JP6942605B2 - 流体制御弁 - Google Patents

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Description

本発明は、主流路に流れる流体の量を調整する流体制御弁に関する。
従来、このような流体制御弁として、吸気道が設けられたスロットルボディと、吸気道に流れる吸気の量を調整するスロットル弁と、スロットル弁を駆動する電動モータとを備えた吸気制御装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1の吸気制御装置では、スロットルボディに取り付けられた樹脂製のケース内に、電動モータと、電動モータの駆動力をスロットル弁に伝えるギア機構とが収容される。スロットルボディに対するケースの取り付けは、スロットルボディ及びケースの互いに当接する2組の耳片をボルトで締結することにより行われる。
特開2008−232056号公報
しかしながら、上記特許文献1の吸気制御装置によれば、スロットルボディに対するケースの取付けは、これらの外部において2組の耳片をボルトで締結することにより行われる。このため、2組の耳片などにより、ケース及びスロットルボディの周囲のスペースが侵食されているので、省スペースの観点から改善する余地がある。
本発明の目的は、かかる従来技術の課題に鑑み、ケース及びボディの周囲においてより省スペース化を達成できる流体制御弁を提供することにある。
第1発明に係る流体制御弁は、
流体が流れる主流路が設けられた金属製のボディと、
前記主流路内の流路断面積を調整して該主流路に流れる流体の量を調整する弁体と、
前記ボディに取り付けられる樹脂製のケースであって、前記弁体を駆動する電動アクチュエータと該電動アクチュエータの駆動力を前記弁体に伝える動力伝達機構とを内部に収容するケースとを備える流体制御弁において、
前記ボディと前記ケースとを締結する複数の締結部を備え、
各締結部は、
前記ボディに設けられたねじ受部と、
該ねじ受部に前記ケースの対応部分を通して螺合させることにより該ねじ受部と該対応部分とを締結するねじ部材とで構成され、
各ねじ部材は、前記ケースの内部に露出し、該ねじ部材に回転力を与える工具と嵌合する嵌合部を備えることを特徴とする。
第1発明によれば、ボディに対するケースの取付けは、各締結部において、ねじ部材の嵌合部に工具を嵌合させ、ケースの内側から、工具で各ねじ部材をボディのねじ受部に螺合させることにより行われる。したがって、ケースの外部に締結用の耳片をねじ部材毎に設ける必要がないので、その分、ケース及びボディの周囲の省スペース化を図ることができる。
また、ケースの内側からボディに向かって操作する工具の操作方向を、各ねじ部材について容易に同一方向に揃えることができるので、ボディに対するケースの取付け工程を簡略化することも可能である。さらに、金属のボディに設けられたねじ受部にねじ部材を螺合させることによって各締結部における締結が行われるので、締結力を強固にすることができる。
第2発明に係る流体制御弁は、第1発明において、
前記弁体は、前記主流路内に回転可能に配置されて前記ボディに支持される弁軸に固定される回転式弁体であり、
前記電動アクチュエータは、略円筒形状の外形を有し、該略円筒形状の中心軸線に回転軸が平行である電動モータであり、
前記回転軸と前記弁軸とは略平行であり、
前記ケースは、前記電動モータを収容し、かつ前記回転軸の長さ方向において前記締結部よりも前記ボディ側へ突出した円筒状のモータ収容部を有し、
前記締結部のうちの少なくとも2つは、前記回転軸及び前記弁軸の両中心軸線を含む第1基準面の一方の側と他方の側にそれぞれ少なくとも1つ設けられるモータ側締結部であり、
各モータ側締結部の前記ねじ部材の回転軸線は、前記第1基準面に垂直な方向において、前記モータ収容部と重なることを特徴とする。
第2発明によれば、モータ側締結部がモータ収容部の近傍に位置するので、重量物である電動モータを、ケースの一部を介しながらも、ボディにより強固に保持することができる。
第3発明に係る流体制御弁は、第2発明において、
前記締結部のうち少なくとも1つは、前記弁軸との距離が、前記モータ収容部と該弁軸との距離よりも小さい弁軸側締結部であり、
前記第1基準面に垂直で前記弁軸の中心軸線を含む第2基準面の一方及び他方の側に前記モータ側締結部及び前記弁軸側締結部がそれぞれ位置し、
前記ボディは、前記主流路の周りに、該主流路に他の流路を接続するための締結部材が挿入される第1、第2及び第3の流路締結孔が設けられたフランジ部と、前記弁軸の該主流路を挟んで前記ケースと反対側の部分を支持する弁軸支持部とを備え、
前記第1流路締結孔は、前記第2基準面に垂直な方向において前記モータ側締結部と前記弁軸との間であって、前記第2基準面に垂直で前記主流路の中心軸線を含む第3基準面よりも前記ケース側に位置し、
前記第2流路締結孔は、前記弁軸側締結部の前記弁軸と反対側に位置し、
前記第3流路締結孔は、前記第2基準面よりも前記モータ収容部側であって、前記第3基準面よりも前記弁軸支持部側に位置し、
前記第1、第2及び第3流路締結孔は、前記主流路の周りに周方向について略三等分した位置にそれぞれ位置することを特徴とする。
第3発明によれば、形状及びサイズが同じケースに対し、主流路のサイズや第1〜第3流路締結孔の位置が異なるボディを、ケース側とボディ側とで各締結部の位置を適合させておくことにより、支障なく結合することができる。すなわち、主流路の大きさが異なるボディに対して、同一形状及びサイズを有するケースを流用することができる。
第4発明に係る流体制御弁は、第2又は第3発明において、
前記電動モータは、前記ケースの内側において前記略円筒形状の外周から該電動モータの回転軸に垂直な方向に張り出すモータフランジを備え、
前記モータフランジは、前記モータ側締結部のねじ受部に対応する部分に、該モータ側締結部のネジ部材により前記ケースの内側から該ケースと共に該モータフランジを前記ボディに締結するための締結孔を有することを特徴とする。
第4発明によれば、モータフランジの締結孔の周囲を、ねじ部材による締結力を受ける座面として活用することができるので、ケースのモータ側締結部に対応する部分の樹脂に対する面圧を上げることなく締結力を強化することができる。
第5発明に係る流体制御弁は、第2〜第4のいずれかの発明において、前記モータ側締結部のうちの少なくとも1つは、前記略円筒形状の中心軸線から前記弁軸に向かう方向において、該中心軸線よりも前記弁軸側に位置することを特徴とする。
第5発明によれば、電動モータの略円筒形状及び弁軸の両中心軸線を通る面とモータ側締結部との距離を小さくすることができるので、ケースの外形を大きくする必要がない。すなわち、主流路の中心軸線に平行な方向へのケースの張り出しを抑えることができる。
第6発明に係る流体制御弁は、第1〜第5のいずれかの発明において、
各締結部のねじ受部は、該締結部により前記ボディと前記ケースとを締結する際の締結荷重を受けるねじ受部側座面を有し、
前記ケースは、前記締結部による締結方向に略平行な外周面、各締結部のねじ受部側座面に対応するケース側座面、及び該ケース側座面に開口して前記ねじ部材が通る貫通孔を有し、
少なくとも1つの前記締結部に対応する前記ケース側座面は、該ケース側座面の前記貫通孔側から前記外周面側まで延在する延在面の一部として形成され、
前記ケース側座面の面積は、前記貫通孔の中心軸線よりも該外周面側の面積の方が、反対側の面積より大きいことを特徴とする。
第6発明によれば、ケース側座面と同様に、ねじ受部側座面をケースの外周面側に延ばすことにより、ケースの外形を大きくする必要なく、ねじ受部側座面及び対応するケース側座面の面積を大きくすることができる。これにより、より大きい面積を有するねじ受部側座面及びケース側座面によって、ケース側座面を構成するケースの樹脂に対する面圧を小さくすることができる。
第7発明に係る流体制御弁は、第6発明において、
前記延在面は、該外周面側に開放している凹部の底面として形成され、
前記1つの締結部のねじ受部は、前記凹部の内側面に少なくとも一部が当接して嵌合する嵌合面を有することを特徴とする。
第7発明によれば、ねじ受部と対応する凹部とを嵌合させることにより、凹部の内側面とねじ受部の嵌合面とでケースとボディとの位置決めを支障なく行うことができる。
図1Aは、本発明の第1実施形態に係る流体制御弁の主要部を示す斜視図であり、図1Bは、この流体制御弁をケース側から見た様子を示す図である。 図2Aは、図1の流体制御弁を主流路の中心軸に沿って上流側から見た様子を示す図であり、図2Bは、第1実施形態の効果を説明するための説明図である。 本発明の第2実施形態に係る流体制御弁をケース側から見た様子を示す図である。 図4A及び図4Bは、それぞれ本発明の第3実施形態に係るボディ及びケースの斜視図であり、図4Cは、該ケースの変形例を示す斜視図である。
以下、図面を用いて本発明の実施形態を説明する。図1Aは、本発明の第1実施形態に係る流体制御弁の主要部を示し、図1Bは、流体制御弁のボディに取り付けたケースをケース側から見た様子を示す。この流体制御弁は、内燃機関の吸気量を制御するために用いられる。
図1A及び図1Bに示すように、この流体制御弁1は、流体が流れる主流路2が設けられたボディ3と、主流路2内の流路断面積を調整して主流路2に流れる流体としての吸気の量を調整する弁体4とを備える。ボディ3には、樹脂製のケース5が取り付けられる。なお、図1Bでは、分かり易いように、ケース5のカバー6などは図示されていない。ボディ3は、金属製、例えばアルミ製のものである。
ケース5には、弁体4を駆動する電動アクチュエータとしての電動モータ7や、電動モータ7の駆動力を弁体4に伝える動力伝達機構としてのギア機構8などが内部に収容される。ボディ3とケース5とは、複数の締結部9により締結される。本実施形態では、締結部9は、3箇所に設けられる。
各締結部9は、ボディ3に設けられたねじ受部10と、ねじ受部10にケース5の対応部分を通して螺合させることによりねじ受部10と該対応部分とを締結するねじ部材11とで構成される。各ねじ部材11は、ケース5の内部に露出し、ねじ部材11に回転力を与える工具と嵌合する嵌合部12を備える。必要に応じて、ねじ部材11とケース5の樹脂との間には、ワッシャ13が介在する。
弁体4は、主流路2内に回転可能に配置されてボディ3に支持される弁軸14に固定される回転式弁体である。電動モータ7は、略円筒形状の外形を有し、該略円筒形状の中心軸線に回転軸15が平行である。回転軸15と弁軸14とは略平行である。ケース5は、電動モータ7を収容し、かつ回転軸15の長さ方向において締結部9よりもボディ3側へ突出した円筒状のモータ収容部16を有する。
電動モータ7は、モータ収容部16のケース5内側への開口部16aよりも径方向外方に張り出したモータフランジ17を有する。電動モータ7の該開口部側は、モータフランジ17をケース5の内側から電動モータ7の回転軸方向に沿ってケース5にねじ止めすることにより、ケース5に対して固定される。
締結部9のうちの2つは、回転軸15及び弁軸14の両中心軸線を含む第1基準面P1の一方の側と他方の側にそれぞれ設けられるモータ側締結部9aである。各モータ側締結部9aのねじ部材11の回転軸線は、第1基準面P1に垂直な方向において、モータ収容部16と重なる。
締結部9のうちの他の1つは、弁軸14との距離が、モータ収容部16と弁軸14との距離よりも小さい弁軸側締結部9bである。第1基準面P1に垂直で弁軸14の中心軸線を含む第2基準面P2の一方及び他方の側にモータ側締結部9a及び弁軸側締結部9bがそれぞれ位置する。
ボディ3は、主流路2の周りに、主流路2に他の流路であるインテークマニホルドを接続するための締結部材が挿入される第1、第2及び第3の流路締結孔18a〜18cが設けられたフランジ部19と、弁軸14の主流路2を挟んでケース5と反対側の部分を支持する弁軸支持部20とを備える。
図2Aは、流体制御弁1を主流路2の中心軸に沿って見た様子を示す。図2Aに示すように、第1流路締結孔18aは、第2基準面P2に垂直な方向においてモータ側締結部9aと弁軸14との間であって、第2基準面P2に垂直で主流路2の中心軸線を含む第3基準面P3よりもケース5側に位置する。第2流路締結孔18bは、弁軸側締結部9bの弁軸14と反対側に位置する。
第3流路締結孔18cは、第2基準面P2よりもモータ収容部16側であって、第3基準面P3よりも弁軸支持部20側に位置する。第1、第2及び第3流路締結孔18a〜18cは、主流路2の周りに周方向について略三等分した位置にそれぞれ位置する。モータ側締結部9aは、電動モータ7の外形である略円筒形状の中心軸線から弁軸14に向かう方向において、該中心軸線よりも弁軸14側に位置する。
この構成において、ボディ3に対してケース5を取り付ける際には、各締結部9のねじ受部10に対してケース5の対応する部分を位置決めし、ねじ部材11をケース5の内側から、必要に応じてワッシャ13を介在させて挿入する。そして、ねじ部材11の嵌合部12に工具を嵌合させ、工具でねじ部材11をねじ受部10に螺合させて、ねじ受部10とケース5の対応部分とを締結する。
このようにして、ボディ3にケース5を取り付けた後、ギア機構8などの必要な部品がケース5の内部に配置され、ケース5にカバー6が取り付けられる。
本実施形態によれば、ボディ3に対するケース5の取付けは、ケース5の内側からねじ部材11を挿入して、ボディ3のねじ受部10に螺合させることにより行われるので、ケース5の外部にねじ部材11を通して締結するための耳片などを設ける必要がない。したがって、ケース5及びボディ3の周囲の省スペース化を図ることができる。
また、ケース5の内側からボディ3に向かって操作する工具の操作方向を、各ねじ部材11について容易に同一方向に揃えることができる。このため、ボディ3に対するケース5の取付けを簡単に行うことができる。さらに、金属のボディ3に設けられたねじ受部10にねじ部材11を螺合させることによって締結が行われるので、強固な締結力で締結を行うことができる。
また、モータ側締結部9aは、電動モータ7の外形である略円筒形状の中心軸線よりも弁軸14側に位置するので、該中心軸線と弁軸14の中心軸線とを通る第1基準面P1と各モータ側締結部9aとの距離を小さくすることができる。これにより、該中心軸線から弁軸14に向かう方向においてモータ側締結部9aが該中心軸線と同じ位置に位置する場合に比べて、主流路2の中心軸線に平行な方向におけるケース5の寸法を抑えることができる。
また、各モータ側締結部9aのねじ部材11の回転軸線は、第1基準面P1に垂直な方向において、モータ収容部16と重なるので、モータ側締結部9aがモータ収容部16の近傍に位置する。このため、重量物である電動モータ7を、ケース5の一部を介しながらも、ボディ3により強固に保持することができる。
図2Bは、本実施形態のさらなる効果を説明するための説明図である。本実施形態では、ボディ3の第1〜第3流路締結孔18a〜18cは、上述のようなケース5などとの位置関係を有するように配置されている。
図2Bに示すように、サイズの小さい主流路2bの周りに第1〜第3流路締結孔18a〜18cを配置した場合と比較して、サイズの大きい主流路2cの周りに第1〜第3流路締結孔18a〜18cを配置した場合は、第2流路締結孔18bは弁軸側結合部9bから、第3流路締結孔18cは弁軸支持部20からそれぞれがより離れる位置関係となり、各構成が干渉しあうことなく、第1流路締結孔18aを基準として第1〜第3流路締結孔18a〜18cを主流路2b、2cの周りに周方向について3等分した位置に配置することができる。
このため、形状及びサイズが同じケース5に対し、サイズが異なる主流路2bや2cを有し、第1〜第3流路締結孔18a〜18cの位置が異なるボディを、ケース5側とボディ側とで各締結部9の位置や、軸線AXで示される弁軸14の位置を適合させておくだけで、各締結部9を介して同様にして結合することができる。すなわち、大きさが異なる主流路2a及び2bを有する各ボディに対して、同一形状及びサイズを有するケース5を流用することができる。
図3は、本発明の第2実施形態に係る流体制御弁のボディに取り付けたケースをケース側から見た様子を示す。図3に示すように、この流体制御弁1bの電動モータ7は、ケース5の内側において電動モータ7の外形である略円筒形状の外周から電動モータ7の回転軸15に垂直な方向に張り出すモータフランジ17bを備える。
モータフランジ17bは、モータ側締結部9aのねじ受部10に対応する部分に、モータ側締結部9aのねじ部材11によりケース5の内側からケース5と共にモータフランジ17bをボディ3に締結するための締結孔21を有する。
したがって、本実施形態の場合、ケース5をボディ3に取り付ける際には、ケース5のモータ収容部16に電動モータ7を挿入した状態で、モータフランジ17bが、ねじ部材11により締結孔21を介してケース5と共にボディ3に締結される。
これによれば、モータフランジ17bの締結孔21の周囲を、ねじ部材11による締結力を受ける座面として活用することができる。この構成により、ケース5のモータ側締結部9aに対応する部分の樹脂に対する面圧を上げることなく、モータ側締結部9aにおける締結力を強化することができ、例えば第1実施形態におけるワッシャ13を省略することも可能となる。他の構成については、第1実施形態の場合と同様である。
図4A及び図4Bは、それぞれ本発明の第3実施形態に係るボディ3b及びケース5bの斜視図である。これらの図に示すように、各締結部29のねじ受部10bは、その締結部29によりボディ3bとケース5bとを締結する際の締結荷重を受けるねじ受部側座面22を有する。
ケース5bは、締結部29による締結方向に略平行な外周面23、各締結部のねじ受部側座面22に対応するケース側座面24、及びケース側座面24に開口してねじ部材11が通る貫通孔25を有する。
各締結部29に対応するケース側座面24は、ケース側座面24の貫通孔25側から外周面23側まで延在する延在面26の一部として形成される。ケース側座面24の面積は、貫通孔25の中心軸線よりも外周面23側の面積の方が、反対側の面積より大きい。
延在面26は、外周面23側に開放している凹部27の底面として形成される。各締結部29のねじ受部10bは、凹部27の内側面に少なくとも一部が当接して嵌合する嵌合面28を有する。
ボディ3bにケース5bを取り付ける際には、各ケース側座面24の凹部27に対して、対応するねじ受部10bを嵌合させ、そのケース側座面24とねじ受部側座面22とを当接させる。そして、ねじ部材11をケース5bの内側からケース側座面24の貫通孔25を経てねじ受部10bに螺合させる。これにより、各締結部29においてねじ受部10bとケース5bの対応部分との締結が行われ、ボディ3bにケース5bを取り付けることができる。
これによれば、ケース側座面24と同様に、ねじ受部側座面22をケース5bの外周面23側に延ばすことにより、ケース5bの外形を大きくする必要なく、ねじ受部側座面22及びケース側座面24の面積を大きくすることができる。これにより、より大きい面積を有するねじ受部側座面22及びケース側座面24によって、ケース側座面24を構成する樹脂に対する面圧を小さくし、ケース側座面24の損傷を防止することができる。
また、ケース5bの凹部27にボディ3bのねじ受部10bを嵌合させるだけで、凹部27の内側面とねじ受部の嵌合面28とでケース5bとボディ3bとの位置決めを支障なく行うことができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、第3実施例において、図4Cに示すように、貫通孔25側から外周面23側まで延在する延在面は、上述のような凹部27の底面として形成したものではなく、周囲が完全に解放された延在面26bであってもよい。
この場合、凹部27を取り除いた分だけ、延在面26bの面積及びケース側座面24bの面積を大きくしてもよい。また、モータ側締結部のねじ受部の側面の一部を、モータ収容部16の側面に沿った形状とすることにより、ねじ受部側座面をケース側座面24bに取り付ける際の目安として用いるようにしてもよい。
1、1b…流体制御弁、2…主流路、3…ボディ、4…弁体、5、5b…ケース、6…カバー、7、7b…電動モータ、8…ギア機構、9、29…締結部、9a…モータ側締結部、9b…弁軸側締結部、10、10b…ねじ受部、11…ねじ部材、12…嵌合部、13…ワッシャ、14…弁軸、15…回転軸、16…モータ収容部、16a…開口部、17、17b…モータフランジ、18a…第1流路締結孔、18b…第2流路締結孔、18c…第3流路締結孔、19…フランジ部、20…弁軸支持部、21…締結孔、22…ねじ受部側座面、23…外周面、24、24b…ケース側座面、25…貫通孔、26、26b…延在面、27…凹部、28…嵌合面、P1…第1基準面、P2…第2基準面、P3…第3基準面。

Claims (7)

  1. 流体が流れる主流路が設けられた金属製のボディと、
    前記主流路内の流路断面積を調整して該主流路に流れる流体の量を調整する弁体と、
    前記ボディに取り付けられる樹脂製のケースであって、前記弁体を駆動する電動アクチュエータと該電動アクチュエータの駆動力を前記弁体に伝える動力伝達機構とを内部に収容するケースとを備える流体制御弁において、
    前記ボディと前記ケースとを締結する複数の締結部を備え、
    各締結部は、
    前記ボディに設けられたねじ受部と、
    該ねじ受部に前記ケースの対応部分を通して螺合させることにより該ねじ受部と該対応部分とを締結するねじ部材とで構成され、
    各ねじ部材は、前記ケースの内部に露出し、該ねじ部材に回転力を与える工具と嵌合する嵌合部を備えることを特徴とする流体制御弁。
  2. 前記弁体は、前記主流路内に回転可能に配置されて前記ボディに支持される弁軸に固定される回転式弁体であり、
    前記電動アクチュエータは、略円筒形状の外形を有し、該略円筒形状の中心軸線に回転軸が平行である電動モータであり、
    前記回転軸と前記弁軸とは略平行であり、
    前記ケースは、前記電動モータを収容し、かつ前記回転軸の長さ方向において前記締結部よりも前記ボディ側へ突出した円筒状のモータ収容部を有し、
    前記締結部のうちの少なくとも2つは、前記回転軸及び前記弁軸の両中心軸線を含む第1基準面の一方の側と他方の側にそれぞれ少なくとも1つ設けられるモータ側締結部であり、
    各モータ側締結部の前記ねじ部材の回転軸線は、前記第1基準面に垂直な方向において、前記モータ収容部と重なることを特徴とする請求項1に記載の流体制御弁。
  3. 前記締結部のうち少なくとも1つは、前記弁軸との距離が、前記モータ収容部と該弁軸との距離よりも小さい弁軸側締結部であり、
    前記第1基準面に垂直で前記弁軸の中心軸線を含む第2基準面の一方及び他方の側に前記モータ側締結部及び前記弁軸側締結部がそれぞれ位置し、
    前記ボディは、前記主流路の周りに、該主流路に他の流路を接続するための締結部材が挿入される第1、第2及び第3の流路締結孔が設けられたフランジ部と、前記弁軸の該主流路を挟んで前記ケースと反対側の部分を支持する弁軸支持部とを備え、
    前記第1流路締結孔は、前記第2基準面に垂直な方向において前記モータ側締結部と前記弁軸との間であって、前記第2基準面に垂直で前記主流路の中心軸線を含む第3基準面よりも前記ケース側に位置し、
    前記第2流路締結孔は、前記弁軸側締結部の前記弁軸と反対側に位置し、
    前記第3流路締結孔は、前記第2基準面よりも前記モータ収容部側であって、前記第3基準面よりも前記弁軸支持部側に位置し、
    前記第1、第2及び第3流路締結孔は、前記主流路の周りに周方向について略三等分した位置にそれぞれ位置することを特徴とする請求項2に記載の流体制御弁。
  4. 前記電動モータは、前記ケースの内側において前記略円筒形状の外周から該電動モータの回転軸に垂直な方向に張り出すモータフランジを備え、
    前記モータフランジは、前記モータ側締結部のねじ受部に対応する部分に、該モータ側締結部のねじ部材により前記ケースの内側から該ケースと共に該モータフランジを前記ボディに締結するための締結孔を有することを特徴とする請求項2又は3に記載の流体制御弁。
  5. 前記モータ側締結部のうちの少なくとも1つは、前記略円筒形状の中心軸線から前記弁軸に向かう方向において、該中心軸線よりも前記弁軸側に位置することを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載の流体制御弁。
  6. 各締結部のねじ受部は、該締結部により前記ボディと前記ケースとを締結する際の締結荷重を受けるねじ受部側座面を有し、
    前記ケースは、前記締結部による締結方向に略平行な外周面、各締結部のねじ受部側座面に対応するケース側座面、及び該ケース側座面に開口して前記ねじ部材が通る貫通孔を有し、
    少なくとも1つの前記締結部に対応する前記ケース側座面は、該ケース側座面の前記貫通孔側から前記外周面側まで延在する延在面の一部として形成され、
    前記ケース側座面の面積は、前記貫通孔の中心軸線よりも該外周面側の面積の方が、反対側の面積より大きいことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の流体制御弁。
  7. 前記延在面は、該外周面側に開放している凹部の底面として形成され、
    前記1つの締結部のねじ受部は、前記凹部の内側面に少なくとも一部が当接して嵌合する嵌合面を有することを特徴とする請求項6に記載の流体制御弁。

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