい)されており、上側の下片304及び立ち上がり片305と左右の側片314、315から、第2見付面から後方に突成された三方の縁部が形成されている。左右の側片314、315の下端は、収納部3の第1後側水平面335と略同じ高さにあり、収納部3の底面33よりも下方に位置している(図11参照)。
第1見付面の戸尻側見付面320、第2見付面の戸尻側見付面312には上下に位置してヒンジベースH2が設けてある。収納部3の内部空間において、第1側面31の内面31´と第2側面32の内面間の寸法は、前側部位、後側部位において小さくなっている。すなわち、収納部3の内部空間の幅寸法は、前側部位、後側部位の開口部において若干狭まっている。第1側面31の内面31´の前側部位には、ストライク34が設けてあり、内面31´の前側部位の上方部位の後側には人感センサによって点灯する人感センサーライト35が設けてある(図3参照)。
収納部3の底面33には、底面33とベース2の上面部6を連結する螺子9の挿通孔90が形成されている(図21参照)。図11に示すように、収納部3の水平状の底面33の前側部位には第1前側垂直面330、第1前側水平面331、第2前側垂直面332、第2前側水平面333が形成されており、後側部位には第1後側垂直面334、第1後側水平面335、第2後側垂直面336、第2後側水平面337が形成されている。底面33の前側部位は、第1前側垂直面330と第1前側水平面331から段部状となっており、第2前側垂直面332が第1見付面の下側見付面を形成している。底面33の後側部位は、第1後側垂直面334と第1後側水平面335から段部状となっており、第2後側垂直面336が第2見付面の下側見付面を形成している。第1見付面、第2見付面の下側見付面(第2前側垂直面332、第2後側垂直面336)には、幅方向に亘ってシーリング材S4がそれぞれ設けてある(図9、図11参照)。
底面33の幅方向両端部には、前後方向に延びる長尺状の枠材38が設けてあり、宅配ボックス本体1は、第2前側水平面333、第2後側水平面337、左右の枠材38の下面からなる四周状の下端面33´がベース2の四周壁(20、21、22、23)の上面(200、210、220、230)に載置されるようになっている。本実施形態では、収納部3の底面33は、宅配ボックス本体1の下端面33´よりも上側に位置している。なお、本発明に係る宅配ボックス本体1の下端の構成はこれには限定されず、例えば、収納部3の底面33と宅配ボックス本体1の下端面が略同じ高さに位置していてもよい。
図6〜図8を参照しつつ、第1扉体4の構成について説明する。第1扉体4は、正面視縦長方形状の開き戸であって、見付面40と、上面41、戸先側見込面42、戸尻側見込面43、下面44を備えている。第1扉体4は、裏面側において、上方周縁部4A、戸先側の第1側方周縁部4B、戸尻側の第2側方周縁部4C、下方周縁部4Dからなる四周状の周縁部を備えており、周縁部は、見付面40を形成する面部の裏面40´に対して裏面側に凸成されている。四周状の周縁部(4A、4B、4C、4D)は、第1扉体4の四周状の裏面側見付面(410、420、430、440)を形成している。
上方周縁部4Aは、上面41と、上面41の後端から垂下する上側面410とからなり、上側面410が四周状の裏面側見付面の上側部位を形成している(図4参照)。
第1側方周縁部4Bは、戸先側見込面42と、戸先側見込面42の後端から戸尻側に向かって延びる第1側面420とからなり、第1側面420が四周状の裏面側見付面の戸先側の側方部位を形成している。本実施形態では、第1側方周縁部4Bは、さらに、第1側面420の戸先側の端部から見付面40の面部の裏面40´に向かって見込方向に延びる見込片421を備えている(図5参照)。第1側面420には、上方部位及び下方部位に位置して戸当たり部4200が設けてある。
第2側方周縁部4Cは、戸尻側見込面43と、戸尻側見込面43の後端から戸先側に向かって延びる第2側面430とからなり、第2側面430が四周状の裏面側見付面の戸尻側の側方部位を形成している。戸尻側の第2側面430は高さ方向の上方部位、下方部位において切り欠かれており、当該切欠部を跨ぐようにヒンジ軸H1が設けられ、ヒンジ軸H1は、切欠部に受け入れられた収納部3のヒンジベースH2に対して回転可能に支持される。本実施形態では、第2側方周縁部4Cは、さらに、第2側面430の戸尻側の端部から見付面40の面部の裏面40´に向かって見込方向に延びる見込片431(本実施形態では、高さ方向に部分的に設けてある)を備えている(図5参照)。
下方周縁部4Dは、下面44と、下面44の後端から立ち上がる下側面440と、からなり、下側面440が四周状の裏面側見付面の下側部位を形成している(図4参照)。また、第1扉体4の下方周縁部4Dの戸先側には傾斜状の当接ガイド片441が設けてあり、第1扉体4の戸先側が若干下がった場合であっても、当接ガイド片441が収納部3の前側の第1前側水平面331と第2前側垂直面332の角部に接触することで、第1扉体4のスムーズな開閉動作を可能とする。
第1扉体4は、見付面を形成する面部の裏面40´において、高さ方向に亘って中空状の框部45、46を備えている。框部45は裏面40´の幅方向中央よりも戸先側に寄った位置に設けてあり、框部46は裏面40´の戸尻側に近い部位に設けてある。框部45、46の中空部の上端は、裏面40´に設けた上側シーリング材S1の直ぐ下まで延びており、中空部の下端は、第1扉体4の下面44に達するまで延びている。
第1扉体4の戸先側部位には開閉操作部47が設けてある。第1扉体4の見付面40の戸先側に近い部位には、開閉レバー470、鍵孔471が設けてあり、開閉レバー470のスライドに連動してラッチ472が突出ないし退避するようになっている。第1扉体4の裏面40´には、框部45と戸先側端部との間に位置して、回動施錠レバー473が設けてある。回動施錠レバー473を施錠位置に回動させることで、開閉レバー470の開放方向のスライドを規制して施錠することができる。回動施錠レバー473は、開閉操作部47の鍵孔471に鍵を挿入した回動操作によって回動可能である。第1扉体4の裏面側において、框46の上方部位には、捺印装置48が設けてある。第1扉体4の戸先側の上方部位には、人感センサーライト35の点灯を確認可能な窓部49が設けてある。
第1扉体4の裏面40´には、上側面410の下側に位置して上側シーリング材S1が幅方向に亘って設けてあり、第1側面420の内側に位置して第1側方シーリング材S2が高さ方向に亘って設けてあり、第2側面430の内側に位置して第2側方シーリング材S3が高さ方向に亘って設けてあり、上側シーリング材S1の幅方向一端は第1側方シーリング材S2の上端と当接しており、上側シーリング材S1の幅方向他端は第2側方シーリング材S3の上端と当接しており、第1扉体4の裏面において、上方及び左右の側方に亘って三方のシーリング材が連続状に設けてある。
第1扉体4が全閉姿勢にある時には、第1扉体4の上側部位において、第1扉体4の上側面410が収納部3の上側見付面300に近接対向しており、第1扉体4の上面41及び上側面410の下方に位置して、収納部3の第1見付面に突成された溝部(上側見付面300の下方部位、下片302、立ち上がり片303)が位置しており、第1扉体4の見付面40の裏面に設けた上側シーリング材S1が収納部3の立ち上がり片303に密着している(図4参照)。また、上側の戸当たり部4200が収納部3の上側見付面300に当接している。
第1扉体4の側方において、第1扉体4の戸先側の第1側方周縁部4Bの内側には、収納部3の側片311が位置しており、第1扉体4の戸尻側の第2側方周縁部4Cの内側には、収納部3の側片321が位置しており、第1扉体4の裏面40´に設けた側方シーリング材S2、S3が収納部3の側片311、321に密着している(図5参照)。
第1扉体4の下側部位において、第1扉体4の下側面440と収納部3の第2前側垂直面332は離間対向しており、第2前側垂直面332に設けた下側シーリング材S4が第1扉体4の下側面440に密着している(図4参照)。第1扉体4の全閉姿勢時において、収納部3の底面33の前端には立ち上がり状の第1前側垂直面330が形成されており、底面33は収納部3の第2前側垂直面(下側見付面)332、第1扉体4の立ち上がり状の下側面440よりも高い位置にある。
第1扉体4が全閉姿勢にある時には、第1扉体4の裏面40´に設けた上側シーリング材S1、第1側方シーリング材S2、第2側方シーリング材S3と、収納部3の第2前側垂直面332に設けた下側シーリング材S4とから四周状に連続するシーリング材(S1、S2、S3、S4)が形成される。
第1扉体4が全閉姿勢にある時には、第1扉体4の裏面側の四周状の周縁部(4A、4B、4C、4D)の四周状の裏面側見付面(410、420、430、440)と収納部3の四周状の第1見付面(300、310、320、332)が、近接しており(部分的に当接している)、第1扉体4の裏面側の上方部位及び側方部位と収納部3の第1見付面(300、310、320)との間には水が浸入し得る隙間が存在する(図4、図5参照)。
本実施形態では、収納部3の第1見付面の上側見付面300には、前側の開口部の上側に位置して下片302と立ち上がり片303からなる溝部が形成され、第1見付面の戸先側見付面310、戸尻側見付面320には、前側の開口部の幅方向両側に位置して、前記溝部の下面である下片302の幅方向両端部から下方に延びる側片311、321が形成されており、第1見付面には、前側の開口部の外周に位置して、上側の下片302及び立ち上がり片303と左右の側片311、321から、三方に連続する縁部が突成されており、第1扉体4の全閉姿勢時に、前記縁部によって開口部側への水の浸入が規制される。
さらに、本実施形態では、第1扉体4の裏面側見付面(410、420、430)には、三方に亘ってシーリング材S1、S2、S3が設けてあり、第1扉体4の全閉姿勢時に、前記三方の縁部と前記前側の開口部との間に位置して、三方のシーリング材S1、S2、S3が、収納部3の第1見付面の部分(303、311、321)に密着するようになっている。また、収納部3の第1見付面の下側見付面(332)には、下側シーリング材S4が設けてあり、第1扉体4の全閉姿勢時に、第1扉体4の裏面側見付面の下側面440と下側シーリング材S4が密着するようになっており、四周状に亘ってシーリング材S1、S2、S3、S4からなる気密ないし水密構造が得られる。
第1扉体4の全閉姿勢時に、収納部3の前側の開口部の上方及び左右の側方の三方において、第1扉体4の裏面側に浸入した水の開口部側への浸入が規制されており、第1扉体4の裏面側に浸入した水は第1扉体4の裏面の幅方向端部に沿って第1扉体4の下端へ誘導される。より具体的には、第1扉体4の裏面の上側の隙間から浸入した水は、上側の隙間の下方に位置して第1扉体4の幅方向に延びる溝部(上側見付面300の下方部位、下片302、立ち上がり片303からなる)によってさらなる下方への浸入が規制され、溝部の幅方向端部から側片311、321に沿って第1扉体4の下端へ誘導され得る。同様に、第1扉体4の裏面の側方の隙間から浸入した水は、側片311、321に沿って第1扉体4の下端へ誘導され得る。このような水の流れを図22、図23、図25に示す。本実施形態では、溝部の下面である下片302は水平面であるが、一部あるいは全体を傾斜面(例えば、中央部位から両端に向かう下向の傾斜面、あるいは、全体として一端から他端に向かう傾斜面)としてもよい。
図22に示すように、第1扉体4の戸先側見込面42及び戸尻側見込面43の下端には、第1扉体4の下端へ誘導された水を外部へ排出する水抜き孔7が設けてある。水抜き孔7は、第1扉体4の裏面側の下端部位の空間(三方の縁部の外側に位置する空間)と外部空間とを連通しており、第1扉体4の裏面側の下端に誘導された水を水抜き孔7から外部に排出するようになっている。
水抜き孔7の下端は、第1扉体4の下面44と一致しており、第1扉体4の下端まで誘導された水が下面44に残留することを可及的に防止している(なお、下面44の端部を水抜き孔7に向かって下向き傾斜状としてもよい)。水抜き孔7の下端が、第1扉体4の下面44と一致しており、水抜き孔7の上端が、立ち上がり片からなる下側面440の上端よりも低い位置にあることで、当該水抜き孔7を通した吹込みによる開口部内部への水の飛散を可及的に防止する。水抜き孔7は、第1扉体4の戸先側見込面42及び戸尻側見込面43の下端に形成されているので、宅配ボックスの正面に露出することがなく、水抜き孔7が美観を損ねることがない。
図23、図24に示す他の実施形態では、水抜き孔7は、第1扉体4の裏面の幅方向両方の下端に形成されている。より具体的には、水抜き孔7は、第1扉体4の四周状の裏面側見付面の第1側面420の下端、第2側面430の下端に形成されている。水抜き孔7の下端は、第1扉体4の下面44と一致しており、第1扉体4の下端まで誘導された水が下面44に残留することを可及的に防止している。水抜き孔7の下端が、第1扉体4の下面44と一致しており、水抜き孔7の上端が、立ち上がり片からなる下側面440の上端、収納部3の第1前側水平面331よりも低い位置にあることで、当該水抜き孔7を通した吹込みによる開口部内部への水の飛散を可及的に防止する。また、第1扉体4の閉鎖姿勢において、水抜き孔7は、収納部3の戸先側見付面310、戸尻側見付面320の下端部位に近接対向しているため、水抜き孔7を通した吹込みによる開口部内部への水の飛散を可及的に防止する。水抜き孔7は、第1扉体4の四周状の裏面側見付面の第1側面420の下端、第2側面430の下端に形成されているので、宅配ボックスの正面に露出することがなく、水抜き孔7が美観を損ねることがない。図23に示す実施形態の変形例として、水抜き孔を下面44の後端から立ち上がる下側面440の幅方向の任意の位置に形成してもよい。この場合、水抜き孔に代えて、下側面440の上縁を含んで切り欠かれた開口を設けてもよい。
図25に示す他の実施形態では、中空状の框部45、46の下端は下面44に達していると共に、框部45、46の下端と下面44との間には、第1扉体4の裏面側の幅方向両端部から下面44に誘導された水が、框部45、46の中空部の下端に位置する部位まで誘導可能な隙間を備えている(框部45、46の下端は部分的に下面44に当接ないし連結されており、框部45、46の下端と下面44には隙間が形成されている)。あるいは、中空状の框部45、46の下端は下面44に近接しており、框部45、46の下端と下面44との間には、第1扉体4の裏面側の幅方向両端部から下面44に誘導された水が、框部45、46の中空部の下端に位置する部位まで誘導可能な隙間を備えている。水抜き孔7は、下面44において、框部45、46の中空部の直下に位置する部位に形成されている。
框部45、46には、所定高さに位置して、水抜き孔7から吹き込んだ空気を排出する排出孔8が形成されている。第1扉体4の下端まで誘導された水は下面44に形成された水抜き孔7から外部に排出される。水抜き孔7は、框部45、46の中空部に連通されているので、水抜き孔7を通した吹込みによる空気は、框部45、46に形成された排出孔8から外部に排出される一方(図25に空気流を示す)、框45、46によって収納部3の内部への水の飛散が可及的に防止される。より具体的には、第1扉体4の下面44に形成された水抜き孔7の直上に框部45、46の中空部の下端が位置しているので、吹き上げによる水の飛散は框部45、46の下端部位によって可及的に防止される。水抜き孔7は、第1扉体4の下面44に形成されているので、宅配ボックスの正面に露出することがなく、水抜き孔7が美観を損ねることがない。
図2に示すように、第2扉体5は、正面視縦長方形状の開き戸であって、見付面50と、上面51、戸先側見込面52、戸尻側見込面53、下面54を備えている。見付面50の戸先側部位には、開閉可能な錠前カバー55が設けてあり、錠前カバー55を開放すると鍵孔(図示せず)が露出するようになっている。なお、第2扉体5の施錠機構は、収納部3の内部からの操作では解錠できないようになっている。第2扉体5の形状については、第1扉体4の説明を援用することができる。本実施形態では、第2扉体5の戸先側見込面52及び戸尻側見込面53の下端にも、第2扉体5の下端へ誘導された水を外部へ排出する水抜き孔7が設けてある(図3参照)。
図12〜図18を参照しつつ、ベース2の構成について説明する。図12〜図14は上面部6が装着された状態を示し、図15〜図17は上面部6が取り外された状態を示し、図18はベース2と別体で用意された上面部6を示す。
ベース2は、平面視方形状の箱状体であり、四周状の側壁20、21、22、23と底側の錘載置部(240、250、260、270)からなる錘収納部2´を備えている。本実施形態では、対向する側壁20、21がベース2の側面を形成し、対向する側壁22、23において側壁22が前面、側壁23が後面を形成している。ベース2は、さらに、対向する一対の側壁20、21の上端の幅方向両端間に架け渡すように延びる一対の上面部6を備えている。上面部6は、ベース2に対して着脱可能となっている。
ベース2の錘収納部2´の底側は、四周状に形成した細幅の帯状の底面24、25、26、27を備え、底面24、25、26、27には、立ち上がり片240、250、260、270がそれぞれ形成されており、立ち上がり片240、250、260、270が錘載置部を構成している(図17参照)。底面24、25、26、27の幅寸法は、側壁20の上面200、210、220、230の幅寸法よりも大きい。ベース2の錘収納部2´の下面の四隅に位置して脚部28が設けてあり、ベース2は脚部28を介して設置される。なお、錘収納部2´を床面にアンカー止めしてもよい。
側壁20の上端部位は、水平状の上面200と、上面200から垂下する被当接片201を備えている。側壁21の上端部位は、水平状の上面210と、上面210から垂下する被当接片211を備えている。
側壁22の上端部位は、水平状の上面220と、上面220の前縁から幅方向両端縁222、222を残して垂直に立ち上がる位置決め片221を備えている。側壁22の上面220の内側(開口側)の縁部は、位置決め片221と両側の端縁222、222から平面視凸状に形成されている。側壁23の上端部位は、水平状の上面230と、上面230の前縁から幅方向両端縁232、232を残して垂直に立ち上がる位置決め片231を備えている。側壁23の上面230の内側(開口側)の縁部は、位置決め片231と両側の端縁232、232から平面視凸状に形成されている。本実施形態では、立ち上がり状の位置決め片221、231の下端部位が平面視凸部を形成しているが、錘収納部2´に対する上面部6の位置決め手段としては、位置決め片221、231の垂直部分(ベース2に対する宅配ボックス本体1の位置決めとして機能する)は無くてもよい。
本実施形態において、錘はコンクリートブロックCであり、ベース2の錘収納部2´には2つのコンクリートブロックCが収納される。コンクリートブロックCは、短手方向の横幅寸法、長手方向の縦幅寸法、高さ寸法を備えた直方体であり、所定の標準寸法を備えている。ベース2の錘収納部2´の内部空間の寸法において、側壁20と21の内面間の寸法は、コンクリートブロックCの横幅寸法の2つ分の寸法よりも少し大きい寸法を備え、側壁22、23の内面間の寸法は、コンクリートブロックCの縦幅寸法よりも少し大きい寸法を備えている(図17参照)。四周状の側壁20、21、22、23の上端の方形状の開口が錘としてのコンクリートブロックCを挿入する開口となっており、コンクリートブロックCの挿入が簡単にできるものでありながら(上面部6を取り外した状態とすることで)、ベース2の全体寸法を可及的に小さくコンパクトにすることができる(図19参照)。本実施形態では、ベース2の側壁(前面)22、側壁(後面)23の幅寸法は、コンクリートブロックCの縦幅寸法を同寸法となっている。本実施形態では、宅配ボックス本体1の幅寸法がベース2の側壁(前面)22、側壁(後面)23の幅寸法と一致しており、宅配ボックス本体1の幅寸法がコンクリートブロックCの縦幅寸法と同寸法となっている。こうすることで、複数のコンクリートブロックから形成された壁体の凹部(コンクリートブロックCの縦幅寸法の幅を備える)に宅配ボックス本体1をぴったり収納させることができる。
上面部6は、平面視方形状の板状部材であり、上面60は、長さ方向両端の短辺600、600と、長さ方向に延びる第1長辺601、第2長辺602を備えている。上面部6は、さらに、上面60の第1長辺601から垂下する第1側片61と、上面60の第2長辺602から垂下する第2側片62と、第1側片61の下端から第2側片62に向かって水平に延びる第1水平片63と、第2側片62の下端から第1側片61に向かって水平に延びる第2水平片64とを備えている。本実施形態において、上面60の第2長辺602は、長辺602´と、長さ方向両端側の短辺603と、長辺602´と短辺603を接続する端縁604、604とから平面視凹状に形成されている(図18)。上面部6の上面60の平面視凹状の縁部が、側壁22、23の上面220、230の平面視凸状の縁部に嵌ることで、錘収納部2´に対する上面部6の位置決めが行われる。上面部6の上面60には、長さ方向両端部側で第1長辺601に寄った部位に2つの螺子孔91が形成されている。
第1側片61の長さ方向両端部には、上面60を残して、切り欠き凹部が形成されており、下側片610が形成されている。第2側片62の長さ方向両端部には、上面60を残して、切り欠き凹部が形成されており、下側片620が形成されている。図示の態様では、第2側片62の切り欠き凹部の深さが第1側片61の切り欠き凹部の深さよりも大きくなっているが、これには限定されない。
上面部6は、長さ方向両端部の切り欠き凹部を介して、側壁20、21の上端部位に対して着脱可能かつスライド移動可能に装着される。より具体的には、上面部6の長さ方向両端部は、上側片(上面60)と下側片(下側片610、620)とを備え、上側片(上面60)は、側壁20、21の上端部位の上面200、210に載置し、下側片(下側片610、620)は、側壁20、21の上端部位の被当接片201、211に下方から当接可能となっている。
上面部6の長さ方向両端部は、上面60の長さ方向両端部が側壁20、21の上端部位の上面200、210に載置した状態で、側壁20、21の長さ方向にスライド移動可能であり、かつ、下側片610、620が被当接片201、211に下方から当接することで、側壁20、21の上端部位に対して、上方への移動が規制された状態でスライド移動可能に装着されている。
上面部6の長さ寸法は、側壁20、21の外面間の寸法と略同じであり、側壁20の上面200と側壁21の上面210との間の寸法よりも少し大きい寸法となっている。上面部6は、ベース2の錘収納部2´に装着された状態では、側壁20、21に対して直角で、側壁22、23に対して平行する姿勢で側壁20、21の上端の幅方向両端間に架け渡すように延びている(図14)。
上面部6は、平面視傾斜姿勢とした状態で、長さ方向両端部を側壁20、21の上端部位に装着し、長さ方向両端部を側壁20、21の上端部位に対してスライドさせながら回動させて平面視平行姿勢とすることで、ベース2の錘収納部2´に取り付けられる(図20参照)。この時、上面部6の第2長辺602の長辺602´が、側壁22、23の位置決め片221、231に当接し、第2長辺602の長さ方向両端側の短辺603が、側壁22、23の端縁222、232に当接することで、位置決めされる。側壁22、23の位置決め片221、231は、ベース2に対する宅配ボックス本体1の位置決め片でもあり、宅配ボックス本体1をベース2の四周状の側壁20、21、22、23の上端に載置した時に、宅配ボックス本体1の収納部3の底面33に形成した挿通孔90と上面部6の上面60に形成した螺子孔91とが上下に一致するようになっている。なお、第1長辺601の形状を第2長辺602の形状と同一にして対称形状としてもよい。
上面部6は、長さ方向両端部を側壁20、21の上端部位に対してスライドさせながら回動させて傾斜姿勢とすることで、ベース2の錘収納部2´から取り外し可能となっている。ベース2の錘収納部2´にコンクリートブロックCを収納する時には、錘収納部2´から上面部6を取り外した状態(図15〜図17)で、上方の開口からコンクリートブロックCを錘収納部2´内へ挿入する(図19参照)。
ベース2の錘収納部2´内にコンクリートブロックCを収納した後に、側壁20、21の上端の幅方向両端間に架け渡すように一対の上面部6を取り付ける(図12〜図14)。より具体的には、上面部6を平面視傾斜姿勢とした状態で、長さ方向両端部を側壁20、21の上端部位に装着し(図20参照)、長さ方向両端部を側壁20、21の上端部位に対してスライドさせながら回動させて平面視平行姿勢とすることで、ベース2の錘収納部2´に取り付けられる。
上面部6が取り付けられたベース2の四周状の側壁の上端に、宅配ボックス本体1の四周状の下端を載置する。この時、側壁22、23の位置決め片221、231が、ベース2の錘収納部2´に対する上面部6の位置決め、及び、ベース2に対する宅配ボックス本体1の位置決めを兼用しており、宅配ボックス本体1の収納部3の底面33と上面部6の上面60が離間対向し、宅配ボックス本体1の収納部3の底面33に形成した挿通孔90と上面部6の上面60に形成した螺子孔91とが上下に一致するようになっている。螺子9によって、宅配ボックス本体1の収納部3の底面33と上面部6の上面60を連結することで、宅配ボックス本体1の収納部3の底面33と上面部6の上面60を一体化する(図21参照)。宅配ボックス本体1の底面33を2つの上面部6に固定することで、ベース2の錘収納部2´に対する上面部6のスライド移動が規制される。
図26、図27を参照しつつ、ベース2の他の実施形態について説明する。ベース2の錘収納部2´の構成は図12〜図17に示す錘収納部2´と実質的に同じであり、既述の記載を援用することができる。上面部6´の上面60´の長さ方向両端部位は、垂下片61´と、垂下片61´の下端の水平片62´と、水平片62´から垂直状に立ち上がる立ち上がり片63´とからなる。
上面部6´は弾性を備えており、弾性変形させて撓ませることで、側壁20、21の上端部位間に着脱可能に取り付けられる。より具体的には、上面部6´の長さ方向両端部の立ち上がり片63´を側壁20、21の内面に当接させることで取り付けられる。錘収納部2´にはコンクリートブロック(図示せず)が収容されており、コンクリートブロックの上面は上面部6´に近接している。したがって、上面部6´の立ち上がり片63´と側面20、21の内面の当接が維持されない場合であっても、上面部6´はコンクリートブロック上に載置され、宅配ボックス本体1をベース2に載置した時に、宅配ボックス本体1の収納部3の底面33と上面部6´の上面60´は近接対向し、螺子を用いて連結可能となっている。上面部6´を撓ませることに代えてあるいは加えて、上面部6´を傾斜姿勢として回動させて取り付けてもよい。
上述のように構成された宅配ボックスの施工手順について、図19〜図21を参照しつつ説明する。戸建住宅の敷地内の所定位置に錘収納部2´を設置し、錘収納部2´内に2つのコンクリートブロックCを挿入する(図19)。ついで、錘収納部2´の対向する側壁20、21の上面200、210間に架け渡すように上面部6を取り付ける。より具体的には、上面部6を傾斜姿勢として、長さ方向両端部の切り欠き凹部(上側片と下側片)を側壁20、21の上端部位に係止させ、長さ方向両端部を側壁20、21の上端部位に対してスライドさせながら回動させて平面視平行姿勢とすることで、ベース2の錘収納部2´に取り付けられる(図20)。この時、上面部6の第2長辺602の長辺602´が、側壁22、23の位置決め片221、231に当接し、第2長辺602の長さ方向両端側の短辺603が、側壁22、23の端縁222、232に当接することで、位置決めされる。側壁22、23の位置決め片221、231は、ベース2に対する宅配ボックス本体1の位置決め片でもあり、宅配ボックス本体1をベース2の四周状の側壁20、21、22、23の上端に載置した時に、宅配ボックス本体1の収納部3の底面33に形成した挿通孔90と上面部6の上面60に形成した螺子孔91とが上下に一致するようになっており、螺子9によって、宅配ボックス本体1の収納部3の底面33と上面部6の上面60を連結することで、宅配ボックス本体1の収納部3の底面33と上面部6の上面60を一体化する(図21)。図1、図2に示すように、本実施形態では、正面視において、宅配ボックス本体1の幅寸法とベース2の幅寸法が同一であり、宅配ボックス本体1の収納部3の第1側面31とベース2の側壁20が同一垂直面を形成し、宅配ボックス本体1の収納部3の第2側面32とベース2の側壁21が同一垂直面を形成し、外観上均整が取れた意匠となっている。また、図3に示すように、第1扉体4の下面44、第2扉体5の下面54がそれぞれベースの側壁22、23から扉厚分突出しており、第1扉体4ないし第2扉体5が傾いた場合等に、第1扉体4ないし第2扉体の下端部位がベース2の上端部位と接触することを防止している。
1 宅配ボックス本体
2 ベース
20 側壁
200 上面
21 側壁
210 上面
22 側壁
220 上面
221 位置決め片(位置決め凸部)
222 端縁(位置決め凸部)
23 側壁
230 上面
231 位置決め片(位置決め凸部)
232 端縁(位置決め凸部)
2´ 錘収納部
3 収納部
30 上面
300 上側見付面
302 下片
303 立ち上がり片
310 戸先側見付面
311 側片
320 戸尻側見付面
321 側片
332 第2前側垂直面(下側見付面)
31 第1側面
32 第2側面
33 底面
4 第1扉体
4A 上方周縁部
4B 第1側方周縁部
4C 第2側方周縁部
4D 下方周縁部
41 上面
410 上側面
42 戸先側見込面
420 第1側面
43 戸尻側見込面
430 第2側面
44 下面
440 下側面(立ち上がり片)
45 框部(縦部)
46 框部(縦部)
5 第2扉体
6 上面部
602´ 長辺(位置決め凹部)
603 短辺(位置決め凹部)
604 端縁(位置決め凹部)
7 水抜き孔(水抜き部)
8 排出孔
9 螺子
90 挿通孔
91 螺子孔
C コンクリートブロック(錘)

Claims (6)

  1. 宅配ボックスのベースは、底側の錘載置部と四周状の側壁からなる錘収納部と、対向する一対の側壁の上端の幅方向両端間に架け渡すように延びる一対の上面部とを備えており、宅配ボックス本体を前記四周状の側壁の上面に載置し、当該宅配ボックス本体の底面を前記一対の上面部に固定するようになっており、
    前記一対の上面部の一方あるいは両方は前記錘収納部とは別体で形成されており、前記錘収納部に対して取り外し可能である、
    宅配ボックスのベース。
  2. 前記取り外し可能な上面部が前記錘収納部に設けられた状態では、前記錘収納部に対する上方への移動が規制されている、
    請求項1に記載の宅配ボックスのベース。
  3. 前記取り外し可能な上面部は前記一対の側壁の上端部位に対して着脱可能である、
    請求項1、2いずれか1項に記載の宅配ボックスのベース。
  4. 前記着脱可能な上面部は、平面視長方形状の板状体であり、長さ方向両端部は、前記対向する一対の側壁の上端部位に対して、上方への移動が規制された状態でスライド移動可能に装着されている、
    請求項3に記載の宅配ボックスのベース。
  5. 前記着脱可能な上面部は、水平方向に回動させることで錘収納部に対して着脱可能である、
    請求項3、4いずれか1項に記載の宅配ボックスのベース。
  6. 前記着脱可能な上面部の縁部と前記側壁の上面の縁部は隣接しており、前記隣接する縁部の一方には位置決め凸部が、他方には前記位置決め凸部が嵌る位置決め凹部が形成されている、
    請求項3〜5いずれか1項に記載の宅配ボックスのベース。
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