JP6941792B2 - 汚泥乾燥装置 - Google Patents

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Description

本発明は被処理物を乾燥させる乾燥装置に関するものであり、特に工場から排出されるスラッジの乾燥に用いられるものである。
工場の生産設備からは様々な無機物質を含むスラッジと呼ばれる汚泥が発生する。この汚泥は、廃棄したり、再利用される場合もある。どちらの場合も運搬を要し、水分を半分以上含んだ汚泥をそのまま運搬するのは効率が悪いため、まずこの汚泥を乾燥させる必要がある。
被処理物を乾燥させる装置としては、例えば特許文献1が挙げられる。図9を参照する。これは食品等を乾燥させる装置で乾燥室101と除湿乾燥機103の間で空気を循環させながら乾燥室101内の被乾燥物106を乾燥させるものである。なお、符号102は空気ダクト、符号104は導波管、符号105はμ波発生器、符号107は反射電力測定器、符号108は配線、符号109は制御回路、符号127は湿り空気、符号128は外気、符号130は弁、符号131は温度センサを表す。
この方式で乾燥室101内の温度が上がった場合、温度センサ131により空気の温度を検知し、乾燥室101内が必要以上に温度が上昇した場合、制御回路109は空気ダクト102中に設けられた弁130を開閉し、比較的乾燥した外気128を除湿乾燥機103に取入れ、循環する空気の温度を下げる。
特開平08−178522号公報
特許文献1に記載された乾燥装置は、循環する乾燥風の温度が上昇したら外気128を導入する構造になっている。しかし、このような構造では、外気温が低い冬場では、温度の低い外気128が直接除湿乾燥機103中に導入される。除湿乾燥機103では、除湿の際に取り入れた空気を、ヒートポンプの冷媒を膨張させることで温度を下げ、空気中の水分を結露させることで、除湿を行う。したがって、導入された空気の温度が低いと、除湿乾燥機103内で結露した水分が凍結し、除湿乾燥能力が著しく低下するという課題があった。
特に、スラッジといった汚泥は、大量に発生するため、乾燥装置自体も屋外に配置される場合が多い。したがって、冬場になると、外気温は低くなり、上記のような問題は多発するおそれが高い。
本発明は上記の課題に鑑みて想到されたものであり、外気温が低い場合であっても、除湿乾燥機内に凍結が生じない汚泥乾燥装置を提供するものである。
より具体的に本発明に係る汚泥乾燥装置は、
底面は、汚泥を保持でき、かつ通気可能なフィルタで構成され、上面は、吸引用開口、外気取入れ開口、排気用開口が設けられた乾燥容器と、
前記吸引用開口から前記乾燥容器中の空気を吸引し、前記空気を除湿した乾燥風を送出する除湿乾燥機と、
前記乾燥容器の下方に配置され前記乾燥風を前記乾燥容器に送る送風チャンバーと、
前記排気用開口に接続され、前記乾燥容器中の空気を排気する排気ファンを有することを特徴とする。
本発明に係る汚泥乾燥装置は、外気温が低い場合には、乾燥容器と除湿乾燥機の間で空気を循環しながら被処理物(汚泥)を乾燥させる。そして、循環する空気の温度が上昇した場合は、乾燥容器内に外気を取り込み、乾燥容器内の空気と外気の混合気体を除湿乾燥機に戻すようにしたので、外気の温度が低くても、除湿乾燥機の膨張部で水分が凍結することはない。
また、除湿乾燥機側には、取り込む気体の温度に応じて運転方法を変更する必要がないので、汎用の除湿乾燥機をそのまま使用することができ、汚泥乾燥装置としてのコストを低くするという効果も生じる。
本発明に係る汚泥乾燥装置の構成を示す図である。 乾燥容器の蓋体の平面図である。 乾燥容器の詳細図である。 第1運転モード(外気温が高い場合)を説明する図である。 第2運転モード(外気温が低い場合)を説明する図である。 制御器の処理メイン処理を表すフロー図である。 第1運転モードの処理を示すフロー図である。 第2運転モードの処理を示すフロー図である。 従来の乾燥装置の構成を示す図である。
以下に本発明に係る汚泥乾燥装置について図面を用いながら説明を行う。以下の説明は本発明の一実施形態を説明するものであり、本発明は以下の説明に限定されるものではない。つまり、以下の実施形態は、本発明の主旨を逸脱しない限りにおいて、改変することができる。
図1に本発明に係る汚泥乾燥装置の構成を示す。汚泥乾燥装置1は、基本的に乾燥容器10と、除湿乾燥機12と、送風チャンバー14と、排気ファン16と、温度計18と、制御器20で構成されており、外気温度計19を設けてもよい。
乾燥容器10は、汚泥50を入れて乾燥させる容器である。通常直方体形状をしている。材質は、特に限定されないが、鉄に耐食塗装を施した腐食耐候性の高い材料で形成される。汚泥50自体が酸性若しくはアルカリ性溶液を含んでいる場合もあるからである。
乾燥容器10は、通常直方体形状をしている。製造が容易であるからである。ただし、特に直方体に限定されるものではなく、直方体以外の形状であってもよい。ここでは、直方体形状をしているものとして説明を続ける。
乾燥容器10には、蓋体10aが用意される。蓋体10aには、吸引用開口10aaと外気取入れ開口10abと排気用開口10acの3つの開口が設けてある。吸引用開口10aaは蓋体10aの真ん中に設けられる。吸引用開口10aaを挟んで外気取入れ開口10abと排気用開口10acが形成されている。
図2に蓋体10aの上方平面視した状態を示す。このように、後述する除湿乾燥機12への吸引用開口10aaを蓋体10aの中央に設けることで、乾燥容器10内の空気をむらなく吸い上げることができる。また、外気取入れ開口10abと排気用開口10acを離すことで外気のショートカットを防ぐとともに、外気と乾燥容器10内の空気の混合を十分に行うことができ、温度ムラを少なくして除湿乾燥機12へ戻すことができる。これにより、より低温の外気を取り入れても除湿乾燥機12の膨張部12aで水が凍結することはない。
再び図1を参照する。吸引用開口10aaには、除湿乾燥機12の戻り管12cが気密に接続される。排気用開口10acには、排気ファン16の吸引管16cが気密に接続される。外気取入れ開口10abは、密閉蓋11が用意されている(図2も参照)。密閉蓋11は、通常手動で開閉が行われる。しかし、後述する制御器20が密閉蓋11の開閉を行ってもよい。
図3に乾燥容器10の詳細図を示す。図3(a)を参照して、乾燥容器10の底面10bは、枠体10baとフィルタ10bbで形成されている。フィルタ10bbは、汚泥50を保持することができる一方、通気性のある素材で形成される。具体的には、1〜数ミリ程度の貫通孔が形成された金属製のシート部材などが好適に利用できる。
底面10bは、複数の部分で構成され、真ん中から観音開きに下方に向かって開閉できる。より具体的には、図3(b)を参照して、底面10bが扉30および扉32で構成されている。扉30および扉32は、底面10bの対向する辺同士に蝶番31および蝶番33で連結されている。扉30および扉32は開閉のための開閉手段34および開閉手段36がそれぞれ配置されている。
したがって、開閉手段34および開閉手段36の操作によって、底面10bは、下方に向かって観音開きに開き、乾燥容器10内で乾燥された汚泥50は、そのまま直下に落下する。すなわち、汚泥50の取り出しが容易にしかも短時間で行うことができる。
再び図1を参照する。除湿乾燥機12は、吸引した空気から水分を除去し、乾燥風を送り出す装置である。吸引側には、膨張部12aが配置され、排出側には、圧縮部12bが配置される。なお、吸引側は戻り管12cを介して乾燥容器10の吸引用開口10aaに気密に接続されている。
なお、吸引側は、戻り管12cが接続されるだけではなく、外気を直接取り入れることができ、直接吸引口12eも設けられる。また、排出側である圧縮部12bは、送り管12dを介して後述する送風チャンバー14に接続される。
除湿乾燥機12は、吸引した空気を膨張部12aで急激に膨張し温度の下がった冷媒との熱交換により、空気中の水分を、熱交換器を構成する金属のフィン上に結露させることで空気中の水分を除去する。水分を除去された空気は圧縮部12bで再度圧縮され高温になった冷媒との熱交換により高温低湿の空気に変換され「乾燥風Da」となる。なお、圧縮部12bには空気を加熱するヒータが別途用意されていてもよい。
送風チャンバー14は、乾燥容器10の下方に脱着可能に連結されるバッファ空間を作る容器である。形状は乾燥容器10同様の直方体が好適に使用できる。もちろん、直方体以外の形状であってもよい。ただし、乾燥容器10の底面10bと気密に連結できる構成であることが望ましい。ここでは、直方体形状として説明を続ける。
送風チャンバー14は、上面14aが開口し、4つの側壁と底面で形成されている。側壁の1つには、乾燥風Daの挿入口14iが設けられている。挿入口14iは、除湿乾燥機12の送り管12dと気密に連結されている。したがって、挿入口14iから送風チャンバー14内に送り込まれた乾燥風Daは、開口した上面14aから乾燥容器10の底面10bに向かって送られることとなる。
排気ファン16は吸引側から排出側に空気を送る装置である。汚泥乾燥装置1では、乾燥容器10から空気を排出する空気ポンプとして用いられる。排気ファン16の吸引側は、乾燥容器10の排気用開口10acの間と、吸引管16cで気密に接続されている。
温度計18は、乾燥容器10の吸引用開口10aaから除湿乾燥機12の膨張部12aを連結している戻り管12cに配置されている。乾燥容器10から除湿乾燥機12に戻ってくる空気の温度を測定するためである。また、外気温度計19は外気温度を測定する温度計である。
制御器20は、汚泥乾燥装置1の運転全体を制御する。制御器20は、MPU(Micro Processor Unit)とメモリで構成されたコンピュータが好適に利用できる。制御器20は、少なくとも温度計18および排気ファン16と接続されている。また、除湿乾燥機12および外気温度計19と接続され、運転状態および、直接吸引口12eと戻り管12cとの切替を制御してもよい。また、密閉蓋11の電動開閉機構が設けられている場合は、密閉蓋11の電動開閉機構と接続されていてもよい。
以上の構成を有する汚泥乾燥装置1の動作について説明する。図4を参照する。図4は外気温が高い場合の運転状態を示す。この場合は、除湿乾燥機12で作った乾燥風Daを乾燥容器10に送り、汚泥50中の水分を吸った空気Waを排気ファン16で外部に排出する。
より具体的には、まず湿った汚泥50を一定量だけ乾燥容器10に投入する。湿った汚泥50は、底面10bのフィルタ10bb(図3(a)参照)で保持され下方の送風チャンバー14に落下することはない。図4の状態の運転を行う場合は、密閉蓋11で外気取入れ開口10abは塞がれる。また、除湿乾燥機12は、戻り管12cではなく、直接吸引口12eが選択される。図4では、戻り管12cを点線で示し、使用されていない状態を示している。
除湿乾燥機12が稼働し始めると、直接吸引口12eから外気Faが取り込まれ、膨張部12aと圧縮部12bで除湿および加熱された乾燥風Daが送り管12dから送風チャンバー14に送られる。送風チャンバー14では、挿入口14iから送り込まれた乾燥風Daは送風チャンバー14内部に拡散する。送風チャンバー14中で拡散した乾燥風Daは、乾燥容器10の底面10b全面から乾燥容器10内に侵入する。
乾燥容器10内に侵入した乾燥風Daは、湿った汚泥50中を通過し、乾燥容器10の蓋体10aに向かって流れる。この時、乾燥風Daは汚泥50中の水分を取り去る。水分を吸った空気Waは、蓋体10aの排気用開口10acから吸引管16cを介して排気ファン16によって吸引され、外部に放出される。このような運転を第1運転モードと呼ぶ。
制御器20は、除湿乾燥機12からの乾燥風Daの送り出し量と、排気ファン16による排気量をバランスさせるように、除湿乾燥機12と排気ファン16の運転状態を決定する。
図4では、除湿乾燥機12は外気Faを直接取り込んで除湿する。膨張部12aでの除湿動作は、ヒートポンプ内の冷媒を一気に膨張させることで低温にし、この低温冷媒との熱交換により空気中の水分を結露させることで除湿を行う。この際空気は一気に15℃前後温度が低下する。したがって、膨張部12aに取り込んだ空気の温度自体が15℃より低い場合は、除湿の過程で空気の温度は0℃を下回る。
すると、膨張部12aを構成する、例えばアルミのフィン表面に結露した水分は凍結してしまう。これにより熱交換効率が悪くなり、除湿機能が低下してしまう。
そこで、本発明に係る汚泥乾燥装置1は、膨張部12aに取り込まれる外気Faの温度が一定温度(例えば上記の15℃)を下回った場合は、図5に示す運転モードに切り替える。
図5を参照する。図5では、除湿乾燥機12は、膨張部12aへの空気の取り込みを戻り管12cで行うように切り替える。図5では、直接吸引口12eが使用されていないことを点線で表した。この切替は制御器20によって行われてよい。次に密閉蓋11を開口状態にする。すなわち外気取入れ開口10abを開放状態にする。
この状態で汚泥乾燥装置1が稼働を開始する。なお、湿った汚泥50はすでに乾燥容器10内に投入されているとする。除湿乾燥機12は戻り管12cを介して乾燥容器10内の空気を膨張部12aに取り込み、圧縮部12bを通過させて、除湿、加熱を行い乾燥風Daとして送り管12dから送風チャンバー14に送る。
送風チャンバー14に送り込まれた乾燥風Daは乾燥容器10の底面10bの全面から乾燥容器10内に入り、湿った汚泥50の水分を取り去る。水分を吸った空気Waは、蓋体10aの吸引用開口10aaから戻り管12cによって除湿乾燥機12に戻される。
この運転モードでは空気は乾燥容器10と除湿乾燥機12の間を循環する。また、供給される乾燥風Daは温度が60℃近くまで高くなる。したがって、循環している間に空気の温度は徐々に高くなってくる。しかし、空気の温度が高すぎると、冷媒の温度も高くなり、膨張部12aでの除湿効果が低くなり、効率的な除湿が行えなくなる。
そこで、戻り管12c中の空気の温度が一定以上になった場合は、排気ファン16を稼働させる。排気ファン16を稼働させると、乾燥容器10内の一定量の水分を吸った空気Waが外部に排出される。そして、排出されたのと同量の外気Faが外気取入れ開口10abから乾燥容器10内に導入される。
外気Faと混合された乾燥容器10内の空気は水分を吸った空気Waとなり戻り管12cを通り、除湿乾燥機12の膨張部12aに送られる。つまり、排気ファン16を稼働している間は、乾燥容器10と除湿乾燥機12の間を循環する空気の一部は外気Faと入れ替えられる。結果、循環する空気の温度は下がるが、一気に外気温度まで下がることはない。
膨張部12aに取り込まれる空気の温度は温度計18で常にモニタされている。したがって、循環している空気の温度が一定値以下になったら、排気ファン16を停止させる。このように、外気温度が低すぎる場合は、乾燥容器10と除湿乾燥機12の間で空気を循環させて、膨張部12a内での結露した水分が凍結しないように運転を続けることができる。
また、循環している空気を冷やす場合は、一度乾燥容器10内に外気Faを取り込み、乾燥容器10内の空気と混ぜてから除湿乾燥機12に戻すので、除湿乾燥機12内で水分が凍結することを回避できる。図5で説明した運転モードを第2運転モードと呼ぶ。
湿った汚泥50は汚泥乾燥装置1中で所定時間乾燥させると、大部分の水分が抜ける。所定時間乾燥させたら、除湿乾燥機12および排気ファン16を停止させる。次に乾燥容器10を釣り上げて、所定の位置まで運び、そこで、底面10bを開く。底面10bは観音開きに開くため、乾燥容器10内の汚泥50は全て排出される(図3も参照)。汚泥50を排出する手順は第1運転モードおよび第2運転モードで変わらない。
図6には、制御器20の処理フローをまとめて示す。季節に応じて手動で運転モードを変えてもよいが、以下では外気温度計19で外部温度を確認する場合について説明する。汚泥乾燥装置1が稼働をスタートすると(ステップS100)、終了判定が行われる(ステップS102)。終了判定は、稼働開始時刻から一定時間経過したか否かであってもよいし、緊急停止ボタンによる指示であってもよい。終了する場合(ステップS102のY分岐)は、停止する(ステップS120)。終了しない場合(ステップS102のN分岐)は、外部温度Tcを確認する(ステップS104)。外部温度Tcは外気温度計19によって確認することができる。
次に外部温度Tcと閾値温度Th0を比較する(ステップS106)。そして、外部温度Tcが閾値温度Th0より高い場合(ステップS106のY分岐)は、第1運転モードを行い(ステップS108)、そうでなければ(ステップS106のN分岐)第2運転モードを行う(ステップS110)。
ここで第1運転モードは図4で説明した運転であり、第2運転モードは図5で説明した運転である。したがって、閾値温度Th0は、外気Faを直接除湿乾燥機12の膨張部12aに導入した場合、膨張部12a内で水分が凍結する温度である。おおよそ13℃〜17℃程度の温度が一般的である。
第1運転モード(ステップS108)、第2運転モード(ステップS110)に進んだ処理は、各モード内で一連の処理を行った後、再びステップS102の終了判定に戻り、処理の停止若しくは処理の継続が判断される。
図7には第1運転モードの処理についてフローを示す。第1運転モードの処理が開始されると(ステップS200)は、密閉蓋11を閉じ、除湿乾燥装置12の膨張部12aの取り込みを直接吸引口12eに切り替えるという運転設定を行う(ステップS202)。なお、ステップS200は、図6で示したステップS108と同じである。また、運転設定(ステップS202)は、すでに設定されている場合はスキップしてもよい。
次に圧縮部12bが送り管12dから送り出す乾燥風Daの量と排気ファン16が排出する排気量が一定になるように調節する(ステップS204)。この量は外部温度Tcと除湿乾燥機12の性能によって変化する。そのため、除湿乾燥機12の運転状態に合わせて排気ファン16の運転状態を合わせるのが好ましい。そして図6のメインの処理にフローを移す(ステップS206)。つまり、メインのステップS102に戻る。
図8に第2運転モードの処理のフローを示す。第2運転モードが開始されると(ステップS300)、運転設定が行われる(ステップS302)。ここでの運転設定は、密閉蓋11を開き、除湿乾燥機12の膨張部12aの取り込みを戻り管12cに切り替える処理である。すでに運転設定(ステップS302)が行われている場合はこの処理をスキップしてもよい。
次に戻り管12c内の空気の温度Trを確認する(ステップS304)。そして、高温設定温度Th1および低温設定温度Th2と温度Trを比較する(ステップS306およびステップS308)。
高温設定温度Th1より戻り管12c内の空気温度Trが高ければ(ステップS306のY分岐)、循環している空気の温度を下げる必要があるので、排気ファン16を稼働状態にする(ステップS310)。この時、除湿乾燥機12の送り出し量と排気ファン16の排気量を同じにするのは言うまでもない。
また、高温設定温度Th1より戻り管12c内の空気温度Trが低く(ステップS306のN分岐)、低温設定温度Th2よりも低い(ステップS308のY分岐)場合は、循環する空気の温度Trが低すぎるので、排気ファン16の運転を停止する(ステップS312)。
また、高温設定温度Th1より戻り管12c内の空気温度Trが低く(ステップS306のN分岐)、低温設定温度Th2よりも高い(ステップS308のN分岐)場合は、循環する空気の温度Trは適正値であると判断し、処理をメインに戻す(ステップS314)。
以上のようにして、汚泥乾燥装置1によって、汚泥50を乾燥させることができる。また、汚泥乾燥装置1は、除湿乾燥機12の膨張部12a内で凍結しないように構成されており、寒冷地や、冬場の屋外であっても、汚泥50を乾燥させることができる。また、第1運転モードより第2運転モードの方が除湿乾燥機の負荷が減り省エネになり、第2運転モードの運転時間を長くできる。
本発明に係る汚泥乾燥装置は、工業的に発生する汚泥の乾燥に好適に利用することができる。
1 汚泥乾燥装置
10 乾燥容器
10a 蓋体
10aa 吸引用開口
10ab 外気取入れ開口
10ac 排気用開口
10b 底面
10ba 枠体
10bb フィルタ
11 密閉蓋
12 除湿乾燥機
12a 膨張部
12b 圧縮部
12c 戻り管
12e 直接吸引口
12d 送り管
14 送風チャンバー
14a 上面
14i 挿入口
16 排気ファン
16c 吸引管
18 温度計
19 外気温度計
20 制御器
30 扉
32 扉
31 蝶番
33 蝶番
34 開閉手段
36 開閉手段
50 汚泥
Da 乾燥風
Wa 水分を吸った空気
Fa 外気
Tc 外部温度
Th0 閾値温度
Tr (戻り管12c内の空気の)温度
Th1 高温設定温度
Th2 低温設定温度

Claims (3)

  1. 底面は、汚泥を保持でき、かつ通気可能なフィルタで構成され、上面は、吸引用開口、外気取入れ開口、排気用開口が設けられた乾燥容器と、
    前記吸引用開口から前記乾燥容器中の空気を吸引し、前記空気を除湿した乾燥風を送出する除湿乾燥機と、
    前記乾燥容器の下方に配置され前記乾燥風を前記乾燥容器に送る送風チャンバーと、
    前記排気用開口に接続され、前記乾燥容器中の空気を排気する排気ファンを有する汚泥乾燥装置。
  2. 前記乾燥容器の前記底面は、下方に向かって観音開きで開閉できる請求項1に記載された汚泥乾燥装置。
  3. 前記除湿乾燥機が吸引した前記空気の温度を測定する温度計と、
    前記温度計の温度に基づいて前記排気ファンの運転を制御する制御器をさらに有する請求項1または2に記載された汚泥乾燥装置。
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