JP6943479B2 - うつ病感受性試験の組成物、デバイスおよび方法 - Google Patents
うつ病感受性試験の組成物、デバイスおよび方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6943479B2 JP6943479B2 JP2019500576A JP2019500576A JP6943479B2 JP 6943479 B2 JP6943479 B2 JP 6943479B2 JP 2019500576 A JP2019500576 A JP 2019500576A JP 2019500576 A JP2019500576 A JP 2019500576A JP 6943479 B2 JP6943479 B2 JP 6943479B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- depression
- food
- different
- value
- less
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N33/00—Investigating or analysing materials by specific methods not covered by groups G01N1/00 - G01N31/00
- G01N33/48—Biological material, e.g. blood, urine; Haemocytometers
- G01N33/50—Chemical analysis of biological material, e.g. blood, urine; Testing involving biospecific ligand binding methods; Immunological testing
- G01N33/68—Chemical analysis of biological material, e.g. blood, urine; Testing involving biospecific ligand binding methods; Immunological testing involving proteins, peptides or amino acids
- G01N33/6854—Immunoglobulins
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N33/00—Investigating or analysing materials by specific methods not covered by groups G01N1/00 - G01N31/00
- G01N33/48—Biological material, e.g. blood, urine; Haemocytometers
- G01N33/50—Chemical analysis of biological material, e.g. blood, urine; Testing involving biospecific ligand binding methods; Immunological testing
- G01N33/53—Immunoassay; Biospecific binding assay; Materials therefor
- G01N33/564—Immunoassay; Biospecific binding assay; Materials therefor for pre-existing immune complex or autoimmune disease, i.e. systemic lupus erythematosus, rheumatoid arthritis, multiple sclerosis, rheumatoid factors or complement components C1-C9
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N33/00—Investigating or analysing materials by specific methods not covered by groups G01N1/00 - G01N31/00
- G01N33/48—Biological material, e.g. blood, urine; Haemocytometers
- G01N33/50—Chemical analysis of biological material, e.g. blood, urine; Testing involving biospecific ligand binding methods; Immunological testing
- G01N33/53—Immunoassay; Biospecific binding assay; Materials therefor
- G01N33/543—Immunoassay; Biospecific binding assay; Materials therefor with an insoluble carrier for immobilising immunochemicals
-
- G—PHYSICS
- G16—INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR SPECIFIC APPLICATION FIELDS
- G16H—HEALTHCARE INFORMATICS, i.e. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR THE HANDLING OR PROCESSING OF MEDICAL OR HEALTHCARE DATA
- G16H20/00—ICT specially adapted for therapies or health-improving plans, e.g. for handling prescriptions, for steering therapy or for monitoring patient compliance
- G16H20/60—ICT specially adapted for therapies or health-improving plans, e.g. for handling prescriptions, for steering therapy or for monitoring patient compliance relating to nutrition control, e.g. diets
-
- G—PHYSICS
- G16—INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR SPECIFIC APPLICATION FIELDS
- G16H—HEALTHCARE INFORMATICS, i.e. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR THE HANDLING OR PROCESSING OF MEDICAL OR HEALTHCARE DATA
- G16H50/00—ICT specially adapted for medical diagnosis, medical simulation or medical data mining; ICT specially adapted for detecting, monitoring or modelling epidemics or pandemics
- G16H50/30—ICT specially adapted for medical diagnosis, medical simulation or medical data mining; ICT specially adapted for detecting, monitoring or modelling epidemics or pandemics for calculating health indices; for individual health risk assessment
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N2800/00—Detection or diagnosis of diseases
- G01N2800/02—Nutritional disorders
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N2800/00—Detection or diagnosis of diseases
- G01N2800/24—Immunology or allergic disorders
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N2800/00—Detection or diagnosis of diseases
- G01N2800/30—Psychoses; Psychiatry
- G01N2800/304—Mood disorders, e.g. bipolar, depression
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Immunology (AREA)
- Hematology (AREA)
- Biomedical Technology (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Molecular Biology (AREA)
- Urology & Nephrology (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Pathology (AREA)
- Biochemistry (AREA)
- Food Science & Technology (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Analytical Chemistry (AREA)
- Microbiology (AREA)
- Cell Biology (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Biotechnology (AREA)
- Medical Informatics (AREA)
- Public Health (AREA)
- Epidemiology (AREA)
- Primary Health Care (AREA)
- Rehabilitation Therapy (AREA)
- Rheumatology (AREA)
- Nutrition Science (AREA)
- Data Mining & Analysis (AREA)
- Databases & Information Systems (AREA)
- Proteomics, Peptides & Aminoacids (AREA)
- Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)
- Apparatus Associated With Microorganisms And Enzymes (AREA)
- Measuring Or Testing Involving Enzymes Or Micro-Organisms (AREA)
Description
本明細書中に記載される主題は、うつ病と診断される患者またはうつ病が疑われる患者において食物不耐性を試験するためのシステムおよび方法を提供する。本開示の一局面が、うつ病と診断される患者またはうつ病が疑われる患者において食物不耐性を試験するための検査キットである。当該検査キットは、個別にアドレス指定可能なそれぞれの固相担体に結合させられた異なる複数の食物調製物を含む。異なる複数の食物調製物は0.07以下の平均判別p値を未処理p値によって判定される場合には有し、または、0.10以下の平均判別p値をFDR多重度調整p値によって判定される場合には有する。いくつかの実施形態において、平均判別p値が、うつ病と診断される、またはうつ病が疑われる第一の患者試験コホートのアッセイ値を、うつ病と診断されない、またはうつ病が疑われない第二の患者試験コホートのアッセイ値と比較することを含むプロセスによって決定される。
表2は、両側FDR多重度調整p値に従って順位づけられる食物の統計学的データを示す。
表3は、食物および性別によるELISAスコアの統計学的データを示す。
表4は、所定のパーセンタイル順位のための食物のカットオフ値を示す。
図1Aは、アーモンドに関して試験した男性のうつ病患者およびコントロールのELISAシグナルスコアを例示する。
図1Bは、アーモンドに関して試験した場合の、90パーセンタイルおよび95パーセンタイルを超える男性のうつ病被験者の割合の分布を例示する。
図1Cは、女性におけるシグナル分布を、アーモンドに関して試験した女性コントロール集団から決定される場合の95パーセンタイルカットオフと一緒に例示する。
図1Dは、アーモンドに関して試験した場合の、90パーセンタイルおよび95パーセンタイルを超える女性のうつ病被験者の割合の分布を例示する。
図2Aは、トマトに関して試験した男性のうつ病患者およびコントロールのELISAシグナルスコアを例示する。
図2Bは、トマトに関して試験した場合の、90パーセンタイルおよび95パーセンタイルを超える男性のうつ病被験者の割合の分布を例示する。
図2Cは、女性におけるシグナル分布を、トマトに関して試験した女性コントロール集団から決定される場合の95パーセンタイルカットオフと一緒に例示する。
図2Dは、トマトに関して試験した場合の、90パーセンタイルおよび95パーセンタイルを超える女性のうつ病被験者の割合の分布を例示する。
図3Aは、タバコに関して試験した男性のうつ病患者およびコントロールのELISAシグナルスコアを例示する。
図3Bは、タバコに関して試験した場合の、90パーセンタイルおよび95パーセンタイルを超える男性のうつ病被験者の割合の分布を例示する。
図3Cは、女性におけるシグナル分布を、タバコに関して試験した女性コントロール集団から決定される場合の95パーセンタイルカットオフと一緒に例示する。
図3Dは、タバコに関して試験した場合の、90パーセンタイルおよび95パーセンタイルを超える女性のうつ病被験者の割合の分布を例示する。
図4Aは、ニンジンに関して試験した男性のうつ病患者およびコントロールのELISAシグナルスコアを例示する。
図4Bは、ニンジンに関して試験した場合の、90パーセンタイルおよび95パーセンタイルを超える男性のうつ病被験者の割合の分布を例示する。
図4Cは、女性におけるシグナル分布を、ニンジンに関して試験した女性コントロール集団から決定される場合の95パーセンタイルカットオフと一緒に例示する。
図4Dは、ニンジンに関して試験した場合の、90パーセンタイルおよび95パーセンタイルを超える女性のうつ病被験者の割合の分布を例示する。
図5Aは、90パーセンタイルで誘因食物として特定された食物の数によるうつ病被験者の分布を例示する。
図5Bは、95パーセンタイルで誘因食物として特定された食物の数によるうつ病被験者の分布を例示する。
表5Aは、うつ病患者およびコントロールの未処理データを90パーセンタイルに基づく陽性結果の数とともに示す。
表5Bは、うつ病患者およびコントロールの未処理データを95パーセンタイルに基づく陽性結果の数とともに示す。
表6Aは、表5Aに示されるうつ病患者集団の未処理データを要約する統計学的データを示す。
表6Bは、表5Bに示されるうつ病患者集団の未処理データを要約する統計学的データを示す。
表7Aは、表5Aに示されるコントロール集団の未処理データを要約する統計学的データを示す。
表7Bは、表5Bに示されるコントロール集団の未処理データを要約する統計学的データを示す。
表8Aは、対数変換によって変換される表5Aに示されるうつ病患者集団の未処理データを要約する統計学的データを示す。
表8Bは、対数変換によって変換される表5Bに示されるうつ病患者集団の未処理データを要約する統計学的データを示す。
表9Aは、対数変換によって変換される表5Aに示されるコントロール集団の未処理データを要約する統計学的データを示す。
表9Bは、対数変換によって変換される表5Bに示されるコントロール集団の未処理データを要約する統計学的データを示す。
表10Aは、陽性食物の幾何平均数を90パーセンタイルに基づくうつ病のサンプルとうつ病でないサンプルとの間で比較するための独立T検定の統計学的データを示す。
表10Bは、陽性食物の幾何平均数を95パーセンタイルに基づくうつ病のサンプルとうつ病でないサンプルとの間で比較するための独立T検定の統計学的データを示す。
表11Aは、陽性食物の幾何平均数を90パーセンタイルに基づくうつ病のサンプルとうつ病でないサンプルとの間で比較するためのマン・ホイットニー検定の統計学的データを示す。
表11Bは、陽性食物の幾何平均数を95パーセンタイルに基づくうつ病のサンプルとうつ病でないサンプルとの間で比較するためのマン・ホイットニー検定の統計学的データを示す。
図6Aは、表5Aに示されるデータの箱ひげ図を例示する。
図6Bは、表5Aに示されるデータの切り込み箱ひげ図を例示する。
図6Cは、表5Bに示されるデータの箱ひげ図を例示する。
図6Dは、表5Bに示されるデータの切り込み箱ひげ図を例示する。
表12Aは、表5A〜表11Aに示されるデータの受信者動作特性(ROC)曲線分析の統計学的データを示す。
表12Bは、表5B〜表11Bに示されるデータの受信者動作特性(ROC)曲線分析の統計学的データを示す。
図7Aは、表12Aに示される統計学的データに対応するROC曲線を例示する。
図7Bは、表12Bに示される統計学的データに対応するROC曲線を例示する。
表13Aは、女性患者の中のうつ病状態を90パーセンタイルに基づく陽性食物の数から予測することにおける成績測定基準の統計学的データを示す。
表13Bは、男性患者の中のうつ病状態を90パーセンタイルに基づく陽性食物の数から予測することにおける成績測定基準の統計学的データを示す。
表14Aは、女性患者の中のうつ病状態を95パーセンタイルに基づく陽性食物の数から予測することにおける成績測定基準の統計学的データを示す。
表14Bは、男性患者の中のうつ病状態を95パーセンタイルに基づく陽性食物の数から予測することにおける成績測定基準の統計学的データを示す。
本発明者らは、うつ病と診断される患者またはうつ病が疑われる患者において誘因食物を特定するために食物検査において使用される様々な食物調製物が、うつ病/うつ病症状に関して等しく十分に予測するものおよび/または関連するものでないことを発見した。実際、様々な実験では、広範囲の様々な食品品目の中で、特定の食品品目がうつ病に関して非常に予測的であり/関連しており、これに対して、他の食品品目はうつ病との統計学的に有意な関連を何ら有しないことが明らかにされている。
それぞれの未加工食物の可食部分から調製される市販の食物抽出物(Biomerica Inc.(17571 Von Karman Ave、Irvine、CA 92614)から入手可能)を使用して、ELISAプレートを製造者の説明書に従って調製した。
シグナル対ノイズ比を最適化するために、プレートを独自のブロッキング緩衝液によりブロッキング処理した。好ましい実施形態において、ブロッキング緩衝液は、4〜9のpHの20〜50mMの緩衝液、動物起源のタンパク質、および短鎖アルコールを含む。いくつかの市販の調製物を含めて、他のブロッキング緩衝液を試みたが、これらは、要求される十分なシグナル対ノイズおよび低いアッセイ変動性を提供することができなかった。
食物抗原調製物を、製造者の説明書に従ってそれぞれのマイクロタイターウェルに固定化した。アッセイのために、食物抗原を患者の血清中に存在する抗体と反応させ、過剰の血清タンパク質を洗浄工程によって除いた。IgG抗体結合を検出するために、酵素標識された抗IgG抗体コンジュゲートを抗原-抗体複合体と反応させた。色を、カップリングされた酵素と反応する基質の添加によって発色させた。色の強度を測定した。色の強度が、特定の食物抗原に対して特異的なIgG抗体の濃度に正比例している。
最初の選択(例えば、100種の食品品目または150種の食品品目またはそれ以上)から、様々なサンプルを、意図された集団における少ない消費を理由に分析前に除外することができる。加えて、(両方の性別においてであることが最も好ましいが、単一の性別についての相間関係のためにも好適である)包括的な群に含まれる様々な種の中における相間関係が確立されている場合にはとりわけ、特定の食品品目を、より大きいより包括的な食物群を代表しているとして使用することができる。例えば、緑ピーマンが除かれ、チリペッパーが、「コショウ」食物群を表すものとして加えられ得るであろうし、または、サツマイモが除かれ、ジャガイモが、「ジャガイモ」食物群を表すものとして加えられ得るであろう。さらに好ましい局面において、最終的なリスト食物は50種未満の食品品目であろうし、より好ましくは40種以下の食品品目であろう。
どのELISAシグナルスコアが「陽性」応答を構成するであろうかの判定を、コントロール被検者間におけるシグナルスコアの分布をまとめることによって行うことができる。それぞれの食物について、コントロール被験者分布の選択された分位数よりも大きいスコアまたはそのような分位数と等しいスコアが認められたうつ病被験者が「陽性」であると見なされるであろう。カットポイント決定に対するいずれか1名の被験者の影響を弱めるために、それぞれの食物特異的かつ性別特異的なデータセットが1000回のブートストラップ・リサンプリングに供されるであろう。それぞれのブートストラップ・レプリケートの中で、コントロールシグナルスコアの90パーセンタイルおよび95パーセンタイルが決定されるであろう。このブートストラップサンプルにおけるそれぞれのうつ病被験者が、この被験者が「陽性」応答を有したかどうかを判定するために90パーセンタイルおよび95%パーセンタイルと比較されるであろう。それぞれの食物および性別についての、90パーセンタイルおよび95パーセンタイルに基づく最終的カットポイントが、1000個のサンプルにわたる平均90パーセンタイルおよび平均95パーセンタイルとして算出されるであろう。それぞれのうつ病被験者が「陽性」として評価されるであろう食物の数を、データを食物全体にわたってプールすることによって算出した。そのような方法を使用して、本発明者らは次に、表4から理解され得るようにほとんどの場合において実質的に異なっていた所定のパーセンタイル順位のためのカットオフ値を特定することができるであろう。
患者のIgG応答結果の未処理データは、応答の強さを所与の食物の間で比較するために使用することができるが、患者のIgG応答結果を正規化し、所与の食物に対する応答の相対的強さを比較するための無名数を得るために指標化することもまた意図される。例えば、患者の食物特異的なIgG結果のうちの1つまたは複数(例えば、オレンジに対して特異的なIgGおよび麦芽に対して特異的なIgG)を患者の総IgGに対して正規化することができる。オレンジに対して特異的な患者IgGの正規化された値を0.1とすることができ、麦芽に対して特異的な患者IgGの正規化された値を0.3とすることができる。この状況において、麦芽に対する患者の応答の相対的強さは、オレンジと比較して、3倍大きい。その後、麦芽およびオレンジに対する患者の感受性をそのようなものとして指標化することができる。
食物過敏性がうつ病の様々な徴候および症状において実質的役割を果たすことが疑われるが、一部のうつ病患者は、うつ病の根底にある食物過敏性を有しない場合がある。それらの患者は、うつ病の徴候および症状を処置するための食事介入から恩恵を受けないであろう。そのような患者のサブセットを決定するために、うつ病患者およびうつ病でない患者の体液サンプルを、検査デバイスを26種の食物サンプルとともに使用するELISA検査により試験することができる。
それぞれの食品品目についての診断成績をそれぞれの被験者について見積もるために、本発明者らは、上記のそれぞれのブートストラップ・レプリケートの中のそれぞれの被験者についての「陽性食物の数(90位)」および「陽性食物の数(95位)」のデータを使用するであろう。この分析では、カットポイントが1に設定された。したがって、被験者が1つまたは複数の「陽性食物の数(90位)」を有するならば、この被験者は、「うつ病に罹患している」と呼ばれるであろう。被験者が1未満の「陽性食物の数(90位)」を有するならば、この被験者は、「うつ病に罹患していない」と呼ばれるであろう。すべての呼び出しが行われたとき、これらの呼び出しを実際の診断と比較して、呼び出しが、真の陽性(TP)、真の陰性(TN)、偽陽性(FP)または偽陰性(FN)であったかどうかを判定した。比較が、カットポイントがそれぞれの方法について1に設定されるときの「陽性食物の数(90位)」および「陽性食物の数(95位)」の両方についての感度、特異度、陽性予測値および陰性予測値の成績測定基準を得るために被験者全体にわたってまとめられるであろう。それぞれ(感度、1−特異度)の対がこのレプリケートについてのROC曲線上の点となる。
Claims (15)
- うつ病と診断される患者またはうつ病が疑われる患者において食物感受性を試験するための検査キットパネルであって、
それぞれの異なる食物調製物が個々にアドレス可能な固相担体に独立して固定された、複数の異なるうつ病誘因食物調製物を含み、
前記複数の異なるうつ病誘因食物調製物の少なくとも70%が、それぞれ、0.07以下の未処理p値、または、0.10以下の偽発見率(FDR)多重度調整p値を有し、
前記複数の異なるうつ病誘因食物調製物は、アーモンド、トマト、タバコ、ニンジン、オレンジ、キュウリ、ブロッコリー、レタス、麦芽、カンタロープ、トウモロコシ、小麦、ハチミツ、チョコレート、オート麦、アボガド、ライ麦、イチゴ、カリフラワー、ベニバナ、茶、バナナ、カボチャ、緑ピーマン、バター、ソバ、米、大豆、グレープフルーツ、カキ、ビール酵母、モモ、甘蔗糖、牛乳、および、ホウレン草からなる群から選択される少なくとも2種の異なる食物調製物を含む、検査キットパネル。 - 前記複数の異なるうつ病誘因食物調製物が、少なくとも8種の異なる食物調製物を含む、請求項1に記載の検査キットパネル。
- 前記複数の異なるうつ病誘因食物調製物が、少なくとも10種の異なる食物調製物を含む、請求項1に記載の検査キットパネル。
- 前記複数の異なるうつ病誘因食物調製物が、それぞれ、0.05以下の未処理p値、または、0.08以下の偽発見率(FDR)多重度調整p値を有する、請求項1に記載の検査キットパネル。
- 前記FDR多重度調整p値が年齢および性別のうちの少なくとも1つについて調整された、請求項1に記載の検査キットパネル。
- 前記複数の異なるうつ病誘因食物調製物が、ろ過された粗製水性抽出物、または、処理された水性抽出物を含む、請求項1に記載の検査キットパネル。
- 前記固相担体が、マイクロウエルプレート、アレイ、ディップスティック、メンブラン結合アレイ、ビーズ、電気センサー、化学センサー、マイクロチップ、および、吸着性フィルムからなる群から選択される、請求項1に記載の検査キットパネル。
- うつ病と診断される患者またはうつ病が疑われる患者において食物感受性を試験するための検査キットパネルであって、
それぞれの異なる食物調製物が個々にアドレス可能な固相担体に独立して固定された、複数の異なるうつ病誘因食物調製物を含み、
前記パネルにおける前記複数の異なるうつ病誘因食物調製物の少なくとも70%が、0.07以下の平均未処理p値、または、0.10以下の平均FDR多重度調整p値を有し、
前記複数の異なるうつ病誘因食物調製物は、アーモンド、トマト、タバコ、ニンジン、オレンジ、キュウリ、ブロッコリー、レタス、麦芽、カンタロープ、トウモロコシ、小麦、ハチミツ、チョコレート、オート麦、アボガド、ライ麦、イチゴ、カリフラワー、ベニバナ、茶、バナナ、カボチャ、緑ピーマン、バター、ソバ、米、大豆、グレープフルーツ、カキ、ビール酵母、モモ、甘蔗糖、牛乳、および、ホウレン草からなる群から選択される少なくとも2種の異なる食物調製物を含む、検査キットパネル。 - うつ病と診断される患者またはうつ病が疑われる患者において食物感受性を試験するための方法であって、
アドレス可能な様式で固相表面に固定された、複数の異なるうつ病誘因食物調製物を含む検査キットパネルを、うつ病と診断される患者またはうつ病が疑われる患者の体液と接触させる工程、
ここで、第一のシグナルは、前記体液からの免疫グロブリンが前記異なるうつ病誘因食物調製物の少なくとも1つに結合すると生成される、
前記第一のシグナルを測定する工程、
前記異なる食物調製物のそれぞれについて、男性患者および女性患者に対して所定のパーセンタイル順位カットオフ値を割り当てる工程であって、ここで、前記所定のパーセンタイル順位カットオフ値は、コントロール群からの第二のシグナルの90パーセンタイル順位であり、そして、
前記第一のシグナルを前記所定のパーセンタイル順位カットオフ値と比較することにより、うつ病であることが知られている、または、疑われる患者に対して陽性である1つまたは複数の異なる食物調製物を同定する、工程、を含む、方法。 - 前記複数の異なるうつ病誘因食物調製物は、アーモンド、トマト、タバコ、ニンジン、オレンジ、キュウリ、ブロッコリー、レタス、麦芽、カンタロープ、トウモロコシ、小麦、ハチミツ、チョコレート、オート麦、アボガド、ライ麦、イチゴ、カリフラワー、ベニバナ、茶、バナナ、カボチャ、緑ピーマン、バター、ソバ、米、大豆、グレープフルーツ、カキ、ビール酵母、モモ、甘蔗糖、牛乳、および、ホウレン草からなる群から選択される少なくとも2種の異なる食物調製物を含む、請求項9に記載の方法。
- 前記複数の異なるうつ病誘因食物調製物の少なくとも70%が、それぞれ、0.07以下の未処理p値、または、0.10以下のFDR多重度調整p値を有する、請求項9に記載の方法。
- 前記複数の異なるうつ病誘因食物調製物が、それぞれ、0.05以下の未処理p値、または、0.08以下のFDR多重度調整p値を有する、請求項9に記載の方法。
- 前記異なるうつ病誘因食物調製物の少なくとも1つに結合した免疫グロブリンを測定する工程が免疫アッセイ検査によって行われる、請求項9に記載の方法。
- うつ病と診断される患者またはうつ病が疑われる患者において食物感受性についての検査キットパネルを作成する方法であって、
複数の異なる食物調製物についての検査結果を得る工程であって、ここで、前記検査結果は、うつ病と診断される患者またはうつ病が疑われる患者からの体液と前記複数の異なる食物調製物を接触させること、及び、うつ病と診断されないコントロール群またはうつ病が疑われないコントロール群からの体液と前記複数の異なる食物調製物を接触させること、とを含むプロセスから導かれ、
それぞれ0.07以下の未処理p値、または、0.10以下のFDR多重度調整p値を有する複数の異なるうつ病誘因食物調製物を選択する工程、
個々にアドレス可能な様式で固相担体に選択された食物調製物を結合し、選択されたうつ病誘因食物調製物を含む検査キットパネルを作成する工程、を含む方法。 - 前記複数の異なるうつ病誘因食物調製物が、それぞれ、0.05以下の未処理p値、または、0.08以下のFDR多重度調整p値を有する、請求項14に記載の方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021143370A JP7176791B2 (ja) | 2016-07-08 | 2021-09-02 | うつ病感受性試験の組成物、デバイスおよび方法 |
JP2022176491A JP2022190090A (ja) | 2016-07-08 | 2022-11-02 | うつ病感受性試験の組成物、デバイスおよび方法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US201662359909P | 2016-07-08 | 2016-07-08 | |
US62/359,909 | 2016-07-08 | ||
PCT/US2017/041166 WO2018009845A1 (en) | 2016-07-08 | 2017-07-07 | Compositions, devices, and methods of depression sensitivity testing |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2021143370A Division JP7176791B2 (ja) | 2016-07-08 | 2021-09-02 | うつ病感受性試験の組成物、デバイスおよび方法 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019527823A JP2019527823A (ja) | 2019-10-03 |
JP2019527823A5 JP2019527823A5 (ja) | 2020-08-20 |
JP6943479B2 true JP6943479B2 (ja) | 2021-09-29 |
Family
ID=66471933
Family Applications (3)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019500576A Active JP6943479B2 (ja) | 2016-07-08 | 2017-07-07 | うつ病感受性試験の組成物、デバイスおよび方法 |
JP2021143370A Active JP7176791B2 (ja) | 2016-07-08 | 2021-09-02 | うつ病感受性試験の組成物、デバイスおよび方法 |
JP2022176491A Pending JP2022190090A (ja) | 2016-07-08 | 2022-11-02 | うつ病感受性試験の組成物、デバイスおよび方法 |
Family Applications After (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2021143370A Active JP7176791B2 (ja) | 2016-07-08 | 2021-09-02 | うつ病感受性試験の組成物、デバイスおよび方法 |
JP2022176491A Pending JP2022190090A (ja) | 2016-07-08 | 2022-11-02 | うつ病感受性試験の組成物、デバイスおよび方法 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20190242904A1 (ja) |
EP (1) | EP3497447A4 (ja) |
JP (3) | JP6943479B2 (ja) |
CN (1) | CN109804247A (ja) |
MX (1) | MX2023005293A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2016077808A1 (en) | 2014-11-14 | 2016-05-19 | Biomerica, Inc. | Compositions, devices, and methods of ibs sensitivity testing |
CN116832066B (zh) * | 2023-08-08 | 2024-01-12 | 青岛海洋生物医药研究院股份有限公司 | 乌贼墨提取物在制备抗多动症和抗抑郁症药物中的应用 |
Family Cites Families (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1173768B1 (en) * | 1999-05-03 | 2006-10-25 | Evotec AG | Methods of diagnosing, prognosing, monitoring the progression or evaluating of a treatment of depression on basis of increased cerebrospinal fluid levels of neurotrophin 3 |
EP1195606A1 (en) * | 2000-10-03 | 2002-04-10 | VBC-Genomics Forschungsges.m.b.H. | Allergen-microarray assay |
GB0310522D0 (en) * | 2003-05-08 | 2003-06-11 | Yorktest Lab Ltd | Assay panel |
US7194301B2 (en) * | 2003-10-06 | 2007-03-20 | Transneuronic, Inc. | Method for screening and treating patients at risk of medical disorders |
US7601509B2 (en) * | 2004-07-15 | 2009-10-13 | Power Laura W | Biotype diets system: predicting food allergies by blood type |
US20140257708A1 (en) * | 2008-03-04 | 2014-09-11 | Ridge Diagnostics, Inc. | Diagnosing and monitoring depression disorders |
EP2272044A4 (en) * | 2008-03-12 | 2011-07-06 | Ridge Diagnostics Inc | INFLAMMATION BIOMARKERS FOR MONITORING DEPRESSION DISORDERS |
US7892763B2 (en) * | 2009-01-26 | 2011-02-22 | Dodds W Jean | Multi-stage nutrigenomic diagnostic food sensitivity testing in animals |
US20130183692A1 (en) * | 2009-01-26 | 2013-07-18 | W. Jean Dodds | Intolerance testing for ingredients in nutrients, flavorings and therapeutics |
US8450074B2 (en) * | 2009-01-26 | 2013-05-28 | W. Jean Dodds | Multi-stage nutrigenomic diagnostic food sensitivity testing in animals |
CA2788315A1 (en) * | 2010-01-26 | 2011-08-04 | Ridge Diagnostics, Inc. | Multiple biomarker panels to stratify disease severity and monitor treatment of depression |
ITVR20120176A1 (it) * | 2012-09-04 | 2014-03-05 | Univ Bologna Alma Mater | Metodo e kit per la diagnosi ed il monitoraggio di sensibilita' ed intolleranze agli alimenti |
WO2016077808A1 (en) * | 2014-11-14 | 2016-05-19 | Biomerica, Inc. | Compositions, devices, and methods of ibs sensitivity testing |
-
2017
- 2017-07-07 JP JP2019500576A patent/JP6943479B2/ja active Active
- 2017-07-07 CN CN201780042639.8A patent/CN109804247A/zh active Pending
- 2017-07-07 EP EP17825010.6A patent/EP3497447A4/en active Pending
-
2019
- 2019-01-07 MX MX2023005293A patent/MX2023005293A/es unknown
- 2019-01-08 US US16/242,519 patent/US20190242904A1/en active Pending
-
2021
- 2021-09-02 JP JP2021143370A patent/JP7176791B2/ja active Active
-
2022
- 2022-11-02 JP JP2022176491A patent/JP2022190090A/ja active Pending
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP3497447A4 (en) | 2020-01-22 |
US20190242904A1 (en) | 2019-08-08 |
JP2022190090A (ja) | 2022-12-22 |
JP7176791B2 (ja) | 2022-11-22 |
JP2019527823A (ja) | 2019-10-03 |
MX2023005293A (es) | 2023-05-24 |
EP3497447A1 (en) | 2019-06-19 |
JP2021192047A (ja) | 2021-12-16 |
CN109804247A (zh) | 2019-05-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6876338B2 (ja) | Ibs感受性試験の組成物、デバイスおよび方法 | |
JP7437045B2 (ja) | 変形性関節症の感受性試験の組成物、装置および方法 | |
JP2021192061A (ja) | 乾癬食物感受性試験のための試験キットパネルおよび方法 | |
JP2024060100A (ja) | 潰瘍性大腸炎患者における食物感受性の検査キットパネルの作成方法 | |
JP2022190090A (ja) | うつ病感受性試験の組成物、デバイスおよび方法 | |
JP2022125268A (ja) | 胃食道逆流性疾患感受性試験の組成物、デバイスおよび方法 | |
JP2022022427A (ja) | クローン病感受性試験の組成物、デバイスおよび方法 | |
JP2022022426A (ja) | 線維筋痛症感受性試験の組成物、デバイスおよび方法 | |
JP2022031342A (ja) | 機能性消化不良感受性試験の組成物、デバイスおよび方法 | |
JP2022183349A (ja) | 注意欠陥障害/注意欠陥多動性障害(add/adhd)過敏性試験の組成物、デバイスおよび方法 | |
JP2022000649A (ja) | 片頭痛食物感受性試験のための試験キットパネルおよび方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20190802 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20190805 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20200706 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20200706 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20210318 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20210406 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210706 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20210803 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20210902 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6943479 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |